ひびき洸
ひびき洸(Akira Hibiki)
『勇者ライディーン』の主人公。臨海学園に通う中学3年生で、サッカー部のキャプテンを務める。
ある日突然聞こえてきた謎の声に導かれ、海に出た彼はライディーンと出会う。そして母・玲子から流れるムー帝国人の血によって、ライディーンに乗って妖魔帝国と戦う事を宿命づけられる。
ロボットアニメ初の「美少年主人公」で、本編では幼女から熟女に至るまで幅広い年齢の女性層にかなりモテる。だが、実際はその容姿と相反するかのように割と「お調子者」的な面を見せる事が多く、特に美女に関しては一応、恋人関係にある桜野マリそっちのけでモーションを掛ける事もしばしば。とはいえ、根本的に真面目な性格の持ち主である。
サッカーに精を出す傍らオートレースにも度々出場しているようで、優勝候補の1人に挙げられている事からレーサーとしての知名度も高い模様。また、洸がライディーンのパイロットである事は世間一般にも広く知られている。
行方不明の母に強い想いを抱いているが、それを表に出す事なくいつも明るく振る舞っていた。しかし成長過程で最も必要な時期に生き別れていた事もあり、実際に再会を果たしてからの洸の行動原理は「母親を守る事」に集約されてしまう。母への想いを糧にして通常以上のパワーを発揮する事も有れば、その安否を気遣うあまり暴走して窮地に陥るなど、玲子の存在は物語終盤の洸の戦いに大きな影響を及ぼした。 最終的には最愛の母の死という大きすぎる犠牲を払いながらも、バラオとの最終決戦を制し妖魔帝国との戦いに終止符を打った。
第14話、第28話と2度に亘って絶命した事が有るが、いずれもムートロンの力によって蘇生している(第14話の場合は瀕死状態だったようにも見えるが、洸自身の感覚では「死んだ」ものと認識していたらしい)。
スパロボシリーズにおいて
後述の通り、念動力の設定でスーパー系としては比較的リアル系寄りの能力を持つ。
イベントでの立ち位置はスーパー系の常連組の中では15歳と甲児・竜馬らとは一つ下の世代の為、彼らの後輩的な存在となっており、オリジナルキャラと絡む事も多い。また、上述の「お調子者」的な性格が再現される事は殆ど皆無で、総じて「礼儀正しく爽やかな少年」として描かれている。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦
- 初参戦作品。ゴッドボイスを使いすぎるとリタイアしてしまう。2回行動がスーパー系の中では早めである反面、熱血を覚えないのが欠点だが、リメイク版では修得する。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 第3次と同じくゴッドボイスを使いすぎると最終面でリタイアする。フェードインのデモが今回から用意された。今作は熱血を覚える為、SFC版の弱点が補われ、2回行動もスーパー系の中では同じ一人乗りの破嵐万丈と並んで早い。ただし、精神ポイントの差と宇宙Bである点では万丈より劣る。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- 今回から声が入った。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 顔グラフィックが複数用意された。第3次ではフェードインのデモに原作アニメが使用されている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- シナリオ「溢れる神秘の力」から参戦する。他の主役系パイロットに比べ、やや攻撃力が低いのが難点。中盤、条件を満たすとライディーンに武器が追加される。追加されたゴッドボイスは非常に強力。シャーキンとの対決台詞などの戦闘台詞もわずかながら新規収録されている。
- スーパーロボット大戦COMPACT for WSC
- 援護がLv2まで育つのが特徴。ただし、必中を覚えないパターンが二つあり片方は集中を覚えるのでスキルコーディネイトと機体の改造で多少はフォローが効くが、魂を覚えるパターンでは二軍候補となる。覚醒を覚えるパターンではMAP兵器ゴッドボイスで大活躍。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
- シナリオ「目覚めよ勇者」から参戦する。熱血と気合を必ず覚える。ただし、シーン4終了後永久離脱するのでレベル上げやスキルコーディネイトは不要。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第2部
- シーン5「常闇の国」にて自軍に合流する。必中効果のある精神コマンドが1パターンだけ存在する。その場合、苦戦するだろう。主人公格キャラクターには珍しく援護がLv2まで成長するので援護もこなせるスーパーとして運用するといい。
