「Nintendo Switch」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
2015年に「NX」のコードネームで開発が公表され、2016年10月に正式発表された任天堂の新型ゲーム機。
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2015年に「NX」のコードネームで開発が公表され、2016年10月に正式発表された任天堂の家庭用ゲーム機で、据え置き型としては第9世代にあたる。
  
最大の特徴は「据置型ゲーム機と携帯型ゲーム機の両立」をコンセプトとした点で、周辺機器の着脱式コントローラ「Joy-Con」や「Nintendo Switchドック」との組み合わせで据置・携帯両方のゲーム機のスタイルを取ることを可能としている(インタビュー等で任天堂は据置機として扱っている)。
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最大の特徴は「据置型ゲーム機と携帯型ゲーム機の両立」をコンセプトとした点で、周辺機器の着脱式コントローラ「Joy-Con」や「Nintendo Switchドック」との組み合わせで据置・携帯両方のゲーム機のスタイルを取ることを可能としている<ref>インタビュー等で任天堂は据置機としている。</ref>。
  
 
据置・携帯・省電力・省スペース・体感コントローラー・タッチパネル等と、[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]から[[Wii|Wii U]]、[[ゲームボーイ]]から[[ニンテンドー3DS]]までの任天堂ゲーム機の特徴を多く内包した設計思想となっており、任天堂がかつてより目標としていた「テレビに依存しない据え置きゲーム機」という理想を実現したハードと言える。
 
据置・携帯・省電力・省スペース・体感コントローラー・タッチパネル等と、[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]から[[Wii|Wii U]]、[[ゲームボーイ]]から[[ニンテンドー3DS]]までの任天堂ゲーム機の特徴を多く内包した設計思想となっており、任天堂がかつてより目標としていた「テレビに依存しない据え置きゲーム機」という理想を実現したハードと言える。
  
ただし、上記の点を意識したせいか、任天堂のゲーム機にしては脆く、wii u以前でもできた乱暴な扱い方をするとすぐ壊れるため、長く遊びたいなら慎重かつ、繊細な扱いをする必要がある。
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任天堂の据え置きゲーム機としては初めて、NVIDIA社製アーキテクチャを採用している。同社の省電力統合型プロセッサ「NVIDIA Tegra X1」が搭載されており<ref>モバイル型CPUで有りながら[[プレイステーション3]]や[[Xbox360]]の性能を上回る。</ref><ref>[[NINTENDO64]]、[[ゲームキューブ]]~Wii UまではAMD(旧ATI)社製のアーキテクチャを使用。</ref>、従来の任天堂ゲーム機と異なる仕様から、本機は「Wii Uや3DSの後継機ではない」と位置づけられており、それぞれのプラットフォームへの後方互換性はなく<ref>両ハードのソフトの移植版や完全版が発売される事はある。</ref>、Wiiから続いていたゲームアーカイブ配信サービス「『バーチャルコンソール』についても本機では非対応となった<ref>代替措置として、定額オンラインサービスである「Nintendo Switch ONLINE」にて、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン(2019年9月追加)、ゲームボーイ(2023年2月追加)用タイトルが加入者限定で無料配信されている。2021年10月からは[[NINTENDO64]]、メガドライブ、[[ゲームボーイアドバンス]](2023年2月追加)のタイトルを配信する有料の「追加パック」が加わっている。</ref>。
  
