「セニア・グラニア・ビルセイア」の版間の差分
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2013年4月20日 (土) 19:29時点における版
セニア・グラニア・ビルセイア(Xenia Grania Bilseia)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 声優:皆口裕子
- 性別:女
- 年齢:18歳(魔装機神II)
- 所属:神聖ラングラン王国→魔装機神隊→アンティラス隊(セニア機関)
- 階級:王女
- 役職:情報局特別監査官
- キャラクターデザイン:河野さち子(リファイン)
神聖ラングラン王国の王女でモニカの双子の姉。兄にフェイルロード、異腹の弟としてテリウス、いとこにシュウ・シラカワがいる。
おっとりとした妹と異なり、非常に気さくでくだけた人物である。独断行動で魔装機神隊と行動を共にすることが多く、周囲の人間からたしなめられることもしばしば。
魔力が弱く魔力テストに合格できなかったため、王位継承権は持っていない。その代わり天性のメカとコンピューターの才能に恵まれ、ラングラン政府の情報局に所属、スーパーコンピュータ「デュカキス」を開発して時には非合法な形で情報を収集している。といっても何か良からぬことを企んでいるというわけでもなく、ハッカーのいたずらに近い感覚のようだ。(しかし、その悪名は他国にまで知れ渡っており、「セニアに調べられたら機密はないと思え」と言われているなど、本人の認識以上に危険人物扱いされている)。
また、情報局見習い時代から魔装機に興味を示すなど、周囲からはメカフェチとして認知されており、春秋戦争中にはデュラクシールを開発した。デュラクシールの顔がガンダムに似ているはセニアの趣味らしい。そのデュラクシールで兄フェイルが野心に取りつかれて、自ら死を選んだことに心を痛めたことで、以降機動兵器の開発には関わっていないが、いずれは魔装機神を超える機体を作るつもりであると魔装機神IIで語っている。
その一方でフェイル曰く料理は致命的に下手らしい(普段は落ち着いているフェイルが即座に取り乱すレベル)。フェイルによれば、かつて悲劇を引き起こしたらしい。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- マサキの章で登場。シュテドニアス連合国に囚われていたが、先に妹のモニカをシュウが連れ出し、その後セニアも救出。マサキの知恵袋として活躍する。典型的な補助系パイロットで、補給を覚えるのが強み。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 『EX』シナリオに登場。音声を収録。
魔装機神シリーズ
- スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ノルス・レイに搭乗。第一章と第二章で立場は代わらないが、メカニックに関しては一手に引き受けている。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 基本的にリメイク前と同じだが、追加イベントで料理下手であることが明かされ、シュウとその母ミサキの生い立ちを語った。希少な乳揺れ要員である。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 専用BGMが追加された。戦闘に加えてインターミッション音声やおまけ劇場など、とにかくよく喋る。その上シナリオデモでの出番や敵との戦闘前会話も非常に多い。敵との戦闘前会話で追加される用語は他のキャラクターにも存在するが、セニアが最も多い。
第4話「晩餐会」では正装を披露。モニカの装いと対になるアメジストカラーのドレスである。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α外伝
- 登場ステージでは、マサキに渡すためにもってきたサイバスターに乗っている(行動不可)。以降はノルス・レイに搭乗。高い精神ポイントと豊富な支援用精神コマンドを持ち、修理装置持ちの機体の中でノルス・レイが頭一つ飛びぬけていることもあって、自軍で最も使い勝手のいい支援ユニットとなっている。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2
