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'''パソコン'''とは、個人用のコンピュータ。'''パーソナル・コンピュータ'''の略語。'''PC'''とも呼ばれる。本項目では「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」と[[登場作品]]のパソコン用ゲームについて取り扱う。
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'''パソコン'''とは、「'''パーソナルコンピュータ'''」の略称で個人用のコンピュータを指す。更に略した「'''PC'''」も用いられる。「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」としては、2010年代後半よりPCブラウザやSteamによるゲームソフト配信が行われるようになっている。
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== パソコンゲーム一般 ==
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=== 1970年代 ===
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コンピュータゲーム=アーケードゲームであった1970年代、家庭でも遊べるパソコン用ゲームの開発が盛んになったのは1977年発売の「Apple II」の登場以降とされる。表示能力の関係でジャンルは文字でもゲーム性を表現可能なテキストアドベンチャー等が中心であったが、有志の手によりアーケード用アクションゲームが移植されたり、著名TRPGをコンピュータRPG化した『dnd』などが登場するなど今日隆盛するゲームジャンルもこの時点で生まれている。
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なお、日本国内では当初「micro computer(マイクロコンピュータ)」を略した「マイコン」と呼ばれ、1977年頃より「パーソナルコンピュータ=パソコン」という言葉が用いられるようになっている。
  
== 沿革 ==
 
 
=== 1980年代 ===
 
=== 1980年代 ===
様々なメーカーが独自形式のコンピュータを出していたため、同じゲームで複数のバージョンが発売されていた。当時はパソコン専用のゲームソフトが多く、家庭用への移植は一部にとどまっていた。
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1983年発売の[[ファミリーコンピュータ]]を始めとしたコンシューマゲーム機の登場によって家庭向けゲームのメインストリームがコンシューマ機へシフトし、パソコンゲームはマニア化が進むこととなる。その象徴的なものが1980年代後半より隆盛する18歳以上を対象とした性的表現が含まれる、いわゆるアダルトゲームの存在である<ref>ただし、アダルトゲームのレイティングを行う「コンピュータソフトウェア倫理機構」が設立されたのは1990年代となってからであり、それも未成年者によるアダルトゲームの万引きが切っ掛けとなっている。</ref>。
  
1980年代後半には18歳以上を対象とした性的表現が含まれるゲーム(俗に言う「アダルトゲーム」)が普及し始めている。<ref>ただしアダルトゲームのレイティングを行う「コンピュータソフトウェア倫理機構」が設立されたのは1990年代となってから、それも未成年者によるアダルトゲームの万引きが切欠となっている。</ref>
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他方「イースシリーズ」「信長の野望シリーズ」といったメジャーヒットタイトルも生まれており、これらはコンシューマ機にも移植されている。
  
 
=== 1990年代 ===
 
=== 1990年代 ===
家庭用への移植やマルチタイトルが増えてきた時期。パソコンのスペックを生かしたロールプレイングゲームやシミュレーションゲームが主流。一方で、海外では3Dポリゴンを活用したゲームが増えていき、[[プレイステーション]]などに移植された。
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1995年よりマイクロソフトより発売されたOS・Windows95の登場によって一般家庭へのパソコンの普及が世界規模で加速。同OSに組み込まれたAPI「DirextX」は2023年現在もバージョンが更新され後年家庭用ゲーム機に置いても採用されている。家庭用への移植やマルチタイトルが増えてきた時期であり、日本国内ではパソコンのスペックを活かしたロールプレイングゲームやシミュレーションゲームが主流であったが、一方で海外では3Dポリゴンを活用したタイトルが多く開発され、[[プレイステーション]]などの家庭用プラットフォームにも移植された。
  
 
1990年代後期にはネットワーク機能を有したゲーム機も発売されるが、パソコンとの連携は2000年代中期以降になる。
 
1990年代後期にはネットワーク機能を有したゲーム機も発売されるが、パソコンとの連携は2000年代中期以降になる。
  
その一方、「エミュレータ」と呼ばれるゲームソフトのプログラムをパソコンに取り込んで遊んだり改ざんするなど個人ユーザーも増えてきた。当然ながら著作権に関わることで、他人にそれらを公開・提供することは違法行為であり、処罰の対象となる。
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その一方、ゲーム機をパソコンのプログラムとして起動する「エミュレータ」の普及により、ゲームソフトをパソコンに取り込んで遊ぶユーザーや、ゲームデータを改造するユーザーも増えてきた。当然ながら著作権に関わることで、他人にそれらを公開・提供することは違法行為であり、処罰の対象となる。
  
