「ファルセイバー」の版間の差分
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2015年9月24日 (木) 14:58時点における版
ファルセイバー(Fall Saber)
『スーパーロボット大戦BX』の主役機。悪に敢然と立ち向かう、生きているスーパーロボット。
過去の記憶を失っており、覚えているのは「別の世界からやってくる悪と戦う事」「ユキを守らねばならないこと」など数少ない。原因は不明だが、自分の意志だけでは満足に動くことができず、戦うためには彼に意志を伝達する融合者が必要となる。
性格は真面目で、特に機械然としたところはない。また、面倒見が良く、子供達だけでなくヨウタやユキの保護者的な一面を垣間見せることも。ただし、自らの使命が特に関わってくる場面では、大人としての冷たく見える判断をする事もある。
ユキの持っている「運命の石」と繋がっており、石を通して話すことが可能。なお、感覚もつながっているのか、石を磨くとくすぐったくて笑ってしまう。
その正体は、かつて勃発した「異世界大戦」を終結させるため、起点となった「始まりの地」を中心に展開された次元隔離結界「境界」の管理者兼守護者として生み出された「次元の守人」。現在は3万年前のミケーネ帝国との戦いで大ダメージを負い、その結果力の源である「至宝」のうち3つを失った不完全な状態である。
名前の由来はケルト神話の神族トゥアハー・デ・ダナンの持つ四つの至宝の一つ、「運命の石リア・ファル」。
四つの至宝
ファルセイバーの力の源となる四つのエネルギー。敵を討つ力である「力の至宝」、使命を司り境界の力を循環させる「記憶の至宝」、動力である「生命の至宝」、全体の核となる「心の至宝」に分かれている。
ミケーネとの戦いで致命傷を負った際に失われており[1]、「心の至宝」のみで実体化していた。そのため、守人としての力は半減し、使命に関する記憶も失い、単独で戦うことも出来ず、ただ心に刻まれた「ユキを守る」という目的のために行動していた。
これは、管理者である自身が消える、あるいは力を失えば境界の力も失われ、異世界大戦が再燃してしまう恐れがあったため、緊急措置としてユキ自身に境界の力を封印、自身はその守護者となることで使命を続行しようとしたのが理由。
その後、「力の至宝」は機動槍「ブリューナク」と化し、亜空間を彷徨った末地球近海でデストルークに回収されブルーヴィクターとして生まれ変わり、ファルセイバーの前に現れることになる。 「生命の至宝」はオウストラル島の遺跡に同化し、「記憶の至宝」は境界の力と共にユキが受け継いでいた。
ジスペルとの決戦後、全ての至宝を取り戻したことで守人本来の力を回復し、かつてと同じく境界を守護し続けることとなった。なお、表最終話に進みジスペルが現れなかった場合は、境界の力の半分をバルギアスに奪われたため、「生命の至宝」をユキへ継承させて蘇生、子々孫々と伝えることで使命を果たすことになる。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 主人公機。メインパイロットはヨウタ。ファルセイバー自身もサブパイロットとなっている。前作とは違い、参入は第1話から。
- 性能はスーパーロボットらしい仕上がりになっているが、特別高い能力は無くやや器用貧乏気味。過去作で言えばラッシュバードに近いタイプ。
- 特にバリアや耐性があるわけではなく運動性も平均レベルなので、特殊武器を満載した邪悪獣が天敵。単機無双が出来るほど強いわけではなく燃費も平均なので、補給装置持ちかENボーナスを持った機体と組みたいところ。エリアルスパーク解禁後は、サブパイロットとして、ユキが再度融合する事も含め、ボスキラーとしても活躍可能。
- 特殊能力である「心の至宝」が「毎ターンパイロット全員の精神ポイントが10回復」と優秀である為、精神コマンドを生かした立ち回りがしやすい。
- なお、彼も戦術指揮担当となっている。ちなみに会話シーンでは基本的にユキの石を通じての映像で登場するが、格納庫で対面して話すシーンでは細かいことに、下から見上げるような顔グラになっている。
- ちなみに、ヨウタのDVEがあるためか、携帯機シリーズでは珍しく名前の変更は不可。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 『BX』発売記念として、本機のLRカードが配布される。なお、他のバンプレストオリジナルの例に漏れず、シナリオどころか会話にも一切参加しない、ゲスト扱い。なお、武装はファルブレイズ。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- ペンタクルショット
- 手甲から放つ衝撃波。地を這うように飛んでいくが空中の相手にも問題なく命中する。