任天堂の据え置きゲーム機としては初めて、NVIDIA社製アーキテクチャを採用している<ref>省電力統合型プロセッサ「NVIDIA Tegra X1」が搭載。モバイル型CPUで有りながら[[プレイステーション3]]や[[Xbox360]]の性能を上回る。</ref><ref>ゲームキューブ~Wii UまではAMD社製のアーキテクチャを使用。</ref>。従来の任天堂ゲーム機と異なる仕様から、本機は「Wii Uや3DSの後継機ではない」と位置づけられており、それぞれのプラットフォームへの後方互換性はなく<ref>双方のソフトの移植版が発売される事はある。</ref>、Wiiから続いていたゲームアーカイブ配信サービス「バーチャルコンソール」についても本機では非対応となった<ref>現状においては代替措置として、定額オンラインサービスである「Nintendo Switch ONLINE」にて、ファミリーコンピュータ用タイトルが加入者限定で無料配信されている。2019年9月からはスーパーファミコン用タイトルの配信も開始された。</ref>。
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クアッドコアのCPU<ref>スマートフォンのモバイルアーキテクチャと同じbig.LITTLEの各4+4コア構成なのでオクタコアなのだが、低消費電力のLITTLE4コアは使用せず、bigの高性能コアの内1コアをシステムで専有しているのでbig3コアで稼働させている。</ref>、RAM容量4GB、HD~フルHD解像度の表示機能<ref>TVモードであればフルHD(1080p)まで、テーブルモード・携帯モードであればHD(720p)まで対応している。</ref>、6.2インチ液晶、静電容量式タッチパネル搭載の上、Wii Uや[[プレイステーション3]]を上回るスペックを持ち、更に携帯用モードであってもそれとほぼ遜色ない性能を発揮できるため、携帯用ゲーム機としては従来までの機種とは一線を画する性能を誇り、[[プレイステーション・ヴィータ]]生産終了後の新作の受け皿としても注目されている。スパロボシリーズにおいては2019年3月20日に『[[スーパーロボット大戦T]]』が[[プレイステーション4]]とのマルチタイトルとして発売された。
  
オクタコアスレッドのCPU、RAM容量4GB、HD~フルHD解像度の表示機能<ref>TVモードであればフルHD(1080p)まで、テーブルモード・携帯モードであればHD(720p)まで対応している。</ref>、6.2インチ液晶、静電容量式タッチパネル搭載の上、Wii Uや[[プレイステーション3]]を上回るスペックを持ち、更に携帯用モードであってもそれとほぼ遜色ない性能を発揮できるため、携帯用ゲーム機としては従来までの機種とは一線を画する性能を誇り、[[プレイステーション・ヴィータ]]生産終了後の新作の受け皿としても注目されている。スパロボシリーズにおいては2019年3月20日に『[[スーパーロボット大戦T]]』が[[プレイステーション4]]とのマルチタイトルとして発売された。
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ゲームソフト用メディアは任天堂の据え置き型ゲーム機では[[NINTENDO64]]以来となるカートリッジ方式となり、[[ニンテンドーDS]]シリーズから実装されていたフラッシュROMカードを採用、容量は8・16・32・64GB<ref>64GBは2019年以降に投入。最大容量128GBまで対応予定。</ref>で、本体保存メモリーの容量は32GBだが、拡張用の外部記録媒体はmicroSDカードが採用されている<ref>最大容量はmicroSDXCカード2TBまで対応予定。</ref>><ref>公式では読み込み速度(転送速度)はUHS-I(Ultra High Speed Phase I)対応式か、読み込み速度 60~95MB/秒の物が推奨されている。</ref>為、ソフトのダウンロードにも対応している<ref>参考として『T』のプレミアムアニメソング&サウンドエディションであれば使用容量は5.5GB程度。</ref>。また、グラフィックAPIはDirectX12まで対応しているため、一部でプレイステーション4より効率化されたグラフィック処理を行う事が可能となった。
  
メディアはDSシリーズで実装されていたフラッシュROMカートリッジを採用、容量は8・16・32・64GB<ref>64GBは2019年以降に投入。最大容量128GBまで対応予定。</ref>で、本体保存メモリーの容量は32GBだが、拡張用の外部記録媒体はmicroSDカードが採用されている<ref>microSDXCカード2TBまで対応予定。</ref>為、ソフトのダウンロードにも対応している<ref>参考として『T』のプレミアムアニメソング&サウンドエディションであれば使用容量は5.5GB程度。</ref>。また、グラフィックAPIはDirectX12まで対応しているため、一部でプレイステーション4より効率化されたグラフィック処理を行う事が可能で、同機が対応していないH.265動画圧縮規格のデコード処理にも対応した。
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累計販売台数は2024年2月には3334万台を突破し[[ニンテンドーDS]]の国内販売記録(3299万台)を抜いて日本で最も売れたゲーム機となった。2024年8月時点で国内3400万台・全世界1億4300万台を達成している。
  
