「量産型ヒュッケバインMk-II」の版間の差分

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== 量産型ヒュッケバインMk-II(Huckebein Mk-II Mass product model) ==
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]])
**[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
**[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]
+
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}}
**[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]
+
| デザイン = {{メカニックデザイン|金丸仁}}
**[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
**[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION]]
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
**[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
+
}}
*分類:[[量産型]][[パーソナルトルーパー]]([[ヒュッケバインシリーズ]])
 
*形式番号:RTX-013(αシリーズ) / RPT-010(OGシリーズ)
 
*全高:20.8m(αシリーズ) / 19.7m(OGシリーズ)
 
*重量:42.0t(αシリーズ) / 47.4t(OGシリーズ)
 
*フレーム:G2フレーム
 
*動力:核融合炉(αシリーズ)
 
*空中浮揚機関:[[テスラ・ドライブ]]
 
*基本OS:[[TC-OS]]
 
*開発者:[[カーク・ハミル]]
 
*製造:[[マオ・インダストリー]]社
 
  
[[スーパーロボット大戦α外伝]]』に初登場した、[[ヒュッケバインMk-II]][[量産型]][[マオ・インダストリー]]製。α外伝とOG2ではデザインや扱いが天と地ほど違う。現在「ヒュッケバイン」の名前を持つ機体で、唯一アニメ作品のOVA版に登場した。
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{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック<br>(OG)
 +
| 分類 = [[分類::パーソナルトルーパー]][[ヒュッケバインシリーズ]])
 +
| 生産形態 = [[量産機]]
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| 型式番号 = [[型式番号::RPT-010]]
 +
| 全高 = 19.7 m
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| 重量 = [[重量::47.4 t]]
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| 浮揚機関 = [[テスラ・ドライブ]]
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| フレーム = G2フレーム
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| 基本OS = [[TC-OS]]
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| 開発者 = [[開発::カーク・ハミル]]
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| 製造 = [[マオ・インダストリー]]
 +
| 主なパイロット = [[パイロット::ラトゥーニ・スゥボータ]]
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}}
  
なお、[[ベルゲルミル]]はマシンセルによって量産型Mk-IIが異常進化した形態である。
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック<br>(外伝)
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| 分類 = [[量産型]][[パーソナルトルーパー]]([[ヒュッケバインシリーズ]])
 +
| 型式番号 = [[型式番号::RTX-013]]
 +
| 全高 = 20.8 m
 +
| 重量 = [[重量::42.0 t]]
 +
| 動力 = [[動力::核融合炉]]
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| フレーム = G2フレーム
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| 開発者 = [[開発::カーク・ハミル]]
 +
| 製造 = [[マオ・インダストリー]]社
 +
| 主なパイロット = [[パイロット::リュウセイ・ダテ]]
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}}
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'''量産型ヒュッケバインMk-II'''は『[[バンプレストオリジナル]]』の[[登場メカ]]。
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== 概要 ==
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『[[スーパーロボット大戦α外伝]]』で初登場した、[[ヒュッケバインMk-II]]の[[量産型]]。[[マオ・インダストリー]]製。『α外伝』『OG2』ではデザインや扱いが天と地ほど違う。現在「ヒュッケバイン」の名前を持つ機体で、唯一アニメ作品([[OVA]]版)に登場している。
 +
 
 +
なお、[[ベルゲルミル]]は[[マシンセル]]によって量産型Mk-IIが異常進化した形態である。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
[[スーパーロボット大戦α外伝]]に登場。
+
試作機と外見は変わらないが、お金のかかる武器・機能を全部取っ払った、ある意味究極のコストダウン機。「凶鳥」の名が泣いている。
試作機と外見は変わらないが、お金のかかる武器・機能を全部取っ払った、ある意味究極のコストダウン機。名機[[ヒュッケバイン]]の名が泣いている。認識コードはRTX013。試作機を開発したSRX計画は凍結処分となったので量産は連邦軍自らが行っている。
 
  
ゲーム序盤で難易度が普通であればリュウセイが乗ってくる機体。またゲーム終盤に難易度が難であればレビが乗ってくる。ただし性能は2戦級なので、使うには愛が必要。敵の時はそれなりに強く(ハードルート時)、ムーンクレイドルの防衛にわんさか投入されていた。撃墜すると貰える資金が多い為、余裕があれば倒しておくと良いだろう。
+
認識コードはRTX-013。試作機を開発した[[SRX計画]]は凍結処分となったので量産は連邦軍自らの手で行われた。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2]]』から登場。
+
[[L5戦役]]後、[[イージス計画]]での量産トライアルに晴れて合格したMk-IIを、制式量産機として再設計した機種。認識コードはRPT-010。試作機と外見が同じだった『α外伝』とはデザインが異なり、V字アンテナやツインアイは廃され、アイボリーと白の簡素な色合いにゴーグルタイプのカメラアイといかにも量産機っぽくなった。特にV字アンテナがなくなったことは大きく、『α外伝』のものよりもベルゲルミルとの繋がりが分かりやすくなっている。
  
