「宇宙戦士バルディオス」の版間の差分
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− | OPで「明日を救え」と歌われているのに、最終回で敵の作戦を防げず、OPの「激しい波が重なって[[海]]のブルーになるんです」という言葉通り、30億人が大津波で死亡し、'''全く明日を救えぬまま「完」となった'''衝撃作。これはいわゆる[[打ち切り]] | + | OPで「明日を救え」と歌われているのに、最終回で敵の作戦を防げず、OPの「激しい波が重なって[[海]]のブルーになるんです」という言葉通り、30億人が大津波で死亡し、'''全く明日を救えぬまま「完」となった'''衝撃作。これはいわゆる[[打ち切り]]エンドであったため、後に完全版を求める声から[[映画|劇場版]]が公開された。TV版では未解決だった[[伏線]]が解消され、物語は一応の結末を見たが、劇場版でも大洪水を防ぐことができなかったばかりか、その後に続いた戦争によって地球が核汚染されるというさらに酷い状況が描かれ、やはり'''全く明日を救えぬまま「完」となった'''。もっとも、未放映分が収録されている『TV版宇宙戦士バルディオス大百科』によれば、打ち切りにならなかった場合は劇場版よりも更に悲惨な結末が待っていたようだが……。 |
なお、劇場版に関してはスタッフとキャストが大幅に入れ替えられ、TV版のファンからは戸惑いの声が上がった。他にも色々な要素である意味『[[機動戦士Ζガンダム|劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』の先駆けとも言える存在。 | なお、劇場版に関してはスタッフとキャストが大幅に入れ替えられ、TV版のファンからは戸惑いの声が上がった。他にも色々な要素である意味『[[機動戦士Ζガンダム|劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』の先駆けとも言える存在。 | ||
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:アルデバロン軍の機動兵器。分類はSRWでの呼称。 | :アルデバロン軍の機動兵器。分類はSRWでの呼称。 | ||
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== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
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::歌:伊勢功一 作詞:保富康午 作曲・編曲:羽田健太郎 | ::歌:伊勢功一 作詞:保富康午 作曲・編曲:羽田健太郎 | ||
− | :: | + | ::本曲では「明日を救え」と歌われているのに、肝心の本編劇中では地球が「海のブルーに」なってしまったが、スパロボにてようやく文字通り「明日を救えた」。 |
::歌詞のほとんどが「~なるんです」等の「敬体」で作られている。 | ::歌詞のほとんどが「~なるんです」等の「敬体」で作られている。 | ||
::『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』『[[第2次Z]]』での基本戦闘BGM。 | ::『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』『[[第2次Z]]』での基本戦闘BGM。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *元ネタは映画『猿の惑星』である。終盤明らかとなる[[地球]]と[[S-1星]]の関係に、それが垣間見える。 |