 
== 機能 ==
 
== 機能 ==
 
;3形態のゲームモード
 
;3形態のゲームモード
:Switch本体をNintendo Switchドックに装着し家庭用テレビと繋ぐ「TVモード」、本体のスタンドを立てて卓上などでプレイするための「テーブルモード」、本体にJoy-Conを装着して携帯機のように使用する「携帯モード」の3形態によるゲームプレイが可能。モードの切り替えは完全シームレスに行われ、切替スイッチのようなものはない。据え置きモードでのゲームプレイ中にドックから本体を抜けばゲームが一切中断されずに携帯モードに切り替わる(逆も同様)
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:Switch本体をNintendo Switchドックに装着し家庭用テレビと繋ぐ「TVモード」、本体のスタンドを立てて卓上などでプレイするための「テーブルモード」、本体にJoy-Conを装着して携帯機のように使用する「携帯モード」の3形態によるゲームプレイが可能。モードの切り替えは完全シームレスで自動的に行われ、切替スイッチのようなものはない。据え置きモードでのゲームプレイ中にドックから本体を抜けばゲームが一切中断されずに携帯モードに切り替わる(逆も同様)。
 
;Nintendo Switchドック
 
;Nintendo Switchドック
 
:Switch本体をテレビと繋ぐための周辺機器で充電用クレードルも兼ねる。USB端子も3つ備えている。
 
:Switch本体をテレビと繋ぐための周辺機器で充電用クレードルも兼ねる。USB端子も3つ備えている。
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:双方ともにジャイロセンサーを内蔵しているため、[[Wii]]リモコンのような体感操作も可能。
 
:双方ともにジャイロセンサーを内蔵しているため、[[Wii]]リモコンのような体感操作も可能。
 
;Nintendo Switch Proコントローラー
 
;Nintendo Switch Proコントローラー
:従来のコントローラ同様のグリップ形状のワイヤレスコントローラ。機能は基本的にJoy-Con二本分を集約したものだが、モーションIRカメラは非搭載となっている。また、USBケーブルで接続している際はNFC機能が使用できなくなる。
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:従来のコントローラ同様のグリップ形状のワイヤレスコントローラ。機能は基本的にJoy-Con2本分を集約したものだが、モーションIRカメラは非搭載となっている。また、USBケーブルで接続している際はNFC機能が使用不可となる。
 
;ファミリーコンピュータ コントローラー
 
;ファミリーコンピュータ コントローラー
:「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch ONLINE」配信ソフト向けにファミコンのコントローラーとほぼ同形状となったコントローラ。ボタンが少ないため「ファミコンONLINE」専用となっており、このためか店頭販売は行われずマイニンテンドーストア専売となっている。また、Iコン・IIコンのセット販売となる。
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:『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch ONLINE』配信ソフト用の、ファミコンのコントローラーとほぼ同形状となったコントローラ。ボタンが少ないため『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』など一部のソフト専用となっており、このためか2024‪年に一般店頭販売するまではマイニンテンドーストア専売となっていた。Iコン・IIコンのセット販売。
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:なお、コントローラー上部にJoy-Con同様のスライドレール部が付けられているため、本体やスタンド経由での充電の他、携帯モードでのプレイも一応可能。
 
