人工知能

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記憶、推論、判断、学習など、人間の知能にある機能をもつコンピューター上のシステム。英語で「AI(Artificial Intelligence)」と表記されることも多い。

SRWでは主にパイロットの代行を担う。搭載される代表的な機体には機械獣メカザウルスがある。上位版に「人工知能改」「AI改」「高性能AI」「自律回路」等が存在する。

AI搭載機の多くは無人機であり(レイズナーアーバレストのようなAI搭載型の有人機もある)、プログラム次第では『ガンダムW』のモビルドールマクロスシリーズゴーストのように有人機では到底不可能な動きや加速などをさせることが可能である。味方側ではレイフォロンなどを登場させることでそうした機能を再現している作品もあるが、敵として登場するAIは基本的に一山いくらの弱い雑魚としての扱いが多く、ある意味不遇な存在である。

戦闘台詞は基本「・・・」とサウンドエフェクト音声だが、シナリオ上ではまれに台詞が出てくることがある。

登場作品と役柄

バンプレストオリジナルのAI・人工知能。

かつては版権作品の無人機、更には機械よりも生物に近い存在にも使われたが、近年のシリーズでは機体群の総称を示す呼称を共通のパイロットとして設定したり、あるいはその機体そのものがパイロット扱い(グラフィックも機体の頭部等のアップ)とするのが基本となり、「AI(人工知能)」は使われる機会が少なくなった。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
顔グラは『第4次』に準じて、基板になっている。「へいし」より経験値が多い。強化版の「AI改」も「エリート兵」より多い。どちらも命中回避が人間より高いからか。
第3次スーパーロボット大戦
顔グラはハロである。
スーパーロボット大戦EX
SFC版に限ってデモンゴーレムのパイロットが人工知能扱いだった。
第4次スーパーロボット大戦S
顔グラが基板に変更された。DCが使っている段階のガロイカにも搭載。「超人工知能」という最上位版が本作に限っていた。
スーパーロボット大戦FF完結編
機械獣などのほか、モビルドールの代役としてモビルスーツにも乗る。「タイムリミット(後)」に出てくるのは無人MSだが改造段階が高くけっこう当ててくる。
ヒイロトロワの能力にされた人工知能も一応いる。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z
タロス像グロイザーX10のパイロットとして登場。顔グラは機械獣との色違い。機械獣が吼えるようになったのに対して、人工知能はいつもの電子音。
第3次スーパーロボット大戦Z
サイデリアルの無人機のパイロットとして登場。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
グラフ・ドローン機装兵のパイロットとして登場する。青い外装とコードに囲まれた球体という姿でセリフはない。
DS版以降で明かされた設定によれば、機装兵を制御しているのは小動物の脳だということだが…。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
人工知能が序盤から、AIが中盤から登場。AIは特殊技能を覚え、人工知能より高性能になっている。
スーパーロボット大戦W
バッタなどの木連ザコに搭載されている、木連専用AI…かと思いきや、ザ・データベースオープスにも同じものが搭載されている。本作の人工知能の中でも最弱なのだが、なぜこれを採用したのかは謎。
スーパーロボット大戦UX
核ミサイル並びにガラン軍傘下のライオットCに搭載されている。いずれにしても強敵ではない。

