「シャア専用ザク」の版間の差分

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== MS-06S シャア専用ザク(Char's Zaku) ==
+
{{登場メカ概要
*[[登場作品]]:[[機動戦士ガンダム]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Char's Zaku]]<ref>[http://www.gundam.jp/tv/world/mecha/ze01.html MS]、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月8日閲覧。</ref>
*分類:汎用[[量産型]][[モビルスーツ]]([[ザク (指揮官機)]])
+
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*型式番号:MS-06S
+
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}}
*頭頂高:17.5m
+
| デザイン = {{メカニックデザイン|大河原邦男}}
*本体重量:56.2t
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
*全備重量:74.5t
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| SRWでの分類 = [[機体]]
*[[動力]]:核融合炉
+
}}
*ジェネレーター[[出力]]:976kW
 
*スラスター推力:51600kg
 
*センサー有効半径:3200m
 
*装甲材質:超硬スチール合金
 
*開発:ジオニック社
 
*所属:[[ジオン公国軍]]
 
*主なパイロット:[[シャア・アズナブル]]
 
  
ジオニック社が開発したジオン公国軍の量産型モビルスーツ。[[シャア・アズナブル]]の専用機で、機体そのものは[[ザク (指揮官機)|指揮官用ザク]]のカラーリングを赤に変更しただけである。
+
{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
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| 分類 = 汎用[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = [[専用機]](色付け)
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| 機種 = [[ザク (指揮官機)]]
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| 型式番号 = [[型式番号::MS-06S]]
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| 頭頂高 = [[頭頂高::17.5 m]]
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| 本体重量 = 56.2 t
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| 全備重量 = 74.5 t
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| 動力 = [[動力::核融合炉]]
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| ジェネレーター出力 = 976 kW
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| スラスター推力 = 51,600 kg
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| 装甲材質 = [[装甲材質::超硬スチール合金]]
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| センサー有効半径 = 3,200 m
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| 開発 = ジオニック社
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| 所属 = {{所属 (メカ)|ジオン公国軍}}
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| パイロット = [[パイロット::シャア・アズナブル]]
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}}
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'''シャア専用ザク'''は『[[機動戦士ガンダム]]』の[[登場メカ]]
  
劇中ではシャアのパイロットとしての優れた技量と相まって高い機動性を誇っており、その事から「'''通常の3倍のスピード'''」と言われ、恐れられた。無論、実際に3倍のスピードで動いていた訳ではなく、その言い伝えについては小惑星や残骸を蹴っていたなどの諸説あるが真偽は不明である。もっともらしい説としては、例えば時速100kmで逃げるMSを時速110kmで追えば相対速度は時速10kmとなるが、時速130kmで追えば相対速度時速30kmとなり、追われる側からしてみれば3倍の速度である(実際、3倍の速度発言をするのはシャアに攻撃を仕掛けられている側である)。1.3倍増し程度の出力ならば高級機・カスタム機なら十分あり得るレベル。
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== 概要 ==
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ジオニック社が開発した[[ジオン公国軍]]の[[量産型]][[モビルスーツ]]「[[ザク]]」の専用機。
  
また、シャアの[[異名]]である「'''[[赤い彗星]]'''」の由来もここから来ている。ちなみに、本機に乗っていた頃のシャアは[[アムロ・レイ]]搭乗の[[ガンダム]]の攻撃さえ一度も被弾した事がなかった(「このときが一番強かった」などとネタで言われることも)。
+
[[シャア・アズナブル]]の専用機で、機体そのものは[[ザク (指揮官機)|指揮官用ザク]]のカラーリングを赤に変更しただけである。赤色になった理由は「軍学校在籍時、シャアの成績に嫉妬していた教官が、わざと彼の乗るザクを赤くする(本塗装前の錆止め塗料を塗っただけの状態で引き渡す)も、シャアは逆に喜んで受領した」とされている。
この機体以後、[[高機動型ザク|ザクIIの高機動型]]が幾つも開発されていくが、その高い機動力に通常のパイロットは付いて来れず、[[エース]]パイロット向けの機体となった。
 
  
赤色になったのは軍学校在籍時、彼の成績に嫉妬していた教官がわざと彼の乗るザクを赤くするも、シャアは逆に喜んで受領したとされている。
+
シャアの持つ天才的な戦闘センスで[[アムロ・レイ]]の乗る[[ガンダム]]を圧倒したものの、ザクの3倍のエネルギーゲインとルナ・チタニウム装甲を有するガンダムに致命打を与えることが出来ず、[[ニューヨーク|ニューヤーク]]での[[ガルマ・ザビ]]戦死の「落とし前」の為に没収され、シャアは左遷された。
  
なお、『機動戦士ガンダム MS IGLOO』(未参戦)にも登場している。
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=== 「通常の3倍の速度」 ===
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劇中ではシャアの[[エース]][[パイロット]]としての優れた[[技量]]と相まって高い機動性を誇っており、その事から「'''通常の3倍のスピード'''」と言われ、恐れられた。無論、実際に3倍のスピードで動いていた訳ではなく、その言い伝えについては「小惑星や残骸を蹴っていた」等の諸説有るが、真偽は不明である。
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 +
もっともらしい説としては、例えば時速100kmで逃げるMSを時速110kmで追えば「相対速度は時速10km」となるが、時速130kmで追えば「相対速度は時速30km」となり、「追われる側からしてみれば3倍の速度」である<ref>実際、'''「通常の3倍の速度」発言をするのは、[[シャア・アズナブル|シャア]]に攻撃を仕掛けられている側である'''。</ref>。1.3倍増し程度の[[出力]]ならば、高級機・カスタム機において実現不可能ではない[[レベル]]だろう。
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また、シャアの[[異名]]である「'''[[赤い彗星]]'''」の由来も、上記の伝説から来ている。この機体以後、[[高機動型ザク|ザクIIの高機動型]]が幾つも開発されていくが、その高い機動力に通常のパイロットは付いて来れず、エースパイロット向けの機体となった。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
スパロボでは本人が搭乗した機体と、[[ザク改]]に色を塗っただけの機体の2種類が登場する。シャアが後者の機体に搭乗した事は設定上はなく、機体グラフィックの使いまわしに因るものである。
+
SRWではシャア本人が実際に搭乗した赤い指揮官用ザクと、[[ザク改]]で再現した「シャア専用機カラーのザク改」の2種類が登場する。シャアが後者の機体に搭乗した事は設定上はなく、機体グラフィックの使いまわしに因るものである。ある意味、[[オリジナル設定|スパロボオリジナル機体]]と言えなくはない。
  
