「カリス・ノーティラス」の版間の差分
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2017年2月12日 (日) 23:13時点における版
カリス・ノーティラス | |
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外国語表記 | Carris Nautilus |
登場作品 | |
声優 | 水谷優子 |
デザイン | 西村誠芳 |
種族 | 地球人(人工ニュータイプ) |
性別 | 男 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 165 cm |
体重 | 42 kg |
所属 | フォートセバーン市自衛部隊→北米大陸の反政府組織→フリーデン |
概要
フォートセバーン市の自警団のリーダーをつとめる少年。
市民にはニュータイプとして称えられるが、その実態はフォートセバーン市長ノモア・ロングの手によりニュータイプとして育てられた人工ニュータイプ。ニュータイプ専用モビルスーツであるベルティゴを駆って、ガロード・ランのガンダムエックスを大破に追い込む。
しかし、ティファ・アディールが地球上では生まれる筈が無いと聞かされていた天然のニュータイプであることを知り、絶対の力として信じていた自己の存在とノモアへの忠誠に疑問を持つ。さらに再起したガロードに敗れたことで、生きる意味を見失い自ら死を選ぼうとするが、ガロードに命を救われて閉ざしていた心を開く。
その後、ノモアによってモビルアーマー・パトゥーリアに組み込まれ街を破壊してしまうが、ノモアが倒れた後は償いのために街の復興にその身を尽くそうとする。なお、人工ニュータイプ特有のシナップス・シンドロームに蝕まれ、定期的に死ぬほどの頭痛を味わっている。
後に北米の反新連邦組織の部隊長としてフリーデンメンバーの救援に現れる。その際もベルティゴに搭乗していたが、精神感応兵器ビットは封印していたようである。その後は、新連邦に歯向かうだけで完結した組織に見切りをつけてフリーデンに同行。最後までともに戦った。
全ての決着が付き、フリーデン解散後は旅立つガロードとティファを見送っている。そして自分の体とは一生付き合うつもりでいること、半年前に起きたD.O.M.Eでの出来事についてゆっくりと考えることにしたことをガロード達に告げる。
漫画版では再合流時にラスヴェートβ(ときた氏オリジナル機体)に搭乗していた。経緯についてはときた氏の同人誌内で発表されている。
ガンダムシリーズにおける強化人間に属するキャラだが、その他のシリーズ(特に、宇宙世紀作品)では強化人間達が悲劇的な最期を遂げる事が多いのに対し、カリス・ノーティラスは最後まで生き残った稀な例であり強化人間キャラ最初の生還者である。
登場作品と役柄
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 未来の世界の住人として登場。分岐ルートで原作同様に戦うこととなるが、後半において仲間になる。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 今回は最初から味方として登場。フリーデンにフォートセバーンの防衛を依頼する。その後、第46話クリア後に正式参入する。今回は数少ない精神コマンドの覚醒(Lv62)を覚える。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- NPC。第25話「特異点の使命」で、ガロードを特定のマスに待機させると登場。翠の地球でレジスタンスとして活動しており、ガロードたちを支援するために強化パーツをくれる。14話のゼニトリーや31話のクラヴィア、33話のコレンと同じくこのイベントを発生させないと登録されない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 過去の世界で登場する。最初は敵だが、ガロードとのイベント戦闘以外ではパトゥーリアに乗せられている時ぐらいしか戦わない。後半、ベルティゴに乗って仲間になる。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
- Z
- 回避率+10%
人間関係
- ガロード・ラン
- 最初は敵として出会い、一方的に叩き伏せ一時は心を完全にへし折った。しかし立ち直ったガロードとの再戦やパトゥーリアからの救出の中で和解。生き方に共感することとなり、最終的には志を共にする。
- ティファ・アディール
- 同じ人工ニュータイプとして拉致するも、彼女が先天的なニュータイプという事実を聞かされ、自身の存在に疑問を抱くようになる。
- ノモア・ロング
- フォートセバーン市長。表向きはカリスの身を案じる姿勢が強いが、裏の顔は地球人類への憎しみに憑りつかれた典型的なマッドサイエンティストである。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- 『R』の過去の世界で、ガロード最大のピンチにティファと共に彼を連れ去る。
- カミーユ・ビダン
- 『α外伝』では、かなりの力のニュータイプと称していた。
- 『R』ではノモアと共に彼を市長官邸に拘束していた。後にノモアの真意を知った後は反旗を翻し、彼を格納庫へと案内しスーパーガンダムを託す。
- フォウ・ムラサメ
- 強化人間繋がりか、両者が参戦する作品では絡みが多い。『α外伝』ではフォウの波動を自分の心を見透かすような不愉快な感じを受けていた。
- ジュドー・アーシタ
- 『α外伝』では、自分の力を過信するカリスに、彼からニュータイプ一人で世直しは出来ないと釘を刺される。
- ウッソ・エヴィン
