機動戦士ガンダムSEED

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機動戦士ガンダムSEED

概要

ガンダムシリーズの一作であり、宇宙世紀シリーズ以外で初めて『機動戦士』と名付けられた作品。

21世紀の新しいガンダムシリーズを標榜し、以前の平成ガンダムにも多くのパロディ・オマージュが散見されたもののそれ以上に1stガンダムを思わせるような場面が多い。後半からは独自の展開に進んでゆく。

なお続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではなく、本タイトルでの劇場版制作がアナウンスされているが、2012年現在、「キラがザフトの白服を着ている」以外の情報は全く流れていない。
そして2011年にガンダムSEEDの契約から放送局であるMBSが外れてしまったため劇場版制作を続けるのは難しく、実質的に頓挫したものと考えられている。

2012年1月より、新規カットの追加・一部BGMがリミックスされたHDリマスター版がTOKYO MXとBS11にて放送開始(11年12月からバンダイチャンネルで先行配信している)。

スパロボシリーズにおいて

初参戦以降、続編の『DESTINY』を始めいくつかの関連作品が参戦し、近年のスパロボシリーズを代表する作品の一つとなっている。

JやWでは宇宙世紀に代わる世界観の根幹を成している作品で、原作再現も多いが、ファンと同様にアンチも多い為、色々な意味で存在感が絶大で、スパロボ作中における主人公キラ・ヤマトを始めとした主要キャラクターの描写も話題になりやすい。

ストーリー

コズミック・イラと呼ばれる宇宙時代。遺伝子操作により優れた人類を生み出すという技術が実用化され、地球居住者はそれを忌避し、宇宙居住者はそれを受け入れるようになった。その結果、「コーディネイター」と呼ばれる宇宙居住者と「ナチュラル」と呼ばれる地球居住者は互いへの差別的偏見から事あるごとに対立するようになり、最終的には利権争いも絡んで宇宙居住者の連合勢力「プラント」と地球居住者の連合勢力「地球連合」との間で戦争が発生した。

戦争勃発から11ヶ月後のコズミック・イラ71年、中立コロニーである資源衛星ヘリオポリスにプラントの軍隊「ザフト」が突然侵攻。コロニーは爆破され住人たちは地球連合の戦艦アークエンジェルに乗り込み地球の中立国家オーブへ避難するための長い旅を始めることになる。この混乱の中、民間人のコーディネイターであったキラ・ヤマトは偶然発見した地球連合の新型モビルスーツストライクを動かし敵を撃退する。その操縦センスを買われアークエンジェルの軍属となったキラだが、ザフト軍の中にはキラの幼い頃の友人であったアスラン・ザラがいた。かつての親友たちは敵味方に分れて戦いあうことになる…

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。尚、SEED名義でなくSEED DESTINY名義でのみ参戦しているスパロボは下記に掲載していません。