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。シャアが乗る。
+
:初登場作品。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。原作通りシャアが乗る。記念すべき第1話のボスを務める。FC版の第2次は量産型[[ザク]]の色違いグラフィックで登場したせいで角が無い。これは単なるグラフィックの都合なのだが、後述の『電視大百科』ではあろうことか、本当に角が無いという独自設定を作ってしまっている。
;;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
+
:後年の[[コンピュータゲーム|SLG]]『ギレンの野望』シリーズや安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、士官に出世する前のシャアが本当に「角の無い赤色のザクに乗っている」という偶然の一致を見ている。
::シャアが乗り、中ボスとして登場。
+
:;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}}
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
+
::シャアが乗り、中ボスとして登場。旧シリーズでは初の角つきグラフィックが採用されている。
:DCの所属。何とSFC版は赤いだけで角が無い。
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
:PS版ではちゃんと角がある。
+
:DC所属。第1話のみの登場。こちらもSFC版第3次は量産型ザクの色違いグラフィックで登場したせいで角が無い。HPは高くないものの、最強武器のハンドグレネードで返り討ちにされかねないので、[[マジンガーZ]]などで先手必勝をおススメ。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:隠しユニット。[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]が入手条件に関わっているせいか、単純に[[ザク]]のデータが無いためか、実際は[[ザク改]]に角をつけたモノ。ちなみに[[運動性]]は'''本当に[[ザク改]]の3倍である(ザク改40 本機120)'''。機体性能自体は終盤でも通用する程高いが武装が貧弱なのが難点。
+
:[[隠し要素/F・F完結編|隠しユニット]]。本作では'''「シャア専用ザクII」'''名義。
:なお『電視大百科』では、『第3次』のシャア専用ザクとは別の項目で紹介されていた。「あちらは角が無い為別機体の可能性もある」という設定。
+
:[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]が入手条件に関わっているせいか、単純に[[ザク]]のデータが無いためか、実際は[[ザク改]]に角をつけたモノ。元々ザク改のグラフィックが(武装とカラーリングのせいで)ザクにしか見えないので、違和感は意外と少ないのだが。
 +
:ちなみに移動力は'''本当に[[ザク改]]の3倍である(ザク改4:本機12)'''。ついでに運動性もおよそ3倍弱で、なんと[[ガンダムF91]]より高い。
 +
:入手時の[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]曰く「私が[[ロンド・ベル]]と戦っていた時に乗っていた機体」らしいが、その割には性能差が大きすぎるような……。シャアのDC離脱後に改造されたのだろうか?
 +
:機体性能自体は終盤でも通用するほど高いが、武装はザク改と全く同じなので貧弱。しかし終盤のマップでは規定ターン以内に目的地を目指したり、あるいは[[ハルル・アジバ|救助対象]]がいるために囮役が必要になったり等、要所要所で活躍。そうでなくても、しっかり改造した上でパイロットを選べば、強力な囮/削り役として活躍させられる。
 +
;[[全スーパーロボット大戦電視大百科]]
 +
:『第3次』と『F完結編』のシャア専用ザクがそれぞれ別の項目で紹介されている。「『第3次』の方は角が無い事、『第3次』と『F完結編』では性能差が大きすぎる事により別機体の可能性がある」というスパロボ独自設定。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦コンプリートボックス}}
 +
:『第2次』版と『第3次』版が登場。名義が「ザクII」に変更されている(「シャア専用ザクII」ではない)。
 +
:『F完』版とは異なる新規のグラフィックが用意され、『第2次』と『第3次』版にもちゃんとアンテナがある。しかし[[ロボット大図鑑]]の解説までは手が回っておらず、ザク改の色違い扱いされている。
 +
:この他DISK2のバーチャルスタジアム用チーム「ZAKU」にも所属している。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
:隠しユニット。こちらも[[ザク改]]を赤く塗って角を付けたもの。条件を満たすと[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]が搭乗する(条件を満たさなかった場合は[[ドーベン・ウルフ]])。この時、クワトロは[[アクシズ]]で監禁されていたので、アムロがものすごく動揺する。また、ジュドー本人はシャアが乗っていたS型ではなくザク改と同じFZ型のことをネタにしレプリカかジョニー・ライデン機(SRW未登場)ではないだろうかと思っていた。旧式なだけに攻撃力は低いが運動性が非常に高く、全ての武器を移動後に使用可能である為、中々使いやすい。
+
:[[隠し要素/α|隠しユニット]]。こちらも赤く塗って角を付けた[[ザク改]]。通常は[[ドーベン・ウルフ]]だが、条件を満たすと[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]が搭乗する。
:何故か地形適応が異常に優秀で'''海A'''。移動適応がないとは言え、[[シャア専用ズゴック|今回登場しない別の専用機]]の立場があったものではない。ちなみにザク改よりENが3倍、運動性が2倍高い。
+
:この時、クワトロは[[アクシズ]]で監禁されていたので、アムロがものすごく動揺する。また、ジュドー本人はシャアが乗っていたS型ではなくザク改と同じFZ型の事をネタにしており、「レプリカかジョニー・ライデン機(SRW未登場)ではないだろうか?」と思っていた。
;;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:旧式なだけに攻撃力は低いが、運動性が非常に高く、空は飛べないが移動力も9と破格。更に全武器がP属性であり、特に240ミリバズーカは射程2~7のP武器という攻撃力と弾数以外は破格の性能を持ち、中々使いやすい。CRT補正も全体的に高く、低めの攻撃力がある程度はフォローされている。何故か地形適応が異常に優秀で'''海A'''。移動適応が無いとはいえ、[[シャア専用ズゴック|今回登場しない別の専用機]]の立場があったものではない。
::HPが増えたが装甲が低下、240ミリバズーカの攻撃力が増したが移動後使用不可になりその他武器の攻撃力も低下……と微妙な調整がなされている。逆にドーベン・ウルフが敵補正でとんでもない性能になっているため、ザクを選ぶ価値はかなり低くなったと言わざるをえない。PS版とは異なりS型扱いでジュドーにも本物扱いされている。ロボット大図鑑の解説が新規のものになっている。
