不老不死
不老不死とは、主に「永遠の若さと不死身の身体を持つ者」として表現される概念。
概要[編集 | ソースを編集]
ノンフィクションでは盛んに取り上げている。しかし、不老不死の身体を得たといっても、「肉体」そのものが消滅すれば「魂」だけの存在となる。「魂」となっても「別の肉体」に乗り換えて生き延びる者もいるが、これは「不老不死」とは言えない。
またSF作品等では、人工的に低温睡眠状態に置く事によって肉体の老化を防止する(≒不老)「コールドスリープ」という方法が存在しているが、必ずしも肉体が不死身になっているわけではないので(=死期を遅らせているだけ)、こちらも「不老不死」とは言い難い(実際に『機動戦士ガンダムUC』において、サイアム・ビストがその事について言及している)。
スパロボの作中では「永遠に死なず、苦しみから逃れられない輪廻」として、しばしば表現される。とはいえ、クルーゼの様な若くして余命いくばくも無い者や、エルの様に幼くして命を散らした者の事を考えると、「永生き(ながいき)が出来る、もしくは永生きしてきた者の贅沢な悩み」とも受け取れ、取り扱いが難しい境遇と言える。一言で言い括ると「やりたい事が有るうちは天国、無くなると地獄」と言える。
不老不死のキャラクター[編集 | ソースを編集]
版権作品[編集 | ソースを編集]
スパロボに登場したキャラクターのみ記載する。
- オルドナ・ポセイダル
- ペンタゴナワールドを支配する女性。20代の若さだが、実年齢は60歳を超える。本名は「ミアン・クゥ・ハウ・アッシャー」。
- フル・フラット
- サート・スターの管理者。60歳を超えても若さを保っているものの、心は病んでおり生きる事に地獄すら感じている。
- アマンダラ・カマンダラ
- 真のポセイダルであり、バイオリレーションシステムより自身を含め、ミアンやフラットに不老不死を与えた。しかし、システムが切られると一瞬にして不死を保てず死亡する。ミアンの手でシステムが切られて、ミアン共々死亡した。
- クライン・サンドマン
- G因子と呼ばれる特殊な資質を持ち、それによって「永久新陳代謝機能」という能力を発動させることにより不老不死を保っている。その状態では頭髪の色が変わるため、容易に識別できる。
- 不動GEN
- 原作では不老不死どころか、素性は不明。Zシリーズでは「太極の呪い」によって死ねない身体が明言されている。
- 村雨健二
- 「不死身の村雨」の通り名の通り、“死ねない”身体を持つエキスパート。頭部を銃弾で打ち抜いても生き返ったが、身を挺してバリアを破ろうとした際に炭となって散った後の描写は無かった。
- キリコ・キュービィー
- 不老ではないが、不死。骨盤骨折を負った1週間後に戦場へ赴く等、その回復力も凄まじいが、それ以外でも如何なる死亡確定な状況でもその状況自体を自分が生き延びる環境に変えてしまう異能生存体であるとされている。作中では心臓を撃たれたはずなのに生きていたり、宇宙から地表へ宇宙船諸共落とされて爆発に巻き込まれたのに数日で回復したり…。
- C.C.
- 膨大な時間を過ごしており、火あぶりなどの処刑にかけられた経験も存在するらしい。またギアスを他者に与える能力は不老不死と大きく関係しており、素性と不老不死になった経緯は『R2』にて語られている。Zシリーズでは不動GENと同様「太極の呪い」と関係しているようだ。
- V.V.
