「シャギア・フロスト」の版間の差分

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;「勝利者はザイデルでもブラッドマンでもない。我々兄弟だ」
 
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;「ッ! ダブルエックスを撃つ!」<br />オルバ「でも兄さん、チャージが!」<br />「構わんッ!」
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:最終話。掌握したはずの送信施設からダブルエックスにマイクロウェーブが照射されたことを受け、焦りと共にサテライトランチャーのトリガーを引くが…
 
;「宿命のライバルだからな」
 
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:漫画版のラストシーンで、ガロードとティファの旅立ちを見送って。さわやかな笑顔なのがとても印象的である。ちなみに、漫画版では兄弟そろってピンピンしている(アニメ版ではここまでピンピンしていない)。
 
:漫画版のラストシーンで、ガロードとティファの旅立ちを見送って。さわやかな笑顔なのがとても印象的である。ちなみに、漫画版では兄弟そろってピンピンしている(アニメ版ではここまでピンピンしていない)。

2015年10月15日 (木) 11:50時点における版

シャギア・フロスト(Shagia Frost)

フロスト兄弟の兄。弟のオルバ・フロストと共に暗躍する。冷静で物腰は柔らかいが非情な性格年齢は弟と同じ19歳なのだが、老け顔や沈着な雰囲気も相まって到底10代には見えない。

オルバとは距離に関係なく会話が出来る他、互いの視覚・感覚なども共有可能な特殊能力を持ち、二人揃ってのコンビネーション戦闘時に強力な戦闘力を発揮するものの、連邦におけるニュータイプか否かの定義であるフラッシュシステムに反応しなかった為、ニュータイプではなくカテゴリーFとして分類された。このことで自分たち兄弟の力を認めない世界を憎悪するようになる。

最初はフリーのモビルスーツ乗りを装っていたが、本来所属する新連邦軍に戻ると本格的に行動。上司のアイムザット・カートラルを追い落として殺害。ニュータイプ選別のため各エースパイロットを集めてフリーデンモビルスーツ部隊と対戦させ、邪魔者を片付けていく(ニュータイプ=フラッシュシステム適応者の選別が兄弟に与えられた任務だったが、二人にとってニュータイプは憎むべき存在であり、真っ先に抹殺すべき存在であった)。そしてフラッシュシステムに覚醒したアベル・バウアーの殺害や、ニュータイプ研究所の破壊を行った。

最後は新連邦軍総司令官フィクス・ブラッドマンの側近となり、彼の邪魔者を排除。その後の新連邦軍と革命軍の全面衝突では、「サテライトランチャー」を用いてブラッドマンと革命軍総統ザイデル・ラッソの両指導者を殺害する。だが、自分ら兄弟を認めないガロード・ランとの最後の対決では、サテライトキャノン同士の衝突で兄弟共々表舞台に出ることなく去ることとなる。エンディングでは車椅子で弟と共にガロードらを見ていたが……。

スパロボシリーズにおいて

原作でのポジション上、ガンダム作品の悪役の中でも影で暗躍するタイプに位置する。また、出典作品と定義こそ違えど、宇宙世紀ガンダムシリーズニュータイプ達を憎悪している事も多い。

登場作品と役柄

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。立ち位置は原作と同様だが、今回はギンガナムの部下。本人の能力に加えカテゴリーFの効果で強烈な命中・回避を持つ強敵。未来編で宇宙ルートを通った際は彼ら兄弟が核ミサイルを持ち出したことがアンセスターとの決別の決定的な理由となる。その後難ルートの「黒歴史の終焉」ではグエンと手を組んでプリベンターに最後の総攻撃を仕掛けてくるが、通らなかった場合は特に決戦もなく退場してしまう。なお弟が先に倒されると精神コマンドを使ってくるのは以後シリーズではお約束。ちなみに「私の愛馬は凶暴です」と言う場面では専用のグラフィックが用意されている。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
今回は原作どおり新地球連邦軍のエージェント。道化回りを演じ、サテライトランチャーを入手。射程無限のMAP兵器を毎ターン連発してくる。最後はギンガナム軍と行動を共にする。なお出生の秘密に「デスティニープラン」が関連しており、ガンダム系クロスオーバー展開がなされている。ちなみにifルートで彼ら兄弟に引導を渡すのはギルバート・デュランダルであった。今回はオルバ共々死ぬことなく生き残っている(弟と違って直接的な登場シーンはないが)。弟と違い森川氏が別役で出現しているため、台詞が新規収録された。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
最終話においてまさかの再登場。他のZ-BLUEのメンバーと関わってきた多くの人達と同様に至高神Zに挑むZ-BLUEに向けて応援の祈りを送っている。出番はこの1シーンのみだがボンボン版の最終話と同じようにその様からはかつての怨念は一切感じられず、本作は漸く彼ら兄弟が救われた作品といえなくもない。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
今回も立場は同じ。最初はネオ・ジオンにいる。後に、切り札であるサテライトランチャーを武器に様々な勢力に接触してくる。最後は機械帝国ガルファに加担する。