+
:ちなみにザク改よりENが3倍、運動性が2倍、装甲値が1.5倍高い。しかしHPは2100とザク改に毛が生えた程度なので、一発でも攻撃を喰らえば致命傷、あるいは撃墜も見える。また、パーツスロットも1つしかない。隠し機体なだけはあり、[[ガンダム]]と比べてもHPとパーツスロット数以外は全て上回る。
 +
:OPムービーにも登場しガンダムとつばぜり合いをしているが、こちらは頭部の形状からS型である事が確認できる。
 +
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 +
::HPが増えたが装甲が低下、240ミリバズーカの攻撃力が増したが、移動後使用不可になりその他武器の攻撃力も低下…と微妙な調整がなされている。今回は運動性と移動力以外はガンダムとどっこいの性能。
 +
::逆にドーベン・ウルフが敵補正でとんでもない性能になっているため、ザクを選ぶ価値はかなり低くなったと言わざるをえない。PS版とは異なりS型扱いでジュドーにも本物扱いされている。ロボット大図鑑の解説が新規のものになっている。
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
:ユニットとして登場しないが[[黒歴史]]の映像で[[一年戦争]]時の[[ガンダム]]との対決が流された。
+
:ユニットとして登場しないが、[[黒歴史]]の映像で[[一年戦争]]時の[[ガンダム]]との対決が流された。
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 +
:登場はしないが、[[サコン・ゲン|ある場面]]で[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]が「'''シャアザクかよ!?'''」と発言する。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}
:序盤でシャアが乗り込んでいる。モノクロ版ではアムロでシャアを[[説得]]すると入手可能。ショルダーアタックが命中率が高く使いやすい。ザクバズーカも強い。
+
:シーン1でボスとして登場するシャアの愛機。最初の面にてアムロでシャアを[[説得]]すると、シーン1クリア後にいつの間にか入手している。対地専用だがショルダーアタックが命中が高く使いやすい。ザクバズーカも強い。この時点にしては破格なHPなので、バーニィを乗せて自爆するのも悪くない。敵の場合はバズーカの射程の穴を狙いたいが、マシンガンなども序盤の[[AB]]やMSに大ダメージを与えてくる。アムロやショウで早めに撃墜しよう。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor}}
:[[ベンメルコレクション]]として登場。しかし、手に入らない。バーニィで撃墜すると、第2部で[[高機動型ザク]]に改造されて自軍に配備される。
+
::基本的にはモノクロ版同様だが、入手できなくなった。
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇}}
:地上編の「裏切りのコレクター」において、[[コマンダー・ベンメル]]を10EPまで生かしておくと敵として[[G-3ガンダム]]と共に出現。これを[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]で撃墜すると、そのシーンが終わるインターミッションで入手。同時に手に入るG-3と比較して継戦力で劣るが、[[モビルスーツ|MS]]が絶対的に不足する第一部では重要な機体である。[[アムロ]]か[[カミーユ・ビダン]]を乗せておきたい。改造次第で第三部でも使っていけるので、モビルスーツに恵まれていないバーニィや[[ノリス・パッカード]]を乗せても良い(尤も、格闘が高い彼らはシャアザクよりもG-3ガンダム向きなのだが)。運動性と武器の改造を重点に置き、強化パーツで底上げしておけば、まさに鬼の如き強さになる。ちなみに機体と武器のグラフィックは『α』からの流用で[[ザク改]]に指揮官用のツノ(アンテナ)をつけ機体色を赤にしたものである。ザク改にはない武器やショルダータックルのアニメのみ新規。
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:[[ベンメルコレクション]]として登場。しかし手に入らない。バーニィで撃墜すると、第2部で[[高機動型ザク]]に改造されて自軍に配備される。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
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:地上編の「裏切りのコレクター」において、[[コマンダー・ベンメル]]を10EPまで生かしておくと敵として[[G-3ガンダム]]と共に出現。これを[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]で撃墜すると、そのシーンが終わるインターミッションで入手。敵の状態ではシールド耐久値がものすごく高いが、パイロットが防御スキルを持たないので意味が無い。同時に入手できるG-3ガンダムと比べると、最長射程・移動力・武器適性で優る。
 +
:まず長所を挙げると、フル改造時武器攻撃力が全て3000越えで最大3900、最長射程のシュツルムファウストがP武器で非常に強力。シールド持ちで、地形が陸・宇S、しかもパーツスロット4。一方の短所は、機体性能が普通に低く(限界は改造でよく伸びる)、大金が必要、シュツルムファウスト以外の主力武器の命中・クリティカル補正の低さが地味に痛い。また切り払いにすこぶる弱いのは終盤辛く、必中を持たないパイロットでは厳しくなる。反撃や援護を活用するとなると装弾数が若干心もとないが、大型カートリッジを持たせれば使い勝手が向上する。そして何故か修理費10000。
 +
:ちなみに機体と武器のグラフィックは『[[スーパーロボット大戦α|α]]』からの流用で、[[ザク改]]に指揮官用のツノ(アンテナ)をつけ機体色を赤にしたものである。ザク改にはない武器やショルダータックルのアニメのみ新録。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander}}
:敵ユニットとして登場。序盤に登場する割には結構強いので要注意。
+
:ボスユニットとして第7話に登場。シャア(グラフィックはクワトロ時の素顔)の乗機で、序盤に登場する割には結構強いので要注意。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦GC]][[スーパーロボット大戦XO|XO]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦GC}}{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦XO|XO}}
:勿論シャアが乗るのだが、クワトロが仲間になった際に他のシャア専用機と共に[[ホワイトベース]]の格納庫に何故か転がっている。……正体隠す気があるのだろうか?
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:勿論シャアが乗るのだが、クワトロが仲間になった際に他のシャア専用機と共に[[ホワイトベース]]の格納庫に何故か転がっている。…正体隠す気があるのだろうか?
 
