イアン・ヴァスティ
イアン・ヴァスティ(Ian Vashti)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 機動戦士ガンダム00
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
- 機動戦士ガンダム00外伝シリーズ(未参戦)
- 声優:梅津秀行
- 種族:地球人
- 性別:男
- 年齢:37歳→47歳(00F)→52歳(1st)→57歳(2nd)→59歳(劇場版)
- 誕生日:1月21日
- 血液型:A型
- 所属:AEU→ソレスタルビーイング
- 役職:メカニック
- 主な乗艦機:プトレマイオス、プトレマイオス2、プトレマイオス2改
- キャラクターデザイン:千葉道徳
プトレマイオスクルーの一人で、総合整備士を務める。
物語開始から15年前の西暦2287年にはAEUのメカニックチーフを務めていたが、親友で医師のモレノと共に偶然ガンダムを目撃をした事でCBにスカウトされ、その一員となった。このためクルーの中ではCB最古参の一人であり、フェルトの両親の死について知る数少ない人物でもある。在籍の長さもあって数多くのガンダムの開発に携わっており、CBの影の立役者とも言える。
気さくな性格の持ち主であり、「カッコよくないメカは勝てない」という持論を持つ。
『1st』ではガンダムが地上で行動することが多かったため、整備や補給・データ収集のため共に地上に降りていることがほとんどだった。『2nd』では第11話にて負傷してしまうが、第14話にて復帰している。『劇場版』では妻のリンダと共にダブルオークアンタの開発と調整作業を行っていた。最終決戦時にはリンダと共にELSに取り込まれそうになる。この時、泣きじゃくる娘のミレイナに対して、妻と共に笑顔で手を振っていた。しかし、ELSに取り込まれる前に、刹那がELSとの対話に成功したので、夫婦共に間一髪で助かった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。今作でのメカニック枠だが、出番は少ない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 破界篇から引き続きメカニック枠。コロニーとCBのガンダムに隠された秘密について調べたり、ダブルオーライザーに関してカミーユから相談を受ける場面があるなど破界篇よりも出番が多い。なお、「ツインドライヴ」のダブルオーガンダム初出撃場面での刹那とのやり取りである変更が。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 長らくダブルオークアンタの開発に徹しているため、メカニック枠としての出番は少ない。しかし妻との年齢差については劇場版からの登場なのにしっかり突っ込まれる。
人間関係
- リンダ・ヴァスティ
- 愛妻。イアンとは不釣合なほど美人な上に、なんと25歳もの歳の差がある事に沙慈とアレルヤはそれぞれツッコミを入れた。
ちなみに、迫ったのはなんと彼女のほうからであったらしく、男達からすれば羨ましい話である。 - ミレイナ・ヴァスティ
- 娘。『2nd』からトレミーに乗艦。イアンのメカニックとしての腕前は、彼女にも受け継がれている。なお、2nd時点で14歳であるため、なんとリンダが18歳でイアンが43歳の時に生まれている事になる。
- ロックオン・ストラトス、ラッセ・アイオン
- 「おやっさん」と呼ばれ親しまれている。
- アレルヤ・ハプティズム
- 『2nd』にて、リンダの若々しさから「犯罪ですよ」と突っ込まれる。
- JB・モレノ
- プトレマイオスの船医でイアンとは旧知の仲。1st終盤の国連軍との最終決戦時に彼が戦死した際には、彼の死を悼んだ。スパロボは名前のみ登場。
- ルイード・レゾナンス
マレーネ・ブラディ
シャル・アクスティカ
ハナヨ - 外伝の登場人物で、第2世代ガンダムマイスター。彼らとも知り合いである。スパロボ未登場。
- シェリリン・ハイド
- 弟子。尊敬されている。外伝登場で、スパロボ未登場。
- 沙慈・クロスロード
- 色々と面倒を見ており、人生の先輩とも言える立場である。
他作品との人間関係
- 厚井鉄男
リーロン・リットナー - 『第2次Z』破界篇および再世篇における、メカニック仲間。
- カミーユ・ビダン
- 『第2次Z再世篇』にて、ダブルオーライザーと刹那に関してある相談をされる。
- トロワ・バートン
C.C. - 『第2次Z再世篇』にて、「ミレイナが父親に似なくて良かった」と言われてしまう。
- シン・アスカ
- 『第2次Z再世篇』にてリンダを紹介した際に沙慈とアレルヤに続き、さらにツッコミを入れる。
- ドクターJ
プロフェッサーG
ドクトルS
H教授