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- パーソナルデータによっては奇跡を修得する。奇跡を覚えた場合のゴッドボイスは本作最強のマップ兵器と言っても過言ではない。第1部、第2部で持っていた底力がなくなった為、スキルコーディネイトによる補強可能枠が一つ増えた。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 念動力(IMPACTではSP回復の効果がある)持ちなので精神コマンドをガンガン使える。集中力を付ければより効果が高い。『ナデシコ』の参戦により、「なぜなにナデシコ」へ飛び入り出演するイベントが追加されている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回から念動力技能を持つようになった。その為、他のスーパー系より命中、回避において秀でている。『トップをねらえ!』の宇宙怪獣とライディーンに因縁がある為、気力150になるイベントがある。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 未来世界では『0083』組とともに神秘性のある機体繋がりかミリシャに飛ばされるが、何故か年上のコウにタメ口を利いている。スーパー系の中では援護を覚えるのが早いのが強み。妖魔帝国は登場しないものの、戦闘台詞が大幅に収録された。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 第2次αにおける封印戦争と同時期に妖魔帝国と決着をつけた模様。最も登場が早いのはクスハ編である。プロトカルチャーの直系の子孫、古代からの遺産ライディーンの操者、無限力をムートロンという形で引き出す、そして強い念能力者という設定から、版権サイドのサイコドライバー的役割を担った。イルイが早い段階で彼に接触を計っている事からもそれが窺える。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- シャーキン絡みで出番が有り、中盤では彼との決戦が控えている。ライディーンは使いやすい性能に設定されている。
単独作品
- 新スーパーロボット大戦
- プリンス・シャーキンも登場するが戦えるのは1話のみで、これといった因縁も存在しない。熱血を最後に覚えるために、ライディーンは終盤まで火力不足である。
- 新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
- フリーバトルに登場。
- スーパーロボット大戦MX
- 今回は『ラーゼフォン』絡みで出番が多い。洸がIMPACT仕様の念動力持ちなのでやはり精神コマンドをガンガン使える。それに加え、SP回復と念動力は重複するので養成で習得すれば毎ターン30%回復という、恐るべき回復量になる。神面岩からの発進デモでは、極小のスパーカーの姿も確認出来る。なぜかマリとの援護関連の台詞が1つもない。
パイロットステータスの傾向
能力値
ライディーンが遠距離、近距離双方に対応した武装を多く備えている事もあり、格闘&射撃値とも高めに設定されている。また、命中も高い傾向にある。
精神コマンド
スーパー系必須の熱血、気合、ひらめき、必中を修得する。また、スーパー系にしては珍しく集中を覚えることも多い。本人の命中の高さと念動力により、必中でなくても集中で間に合うことも多い。
- 第3次
- 根性、ド根性、集中、必中、気合、加速
- 第3次(PS版)
- 根性、集中、必中、気合、ひらめき、熱血
- 第4次
- 根性、気合、必中、ひらめき、集中、熱血
- 新
- 集中、加速、ひらめき、根性、気合、熱血
- α
- ひらめき、根性、集中、熱血、必中、気合
- α外伝
- ひらめき、集中、気合、熱血、必中、覚醒
- 第3次α
- 直感、集中、鉄壁、気合、熱血、直撃
- IMPACT
- ひらめき、必中、熱血、気合、突撃、覚醒
- MX
- 集中、必中、ひらめき、気合、熱血、覚醒
特殊技能(特殊スキル)
洸と言えば念動力。このため命中率がリアル系並みに高かったり、IMPACT・MXでは精神コマンドが使いたい放題となる。また、スーパー系主人公だが、底力を修得することは殆どない。ライディーンの長い射程を活かす為か援護攻撃Lvが伸びることも特徴。
- 第3次(PS版)
- シールド防御L3、切り払いL2、底力
- 第4次(S)
- シールド防御L6、底力
- 新
- 切り払いL6、底力
- α
- 底力、念動力L9、シールド防御L7、切り払いL7
- α外伝
