相田ケンスケ
相田ケンスケ(Kennsuke Aida)
第3新東京市の第壱中学校における碇シンジのクラスメイトで、友人の鈴原トウジと共にシンジの友人となる。
軍事オタクで常にビデオカメラを持ち歩き、野営もすることも。またEVAに搭乗したい願望も持つ。貞本漫画板ではネルフ職員である父親のデータを盗み見してエヴァについて知ろうとしている様子が描写されている。
そんなEVAパイロットに憧れる彼であるが、実はシンジ達の所属学級である2年A組は全員エヴァパイロットの候補となりえる生徒だけを選抜して集めた特別なクラスであった事が後に判明している(当初のパイロット選定はマルドゥック機関なるものが決めていたとされていた)。つまり、ケンスケが適格者になりうる可能性がゼロというわけではない。ただし、この事は当の生徒達は勿論の事、パイロットとなったシンジ達でさえも知らない。
TV版と漫画版では人間関係が多少異なっている。TV版ではEVA3号機の事件でエヴァパイロットを辞める決意をしたシンジに、どうして自分がなりたくてもなれないパイロットを辞めてしまうのかを問い詰める電話を掛けた(ただし途中で盗聴を感知したネルフ保安部により通話は強制切断される)。それ以降は特にシンジとの接点もないまま第三新東京市の壊滅により疎開してしまう。漫画版では、同事件でシンジがトウジを殺したと知り、絶交とも受け取れる様なメッセージを残し去っている。また、TV版ではトウジと同様に惣流・アスカ・ラングレーを毛嫌いしているようだが、漫画版では好意を抱いている様子が伺える。
原作ではエヴァのパイロットに選ばれていないが、プラグスーツ姿のイラストが存在している。また、PSP用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』などの派生作品では念願のエヴァのパイロットとなり、EVA4号機に搭乗しているケースも存在する。しかし前述の『エヴァ2』においては、コアに何が存在しているかという事実を知り、ケンスケがエヴァ適格者として選ばれることを防ごうとした父親は…という展開になった上でパイロットになるという、念願叶った末のバッドエンドである。
『新劇場版:破』の劇場公開版では葛城ミサトに相原君と間違えられていた(ソフト化の際に修正)。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 原作通りEVA初号機のエントリープラグに乗りこむイベントがある。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 第52話終了後のシナリオデモでトウジと共に登場。葛城ミサトの配慮でプリベンターのハヤト・コバヤシが彼らの消息を探していたらしく、戦いから帰還したシンジを祝福する。
Zシリーズ
携帯機シリーズ
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 横須賀までドラグーン見物に足を運ぶなど、原作通りの軍事オタク(というよりロボットヲタク?)ぶりを随所で発揮。最大の見せ場はEVA弐号機へのダメ出しか?(名台詞参照)
人間関係
- 碇シンジ
- 親友。一人戦争ごっこで野営していたケンスケのテントへ、家出したシンジが迷い込んできた際に食事を提供している。漫画版ではシンジがトウジを殺したと知り、絶交している。
- 鈴原トウジ
- 親友。シンジが転校してくる前からの仲。
- 惣流・アスカ・ラングレー
- 喧嘩仲間。お互い毛嫌いしており、喧嘩が絶えない。漫画版では彼女に好意を寄せているフシがある。
- 葛城ミサト
- 憧れの女性。TV版ではEVAのパイロットとして自分を採用するように、彼女へ直訴する一幕も。
- 綾波レイ
- 同級生。
- 渚カヲル
- TV版では接点が無いが、漫画版ではカヲルを一目見て「(不気味なヤツ 人間かな あれ…)」と感じ取っている。
他作品との人間関係
- 牧葉団兵衛
- MXにおける「ヤシマ作戦」では、自転車の漕ぎ方について彼からダメ出しされる。
- ヒイロ・ユイ
- αでの初対面時、彼の無口で無愛想な佇まいが「綾波レイそっくり」との印象を抱く。
- リリーナ・ドーリアン
- αではヒイロを訪ねて第壱中学校へとやって来た彼女の美少女振りに鼻の下を伸ばすも、直後にリリーナが見せたエキセントリックな振る舞いを目の当たりにして呆気に取られる。
- 風間信二
- 第3次Z時獄篇では同じ兵器マニアということで彼を師匠と仰ぐ。ちなみにどちらも眼鏡である。
- サザンカ・ビアンカ
- 第3次Z時獄篇では撮影(盗撮?)仲間。
名台詞
- 「勘ってやつだよ。ここんとこ、何十人って同級生を見送ってきたんだ」
- 第四話『雨、逃げ出した後』にて。第3新東京市を去ることになったシンジの見送りにトウジと共に現れ、「どうしてここに?」と尋ねられてこう答える。第3使徒の襲来以降、疎開で街を離れる人々は後を絶たないのだ……
- 「他人の俺たちには見せないホントの姿だろ、それって家族じゃないか」
- 第七話より、ミサトのだらしない私生活も知らず彼女への憧れを語るトウジとケンスケに、シンジがなぜミサトと同居なのが羨ましいのか尋ねたときの切り返し。はっとさせられる一言。
- 「凄い、凄い!凄すぎる!男だったら涙を流すべき状況だね、これは!」
- 第八話にて、国連軍艦隊を間近で見てミリオタのテンションは最高潮。そんなに嬉しいのか、その後も彼の口から出る言葉は「凄い」だけで占められる。
- 「もったいな~い…」
- 同じく第八話にて。EVA弐号機と第6使徒ガギエルとの戦闘に巻き込まれて海に放り出される艦上戦闘機を目の当たりにして男泣き。ちなみに二度発言している。
- トウジ「ペ、ペアルック!?」
ケンスケ「イヤ~ンな感じ!」 - 第八話ラストにて。アスカの赤いプラグスーツを無理矢理着せられたシンジを見た時のセリフ。
- トウジ「う、う、裏切りモン…」
ケンスケ「またしても今どきペアルック…イヤ~ンな感じ…」 - 第九話『瞬間、心、重ねて』にて。学校を休んでいるシンジの見舞いに来て、ユニゾン特訓のためのコスチュームに身を包んだシンジとアスカを見てのセリフ。
- 「トウジの奴かなぁ…。今日休んでるし…」
- 第拾八話にて、ミサトにEVA3号機のパイロットにと懇願したが既に決まった後のため選ばれず、翌日に学校の屋上にて愚痴った台詞。シンジは「まさか!」と流したが、そのまさかだという事を当人たちは思わなかっただろう…。
スパロボシリーズの名台詞
- 「赤い奴ってのはレアで、角つきで、3倍速くなきゃダメなんだよ!」
- MXでシンジからEVA弐号機のフォルムを聞かされた際、強固に主張した持論。この後、「認めたくない」だの「若さゆえ」云々だの、何処かで聞いたような台詞を連呼して愚痴る。余談であるが、αでもEVA弐号機の話題でリュウセイが似たようなニュアンスの発言をしている。
- 「あ~あ、うらやましい」
- MXのEDで勃発したシンジとアスカの痴話喧嘩を見物しての一言。
スパロボシリーズの迷台詞
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