マクロスF
- 2008年4月3日 ~ 9月25日放映(MBS・TBS系) 全25話。
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦L
概要
マクロスシリーズ25周年記念として放送。TVの再構成である映画が、2009年に前編『劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』に、2011年に後編『劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』が公開。
マクロスシリーズのプロットである三角関係が、主人公と、2人の歌姫の歌と恋物語が中心となっている。
小説版では、終盤でかつてのマクロスシリーズの登場人物達がそれぞれの場所でバジュラと戦っており、さながらオールスター戦の様な状態になっている。
2009年度の第40回『星雲賞』映画演劇部門・メディア部門受賞作品。
ストーリー
西暦2059年。超長距離移民船団「マクロス・フロンティア船団」に、「マクロス・ギャラクシー船団」から歌姫シェリル・ノームが来訪。そして、バルキリーのパイロットを目指す主人公早乙女アルトと、歌手を目指すランカ・リー。そんな中、謎の宇宙生物バジュラがマクロスフロンティア船団を襲撃。アルトはバルキリーのパイロットとして。シェリルとランカはお互い「歌」と、アルトの「恋」争う仲に。数奇の運命に巻き込まれる3人の行方、そしてバジュラの正体とは?
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
主人公とヒロイン
S.M.Sスカル小隊
民間軍事会社S.M.S
S.M.Sピクシー小隊
新統合軍
美星学園
マクロス・フロンティア行政府
マクロス・ギャラクシー船団
第33海兵部隊
バジュラ
その他
過去のマクロスシリーズに登場した人物
- マオ・ノーム
- 『マクロスゼロ』のヒロインサラ・ノームの妹。
- キム・キャビロフ
- 初代マクロスに登場した旧戦艦マクロスのオペレーター三人娘の一人。小説版のみ登場。
- イサム・ダイソン
- 『マクロスプラス』の主人公。小説版でのみ、本人と断定されていないものの、明らかに彼と思われる人物が登場。なお、小説版番外編ではイサム本人であるとされた上での登場を果たしている。
- ガルド・ゴア・ボーマン
- 『マクロスプラス』の主人公の戦友でライバル。小説版の番外編にて『マクロスプラス』当時のガルドが登場している。
- 熱気バサラ
- 『マクロス7』の主人公。小説版のみ、本人と断定されていない状態での登場だが、本編でも存在は度々語られる。
- ガムリン木崎
- 『マクロス7』に登場したパイロット。小説版のみ、本人と断定されていないものの、明らかに彼と思われる人物が登場。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
マクロス・フロンティア船団
- マクロス・クォーター
- VF-171 ナイトメアプラス
- AIF-7S ゴースト
- バトル・フロンティア
- デストロイド・シャイアンII
マクロス・ギャラクシー船団
バジュラ
用語
楽曲
- 番組のカラーを引き出すため、OP・EDテーマが交互に入れ替わっている。また、TVシリーズ・エディション版では使用箇所が異なっている。
- オープニングテーマ
-
- 「トライアングラー」(前期)
- 本作のテーマソングである。歌手は坂本真綾。『L』『第2次Z』『OE』で採用。
- 「星間飛行」
- 兼挿入歌。歌手はランカ・リー(中島愛)。『L』『第2次Z』で採用。
- 「ライオン」
- 兼挿入歌。歌手はランカ・リー(中島愛)&シェリル・ノーム(May'n)。『L』『再世篇』『OE』で採用。
- エンディングテーマ
-
- 「ダイヤモンド クレバス」
- 兼挿入歌。歌手はシェリル・ノーム(May'n)。 『再世篇』で採用。
- 「ノーザンクロス」
- 兼挿入歌。歌手はシェリル・ノーム(May'n)。『L』『再世篇』で採用。
- 「アイモ」
- 兼挿入歌。歌手はランカ・リー(中島愛)。「アイモ O.C」のロングバージョン、「アイモ 鳥の人」がある。『L』『第2次Z』で採用。
- 挿入歌
-
- 「射手座☆午後九時 Don't be late」
- 歌手はシェリル・ノーム(May'n)。『L』『第2次Z』で採用。
- 「What 'bout my star?」
- 歌手はシェリル・ノーム(May'n)。『破界篇』で採用。
登場作と扱われ方
初参戦の『L』以来、TV版名義の参戦としてはいずれもフロンティア船団が別世界から物語の世界に次元転移してくる展開となっている[1]。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初声付き参戦。今作では次元震により多元世界に転移してくる。ストーリーは準バジュラ女王との対決までで、おおよそ中盤までの進行となる。劇場版でしか登場しないトルネードパックが隠し機体として登場する。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 引き続き参戦。今作では最終回までの進行となる。さらに劇場版後編に登場したVF-25GトルネードパックとYF-29 デュランダルが参戦(デュランダルは隠し機体)。おおむね原作通りの進行でバジュラクィーンとの決戦まで行くが、ブレラが最後まで自分の素性を隠したまま姿を消したり、劇場版の設定があちこちで見られるなど、次への続投が予感された。
- 次作『第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇』以降は劇場版と入れ替わっているため参戦作品には含まれていないが、アルト達は前作と同一人物とされている(αシリーズにおける初代マクロスとほぼ同じ扱い)。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 初参戦作品。今作では高蓋然性世界出身という設定で、フォールド事故により物語の世界に転移してくる。今作では他のマクロスシリーズの参戦は無いが、何度か他作品の事情について触れられている。
単独作品
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- 初の原作終了後での参戦だが、ミシェルが生存している。オズマは入植後のバジュラ本星防衛のためスカル小隊から抜けており、アルトがリーダーとなっている。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
主要スタッフ
- 原作
- 河森正治、スタジオぬえ
- 制作
- サテライト
- 総監督
- 河森正治
- 監督
- 菊地康仁
- シリーズ構成
- 吉野弘幸
- キャラクターデザイン
- 江端里沙
- 高橋裕一
- メカニカルデザイン
- 河森正治
- 石垣純哉
- 音楽
- 菅野よう子
- コピーライト
- マクロスF製作委員会・MBS
脚注
余談
- マクロスシリーズ25周年記念作品として制作された『マクロスF』において、主人公達が暮らす艦船等は25という数字と関係がある。
- 例を挙れば、マクロス・フロンティア船団(新マクロス級としては「第25次超長距離移民船団」)、バトル・フロンティア(形式番号は「バトル25」)、可変戦闘機VF-25 メサイアが該当する。
- マクロス・クォーターの場合もまた、クォーター=1/4=「25/100」と解釈できなくもない。
- 例を挙れば、マクロス・フロンティア船団(新マクロス級としては「第25次超長距離移民船団」)、バトル・フロンティア(形式番号は「バトル25」)、可変戦闘機VF-25 メサイアが該当する。
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