- 底力、念動力L9、シールド防御L3、援護L1
- COMPACT
- シールド防御L3、切り払いL4、底力
- IMPACT
- 念動力、防御L4、援護攻撃L2、援護防御L2
- MX
- 念動力、切り払いL5、シールド防御L5、援護攻撃L2
小隊長能力
パイロットBGM
人間関係
家族
- ひびき一郎
- 父親。妖魔帝国に石にされて捕らえられてしまう。
- ひびき玲子
- 母親。ムー帝国人。
- ひびき久造
- 祖父。スパロボ未登場だが、新では没データとして一郎と共に彼の顔グラフィックもデータとして入っている。
臨海学園
- 桜野マリ
- ガールフレンド。原作でもスパロボでも相当なラブラブっぷりを見せ付けてくれる。
- 荒磯ダン
- サッカー部の副キャプテンで親友。彼の率いるレッド団や荒磯自身が起こす割とシャレにならない悪戯で窮地に陥り、制裁を加える事も有るが彼との友情は篤い。スパロボ未登場だが、新の没データに彼の顔グラフィックが入っている。
- こっぺ、とび俊、のすけ
- サッカー部の後輩にしてレッド団メンバー。悪戯の原因の大半は彼等によるものだが、可愛い後輩ゆえか叱責する事は少なかった(その分の皺寄せが荒磯に向けられているが…)。スパロボ未登場。
- アッちゃん
- のすけの妹で、洸に一目惚れした幼女。「次郎長」という子ワニと共に行動し、時には荒磯そっちのけでレッド団を仕切る。スパロボ未登場。
ムトロポリス
- 東山大三郎
- 普段は彼が所長を務めるムトロポリスを生活の拠点にしている。
- 神宮寺力
- コープランダー隊のリーダー。当初はお互いにソリが合わなかったようだが、戦いを通じて無二の戦友となる。
- 明日香麗
- コープランダー隊のメンバー。洸も彼女も互いに「仲間」以上の感情は抱いていないが、その仲を邪推したマリによって散々な目に遭わされる事もしばしば。
- 猿丸太郎
- コープランダー隊のメンバー。終盤ではライディーンのパワーアップを巡って、彼と大いに頭を悩ませる。
妖魔帝国
- 妖魔大帝バラオ
- 妖魔帝国の長。その強大な魔力に対抗する為にはラ・ムーの星を発動させる以外に手段が無く、洸にとっては間接的に玲子の生命を奪った怨敵である。
- プリンス・シャーキン
- ライバル。実は血縁関係。
- アギャール将軍
- 初代戦闘指揮官。第18話では彼の「裏切り行為」を愚直に信用した結果、窮地に陥ってしまう。
- ダルダン提督
- 2代目戦闘指揮官。アギャールとは真逆な搦め手の戦術を得手とする彼には苦戦させられた。SRW未登場。
- 豪雷巨烈
- 巨烈兄弟の兄。歴代幹部の中で最も苦しめられた相手。
- 激怒巨烈
- 巨烈兄弟の弟。第39話ではスパーカーを使って彼に白兵戦を挑む。
- リディア
- 第13話登場のゲストキャラ。玲子に似た女性の写真を持っていた為、洸は母親の消息を知る手掛かりとなるやも知れぬ彼女を守ろうとするが、その正体は中世の魔女狩りで人間に虐殺された女性の怨霊が化石獣となった妖変美女シュラガだった。正体を知った後でも洸は彼女との戦いを拒むが、最終的には止む無く撃破した。SRW未登場。
- 母さん(仮称)
- 第34話で暗殺者に襲われ負傷した洸を手当てした女性だが、その母性に思慕の念を抱いた洸は「母さん」と呼び慕う。だが彼女の正体は豪雷巨烈の部下であり、豪雷に洗脳され巨烈獣ガルジャー(SRW未登場)に搭乗し洸を襲う。戦いの煽りを受け負傷した事で洗脳が解けるも、既に瀕死の状態だった彼女は自身も洸と同じムー帝国の末裔である事、(恐らくは豪雷に人質に取られているであろう)夫や子供の為に洸を罠に掛けた事を告白。遺言として自身の遺体を神面岩の沖合に沈めるよう懇願し、事切れた彼女の死に洸は慟哭する。
洸以外のムー人の末裔の存在を示唆するなど重要なゲストキャラではあったが、本編で彼女の名前は一切明かされずEDテロップでも「女」と表記されているのみであった。SRW未登場。 - 岬百合香
- 第36話で臨海学園に転校してきた美少女。記憶喪失症を患っており「岬百合香」という名前は保護してくれた病院長が与えたもので、自分の本名すら思い出せない。知り合って間もない洸と直ぐに打ち解け(ほとんど恋人同士のような)友人関係を構築する。だが、彼女の正体は幼少時に妖魔帝国に攫われ、巨烈獣マダンガーの心臓部へと改造された生体ユニットであった。後に記憶を取り戻した百合香は自身の存在が洸を危機に追い込んでいると確信し、激怒巨烈を利用して巨烈獣化。マダンガーに追い詰められたライディーンを庇い致命傷を負うも、それによってマダンガーを撃破し洸を守り抜いた事に満足して息絶える。彼女の亡骸は洸によって手厚く埋葬された。SRW未登場。
他作品との人間関係
スーパー系
ラーゼフォン
- 神名綾人