[[L5戦役]]後、[[イージス計画]]での量産トライアルに晴れて合格した[[ヒュッケバインMk-II]]を、制式量産機として再設計した機種。認識コードはRPT-010。試作タイプと外見が同じだったα外伝とはデザインが異なり、V字アンテナやツインアイは廃され、簡素なデザインにゴーグルタイプのカメラアイといかにも量産機を想起させる外見をしている。V字アンテナがなくなったことで、αシリーズのものよりもベルゲルミルに繋がやすいデザインになっている。カラーリングはアイボリーと白。
+
低コスト化のため、初代[[ヒュッケバイン]]のHフレームではなく、Mk-IIにも使用された[[ゲシュペンスト]]系のG2フレームを採用している。コストダウンのため、グラビコン・システムなどの[[EOT]]はほとんど削られてしまったが、基本性能はそのまま維持されている上に[[テスラ・ドライブ]]を搭載し、さらに大型火器のレクタングル・ランチャーを標準装備するなど、量産機とは思えないほど高スペックな機体であり、ゲーム上の能力値もG・ウォールの有無を除けば試作型と同一となっている。ただし動力炉については言及されておらず、試作機同様に[[プラズマ・ジェネレーター]]を搭載しているかは不明。
  
低コスト化のため、初代[[ヒュッケバイン]]のHフレームではなく、元の[[ヒュッケバインMk-II]]にも使用された[[ゲシュペンスト]]系のG2フレームを採用している。量産化された事で、グラビコン・システムなどの[[EOT]]はほとんど削られてしまったが、基本性能はそのまま維持されている上に[[テスラ・ドライブ]]を搭載し、更に大型火器のレクタングル・ランチャーを標準装備するなど、量産機とは思えないほど高スペックな機体であり、ゲーム上の能力値もG・ウォールの有無を除けば試作型と同一となっている。ただし動力炉については言及されておらず、試作機同様に[[プラズマ・ジェネレーター]]を搭載しているかは不明。
+
また、この機体の量産は[[量産型ゲシュペンストMk-II]]の存在を蔑ろにするものであったため、同機を高く評価すると共に強い思い入れを持つ[[カイ・キタムラ]]少佐は苦言を呈しており、[[ハロウィン・プラン]]が立ちあげられるきっかけとなった。
  
また、この機体の量産は[[量産型ゲシュペンストMk-II]]の存在を蔑ろにするものであった為、同機を高く評価すると共に強い思い入れを持つ[[カイ・キタムラ]]少佐は苦言を呈しており、[[ハロウィン・プラン]]が立ちあげられるきっかけとなった。
+
[[インスペクター事件]]勃発当時、本機の配備は遅れており、連邦軍の各基地から一刻も早い配備の要望が挙がっていた。北米では4ヵ所の基地に配備されたが、その中で戦力が最も少ないヒューストン基地に配備された4機は、直後に[[アーチボルド・グリムズ]]率いるDC残党軍(後の[[ノイエDC]])に奪われてしまった。また、[[宇宙]]・L2宙域に配備されていた機体も[[インスペクター]]に奪われ、そのデータを元に彼らの手で量産されることになる。インスペクターによってコピーされた機体は全て黒と紫を基調にしたカラーリングに塗装され、状態異常武器が追加されているのが特徴。
  
『OG2』開始当時、本機の配備は遅れており、連邦軍の各基地から一刻も早い配備の要望が挙がっていた。北米では4ヵ所の基地に配備されたがそのうち戦力が最も少ないヒューストン基地に配備された4機は、直後に[[アーチボルド・グリムズ|アーチボルド]]率いる[[ノイエDC]]に奪われてしまった。また、宇宙のL2宙域に配備されていた機体も[[インスペクター]]に奪われ、そのデータを元に彼らの手で量産される。なおインスペクターによって生産された機体は全て黒と紫を基調にしたカラーリングに塗装され、状態異常武器が追加されている。
+
なお、[[シャドウミラー]]がいた「[[あちらの世界]]」では、ヒュッケバインのブラックホール・エンジン暴走事故の影響で[[ヒュッケバインシリーズ]]自体の開発が打ち切られており、よって本機も存在しない。その代わりに量産機のベースとして[[R-1]]に白羽の矢が立った結果、[[エルアインス]]が量産されている。
  
[[インスペクター事件]]後は新結成された教導隊で、アラドとゼオラがデータ取得用に青く塗装された機体を使っている。その後の『第二次OG』では何だかんだで連邦軍の正式な主力機として大量に使用されており、様々なイベントでも登場する。結果、一般兵が担うやられ役の役目もまた務めることになっているが…。
+
インスペクター事件後は新結成された[[特殊戦技教導隊]]で、[[アラド・バランガ]]と[[ゼオラ・シュバイツァー]]がデータ取得用に青く塗装された機体を使っている。また[[修羅の乱]]以降は量産体制が安定し、様々な場面で大量に配備されているのが確認できる。
  
