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スーパーロボット大戦Wiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-03-28T17:46:15Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.35.1
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加持リョウジ
2020-09-22T00:11:55Z
<p>210.155.61.242: /* 概要 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 読み = かじ リョウジ<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Ryoji Kaji]]<br />
| 登場作品 = [[エヴァンゲリオンシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|新世紀エヴァンゲリオン}}<br />
*[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]({{登場作品 (人物)|ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序|序}} / {{登場作品 (人物)|ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破|破}})<br />
*{{登場作品 (人物)|エヴァンゲリオン ANIMA}}<br />
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|山寺宏一|エヴァンゲリオンシリーズ|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|貞本義行|エヴァンゲリオンシリーズ}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦F}}<br />
| SRWでの分類 = [[サポートユニット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = [[種族::地球人]](日本人)<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 生年月日 = 1985年6月17日<br />
| 年齢 = [[年齢::30]]歳<br />
| 星座 = 双子座<br />
| 血液型 = [[血液型::A]]型<br />
| 所属 = {{所属 (人物)|ネルフ}}<br />[[日本]]政府内務省調査部<br />{{所属 (人物)|ゼーレ}}<br />
| 好きなこと = スイカの栽培<br />
}}<br />
'''加持リョウジ'''は「[[エヴァンゲリオンシリーズ]]」の登場人物。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[NERV]]の特殊監察部に所属する。<br />
<br />
[[葛城ミサト]]や[[赤木リツコ]]とは大学の同期で、ミサトとは一時期恋人関係にあった。[[惣流・アスカ・ラングレー]]と共に来日し、洋上でミサトと再会する事になる。飄々としているが、NERVの謎に深く関わっており、様々な所で情報を集めている。面倒見の良い一面もあり、ミサトの為に[[使徒]]殲滅の作戦を提示したり、悩む[[碇シンジ]]にアドバイスを送る事もあった。<br />
<br />
実は[[ゼーレ]]、[[日本]]政府にも所属する三重スパイという裏の顔をもっている。このような事を行ったのは[[人類補完計画]]の概要を知りたいという知識欲に駆られての事だが、一歩間違えば「死」が降り掛かる命がけの行為であった。そして、彼自身の最後の「仕事」としてゼーレの指令で[[冬月コウゾウ]]の拉致に関わるのだが、その後冬月を独断で解放したため、ゼーレが放った[[暗殺|暗殺者]](なお、漫画版では顔見知りの犯行と思われる)により凶弾に倒れた。そのスパイ活動で得た情報はミサトの手に渡る。<br />
<br />
ちなみに第弐拾壱話「ネルフ、誕生」のTV版放送当初は、加持を撃ったのはミサトのようにも思えるシーンの繋がり方をしていたが、後にLD&VCバージョンで修正が加えられた第弐拾壱話では加持が撃たれる前後にシーンの追加や繋がりの変更がされている。この追加シーンにはゼーレへの背信行為が露見しそうで立場が危うくなっているという加持のセリフがあり、暗殺者がゼーレ側の人間であることを示唆するようになっている。<br />
<br />
なお、ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』の加持が主役となるシナリオでは、原作と違った形の「最後の仕事」を行う為にミサトに心配されながらも見送られてゼーレの元へ赴く所でシナリオは幕を下ろし、加持がその後どうなったかは不明となるが、ミサトのシナリオで無事に彼女の元へ帰っている事が判明した。なお、ゼーレとの対決へ赴く際に、ミサトに「前に言えなかった事(おそらくプロポーズと思われる)を帰ったらする」と原作のような、[[死亡フラグ]]になりかねない事を言っている。<br />
<br />
『エヴァンゲリオン』はアスカ登場以降の一時期(いわゆる「第二部」において)明るい作風であったが、その一要素として挙げられるのが彼である。人柄と常識を兼ね備える「大人」としての魅力に溢れており、[[碇シンジ|シンジ]]を上手く導いた立役者である。その一方で、ミサトとの付き合いと関係修復の過程は子供が立ち入れない場面である(一部描写自体が「'''18禁をギリギリ回避した'''」と言われる代物)。加持の死はミサトやシンジを追い込み、アスカに止めを刺し、それに呼応するかのように作品自体も負のイメージが強くなった。「加持が生きていればエヴァンゲリオンという作品も大きく変わっていたに違いない」というのが、多くのファンの意見である。しかし、その反面、アスカの精神安定に全く貢献できなかった事も事実ではある。<br />
<br />
新劇場版では[[式波・アスカ・ラングレー]]との関係が無くなる等で出番は少なくなったが、シンジにアドバイスをするという役割は変わらず。<br />
<br />
なお、趣味のスイカの栽培についてであるが、別にスイカが大好きというわけではない。『エヴァンゲリオン2』によると、[[セカンドインパクト]]で多くの生命が死滅した世界でも、生き物が育っていくことができる様子を見るためにしているとの事である。<br />
<br />
=== ANIMA ===<br />
本作の舞台は旧劇場版のIF展開の3年後、つまりTV版24話までは踏襲しているはずなのだが'''何故だか生きている'''(しかもその説明は一切なし)。しかし、ケンスケと共に発見したキール・ローレンツのバイザーを発見し、それをかけようとしたケンスケの代わりにバイザーをかけたためにゼーレとしての意識を植え付けられ、以後はシンジたちの敵となる。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
基本的には全ての作品で声なしの[[NPC]]扱い。<br />
=== TV版 ===<br />
==== [[旧シリーズ]] ====<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]<br />
:初登場作品。<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:スイカを栽培し、[[ユウキ・コスモ]]に皮肉を言われたりしている。ラストは[[ネルフ]]を[[自爆]]させ、ゲンドウと共に運命を共にする。<br />
<br />
==== [[αシリーズ]] ====<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:原作と同じ経緯で合流するのだが、シンジフラグを一つでも立てていた場合、見せ場であるはずの「男の戦い」イベントでシンジにアドバイスするのは[[破嵐万丈|万丈]]になってしまい、いつの間にやら登場しなくなるなど扱いは悪い。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::新規EDルートで再登場。最期は崩壊するNERV本部と運命を共にした。<br />
<br />
==== 単独作品 ====<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:『[[ラーゼフォン (TV)|ラーゼフォン]]』の[[弐神譲二]]と情報交換するイベントがある。エンディングでは「8年前に彼女に言えなかったことを、言うつもりです」と言っていることからミサトに告白をするようである。スパロボでは最後まで'''死亡しなかった'''最初の作品で、「男の戦い」イベントにも関わる為に歴代で最も扱いは良い。<br />
<br />
=== 新劇場版設定 ===<br />
==== [[Zシリーズ]] ====<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:いつも通りNPCだが、本作では初めて音声を収録。[[中断メッセージ]]に登場する。<br />
:なんと後述のシンジに迫るイベントも再現された。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:他のNERVの面々同様3話でフェードアウトしてしまう。<br />
<br />
==== 携帯機シリーズ ====<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:原作を反映してか[[LOTUS]]には同行しない。出番も少なめだが、第40話にて[[サリィ・ポォ|サリィ]]と共に[[GreAT]]に制圧された地球の現状をLOTUSに伝えた。新劇場版がまだ未完ということもあってか『[[MX]]』の時と同様最後まで生存している。<br />