- ライディーンと多くの共通点を持つロボット・ラーゼフォンの奏者。MXやSC2では関わる場面が多く、共に物語で重要な役目を担う事に。
- 美嶋玲香
- MXやSC2では彼女にも導かれる。
- 如月久遠
- MXでは直接的な絡みこそ無いが、何度かライディーンに対するメッセージを送られ、終盤では綾人の姿をした彼女のイシュトリを目撃している。
- 如月樹
- MXのEDでは、最終決戦で『ラ・ムーの星』を失い意気消沈しているところを、ムトロポリスのスタッフとなった彼から励まされる。
- エルンスト・フォン・バーベム
- ラーゼフォンの開発者であり、ある意味ではバラオとは別の意味で太古の母の代より因縁にある敵。MXやSC2では彼に『ラ・ムーの星』を狙われるが、「調律」寸前に発動させた事で彼の目論見を打ち破った。
その他のスーパー系
- 神北恵子
- IMPACTでは後述するエクセレンとの遣り取りを見ていた彼女から、2人が付き合っているものと誤解されるが、洸は爽やかに否定した。
- 葵豹馬
- 旧シリーズでは対等の友人で、αシリーズ等では先輩格。
- 流竜馬
- サッカー部のキャプテン同士という接点もあり、仲の良い先輩という立ち位置。
第3次αでは彼からラクス・クラインのサインを貰ってくるよう頼まれる一幕も。 - 兜甲児
- 竜馬と共にストーリー開始前からの知り合いという設定が多く、良き先輩・後輩の関係となっている。
- バット将軍
- αシリーズではαのストーリー開始以前から竜馬達とともに恐竜帝国と戦っていた為、α外伝では既に見知っていた。
- タカヤノリコ、アマノカズミ
- αシリーズにおいては、洸も彼女達と同じく宇宙怪獣を宿敵とする者である。第3次αにおける宇宙怪獣との最終決戦での最終局面では、竜馬や凱と共に彼女らを助ける。
- 碇シンジ
- 先輩として、友として彼に接する。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- MXでは初対面時に子供扱いしたり、ゲッターチームやDチーム同様にチルドレンを「3人組」と表現した事で彼女からの怒りを買うが、洸曰く「マリと似たタイプ」ゆえ扱いに慣れているのか、余裕であしらっていた。
- ツワブキ・サンシロー
- 新・αシリーズで競演。新ではリュウセイを通じて絡む事が多く、ともにリュウセイの言動に呆れている。
- 藤原忍
- 第3次αのサブシナリオにて原作どおりに母を失い、戦闘中で自暴自棄になっていたところを彼に叱責される。それ故に同作では比較的絡みが多く、彼の弟分的なポジションに位置しているとも言える。
- 獅子王凱
- 第3次αにおける宇宙怪獣との最終決戦での最終局面では、竜馬や彼と共にノリコ&カズミを助ける。
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- フォウ・ムラサメ
- 第3次αでは、久しぶりに再会した彼女からマリとの仲を、彼女にからかわれ赤面する羽目になる。
- コウ・ウラキ、チャック・キース、ベルナルド・モンシア
- α外伝では、未来世界のノックス近郊に飛ばされた際に、彼らと行動を共にしていた。
ガンダムSEEDシリーズ
- ラクス・クライン
- SC2の終盤、彼女やミンメイやサラの力でムートロンエネルギーを完全開放し、ユキムラによって放たれた破滅の波導の第一射から綾人と共にAフォースを救う。しかし…。
- フレイ・アルスター
- 第3次αでは、キラと離れ離れになった彼女の事をシンジから聞かされた時に、後述の台詞で思い出す。やはり、洸も例外でなくワガママ放題な彼女にあまり良い印象を抱いていなかったようである。
リアル系
- チャム・ファウ
- IMPACTでは、アインスト達にライディーンが反応した事から彼女と共にアインストに対して不吉なものを感じていた。
- ロイ・フォッカー
- SC2では将来を期待される。洸の声が若い頃の彼に似ているらしい。
- リン・ミンメイ、サラ・ノーム
- SC2の終盤、彼女達とラクスの力でムートロンエネルギーを完全開放し、ユキムラによって放たれた破滅の波導の第一射から綾人と共にAフォースを救う。しかし…。
バンプレストオリジナル
- リュウセイ・ダテ
- 新では初対面の際にライディーンに興味を持ち、すり寄ってくる彼に不快感を表すなど、彼の滅茶苦茶な言動に呆れほとんど変人扱いしている。ただ、完全に忌み嫌っているという訳でもなく、大文字博士と安西博士の微妙な関係を共にからかったりする等、仲は悪くない。
リュウセイの性格設定が変化したαシリーズでは変人扱いしておらず、当初から良好な関係。 - キョウスケ・ナンブ
- IMPACTでは序盤から彼とアインストとの因果関係を意識する。物語終盤、彼やエクセレンをアインストと関連付けたシャトル事故の真相を知る事となった。