なお頭部のデザインが大きく異なるためか、[[ヒュッケバインシリーズ]]で唯一アニメ・漫画作品に登場した事がある機体であったのだが…。
+
頭部のデザインが大きく異なるためか、[[ヒュッケバインシリーズ]]で唯一アニメ・漫画作品にまともに登場した機体であったのだが……(後述)。
<!-- しかし、[[ジ・インスペクター]]では「''[[量産型ビルトシュバイン]]''」名義で登場している。 -->
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:攻略本に掲載されている設定資料中で、[[ヒュッケバインMk-II]]が制式採用される際には、「RTX-013」という形式番号が与えられるとされている。
+
:攻略本に掲載されている設定資料では、[[ヒュッケバインMk-II]]が制式採用される際には「RTX-013」という形式番号が与えられるとされている<ref>ソフトバンクパブリッシング『スーパーロボット大戦α パーフェクトガイド』14頁。</ref>。
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:8話開始時の難易度が「普」の場合、リュウセイの搭乗機になる。また、「難」ルート終盤に[[レビ・トーラー|レビ]]機が加入する。量産型ということで突出した能力はないものの、低燃費で気力制限なしに使えるチャクラムシューターが便利。性能が低いので[[ベルゲルミル]][[アウルゲルミル]]の足止めに専念しよう。リュウセイ機の改造状態はそのまま[[R-1改]]に引き継がれる。AIが操る敵バージョンは運動性が鬼のように高く精神コマンドなしでは攻撃がほとんど当たらない。なお、ロボット辞典にはリュウセイ機かレビ機のみ登録される。
+
:初登場作品。[[隠し要素/α外伝|隠し要素]]で、第8話開始時点の[[熟練度]]が『普』の場合の[[リュウセイ・ダテ]]の搭乗機となるほか、『難』ルート終盤に[[レビ・トーラー]]の搭乗機として加入する。量産型ということで突出した能力はないものの、低燃費で気力制限なしに使えるチャクラム・シューターが便利。リュウセイが使用できる期間は短いが、改造が[[R-1改]]に引き継がれるので改造するのもアリ。レビ搭乗機も性能は同じだが、加入が遅すぎるのが難点。なお、[[ロボット大図鑑]]にはリュウセイ機かレビ機のみ登録される。
 +
:未来では[[量産型グルンガスト弐式]]同様、[[ムーンクレイドル]]の防衛にわんさか投入される。[[運動性]]が大幅に向上しており、出現場所の[[地形適応]]も加わるため回避力が非常に高い。撃墜すると貰える資金が多いので、余裕があれば倒しておくとよいだろう。
 +
:さりげなく戦闘アニメは『[[スーパーロボット大戦α|α]]』のMk-IIから細かく進化している。主力のチャクラム・シューターがそのままなのであまり印象に残らないのが難点。
 +
 