単独作品

新スーパーロボット大戦
本作では顔グラフィックが基板ではなくディスクドライブである。精神コマンドを使う特別バージョンも登場。
スーパーロボット大戦64
AI表記。百鬼メカスカルガンナーのほか、モビルドールの代役としてモビルスーツにも搭載されている。更にはデビルアクシズグランドマスターガンダムのパイロットにもなっている。
スーパーロボット大戦GC
機械獣に機械獣人工頭脳が、ターミネーターポリスに高性能AIが搭載されている。
スーパーロボット大戦V
人工頭脳はタロス像のパイロットで、顔グラもタロス像を思わせる意匠になり、音声を出さなくなった。
AIはDG同盟アジアマフィア)の戦力として登場する究極戦車ニーベルゲンパオズーに搭載されている。顔グラは放熱板や保護板らしきものが付いた配線のようなもの、音声は前者は短いピコピコ音で、その再生時間の短さから撃墜時は機体の爆発音にかき消されがちで、無音と勘違いするプレイヤーもいるかもしれない。
高性能AIは始祖連合国の戦力として登場するモビルスーツやピレスロイドなどに搭載されている。顔グラはディスプレイのようなもので、音声は長めの電子音。バッタ搭載された高性能AIは音声は同じだが、顔グラがレーダーのようなものになっている。
ガーディム側の無人機に搭載されているAIは戦闘台詞がある(担当声優はのぐちゆり)。ただし、最終話でバースカルから出撃する機体はこれまでのシリーズと同じく電子音となっている。顔グラはどちらもワイヤーフレーム。
スーパーロボット大戦X
タロス像の人工頭脳とパオズーなどのAIは、音声も顔グラもVと同様。Vでは高性能AI表記だった長めの電子音のものもAI表記になった。そしてほぼピレスロイド専用だからか顔グラもピレスロイドを思わせるデザインになったが、モビルドールの代役として終盤でカロッゾ・ロナが繰り出したサーペントのパイロットも務める。

名台詞(?)

旧シリーズ

「ガオオオオオン!」
「グオオオオオッ!」
第4次』までは戦闘時に吼える。どういう仕組みなのかは不明。
ハロの顔や基板の絵で吼える姿はシュール極まりない。吼えるので機械獣メカザウルス「ロボットと言うよりも、むしろ怪獣という印象を受けてしまう。デモンゴーレムが吼えることには違和感がない一方、明らかに機械であるグラフ・ドローンには違和感が大きい。
機械獣やメカザウルスは『第2次』でも吼えていたのだが、当時はパイロット無しでAI・人工知能はパイロット登録されていなかった。よって、『第3次』でAI・人工知能をパイロットにしながら台詞はそのままだったのが原因と考えられる。
』では無音、『F』以降はメッセージ欄に「……」と表示されつつ、電子音が再生されるようになった(ただし、一部再生されないものも存在する)。
ちなみに『第2次スーパーロボット大戦Z』から機械獣自体がパイロットになると、再び吼えるようになった。
「ダイジョブダイジョブダイジョブ…!」
『F』等での撃墜時の音声(やはりメッセージ欄には表示されていない)。
「言葉を喋っているわけではないが、何故かこう聞こえる」という、いわゆる空耳の可能性も有る。とりあえず、撃墜されてるのでまったく大丈夫ではない。

Zシリーズ

「モウシワケゴザイマセン…」
天獄篇』での撃墜時の音声(こちらもメッセージ欄には表示されていない)。『V』の高性能AIも同様。

AIに該当するキャラクター

レイ / フォロン
レイズナーに搭載されている。
オモイカネ
ナデシコを乗っ取り、パイロットとして登場することもある。
アル
ARX-7 アーバレストに搭載されている。
8
ロウ・ギュールのサブパイロットとなっており、精神コマンドを使用できる。ナチュラルのロウがコーディネイター用のモビルスーツを問題無く操作出来ているのは(ロウ自身の操縦センスももちろんだが)8の的確なサポートのお陰である。
勇者特急隊GGG機動部隊のロボット達
人間が乗り込むタイプ以外のロボ達は基本的に超AIで動く。
チェインバーストライカー
会話型支援AI「パイロット支援啓発インターフェイスシステム」が搭載されている。
ビーク
ディバイソンに搭載されている。
AI1
メディウス・ロクスに搭載されている。
ミサキ・シズノ
心を持つ人工幻体であり、「元々の実体の有無」以外は幻体データ化された人類と差が見られない。
レムレスタルボフォセッタリチェルカディータ
オケアノスに搭載されている。同型艦にも同じAIがインストールされているが、学習型なので艦ごとに差異が生まれている。
ナイン
ヴァングレイに搭載されているOS「システム99」がアンドロイドのボディを得た姿。
人工知能君
ハインヘルム改(グーニラ機)に搭載されている。グーニラ自身の操縦技術が非常に低いため、そのサポートとして搭載している。
オリーヴ君
カタリーナの欲望によってグーニラが製作した人工知能。彼女の欲望を満たすべく、オリーヴの音声データを収録する徹底ぶり。