パイロットステータスの傾向

能力値

基本的に全ての能力が高くカテゴリーFの補正で数値以上の高い命中回避を持つうえに、兄弟間の援護や合体攻撃などが厄介な難敵。また他の版権ラスボスと違い序盤から何度も出現する点も鬱陶しい。厄介な援護と合体攻撃は兄弟どちらかを倒す事で封じることができるので精神コマンドを使って一気に始末したい。

精神コマンド

Z
集中直感直撃熱血気迫

特殊技能(特殊スキル)

Z
カテゴリーF L9ブロッキングカウンターL8集束攻撃気力+ (ダメージ)サイズ差補正無視
初登場時点で既に全技能が埋まっている上、ヴァサーゴCBとの相性(特にトリプルメガソニック)があまりにも良すぎる。反面防御技能はないので結構もろい。
なおカテゴリーFの技能レベルはシャギア本人のレベルが70でL9になるが、ゲーム本編では決戦シナリオでのレベルは62なので、実際の技能レベルは8で止まる。

小隊長能力(隊長効果)

武器消費EN-20%
Zでの効果。これのお陰で見た目以上にトリプルメガソニックとサテライトランチャーの燃費が良い。

人間関係

オルバ・フロスト
弟。ツインズシンクロによりテレパシーでお互いの心が通じ合っている。
ガロード・ラン
フロスト兄弟曰く「宿命のライバル」。オルバと共に幾度も交戦するが、最後は相討ちの形で敗れる。
ティファ・アディール
幾度と無く彼女を狙う。
カロン・ラット
フロスト兄弟にカテゴリーFの烙印を刻み込んだ張本人。最後は彼女を謀殺した。
アイムザット・カートラル
上司だが、後に謀殺。
フィクス・ブラッドマン
上司だが、最後はサテライトランチャーで抹殺。
フォン・アルタネイティヴ
アルタネイティヴ社社長。ティファを狙うべく接触。アルタネイティヴ社のMS隊を蹴散らし、実力を証明した。SRW未登場。
ザイデル・ラッソ
ブラッドマン共々サテライトランチャーで葬り去る。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

宇宙世紀ガンダムシリーズ

アムロ・レイカミーユ・ビダンジュドー・アーシタ
UCとAWで定義こそ違えど、やはりニュータイプである彼らの存在を憎悪する。
シャア・アズナブルクワトロ・バジーナ
Z』ではジ・エーデルに吹き込まれた事で、黒歴史の終末に怒る彼とアムロの戦いを知る。彼を「自分達と同じく世界を滅ぼす者」と呼ぶ。
フォウ・ムラサメ
RではNT研にてあえて彼女を逃がし、ラウンドナイツを助けさせた。
パプテマス・シロッコ
Zでは上司だが、内心は彼の事も憎悪していた。
ハマーン・カーン
Rでは上司だが、内心は彼女の事も憎悪していた。
バスク・オム
Zでは彼がクーデターによって新連邦を追われた後にシロッコの命によって接近し、彼とジブリールに従ったフリをして、見事に陥れた。
グレミー・トト
Rでは上官。
ラカン・ダカラン
Rでは同僚。「私の愛馬は凶暴」と言うシャギアに対し、「馬は臆病な生き物」と痛烈な皮肉を浴びせた。
ウッソ・エヴィン
α外伝では、子供とはいえ優秀なニュータイプである彼も憎悪している。

アナザーガンダムシリーズ

シャッフル同盟ドモン・カッシュチボデー・クロケットジョルジュ・ド・サンドサイ・サイシーアルゴ・ガルスキー
Rでは、ニュータイプ研究所から脱走しようとしたニュータイプ達を始末しようとしたところを、ガロードと共に救出に来た彼らの生身の一撃を受けて仰天する事に。
張五飛
Rでは、一時的な同僚。
デキム・バートン
Rでは、彼の協力で乗機が強化された。