 +
=== 単独作品 ===
 +
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 +
:2022年3月のイベント「ラスト・オブ・バニシングトルーパー」にて名前のみ登場。ヒュッケバインMk-II3号機のダミーとして機体色を同じにしたパーツが用意されていた。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}}
:上記のように設定上は優秀な機体だが、更に優秀な機体が使えるゲーム中では使う機会が少ない。最初から飛行可能という特性があるので、戦力不足の序盤ではそこそこ出番があるだろう(この一点だけで、オリジナル機よりも使いやすく感じるほど)。強化パーツのスロットの多さを活かせば、それなりに戦えるが、Wゲージが中途半端なため、重装備は難しい。ラトゥーニが度々この機体で強制出撃する。能力が上がり、カラーリングが黒と紫になった敵専用の機体もある。
+
:上記の通り設定上は優秀な機体だが、もっと優秀な機体が使えるゲーム中で優先的に使う機会は少ない。最初から飛行可能という特性があるので、飛行戦力が不足する序盤ではそこそこ出番があるだろう(この一点だけで、オリジナル機よりも使いやすく感じるほど)。強化パーツのスロットの多さを活かせばそれなりに戦えるが、Wゲージが中途半端なため、重装備は難しい。なお、[[ラトゥーニ・スゥボータ]]が強制出撃する時は度々この機体が使われる。
:中盤から終盤にかけて登場する敵仕様は、高い運動性と特殊武器の多彩さに加え、バイオロイド兵の一般兵離れした能力とレクタングル・ランチャーの火力でじりじり削って来る面倒なユニット。なぎ払おうにも分散していることが多く、かてて加えて10000近いHPがあるため楽にも倒せない、といやらしいことこの上ない。
+
:中盤から終盤にかけて登場する敵仕様は、高い運動性と特殊武器の多彩さに加え、バイオロイド兵の一般兵離れした能力とレクタングル・ランチャーの火力でじりじり削ってくる面倒な相手。マップ兵器で一掃しようにも分散していることが多く、加えて10000近いHPを有するため数を減らす上でも苦労する。
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
:OG2シナリオではGBA版同様にラトゥーニが度々強制出撃するが、今回は武装や地形適応が優秀な[[ビルトラプター]]も使えるために、多くのプレイヤーから「ラプター使ってくれ」との声が挙がった(そのためというわけではないだろうが、ジ・インスペクターでは本当にラプターを使う)。なお、OG2,5では[[特殊戦技教導隊|新生教導隊]]仕様の青いカラーリングの機体が登場している。
+
:OG2シナリオではGBA版同様にラトゥーニが度々強制出撃するが、今回は武装や地形適応が優秀な[[ビルトラプター]]も使えるため、多くのプレイヤーから「ラプター使ってくれ」との声が挙がった(なお、『ジ・インスペクター』では本当にラプターに乗ることとなる)。
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
+
:『OG2.5』では、新生教導隊仕様の青いカラーリングの機体が登場する。
:前作から引き続き、新生教導隊が使用している。他にも、通常のカラーリングのものは、[[マイ・コバヤシ|マイ]]が一番最初の搭乗機としている。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG外伝}}
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
+
:前作から引き続き、新生教導隊が使用している。他にも、通常のカラーリングのものを[[マイ・コバヤシ]]が一番最初の搭乗機としている。
:連邦軍の主力機体として使用されており、様々な場面で大量に配備されているのが確認できる。数と頭部デザインのおかげでアーマラによる処刑を逃れたが、シナリオ上ではヤラレ役として[[イグニス|焼き殺されたり]][[饕餮王|噛み殺されたりする]]。換装武器をメインに使う機体だがWゲージはやや高い程度のため、第一線で使うにはかなりの愛が必要。
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
 +
:数と頭部デザインのおかげか[[アーマラ・バートン]]による処刑は免れたが、[[イグニス|焼き殺されたり]][[饕餮王|噛み殺されたり]]と、やられ役として大活躍する。
 +
:固有武器がバルカンのみと[[換装武器]]を装備することが前提とされる性能ではあるが、Wゲージは「やや高い」程度のため、第一線で使うにはかなりの[[愛]]が必要。
 +
:余談だが換装武器のシシオウブレードを使うとこの機体だけ最後真正面を向いて納刀するという他とは大きく違うモーションになっている。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ}}
 +
:グラフィックが描き直され、頭身が高くなった。第5話クリア後にいつの間にか搬入されている。宇宙ルート第1話では敵として登場する。
 +
:敵機はG・レールガンを標準装備しているが、味方機は相変わらず固有武器がバルカンしかなく使用に堪えない。
 
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION]]
 
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION]]
:鳴り物入りの新型機だったのだが、[[バルトール]]にあっさり落とされている辺り、量産機の悲哀を感じる。
+
:鳴り物入りの新型機だったのだが、[[バルトール]]にあっさり墜とされる。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
:第一話からブリットの乗機として登場……したかと思いきや、キョウスケに「先行量産型」と言われる等、ヒュッケバインの名で呼ばれず、その後、公式HPにてこの機体が「'''量産型ビルトシュバイン'''」であると語られた。[[DW]]にヒュッケバインが出なかったための扱いだろうか……。この変更により、「何故今更ゲシュペンストMk-IIより以前のビルトシュバインを量産したのか」という疑問点が生まれる事になった。なお、この量産型ビルトシュバインはサークルザンバーとチャクラムシューターの付け替えが出来るという設定である。
+
:代役として[[量産型ビルトシュバイン]]が新たに設定され登場せず。『[[DW]]』にヒュッケバインが出なかったことを踏まえての措置だろうか。
 +
:なお、この量産型ビルトシュバインはサークルザンバーとチャクラム・シューターの付け替えが可能という設定である。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
ヒュッケバインシリーズや、ゲシュペンストシリーズの標準武装は使える。OGシリーズでは固定武器をバルカン砲しか持たない([[量産型ゲシュペンストMk-II]]は、スプリットミサイルとプラズマステークがある)代わり、様々な[[換装武器]]を携帯できる。
+
ユニバーサル・コネクターに対応しているため、ヒュッケバインシリーズや[[ゲシュペンストシリーズ]]の主な装備は全て使える。OGシリーズでは固定武器をバルカン砲しか持たない([[量産型ゲシュペンストMk-II]]にはスプリットミサイルとプラズマステークがある)代わり、様々な[[換装武器]]を携帯可能。
  
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
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==== [[換装武器]] ====
 
==== [[換装武器]] ====
 
;ライトソード
 
;ライトソード
:近接武器。OGシリーズでは[[換装武器]]で、オプション装備として実装。武装名称も「ビームソード」に変更。αシリーズのみデフォルト。
+
:近接武器。OGシリーズでは武装名が「'''ビームソード'''」に変更されている。[[αシリーズ]]のみデフォルト。高温のプラズマを力場に封じ込めて形成する切断機で解析済みのEOTが使われている。
 
