「ミノフスキークラフト」の版間の差分
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− | + | 『[[機動戦士Vガンダム]]』の時代には15mクラスの小型モビルスーツが飛行しているが、これは「ミノフスキーフライト」「ビームローター」といった発展型技術によるものとされる<ref>「既に散布されたミノフスキー粒子を利用することで消費電力を抑える」などの説明がネットで散見されるが、公式的なものではなく、詳細な飛行原理は不明。</ref>。また、[[宇宙世紀]]より遥かに後の[[リギルド・センチュリー]](『[[ガンダム Gのレコンギスタ]]』)においても、[[メガファウナ]]をはじめとする各種艦艇や[[カバカーリー]]にミノフスキーフライトが使われている。 | |
− | + | なお、『閃光のハサウェイ』と『[[機動戦士Vガンダム|Vガンダム]]』の間の時代の物語である『[[機動戦士ガンダムF91]]』においても殆どのMSが浮遊しているが、これは主な舞台が[[スペースコロニー]]だからだと思われ(スペースコロニーは回転して遠心力=重力を発生させているので、回転の中心である空中は無重力になる)、ミノフスキークラフトとは無関係である。スパロボにおいてはF91系の機体の飛行能力の有無は曖昧で、飛べる作品も飛べない作品もある。飛べる場合はMSが出力そのままに小型化した結果、力技で飛んでいるのだろう。 | |
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+ | 宇宙世紀ガンダム系が参戦する版権スパロボではおなじみの[[強化パーツ]]となっている。略称はクラフト、ミノクラ。基本的な効果は'''移動タイプ「[[空]]」を追加し、ユニットと武器の空の[[地形]]適応をA(もしくはS)にする(上昇させる)'''というもの。入手数に限りがあることもあり、この効果を巡って[[飛行]]できないユニットによる争奪戦が発生するのがシリーズ恒例となっている。 | ||
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+ | :大型艦艇やモビルアーマーはモビルスーツのように地上を移動することが困難なため、大気圏内での運用が視野に入れられたこれらの機体には基本的に装備されている。 | ||
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+ | :大型モビルスーツ運用時代の末期に、ついにモビルスーツ用に小型化されたミノフスキークラフトの開発に成功している。 | ||
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+ | :スパロボにおいてはミノフスキークラフトの上位版の強化パーツとして扱われている。 | ||
;[[フライトユニット]] / [[フライトモジュール]] | ;[[フライトユニット]] / [[フライトモジュール]] | ||
− | : | + | :宇宙世紀ガンダムシリーズが登場しない(ので「ミノフスキークラフト」を出せない)版権スパロボにおいて登場する、強化パーツとしてのミノフスキークラフト(ミノフスキードライブ)の代替パーツ。 |
;[[テスラ・ドライブ]] | ;[[テスラ・ドライブ]] | ||
− | :[[OGシリーズ]] | + | :[[OGシリーズ]]における類似概念。 |
+ | :フライトユニットのようにOGシリーズにおける代替強化パーツの役割も担当しており、ミノフスキードライブ相当の「テスラ・ドライブS」もある。 | ||
== メモ == | == メモ == | ||
− | 『[[スーパーロボット大戦α外伝]] | + | *『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』では[[バザー]]で購入可能となっているため、多くの数を所持することも可能となっている。ただし、所持数によっては[[バグ (ゲーム)|バグ]]が発生してしまうので注意が必要。 |
− | + | *「[[旧シリーズ]]」では上記の通り「空・宇宙専用ユニットを地上に下ろせる」効果があったため、当時のコミックアンソロジーではミノフスキークラフト='''巨大な足'''というネタもあった。足を生やして地上を暴れ回る[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]]の姿はどう見ても[[機械獣]]。 | |
− | + | *[[マジンガーZ]]の[[ジェットスクランダー]]装着イベントがある作品では装着されるまで絶対に入手できないのが通例になっていたが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』にて打ち崩された(入手するのは代替パーツのフライトモジュール)。 | |
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2024年2月26日 (月) 14:32時点における最新版
ミノフスキークラフト(Minovsky Craft)とは、宇宙世紀を舞台とするガンダムシリーズと『∀ガンダム』に登場する機構。
概要[編集 | ソースを編集]
ミノフスキー粒子を格子状に配列することにより擬似的な斥力場を作り出し、その上に乗って浮遊する機構。
