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そして、自分達の介入が過激なものである事も自覚していたが、それもまた「戦争根絶」というソレスタルビーイングの理想が果たされると信じていたからこそであり、己の全てを任務に捧げようとしている。少なくとも、誇りも矜持も無く、大義名分と機体性能に胡座をかいて意気がっている弟や妹と違って、ヨハンの場合は、[[ガンダムマイスター]]としての誇りはトレミーのマイスター達に勝るとも劣らない。 | そして、自分達の介入が過激なものである事も自覚していたが、それもまた「戦争根絶」というソレスタルビーイングの理想が果たされると信じていたからこそであり、己の全てを任務に捧げようとしている。少なくとも、誇りも矜持も無く、大義名分と機体性能に胡座をかいて意気がっている弟や妹と違って、ヨハンの場合は、[[ガンダムマイスター]]としての誇りはトレミーのマイスター達に勝るとも劣らない。 |
2018年2月25日 (日) 22:49時点における版
ヨハン・トリニティ | |
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外国語表記 | Johan Trinity |
登場作品 | |
声優 | 小西克幸 |
種族 | 地球人(試験管ベビー) |
性別 | 男 |
年齢 | 26歳 |
髪色 | 黒 |
所属組織 | ソレスタルビーイング |
所属部隊 | チームトリニティ |
役職 | ガンダムマイスター |
概要
トリニティ兄妹の長男で、ソレスタルビーイングのセカンドチーム・チームトリニティを率いる。乗機はガンダムスローネアイン。
チーム内では最も沈着冷静で、攻撃的なミハエル・トリニティやネーナ・トリニティを諌める役目を補う。しかし、そんな弟や妹の行動にはある程度過剰な攻撃的なことをあえてやらせて、そして自分は抑える行動を取る等、彼等の暴挙を少なからず容認し、「我関せず」といった体であることも多い。
しかし、ヨハン本人には、弟妹のように虐殺を行うような趣味はない事は小説版で明言されており、内心では「どうせ勝てないのだから早く逃げてほしい」と考えているなど、上から目線ではあったが、無駄な殺傷を好まない一面も見せている(実際、オーバーフラッグスとの戦闘ではミハエルを止めようとした場面もある)。
そして、自分達の介入が過激なものである事も自覚していたが、それもまた「戦争根絶」というソレスタルビーイングの理想が果たされると信じていたからこそであり、己の全てを任務に捧げようとしている。少なくとも、誇りも矜持も無く、大義名分と機体性能に胡座をかいて意気がっている弟や妹と違って、ヨハンの場合は、ガンダムマイスターとしての誇りはトレミーのマイスター達に勝るとも劣らない。
自分達兄妹の出生についても知っており、「生まれながらにしてガンダムマイスターとしての宿命を背負っていた」事も、ヨハンに非情な行為も辞さない強い使命感を抱かせる要因になっていたとも言え、ヴェーダの意思を至上とする初期のティエリア・アーデと似通った部分もある。ヨハンが常識人である事は大森倖三氏の漫画版でも強調されており、トリニティとトレミーのマイスターの戦闘中にGN-Xの配備を知って真っ先に休戦を呼び掛けている。
しかし、ヨハンらトリニティチームの本質はアレハンドロ・コーナーの私兵集団で、その野心の道具に過ぎず、その真の利用価値についてまでは、ヨハンも最後の最期まで知らなかった。
最後はアレハンドロの目的が終えた時点で、用済みとして抹殺命令を受けたアリー・アル・サーシェスによってモビルスーツ戦に敗れ、機体ごと爆散して戦死。自分達が捨て駒として利用されていた事実を受け入れられず、死の瞬間まで自分達の出生のことを口にしていた。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。当初は味方側のNPCで登場し、その後は敵となる。ルートによってはイベントでしか登場しないので、影が薄い。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
エースボーナス
人間関係
- ミハエル・トリニティ
- 弟。
- ネーナ・トリニティ
- 妹。
- ラグナ・ハーヴェイ
- チームトリニティの直接の上司だが、最終的に裏切られてしまう。
- アレハンドロ・コーナー
- チームトリニティはラグナを通してアレハンドロの命令で動いているだが、ヨハン達は最後まで彼の存在を知る事は無かった。
- グラハム・エーカー
- 部下の敵討ちを志す彼によって、ガンダムスローネアインに傷を負わされる。
