「スーパーロボットスピリッツ」の版間の差分
(ページの作成:「*発売日:1998年7月17日 *機種:NINTENDO64 *開発:VertexEG *発売:バンプレスト *価格:7800円 == 概要 == NINTENDO64で発売された...」) |
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+ | | 開発元 = VertexEG | ||
+ | | 運営元 = | ||
+ | | 発売元 = バンプレスト | ||
+ | | 配信元 = | ||
+ | | 対応機種 = [[NINTENDO64]] | ||
+ | | プロデューサー = {{プロデューサー|寺田貴信}} | ||
+ | | ディレクター = | ||
+ | | シナリオ = {{脚本|寺田貴信}} | ||
+ | | キャラクターデザイン = [[スタッフ:河野さち子|河野さち子]] | ||
+ | | メカニックデザイン = [[スタッフ:カトキハジメ|カトキハジメ]]<br />バーテックスデザイン部 | ||
+ | | 音楽 = | ||
+ | | 発売日 = [[発売日::1998年7月17日]] | ||
+ | | 最新バージョン = | ||
+ | | 配信開始日 = | ||
+ | | 配信終了日 = | ||
+ | | 価格 = 7800円 | ||
+ | | CERO区分 = | ||
+ | | コンテンツアイコン = | ||
+ | | 初登場SRW = | ||
+ | | 初クレジットSRW = | ||
+ | }} | ||
+ | 『'''スーパーロボットスピリッツ'''』はバンプレストが発売した[[コンピュータゲーム]]。 | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
[[NINTENDO64]]で発売された、[[スーパーロボット]]による3D対戦格闘ゲーム。 | [[NINTENDO64]]で発売された、[[スーパーロボット]]による3D対戦格闘ゲーム。 | ||
− | + | 特色は地上と空中の2ラインを自由に行き来できる点。他の2ライン格闘ゲーム同様に戦略性を増しているほか、空中戦が得意なダンバイン、長時間の飛行ができないウォーカーギャリアといったように各機体の特徴の演出にも一役買っている。 | |
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+ | 機体のサイズは同じくらいに統一されており、本来のサイズ差で考えれば殴り合いなどありえない組み合わせも多い。もっとも、この時代の作品では珍しい事ではなく、こと格闘ゲームの本作では仕方なかったとも言える。 | ||
− | + | 本作以前に発売された『[[新スーパーロボット大戦]]』で描かれた[[バルマー帝国]]との戦闘が「[[バルマー戦役]]」として設定に組み込まれているが、同作品の続編ではない。 | |
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− | + | 本作オリジナルメカの[[ジュデッカ]]、オリジナルキャラクターの[[レビ・トーラー|レビ=トーラー]]は、後に『[[スーパーロボット大戦α]]』に登場する。 | |
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− | + | == 登場作品(登場メカ) == | |
+ | *[[機動武闘伝Gガンダム]]([[シャイニングガンダム]] / ボスとして登場:[[マスターガンダム]]、[[デビルガンダム (最終形態)]]) | ||
+ | *[[聖戦士ダンバイン]]([[ダンバイン]]) | ||
+ | *[[戦闘メカ ザブングル]]([[ウォーカー・ギャリア]]) - 本ソフト発売時は「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」未参戦。後に『[[α外伝]]』にて初参戦を果たした。 | ||
+ | *[[無敵鋼人ダイターン3]]([[ダイターン3]]) | ||
+ | *[[超電磁マシーン ボルテスV]]([[ボルテスV]]) | ||
+ | *[[超獣機神ダンクーガ]]([[ダンクーガ]]) | ||
+ | *[[超機大戦SRX]]([[R-1改|R-1]]) | ||
− | == | + | == バンプレストオリジナル == |
