マクロス (強攻型)

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SDF-1 マクロス 強攻型(Macross Attacked Type)

概要

マクロス」が強攻型に変形した形態。

の裏側へのフォールド失敗によってフォールド機関が亜空間に消滅した際にエネルギーラインの一部も同時に消滅してしまったため、通常の要塞型では艦首の主砲が使えなくなってしまった。そこで、「艦を構成する各ブロックを組み替えて、動力部と主砲を直結させることによって発射を可能とした」のが、この強攻型という形態である。

変形時には艦長の「トランスフォーメーション」の指示で変形し、艦首と後部エンジン部分が左右に真開きする。そして発射態勢に入り、主砲が発射される。

厳密にはこの強攻型はロボットではなくあくまでも母艦の一形態に過ぎないのだが、人型機動兵器として考えるとスパロボシリーズでは、地球側人型機動兵器における最大級のサイズの部類に入る。

強攻型において発生した諸問題

「マクロス」強攻型は応急的に生み出された形態であったため、以下に挙げられる数多くの弊害が劇中において描写された。

そもそも「マクロス」強攻型は本来想定していなかった形態であったため、動力部と主砲は変形しただけでは完全には繋がらず、何と変形の度毎に搭乗員やバトロイドが巨大な回線を抱えて艦内を走り回り手作業で接続している。その上艦内のそれらの接続コネクタの位置は1,200m級という艦体の巨大さおよび応急的な変形シーケンス故に全く同じ位置に固定されることは少なく、変形の度毎に数10m単位で誤差を伴っていた。

また「マクロス」強攻型はその巨体故に変形に3分以上の時間を必要とする。しかも対空・迎撃のために配備されている味方部隊も変形の際には一旦艦内に収容されるため、変形中は防空体制が脆弱化してしまう。その上要塞型の際の航法システムとは噛合わず、推進系や重力制御系に不都合が生じて変形後は巡航速度が極端に低下する。あくまでも敵艦等の大型目標に対する主砲発射の戦闘用形態であるため、接近してくる敵小型機動兵器の迎撃はバルキリー等の航空部隊の奮闘に期待するしかなかった。

さらに先に収容した南アタリア島住民がマクロス内部(強攻型でいう脚部)に都市を建造していたのだが、変形の際には艦内の構造も複雑に変動する。そのため初めてトランスフォーメーションをした際には、変形など想定していなかった市街地は住居が押し潰され、メインストリートは一時宇宙空間にそのまま繋がってしまい内部の物が外に吸い出されてしまう等、事前通達の不十分も相まって多数の犠牲者を出すことになってしまった。

上記の問題の反省を受けてその後は艦内構造の移動に合わせ区画整理が行われ、各箇所にシェルターが設置された他、トランスフォーメーションの際には、変形警報が発令され、マクロスの変形の指示と共に市民への避難誘導を行うようになった。もっとも、住民もその後迅速に避難する等慣れてはきたが、変形の度毎に減少はしたものの被害は出ていた。また艦体ブロックの移動に伴い、区画によっては一時的に出口の無い閉鎖空間になってしまい、変形時に住民が内部に閉じ込められる事態もしばしば発生した。

登場作品と操縦者

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
自軍で随一の戦闘能力を誇る母艦だが、原作同様に使い勝手が悪いので出撃ユニットに頼る他無い。主砲や「アームドアタック」は、ここぞという時に使おう。
ただし、グローバル艦長の能力が低く必中も覚えない為、艦の性能をまともに発揮できない。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
今回はグローバル艦長が必中を覚えるので、攻撃が当たるようになる(熱血など攻撃力上昇系の精神コマンドは無いが)。
スーパーロボット大戦α外伝
ダカール市街に沈着しており、「マクロスシティ」が築かれている。元SDFプリベンターティターンズとの決戦が行われるが…。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

装備・機能

武装・必殺武器

対空ミサイル
対艦ミサイル
超高速電磁レールキャノン
誘導収束ビーム砲
アームドアタック / ダイダロスアタック
両舷に接舷したアームド艦にピンポイントバリアを張り、敵艦に直接打撃を与える。
なお、右舷に接舷した強襲揚陸艦ダイダロスによる「ダイダロスアタック」はアームドアタックに加え、敵艦内に直接デストロイド兵器による攻撃を仕掛ける。
プロメテウスアタック(クラッシュ)
左舷に接舷した攻撃空母プロメテウスによるもう一つの「ダイダロスアタック」。設定上の技であり、本編・ゲーム共に未使用。
主砲
最大2発発射可能なマクロス最大の兵器。戦艦クラスを多数撃沈できる威力がある。『α』では通常版と広範囲マップ兵器版が用意されている。

特殊能力

変形
通常艦へと戻る。
ピンポイントバリア
フォールド装置は消失したが、消失した空間には未知のエネルギーが充満しており、これを利用して装甲の一部をエネルギーフィールドで覆う「ピンポイントバリア」が生み出された。専門のオペレーターが随時操作し、的確な場所にバリアを発生させている。
全方位バリア
マクロス全体を覆う全方位バリアも開発されたが、TV版第19話「バースト・ポイント」において全方位バリアの発動時に、敵艦の攻撃を長時間受け続けた影響でバリアが暴走してしまい、柿崎速雄がこの時に戦死している。SRWでは未再現。

移動タイプ

飛行可能。脚があるのだが、立つならばまだしも歩行は不可能。

サイズ

2L(LL)、3L
α』および『α for Dreamcast』ではLL表記だが、全長が1,200mなので現在では3Lに相当する。