アークエンジェルクルー、その関係者

キラ・ヤマト
主人公コーディネイター。ガンダム強奪時にたまたま居合わせてしまったために巻き込まれてしまう。自身もコーディネイターであるが故にGUNDAMを操縦する事が出来、仲間を守るためにストライクガンダムに乗って戦うことを選ぶ。
マリュー・ラミアス
新造艦アークエンジェルの副長としてヘリオポリスに来ていたが、ガンダム強奪時に艦長らが死んでしまったために艦長となる。後にアラスカにて捨て駒にされたのを機に、皆諸共に連合から離反する。
ムウ・ラ・フラガ
連合のエースパイロット。特殊な空間認識能力を持ち、専用の機体を駆る。キラがフリーダムに乗り換えてからは彼がストライクに乗るようになった。
クルーゼとは強い因縁を持つ。
ナタル・バジルール
アークエンジェルの戦闘指揮官。艦長の副官として戦闘を取り仕切る。後にドミニオンの艦長となるが、その故に連合から離反したマリューらと敵として対峙することになる。
フレイ・アルスター
元々はキラの親友のサイ・アーガイルの婚約者だったが、父の死を契機にキラを戦わせるために身体を張る。後半は運命に翻弄されまくり、最後はクルーゼの乗るプロヴィデンスの攻撃により死亡。
企画段階ではストライクルージュのパイロットになる予定だった。
当初は悪女だと言われてきたが、そのあまりにも悲惨な運命、そして続編である種デスにてラクスの腹黒振りが浮き彫りになってきたために現在ではSEEDの正ヒロインというファンも多い。一部ファンの間では数シーン一緒であった事を元に、イザークとのカップリングを作られている事もある。
ミリアリア・ハウ
キラの同級生。トールとは恋人の関係。色々あってディアッカといい仲になるが、続編で破局していたことが判明する。
サイ・アーガイル
キラの同級生でアークエンジェルではCIC担当。当初はキラの良き友人であったが、ある事件によりキラとの関係がギクシャクし始める。
トール・ケーニヒ
学生組でカガリが抜けた後のスカイグラスパー2号機のパイロット。ミリアリアとは恋人同士。作中ではアスランの攻撃により死亡。Wではフラグ次第で生存する。
カズイ・バスカーク
キラの同級生。
アーノルド・ノイマン
アークエンジェルの舵担当。戦艦でバレルロールを行う超人。シリーズによってアークエンジェルのサブパイロットになったりならなかったり。
ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
長い名前だが脇役。
コジロー・マードック
メカニックでAAの縁の下の力持ち。
トリィ
幼少期にキラがアスランからプレゼントされた鳥形のロボット。

ZAFT所属、プラント在住

アスラン・ザラ
ガンダム強奪作戦の一員でありイージスに乗る。キラの友人で幼馴染であるが戦場で幾度も刃を交えることとなる。後に戦争に疑問を持ち、ジャスティスに乗ってキラの側につく。
イザーク・ジュール
クルーゼ隊メンバー。デュエルガンダム(アサルトシュラウド)パイロット。キラには全く勝てなかったが、原作最終話で彼すら手こずった連合のフォビドゥンガンダムレイダーガンダムを倒す実力の持ち主。
ディアッカ・エルスマン
射撃メインのバスターガンダムで前線を張る、ある意味凄い根性の持ち主。スパロボではバスターの性能と本人の相性が非常に良く、歴代でも屈指の使えるキャラ。
ニコル・アマルフィ
アスランの世話女房的存在。クルーゼ隊メンバーで唯一の戦死者。
ミゲル・アイマン
中身はT.M.REVOLUTIONこと西川貴教氏。後にMSVキャラになり「黄昏の魔弾」の異名を得る。
第3次αでは未登場(ただし、彼のポジションの一般兵は登場する)でJから初登場し、Wでは最後まで死なない。
ラウ・ル・クルーゼ
ガンダムシリーズおなじみの「仮面の男」。ガンダム強奪作戦を行いガンダム4機を手に入れた。アスランたちの上官。ムウと因縁があった。最後の最後まで悪役を通し、最期はキラに討たれた。作中では一貫した志を持ち、最終回での立ち回りなどの印象的な部分が多く、敵キャラながらファンは多い。
フレデリック・アデス
クルーゼ達の母艦ヴェサリウス艦長。
ラクス・クライン
プラントの歌姫。そのカリスマ性でプラントの人々の支持を受けている。非戦派であったが事体の深刻化により彼女も戦場に赴く。アスランと婚約していた。が、キラとの再会以降は彼の同志となる。
ハロ
ラクスと一緒にいる小型ロボット。作ったのはアスランであり、色違いの同型機が山のようにある。
アンドリュー・バルトフェルド
通称アンディ。異名は『砂漠の虎』。コーヒーを愛する。後半はラクス側に付く。
アイシャ
バルトフェルドの愛人。キラとの戦闘で命を落とす。
マーチン・ダコスタ
バルトフェルドの部下。彼からは「ダコスタくん」と呼ばれて信頼されている。『ASTRAY R』にも登場した。
マルコ・モラシム
MSパイロット。ディンやゾノに乗ってキラ達AAメンバーを苦しめる。
パトリック・ザラ
アスランの父親。軍事面で重きを成すプラント国防委員長でプラント内部ではタカ派。
シーゲル・クライン
ラクスの父親。プラントの最高責任者であるプラント最高評議会議長であり、プラント内部では穏健派。
アイリーン・カナーバ
プラント最高評議会議員。クライン派に属する。フリーダムが強奪された際にパトリックによって拘束されたが、クライン派の手引きで脱獄。クーデターを起こしてザラ派を一掃し、臨時の最高評議会議長となった。その後、ユニウス条約を締結するが、その際に発生した問題の責任をとって辞職。