+ | === 登場人物 === | ||
+ | ;[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ=ダテ]] | ||
+ | :[[R-1改|R-1]]のパイロットととして戦う。 | ||
+ | ;[[ライディース・F・ブランシュタイン|ライディース=F=ブランシュタイン]] | ||
+ | :エンディングにのみ登場。 | ||
+ | ;[[アヤ・コバヤシ|アヤ=コバヤシ]] | ||
+ | :会話シーンにのみ登場。 | ||
+ | ;[[レビ・トーラー|レビ=トーラー]] | ||
+ | :[[ジュデッカ]]の女性パイロット。 | ||
+ | ;[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ|ジュデッカ=ゴッツォ]] | ||
+ | :エンディングにのみ登場。 | ||
− | === | + | === 登場メカ === |
;[[ジュデッカ]] | ;[[ジュデッカ]] | ||
− | : | + | :[[ラストボス]]。ゲージが無限で必殺技を連発してくるとんでもない性能である。 |
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− | == | + | == 前日譚小説 == |
− | + | 「電撃 NINTENDO64」では本作の前日譚小説『オペレーションSRW』が連載されており、攻略本「スーパーロボットスピリッツ完全攻略ガイド」(1998年8月発売) にも掲載されている。前述の通り本作は『新』の設定を踏まえて制作されており、『[[超機大戦SRX]]』のキャラクターもこれに倣っての登場となっている。 | |
− | + | この小説には[[SRX計画]]の主要スタッフである[[カーク・ハミル]]や[[ロバート・H・オオミヤ]]などが、軍人として[[カイ・キタムラ]]や[[レイカー・ランドルフ]]など、また文章のみであるものの、軍の主力量産機として[[ヒュッケバインMk-II]]と[[グルンガスト弐式]]が初登場しており、『[[スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY]]』と共に、その後展開される「スーパーロボット大戦[[OGシリーズ]]」の基となった作品である。 | |
− | + | === あらすじ === | |
+ | ;スーパーロボットスピリッツ プレストーリー『オペレーションSRW』 | ||
+ | :*監修:寺田貴信 / STORY:バンプレスト / ILLUSTRATION:河野さち子 | ||
+ | :『[[新スーパーロボット大戦]]』での[[バルマー戦役]]後、[[SRX]]は存在を危険視されRマシンは解体、[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]は機密保持のために独房へ監禁されていた。11ヶ月後、ラグランジュポイント5に突如として巨大要塞[[ネビーイーム]]が出現。[[エアロゲイター]]と呼称されたその敵勢力は無人兵器[[メギロート]]を率いて地球圏へ侵攻を開始した。地球防衛軍はリュウセイの拘禁を解き、軍曹へと降格させたうえで戦線へ復帰させた。 | ||
+ | ;:1 黄昏の故郷 | ||
+ | :軍に復帰してから約1ヶ月後、リュウセイは[[カイ・キタムラ|カイ=キタムラ]]大尉率いる第14PT中隊に所属し、地球防衛軍の主力量産機、[[グルンガスト弐式]]のパイロットとして故郷でもある湘南地区での任務に就いていた。コクピットで友人のシンゴから送られたボイスレターを聞いているリュウセイ。戦闘が始まり、ガンポッド装備でメギロートと戦うが慣れない機体で苦戦する。戦友のタケルを失い、中隊は壊滅状態となり百里基地に帰還する。中隊長のカイより、リュウセイの少尉への昇格とSRXチームへの転属を通達される。機密で伏せられていたリュウセイの経歴を知ったカイは、リュウセイを激励する。 | ||
+ | ;:2 月の男 | ||
+ | :[[ライディース・F・ブランシュタイン|ライ]]は月面の[[マオ・インダストリー]]社でテストパイロットとして勤務していた。マオ社に所属する[[カーク・ハミル|カーク=ハミル]]から、地球防衛軍よりライに復帰要請があったことを知らされる。解体命令を受けたはずのRマシンはカークの計画により、ゲシュペンストのパーツを加工したダミーであり、R-1とR-2は月に保管されていた。両機を積んだシャトルに乗ったライは、量産化された[[ヒュッケバインMk-II]]数機を護衛に地球へ向かう。 | ||
