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− | :とはいえ、人類軍は非情であっても悪の軍隊ではない。『蒼穹のファフナー』原作の世界観は'''数十年に渡る戦争で人類が[[地球]]から駆逐されつつある世界'''である。綺麗事を並べる余裕など人類には既に無くなっており、大多数の人間にとってフェストゥムは数えきれない人間を殺戮した化け物でしかない。高い戦力と技術を持ちながら、戦いに加わらないどころかフェストゥムとの共存すら模索するアルヴィスが疎まれるのも、作中の人類の視点からすれば仕方のない事ではある。実際、[[日野洋治]] | + | :とはいえ、人類軍は非情であっても悪の軍隊ではない。『蒼穹のファフナー』原作の世界観は'''数十年に渡る戦争で人類が[[地球]]から駆逐されつつある世界'''である。綺麗事を並べる余裕など人類には既に無くなっており、大多数の人間にとってフェストゥムは数えきれない人間を殺戮した化け物でしかない。高い戦力と技術を持ちながら、戦いに加わらないどころかフェストゥムとの共存すら模索するアルヴィスが疎まれるのも、作中の人類の視点からすれば仕方のない事ではある。実際、[[日野洋治]]に代表されるように良心的な人物も多く、過激な手段を選ぶヘスターや家族をも道具扱いする程に非情なミツヒロですら同情の余地がないわけではない。 |
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− | + | フェストムゥムを始め多くの外敵が跋扈するスパロボ世界ではあるが、原作より地球は荒廃していないため、印象が[[ティターンズ]]や[[アロウズ]]、[[ガイアセイバーズ (OG)|OG版ガイアセイバーズ]]のような悪の軍隊に近くなっている。ある意味皮肉ではあるが、状況の切迫した原作よりも幸せな境遇といえるかもしれない。 | |
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:本作では[[地球連合軍]]に統合されているため、人類軍としては出てこない(一般兵のみ'''[[人類軍兵士|人類軍]]'''名義で登場)。最終的にはヘスターが[[オーブ]]や[[プラント]]とも和解するなど、原作や[[UX]]に比べて印象は悪くないものとなる。 | :本作では[[地球連合軍]]に統合されているため、人類軍としては出てこない(一般兵のみ'''[[人類軍兵士|人類軍]]'''名義で登場)。最終的にはヘスターが[[オーブ]]や[[プラント]]とも和解するなど、原作や[[UX]]に比べて印象は悪くないものとなる。 | ||
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− | :原作とは異なり、[[フェストゥム]]以外にも[[スクラッグ]]や[[バジュラ]]などの敵対勢力を一掃する目的で[[ハザード・パシャ|ハザード]]らにより設立されるが、設立までの経緯や、主要陣の過激で利己的な振る舞い等により、結成当初から[[カティ・マネキン|カティ]]や[[クラウス・グラード|クラウス]]たち[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]内部の良識派たちからは「[[アロウズ]]の再来」とみなされ、[[2代目地球連邦大統領|連邦大統領]]からも不信感を抱かれている。所謂[[ティターンズ]]や[[ガイアセイバーズ (OG)|OG版ガイアセイバーズ]] | + | :原作とは異なり、[[フェストゥム]]以外にも[[スクラッグ]]や[[バジュラ]]などの敵対勢力を一掃する目的で[[ハザード・パシャ|ハザード]]らにより設立されるが、設立までの経緯や、主要陣の過激で利己的な振る舞い等により、結成当初から[[カティ・マネキン|カティ]]や[[クラウス・グラード|クラウス]]たち[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]内部の良識派たちからは「[[アロウズ]]の再来」とみなされ、[[2代目地球連邦大統領|連邦大統領]]からも不信感を抱かれている。所謂[[ティターンズ]]や[[ガイアセイバーズ (OG)|OG版ガイアセイバーズ]]などのポジションであり、ジン達オリジナルキャラのメンバーが所属している事からある意味オリジナルの敵組織を担っている勢力とも言える。 |
