元気爆発ガンバルガー

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元気爆発ガンバルガー
読み げんきばくはつガンバルガー
外国語表記 Energy Bomb Gambaruger
原作 矢立肇
監督 川瀬敏文
シリーズ構成 金巻兼一[1]
脚本 金巻兼一
川崎ヒロユキ
なかむらまなぶ
志茂文彦
静谷伊佐夫
ごうどかずひこ(神戸一彦)
千葉克彦
キャラクターデザイン 近藤高光
メカニックデザイン やまだたかひろ
音楽 長谷川智樹
制作 サンライズ(第5スタジオ)
放送局 テレビ東京系
放送期間 1992年4月1日 -
1993年2月24日
話数 全47話
シリーズ エルドランシリーズ
前作 絶対無敵ライジンオー
次作 熱血最強ゴウザウラー
初登場SRW スーパーロボット大戦NEO
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元気爆発ガンバルガー』は、サンライズ制作のテレビアニメ作品。

概要[編集 | ソースを編集]

仲良しの小学生3人組が正体秘密の変身ヒーローとなり、忍者アクションやコミカルな物語を展開するエルドランシリーズ第2作。

前作『絶対無敵ライジンオー』がOVA化されたり単独イベントも開催された大ヒット作であった分、視聴率などでは劣ってしまう部分もあったが登場キャラクターの数を絞ったことで出番の偏りを気にする必要がなく、主人公3人の個性の掘り下げや周辺のキャラクターとの関わりに話数を割くことができている。

平和な青空町を舞台とし、破天荒とも言えるハチャメチャなドタバタギャグに振り切った作風とシリアス回のメリハリ、終盤のヤミノリウスIII世立花亜衣子のラブロマンスなどから、根強いファンの多い作品である。前作と次回作『熱血最強ゴウザウラー』とは異なり、主人公3人全員にヒロインが登場するのも特徴の一つ。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

青空町に住む小学4年生・霧隠虎太郎は代々続く忍者の家系の出身。ある日のこと、父親である霧隠藤兵衛との忍術修行中、藤兵衛が投げた爆弾が元で大魔界を統べる魔王ゴクアークの封印が解けてしまう。

ゴクアークの復活はエルドランによって防がれたものの、ゴクアークは自分の代わりに尖兵として部下のヤミノリウスIII世を送り込み、人間界の侵略を開始した。ゴクアークを封じなければならず、動くことができないエルドランは、虎太郎とその友人である風祭鷹介流崎力哉に巨大ロボット・ガンバルガーを与え、ガンバーチームに任命する。

ところが、ヤミノリウスが三人と藤兵衛に呪いをかけ、藤兵衛は犬に変身。エルドランからもらったガンバースーツのおかげで辛うじて犬にならずに済んだ虎太郎たちも、「他人に正体がバレると犬になる」という宿命を抱える羽目に陥ってしまう。かくして、秘密のヒーロー・ガンバーチームとヤミノリウスの激しい(?)戦いが幕を開けたのであった。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ガンバーチーム[編集 | ソースを編集]

霧隠虎太郎 / イエローガンバー
主人公。非常に活発でかなりのイタズラ好き。
風祭鷹介 / ブルーガンバー
おとなしい性格で頭が良い。後にゲキリュウガーのメインパイロットを担当。
流崎力哉 / レッドガンバー
野球好きの真面目な正義漢。後にリボルガーのメインパイロットを担当。

青空町民[編集 | ソースを編集]

霧隠藤兵衛
虎太郎の父で、忍術道場の師範。物語開始早々に大魔界の呪いでしゃべる犬にされ、霧隠家の飼い犬「ゴンザレス(通称ゴン)」としてガンバーチームを援護することに。
立花亜衣子
ガンバーチームが通う青空小学校4年1組担任の女教師。
結城千夏
ガンバーチームの同級生。虎太郎とは幼馴染でいつもケンカする仲。ジャーナリスト志望で、校内新聞の特ダネを常に探している。
小牧百合香
ガンバーチームの同級生。天然系のお嬢様で鷹介の片思い相手。
武田桂
ガンバーチームの同級生で生真面目な性格。エルドランシリーズ全作に登場する武田長官の娘。
ブタネコ
青空町を徘徊する野良猫。ゴンが大魔界について記された「御先祖さまの巻物」を発見するたびにそれを横取りし、頭にくくりつけて確保する。大魔界とは無関係なのだが、ガンバーチームにとってはある意味ヤミノリウスと並ぶ宿敵といえる。
SRWには未登場だが、『NEO』では野良猫(ブタネコかどうかは不明)に巻物を横取りされるシーンが存在する。

大魔界[編集 | ソースを編集]