- エクセレン・ブロウニング
- IMPACTではアインストに感応する者同士として、互いの身に起こった事象に関する情報交換を行なう。
- イルイ・ガンエデン
- 第3次α序盤では念動力者同士、共鳴し合う。
- エツィーラ・トーラー
- 第3次α外宇宙ルートで彼女の口から、αナンバーズがゼ・バルマリィ帝国の脅威となる敵を駆逐する為の駒として利用されていた事を告げられ激怒。
以降、彼女が戦場へと姿を現わすたび過敏に反応し、警戒感を剥きだしにしていた。 - エルデ・ミッテ
- MX終盤、綾人と共に調律を食い止め満身創痍の状態にあった隙を突かれ、ラ・ムーの星を彼女に奪い取られてしまう。最終決戦においても洸に対して「礼を言う」などと嘯く彼女に対して激怒を露にしている。洸にとってはラ・ムーの星を自らの身勝手な私利私欲の為に利用した、絶対に許せない怨敵の一人である。
- シュウイチロウ・ユキムラ
- SC2終盤、彼によって放たれた破滅の波導から、綾人と共にAフォースを救うが…。
名台詞
- 「ネンシン、キリキ…」
「コウショウ、コンライ…」
「フェード、フェード…フェード…!」
「ラァァイディィィィィン!」
「フェェェェェド、イン……!!」 - 第1話で謎の声に導かれ、トランス状態で口ずさんだ呪文(?)。第2話以降は簡略化され、スパロボでも御馴染みの出撃シークエンスを飾る台詞となった。ちなみに洸のトランス状態は物語序盤で頻繁に発生しており、酷い時は食事中に掛かる事すら有った。
- 「こ、ここは何処なんだ!?だ、出してくれよ!」
「嫌だぁー!出してくれーッ!!」 - ドローメとの初戦闘でトランス状態から醒め、見覚えの無いコックピットで謎の声に戦闘を強要され怯える。あたかも拘束しているかのようなアームレバーに両腕を掴まれている異様な状況は、安穏とした生活を送っていた中学生に恐怖心を抱かせるのに充分であった。
- 「悪魔が来たんだ…じいちゃんが言っていた、悪魔が来たんだ!」
「親父は石になっちまった…俺は、戦うのか?こいつ…ライディーンと…」 - 辛くもガンテを退けるも石化した父を連れ去られてしまい、茨の道と成るであろう戦いの日々が始まった事に不安を抱く。
- 「そうだ。俺が勇者なら、ライディーンと共に戦うぜ!」
- 第2話ラストで己が「ライディーンに選ばれし勇者」である事を自覚し、初戦闘時とは打って変わった決意を力強く口にする。
- 「ハハハ…それじゃ、あれは神様の鳥かな?そう、『ゴッドバード』ってさ」
- 第3話の鋼鉄獣ガーダを「鳥の姿」で撃破したライディーンに「神様が付いてるみたい」と評したマリの言葉を受け、その変形スタイルを「ゴッドバード」と命名する。
- 「神宮寺の旦那に、ライディーンがよろしく伝えてくれってさ」
- 第8話で飛行中のブルーガーから双頭魔獣シバ(SRW未登場)の頭部にダイビングして人質を救出した後、そこから海上目掛けて更に飛び込むという荒っぽい方法で、結果的に洸へ勝利をもたらした神宮寺に遠回しながらも感謝の念を送る。
- 「昔から言うぜ…『肉を切らせて骨を切る』って!」
- 第15話でコックピットへ喰い込んだ宝石魔獣ダイヤン二世(SRW未登場)の牙に負傷しながらも不敵に笑い、反撃のゴッドアローを叩き込む。
- (ゆっくりと眠るがいい…この広い海なら、二度と人の目には付かないからな)
(アフリカまで帰るんだぜ…なぁ、ゴング…!) - 第19話で撃破した化石獣ゴンガー(SRW未登場)が、嘗てマリに助けられた巨大ゴリラ・グレートゴングの変わり果てた姿であった事を知り、その亡骸を沖合へと運んで冥福を祈る。
- 「思い知ったか、提督ダルダン…!」
- 第27話でダルダン提督の最期を見届けた後、シャーキンとの最終決戦の地へと急ぐ。
- 「…シャーキンよ…敵ながら立派だったぜ…お前がもし、味方だったらなあ……」
- シャーキンと決着をつけた後、彼の亡骸を前に呟いた台詞で、相手と分かり合えたかもしれない空しさが込みあがる。
- 本作の35年後を舞台とした『ゴッドバード』(作:長谷川裕一)では、その願望が叶うことになり、復活したシャーキンと和解し共闘することになる。
- 「死刑を執行されるのは、貴様のようだな…!」
- 第29話でライディーン処刑の為に放ったレーザーが自身へと跳ね返り、大ダメージを負った七つ目獣レーザルへ逆襲の狼煙を上げる。
- 「俺、こんな風な食事に憧れてたんだ。母さんの作ってくれた御飯をさ、母さんとこうやって食べるんだ」
- 第34話で甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる女性に母の面影を重ね、憧れ続けていた「母との団欒」に幸せを噛み締める。だが…。
- (百合香さん…君の本当の名前は何と言うのだろう…?)