<br />
==== VXT三部作 ====<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:困難ルートEDではゲンドウに報告する場面が有るため、久々の'''死亡しない'''作品になった。<br />
<br />
==== 単独作品 ====<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:SRサポートユニット。<br />
<br />
== ステータス ==<br />
=== サポートアビリティ ===<br />
;大人なりの経験談<br />
:SR。スタン状態になりづらい。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[惣流・アスカ・ラングレー]]<br />
:異性として憧れられているが、加持は子供としか見ていない。<br />
;[[葛城ミサト]]<br />
:元同級生・元恋人。複雑な関係。<br />
;[[赤木リツコ]]<br />
:大学の同期。「リョウちゃん」「リッちゃん」と呼ぶ仲。<br />
;[[碇ゲンドウ]]<br />
:[[ネルフ]]の上司。加持の正体に気付いている節があり、お互いそれを承知の上で利用しあう微妙な関係。<br />ゲンドウ曰く「有能な人材は無碍にはせんよ」との事。<br />『[[F完結編]]』では彼と運命を共にした。<br />
;[[碇シンジ]]<br />
:彼に対して兄貴分として接し、彼を諭して再起を促す。<br />劇中でシンジをお茶に誘っているが、「僕、男ですよ…」と返され、さらに「加持さんって、もっと真面目な人だと思ってました」と、遠慮のない批判を受けてしまう。<br />新劇場版ではさらにBL的な怪しい言動でシンジを絶叫させてしまった(ネットスラングで有名な某ホモ系ネタの絶叫を思わせている)。<br />PSP版『新世紀エヴァンゲリオン2』では、葛城家を訪ねてきた加持がシンジに恋愛指南する過程でもどかしいシンジにハッパをかける目的で'''ミサトの部屋を物色しなおかつミサトの衣服を使って女装し、シンジに迫る'''というものである。このイベントの彼は山寺氏の熱演(?)でもはや加持という男のキャラクターが見事に崩壊するレベルである。その最中に帰宅してきたミサトがその光景を目の当たりし…あとは言うまでもない。<br />
;[[キール・ローレンツ]]<br />
:ゼーレは加持を「碇の首についた鈴」と例えた。<br />
;[[真希波・マリ・イラストリアス]]<br />
:新劇場版では彼女を知っており「問題児」と評していた。なお、『破』ではシンジの説得は加持ではなく彼女が行なっている。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[ユウキ・コスモ]]<br />
:『[[F完結編]]』では[[ソロシップ]]でスイカを栽培していた際に、彼に皮肉を言われてしまう。<br />
;[[弐神譲二]]<br />
:『[[MX]]』では似たようなポジションの人物。中盤以降、多くの絡みが用意されている。EDでは本来、自らが演じるはずだった「役」を[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]に奪われたと、弐神相手に告白。彼からは「猟犬になれなかったか」と評された。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[ケーン・ワカバ]]、[[タップ・オセアノ]]、[[ライト・ニューマン]]<br />
:『[[MX]]』序盤で、彼らの実力を不安視するミサトにDチームのそれまでの戦いぶりを説明し、「機体性能や運だけじゃない」と、パイロット適正の高さも評価した。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[イングラム・プリスケン]]<br />
:『[[α]]』ではゲンドウからの特命で彼の動向を監視する任務に就く。<br />
;[[マサキ・アンドー]]<br />
:『α』で[[リーンホースJr.]]へ収容された彼の尋問を、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]&イングラムと共に執り行なう。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
;「よっ!相変わらず凛々しいな」<br />
:ミサトと再会した時の台詞。<br />
;「彼女の寝相の悪さ、直ってる?」<br />
:保護者としてミサトがシンジと同居していると聞いて、「現」同居人にこの質問をする「元」同居人。聞かれたシンジはよく分かっていなかった様子だが、[[惣流・アスカ・ラングレー|同席]][[鈴原トウジ|していた]][[相田ケンスケ|3人]]は揃って「イヤ~ンな感じ」のポーズで硬直、ミサトに至っては半狂乱で加持に怒鳴ったのちに「冗談…悪夢よこれ…」と頭を抱えることに…。色んな意味で大人な加持らしいといえばらしい台詞でもある。<br />
;「人類補完計画の要ですね」<br />
:[[第1使徒アダム|アダム]]をゲンドウに渡した時の台詞。<br />
;シンジ「スイカ…ですか?」<br />加持「ああ、可愛いだろ?俺の趣味さ。…みんなには内緒だけどな」<br />加持「何かを作る、何かを育てるのはいいぞぉ。色んな事が見えるし、分かってくる。…楽しい事とかな」<br />シンジ「…辛い事もでしょう?」<br />加持「…辛いのは、嫌いか?」<br />シンジ「好きじゃないです…」<br />加持「楽しい事を見つけたかい?」<br />シンジ「……」<br />加持「それもいいさ。けど、辛い事を知ってる人間のほうが、それだけ人に優しくできる。それは弱さとは違うからな」<br />
:第拾七話「四人目の適格者」にて。趣味のスイカ栽培をシンジに見せながら。<br />
;「使徒がここの地下に眠るアダムと接触すれば、人は全て滅びると言われてる。…サードインパクトでね」<br />「それを止められるのは、使徒と同じ力を持つエヴァンゲリオンだけだ」<br />「シンジ君…俺はここで水を撒くことしか出来ない。だが君には君にしか出来ない、君になら出来ることがあるはずだ。」<br />「誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。自分が今、何をすべきなのか。」<br />「ま、後悔の無いようにな」<br />
:壱拾九話「男の戦い」にて。[[第14使徒ゼルエル]]襲来時、自らの意志でエヴァを降りたシンジに対して、スイカに水をまきながら言った台詞。<br />
;「真実に近付きたいだけなんです。…僕の中のね」<br />
:第弐拾壱話「ネルフ、誕生」にて。ゼーレに拘束された冬月を解放し「この行動は君の命取りになるぞ」と言われて。<br />
;「それに、アダムのサンプルを碇司令に横流ししたのがバレそうなんでね。自己保身も兼ねとかないと…ヤバいんですよ、色々ね」<br />
:修正版第21話にて上のセリフの直後に追加されたセリフ。<br />
;「よぉ、遅かったじゃないか」<br />
:次の瞬間、暗殺者の放った凶弾を受けて斃れてしまう…。<br />
;「これで、ジ・エンドか……」<br />
:ビデオ版以降に追加された、死の直前の一言。<br />
;「もし生きて帰れたら、8年前君に言えなかった言葉を言うよ」<br />「真実は君とともにある。迷わず進んでくれ」<br />
:留守番電話に残されていたミサトへの最後のメッセージ。<br />
;「やるな、シンジ君。 台所に立つ男はモテるぞ」<br />
:新劇場版『破』において、シンジ達と海洋生物研究所での社会科見学の途中で皆と昼食をとっている際にシンジの手料理を絶賛して。ケンスケはその言葉をトウジに振るが「(料理は)男がするもんやない!女がするもんや!」と反論する。<br />
:『時獄篇』では彼の言葉に[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]と[[弓さやか|さやか]]はそれに同意した。<br />
:……もっとも、二人はそれぞれ[[ジョニー・バーネット|好意を]][[兜甲児 (真マジンガー)|抱いている人物]]が料理上手という事もあるが。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
;「…また言いそびれちまったな…葛城…」<br />
:『[[F完結編]]』での最期の台詞。この台詞の後に加持は[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]やジオフロントと運命を共にした……<br />
;「まさか、君…移動力が高そうな機体に乗っていて、日本へ辿り着けなかったのかい?」<br />「やれやれ…類稀なる方向オンチの才能だね」<br />
:『[[α]]』中盤の尋問で明らかにされた[[マサキ・アンドー|マサキ]]の尋常ならざる方向音痴振りを知り閉口するが、当の本人は加持の言葉に「…そこまで言わなくても…」と、いたく傷付いた模様。<br />
;「裏方はあくまで裏方…その代わり、舞台仕掛けの仕組みを見る事が出来る」<br />「違いますか?十文字さん」<br />
:『[[MX]]』終盤、[[弐神譲二|弐神]]の素性を口にした上で、同業者である彼と「[[人類補完計画|多元世界補完計画]]」なる「芝居」についての長い考察を開始する。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
* 演じた[[声優]]の[[声優:山寺宏一|山寺宏一]]氏に多大な影響を及ぼしたキャラクターであり、その後彼の活動が声優の枠を超えたのは周知の通り。演じた声優の代表作品としても良く取り上げられるが、単に作品が有名である以上に「加持リョウジ」というキャラクターの魅力も詰まっていることが理由だろう。<br />
*漫画版では弟や被災した仲間達を犠牲にして生き残ってしまった事を後悔しており、この事が(元凶である)補完計画に近づく動機になっている。ミサトとの破局にも関係している。<br />