魔王ゴクアーク
大魔界を統べる暗黒魔王。エルドランの妨害で人間界に出ることは叶わなかったが、最終的には人間界に現れ、ガンバーチームと死闘を繰り広げる。
魔王サイアーク
ゴクアークと並ぶ、三大魔王の一人。
魔王レツアーク
ゴクアークと並ぶ、三大魔王の一人。
ヤミノリウスIII世
ゴクアークが尖兵として送り込んだ魔法使い。魔界獣を召喚して人間界を混乱に陥れようとするが、いつもドジばかりしている。ジャーナリスト「闇野響史」として活動することもある。

その他 [編集 | ソースを編集]

エルドラン
地球を守る守護天使。今作ではゴクアークの侵攻を食い止めるべく戦っているため、動くことができない。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ガンバーチーム[編集 | ソースを編集]

魔界獣の能力範囲が大きい分、本作のエルドランロボには修復機能が備わっている。

ガンバルガー
リボルガー
ゲキリュウガー
グレートガンバルガー

大魔界[編集 | ソースを編集]

魔界獣 [編集 | ソースを編集]

ヨロイデル

超魔界獣 [編集 | ソースを編集]

ドカーン

用語[編集 | ソースを編集]

ガンバーチーム
虎太郎・鷹介・力哉の三人によるチーム。
青空小学校
虎太郎たちが通っている小学校。本作では青空町全域がエルドランロボの基地と化しているため、シリーズ他作品の小学校と異なり、エルドランの手で基地に改造されていない。ただしガンバルガーは発進場所を(青空町内であれば)自由に変更できるため、その気になれば青空小学校の敷地を発進場所にすることも可能と思われる。
大魔界
異世界。ヤミノリウスや魔界獣など、敵勢力全体を指す総称でもある。
魔界獣
大魔界に住む生物。後半では、人間界の物質から作られる「超魔界獣」も登場した。
ガラクタン→ガラクタンII
第22話で蘇ったゴクアークが周りにある車や電車を組み合わせて作った魔界ロボット[2]。ガンバルガーとリボルガーの攻撃で1度破壊されるが、新たに再構成されガラクタンIIにパワーアップする。その攻撃でガンバルガーとリボルガーを追い込んだが、ゲキリュウガー登場の火炎で右腕を破壊され元の車と電車に戻ってしまった。SRW未登場。
石ガンバルガー、石リボルガー、石ゲキリュウガ→石グレートガンバルガー
第38話で石魔界獣(超魔界獣イシガンダー(幼生態・SRW未登場)とガンバ―チームと戦闘しようとした際3VS1と言う圧倒的不利に加えヤミノリウスも記憶喪失(さらに言えばその原因を起こした張本人[3])のため超魔界獣になれず戦う手段がなかったための対応手段として石化光線で石にした雲を自らの拳で削り生み出したガンバルガー、リボルガー、ゲキリュウガ―の石像。3体とも意思を持ちガンバ―チームに襲い掛かってくる。3体はグレートガンバルガーに合体するが、こちらも合体(こちらはバラバラに分かれたパーツを組み直したに近い)した物[4]。最終的にガンバーブレストフラッシュで破壊された。SRW未登場。

楽曲[編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「元気爆発ガンバルガー」
作詞:篠原仁志 / 作曲:和泉一弥 / 編曲:米光亮 / 歌:yoshiko
『NEO』『OE』で採用。『NEO』では前奏部分がカットされ、最終回のEDを彷彿させるものになっており、『OE』ではこのバージョン(「元気爆発ガンバルガー(Short)」表記)と別に前奏フルのバージョンがそれぞれ採用されている。
エンディングテーマ
「ガンバー体操」
作詞:川瀬敏文・松宮恭子 / 作曲:松宮恭子 / 編曲:米光亮 / 歌:元気爆発隊
元気爆発隊は、前作の「地球防衛合唱隊」と同じくガンバーチームゴンザレス(藤兵衛)ヤミノリウスIII世の担当声優によるユニット。全部で7番まであるが、テレビでは3番まで使用。
劇中BGM
「ガンバルガー・ミラクル合体&必殺技」
曲名の通り、前半部がガンバルガーの合体バンクシーン、後半部が必殺技「ガンバーファイナルアタック」のBGMである。
『NEO』ではガンバルガーの他リボルガーゲキリュウガーの必殺技BGMとしても採用。
「グレートガンバルガー・必殺技」
グレートガンバルガーの必殺技「グレートファイナルアタック」使用時のBGM。
『NEO』でもグレートガンバルガーの必殺技・合体攻撃のBGMとして採用。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

