「スペクトラ・マクレディ」の版間の差分

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== スペクトラ・マクレディ(Spectra Mc Cready) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]][[バンプレストオリジナル]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Spectra McCready]]
**[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]][[OGシリーズ]]
*[[声優]]:中村尚子
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*{{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
*種族:バルマー星人([[ハイブリッド・ヒューマン]])
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| 声優 = {{声優|中村尚子|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|河野さち子}}
*所属:[[ゼ・バルマリィ帝国]]([[ゴラー・ゴレム隊]])
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
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}}
*キャラクターデザイン:河野さち子
 
  
[[ゼ・バルマリィ帝国]][[ゴラー・ゴレム隊]]を指揮する部隊長。その実体は自らが指揮する他の[[ゴラー・ゴレム隊]]員と同じくゼ・バルマリィ帝国が生み出した[[ハイブリッド・ヒューマン]]の「[[バルシェム|バルシェムシリーズ]]」である。指揮官モデルとして造られた個体で、他のバルシェムとは一線を画す戦闘能力を有している。本来の名としてコードネーム「ダレット・バルシェム」(ヘブライ数字で4の意、4番目に製造された個体)の名を持つが、その出自からか複製ではない唯一絶対の存在になる事に固執しているために複製物の証である製造ナンバーで呼ばれることを嫌い、自ら付けた名前「スペクトラ・マクレディ」を名乗っている。なお、ヴィレッタ・バディムと酷似している顔を嫌ってか、常に仮面を纏っている。
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{{登場人物概要
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}}
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'''スペクトラ・マクレディ'''は『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』の登場人物。
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== 概要 ==
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[[ゼ・バルマリィ帝国]][[ゴラー・ゴレム隊]]を指揮する副隊長。
  
スパイとして「[[チーム・ジェルバ]]」と接触したスペクトラは[[セレーナ・レシタール]]らとの遭遇戦で彼らを壊滅させるが、その遭遇戦でセレーナに仮面を取り払われ素顔を曝け出されてしまう。スペクトラに対するセレーナの復讐心とその憎悪は計り知れず、スペクトラ自身も追いかけられるセレーナに対しても憎悪を抱いている。基本的には冷静な性格である彼女もセレーナに関することでは苛立ちを掻き立てられる場面も多く、隙を突かれてセレーナに追い詰められ、乗機のヴァルク・イシャーを失うこともあった。最終的にバルマー本星における戦闘で、ヴィレッタを倒してキャリコと同様に新たなオリジネイターになるべく奮戦するものの、復讐心と憎悪を振り払ったセレーナに討たれて最期を迎える。
+
その実体は自らが指揮する他のゴラー・ゴレム隊員と同じくゼ・バルマリィ帝国が生み出した[[ハイブリッド・ヒューマン]]の「[[バルシェム|バルシェムシリーズ]]」である。指揮官モデルとして造られた個体で、他のバルシェムとは一線を画す戦闘能力を有している。本来の名としてコードネーム「ダレット・バルシェム」(ヘブライ数字で4の意、4番目に製造された個体)の名を持つが、その出自からか複製ではない唯一絶対の存在になる事に固執しているために複製物の証である製造ナンバーで呼ばれることを嫌い、自ら付けた名前「スペクトラ・マクレディ」を名乗っている。なお、[[ヴィレッタ・バディム]]と酷似している顔を嫌ってか、常に仮面を纏っている。
  
クォヴレー編でもそこそこ存在感はあり、キャリコと組んでクォヴレーを追い込む場面が多い。なお彼女も、クォヴレーのことは終始「アイン」で通している。
+
スパイとして「[[チーム・ジェルバ]]」と接触したスペクトラは[[セレーナ・レシタール]]らとの遭遇戦で彼らを壊滅させるが、その遭遇戦でセレーナに仮面を取り払われ素顔を曝け出されてしまう。<ref>OGMDでは彼女の特攻によりコックピットが剥き出しになり、さらにフェイスマスクを壊されたことで顔を見られてしまうことになる。</ref>
  