;フォトン・ライフル
 
;フォトン・ライフル
:射撃武器。OGシリーズでは[[換装武器]]で、オプション装備として実装。αシリーズのみデフォルト。
+
:射撃武器。αシリーズのみデフォルト。光子弾(フォトン)ではなく、中性粒子ビームを発射するライフルである([[ゲシュペンスト・タイプR|ゲシュペンスト]]のニュートロンビームと同じ)。発射システムや収束方法、直進手段に解析済みのEOTが用いられているのが特徴で、人型機動兵器戦においてヒュッケバインMk-IIの優位性を確立した画期的な武器であり、本機でも標準装備されている。
 
;チャクラム・シューター
 
;チャクラム・シューター
:ワイヤーで繋がれた円形型カッター。オプション装備として実装。αシリーズのみデフォルト。GBA版OG2では[[換装武器]]で、イベント時のアラド機が装備。OGS以後は[[ヒュッケバインMk-II]]の固定武装になったので装備不可。
+
:ワイヤーで繋がれた円形型カッター。αシリーズのみデフォルト。GBA版『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2|OG2]]』では換装武器で、イベント時のアラド機が装備。『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS|OGS]]』以降はヒュッケバインMk-IIの固定武装になったので装備不可。
 
;レクタングル・ランチャー
 
;レクタングル・ランチャー
:OG2以後のOGシリーズで装備している[[換装武器]]。高威力の実弾を発射する、大型の携行銃器。基本攻撃力がやや高めの代わり、弾数は少ない。
+
:高威力の実弾を発射する、大型の携行銃器。基本攻撃力がやや高めな代わりに、弾数は少ない。『OG2』以降のOGシリーズで装備している。
  
 
==== [[リン・マオ]]機のみ ====
 
==== [[リン・マオ]]機のみ ====
OG2で、マオ社を守るためにリンがこの機体でスポット参戦する。初期装備が、通常の量産型Mk-IIとは幾らか異なる。
+
『OG2』で、マオ社を守るためにリンがこの機体で[[スポット参戦]]した際の武装。通常仕様に比べて若干豪華。
 
;G・リボルヴァー
 
;G・リボルヴァー
 
:
 
:
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==== [[アラド・バランガ]]機のみ ====
 
==== [[アラド・バランガ]]機のみ ====
OG2で、マオ社の皆を守るためにアラドがこの機体でスポット参戦する。アラドの操縦の癖を見た[[マリオン・ラドム]]博士の手により、初期装備は彼向きの接近戦用武器ばかりに変更されている。
+
『OG2』で、マオ社を守るためにアラドがこの機体でスポット参戦した際の武装。アラドの操縦の癖を見た[[マリオン・ラドム]]博士により、彼向きの接近戦用武器が揃えられた。
 
;コールドメタルナイフ
 
;コールドメタルナイフ
 
:
 
:
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:
 
:
 
;ブーストハンマー
 
;ブーストハンマー
:脅威的な性能を誇る、鎖付きの鉄塊。条件を満たせば正式に入手可能だが、その場合は暫くアラドのみで奮闘しなければならない。
+
:脅威的な性能を誇る、鎖付きの鉄塊。[[隠し要素/OG2#.E3.83.96.E3.83.BC.E3.82.B9.E3.83.88.E3.83.8F.E3.83.B3.E3.83.9E.E3.83.BC|条件を満たせば]]正式に入手できるが、目指すならアラドのみで奮闘しなければならない。
  
==== 敵専用強化型のみ ====
+
==== [[インスペクター]]仕様のみ ====
 
;スパイダーネット
 
;スパイダーネット
:移動を封じる。進撃戦でこれを喰らうと面倒此の上ないので、「信念」で防ぐかかわすかが対処法。
+
:移動を封じる。進撃戦でこれを喰らうと面倒この上ないので、[[信念]]で防ぐか回避に徹するべし。
 
;チャフグレネード
 
;チャフグレネード
:命中低下。PPで喰らうとまともに反撃できなくなる。
+
:[[命中]]低下。PPで喰らうとまともに反撃できなくなる。
 
<!-- === [[特殊能力]] === -->
 
<!-- === [[特殊能力]] === -->
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[空]]・[[陸]](OGシリーズのみ)
 
;[[空]]・[[陸]](OGシリーズのみ)
:[[OG]]シリーズでは、[[テスラ・ドライブ]]の搭載によりデフォルトで[[飛行]]可能。この一点だけで、試作機より便利に感じる事があるほど。
+
:[[OGシリーズ]]では、[[テスラ・ドライブ]]の搭載によりデフォルトで[[飛行]]可能。この一点だけで、試作機より便利に感じる時があるほど。
  
 
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;Wゲージ+30
 
;Wゲージ+30
:GBA版OG2以後のOGシリーズでの固有ボーナス。
+
:GBA版『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2|OG2]]』以後の[[OGシリーズ]]での固有ボーナス。
 +
;全武器の攻撃力+200、射程1以外の武器の射程+1
 +
:『[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]』ではこちら。
  