 
「ツクールシリーズ」といったコンストラクションソフトも発売され、アマチュア製の無料ゲーム「フリーゲーム」や同人ゲームの普及も広がっていく。
 
「ツクールシリーズ」といったコンストラクションソフトも発売され、アマチュア製の無料ゲーム「フリーゲーム」や同人ゲームの普及も広がっていく。
  
 
=== 2000年代 ===
 
=== 2000年代 ===
インターネットが本格的に普及し、それに伴ってゲーム機もインターネット対応が標準化、オンラインで直接ソフトデータをダウンロードで購入したり、ゲームソフトに付属するシリアルコードやプロダクトコードを用いて、音楽や画像などの一般量販店では手に入らない特典を入手することが出来るようになった。一方でパソコンの機能やスペックも飛躍的に進化を遂げ、動作に高スペックを要求されるMMORPG(多人数オンラインRPG)やFPS(一人称シューティングゲーム)がメインストリームとなっていった。
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一般家庭におけるインターネット接続環境が本格的に普及し、パソコン及びゲーム機もインターネット対応が標準化していった。それに伴い、オンラインで直接ソフトデータをダウンロードで購入したり、ゲームソフトや攻略本などの関連商品に付属するシリアルコードやプロダクトコードを用いて入手する特典が増えていった。一方で、パソコンの機能やスペックも飛躍的に進化を遂げ、動作に高スペックを要求されるMMORPG(多人数オンラインRPG)やFPS(一人称シューティングゲーム)が主流となっていった。
  
後半にはアイテム販売などで利益を上げる基本無料型のソーシャルゲームが登場。パソコンでも2010年代以降、ブラウザゲームとして爆発的に広がっていく。
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他方、PCスペックにあまり依存しないPCブラウザを介した無料カジュアルゲームも登場し、後に「ソーシャルゲーム」と呼ばれることとなるこの基本無料・アイテム課金型のビジネススタイルは携帯電話や[[スマートフォン]]にも波及し、以後爆発的に市場を拡大させていく事となる。
  
 
=== 2010年代以降 ===
 
=== 2010年代以降 ===
パソコン、ゲーム機双方のスペックアップに伴い開発費が高騰するようになった結果、パソコンと家庭用で同じゲームを発売するマルチタイトルが増加。また、パソコンゲームのパッケージソフトは一部<ref>パッケージ版もインターネットからゲーム本体をダウンロードする形式が主流。一部の家庭用ゲームもこの方式を取っている。</ref>を除いてほぼ消滅し、ダウンロード販売がメインとなる。現在では国内外共にダウンロード販売プラットフォーム「Steam」が主流を務めている。
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パソコン、ゲーム機双方のスペックアップに伴い開発費が高騰するようになった結果、パソコンと家庭用で同じゲームを発売するマルチタイトルが増加。また、パソコンゲームのパッケージソフトは一部<ref>パッケージ版もネットワークを介してソフト本体をダウンロードする形式が主流。一部の家庭用ゲームもこの方式を取っている。</ref>を除いてほぼ消滅し、ダウンロード販売がメインとなる。現在では国内外共にダウンロード販売プラットフォーム「Steam」が主流を務めている。
  
 
== ダウンロードプラットフォーム ==
 
== ダウンロードプラットフォーム ==
;Steam
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;Steam(スチーム)
 