- セイバーナックル
- 手甲を展開し、エネルギーを収束させて殴り飛ばす。
- ファルブレイズ
- 心の炎を収束させ、両肩に魔法陣を展開して炎の竜巻を放つ。攻撃力低下効果あり。エリアルスパーク解禁までの最強技だが、最大射程6の非P兵器と半端なので微妙に使いづらい。
- ファルブレード
- 腰に収納されている剣。通常は柄だけで、エネルギーによって刀身を形成する。これ単体の武装としては使用できず、エリアルスパークで使用する。
- 胸部ビーム
- 胸部に魔法陣を展開して放つビーム。単体での使用はせず、エリアルスパークで使用する。発射時に名前を叫ばないため名称は不明。
必殺技
- エリアルスパーク
- 中盤で解禁される必殺技。ファルブレードで敵に突撃し、零距離で光線を放って吹き飛ばしてから突き刺し、最後に一閃する。この手の技では珍しく射程が2あるので援護攻撃に参加しやすいのが利点。
特殊能力
- 心の至宝
- 毎ターンパイロットの精神ポイントを10回復する。恐らく全てを満たすというダーナの四至宝の一つ「ダグザの大釜」が元ネタ。
移動タイプ
サイズ
- M
機体ボーナス
機体BGM
- 「君と共に」
- 通常戦闘BGM。
- 「エリアルスパーク」
- エリアルスパーク使用時BGM。スーパーロボットお約束の必殺技専用固定BGMでBGMをエディットしていてもこちらが流れる。BXでは、使用時には流れるがBGMリストに追加されず、他機体等に設定できるのは2周目以降。
ステータス設定の傾向
精神コマンド
戦術指揮
- 防御力上昇、対デストルークへの攻撃・防御力上昇、取得経験値10%上昇
- BXで採用。
人間関係
- ヨウタ・ヒイラギ
- 先代の融合者であるマコトの息子で現・融合者。初めは適応率が低いという理由で彼との融合を拒んでいたが、彼の強い決意に押され、共に悪との戦いに挑む。
- ユキ・ヒイラギ
- 失われた記憶の中、「彼女を守ること」は覚えていた。第1話でヨウタと一緒に融合する。彼女に対してはかなり過保護気味。
- マコト・ヒイラギ
- 先代の融合者。
- ブルーヴィクター
- 「デストルークの守護者」を名乗る謎のロボット。ファルセイバーを執拗に狙い何度も襲ってくる。正体はかつて失った「力の至宝」の化身。こちらの名前は四至宝の一つ、「魔槍ブリューナク」が由来。
- バルギアス、ディボーティー
- デストルークの首領と幹部である宿敵。
他作品との人間関係
- 勇者ロボ軍団
- 以前ともに戦っていた仲間。先代融合者であるマコトとは面識がある模様。
- 超竜神
- 戦友の一人。オービットベース防衛戦で離別してしまったがオウストラル島で再会。なお、離脱と復帰のタイミングが全く同じである。
- ミケーネ帝国との戦いで致命傷を負った際、三つの至宝を失うだけで済んだのは、過去に飛ばされていた彼がザ・パワーに救済を願ったためである。
名台詞
- 「今ある運命を切り拓くというのなら、私の名を呼べ!」「私の名は…!」
- 第1話「動き出す運命」より。ヨウタとの初融合時のセリフ。DVE。
迷台詞
- 「ユキ、それは認められない。君にはまだああいった服装は早い」
- 八稜郭の面々の格好を見て、着ようかと言い出したユキに対して。多分プレイヤーの何割かは「お前は父親か」と突っ込んだことだろう。
- 「ユキ…あれほど私がその格好はダメだと…!」
- 一番星コンテストでユキが本当に八稜郭の面々の衣装を着た時の反応。大慌てでステージに突撃しようと暴走し、氷竜と炎竜に抑えられている。直後の戦闘でも衣装について突っ込みを入れたりと、完全に過保護な親父である(ヨウタにも父親かと指摘された)。
- 「!?よせ、ユキ!それは無茶だ!」
- キャンペーンマップ「チョコレートカーニバル&フェスティバル」のクリア後。ユキがファルセイバーにチョコを味わわせようとして失敗した結果、今度はヨウタにファルセイバーの分も食べさせて融合時に味わってもらおうと言い出した時の反応。
- ファルセイバーのリアクションからよほどの量だったのか、後に登場するヨウタは相当参っていた(曰く「もらいすぎも正直厳しい」)。
- 「ユキ、裏技とやらは禁止だ。そういった方法は君の為にならない。」
- キャンペーンマップ「電脳遊戯の戦場」のクリア後、勝とうとするために策を講じようとしたユキに先んじて。実際に裏技などはスパロボに限らずゲームを面白くなくするため使う場合は注意して使うこと。
余談
- 「意志と使命を持ったスーパーロボット」「主人公の少年と融合して戦う」というコンセプトと、機体デザインの面から「ぶっちゃけた話勇者シリーズ」とうますぎWAVEで言及されている。
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