「破嵐創造」の版間の差分

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:メガノイドとの最終決戦にて、原作と同様に万丈に幻聴として語り掛けており、そして拒絶されている。
 
:メガノイドとの最終決戦にて、原作と同様に万丈に幻聴として語り掛けており、そして拒絶されている。
 
:なお、本作では[[木星帝国]]の総統である[[クラックス・ドゥガチ]]と何らかの関わりがあったと思わせる台詞が、息子の万丈との会話の中に出ており、創造がサイボーグ工学の権威であった事やその所業を踏まえると、ドゥガチの人格をインプットした[[バイオ脳]]を開発したのは彼である可能性が高い。
 
:なお、本作では[[木星帝国]]の総統である[[クラックス・ドゥガチ]]と何らかの関わりがあったと思わせる台詞が、息子の万丈との会話の中に出ており、創造がサイボーグ工学の権威であった事やその所業を踏まえると、ドゥガチの人格をインプットした[[バイオ脳]]を開発したのは彼である可能性が高い。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
 
:セントラルドグマにおける万丈とゲンドウの対決では、過去に人工進化研究所でメガノイド開発の計画をしていた事が明かされている。また、本作では万丈が創造に改造されたメガノイド説が適用されている。
 
:セントラルドグマにおける万丈とゲンドウの対決では、過去に人工進化研究所でメガノイド開発の計画をしていた事が明かされている。また、本作では万丈が創造に改造されたメガノイド説が適用されている。
  

2021年6月12日 (土) 22:26時点における版

破嵐創造
読み はらん そうぞう
登場作品 無敵鋼人ダイターン3
声優 仲木隆司
デザイン 塩山紀生
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
種族 地球人日本人
性別
所属 火星
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破嵐創造は『無敵鋼人ダイターン3』の登場人物。

概要

火星におけるサイボーグ工学の権威で、主人公・破嵐万丈の実父。『無敵鋼人ダイターン3』の物語の根源に関わる重要人物である。

人物 

劇中ではどの様な人物であったかは具体的に描かれていないが、物語において地球人類の災厄となったメガノイドを生み出しそれに次いで行った所業や、自身やメガノイドを激しく憎んでいる息子・万丈の様子から、大体の推察は出来る。

第36話にて息子や妻と共に、コマンダー・プロイド(SRW未登場)の見せた幻影として万丈の前に現れた際は、狼狽した彼から「あんな優しい親父なんて…ある訳が…」と言われている。更に怒りを爆発させた万丈が創造の幻影を振り切ったのを見たプロイドは「人間というものは、肉親に対してあんなにも怒りを抱けるものなのか…?」と評しており、万丈の母や兄までもメガノイドに改造してしまったマッドサイエンティストに等しい行動からも、少なくとも真っ当な人間性は持っていなかった事が窺われる。

一方、助手であったプロフェッサー・ミナモトからは深く敬意を表されており、火星がメガノイドによって完全に制圧された後も、創造が理想としたサイボーグの研究を続けていた。しかし、最終的に誕生したスペシャル1号は、ドン・ザウサーの命令に忠実に従うだけのロボット同然の物で終わり、ミナモトがメガノイドに絶望する決定的な理由となっている。

劇中の様相 

サイボーグ工学の権威であった創造は、人類の宇宙進出や未開拓惑星での作業を可能とし、人類との共存できるサイボーグを生み出すべく、ビューティフル・タチバナの父が経営するビューティ観光会社等といった大企業からの出資を受け、自らの理想に基づいたサイボーグ「メガノイド」を生み出した。

しかし、創造は何を思ったのか、メガノイド開発における基礎理論を完成させた後、自身の妻と長男(万丈の母と兄)をメガノイドを開発する為の実験体にしてしまうという正気の沙汰ではない行動に出ており、更にメガノイド達は自分達が「人間を超えた存在」としてエゴを肥大化させ、火星で反乱を起こす大惨事を招いてしまう。

その後の創造の去就は不明であるが、万丈はメガノイド反乱の際に、父が試作したメガボーグ(後のダイターン3)と大量の金塊を奪って火星を脱出。やがて地球に向けて侵略を開始したメガノイドと、メガノイド撲滅の為に行動する万丈の熾烈な戦いの構図を作ってしまう事になり、物語における「真の元凶」とも言える存在となった。

最終話である第40話では、幻聴としてドン・ザウサーの攻撃で気を失っていた万丈に語り掛け、コロスの意思を受けて目覚めたドン・ザウサーの復活が不完全なものである事を告げているが、当の万丈からは「父さんの力など、借りはしない!!」と宣言され、拒絶されている。

