「オリジナル設定」の版間の差分

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;[[アンチ・グレンラガン]]
 
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:Zシリーズの『[[天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン]]』のシナリオは、第1部を『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』、第2部を『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で再現したが、最終決戦である[[グランゼボーマ]]戦の再現は『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』に見送られてしまった。その為、『第2次Z再世篇』にてグランゼボーマ戦の前哨戦の相手としてアンチ・グレンラガンがデザインされた。
 
:Zシリーズの『[[天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン]]』のシナリオは、第1部を『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』、第2部を『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で再現したが、最終決戦である[[グランゼボーマ]]戦の再現は『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』に見送られてしまった。その為、『第2次Z再世篇』にてグランゼボーマ戦の前哨戦の相手としてアンチ・グレンラガンがデザインされた。
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:『[[勇者特急マイトガイン]]』の敵組織はそれぞれが独立し独自に動いており一纏めになった事は無いが、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』ではデンジャラスゴールド同盟という同名を結び、『[[スーパーロボット大戦X|X]]』ではブラックダイヤモンド連合と言う組織を作り、プレイヤー部隊と敵対することとなる。
 
:『[[勇者特急マイトガイン]]』の敵組織はそれぞれが独立し独自に動いており一纏めになった事は無いが、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』ではデンジャラスゴールド同盟という同名を結び、『[[スーパーロボット大戦X|X]]』ではブラックダイヤモンド連合と言う組織を作り、プレイヤー部隊と敵対することとなる。
 
:前出のラプラスとGハウンドと共に、『V』は自軍部隊以外にも版権キャラが所属するオリジナルの部隊が多く登場している。
 
:前出のラプラスとGハウンドと共に、『V』は自軍部隊以外にも版権キャラが所属するオリジナルの部隊が多く登場している。
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:『X-Ω』においてイベント「大決戦!きらりんロボVSキサラギVSインベル」にあわせて、ウィザードが単独搭乗する[[ゼーガペイン・ジャターユ]]、[[ゼーガタンク]]が登場した。この設定には原作側も監修している。
 
:『X-Ω』においてイベント「大決戦!きらりんロボVSキサラギVSインベル」にあわせて、ウィザードが単独搭乗する[[ゼーガペイン・ジャターユ]]、[[ゼーガタンク]]が登場した。この設定には原作側も監修している。
 
:これは『[[アイドルマスターシリーズ]]』とコラボするため、女性キャラだけにしたかったという思惑があったと考えられる。
 
:これは『[[アイドルマスターシリーズ]]』とコラボするため、女性キャラだけにしたかったという思惑があったと考えられる。
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:『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』は「全人類がマナの恩恵を受け、それを阻害する一部の人種を差別し排除するのが当然の社会」という世界観を持ち、他作品と共演するにあたっては非常な齟齬が出かねないものであるが、『V』では「始祖連合国」として『クロスアンジュ』の各国家を一纏めとし、その他の国家とは意識の差があるという形にすることで、原作設定を尊重しつつ他作品との齟齬が出ないようにしている。
 
:『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』は「全人類がマナの恩恵を受け、それを阻害する一部の人種を差別し排除するのが当然の社会」という世界観を持ち、他作品と共演するにあたっては非常な齟齬が出かねないものであるが、『V』では「始祖連合国」として『クロスアンジュ』の各国家を一纏めとし、その他の国家とは意識の差があるという形にすることで、原作設定を尊重しつつ他作品との齟齬が出ないようにしている。
 
:『X』では[[アル・ワース]]の東部に、[[魔従教団]]のオドとは異なる体系の魔法を使う「マナの国」として存在している。
 
:『X』では[[アル・ワース]]の東部に、[[魔従教団]]のオドとは異なる体系の魔法を使う「マナの国」として存在している。

2021年10月2日 (土) 20:59時点における版

オリジナル設定とは、「スーパーロボット大戦シリーズ」(以下、スパロボ)に参戦した版権作品において、原作には存在せずスパロボにて作られた独自の設定を指す用語。「スパロボオリジナル」とも呼ばれる。本項目ではこれらオリジナル設定を列記する。

概要

公式では用いられていない、いわゆる俗語である。「メディアへの初出はスパロボではあるが、原作スタッフが設定した正にオリジナルの設定であるもの」と、「(作中の設定として存在していたが)本編で使用されなかった設定を、スパロボ参戦にあたり再利用した半公式のオリジナル設定」に概ね大別される。