:機体性能としてはほとんどの点でザクよりも優秀で、何故か地形適応も[[陸]]と[[宇宙]]がSになっている(大概は片方がA止まり)。武装にもEN・弾薬無消費で射程のあるショルダーアタックが追加されており、改造次第では十分戦力になる。
 
:機体性能としてはほとんどの点でザクよりも優秀で、何故か地形適応も[[陸]]と[[宇宙]]がSになっている(大概は片方がA止まり)。武装にもEN・弾薬無消費で射程のあるショルダーアタックが追加されており、改造次第では十分戦力になる。
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
:
+
:序章から早速シャアが乗って登場。シャアの持つ[[二連撃]]とヒートホークのファイヤ特性のため火力が意外に高く、まだ[[ニュータイプ]]に[[覚醒]]する前のアムロという条件も重なり、原作もかくやの[[プレッシャー]]を味わう事になる。以降も第2章までシャアが乗ってくる。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:2024年9月のイベント「第3次スーパーロボット大戦ANOTHER Part1」にてユニットアイコンのみ登場。
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
 
;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
:シャアの戦闘時における姿で、冒頭のイベントバトルにて敵として登場。「シャアザク」名義。角はない。
+
:シャアの戦闘時における姿で、冒頭のイベントバトルにて敵として登場。「シャアザク」名義。角は無い。
;[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]
 
:ネオ・ジオンを滅ぼされたシャアが、これに乗り逃走する。戦闘にはならない。
 
:またザクの上位のザコ敵として、本機の様なカラーリングの機体(名称は単に「ザク」)も登場する。
 
 
;[[リアルロボット戦線]]
 
;[[リアルロボット戦線]]
:名称表記は「ザクII 赤」。自軍が最初から所有しているが、より強力な機体も揃っているため、わざわざ使う必要はない。なお敵としては登場しない。
+
:名称表記は「ザクII 赤」。自軍が最初から所有しているが、より強力な機体も揃っているため、わざわざ使う必要は無い。なお敵としては登場しない。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;キック
 
;キック
:文字通り「脚部で蹴りつける」攻撃手段。実は劇中でこの攻撃が直撃したのは、ガンダムとの初遭遇のときだけである。それでもなおさほどのダメージを受けた様子のないガンダムにシャアは驚愕していた。
+
:文字通り「脚部で蹴りつける」攻撃手段。[[機動戦士ガンダムUC|後の作品]]においても[[シナンジュ|オマージュ]]されている程、視聴者の印象に残る攻撃手段である。
 +
:実は劇中でこの攻撃が[[直撃]]したのは、[[ガンダム]]との初遭遇の時だけである。それでもなお、[[ガンダリウム合金|さほどのダメージを受けた様子の無い]]ガンダムにシャアは驚愕していた。
 
;ショルダーアタック
 
;ショルダーアタック
 
:武装ではなく、スパイクの付いた左のショルダーアーマーで体当たりを行う技。作品によっては「体当たり+原作でガンダム相手に使用した飛び蹴り」のコンボをお見舞いする演出も。
 
:武装ではなく、スパイクの付いた左のショルダーアーマーで体当たりを行う技。作品によっては「体当たり+原作でガンダム相手に使用した飛び蹴り」のコンボをお見舞いする演出も。
  
==== 武装 ====
+
==== 基本装備 ====
 +
;シールド
 +
:右肩に固定装備されている実体盾。強度はさほどでもなく、流れ弾対策程度のもの。劇中では、'''ガンダムのバルカン砲を受けただけで機体ごと反動で弾かれている'''。
 +
;ヒート・ホーク
 +
:接近戦用の斧。刃の部分から高温を発し、敵機の装甲を焼き切る。対[[モビルスーツ]]戦を意識して、[[キシリア・ザビ]]が提案した事がきっかけで装備される事となった。横腰部にマウント可能。
 
;120mmマシンガン
 
;120mmマシンガン
:通称「ザク・マシンガン」。本機の主兵装で、上部にドラムマガジンを固定しそこから給弾する。実は口径だけなら[[ガンタンク]]の主砲と同スケールという、機関砲系武装としては破格の大口径だったりする。しかしガンダムの装甲に対してはかすり傷一つ負わす事ができなかったため、初対決以降シャアはガンダムとの戦闘が予想される状況ではザクバズーカを装備して出撃している。
+
:通称「ザク・マシンガン」。本機の主兵装で、上部にドラムマガジンを固定しそこから給弾する。実は、'''口径だけならば[[ガンタンク]]の主砲と同スケール'''という、機関砲系武装としては破格の大口径である。
;ヒートホーク
+
:しかし、ガンダムの装甲に対してはかすり傷一つ負わす事ができなかったため、初対決以降シャアはガンダムとの戦闘が予想される状況ではザクバズーカを装備して出撃している。
:接近戦用の斧。刃の部分から高温を発し、敵機の装甲を焼き切る。対[[モビルスーツ]]戦を意識して、[[キシリア・ザビ]]が提案した事がきっかけで装備される事となった。
+
:SRWでは[[ザク改]]のグラフィック流用版の場合、こちらもMMP-80マシンガンの外見になっていることがある。
 +
;280mmバズーカ
 +
:通称「ザク・バズーカ」。元々は[[核ミサイル|核弾頭]]発射用に開発されていたが、[[南極条約]]締結後は通常の弾頭が使用されている。
 +
:'''通常弾頭でもガンダムのシールド(ガンダムの装甲と同じ材質で三重構造)をあっさり破壊する程の威力が有り'''、アムロもこの武装に対しては警戒を怠らなかった。後腰部にマウント可能。
 +
 
 +
==== オプション装備 ====
 
;シュツルムファウスト
 
;シュツルムファウスト
:使い捨ての無誘導ロケット推進弾。MS IGLOOで使用。
+
:使い捨ての無誘導ロケット推進弾。[[OVA]]『機動戦士ガンダム MS IGLOO』(SRW未参戦)で使用。
;280mmバズーカ
+
:[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では、射程7のP武器で装弾数も6と優秀な武器になっている。[[切り払い]]に弱い事が難点。
:通称「ザク・バズーカ」。元々は[[核ミサイル|核弾頭]]発射用に開発されていたが、[[南極条約]]締結後は通常の弾頭が使用されている。通常弾頭でもガンダムのシールドをあっさり破壊するほどの威力があり、アムロもこの武装に対しては警戒を怠らなかった。
 
 
;クラッカー
 
;クラッカー
:炸裂弾式の手榴弾。腰部にマウントしており、マニピュレーターで投げて使う。主に陸戦で使用される。劇中ではシャアがこれを使用した事はなかったが、一部のゲームで装備していることがある。
+
:炸裂弾式の手榴弾。腰部にマウントしており、マニピュレーターで投げて使う。主に陸戦で使用される。
 +
:劇中ではシャアがこれを使用した事はなかったが、一部の[[コンピュータゲーム|ゲーム]]で装備している事がある。
 