去就

メガノイドが反乱を起こした後、創造がどうなってしまったのか、作品では詳しく描かれていない。

一説では、メガノイドの首魁であるドン・ザウサーこそが創造の成れの果てではないかとされており、創造の名前「そうぞう」を旧仮名遣いに変換すると「さうざう」となり、「ザウサー(ざうさう)」のアナグラムになっている事からも、その説を信じるファンも多い。また、創造に改造されてしまった万丈の母と兄のサイボーグの姿も、ドン・ザウサーに酷似した外見で、脳もむき出しになっている事から、よりその可能性が強くなっている。

しかし、万丈=メガノイド説と同様に、創造とドン・ザウサーの関係性については最後まで明かされる事は無く、現在もその真実については判明していない。

なお、「ドン」は「首領」を指す呼称でもある。

登場作品と役柄

原作でも直接登場した事は無い(幻や幻聴としては現れている)為か、現在の所、SRWでグラフィックを伴って直接的に登場してはいないが、一部の作品では万丈とドン・ザウサーの決戦にて、原作同様に幻聴となって万丈に囁いている為、厳密にいえば名前だけの登場人物ではない

αシリーズ以降のダイターン3が参戦するSRWでは、幾つかのクロスオーバー設定が設けられており、またメガノイドが話題に出た際はかなりの高い確率で創造の名が挙げられる。また、サイボーグ工学の権威であった事から、他の作品の科学者達とはその存在を知られていたり、あるいは直接顔見知りであったりする。

一方、創造が生み出してしまったメガノイドの技術が、皮肉にも誰かの命を救ってしまう事もあり、作品によっては一概に悪人とは言い切れない存在として扱われる事もある。これは創造を憎む万丈にとってもかなり複雑なようで、メガノイドの技術で命が救われた事に周囲が喜ぶ中、一人葛藤する様子を見せる事が多い。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ネルフの司令官である碇ゲンドウとは過去に旧知の間柄であった事が明かされており、息子の万丈も顔見知りとなっている。また、万丈の台詞からも、どうやら人類補完計画の全容についても知っていたようである。
第2次スーパーロボット大戦α
メガノイドとの最終決戦にて、原作と同様に万丈に幻聴として語り掛けており、そして拒絶されている。
なお、本作では木星帝国の総統であるクラックス・ドゥガチと何らかの関わりがあったと思わせる台詞が、息子の万丈との会話の中に出ており、創造がサイボーグ工学の権威であった事やその所業を踏まえると、ドゥガチの人格をインプットしたバイオ脳を開発したのは彼である可能性が高い。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
セントラルドグマにおける万丈とゲンドウの対決では、過去に人工進化研究所でメガノイド開発の計画をしていた事が明かされている。また、本作では万丈が創造に改造されたメガノイド説が適用されている。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
創造の生み出したメガノイドの技術が、エクステンデッドに改造されていたステラ・ルーシェの治療に応用されている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
過去にクロノの改革派に属していた事が語られている。いずれ訪れる絶望の未来を人類をメガノイド化することで防ごうとしていたらしいが、結果的に創造の手段は新たな災いを呼ぶだけになってしまった。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
物語の冒頭で、その存在度メガノイドの開発についてが語られている。また、本作の最終決戦の相手は、メガノイドになっている。
スーパーロボット大戦IMPACT
木連との会談で瀕死の重傷を負った白鳥九十九の命を救う為に、創造の生み出したメガノイドの技術を利用する事を提案している。ただ、万丈にとっては断腸の思いであった様で、台詞からもかなりの抵抗感があった模様。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
火星でのメガノイドとの最終決戦にて、原作と同様に万丈に幻聴として語り掛けており、やはり拒絶されている。

VXT三部作

スーパーロボット大戦V
火星の後継者北辰が、自らの生み出したメガノイドの技術でメガノイド化した事が語られており、その為に万丈にとっても北辰は見逃せない存在となっている。また、メガノイドの開発が、コーディネイターへの遺伝子改良等といった、エンブリヲの打倒を目指したリベルタスの派生であった事が、万丈自身の独白で明らかになっている(尤も、それはエンブリヲはおろか西暦世界を裏で操った巨悪の打倒だったが)。

単独作品

スーパーロボット大戦DD
ワールド5のヴァース帝国の初代皇帝であるレイレガリア・ヴァース・レイヴァースの盟友であったという設定。優秀な科学者としてレイレガリアと共に火星古代文明の解析を行い、ヴァース帝国の建国に関わるなど火星陣営にとって重要な人物であり、アルドノア・ゼロの設定に深く関わる。建国後は政治には関わらず火星開拓に耐えうるメガノイドの開発を開始、その後はヘブンズ・フォール時に行方不明となる。

