「ダブルオークアンタ」の版間の差分
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:ツインドライブの制御が不安定だった場合を想定し開発。パイロットの負担や周囲の被害を考慮せず、ELSが学習能力を持たないものとするなどかなり限定的な仮定をした場合ELSを一週間で殲滅可能という試算が出ている。 | :ツインドライブの制御が不安定だった場合を想定し開発。パイロットの負担や周囲の被害を考慮せず、ELSが学習能力を持たないものとするなどかなり限定的な仮定をした場合ELSを一週間で殲滅可能という試算が出ている。 | ||
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:全く無関係の機体ではあるが、本機同様の「対話を行うための機体」。 | :全く無関係の機体ではあるが、本機同様の「対話を行うための機体」。 | ||
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2013年5月11日 (土) 01:15時点における版
GNT-0000 ダブルオークアンタ(00 Qan[T] / Double Oh Qan[T])
- 登場作品:劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
- 分類:第5世代ガンダム(モビルスーツ)
- 型式番号:GNT-0000
- 全高:18.3 m
- 重量:63.5 t
- 動力・推進機関 :GNドライヴ×2基(ツインドライヴシステム)
- エネルギー:GN粒子
- 装甲材質:Eカーボン
- 開発者:イアン・ヴァスティ
- 所属:ソレスタルビーイング
- 主なパイロット:刹那・F・セイエイ
- メカニックデザイン:海老川兼武
ダブルオーライザーの後継機として開発された機体。名称の「クアンタ」は「Quantum(量子)」の複数形であり、型式番号の「T」は「Twin」の頭文字でツインドライヴ搭載機を表している。本機のGNドライヴはこのために木星で新規に製造された(劇場版の時点では、技術革新とトランザムによる移動時間の短縮によりGNドライブの製造期間は大幅に短縮されている)ものであり、当初からツインドライヴを想定して調整されたそれは従来型を上回る性能を発揮する。
ダブルオーライザーは「対話の準備のための機体」だったが、本機はそれをさらに推し進めた「対話のための機体」でありトランザムバーストを上回る「クアンタムバースト」を駆使しての対話が主目的であり、武装はあくまで自衛が目的である。
ライザーの時にはあくまで偶発的な事象だった「量子化テレポート」を制御できるよう設計されており、50年後にやっと外宇宙航行が可能になるという「00」の世界観において、単機で星間転移が出来るという常識はずれの性能を持つ。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。原作とは異なりELS以外に敵勢力がいるため、武装をフル稼働して戦闘に参加する。運動性の高さと豊富な特殊能力で終盤の激戦を支えるが、気力が上がるまで移動後攻撃が貧弱なのが問題。また全体的に燃費が悪いが、その分火力は高い。ただし刹那が「魂」を覚えるのが遅いため、積極的に前線に出さないとマスターテリオンやラスボス相手のダメージ源にならない。
- 本作では43話において、クアンタムバーストにより加藤久嵩に城崎天児の真意を理解させるというコラボレーションが存在。真面目に見てみると、ELSとの対話のための試金石とも言える。
装備・機能
武装・必殺武器
劇中では戦闘を行っていないため、演出は半分オリジナルである。
格闘兵装
- GNソードV
- 本機の主兵装。これまでのGNソードと同様ソードモードとライフルモードを切り替えて使用するが、刀身は細身になっている。不使用時は左腰にマウントされる。ちなみにライザーが「III」で本機が「V」なのは、この間に「フルセイバー」が装備していた「IV」が存在するため。
- バスターソードモード
- GNソードVにGNソードビットを合体させ、大剣とした形態。斬れ味も増している他、大型の敵に対しても有利である。
射撃兵装
- GNソードV(ライフルモード)
- GNソードVを変形させて銃とした形態。
- バスターライフルモード
- バスターソードモードのライフル形態。通常のライフル形態を遥かに上回る高出力のビームを撃つことが可能。使用時には剣先が展開する。
- GNソードビット
- 左肩のGNシールドにマウントされている誘導兵器。それぞれ形状が異なるA、B、Cビットが各2基用意されている。GNソードVに合体できる他、手に持って使用することも可能であり、ビット系としては汎用性がかなり高い。制御は脳量子波で行われる。