老師O - 『第2次Z再世篇』にて、かつて彼らとは同志であったことが判明する。イアンは彼ら五博士に対して敬語で話すため、当時も五博士のほうが立場は上だった模様。
- 大十字九郎
- 『UX』では彼に初対面で「犯罪」呼ばわりされる。
- ……しかし、よりによって見方次第ではイアンより遥かに危ない彼が指摘するというのが何とも言えない点。
名台詞
- 「わかっとるさ。ワシらは犯罪者だ。報いは必ず受ける」
- 2nd第4話にて沙慈との会話より。漂々とした年配者の印象のイアンだが、自分達が世界から見れば「稀代のテロリスト」であるという、しっかりとした自覚があった。
- 「頼むぞ…。命を守れ!」
- 2nd第17話より。衛星兵器メメントモリの破壊に向かう刹那に同行することを決めた沙慈に贈った言葉。
- なお、イアン役の声優である梅津氏は、この台詞が印象に残っていることをインタビュー記事にて語っている。
- 「刹那!トランザムは使うなよ!」
- 主にダブルオーがまだ実験段階の時に発言している。しかし刹那は大抵この言葉を無視してトランザムを使用している。
- 「諦めるのはまだ早い!」
リンダ「最後の最後まで信じましょう!」
ロックオン「その通り!俺たちは!ソレスタルビーイング!」
アレルヤ「切り開くんだ!」
マリー「未来を!」
アレルヤ「明日を!」 - [劇場版での台詞。ELSの侵食を受けたプトレマイオス2改の退艦命令を出したスメラギに反論したフェルトの意見に賛同して。
- こうして、ソレスタルビーイングメンバーの意見を聞いたスメラギは、あえて全員で艦に留まることを決断した。
迷台詞
- 「ワシはそのままの方がいいなあ」
- 2nd第4話エピローグより。寸法の合わないソレスタルビーイングの制服を着て赤面するスメラギを見た時の感想。イアンの色好みなオヤジの一面を表現した迷台詞。ちなみに、娘のミレイナは、そんな父親の意見に対して「セクハラです! パパ!」とコメントしている。
- 「ワシの嫁だ」
- 2nd第10話より。自分とは不釣り合いな美人の妻、リンダを見て驚愕したCBメンバーに対して。この後「若い」、「犯罪ですよ」と突っ込まれる羽目に…。第2次Z再世篇ではそれらに加えて「何かが間違ってる!」と言われてしまう…。
- 「何じゃこりゃああああああああっ!?」
- 2nd第14話にて。メメントモリ攻略戦の間負傷して医務室で寝ていたため、戦闘後にダメージを追ったトレミーが地球に下りたことに気づかず、目が覚めてみれば艦に穴が開いており、そこから大自然が見えていたことに驚愕する。
スパロボシリーズの名台詞
- 「…わかった。だが、もしもの時のために一か八かの方法をお前に教える」
- アロウズに押されるティエリアたちを救援すべく、「動けばいい」とダブルオーガンダムで出ようとする刹那に対して。この方法というのが、原作では猛反対していたトランザム発動による強制同調である。
搭乗機体・関連機体
- ソレスタルビーイング所属の機体全般
プトレマイオス
プトレマイオス2 - 新型の開発と設計・整備・追加装備などの開発を担っている。
- GNアーチャー
- 大森氏が執筆したケロケロエース版ではGNアーチャーに搭乗し出撃する場面がある。
- ガンダムサンドロック改
ガンダムヘビーアームズ改 - 再世篇ではキラ達と共にこの2機の改修を行う。
余談
- 原作では1stと2ndの間は4年間だが、Zシリーズにおける破界篇と再世篇の間は数ヵ月間になっている。そのため妻が娘を産んだ歳が原作の18歳から4年さかのぼってしまうことになり、ファンから「スパロボにおけるおやっさんは完全に犯罪だ」と指摘されることもある。……原作よりも歳の差が縮まっていると考えておくのが無難であろう。
- 水島精二監督によると、イアンは2nd第11話で負傷した際に退場(=死亡)する予定だったという。だが仮に彼が死亡したら、ソレスタルビーイングの後継のメカニックは、一民間人の沙慈や娘のミレイナといった若年者が担当することになってしまう。結局、彼等では荷が重いと判断し、イアンを生存させることに決めたという経緯がある。
- イアン役の梅津氏は本作以外のガンダムシリーズにも多数出演しており、『機動戦士ガンダムZZ』ではネル・マーセン、『SDガンダム外伝 聖機兵物語』では重騎士ガンダムGP02/重騎士アトミックガンダム、『SD戦国伝 天下泰平編』では結晶鳳凰、『機動戦士Vガンダム』ではキスハール・バグワット、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』ではアス、『機動新世紀ガンダムX』ではニコラ・ファファスを演じ、本作以降の作品では『機動戦士ガンダムUC』でヒル・ドーソンを演じた。
資料リンク
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