;マゼラトップ砲
 
;マゼラトップ砲
:マゼラトップの主砲を取り外し、[[モビルスーツ]]用の携行兵装に改良したもの。こちらも劇中では使用した事はないが、一部のゲームで装備していることがある。
+
:マゼラトップの主砲を取り外し、[[モビルスーツ]]用の携行兵装に改良したもの。こちらも劇中では使用した事は無いが、一部のゲームで装備している事がある。
;シールド
+
;ハンドグレネード
:右肩に装備されている実体盾。
+
:[[ザク改]]が使用するものと同じタイプの手榴弾。
 +
:SRWではグラフィック流用の関係上装備している事がある。
 +
:流用ではないPS版『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』でも使用するが、有射程P武器のため注意。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
110行目: 157行目:
  
 
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
;Mまたは3(OE)
+
;Mまたは3(OE)
 
:
 
:
  
== 機体[[BGM]] ==
+
== 機体BGM ==
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;「いつか空に届いて」
 +
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』にて採用。本機の出典作ではなく本来は『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|ポケットの中の戦争]]』の主題歌だが、ゲーム作中における搭乗者に準拠している。
 
;「砂煙の彼方に」
 
;「砂煙の彼方に」
:OEで採用された'''「颯爽たるシャア」っぽいオリジナル曲'''。今回の版権契約では「颯爽たるシャア」を使用できなかったためにオリジナル曲になったのではないか、とも噂されているが真相は不明。
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:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』で採用された'''「颯爽たるシャア」っぽいオリジナル曲'''
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:「『OE』の版権契約では「颯爽たるシャア」を使用できなかったためにオリジナル曲になったのではないか?」とも噂されているが、真相は不明。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
;対[[ガンダム]]
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;対[[ガンダム]]
:TV・劇場版共に、幾度となく激闘を繰り広げた相手であるが、この時のシャアは一度も被弾していない。逆に、ガンダムの方は被弾はするが傷がつかない。
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:TV版・劇場版共に、幾度と無く激闘を繰り広げた相手であるが、シャアの卓越した[[技量]]故に(初戦闘で奇襲的に撃たれたバルカン砲をシールドで防いだ事を除いて)ザク本体は一度も被弾していない(逆に、ガンダムの方は被弾はするが傷が付かなかった)。
;対[[ガンタンク]]
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;対[[ガンタンク]]
:冒険王で連載された漫画版では、背後を取ってから投げ飛ばし、ダウンさせた。
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:岡崎優氏の冒険王で連載された[[漫画|漫画版]]では、背後を取ってから投げ飛ばし、ダウンさせた。
  
== 余談 ==  
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== 余談 ==
*赤いカラーリングになったのは、製作当時のサンライズに'''赤い絵の具が大量に余っていたから'''という裏話がある。その為に1stの色合いは赤いものが多いが、『[[機動戦士Ζガンダム]]』の頃にも余っていたらしく、赤の特別性が薄くなったことが[[百式]]の金色設定に繋がったとされている。
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*[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]や[[ガンプラ|プラモデル]]では「渋い色調の赤にカラーリングされている」ことも多いが、'''原作ではピンク色に近い赤色'''である。
*また、ゲームやプラモデルでは渋い色調の赤にカラーリングされていることも多いが、原作ではピンク色に近い赤である。
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**『[[機動戦士ガンダム]]』ではピンク色は他にも、ビームサーベルやライフルの閃光、モノアイ、爆煙等、光っているものの表現にも多用されたので、シャア専用ザクがピンク色になった理由は「制作当時のサンライズにピンク色の絵の具が大量に余っていたから」と噂されるようになったが、これは誤り。実際の理由は、'''「赤色はシャアの服やガンダムの腹に使われている色なので、同じ色にするとお互いの色が溶け合って見づらくなるから」'''である。
*漫画作品『SDガンダムフルカラー劇場』では、「赤ではなくピンクと茶色の'''タラコ色ザク'''」呼ばわりされた。
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**漫画作品『SDガンダムフルカラー劇場』では、「赤ではなく、ピンクと茶色の'''タラコ色ザク'''」呼ばわりされていた。
*旧作の図鑑では厳密にはザク改のカスタム機でシャアが乗っていないため「ザク改改(笑)」(原文まま)とも解説されたこともある。
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**完全に赤色なザクはMSVに登場するジョニー・ライデン専用高機動型ザクや、『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]搭乗[[ガナーザクウォーリア]]などであり、一部ゲームやコラボ企画『ガンダム&ハローキティプロジェクト』などではこれらの機体と間違われていた。
*「ガンダム無双シリーズ」では、『真・ガンダム無双』になるまで[[ザクウォーリア]]が登場しなかっため、[[ルナマリア・ホーク]]がよく乗っていた。
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*'''シャア専用ザクは、[[アムロ・レイ|アムロ]]搭乗の[[ガンダム]]の攻撃も含めて一度も被弾していない'''ため、'''「シャア専用ザクに搭乗していた頃の[[シャア・アズナブル|シャア]]が一番強かった」'''などとネタにされることもある。
*一部ゲームでは、戦争初期は「角の無い赤いザク」に乗っていたという設定にされたことがあったが、『MS IGLOO』で戦争初期に「角の有る赤いザク」が登場したことで否定された。
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**ただし、小説版ではテキサス・コロニーでガンダムと戦い大破、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではオデッサでガンダムに首を刎ねられてしまい、どちらもシャアに乗り捨てられる結果となった。
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**[[パソコン|PC]]/[[プレイステーション|PS]]作品『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』ではガンダムの[[ビームサーベル]]で右腕を切断されてしまうが、一方で「[[ホワイトベース隊]]が保有する[[ガンタンク]]と[[ガンキャノン]]を単機で撃破する」という原作以上の大戦果も挙げている。ちなみにプレイヤーが選択肢を間違えると、'''シャア専用ザクがガンダムを「[[鋼鉄ジーグ|ベアハッグで破壊する]]」、「ビームサーベルを持った腕を受け止めて押し付ける」、「パンチ一発でノックアウトさせる」'''といった光景を見る事が出来る。
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*角付き[[ザク改]]の色換えなど、本来の「シャア専用ザク」ではない機体で登場している場合は、作品内でイジられていることもある。
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**『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』の[[ロボット大図鑑]]では「正確な名称は、ザクⅡ改改(笑)だと思われる。」とイジられていたが、[[スーパーロボット大戦V|19年後]]には[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|「改改」(正確には「改・改」)が正式名称に付いているガンダム]]が本当に参戦してしまった。
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**なお、シャアは長谷川裕一氏の[[外伝]][[漫画]]作品『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』にて「'''[[ザクIII改]]・改(通称・スザク)'''」なる機体で[[イデオン|伝説巨神]]と戦ってたりする。
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*『ギレンの野望』や『G-GENERATION』など一部ゲームでは、「戦争初期は「角無しの赤いザク」に乗っていた」という独自設定になっているものもある。
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**当時はまだ戦争初期を描いた映像作品がなかったのも理由の一つ。その後『MS IGLOO』にて戦争初期から角付きの赤いザクに乗っていたことが判明した。
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**なお、『ギレンの野望』におけるアニメムービーでは当時のシャアの階級が中尉であった事を反映してか、ヘルメットに角が無いなど衣装デザインが異なっている。
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== 脚注 ==
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<references />
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
=== プラモデル ===
 