他版権作品やバンプレストオリジナルとのクロスオーバー等によって生まれた設定は例外とされる。だが、場合によってはスパロボで生まれた設定が、その版権作品の続編やリメイク作品に反映される事もある。

分類化されるオリジナル設定

設定のみ存在する機体
重戦機エルガイム』のブラッドテンプル、『超獣機神ダンクーガ』のファイナルダンクーガ、『蒼き流星SPTレイズナー』のレイズナーMk-II、『冥王計画ゼオライマー』のグレートゼオライマー、『F91』のサウザンスジュピター等、原作に設定のみに存在して本編には未登場の機体がスパロボ参戦にあたり武装等がオリジナル設定として追加され参加している。
グレートゼオライマーは、オリジナルデザイナーの森木靖泰氏によって新たな設定画が描き起こされている。
未決定デザインの描き下ろし
原作にてロボの描写が少なかったり劇中劇でそもそもデザインの設定が一部未決定であるロボットが参戦する場合など、関係者によってデザインが一部新規に描き下ろされる場合がある。
後述する「ゲッター2の下半身と真ゲッター3の描き下ろし」の他、キサラギ (オーバーマスター)サガ・ザ・グレート7は原作は正面の絵しかなく背面などのデザインが不明であったため、新規に描き下ろされた。
原作で未設定であった事項の確立
スパロボに登場するにあたり原作で名称が決まっていなかった場合に名前が付けられる等がある。
大空魔竜ガイキング』のブラックモンスター、『真ゲッターロボ』の真ゲッターロボ、『ブレンパワード』のハイパーバロンズゥ等。
作品内の設定の横展開
原作にて特定のキャラやロボにある設定を、その設定が適用されている描写が特にないキャラやロボへ適用される事がある。
メガボーグ・コロス(原作ではコロスメガボーグ形態にはなっていない)、九条美海のスーツ姿(原作ではスーツは着ていないが『UX』では設定されている)、ズワウス (ハイパー化)(原作ではズワウスハイパー化しない)等。
ゲームシステムに合わせた設定変更
ゲームプレイ時の必要性、利便性等に配慮して設定が見直されることがある。『F』ではエヴァシリーズのサイズがLとなっているが、原作では厳密に設定されていなかった。『Z』ではゴッドグラヴィオンの重力子臨界が3分(3ターン)となっているが、原作では不明瞭なままであった。
第3次α』では小隊システムの都合からか、EVA零号機およびEVA弐号機にもS2機関が搭載されEVA初号機同様にアンビリカルケーブルなしで稼動する事が可能となっている。
オリジナルの強化パーツ
前述の「ゲームシステムに合わせた設定変更や独自解釈」に近い事例。
機動戦士ガンダム00』の補助GNドライヴ、『勇者王ガオガイガー』の補助GSライド等は、原作設定を元にしたオリジナルの強化パーツである。
オリジナルの必殺技や合体攻撃
そもそも原作で行われた攻撃に全て最初から名前がついている訳ではなく、スパロボに参戦の際に技として使用するために名前をつけた物が多い。そのため原作でパイロット等が必殺技名を叫ばなかったり設定資料に載っていなかったりするものは、広義で言えばオリジナルと言える。
また、『聖戦士ダンバイン』のオーラ斬りをパワーアップさせた「ハイパーオーラ斬り」やゴッドマーズのファイナルゴッドマーズをパワーアップさせた「スーパーファイナルゴッドマーズ」、ドラグナーの原作での「恐怖のトリプル子泣き爺」をアレンジした「恐怖のトリプルアタック」等はオリジナル要素が強い。
ゴッドガンダムマスターガンダムの「石破究極天驚拳」などの原作で敵対し共闘しなかったもの同士や、ダンクーガダンクーガノヴァの「断空双牙剣」など作品の枠を超えた合体技も用意されている。後述する「ダイナミックプロ作品の新必殺技等の名称」も同様。
