「内海」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| 読み = うつみ | | 読み = うつみ | ||
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|機動警察パトレイバー}} | | 登場作品 = {{登場作品 (人物)|機動警察パトレイバー}} | ||
| 声優 = {{声優|鈴置洋孝}} | | 声優 = {{声優|鈴置洋孝}} | ||
− | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|ゆうきまさみ}} | + | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|ゆうきまさみ}}<br />{{キャラクターデザイン|高田明美}} |
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦Operation Extend}} | | 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦Operation Extend}} | ||
| SRWでの分類 = [[NPC]] | | SRWでの分類 = [[NPC]] | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 巨大多国籍企業シャフトの日本法人シャフト・エンタープライズ・ジャパンで、アーケードゲーム機やゲームソフトの製品企画や市場調査を行う部署である企画7課の課長。ただし企画7課本来の仕事は高度専門技術者と工作員で構成されるシャフト内の裏仕事部隊であり、内海も本来は非合法活動を組織的に行うエージェントのリーダーである。 | |
− | + | いつもへらへらした笑顔で飄々としている快楽主義者だが、内面は子供っぽい[[性格]]で課の開発した[[レイバー]]「[[グリフォン]]」を率いて、ゲーム感覚なのか愉快犯なのかわからない破天荒さで特車二課に戦いを引き起こす危険な男。 | |
− | + | [[AV-98イングラム|イングラム]]に対抗できる高性能機種の開発を目指すSEJ上層部に対し、「イングラムのデータそのものを入手したい」「軍用なのに実戦を経験していない[[ブロッケン]]のテスト」という大義名分を掲げながら、自社製品とはいえ軍用レイバーを日本に持ち込んで反社会勢力に譲渡して警察に挑戦させるという破天荒ぶりを発揮。更に「'''自分が楽しむための趣味'''」としてグリフォンを作る、レイバー同士の格闘戦を無邪気に喜ぶなどの子供っぽさと、頭の回転の早い切れ者の両面を持つ。更に漫画版では本性を見せると、表情や発声が一転して険しくなり言葉遣いも急に荒くなる、企画7課を邪魔しようとしたシャフト・セキュリティー・システム(通称「SSS」。シャフト・エンタープライズの私兵的警備会社)の関係者を爆殺したりなど冷徹な悪漢ぶりも発揮する。逆にアニメ版ではそういった面は見られず、発声にドスを利かせた場面も非常に少ないなど、笑顔を絶やさない余裕のあるキャラクター性が強調されている。ただし「血を見るのが嫌いだから、人が目の前で死ぬのはイヤ(=相手の殺害が避けられないなら自分の目の範囲外でやってくれ<ref>熊耳を銃撃した部下を叱責したり、SSSに対し爆殺という手段をとるのもその表れ。</ref>)」というワルらしからぬ態度は同じ。 | |
− | + | [[香港]]支社に所属していた時は「リチャード・王」と名乗っていたが、詳細は不明。そもそも内海という名が本名なのか、また日本人なのかどうかもはっきりしない<ref>ただし「いわゆる日本人という民族」のメンタルについてはよく知っているようである。名台詞参照。</ref>。 | |
− | + | アニメ版では黒崎と二人仲良く逃亡に成功して姿を消したが、漫画版では[[特車二課]]に敗北後、海外逃亡を企てるが元シャフト・セキュリティー・システムのジェイクという男に刺されて絶命<ref>直接的な描写はないが、刺された直後でありながら大量の出血をしていたこと、松井が指紋からの身元判明と話していること等から推測される。</ref><ref>ちなみに、漫画版作者であるゆうきまさみ氏は「少年誌だからこそ内海は殺しておかなければ、と考えた」と証言している。</ref>する最期を迎えた。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] |