*[[小説]]『[[エヴァンゲリオン ANIMA]]』では、TV版同様の経緯を辿っているが生存している。しかし、中盤[[ゼーレ|…]]。<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:かし りようし}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:新世紀エヴァンゲリオン]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9&diff=368774
ゴジラ
2020-09-15T11:10:20Z
<p>210.155.61.242: /* 余談 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Godzilla]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}}<br />
*ゴジラ2000 ミレニアム(原作)<br />
*ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(原作)<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|西川伸司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 怪獣<br />
| 異名 = '''怪獣王'''<ref>初代ゴジラの呼び名は「水爆大怪獣」。 [[英語|外国語]]表記だと「'''King of the Monsters'''」である。</ref> <br />
| 身長 = [[身長::55 m]](身長)<br />[[全長::122.5 m]](全長)<br />78 m(尻尾の長さ)<br />
| 体重 = [[体重::25000 t]]<br />
}}<br />
<br />
'''ゴジラ'''は『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』に登場する生物。<br />
<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラおよび補足を兼ねて、初代ゴジラについても記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。歩行速度は時速40km(作品によって異なる)。[[必殺武器|必殺技]]は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から吐き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。平成VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙し尽くす。<br />
<br />
作品によって設定は異なるが、人間の核実験による突然変異で誕生した怪獣で、体内に原子炉を持つとされ、核物質をエサとしている。この原子炉こそゴジラの最強の証でもあり、弱点でもある。この原子炉をカドミウム等何らかの方法で制御されると活動不可能になる。更にこれが暴走するとゴジラ自身にも体温調節が不可能になり、地球全てを焼き尽くすほどの熱量で核爆発を起こすか、メルトダウンで地球を貫通するほどの大穴を開けて死亡する。また、特殊な細胞(これも作品によって異なるが、G細胞と呼ばれる事が多い)により、多少の傷を受けても数時間で再生する。原作中では良くも悪くもその生態、強さに魅せられるキャラクターも多く、生態を理解、研究しようとする者もいれば、倒そうと躍起になって、挙句最後は壊れてしまう者までいる。<br />
<br />
シリーズにおいて多くの個体が登場し、1954年公開の初代、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)等がある。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚めて日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。<br />
<br />
=== ゴジラ2000 ミレニアム ===<br />
1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では北海道根室や茨城県東海村、東京都[[新宿]]を襲撃している。<br />
<br />
体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。<br />
<br />
なお、当作品および『メガギラス』におけるゴジラは身長が55mと初代および二代目に近くなっているが、これは「ゴジラ」の[[異名|愛称]]で知られる野球選手・松井秀喜氏の読売巨人軍所属時代の背番号「55」から取られたものである。その松井秀喜氏は「ゴジラ×メカゴジラ」で本人そのままという役でゲスト出演した。<br />
<br />
=== ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ===<br />
'''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''<ref>そのため、回想となる1954年に出現したゴジラの最初の襲撃シーンは、一部場面が新撮されている。</ref>。<br />
<br />
その後、ゴジラは1966年と1996年にも出現。日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになる等、影響を強く与えている。<br />
<br />
2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により出現した怪獣メガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。<br />
<br />
== 初代ゴジラ ==<br />
1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は太平洋上に浮かぶ孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)氏の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ二度にわたり日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃や5万ボルトの高圧電流をものともせず、[[東京]]の中心部を蹂躙し尽し、焦土へと変える<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっており、後に「ゴジラに破壊してもらった」と逆に喜ぶ県まで出てきた。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して一度(ゲスト出演を入れると二度)しかゴジラに破壊されたことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の[[世界観]](前作の『×メカゴジラ』を含む)では過去にモスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>。<br />
<br />
ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している時に芹沢博士にオキシジェン・デストロイヤーを使用され、身体を溶かされ死亡する<ref>オキシジェン・デストロイヤーが使用された場所は『ゴジラ』(1954)では東京湾なのだが、劇中では明言されていなかったので、機龍二部作では手塚昌明監督のこだわりによって房総半島沖に変更されている。</ref>。<br />
<br />
最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった(ただし、このゴジラが最初の一匹だったかそうでないかは作品によって違う)。<br />
<br />
なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまでも高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年8月のイベント「G迎撃作戦」期間限定参戦。コラボ企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』名義での登場となる。スパロボの歴史上超生物の登場は珍しい事ではないが、まさかの'''[[未参戦作品/一覧|特撮作品からの初となる参戦]]'''という事で話題となった。<br />
:R・SR・SSRアタッカー。性能は無償報酬ユニットという事もあり[[HP]]が飛び抜けて以外は控えめで、運動性はかなり低めとなっている。基本は、下記のスキルを活かす形で火力を伸ばす事になる。ちなみに、'''純粋な生物(怪獣)なのに[[改造]]に対応している'''。<br />
:アタッカーの中では移動速度が「超低速」と鈍足で、パーツスロットが無く[[強化パーツ]]を一切装備できないためフォローも難しい(他ユニットのアビリティや戦艦スキルによるバフ頼り)。お約束の宇宙適応だが、さすがに活動はできるとはいえ「B」である。<br />
:なお、当企画に登場するゴジラは1984年から1995年にかけて展開された平成VSシリーズのゴジラ(俗に言う四代目)が主だが、本作品では『ミレニアム』『メガギラス』に登場するゴジラ(ミレゴジ)となっている」<ref>ただし、熱線の色はミレゴジと違い青色であり、さらに各種効果音(熱線を放つ際の「ボンッボボボンッ」とストロボのような効果音等)は機龍二部作のものが使われており、ミレゴジと機龍ゴジのハイブリッド、もしくは背びれをミレニアムカラーに変えた機龍ゴジである可能性もある。</ref>。[[咆哮]]('''何と、ゴジラの甲高い鳴き声がサウンドエフェクトとして再現されている''')を発する際の会話テキスト部ではアニメ調のキャラクターイラストで描かれており、非特撮作品と共演する上での違和感は少なくなっている。<br />
