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'''巴武蔵'''は「[[ゲッターロボシリーズ]]」の登場人物。 | '''巴武蔵'''は「[[ゲッターロボシリーズ]]」の登場人物。 | ||
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最終回にて単身コマンドマシンに乗り、生きて帰ることを望みながらも[[無敵戦艦ダイ]]の口内に突入し、相討ちになるという壮絶な最期を遂げ、故郷に母親を残したまま17年の生涯を終えた。 | 最終回にて単身コマンドマシンに乗り、生きて帰ることを望みながらも[[無敵戦艦ダイ]]の口内に突入し、相討ちになるという壮絶な最期を遂げ、故郷に母親を残したまま17年の生涯を終えた。 | ||
− | 劇場版『[[劇場版マジンガーシリーズ|グレートマジンガー対ゲッターロボG | + | 劇場版『[[劇場版マジンガーシリーズ|グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突]]』では、[[グランゲン]]に襲撃された[[ジャガー号]]の援護に入った際、狙いをベアー号に変えたグランゲンと激突し、死亡している。 |
石川賢のコミカライズ版では、攻撃を受けて重傷を負い、自分が助からない事を確信してグランゲンに[[特攻]]、相討ちとなった。 | 石川賢のコミカライズ版では、攻撃を受けて重傷を負い、自分が助からない事を確信してグランゲンに[[特攻]]、相討ちとなった。 | ||
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TV版と異なり早乙女博士と体型が同じな事を利用して彼を気絶させてパイロットスーツを強奪し出撃したこともある(出撃後に意識を取り戻した早乙女博士は武蔵の学ランを着て登場している)。その後早乙女研究所が地竜一族の侵入工作で攻められた際に重傷を負い、その状態にも関わらずパイロットスーツを着て出撃しようとするも脱がされて、再度出撃する時にTV版の姿(この時はヘルメットと胴のみ)で出撃している。その後はグローブ、ブーツを付けるようになり、最後の出撃時にマフラーを付けている。なお日本刀は一コマだけ装備している。 | TV版と異なり早乙女博士と体型が同じな事を利用して彼を気絶させてパイロットスーツを強奪し出撃したこともある(出撃後に意識を取り戻した早乙女博士は武蔵の学ランを着て登場している)。その後早乙女研究所が地竜一族の侵入工作で攻められた際に重傷を負い、その状態にも関わらずパイロットスーツを着て出撃しようとするも脱がされて、再度出撃する時にTV版の姿(この時はヘルメットと胴のみ)で出撃している。その後はグローブ、ブーツを付けるようになり、最後の出撃時にマフラーを付けている。なお日本刀は一コマだけ装備している。 | ||
− | 単細胞に見えるが原作漫画版では意外に機械の扱いが得意であり(隼人のような理詰めとはベクトルが違うだろうが)、大雪山で損傷した[[イーグル号]] | + | 単細胞に見えるが原作漫画版では意外に機械の扱いが得意であり(隼人のような理詰めとはベクトルが違うだろうが)、大雪山で損傷した[[イーグル号]]を修理してみせた。また、ゲッターチーム入りを適性の悪さから反対されていたのだが、後にゲッターGと旧ゲッターに搭乗した新人パイロット達があっさり発狂しかけてた事を考えると、少なくとも精神面での適性はかなり優れていたものと思われる。 |
その最期は[[恐竜帝国]]との戦いの中で竜馬が記憶喪失となり、とどめを刺さんと早乙女研究所に迫る恐竜帝国の総攻撃に対し、[[ゲッターロボG (ロボット)|新型ゲッター]]を完成させるための時間を稼ぐため単身[[ゲッター1]]で出撃。猛攻の前に満身創痍となった中、ゲッターの腹部を裂いて取り出したゲッターエネルギータンクをオーバーロードさせて自身もろとも道連れにするという壮絶なものだった。 | その最期は[[恐竜帝国]]との戦いの中で竜馬が記憶喪失となり、とどめを刺さんと早乙女研究所に迫る恐竜帝国の総攻撃に対し、[[ゲッターロボG (ロボット)|新型ゲッター]]を完成させるための時間を稼ぐため単身[[ゲッター1]]で出撃。猛攻の前に満身創痍となった中、ゲッターの腹部を裂いて取り出したゲッターエネルギータンクをオーバーロードさせて自身もろとも道連れにするという壮絶なものだった。 | ||
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逆にゲッター1を操縦したのは上記の場面の他に、[[ゲラ]]戦で竜馬、隼人が気絶した際に意識を保っていたため崩壊を免れていたゲラの触手を踏み潰す場面も存在する。 | 逆にゲッター1を操縦したのは上記の場面の他に、[[ゲラ]]戦で竜馬、隼人が気絶した際に意識を保っていたため崩壊を免れていたゲラの触手を踏み潰す場面も存在する。 | ||
+ | また彼の必殺技とも言える大雪山おろしも、こちらでは'''初登場回の時に生身で一回使っただけ'''で短編作品『ガンバレ!! ムサシ』まで'''ゲッター3で使った事が無かった'''。 | ||
漫画『[[ゲッターロボ號]]』では完全に忘れ去られていたのか、全く登場しない(作中回想でゲッター1が登場するが、一緒に出ていたのは'''弁慶である''')。 | 漫画『[[ゲッターロボ號]]』では完全に忘れ去られていたのか、全く登場しない(作中回想でゲッター1が登場するが、一緒に出ていたのは'''弁慶である''')。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
弁慶の存在故に既に戦死している設定か比較的早い段階で死亡してしまうケースが多い。作品によっては死亡回避が可能であるが、生き残ったとしても[[ゲッターポセイドン]]や[[真ゲッター3]]に乗るのは弁慶である為、武蔵は一人乗りの[[ゲッター1]]に搭乗するようになる。 | 弁慶の存在故に既に戦死している設定か比較的早い段階で死亡してしまうケースが多い。作品によっては死亡回避が可能であるが、生き残ったとしても[[ゲッターポセイドン]]や[[真ゲッター3]]に乗るのは弁慶である為、武蔵は一人乗りの[[ゲッター1]]に搭乗するようになる。 | ||