== [[BGM|機体BGM]] ==
+
== 機体BGM ==
 
;「VANISHING TROOPER」
 
;「VANISHING TROOPER」
:α外伝ではこちら。本機は紛れも無くMk-IIの血を継いでいる。
+
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』ではこちら。曲がりなりにも「凶鳥」の系譜であることを示すBGM。
 
;「RAIL TO THE DANGERZONE」
 
;「RAIL TO THE DANGERZONE」
:GBA版OG2以後の汎用戦闘曲。
+
:GBA版『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2|OG2]]』以降はこちら。汎用戦闘曲。
 
<!-- == 対決・名場面 == -->
 
<!-- == 対決・名場面 == -->
  
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:
 
:
 
;[[ベルゲルミル]]
 
;[[ベルゲルミル]]
:量産型ヒュッケバインMk-IIがマシンセルによって変貌した機体。
+
:量産型ヒュッケバインMk-IIがマシンセルによって変異した機体。
 
;[[プファイルIII]]
 
;[[プファイルIII]]
:OGDPに登場したカスタム機。正式名称は量産型ヒュッケバインMk-II MHRDT3カスタム。
+
:OGDPに登場したカスタム機。正式名称は「量産型ヒュッケバインMk-II MHRDT3カスタム」。
 
;[[量産型ビルトシュバイン]]
 
;[[量産型ビルトシュバイン]]
:上記の通り、ジ・インスペクターにおいてはこの機体に代替されている。
+
:上記の通り、『ジ・インスペクター』においてはこの機体に代替されている。
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
*2023年3月にHGヒュッケバインMk-Ⅱが発売した際に寺田プロデューサーから「量産型ヒュッケバインMk-Ⅱに改造する猛者のために」と本機の設定画がTwitterで公開された。<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1634381181272862721 寺田貴信の2023年3月12日のツイート]Twitter</ref>
 +
**しかし量産機である本機とオリジナルのデザインは8割以上別物であり、部品の加工技術の他に一からパーツを自作する技術も要求される。本当に猛者向けである。
  
<!-- == 商品情報 == -->
+
== 脚注 ==
 +
<references />
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{バンプレストオリジナル}}
 
{{DEFAULTSORT:りようさんかたひゆつけはいんMk-II}}
 
{{DEFAULTSORT:りようさんかたひゆつけはいんMk-II}}

2024年11月23日 (土) 14:06時点における最新版

量産型ヒュッケバインMk-II
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

デザイン 金丸仁
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
(OG)
分類 パーソナルトルーパーヒュッケバインシリーズ
生産形態 量産機
型式番号 RPT-010
全高 19.7 m
重量 47.4 t
浮揚機関 テスラ・ドライブ
フレーム G2フレーム
基本OS TC-OS
開発者 カーク・ハミル
製造 マオ・インダストリー
主なパイロット ラトゥーニ・スゥボータ
テンプレートを表示
スペック
(外伝)
分類 量産型パーソナルトルーパーヒュッケバインシリーズ
型式番号 RTX-013
全高 20.8 m
重量 42.0 t
動力 核融合炉
フレーム G2フレーム
開発者 カーク・ハミル
製造 マオ・インダストリー
主なパイロット リュウセイ・ダテ
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量産型ヒュッケバインMk-IIは『バンプレストオリジナル』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α外伝』で初登場した、ヒュッケバインMk-II量産型マオ・インダストリー製。『α外伝』『OG2』ではデザインや扱いが天と地ほど違う。現在「ヒュッケバイン」の名前を持つ機体で、唯一アニメ作品(OVA版)に登場している。

なお、ベルゲルミルマシンセルによって量産型Mk-IIが異常進化した形態である。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

試作機と外見は変わらないが、お金のかかる武器・機能を全部取っ払った、ある意味究極のコストダウン機。「凶鳥」の名が泣いている。

認識コードはRTX-013。試作機を開発したSRX計画は凍結処分となったので量産は連邦軍自らの手で行われた。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

L5戦役後、イージス計画での量産トライアルに晴れて合格したMk-IIを、制式量産機として再設計した機種。認識コードはRPT-010。試作機と外見が同じだった『α外伝』とはデザインが異なり、V字アンテナやツインアイは廃され、アイボリーと白の簡素な色合いにゴーグルタイプのカメラアイといかにも量産機っぽくなった。特にV字アンテナがなくなったことは大きく、『α外伝』のものよりもベルゲルミルとの繋がりが分かりやすくなっている。

低コスト化のため、初代ヒュッケバインのHフレームではなく、Mk-IIにも使用されたゲシュペンスト系のG2フレームを採用している。コストダウンのため、グラビコン・システムなどのEOTはほとんど削られてしまったが、基本性能はそのまま維持されている上にテスラ・ドライブを搭載し、さらに大型火器のレクタングル・ランチャーを標準装備するなど、量産機とは思えないほど高スペックな機体であり、ゲーム上の能力値もG・ウォールの有無を除けば試作型と同一となっている。ただし動力炉については言及されておらず、試作機同様にプラズマ・ジェネレーターを搭載しているかは不明。