:米Valve softwareがサービスを開始したプラットフォーム。
 
:米Valve softwareがサービスを開始したプラットフォーム。
:2010年代前半から爆発的に普及し、現在では国内のメジャータイトルから無名のインディーゲームなど幅広く扱っており、ゲームのみならずアニメや映画の配信サービスも行われている。
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:2010年代前半から爆発的に普及し、現在では国内外のメジャータイトルからインディーゲームにいたるまで幅広く扱っており、ゲームのみならずアニメや[[映画]]の配信サービスも行われている。2020年代現在も最大規模のゲームインターネットサービスで、アカウントに紐付けされる事よりユーザーの購入履歴も保証される。
:一方で配信基準が緩く独立系の開発会社が数多く参入している他、レーティングの審査を受けていないソフトも多いなど、ラインナップに関しては玉石混交の趣が強い。
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:一方で配信基準が緩く、レーティングの審査を受けていないソフトも多い。また、一部の国、特に日本に対してのみ販売を一切行わない「'''おま国'''(「お前の国では売らねえよ」という[[俗語・俗称|俗語]])」の横行や粗悪なアセットフリップ<ref>「アセット」とはゲーム開発ツールに予め用意されたサンプルデータ(3Dモデルなど)を指す用語で、「アセットフリップ」とはそれらのサンプルデータをそのまま流用したゲームを指す。</ref>タイトルの蔓延など、ラインナップに関しては玉石混交の趣が強い。
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:2022年にはSteamでのゲームプレイに特化したポータブルゲーミングデバイス(携帯型ゲーミングPC)である「Steam Deck」が発売された。PCではSRWシリーズが最も展開されているサービスとなる。
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;Epic Games Store(エピックゲームズストア)
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:「Unreal Engine」を開発した米Epic Gamesによるデジタルゲームストア。2018年に運営開始。
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:毎週1~2作のゲームを無料でユーザーに配布している。
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:Steamがパブリッシャーから徴収する30%は高すぎるとして、販売手数料は12%に設定している。
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:また、他ストアに対抗するため、6ヶ月~2年程度の期間、先行独占販売されるゲームを用意している。大作ゲームでは『FF7リメイク』や『アサシンクリード ヴァルハラ』などがEpic Games先行で販売された。
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;Microsoft Store / Xbox
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:マイクロソフトの運営する公式ストア。Windowsゲームのダウンロード販売も行っている。
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:また、月額課金のサブスクリプションとして、個別にゲームを購入せずとも対象のPCゲームをダウンロードしてプレイできる「Game Pass」などのサービスも用意している。
  
== 商品情報 ==
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== 商品情報 ==
=== スーパーロボット大戦シリーズ ===
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=== スーパーロボット大戦シリーズ ===
シリーズの特性上、パソコンをプラットフォームとするスパロボ作品は長らく存在せず、2001年に関連作品の『[[スーパーロボットバトルメーラー]]』がリリースされるのみであったが、2013年に『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]』のmixi移植版がリリースされ、シリーズ作品における初のパソコン向けタイトルとなった。その後、『[[スーパーロボット大戦V]]』と『[[スーパーロボット大戦X]]』がSteam向けにリリースが決まり、シリーズ主流派タイトルが初めてパソコンに登場する事となった。
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パソコンをプラットフォームとするSRW作品は長らく存在しなかったが、2013年に『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]』のmixi移植版がリリースされ、シリーズ作品における初のパソコン向けタイトルとなった。その後、Steam向けに『[[スーパーロボット大戦V]]』が移植されたことで、シリーズの主流タイトルが初めてパソコンに登場することになる。
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[[スーパーロボット大戦30]]』では公式発表の時点でプラットフォームの一つとなっている。
  
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
:
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:2013年5月9日にソーシャルゲームサービス「mixiゲーム」よって配信され、パソコンのウェブブラウザよりプレイが可能となった。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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:2015年12月21日にサービスが終了している。
:各プラットフォームOS(iOS / Android)に対応したタブレットPCでのプレイが可能。
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<!-- ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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:各プラットフォームOS([[スマートフォン|iOS / Android]])に対応したタブレットPCでのプレイが可能。
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
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:各プラットフォームOS(iOS / Android)に対応したタブレットPCでのプレイが可能。 -->
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
:Steam配信。
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:[[プレイステーション4]](PS4)/[[プレイステーション・ヴィータ]](PSV)の移植版。2019年10月3日よりSteam配信。
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
:Steam配信。
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:PS4/PSVの移植版。2020年1月10日よりSteam配信。
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;[[スーパーロボット大戦30]]
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:PS4、[[Nintendo Switch]]とのマルチプラットフォーム。Steam配信。家庭用作品としては初のコンシューマー機とPCのマルチ発売である。
  