なお、シリーズを超えた合体技は現在のところ「マジンガーシリーズ」と「ゲッターロボシリーズ」の作品の間でしか実現しておらず[1]、それ以外での作品の枠を超えた合体技は同じシリーズのロボット同士によるもののみである。
オリジナルの攻撃演出
戦闘アニメーションの攻撃演出も、オープニングやエンディングの演出を使用したり、他の関連事項の演出を取り込み、半オリジナルの演出をしているアニメーションがある。
冥王計画ゼオライマー』の八卦ロボの必殺技は使用時に称号に対応する文字が赤く浮かび上がる演出があるが、オープニングアニメで八卦ロボが映るときに「無地の背景に漢字が浮かぶ」という演出をアレンジしたもの。後に発売されたアクションフィギュア「スーパーロボット超合金 天のゼオライマー」には「天」のエフェクトパーツが付属されている。
第3次Z天獄篇』のνガンダムのフル・オールレンジ・アタックは、ガンダムの最後の攻撃であるラストシューティングを模した上方に向かってビームライフルを撃つ演出で締められる。
原作で声がついていないキャラクターへの声優の割り当て
原作が小説・漫画・誌上企画のみの作品であり関連作品でも声が付いていないキャラクターや、アニメ作品出典だが声優が設定されていないキャラクターは、スパロボ参戦に当たりオリジナルの声優が当てられる。
作品 キャラクター
真マジンガー 衝撃! Z編
真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍
機動戦士クロスボーン・ガンダム
SDガンダム外伝
フルメタル・パニック! (原作小説版)
完全勝利ダイテイオー
鉄のラインバレル (原作漫画版)
コードギアス 双貌のオズ
『完全勝利ダイテイオー』のキャストは完全版PVにて公式に逆輸入、『フルメタル・パニック! (原作小説版)』の3人は『フルメタル・パニック! Invisible Victory』(SRW未参戦)でアニメ化された際に公式に逆輸入された。
原作でロボットに搭乗しなかったキャラクターの戦闘への参加
闘将ダイモス』の三輪防人、『∀ガンダム』のグエン・サード・ラインフォード[6]、『フルメタル・パニック! The Second Raid』の夏玉蘭、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』のマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア[7]など、原作でロボットに搭乗していないがスパロボではロボットに搭乗して戦闘へ参加する事がある。後述の『真マジンガー 衝撃! Z編』版の剣鉄也も同様である。
原作とは異なるストーリーのオリジナル展開
原作では悲惨な結末に終わった作品がその悲惨な結末を回避した結末を迎える(『伝説巨神イデオン』や『宇宙戦士バルディオス』など)、原作では戦死した人物が生存する(『機動戦士ガンダムΖΖ』のエルピー・プルプルツー蒼穹のファフナー羽佐間翔子など)、意見の相違などで敵対した者同士が和解し味方になる(『聖戦士ダンバイン』のトッド・ギネス、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のシャア・アズナブルなど)など、原作とは異なるオリジナル展開を見せる事がある。「スパロボ補正」と呼ばれる事もある。
生存・和解など基本的には良い方向に向かうオリジナル展開が多いが、原作では戦死しなかった人物が戦死する(『闘将ダイモス』の三輪防人)など、悪い方向に向かうオリジナル展開も一部存在する。