;スーパーファミコン コントローラー
 
;スーパーファミコン コントローラー
:「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」配信ソフト向けにスーパーファミコンのコントローラーとほぼ同形状となったコントローラ。やはりボタン数の問題で「スーファミONLINE」専用でニンテンドーストア専売となる。
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:『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』配信ソフト用の、スーパーファミコンのコントローラーとほぼ同形状となったコントローラ。やはりボタン数の問題で『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』専用となり、マイニンテンドーストア専売である。こちらはコントローラー1個での販売。
:こちらは一箱につきコントローラー一個での販売。
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;NINTENDO64 コントローラー
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:『NINTENDO64 Nintendo Switch Online』配信ソフト用の、NINTENDO64のコントローラーとほぼ同形状となったコントローラ。
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;セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B
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:『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』配信ソフト用の、メガドライブ用コントローラーである「ファイティングパッド6B」とほぼ同形状となったコントローラ。
  
 
== バリエーション ==
 
== バリエーション ==
 
;Nintendo Switch Lite
 
;Nintendo Switch Lite
:2019年9月20日発売。本体とコントローラの一体化やテレビ出力機能の廃止により携帯モードに特化した廉価モデルで、同年6月にプラットフォーム展開を終了したニンテンドー3DSの実質的な後継機となるものとみられる。
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:2019年9月20日発売。本体とコントローラの一体化やテレビ出力機能の廃止により携帯モードに特化した廉価モデルで、同年6月にプラットフォーム展開を終了したニンテンドー3DSの事実上の後継機となるものとみられる。
 
:一体化モデルという仕様上Joy-Conの一部機能(HD振動・モーションIRカメラ等)も省かれているため、これらの機能を使用したソフトをプレイする場合はJoy-Conが別途で必要となる。
 
:一体化モデルという仕様上Joy-Conの一部機能(HD振動・モーションIRカメラ等)も省かれているため、これらの機能を使用したソフトをプレイする場合はJoy-Conが別途で必要となる。
 
;Nintendo Switch (有機ELモデル)
 
;Nintendo Switch (有機ELモデル)
:2021年10月8日発売予定のアッパーモデル。ディスプレイに有機ELを採用し、ディスプレイサイズも大型化している。本体保存メモリは64GBへ倍増。テーブルモード用スタンドがフリーストップ方式となったほか、ドックには新たに有線LANポートが搭載されている<ref>従来モデル・Liteでは周辺機器であるLANアダプタを必要とした。</ref>。
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:2021年10月8日発売のアッパーモデル。ディスプレイに有機ELを採用し、ディスプレイサイズも7インチへと大型化している。本体保存メモリは64GBへ倍増。テーブルモード用スタンドがフリーストップ方式となったほか、ドックには新たに有線LANポートが搭載されている<ref>従来モデル・Liteでは周辺機器であるLANアダプタを必要とした。</ref>。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
=== Switch専用ソフト ===
 
=== Switch専用ソフト ===
現時点では[[プレイステーション4]]や[[パソコン]]とのマルチタイトルのみとなっている。ただしプラットフォームの特性上カスタムサウンドトラック機能とトロフィーについては非実装である。
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現時点では[[プレイステーション4]]や[[パソコン]]とのマルチ・移植タイトルのみとなっている。ただしプラットフォームの特性上カスタムサウンドトラック機能とトロフィーについては非実装である。
 
;[[スーパーロボット大戦T]]
 
;[[スーパーロボット大戦T]]
:2019年にPS4版との同時発売。前世代機のWii Uではスパロボシリーズ作品がリリースされなかったため、同作は『[[スーパーロボット大戦NEO]]』以来10年ぶりの任天堂据置ゲーム機製向けタイトルとなり、2Dのスパロボで任天堂据置ゲーム機製向けタイトルが発売されるのは『[[スーパーロボット大戦64]]』以来20年ぶりとなる。
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:2019年にPS4版との同時発売。前世代機のWii Uではスパロボシリーズ作品がリリースされなかったため、同作は『[[スーパーロボット大戦NEO]]』以来10年ぶりの任天堂据置ゲーム機製向けタイトルとなり、更に2Dスパロボとしては『[[スーパーロボット大戦64]]』以来20年ぶりとなる。
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
:PS4/PSVよりの移植作。2019年にPC版と同時リリース。
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:PS4/[[プレイステーション・ヴィータ|PSV]]からの移植作。2019年にPC版と同時リリース。
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
:PS4/PSVよりの移植作。2020年にPC版と同時リリース。
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:PS4/PSVからの移植作。2020年にPC版と同時リリース。
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
:[[プレイステーション4]]、[[パソコン]](Steam)とのマルチプラットフォーム。
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:PS4・PC(Steam)とのマルチプラットフォーム。
  