:イベントシナリオでは機龍やEVAだけでなく、[[マジンガーZ]]や[[機械獣]]軍団をも相手取り、怪獣王としての圧倒的な力を見せつけている。また、[[冬月コウゾウ|冬月]]の発言から、本イベントの[[世界観|世界]]でも「45年前に初代ゴジラが[[日本]]を襲撃し、芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーによって葬られた」事が判明している。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
<!-- === [[能力]]値 === --><br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[不屈]]、[[咆哮]]、[[憤怒]]'''<br />
:ゴジラの特徴をよく表現したラインナップ。ちなみに「咆哮」「憤怒」は、それぞれ「挑発」「魂」と同一の効果を持つゴジラ専用のものである。余談だが、「憤怒」はその後[[神崎すみれ|とあるキャラクター]]にも実装された。<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[覚醒]]、[[威圧]]、[[凶悪]]'''<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:生身の怪獣なので、必然的に肉弾戦を行う事が多い。主にパンチや噛みつき、踏みつけや尻尾を使う。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では、「尻尾」が通常武器として採用。<br />
;放射熱線<br />
:ゴジラの最大の特徴と言える攻撃方法。口から摂氏10万度を超える熱線を放射する。放射の際に背びれが発光する事で有名。絶大な威力を誇る一方で命中精度も高く、飛行する敵を撃ち落とすなど、対空防御で使用されることもしばしば。<br />
:作品ごとの設定の変化、あるいは作中での使用状況により、いくつもの熱線のバリエーションがある。例として熱線として放射せずに体内で炸裂させる、通称「体内放射」が近接戦時の切り札として用いられている。通常攻撃の手段として多用することもあれば、消耗が激しいためにここぞという時の必殺攻撃として温存していることもある。<br />
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。ちなみに、『X-Ω』に登場するデザインのゴジラ(ミレゴジ)は原作では赤い熱線を吐いているが、本作では青い熱線となっている。他作品での赤い熱線は青い熱線よりも更に強力な切り札となっている場合もある。<br />
<br />
=== [[アビリティ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:<br />
:{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! アビリティ名 !! 効果<br />
|-<br />
! 本土上陸<br />
| 敵エリア内でクリティカル率アップ<br />
|-<br />
! 怯まぬ意志<br />
| 状態異常中に攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|-<br />
! 絶対なる強敵<br />
| 7回ダメージを受けるごとに攻撃力アップ<br />
|-<br />
! 怪獣王<br />
| HP1/2以下で、攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|}<br />
:原作での攻撃を受ける度に怒り狂う[[性格]]がモロに反映されており、何をやっても攻撃力がガンガン上昇。終いには、「[[魂]]」が常時かかっているような状態になってしまう。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]・[[海]]・[[宇宙]]<br />
:歴代を通じて泳ぎは達者で、長時間の潜水も可能。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:[[全長一覧|身長]]55m(ミレゴジ設定)なので、このサイズ。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;芹沢大助<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。第二次世界大戦で[[医療・病障害|負傷した]]右眼に眼帯を着用している。<br />
:最初のゴジラを自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」によって抹殺した。<br />
;山根恭平<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。<br />
:多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。<br />
;[[家城茜]]<br />
:『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特生自衛隊員。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[碇シンジ]]、[[綾波レイ]]、[[式波・アスカ・ラングレー]]<br />
:『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』と『[[X-Ω]]』イベント「G迎撃作戦」において共演、対決するが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて公開された映像アトラクション『ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』ではキングギドラを相手に共闘している。<br />
;[[碇ゲンドウ]]<br />
:雑誌『月刊ホビージャパン』の2016年10月号に掲載された『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』のジオラマストーリーでは、ゴジラの持つG細胞を亡き[[碇ユイ|ユイ]]の復活のために利用しようと企てていた。<br />
;[[加持リョウジ]]<br />
:ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて公開された映像アトラクション『ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』では以前よりゴジラの事を調べており、アトラクションのラストにて、ゴジラについて、「破壊神とも守護神ともとれる存在」という主旨の見解をミサトに述べている。<br />
;[[野原しんのすけ]]<br />
:『シン・ゴジラ』とのコラボ企画により『[[クレヨンしんちゃん]]』で共演。巨大化したゴジラと戦った。<br />
;[[兜甲児]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」ではゴジラ迎撃作戦の参加メンバーの一員として参戦し、ゴジラに挑む。<br />
;[[Dr.ヘル]]、[[あしゅら男爵]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」では過去に[[バードス島]]に上陸し[[機械獣]]軍団を壊滅寸前に追い込んでいる為彼等との間にも浅からぬ因縁があり、ゴジラを捕獲して[[機械獣]]「ゴジラN10」に改造せんと目論むが、ゴジラに手を出したばかりに想像を絶する悪夢を見るハメに…。<br />
:余談だが、ゴジラシリーズ原作においては[[シュウ・シラカワ|ゴジラを自分達の野望や欲望のために操ったり]][[キリコ・キュービィー|支配しようと企んだ侵略者・悪人達は]][[死亡フラグ|ほぼ全員死亡しており]]、命までは失わずに済んだだけでも、彼らは運が良かったと言えるかもしれない。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラに関するものについて記述する。<br />
;対オルガ戦(ゴジラ2000 ミレニアム)<br />
:[[地球]]征服を企む[[宇宙人]]ミレニアンは、[[再生]]能力を持つゴジラの体内の物質「オルガナイザーG1」を吸収して実体化を果たす。しかし、オルガナイザーG1はゴジラ以外に制御しきれる代物ではなく、ミレニアンは「オルガ」という怪獣と化してしまう。<br />
:オルガはゴジラから攻撃を加えられても怯まず、ゴジラのオルガナイザーG1を更に吸収して外見を変化させていき、大きな口を開けてゴジラを呑みこまんとするも、ゴジラの放射熱線を体内で吐かれてしまい、オルガは爆散した。<br />
:こうして、オルガ(ミレニアン)を倒し、人類側の兵器も一切通用しないゴジラは、大暴れを続けて[[東京]]を次々と火の海にしていく…。<br />
;対メガギラス戦(ゴジラ×メガギラス G消滅作戦)<br />
:Gグラスパーが東京都品川区・お台場に出現したゴジラをブラックホール砲「ディメンション・タイド」で葬り去る「G消滅作戦」を実行せんとした時、渋谷区を破壊した巨大トンボ型怪獣「メガギラス」が飛来する。<br />
:ゴジラは、[[飛行]]するメガギラスが放つ超高周波や尻尾の針に苦しめられてダウンしてしまう。しかし、再び起き上がったゴジラはメガギラスの攻撃を[[見切り]]、ジャンピング・ボディプレスを仕掛ける等して反転攻勢の構えを見せる。そして、ゴジラはメガギラスの尻尾の針を噛み砕き、[[トドメ演出|トドメ]]に熱線を二度も放ってメガギラスを撃破した。<br />
:なお、メガギラスを倒したゴジラは渋谷区に侵入して暴れ続けるが、Gグラスパーの面々の[[努力|尽力]]によってディメンション・タイドの発動に成功。遂にゴジラはこの世から消滅した…かに思われた。後日、渋谷区内のとある小学校において[[咆哮]]するゴジラの姿が目撃されている。<br />