その他個別のオリジナル設定

ダイナミック系

ダイナミックプロはスパロボオリジナルに寛容であり、ダイナミックプロが直接監修を行っているオリジナル設定も多い。またスパロボオリジナル設定は後の公式の新作アニメに逆輸入されることも多い。

メカギルギルガン
ギルギルガン自体は『グレートマジンガー対ゲッターロボ』が出典だが、スパロボでは原作に登場しない第4の形態としてメカギルギルガンが登場する。
ボスボロット補給装置
能力的に戦闘での活躍が難しいユニットには、原作で搭載していなくても修理装置あるいは補給装置を装備していることは『第2次』の頃からの通例ではあるが、ボスボロットは『EX』のストーリー上において「ラ・ギアス人に補給装置を搭載してもらった」という描写(ボスの台詞でのみだが)がされている珍しい例である。この設定の後は補給ユニットとしての地位を得る。ちなみに『第2次G』ではラ・ギアスに行く前のはずなのになぜか搭載されている。
旧シリーズ以外では『XO』の追加サブシナリオにおいて、ボスボロットが補給ユニットとなった経緯が描かれている。
ジャック・キングの口調
第2次[8]からエセアメリカ人のような口調が定着してしまい、『第4次』にて原作同様に普通の口調で喋れることも明かしたが、以後も独特の口調は変わらず。
遂にはOVA版において逆輸入される事態になった。
スーパーボスボロット
』においてボスボロットが宇宙に上がるために改修されたオリジナルのバージョンアップ機。
兜甲児剣鉄也への呼称
スパロボにおいて甲児は鉄也を「鉄也さん」と呼んでいるが、原作では「鉄也君」あるいは「鉄也」と呼んでいる。
ただし、団龍彦氏の小説『スーパーロボット大戦』にて「甲児は年上に敬語ぐらい使える」と、ダイナミックプロ側が甲児の「鉄也さん」呼びを肯定し(同作でも甲児は一貫して「鉄也さん」と呼んでいる)、OVAでも「鉄也さん」と呼んでいる。
また、TV版の放送当時に連載されていた桜多吾作の漫画版でも「鉄也さん」呼称が確認されている。
マジンカイザー
設定そのものはダイナミックプロによって作られたものだが、初出は『F完結編』であり、当初はスパロボオリジナルの機体だった。誕生の過程も「マジンガーZゲッター線を浴びせて進化させる」というクロスオーバー作品らしいもの。
好評を得たため後にアニメ化、原作が存在する版権作品の一作として名を連ねることになる。
真ゲッター2の下半身と真ゲッター3の描き下ろし
真ゲッターロボ』の原作者である石川賢氏が、スパロボのためにデザインを描き下ろした
この他にも、『』への参戦にあたって車弁慶のデザインが書き下ろされた(ちなみに、このデザインはモヒカン)。
ダイナミックプロ作品の新必殺技等の名称
ファイナルダイナミックスペシャルをはじめとする原作アニメでは登場しなかった必殺技の名称。
MX』の攻略本にて「ダイナミックプロから参戦しているスーパーロボットのスパロボで明かされた必殺技の名称は、全てダイナミックプロ側が考えている」と明かされた。おそらく『K』の磁偉倶もこの範疇に入ると思われる。
後輩に受け継がれる大雪山おろし
ゲッター3系ユニットは必殺技として「大雪山おろし」を使えるのが恒例だが、本来巴武蔵の得意技というだけで、原作の車弁慶は使用していない。
真マジンガー 衝撃! Z編』版の剣鉄也グレートマジンガー
原作の剣鉄也は物語の開始時点で既に故人でありグレートマジンガーもちらりと映る程度で活躍が無いため、作品が参戦しても剣鉄也とグレートマジンガーは未参加であったが、『V』にて剣鉄也が生存していた設定として遂に参加する事となった。
マジンエンペラーG
V』にて、上記の生存していた剣鉄也の搭乗するグレートマジンガーの後継機として、マジンカイザー以来の新たなスパロボ発となるオリジナルマジンガーが作られた。
参戦名義は『ダイナミック企画オリジナル機体』となっている。
ゲッターノワール1号機ゲッターノワール2号機ゲッターノワール3号機ゲッターノワール・G / リョウマハヤトムサシ
スーパーロボット大戦X-Ω』および『スーパーロボット大戦DD』にて登場するスパロボオリジナルゲッター(ノワール・GはDDのみの登場)とそれに搭乗するゲッターチーム。設定は『真ゲッターロボ 世界最後の日』の物語や世界観をベースとしている。
参戦名義は『ダイナミック企画オリジナル』となっている。

