ジェノアスOカスタムは『機動戦士ガンダムAGE』の登場メカ。
第2部・アセム編における地球連邦軍の量産型MS「ジェノアスII」をオブライト専用にスラスター増設等の近代化改良を施した機体。第3部・キオ編の時点では既に旧式と化して、前線から軒並み退いていたジェノアスIIだが、オブライトの要望により、改修を続けながらジェノアスに乗り続けている[2]。「O」はオブライトの略と思われる。
単独で飛行能力を持たないため、飛行戦を行う際はサブフライトシステム「ウェイボード」に搭乗する必要がある。カラーリングは白と青のツートンだが、これは第2部・アセム編におけるディーヴァ所属のジェノアスIIとアデルを踏襲したものである。
最終決戦では破損したライフルを放棄し、ビームサーベルのみでレイルの駆るギラーガ改を撃破、さらに手負いかつビットが使用不能とはいえXラウンダーであるフラムが乗るフォーンファルシアを相討ちに持ち込み、ディグマゼノン砲に巻き込まれ消滅した。
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品。序盤から参加し、「オブライトの家」であるディーヴァごと撃沈フラグをへし折り最終話まで使用できる。
- ほかのディーヴァ所属の機体が飛べるうえにボーナスで空適応を持っているのに対し、本機は飛べずボーナスが陸適応となっているので一歩劣る印象は拭えない。経験値ボーナスやバリアが付くのでレベル上げが遅れたユニットの育成に活躍できるかもしれない。オブライトが「不屈」を使えるので、バリアまでいければ最低8000ダメージまでは安全になるのが強み。タッグの相手はシャナルアのクランシェか、宇宙戦ならばアセムのガンダムAGE-2ダークハウンドあたりがベター。特にクランシェならば射程がほぼ完全に一致、こちらは空適応が貰え、あちらは不屈バリアで防御が高まる。他作品ならばゴーグなどの受け型のスーパーロボットと組むと良いだろう。
- 武装こそ少なく射程も4と短いが、すべての武器にP属性が付いており、最強技であるオブライトスペシャルは必要気力なしで消費EN10と超低燃費。ただし、オブライト自身は格闘寄りのステータスであるのに対して、オブライトスペシャルが射撃扱いなのが玉に瑕。
- ちなみにアビス隊の機体は本機を含め、最強武器が使いやすい代わりにほかが微妙な一芸特化仕様となっている。その中でOカスタムは、最強武器にトドメ演出がある、フラグなしで残るなど微妙に優遇されている。
- シールド
- 左腕に装着。ビームサーベルを1基搭載。
- ドッズライフル
- 元はクランシェ用の武装で、持ち手の部分が規格に合うよう改造されている。
- ビームサーベル
- 手持ちのビームサーベル。シールドに1基装備。原作ではフラムに止めを刺した時の演出が印象的。
- シグマシスライフル
- 小説版で使用。
- オブライトスペシャル
- 『BX』にて登場。全武装を使った連携攻撃。ライフルを連射した後にショルダータックルを食らわせ、吹っ飛んだ敵にビームサーベルを突き刺す。そして最後に逆手持ちのサーベルで止めを刺す。
- 空中で回転するサーベルをキャッチするモーションは最終決戦でレイルのギラーガ改を撃墜する場面、手首を回転させサーベルを振り下ろすモーションはフラムのフォーンファルシアと相打ちになった場面の再現である。
- 『BX』には相討ちイベントが存在しないので、ギラーガ改やフォーンファルシアをこの技で倒すのもまた一興か。
- 剣装備、盾装備、銃装備
- 切り払い、シールド防御、撃ち落としを発動。
- 陸
- 飛行はできない。原作ではサブフライトシステムの「ウェイボード」に乗っていた時もあった。
- M
- BX
-
- 初期段階:装甲値+100 経験値+10% 地形適応:陸A
- 第二段階:装甲値+125 経験値+15% 地形適応:陸A
- 第三段階:装甲値+150 経験値+20% 地形適応:陸S バリア1000
- 最終段階:装甲値+200 経験値+30% 地形適応:陸S バリア1250
- 「ガンダムAGE-3~覚醒」
- 『BX』にて採用。
- クランシェ
- 武装等を流用している。
- 第4部・三世代編のOP映像にて、AGE-1がAGE-2、AGE-3へと切り替わっていく演出が有るが、当機体もジェノアスIIからジェノアスOカスタムへと切り替わる演出が成されている。
- このためか「進化するガンダム」になぞらえて「進化するジェノアス」と視聴者から評された(一方、通常のジェノアスはパイロットが違うためか、登場していない)。
- ↑ [ MS]、機動戦士ガンダムAGE 公式サイト、2022年1月23日閲覧。
- ↑ 第3部・キオ編OP映像からして、ジェノアスOカスタムはおそらく第2部・アセム編からオブライトが搭乗し、彼の婚約者であるレミ・ルースが整備していたジェノアスII(オブライト機)を改修したものと思われ、これが事実ならば可動年数20年以上とかなり年季が入った代物である。