「第1使徒アダム」の版間の差分
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+ | アニメ版での正体は、地球より遠く離れた宇宙にて文明を栄えた異星人達の集合体と言える存在。[[第2使徒リリス]]とは同じ起源によって誕生した「別個体同士」という関係にあり、[[第3使徒サキエル]]~[[第16使徒アルミサエル]]の14体の使徒達は、アダムによって生み出された生命体である。 | ||
− | + | かつて高度な文明を築いていた彼等は、自分達の種としての衰退を迎えた結果、それまでの自分達を捨てる形で一つの異なる生命体として統合。そこからリリスやアダムといった異なる「個体(つまりは使徒)」に別れ、新しい生命としての再出発を図るべく、宇宙へと旅立つ事になっている。これは後にゼーレ及びゲンドウが考案した「[[人類補完計画]]」とほぼ同じ概念であると言える。その後、アダムは「白い月」を宇宙船とする形で生命誕生以前の原始地球へと辿り着き、既に生み出していた14体の使徒達と共に当時の地上に生命を育もうとしたのだが、そこへ巨大隕石が地球に激突。これによって深刻なダメージを受けたアダムは地底に潜る形で休眠状態となり、14体の使徒達も同様に陥る事になった。これが「'''ファーストインパクト(別名ジャイアントインパクト)'''」となっている。 | |
− | + | ファーストインパクトを仕組んだのは「黒い月」を宇宙船にしていたリリスであり、本来なら個体の全てが備えているはずの「生命の実」と「知恵の実」の双方の内、知恵の実しか所有していなかったリリスは、別個体であるアダムから生命の実を奪おうと執拗に追い回していた。やがて、アダムのいる地球にまで追いついてきたリリスは、黒い月を内包させた巨大隕石ごと地球に激突させる事で、アダムを葬ろうという暴挙に出て、アダムやその子供である使徒達を休眠状態にまで陥らせるも、リリス自身も深刻なダメージを受けた結果、自らの体液が(LCL)が地球に流出。原初の海と混じり合って生命の源となった結果、それが地球の様々な生命を生み出す切っ掛けとなる。これによって、地球に誕生した生命の起源の役割は、本来のアダムからリリスによって奪われる事になり、その生命の進化の先の果てとして行き着いたのが、「18番目の使徒」となる[[地球人|地球の現人類]](リリン)なのである。 | |
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+ | つまる所、アダムを始めとする使徒達の人類への敵対行為は、自分達から生命の起源の役割を奪っていった人類の起源であるリリスへの「復讐」という側面があり、人類と使徒の戦いは、遠い昔に巻き起こっていたアダムとリリスの対立の延長戦の様な物であったのである。 | ||
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+ | 葛城調査隊によって[[南極]]で発見されるが、調査中に暴走([[ゼーレ]]らの手によるもの)を引き起こした上で大爆発して四散。これが[[セカンドインパクト]]の真相である。その後に回収され、肉体は特殊ベークライトで固められた胎児の状態で保管、魂は人間の体に移植されて[[渚カヲル]]となる。更にはアダム、ひいてはリリスをコピーする事により、人造人間[[エヴァンゲリオン]]が建造される事になった。 | ||
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2023年6月6日 (火) 07:21時点における最新版
第1使徒アダム | |
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外国語表記 | First Angel Adam |
登場作品 |
生態 | |
---|---|
種族 | 使徒 |
動力 | S2機関 |
第1使徒アダムは『エヴァンゲリオンシリーズ』に登場する生物。
概要[編集 | ソースを編集]
人類が初めて発見した使徒。南極で撮影した観測写真においては光る巨人の姿をしていて、その後「ネルフ」で開発されるエヴァンゲリオンと形状が酷似しているが、セカンドインパクトを引き起こし、物語の根幹に大きく関わる存在となった。
劇中では胎児の姿で初登場し、当初の設定ではこの「胎児」が第1使徒で、「南極に出没した謎の光の巨人」が第2使徒ではないかとされていたが、後に「同一の個体」であるという設定が確定する事になっている。
なお、『新劇場版』には複数存在しているかの様な描写があり、「アダムス」と複数形で呼称されている。
正体 [編集 | ソースを編集]