ガンダム系

バーニィのザクオタク
バーニィは『F完結編』等、旧シリーズではやたらザク好きを強調した台詞が多い。
原作では特にそのような描写は無く、ザク改NT-1アレックスを(相討ちとはいえ)討ち取った事から、「バーニィといえばザク」という印象が付いたのかもしれない。
COMPACT2』やαシリーズ以降はそういった描写はなくなったが、『IMPACT』では少し再発していた。シャア専用ザクの入手にバーニィが関わることもある。
ガンダム試作2号機武器
ビームライフル、ビームバズーカ、プラズマ・リーダーの内1つを装備していることがあるが、どれも原作では影も形もない武器である。ビームバズーカは後に、試作2号機の換装形態の装備として公式化した。
ヤクト・ドーガ (量産型)
旧シリーズには量産型のヤクト・ドーガが登場していたが、原作のヤクト・ドーガはギュネイ専用クェス専用の2機しか登場しておらず、量産型は登場していない。
デビルガンダムOG
』に登場する『蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロが生体コアになったデビルガンダムOGというオリジナル形態が登場する。クロスオーバー前提の進化形態はデビルガンダムの項を参照。
宇宙から来たマスター・アジア
』におけるマスター・アジアは、「宇宙から来たダグ星人」という設定となっている。
余談だが、上記の設定は寺田貴信プロデューサーが当時猛反対した等、賛否を呼んだ。その一方で、原作サイドからは好評だった模様
プルクローン
ΖΖ』に登場したニュータイプ部隊がプルクローンである設定は『64』が初出である。
その後同様の他のガンダムゲームなどでも採用され、『UC』にて公式設定となった。
ジュピトリアン
α』のザンスカール帝国は、木星圏を本拠地とする「ジュピトリアン」という組織にアレンジされている。パプテマス・シロッコ(木星つながり)が所属していたり、いち早く異星人(エアロゲイター)と接触するといった描写がなされた。
オルトロス隊
OE』に登場するキシリア配下の特殊部隊。同じくキシリア配下であるキマイラ隊やマルコシアス隊(いずれもSRW未登場)に倣い、幻獣の名前が与えられている。
リアルPGガンダム
『OE』に登場。原作では「100分の1」と謳っている為に、現実のガンプラの規格で考えるとPG(パーフェクトグレード)ではなくMG(マスターグレード)である。違いはPGが1/60スケールに対し、MGは1/100スケールとサイズ(縮尺)が異なる点。
ラプラスGハウンド
V』では『ガンダムUC』の展開が原作と大幅に異なっており、その一部として「地球連邦軍とネオ・ジオン袖付き)の戦争を一刻も早く終わらせる方法を模索する組織」としてラプラスが存在する。対して、地球連邦軍側の精鋭部隊としてGハウンドが結成されている。
ウイングガンダムゼロリベリオン
DD』に登場するオリジナルカラーのウイングガンダムゼロ。イベント「クロッシングパイロット」のために用意された、『コードギアス 反逆のルルーシュ』のゼロの機体。
サンライズ(ガンダムとコードギアス両方の版権元)の許諾のもと、公式ではないが「公認」の設定が起こされている。