=== スパロボシリーズに参戦した他社のPC作品 ===
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=== 参戦作品 ===
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;[[機神咆吼デモンベイン]]
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:PCゲーム『斬魔大聖デモンベイン』のPS2移植版『機神咆吼デモンベイン』より参戦。2019年にはPS2版からの逆移植として『機神咆吼』名義でも発売されている。アニメ版が『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』にて初参戦。PS2版は『[[X-Ω]]』にて初参戦。
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;[[サクラ大戦]]
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:『1』から『4』までの移植、5つのデスクトップアクセサリー集が発売。
 
;[[マブラヴ オルタネイティヴ]]
 
;[[マブラヴ オルタネイティヴ]]
:オリジナルとなるアダルト版と全年齢版が発売。Steamでも配信。
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:オリジナルとなるアダルト版と全年齢版が発売。『X-Ω』に参戦。
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;[[ROBOTICS;NOTES|ROBOTICS;NOTES ELITE]]
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:2020年よりSteam移植版が発売。PSV版の移植となる。
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;[[LIVE A LIVE]]
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:Switch版の移植としてHD-2Dリメイク版が発売。PS4/PS5とのマルチプラットフォームでいずれもダウンロード専売。
  
=== 関連作品 ===
+
== 余談 ==
;[[機神咆吼デモンベイン]]
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*関連作品として『デスクトップアクセサリー スパロボシリーズ』<ref>パッケージでは『スパロボシリーズ ○○(作品タイトル)』表記。</ref>が2000年12月1日に発売されている<ref>[https://web.archive.org/web/20041217064811/http://www.banpresto-game.com/software/softwear2000.html 2000年発売ソフト一覧] 2022年9月21日閲覧</ref>。
:原作となるアダルトゲーム『斬魔大聖デモンベイン』が発売。
+
**発売されたのは「Vol.1 [[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]」「Vol.2 [[ゲッターロボ]]」「Vol.3 [[真ゲッターロボ (原作漫画版)|真ゲッターロボ]]」「Vol.4 [[超獣機神ダンクーガ]]」「Vol.5 [[勇者ライディーン]]」の五作品。なお、説明書は「デスクトップアクセサリーVol.1~5」と全作品共通のものとなっている。
:2019年にはPS2版からの逆移植として『機神咆吼』名義でも発売。
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**デスクトップマスコット(3Dデザインのメカ)、壁紙、メールチェッカー、付箋、ランチャーツールバーを収録。
 +
**バンプレスト公式サイトでは『スーパーロボット大戦 デスクトップアクセサリーシリーズ』の表記もある<ref>[https://web.archive.org/web/20090403070348/http://www.banpresto.co.jp/japan/house/soft/s79/s79.htm ソフト紹介ページ] 2022年9月21日閲覧</ref>。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年8月25日 (日) 11:26時点における最新版

パソコンとは、「パーソナルコンピュータ」の略称で個人用のコンピュータを指す。更に略した「PC」も用いられる。「スーパーロボット大戦シリーズ」としては、2010年代後半よりPCブラウザやSteamによるゲームソフト配信が行われるようになっている。

パソコンゲーム一般[編集 | ソースを編集]

1970年代[編集 | ソースを編集]

コンピュータゲーム=アーケードゲームであった1970年代、家庭でも遊べるパソコン用ゲームの開発が盛んになったのは1977年発売の「Apple II」の登場以降とされる。表示能力の関係でジャンルは文字でもゲーム性を表現可能なテキストアドベンチャー等が中心であったが、有志の手によりアーケード用アクションゲームが移植されたり、著名TRPGをコンピュータRPG化した『dnd』などが登場するなど今日隆盛するゲームジャンルもこの時点で生まれている。

なお、日本国内では当初「micro computer(マイクロコンピュータ)」を略した「マイコン」と呼ばれ、1977年頃より「パーソナルコンピュータ=パソコン」という言葉が用いられるようになっている。

1980年代[編集 | ソースを編集]

1983年発売のファミリーコンピュータを始めとしたコンシューマゲーム機の登場によって家庭向けゲームのメインストリームがコンシューマ機へシフトし、パソコンゲームはマニア化が進むこととなる。その象徴的なものが1980年代後半より隆盛する18歳以上を対象とした性的表現が含まれる、いわゆるアダルトゲームの存在である[1]

