シンデュスは『スーパーロボット大戦BX』の登場メカ。
概要
神を名乗る男ジスペルの「依り代」たる巨大戦闘用外骨格。
その全容は、時計を変形させたような意匠の後輪を装着し、鎧を纏った機械仕掛けの女神のような姿となっている。右腕は普通に一本、左腕は肘の部分で二本、合計三本の腕を持つ異形であり、脚部は二本足であるが足首から先が存在せず、浮遊している。後輪の宝玉はそれぞれ「過去」「現在」「未来」を意味しており、顔の部分は能面の様な白く不気味なデザインとなっている。また、120mもある巨体に対し重量は僅か125tしかない。
右手には鍵型の剣を持っており、これを足元の空間に差し込むことで、後輪の宝玉を操作し「過去」「現在」「未来」に対応した能力を行使できる。また、時空制御能力を持っており、これを応用することで巨体に見合わぬ高い回避能力を発揮し、生半可な攻撃は通用しない上、相手を問わず的確な攻撃を可能とする。
最終決戦でブライティクスを苦しめるが、ジスペルが神ではなく人間と変わらなかった事を突き付けられ、人間の力の前に敗北。最期は、ジスペル共々消滅した。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 真最終話「受け継がれた未来」にのみ、真のラスボス機として登場。自己回復こそないがHP35万、さらに凶悪なバリアを備えており、それまでのボスとは桁違いの強さを誇る。さらに全回復イベントが2回もあるため、実質の最大HPは100万に迫る。幸いターン経過でも全回復イベントを挟む為、自信がないなら4ターン野放しにしてしまうのが吉。
- 巨体ゆえにサイズ差補正がほとんどのユニットに対して発生し、さらに最強武器にはバリア無効付きと攻撃面でも凶悪。5段階改造程度では「進滅の導き」がクリティカルするとそれだけで落とされることも珍しくはない。
- ただ、ラスボス機としては珍しく燃費が悪い部類に入る(あくまでもラスボスのレベルでは、だが)ので、長期戦に持ち込めばガス欠させることも不可能ではない。
装備・機能
- 錬磨の光
- 鍵を空間に差し込んで回し、解放した力を左手から放って敵を消滅させる。この攻撃でバルギアス・ドラグーンを一撃で葬った。
- MAP兵器版も存在する。
- 進滅の導き
- 鍵を空間に差し込んで回し、力を解放。まず、光背ユニットのリングを右上のクリスタルに合わせ、標的の上下に魔法陣を展開して重圧で動きを止める。次に、リングを左下のクリスタルに合わせ、錬磨の光によって追撃。最後にリングを頭上のクリスタルに合わせ、鍵をより深く差し込んで回し、天空から巨大な剣を召喚して敵を破壊する。
- 途中、シンデュスのリアルカットインが入るが、間近で見る能面の様な顔が非常に不気味。
- EN・MP回復L3
- 進滅の導きの消費ENが20、最大値が500にこれを持っているのでガス欠はあり得ない、と思えるがさにあらず。バリアにEN消費があり、さらに一度枯渇させるとターンごとに150しか回復しないので、PUの攻撃を5回当てれば何も出来なくなる。
- 時空制御
- 専用能力。複合系であり、全属性ダメージを6000まで無効のバリア(消費EN5)、最終命中・回避率+30%。さらにバリア無効でも無効化出来ないので生半可な攻撃は通じない(直撃で貫通させることは可能)。自己回復能力が無いとはいえ、このバリアがあるので小さなダメージを積み重ねていく戦法は使えないのが痛い。セオリーどおりに最大の火力を叩き付けるべし。
移動タイプ
- 空・陸
- 常に浮遊している。
- 2L
機体BGM
- 「歪んだ福音~生命の進化を求めたモノ」
- 専用BGM。1周目をクリアした時点で登録されるので、スタッフロールのジスペルの名前とこの曲の存在で真ラスボスの存在を知ったプレイヤーは多い。
余談
- 間違えられやすいが、名前は「シンディス」ではなく「シンデュス」である。
- 「錬磨の光」で放つ幾何学文様を含む光線は、SDガンダム外伝聖機兵物語の重要な存在であり、スダ・ドアカ・ワールドで一時期不在となっていたスペリオルドラゴンの座を得ようとした神によって作られた巨大ロボット「ルーンレックス」の攻撃によく似ている。BXがスダドアカも一要素として含めた話であることを考えると、ジスペルは実際に接触していた可能性は考えうる。
脚注