<br />
== 関連怪獣 ==<br />
多くの怪獣が登場しているが、ここではイベントに登場する怪獣を解説する。<br />
;メカゴジラ([[3式機龍]]、[[3式機龍乙型]])<br />
:ゴジラを模したロボット怪獣。メカゴジラ自体は、モスラやキングギドラ等と並んでゴジラの[[ライバル]]として扱われることが多い。初代メカゴジラは[[宇宙人]]が作った侵略兵器だが、それ以降の作品ではアニメ映画版を除けば人類が作った対ゴジラ用迎撃兵器。<br />
:なお、機龍はメインフレームに初代ゴジラの骨を利用している生体兵器でもある<ref>ただし、1954年版ではゴジラは骨ごと跡形もなく溶け去っているため、[[並行世界|パラレル設定]]となっている。</ref>。<br />
;オルガ<br />
:『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場した怪獣。ゴジラの遺伝子がその誕生に大きく関わっており、そのためか外観に少なからずゴジラとの相違が見られる。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて乗組員達が被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには'''「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」'''というテーマが内包されている。<br />
**そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。その影響か、平成VSシリーズ以降は基本的に人類が倒すべき敵とされている。<br />
*ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。<br />
**中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。「VSデストロイア」時の通称「バーニングゴジラ」の演出に至っては赤く発光させるための電飾で'''300kg以上'''になり、蒸気の演出もあって'''酸欠状態でスーツアクターが死にかけた'''という逸話まである。<br />
*1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮作品のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。<br />
**特に『[[ゾイドシリーズ]]』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。<br />
**映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]]』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの鳴き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだ「クリラ」が出る等、多くのパロディが行われた。<br />
***『爆発!温泉~~』では「敵テロリストが用意した巨大ロボットに自衛隊が挑み、なすすべも無く敗北して撤退する」というゴジラを始祖とした怪獣映画でおなじみの展開があるが、この時テロリストが使用するのはビームでもパンチでも毒ガスでも無く'''伊福部サウンドとゴジラの咆吼のみ'''という極めて素っ頓狂なモノ。しかし現行火器を全く受け付けぬ状況が災い(?)したのか戦車隊は'''敗北ムードを察してじりじりと撤退を開始'''、指揮車からは'''「あれはゴジラじゃない!!」'''と罵声が響く始末。''「戦車程度ではゴジラに勝てない」''という共通認識<ref>ニコニコ動画では「戦車くんの遺伝子に刻まれたゴジラへの恐怖」というオタッシャかつワザマエなミームが流布していた</ref>を利用した秀逸な心理作戦(?)の前に自衛隊はなすすべも無く敗走し、九〇式戦車が踏み潰された瞬間に指揮官が発した'''「12億円'''(当時)'''の戦車があ!」'''という悲痛な叫び声と供にクレしん世界の自衛隊は〝ゴジラ〟に敗北した。ゴジラという象徴を完璧に逆手に取ったメタ的演出意外にも異様なまでに綿密な戦車隊の描写もあって一見の価値あり。<br />
***2016年に公開された『シン・ゴジラ』とのコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)および『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。<br />
*頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと、以上の三種類の恐竜をモチーフとしている。<br />
*名前は、'''ゴリラとクジラを混合した造語「ゴジラ」から命名された'''のであるが、英語名での綴りから海外では「GODZILLA(ガッズィーラ)」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は米国で製作された1998年の映画『GODZILLA』(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』では「ジラ」名義で登場<ref>ローランド・エメリッヒが監督を勤めたが、内容がネタレベルで酷い事で有名で、ミレニアムシリーズはこの作品への東宝スタッフの怒りが原動力となって開始された。その為、ミレニアムシリーズで徹底的にディスられている。特に実際に登場する『ファイナルウォーズ』ではゴジラとの戦闘開始から'''約20秒'''で呆気なく秒殺された上、ジラを操る統制官から「'''やっぱりマグロを喰ってるようなのはダメだな'''」と作中でまで遠慮なくディスられている。</ref>)でもネタにしている。『シン・ゴジラ』の作中でも綴りからガッズィーラと呼ばれたが呼びにくいとしてゴジラと呼称されるようになった。なお、『ギャレゴジ』に出演した渡辺謙は、ガッズィーラと発音して欲しいとギャレス・エドワーズから依頼されたが断固拒絶し、あくまでもゴジラと発音している。<br />
*'''ゴジラの鳴き声は、「コントラバスの弦を使用して出した音を加工・編集して作っている」'''との事。<br />
**ちなみに、モノクロ作品である第1作目『ゴジラ』(1954)および第2作目『ゴジラの逆襲』におけるゴジラの鳴き声は、重低音であった。そして、カラー作品である第3作目『キングコング対ゴジラ』以降の作品におけるゴジラの鳴き声は、現行の甲高いものになっている。<br />
*実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]](『バトルサッカー フィールドの覇者』『バトルベースボール』)への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』ではゴジラの着ぐるみが「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ゴメスおよびジラースを演じた役者は、ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。<br />
*岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。<br />
*元プロ野球選手・松井秀喜氏のあだ名にもなっており、映画「ゴジラ×メカゴジラ」では松井氏本人が登場し、共演を果たしている。<br />
**ミレゴジ以降の体長55mというのは松井秀喜氏の背番号から来ている。<br />
*1997年に登録されたコエロフィシス科の恐竜は成体の大きさが推定6.5mと同時代の肉食恐竜としては最大級のサイズだったため、発見者のケネス・カーペンター博士により「'''ゴジラサウルス'''(Gojirasaurus quayi)」と命名された。実在する恐竜の学名に日本の怪獣が名付けられた例は現時点では本種のみである(恐竜に限定しない場合は、1993年記載の白亜紀前期の絶滅カメ「シネミス・ガメラ」が存在する)。<br />
*『ギャレゴジ』の公開に合わせてBSプレミアムで放映された特番では、「あなたにとって、ゴジラは何ですか?」という質問に対し東宝スタッフの多くが'''「ゴジラは[[神]]である」'''と答えている。<br />
**『ゴジラ』(1954)の監督を務めた本多猪四郎氏も、1984年版(通称:84ゴジラ)を制作する際に残したメモにゴジラを'''「神が遣わした聖獣」'''と記しており、東宝ではゴジラが神格化されている事が伺える。<br />
***『X-Ω』における[[バードス島]]が蹂躙されたシーンで[[Dr.ヘル]]がゴジラを'''「海神」'''と呼んでいる事から、SRWでは東宝スタッフの見解を採用していると思われる。<br />
**ゴジラの英字表記「GODZILLA」に「GOD」が入っているのも、ゴジラが神の如き存在であることを示唆しているためとされる。<br />
*2018年には、『[[ガンダムシリーズ]]』とコラボレーションしたイラストが公開されている。これは同年11月にアニメ版ゴジラ三部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』と『[[機動戦士ガンダムNT]]』が公開され、両作品とも金色の存在(高次元怪獣ギドラとユニコーンガンダム3号機[[フェネクス]])が重要なカギを握る、ということで実現した企画である。<br />
*ロボット等全く関係ないが、2020年にはドラゴンクエストシリーズのモバイル作品「星のドラゴンクエスト」でモスラやキングギドラと言ったライバル達共々コラボレーション企画で登場している。ミサイルやバルカンはおろか核兵器すら効かない相手に'''剣やヤリを使って生身で戦闘する'''というシュールにもほどがあるコラボレーションである。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== 映像ソフト ===<br />