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=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
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:第1話で一人乗りのゲッター1に搭乗。しかし、未来世界に飛ばされた後、合流するのが[[弓さやか]]とともに現代組で一番最後であり、強制出撃シナリオもあるとはいえ前作での捨て身が無くなったことやゲッター1の性能の低さもあり活躍の場は少ない。 | :第1話で一人乗りのゲッター1に搭乗。しかし、未来世界に飛ばされた後、合流するのが[[弓さやか]]とともに現代組で一番最後であり、強制出撃シナリオもあるとはいえ前作での捨て身が無くなったことやゲッター1の性能の低さもあり活躍の場は少ない。 | ||
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}} | ;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}} | ||
− | : | + | :ボイスを新規収録。どの[[主人公]]でも特別出演の[[ブラックゲッター]]に乗って登場する。中盤での[[恐竜帝国]]との最終決戦では[[無敵戦艦ダイ]]を大雪山おろしで[[DVE]]付きで投げ飛ばすイベントがあるが、シナリオの最後で原作漫画版と同様に[[ブラックゲッター]]から[[ゲッター線]]増幅装置を引きずり出して[[無敵戦艦ダイ]]と相討ちになり死亡する。 |
:ただし、主人公がクスハかゼンガーの場合は[[隠し要素/第2次α|隠し要素]]の[[キャプテン・ラドラ|ラドラ]]を仲間にする条件を満たせば生存させることができ、その場合は[[レディコマンド]]のサブパイロットとなる。あまり[[レディコマンド]]に優位に働く[[精神コマンド]]は無いが[[不屈]]を覚える為、[[集中]]しか身を守る精神コマンドが無いミチルにとって、その点は大きいといえる。サブパイロットになってからもPPが蓄積されていくためSPアップ等を習得させられるが、周回プレイをしてもサブパイロット時に得たPPは引き継がれない。 | :ただし、主人公がクスハかゼンガーの場合は[[隠し要素/第2次α|隠し要素]]の[[キャプテン・ラドラ|ラドラ]]を仲間にする条件を満たせば生存させることができ、その場合は[[レディコマンド]]のサブパイロットとなる。あまり[[レディコマンド]]に優位に働く[[精神コマンド]]は無いが[[不屈]]を覚える為、[[集中]]しか身を守る精神コマンドが無いミチルにとって、その点は大きいといえる。サブパイロットになってからもPPが蓄積されていくためSPアップ等を習得させられるが、周回プレイをしてもサブパイロット時に得たPPは引き継がれない。 | ||
:なお、スーパー系では竜馬が先に[[ブラックゲッター]]で単独登場するため、武蔵、隼人、弁慶が[[ゲッターロボG]]で出撃するという貴重なシチュエーションがある。この時、武蔵が[[変形]]したがるのだが、隼人の判断で(敵の思惑どおりに)[[ゲッターライガー|ライガー]]固定となってしまう。 | :なお、スーパー系では竜馬が先に[[ブラックゲッター]]で単独登場するため、武蔵、隼人、弁慶が[[ゲッターロボG]]で出撃するという貴重なシチュエーションがある。この時、武蔵が[[変形]]したがるのだが、隼人の判断で(敵の思惑どおりに)[[ゲッターライガー|ライガー]]固定となってしまう。 | ||
:武蔵の壮絶な死は女性陣からも涙を誘っており、シナリオデモで[[流竜馬|竜馬]]が彼の死を悼んでおり(このシーンは[[DVE]]となっている)、人柄の良さが改めて窺い知れる。 | :武蔵の壮絶な死は女性陣からも涙を誘っており、シナリオデモで[[流竜馬|竜馬]]が彼の死を悼んでおり(このシーンは[[DVE]]となっている)、人柄の良さが改めて窺い知れる。 | ||
+ | :担当声優の西尾徳氏は2005年に亡くなられたため、本作が最後の新規収録参加となった。 | ||
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}} | ;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}} | ||
:『第2次α』での死亡が正史となっており、竜馬の前に[[ゲッター線]]の意思を受けた思念体として登場する。最終決戦でも[[シャア・アズナブル]]達と共に[[αナンバーズ]]を守る霊となって登場する。 | :『第2次α』での死亡が正史となっており、竜馬の前に[[ゲッター線]]の意思を受けた思念体として登場する。最終決戦でも[[シャア・アズナブル]]達と共に[[αナンバーズ]]を守る霊となって登場する。 | ||
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:[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターG]]と[[鉄甲鬼]]の決闘中、[[ヒドラー元帥]]の不意打ちで重傷を負う。この段階での竜馬の撃墜数によって展開が代わり、撃墜数が一定以下だとそのまま死亡するが、一定以上なら重傷なのは見かけだけで、実際は武蔵自身のタフさ故に大した傷ではなかった事になる。最初から武蔵をメインで使っているとどれだけ活躍していても竜馬の撃墜数が伸びず死亡するので、条件を満たすまでは竜馬に任せた方がいい。本作では一人乗り[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッター]]が豊富な上、[[合体攻撃]]もあるのでそれなりに戦える。しかし、隠しパラメータの[[地形適応]]と一人乗りゲッターの相性はあまり良くなく、飛べるにも関わらず地上に降ろす羽目になる。 | :[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターG]]と[[鉄甲鬼]]の決闘中、[[ヒドラー元帥]]の不意打ちで重傷を負う。この段階での竜馬の撃墜数によって展開が代わり、撃墜数が一定以下だとそのまま死亡するが、一定以上なら重傷なのは見かけだけで、実際は武蔵自身のタフさ故に大した傷ではなかった事になる。最初から武蔵をメインで使っているとどれだけ活躍していても竜馬の撃墜数が伸びず死亡するので、条件を満たすまでは竜馬に任せた方がいい。本作では一人乗り[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッター]]が豊富な上、[[合体攻撃]]もあるのでそれなりに戦える。しかし、隠しパラメータの[[地形適応]]と一人乗りゲッターの相性はあまり良くなく、飛べるにも関わらず地上に降ろす羽目になる。 | ||