オーブ所属

カガリ・ユラ・アスハ
ゲリラ組織「明けの砂漠」の一員。実はオーブの国家元首の娘である。
アサギ・コードウェル
マユラ・ラバッツ
ジュリ・ウー・ニェン
レドニル・キサカ
カガリのお目付け役。
エリカ・シモンズ
モルゲンレーテ社員。本編ではあまり目立たないが、アストレイシリーズでは結構重要な位置にいるキャラ。
ウズミ・ナラ・アスハ
オーブの国家元首でカガリの養父。

連合所属

ジェラード・ガルシア
オルガ・サブナック
クロト・ブエル
シャニ・アンドラス
ムルタ・アズラエル
ブルーコスモスの盟主。

その他

マルキオ導師
導師と呼ばれるが詳しい人物背景は全く不明。アストレイシリーズでも登場する。
エル
地球降下前にキラが出会った民間人の女の子。通称折り紙の少女。彼を戦場に奮い立たせるきっかけになったが大気圏突入中にイザーク乗るデュエルに搭乗機を撃墜されて死亡している。
アフメド・エル・ホセ
ゲリラ部隊「明けの砂漠」のメンバー。ザフトとの戦闘で死亡する。スパロボ未登場。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。尚、SEED名義でなくSEED DESTINY名義でのみ参戦しているスパロボは下記に掲載していません。

連合の機動兵器

GUNDAM

ストライクガンダム
通常および下記の換装三形態が登場。換装システムを使う事により、近・中・遠距離全てに対応できる万能機。ただし、戦闘中の換装はかなり難しい(劇中ではキラが一度しているだけ)。また他機と違い、換装するとバッテリーも回復する。前半の主人公機で、後半はムウ・ラ・フラガが搭乗する。
ストライクガンダム(フェイズシフトダウン状態)
エネルギーが切れて装甲の相転移が維持できなくなった状態。装甲の色が元の灰色になっている。
エールストライクガンダム
中距離と機動性を重視した形態。使いやすさもあってか劇中で一番使われた。が、JやWではソードやランチャーの方が使いやすいため、あまり使われない。
ソードストライクガンダム
近距離を重視した機体。ミゲルの乗るジン、ニコルの乗るブリッツガンダムなどの撃破に貢献している。
ランチャーストライクガンダム
遠距離重視の機体。スカイグラスパーの頃と合わせたとしても、ムウが使用していた事の方が多い。

(以下の4機はZAFTが奪取し運用)

イージスガンダム
アスランが搭乗。最初に作られた5機で唯一変形機構を持つ。スパロボではMS形態のみ登場。MA形態は戦闘シーンのみ。第3次αでスポット参戦する以外は現在までの参戦作品で自軍使用不可能。
バスターガンダム
ディアッカが搭乗。格闘能力のない射撃機体。全ての参戦作品でディアッカ本人が自動的に仲間になる上、彼とバスターの相性が良いために使い勝手は良好。
デュエルガンダム
イザークが搭乗。地上に降りてからは強化装甲であるアサルトシュラウドを装着する。
デュエルガンダム アサルトシュラウド
ブリッツガンダム
ニコルが搭乗。ミラージュコロイドは分身と同じ効果になっている。第3次αにてスポット参戦したが、Wで条件次第で本人と共に使用可能に。
ストライクダガー
ストライクガンダムの簡易量産機。SEED版ジム。
カラミティガンダム
連合が新たに開発したガンダムの1機。射撃に特化した機体。唯一大気圏内の飛行能力がないため、MA形態のレイダーに乗せてもらっていた。
レイダーガンダム
新Gの1機。元々あった制式仕様を改良した姿。ハンマーを装備。
フォビドゥンガンダム
新Gの1機。ミラージュコロイドの応用技術でビームを自由自在に曲げる事が出来る。
メビウス
ストライクダガーが出来るまでの連合の宇宙での主力戦闘機。核ミサイルを装備したものもある。
メビウス・ゼロ
高い空間認識能力を持つ者だけが使用できるガンバレルを装備した、メビウスより一世代前の機体。当初はあの色はムウのパーソナルカラーと思われていたが、実際はあのオレンジ色が通常色である。
スカイグラスパー
通常版および下記の換装三形態が登場。先に入手する機体を「~1」、後から入手する機体を「~2」と区別する場合あり(Jなど)。
  • エールスカイグラスパー
  • ソードスカイグラスパー
  • ランチャースカイグラスパー