<amazon>B00ISOKPYG</amazon><amazon>B00ISOBUY0</amazon><amazon>B00ISOMLSY</amazon><br />
=== フィギュア ===<br />
<amazon>B01C6WCWXC</amazon><amazon>B00EVEMMRU</amazon><amazon>B00OXRLI8O</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9_(%E6%9E%B6%E7%A9%BA%E3%81%AE%E6%80%AA%E7%8D%A3) ウィキペディア]<br />
{{DEFAULTSORT:こしら}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:ゴジラシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC&diff=368085
グラハム・エーカー
2020-09-10T07:46:56Z
<p>210.155.61.242: /* 劇場版 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Graham Aker]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}}<br />
*{{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-}}<br />
| 声優 = {{声優|中村悠一|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|高河ゆん}}(原案)<br/>{{キャラクターデザイン|千葉道徳}}<br />
| 初登場SRW = <br />
;グラハム<br />
:{{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}<br />
;ブシドー<br />
:{{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />[[戦術指揮]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 異名 = '''ミスター・ブシドー'''<br />
| 種族 = [[種族::地球人]] → 地球人+[[ELS]]<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 出身 = アメリカ<br />
| 誕生日 = 9月10日<br />
| 年齢 = [[年齢::27]]歳(1st)<br/>[[年齢::32]]歳(2nd)<br/>[[年齢::34]]歳(劇場版)<br />
| 髪色 = 金色<br />
| 髪型 = 短髪<br />
| 瞳の色 = ダークグリーン<br />
| 身長 = [[身長::180 cm]]<br />
| 体重 = [[体重::62 kg]](1st)<br />
| 血液型 = [[血液型::A]]型<br />
| 星座 = 乙女座<br />
| 所属組織 = {{所属 (人物)|ユニオン (00)|ユニオン}} → {{所属 (人物)|地球連邦軍 (00)|地球連邦軍}}(1st)<br/>{{所属 (人物)|アロウズ}}(2nd)<br/>地球連邦軍(劇場版)<br/>{{所属 (人物)|ソレスタルビーイング}}(Re:vision)<br />
| 所属部隊 = <br />
*【ユニオン】<br />MSWAD(エムスワッド) → 対ガンダム調査隊 → オーバーフラッグス<br />
*【地球連邦平和維持軍】<br />ソルブレイヴス隊<br />
*【ソレスタルビーイング】<br />チームプトレマイオス<br />
| 役職 = [[役職::隊長]]→[[役職::ガンダムマイスター]]<br />
| 階級 = [[階級::中尉]]→[[階級::上級大尉]](1st)<br/>[[ライセンサー]](2nd)<br/>[[階級::少佐]](劇場版)<br />
| 資格 = ライセンサー(2nd)<br />
}}<br />
'''グラハム・エーカー''' / '''ミスター・ブシドー'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の登場人物。<br />
== 概要 ==<br />
いわゆる[[ライバル]]キャラクターではあるが、その性格と数々の言動から、ファンの間ではネタキャラ扱いを受けることも少なくない。一方でただのネタキャラに留まらない実力と熱い一面も持ち合わせた人物であり、作中でも人気が高いキャラである。<br />
<br />
=== TVシリーズ1stシーズン ===<br />
[[ユニオン (00)|ユニオン]]に所属する[[モビルスーツ]](フラッグファイター)パイロット。エリート部隊MSWADのエースでユニオンの中でもトップクラスの高い[[技量]]を持つ。戦闘機動中に飛行形態からMS形態へ変形する独自のマニューバ「グラハム・スペシャル」という技を持つ。この戦闘中の[[変形]]はグラハムが[[ユニオンフラッグ]]のパイロットに選ばれた際、初搭乗時にノリで実行して成功させたもので、[[西暦]]2360年の時点でも「グラハム・マニューバ」の名前で教本に記載されている。<br />
<br />
ただ、グラハム本人はフラッグの戦闘中の空中変形が本来出来ないことを知らなかったらしく、帰還後に親友の[[ビリー・カタギリ]]から聞いて驚いていた。<br />
<br />
良識的な軍人で、命令は忠実に守り、姑息で卑劣な行いを酷く嫌い、部下には的確な指示を与える。しかし普段は冷静だが戦闘時は熱血漢かつテンションが高く、戦闘中には自分を奮い立たせるためによく突拍子もない「富野節」に酷似した独り言を喋るなど、いささか奇矯な面も見られる。パイロットとしての意地と誇りも持ち合わせ、例え自分の行いが他人に否定されてもそれを曲げることなく押し通す。良くも悪くも人間味溢れるものの、不器用な男である。また、バトルマニア的な一面も持ち合わせている(この辺りは[[小説|小説版]]で濃く描かれている)。グラハム本人曰く'''「しつこくて諦めの悪い、俗に言う人に嫌われるタイプ」'''。<br />
<br />
[[プトレマイオス|トレミー]]の[[ガンダムタイプ #機動戦士ガンダム00|ガンダム]]4機と[[チームトリニティ|トリニティ]]の行動の差について言及するなど、戦いの中にも独自の理念を持っている。<br />
<br />
[[AEU]]の新型[[モビルスーツ]]完成披露演習に乱入した[[ガンダムエクシア]]の性能に興味を持ちその謎に迫る。強力な性能を持つガンダムと戦うことを楽しみつつも軍人としての職務を果たしていたが、度重なる敗戦による屈辱と恩師[[レイフ・エイフマン]]や戦友を奪われたことで徐々に狂気に囚われていく。<br />
<br />
当初はそれほど極端なフラッグへの拘りは見せていなかったが、フラッグに並々ならぬ誇りを抱いていた部下の[[ハワード・メイスン]]が戦死し、彼の墓前で「フラッグでガンダムを倒す」と誓ったことを契機として合理性を無視したフラッグへの拘泥を表するようになった。[[GN-X]]への搭乗拒否にまで至るフラッグへの拘泥と、覆せないガンダムとの性能差という矛盾は、[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII|GNフラッグ]]という歪んだ形となって結実した。<br />
<br />
対[[ロックオン・ストラトス]]戦において、[[アリー・アル・サーシェス]]が強引に接近戦に持ち込んで[[狙撃]]を不可能にするという奇策を用いて対処したのに対し、グラハムは「性能が劣るフラッグでロックオンの狙撃を全弾回避した上で接近し、接近戦に持ち込む」というスマートな戦いぶりを披露している。また、この時は本来変形中に地面に接触するとバランスを崩して墜落するところを「超至近距離の最大戦速で飛行しつつ変形、かつわざと脚部を設置させてバランスを保つ」という離れ業を披露しており、技量の凄まじさと高いセンスが垣間見られる。この事からも、グラハムの[[技量]]の高さが窺える。<br />
<br />
=== TVシリーズ2ndシーズン ===<br />
[[アロウズ]]に所属する謎の男'''ミスター・ブシドー'''が登場。[[仮面キャラ|仮面]]<ref>顔面に直接着用する形式で、固定する為の紐が存在しないのが特徴である。また、ブシドーの仮面には'''普段用と戦闘用(顎の部分が無い簡素なもの)の2種類の仮面が存在'''しており、その点はスパロボにおいても律儀に再現されている。</ref>を被っているだけでなく、陣羽織を身に纏う等いささか異様な風貌をしている。<br />
<br />
独自行動権限を持つ「ライセンサー」なだけあって実力は非常に高く、近接戦用の専用機でガンダムと互角に渡り合うなどかなりのものを持つ。だが、ガンダムと戦うこと以外には興味が無かった。その上、「ワンマンアーミー」を自称して「ライセンサー」であることを理由に単独行動をしたり、上官からの命令に従わない事も多く、ブシドーに対して不満を持つ者も多かった。<br />
<br />
素性については自分の星座が乙女座であること、そして[[ビリー・カタギリ]]と親友であり、彼から「グラハ…」と言われるといった形で示唆されていたが、その正体は元[[ユニオン (00)|ユニオン]]のグラハム・エーカーであった。<br />
<br />
[[スペースコロニー|コロニー]]「エクリプス」宙域で[[刹那・F・セイエイ]]に正体を明かし、決闘を申し込む。だが刹那に敗北し、死に急ごうとするが彼に「生きるために戦え」と諭され、思い留まる。そして、全ての戦いが終わりアロウズ解体後に仮面と妄念を捨て去り、元のグラハム・エーカーへと戻ったのであった。<br />
<br />
=== [[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]] ===<br />