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− | :: | + | ::地形適応が明示された為、無理に武蔵を一人乗りゲッターに乗せる人は少なくなったものと思われる。 |
+ | ::声は西尾氏のライブラリ出演だが、既存の台詞を流用して、竜馬と隼人の掛け合い台詞が作られている。彼の単体[[カットイン]]も披露された。 | ||
=== Scramble Commanderシリーズ === | === Scramble Commanderシリーズ === | ||
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;パイロット地形適応「[[海]]」がS | ;パイロット地形適応「[[海]]」がS | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]] | + | :『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』にて採用。時期関係上、一人乗り仕様のゲッターロボに乗ってエースボーナスを得ることになる。主要な海マップは中盤になってしまうため、間に合うかといったところ。 |
+ | :しかし、機体側に問題があり、ゲッター1(1人乗り)、ゲッターQは海C、ゲッター3は海S、海適応を上げる強化パーツは海Sにする[[スクリューモジュール]]しかない。ゲッタードラゴン(1人乗り)に至っては入手後に海地形が存在しない。同作ではC+AでもC+Sでも総合はB、S+AでもS+Sでも総合はSと機体が海C,海Sでは何の意味もない。これを有効にするには'''第28話開始までにゲッター1(1人乗り)のカスタムボーナス(機体の地形適応を全てAにする)を得るしかない。''' | ||
== パイロットBGM == | == パイロットBGM == |
2024年11月21日 (木) 17:22時点における版
巴武蔵 | |
---|---|
読み | ともえ むさし |
外国語表記 | Musashi Tomoe |
登場作品 | |
声優 |
西尾徳(TV版) 辻親八(アーク) 川津泰彦(大決戦) |
デザイン |
永井豪・石川賢(原案) 小松原一男(旧作版) 本橋秀之(アーク) |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 17歳 |
所属 |
早乙女研究所 浅間学園(TV版) |
所属部隊 | ゲッターチーム |
巴武蔵は「ゲッターロボシリーズ」の登場人物。
概要
TV版
北海道出身。友人である流竜馬と同じく浅間学園に通い、柔道部の主将を務める。
明るく朗らかな性格の持ち主だが意外と独占欲が強く、憧れの早乙女ミチルが他の男性といい雰囲気になっているところを目の当たりにした時は、仲間や後輩の柔道部員達に苛立ちをぶつける事もしばしば。 前述の通り、武蔵の行動原理はミチルの存在に集約されているのだが、一方で神明日香やメリー・キング、果ては恐竜帝国の女キャプテンが化けた美女にまで鼻の下を伸ばしており、基本的に女性には情けないほど弱い。
当初は爬虫類が苦手で、更には自転車も乗りこなせないほどバランス感覚が悪いという弱点もあったが、努力によって克服。得意の柔道技である大雪山おろしをゲッター3の戦闘に活かすなど、パイロットとして成長していった。
戦闘時に背負っている日本刀は余り使用しないが、キャプテン・ギルバ(SRW未登場)との決闘に臨む竜馬へ貸し与えたり、武蔵自身も敵に奪われたベアー号を奪還する際に抜刀したりと、重大な局面で使われている。また、武蔵のみ護身用のレーザー銃を2丁携行している。
最終回にて単身コマンドマシンに乗り、生きて帰ることを望みながらも無敵戦艦ダイの口内に突入し、相討ちになるという壮絶な最期を遂げ、故郷に母親を残したまま17年の生涯を終えた。
劇場版『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』では、グランゲンに襲撃されたジャガー号の援護に入った際、狙いをベアー号に変えたグランゲンと激突し、死亡している。
石川賢のコミカライズ版では、攻撃を受けて重傷を負い、自分が助からない事を確信してグランゲンに特攻、相討ちとなった。
漫画版
東葉高校柔道部主将。当初は大雪山で山篭りを行っており、食糧の調達のために下りてきた所を調査に訪れた竜馬と出会った事でゲッターロボの存在を知り、すっかり魅了されてしまう。
TV版と異なり早乙女博士と体型が同じな事を利用して彼を気絶させてパイロットスーツを強奪し出撃したこともある(出撃後に意識を取り戻した早乙女博士は武蔵の学ランを着て登場している)。その後早乙女研究所が地竜一族の侵入工作で攻められた際に重傷を負い、その状態にも関わらずパイロットスーツを着て出撃しようとするも脱がされて、再度出撃する時にTV版の姿(この時はヘルメットと胴のみ)で出撃している。その後はグローブ、ブーツを付けるようになり、最後の出撃時にマフラーを付けている。なお日本刀は一コマだけ装備している。
単細胞に見えるが原作漫画版では意外に機械の扱いが得意であり(隼人のような理詰めとはベクトルが違うだろうが)、大雪山で損傷したイーグル号を修理してみせた。また、ゲッターチーム入りを適性の悪さから反対されていたのだが、後にゲッターGと旧ゲッターに搭乗した新人パイロット達があっさり発狂しかけてた事を考えると、少なくとも精神面での適性はかなり優れていたものと思われる。