- 直接登場しないが、シャイン王女が戦うことに戸惑うヒリュウ改の面々の中に対して、マサキが「戦うお姫様なら他にもいる」と語っており、彼女のことと思われる。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- マサキルート第9話「囚われの王女」で登場。戦闘BGMは魔装機神Ⅱで使用された「情熱のプリンセス」が流用されている。可愛いフランクなお姫様、かつメカフェチということでハガネの整備班のアイドルに。…が、(EXでもそうだったが)救出されてもフェイルからはノータッチという仕打ちから始まり、ヒュッケバインの実物を目に出来ず、デュカキスの存在もろとも情報収集で活躍する場面が綺麗に削除され、挙句の果てに期間限定参戦で地上にはついてこないと不遇。なおリューネルートのみ彼女の情報能力についてヤンロンが言及している。
- なお、今まで地上に出ていたマサキとは度々連絡を取り合っていた事が判明したが、下手するとセニアはマサキにフェイルが生きている事を伝えていなかったというとんでもない問題行動を取っていた事になってしまう。
- 今作は妹が加入出来るので、終盤では攻撃力低下武装が強化したノルス・レイを使用可能。彼女の代わりにザッシュが出ることに。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
能力が低いため必然とサポート役に徹することになる。
精神コマンド
サポート系のラインナップだが、魔装機神IIのみ味方の強化でなく敵の弱体化という方向性で揃っている。自由枠で過去作で覚えた味方強化精神を習得してもいい。
- EX
- 信頼、必中、幸運、補給、覚醒、威圧
- EX(PS)
- 偵察、必中、幸運、補給、覚醒、挑発
- α外伝
- 信頼、集中、祝福、熱血、激励、期待
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ひらめき、信頼、再生、P回復、激励、再動
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- ひらめき、必中、分析、撹乱、友情、自由選択
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「情熱のプリンセス」
- 魔装機神IIより専用曲が用意された。ラテン系の曲調で、セニアの陽気さが表現されている。
- 「終わりなき戦い」
- 魔装機神Iでは汎用曲。α外伝では唯一の専用曲扱いである。
- 「熱風!疾風!サイバスター」
- EXなど旧シリーズなどでは汎用曲。
人間関係
- マサキ・アンドー
- 友人、というか悪友。頼れる仲間。基本的にサイバスターのメカニックはウェンディと共に担当。
- アルザール・グラン・ビルセイア
- 父。
- フェイルロード・グラン・ビルセイア
- 兄ではあったが、病魔に襲われて野心に取り付かれた(さらにはセニアが兄のために作ったデュラクシールがそれを後押ししてしまった)ことは甚く彼女の心を傷つけた。
- モニカ・グラニア・ビルセイア
- 双子の姉妹。旧シリーズでは『EX』の「シュウの章」ぐらいでしか接触の機会がない。魔装機神IIでようやくそれらしい会話が。
- テリウス・グラン・ビルセイア
- 異母弟。よく泣かせていたらしい。やはり会話がほぼない。昔はよく遊び相手としていた。
- ウェンディ・ラスム・イクナート
- 仲間。
- ファング・ザン・ビシアス
- リメイク版ではすき焼きパーティーの時に隣の席に。無愛想なファングにもっと笑う様にアドバイスしていた。男っ気のない彼女にとって希少な男性キャラとの絡みだったためか、続編では彼から想いを寄せられることに。当然ながらそれには気づいておらず、言うことをよく聞いてくれるため便利に使っている。
- シュウ・シラカワ
- いとこ。シュウの本名を言えるのはセニアとモニカ、テリウスらの王族関係者のみである。
- ディーゴ・カムラッド
- 魔装機神IIに登場。「渾沌」の別名でサイバーテロを行う、凄腕クラッカー。ハッカー・セニアのライバルである。
他作品との人間関係
- カミーユ・ビダン
- α外伝では彼が設計したΖガンダムに強い興味を示していた他、終盤では共にアンセスターの機動兵器の分析を行った。
- コウ・ウラキ
- α外伝では彼やカミーユ、ウェンディと共にアンセスターの機動兵器の分析を行った。
- リョウト・ヒカワ
- 第2次OGで意気投合。
搭乗機体・関連機体
- デュラクシール
- 彼女が開発した超魔装機。フェイルのために開発した機体だったが、結果としてフェイルの野心を加速させ、死を早めることになってしまった。挙句、LOE第二章では(セニアは製造に全く関わっていないが)コピー機がシュテドニアス連合に渡り、ラングランに牙を向いてしまう。
- ノルス
- LOE第一章(PSP版)、EXで搭乗する。
- ノルス・レイ
- 上記以外の作品で搭乗する。
- ジャオーム
- マサキがサイバスターに乗り換えた直後に代わりに操縦。
- デュラクシールII
