ラーゼフォン (TV)
- 2002年1月21日 ~ 2002年9月10日放映(フジテレビ) 全26話
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦MX(2004年)
概要
原作・監督の出渕裕が『勇者ライディーン』へのリスペクトを込めて作った作品。後にTVシリーズとは結末の異なる劇場作品も制作された。またTVシリーズと同時期に、登場人物の人数・性格・設定が異なる漫画版がサンデーGXにて連載され、単行本が刊行された。
ストーリー
西暦2015年、突如東京上空に現れた謎の侵入者MU。東京はドーム型空間・絶対障壁により封鎖され、内部に残された人類は外の世界は既に滅亡したという偽りの情報を与えられて暮らしていた。しかし、外では時間のずれが生じており、連合機関TERRAの元でMUへの反攻作戦が考えられていた。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
TERRA
バーベム財団
MU(ムーリアン)
- 公安
- 原作で登場した公安。太り形と痩せ型が登場。
ヨロテオトル
その他
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
TERRA
MU
ドーレム
ヨロテオトル
用語
- TERRA
- 対MU戦略研究機関。本拠地をニライカナイ(鹿児島県 熊手群 神至市及び根来町)に置くが、外部での作戦行動時には空母「リーリャ・リトヴァク」を基点として活動を行う。
- MU
- 異世界からこちら側の地球に接触してきた、青い血を持つ人類「ムーリアン」の集団。第一次MU大戦においては土人形「ドーレム」を使役するなど超常の力を発揮し、多くの人々を死に追いやる。その後TOKYO JUPITERを形成して中に閉じこもり、15年の間活動を停止していた。
- TOKYO JUPITER
- MUが東京・羽田沖を中心に半径数10キロにわたり形成した閉鎖空間。木星表面に似た外観から名付けられた。TOKYO JUPITERの内部と外部では時間の経過スピードに5倍の違いがある。
- TDDU
- トランス・ディメンション・ドライブ・ユニットの略。これを装備した機体はTOKYO JUPITERの絶対障壁を突破することが可能。オーバーロード作戦の際には同ユニットを装備したALIELで遙が内部への侵入を決行した。
- イシュトリ
- ラーゼフォンが持つ『心』のような存在。
綾人のイシュトリは美嶋玲香、久遠のイシュトリは綾人の姿を模していた。 - オリン
- ラーゼフォンの奏者。小説版では「ラー」と表記される。17歳の時のみ、世界を『調律』する資格が与えられる。オリジナルは久遠。綾人は遺伝子情報から生み出された、人工の奏者。
- ヨロテオトル
- オリンがイシュトリを受け入れたもの。ここに至らない限り、『調律』は行うことができない。この状態に至った綾人は銃で打たれても死ななかった。
小説版では「ラー」を乗せない状態の船である「ゼフォン」が「ラー」を乗せた時に、『調律』の力を持つ「ラーゼフォン」が誕生する。 - M型人間標本
主題歌とBGM
- オープニングテーマ
-
- 「ヘミソフィア」
- 作詞:岩里祐穂、作曲・編曲:菅野よう子、歌:坂本真綾
- 『MX』で採用。バイオリン風の音色を用いた、透明感あるアレンジは大好評。
- エンディングテーマ
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- 「夢の卵」
- 作詞・作曲・編曲:橋本一子、歌:橋本一子、橋本まゆみ
- 劇中BGM
-
- 「the chariot」
- 作曲:橋本一子
- 『MX』『SC2』で採用。
- 「quantum corridor」
- 作曲:橋本一子
- 『MX』『SC2』で採用。
- 「the second sorrow」
- 作曲:橋本一子
- 「夢の卵」のアレンジ。
- 『MX』『SC2』で採用。
登場作と扱われ方
- スーパーロボット大戦MX
- 初参戦。『新世紀エヴァンゲリオン』『GEAR戦士電童』と共にストーリーの中核を担う。また『勇者ライディーン』とのクロスオーバーが展開されるなど扱いは良い。また本作屈指のトラウマイベントとして原作の「ブルーフレンド」が再現されている。
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
主要スタッフ
- 制作
- BONES
- 監督
- 出渕裕
- キャラクターデザイン
- 山田章博(原案)
- 菅野宏紀(アニメーションキャラクター)
- メカニックデザイン
- 佐藤道明
- 佐山善則
- 音楽
- 橋本一子
商品情報
DVD
DVD BOX
DVD
ラーゼフォン 多元変奏曲
その他
- ラーゼフォン 蒼穹幻想曲
- ラーゼフォン本編終盤の時期に発売されたアドベンチャーゲーム。プラットフォームはPS2。キャラゲーにしては凄まじい程の出来で、あり得そうでなかった展開が複数展開され、名前のついているキャラクター(メイン、モブ問わず)エンディングが用意されている凝りっぷり。システムもアドベンチャーにしてはかなり良質のつくりをしており、アドベンチャー好きのユーザーや視聴者も揃って楽しめるゲームとなっている。