ベラ・ロナ

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2014年11月22日 (土) 19:46時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版
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ベラ・ロナ(Berah Ronah)

セシリー・フェアチャイルドの本名。本項では、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』における彼女の動向についてを記載する。

木星帝国の野望を知ったセシリーは、新生クロスボーン・バンガードを立ち上げ、再び「ベラ・ロナ」を名乗り戦うことを決める。

かつて自分の家族が大量虐殺を引き起こしたことに起因するのかは定かではないが、人の命を奪うことに極度の抵抗を抱いており、木星兵連邦兵等、たとえ敵対するものであろうとも殺してはならない、と厳命していた。しかし、その考えの甘さを疑問視、あるいは指摘されることも多々あった。特にトビアは彼女の不殺主義を「それは偽善じゃないだろうか?」と、かなり厳しい意見を持っていた。また、ザビーネが腹に一物抱えて自分に従っている事に全く気付いていなかったようで、キンケドゥが自分が出撃でザビーネが艦に待機というベラの判断に「ザビーネを艦に残すのか」と尋ねた際に「うちのエースを二人とも出す必要はないでしょう」と笑顔で返している(ザビーネはこの状況に「キンケドゥがいない状況は好機ではある」と考えており、ベラの判断を危険視したキンケドゥはトビアを独断でX1に乗せ、自分も艦内に残っている)

「ロナ家の娘」という出自と自らの素質による高いカリスマ性を持ち、常に威厳を保ってクルーを率いる女艦長であるが、艦長としての気負いと責任感から冷たい態度をとってしまうこともあった。特に、物語序盤の内はトビアに「美人だけどキツい人」という印象を持たれてしまっている。

その一方で、パンを焼いてストレスを発散させるという趣味を持っていたり、敵地に潜入した恋人であるキンケドゥの身を案じたり、彼の前では弱音を吐露したり、など普通の女性となんら変わらない一面を見せるときもある。それはキンケドゥがトビアに語った通り、彼女が「無理をしている」ことの現れでもあり、彼女の本質は争いを望まない心優しい女性……即ち、「セシリー・フェアチャイルド」である。

登場作品と役柄

「ベラ・ロナ」名義で登場したもののみを記載する。「セシリー・フェアチャイルド」名義で参戦している作品については、彼女の項を参照。

第2次スーパーロボット大戦α
機動戦士クロスボーン・ガンダム』で参戦しているため、「ベラ・ロナ」名義。マザー・バンガード艦長。……もちろん、大半のαナンバーズメンバーは正体を知っている。
マザー・バンガードの能力と本人のNT補正もあって、一人乗りながら、シリーズ全体で見ても上位に入る強さの艦長である。戦艦の艦長でありながら敵の攻撃を回避するうえ、PPシールド防御を養成すれば守りも万全。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

第2次α
加速集中鉄壁熱血感応

特殊技能(特殊スキル)

第2次α
ニュータイプL8、援護攻撃L3、指揮官L4、SP回復

小隊長能力(隊長効果)

獲得資金+20%
第2次αでの能力。

人間関係

キンケドゥ・ナウシーブック・アノー
互いに心を通わせる男性。後に彼の子供を宿す。
ザビーネ・シャル
彼女を「支配者の器」と見定め、女王に擁立しようと執念を燃やす男。ベラの方はザビーネがそんなことを考えているとは夢にも思っていなかったようである。
トビア・アロナクス
仲間。彼はベラの不殺主義に対して「それは偽善じゃないだろうか」という、否定的な意見を持っていた。
ウモン・サモン
新生クロスボーン・バンガードの最年長パイロット。ニュータイプを自称している。
シェリンドン・ロナ
いとこ。
ハロ
SRW未登場。同名の小型ロボットではなく、ベラが飼うオウムである。原作において、ガンダムシリーズの名台詞を連発していた。つまり、何者か(恐らくはベラ)がガンダムシリーズの名台詞を教え込んでいたということになる。人目に付かぬ所でこっそりとオウムに名台詞を仕込んでいるベラというのは、コミカルかつメタフィクションな光景である。

他作品との人間関係

イーグレット・イング
居候。
アラド・バランガ
第2次αのED後から第3次αの間まで、居候していた。
卯都木命
第2次αにてキンケドゥの生存を絶望視していたところを彼女に励まされ立ち直った。

名台詞

「――コック長。あのね……パン焼いていい?」
ベラ艦長といえばこれ。この時の彼女は何が恥ずかしいのか扉の影に隠れるようにしており、艦長としての堅苦しさは微塵も感じられない。
「きゃあああっ! キンケドゥ!!」
「答えて、キンケドゥ! お願いよ! 返事をして、キンケドゥ!!」
「死なないで! キンケドゥ!!」
「シーブックッ!!」
ザビーネX2改にコクピットを貫かれ、地球に墜ちてゆくX1(キンケドゥ)に向かって。その姿に取り乱し、彼の本当の名前を思わず叫んでしまう。
「おかえりなさい…シーブック」
最終話にて。スパロボやGジェネでは冬馬氏の万感こもった演技で表現される感動の台詞。ドゥガチの死後キンケドゥはシーブックへ、ベラはセシリーへと戻り地球で暮らすこととなる。

スパロボシリーズの名台詞

「あなたが自分のしてきた事を罪と思うのならば、その力を人々の為に役立てて下さい」
「それこそが最良の償いであり、お兄様もお喜びになるでしょう」
第2次αアイビスルート中盤より。スレイαナンバーズへの加入を上述の台詞で承認し、多少張り詰めた感のある空気を和らげる。
「…やらなければならないこと…」
(そうよ…私はまだベラ・ロナで在り続けなければならない…!)
「ありがとう、命。私、大事なことを忘れていたわ」
「こんなところでくじけていたら…彼が帰って来た時に怒られてしまうものね」
第2次αにてキンケドゥの生存を絶望視していたところを命に励まされて。原作ではキンケドゥが生還するまで落ち込みっぱなしだったので、ある意味では救われたと言えなくもない。

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