その他スーパー系

破嵐財閥ザ・ストーム
第4次』が初出。『無敵鋼人ダイターン3』の主人公である破嵐万丈火星から持ち出した金塊を元手に起業し、作品ごとにやや設定が異なるが地球の政治・経済に大きな影響を及ぼせる社会勢力の一つとなっている。
基本的にプレイヤー部隊をフォローするために、資金援助してくれたり政治家に口利きをしてくれる等、ストーリー上重要な役割が多い。
Zシリーズには破嵐財閥は存在しないが、万丈が部隊を支援する謎の富豪として「ザ・ストーム」の異名を名乗っていた。
原作における万丈はあくまでも「火星から大量の金塊を持ち出した富豪」というだけであり、財閥を運営しているという設定は無い。
パンタグリュエル
ガルガンチュワの後継機として開発されたスパロボオリジナルメカだが、ガルガンチュワと同様に操縦系統が改造されているという設定。
搭乗できるパイロットは『勇者ライディーン』のコープランダー隊の面々で、ブルーガーから乗り換えることが可能。
オリジナル設定にクロスオーバーが為されているため、原作を知らないプレイヤーは『勇者ライディーン』に登場する機体だと思うかもしれない。
超獣機神ダンクーガ』の設定の追加等
原作では名前が判明していなかったシャピロの専用機がデザイアと命名された、原作では設定のみの存在であったファイナルダンクーガが正式に参戦等、スパロボが切っ掛けで幾つかの要素が追加された。
獣装機攻ダンクーガノヴァ』の(原作では名無しのメカだった)レギュラスα等もこの範疇に入ると思われる。
EVA3号機鈴原トウジ
原作では、前者は第13使徒(第9の使徒)に寄生された挙げ句破壊され一度もEVAとして活躍せずに終わっており、後者はそれに伴う負傷が原因で物語からのフェードアウトとなったのだが、『α』と『MX』での自軍参入に関しては原作にないオリジナル展開である。
ちなみにセガサターン版『F』・『F完結編』ではトウジ役の関智一氏が『機動武闘伝Gガンダム』のドモン・カッシュとして出演している為か、おまけ程度に誕生日イベントでのみトウジにセリフが付いていたが、『α』では他の参戦作品での出演を兼ねてではなく、ほぼ隠し要素である3号機とトウジ参戦の為だけに出演している。
スカルムーン連合暗黒の軍団
Zシリーズでは主にスーパー系の敵組織がオリジナルの組織を作り連携している。
アンチ・グレンラガン
Zシリーズの『天元突破グレンラガン』のシナリオは、第1部を『第2次Z破界篇』、第2部を『第2次Z再世篇』で再現したが、最終決戦であるグランゼボーマ戦の再現は『第3次Z時獄篇』に見送られてしまった。その為、『第2次Z再世篇』にてグランゼボーマ戦の前哨戦の相手としてアンチ・グレンラガンがデザインされた。
デンジャラスゴールド同盟 / ブラックダイヤモンド連合
勇者特急マイトガイン』の敵組織はそれぞれが独立し独自に動いており一纏めになった事は無いが、『V』ではデンジャラスゴールド同盟という同名を結び、『X』ではブラックダイヤモンド連合と言う組織を作り、プレイヤー部隊と敵対することとなる。
前出のラプラスとGハウンドと共に、『V』は自軍部隊以外にも版権キャラが所属するオリジナルの部隊が多く登場している。
エグゼブのドリル嫌い
原作のエグゼブは「ドリルが趣味でない」程度であり最期のセリフも「だから…ドリルは取れと言ったのだ…」とドリルが気に入らない程度の言い回しであるが、『V』および『X』ではドリルを感情的に否定している台詞が多く、ドリルが特徴であるグレンラガンのパイロットのシモンを強く恐れるなど、ドリル嫌いが強調されている。
「バーニィのザクオタク」「ジャック・キングの口調」と同じく、スパロボオリジナルの性格付け設定である。
ハカドリオン / セハガリオン
『X-Ω』に期間限定参戦を果たした『ハッカドール』、『セガ・ハード・ガールズ』のオリジナルロボット。
いずれの作品も原作においてロボットが登場せず、それを『X-Ω』に参戦させるために用意された機体となる。
魔神ランティス、巨大化されたイノーバゴーレムデボネア魔物
魔法騎士レイアース』は原作では生身での白兵戦が多く魔神に搭乗しないキャラが多いが、ランティスが戦闘参加する為に魔神ランティスがオリジナルでデザインされた。
イノーバ、ゴーレム、魔物は原作では白兵戦の相手である為に巨大ロボットほどの大きさではなかったが、SRWで戦闘参加する為に巨大化された。