- 第36話でマダンガーの猛攻から洸を庇って散った百合香の墓標を見詰め、最後まで知り得なかった彼女の本名を問い掛ける。
- 「どうすればいいんだ、母さん!?使っては危ない、だが使わなくても危ない…!」
「同じ事なら母さん、とことん戦うぜ!それが俺だ、ひびき洸だ!!」 - 第42話で玲子からゴッドボイスの使用を禁じられた苦悩を抱えながら強敵サンドキラー(SRW未登場)に挑むも、追い詰められた事で禁断の超兵器の使用を決断する。
- 「ごめんよ、母さん…ゴッド・ラ・ムー!!」
- 母の警告に背いた事を詫びつつゴッドボイスを発動させるが、その猛威による代償は洸の予想を大きく上回るものであった。
- 「黙れ!ラ・ムーの星の前、バラオの力ごときに敗れるライディーンではない!」
- 第47話で巨烈獣ゴースタンを率いてライディーンの足止めを図ろうとする激怒巨烈へ、ラ・ムーの星の絶対死守を叫び立ち向かう。
- (あったかい…何て優しい暖かさだ…これは母さんだ…母さんの暖かさだ…!)
- ゴースタン・スレイド(SRW未登場)・メカガンテと強敵クラスを立て続けに屠るも激しい連戦で疲弊しきった洸は、朦朧とした意識の中で懐かしい感覚に抱かれる。その温もりの主こそ…。
- 「僕は母さんを助けるんだあッ!!」
- 第48話で重傷を負った自分の代わりに玲子がラ・ムーの星を発動させてバンガーを倒そうとしている事を知り、一郎へ涙ながらに母の救出を訴える。幼子の如く母を求める息子の姿に、父も出撃を許すしかなかった。
- (負けるものか…せっかく会えた母さんに、ラ・ムーの星を使わせる訳にはいかないんだ!俺は勝つ…きっと勝ってみせる!!)
- 第49話でバラゴーンの威容を前に苦戦する事を予感しながらも、母を守る為に闘志を奮い立たせる。
- 「神宮寺…ッ!……俺もやるぞ、お前の死を無駄にはしない…!!」
- 神宮寺の壮烈な特攻を目の当たりにして、彼の魂へ絶対の勝利を誓いダメージを負ったバラゴーンへ怒りの猛反撃を開始する。
- 「勝ちましたよ…母さんのお陰で勝ったんだよ!」
- 最終話でバラオとの最終決戦に勝利した事を、瀕死状態の玲子に告げる。直後、ムートロンを平和の為に使う事を願いながら母は息絶えた…。
迷台詞
- 「ひひひ…荒磯、お母ちゃんのところに連れてってやろうか?」
- 第1話で地震に怯えて「おかあちゃ~ン!」と悲鳴を上げた荒磯の醜態ぶりを、こっぺと一緒になってからかう。余談だが、その荒磯の母ちゃんも洸のファンである。
- 「さては麗の奴、人目を忍んでデートだな?こりゃ面白ぇや、イヒヒヒ…」
- 第10話で深夜に麗が男と連れ立って外出する様を目撃し、出歯亀行為に及ぶべくスパーカーで追跡する。
- 「こんなおチビさんにヤキモチ妬く事ないだろ?よしよし、このオバちゃん怖いからなァ~」
- 第17話で「か弱い幼女」を装って、合法的に洸へちょっかいを出すアッちゃんに憤慨するマリを窘めるが、「オバちゃん」呼ばわりされたマリの怒りは更にヒートアップする。
- 「猿丸大先生!日本のフランケンシュタインよ…違っちゃった、アインシュタインだよな」
- 第33話で対戦校のデータを分析する為に、荒磯と共謀して猿丸を煽てまくる際に発した珍言。
- 「おれは~洸よ~ン♪」
- 第36話で岬百合香の美少女ぶりに荒磯と一緒になって大騒ぎし、EDテーマを口ずさんで自己アピールするが、度を越したはしゃぎっぷりはマリの怒りを呼んだ。スパロボの「真面目な」洸しか知らないプレイヤーにとっては、割と呆気に取られるやも知れぬ迷シーン。
スパロボシリーズの名台詞
旧シリーズ
- 「何しにって・・・シャーキンが復活したんで、追って来たんだけど・・・ま、いいや」