アニメ版での正体は、地球より遠く離れた宇宙にて文明を栄えた異星人達の集合体と言える存在。第2使徒リリスとは同じ起源によって誕生した「別個体同士」という関係にあり、第3使徒サキエル~第16使徒アルミサエルの14体の使徒達は、アダムによって生み出された生命体である。
かつて高度な文明を築いていた彼等は、自分達の種としての衰退を迎えた結果、それまでの自分達を捨てる形で一つの異なる生命体として統合。そこからリリスやアダムといった異なる「個体(つまりは使徒)」に別れ、新しい生命としての再出発を図るべく、宇宙へと旅立つ事になっている。これは後にゼーレ及びゲンドウが考案した「人類補完計画」とほぼ同じ概念であると言える。その後、アダムは「白い月」を宇宙船とする形で生命誕生以前の原始地球へと辿り着き、既に生み出していた14体の使徒達と共に当時の地上に生命を育もうとしたのだが、そこへ巨大隕石が地球に激突。これによって深刻なダメージを受けたアダムは地底に潜る形で休眠状態となり、14体の使徒達も同様に陥る事になった。これが「ファーストインパクト(別名ジャイアントインパクト)」となっている。
ファーストインパクトを仕組んだのは「黒い月」を宇宙船にしていたリリスであり、本来なら個体の全てが備えているはずの「生命の実」と「知恵の実」の双方の内、知恵の実しか所有していなかったリリスは、別個体であるアダムから生命の実を奪おうと執拗に追い回していた。やがて、アダムのいる地球にまで追いついてきたリリスは、黒い月を内包させた巨大隕石ごと地球に激突させる事で、アダムを葬ろうという暴挙に出て、アダムやその子供である使徒達を休眠状態にまで陥らせるも、リリス自身も深刻なダメージを受けた結果、自らの体液が(LCL)が地球に流出。原初の海と混じり合って生命の源となった結果、それが地球の様々な生命を生み出す切っ掛けとなる。これによって、地球に誕生した生命の起源の役割は、本来のアダムからリリスによって奪われる事になり、その生命の進化の先の果てとして行き着いたのが、「18番目の使徒」となる地球の現人類(リリン)なのである。
つまる所、アダムを始めとする使徒達の人類への敵対行為は、自分達から生命の起源の役割を奪っていった人類の起源であるリリスへの「復讐」という側面があり、人類と使徒の戦いは、遠い昔に巻き起こっていたアダムとリリスの対立の延長戦の様な物であったのである。
劇中の様相[編集 | ソースを編集]
TVシリーズ版 [編集 | ソースを編集]
葛城調査隊によって南極で発見されるが、調査中に暴走(ゼーレらの手によるもの)を引き起こした上で大爆発して四散。これがセカンドインパクトの真相である。その後に回収され、肉体は特殊ベークライトで固められた胎児の状態で保管、魂は人間の体に移植されて渚カヲルとなる。更にはアダム、ひいてはリリスをコピーする事により、人造人間エヴァンゲリオンが建造される事になった。
その後、第6使徒ガギエルが出没しEVA2号機がパイロットの惣流・アスカ・ラングレーと共にネルフの日本支部へ配属された時期、同じくネルフに派遣された加持リョウジによって極秘裏に運ばれる。これを手に入れた碇ゲンドウは、自らの思惑によって人類補完計画を進めるべく左手に移植[1]。全ての使徒が撃破され、ネルフとゼーレが決定的に対立する事になった際、補完計画を発動させようとしたゲンドウからリリスの魂を持った綾波レイへと移り、最終的に彼女がリリスの肉体へと還った結果、「アダムとリリスの禁断の融合」が果たされ、人類補完計画が発動する事となった。だが、最終的には計画の依代にされたEVA初号機のパイロットである碇シンジが補完を拒絶した事により、失敗。リリスと共に崩壊を迎える事となった。
登場作品[編集 | ソースを編集]
旧シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦F
- 3年前の南極事件の原因の1つ。ゼゼーナンに暴走させられたグランゾンのブラックホールエンジンと共鳴、原作のセカンドインパクトほどではないが南極で調印式中のゲスト特使団と国連軍が吹き飛ぶ大爆発を引き起こしている。これにより南極地下のアダムが発見され、ゲスト由来のクローン技術をNervが発展させてエヴァが作られた。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- αシリーズ
- 50万年前、死海文書を基に人類補完計画で単体へと融合することで宇宙怪獣と同種の存在となってアポカリュプシスを生き延びた一部のプロトカルチャーの成れの果て。使徒が様々な形態をしているのは、最終的に元のプロトカルチャーの姿に戻すためのプロトタイプのようなもので、その最終形がカヲルの肉体になったらしい。ゲンドウやミサトの発言によると、αシリーズの世界では新西暦172年(187年の15年前)にセカンドインパクトを起こさずにアダムを卵にまで還元することに成功したようだ。