「ファンネル」の版間の差分

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2012年8月12日 (日) 20:27時点における版

ファンネル(Funnel)

ガンダムシリーズ』に登場する、オールレンジ攻撃の一種。

主に宇宙世紀を舞台にした作品に登場。ニュータイプの感応波によって無線誘導される小型のビーム砲である。

スパロボでは、NTモビルスーツの最強武装として用いられる事が多く、高火力の武器と思われがちだが、モビルアーマーに搭載されている大型ファンネル、メガ粒子砲を発射するνガンダムのフィン・ファンネル等の一部の例外を除き、関節などの装甲の弱い部分を攻撃する為の武器であるため、厳密には火力の高い武器では無い。スパロボでの「最強武装」のイメージは、原作などで散見される「1体のモビルスーツを複数のファンネルがよってたかって蜂の巣にする」という描写からきているものと推測される。
また、キュベレイなどファンネルの充電機能を持つ機体も稀に存在するが、基本的に使い捨てである。

本来は空間戦用の兵器(スペースコロニー内などの疑似重力化なども含む)であるが、地上においても使用すること自体は可能であり、『機動戦士ガンダムΖΖ』においても地上でファンネルを使用しているシーンが存在する。

第2次ネオ・ジオン抗争(『逆襲のシャア』)以後は連邦側のサイコミュ兵器対策が進み、もはや絶対的脅威とはみなされなくなる。戦乱の減少や使い手の不足もあり、ファンネルは戦場からその姿を消していく。

なお現在の公式設定に含まれるかどうかは微妙だが、宇宙世紀0203年頃を舞台にした小説作品『ガイア・ギア』(未参戦)においては、オールドタイプも使用可能なファンネルも開発されている。

ちなみに正式名称は「ファンネル・ビット」。「ファンネル」とは英語で「漏斗」(『じょうご』あるいは『ろうと』)のことである。

スパロボにおいてはUC系ニュータイプが武器名を叫ぶ武器としてお馴染みであり、本来ならばファンネルそのものが登場しない作品(Vガンダムなど)のキャラを乗せても武器名を叫ぶことが多く、声付きの作品の場合、大抵音声収録がしっかりと為されているため、「ファンネル(あるいはフィン・ファンネル)使用時の声を聞きたいがために乗り換えを多用する」プレイヤーも少なくない。

ファンネル(ビット)搭載機

UC0070年代

エルメス
ビットを装備。

UC0080年代

キュベレイ
キュベレイMk-II / キュベレイMk-II (プルツー用)
量産型キュベレイ
ゲーマルク
マザー・ファンネル、チルド・ファンネルを装備。
サイコガンダムMk-II
リフレクター・ビットを装備。
クィン・マンサ

UC0090年代

νガンダム / νガンダムHWS装備型
νガンダムは、UC系ガンダムで唯一ファンネルを搭載した主人公機。フィン・ファンネルを装備。
Hi-νガンダム
再充填可能なフィン・ファンネルを装備。
量産型νガンダム(フィン・ファンネル装備型)
フィン・ファンネルを装備。
サザビー
ナイチンゲール
ヤクト・ドーガ (ギュネイ専用) / ヤクト・ドーガ (クェス専用) / ヤクト・ドーガ
α・アジール

UC0120年以降

ディビニダド
フェザー・ファンネルを装備。

アフターウォー

ガンダムエックス
Gビット使用可能。
ガンダムダブルエックス
Gビット使用可能。
ベルティゴ
ビットを装備。
フェブラル
ビットを装備。
ラスヴェート
ビット・ラスヴェート使用可能。

関連用語

オールレンジ攻撃
サイコミュ
サイコフレーム
フィン・ファンネル
見た目は放射板だが、「コ」の字に変形して粒子加速器とすることでビームを発射する。さらに複数の基板を形成することで「Iフィールド・バリア」を発生させる。νガンダムのバリアフィールドは強力な電磁波で形成されている。後のガンダム作品にもこれに類似した兵器が搭載されている。
ファンネルミサイル
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(小説・未参戦)に登場。主役機のΞガンダムとライバル機のペーネロペー(オデュッセウスガンダム)に搭載しているミサイル型のサイコミュ兵器。ミノフスキー粒子下では旧来の誘導ミサイルは無力化されてしまうが、サイコミュで操作する事で運用を可能としている。これに類似する武器として『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する「ディビニダド」が搭載する「フェザー・ファンネル」がある。
AFS
松浦まさふみの漫画作品『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』とその続編『機動戦士ガンダムReon』(共に未参戦)に登場。「アンチ・ファンネル・システム」の略で、ファンネルに代表されるサイコミュ兵器などを無効化する。対オールレンジ攻撃用の防御システム。ファンネルなどに対して非常に有効な防御手段ではあるが、上記2作品自体がサンライズ公式ではない為、スパロボに登場する可能性は低い。また、これらの作品内では「このシステムの登場によりサイコミュ兵器が一気に時代遅れと化した」という描写があるため、後の時代でサイコミュ兵器が殆ど使用されていない理由付けにはなっている。

メモ

ファンネルが地上で使用できるか否か」と言う論議に関しては、以下リンク先に詳しいまとめがある。
ただし、これも一個人の推測にすぎず反論の余地もあり、サイコガンダムMk-IIミノフスキークラフトの応用でビットを浮かせたという説もある為、結局のところ、公式なアナウンスがない限り、真相は不明のままである。