- 『第4次(S)』第21(Sでは22)話「Drヘルの野望」にてシャーキンが敵増援で来る前に敵を全滅させた際の台詞。宿敵の復活と行方を「まぁいいか」の一言で片付けてしまうのはいかがなものか。
COMPACTシリーズ
- 「うおっ!?なんだ!?巨大な女の人が…!」
- IMPACTでメガボーグと化し、巨大化するコマンダー・ミレーヌを目の当たりにした際のリアクション。どことなくコミカルな台詞である。
- 「よく分からないけど…心の力さ。ライディーンを動かすのに必要らしい…意識した事は無いけど…」
- IMPACTで洸は念動力という概念について上述のように解釈しており、「オーラ力みたいなもの?」と訊ねてくるバイストン・ウェル勢に説明する。
αシリーズ
- (こ、この感覚は何だ…?ライディーンから…力が逆流するような感じが…)
- 第16話「咆哮、EVA初号機」でEVA初号機の暴走状態を目の当たりにして、苦悶の表情を浮かべながら呟いたモノローグ。後に洸は、この感覚が「初号機の存在をライディーンが警戒している事に因るものなのでは?」との見解を示す。
- 「分析結果が出たぜ!あの博士は人間じゃない、サイボーグだ!偽者だ!!」
「悪いな、ライディーンには透視光線が有るんだ。ゴッドバード使用時に敵の弱点を見抜く為にな」 - 第24話(「極東基地へ向かう」ルート)「ボルテス起死回生」で、スカールークの甲板上に姿を晒した「剛博士」が偽者である事を暴き、姑息な策を弄したド・ズールへ反撃の狼煙を上げる。洸によるとビッグファルコンへ急行する途上、事前に浜口博士から分析を頼まれていたとの事。
- 「…シャーキンは正々堂々と挑戦状を叩き付けてきた!罠でも何でも、俺は行く!!」
- 第25話(「極東基地へ向かう」ルート)「シャーキン悪魔の戦い」で迎えたシャーキンとの最終決戦で、最後の決着をつけるべく東京に進撃中である旨を告げた彼からの挑戦に、罠である可能性を危惧したマリからの制止を振り切って出動する。しかしマリの指摘通り、戦場には化石獣ならぬ戦闘獣軍団が「罠」として待ち構えていた…。
- 「同じだ…正義と悪の違いが有っても、大事な者のために生命を懸ける様…」
「母さんと同じだ…」 - 第44話「闘志、未来のために」or「四神招魂、ここに」or「鋼の戦神」or「マーイホーム・マイフレンズ」に於けるヴァイクランとの戦闘前会話。父の大願成就の為なら生命も厭わぬと断言するハザルの覚悟に、洸はシンパシーを覚えるが…。
- 「フレイって、あのワガママ放題の…」
- 第48話「銀河に死す」より。イルイが意識不明になった後に、シンジからフレイがキラ達と離ればなれになった事を聞かされたときの反応。基本的に温厚な洸にとっても、フレイの性格は異質に映った模様。
- 「自分達だけが救われるなら他はどうなってもいいなんて考え方、俺は認めはしない!」
- ネビーイーム攻略戦に於けるエペソとの戦闘前会話。選民思想に凝り固まったエペソの独善をライディーンが討つ。
- 「駄目だ!その扉を開いては駄目なんだ!」
「ライディーンが言っている!答えを出すのは早過ぎると!」
「人はまだ、運命に抗う力を持っているはずだと!」 - 第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。『人類補完計画』の発動を告げるリリスの出現に声を荒げる。
- 「お前の計画は災厄から逃げる事だが、ライディーンは災厄に立ち向かう力である事だ!!」
- 同上。EVA初号機悪魔Verとの戦闘前会話。「補完もライディーンも滅亡からの回避という点では同じ存在」という碇ゲンドウの発言を敢えて肯定した上で即、上述の反論を叩きつける。
- 「何が唯一にして絶対の銀河の覇者だ!この銀河に支配者なんか居てはならないんだ!」