その最期は恐竜帝国との戦いの中で竜馬が記憶喪失となり、とどめを刺さんと早乙女研究所に迫る恐竜帝国の総攻撃に対し、新型ゲッターを完成させるための時間を稼ぐため単身ゲッター1で出撃。猛攻の前に満身創痍となった中、ゲッターの腹部を裂いて取り出したゲッターエネルギータンクをオーバーロードさせて自身もろとも道連れにするという壮絶なものだった。
上述の自爆シーンが有名な原作漫画版だが、実は原作漫画版連載当時、武蔵が原作漫画版でゲッター3を操縦した事は1度もない(一度だけ登場するも、この時操縦していたのは早乙女博士である)。原作漫画版武蔵がゲッター3を操縦したのは後年になって描かれた短編作品『ガンバレ!! ムサシ』、『ゲッターロボ 恐竜帝国潜入作戦』においてである。 ただし、石川氏の筆による学年誌連載版も原作漫画版の範疇に含むのならこの限りではなく、ゲッター3を操縦する武蔵の勇姿が存分に堪能できる(こちらはラピュータ刊『完全復刻版 ゲッターロボ ゲッターロボG』に収録)。 逆にゲッター1を操縦したのは上記の場面の他に、ゲラ戦で竜馬、隼人が気絶した際に意識を保っていたため崩壊を免れていたゲラの触手を踏み潰す場面も存在する。
また彼の必殺技とも言える大雪山おろしも、こちらでは初登場回の時に生身で一回使っただけで短編作品『ガンバレ!! ムサシ』までゲッター3で使った事が無かった。 漫画『ゲッターロボ號』では完全に忘れ去られていたのか、全く登場しない(作中回想でゲッター1が登場するが、一緒に出ていたのは弁慶である)。
なお、『ゲッターロボ アーク』では数千年後のゲッター軍団により、オリジナルの遺伝子を受け継いだ人造人間の武蔵が大量生産され、ゲッター軍団の司令官として活躍している。ゲッターエンペラーの記憶を基に再現された存在で、巴武蔵の外見を持つ巴武蔵ではない存在といえる(外見と気質は同等だがクローンではない)。戦死してもすぐさま新しい巴武蔵に記憶が移植されて復帰するシステムとなっており、ゲッター線に選ばれていない地球人類以外を殲滅することに一切躊躇しない。 作中では『アーク』時代のゲッターチームが未来へ転移した際に遭遇した。
その他の媒体
番外編的存在の『スーパーロボット烈伝』では破壊神バロンとの宇宙戦でベアー号に隕石弾を喰らい負傷、死亡こそ免れたものの「入院治療中」である事が語られており、以降はフェードアウトの形で弁慶に後釜を譲る。
団龍彦の小説『スーパーロボット大戦』では、恐竜帝国に保管されていた頭部のミイラを使いギャラハンによってクローンが大量生産され、真ゲッターロボの使い捨てパイロット(ゲッター線に耐えられず、一回の出撃で死亡してしまう)として運用されていた。
登場作品と役柄
弁慶の存在故に既に戦死している設定か比較的早い段階で死亡してしまうケースが多い。作品によっては死亡回避が可能であるが、生き残ったとしてもゲッターポセイドンや真ゲッター3に乗るのは弁慶である為、武蔵は一人乗りのゲッター1に搭乗するようになる。
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。数少ないゲッターポセイドンに乗れる作品。他には『第2次G』しかない。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- 武装が増えたため、ポセイドンでも無条件で大雪山おろしが使える。追加場面ではリガ・ミリティアのことを忘れていたため、隼人や竜馬に聞き直す場面がある。
- 第3次スーパーロボット大戦
- メカザウルス・ダイに対し、ゲッター3で出撃して相討ちになり死亡する。
- スーパーロボット大戦コンプリートボックス
- 声が入った。『第2次』シナリオで搭乗するため、ゲッターポセイドン用の台詞も収録されている。大雪山おろしが強力なため早めに気力を上げたい所だが、序盤はSP量の関係で気合と熱血の二者択一になることが多い。また、主要キャラにも関わらずキャラクター事典の文面がわずか1行しか無い。
- スーパーロボット大戦F / スーパーロボット大戦F完結編
- 名前のみ登場。ゲッターチームが真ゲッターロボで出撃する際、早乙女博士に対し武蔵と早乙女達人の名を挙げ、決意を表明する。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 序盤に重傷を負って離脱。終盤にゲッター1に乗り復帰するがこの時点での味方の充実振りを考えれば遅きに失した感がある。捨て身を覚えるのは原作らしいといえるが……。尤も復帰シナリオでは武蔵に頼らないとどうしようもない状況なのである意味見せ場はあった。なおゲッター1用の台詞は未収録であるため、武器名は叫んでくれない。
- スーパーロボット大戦α外伝
- 第1話で一人乗りのゲッター1に搭乗。しかし、未来世界に飛ばされた後、合流するのが弓さやかとともに現代組で一番最後であり、強制出撃シナリオもあるとはいえ前作での捨て身が無くなったことやゲッター1の性能の低さもあり活躍の場は少ない。
- 第2次スーパーロボット大戦α
- ボイスを新規収録。どの主人公でも特別出演のブラックゲッターに乗って登場する。中盤での恐竜帝国との最終決戦では無敵戦艦ダイを大雪山おろしでDVE付きで投げ飛ばすイベントがあるが、シナリオの最後で原作漫画版と同様にブラックゲッターからゲッター線増幅装置を引きずり出して無敵戦艦ダイと相討ちになり死亡する。
- ただし、主人公がクスハかゼンガーの場合は隠し要素のラドラを仲間にする条件を満たせば生存させることができ、その場合はレディコマンドのサブパイロットとなる。あまりレディコマンドに優位に働く精神コマンドは無いが不屈を覚える為、集中しか身を守る精神コマンドが無いミチルにとって、その点は大きいといえる。サブパイロットになってからもPPが蓄積されていくためSPアップ等を習得させられるが、周回プレイをしてもサブパイロット時に得たPPは引き継がれない。
- なお、スーパー系では竜馬が先にブラックゲッターで単独登場するため、武蔵、隼人、弁慶がゲッターロボGで出撃するという貴重なシチュエーションがある。この時、武蔵が変形したがるのだが、隼人の判断で(敵の思惑どおりに)ライガー固定となってしまう。