:初登場作品。当初は原作同様特車二課や[[コネクト・フォース]]と敵対するが、後にシャフト上層部の意向によりバドと[[グリフォン]]をコネクト・フォースに出向させ、まさかの味方化。裏方での工作・交渉等でコネクト・フォースを支援する。 | :初登場作品。当初は原作同様特車二課や[[コネクト・フォース]]と敵対するが、後にシャフト上層部の意向によりバドと[[グリフォン]]をコネクト・フォースに出向させ、まさかの味方化。裏方での工作・交渉等でコネクト・フォースを支援する。 | ||
:エンディングにて後藤に逮捕されそうになるが、[[日本]]に到着する前に黒崎と共に逃亡した。 | :エンディングにて後藤に逮捕されそうになるが、[[日本]]に到着する前に黒崎と共に逃亡した。 | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;[[バドリナート・ハルチャンド]] | ;[[バドリナート・ハルチャンド]] | ||
− | : | + | :部下。 |
;[[黒崎]] | ;[[黒崎]] | ||
:部下。漫画版作者のゆうきまさみは「忠犬」と評した。 | :部下。漫画版作者のゆうきまさみは「忠犬」と評した。 | ||
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:敵対関係だが、ウマが合うところも。 | :敵対関係だが、ウマが合うところも。 | ||
;熊耳武緒 | ;熊耳武緒 | ||
− | : | + | :昔の恋人。現在は特車二課に所属。 |
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;地球防衛軍 | ;地球防衛軍 | ||
:[[テロリスト]]。データ収集のため変装して彼らに[[ブロッケン]]を提供するなど支援していた。 | :[[テロリスト]]。データ収集のため変装して彼らに[[ブロッケン]]を提供するなど支援していた。 | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
+ | ;「[[黒騎士|黒の騎士]]とでも呼んでもらおうか」 | ||
+ | :TVアニメ版で[[泉野明|野明]]と[[篠原遊馬|遊馬]]の前に姿を現した際に、ニコニコしながら猫なで声のようなソフトなしゃべりで自己紹介。 | ||
+ | :自社製品のゲームに遊馬が手こずっていたのを見て、それを見かねて声をかけた模様。素晴らしい腕で全面クリアして見せるが、開発チームだからうまいわけではなく猛練習したことがバドとの会話で明らかになる。 | ||
; 「ば、バカ!なぜ撃った!?」 | ; 「ば、バカ!なぜ撃った!?」 | ||
: 自分の事を知る熊耳を撃った部下に対する𠮟責。めったに見せない真剣な表情をしていることを考えると彼女に未練があることが窺える。 | : 自分の事を知る熊耳を撃った部下に対する𠮟責。めったに見せない真剣な表情をしていることを考えると彼女に未練があることが窺える。 | ||
− | : | + | : 恋愛感情とは言えないだろうが、内海本人は物語の終盤では熊耳に向かって「君を愛しているから(誘拐した)」とか「君を手に入れるためなら何人死んだっていい」と臆面もなく言い放っている。 |
;「[[バドリナート・ハルチャンド]]!! いい加減にしろ! 引き上げどきを間違えるな! このまま警察の手に落ちる気か!!」※漫画版<br />「バドリナート・ハルチャンドちゃん。いい加減になさぁい、引き上げどきを間違えるんじゃない! このまま警察の手に落ちる気なの?」※アニメ版 | ;「[[バドリナート・ハルチャンド]]!! いい加減にしろ! 引き上げどきを間違えるな! このまま警察の手に落ちる気か!!」※漫画版<br />「バドリナート・ハルチャンドちゃん。いい加減になさぁい、引き上げどきを間違えるんじゃない! このまま警察の手に落ちる気なの?」※アニメ版 | ||
:予定外のアクシデントでダメージを受けたグリフォンが捕縛されそうになって。普段は友達のように接しているバドをフルネームで呼び、漫画版では叱責して離脱を命令する一方、アニメ版では母親の様な口調で離脱を命令する。 | :予定外のアクシデントでダメージを受けたグリフォンが捕縛されそうになって。普段は友達のように接しているバドをフルネームで呼び、漫画版では叱責して離脱を命令する一方、アニメ版では母親の様な口調で離脱を命令する。 | ||
;「高度が取れていない。これでは海に落ちるぞ!」※漫画版<br />「高度が取れてない。これじゃ海にドボンだ。」※アニメ版 | ;「高度が取れていない。これでは海に落ちるぞ!」※漫画版<br />「高度が取れてない。これじゃ海にドボンだ。」※アニメ版 | ||
