「機動戦士Vガンダム」の版間の差分

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(ページの作成:「== 機動戦士Vガンダム == *1993年4月2日 ~ 1994年3月25日放映(テレビ朝日) 全51話 *初参戦スパロボ:[[第2次スーパーロボット...」)
 
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=== 解説本 ===
 
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== 資料リンク ==
 
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*[http://wiki.cre.jp/GUNDAM/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%ABV%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0/ガンダムWiki - 機動戦士Vガンダム]
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*[http://wiki.cre.jp/GUNDAM/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%ABV%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0/ ガンダムWiki - 機動戦士Vガンダム]
  
 
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2013年2月23日 (土) 22:41時点における版

機動戦士Vガンダム

概要

宇宙世紀0153年、地球連邦政府は形骸化し、統制を離れたスペースコロニーは各地で紛争をはじめていた。サイド2にあるザンスカール帝国は地球侵攻をはじめ、レジスタンス組織「リガ・ミリティア」はザンスカール支配への抵抗運動をはじめていた。

元々はジュブナイル色の強い「子供がワクワクしながら見れる楽しいガンダム」として企画されており、若干13歳の主人公ウッソ・エヴィンはRPGの主人公のイメージで作られたらしい。脇を固めるキャラクターも冒険娯楽活劇を意識して「幼馴染の美少女」「憧れのお姉さん」など明るい属性が付け加えられた。また、敵側のメカデザインも今までのガンダムシリーズには見られないようなコミカルさが加えられ、視聴者の度肝を抜いた。
しかし、番組が進むうちに俗に黒富野と呼ばれる「戦争の現実」をつきつけるストーリーにシフトしていき、本来は明るいはずのキャラクターたちが成長しつつも悲惨な現実に苦悩し、変質していくという、独特の味付けの作風になっていった。後の富野監督のインタビューによると、監督とスポンサーで方向性が食い違ったために誰もが予想しきれない作品になってしまったことが語られている。
このような作風の変化に当初からの視聴者は付いて来れず、富野監督も視聴者も鬱気分だった(監督自身も放送終了後、本当に鬱病を抱えることになった)。ただし、放送当時から作品を高く評価していた庵野秀明は「新世紀エヴァンゲリオン」製作に強く影響を受けた作品の一つとして挙げており、また戦闘シーンについては娯楽活劇もののイメージが最後まで踏襲され、全編通じ高い評価を与えられている。なお、富野監督は制作時の心境のせいかこの作品を特に酷評しており、DVDボックスのブックレットに「このDVDは見れたものではないので買ってはいけません!!」とコメントしていた。この事はファンの間では非常に有名な話で、ウッソ役として声優デビューした阪口大助氏もラジオ等でこの発言に対してネタも含めながらも苦言を呈したことがある。 それが理由かは不明であるが、ガンダムシリーズの中ではメディアにて冷遇されがちな傾向にある。 また時代設定が未来に離れているのも影響してか、スパロボも含めたガンダムを取り扱うゲームに中々参戦出来ない場合も多い。

ボンボンにて連載されたコミカライズは、読者層に合わせて原作の暗い雰囲気は抑えられ、ギャグ漫画のようなノリになっている。ストーリーは一応シリアスなのだが、本編のキャラクターの性格が妙にはっちゃけていたり、各所にゲームや実在の人物を元にしたパロディキャラクターがいるなど奇抜な作風で、ファンの間では語り草となっている。

出てくるモビルスーツはスペック表にも載らないようなトリッキーな攻撃(主にボディを分割して敵にぶつける、ビーム兵器を過剰出力で使うなど)を繰り出すことが少なからずある。これは上述したように元々が娯楽活劇ものをイメージした企画だったためでもある。SRWに限らずゲームで再現されるのは、代表格でもあるVガンダムのパーツアタックやV2ガンダムの光の翼ぐらいだが。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

リガ・ミリティア

ウッソ・エヴィン
主人公。巻き込まれるようにVガンダムのパイロットになる。
シャクティ・カリン
ヒロイン。次回予告の「見てください」担当。
ハロ
オデロ・ヘンリーク
ウォレン・トレイス
スージィ・リレーン
カルルマン・ドゥカートゥス
トマーシュ・マサリク
カレル・マサリク
エリシャ・クランスキー
マルチナ・クランスキー
オリファー・イノエ
マーベット・フィンガーハット
ジュンコ・ジェンコ
ヘレン・ジャクソン
ケイト・ブッシュ
マヘリア・メリル
ペギー・リー
コニー・フランシス
ユカ・マイラス
フランチェスカ・オハラ
ミリエラ・カタン
オイ・ニュング
レオニード・アルモドバル
ロメロ・マラベル
オーティス・アーキンズ
エステル・チャバリ
ロベルト・ゴメス
ジン・ジャハナム
ネス・ハッシャー
クッフ・サロモン
ストライカー・イーグル
ミューラ・ミゲル
ハンゲルグ・エヴィン
フランダース

