「南極事件」を編集中
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− | + | 南極事件(Antarctic Event)とは、『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』における[[出来事]]。 | |
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[南極 | + | [[南極]]で行われた地球と[[異星人]]との会談が、[[グランゾン]]に搭乗する[[シュウ・シラカワ]]の反乱によって決裂した事件を指す。 |
なお、詳しい内容については各項目を参照。作品によって経緯が異なっており、まとめると | なお、詳しい内容については各項目を参照。作品によって経緯が異なっており、まとめると | ||
− | * | + | *第4次はおそらくシュウの独断で引き起こされたもの |
− | * | + | *Fはゼゼーナンの陰謀により引き起こされたもの |
*OGシリーズでは実行こそシュウが行ったものの、独断ではなくEOTI機関(ビアン・ゾルダーク)の意向を受けてのもの | *OGシリーズでは実行こそシュウが行ったものの、独断ではなくEOTI機関(ビアン・ゾルダーク)の意向を受けてのもの | ||
と分けることができる。 | と分けることができる。 | ||
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=== [[魔装機神シリーズ]] === | === [[魔装機神シリーズ]] === | ||
− | 「メモリアル・デイ」において、マサキの回想としてマサキが南極事件に遭遇したエピソードが語られる。ここで判明した事は、マサキは事件後に南極を訪れシュウから「これから[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]博士と会う」という言葉を受け、[[ディバイン・クルセイダーズ]]([[DC]])を追うことになった事である。 | + | 「メモリアル・デイ」において、マサキの回想としてマサキが南極事件に遭遇したエピソードが語られる。ここで判明した事は、マサキは事件後に南極を訪れシュウから「これから[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]博士と会う」という言葉を受け、[[ディバイン・クルセイダーズ]]([[DC]])を追うことになった事である。<br />第4次ではマサキはゲストがこの事件に関わっていた事やこの事件が特記事項としてあらゆる記録から抹消されている事まで把握していたが、この回想場面ではシュウが襲撃した相手の一部が異星人だった事までは掴めていないので、その辺りの事は後でシュウに聞いたものと思われる。OGサーガ魔装機神Iでは[[リュウセイ・ダテ]]が登場している。 |
− | + | === [[スーパーロボット大戦F]] [[スーパーロボット大戦F完結編]] === | |
− | |||
− | === [[スーパーロボット大戦F]] | ||
[[国連]]と[[ゲスト]]の[[テイニクェット・ゼゼーナン]]が、それぞれの目的で策謀した結果起こった事件として扱われる。 | [[国連]]と[[ゲスト]]の[[テイニクェット・ゼゼーナン]]が、それぞれの目的で策謀した結果起こった事件として扱われる。 | ||
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『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』と同様の経緯で発生した事件だが、その背景設定はより細かくなっている。 | 『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』と同様の経緯で発生した事件だが、その背景設定はより細かくなっている。 | ||
− | 地球に落ちた隕石[[メテオ3]]から得られた超技術EOTを管理していた[[EOT特別審議会]] | + | 地球に落ちた隕石[[メテオ3]]から得られた超技術EOTを管理していた[[EOT特別審議会]]は、もしもメテオ3を落とした異星人が本格的に地球に攻めて来た場合、到底勝ち目はないと判断。和平交渉ではなく、無条件の完全降伏をするべきと主張したのである。この裏には審議会が無条件降伏を果たした功労者と異星人側に認められれば、異星人支配下の地球で審議会が特権階級につくことができるという打算もあったようだ。 |
+ | 審議会は「メテオ3を落とした異星人(つまりは[[エアロゲイター]])のメッセンジャー」として接触してきた[[ニブハル・ムブハル]]のコネクションを使い、彼を通じて地球側の情報の多くを売払い、そして向こうから要求されるがままに地球の物資を使ってEOTを使った兵器を開発していった。そして異星人に献上する「貢物」を用意し終わった審議会は、それの受け渡しと無条件降伏の調印のために南極に「[[ゲスト]](お客さん)」として異星人たちを招待する。 | ||