平たく言えば、機体の下部にIフィールド製の磁石を多数並べてその反発力で「浮く」技術である。「進む」ためにはジェットエンジンなど別の機構が必要。ミノフスキークラフト搭載機は、航空機や可変モビルスーツのように揚力を利用する必要がないため機体形状の自由度が高く、また空中で静止することもできるため機体運用の幅が広い。一方で、稼動のためにはIフィールドを発生させる大電力が必要であり、基本的には高出力のエンジンを持つ大型艦艇やモビルアーマー専用の装備である。モビルスーツにミノフスキークラフトを搭載した例であるΞガンダムやペーネロペーは、全長30m近い大型機となっている。
『機動戦士Vガンダム』の時代には15mクラスの小型モビルスーツが飛行しているが、これは「ミノフスキーフライト」「ビームローター」といった発展型技術によるものとされる[1]。また、宇宙世紀より遥かに後のリギルド・センチュリー(『ガンダム Gのレコンギスタ』)においても、メガファウナをはじめとする各種艦艇やカバカーリーにミノフスキーフライトが使われている。
なお、『閃光のハサウェイ』と『Vガンダム』の間の時代の物語である『機動戦士ガンダムF91』においても殆どのMSが浮遊しているが、これは主な舞台がスペースコロニーだからだと思われ(スペースコロニーは回転して遠心力=重力を発生させているので、回転の中心である空中は無重力になる)、ミノフスキークラフトとは無関係である。スパロボにおいてはF91系の機体の飛行能力の有無は曖昧で、飛べる作品も飛べない作品もある。飛べる場合はMSが出力そのままに小型化した結果、力技で飛んでいるのだろう。
強化パーツ「ミノフスキークラフト」[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀ガンダム系が参戦する版権スパロボではおなじみの強化パーツとなっている。略称はクラフト、ミノクラ。基本的な効果は移動タイプ「空」を追加し、ユニットと武器の空の地形適応をA(もしくはS)にする(上昇させる)というもの。入手数に限りがあることもあり、この効果を巡って飛行できないユニットによる争奪戦が発生するのがシリーズ恒例となっている。
「旧シリーズ」や「COMPACTシリーズ」などの一部の作品では「移動タイプを『空陸』に変更or追加する」という効果であっため、空や宇宙専用ユニットを地上に降ろすことも可能だった。そのため「地を這うブルーガーが空中の敵目掛けて爆雷を投下する」といった怪現象を楽しめた一方で、装備することで地中や深海への進入が不可能になるというデメリットが起こることもあった。また、地形適応の改善効果が付いていない作品もあったため、無理やり飛行(着陸)させても役に立たないという状況も見られた[2]。
現在は上記の通りの効果になったためデメリットは無く、元々飛行可能な機体は適応改善の効果くらいしかない。
また、かつてはフリーデンのような陸上艦だろうと問答無用で飛行可能にしていたが、流石に無茶だったのか『Z』では母艦には地形適応アップの効果しか作用しなくなった。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- 艦船、モビルアーマー
- 大型艦艇やモビルアーマーはモビルスーツのように地上を移動することが困難なため、大気圏内での運用が視野に入れられたこれらの機体には基本的に装備されている。
- モビルスーツ
- 大型モビルスーツ運用時代の末期に、ついにモビルスーツ用に小型化されたミノフスキークラフトの開発に成功している。
- ミノフスキードライブ
- 後発の飛行技術。名前は似ているが原理的には別物で、「大気圏内で浮く」ミノフスキークラフトに対して、こちらは「(主に宇宙空間で)無限に推進し続ける」装置である。
- スパロボにおいてはミノフスキークラフトの上位版の強化パーツとして扱われている。
- フライトユニット / フライトモジュール
- 宇宙世紀ガンダムシリーズが登場しない(ので「ミノフスキークラフト」を出せない)版権スパロボにおいて登場する、強化パーツとしてのミノフスキークラフト(ミノフスキードライブ)の代替パーツ。
- テスラ・ドライブ
- OGシリーズにおける類似概念。
- フライトユニットのようにOGシリーズにおける代替強化パーツの役割も担当しており、ミノフスキードライブ相当の「テスラ・ドライブS」もある。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 『α外伝』ではバザーで購入可能となっているため、多くの数を所持することも可能となっている。ただし、所持数によってはバグが発生してしまうので注意が必要。
- 「旧シリーズ」では上記の通り「空・宇宙専用ユニットを地上に下ろせる」効果があったため、当時のコミックアンソロジーではミノフスキークラフト=巨大な足というネタもあった。足を生やして地上を暴れ回るデンドロビウムの姿はどう見ても機械獣。
- マジンガーZのジェットスクランダー装着イベントがある作品では装着されるまで絶対に入手できないのが通例になっていたが、『第2次Z破界篇』にて打ち崩された(入手するのは代替パーツのフライトモジュール)。
資料リンク[編集 | ソースを編集]
脚注 [編集 | ソースを編集]
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