ザンスカール帝国

マリア・ピァ・アーモニア
フォンセ・カガチ
タシロ・ヴァゴ
カテジナ・ルース
ウッソの憧れの人。ザンスカールに捕らわれた後、クロノクルに共感してパイロットになる。
クロノクル・アシャー
ガンダムシリーズ定番の仮面の人。カテジナに役を食われる。
アルベオ・ピピニーデン
ファラ・グリフォン
メッチェ・ルーベンス
ドゥカー・イク
レンダ・デ・パロマ
ルペ・シノ
ゴズ・バール
ゴッドワルド・ハイン
ブロッホ
キスハール・バグワット
カリンガ・ヴォーゲル
ゲトル・デプレ
ガリー・タン
ワタリー・ギラ

その他

マンデラ・スーン

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

モビルスーツモビルアーマー

リガ・ミリティア

ザンスカール帝国

戦艦

リガ・ミリティア

ザンスカール帝国

その他のメカ

主題歌とBGM

『STAND UP TO THE VICTORY』
(作詞:井荻麟、みかみ麗緒 作曲:川添智久 編曲:神長弘一、川添智久、井上龍仁 歌:川添智久)
 前期オープニング。『新スーパーロボット大戦』などの戦闘BGMとして使われた。
 ちなみに川添智久は「BILIEVE IN LOVE」などで有名なバンド・LINDBERGのベーシスト。
『DON'T STOP CARRY ON』
(作詞:西脇唯 作曲:小泉誠司 編曲:福田裕彦 歌:RD)
 後期オープニング。『第2次スーパーロボット大戦G』などの戦闘BGMとして使われた。α以降ではV2ガンダム専用の戦闘BGMとなっている。

登場作と扱われ方

ある程度原作再現はされているが、前述のとおり、宇宙世紀ではかなり(参戦作の中で最も)未来の作品であるためか、宇宙世紀系のガンダム作品では参戦回数が少なめ。残念ながら『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』以前の本編ガンダムシリーズの中で唯一プレイステーション2のスパロボシリーズに参戦しなかった本編ガンダムシリーズの1作で有った。

第2次スーパーロボット大戦G
初登場作品。ザンスカール帝国がなく、クロノクル達はDC所属になっている。
新スーパーロボット大戦
スーパーロボット大戦α
序盤のシナリオから再現。ザンスカール帝国は原作と違い、木星に本拠を持つため、ジュピトリアンと呼ばれており、シロッコもここに属している。ゴメスとシュラク隊の面々はスポット参戦で最後まで使えるのはウッソ、マーベット、オデロの3名のみ。他作品に比べ、キャラクターのバストアップが特に似てないことで有名。
スーパーロボット大戦α外伝
味方ではスポット参戦のゴメスを除けば、ウッソとマーベットのみの参戦となる。敵ユニットは割と登場場面が多いが、敵パイロットはカテジナのみで原作に反して死亡してしまう。登場するキャラクターはバストアップが書き直されかなりマシになった。なおVガンは本作以降、αシリーズには参戦せず。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
現時点で最後の据え置きスパロボ参戦作。また3Dのスパロボ参戦も本作が唯一である。全キャラのバストアップがドリームキャストの描画性能に合わせ描き直されている。ウッソなど一部のキャラの原画はα外伝と共通のようである。
スーパーロボット大戦D
最後の方までストーリーの中心。条件次第でカテジナとクロノクルを仲間に出来る唯一の作品。

用語

リガ・ミリティア
ザンスカール帝国
イエロージャケット
ベスパ
シュラク隊

主要スタッフ

制作会社
サンライズ(第3スタジオ)
監督
富野由悠季
キャラクターデザイン
逢坂浩司
メカニカルデザイン
カトキハジメ
大河原邦男
石垣純哉
音楽
千住明

商品情報

DVD

発売の前に冨野監督本人が「こんなものを買うとダメになるので買わないでください」というコメントを残している。色んな意味で最もカオスな時期に作られた作品だからなのだろう。

DVD BOX

DVD


小説

解説本

コミックス

コミックボンボン

プラチナコミックス

上述のとおり、奇抜な作風で有名なボンボン版。

角川コミックス・エース

“木星じいさん”ことグレイ・ストークが登場。他にもガンダムシリーズ伝説巨神イデオンのクロスオーバー作品『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』が併録。下は2012年の改題版。

話題まとめ

前期EDテーマ『WINNERS FOREVER ~勝利者よ~』はもともと特撮映画『仮面ライダーZO』のテーマソングとして作られたものを、題名と歌詞の一部を変更して採用された。

資料リンク

リンク