正暦作品

ロラン・セアック
Z』ではフロスト兄弟の暴挙を食い止めるべく、初めて月光蝶の力を発動させる。
ディアナ・ソレル
『Z』ではミーアを討とうとした際に彼女にも一喝され、彼女達への憎悪を口にしながら撤退する。
グエン・サード・ラインフォード
α外伝』では最終的には彼と手を組む。
ギム・ギンガナム
『α外伝』では上司。『Z』でも最後は共同歩調をとる。

ガンダムSEEDシリーズ

キラ・ヤマト
Zでは、スーパーコーディネイターである彼の存在も憎んでいた。彼からは「クルーゼと同じ」と断ぜられた。
ラクス・クライン
Zでは、終盤に命を振り絞って歌うミーアを討とうとした際に彼女に阻止され、「自分で自分を偽者に貶めた者達」と一喝され、彼女に対して屈辱を味わう。
ラウ・ル・クルーゼ
共に憎しみのままに世界を滅ぼそうとした者同士。Zでは彼の素性や所業、辿った運命を知った上で、自分達兄弟は彼と違うと主張するが、キラからは同類と断言される。
シン・アスカ
Zでは彼を「デュランダルの操り人形」呼ばわりする。フロスト兄弟の語ったデスティニープランの真相に、彼も激しく動揺する。
ギルバート・デュランダル
Zでは前述の設定から仇敵として付け狙う。メサイアにとどめを刺すも、ifルートではその後彼に引導を渡される。
ミーア・キャンベル
Zの終盤、地球圏の人々に団結を必死に呼びかける彼女を討とうとするも、ラクスとディアナに阻止される。フロスト兄弟は「ニュータイプの偽者」であり、彼女は「ラクスの偽者」であるが、「偽者」となった境遇は互いに異なっており、ラクスはフロスト兄弟を「自分で自分を偽者に貶めた者」と断じている。
ロード・ジブリール
Zでは彼がクーデターによって新連邦を追われた後にシロッコの命によって接近し、彼とバスクに従ったフリをして、見事に陥れた。

リアル系

ジロン・アモス
Zでは自分達と同じくデスティニープランの犠牲者とも言えるシビリアンである彼に自分達の憎悪への理解を求めるが、彼は自分達の境遇を恨む事なく、フロスト兄弟の憎悪を否定した。
キッド・ホーラ
α外伝では、一時的に共闘。
ゲイナー・サンガ
Zではかつて独りの世界にこもっていたゲイナーはフロスト兄弟の苦しみに理解を示しつつも、その生き方を否定した。
草壁春樹
Rでは、ネオ・ジオンラウンドナイツに討たれ壊滅した後に、彼が率いる木連に取り入り、いいように利用した。
桂木桂オルソン・D・ヴェルヌ
Zでは特異点である彼らの身柄の確保も狙った。
エウレカ
Zでは彼女の身柄を確保し、デューイに引き渡そうとする。
ドミニク・ソレル
Zでは同僚。彼の顔を立てる場面も。Z以前に共演したSRWシリーズの姉妹作A.C.E.3でも同僚関係だったが、仲は悪かった。
デューイ・ノヴァク
Zでは彼に協力的な立場である。

スーパー系

破嵐万丈
Zでは、フロスト兄弟を自分と同じように「他者によって生き方を歪められた者」と認めつつも、その憎悪を認めなかった。
一文字號
Rでは、オルバを先に撃墜し怒り狂った状態の時に、自分達のツインズシンクロと呼ばれるテレパシー能力に対して、その力も兄弟の片方がいなくなったら意味がないと核心を突っ込まれていた。
ガルファ皇帝
Rでは最終的にはあろうことか彼ら機械帝国ガルファに加担した。
天空侍斗牙
Zでは彼を自分達兄弟と同じように「他者に行き方を歪められた者」とし、彼を味方に引き入れようとするが、当然彼にも拒絶される。

バンプレストオリジナル

デスピニス
Rにてお互いを利用し合い、デュミナスにも取り入る。彼女は自分達の境遇もあってか、フロスト兄弟の苦しみをよく理解していた。
ラージ・モントーヤ
Rの終盤にて彼から「使いこなせない力に固執すると、身を滅ぼしますよ」と忠告されるが軽く聞き流した。だが…。
レーベン・ゲネラール
ZSPDでは013特命部隊で共に行動しており、彼がZEUTHに潜入している事も知っていた。
黒のカリスマ
Zにおいてフロスト兄弟黒歴史デスティニープランの真実を教えた張本人。

