セシリー・フェアチャイルド
2013年10月14日 (月) 17:09時点における220.208.163.30 (トーク)による版
セシリー・フェアチャイルド(Cecily Fairchild)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 声優:冬馬由美
- 本名:ベラ・ロナ
- 種族:地球人(スペースノイド)
- 性別:女
- 所属:クロスボーン・バンガード→地球連邦軍→新生クロスボーン・バンガード
- 年齢:17歳(F91)→28歳(クロスボーン・ガンダム)
- キャラクターデザイン:安彦良和
『機動戦士ガンダムF91』のヒロイン。パン屋の娘……というのは表向きで実際はロナ家の一人娘であるベラ・ロナである(ただし、このことについてはストーリー中に彼女自身も初めて知ることになる)。
クロスボーン・バンガードの侵攻時にシーブックらと逃げる途中、兄・ドレルに連れられてロナ家に戻り、祖父・マイッツアーにコスモ・バビロニアの象徴になるように求められる。
当初はそれを戸惑いながらも受け入れるが、後にシーブックと戦場で再会し、彼のいる連邦へと離反。ベラの名を捨て、バグによる大量虐殺を企む父・カロッゾに戦いを挑む。搭乗していたビギナ・ギナからカロッゾの手によって引きずり出された上、宇宙空間に投げ出され行方が分からなくなるが、F91のバイオ・コンピュータの力とシーブックの想いによって無事救出される。
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』における彼女については「ベラ・ロナ」を参照されたし。
前述の通り、パン屋の娘ということでパンを焼くのが得意。またこれを活かし、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』本編終了後にシーブックと共に地球でパン屋を営む。続編である『スカルハート』『鋼鉄の7人』ではシーブックとの間に2人の子供を設け、母となる。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- シーブックで説得できるがNPCであり、自軍には加わらない。ちなみに第2次Gには登場しない。
- 第3次スーパーロボット大戦
- 後半、敵として登場するが、シーブックの説得によって仲間になる。最初から2回行動が出来るので、状況によっては即戦力になるが、補助系の精神コマンドは愛のみで、戦闘面ではひらめきと必中があるものの、熱血を覚えないのが難点。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- ブレックス准将が死亡したルートのみ、終盤アナベル・ガトーと同時に自軍入りする。弱くはないが、有用な補助系の精神コマンドがないのもあり、決め手に欠ける。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 序盤にすぐ加入。クロスボーン・ガンダムからの引用でパンを焼くイベントがあり、同タイミングでシーブックがイモの皮むきをしているのも同じネタ元である。シーブックとの信頼補正があり、NT能力、魂修得、2回行動の早さ等から、シーブックと一緒に出撃させれば使えないパイロットではない。夢があるため応用が利く面白いパイロットでもある。育ててみるのも一考。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シーブックと共に終盤登場。能力は悪くないが覚える精神コマンドがサポート寄り。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- 参入が終盤過ぎて愛がないと使えない。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- 序盤少しと後半で使える。本人はいいが機体が息切れしてくる。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第2部でビギナ・ギナに乗りシーブックと共に参入。カットインが初めて付いた。シナリオ面ではノイ・レジセイアとの最終決戦後、閉じ込められたアインスト空間から脱出するために、バイオセンサーを応用して通常空間への出口を見つける作戦を提案するという、重要な役どころを担った。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 中盤、原作同様の流れで敵対するもすぐに自軍入りする。セシリー自身は必ず仲間になるが、説得した場合はビギナ・ギナと共に自軍に参加し、そのシナリオから使える。フラグを立てた上で説得せず撃破するとガンダムF90Vを入手できる。ビギナ・ギナとF90Vとでは火力が一回り違うので、フラグを立てずにF90Vを入手するのが良い。激励を使えるリアル系のパイロットの中では、特に優秀な存在。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- 戦闘も精神コマンドによるサポートもこなせるバランスの取れたニュータイプ。ダブルヴェスバーを使用するためにも愛機はF90Vで固定か。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 「ベラ・ロナ」の項を参照。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- リンクバトラーからのコンバートでシーブックと共に参戦。本作もシーブックとパートナー補正がある「最強カップル」の片割れ。本作では攻撃、防御に+30%という高い効果がある。NTで二回行動も早いため、彼女の戦闘力も侮れない。夢はなくなり祈りを修得するようになった。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
- F完結編
- ひらめき、てかげん、信頼、魂、激励、夢
- リンクバトラー
- ひらめき、てかげん、激励、祈り、魂、信頼
- 64
- ひらめき、てかげん、信頼、魂、激励、祈り
- α
- てかげん、ひらめき、信頼、愛、熱血、激励
- α for DC
- てかげん、集中、信頼、熱血、期待、激励
- IMPACT
- ひらめき、集中、信頼、熱血、祝福、再動
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
地球連邦軍・レジスタンス
ロナ家
- カロッゾ・ロナ
- 実の父親。妄執に取り付かれ、敵対する。
- ドレル・ロナ
- 腹違いの兄。第2次αではルート次第で共に戦うことができる。
- マイッツァー・ロナ
- 祖父。ロナ家の当主で、コスモ貴族主義の提唱者にしてコスモ・バビロニアの建国者。SRW未登場。
- ナディア・ロナ
- 母。マイッツァー・ロナの娘で、カロッゾ・ロナの妻となったが、彼に対する失望の末に娘のベラ(セシリー)を連れ、不倫相手のシオと共に逃亡した。F91作中ではシオとともに父マイッツァーの元を訪れてセシリーを取り戻そうとするが、果たせずにシオも暗殺され、自身も拘束された。以後の消息は不明。SRW未登場。
クロスボーン・バンガード
- ザビーネ・シャル
- 彼女を「支配者の器」と見定め、女王に擁立しようと執念を燃やす男。
- アンナマリー・ブルージュ
- セシリーに接近するザビーネに不満を持って出奔した。F91本編ではアンナマリーの死後にセシリーが投降したため、味方側での二人の共闘はないが、第2次αでは共闘する。
その他
- シオ・フェアチャイルド
- 義理の父親。かつてカロッゾに失望した母ナディアの不倫相手で、ナディアとともに彼と逃亡し、セシリーはフロンティアIVにて彼の経営するパン屋の娘として過ごしていた。しかし、実はクロスボーン・バンガードと内通しており、フロンティアIV襲撃の際にセシリーをクロスボーン・バンガードを引き渡した。その後はナディアを連れてマイッツアーの元へ訪れたが、その際に暗殺された。SRW未登場。
他作品との人間関係
名台詞
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』における彼女の名セリフは、「ベラ・ロナ」の項を参照。
- 「こうなっちゃったのよ! こうできちゃったのよ! どうすればいい!?」
- 「私はまだ、セシリー・フェアチャイルドよ!」
- 戦場という異常な状況でシーブックと再会した際、彼に「ロナ家に戻るつもりだったんじゃないのか」と問われて。コスモ・バビロニアの女王ではなく、一人の少女としてありたいという彼女の悲痛な叫び。もっとも、その数年後には自らの意志で再び「ベラ・ロナ」を名乗ることになってしまうのだが…。
- 「そうさせたのは、仮面を外すことができないあなたでしょう!」