なお、名前の「スペクトラ」とは亡霊のことだが、イングラムや彼の関連人物の名前が銃器に由来する事を考えると短機関銃の「シテス・スペクトラ」から取られているのかもしれない。
+
最終的にバルマー本星における戦闘で、ヴィレッタを倒してキャリコと同様に新たなオリジネイターになるべく奮戦するものの、復讐心と憎悪を振り払ったセレーナに討たれて最期を迎える。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== [[αシリーズ]] ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 +
:主な行動はプロフィール参照。セレーナ編では復讐の相手であり、セレーナの行動原理を探ることができる。クォヴレー編でも相方のキャリコと組んでクォヴレーを追い込む場面が多いため割と存在感はある。
  
=== [[αシリーズ]] ===
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=== 単独作品 ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
:主な行動はプロフィール参照。能力や機体の強さもあり、キャリコ共々強敵の一人。他の主人公では強敵の一人といった扱いだが、クォヴレー編では相方のキャリコがライバルキャラとして目立つため、それに帯同する形で出て来るので割と存在感はある。セレーナ編では復讐の相手であり、セレーナの行動原理を探ることができる。
+
:2022年6月のイベント「天下無敵のスーパーロボット」で登場。シナリオNPC。
 +
:その後、2023年6月開催の第15回制圧戦「デッド・エンド・シュート」にてボスユニットとして登場。乗機はヴァルク・ベン。
  
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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=== [[OGシリーズ]] ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ}}
 +
:サプライズでゴラー・ゴレムの他の隊員共々登場。ユーゼスの消息(あるいは痕跡の回収)を探るべく地球圏に潜入。パリルートで初遭遇し、不意打ちに等しい登場でプレイヤーを驚かせた。以降何度か交戦の機会がある。バラルルートでは第3次αの前日譚となるジェルバ壊滅を実行するが、結果として[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の本格参戦を招き、多くのユーザーから(半ば予想されていたこととはいえ)「'''セレーナ以上に敵に回してはいけないヤツを敵に回した'''」「'''[[死亡フラグ|ゴラー・ゴレム全滅のお知らせ]]'''」と評される事になった。
 +
:能力的にはさすがに高く、ヴァルク・ベンが他より堅牢なこともあって、第3次αの時と同じ感覚であしらえるほど弱い敵ではない。執拗にイングを狙ってくるので、援護役を張り付けておこう。
 +
:キャリコと同じく声が高くなっており、全く別人のような声色となっている。また、仮面もフルフェイスになっている。
 +
 
 +
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
同僚のキャリコとは僅かに劣る程度であり、強敵の一人。
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同僚のキャリコとは僅かに劣る程度であり、強敵の一人。ただ、第3次αでは地形適応の関係上、実際の命中率と回避率はキャリコよりワンランクほど下回る。
  
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[偵察]] [[集中]] [[加速]] [[熱血]] [[直感]] [[魂]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
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:'''[[偵察]][[集中]][[加速]][[熱血]][[直感]][[魂]]'''
 
:SPが初期レベルでも100以上と無駄に高いが、精神コマンドを使わないので意味は無い。
 
:SPが初期レベルでも100以上と無駄に高いが、精神コマンドを使わないので意味は無い。
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]
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:'''[[偵察]]、[[集中]]、[[加速]]、[[直撃]]、[[熱血]]、[[同調]](ツイン精神)'''
  
=== [[特殊技能]] ===
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[念動力|念動力L3]]  [[援護攻撃|援護攻撃L3]] [[援護防御|援護防御L3]] [[サイズ差補正無視]] [[見切り]]
+
;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]
:
+
:'''[[念動力]]L3、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[サイズ差補正無視]][[見切り]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]
 +
:'''[[ヒット&アウェイ]]、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3、[[見切り]]、[[連続攻撃]]L2'''
  
=== [[小隊長能力]] ===
+
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
;[[回避|回避率]]+10%」 「[[クリティカル|クリティカル率]]+20%」
+
;[[回避|回避率]]+10%、[[クリティカル|クリティカル率]]+20%
:  
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で採用。
<!-- == パイロットBGM == -->
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<!-- :「 BGM名 」:採用作品や解説など -->
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=== [[エースボーナス]] ===
 +
;自軍フェイズ開始時、全味方パイロットの気力+3
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:やや効果の弱い[[大激励]]といったところ。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[キャリコ・マクレディ]]
 