- 武蔵の壮絶な死は女性陣からも涙を誘っており、シナリオデモで竜馬が彼の死を悼んでおり(このシーンはDVEとなっている)、人柄の良さが改めて窺い知れる。
- 担当声優の西尾徳氏は2005年に亡くなられたため、本作が最後の新規収録参加となった。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 『第2次α』での死亡が正史となっており、竜馬の前にゲッター線の意思を受けた思念体として登場する。最終決戦でもシャア・アズナブル達と共にαナンバーズを守る霊となって登場する。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 物語の裏で行われた恐竜帝国との決戦で戦死している。その死は竜馬や隼人だけではなく、共闘していた鉄也にも深い傷を残す事となった。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 本作では平行世界の武蔵が登場しているが、こちらの武蔵が悲惨な目にあっているという予想を的中させている。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- ゲッターGと鉄甲鬼の決闘中、ヒドラー元帥の不意打ちで重傷を負う。この段階での竜馬の撃墜数によって展開が代わり、撃墜数が一定以下だとそのまま死亡するが、一定以上なら重傷なのは見かけだけで、実際は武蔵自身のタフさ故に大した傷ではなかった事になる。最初から武蔵をメインで使っているとどれだけ活躍していても竜馬の撃墜数が伸びず死亡するので、条件を満たすまでは竜馬に任せた方がいい。本作では一人乗りゲッターが豊富な上、合体攻撃もあるのでそれなりに戦える。しかし、隠しパラメータの地形適応と一人乗りゲッターの相性はあまり良くなく、飛べるにも関わらず地上に降ろす羽目になる。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- 地形適応が明示された為、無理に武蔵を一人乗りゲッターに乗せる人は少なくなったものと思われる。
- 声は西尾氏のライブラリ出演だが、既存の台詞を流用して、竜馬と隼人の掛け合い台詞が作られている。彼の単体カットインも披露された。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander
- ゲッターチームは竜馬以外声無し。それでも隼人にはインターミッションでの台詞が結構あるのだが、武蔵にはそれもほとんどない。中盤にアプサラスIIの攻撃でほぼ何の前フリも無くケガで離脱(直前のインターミッションで出撃登録すると「ムサシ、大丈夫なのか?」という短い掛け合いが入るのみ)、ゲームシステムに変形がないため「大雪山おろし」はおろかゲッター3さえ使えない、と歴代で最も不遇な扱い。必ず生存するという意味では恵まれていると言えるかもしれないが……。
- パイロット能力がゲッターチーム全員で1ユニット扱いのため、弁慶になっても何の変化も無い。ちなみに交代タイミングは無敵戦艦ダイが出てくるかなり前。
単独作品
- スーパーロボット大戦リンクバトラー
- 初期パイロットの一人。『64』ではシナリオ上できないゲッターポセイドン及び真ゲッター3への乗り換えができる。しかし『64』側で永久離脱するとリンクができなくなるので、ゲッターチームの中でこちらの彼か『64』の弁慶のどちらかだけレベルが低い状態になる可能性がある。
- スーパーロボット大戦64
- 当初はカラバ所属。中盤でアヴィエスレルムにゲッターで特攻を仕掛け、退ける。
- スーパーロボット大戦MX
- 既に故人のため登場こそ無いが、バレンドス親衛隊長指揮下のグランゲンによって葬られた事が語られている。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- ゲッター3のパイロットとして登場。
- メインシナリオ序盤はゲッターチームの一員だが、第5章で主人公アサヒがゲッターチームと再会した時には戦傷で入院中。同章で登場するゲッターロボGにはやはり弁慶が乗る。
パイロットステータス
精神コマンド
気合、熱血、必中といった典型的スーパーロボット乗りの精神を覚える。弁慶同様ゲッターチームでは主に気合係。原作漫画版での自爆シーンが衝撃的な武蔵だが、意外な事にTV版の参戦扱いなのか精神コマンドとして自爆を持つ作品は非常に少ない。
- 第2次G
- 根性、ド根性、気合、友情、熱血、激怒
- 第3次
- 根性、ド根性、熱血、気合、必中、加速
- α
- 気合、ド根性、努力、友情、激励、捨て身
- α外伝
- ド根性、気合、ひらめき、必中、熱血、脱力
- 第2次α
- ド根性、不屈、努力、必中、熱血、気迫
- A(AP)
- 気合、ド根性、努力、必中、熱血、自爆
- リンクバトラー
- 気合、加速、必中、熱血、ド根性、鉄壁
- 64
- 鉄壁、ド根性、熱血、気合、必中、加速
- X-Ω
- 根性、補給、鉄壁
特殊技能(特殊スキル)
底力は必ずといっていいほど覚える。
小隊長能力
- 恐竜帝国への攻撃力+20%
- 『第2次α』にて採用。
エースボーナス
- パイロット地形適応「海」がS
- 『A PORTABLE』にて採用。時期関係上、一人乗り仕様のゲッターロボに乗ってエースボーナスを得ることになる。主要な海マップは中盤になってしまうため、間に合うかといったところ。
- しかし、機体側に問題があり、ゲッター1(1人乗り)、ゲッターQは海C、ゲッター3は海S、海適応を上げる強化パーツは海Sにするスクリューモジュールしかない。ゲッタードラゴン(1人乗り)に至っては入手後に海地形が存在しない。同作ではC+AでもC+Sでも総合はB、S+AでもS+Sでも総合はSと機体が海C,海Sでは何の意味もない。これを有効にするには第28話開始までにゲッター1(1人乗り)のカスタムボーナス(機体の地形適応を全てAにする)を得るしかない。
パイロットBGM
- 「ゲッターロボ!」
- TV版OPテーマ。
- 原作漫画版ではゲッターチームへの加入が認められた嬉しさの自己表現として同曲を熱唱しているが、微妙に歌詞を間違えている上に一部EDテーマ「合体!ゲッターロボ」とゴチャ混ぜに成っていたりする。
- 因みに、『真ゲッターロボ』の時代にも後輩が武蔵と同様の自己アピールを行なっていた。