その他リアル系

ズワァース改
スーパーロボット大戦EX』に登場するサフィーネ・グレイスが改良したズワァース
チーフフェイ・イェン
電脳戦機バーチャロンシリーズ』の主役機・テムジン 747Jの搭乗者は本来ゲームプレイヤー=ユーザーであり設定上搭乗者のキャラクターは存在していないが、スパロボ参戦に当たり「チーフ」というキャラクターが一から設定された。
フェイ・イェン・ザ・ナイトフェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」は原作では「ファイユーヴ」という自我を持つバーチャロイドのレプリカであり、明確に「フェイ・イェン」という名前の搭乗者は存在しないため、半オリジナルである(ファイユ-ヴのレプリカの自我[9]を便宜上フェイ・イェンと呼んでいるだけの可能性もあるが詳細は不明)。
XAN-斬- / フェイ・イェンHD / ランスロット (ゼロ仕様)
3機とも誌上の企画(前者は電撃ホビーマガジン、後者2つはニュータイプ)から生まれた。
機体自体はオリジナルではないが、元ネタの『オーバーマン キングゲイナー』、『電脳戦機バーチャロンシリーズ』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』には未登場の機体でありストーリーや装備の詳細等は存在しないため、スパロボ参戦時に原作者から設定が用意された。特に前者2つはどちらも参戦した先のスパロボの世界観に深く関わっているのも相まって、あらゆる面から異例の待遇を受けている。
劇場版設定のダイゴウジ・ガイミスマル・ユリカ
ダイゴウジ・ガイはTV版の序盤で死亡する為に劇場版では既に故人となっているが、『機動戦艦ナデシコ』と『劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-』が同時参戦する『R』と『W』では死亡せず、それぞれスーパーエステバリスエステバリスカスタムが彼専用機としてオリジナルで登場する。更に『W』にはオリジナルで劇場版風の顔グラフィックも用意されている。
ミスマル・ユリカは劇場版では演算ユニットのコアにされておりTV版の様に戦艦に乗って戦闘を行う事は無いが、『W』『V』では演算ユニットから救出された後、原作には無かった劇場版のユリカとして戦線に復帰した。
鉄のラインバレル (原作漫画版)』のデウスエクスマキナ
UX』では独自のキャラが設定されている。
プラン1059 コダールc
プラン1058 コダールiの発展形として原作にはプラン1059 コダールmがあるが、もう一種類スパロボオリジナルとしてプラン1059 コダールcが登場する。
宇宙巡洋できるトゥアハー・デ・ダナン
トゥアハー・デ・ダナンは潜水艦であるため当然宇宙巡洋など出来ず、『フルメタル・パニック!』が参戦した初期の作品の『J』と『W』では海がある地上ステージのみのスポット参戦としてしか使用することは出来なかったが、『第3次Z』および『V』では航宙可能に改造され、宇宙ステージであれば参戦出来る様になった(あくまでも航宙可能な潜水艦であるため、地上マップでは海が無いと出撃できない)。
原作者の賀東招二氏は自身が原案・監修している『フルメタル・パニック! アナザー』第8巻のあとがきで『第3次Z時獄篇』の本艦が航宙艦になる展開を全肯定している。
サガラカナメ
V』における、並行世界の(サガラ姓の男性と結婚した)千鳥かなめ。「空白の10年」における戦乱において夫を失い、そのことから過去の改変の研究に乗り出し、別世界への扉を開くことになる。そして、その世界での自分の同位体のために、自分達の世界の技術を与えたことがウィスパードの真実であった。
単独搭乗するホロニックローダー
『X-Ω』においてイベント「大決戦!きらりんロボVSキサラギVSインベル」にあわせて、ウィザードが単独搭乗するゼーガペイン・ジャターユゼーガタンクが登場した。この設定には原作側も監修している。
これは『アイドルマスターシリーズ』とコラボするため、女性キャラだけにしたかったという思惑があったと考えられる。
始祖連合国 / マナの国
クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』は「全人類がマナの恩恵を受け、それを阻害する一部の人種を差別し排除するのが当然の社会」という世界観を持ち、他作品と共演するにあたっては非常な齟齬が出かねないものであるが、『V』では「始祖連合国」として『クロスアンジュ』の各国家を一纏めとし、その他の国家とは意識の差があるという形にすることで、原作設定を尊重しつつ他作品との齟齬が出ないようにしている。
『X』ではアル・ワースの東部に、魔従教団のオドとは異なる体系の魔法を使う「マナの国」として存在している。
月虹影の戦闘シーン/月虹影帥
コードギアス 復活のルルーシュ』に登場した未完成の大型KMF。原作では戦闘シーンがほぼなく、『X-Ω』に参戦時の武装演出はオリジナルのものとなっている。
また、『30』に復活のルルーシュが参戦した際、新たに完成形であるスパロボオリジナル機体「月虹影帥」が登場。月虹影同様に中田栄治氏によってデザインされ、カラーリング変更と脚部追加の他に細部が異なる。

乗り換えに関するクロスオーバー

「クロスオーバー等は含まない」という本稿の「オリジナル設定」の定義とは異なるが、システムの乗り換えに限らないためこちらに記載。

味方側

前述のガルガンチュワパンタグリュエルに加え、ブルーガーガルバーFXIIには双方の作品のパイロットが相互に乗り換え可能(一応いずれも長浜監督作品という繋がりはある)。

更に変り種では、DC版『α』ガーディアルガルストーム(『機甲武装Gブレイカー』に登場する機体)にUCガンダムや『聖戦士ダンバイン』のパイロットが乗り換えられたり(これに関しては元々『サンライズ英雄譚』で可能だったもの)、逆に一部のバンプレストオリジナルのパイロットがMSモビルアーマーメタルアーマーに乗り換えられたりする場合がある。第1話や強制出撃の際に乗り込んでいる場合も。