=== スパロボシリーズに参戦した他社のSwitch作品 ===
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=== 参戦作品 ===
 
;[[ROBOTICS;NOTES|ROBOTICS;NOTES ELITE]]
 
;[[ROBOTICS;NOTES|ROBOTICS;NOTES ELITE]]
 
:パッケージは続編『ROBOTICS;NOTES DaSH』とのバンドル『ROBOTICS;NOTES お得セット』のみで、単品版はダウンロード専売。
 
:パッケージは続編『ROBOTICS;NOTES DaSH』とのバンドル『ROBOTICS;NOTES お得セット』のみで、単品版はダウンロード専売。
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;[[マブラヴ オルタネイティヴ]]
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:RE MASTERED版がマブラヴ共々発売されている。
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;[[LIVE A LIVE]]
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:HD-2D[[リメイク]]版が発売。後にPS4・PS5・PC(Steam)へ移植された。パッケージ版が販売されたのはSwitch版のみで他機種移植版はすべてダウンロード専売。
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:なお、海外ではSwitch版のみ任天堂がパブリッシャーとなっている。
 
<!--== 話題 ==-->
 
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2024年10月13日 (日) 23:29時点における最新版

Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)は2017年3月3日に任天堂から発売されたハイブリッド型ゲーム機。

概要[編集 | ソースを編集]

2015年に「NX」のコードネームで開発が公表され、2016年10月に正式発表された任天堂の家庭用ゲーム機で、据え置き型としては第9世代にあたる。

最大の特徴は「据置型ゲーム機と携帯型ゲーム機の両立」をコンセプトとした点で、周辺機器の着脱式コントローラ「Joy-Con」や「Nintendo Switchドック」との組み合わせで据置・携帯両方のゲーム機のスタイルを取ることを可能としている[1]

据置・携帯・省電力・省スペース・体感コントローラー・タッチパネル等と、ファミコンからWii Uゲームボーイからニンテンドー3DSまでの任天堂ゲーム機の特徴を多く内包した設計思想となっており、任天堂がかつてより目標としていた「テレビに依存しない据え置きゲーム機」という理想を実現したハードと言える。

任天堂の据え置きゲーム機としては初めて、NVIDIA社製アーキテクチャを採用している。同社の省電力統合型プロセッサ「NVIDIA Tegra X1」が搭載されており[2][3]、従来の任天堂ゲーム機と異なる仕様から、本機は「Wii Uや3DSの後継機ではない」と位置づけられており、それぞれのプラットフォームへの後方互換性はなく[4]、Wiiから続いていたゲームアーカイブ配信サービス「『バーチャルコンソール』についても本機では非対応となった[5]

クアッドコアのCPU[6]、RAM容量4GB、HD~フルHD解像度の表示機能[7]、6.2インチ液晶、静電容量式タッチパネル搭載の上、Wii Uやプレイステーション3を上回るスペックを持ち、更に携帯用モードであってもそれとほぼ遜色ない性能を発揮できるため、携帯用ゲーム機としては従来までの機種とは一線を画する性能を誇り、プレイステーション・ヴィータ生産終了後の新作の受け皿としても注目されている。スパロボシリーズにおいては2019年3月20日に『スーパーロボット大戦T』がプレイステーション4とのマルチタイトルとして発売された。