;[[キャリコ・マクレディ]]
:[[ゴラー・ゴレム隊]]の隊長。キャリコと同じく指揮官モデルとして製造された[[バルシェム]]であるが、キャリコ同様製造ナンバーで呼ばれることを嫌い、自身で付けた名前を名乗っている。スペクトラとは信念を共有する仲である。
+
:[[ゴラー・ゴレム隊]]の隊長。スペクトラとは信念を共有する仲である。
 
;[[ヴィレッタ・バディム]]
 
;[[ヴィレッタ・バディム]]
 
:オリジネイターたるイングラムのクローン。イングラムと同様の存在である「ヴェート」に対し、憎悪を抱いている。
 
:オリジネイターたるイングラムのクローン。イングラムと同様の存在である「ヴェート」に対し、憎悪を抱いている。
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:[[バルシェム|バルシェムシリーズ]]の基となった存在、オリジネイター。己の存在意義を脅かす彼に対して強い憎しみと恐怖を抱いている。
 
:[[バルシェム|バルシェムシリーズ]]の基となった存在、オリジネイター。己の存在意義を脅かす彼に対して強い憎しみと恐怖を抱いている。
 
;[[セレーナ・レシタール]]
 
;[[セレーナ・レシタール]]
:彼女の部隊チームを壊滅させ、以後セレーナはスペクトラを追いかけていく。憎悪や復讐心が行動の根底にあるものは共通していたが、セレーナの方は最終的に成長を遂げたため、同族であることを否定される。
+
:基本的には冷静な性格である彼女もセレーナに関することでは苛立ちを掻き立てられる場面も多く、隙を突かれてセレーナに追い詰められ、乗機のヴァルク・イシャーを失うこともあった。憎悪や復讐心が行動の根底にあるものは共通していたが、セレーナの方は最終的に成長を遂げた。
 
;[[アルバーダ・バイラリン]]
 
;[[アルバーダ・バイラリン]]
:αシリーズでは彼を殺害している。現在の所、OGシリーズでは存命だが…。
+
:彼を殺害している。
;[[クォヴレー・ゴードン]]
+
;[[アイン・バルシェム]]
:[[ゴラー・ゴレム隊]]に所属していた元部下。
+
:部下。彼が[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]に変質した後も、終始「アイン」で通している。
 +
:OGでは自身が指揮する部隊の小隊長扱い。
 
;[[ハザル・ゴッツォ]]
 
;[[ハザル・ゴッツォ]]
 
:直属の上司。キャリコ同様、彼女にも軽侮の視線は向けられていた。
 
:直属の上司。キャリコ同様、彼女にも軽侮の視線は向けられていた。
;[[エイス・ゴッツォ]]
 
:ハザルの副官。寡黙な彼に従い、目的を果たそうとする。
 
 
;[[ルリア・カイツ]]
 
;[[ルリア・カイツ]]
 
:セレーナルートでは[[アルマナ・ティクヴァー|アルマナ]]暗殺未遂の際、侮蔑の意を込めて「侍従」と呼称し、以前から彼女の事を疎んじていた様子が窺える発言を残している。
 
:セレーナルートでは[[アルマナ・ティクヴァー|アルマナ]]暗殺未遂の際、侮蔑の意を込めて「侍従」と呼称し、以前から彼女の事を疎んじていた様子が窺える発言を残している。
 
;[[イルイ・ガンエデン]]
 
;[[イルイ・ガンエデン]]
:彼が率いる[[ゴラー・ゴレム隊]]の主目的は彼女の捕獲で、イルイを確保すべく暗躍する。その最中でセレーナと出会うこととなる。
+
:彼女を確保すべく暗躍する。その最中でセレーナと出会うこととなる。
 
<!-- == 版権作品との人間関係 == -->
 
<!-- == 版権作品との人間関係 == -->
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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=== 戦闘台詞 ===
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;「お前の運命は、私の手で尽きることになる!」
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:ヴィレッタと同じ台詞。この台詞とともにアルバーダに止めをさしたことで、より印象深いものに。その続きは後述参照。
 