また、この機体の量産は量産型ゲシュペンストMk-IIの存在を蔑ろにするものであったため、同機を高く評価すると共に強い思い入れを持つカイ・キタムラ少佐は苦言を呈しており、ハロウィン・プランが立ちあげられるきっかけとなった。

インスペクター事件勃発当時、本機の配備は遅れており、連邦軍の各基地から一刻も早い配備の要望が挙がっていた。北米では4ヵ所の基地に配備されたが、その中で戦力が最も少ないヒューストン基地に配備された4機は、直後にアーチボルド・グリムズ率いるDC残党軍(後のノイエDC)に奪われてしまった。また、宇宙・L2宙域に配備されていた機体もインスペクターに奪われ、そのデータを元に彼らの手で量産されることになる。インスペクターによってコピーされた機体は全て黒と紫を基調にしたカラーリングに塗装され、状態異常武器が追加されているのが特徴。

なお、シャドウミラーがいた「あちらの世界」では、ヒュッケバインのブラックホール・エンジン暴走事故の影響でヒュッケバインシリーズ自体の開発が打ち切られており、よって本機も存在しない。その代わりに量産機のベースとしてR-1に白羽の矢が立った結果、エルアインスが量産されている。

インスペクター事件後は新結成された特殊戦技教導隊で、アラド・バランガゼオラ・シュバイツァーがデータ取得用に青く塗装された機体を使っている。また修羅の乱以降は量産体制が安定し、様々な場面で大量に配備されているのが確認できる。

頭部のデザインが大きく異なるためか、ヒュッケバインシリーズで唯一アニメ・漫画作品にまともに登場した機体であったのだが……(後述)。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
攻略本に掲載されている設定資料では、ヒュッケバインMk-IIが制式採用される際には「RTX-013」という形式番号が与えられるとされている[1]
スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。隠し要素で、第8話開始時点の熟練度が『普』の場合のリュウセイ・ダテの搭乗機となるほか、『難』ルート終盤にレビ・トーラーの搭乗機として加入する。量産型ということで突出した能力はないものの、低燃費で気力制限なしに使えるチャクラム・シューターが便利。リュウセイが使用できる期間は短いが、改造がR-1改に引き継がれるので改造するのもアリ。レビ搭乗機も性能は同じだが、加入が遅すぎるのが難点。なお、ロボット大図鑑にはリュウセイ機かレビ機のみ登録される。
未来では量産型グルンガスト弐式同様、ムーンクレイドルの防衛にわんさか投入される。運動性が大幅に向上しており、出現場所の地形適応も加わるため回避力が非常に高い。撃墜すると貰える資金が多いので、余裕があれば倒しておくとよいだろう。
さりげなく戦闘アニメは『α』のMk-IIから細かく進化している。主力のチャクラム・シューターがそのままなのであまり印象に残らないのが難点。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
2022年3月のイベント「ラスト・オブ・バニシングトルーパー」にて名前のみ登場。ヒュッケバインMk-II3号機のダミーとして機体色を同じにしたパーツが用意されていた。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
上記の通り設定上は優秀な機体だが、もっと優秀な機体が使えるゲーム中で優先的に使う機会は少ない。最初から飛行可能という特性があるので、飛行戦力が不足する序盤ではそこそこ出番があるだろう(この一点だけで、オリジナル機よりも使いやすく感じるほど)。強化パーツのスロットの多さを活かせばそれなりに戦えるが、Wゲージが中途半端なため、重装備は難しい。なお、ラトゥーニ・スゥボータが強制出撃する時は度々この機体が使われる。
中盤から終盤にかけて登場する敵仕様は、高い運動性と特殊武器の多彩さに加え、バイオロイド兵の一般兵離れした能力とレクタングル・ランチャーの火力でじりじり削ってくる面倒な相手。マップ兵器で一掃しようにも分散していることが多く、加えて10000近いHPを有するため数を減らす上でも苦労する。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
OG2シナリオではGBA版同様にラトゥーニが度々強制出撃するが、今回は武装や地形適応が優秀なビルトラプターも使えるため、多くのプレイヤーから「ラプター使ってくれ」との声が挙がった(なお、『ジ・インスペクター』では本当にラプターに乗ることとなる)。
『OG2.5』では、新生教導隊仕様の青いカラーリングの機体が登場する。
スーパーロボット大戦OG外伝
前作から引き続き、新生教導隊が使用している。他にも、通常のカラーリングのものをマイ・コバヤシが一番最初の搭乗機としている。
第2次スーパーロボット大戦OG
数と頭部デザインのおかげかアーマラ・バートンによる処刑は免れたが、焼き殺されたり噛み殺されたりと、やられ役として大活躍する。
固有武器がバルカンのみと換装武器を装備することが前提とされる性能ではあるが、Wゲージは「やや高い」程度のため、第一線で使うにはかなりのが必要。
余談だが換装武器のシシオウブレードを使うとこの機体だけ最後真正面を向いて納刀するという他とは大きく違うモーションになっている。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
グラフィックが描き直され、頭身が高くなった。第5話クリア後にいつの間にか搬入されている。宇宙ルート第1話では敵として登場する。
敵機はG・レールガンを標準装備しているが、味方機は相変わらず固有武器がバルカンしかなく使用に堪えない。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION
鳴り物入りの新型機だったのだが、バルトールにあっさり墜とされる。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
代役として量産型ビルトシュバインが新たに設定され登場せず。『DW』にヒュッケバインが出なかったことを踏まえての措置だろうか。
なお、この量産型ビルトシュバインはサークルザンバーとチャクラム・シューターの付け替えが可能という設定である。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