少数精鋭であるMS部隊「ソルブレイヴス」の隊長となっている。<br />
<br />
[[刹那・F・セイエイ]]との長きに渡る戦いから「超えるのはガンダムではなくこの少年だ」との結論に達し、自身を'''「ガンダムを超えようと愚行を繰り返した男」'''と評している。<br />
<br />
戦いの経験からか言動はTVシリーズと比べて落ち着いたものになっているが、身に秘める熱さは変わらない。<br />
<br />
過去に何人もの部下を失った経験から、地球圏防衛の最終決戦に出撃する際には、無謀な作戦であることを伝えたうえで彼らに生きて帰るよう諭し、部下の一人が戦死した際には「敢えて言ったはずだ」と言ってその死を悲しんでいた。そして機体や自分の体が侵食を受ける中、刹那の攻撃で開いた穴が閉じないように、自機の擬似太陽炉をオーバーロードさせ、「これは死ではない! 人類が生きるための…!」と叫びながら超大型ELSに特攻を行い、自爆で刹那の血路を切り開くことと引き換えに消息を絶った。<br />
<br />
なお、既に23歳である刹那を未だに「少年」と呼んでいる(これは刹那にも当てはまるが)が、'''そもそもグラハムは刹那の名前をまともに知らない'''ので仕方ない。一応ブシドー時代に[[沙慈・クロスロード]]を[[ダブルオーライザー]]ごと捕えた時に沙慈が「刹那」と言っているので知っている可能性はある。また、劇場版では[[プトレマイオス2改]]で[[補給]]を受ける場面があるため、CBメンバーから聞き及んだ可能性もある。長年「少年」と呼んでいたのを急に変えられなかったと言えなくもないし、ある種の拘りで名前を呼ばないとも言えなくはない。<br />
<br />
=== その後 ===<br />
『ガンダム00』10周年記念イベント「ガンダム00 Festival 10 "Re:vision"」において発表された刹那達が旅立った後を描いた物語において'''生存していた事が判明'''。特攻後、取り付いていた[[ELS]]がグラハムの死に場所を求める行動の底に、空を愛しいつまでも飛び続けたいという思いを汲み取り、間一髪精神が生きながらえた状態で量子内を漂っていた所を、刹那が間近でクアンタムバーストを発動させた事により奇跡的に2人の対話が成立。刹那に「同化を拒んで人として死ぬか、ELSと同化して生まれ変わるか」と問われ、自らの真の思いに気付いたグラハムはELSと融合する事を選択し、地球圏に帰還した。その後刹那から託された「帰還までの間世界の歪みを破壊してくれ」という約束に加え、[[ガンダムマイスター]]が欠け戦力不足であったソレスタルビーイングにスカウトされた事もありこれを承諾、マイスターの証として且つての刹那の愛機[[ガンダムエクシアリペアIV]]を受け継いだ。マイスターとしてのパイロットスーツは、白基調に青のライン。顔の半分や髪の一部がELSの金属質の物になっている。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
基本的にはTV版設定では全編通して敵(『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』のみ例外)、劇場版設定の場合は味方として登場する。その場合は終盤で原作通り死亡イベントが再現されるが現時点では必ず生存フラグが用意されている。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<br />
:初登場作品。1st設定で参戦。原作どおりの高い能力で自軍を苦しめる。敵のエースパイロット達の交流により比較的出番は多い。<br />
:しかし、重要な場面の再現はことごとく省かれているのが残念(最たるは、下記にもある[[ガンダムスローネアイン]]に一矢報いるシーン)。特に、最終盤となる第49話「虹」にて[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII|GNフラッグ]]を駆って刹那たちに単身挑んでくるシーンは、[[ZEXIS|自軍]]と[[イマージュ]]の最終決戦の真っ最中の為、[[スーパーロボット大戦Z|前作]]における[[スカルムーン連合]]との決戦の際の[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]や[[フロスト兄弟]]、[[エーデル・ベルナル|エーデル]]との決戦の際の[[ヘンリー・スタイガー|ヘンリー]]と同レベルの空気の読めない状態になってしまっている(そのあまりの場違いさに刹那のみならず他のキャラクター達からも遠回しに「なんだこいつ」みたいな事を多々言われている)。<br />
:担当声優の中村悠一氏は『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』や「[[OGシリーズ]]」の[[一般兵]]役を経て、版権ネームドキャラクター初参加となる。ちなみに'''登場するガンダム毎に専用の台詞を収録した'''らしい事が[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏の口から[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|ラジオ]]で明かされている。[[中断メッセージ/第2次Z破界篇|中断メッセージ]]にも出演を果たし、原作をある意味で超越している。<br />
:実は原作では[[刹那・F・セイエイ|刹那]]との交戦回数はあまり多くなく、むしろ中盤は[[チームトリニティ]]や[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]と対峙することが多かったが、今作では必ず刹那がいるので原作より多く交戦し、より[[ライバル]]らしくなっている。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:本編全編ミスター・ブシドー名義で登場。今回は正体を明かしてもキャラクター名が「ブシドー」のまま。[[刹那・F・セイエイ|刹那]]が出撃すると彼を執拗に狙って来るが、今回は初戦の時点で既に[[極]]を習得しており、HARDモードでの最終戦ではエースボーナスによって確実に先手を取って来るので、なめて掛かると痛い目をみる。<br />
:結末は原作通り生きて撤退するのだが、刹那との決闘は最終戦ではなく、[[ゼロレクイエム]]ルートなら[[ルルーシュ・ランペルージ|皇帝ルルーシュ]]の旗下に入って決戦に現れ、[[黒の騎士団]]ルートでは[[ホワイトファング]]に回収されて[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]の協力者として出てくる。<br />
:ちなみに前作でグラハムが刹那に絡みまくっていたせいか、'''初戦で刹那に正体がバレている'''(原作ではブシドーが自ら正体を明かすまで気付かれなかった)。また、[[特殊戦闘台詞]]の種類がグラハムと同様(対刹那、対各種ガンダム、対[[早乙女アルト|アルト]])で、今回は対[[藤堂鏡志朗|藤堂]]用[[特殊戦闘台詞]]も用意されたが、味方側の専用台詞(対[[アロウズ]]以外)がまさかの[[アムロ・レイ|アムロ]]だけという散々な目に…。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:劇場版設定で登場。登場は第13話[[宇宙]]ルート「戦乱のプレリュード」であり、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]ともども[[プリベンター]]として登場。もらったコードネームは「'''プリベンター・ライトニング'''」となっている。<br />
:なお、本作では'''初期から「[[極]]」を習得済み'''。更に別枠で[[見切り]]を習得可能な上、集中+を持つユニットと組ませれば相乗効果で+70%の命中・回避補正が得られる。[[ブレイヴ]]のカスタムボーナスで空・宇の地形適応Sなので、地形適応を養成すれば大半の攻撃をスイスイ回避してくれる。<br />
:正式参戦は、第48話[[メリダ島]]ルート「重力の井戸の底で」とかなり遅いが、極を持ったまま加入する上に本作は劇場版ストーリーが最後まで進まないので無条件で最終話まで使用可能。だが、原作再現は殆ど行われていないため、[[トランザム]]はおあずけ。<br />
:なお、第13話宇宙ルート「戦乱のプレリュード」での[[スポット参戦]]時は専用のデータが使われる。[[早乙女アルト|アルト]]程ではないが、[[トワノ・ミカゲ|ミカゲ]]絡みの[[特殊戦闘台詞]]とシナリオ会話も用意されている。<br />
:グラハムとしての登場だが仮面について[[竹尾ワッ太]]にツッコまれる。グラハム曰く、若気のいたりだったらしい。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:第7話[[蒼の地球]]北米ルート「オーティス基地攻略戦」で加入、相変らず極持ち。[[ナイジェル・ギャレット|声が同じの仲間]]が増えたので、その人からの特殊援護台詞も確認された。前作同様、刹那との接触だけが避けられ続いていた。<br />
:第50話「星の向こうに」クリア後にイベントで([[DVE]])巨大ELSへ突撃するが、[[隠し要素/第3次Z #グラハム生存|生還条件]]を満たすと[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と刹那の[[説得]]を受けて[[自爆]]せず、刹那の事を名前で呼ぶようになる。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦UX]]<br />
:初の劇場版設定で『00』勢の中でも最速、そして味方メインでの登場。[[異星人]]迎撃部隊を指揮し、[[主人公]][[アニエス・ベルジュ]]と[[ジン・スペンサー]]の上官として序盤で[[スポット参戦]]する。グラハムに憧れる新米軍人の主人公達を導く彼の姿は実に頼もしく、グラハムファンにとっては嬉しい限りであろう。<br />