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*バラエティ番組『決定!これが日本のベスト100』(2002年5月26日放送)のアニメ特集の際に、爆笑問題の太田光氏担当のミニコーナー「これが太田のベスト2」で紹介され、その唖然とする結末は番組のスタジオのレギュラー・ゲスト陣と全国のお茶の間の視聴者に衝撃と失笑を与えた。 | *バラエティ番組『決定!これが日本のベスト100』(2002年5月26日放送)のアニメ特集の際に、爆笑問題の太田光氏担当のミニコーナー「これが太田のベスト2」で紹介され、その唖然とする結末は番組のスタジオのレギュラー・ゲスト陣と全国のお茶の間の視聴者に衝撃と失笑を与えた。 | ||
2024年8月10日 (土) 08:36時点における最新版
宇宙戦士バルディオス | |
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監督 | 広川和之 |
キャラクターデザイン | 上條修 |
メカニックデザイン |
佐藤元 亀垣一 |
音楽 | 羽田健太郎 |
制作 | 葦プロダクション |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 |
1980年6月30日 - 1981年1月25日 |
話数 | 全31話+未放送3話 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Z |
『宇宙戦士バルディオス』は葦プロダクション制作のテレビアニメ作品。
概要[編集 | ソースを編集]
地球を狙い戦争を仕掛けてきた異星人の軍団、そして、その異星人の一人が地球に寝返って地球のために戦ってくれる……という、スーパーロボットものの古典的なプロットを踏襲する作品であるが、その王道ヒーロー路線と大きくかけ離れたバッドエンド作品としても知られている。
OPで「明日を救え」と歌われているのに、最終回で敵の作戦を防げず、OPの「激しい波が重なって海のブルーになるんです」という言葉通り、30億人が大津波で死亡し、全く明日を救えぬまま「完」となった衝撃作。これはいわゆる打ち切りエンドであったため、後に完全版を求める声から劇場版が公開された。TV版では未解決だった伏線が解消され、物語は一応の結末を見たが、劇場版でも大洪水を防ぐことができなかったばかりか、その後に続いた戦争によって地球が核汚染されるというさらに酷い状況が描かれ、やはり全く明日を救えぬまま「完」となった。もっとも、未放映分が収録されている『TV版宇宙戦士バルディオス大百科』によれば、打ち切りにならなかった場合は劇場版よりも更に悲惨な結末が待っていたようだが……。
なお、劇場版に関してはスタッフとキャストが大幅に入れ替えられ、TV版のファンからは戸惑いの声が上がった。他にも色々な要素である意味『劇場版 機動戦士Ζガンダム』の先駆けとも言える存在。
ちなみに最終回は、同じく皆殺し&打ち切りアニメである『伝説巨神イデオン』の最終回の5日前に放送された。打ち切り→劇場版で完結という手法もまた同じなのだが、『バルディオス』のほうが『イデオン』より先に公開されている。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
放射能汚染により人の住めぬ星となったS-1星では、移住の為に他星侵攻を主張する軍部と科学力による放射能の浄化を主張する科学者グループが対立していた。そんな中、ついに親衛隊長のゼオ・ガットラーが皇帝を暗殺し実権を掌握。強引に侵略と移住を開始する。
そんな中、科学者グループのリーダーだった父を殺された上、皇帝暗殺の濡れ衣まで着せられたマリン・レイガンは戦闘機パルサバーンでガットラーの亜空間要塞に戦いを挑むも、亜空間移動に巻き込まれて西暦2100年の太陽系へと流れ着いてしまう。
同じように太陽系に辿り着いていたガットラーらアルデバロン軍は、地球が居住可能であると知るや侵攻を開始。それに対し、ブルーフィクサーに救助されていたマリンはスパイの容疑をかけられながらも、ガットラーへの復讐、そして何よりも青く美しい地球を守るべくバルディオスへ乗り込む・・・。
明日を救え、バルディオス!