単独作品 [編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦NEO
初参戦作品。ガンバーチームの正体がバレると犬になる呪いの設定は健在であり、正体の一切を詮索しない条件で仲間になる。中盤に差し掛かる頃に正体がバレるが、すぐ後に犬になる呪いから解放され、正体を隠す必要がなくなる。
なお、虎太郎たちは馬場ラムネ本作主人公の弟である稲葉天音と同級生という設定になっている。シリーズで唯一の「クラスメートがモブキャラでしかない」という部分が、思わぬ形で功を奏したといえるだろう。
スーパーロボット大戦Operation Extend
原作終了後の設定で参戦。そのためガンバーチームも堂々と素面を晒している。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 ロボットみ~っけ! ガンバルガー
ゴウタイガー
マッハイーグル
キングエレファン
魔界獣ジョキラー
第2話 超能力を大はっけん! 魔界獣グモグリン
第3話 秘密がばれちゃう〜! 魔界獣トンガッター
第4話 決闘!バイオリン合戦 魔界獣メロディーン
第5話 ケーキが逃げた!? 魔界獣グリームン
第6話 とんでとんで家庭訪問 魔界獣バタフラー
第7話 町が砂場に大変身! 魔界獣サバクーダ
第8話 ピンチ!ガンバルガー 魔界獣マジョーズン
第9話 超能力でミラクル野球 魔界獣ブクブーク
第10話 イカタコ兄弟ブラザース参上! 魔界獣ショドーン
第11話 鷹介はビリビリ人間!! 魔界獣ウナギトロン
第12話 青空町が歩き出す!? 魔界獣ヤドリール
第13話 合言葉はケ〜ロケロ 魔界獣ケロケリオン
第14話 魔界クジラが空を飛ぶ 魔界獣ゲイバルーン
第15話 出てこい!リボルガー リボルガー
魔界獣ヨロイデル
リボルガー登場
第16話 力哉対ガンバルガー! 魔界獣ジャジャーン
第17話 恐怖!魔界の落とし穴 魔界獣アナホルン
邪悪獣イビキング
ライジンオーがゲスト出演
第18話 ドッキリ魔界肝だめし 魔界獣タヌキング
第19話 走れ!逆転ラーメン 魔界獣シャキゴーラ
第20話 そんなバナナの大決戦 魔界獣バナナーン
第21話 ゴクアーク復活! 魔界獣アカバーナ
カブトムシ型魔界獣
クマ型魔界獣
クラゲ型魔界獣
魔王ゴクアーク
第22話 誕生!ゲキリュウガー ゲキリュウガー
魔界ロボ・ガラクタン
魔界ロボ・ガラクタンII
魔王ゴクアーク
ゲキリュウガー登場
第23話 ききいっぱつの大合体 グレートガンバルガー
超魔界獣ドカーン
グレートガンバルガー登場
第24話 激突!まんがパニック 超魔界獣コミックダー
第25話 ビックリ!透明人間 超魔界獣ゴシゴーシ
第26話 魔界獣はコックさん! 超魔界獣ビック・ナベーダ
第27話 出た!シノビガンバー 超魔界獣キカザッター
第28話 大荒れミラクル運動会 超魔界獣マリオネロン
第29話 磁石でクッツキング! 超魔界獣クッツキング
第30話 宇宙サイズで大暴れ! 超魔界獣レンズドン
第31話 タイムスリップ青空町 超魔界獣チクターク
第32話 風船バスでフ〜ワフワ 超魔界獣バルルーン
第33話 かすみ対ガンバルガー 超魔界獣ラケットン
第34話 魔界キッカイ!?学芸会 超魔界獣シバイラー
第35話 がんばれ!出前一人旅 超魔界獣グローラー
第36話 虎太郎がいっぱい!? 超魔界獣デカメラー
第37話 コタツでデッドヒート 超魔界獣ゴタヒーター
第38話 正義のヤミノリウス!? 超魔界獣イシガンダー
石ガンバルガー
石リボルガー
石ゲキリュウガー
石グレートガンバルガー
第39話 サンタは街の大泥棒! 超魔界獣サンダークロー
第40話 ヒーローはモチ嫌い!? 超魔界獣モチモッチン
第41話 愛した人は魔法使い 超魔界獣スイトッター
第42話 驚き強敵!大マジック 超魔界獣マジンシャン
第43話 完全無欠のデート作戦 超魔界獣ウェザラー
第44話 大魔界の大秘密! 超魔界獣マイチャッター
第45話 三大魔王、大復活! 超魔界獣ウラナイナイ
魔王ゴクアーク
魔王サイアーク
魔王レツアーク
第46話 おれたちは元気爆発! 魔王ゴクアーク
魔王サイアーク
魔王レツアーク
第47話 最終最後の大決戦! 魔王ゴクアーク

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. クレジット上は「ストーリーコーディネイト」表記。
  2. そのためあくまでロボットのため厳密には魔界獣ではない。なお、第22話終了直前に行われたヤミノリウスの紹介シーンでは「魔界獣ガラクタン」と呼称している。
  3. 自ら石化光線で鳥を石に変えた時ヤミノリウスの頭上から落ちて頭をぶつけた
  4. そのため前作(ライジンオー)におけるジャークライジンオーや次作(ゴウザウラーダークゴウザウラーにおける偽物キャラに近い。

商品情報[編集 | ソースを編集]

DVD[編集 | ソースを編集]

DVD BOX[編集 | ソースを編集]

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Blu-ray[編集 | ソースを編集]

CD[編集 | ソースを編集]

書籍[編集 | ソースを編集]

レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]

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資料リンク[編集 | ソースを編集]