- GNビームガン
- GNシールドの上部に設置されている。主にミサイルの迎撃用として使用されるが、GNドライブと直結しているので高い威力を持つ。
必殺武器
- トランザム起動
- ライザーソード
- トランザムライザーから引き継いだ超巨大ビームサーベル。本機の場合は始めからツインドライブ機として設計されたため粒子量を調整する別パイロットがいなくとも使用可能になった。バスターライフルモードの先端からビームサーベルを発生させる。一部の視聴者からの通称は「対話砲」。
特筆機能
- ツインドライヴシステム
- 前型機であるダブルオーと同様に本機にもツインドライヴシステムが搭載されているが、クアンタに搭載されたものはツインドライヴ専用に開発・調整された新型GNドライヴであるため非常に高い完成度を有している。
- UXでは特殊能力として実装された。1ターンにつき最大値の25%分のENを回復させる。
- クアンタムシステム
- 本機に実装された純粋種のイノベイターの能力に反応する新システムで、刹那の「戦いそのものを止めさせる」という想いを実現させる為に開発された。GNシールドと背部にある2基のGNドライヴを直結させ、ダブルオーライザーに搭載されていた「トランザムバースト」をも凌駕する超高濃度粒子領域を展開する事で領域内にいる全ての人々の意識を繋げる。発動時には機体が一瞬だけ赤くなった後、緑色に輝き出す。また、最大出力モード「クアンタムバースト」時には全身の装甲をパージ(粒子散布を効率的に行う為)し、各部GNコンデンサーを露出させる事で大量のGN粒子を放出する。この時、GNソードビットも全基が機体を取り巻くように展開する。まさに「全てを脱ぎ捨てて対話を行う」という本機のコンセプトを体現した形態であり、ある意味では真の姿と言える。
- UXでは「クアンタムバースト」の名前で特殊コマンドとして実装。フェイの「エモーショナル・ウェーブ」の完全上位互換であるが、消費が80と莫大な上、必要気力が150なのが問題。加えてクアンタの戦闘力自体が高いため、強化で1手番潰すより攻撃してしまった方が早いことも。
- 量子テレポート
- GNソードビットをリング状に展開して量子ゲートを形成し、そこに飛び込む事で空間跳躍を行う。トランザムライザーではごく短距離の跳躍しかできなかったのに対し、本機では長距離跳躍が可能であり、その距離は惑星間にも及ぶ。また、トランザムを起動せずにパイロットの任意でテレポートが可能。
- UXでは特殊回避能力として実装された。気力130以上で発動し、敵の攻撃を最大40%の確立で完全回避する。イノベイターによる補正効果もかかるため発動しやすくなっている。
- トランザム
- UXで実装。気力130以上で移動力が+1される。
防御兵装
- GNシールド
- GN粒子を付着させた実体盾。本機の場合は左肩に大型の物を一基マウントしている。ここにはGNソードビットがマウントされる他、GNドライブを内蔵しているので重要なポジションを占めている。
- GNフィールド
- GNソードビットをリング状に展開する事で使用可能なGN粒子のバリア。ビットそのもので攻撃を防ぐ訳ではない為、GNシールドビットやGNホルスタービット等と比べて破壊される確率が非常に低く、また出力も高い。
名場面
- ダブルオークアンタ建造
- 映画冒頭、CBの秘密基地で完成したクアンタが登場。「逆襲のシャア」冒頭のνガンダムを彷彿とさせるシーンである。余談だが、本機はこれ以外にも「左肩の位置にビット兵器を設置」、「ビットでバリアも張れる」などνガンダムを想起させる部分が多く見られたりする。
関連機体
- ガンダムエクシア
- 頭部など、デザインはエクシアを模している。これはイアンの配慮らしい。
- ダブルオーライザー
- ツインドライブ搭載機の前世代機。
- ELSクアンタ
- SRW未登場。劇場版ラストにおいて、地球へ帰還したクアンタが変化していた姿。ELSとの融合により半生体兵器と化しており、ガンダムの姿やトランザムなどの機能は保ちつつ、同時にELSとしての能力を備えている。
- ガデラーザ
- イノベイター専用機。同じカテゴリーにはいるが、こちらは「純粋な戦闘機」と本機とは対照的な機体である。
- ダブルオークアンタ フルセイバー
- ツインドライブの制御が不安定だった場合を想定し開発。パイロットの負担や周囲の被害を考慮せず、ELSが学習能力を持たないものとするなどかなり限定的な仮定をした場合ELSを一週間で殲滅可能という試算が出ている。
- YF-29 デュランダル
- 全く無関係の機体ではあるが、本機同様の「対話を行うための機体」。
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