- 実年齢は60代だが、幼い時にコードを獲得した事で不老不死となる。『R2』終盤でシャルルにコードを奪われた事で死亡する。
- ルルーシュ・ランペルージ
- 父シャルルが無意識の内にコードを継承させた事で不老不死となる。『復活のルルーシュ』の事件後は「L.L.」と名乗るようになる。
- ヴィラル
- 中盤にてロージェノムから不老不死の力を与えられる。
- 全てのファクター
- マキナから移植されたナノマシンにより、マキナの方が破壊されない限り不老不死。ただし肉体の損傷が著しい場合など、人としての肉体を保てなくなることもある。
- ティベリウス
- 魔導書「妖蛆の秘密」と契約したことで不老不死となったが、これを消滅させられると消滅する。
- 厳密には死体が意思を持って行動しており、通常の手段で倒されても死体のまま蘇ってくる。
- エンブリヲ
- 多元世界に干渉する超エネルギー「ドラグニウム」の影響により、限りなく不老不死に近い身体を持つ。
- 時縞ハルト達ヴァルヴレイヴのパイロット
- マギウスとなった事で不老不死と化してしまった。
- アレクシス・ケリヴ
- 不死不滅の肉体を持ち、悠久の時を過ごす中で自分の欲求を満たすために人間の情念を利用してきた。
- 青馬剣之介時貞などの纏い手
- グロングルのパイロットは認証時に体内にナノマシンが注入される。剣之介は戦国時代に負った瀕死の重症を再生する過程で大部分をナノマシンへ置換されたため、不老不死となっている。
- スペルビア
- 彼らデスドライヴズは不死の存在であり、何度倒されても復活する。そのため理想の死を求めて地球に襲来した。中でもスペルビアは武人の如く誉れ高い死が望みであり、理想のために「推して参る」。
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
- ギリアム・イェーガー
- 設定では「長命種の超人」と呼ばれ、様々な平行世界へ彷徨する運命を背負っている。現段階では彼の素性は明らかになっていない。『長命種』なので、本来は不老不死という訳ではない。
- イングラム・プリスケン
- 設定では「虚空の使者」と呼ばれ、あらゆる平行世界に存在する「イングラム・プリスケン」に魂を憑依させてあたかも不老不死のような存在となっている。その過程で生み出されたのがクォヴレー・ゴードンであるが、クォヴレーは不老不死となったかは不明。厳密には彼は「不老不死」という存在でない。
- ユーゼス・ゴッツォ
- イングラムを生み出した存在で、クロスゲート・パラダイム・システムにより「超人ゼスト」となって「不老不死を超越した存在」となった。
- ククル
- 邪魔大王国の女王ヒミカの手で不老不死の肉体を得た女性。彼女自身は不老不死については考えもしない。第2次αではクストースのケレンによって肉体が滅び、命を落とす。
- 第2次OGでは、全てが終わった後にバラルの呪縛から解き放たれ、消滅した。
- イルイ・ガンエデン
- ナシム・ガンエデンによりサイコドライバー能力者として見込まれて、不老不死の肉体を得た。最期はガンエデンの鎖から解放され、「一人の少女・イルイ」としての人生を歩む。
- 孫光龍
- イルイにより不老不死の身体と念動力を身に付けた男。生に対する執着が強い。
- ルアフ・ガンエデン
- ゲベル・ガンエデンによりサイコドライバー能力者として見込まれて、不老不死の肉体を得た。最期は力尽きる寸前にシヴァー・ゴッツォの手で粛清される。
- ケイサル・エフェス
- ゲベル・ガンエデンのコア「ゲベル」が、負の無限力を得て「ケイサル・エフェス」となった。最期はαナンバーズらによって倒される。
- アサキム・ドーウィン
- 設定では「太極の呪いにより永遠に死ねない身体(無限獄)」と自称している。太極の呪いを解放すべく、「スフィア」の力を求めている。
- エルガン・ローディック
- 不老であり、200年以上の時を生きてきた。しかし、不死ではないなど身体能力は常人と同様らしく、最期はリボンズに討たれてしまう。
- 御使い
- 真化(正確には惑星エス・テランの全ての生命の物理的融合)によって「命の終焉=死」を持たない永遠の存在となっている。しかし、死するがゆえに発揮される「人間の命の力」には抵抗できないという決定的な弱点を持つ。
- オルブロ
- シルシの適合者が進化に成功し高次生命体になった者達で、クン曰く「不老不死」との事。しかし、願望と絶望を超えた希望の存在ヴァンレイズが真の力を発揮すると不老不死の力を失う。