「百年戦争」の版間の差分
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2014年1月5日 (日) 16:36時点における版
百年戦争(Hundred Years War)
『装甲騎兵ボトムズ』作中に起きている、ギルガメス連合とバララント同盟の星間戦争。本来の名称は「第三次銀河大戦」であるが、百年にも及ぶ銀河規模の戦乱から、もっぱら百年戦争と呼ばれている。
アストラギウス暦7113年に開始され、アニメ第1話と第2話の間の時期にあたる7213年に終戦を迎えている。『野望のルーツ』と『ペールゼン・ファイルズ』は休戦協定が結ばれる間際の時期を舞台とし、それ以外のシリーズは休戦から第四次銀河大戦の期間の物語となっている。
戦争の全容を知る星や人々はすでに亡く、いくつもの星が消滅する程の戦乱が長く続きすぎた事により、戦争後期には、もはや双方の戦争の大義名分や目的も定かではない「生き延びるための戦い」と化していた。
戦争前期から中期にかけては宇宙艦隊による決戦と、PMH(パルス・マクガフィ・ハイパードライブ)ミサイルによる星の壊しあいに終始しており、この分野の技術と国力に勝るバララント同盟側が優勢であった。ギルガメス連合は大戦初期の初代首星ギルガメスの崩壊、それに続く二代目首星ビシュティマの崩壊と不利を強いられるが、レクスティア星域会戦での大勝とアーマード・トルーパーの開発によって勢力を盛り返す。
ATの実戦投入以降はギルガメスの反転攻勢が著しく、ミヨイテ・パルミス・サンサ等の重要拠点惑星の制圧戦で勝利を収め、戦況は膠着状態となる。 この時点で両軍とも疲弊の極みに達し、決着がつかぬまま休戦条約が締結される。
しかし、全ては次なる銀河大戦の準備を進めるためのものに過ぎず、二年後の7215年には早くも第四次銀河大戦が勃発している。
主な出来事
- 首星ギルガメス崩壊
- 7126年にバララント側のPMHミサイル空襲によって惑星ギルガメスが崩壊。2000年にわたってギルガメス連合を束ねてきた惑星国家が消滅した。
- 後継の連合首星にはバララント側との交渉を担当していたビシュティマ星が着任する。
- ビルアット協定締結
- いたずらな惑星の破壊と資源の浪費が問題視され、7132年に両軍の間でPMHミサイルの使用を制限する条約が締結される。
- これ以降は艦隊戦と惑星制圧戦が主体となる。
- 二代目首星ビシュティマ崩壊
- 7171年にバララント艦隊の大規模空襲によって惑星ビシュティマが崩壊。ギルガメス側から戦争の全容を知る中枢政府が失われてしまう。
- 三代目の首星には連合の新参だったメルキアが着任する。
- レクスティア星域会戦
- ビシュティマ崩壊直後に行われたレクスティア星の所有権をめぐる大艦隊決戦。双方合わせて10万を超える艦隊が激突し、ギルガメスの大勝に終わる。
- バララントは主力艦隊と有力将校の多数を失い、軍中枢が消失するに等しい痛手を被ってしまう。
- ミヨイテ戦役
- 7189年に勃発したミヨイテ宙域をめぐる戦争。はじめてATが本格的に実戦投入された。
- 休戦協定締結まで激戦が続くが、そのさなかに一機甲猟兵小隊が、重要物資ヂヂリウムを強奪して敵前逃亡するという謎の事件を起こしている。
- サンサ戦役
- バララントの重要拠点惑星サンサを巡って7202年から三度に渡って両軍が激突した。
- 大規模な空襲とレッドショルダーによってサンサ星の全てが破壊しつくされ、特にレッドショルダーの異常なまでの戦果は両軍を心胆寒からしめた。
- 惑星モナド攻略戦
- 休戦協定締結間際に行われた最後の戦い。旧クエント文明の遺産を核とする要塞惑星モナドをめぐる攻防戦。
- 投入兵力1億2千万人、毎秒45億円の戦費、1日でメルキアの国家予算の4分の1を消費する空前絶後の戦いとなった。
- リド事件
- 休戦協定締結間際に小惑星リドで起きた襲撃事件。
- ギルガメスの研究施設を擁する小惑星リドが、味方であるはずのギルガメス軍によって襲撃され「素体」と呼ばれる機密が強奪される。
- アニメ本編の第一話にあたり、キリコ・キュービィーが作戦の内容も知らされぬまま参加していた。
- アンティテーツ条約
- 7213年、中立惑星アンティテーツにて締結された百年戦争の休戦条約。
- 両軍の侵入を禁止する不可侵宙域の設定やレッドショルダーの解散が盛り込まれた。