ユニバーサル・コネクターに対応しているため、ヒュッケバインシリーズやゲシュペンストシリーズの主な装備は全て使える。OGシリーズでは固定武器をバルカン砲しか持たない(量産型ゲシュペンストMk-IIにはスプリットミサイルとプラズマステークがある)代わり、様々な換装武器を携帯可能。

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

固定武器[編集 | ソースを編集]

バルカン砲
頭部に2門内蔵。本機の唯一の基本武装。

換装武器[編集 | ソースを編集]

ライトソード
近接武器。OGシリーズでは武装名が「ビームソード」に変更されている。αシリーズのみデフォルト。高温のプラズマを力場に封じ込めて形成する切断機で解析済みのEOTが使われている。
フォトン・ライフル
射撃武器。αシリーズのみデフォルト。光子弾(フォトン)ではなく、中性粒子ビームを発射するライフルである(ゲシュペンストのニュートロンビームと同じ)。発射システムや収束方法、直進手段に解析済みのEOTが用いられているのが特徴で、人型機動兵器戦においてヒュッケバインMk-IIの優位性を確立した画期的な武器であり、本機でも標準装備されている。
チャクラム・シューター
ワイヤーで繋がれた円形型カッター。αシリーズのみデフォルト。GBA版『OG2』では換装武器で、イベント時のアラド機が装備。『OGS』以降はヒュッケバインMk-IIの固定武装になったので装備不可。
レクタングル・ランチャー
高威力の実弾を発射する、大型の携行銃器。基本攻撃力がやや高めな代わりに、弾数は少ない。『OG2』以降のOGシリーズで装備している。

リン・マオ機のみ[編集 | ソースを編集]

『OG2』で、マオ社を守るためにリンがこの機体でスポット参戦した際の武装。通常仕様に比べて若干豪華。

G・リボルヴァー
G・レールガン
リープ・スラッシャー

アラド・バランガ機のみ[編集 | ソースを編集]

『OG2』で、マオ社を守るためにアラドがこの機体でスポット参戦した際の武装。アラドの操縦の癖を見たマリオン・ラドム博士により、彼向きの接近戦用武器が揃えられた。

コールドメタルナイフ
M90アサルトマシンガン
ブーストハンマー
脅威的な性能を誇る、鎖付きの鉄塊。条件を満たせば正式に入手できるが、目指すならアラドのみで奮闘しなければならない。

インスペクター仕様のみ[編集 | ソースを編集]

スパイダーネット
移動を封じる。進撃戦でこれを喰らうと面倒この上ないので、信念で防ぐか回避に徹するべし。
チャフグレネード
命中低下。PPで喰らうとまともに反撃できなくなる。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

(OGシリーズのみ)
OGシリーズでは、テスラ・ドライブの搭載によりデフォルトで飛行可能。この一点だけで、試作機より便利に感じる時があるほど。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

Wゲージ+30
GBA版『OG2』以後のOGシリーズでの固有ボーナス。
全武器の攻撃力+200、射程1以外の武器の射程+1
OGMD』ではこちら。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「VANISHING TROOPER」
α外伝』ではこちら。曲がりなりにも「凶鳥」の系譜であることを示すBGM。
「RAIL TO THE DANGERZONE」
GBA版『OG2』以降はこちら。汎用戦闘曲。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ヒュッケバインシリーズ
ヒュッケバインMk-II
ベルゲルミル
量産型ヒュッケバインMk-IIがマシンセルによって変異した機体。
プファイルIII
OGDPに登場したカスタム機。正式名称は「量産型ヒュッケバインMk-II MHRDT3カスタム」。
量産型ビルトシュバイン
上記の通り、『ジ・インスペクター』においてはこの機体に代替されている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 2023年3月にHGヒュッケバインMk-Ⅱが発売した際に寺田プロデューサーから「量産型ヒュッケバインMk-Ⅱに改造する猛者のために」と本機の設定画がTwitterで公開された。[2]
    • しかし量産機である本機とオリジナルのデザインは8割以上別物であり、部品の加工技術の他に一からパーツを自作する技術も要求される。本当に猛者向けである。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ソフトバンクパブリッシング『スーパーロボット大戦α パーフェクトガイド』14頁。
  2. 寺田貴信の2023年3月12日のツイートTwitter