+ | ;:3 再開 | ||
+ | :伊豆基地の更衣室で一年ぶりに再会したリュウセイとライは近況を語り合う。格納庫で[[ケンゾウ・コバヤシ|ケンゾウ=コバヤシ]]博士から出撃が近い事を伝えられる。R-3と[[アヤ・コバヤシ|アヤ]]が別の場所で調整中と聞き、ライは疑念を抱く。 | ||
+ | ;:4 赤い修羅 | ||
+ | :T-LINKシステムの検査を受けるリュウセイ。リンク係数は80に達し、ケンゾウはリュウセイが真の『[[サイコドライバー]]』に成長しつつあり、SRXを一人で動かすことも不可能ではないと考える。リュウセイは少女の歌声が聞こえると言い出す。「いつか夢見た平和な日々…赤い修羅と…明日を探す…」「心に念じる…見えない刃」それをリュウセイから伝え聞いたケンゾウは顔色を変え、検査を中止させる。 | ||
+ | :検査室の奥にある、警備兵つきの隔壁が気になるリュウセイ。その中にアヤがいるのではないかとライに話すと、二人で様子を見に行くことになる。リュウセイが開けと念じると隔壁が開き始め、彼自身も驚く。狼狽える警備兵を説き伏せ、中にあるエレベーターで地下に向かう二人。地下にはR-3が懸架されており、その腹部装甲は剥き出しにされ、カプセル内にコードで接続された裸体のアヤが眠っていた。現れたケンゾウに問い質すも答えは得られなかった。 | ||
+ | ;:5 邂逅 | ||
+ | :夢の中でリュウセイはアヤと出会う。「THE R-MACHINE LEADS US TO ENEMY…Rマシンは私たちを敵へ導く修羅の機体」と言い、T-LINKシステムを恐るべき装置と呼ぶアヤ。隔壁を開いたのはアヤだったのかと考えるリュウセイ。リュウセイは[[ロバート・H・オオミヤ|ロバート=H=オオミヤ]]に連れられ、R-1を初めて見た日、アヤと出会った時の事を思い出す。アヤは今のリュウセイが念動力者を超え、神に最も近い人間、サイコドライバーに成長しつつあると告げる。ケンゾウはそれらの力は、人間が進化の過程で失われたものだと考え、TーLINKシステムによって回帰させようと考えている。SRXはその力を引き出す媒体に過ぎず、敵を引き寄せ、極限状態に陥らせることで潜在能力を発揮させる機体だった。R-1に乗せたことを許して欲しいとアヤは訴える。 | ||
+ | :夢から目覚めたリュウセイは机の上の時計に対し、砕けろと念じるが、何も起こらず安心し再度の眠りにつく。しかし朝になるとその時計は跡形もなく消えていた。 | ||
+ | ;:6 オペレーションSRW | ||
+ | :ブリーフィングでアヤと出会う二人。リュウセイが監禁されていた事に心を痛めるアヤ。[[レイカー・ランドルフ|レイカー=ランドルフ]]少佐が作戦説明を始める。メギロートは人工物のみ攻撃し、自然物を攻撃対象としないことから、地球の自然を人類から守っているようだとリュウセイは感じる。レイカーは地球防衛軍とコロニー連合軍の[[パーソナルトルーパー|PT]]や[[モビルスーツ|MS]]でネビーイームを攻撃し、合体したSRXが要塞に突入して中枢を破壊する作戦『オペレーションSRW』を示す。仮に失敗してもSRXの爆発で敵要塞は破壊されると指摘するライ。リュウセイは「…やってやる。もう、人が死ぬのも燃える街を見るのも嫌だ。SRXは爆弾でも特攻兵器でもねえ。地球を守るためのスーパーロボットだ。そして俺はそいつを動かすためにいるんだ」と決意を固める。アヤはかつてゲーム感覚で戦闘していたリュウセイから、一人の男への成長を感じた。 | ||
+ | ;:7 R-コンビネイション | ||
+ | :[[テスラ・ライヒ研究所|テスラ=ライヒ研究所]]から応援に駆け付けた[[ロバート・H・オオミヤ|ロブ]]がR-1の調整を手伝う。カークの改良により、SRXの合体時間は5分に延長されていた。リュウセイとライはアヤを案じ、危険になった際はR-3を切り離して避難させると話し合う。 | ||
+ | ;:8 悲しい記憶は刃となる | ||
+ | :宇宙に向かうシャトルを見送るロブに、ケンゾウはアヤの秘密を打ち明ける。アヤはケンゾウの娘ではなく、念動力者の遺伝子を改造して組み込んだ精子を受胎させた子であった。ケンゾウに妻はおらず、アヤの幼少時の記憶はケンゾウが組み込んだものであり、R-3とのリンクにより自我を保っていた。当初は研究と割り切っていたが、いつしかアヤに対して情が移っていたケンゾウは、アヤの無事を祈る。 | ||
+ | ;:9 ヴァリアブル・フォーメーション | ||
