概要
第7次宇宙戦争時に投入されたニュータイプ用大型モビルアーマー。
地球降下による連邦軍本部強襲制圧作戦だった「ライラック作戦」の切り札であったが、大気圏突入時の戦闘で護衛を失い損傷して本来の降下地点とは異なる北米に墜落し宇宙革命軍の手で隠された。その下にフォートセバーン市が築かれて、市長庁舎の真下に保管されて補修作業が進められた。その姿は人型の胸像の様な艦橋を持つ巡航艇で、艦首から真横に開いて攻撃形態に変形。有線ビームで攻め立てる。またその巨大な機体の関係上、懐に潜り込まれると不利な為ベルティゴ5機による護衛が本来の運用時の仕様として想定されていた。
人工ニュータイプのカリス・ノーティラスが無理矢理生体コアユニットにされ、市長のノモア・ロングの復讐の道具に利用された。その攻撃力は圧倒的だったが、ティファ・アディールの能力の呼びかけなどもあってコアであるカリスが機能不全を起こしたため隙が生じ懐に潜り込まれて機体内部から破壊され、サイコミュダクトごと引きずり出す形でカリスも救出。パトゥーリアも沈黙(漫画版では爆散)した。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦α外伝
- 初登場作品。原作通り1機のみ登場するが、イノセントの「Xポイント」からマウンテンサイクルにより6機出現。この頃は硬い敵なので、集団で群れを成しているところをMAP兵器で纏めて撃破しよう。
- スーパーロボット大戦Z
- 物語事前に1機のパトゥーリアにカリスが生体ユニットにされている。その後もう1機が、新連邦軍がルチル・リリアントのLシステムを搭載して操縦していた。ゲーム中ではその時のパイロットは高性能AI。その後宇宙革命軍により量産され、そのデータにより新連邦軍側でも量産されている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 今回は1機のみ。
装備・機能
- 有線ビーム砲
- 総合計30基の有線ビーム砲端末で敵機を殲滅する。高いニュータイプ能力により、正確無比の射撃性能を誇る。
- 荷粒子砲
- 本体胸部に設置。劇中未使用。なお文字設定に拠れば本来は「身体各所に装備」とされているが具体的に位置が示されているのは前述の胸部砲門一対二基のみである。
- フィールド・ジェネレーター
- ビーム兵器の無効化と力場による飛行能力を担う装置。劇中では防御フィールドとしての描写は無し。
- Iフィールド
- SRWではフィールド・ジェネレーターの防御機能が特殊能力として再現されていない為、代替として採用。
移動タイプ
- 空・宇
- 飛行可能。
- 2L(LL)
- 戦艦クラスの大きさなので、当然といえば当然。
余談
- 型式番号や、有線ビーム砲を備えたニュータイプ用MAであることからブラウ・ブロのオマージュであると思われる。
資料リンク