「バイストン・ウェル」の版間の差分

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:高潔なオーラ力を持ち「聖少女」と呼ばれる[[女王]][[シーラ・ラパーナ]]が統治する国家。
 
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;ホウジョウ国
 
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:バイストン・ウェルの地に召喚された大日本帝国海軍特攻隊員[[シンジロウ・サコミズ]]が建てた国家。サコミズ自ら[[ホウジョウ軍|軍]]を率いて地上への侵攻を目論む。
 
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:バイストン・ウェルの北方に位置する国家。国王はフォイゾン・ゴウ。
 
:バイストン・ウェルの北方に位置する国家。国王はフォイゾン・ゴウ。
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:本作のバイストン・ウェルは『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』を舞台にしている。ホウジョウ国が民衆に圧政を敷いており、それに抵抗する反乱軍との間で戦乱が引き起こされている。
 
:本作のバイストン・ウェルは『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』を舞台にしている。ホウジョウ国が民衆に圧政を敷いており、それに抵抗する反乱軍との間で戦乱が引き起こされている。
 
:自軍は二度バイストン・ウェルに転移しており(一度目は原作どおりだが、二度目は[[ネロ (デモンベイン)|ネロ]]の手で飛ばされた)、条件を満たしているとフェンリルで[[フェストゥム]]を道連れに散華したはずの[[羽佐間翔子|翔子]]が召喚され、'''凄腕の女聖戦士として活躍していた'''という驚愕のクロスオーバーが発生する。
 
:自軍は二度バイストン・ウェルに転移しており(一度目は原作どおりだが、二度目は[[ネロ (デモンベイン)|ネロ]]の手で飛ばされた)、条件を満たしているとフェンリルで[[フェストゥム]]を道連れに散華したはずの[[羽佐間翔子|翔子]]が召喚され、'''凄腕の女聖戦士として活躍していた'''という驚愕のクロスオーバーが発生する。
:二章最終話で再びオーラロードが開き、ホウジョウ軍はバイストン・ウェルへと戻ることになるのだが、反乱軍の面々は自軍であるUXに参加したままなので、ホウジョウ軍の動向が気になるところである。
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:二章最終話で再びオーラロードが開き、[[ホウジョウ軍]]はバイストン・ウェルへと戻ることになるのだが、反乱軍の面々は自軍であるUXに参加したままなので、ホウジョウ軍の動向が気になるところである。
  
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
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;ガーゼィの翼 (SRW未参戦)
 
;ガーゼィの翼 (SRW未参戦)
 
:浪人生の千秋クリストファーが乱世のバイストン・ウェルに召喚され、「ガーゼィの翼」を持つ聖戦士として戦う戦記ファンタジー。1995年~1997年に『ログアウト』(アスペクト、現エンターブレイン)で富野由悠季氏の執筆により連載された。
 
:浪人生の千秋クリストファーが乱世のバイストン・ウェルに召喚され、「ガーゼィの翼」を持つ聖戦士として戦う戦記ファンタジー。1995年~1997年に『ログアウト』(アスペクト、現エンターブレイン)で富野由悠季氏の執筆により連載された。
:小説版『リーンの翼』とテーマが酷似しているが、主人公の迫水が持つ「旧日本軍人のメンタリティ」が重要な要素であったリーンに対して、ガーゼィの主人公は「平和ボケした日本で育った平成の青年」と完全に対極となっており、両作の雰囲気はかなり異なる。
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:小説版『リーンの翼』とテーマが酷似しているが、主人公のサコミズが持つ「旧日本軍人のメンタリティ」が重要な要素であったリーンに対して、ガーゼィの主人公は「平和ボケした日本で育った平成の青年」と完全に対極となっており、両作の雰囲気はかなり異なる。
 
:小説を元にしたOVA版、PCゲーム版も存在する。
 
:小説を元にしたOVA版、PCゲーム版も存在する。
 
;聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説
 
;聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説

2014年5月31日 (土) 22:24時点における版

バイストン・ウェル(Byston Well)

聖戦士ダンバイン』の当初の舞台である、大地の狭間にあるとされる異世界
通常は地上との行き来ができないが、オーラロードと呼ばれる一種のゲートを開くことで、それが可能になる。
地上での生を終えたが行き着くところであり、一種の死後の世界である。そのため「魂の安息の場」などとも呼ばれる。

科学技術や文化は、地上でいうと中世ヨーロッパと同程度であり、騎士階級が土地を治めている。

リーンの翼』においても同名の世界が登場するが、設定上は同一の世界。小説版の主役シンジロウ・サコミズの生死を境にして歴史が分岐している。

世界構造

バイストン・ウェル自体が三つの世界に分けられ、それがさらに3種類に分かれている。

ウォ・ランドン
フェラリオ達の住む水の国にして、天空に浮かぶ海。「オージ」「インテラン」「ワーラーカーレーン」。
これのさらに上層には「バイストン・ウェルの宇宙」があり、その果てに「エルガイム」「ガンダム」の世界があるとも言う。
コモン界
コモンの住まう世界で、中世ヨーロッパに似た世界。主にここが舞台となる。「クスタンガ」「コモン」「フェンダ・パイル」。
ボッブ・レッス
ガロウ・ランの住まう世界で、いわば地下の暗黒世界。「トゥム」「ネイザ・ラン」「ノム」。