− | だがそこにやってきたのは'''エアロゲイターを装った[[ゾヴォーク]]''' | + | だがそこにやってきたのは'''エアロゲイターを装った[[ゾヴォーク]]'''であった。審議会は騙されて全く別の異星人のために働かされていたのだが、どうも最後までそのことには気づかなかった様子。 |
+ | 一方、この秘密裏の降伏計画を知った[[EOTI機関]]のビアン博士とシュウは、彼らの正体がエアロゲイターではないことにも気づいており、地球を売り渡すために行われた会談を襲撃することで地球を売り渡すことを阻止した(告死鳥戦記ではこの時、Fと同様に政府高官とゲストの要人の大半が死亡したことが語られている)。そしてEOTI機関はディバイン・クルセイダーズを名乗り連邦政府に宣戦を布告。異星人に献上するために用意されていた兵器群はほとんどがDCによって接収された。 | ||
− | + | 第2次OGでこの時にゲストと呼ばれた異星人が本格的に地球に侵攻してきたこともあり、特異点崩壊の際にシュウが改めてその事実を語っている。 | |
旧シリーズと異なり、表向きシロガネとグランゾンの竣工式として公開されていたため、事件そのものも特に秘匿されていない。また、このときの映像がDCのプロパガンダとして広まったため、ヴァルシオンを差し置いてグランゾンがDCの旗機と認識されるに至っていたようである(コトブキヤ グランゾンの解説書より)。 | 旧シリーズと異なり、表向きシロガネとグランゾンの竣工式として公開されていたため、事件そのものも特に秘匿されていない。また、このときの映像がDCのプロパガンダとして広まったため、ヴァルシオンを差し置いてグランゾンがDCの旗機と認識されるに至っていたようである(コトブキヤ グランゾンの解説書より)。 | ||
− | + | 余談だが、第2次OGにて[[D]]のキャラが参戦したため、南極には[[ファブラ・フォレース]]があることになった。南極でのグランゾンの破壊行動がファブラ・フォレースへの干渉となったかどうかについては不明だが、南極事件と[[アインスト]]の襲撃が[[ジョシュア・ラドクリフ|ジョッシュ]]が機動兵器に乗るきっかけになったという設定がある。 | |
− | == 関連人物 == | + | === 関連人物 === |
− | === 共通 === | + | ==== 共通 ==== |
;[[シュウ・シラカワ]] | ;[[シュウ・シラカワ]] | ||
:南極事件の当事者。 | :南極事件の当事者。 | ||
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:事件を目撃した人物。[[神聖ラングラン王国]]崩壊後に地上に上がり、直ぐにシュウを追跡して偶々出くわした。 | :事件を目撃した人物。[[神聖ラングラン王国]]崩壊後に地上に上がり、直ぐにシュウを追跡して偶々出くわした。 | ||
− | === 版権キャラクター === | + | ==== 版権キャラクター ==== |
;[[タシロタツミ]]、[[碇ゲンドウ]]、[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ;[[タシロタツミ]]、[[碇ゲンドウ]]、[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ||
− | : | + | :[[スーパーロボット大戦F|F]]で同席。 |
− | === OGシリーズのみ === | + | ==== OGシリーズのみ ==== |
;[[アルバート・グレイ]] | ;[[アルバート・グレイ]] | ||
− | :[[EOT特別審議会]] | + | :[[EOT特別審議会]]より、大使として出席していた(DWではシュウと共にゼゼーナンと対面する様子が見られる)。この事件の段階では上記の事実を考えると負傷のみで済んだのはある意味幸運だったのだろう(最も、その後[[エアロゲイター]]の襲撃で死亡してしまうのだが)。 |
;[[リュウセイ・ダテ]]、[[アヤ・コバヤシ]]、[[ライディース・F・ブランシュタイン]] | ;[[リュウセイ・ダテ]]、[[アヤ・コバヤシ]]、[[ライディース・F・ブランシュタイン]] | ||
− | :警備任務に就いていたが、この時点では裏の事情を知る由もなかった。後に「暁の決戦」で真相が明かされた時に驚愕することになった。なおリュウセイはこの関係で[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL| | + | :警備任務に就いていたが、この時点では裏の事情を知る由もなかった。後に「暁の決戦」で真相が明かされた時に驚愕することになった。なおリュウセイはこの関係で[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|OG版LOE]]における事件の回想シーンにも登場している。 |
;[[ニブハル・ムブハル]] | ;[[ニブハル・ムブハル]] | ||
:異星人とコネクションを持つ謎の人物で、会談の仲介役を行っていた。審議会からは[[エアロゲイター]]の人間と思われていたようだが、実際は[[ゾヴォーク]]の出身。 | :異星人とコネクションを持つ謎の人物で、会談の仲介役を行っていた。審議会からは[[エアロゲイター]]の人間と思われていたようだが、実際は[[ゾヴォーク]]の出身。 |