- 『α外伝』では、彼から「誤った力の使い方をして、それが原因で世界の混乱が起きる」と危険を知らせていた。
アナザーガンダムシリーズ
- デュオ・マックスウェル
- 『α外伝』では、彼から「生まれながらのニュータイプを何人も知っている」という一言を聞きショックを受ける事に。
リアル系
- アマノ・ヒカル
- 『R』では、初めて出会った際彼女から「可愛い」と評される。
スーパー系
- 流竜馬 (OVA)
- 『R』では戦線復帰するまで護衛してもらう。
名台詞
- 「そう…僕がニュータイプだ」
- 第10話タイトル。自信満々に出てきて、本当にガロードを叩きのめす。
- 「まだ僕は手加減をしています…」
ガロード「これが、ニュータイプの力…!」
「特別な力を持たない人間が、この僕に勝てる筈がないんです」 - ビットによる一斉射撃でGXを甚振りながら。彼がスパロボで「てかげん」を覚える所以だろう。
- 「人々の幸せの為、至福に満ちた世界を築くために、貴方の命を使います」
「先ほど君は言いましたね、僕がニュータイプなら負けられないと。…残念ですが現実は残酷です。旧き人類では僕には、勝てません!」 - 第10話ラスト。サテライトシステムを破壊され、雪原に叩き付けられるGXに詰め寄り、トドメと言わんばかりにカリスはベルティゴのサーベルを突きつける。
- 「そう、僕は元は普通の人間だった…でも、僕は力が欲しかったんです」
「だから、ノモア博士にお願いして人工ニュータイプとなった」
「昔の僕は平凡でつまらない人間でした…でも、僕はこの世界の変革を願ってやまなかった。そのためには力がいる。人を超えた力が必要だったのです」 - 12話「私の最高傑作です」にて。ティファを奪還するために単身乗り込んだガロードと対峙して。「お前は騙されているんだ」と説得してくるガロードに対して、自ら望んで人工ニュータイプになったと語る。
- 「君だって生きるためには戦うでしょう? 今更ヒューマニズムですか?」
「誰にだって経験があるでしょう。人を超える絶対的な力を手にしたいって思った事は…」 - 「お前一人を完成させるために多くの人間が殺されたんだぞ!」と憤るガロードに対して。
- 「バカな…博士は自然環境下にあってニュータイプの発生は有り得ないと言った…君も僕と同じように、誰かの手によって力を開発されたんだろう?」
ティファ「いいえ…違います!」
「それじゃ…君は生まれながらにしてその力を持っていたと言うのか…?」 - カリスの得た力を否定するガロードに対して、「ティファも否定すべき存在になりますね」と返したカリスだったが、ティファから生まれつきNT能力を持っていたことを明かされ、動揺する。
- 「GXに乗ってるのは別のパイロットか…だが古き人類では、僕には勝てない!」
- 13話「愚かな僕を撃て」にて。ディバイダー装備に改造されたGXを見て。直後ビットで再び撃墜しようとするが…。
- 「馬鹿な…もしやあのパイロットもニュータイプ!? いや違う!ならば僕が感じるはずだ!」
- しかしビットは全て撃ち落とされてしまった。その結果にカリスは目の前の機体のパイロットが同じ力を持つ者なのかと戦慄する。
- 「それでパワーアップのつもりですか! 子供騙しなっ!」
- ホバリングモードでベルティゴに迫るGXに対して、このセリフと共にビットを展開する。
- 「そんな!僕が…負けてる…!」
「人の力を超えたはずの僕が…!」 - 最初の内こそビットでGXを翻弄していたが、次第にガロードがコツをつかみ始めると、ビットは次々と撃ち落とされてしまった。ジャミルが撃ち落とした時と比べこの時は吹雪のため視界も悪く、その中で成長して見せたガロードにカリスは驚愕するしかなかった…。
- 「これでいい…人工ニュータイプの僕が力の限り戦って普通の人間に敗北する…。これで思い残すことはない…」
「あの時、僕は市長の心を感じた。そして、全てを知ってしまった…。僕はただ市長の憎しみを晴らすための道具にしか過ぎないと」
「僕は本当は弱い男だから…君に手伝ってもらうよ、ガロード…」
「これで僕を作るために死んで行った者達の魂も救われる…さぁ…ガロード。愚かな僕を撃て!」 - 「愚かな僕を撃て」の部分は第13話タイトル。ノモア・ロングの真意を知り、ゆがんだ方法で手に入れた力も結局はガロードに及ばず、存在意義を失ったカリスは死を決意し、マガジンが入っていない銃を構えながら呟く。
- (やめてくれ…もうこれ以上、僕に罪を背負わせないでくれ…)
(もう…ダメだ…僕の…僕の心が、消えていく…嫌だ…そんなの、嫌だ…) - 14話「俺の声が聞こえるか!」より。奪還したカリスを生体ユニットとして組み込んだパトゥーリアが起動を果たし、フォートセバーンの街を焼き払う。心をシステムに蝕まれながら、カリスはカプセル内で涙を流す…。SRWでもパトゥーリア搭乗時の戦闘台詞として採用されている。
- (ガロード、ティファ、僕は生きるよ。生き抜いてみせる…!)
- 第14話ラスト。全てが終わり、人工ニュータイプとしての代償と宿命を背負う覚悟とともに、自ら焼いてしまった街フォートセバーンへと帰っていく。力を求めた代償・シナップスシンドロームと住民を騙していた罪という重すぎる十字架を背負ったカリスだが、その顔に絶望の色はなく、憑き物が落ちたかのようであった。
- 「希望の灯(ひ)は消さない!」
- 第35話でまさかの再登場を果たした時のセリフ。処刑寸前だった「希望の灯」ことフリーデンクルーを救出する時のセリフ。『α外伝』ではDVEで収録。
- 「いつまでも、お二人の邪魔をしているわけにはいきませんからね」
- 最終話ラストにて。旅立つガロードとティファの見送りの際に向けた台詞。空気の読める男である。
資料リンク
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