ゲームソフト用メディアは任天堂の据え置き型ゲーム機ではNINTENDO64以来となるカートリッジ方式となり、ニンテンドーDSシリーズから実装されていたフラッシュROMカードを採用、容量は8・16・32・64GB[8]で、本体保存メモリーの容量は32GBだが、拡張用の外部記録媒体はmicroSDカードが採用されている[9]>[10]為、ソフトのダウンロードにも対応している[11]。また、グラフィックAPIはDirectX12まで対応しているため、一部でプレイステーション4より効率化されたグラフィック処理を行う事が可能となった。

累計販売台数は2024年2月には3334万台を突破しニンテンドーDSの国内販売記録(3299万台)を抜いて日本で最も売れたゲーム機となった。2024年8月時点で国内3400万台・全世界1億4300万台を達成している。

機能[編集 | ソースを編集]

3形態のゲームモード
Switch本体をNintendo Switchドックに装着し家庭用テレビと繋ぐ「TVモード」、本体のスタンドを立てて卓上などでプレイするための「テーブルモード」、本体にJoy-Conを装着して携帯機のように使用する「携帯モード」の3形態によるゲームプレイが可能。モードの切り替えは完全シームレスで自動的に行われ、切替スイッチのようなものはない。据え置きモードでのゲームプレイ中にドックから本体を抜けばゲームが一切中断されずに携帯モードに切り替わる(逆も同様)。
Nintendo Switchドック
Switch本体をテレビと繋ぐための周辺機器で充電用クレードルも兼ねる。USB端子も3つ備えている。
Joy-Con
Switch本体の両サイドに装着される専用コントローラ。「Joy-Con(L)」と「Joy-Con(R)」で構成され、それぞれが独立したコントロールパッド(計10ボタン+アナログスティック1本)として機能する。付属の「Joy-Conグリップ」に装着してひとつのコントロールパッドとしての使用も可能。
HD振動機能を搭載し、触感も再現したよりリアルな振動を体感できる。(L)にはスクリーンショット用のキャプチャーボタンが備えられ、(R)にはホームボタンの他、モーションカメラとNFCリーダが内蔵される。
双方ともにジャイロセンサーを内蔵しているため、Wiiリモコンのような体感操作も可能。
Nintendo Switch Proコントローラー
従来のコントローラ同様のグリップ形状のワイヤレスコントローラ。機能は基本的にJoy-Con2本分を集約したものだが、モーションIRカメラは非搭載となっている。また、USBケーブルで接続している際はNFC機能が使用不可となる。
ファミリーコンピュータ コントローラー
『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch ONLINE』配信ソフト用の、ファミコンのコントローラーとほぼ同形状となったコントローラ。ボタンが少ないため『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』など一部のソフト専用となっており、このためか2024‪年に一般店頭販売するまではマイニンテンドーストア専売となっていた。Iコン・IIコンのセット販売。
なお、コントローラー上部にJoy-Con同様のスライドレール部が付けられているため、本体やスタンド経由での充電の他、携帯モードでのプレイも一応可能。
スーパーファミコン コントローラー
『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』配信ソフト用の、スーパーファミコンのコントローラーとほぼ同形状となったコントローラ。やはりボタン数の問題で『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』専用となり、マイニンテンドーストア専売である。こちらはコントローラー1個での販売。
NINTENDO64 コントローラー
『NINTENDO64 Nintendo Switch Online』配信ソフト用の、NINTENDO64のコントローラーとほぼ同形状となったコントローラ。
セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B
『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』配信ソフト用の、メガドライブ用コントローラーである「ファイティングパッド6B」とほぼ同形状となったコントローラ。

バリエーション[編集 | ソースを編集]

