精神耐性
精神耐性は、特殊技能(特殊スキル)のひとつ。
概要
特殊効果のうち、P系(パイロット側に関連する)の悪性ステータス変化(「能力半減」「行動不能」「▼気力」「▼SP(SP吸収)」)を無効化する。
逆にR系(機体側に関連する)の悪性ステータス変化(「▼命中(照準値)」「▼運動性」「▼装甲値」「侵食」)は無効化できない。
『第2次Z再世篇』以降は「脱力」による気力低下を100にまで制限する(ゲーム中での表記は気力100以下の時に脱力を無効化する)」という効果が追加された。しかし、敵側が精神コマンドを能動的に使う事はほとんど無い為、もっぱら味方側より敵側が恩恵を受ける効果となっている。本スキルを持った強敵との戦いでは気力の下限が実質100になったものと同じで、例えこちら側が脱力で気力を100にしても、設定された性格や、殆どの行動で気力を上昇させる気力+ボーナス・戦意高揚等のスキルのせいで、すぐに気力150(170)に戻ってしまう。敵パイロットの中には「気力130以上で何かの精神コマンドが掛かる」というエースボーナスが設定されている事が多く、発動を防ぐのは難しくなった。ただし、耐性判定は脱力に対してのみであるため、ネゴシエイターや歌による気力低下は有効となる。
携帯機シリーズでは初登場となるUXでは第3次αと同じ仕様であるが、フェストゥムの同化による気力低下は防げない。
初登場の第3次αでは習得不能な先天技能であり一部のパイロットが持つのみだった(ヒルデ・ラクスは小隊長能力で同様の効果を得られるほか、強化パーツの「ファンの花束」でも効果を得られる)。再登場したZシリーズではPPによる習得が可能な汎用技能に変更された。UXでも同様にスキルパーツで習得が可能な他、ロミナ、石神、フェイ、シェリルの戦術指揮を使用することで同様の効果を出撃機体すべてにもたらすこともできる。
主なパイロット
全体的に、感情の乏しい(若しくは冷静沈着)キャラや、強靭な精神力を持つ者が修得する事が多い。
- 綾波レイ
- クローン故に感情が乏しいからか。
- アポロ
- いかなる苦境も、彼の空腹の力の前には無力である。
- カミーユ・ビダン
- VXT三部作では、劇場版の精神崩壊を回避した姿が採用されている(Xのみ異なる)ため、それを再現する形で修得している。
- ヒイロ・ユイ
- 劇中、最後までゼロシステムを使い続けた程の強い精神力を持つ。
- 第2次Zで所持していたが、乗機の関係で活用の機会は少なく、第3次Z時獄篇では新スキルのハーフカットに取って代わられた。
- Xにて再び所持するようになった。
- 明神タケル
- 彼の強力な超能力と、強大な悪に屈しない、強い心を持つ故か。
- タカヤノリコ
- どんな逆境にも挫けないガッツの持ち主。第3次Zで所持。
- バラン・ドバン
- 強靭な精神を持つ武人。
- ヒビキ・カミシロ
- テンシと遭遇し、狂わずにいるため持っていると思われる。尤も、DLCシナリオで洗脳された描写もあったりするが。
- ギルター・ベローネ (暴走時)
- 怨嗟の魔蠍の力で暴走していながら、同部隊の隊長や上司を差し置いて所持。
- 耐性というよりも、一切の精神的干渉が入り込む余地のない程スフィアの力に支配されている解釈するべきか。
- サイゾウ・トキトウ / サギリ・サクライ
- ともに主人公時にデフォルト所持。前者は決してブレないサラリーマン魂を、後者は究極のマイペースぶりを反映してか。
類似効果を得られる要素
- フルブロック
- 第3次αで登場した特殊能力。全ての特殊効果を無効化するが直撃で破ることが可能。後述するオールキャンセラー登場後はOGシリーズでのみ採用。
- 対精神攻撃
- Zで登場した特殊能力。精神耐性と全く同じ効果で、言わば特殊能力版である。直撃で無効化されない点が特徴。味方側ではアクエリオンルナが所持。
- オールキャンセラー
- 全ての特殊効果を無効化。直撃も防ぐ。フルブロックの上位能力。
- 特殊効果武器無効
- WおよびKに登場する特殊能力で、全ての特殊効果を防ぐ。直撃も無効。基本的に敵ユニットのみが所持。
- 特殊効果無効(L)
- Lの機体ボーナスの一つで、全ての特殊効果を無効にできる。パートナー能力システムによりPU両機に同じ効果を与える事が可能。
- UXからは精神耐性のない「スペック低下無効」に下方修正されている。
- Vコンシステム
- 鉄人28号の特殊能力。精神耐性の効果に加え、連続ターゲット補正とプレースメント補正を無効化する。