+ | :作戦が開始され、ヒュッケバインMk-IIの編隊に護衛されたSRXチームはネビーイームを目指す。メギロートの大群に護衛の大半を失い、リュウセイはSRXへの合体を決断する。合体中に敵機に襲われるが、ブランシュタイン家の紋章を付けた黒いヒュッケバインMk-IIに救われ、合体は成功する。ブレード・キックを放ったSRXは敵群もろとも外壁を破壊し、要塞への突入を果たす。 | ||
+ | :要塞内部のメギロートを排除するため、ガウン・ジェノサイダーを放つSRX。念動兵器の使用はアヤに激しい頭痛をもたらし、吐血する。ライはT-LINK接続をR-1へ回そうとするが、リュウセイの負担になりたくないアヤに止められる。 | ||
+ | ;:10 この星の明日のために | ||
+ | :傷だらけになりながらSRXは要塞の中枢に到達する。そこは何本もの柱が中心部の白く光る球体に向かっている、胎内のように鼓動する赤黒い巨大な空間であった。アヤが限界を迎え気絶し、T-LINKコネクターと接続したリュウセイに激しい頭痛と呼吸困難が襲う。「う…SRXと一体化するとでも…いうのか…」何者かがリュウセイの頭に侵入して来るのを感じる。戦場、研究室、何かを見上げる人々、幼少時のアヤ、様々な映像がフラッシュバックする。「!!…こ、このぉ…SRX、俺のいうことを聞け…」「…俺はもう…あいつらが泣くのを見たくない…誰も泣かせたくない…お前はそのために造られたんだ…」「お前は…地球を守る…スーパーロボットなんだぞ!!」 | ||
+ | :リュウセイの中で何かが弾けるとともに頭痛が消え、SRXの目が赤く輝く。ZOソードを掴み、中心へ突進するSRX。液体金属の刃を球体に突き刺し、離脱する。リュウセイが念を放出すると刃はトゲ状に飛び出し、大爆発が起きる。 | ||
+ | :[[エルザム・V・ブランシュタイン|エルザム=V=ブランシュタイン]]少佐は、要塞から伸びる無数の光の柱と、メギロートの停止を確認する。 | ||
+ | ;:11 絶望の宴はもうすぐ始まる | ||
+ | :作戦は成功したかに思われたが、要塞から光る球体が現れ、全方向に光の矢を放つ。これにより地球防衛軍とコロニー連合軍の戦力は壊滅状態となり、メギロートの活動も再開される。光の中からジュデッカが姿を現し、SRXの右腕を一撃で破壊する。腹部にも打撃を受け、合体解除装置を破壊されてしまう。ライはアヤを逃がすために機体の外に出て、義手を犠牲にしてR-3の強制解除装置を起動させる。 | ||
+ | ;:12 黒い十字架 | ||
+ | :ライがコクピットに戻ると同時にSRXはジュデッカに捕縛される。死を覚悟し、錯乱するリュウセイだが、ジュデッカは何故かSRXを解放した。地球の重力に引かれて落下するSRX。ライはR-1とリュウセイを救うためにR-2を盾にして大気圏に突入する。 | ||
+ | :R-2とR-3は大破、ライは重傷を負う。リュウセイとアヤはジュデッカとの再戦に備え、唯一無事だったR-1の強化改造を進める事となる。 | ||
== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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− | === [[ | + | == 話題まとめ == |
− | + | *この作品のCMソングとして作られた「鋼の魂」は、『[[スーパーロボット大戦α]]』以降、バンプレストオリジナルロボット「[[SRX]]」のテーマソングとなっている。 | |
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2023年6月5日 (月) 21:27時点における最新版
スーパーロボットスピリッツ | |
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開発元 | VertexEG |
発売元 | バンプレスト |
対応機種 | NINTENDO64 |
プロデューサー | 寺田貴信 |
シナリオ | 寺田貴信 |
キャラクターデザイン | 河野さち子 |
メカニックデザイン |
カトキハジメ バーテックスデザイン部 |
発売日 | 1998年7月17日 |
価格 | 7800円 |
『スーパーロボットスピリッツ』はバンプレストが発売したコンピュータゲーム。
概要[編集 | ソースを編集]
NINTENDO64で発売された、スーパーロボットによる3D対戦格闘ゲーム。