Nintendo Switch Lite
2019年9月20日発売。本体とコントローラの一体化やテレビ出力機能の廃止により携帯モードに特化した廉価モデルで、同年6月にプラットフォーム展開を終了したニンテンドー3DSの事実上の後継機となるものとみられる。
一体化モデルという仕様上Joy-Conの一部機能(HD振動・モーションIRカメラ等)も省かれているため、これらの機能を使用したソフトをプレイする場合はJoy-Conが別途で必要となる。
Nintendo Switch (有機ELモデル)
2021年10月8日発売のアッパーモデル。ディスプレイに有機ELを採用し、ディスプレイサイズも7インチへと大型化している。本体保存メモリは64GBへ倍増。テーブルモード用スタンドがフリーストップ方式となったほか、ドックには新たに有線LANポートが搭載されている[12]

商品情報 [編集 | ソースを編集]

Switch専用ソフト[編集 | ソースを編集]

現時点ではプレイステーション4パソコンとのマルチ・移植タイトルのみとなっている。ただしプラットフォームの特性上カスタムサウンドトラック機能とトロフィーについては非実装である。

スーパーロボット大戦T
2019年にPS4版との同時発売。前世代機のWii Uではスパロボシリーズ作品がリリースされなかったため、同作は『スーパーロボット大戦NEO』以来10年ぶりの任天堂据置ゲーム機製向けタイトルとなり、更に2Dスパロボとしては『スーパーロボット大戦64』以来20年ぶりとなる。
スーパーロボット大戦V
PS4/PSVからの移植作。2019年にPC版と同時リリース。
スーパーロボット大戦X
PS4/PSVからの移植作。2020年にPC版と同時リリース。
スーパーロボット大戦30
PS4・PC(Steam)とのマルチプラットフォーム。

参戦作品[編集 | ソースを編集]

ROBOTICS;NOTES ELITE
パッケージは続編『ROBOTICS;NOTES DaSH』とのバンドル『ROBOTICS;NOTES お得セット』のみで、単品版はダウンロード専売。
マブラヴ オルタネイティヴ
RE MASTERED版がマブラヴ共々発売されている。
LIVE A LIVE
HD-2Dリメイク版が発売。後にPS4・PS5・PC(Steam)へ移植された。パッケージ版が販売されたのはSwitch版のみで他機種移植版はすべてダウンロード専売。
なお、海外ではSwitch版のみ任天堂がパブリッシャーとなっている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. インタビュー等で任天堂は据置機としている。
  2. モバイル型CPUで有りながらプレイステーション3Xbox360の性能を上回る。
  3. NINTENDO64ゲームキューブ~Wii UまではAMD(旧ATI)社製のアーキテクチャを使用。
  4. 両ハードのソフトの移植版や完全版が発売される事はある。
  5. 代替措置として、定額オンラインサービスである「Nintendo Switch ONLINE」にて、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン(2019年9月追加)、ゲームボーイ(2023年2月追加)用タイトルが加入者限定で無料配信されている。2021年10月からはNINTENDO64、メガドライブ、ゲームボーイアドバンス(2023年2月追加)のタイトルを配信する有料の「追加パック」が加わっている。
  6. スマートフォンのモバイルアーキテクチャと同じbig.LITTLEの各4+4コア構成なのでオクタコアなのだが、低消費電力のLITTLE4コアは使用せず、bigの高性能コアの内1コアをシステムで専有しているのでbig3コアで稼働させている。
  7. TVモードであればフルHD(1080p)まで、テーブルモード・携帯モードであればHD(720p)まで対応している。
  8. 64GBは2019年以降に投入。最大容量128GBまで対応予定。
  9. 最大容量はmicroSDXCカード2TBまで対応予定。
  10. 公式では読み込み速度(転送速度)はUHS-I(Ultra High Speed Phase I)対応式か、読み込み速度 60~95MB/秒の物が推奨されている。
  11. 参考として『T』のプレミアムアニメソング&サウンドエディションであれば使用容量は5.5GB程度。
  12. 従来モデル・Liteでは周辺機器であるLANアダプタを必要とした。