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ブルーフィクサー[編集 | ソースを編集]
- マリン・レイガン
- 主人公。(ニュー・)パルサバーンのパイロットにしてバルディオスのメインパイロット。
- ジャック・オリバー
- バルディ・プライズのパイロット。
- 北斗雷太
- キャタレンジャーのパイロット。
- ジェミー・星野
- ブルーフィクサーの科学開発局応用物理研究室員。マリンに想いを寄せる。
- 月影剛士
- ブルーフィクサーの司令長官。マリン達の最大の理解者。
- エラ・クインシュタイン
- ブルーフィクサーの科学開発局長。
- デビット・ウェイン
- (ニュー・)パルサバーンの予備パイロット。秘かに恩師であるクインシュタインを慕っている。
S-1星[編集 | ソースを編集]
- ゼオ・ガットラー
- アルデバロン軍総統。
- ローザ・アフロディア
- アルデバロン軍最高司令長官。ガットラーの側近。弟の仇敵であるマリンとは敵対しながらも、彼に惹かれていくようになる。
- ネグロス
- アルデバロン軍戦闘副司令官。
- キャリン・フリック
- アルデバロン軍の一員。
- トリノミアス三世
- S-1星の皇帝。
- アルデバロン兵
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
地球側[編集 | ソースを編集]
アルデバロン軍(S-1星側)[編集 | ソースを編集]
アルデバロンメカ[編集 | ソースを編集]
その他[編集 | ソースを編集]
用語[編集 | ソースを編集]
- S-1星
- ソウル太陽系第一惑星で、マリンの故郷。過去の放射能汚染により人が住めない星と化しており、人々は地下での生活を余儀なくされている。しかし、それも限界に達しており、S-1星人の死滅も時間の問題となっている。
- アルデバロン軍
- アルデバロンメカ
- アルデバロン軍の機動兵器。分類はSRWでの呼称。
- 情け無用の掟
- 詳しくはアルデバロン軍の項で。
- 地球洪水作戦
- アルデバロン軍がTV版最終回で発動させた作戦。人工太陽によって北極と南極の氷が解け、津波によって30億の人々が死亡、地球の地形はS-1星そっくりとなってしまった。
- ブルーフィクサー
- 主人公チームが所属する組織で所謂地球防衛軍。略称は『BFS』。
- 世界連盟
- 宇宙世紀ガンダムシリーズで言うところの地球連邦政府でありBFSの上部組織。BFSとは別に世界連盟軍という軍部も存在する。しかしバルディオスの活躍によりBFSの権限が拡大することを嫌い、新たに開発した戦闘ロボット「ガムジャード」でバルディオスに対抗したり、BFS第2基地の建設に中止命令を出すなど妨害を企てたこともある。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
Zシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦Z
- 初参戦作品。声優は代役を除いて劇場版準拠となっている。TV版でナレーションを担当していた石森達幸氏が別口で出演していたため、中断メッセージでは次回予告の再現が行われており、そのためナレーションのみTV版となっている。
- 『無敵超人ザンボット3』や『伝説巨神イデオン』などと同じく、スパロボで救われた作品の一つ。伝説として語られているTV版最終回が特殊ゲームオーバーとして再現されている他、幻の必殺技「バルディロイザー」が映像化され、ほぼ未完だった作品を完結させるなど歴代参戦作品の中では、最上級の待遇を受けている。
- クロスオーバー要素として、ブルーフィクサーの基地が『宇宙大帝ゴッドシグマ』から登場のトリニティシティとなっている。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 携帯機初参戦。中盤からゴッドシグマとともに加入。
- 前作の戦いの後、S-1星の人々と和解し、(ある意味では随分と呆気なく)新天地を見つけ、明日を救ってハッピーエンドになったことがマリンの口から語られた。ブルーフィクサーの面々は明神タケルと絡む。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 今回は日本ルート序盤から登場。『破界篇』でのタケルとの絡みの影響からか、金田正太郎との絡みもよく見られる。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 第3期参戦作品の第11弾として、2018年4月より追加参戦。
余談[編集 | ソースを編集]
- 元ネタは映画『猿の惑星』である。終盤明らかとなる地球とS-1星の関係に、それが垣間見える。
- バラエティ番組『決定!これが日本のベスト100』(2002年5月26日放送)のアニメ特集の際に、爆笑問題の太田光氏担当のミニコーナー「これが太田のベスト2」で紹介され、その唖然とする結末は番組のスタジオのレギュラー・ゲスト陣と全国のお茶の間の視聴者に衝撃と失笑を与えた。
商品情報[編集 | ソースを編集]
Blu-ray[編集 | ソースを編集]
DVD[編集 | ソースを編集]
- DVD-BOX
- 単巻
書籍[編集 | ソースを編集]
レンタル・動画配信[編集 | ソースを編集]
レンタルビデオはなし。
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
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GYAO!ストア | × | サービス終了 |
ユーネクスト | ○ | 見放題期間あり |
dアニメストア | ○ | 見放題期間あり |
DMMTV | ◯ | 見放題期間あり |
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