人間関係
- 巴タケ
- 北海道在住の母親。武蔵が擬装工作で送ったミチルとのツーショット写真を見て、息子に恋人が出来たと信じ込み上京する。
- 流竜馬
- 仲間。学生寮でのルームメイトでもあり、よくバイクのサイドカーに乗せて走る。
- 神隼人
- 仲間。物語開始以前から、その類稀なる運動神経を見込んで柔道部に勧誘していた様子。トカゲ嫌いを治す為に、彼の荒療治で爬虫類だらけの部屋に監禁された事も。
- 車弁慶
- 原作では会わないがSRWでは生存して会うこともあり、大雪山おろしを教えるなど後輩として指導し、弁慶からは先輩として尊敬されている。
- 早乙女ミチル
- TV版では恋愛対象として好意を寄せているが、漫画版ではカッコ良い所を見せたいだけなのか、意識はしているもののTV版ほど固執していない様子。
- 早乙女博士
- ゲッターロボの開発者。当初は武蔵の代わりにゲッターに乗ろうとした場面も。
- 早乙女達人
- TV版第5話では深夜の格納庫でベアー号に搭乗する彼の亡霊(?)を目撃し、ノイローゼ気味になってしまう。
- ジョーホー
- 浅間学園柔道部所属の後輩で、本名は不明。武蔵を心底尊敬しており、武蔵も先輩・後輩の間柄を越えた友情を彼に感じている。
- 大枯文次
- 「世界発明研究所」所長。何かと早乙女研究所に難癖をつけたり、ミチルに手を出そうとする彼とは犬猿の仲。
他作品との人間関係
- 兜甲児
- 他のゲッターチームと同じく顔見知りという設定が多く、『αシリーズ』の前日譚『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』では甲児に命を救われた形になる。
- 剣鉄也
- 劇場版で共闘。『Z』では恐竜帝国に対して共に戦っていた。しかし、原作通り武蔵は戦死してしまい、先だって剣造博士も死なせてしまっていた鉄也は、誰よりも(竜馬ですら「鉄也さんのせいではない」と言っているのに)武蔵を犠牲にした自らの無力さを呪い、山籠りして自分を鍛え直しに行った。
- 不動明
- 漫画『デビルマン対ゲッターロボ』でブタ野郎呼ばわりされ激怒した。(まあ、ゲッターチームのあまりの軟派ぶりに憤慨したからであって、体形を揶揄したわけではなかろう)
- 終盤では共にデビルゲッターになりメカデーモンシレーヌと戦った。
- レイン・ミカムラ
- 『A』ではヒドラーの不意打ちで負傷した武蔵の治療にあたる。通常は最期まで看取るが、条件を満たすと彼の生存を保証し、その持ち前のタフネスにガンダムファイター並と太鼓判を押す。
- 三輪防人
- 『第2次α』では武蔵が戦死した際に哀悼の意を示さないで「戦争で戦死者が出るのは当たり前である」と述べた上で戦力の補充の事を述べた為に竜馬達の激怒を招いてしまう。
- アヴィ=ルー
- 『64』では彼女に特攻して戦死した。
名(迷)台詞
TV版
- 「だって!浅間学園のモナリザ・早乙女ミチルちゃんはリョウのヤツにだけ口をかけて、このオイラを誘ってくれないンだもん!!」
- 第1話より。竜馬だけプロトゲッターロボの合体訓練の見学へ誘ったミチルの行為に打ちひしがれて、号泣する。外見に似合わず、非常に繊細な神経の持ち主である事が窺い知れる一幕。
- 「…ミチルさんの為ならオイラ…オイラ、死んでもいい!」
- 第2話より。爬虫類克服もままならない状態でありながら、ミチルの為に改めてゲッターロボに乗り込む決意を固めた際の台詞。
- 「ホイきたぁ!…ところで、何て言えばいいの?」
「え~と、何つったっけなあ?あの…おまじないよぉ?」 - いずれもゲッター3のチェンジコールをド忘れした際の台詞。
- 「空の上でまでカッコつけるな!ミチルさんは見てないぞ!」
- メカザウルス・ベラ(SRW未登場)討伐に向かう際、スタンドプレーに走る隼人へ向けて。
- 「心臓が飛び出したら、オイラがフライにして食ってやる!」
- ハードな稽古に耐えられず「心臓が飛び出しそう」と弱音を吐くジョーホーへの叱咤。
- 「何を謝るんだ、リョウ?それが人間と恐竜の違う所じゃないか。お前のやった事は絶対、間違っちゃいないんだよ!」
- キャプテン・ラドラを助けた事で窮地に陥り、武蔵達に謝罪する竜馬への返答。
- (ミチルちゃん、オイラが死んだら線香の1本も上げてくれ…!)
- 街を守るべく戦闘不能のゲッター1で溶岩流を塞き止め、死を覚悟した際の台詞。
- 『コンプリートボックス』で一部アレンジされて収録され、後述の通り、『第2次α』ではDVEに採用された。
- 「関係ない人間には消えてもらって…と」
- ゲッターナバロン砲完成記念に撮った集合写真を、ミチルとのツーショットに擬装工作する際の台詞。この後、どや顔で早乙女博士達の写った部分をゴミ箱に捨てる武蔵であった。
- (考えてみりゃ俺は、地球の平和の事なんて…どうでも良かったのかも知れない)
(ミチルさんと一緒に居る――それだけが楽しかったんだ)
(…やめたあ…ゲッターチームなんて、俺はもうやめたあッ!!) - 第47話でミチルが結婚すると誤解し、絶望のあまりヤケになったモノローグ。この回の武蔵はかなり嫉妬深く、竜馬達への八つ当たり的な捨て台詞も含め相当見苦しい。
- 「…ごめんよミチルさん。オイラ、ミチルさんが大好きです!だから、危険な目に合わせたくないんです…」
- 最終回でコマンドマシンでの特攻を試みようとするミチルを気絶させ、彼女の身代わりに出撃する。
- 「だってオイラ、まだやらなきゃならない事がいっぱい有りますからね!」
- 無敵戦艦ダイの許へ向かう中、早乙女博士と交わした最後の遣り取り。
- 「あーっ、しまったぁ!ミサイルが発射しないっ!こんちくしょおぉーっ!!」
- 最期の台詞。直後、火だるまとなったコマンドマシンはダイの動力部に激突し、恐竜帝国は終焉を迎えた。
原作漫画版
- 「丈夫で長持ちのムサシさんはこの通りまだまだぴんぴんしとりまっせ」
- メカザウルス・ゲラとの耐久勝負で勝利し、竜馬と隼人は気を失うも、武蔵は本人が言うように丈夫なので気絶せず、ピンチを乗り切る。
- 「オッス!!待たせたな、兄弟。へへへ……。兄弟共…。来る時が来たぜ…。おめえとも長い付き合いだったな…。しかし、もう一働きして貰わにゃならねぇ。しっかり頼むぜ。」
- 最後の出撃前、ゲットマシンを前にして、涙を流しながら語りかける。