- 第54話「神に守られし星」より。アポカリュプシスによる未曾有の危機を認知しながらも、αナンバーズとの会見を拒否して襲い掛かるサルデス&ヒラデルヒアへ怒りを露わにする。
- 「無限の力に取り憑かれたお前の根性を叩き直してやる!」
- 同上。因縁の相手エツィーラとの戦闘前会話。だが、直後に彼女から「格好の研究素材」としてムートロン開放装置の奪取を告げられ、洸の怒りは更にヒートアップする。
- 「創造主の名の下に生命を弄んだのは、お前もルアフも同じだ!」
- 第55話「まつろわぬ神」に於けるシヴァーとの戦闘前会話より。野望の為にバルシェムという駒を創り続けてきたシヴァーも、彼の憎悪の対象であったルアフと同質であると鋭く指摘するが…。
- 「違う!生まれたからには、もうそれは同じ生命だ!」
「それが分からないお前に、人々を統べる資格など有るものか!!」 - 直後、シヴァーから「借り物の生命など感知しない」と一蹴され、更なる怒りを込めて上述の批難を浴びせた。
- 「行くぞ、ライディーン!俺達の相手は奴らだ!」
「行くぞ、破壊神!俺とライディーンが相手だ!」
「虚空からの破壊神…ここを通しはしない!」 - STMCとの特殊戦闘台詞。一番上の台詞は第2弾PVでも使用されたので印象に残っている人も多いであろう。
- 「まさか俺達にまで帰れとは言わないよな?ノリコさん」
「俺達なら大丈夫です、カズミさん。一緒に帰りましょう。みんなの所へ…地球へ」 - 第59話「果てしなき流れの果てに」より。STMCとの最終決戦後、バスターマシン3号内で起爆作業に就くノリコ達の許へ、ゲッターチーム&凱と共に支援に駆けつけた際の台詞(DVE)。敬語のカズミに対しタメ口で会話するノリコと、洸の彼女達への接し方が何気に窺える。
- 「行くぞケイサル・エフェス!お前の死の力は、俺たちの生命の力が破ってみせる!!」
「母さんが…そして人々が愛し、願った平和をライディーンが守ってみせるぞ!!」
「ケイサル・エフェス!託された人々の想い…お前にぶつけてやる!」 - 最終話「今遥か遠い彼方・・・」or「終焉の銀河」の逆襲時に於けるケイサル・エフェスとの戦闘前会話、及び特殊戦闘台詞。「太陽神の勇者」に込められた人々の想いが、霊帝を激しく戦慄させる。
- 「地球とバルマーは兄弟みたいなものです。バルマーの繁栄を俺達も祈ります!」
- エンディングより。アルマナに向けて贈ったエール。
単発作品
搭乗・関連機体
- ライディーン
- 洸にとっては愛機というよりも分身的な存在である。
- スパーカー
- ライディーンへのフェードインを補助する特殊バイクで、ジャンプ時にフロントカウルのウイングが可変する。洸は戦闘時のみならず、通学やデートなどの日常生活にも「足」として常用している。
スパロボではデモムービーなどのイベント演出で、その姿を確認出来る事もある。 - スピットファイター
- ブルーガー搭載の小型艇。第15話でムトロポリスに急行する為、一時的に搭乗した。
- ボインダー
- レッド団が乗り込む
ガラクタ支援ロボット。第27話のシャーキン戦でライディーンがエネルギーを消耗した為、洸はこの機体に搭乗して一郎の救出に向かう。第38話ではレッド団を手伝ってボインダーの修理を行なった。SRW未登場。
余談
- 『テレビマガジン』誌上にて連載されていた蛭田充によるコミカライズ版では、短髪の少年というTV版とは大きく印象の異なる外見で描かれている。
- 現在連載中の長谷川裕一による漫画作品『ゴッドバード』(『勇者ライディーン』並びにロマンロボシリーズから30年以上経過した時代を舞台にした続編)では封印された状態で登場し、TV版から30年以上経過した現代においても変わらぬ姿のままで動きを止めている。