;「デッド・エンド・シュート!」
 
;「デッド・エンド・シュート!」
:イングラムやヴィレッタと同じセリフ回し。
+
:「ツイン・ホイール・バスター」の〆。実は第3次αでは言っていなかった台詞で、そちらは「そして、さようなら」と言う。
;「情報を入手するだけなら貴様の脳を引き摺り出して、それに直接聞いてやるさ…」<br />「だが、そうはしない…!貴様には死ぬ以上の苦痛を与えた上で、屈辱の中で服従させてやる!」
+
;「ここでお前の存在を消せれば……」<br />「ヴェート……お前は目障りだ」
 +
:ヴィレッタへの特殊戦闘台詞。彼女への憎悪と拘りを覗かせる。
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=== [[αシリーズ]] ===
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;「情報を入手するだけなら貴様の脳を引き摺り出して、それに直接聞いてやるさ…だが、そうはしない…!貴様には死ぬ以上の苦痛を与えた上で、屈辱の中で服従させてやる!」
 
:セレーナに対する拷問での一コマ。冷静さを欠き、殊更ヒステリックに責め立てる様を、キャリコとハザルから咎められる。
 
:セレーナに対する拷問での一コマ。冷静さを欠き、殊更ヒステリックに責め立てる様を、キャリコとハザルから咎められる。
;「馬鹿な!お前は私を倒すまで死なないんじゃなかったのか!」<br />「………」<br />「セレーナ!貴様との勝負…預けるぞ!!」
+
;「馬鹿な! お前は私を倒すまで死なないんじゃなかったのか!」<br />「セレーナ! 貴様との勝負…預けるぞ!!」
 
:凶弾からスレイを庇い負傷したセレーナの姿に激しく動揺し、撤退する。彼女の予想外の自己犠牲精神に、スペクトラは千載一遇のチャンスをあっさりと手放した。
 
:凶弾からスレイを庇い負傷したセレーナの姿に激しく動揺し、撤退する。彼女の予想外の自己犠牲精神に、スペクトラは千載一遇のチャンスをあっさりと手放した。
;「キャリコ…あなたがそうならば、私はヴェートを抹殺し…ヴィレッタ・バディムを超える存在となるわ」<br />「そして、私達二人で新たなオリジネイターになるのよ」
+
;「キャリコ…あなたがそうならば、私はヴェートを抹殺し…ヴィレッタ・バディムを超える存在となるわ。そして、私達二人で新たなオリジネイターになるのよ」
 
:クォヴレー編の一幕。キャリコがイングラムに対してそうであるように、スペクトラもまたヴィレッタに対する拘りを持ち、自身がオリジネイターに取って代わることでその存在を確立しようとする。
 
:クォヴレー編の一幕。キャリコがイングラムに対してそうであるように、スペクトラもまたヴィレッタに対する拘りを持ち、自身がオリジネイターに取って代わることでその存在を確立しようとする。
 
;「所詮……あなたも人形に過ぎなかったのよ」
 
;「所詮……あなたも人形に過ぎなかったのよ」
 
:[[αナンバーズ]]に敗れたハザルにエイスが直接手を下し、エイスの裏切り行為を見逃したスペクトラはハザル自身の正体を露見させる。
 
:[[αナンバーズ]]に敗れたハザルにエイスが直接手を下し、エイスの裏切り行為を見逃したスペクトラはハザル自身の正体を露見させる。
;「忘れるな、セレーナ!私の名はスペクトラ・マクレディだ!」<br />「それが私の生きた証…」
+
;「忘れるな、セレーナ! 私の名はスペクトラ・マクレディだ! それが私の生きた証…」
:自らの存在意義を叫びつつ、スペクトラは紅蓮の焔の中に散った。クォヴレー編のキャリコと比べると、こちらはかなり「ライバル」としての存在感がある(彼の方は相手が悪すぎたのだが……)。
+
:セレーナ編での最期。自らの存在意義を叫びつつ、スペクトラは紅蓮の焔の中に散った。
 +
 