- 「フフフ…見てろ、一人で奴らを全滅させてやるぜ…… フフフ…あばよリョウ ハヤト そしてゲッターロボ ハチュウ類共見てろ!! これがゲッターの死に様だ メカザウルス共 人間を舐めるなよ ゲッターロボ最後の力を見せてやるぜ」
- そして出撃の際に。
- 「貴様らの先祖は光線で死んでいったのだ、ここでもう一度ゲッター光線で滅ぶんだ、ト、トカゲ野郎」
「リョウ。ハヤト、さらば……… 後の事は頼むよ」 - 竜馬と隼人に別れを告げ、彼は自らの命と引き換えにゲッター炉心を爆発させてメカザウルスの大軍を壊滅させた。
- 『フフフ リョウ…… 俺の名をはっきり呼べる所を見ると、記憶が戻ったみてーだな』
- 自爆直後、記憶が戻った竜馬の前に落ちてきた胴に浮かんだ武蔵の幻覚の台詞。原作漫画版における最期の台詞。
- 「こ、これで戦ってみるか…」
- 漫画版に後年追加されたエピソード「ガンバレ!! ムサシ」にて、ゲッターが変則合体したときに言った台詞。
- 早乙女研究所で竜馬と隼人を含め全員が食中毒に倒れたため、一人胃腸が頑丈だった武蔵が空いたコクピットに犬のロボ(早乙女博士の飼い犬)とジャンボマシンダー(のゲッター1)を押し込んで出撃した。この珍合体もロボが勝手にゲットマシンを操作したため起こった事故である。ガレリィ長官はこの珍ゲッターを褒め称えていた(帝王ゴールは「そうかな~」とギャグ顔で呆れており、早乙女博士に至ってはショックのあまりギャグ顔で錯乱した)が、紆余曲折の後、最終的にゲッター3への合体を成功させてメカザウルスを粉砕した。
- 「またしても俺の力で人類の平和を守ってしまった!!これからは俺達の時代だ!!」
- で、本当に単独でメカザウルスを倒してしまって。一方竜馬達はその武蔵の発言に下痢しながら呆然としていた。
- 「隼人 戦闘開始だ 早くゲッターに乗れ」
- 漫画『真ゲッターロボ』終盤、新早乙女研究所の異変によるゲッター軍団が止まった直後の隼人の前に現れて。この時隼人は武蔵の姿に目を見開く程に驚愕している。
その他
- 「ミチルか!? なぜムサシの名を呼ばん」
- 漫画『デビルマン対ゲッターロボ』で、ゲッターQを駆るミチルから「リョウマ! ハヤト! もたもたやってんじゃないわよ!」と檄を飛ばされた際に半泣きになって発した一言。こんなところまで不遇なのが武蔵らしいというか。
- 「あばよ!!ダチ公ーーっ!」
- 漫画『スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日』で、自身も重傷を負い、動けなくなったゲッター1からイーグル号とジャガー号を強制的に脱出させようとしての台詞。大元は漫画版ゲッターでの流竜馬の台詞だが、後にOVA版の竜馬が使用するほか、他作品でパロディされている。
- 「おれが女のコになって登場だってよォ!!」
- 西川秀明の漫画『偽書ゲッターロボ ダークネス』第3巻の帯に記されたコピー。同作では美少女キャラへと変換され、「ムサシ」という名前以外に共通点が少ないものの、このコピーによって両者の立ち位置があくまで同じ事が窺える。
- なお、帯に使用されている「武蔵」のイラストは、LD-BOXのジャケット用に石川賢によって描かれたものが素材として流用された。
スパロボシリーズの名台詞
旧シリーズ
- 「そんなのおいらが覚えてると思うか?」
- 『第2次G』第1話「リガ・ミリティア」より。ブライトがリガ・ミリティアのことを説明したことを忘れ、隼人に「何を聞いていたんだ」と指摘された際の台詞。この後、隼人に「自慢するな」と言われ、リョウに聞くことに。
- 「水中の奴らは、おいらが引き受けた!」
- 『第3次』「シーサイドパニック」より。初期配置終了後、異星人に陸と海から挟み撃ちにされた状態で始まる。この状況下においてもっとも彼らしいセリフなのだが、『スーパーロボット大戦コンプリートボックス パーフェクトガイド』ではこの場面写真が掲載されており下の説明文最初が「別に任せなくていい。[1]」である。辛辣すぎる…
αシリーズ
α(α for Dreamcast)
- 「俺が編み出した奥義を、そう簡単に教えられるもんかよ!」
「早乙女博士、ベンケイは俺の代わりって訳ですかい!?」 - 『α』のスーパー系ルート第19話「激突! ゲッターロボVSゲッターロボG」で、対面した弁慶から大雪山おろしの稽古を頼まれるも敵愾心を剥き出しにして拒絶し、早乙女博士へ不快感を露にする。尤も、博士は弁慶を「予備パイロット」と紹介しているだけで具体的に「誰かの代わり」だとは明言しておらず、完全に武蔵の早合点なのだが…。
- 「心配しないで下さい、博士!おいら、死ぬつもりは有りません!」
「だって、おいら、まだやらなきゃならない事がいっぱい有りますからね!」
「ベンケイにも大雪山おろしを伝授しなけりゃならねえし…いざとなったら、ちゃんと脱出します!!」 - 同じく第19話。格納庫を塞がれて発進出来ないゲットマシン出動の時間を稼ぐべく、単独操縦のゲッター1でブロッケン搭乗の量産型ドラゴンに挑む際、早乙女博士と交わした交信。ミチルの説得で僻み根性を払拭し、弁慶への蟠りを棄てた武蔵であったが…。
- 「ふふふ…ゲッターロボ、いや、俺の兄弟達よ。今まで長い付き合いだったな…」
「一緒に最期の一花を咲かそうぜ!!」 - 通信終了後、この戦いに勝ち目が無い事を自覚していた武蔵は、覚悟を決めて兄弟と死地に赴く。
- 「へへ…ゲッター1よ…もうひと働き頼むぜ…」
「お前だって、兄弟が悪い奴に利用されるのを見たくは無いだろ…?」
「リョウ、ハヤト、ベンケイ…後の事は頼むぜ…」 - 脱出装置も作動しない程のダメージを受けた事により己の最期を悟った武蔵は、仲間達へと事後を託し量産型ドラゴンを道連れに自爆を敢行する。
α外伝
- 「お前らは何もしなかったくせによく言うぜ!」
- 第1話「戦火、再び」より。バルマー戦役の最終決戦で生じた地球への衝撃波の件をSDFとロンド・ベル隊の大罪と批判するジェリドへの台詞。実際、αでのティターンズは本来の敵である筈のネオ・ジオン軍を地球に引き入れたり、後半はゼーレの尖兵になったりジュピトリアンに転じるメンバーがいたりと迷走しかしていない。
第2次α
- (そ、そうだ…!おいら、こんな所でビビってる場合じゃねぇ…)
(ミチルさん、おいらに…おいらに勇気を下さい!!)