他方「イースシリーズ」「信長の野望シリーズ」といったメジャーヒットタイトルも生まれており、これらはコンシューマ機にも移植されている。

1990年代[編集 | ソースを編集]

1995年よりマイクロソフトより発売されたOS・Windows95の登場によって一般家庭へのパソコンの普及が世界規模で加速。同OSに組み込まれたAPI「DirextX」は2023年現在もバージョンが更新され後年家庭用ゲーム機に置いても採用されている。家庭用への移植やマルチタイトルが増えてきた時期であり、日本国内ではパソコンのスペックを活かしたロールプレイングゲームやシミュレーションゲームが主流であったが、一方で海外では3Dポリゴンを活用したタイトルが多く開発され、プレイステーションなどの家庭用プラットフォームにも移植された。

1990年代後期にはネットワーク機能を有したゲーム機も発売されるが、パソコンとの連携は2000年代中期以降になる。

その一方、ゲーム機をパソコンのプログラムとして起動する「エミュレータ」の普及により、ゲームソフトをパソコンに取り込んで遊ぶユーザーや、ゲームデータを改造するユーザーも増えてきた。当然ながら著作権に関わることで、他人にそれらを公開・提供することは違法行為であり、処罰の対象となる。

「ツクールシリーズ」といったコンストラクションソフトも発売され、アマチュア製の無料ゲーム「フリーゲーム」や同人ゲームの普及も広がっていく。

2000年代[編集 | ソースを編集]

一般家庭におけるインターネット接続環境が本格的に普及し、パソコン及びゲーム機もインターネット対応が標準化していった。それに伴い、オンラインで直接ソフトデータをダウンロードで購入したり、ゲームソフトや攻略本などの関連商品に付属するシリアルコードやプロダクトコードを用いて入手する特典が増えていった。一方で、パソコンの機能やスペックも飛躍的に進化を遂げ、動作に高スペックを要求されるMMORPG(多人数オンラインRPG)やFPS(一人称シューティングゲーム)が主流となっていった。

他方、PCスペックにあまり依存しないPCブラウザを介した無料カジュアルゲームも登場し、後に「ソーシャルゲーム」と呼ばれることとなるこの基本無料・アイテム課金型のビジネススタイルは携帯電話やスマートフォンにも波及し、以後爆発的に市場を拡大させていく事となる。

2010年代以降[編集 | ソースを編集]

パソコン、ゲーム機双方のスペックアップに伴い開発費が高騰するようになった結果、パソコンと家庭用で同じゲームを発売するマルチタイトルが増加。また、パソコンゲームのパッケージソフトは一部[2]を除いてほぼ消滅し、ダウンロード販売がメインとなる。現在では国内外共にダウンロード販売プラットフォーム「Steam」が主流を務めている。

ダウンロードプラットフォーム [編集 | ソースを編集]

Steam(スチーム)
米Valve softwareがサービスを開始したプラットフォーム。
2010年代前半から爆発的に普及し、現在では国内外のメジャータイトルからインディーゲームにいたるまで幅広く扱っており、ゲームのみならずアニメや映画の配信サービスも行われている。2020年代現在も最大規模のゲームインターネットサービスで、アカウントに紐付けされる事よりユーザーの購入履歴も保証される。
一方で配信基準が緩く、レーティングの審査を受けていないソフトも多い。また、一部の国、特に日本に対してのみ販売を一切行わない「おま国(「お前の国では売らねえよ」という俗語)」の横行や粗悪なアセットフリップ[3]タイトルの蔓延など、ラインナップに関しては玉石混交の趣が強い。
2022年にはSteamでのゲームプレイに特化したポータブルゲーミングデバイス(携帯型ゲーミングPC)である「Steam Deck」が発売された。PCではSRWシリーズが最も展開されているサービスとなる。
Epic Games Store(エピックゲームズストア)
「Unreal Engine」を開発した米Epic Gamesによるデジタルゲームストア。2018年に運営開始。
毎週1~2作のゲームを無料でユーザーに配布している。
Steamがパブリッシャーから徴収する30%は高すぎるとして、販売手数料は12%に設定している。
また、他ストアに対抗するため、6ヶ月~2年程度の期間、先行独占販売されるゲームを用意している。大作ゲームでは『FF7リメイク』や『アサシンクリード ヴァルハラ』などがEpic Games先行で販売された。
Microsoft Store / Xbox
マイクロソフトの運営する公式ストア。Windowsゲームのダウンロード販売も行っている。
また、月額課金のサブスクリプションとして、個別にゲームを購入せずとも対象のPCゲームをダウンロードしてプレイできる「Game Pass」などのサービスも用意している。