 +
=== [[OGシリーズ]] ===
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;「お前の運命は、私の手で尽きる事になる!」<br />「もらったわ!」<br />「さあ、踊りなさい!」<br />「壊してあげるわ!」<br />「お前の命を!」
 +
:バラルルート第33話「草燃ゆる」より。「ヤラー・イリュージョン」の一撃によりアルバーダの命を刈り取った。だが、これは'''[[シュウ・シラカワ|あの男]]の[[死亡フラグ|怒りを招く]]には十分過ぎる行いであった'''事を、この時点の彼女は知る由も無かった。
 +
;「貴様っ、よくも!私の素顔を!!」<br />「私の素顔を見たなぁぁっ!!」
 +
:同じく「草燃ゆる」より。仲間の復仇に燃え立つセレーナの猛攻でヴァルク・ベンのコクピットを直撃され、仮面も割られてセレーナに顔を見られた際に。「ヴェート」そっくりの素顔を見られたことで激昂、ゲシュテルベン改を完膚なきまでに破壊した。この顔合わせこそがOG世界における2人の因縁の始まりとなる。
 +
;(あの[[エグゼクスバイン|機体]]が先行しているとはね。願ってもない好機…いえ、[[ユーゼス・ゴッツォ|あの方]]のお導きかもしれない)
 +
:第36話「引き付け合う者達」より。先行してきたイングに対して。「お導き」と言ってるが、この後合流してきた鋼龍戦隊の中にはスペクトラが地上で死傷に追いやった人物達の仲間である[[ヨン・ジェバナ|ヨン]]がおり、その後彼女を通してシュウに知らされたことを考えると'''「最悪のお導き」'''だったのかもしれない。
 +
:なお、上記の台詞からゴラー・ゴレム隊では「エグゼクスバインはイングの搭乗機」と認識されてる模様。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[ヴァルク・イシャー]]
 
;[[ヴァルク・イシャー]]
 
:彼女の専用機で、偵察・潜入などの諜報能力にも長けた人型機動兵器。
 
:彼女の専用機で、偵察・潜入などの諜報能力にも長けた人型機動兵器。
<!-- == 商品情報 == -->
+
;[[ヴァルク・ベン]]
<!-- *<amazon>B000BUNV78</amazon> -->
+
:『OGMD』での搭乗機。カラーリングは専用機のイシャーと同じ。
 +
 
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== 余談 ==
 +
*名前の「スペクトラ」とはイタリア語で亡霊のことだが、イングラムや彼の関連人物の名前が銃器に由来する事を考えると短機関銃の「シテス・スペクトラ」から取られているのかもしれない。
  
== 話題まとめ ==
+
== 脚注 ==
<!-- *[[namazu:スペクトラ・マクレディ]] (全文検索結果) -->
+
<references />
  
== 資料リンク ==
 
<!-- *[[一覧:スペクトラ・マクレディ]] -->
 
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{DEFAULTSORT:すへくとら まくれてい}}
 
{{DEFAULTSORT:すへくとら まくれてい}}
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[[Category:第3次スーパーロボット大戦α]]
 
[[Category:第3次スーパーロボット大戦α]]
 
[[Category:αシリーズ]]
 
[[Category:αシリーズ]]
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[[Category:OGシリーズの登場人物]]

2024年3月3日 (日) 11:51時点における最新版

スペクトラ・マクレディ
外国語表記 Spectra McCready
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 中村尚子
デザイン 河野さち子
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
本名 ダレット・バルシェム
種族 バルマー星人ハイブリッド・ヒューマン
性別
所属組織 ゼ・バルマリィ帝国帝国監察軍
所属部隊 ゴラー・ゴレム隊
役職 副隊長
称号 戦爵
テンプレートを表示

スペクトラ・マクレディは『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ゼ・バルマリィ帝国ゴラー・ゴレム隊を指揮する副隊長。

その実体は自らが指揮する他のゴラー・ゴレム隊員と同じくゼ・バルマリィ帝国が生み出したハイブリッド・ヒューマンの「バルシェムシリーズ」である。指揮官モデルとして造られた個体で、他のバルシェムとは一線を画す戦闘能力を有している。本来の名としてコードネーム「ダレット・バルシェム」(ヘブライ数字で4の意、4番目に製造された個体)の名を持つが、その出自からか複製ではない唯一絶対の存在になる事に固執しているために複製物の証である製造ナンバーで呼ばれることを嫌い、自ら付けた名前「スペクトラ・マクレディ」を名乗っている。なお、ヴィレッタ・バディムと酷似している顔を嫌ってか、常に仮面を纏っている。