「うおおおおおっ!」 - 第24話「帝王ゴール決死の猛反撃」or「恐竜帝国の逆襲-後編-」より。失敗の許されない状況に怯えるもミチルの激励によって奮起し、ゴールの無敵戦艦ダイに大雪山おろしを決めた。
- 「恐竜帝国はここで滅ぶんだ!将軍になりたければあの世でなれってんだ!」
- 同話でザンキが死亡した際のセリフ。死の間際まで将軍の座に固執していたザンキをばっさりと切り捨てた。
- 「勘違いするんじゃねえ…!おいらは仲間達に偉大な遺産を残すために死んでいくんだ!!」
「おいらの死は無駄じゃねえぇぇぇぇっ!!」 - 『第2次α』より、原作漫画版での台詞にアレンジを加えた武蔵・最期の咆哮。
- 「…ミチルさん…!おいらが死んだら、線香の一本でもあげてくれ…!」
- DVEで再現される武蔵の遺言。この直後、武蔵はブラックゲッターからエネルギータンクを引き摺り出し、ゴールと共に地上から消えた…。
- ちなみにこの時の武蔵のグラフィックはOVA2作目冒頭の自爆シーンに近いものになっている。
第3次α
- 「幾多の次元においてお前はゲッター線と共に生きる人間として選ばれた…だが、なぜだ?なぜ、この宇宙でのお前はゲッター線を受け入れようとしない?」
「…進化は自らの手で勝ち取るもの…。ゲッター線はその導き手に過ぎない…」
「ゲッター線は何もしない…。ただ、お前と共にあるだけだ。…急げ、流竜馬。この宇宙にも審判の時が近づいている…」
「アポカリュプシス…。それに打ち勝つのはゲッター線ではない…それと共にある人間の心だ」
「流竜馬…運命と戦え。どの次元、どの世界でも、それこそが生命あるものの使命…」
「信じてるぜ、リョウ…」 - 第39話惑星キャラルルート「果てに待つもの」より。ゲッター線の使者として竜馬の前に現れた際の台詞。「ゲッター線の使者」となった為、どこか厳かな口調だが、最後に「リョウ」と呼んでくれるあたり、やはりムサシである。多くの世界の竜馬を見た武蔵が何を思ったのか、気になるところ。
- また、この武蔵の台詞から全ての世界の竜馬はゲッター線に選ばれし存在であるという事がわかる。また、後年『Z』ではアサキムも同様の主旨の発言をしている。
- 「お前の生きたいという想いがゲッターの力を生む…お前の生命がゲッターそのものだ」
- 最終話「終焉の銀河」or「今遥か遠い彼方…」より。ケイサル・エフェスへの闘志を再燃させた竜馬に送るメッセージ。
携帯機シリーズ
- 「三輪長官みたいなこと言ってやがる」
- 『A』第11話地上ルート「恐怖!無限機動砲」or「シークレット・ウェポン」。
- 無限機動砲の威力に上機嫌なグン・ジェムの発言に対する反応だが、ある意味シリーズ史上最大級の暴言である。件の三輪長官はこの時点でも獅子心中の虫だったために致し方ない部分はあるが。
単独作品
- 「貴様らが正々堂々だと? 笑わせるな」
- 『64』第9話「哀・戦士たち」にて。正々堂々の戦いを挑む、百鬼帝国の鉄甲鬼に言い放つ。間の悪いことにこの直後、グラーの送り込んだ増援が登場する。元は原作における弁慶の台詞である。
- 「……しかし、ここの女性は気が強いなぁ」
- 『64』スーパー系ルート「その名は草間大作」にて、甲児をアゴで使うさやかを見ての一言。これに乗ったデビッドや忍の一言で、女性陣を怒らせることに…。恐らく彼も追いかけられたと思われる。
搭乗機体
SRWでの搭乗機体
余談
- アニメ版『ゲッターロボ アーク』BD販促企画として「MUSASHINEVERDIES」というブラウザゲームが公式から公開された。[2]その内容というのが星を征服しに来る武蔵を、アンドロメダ流国の兵士になりきって撃退するというとんでもないものであり、多くのファンの度肝を抜いた。
- 画面の上に武蔵のクローン培養カプセルが並んでおりここから無尽蔵に武蔵が出現しそれを撃ち落としてハイスコアを稼ぎ競うゲーム。武蔵1人につき634(むさし)点。
- どれだけ武蔵を殺してもクローンが止まることはなく、星を侵略されてゲームオーバー以外にゲームが終わる方法が無い。ある意味ゲッターの恐ろしさを直接味わえるゲームとなっている。
- ゲーム『ゲッターロボ大決戦!』では第2話冒頭で、ゲッター3パイロットとして早乙女研究所に招集されて登場する。本作では最後まで生き残る。
脚注
- ↑ ソフトバンク パブリッシング『スーパーロボット大戦コンプリートボックス パーフェクトガイド』99頁。
- ↑ 「MUSASHINEVERDIES」https://musashi.getterrobot-arc.com/
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