オーブの機動兵器

ストライクルージュ
通常版および下記の換装三形態が登場。劇中ではエールのみだったがスパロボでは全形態を再現できる。カガリが搭乗。続編ではOSの調整で元祖ストライクと一緒の色にも出来る事が判明する。
エールストライクルージュ
エールパック装備状態。ストライクとの違いはない。
ソードストライクルージュ
ソードパック装備状態。ストライクとの違いはない。
ランチャーストライクルージュ
ランチャーパック装備状態。ストライクとの違いはない。
M1アストレイ
オーブの量産機。名前の通り、アストレイシリーズをベースにしている。色が赤い理由は、レッドフレームに試作のナチュラル用OSを搭載していた事にちなみ、オーブ軍が赤をナチュラル用機体として制定したから。性能面ではストライクダガー以上、ゲイツと同等程度だがパイロットがほぼ素人ばかりだったために活躍のシーンはない。

ZAFTの機動兵器

(以下の2機はキラ達が奪取し運用)

フリーダムガンダム
キラが搭乗。高火力、高機動の万能機体。ジャスティスと比べると射撃寄り。
フリーダムガンダム・ミーティア装備
ジャスティスガンダム
アスランが搭乗。近接戦寄り。
ジャスティスガンダム・ミーティア装備
ジン
SEED版ザク。汎用性が高い。
シグー
ジンの上位機で指揮官などが使用。クルーゼが操縦するシグーはさながら(色こそ違えど)SEED版シャアザク
ディン
一般用、指揮官用の2種類がある。単機で大気圏飛行が可能。火力はジンと一緒かそれ以下。
バクゥ
ミサイル装備型、レールガン装備型がある。さらに前期は口元のビームサーベルがない。【4足歩行なのにMS】という、ガンダムの歴史に真っ向から向かい合う。
この機体だけCGで書かれており「どう見てもゾイド」と言われた。
ラゴゥ
バクゥの上位機。バルトフェルド機しか登場していない。
グーン
SEED版アッガイ。見た目はイカ。
ゾノ
SEED版ゴッグ。
ゲイツ
一般用、指揮官用がある。元々は視聴者からの応募をリファインした機体。しかし本編、外伝のどちらでも扱いは非常に悪い。
プロヴィデンスガンダム
最終話手前に突然現れたクルーゼ専用MS。その立ち回りっぷりから歴代でも屈指のラスボスMSと絶賛されている。

戦艦

アークエンジェル
連合がGと共に開発した新型戦艦。ラミネート装甲でビーム兵器には強い。ゲームではサブパイロットが多く、便利ではあるが艦長の性能の低さ、他作品の戦艦の強さがあるためにやや影に隠れがち。
エターナル
フリーダムとジャスティス用に開発された専用戦艦。核エンジン搭載型MS用の巨大補助兵装ミーティアを機首に装備している。
ナスカ級
同級にヴェサリウス
ローラシア級
同級にガモフ
ボズゴロフ級
レセップス
ドミニオン
ナタルが艦長を務めるアークエンジェル級2番艦。色がやや黒い。第3次αではバグにより辞典に掲載されない。

