城崎天児

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城崎天児(Amagathu Kizaki)

絵美の父であり、ラインバレルの真のファクターたる男。少々抜け気味かつ面倒くさがりな性格で、妻・優子に頭が上がらない。その一方で天才的な科学者であり、ナノマシンとマキナを開発している。ある意味、全てを始めた元凶とも言える人物。

自らの開発したナノマシンにより、死から解放された人類が想像力を失い、自滅していく中、自殺では絶対に終わるまいと加藤に自らを殺害させ、最後に作り上げた最強のマキナ・ラインバレルのファクターとなった。

ラインバレルを開発した理由は本人曰く「世界を壊すため」であり、壮絶な戦いにたった一人で挑む。しかし、度重なる激闘や連続転送の負荷(カウンターナノマシンで軽減されるとはいえ、ゼロには決してならない)により、肉体が徐々に崩壊。ついに人としての限界を迎えたことで、脳髄のみをバイオユニット「アーク」に保存、ラインバレルの電脳を取り除いた上でアークを接続し一体となった。

その後は「やり直された世界」において、ラインバレルの中で眠りについていたが、長崎にある加藤機関のプラント(実際はキリヤマ重工の造船所)を特務室が襲撃した際、加藤が新たに製造したアルマが現れたことがきっかけとなり、ラインバレルの真の姿を現す。

覚醒後、自身と対峙しようとする浩一を迎え入れ、未来世界が滅んだ真相、即ち想像力喪失による自滅のことを告げる。自身が死した後には絵美に全てを託すつもりだったが、対峙した浩一に「アンタのいた世界に俺がいたかよ? アンタには一緒に戦ってくれる仲間がいたのかよ!?」と問われ、浩一の覚悟を確かめた後、彼に全てを託して消滅。残っていた脳髄も崩壊し、今度こそ本当にこの世を去った。

アニメ版では久嵩や絵美からその存在が語られるのみ。統一意思セントラルの侵略兵器としてマキナを開発した後、それを破壊するためのカウンターとしてラインバレルを製造。その後、セントラルへの潜入を試みる久嵩に対し、自らを殺させることでセントラルを欺いた。結果的にこれは成功したが、同時に久嵩と絵美の間に確執を生むことになってしまった。


登場作品と役柄

スーパーロボット大戦L
アニメ版準拠であるため、本人は未登場。久嵩や絵美からその存在が語られるにとどまっている。
スーパーロボット大戦UX
原作漫画版設定で登場。今回はちゃんとキャラクターとしても登場。34話「始まりへの加速」では原作漫画版以上の無茶苦茶な暴れっぷりを見せてくれる他、後半では久嵩と再び対話する場面も。

パイロットステータス設定の傾向

ラインバレル・アマガツとしてのものである。

能力値

全ての能力が無茶苦茶な高さを誇る。特に活性率に至っては最大160%という常識はずれの高さを誇り、こうなると与ダメージの8割を回復されてしまう

特殊スキル

2回行動 底力L9 援護攻撃L3 全体攻撃L3 気力限界突破 カウンター 見切り
「ファクター」技能がないのに自動回復する。殴れば殴るほど速くなり、最後には「必中」なしでは当てられない、「ひらめき」なしでは避けられない、という極限状態に突入する。

人間関係

城崎絵美
娘。死した後は彼女にすべてを託すつもりだったが……。
加藤久嵩
かつての助手。人類絶滅に際し、彼の手を借りて死亡、ファクターとなった。死ねばどの道ファクターとなったのだが、それでも彼に殺させたのは、自殺で終わるまいとする意地に近いもの。
城崎優子
妻。日常生活では彼女が一家を取り仕切っており、天児は全く頭が上がらなかった。
早瀬浩一
ラインバレル3人目のファクター。彼との対峙の果て、全てを託す。

他作品との人間関係

要咲良
UX34話にて、同化現象で動けなくなった彼女の機体を滅多斬りにした。さらにこの時制止に入ったカノン、剣司を撃墜し、衛もノックアウトする、と原作以上に暴れ回った。
刹那・F・セイエイ
43話にて、彼の使用したクアンタムバーストにより、久嵩と再び対話を果たしている。

名台詞

スパロボシリーズの名台詞

搭乗機体・関連機体

ラインバレル
本機のファクター。
ラインバレル・アマガツ
ラインバレルの真の姿。
マキナ各種
これらの機体を製造した。