:終盤には[[ELS]]の地球圏到達に前後して[[マクロス・フロンティア船団]]と手を結び地球圏を見捨てて逃げ出し、[[バジュラ]]本星を手にして銀河での勢力圏を広げようと企てるとい前代未聞の暴挙を敢行しており、端的に言えばこの組織は'''「人類」と冠しておきながら、[[小楯衛|同じ]][[キバの輩|人]][[ガラン軍兵士|類]]を抹殺し、最終的にはその人類を見捨ててしまっている'''。 | :終盤には[[ELS]]の地球圏到達に前後して[[マクロス・フロンティア船団]]と手を結び地球圏を見捨てて逃げ出し、[[バジュラ]]本星を手にして銀河での勢力圏を広げようと企てるとい前代未聞の暴挙を敢行しており、端的に言えばこの組織は'''「人類」と冠しておきながら、[[小楯衛|同じ]][[キバの輩|人]][[ガラン軍兵士|類]]を抹殺し、最終的にはその人類を見捨ててしまっている'''。 | ||
:最後は地球連邦からも完全に反逆者と認定され、人類軍とフロンティア船団の暴挙を食い止めるべく[[バジュラ本星]]へ追撃した[[アルティメット・クロス|UX]]によりハザードが誅滅され、先にバジュラの母星へと辿りついた面々も[[ショット・ウェポン|ショット]]と[[マクロス・ギャラクシー船団|ギャラクシー船団]]の裏切りにより[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア政府]]首脳部共々壊滅させられ、ノーヴル達ごく一部のメンバーを除いて全滅する。 | :最後は地球連邦からも完全に反逆者と認定され、人類軍とフロンティア船団の暴挙を食い止めるべく[[バジュラ本星]]へ追撃した[[アルティメット・クロス|UX]]によりハザードが誅滅され、先にバジュラの母星へと辿りついた面々も[[ショット・ウェポン|ショット]]と[[マクロス・ギャラクシー船団|ギャラクシー船団]]の裏切りにより[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア政府]]首脳部共々壊滅させられ、ノーヴル達ごく一部のメンバーを除いて全滅する。 | ||
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;[[ショット・ウェポン]] | ;[[ショット・ウェポン]] | ||
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2015年3月8日 (日) 03:11時点における版
人類軍
- 『蒼穹のファフナー』シリーズに登場する新国連が有する対フェストゥム軍事組織。
- 日本を核攻撃で消滅させるなどフェストゥム殲滅のために手段を選ぼうとしない面が強く、特に日本消滅の件はアルヴィスとの確執をも生み出している。
- 戦力としてファフナーグノーシス・モデル、メガセリオン・モデル、ベイバロン・モデルを開発。グノーシスモデルは30000機以上が生産され(メガセリオンはその約3%、ベイバロンは更に少ない約200機)、そこに各種通常兵器や核を加えた強大な戦力を有している。しかし肝心のファフナー3種がフェストゥムのコアを搭載しておらず、フェストゥム自体の強さもあってジリ貧の様相を呈している。また、決戦兵器であったザルヴァートルモデルは他所の陣営へ渡ってしまっている。
- 無印最終盤で対北極ミール最終作戦、ヘヴンズドア作戦を決行。フェストゥムに作戦を読まれないための全軍での遊撃戦という無謀な作戦であったが、独自に蒼穹作戦を並行していた竜宮島の面々により、多大な損失を出しながらも一応は人類側の勝利に終わる。
- しかし北極ミール破壊後もその方針は変わらないどころか度重なる焦土作戦や非好戦的なフェストゥムの群れへの核攻撃、更にはアルヴィスのファフナーごとフェストゥムを核ミサイルで焼き払おうとするなどより強硬的となり、更にはコア搭載型(=パイロットを使い潰す)の発展後継型ファフナーまで配備している。
- だが実際には北極ミールの破壊でフェストゥム自体が変質した結果、「憎悪」と「嫌悪」のままに積極的に人類の殲滅に動くフェストゥムが出現するようになり、強硬策を取らさるを得ないほどに戦局が悪化しだしているのが実情である。
- とはいえ、人類軍は非情であっても悪の軍隊ではない。『蒼穹のファフナー』原作の世界観は数十年に渡る戦争で人類が地球から駆逐されつつある世界である。綺麗事を並べる余裕など人類には既に無くなっており、大多数の人間にとってフェストゥムは数えきれない人間を殺戮した化け物でしかない。高い戦力と技術を持ちながら、戦いに加わらないどころかフェストゥムとの共存すら模索するアルヴィスが疎まれるのも、作中の人類の視点からすれば仕方のない事ではある。実際、日野洋治に代表されるように良心的な人物も多く、過激な手段を選ぶヘスターや家族をも道具扱いする程に非情なミツヒロですら同情の余地がないわけではない。
登場作品