※I.W.S.P.等については『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に記述

主題歌とBGM

本TVガンダムシリーズよりオープニングテーマ及びエンディングテーマが4曲以上設定された。

オープニングテーマ

「Invoke」
第1期。歌手はT.M.Revolution。続編「DESTINY」の第1期もT.M.Revolutionが担当している。
「moment」
第2期。歌手はVivian or Kazuma。
「Believe」
第3期。歌手は玉置成実。
「Realize」
第4期。歌手は玉置成実。

エンディングテーマ

「あんなに一緒だったのに」
第1期・第2期。作曲・編曲は梶浦由記、歌手はSee-Saw。
「RIVER」
第3期。歌手は石井竜也。
「FIND THE WAY」
第4期。歌手は中島美嘉。
「Meteor -ミーティア」
本編と続編「DESTINY」でも使用された。歌手はT.M.Revolution。
「暁の車」
本編挿入歌。カガリ・ユラ・アスハのテーマ。作詞・作曲・編曲 は梶浦由記と、歌手はFiction Junction YUUKA(南里侑香)とのユニット。続編「DESTINY」のカガリのテーマ「焔の扉」もFiction Junction YUUKAが担当。

登場作と扱われ方

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
一応、原作の流れに沿ってはいる。ただし、宇宙圏が主舞台になりつつあったαの流れで、不自然に地球圏に戻る、なんてことも。ザフトが敵として現れた際には『マクロスプラス』の機体であるゴーストX-9が一緒に登場する事が多い。
スーパーロボット大戦J
作品世界の根本に関わっている関係上、ストーリーを殆ど弄られていない。現時点で唯一ムウの死亡回避イベントが存在しない作品。
スーパーロボット大戦W
基本的なストーリーの流れは踏襲しているが、同時進行である『ASTRAY』、『X ASTRAY』を中心として展開する。そのため、シナリオ選択によってはSEEDメンバーを使うことが殆ど無い事もある。また殆どのイベントシーンがカットされており(カットされていなくても肝心の話に絡むメンツが出てこないといった事もある)、仲間になるのも非常に遅く、ほぼいるだけ参戦と言ってもいい。歴代でも最もぞんざいな扱いだがキャラの生存率に関しては非常に高く、フラグ立てにもよるがAAクルー・ザラ隊共に死者が一人も出さないことも可能。
スーパーロボット大戦K
シナリオはDESTINY準拠であり、ストライクルージュバクゥなど一部の機体が登場している…が、それらの機体はしっかりDESTINYに登場していたので、本作が参戦した意図が全くもって不明である(一応、カガリはDESTINYでは種割れしていないので、『種割れしたカガリ』を入れるために無印SEEDを参戦させたという説も)。
スーパーロボット大戦L
本作ではSEEDにしか登場していないデュエルガンダムバスターガンダムが隠し機体となっている。また、本作からの登場機体がKよりも増しており、ジンシグーなどがザコ敵として登場するなど、本作の参戦意図がよくわからずじまいだったKの反省が見られる。