- 魔装機神IIで登場した、デュラクシールの改良機。ラセツが残したデュラクシールのデータを元に開発されたと思われる。セニア自身は「デュラクシール本来の力を発揮出来ないまがい物」と憤慨しながら評している。
名台詞
スーパーロボット大戦EX
- セニア「あら? これ…さっきの戦いで破壊されたヴォルクルスの一部ね。研究用に持ってかえろっと」
マサキ「なんだって!? バカ、よせっ!そーゆーのは大抵その小さな細胞から復活して来るもんって、相場が決まってんだ! すてろっ!」
セニア「ちぇっ、ケチ!」 - 「フェイルの闇」にて。基本的にはこんな感じで好奇心旺盛な人物。ちなみにマサキのツッコミ通り、ヴォルクルスはあっさり復活するのだが、別にセニアが何かしたわけではなく、「サイバスターにヴォルクルスの細胞が付着していたため」という斜め上の理由のためであった。第2次OGではこっそり持って帰ろうとするなど、やり取りに少し変更があるものの概ね同じ。
魔装機神シリーズ
- 「ちょっと! あたしが役立たずだからってそれはないんじゃない!?」
- 味方のマップ兵器に巻き込まれて撃墜された際のセリフ。確かに、セニアのパイロット能力とノルスの性能は余程のパワーアップを施していないと戦闘向きとはいえないが、自分の方から役立たずと言ってしまうのはいかがなものだろうか…。
- 「操者の育成ね。あたし、前線でバリバリやりたいな~」
- 魔装機神IIインターミッション時の音声アナウンスから。彼女の本質がよくわかる台詞。
- 「靈装機ヂーヱン……ヴォルクルス教団製の魔装機よね? 装甲は? 動力源は?」
「靈装機ヂーヱン! ちょっと! あんたそれ、あたしにちょーだい!」
「うー……もっと近くで見たい! 触ってみたい! 分解したい! マサキ! 生け捕りにして!」 - IIの「ヴォルクルスの胎動」で、初めて見る靈装機ヂーヱンに夢中になり、デモンゴーレムから街を守ることも忘れて暴走しているさま。ティアンからは「それどころではない」とたしなめられ、乗ってるガエンには「いきなり何を言い出す?」と不審がられ、マサキからは「無茶言うな!」とさじを投げられた。ちなみにヂーヱンはガエンが投降した際に鹵獲するのだが、その時も何度も自分のものだと主張してガエンを少し引かせていた。
- (手下)「おおっ!! セニア様! 高貴な生まれなのに庶民派! 我らの希望の星!」
セニア「ま、まあ、褒めてくれるのは嬉しいけど……」
(手下)「どうか攻撃してください!」
セニア「だから、それが気持ち悪いのっ!」 - IIの「男たちの受難」でセニアファンのテロリストとの戦闘前会話。気さくなセニアでも相手は選びたい、ということか。
- セニア「モニカ! あんた、ちょっと大きくなった?」
(モニカ)「いいえ。身長は伸びておりませんわ」
セニア「そっちじゃなくて! ……の方」
(モニカ)「そうですわね……10コルゴーツほど」
セニア「なっ!? 逆転された!? 体重は!?」
(モニカ)「お変わりありません」
セニア「何て事……あたしに断りもなく大きくなるなんて!!」
(モニカ)「その分、お姉様は胴回りが少し……」
セニア「うわっ! 言うな! それ以上言うなっ!!」 - IIの「シュウの魂胆」における戦闘前会話より。1コルゴーツは約1.78 mm。何と言うか緊張感の欠片も無い戦闘シーンではある。それにしても魔装機に乗りながら相手の外見が見えるとは、モニター通信しながら戦闘しているのだろうか?
スーパーロボット大戦α外伝
- 「それにしても地上のマシンって、合体変形機構が優秀よね」
「もちろん。スラスターとかスタビライザーの取り付け位置とかで大体はね」
「ほら、あそこの…額にΖって書いてあるマシンなんか凄い変形機構じゃない?」 - 第8話シナリオエンドデモよりΖガンダムに強い興味を示して。
- 「あの機体…不必要ぐらいに重装甲な上に、冷却装置付きのシールド…。それにロングバレルのバズーカ…」
「もしかして!」 - 第20話にてマウンテンサイクルから発掘されたガンダム試作2号機を見て。セニアは「魔装機神の名にかけて」のシナリオデモにて降魔弾を核兵器よりタチが悪いと説明していたように核兵器についての知識にも精通しており、ガンダム試作2号機が核兵器を装備していることにもいち早く気付いた。
余談
「熱血!必中!ボイス・スパログ!~魔装機神II篇~」において、マサキ役の緑川光氏がマサキに次いでお気に入りのキャラクターとして、セニアの名前を挙げている。皆口氏の「エンジェルウィスパー」の声と、PVでは公開されなかったもう1つのカットインの存在(「エンジェルウィスパー」にはカットインが2種類ある)にグッときたらしい。
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