光武X光武Ω
X-Ω』の『サクラ大戦』のイベント「流れよ我が涙」が初出のスパロボオリジナルの霊子甲冑
シナリオ終盤に現れたがイベントシーン中の文章のみの登場だった為、当初は設定のみ存在する機体と思われた。その後、『サクラ』のもう一つのイベント「失われた時を求めて」の発表と共に、ユニットとして実装される事が明かされた。
光武Xにはイヌイ・アサヒ、光武Ωにはシャッテ・ジュードヴェステンイヌイ・ホノカがそれぞれ搭乗し、原作のキャラクターではなくバンプレストオリジナルキャラクターの為だけに用意された初めての半オリジナル機体となっている。
クロッシング・パイロット
DD』で開催されるイベントタイトル。マジンガーZに乗るアムロ・レイといったような、原作で繋がりのない乗り換えが行われる。

敵側

シリーズ初期には、『第4次』のライグ・ゲイオス、『F完結編』のヴァルシオン、『』のデビルガンダム、『α』のアンティノラなど、主にボスクラスの機体が作品の枠を飛び越えた乗り換えに使用されていたが、その後はあまり見受けられない傾向にある。『BX』ではボスクラスではないものの、『真マジンガー 衝撃! Z編』のケドラが『マジンカイザーSKL』の機体であるアイアンカイザーを操るという、相当久々な作品を跳び越えた乗り換えを見せた(これに関しては上記のダイナミックプロの寛容さもあると思われる)。

また厳密には敵として戦う機会がないが、同じく『BX』では『New Story of Aura Battler DUNBINE』の機体であるズワウスを『SDガンダム外伝』のネオブラックドラゴンが操る、という展開があるが、こちらはパイロット名義がズワウスそのものとなり正体不明として扱われ、正体が明るみになると共に機体が手放されるため、表面上は機体・パイロットの双方の出典が同一作品内に留まっている。

ガンダムシリーズ
初期から黒い三連星を筆頭に、本来所属する時代や軍より後の世代の機体に乗り換えているケースは多い。
「『∀ガンダム』の一般兵が宇宙世紀のMSに搭乗する」など、世界観的に問題の無い乗り換えもあるが、ムットゥー→バウンド・ドック、ズサン→ズサなど、原作で元となったであろうMSそのものに乗って登場するケースもある。
宇宙世紀、アナザーガンダムの枠を超えた乗り換えも存在し、『α外伝』のマリーメイア兵ジュピトリアン製のMSに乗っており、運用する戦艦も全てアドラステアとなっている。
デビルガンダム
』に登場する『蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロが生体コアになったデビルガンダムOGが印象的だが、別作品のキャラに蘇生された東方不敗ウルベがデビルガンダムに搭乗することもある。

関連事項

スパロボ補正
スパロボにおいて原作と異なるif展開をたどる事や、キャラクターの性格や扱いに改変が加えられる事等を指すスラング
黒歴史
オリジナル設定やスパロボ補正がユーザーの反感を買ったときはこうなる。一般的に、上記の「東方不敗異星人」もこれに当たるとされる。
修理装置補給装置
友軍機を修理補給する描写がなかった機体にも搭載されることがあるため、広義的にはこれらもオリジナル設定に含まれる。もっぱら二軍ユニットの救済措置として知られる。

脚注

  1. 代表的なものでは「ファイナルダイナミックスペシャル」。他にはDC版『α』や『64』の「ツインビーム」、『W』の「ダイナミックダブルインパクト」、『XO』の「ダイナミックスペシャル」などが該当する。
  2. マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』にて暗黒大将軍を演じている飯塚昭三氏が担当。
  3. 真マジンガー 衝撃! Z編』にて兜甲児を演じている赤羽根健治氏が担当。
  4. スパロボ初参戦時は声の設定がなかったため宮澤正氏がオリジナルで起用されているが、その後発売された「Gジェネシリーズ」では田中和実氏が起用されている。スパロボでは田中氏の音声を収録することがないまま、2007年に田中氏は死去。
  5. アニメ劇中で台詞はあるのだが、担当声優がクレジットされておらず不明のため、新規にキャスティングがされている。
  6. 小説版ではMSに搭乗している。
  7. アニメ本編ではKMFへの搭乗シーンはないが、軍人であった過去があり、作中ではトップクラスのKMFパイロットである。
  8. 正確にはスーパーロボット大戦テキサスマックの時点でこの口調を使っている。
  9. 実はオリジナルバーチャロイドのみならず、戦闘バーチャロイドも全て自我を持っているのだが、普段はM.S.B.S.で抑え込まれている。