「リ・ブラスタB」の版間の差分
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2012年7月18日 (水) 00:15時点における版
リ・ブラスタB (Li-Blasta TypeB)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:DMバスター(対次元獣用機動兵器)
- 形式番号:
- 全長:18.3m
- 重量:62.6t
- 動力:VX(揺れる天秤のスフィア)
- 開発者:トライア・スコート
- 所属:アクシオン財団
- 主なパイロット:クロウ・ブルースト
- メカニックデザイナー:小野聖二
ブラスタの戦闘データを反映して造られたリ・ブラスタを射撃戦用に特化させた機体。 「タイプB」、「ブルー」の名の通り、青いカラーリングとなっており、如何にもブラスタの後継機と言った感じのフォルムである。 前述の通り、射撃戦に優れており、格闘戦型のレッドキットと交換することでそちらにも対応できる汎用性の高さも特徴。
この機体を最大限に発揮するには、覚醒した「揺れる天秤」の力が必要であるため、その反作用によってクロウが暴走しない様に「CDS(コインドロップシステム)」が組み込まれている。これは、VXの出力が規定値を突破した場合、コックピットに硬貨の落ちる音が鳴るというシステム。筋金入りの守銭奴であるクロウは、「揺れる天秤」の反作用で判断力が消失していてもこの音だけは聞こえるため、それを逆手にとって正気を保つためにトライアが用意したシステム。効果は確かに絶大だったが、あまりにも情けない方法だったためにZEXISメンバーは総出であきれ返っていた。
なお、このシステムは1度の作動に1Gのコストがかかるため、リ・ブラスタ受領から100万回使用したクロウは、またも100万Gの借金を背負うハメになってしまった。が、この100万回という回数はあまりに非現実的なため、トライアが嘘をついた可能性が高い。
名前の由来は「libla(天秤座)」。
登場作品と操縦者
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 31話から登場。射撃を選択する事でこの機体となる。なお、2周目以降はRとの換装が可能。性能的には射程が長い射撃武器はもちろん、着弾点指定型のMAP兵器・VXクラスターや長射程の上高威力、その上P属性付きのSPIGOT-VXMを参入直後から使えるのが大きい。弾数制・EN制の武器がバランスよく振り分けられており、継戦能力が高いのも美点。総じて、武器の比率に偏りが見られるRより扱いやすい印象を受ける。
装備・機能
ブラスタの装備をそのまま発展させた武器が多い。なお、バンカーは射出機能と切断能力がオミットされ、シールドとしてのみ使用されている。
- AX-98 RAPTOR
- 本機のスフィアによって生成された次元力をエネルギー弾として射出する。
- SPIGOT
- 「スピゴット」と呼称されるリング状の随伴装備。RAPTORのエネルギー弾を増幅・軌道変更・転送する役目を持つ。小型化されたものの4つがRAPTORのマズル部分に搭載されている。これによってリ・ブラスタBは距離・方向・範囲を問わない全方位射撃を可能としている。
- CDS
- 「コイン・ドロップ・システム」の略。リ・ブラスタの出力を極限まで発揮するためのシステムで、VXの出力が規定値まで達すると同時に金の落ちる音が鳴り、無意識的に金の音を察知できるクロウの心を繋ぎ留めるというシステム。これによりスフィアの反作用である「一つの物事に執着し、判断力を喪失する」という現象を解消できる。事実上クロウにしか効果のない、画期的と呼ぶにはあまりにもバカバカしいシステムとなっている。
ちなみに余談だが、スフィアの力を使う武装を使用した場合、戦闘デモできっちり小銭の音がする(かなり聞き取りづらいが)。
武装・必殺武器
- RAPTORショット
- RAPTORを連射。
- VXクラスター
- 着弾点指定型のMAP兵器。SPIGOTのうち1機にVXブレイザーを撃ち込み、残り3機を敵集団の上に配置して転送したビームを放つ。
- ペイオネット・スパイカー
- ブラスタの攻撃とほぼ同じ。リ・ブラスタは完全戦闘用なので電磁ネットやスタンロッドはなく(よって運動性ダウンもない)、SPIGOTのうち1機を分離してビームラムを形成し、加速力に物を言わせて強引に貫く。
- ディストーション・シュート
- SPIGOTを展開し、変則軌道の4連射で仕留める。
- クラッチ・スナイパーVX
- 背部ユニットからスタン効果のあるミサイルを乱射して敵をけん制し(このため、運動性ダウン効果有)、展開したSPIGOTを一直線に並べた上で「狙い撃つ」。射撃のSPIGOT-VXの発展版。
- SPIGOT-VXM
- 3機のSPIGOTを目標に埋め込み残りの1機に向かってビームを連射。SPIGOTを通過したビームは埋め込まれた3機に転送され目標の内部から炸裂する。クロウ曰く「本当のゼロ距離射撃」「ゼロというよりマイナス」。
- アンブレイカブル・フルクラム
- 45話のイベントで追加される最強武器。SPIGOTを銃口先端で回転させ、直結したスフィアのエネルギーを充填。しかる後、RAPTORでそれを射出して粉砕する。
なお、開始時にクロウのカットインが入るが、この時額の部分を電波のような線が通過する演出が入る。実はこれ、スフィア共鳴などではなく、CDS起動の演出。注意して聞くと、演出の際に入る甲高い音が序盤で入る硬貨の音と同じ。
特殊能力
- EN回復(小)
- スフィアの無限動力によってエネルギーが回復する。
移動タイプ
機体BGM
- 「THE UNBREAKABLE」
- クロウの後期BGM。
余談
対決・名場面など
- ジ・アンブレイカブル
- 『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』第31話より。ブラスタの生まれ変わった姿、リ・ブラスタに乗り込んだクロウはZEXISに、もし「揺れる天秤」に飲み込まれたら自分を殺せと告げる。敵はアークセイバー最強、ジェラウド。そして何より、リ・ブラスタはVXをフル稼働させなければ動かすことが出来ない。意を決してVXを起動したが、トライアがあらかじめ組み込んだ「CDS」によって、クロウの意思はスフィアに支配されることなく自意識を保つことに成功した。その力は見事にジェラウドを撃破するものの、あまりにもくだらない対処法にZEXISの面々はあきれ返るのであった…。
- アンブレイカブル・フルクラム
- 『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』第45話より。ZONEを守護する人造次元獣を撃破したZEXISであったが、程なくしてZONEの稼働が始まった。それを止めるためにクロウは妨害を試みるアイムを余所にZONEに向かう。だが、そこに現れたカルロスは、「ZONEブレイカー」を摘んだ輸送機でZONEに特攻。結果としてZONEは機能停止したものの、カルロスは戦死。そして、それはクロウの怒りと哀しみによって「揺れる天秤」の真なる覚醒を招き、強大な力を得たリ・ブラスタはアリエティスを一撃で撃破したのであった。
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