スパイとして「チーム・ジェルバ」と接触したスペクトラはセレーナ・レシタールらとの遭遇戦で彼らを壊滅させるが、その遭遇戦でセレーナに仮面を取り払われ素顔を曝け出されてしまう。[1]

最終的にバルマー本星における戦闘で、ヴィレッタを倒してキャリコと同様に新たなオリジネイターになるべく奮戦するものの、復讐心と憎悪を振り払ったセレーナに討たれて最期を迎える。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
主な行動はプロフィール参照。セレーナ編では復讐の相手であり、セレーナの行動原理を探ることができる。クォヴレー編でも相方のキャリコと組んでクォヴレーを追い込む場面が多いため割と存在感はある。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
2022年6月のイベント「天下無敵のスーパーロボット」で登場。シナリオNPC。
その後、2023年6月開催の第15回制圧戦「デッド・エンド・シュート」にてボスユニットとして登場。乗機はヴァルク・ベン。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
サプライズでゴラー・ゴレムの他の隊員共々登場。ユーゼスの消息(あるいは痕跡の回収)を探るべく地球圏に潜入。パリルートで初遭遇し、不意打ちに等しい登場でプレイヤーを驚かせた。以降何度か交戦の機会がある。バラルルートでは第3次αの前日譚となるジェルバ壊滅を実行するが、結果としてシュウの本格参戦を招き、多くのユーザーから(半ば予想されていたこととはいえ)「セレーナ以上に敵に回してはいけないヤツを敵に回した」「ゴラー・ゴレム全滅のお知らせ」と評される事になった。
能力的にはさすがに高く、ヴァルク・ベンが他より堅牢なこともあって、第3次αの時と同じ感覚であしらえるほど弱い敵ではない。執拗にイングを狙ってくるので、援護役を張り付けておこう。
キャリコと同じく声が高くなっており、全く別人のような声色となっている。また、仮面もフルフェイスになっている。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

同僚のキャリコとは僅かに劣る程度であり、強敵の一人。ただ、第3次αでは地形適応の関係上、実際の命中率と回避率はキャリコよりワンランクほど下回る。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第3次α
偵察集中加速熱血直感
SPが初期レベルでも100以上と無駄に高いが、精神コマンドを使わないので意味は無い。
OGMD
偵察集中加速直撃熱血同調(ツイン精神)

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

第3次α
念動力L3、援護攻撃L3、援護防御L3、サイズ差補正無視見切り
OGMD
ヒット&アウェイ援護攻撃L3、援護防御L3、見切り連続攻撃L2

小隊長能力(隊長効果)[編集 | ソースを編集]

回避率+10%、クリティカル率+20%
第3次α』で採用。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

自軍フェイズ開始時、全味方パイロットの気力+3
やや効果の弱い大激励といったところ。

人間関係[編集 | ソースを編集]

キャリコ・マクレディ
ゴラー・ゴレム隊の隊長。スペクトラとは信念を共有する仲である。
ヴィレッタ・バディム
オリジネイターたるイングラムのクローン。イングラムと同様の存在である「ヴェート」に対し、憎悪を抱いている。
イングラム・プリスケン
バルシェムシリーズの基となった存在、オリジネイター。己の存在意義を脅かす彼に対して強い憎しみと恐怖を抱いている。
セレーナ・レシタール
基本的には冷静な性格である彼女もセレーナに関することでは苛立ちを掻き立てられる場面も多く、隙を突かれてセレーナに追い詰められ、乗機のヴァルク・イシャーを失うこともあった。憎悪や復讐心が行動の根底にあるものは共通していたが、セレーナの方は最終的に成長を遂げた。
アルバーダ・バイラリン
彼を殺害している。
アイン・バルシェム
部下。彼がクォヴレーに変質した後も、終始「アイン」で通している。
OGでは自身が指揮する部隊の小隊長扱い。
ハザル・ゴッツォ
直属の上司。キャリコ同様、彼女にも軽侮の視線は向けられていた。
ルリア・カイツ
セレーナルートではアルマナ暗殺未遂の際、侮蔑の意を込めて「侍従」と呼称し、以前から彼女の事を疎んじていた様子が窺える発言を残している。
イルイ・ガンエデン
彼女を確保すべく暗躍する。その最中でセレーナと出会うこととなる。

名台詞[編集 | ソースを編集]