=== プラモデル ===
 
*1/144、1/100
 
*1/144、1/100
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*その他
 
*その他
 
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=== フィギュア等 ===
 
=== フィギュア等 ===
 
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== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
*[http://wiki.cre.jp/GUNDAM/シャア専用ザクII ガンダムWiki - シャア専用ザクII]
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*[[GUNDAM:シャア専用ザクII]]
  
 
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2024年10月25日 (金) 00:23時点における最新版

シャア専用ザク
外国語表記 Char's Zaku[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 大河原邦男
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用モビルスーツ
機種 ザク (指揮官機)
生産形態 専用機(色付け)
型式番号 MS-06S
頭頂高 17.5 m
本体重量 56.2 t
全備重量 74.5 t
動力 核融合炉
ジェネレーター出力 976 kW
スラスター推力 51,600 kg
装甲材質 超硬スチール合金
センサー有効半径 3,200 m
開発 ジオニック社
所属 ジオン公国軍
パイロット シャア・アズナブル
テンプレートを表示

シャア専用ザクは『機動戦士ガンダム』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ジオニック社が開発したジオン公国軍量産型モビルスーツザク」の専用機。

シャア・アズナブルの専用機で、機体そのものは指揮官用ザクのカラーリングを赤に変更しただけである。赤色になった理由は「軍学校在籍時、シャアの成績に嫉妬していた教官が、わざと彼の乗るザクを赤くする(本塗装前の錆止め塗料を塗っただけの状態で引き渡す)も、シャアは逆に喜んで受領した」とされている。

シャアの持つ天才的な戦闘センスでアムロ・レイの乗るガンダムを圧倒したものの、ザクの3倍のエネルギーゲインとルナ・チタニウム装甲を有するガンダムに致命打を与えることが出来ず、ニューヤークでのガルマ・ザビ戦死の「落とし前」の為に没収され、シャアは左遷された。


「通常の3倍の速度」 [編集 | ソースを編集]

劇中ではシャアのエースパイロットとしての優れた技量と相まって高い機動性を誇っており、その事から「通常の3倍のスピード」と言われ、恐れられた。無論、実際に3倍のスピードで動いていた訳ではなく、その言い伝えについては「小惑星や残骸を蹴っていた」等の諸説有るが、真偽は不明である。

もっともらしい説としては、例えば時速100kmで逃げるMSを時速110kmで追えば「相対速度は時速10km」となるが、時速130kmで追えば「相対速度は時速30km」となり、「追われる側からしてみれば3倍の速度」である[2]。1.3倍増し程度の出力ならば、高級機・カスタム機において実現不可能ではないレベルだろう。

また、シャアの異名である「赤い彗星」の由来も、上記の伝説から来ている。この機体以後、ザクIIの高機動型が幾つも開発されていくが、その高い機動力に通常のパイロットは付いて来れず、エースパイロット向けの機体となった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