商品情報 [編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦シリーズ[編集 | ソースを編集]

パソコンをプラットフォームとするSRW作品は長らく存在しなかったが、2013年に『スーパーロボット大戦Card Chronicle』のmixi移植版がリリースされ、シリーズ作品における初のパソコン向けタイトルとなった。その後、Steam向けに『スーパーロボット大戦V』が移植されたことで、シリーズの主流タイトルが初めてパソコンに登場することになる。

スーパーロボット大戦30』では公式発表の時点でプラットフォームの一つとなっている。

スーパーロボット大戦Card Chronicle
2013年5月9日にソーシャルゲームサービス「mixiゲーム」よって配信され、パソコンのウェブブラウザよりプレイが可能となった。
2015年12月21日にサービスが終了している。
スーパーロボット大戦V
プレイステーション4(PS4)/プレイステーション・ヴィータ(PSV)の移植版。2019年10月3日よりSteam配信。
スーパーロボット大戦X
PS4/PSVの移植版。2020年1月10日よりSteam配信。
スーパーロボット大戦30
PS4、Nintendo Switchとのマルチプラットフォーム。Steam配信。家庭用作品としては初のコンシューマー機とPCのマルチ発売である。

参戦作品 [編集 | ソースを編集]

機神咆吼デモンベイン
PCゲーム『斬魔大聖デモンベイン』のPS2移植版『機神咆吼デモンベイン』より参戦。2019年にはPS2版からの逆移植として『機神咆吼』名義でも発売されている。アニメ版が『UX』にて初参戦。PS2版は『X-Ω』にて初参戦。
サクラ大戦
『1』から『4』までの移植、5つのデスクトップアクセサリー集が発売。
マブラヴ オルタネイティヴ
オリジナルとなるアダルト版と全年齢版が発売。『X-Ω』に参戦。
ROBOTICS;NOTES ELITE
2020年よりSteam移植版が発売。PSV版の移植となる。
LIVE A LIVE
Switch版の移植としてHD-2Dリメイク版が発売。PS4/PS5とのマルチプラットフォームでいずれもダウンロード専売。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 関連作品として『デスクトップアクセサリー スパロボシリーズ』[4]が2000年12月1日に発売されている[5]
    • 発売されたのは「Vol.1 マジンガーZ」「Vol.2 ゲッターロボ」「Vol.3 真ゲッターロボ」「Vol.4 超獣機神ダンクーガ」「Vol.5 勇者ライディーン」の五作品。なお、説明書は「デスクトップアクセサリーVol.1~5」と全作品共通のものとなっている。
    • デスクトップマスコット(3Dデザインのメカ)、壁紙、メールチェッカー、付箋、ランチャーツールバーを収録。
    • バンプレスト公式サイトでは『スーパーロボット大戦 デスクトップアクセサリーシリーズ』の表記もある[6]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ただし、アダルトゲームのレイティングを行う「コンピュータソフトウェア倫理機構」が設立されたのは1990年代となってからであり、それも未成年者によるアダルトゲームの万引きが切っ掛けとなっている。
  2. パッケージ版もネットワークを介してソフト本体をダウンロードする形式が主流。一部の家庭用ゲームもこの方式を取っている。
  3. 「アセット」とはゲーム開発ツールに予め用意されたサンプルデータ(3Dモデルなど)を指す用語で、「アセットフリップ」とはそれらのサンプルデータをそのまま流用したゲームを指す。
  4. パッケージでは『スパロボシリーズ ○○(作品タイトル)』表記。
  5. 2000年発売ソフト一覧 2022年9月21日閲覧
  6. ソフト紹介ページ 2022年9月21日閲覧