主な国家

アの国
バイストン・ウェルの西方に位置する国家。国王はフラオン・エルフであったが、バイストン・ウェル制覇の野望を抱く地方領主ドレイク・ルフトの下克上により彼が新たな国王となる。
クの国
アの国の西にある国家。国王はビショット・ハッタ
ナの国
高潔なオーラ力を持ち「聖少女」と呼ばれる女王シーラ・ラパーナが統治する国家。
ホウジョウ国
バイストン・ウェルの地に召喚された大日本帝国海軍特攻隊員シンジロウ・サコミズが建てた国家。サコミズ自らを率いて地上への侵攻を目論む。
ラウの国
バイストン・ウェルの北方に位置する国家。国王はフォイゾン・ゴウ。

登場作品

設定上、バイストン・ウェルに他の参戦作品の登場人物は存在せず、また『ダンバイン』以外のシリーズ作品が同時参戦している場合、平行世界の存在としてバイストン・ウェルが2つ存在する事も多い。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
第1話でいきなりバイストン・ウェルに召喚される。
スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
フラグ次第で行くことになる。
スーパーロボット大戦IMPACT
フラグ次第では、キョウスケアムロカミーユファクリスアレンビーシローゲッターチームショウチャムジョウレニーが行くことになる。
スーパーロボット大戦COMPACT3
ルートによっては惑星ガイアからこちらに召喚される事になる。
TV版とOVA版両方のバイストン・ウェルが存在している。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
アーガマごとバイストン・ウェルに召喚される。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
本作のバイストン・ウェルは『リーンの翼』を舞台にしている。ホウジョウ国が民衆に圧政を敷いており、それに抵抗する反乱軍との間で戦乱が引き起こされている。
自軍は二度バイストン・ウェルに転移しており(一度目は原作どおりだが、二度目はネロの手で飛ばされた)、条件を満たしているとフェンリルでフェストゥムを道連れに散華したはずの翔子が召喚され、凄腕の女聖戦士として活躍していたという驚愕のクロスオーバーが発生する。
二章最終話で再びオーラロードが開き、ホウジョウ軍はバイストン・ウェルへと戻ることになるのだが、反乱軍の面々は自軍であるUXに参加したままなので、ホウジョウ軍の動向が気になるところである。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
TERRAのオーバーロード作戦に参加した特機群が作戦中に召喚される。「嵐の玉」や「ラース・ワウ城」のマップが登場。

関連人物

ショット・ウェポン
地上のロボット工学者。彼が召喚された事で数多くのオーラマシンが生まれることになる。
ジャコバ・アオン
フェラリオの長。

関連用語

オーラ力
あらゆる生物が持っている生体エネルギーで、バイストン・ウェルにおいて最も重要な要素である。
コモン
バイストン・ウェルに暮らす人類。主としてオーラ力はそれほど強くない傾向にあるが、一部例外もいる。
地上人
われわれの住む世界(地球)で暮らしている人間のことで、バイストン・ウェルの人間からの呼称。
一般的に地上人の方がコモンよりも高いオーラ力を持っている傾向にあるため、バイストン・ウェルに召喚されることがある。
聖戦士
バイストン・ウェルが危機に陥ったときに現れると言われる救世主。この伝説にちなみ、強いオーラ力を持ってオーラマシンを動かせる地上人を聖戦士と呼んだ。
SRWシリーズではオーラ力の強さを示す特殊能力として採用されることがある。
フェラリオ
神秘的な力を持つ妖精のような種族。殆どフェアリーのミ・フェラリオ、人間に近い姿のエ・フェラリオなどに分類される。
ガロウ・ラン
姿は人に似ているが、中身は獣のような蛮族。基本的に悪事を働くが、自分達を蔑まないショウに懐く者も居た。
なお、名前が似ている炎のモビルスーツ乗りとは無関係である(UXではなぜか勘違いする人物がいるが)。
オーラバトラー
バイストン・ウェルで開発されたオーラ力を動力源とする人型の戦闘用ロボット。生物的な外見が特徴である。
また、人型のオーラバトラーおよびオーラ力を動力源とする人型ではない機械類を総称してオーラマシンと言う。
強獣
甲殻のある怪獣のような生物。甲殻がオーラマシンの装甲材として使われる。
カ・オス
ガロウ・ランの世界よりさらに下層に位置するという闇の世界。ドレイクが終盤に「ルーザを八つ裂きにしてくれてやる」と言った場所だが、その他には特に触れられていない。
リーンの翼
バイストン・ウェルに伝承される沓。資格のある人物(聖戦士等)が履けば、光の翼が発現して飛行することが可能。