SRWではシャア本人が実際に搭乗した赤い指揮官用ザクと、ザク改で再現した「シャア専用機カラーのザク改」の2種類が登場する。シャアが後者の機体に搭乗した事は設定上はなく、機体グラフィックの使いまわしに因るものである。ある意味、スパロボオリジナル機体と言えなくはない。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦
初登場作品。DC所属。原作通りシャアが乗る。記念すべき第1話のボスを務める。FC版の第2次は量産型ザクの色違いグラフィックで登場したせいで角が無い。これは単なるグラフィックの都合なのだが、後述の『電視大百科』ではあろうことか、本当に角が無いという独自設定を作ってしまっている。
後年のSLG『ギレンの野望』シリーズや安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、士官に出世する前のシャアが本当に「角の無い赤色のザクに乗っている」という偶然の一致を見ている。
第2次スーパーロボット大戦G
シャアが乗り、中ボスとして登場。旧シリーズでは初の角つきグラフィックが採用されている。
第3次スーパーロボット大戦
DC所属。第1話のみの登場。こちらもSFC版第3次は量産型ザクの色違いグラフィックで登場したせいで角が無い。HPは高くないものの、最強武器のハンドグレネードで返り討ちにされかねないので、マジンガーZなどで先手必勝をおススメ。
スーパーロボット大戦F完結編
隠しユニット。本作では「シャア専用ザクII」名義。
バーニィが入手条件に関わっているせいか、単純にザクのデータが無いためか、実際はザク改に角をつけたモノ。元々ザク改のグラフィックが(武装とカラーリングのせいで)ザクにしか見えないので、違和感は意外と少ないのだが。
ちなみに移動力は本当にザク改の3倍である(ザク改4:本機12)。ついでに運動性もおよそ3倍弱で、なんとガンダムF91より高い。
入手時のクワトロ曰く「私がロンド・ベルと戦っていた時に乗っていた機体」らしいが、その割には性能差が大きすぎるような……。シャアのDC離脱後に改造されたのだろうか?
機体性能自体は終盤でも通用するほど高いが、武装はザク改と全く同じなので貧弱。しかし終盤のマップでは規定ターン以内に目的地を目指したり、あるいは救助対象がいるために囮役が必要になったり等、要所要所で活躍。そうでなくても、しっかり改造した上でパイロットを選べば、強力な囮/削り役として活躍させられる。
全スーパーロボット大戦電視大百科
『第3次』と『F完結編』のシャア専用ザクがそれぞれ別の項目で紹介されている。「『第3次』の方は角が無い事、『第3次』と『F完結編』では性能差が大きすぎる事により別機体の可能性がある」というスパロボ独自設定。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
『第2次』版と『第3次』版が登場。名義が「ザクII」に変更されている(「シャア専用ザクII」ではない)。
『F完』版とは異なる新規のグラフィックが用意され、『第2次』と『第3次』版にもちゃんとアンテナがある。しかしロボット大図鑑の解説までは手が回っておらず、ザク改の色違い扱いされている。
この他DISK2のバーチャルスタジアム用チーム「ZAKU」にも所属している。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
隠しユニット。こちらも赤く塗って角を付けたザク改。通常はドーベン・ウルフだが、条件を満たすとジュドーが搭乗する。
この時、クワトロはアクシズで監禁されていたので、アムロがものすごく動揺する。また、ジュドー本人はシャアが乗っていたS型ではなくザク改と同じFZ型の事をネタにしており、「レプリカかジョニー・ライデン機(SRW未登場)ではないだろうか?」と思っていた。
旧式なだけに攻撃力は低いが、運動性が非常に高く、空は飛べないが移動力も9と破格。更に全武器がP属性であり、特に240ミリバズーカは射程2~7のP武器という攻撃力と弾数以外は破格の性能を持ち、中々使いやすい。CRT補正も全体的に高く、低めの攻撃力がある程度はフォローされている。何故か地形適応が異常に優秀で海A。移動適応が無いとはいえ、今回登場しない別の専用機の立場があったものではない。
ちなみにザク改よりENが3倍、運動性が2倍、装甲値が1.5倍高い。しかしHPは2100とザク改に毛が生えた程度なので、一発でも攻撃を喰らえば致命傷、あるいは撃墜も見える。また、パーツスロットも1つしかない。隠し機体なだけはあり、ガンダムと比べてもHPとパーツスロット数以外は全て上回る。
OPムービーにも登場しガンダムとつばぜり合いをしているが、こちらは頭部の形状からS型である事が確認できる。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
HPが増えたが装甲が低下、240ミリバズーカの攻撃力が増したが、移動後使用不可になりその他武器の攻撃力も低下…と微妙な調整がなされている。今回は運動性と移動力以外はガンダムとどっこいの性能。
逆にドーベン・ウルフが敵補正でとんでもない性能になっているため、ザクを選ぶ価値はかなり低くなったと言わざるをえない。PS版とは異なりS型扱いでジュドーにも本物扱いされている。ロボット大図鑑の解説が新規のものになっている。
スーパーロボット大戦α外伝
ユニットとして登場しないが、黒歴史の映像で一年戦争時のガンダムとの対決が流された。
第2次スーパーロボット大戦α
登場はしないが、ある場面デュオが「シャアザクかよ!?」と発言する。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン1でボスとして登場するシャアの愛機。最初の面にてアムロでシャアを説得すると、シーン1クリア後にいつの間にか入手している。対地専用だがショルダーアタックが命中が高く使いやすい。ザクバズーカも強い。この時点にしては破格なHPなので、バーニィを乗せて自爆するのも悪くない。敵の場合はバズーカの射程の穴を狙いたいが、マシンガンなども序盤のABやMSに大ダメージを与えてくる。アムロやショウで早めに撃墜しよう。
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor
基本的にはモノクロ版同様だが、入手できなくなった。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
ベンメルコレクションとして登場。しかし手に入らない。バーニィで撃墜すると、第2部で高機動型ザクに改造されて自軍に配備される。
スーパーロボット大戦IMPACT
地上編の「裏切りのコレクター」において、コマンダー・ベンメルを10EPまで生かしておくと敵としてG-3ガンダムと共に出現。これをバーニィで撃墜すると、そのシーンが終わるインターミッションで入手。敵の状態ではシールド耐久値がものすごく高いが、パイロットが防御スキルを持たないので意味が無い。同時に入手できるG-3ガンダムと比べると、最長射程・移動力・武器適性で優る。
まず長所を挙げると、フル改造時武器攻撃力が全て3000越えで最大3900、最長射程のシュツルムファウストがP武器で非常に強力。シールド持ちで、地形が陸・宇S、しかもパーツスロット4。一方の短所は、機体性能が普通に低く(限界は改造でよく伸びる)、大金が必要、シュツルムファウスト以外の主力武器の命中・クリティカル補正の低さが地味に痛い。また切り払いにすこぶる弱いのは終盤辛く、必中を持たないパイロットでは厳しくなる。反撃や援護を活用するとなると装弾数が若干心もとないが、大型カートリッジを持たせれば使い勝手が向上する。そして何故か修理費10000。
ちなみに機体と武器のグラフィックは『α』からの流用で、ザク改に指揮官用のツノ(アンテナ)をつけ機体色を赤にしたものである。ザク改にはない武器やショルダータックルのアニメのみ新録。

Scramble Commanderシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Scramble Commander
ボスユニットとして第7話に登場。シャア(グラフィックはクワトロ時の素顔)の乗機で、序盤に登場する割には結構強いので要注意。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦GCXO
勿論シャアが乗るのだが、クワトロが仲間になった際に他のシャア専用機と共にホワイトベースの格納庫に何故か転がっている。…正体隠す気があるのだろうか?
機体性能としてはほとんどの点でザクよりも優秀で、何故か地形適応も宇宙がSになっている(大概は片方がA止まり)。武装にもEN・弾薬無消費で射程のあるショルダーアタックが追加されており、改造次第では十分戦力になる。
スーパーロボット大戦Operation Extend
序章から早速シャアが乗って登場。シャアの持つ二連撃とヒートホークのファイヤ特性のため火力が意外に高く、まだニュータイプ覚醒する前のアムロという条件も重なり、原作もかくやのプレッシャーを味わう事になる。以降も第2章までシャアが乗ってくる。
スーパーロボット大戦DD
2024年9月のイベント「第3次スーパーロボット大戦ANOTHER Part1」にてユニットアイコンのみ登場。

関連作品[編集 | ソースを編集]

ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス
シャアの戦闘時における姿で、冒頭のイベントバトルにて敵として登場。「シャアザク」名義。角は無い。
リアルロボット戦線
名称表記は「ザクII 赤」。自軍が最初から所有しているが、より強力な機体も揃っているため、わざわざ使う必要は無い。なお敵としては登場しない。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

キック
文字通り「脚部で蹴りつける」攻撃手段。後の作品においてもオマージュされている程、視聴者の印象に残る攻撃手段である。
実は劇中でこの攻撃が直撃したのは、ガンダムとの初遭遇の時だけである。それでもなお、さほどのダメージを受けた様子の無いガンダムにシャアは驚愕していた。
ショルダーアタック
武装ではなく、スパイクの付いた左のショルダーアーマーで体当たりを行う技。作品によっては「体当たり+原作でガンダム相手に使用した飛び蹴り」のコンボをお見舞いする演出も。