用語

コズミック・イラ
この世界での年号。C.E.と略す。
コーディネイター
受精卵のときに遺伝子操作を受けて生まれた人。身体能力等が普通の人よりも優れている。普通の人と住み分けを行っている。(一部共存している国もある)
ナチュラル
コーディネイターに対し、普通に受精し生まれた人のこと。身体能力も普通。
血のバレンタイン
(地球)連合軍がスペースコロニー「ユニウスセブン」を核攻撃した事件。2月14日だったことからこう呼ばれる。この事件により双方は戦争状態に突入したとの認識が一般的だが、正確にはそれ以前の2月11日に地球連合より宣戦布告している。(なお同名の映画及びアル・カポネ指揮による事件がある)
ニュートロンジャマー
核分裂を抑制する機械(よってこの世界では核爆弾や核発電施設は無効化されている)。血のバレンタインの報復として地上各地に投下され、甚大な被害(エネルギー危機)を及ぼした。またMSを有するザフトを有利にもさせた。(なお抑制するのは核分裂であり、核融合は阻害しない。戦艦ではレーザー核融合炉が用いられている)
連合
地球連合のこと。地球上の全ての国が属しているわけでは無い。
ブルーコスモス
反コーディネイター団体。「青き清浄なる世界のために」がスローガン。ほとんどの連合軍人が加入していることになる。盟主であるムルタ・アズラエルは軍の行動にも口出し出来るほどの力を持っていた。
アークエンジェル隊
バルトフェルド隊
プラント
コーディネイターが住んでいるスペースコロニー群。砂時計型をしておりL5ポイントにある。
ザフト
プラントの保持する軍隊のこと。時たまザフト軍と表記されることもあるが、ザフト=プラントの国軍なので微妙な誤りである(アメリカ軍軍のような)。演出の上で劇中でもこの呼び方が使用されることがあるが(発言者がザフトという組織を良く理解していない時など)。
オーブ連合首長国
南太平洋のソロモン諸島に存在する国。連合に属さず、ナチュラルとコーディネイターの融和を推進していた。その技術力は高く、連合によるガンダム開発にも携わった。ちなみに公用語は日本語。
タッシル
明けの砂漠
GUNDAM
ザフトのMSに対抗して作られた連合製のMS。「General Unilateral Neuro - link Dispersive Autonomic Maneuver Synthesis System (単方向分散型神経接続による汎用自動演習合成システム)」というOSから(キラにより)ガンダムと呼ばれる。オプション装備の換装により戦術を変えるストライク、近接格闘戦に秀でたデュエル、遠距離射撃戦に特化したバスター、ミラージュコロイドを装備した隠密性の高いブリッツ、変形能力を有するイージスの5種類が作られた。後にバスターの延長としてカラミティ、ブリッツの延長としてフォビドゥン、イージスの延長としてレイダーの3種が作られた。しかし要求される能力が高すぎ、OSの補助やスペックダウンをしないとナチュラルには乗りこなせないものであった。連合では薬物投与等によって強化した者を乗せてなんとか使っていた。連合のガンダムに対し、ザフトでも核エンジンとニュートロンジャマーキャンセラーを積んだフリーダム、ジャスティス、そしてプロヴィデンスを作っている。こちらは「Generation Unsubdued Nuclear Drive Assault Module COMPLEX(核駆動を使った世代の強襲モジュール)」の意でガンダムと称される。
ニュートロンジャマーキャンセラー
ニュートロンジャマーの効果をキャンセルする装置。有効範囲はMS1機分、製造には特殊な物質を必要とする
アストレイ
オーブが連合の試作MS(ストライク等)開発を請け負った陰で、その技術を盗用し開発した自国防衛用MS。開発経緯から「道を外れたもの」という意味でこの名が付けられた。3機の試作機(それぞれ、1号機:ゴールドフレーム、2号機:レッドフレーム、3号機:ブルーフレームと呼ばれる)が作られたが,本編劇中には登場しない(2号機のみオープニングに登場)。後に量産型が登場した。防衛用MSとして作られたにもかかわらず、回避を主眼に置いた設計のため、装甲は紙。
スーパーコーディネイター
遺伝子操作を行うコーディネイターとて母体内での影響等もあり、不確定要素はある。そこで人工子宮等を用い「完璧なコーディネイター」が作られた。その成功例がキラであり、失敗例に外伝キャラのカナード・パルスがいる。
SEED
「Superior Evolutionary Element Destined-factor」の頭文字を取りSEED。意味は「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」。 その演出から、よく「種割れ」と表現される。 SEEDを発動する(種が割れる)と、作劇上では瞳の中で種が割れる演出が入り、 目から光が消えるとともに、超人的な身体能力や知覚能力を発揮する事ができる。キラは前半から、アスランは中盤から発動させることができるようになり、最終話ではカガリ、ラクスも種割れした。

主要スタッフ

制作会社
サンライズ(第9スタジオ)
監督
福田己津央
キャラクターデザイン
平井久司
メカニカルデザイン
大河原邦男
山根公利
音楽
佐橋俊彦

商品情報