名台詞

「私の愛馬は凶暴です」
シャギアの最も有名な台詞。第3話サブタイトル。
ティファを奪われたアルタネイティブ社に押し掛け強引に自分を雇わせた際、「囚われのクイーンにナイトのお出ましというわけか!」とチェスになぞらえた苦言を漏らした社長への返答である。「愛馬」とはガンダムヴァサーゴのこと。
なお『R』ではラカンに「馬はもともと臆病な生き物」と揶揄されている台詞だが、原作では直前のシーンで同社の警備モビルスーツをヴァサーゴで圧倒してその力を誇示しており、本来は「私の愛馬はその辺の臆病な馬とは違う」という意味も含んだ上での発言である。現にこれを聞いた社長は苦虫を噛み潰しながらヴァサーゴを見つめ、渋々要求を呑んでいる。スーパーロボット大戦α外伝においてもこのシーンは採用され、ボイスが追加された上、わざわざナイトの駒を掲げてみせるバストショットまで用意されるという謎の厚遇ぶりであった。
「~だな、オルバよ」
「~だね、兄さん」といった感じで続く。この兄弟の会話には欠かせない台詞。
「月を見ぬまま地獄に落ちろ」
ガンダムヴァサーゴのメガソニック砲を撃った時の台詞。
「切り札は最後まで取っておくものだよ」
第5話より。ここでいう切り札とは上記のメガソニック砲のこと。……同じ声のギャンブラーと賭け勝負したらどうなるか、気になるものである。
「ひとつ言っておこう。未来を作るのはニュータイプではない、カテゴリーFと呼ばれた我々だ」
アイムザット暗殺に際して。この辺りから兄弟の真意が見え始める。なおこの際普段は崩さない表情を怒りで歪めており、彼にとってカテゴリーFの烙印が相当の屈辱であることがわかる。
「世界が我らを黙殺するから、我らは世界を滅ぼすのだ!」
原作終盤、ガロードに対して吐露した本音。
「勝利者はザイデルでもブラッドマンでもない。我々兄弟だ」
「ッ! ダブルエックスを撃つ!」
オルバ「でも兄さん、チャージが!」
「構わんッ!」
最終話。掌握したはずの送信施設からダブルエックスにマイクロウェーブが照射されたことを受け、焦りと共にサテライトランチャーのトリガーを引くが…
「宿命のライバルだからな」
漫画版のラストシーンで、ガロードとティファの旅立ちを見送って。さわやかな笑顔なのがとても印象的である。ちなみに、漫画版では兄弟そろってピンピンしている(アニメ版ではここまでピンピンしていない)。

スパロボシリーズの名台詞

「忠告ありがとう…だが、それは杞憂というものだよ」
R』の終盤にてラージの忠告を聞き流して。だが…。
「バカな! 我々は優れているのだ。こんな連中に!」
「お前たちとは違うのだ! 我々は!」
「ぐ、ぐわぁぁぁぁっっっ!」
『R』での断末魔。フロスト兄弟は皮肉にもラージの忠告通りの最期を遂げてしまった。
シャギア「人は持って生まれた遺伝子によってその後の生き方の全て…言うなれば運命を決められる」
オルバ「完全な適材適所による理想郷…。そこには争いも貧困もない…」
シャギア「そして、個人の自由もな!」
Z』の終盤で黒歴史の真実を知った後、ZEUTHの面々に対して、デスティニー・プランの危険性を述べた。
オルバ「スーパーコーディネイター、キラ・ヤマト…!」
シャギア「君の存在は知っている。君は我々の対極の存在だからね」
『Z』の終盤、キラに対して。似て非なる者とされたカテゴリーFと、最高傑作とされたスーパーコーディネイターの対峙。
オルバ「ギルバート・デュランダル!」
シャギア「最後まで貴様はっ!!」
『Z』において、デュランダルが最後の力で放ったネオ・ジェネシスによって引導を渡されて。最後の最後まで、フロスト兄弟はデュランダルにしてやられてしまった。
オルバ「気に入らないね。僕達が誰かにものを頼むなんて」
シャギア「だが、彼等の力は認めざるを得ない」
オルバ「そうだね、兄さん」
シャギア「フ…ここは彼等に託そう。我々の未来も」
第3次Z天獄篇』最終話にて、地球から至高神Zと戦うZ-BLUEを見て。完全に憑き物が落ちている。

搭乗機体

ガンダムヴァサーゴ
ガンダムヴァサーゴチェストブレイク

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