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これは母親がカナの出産と引き換えに命を落としたことで、母の死をカナのせいだと決めつけたことによる一種の八つ当たりである。 | これは母親がカナの出産と引き換えに命を落としたことで、母の死をカナのせいだと決めつけたことによる一種の八つ当たりである。 |
2024年5月11日 (土) 22:35時点における最新版
宇白順 | |
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読み | うしろ じゅん |
登場作品 | ぼくらの |
声優 |
皆川純子 鬼頭素世子(幼少期) |
デザイン |
鬼頭莫宏(原案) 小西健一(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
愛称 | ウシロ |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 中学1年生 |
出身 | 地球 |
身長 | 150cm |
血液型 | A型 |
概要[編集 | ソースを編集]
愛称は『ウシロ』。どこか影のある、眼鏡をかけた少年。物静かな雰囲気とは裏腹に根暗で暴力的な性格をしており、何かある度に妹であるカナに暴力を加えている。
これは母親がカナの出産と引き換えに命を落としたことで、母の死をカナのせいだと決めつけたことによる一種の八つ当たりである。 無論、こうした態度は「ぼくら」の面々の中でも浮いており、他から一歩離れた態度を取る事も多かった。
実は田中美純の息子であり、とある事情で田中の姉夫婦である宇白家に引き取られたという経緯がある。このためカナとは従妹の関係にあたる。本人はこの事を知らなかったが、田中の死後に知ることとなった。
ジアースのパイロットとなった際は紋様が顔に隈取のように浮かび上がる。最終決戦では長時間の戦闘の末に勝利し、戦いの連鎖を終わらせるためにジアースを自壊させた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2020年10月のイベント「その生命の輝きは」期間限定参戦。ジアースのパイロット。パイロットパーツはボイス付き。
- 原作終盤の時系列という事もあり、カナや仲間に対する態度は大分軟化している。敵はバッフ・クランに変更されているものの基本的には原作通りの展開でジアースを自壊させ、戦いの連鎖を断ち切る。イデによる奇跡か、戦いが終わった後も生き残り、カナと共に日常へ帰還した。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
ぼくら[編集 | ソースを編集]
- 宇白可奈
- 妹。日常的に暴力を加えている一方でカナ自身はその事を特に「やめて」と言わず健気に兄へ付いていく。
- その後、戦いを通じて得た経験や田中美純の過去を知った事で成長し、カナへの暴力も無くなっていった。
- 吉川寛治
- 悪友。カナに辛く当たる理由も察しているために、彼がウシロと周囲の仲介役になる事も少なくない。
- 阿野万記
- 母が弟の出産を控えているためにカナへの暴力を許さず衝突する事が多い。
- 矢村大一
- 同じく妹と弟たちを持つ身のためにカナへの暴力を諫めている。
- 和久隆
- 2回目の戦いが終わった後、彼をそっと押したら海へと落下してしまった。
- ジ・アースの真実を知らないが故の不可抗力だったとはいえ、自分のせいで落としてしまったことに後ろめたさを感じていた。
- 切江洋介
- 彼がパイロットに選ばれた際に家まで様子を見に行き、ある騒動に巻き込まれる。
大人たち[編集 | ソースを編集]
- 宇白要次郎
- 父親。教師を営んでいるが、息子とはすれ違いを繰り返していた。
- 田中美純
- 「ぼくら」の護衛を務める国防空軍の女性軍人。ウシロの事を特に気に掛ける。死後に実の母だったことを知る。
名台詞[編集 | ソースを編集]
アニメ版[編集 | ソースを編集]
- 「流されりゃいいんだ」
- 1話。波打ち際でアンコに「波にさらわれる」と冗談を言われながら抱かれるカナを見ての第一声。言うまでも無く周囲は引いていた。
- 「そいつはやらなくていい」
- ココペリと会い、カナが契約を行う際に一人反対する。結果的にカナは未契約者となったため、運命を変えたひと言と言える。
- 「おい、契約してない奴がいるぞ」
- コエムシへ向けて、未契約者が乗っている事で発した台詞。実は後の展開の伏線でもある。
- 「お前…恥ずかしいんだよ」
- 2話。戦いが終わった後、ジアースの外に出て思いっきり叫んだワクに対して。
ワクの背中を軽く小突く…が、なんとそのまま彼は海へと落下してしまった。
後にウシロが原因ではなかった事が判明するものの、ワクの死はその後も彼の胸に罪悪感として残り続ける。 - 「ここでやめるなんて言うなよ」
「あれだけ正義感ぶっといて、今更死ぬのが怖いなんて言うなよ」
「お前は家族を言い訳にしているだけだろ」 - ダイチがパイロットに選ばれた際に彼に向けて言い放つ。底意地の悪さを伺わせる一方で家族に対するコンプレックスも垣間見える。
原作漫画版[編集 | ソースを編集]
- 「守りたいものなんか、ない」
- 原作8巻。「ちゃんと戦ってカナを守れ」「カナを通して母親に甘えている」というカンジの説得に対して。
数少ない友人であるカンジにもこの反応であり、彼の家族に対するコンプレックスは根深い。 - 「カンジ!!言っとくけど今までこれにつきあってた理由、ワクのことだけじゃないからな」
- 原作8巻、カンジとの別れの言葉。彼とは小学校低学年の頃からの付き合いであった。
- 「おれのイスだ」
「おれが望んだ」 - 原作10巻、契約が完了した際の台詞。亡き母が座った戦闘機の操縦席、それが彼のイスだった。
- 「カンジにいつもあいつが集めてたあーいう映像見せられててヘキエキしてたんだよ!!」
「あいつは底なしの魔王だったから!!」 - 原作10巻、女の子への興味の有無を問うマチに対して。物語終盤にして初めて思春期の少年らしさを見せる。
- 「部屋が暗くなるのが、怖いんだ」
「自分のまわりに何も無くなるようで、」
「自分が何かと何もつながっちゃいないようで、」
「自分がそのまま無くなるようで、」
「みんなこんなのに、耐えていたのか」 - 原作11巻、心配したコエムシに自分の心情を打ち明ける。「ぼくら」達が抱えていた苦悩が、彼にも重くのしかかる。
- 「最後まで悪い息子で、すまない」
- 原作11巻、上記の直後。父にも心情を打ち明けるが、父との和解は無情にも果たされなかった。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「お前とは気が合いそうだ」
ワク「もうサッカーできねぇ!!」 - 「ぼくらの 特別ヘン」にて「ボールは友達!」と言いながらサッカーボールを蹴ったワクに向けてカナを蹴りながら言う。そりゃ一緒にされたくないだろう。
- マチ「ウシロ、あんたふるえてるよ」
「し、仕方がないだろ。初めてなんだから…」 - 同じく「特別ヘン」にて、マキの父から会うなりお尻を叩かれての反応。どういう事なのかはお察しください。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ジアース
- 最後のパイロットとして選ばれる。
余談[編集 | ソースを編集]
- 「ぼくら」の男子メンバーの中では唯一女性声優である皆川純子氏が声を担当している。
- 原作漫画・アニメ・小説とどのメディアにおいても最後のパイロットとして選ばれており、出番と成長も多く描かれている事から、群像劇形式を取っている本作においての実質的な主人公とも呼べる。
- 『ぼくらの』では次のパイロットが誰なのかも読者・視聴者の注目ポイントだったが、ウシロは名前からして最後のパイロットではないかと早くから予想されていた(「宇白順」=後ろ順という事)。
- 原作漫画版では田中の息子という設定は同じだが、カナとは従妹ではない。また、重大な隠し事をしている。