基本装備[編集 | ソースを編集]

シールド
右肩に固定装備されている実体盾。強度はさほどでもなく、流れ弾対策程度のもの。劇中では、ガンダムのバルカン砲を受けただけで機体ごと反動で弾かれている
ヒート・ホーク
接近戦用の斧。刃の部分から高温を発し、敵機の装甲を焼き切る。対モビルスーツ戦を意識して、キシリア・ザビが提案した事がきっかけで装備される事となった。横腰部にマウント可能。
120mmマシンガン
通称「ザク・マシンガン」。本機の主兵装で、上部にドラムマガジンを固定しそこから給弾する。実は、口径だけならばガンタンクの主砲と同スケールという、機関砲系武装としては破格の大口径である。
しかし、ガンダムの装甲に対してはかすり傷一つ負わす事ができなかったため、初対決以降シャアはガンダムとの戦闘が予想される状況ではザクバズーカを装備して出撃している。
SRWではザク改のグラフィック流用版の場合、こちらもMMP-80マシンガンの外見になっていることがある。
280mmバズーカ
通称「ザク・バズーカ」。元々は核弾頭発射用に開発されていたが、南極条約締結後は通常の弾頭が使用されている。
通常弾頭でもガンダムのシールド(ガンダムの装甲と同じ材質で三重構造)をあっさり破壊する程の威力が有り、アムロもこの武装に対しては警戒を怠らなかった。後腰部にマウント可能。

オプション装備[編集 | ソースを編集]

シュツルムファウスト
使い捨ての無誘導ロケット推進弾。OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO』(SRW未参戦)で使用。
IMPACT』では、射程7のP武器で装弾数も6と優秀な武器になっている。切り払いに弱い事が難点。
クラッカー
炸裂弾式の手榴弾。腰部にマウントしており、マニピュレーターで投げて使う。主に陸戦で使用される。
劇中ではシャアがこれを使用した事はなかったが、一部のゲームで装備している事がある。
マゼラトップ砲
マゼラトップの主砲を取り外し、モビルスーツ用の携行兵装に改良したもの。こちらも劇中では使用した事は無いが、一部のゲームで装備している事がある。
ハンドグレネード
ザク改が使用するものと同じタイプの手榴弾。
SRWではグラフィック流用の関係上装備している事がある。
流用ではないPS版『第2次』『第3次』でも使用するが、有射程P武器のため注意。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

Mまたは3(OE)

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「いつか空に届いて」
IMPACT』にて採用。本機の出典作ではなく本来は『ポケットの中の戦争』の主題歌だが、ゲーム作中における搭乗者に準拠している。
「砂煙の彼方に」
OE』で採用された「颯爽たるシャア」っぽいオリジナル曲
「『OE』の版権契約では「颯爽たるシャア」を使用できなかったためにオリジナル曲になったのではないか?」とも噂されているが、真相は不明。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ガンダム
TV版・劇場版共に、幾度と無く激闘を繰り広げた相手であるが、シャアの卓越した技量故に(初戦闘で奇襲的に撃たれたバルカン砲をシールドで防いだ事を除いて)ザク本体は一度も被弾していない(逆に、ガンダムの方は被弾はするが傷が付かなかった)。
ガンタンク
岡崎優氏の冒険王で連載された漫画版では、背後を取ってから投げ飛ばし、ダウンさせた。

余談[編集 | ソースを編集]

  • ゲーム作品プラモデルでは「渋い色調の赤にカラーリングされている」ことも多いが、原作ではピンク色に近い赤色である。
    • 機動戦士ガンダム』ではピンク色は他にも、ビームサーベルやライフルの閃光、モノアイ、爆煙等、光っているものの表現にも多用されたので、シャア専用ザクがピンク色になった理由は「制作当時のサンライズにピンク色の絵の具が大量に余っていたから」と噂されるようになったが、これは誤り。実際の理由は、「赤色はシャアの服やガンダムの腹に使われている色なので、同じ色にするとお互いの色が溶け合って見づらくなるから」である。
    • 漫画作品『SDガンダムフルカラー劇場』では、「赤ではなく、ピンクと茶色のタラコ色ザク」呼ばわりされていた。
    • 完全に赤色なザクはMSVに登場するジョニー・ライデン専用高機動型ザクや、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のルナマリア搭乗ガナーザクウォーリアなどであり、一部ゲームやコラボ企画『ガンダム&ハローキティプロジェクト』などではこれらの機体と間違われていた。
  • シャア専用ザクは、アムロ搭乗のガンダムの攻撃も含めて一度も被弾していないため、「シャア専用ザクに搭乗していた頃のシャアが一番強かった」などとネタにされることもある。
    • ただし、小説版ではテキサス・コロニーでガンダムと戦い大破、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではオデッサでガンダムに首を刎ねられてしまい、どちらもシャアに乗り捨てられる結果となった。
    • PC/PS作品『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』ではガンダムのビームサーベルで右腕を切断されてしまうが、一方で「ホワイトベース隊が保有するガンタンクガンキャノンを単機で撃破する」という原作以上の大戦果も挙げている。ちなみにプレイヤーが選択肢を間違えると、シャア専用ザクがガンダムを「ベアハッグで破壊する」、「ビームサーベルを持った腕を受け止めて押し付ける」、「パンチ一発でノックアウトさせる」といった光景を見る事が出来る。
  • 角付きザク改の色換えなど、本来の「シャア専用ザク」ではない機体で登場している場合は、作品内でイジられていることもある。
  • 『ギレンの野望』や『G-GENERATION』など一部ゲームでは、「戦争初期は「角無しの赤いザク」に乗っていた」という独自設定になっているものもある。
    • 当時はまだ戦争初期を描いた映像作品がなかったのも理由の一つ。その後『MS IGLOO』にて戦争初期から角付きの赤いザクに乗っていたことが判明した。
    • なお、『ギレンの野望』におけるアニメムービーでは当時のシャアの階級が中尉であった事を反映してか、ヘルメットに角が無いなど衣装デザインが異なっている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MS、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月8日閲覧。
  2. 実際、「通常の3倍の速度」発言をするのは、シャアに攻撃を仕掛けられている側である

商品情報[編集 | ソースを編集]

プラモデル[編集 | ソースを編集]

  • 1/144、1/100

  • その他

フィギュア等[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]