バイストン・ウェルが登場する作品

バイストン・ウェルは『聖戦士ダンバイン』のために富野由悠季氏が考案した世界観ではあるが、『ダンバイン』以外の幾つかの作品でも舞台装置として使われている。それは「人々がバイストン・ウェルの物語を忘れないように、ミ・フェラリオが物語を語る」というテーマの体言なのかもしれない。

なお、全てのバイストン・ウェル関連作は一種のパラレルワールドとして扱われており、互いに矛盾する設定が数多くある。

聖戦士ダンバイン
1983年~1984年に放映されたTVアニメ。バイストン・ウェルの物語はここから始まった。
リーンの翼(小説版) (SRW未参戦)
『聖戦士ダンバイン』のアニメ放映開始と同時に富野由悠季氏が執筆を始めた戦記ファンタジー。オーラマシンがまだ存在していない頃のバイストン・ウェルを舞台とする。1983年~1986年に『野生時代』(角川書店)で連載された。
剣と魔法の中世風ファンタジー世界に召喚される主人公が「第二次世界大戦中の日本の特攻隊員」という独特の設定は、ファンタジーが量産された今の時代でさえ特異性が際立っている。
ファウ・ファウ物語 (SRW未参戦)
ミ・フェラリオのファウ・ファウと小学生のエミコとの触れあいを描いた富野由悠季氏のメルヘン小説。1985年~1986年に『ニュータイプ』(角川書店)で連載。
血生臭いものが多いバイストン・ウェル関連作の中では異色作。
オーラバトラー戦記 (SRW未参戦)
『聖戦士ダンバイン』のノベライズ版。富野由悠季氏自らが執筆。1986年~1992年に『野生時代』(角川書店)で連載された。
富野作品のノベライズ版の定番として、アニメ版とは名前が同じでも外見・性格が全く違うキャラクターが数多く出てきて、ストーリー展開も後半になるほどアニメ版からは大きく外れていく。ちなみに、主人公はショウ・ザマではなく城毅(じょう・たけし)。
New Story of Aura Battler DUNBINE
『聖戦士ダンバイン』の700年後を描いた後日談のOVA。1988年発売。
聖戦士ダンバイン異聞 エグザイルサーガ 銀竜の章 (SRW未参戦)
『サイバーコミックス』誌に連載された衣谷遊氏の漫画作品。『聖戦士ダンバイン』より(OVA版含み)遥かな時が流れたバイストン・ウェルを舞台に、再び復活を果たしたショット・ウェポンが齎した産業革命によりオーラバトラーの戦闘能力を飛躍的に向上させた大国に主人公が立ち向かうという筋のシナリオになっているが、肝心の主役機が姿を見せた時点で連載は終了。事実上の打ち切りに見舞われている。単行本は全1巻。
まだスパロボで『ダンバイン』を取り扱う前に執筆された作品だが、作中で「オーラ力そのものを武器として用いる戦い方」が示される等、後年のゲームにおけるハイパーオーラ斬りのような独自要素を匂わせるような設定も幾つか散見される。
ガーゼィの翼 (SRW未参戦)
浪人生の千秋クリストファーが乱世のバイストン・ウェルに召喚され、「ガーゼィの翼」を持つ聖戦士として戦う戦記ファンタジー。1995年~1997年に『ログアウト』(アスペクト、現エンターブレイン)で富野由悠季氏の執筆により連載された。
小説版『リーンの翼』とテーマが酷似しているが、主人公のサコミズが持つ「旧日本軍人のメンタリティ」が重要な要素であったリーンに対して、ガーゼィの主人公は「平和ボケした日本で育った平成の青年」と完全に対極となっており、両作の雰囲気はかなり異なる。
小説を元にしたOVA版、PCゲーム版も存在する。
聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説
「リの国」を率いる地上人の主人公「シュンジ・イザワ」となり、オーラバトラーを開発・強化しながら、TVシリーズのifが体験するSRPG。2000年3月4日発売。
マルチエンディング制であり、ニー達に味方するロウルートとドレイクと手を結ぶカオスルートの大きく2種類のルートがある他、行動次第でアニメ本編のキャラクターの生死や動向が変化する。
リーンの翼 (アニメ版)
小説版『リーンの翼』の後日談として作成されたアニメーション作品。2005年~2006年にバンダイチャンネルで配信された。小説版とアニメ版は厳密にはパラレルワールドであり両者の繋がりには矛盾もある。
アニメ版の設定に合わせて小説版の内容を改変した『リーンの翼 完全版』も、アニメ展開から数年後に発売されている。
なお、小説版『リーンの翼』は『聖戦士ダンバイン』の過去の話と解釈することは一応可能だったが、アニメ版『リーンの翼』は『聖戦士ダンバイン』の間とでは致命的に矛盾が発生する(どちらの作品も「地上の軍隊がオーラマシンと戦ったのは今回が初めて」という世界観になっているため)。

余談

資料リンク