戦闘台詞[編集 | ソースを編集]

「お前の運命は、私の手で尽きることになる!」
ヴィレッタと同じ台詞。この台詞とともにアルバーダに止めをさしたことで、より印象深いものに。その続きは後述参照。
「デッド・エンド・シュート!」
「ツイン・ホイール・バスター」の〆。実は第3次αでは言っていなかった台詞で、そちらは「そして、さようなら」と言う。
「ここでお前の存在を消せれば……」
「ヴェート……お前は目障りだ」
ヴィレッタへの特殊戦闘台詞。彼女への憎悪と拘りを覗かせる。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

「情報を入手するだけなら貴様の脳を引き摺り出して、それに直接聞いてやるさ…だが、そうはしない…!貴様には死ぬ以上の苦痛を与えた上で、屈辱の中で服従させてやる!」
セレーナに対する拷問での一コマ。冷静さを欠き、殊更ヒステリックに責め立てる様を、キャリコとハザルから咎められる。
「馬鹿な! お前は私を倒すまで死なないんじゃなかったのか!」
「セレーナ! 貴様との勝負…預けるぞ!!」
凶弾からスレイを庇い負傷したセレーナの姿に激しく動揺し、撤退する。彼女の予想外の自己犠牲精神に、スペクトラは千載一遇のチャンスをあっさりと手放した。
「キャリコ…あなたがそうならば、私はヴェートを抹殺し…ヴィレッタ・バディムを超える存在となるわ。そして、私達二人で新たなオリジネイターになるのよ」
クォヴレー編の一幕。キャリコがイングラムに対してそうであるように、スペクトラもまたヴィレッタに対する拘りを持ち、自身がオリジネイターに取って代わることでその存在を確立しようとする。
「所詮……あなたも人形に過ぎなかったのよ」
αナンバーズに敗れたハザルにエイスが直接手を下し、エイスの裏切り行為を見逃したスペクトラはハザル自身の正体を露見させる。
「忘れるな、セレーナ! 私の名はスペクトラ・マクレディだ! それが私の生きた証…」
セレーナ編での最期。自らの存在意義を叫びつつ、スペクトラは紅蓮の焔の中に散った。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

「お前の運命は、私の手で尽きる事になる!」
「もらったわ!」
「さあ、踊りなさい!」
「壊してあげるわ!」
「お前の命を!」
バラルルート第33話「草燃ゆる」より。「ヤラー・イリュージョン」の一撃によりアルバーダの命を刈り取った。だが、これはあの男怒りを招くには十分過ぎる行いであった事を、この時点の彼女は知る由も無かった。
「貴様っ、よくも!私の素顔を!!」
「私の素顔を見たなぁぁっ!!」
同じく「草燃ゆる」より。仲間の復仇に燃え立つセレーナの猛攻でヴァルク・ベンのコクピットを直撃され、仮面も割られてセレーナに顔を見られた際に。「ヴェート」そっくりの素顔を見られたことで激昂、ゲシュテルベン改を完膚なきまでに破壊した。この顔合わせこそがOG世界における2人の因縁の始まりとなる。
(あの機体が先行しているとはね。願ってもない好機…いえ、あの方のお導きかもしれない)
第36話「引き付け合う者達」より。先行してきたイングに対して。「お導き」と言ってるが、この後合流してきた鋼龍戦隊の中にはスペクトラが地上で死傷に追いやった人物達の仲間であるヨンがおり、その後彼女を通してシュウに知らされたことを考えると「最悪のお導き」だったのかもしれない。
なお、上記の台詞からゴラー・ゴレム隊では「エグゼクスバインはイングの搭乗機」と認識されてる模様。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ヴァルク・イシャー
彼女の専用機で、偵察・潜入などの諜報能力にも長けた人型機動兵器。
ヴァルク・ベン
『OGMD』での搭乗機。カラーリングは専用機のイシャーと同じ。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 名前の「スペクトラ」とはイタリア語で亡霊のことだが、イングラムや彼の関連人物の名前が銃器に由来する事を考えると短機関銃の「シテス・スペクトラ」から取られているのかもしれない。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. OGMDでは彼女の特攻によりコックピットが剥き出しになり、さらにフェイスマスクを壊されたことで顔を見られてしまうことになる。