- アリー・アル・サーシェス
- アレハンドロが差し向けたチームトリニティへの刺客。弟ミハエルおよびヨハン自身が彼の手に掛けられてしまった。
- 刹那・F・セイエイ、ロックオン・ストラトス
- プトレマイオスチームのガンダムマイスター。1st第19話「絆」において刹那達から攻撃を受けた際に、彼等の本名を暴露して仲間割れを誘った。
他作品との人間関係
- カミナ、オズマ・リー
- 『第2次Z破界篇』の中断メッセージで共演。彼等と「どの弟分or妹分が優れているか」という議論を繰り広げた。
- ちなみに、彼等はヨハン本人も含め全員小西克幸氏が演じている。
名台詞
1st
- 「世界に見せる必要があるのさ。ソレスタルビーイングの本気さをな…」
- 第17話「スローネ強襲」より。ミッションが発令し、人遣いが荒いと悪態を突くミハエルに対して。そしてプトレマイオスチームより過激な「本気」の武力介入を始める。
- 「GNメガランチャー、撃つ!」
- 「ドッキングしたスローネドライからスローネアインへGN粒子の転送が完了した」というネーナからの報告を受けて。スローネアインから放たれたGNメガランチャーは、エイフマン教授をこの世から消し、MSWAD基地を壊滅させた。
- ちなみに、上記の台詞はニンテンドーDS用ソフト『機動戦士ガンダム00』にて攻撃時の台詞に採用されている…のだが、他のガンダムスローネとドッキングしていない状態なのに「GNメガランチャー」と称している。
- 「次のミッションもある…ガンダムマイスターは多忙だからな」
- オーバーフラッグスと勝手に戦ったミハエルをハワードが乗るオーバーフラッグを撃墜した所で撤退させた時の台詞。
- 「錯乱したか、エクシア…。ミハエル、応戦しろ!」
- 第19話「絆」より。チームトリニティの過激な武力介入に憤った刹那が「貴様達はガンダムではない!」とチームトリニティを排除すべく攻撃してきた際の台詞。
- ちなみに刹那が言う「ガンダム」とは「戦争根絶を体現するもの」という意味なのだが、ヨハン達にとってそんな意味は知る由も無い。故に、「刹那は錯乱している」と解釈したのだろう。
- 「我々を裏切った。いや、最初から葬り去るつもりだったのか? ラグナ・ハーヴェイ!」
- 第21話「滅びの道」より。チームトリニティの秘密基地に攻撃を仕掛けてきた国連軍GN-X部隊をGNハイメガランチャーで迎撃した際の独白。その後、辛うじて敵中突破に成功する。
- ちなみにヨハンの読み通り、ラグナはチームトリニティを裏切っていた。しかし、ラグナは既に何者かによって始末されていた。
- 「バカな…私達は、マイスターとなるために生み出され、そのために…生きて…」
- 第22話「トランザム」より。ヨハンは、弟・ミハエルを手に掛けた仇敵であるサーシェスのスローネツヴァイと戦うも、力及ばず。そして、自分達が「使い捨ての道具」であった事実を知り、愕然とした表情で両目に涙を浮かべながら最期の時を迎えた…。
他媒体
- 「これだけの力がありながら、なぜ世界をいたぶる?」
「世論など気にして、崇高な使命を全うできるか!」
「完全なる悪となり、全てを灰にしろ! 新たな世界の為に!」 - ニンテンドーDS用ソフト『機動戦士ガンダム00』において戦闘中に発する台詞群。全世界に対する苛烈な武力介入を是とし、プトレマイオスチームのこれまでのやり方を徹底的に否定する。
- しかし、その一方で3行目のヨハンの台詞からはプトレマイオスチームの面々と同じく、「自分の行いが悪である」と自覚および覚悟している事がうかがえる。
- 手法や価値観等の是非の論議はさておき、ヨハンもまた戦争根絶の使命に殉じるソレスタルビーイングのガンダムマイスターだったのだ。
- 「フ…、いささか、地味な、幕引きだな…」
- 同ゲームにおけるラストバトルで敗北した際の断末魔。プトレマイオスチームへの(ソレスタルビーイングの監視者からの)刺客の任務に失敗したものの、従容として自身の死を受け入れた。
- 結局、監視者にとって使い捨ての存在である事には変わりないとはいえ、ガンダムマイスターとしての誇りを抱きながら最期を迎える事ができた『DS』版のヨハンは、原作の彼と比較して報われているのかもしれない。
余談
- ヨハン・トリニティは年甲斐も無い超ローライズの短パンを履かされており、放映当時にその服装センスはネタ扱いされていた。
- なお、後日発売された『機動戦士ガンダム00』のキャラクターデザインを担当した高河ゆん氏の画集において設定段階では、長ズボンであった事が判明した。何故、ああなった…。
資料リンク
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