特色は地上と空中の2ラインを自由に行き来できる点。他の2ライン格闘ゲーム同様に戦略性を増しているほか、空中戦が得意なダンバイン、長時間の飛行ができないウォーカーギャリアといったように各機体の特徴の演出にも一役買っている。
機体のサイズは同じくらいに統一されており、本来のサイズ差で考えれば殴り合いなどありえない組み合わせも多い。もっとも、この時代の作品では珍しい事ではなく、こと格闘ゲームの本作では仕方なかったとも言える。
本作以前に発売された『新スーパーロボット大戦』で描かれたバルマー帝国との戦闘が「バルマー戦役」として設定に組み込まれているが、同作品の続編ではない。
本作オリジナルメカのジュデッカ、オリジナルキャラクターのレビ=トーラーは、後に『スーパーロボット大戦α』に登場する。
登場作品(登場メカ)[編集 | ソースを編集]
- 機動武闘伝Gガンダム(シャイニングガンダム / ボスとして登場:マスターガンダム、デビルガンダム (最終形態))
- 聖戦士ダンバイン(ダンバイン)
- 戦闘メカ ザブングル(ウォーカー・ギャリア) - 本ソフト発売時は「スーパーロボット大戦シリーズ」未参戦。後に『α外伝』にて初参戦を果たした。
- 無敵鋼人ダイターン3(ダイターン3)
- 超電磁マシーン ボルテスV(ボルテスV)
- 超獣機神ダンクーガ(ダンクーガ)
- 超機大戦SRX(R-1)
バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]
登場人物[編集 | ソースを編集]
- リュウセイ=ダテ
- R-1のパイロットととして戦う。
- ライディース=F=ブランシュタイン
- エンディングにのみ登場。
- アヤ=コバヤシ
- 会話シーンにのみ登場。
- レビ=トーラー
- ジュデッカの女性パイロット。
- ジュデッカ=ゴッツォ
- エンディングにのみ登場。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
前日譚小説[編集 | ソースを編集]
「電撃 NINTENDO64」では本作の前日譚小説『オペレーションSRW』が連載されており、攻略本「スーパーロボットスピリッツ完全攻略ガイド」(1998年8月発売) にも掲載されている。前述の通り本作は『新』の設定を踏まえて制作されており、『超機大戦SRX』のキャラクターもこれに倣っての登場となっている。
この小説にはSRX計画の主要スタッフであるカーク・ハミルやロバート・H・オオミヤなどが、軍人としてカイ・キタムラやレイカー・ランドルフなど、また文章のみであるものの、軍の主力量産機としてヒュッケバインMk-IIとグルンガスト弐式が初登場しており、『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』と共に、その後展開される「スーパーロボット大戦OGシリーズ」の基となった作品である。
あらすじ [編集 | ソースを編集]
- スーパーロボットスピリッツ プレストーリー『オペレーションSRW』
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- 監修:寺田貴信 / STORY:バンプレスト / ILLUSTRATION:河野さち子
- 『新スーパーロボット大戦』でのバルマー戦役後、SRXは存在を危険視されRマシンは解体、リュウセイは機密保持のために独房へ監禁されていた。11ヶ月後、ラグランジュポイント5に突如として巨大要塞ネビーイームが出現。エアロゲイターと呼称されたその敵勢力は無人兵器メギロートを率いて地球圏へ侵攻を開始した。地球防衛軍はリュウセイの拘禁を解き、軍曹へと降格させたうえで戦線へ復帰させた。
- 1 黄昏の故郷
- 2 月の男
- 3 再開
- 4 赤い修羅
- 5 邂逅
- 6 オペレーションSRW
- 7 R-コンビネイション
- 8 悲しい記憶は刃となる
- 9 ヴァリアブル・フォーメーション
- 10 この星の明日のために
- 11 絶望の宴はもうすぐ始まる
- 12 黒い十字架
商品情報[編集 | ソースを編集]
ゲーム本体 | 攻略本 | サウンドトラック |
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話題まとめ[編集 | ソースを編集]
- この作品のCMソングとして作られた「鋼の魂」は、『スーパーロボット大戦α』以降、バンプレストオリジナルロボット「SRX」のテーマソングとなっている。
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