人間関係

家族

破嵐万丈
息子で次男。自身の所業から完全に憎悪の対象となっており、幻影となって現れた時ですら拒絶されていた。その時の万丈のセリフからも、創造の人間性が真っ当では無かった事が推察できる。
一説では万丈もまた、創造によってメガノイドに改造されてしまったと言われているが、真相は不明。
ドン・ザウサーとの最終決戦では、幻聴で万丈に語り掛けているが、果たしてそれは本当に万丈に対する「償い」であったのか…?
万丈の母、万丈の兄
妻と息子(長男)。この二人をメガノイド開発の為の実験体にしてサイボーグ化してしまい、万丈がメガノイドを激しく憎悪する決定的な切っ掛けを作っている。
二人の改造された姿は、ドン・ザウサーの姿とかなり酷似しており、これが創造=ドン・ザウサー説を匂わせるものとなっている。

メガノイド

ドン・ザウサー
自らの生み出したメガノイドの初期型。後に彼を中心にメガノイド達が反乱を起こす事になった。
前述の仮説からも、創造の成れの果ての姿ではないかと言われているが、現在も真相は判明してはいない。

その他

プロフェッサー・ミナモト
助手。メガノイドが反乱を起こした後も、自身の本来の理想を実現させようとしていたが、結局はそれが間違いでしかなかった事を思い知る事になった。
ビューティフル・タチバナ
ビューティー観光会社の社長令嬢。彼女の父親に取り入って資金提供を受ける形でメガノイドを生み出しており、自責の念を感じた彼女が自ら万丈のアシスタントになる切っ掛けを作っている。

他作品との人間関係

スーパー系

シャピロ・キーツ
IMPACT』では、「火星で新人類を創造しようとし、結局は地球の敵を増やしただけの愚か者」として軽蔑されている。
碇ゲンドウ
α』では、彼のセリフからも旧知の間柄であった事が明かされており、万丈のセリフからも、創造は人類補完計画の全容について知っていた模様。
α for DC』及び『第3次α』では、彼から「人類の進化の手段」の一つとして、強化人間と共に自らのメガノイド改造計画が挙げられているが、『α for DC』では、それを聞いた万丈からは「ただの人体改造」と、激怒される形で非難されている。

ガンダムシリーズ

ライゾウ・カッシュ
RRR』では、宇宙時代の危機管理対策を練るプロジェクトの元同志。プロジェクトを去った後、その理念の延長線上で地球再生による平和で解決しようとアルティメットガンダムを作った。
レイン・ミカムラ
父親のミカムラ博士を通じてなのか、彼女も創造について知っていた。
クラックス・ドゥガチ
面識があったかは不明だが、『第2次α』では創造やメガノイドについて知っていた模様。ただ、創造がサイボーグ工学の権威であった事も踏まえると、ドゥガチの人格をインプットしたバイオ脳は創造が開発した可能性も否定出来ない。
イオリア・シュヘンベルグギルバート・デュランダル
Zシリーズでは、彼らと共にクロノの改革派に属していたが、創造のやり方はこの二人と比べると無茶な部分が目立っていた。

リアル系

ショット・ウェポン
『IMPACT』では、同じ科学者である彼からもその存在を知られており、コマンダー・ネロスを見た時は、メガボーグについても知っていた。
エンブリヲ
V』では、彼への反抗を目的とした「リベルタス」の計画から派生する形でメガノイドの開発が行われた事が、万丈自身の独白で語られている。
レイレガリア・ヴァース・レイヴァース
『DD』では、火星古代文明の解析やヴァース帝国の建国に関わった盟友。

バンプレストオリジナル

エンジ・オヅヌ
『RRR』では、宇宙時代の危機管理対策を練るプロジェクトの元同志。自身のメガノイドに対して、彼はイデアラントを創造している。
ユーゼス・ゴッツォ
『α』では、彼からもメガノイド開発の功績に一目置かれており、万丈との初対面時は、創造の遺志を継いで全人類をメガノイド化しても良いと、とんでもない事を言っている。当時のユーゼスは霊帝に半ば操られた影響でマッド・サイエンティストと化していた為、本当にやりそうで怖い。

名台詞

「我が子よ…勝てる…コロスの必死の脳波がドンを一時的に目覚めさせただけだ…。人間の精神がそんな…そんな…そん…な…」
原作第40話のドン・ザウサーとの最終決戦で、裁きの雷によって追い詰められた万丈に幻聴として語り掛けるが、万丈はむしろその声に反発する形で奮起し、ドン・ザウサーを打ち倒すことになる。
一見すると、万丈が語っていた通り息子への「償い」を思わせる台詞だが、聞き取り方によっては、数多のメガノイド達を葬ってきた万丈の前ではドン・ザウサーでさえも勝てない事を「称賛」しているようにも聞こえる。万丈がドン・ザウサーを倒した後、「僕は…厭だ…!」と呟いたのも、一生父親の思惑通りに支配される可能性への「恐怖」があったからなのかもしれない…。
SRWでも、何度かこのセリフで万丈に語り掛けるシーンがある。