「金本平次」の版間の差分
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2016年6月8日 (水) 14:14時点における版
金本平次(Kanamoto Heiji)
山口大学の工学部に通うエイサップのルームメイトであり、悪友。 また当人の台詞から、エイサップ達三人は差別を受けていた経験を持っていることがわかる。
友人の朗利と共にアメリカ軍基地に爆破テロを敢行したことを切欠にバイストン・ウェルに転移し、その地で出遭ったサコミズに協力し、オーラバトラー・シンデンに搭乗する。
地上に戻った際、朗利と同様オーラバトラーの力に溺れ、東京にテロを行う。核弾頭を持った朗利を守る為にエイサップの前に立つが呆気なく倒される。
OVA版及び漫画版では生存し、救助隊に丁寧に朗利の救助を頼み込んでいたが、小説版ではカスミと戦闘して死亡する末路をたどる。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。田邉氏は本作でシリーズ初出演。行動は基本的に朗利と同じだが、決着シナリオで朗利がエイサップに撃墜されるのに対し、金本は放置されたままシナリオが進むため以降の享受が描写されていない。原作を考えると、朗利の救助を頼み込んでいるのだろうか。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 今作でも原作通りに朗利と共に行動し、ホウジョウ軍と手を組んだクロスボーン・バンガードとともに世界に復讐を果たそうとする。
- しかし、エイサップとゼクスからの説得によってその考えに揺らぎが生じ、ELSをN2爆雷で爆破しようとする朗利の暴挙を阻止した。その後、バンカーとイノベイドがソレスタルビーイング号を占拠した際に朗利と共にエイサップに加勢する。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
回避を中心に高い能力を誇るが、防御が低めなので、必中をかけた攻撃を食らうと意外と脆い。
人間関係
- 矢藩朗利
- ルームメイトで、共に行動している。OVA版のスタッフ曰くラブい関係。小説版では金本が朗利を煽った節も見られる。
- 『CC』では原作とは逆に、金本は朗利の暴挙を阻止している。
- エイサップ・鈴木
- ルームメイトだが、後に敵対する。
- 鈴木敏子、アレックス・ゴレム
- 小説版では度々彼らに料理を振舞っていた。
- カスミ・スガイ
- 小説版では彼との交戦で戦死。
他作品との人間関係
- イザベル・クロンカイト、加門朔哉
- 『UX』では序盤に在日ユニオン軍基地へのテロを敢行した後、彼らの取材を受ける(というより、彼らを利用してテロを報道させようと事前にテロを予告して呼びつけていた)。
- ソレスタルビーイング
- 『UX』では彼らが登場する(?)映画を視聴済み。
- ゼクス・マーキス
- 『CC』では東京を焼け野原にしている金本達の姿に、かつて仮面をかぶった頃の自分と、虐殺を働いた二人を想起、金本達に説得を試みている。
名台詞
- 「武力には武力なんだよ、だからさぁ」
- エイサップに頼み込んで、武器の横流しを行っている人間を見つけようとしていたことがわかる。冒頭のロケットランチャーはそれだろう(不発だったが)。
- 『UX』の中断メッセージでは、見つけたいものが隠し要素になっている。
- ちなみにそのうちの一つが確かにすげぇものだったが、相方がいろんな意味でロクな目に遭わない(しかし一騎を初めとする友人達やその親はかなり救いとなったのだが)。
- 「エイサップだって差別されてたんだろう!?」
- 朗利の核攻撃を妨害しようとするエイサップに対して言い放った、ある意味で彼らの心情を如実に表している台詞。
- なお、彼らが受けた差別の内容については小説版で描かれてある。
- 「すいません! …朗利のほうへ回れますよね?」
- 「桜花嵐」にて。全てが終わった後、救助隊員に朗利の救助を頼み込んでいた。
- 相棒思いといえば聞こえは良いが、東京タワーを倒壊させ、さらに未曾有の大惨事を引き起こそうとした張本人の一人のくせに、ぬけぬけと被害者面で頼み込んでいる為、かなりイメージが悪い。
小説版
- 「ヨーロッパや中国で、中世までの王侯貴族がやっていた戦争は別にして、近代の戦争といっても、結局は陣取り合戦で、陸軍が主導をとる戦争でしかなかったんだぜ。それ以後は、戦争状況はまったくかわったというのに、陣取り合戦以上の戦術論をもてなかったのが、アメリカなんだぜ?」
スパロボシリーズの名台詞
戦闘台詞
- 「俺の気持ち、あんたならわかるよねぇ!」
「知ってるよ、あんただって差別されてたんだろ!?」 - 対コーディネイターの特殊戦闘台詞。前述の台詞を意識しているが、少なくともシンに対しては的外れだと思われる。まあ、スパロボでは「差別を受けたキャラ」は結構いるので、彼らに使うのかもしれない。
- ……もっとも、金本達の行動を考えると、この発言をしても彼らに拒絶されるのは明らかであろう。
- 「別系統のオーラバトラーなら、捕まえりゃカルチャーショックになるかもな!」
- 『ダンバイン』系オーラバトラーへの特殊戦闘台詞。『リーンの翼』と『ダンバイン』のオーラバトラーは本来、オーラ力で動くという基本を除けば全く別の系統の兵器なのだが、『UX』においてはその「別系統のオーラバトラー」を造った男がホウジョウ軍にいるワケで……(ついでに言うと、世界観の関係上『ダンバイン』の技術を元にライデンやシンデンを作った可能性が高い)。
UX
- 「アメリカの聖戦士だって!? こんなところまで来て、お前らは正義面するのかよ!」
- 第27話(バイストン・ウェル)におけるマーベルとの戦闘前会話。金本達の愚行を咎めるマーベルに対して皮肉気に抗議するが、自身のやろうとしている事が「間違っている」事に全く気付いていない。
- 「この女が反乱軍の…!でも、俺のオーラ力ならたとえ相手が聖戦士だってさぁ…!」
- 第27話(バイストン・ウェル)における翔子との戦闘前会話。やはりホウジョウ軍の脅威として知られているが、あろうことか直前のイベント戦闘で朗利がその女聖戦士に倒されたにも関わらず、自身なら勝てると思い込んでいる始末である。
- 「そ、ちょっとした世直しのね」
- 第40話にて、拘束されたアレックスに対して「ハザードの協力者」として紹介する。
- ……が、金本達のやろうとすることを考えると、これによって東京に広島・長崎の原爆投下に匹敵するレベルの被害と愚行を行うコトを全く考えておらず、自分達がハザードの野望の道具にされている事も知る由はなかった。
CC
- 「平和ボケをしたこの世界を変えるのは武力しかいない!」
朗利「俺達の力でなぁぁぁぁぁーっ!!」 - クロスボーン・バンガードとショットを引き入れたホウジョウ軍をバックに、世界に復讐を果たそうとする。
- …この世界は侵略者との戦いや人類間の戦争が起きている上に、謎の勢力によって全ての平行世界が一つに統合されるなど、平和ボケとは無縁なのだが(知らなかった可能性はあるが)。
- 「もういいんだよ…朗利。やめていいんだ…」
- イベント「宇宙に咲く花」終了時の会話より、N2兵器を使ってELSを滅ぼそうとする朗利を制して。ゼクスとの対話を通して思うところがあったようで、その結果、後味の悪い結末となったOVA版や小説版とも異なる結末を迎えた。そして…
- 「あの花が咲いた時、俺達は信じた…」
「信じれちゃったのさ! この世界ならって…!」 - 「宿命のクロス・ファイト!」にて朗利共々改心&加勢というまさかの展開を迎えた。