フェストムゥムを始め多くの外敵が跋扈するスパロボ世界ではあるが、原作より地球は荒廃していないため、印象がティターンズやアロウズ、OG版ガイアセイバーズのような悪の軍隊に近くなっている。ある意味皮肉ではあるが、状況の切迫した原作よりも幸せな境遇といえるかもしれない。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 本作では地球連合軍に統合されているため、人類軍としては出てこない(一般兵のみ人類軍名義で登場)。最終的にはヘスターがオーブやプラントとも和解するなど、原作やUXに比べて印象は悪くないものとなる。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作とは異なり、フェストゥム以外にもスクラッグやバジュラなどの敵対勢力を一掃する目的でハザードらにより設立されるが、設立までの経緯や、主要陣の過激で利己的な振る舞い等により、結成当初からカティやクラウスたち地球連邦内部の良識派たちからは「アロウズの再来」とみなされ、連邦大統領からも不信感を抱かれている。所謂ティターンズやOG版ガイアセイバーズなどのポジションであり、ジン達オリジナルキャラのメンバーが所属している事からある意味オリジナルの敵組織を担っている勢力とも言える。
- 終盤にはELSの地球圏到達に前後してマクロス・フロンティア船団と手を結び地球圏を見捨てて逃げ出し、バジュラ本星を手にして銀河での勢力圏を広げようと企てるとい前代未聞の暴挙を敢行しており、端的に言えばこの組織は「人類」と冠しておきながら、同じ人類を抹殺し、最終的にはその人類を見捨ててしまっている。
- 最後は地球連邦からも完全に反逆者と認定され、人類軍とフロンティア船団の暴挙を食い止めるべくバジュラ本星へ追撃したUXによりハザードが誅滅され、先にバジュラの母星へと辿りついた面々もショットとギャラクシー船団の裏切りによりフロンティア政府首脳部共々壊滅させられ、ノーヴル達ごく一部のメンバーを除いて全滅する。
- 尚、本当にモビルスーツに対フェストゥム兵器の座を奪われたのか、人類軍の名を関していて原作での主力であったグノーシス・モデルが登場しない。
関連人物
- ヘスター・ギャロップ
- 新国連の事務総長であり、人類軍の代表。高圧的な態度とフェストゥム殲滅のためには手段を選ばない過激さからアルヴィスとは敵対することが多い。
- ミツヒロ・バートランド
- ファフナーザルヴァートル・モデルマークニヒトの開発者で「一体でも多くの敵を倒す」という思想の持ち主。
- 日野洋治
- ファフナーザルヴァートル・モデルマークザインの開発者で「一人でも多くの兵士を生き延びさせる」という思想の持ち主。
- 日野道生、カノン・メンフィス
- 人類軍の兵士。後に離反してアルヴィスのメンバーとなる。
- イアン・カンプ、ジェレミー・リー・マーシー 、陳晶晶、ベラ・デルニョーニ 、オルガ・カティーナ・ベトレンコ
- SRW未登場。竜宮島占拠の際に破壊工作の為の捨て駒として島に取り残された。その後は島民として迎え入れられ、アルヴィスのメンバーとして活動する。
- 人類軍兵士
- 人類軍の一般兵士。
他作品の関連人物
リアル系
- スウェン・カル・バヤン、ミューディー・ホルクロフト、シャムス・コーザ
- 地球連合軍の特殊部隊ファントムペインの兵士。Kでは道生とカノンが彼らと同行している。
- アレックス・ゴレム
- UXでの良識派。第2部終盤にハザードとヘスターに背いたことで謀殺されかけるが、地球連邦大統領の密命を受けていたヒューズに救われる。その後は人類軍を離脱し、地球連邦軍に帰順したものと思われる。
- 矢藩朗利、金本平次
- UXでは第2部終盤に密かにハザードに取り入り、彼から受け取った核弾頭で東京壊滅を企てる。尤もハザードにとっては「利用価値のある捨て駒」に過ぎない。
- ショット・ウェポン
- UXでの協力者。第2部終盤から同行するようになるが、第3部終盤にてギャラクシー船団の電脳貴族と手を結んで謀反を起こし、ヘスターを殺害する。
- レオン・三島、ハワード・グラス
- マクロス・フロンティア船団の首脳部の面々。UX第3部終盤に人類軍と結ぶも、人類軍共々バジュラ本星にてギャラクシー船団とショットにより抹殺される。
スーパー系
- ハザード・パシャ
- UXでの創始者兼総司令。
- ドッグ・タック
- ハザードの副官を務める。
- ドクターミナミ
- UXでは協力者。
- 推進派
- UXでは最大の後ろ盾。第3部にてアルティメット・クロス側の支援者となる。
- キバの輩、ガラン軍兵士
- UX第2部にハザードの手引きでアルカトラズ刑務所を脱獄するも、第3部にて人類軍の特攻兵器に仕立て上げられた挙句、悲惨な最期を遂げる事となる。彼らを特攻兵器に仕立てたのは、バジュラを人類軍とフロンティア船団の生体兵器に仕立て上げる為の試金石でもあった。
バンプレストオリジナル
- ノーヴル・ディラン
- 彼女にとっては人類軍も自らの目的を果たすための『事象』に過ぎなかった。
- ジン・スペンサー
- 人類軍特務機動中隊の隊長。
- アユル・ディラン
- 人類軍特務機動中隊の隊長となったジンのパートナーで、ノーヴル博士の娘である。