:上記の一件の後、何とか離脱に成功したバドだが、ダメージを受けた影響でグリフォンの高度が取れない状態になっているのを見届けて。こちらも漫画版・アニメ版とで台詞が異なっている。 | :上記の一件の後、何とか離脱に成功したバドだが、ダメージを受けた影響でグリフォンの高度が取れない状態になっているのを見届けて。こちらも漫画版・アニメ版とで台詞が異なっている。 | ||
− | + | ;「内海でございまぁす♪」 | |
− | ; | + | :携帯電話越しに発した第一声。アニメ版『サザエさん』風のイントネーションである。 |
− | : | ||
;「週刊誌の作り方知ってるかい?」<br />「強きをけなし弱きを笑う。勝者のアラ探しで庶民の嫉妬心をやわらげ、敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える」<br />「これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな」<br />黒崎「''卑しい国民だ''」<br />「だから、独裁者も革命家も出現しないんだよ。いい国じゃないか、まったく」 | ;「週刊誌の作り方知ってるかい?」<br />「強きをけなし弱きを笑う。勝者のアラ探しで庶民の嫉妬心をやわらげ、敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える」<br />「これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな」<br />黒崎「''卑しい国民だ''」<br />「だから、独裁者も革命家も出現しないんだよ。いい国じゃないか、まったく」 | ||
:漫画版第14話「嵐の到来その2」より。悪徳週刊誌『パトス』に食いつかれた[[特車二課]]の記事を見ての皮肉。 | :漫画版第14話「嵐の到来その2」より。悪徳週刊誌『パトス』に食いつかれた[[特車二課]]の記事を見ての皮肉。 | ||
:冷やかさに満ちた黒崎の一言に、ドキリとさせられた読者は少なくないであろう。 | :冷やかさに満ちた黒崎の一言に、ドキリとさせられた読者は少なくないであろう。 | ||
:マスメディアや大衆の愚かな部分を辛辣に皮肉る内海と黒崎の会話シーンは、漫画版において最も有名な場面の一つとなっている。 | :マスメディアや大衆の愚かな部分を辛辣に皮肉る内海と黒崎の会話シーンは、漫画版において最も有名な場面の一つとなっている。 | ||
− | ;「ぼくの留守中、何をすればいいかわかってるね?」<br /> | + | ;「ぼくの留守中、何をすればいいかわかってるね?」<br />黒崎「わかってますよ。'''なにもしなければ'''いいんでしょ?」<br />「その通り!'''楽しいことは全部残しといてくれよ'''。」 |
:「快楽主義者」の内海、「忠犬」の黒崎を象徴するセリフ。 | :「快楽主義者」の内海、「忠犬」の黒崎を象徴するセリフ。 | ||
;「やれやれ、不粋なもんだよ。せっかくの巨人の格闘に飛び道具を持ち出すかね」<br />「バドもバドだ。ロマンってもんがわかってないんじゃないか?」 | ;「やれやれ、不粋なもんだよ。せっかくの巨人の格闘に飛び道具を持ち出すかね」<br />「バドもバドだ。ロマンってもんがわかってないんじゃないか?」 | ||
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;「黒崎くん、自分が不利の状況で頭を下げるのは下策だよ。頭は優位に立ったときこそ下げるもんだ!」 | ;「黒崎くん、自分が不利の状況で頭を下げるのは下策だよ。頭は優位に立ったときこそ下げるもんだ!」 | ||
:シャフト内の勢力争いでグリフォンを取り上げられそうになるが、巧みな立ち回りで対抗勢力を翻弄して。 | :シャフト内の勢力争いでグリフォンを取り上げられそうになるが、巧みな立ち回りで対抗勢力を翻弄して。 | ||
− | : | + | :この後も「対抗勢力の別荘敷地内にグリフォンを隠す」「相手の目の前でグリフォン(実は[[偽物]])を爆破する」など破天荒な行動を繰り返す。 |
;「こいつ…どうしてこんなことを……」 | ;「こいつ…どうしてこんなことを……」 | ||
− | : | + | :漫画版ラスト、死亡時の台詞。 |
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== 余談 == | == 余談 == | ||
* 担当声優の鈴置洋孝氏の死去後に発表された『CR機動警察パトレイバー』では、氏の持ち役を多く引き継いだ[[声優:成田剣|成田剣]]氏が代役を担当している。 | * 担当声優の鈴置洋孝氏の死去後に発表された『CR機動警察パトレイバー』では、氏の持ち役を多く引き継いだ[[声優:成田剣|成田剣]]氏が代役を担当している。 |