:本作では劇場版設定ゆえに味方キャラとして操作出来るが、第4話「舞い降りた翼」では敵キャラとして現れる。中盤からは異星人迎撃部隊再編に伴い、原作通りソルブレイヴスの隊長に就任。第2部第33話[[バジュラ]]作戦掃討ルート「対話の刻」で[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[アスラン・ザラ|アスラン]]と共に[[アルティメット・クロス|UX]]に合流するが、[[隠し要素/UX #ブレイヴ&グラハム・エーカー|隠し要素の条件]]を満たさないと第3部第48話「来るべき対話」で原作同様死亡イベントが再現され、永久離脱してしまう。パイロット能力と[[ブレイヴ]]の性能共々高いので出来れば残留させたいが、彼の死亡シーンは原作での名場面でもあるのが迷いどころ。なお、死亡した場合は'''刹那とアーニーしか悲しんでいる人物がいない'''(直後のインターミッションでも全く触れられない)という憂き目に遭っている(もっとも、終盤に差し掛かっているため、深く悲しんでいる時間もなかったためともいえるが)。<br />
:[[性格]]が丸くなり、Zシリーズにもあった'''機体名を元にした対各ガンダム特殊台詞'''(本作は対『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]』主人公トリオ限定)や、戦闘台詞も一新された。どこが古風な[[指揮官]]台詞や、1stシーズン時代の迷言も健在、そして[[シン・アスカ|シン]]からの[[援護攻撃]]台詞はまさかの星座ネタ。残念だが、対[[ソレスタルビーイング|CB]]専用援護台詞対象は[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]のみ。<br />
:グラハムが[[黒歴史|「ミスター・ブシドー」であった頃を恥じている]]言動を見せたり、[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ロックオン]]に'''「もう[[仮面キャラ|変な仮面]]被るなよ」'''とネタにされたりしている。しかし、皮肉な事に第一部終盤で'''グラハムが「ミスター・ブシドー」でなかったがために世界の危機に出撃する事が出来ない'''という場面が存在する。<br />
:とある場面では、[[声優ネタ]]として[[早乙女アルト|アルト]]の[[女装]]姿を大絶賛する場面も。後述の迷台詞も参照。<br />
:パイロットとしては高水準の能力の持ち主。ブレイヴが[[MAP兵器]]持ちのため雑魚の殲滅もしやすく、魂を習得するので雑魚戦ボス戦両方で活躍できる。弱点は集中を持たず囲まれる状況には弱いので、できれば[[連続ターゲット補正]]無効も欲しいところ。<br />
;[[スーパーロボット大戦BX]]<br />
:『UX』や『第3次Z天獄篇』と異なり、無条件で生存するようになった。また、音声が新規収録され、[[中断メッセージ]]にも登場。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:第18話で加入。今作も無条件で生存する。<br />
:今作ではZシリーズと異なり、刹那に対して普通に接している他、自軍加入してすぐに刹那のことを名前で呼んでいる。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]<br />
:第5章にて'''ブシドー名義で味方参戦する'''。<br />
:初登場は第3章。ゼクスと同様、[[キシリア・ザビ|キシリア]]配下の[[オルトロス隊]]に参加した元連邦のエースとして登場、呼称に対する抵抗も無い。原作より視野は広く、[[ミューカス]]の脅威を認識しキシリアに賛同しているが、一方で[[刹那・F・セイエイ|ガンダムエクシアの少年]]との決着も所望している。<br />
:第5章サブミッション「仮面の下の決意」にて、[[シャア・アズナブル|シャア]]や[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]と共に[[コネクト・フォース]]の[[アムロ・レイ|代]][[ヒイロ・ユイ|表]][[刹那・F・セイエイ|者]]達に[[ガンダムファイト|決闘]]を挑む。しかし、戦闘中に[[ミューカス]]の襲撃に会い、迷う事無く[[ガンダムファイト|決闘]]を中断してミューカスへの戦闘に移った三人を見て、「自分達は決闘に拘るあまりに対処が遅れた」と精神的な敗北を悟る。そしてゼクスと共に[[コネクト・フォース]]へ参加する事になる。<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:最初は1stシーズン版で、後に2ndシーズン版の「[[ミスター・ブシドー]]」として敵対するが、[[アロウズ]]解体後に「ミスター・ブシドー」として[[カイルス|自軍]]に参加する。本作において登場しない『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[ネオ・ロアノーク]]の立ち位置を部分的に担っている(彼の正体である[[ムウ・ラ・フラガ]]がMIAにならない為)。<br />
:『00』のキャラクターが劇場版設定になったタイミングにグラハムも「ミスター・ブシドー」から劇場版設定で「グラハム」に名を戻している。<br />
:[[ELS]]との対話の際に原作通りに[[特攻]]しようとしたところを[[デカルト・シャーマン|ある人物]]の援護によって止められた為、無条件で生存。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:TV版・劇場版両方の設定で登場。TV版のグラハムはNPCで、ユニットとして使用できるのはミスター・ブシドーのみ。劇場版設定ではグラハムとして使用できる。ユニットとしては、[[スサノオ]]、ブレイヴ、[[ガンダムエクシアリペアIV]]のパイロット。<br />
:2018年8月のイベント「常夏の熱視線」では劇場版設定のボイス付きパイロットパーツが登場。<br />
:2019年10月のイベント「僕らが出逢った理由」ではガンダムエクシアリペアIVがスパロボ初登場となり、合わせてELS同化状態のグラフィックも追加された。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:序章ワールド3から登場。1st設定。シナリオNPC。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
どの能力値も高く、[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]に匹敵する。<br />
<br />
『第2次Z再世篇』ではルートによっては事実上の『00』の版権[[ラストボス|ラスボス]]になる([[ゼロレクイエム]]はアロウズと[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]勢力壊滅後に設定されている)。能力はミリアルドよりいくらか劣るが、それでもなおスキルも機体も初戦からかなり強い。接近してブシドーと戦う場合は、いくらエースボーナスと[[イノベイター]]を習得した刹那でも油断できない。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
加速、突撃、熱血等の彼らしい精神を多数習得。なんと魂も持つ。意外な事に[[愛]]を習得しないが、『第2次Z破界篇』ではエースボーナスで習得。<br />
<br />
だが、落ち着きの無い性格ゆえか、リアル系エースパイロットとしては珍しく[[集中]]を『OE』以外の作品では習得しないので、[[連続ターゲット補正]]には弱い。ただし、『V』では特殊技能でそれをフォローしており、『第3次Z』ではそれに加えてタッグの相方が「集中+」を所持していれば自身も集中の効果を受けることができる。<br />
<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]<br />
:'''[[加速]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[気迫]]、[[魂]]'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]<br />
:'''[[加速]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[気迫]]、[[魂]]'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]<br />
:'''[[加速]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[気迫]]'''<br />
:『破界篇』のラインナップから'''魂が外された'''。もっとも、彼自身のエースボーナスや[[ブレイヴ|乗機]]のカスタムボーナスが加わると補正が[[空]]、[[宇宙]]限定で高くなるので仕方がないが。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]<br />
:'''[[加速]]、[[直感]]、[[闘志]]、[[直撃]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]<br />
:'''[[加速]]、[[直感]]、[[直撃]]、[[闘志]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]<br />
:'''[[加速]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[気迫]]、[[勇気]]'''<br />
:その名を持つブレイヴのパイロットとしては初の「勇気」習得。<br />
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]<br />
:'''[[加速]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[気合]]'''<br />
;[[X-Ω]]<br />
:'''[[加速]]、[[直感]]、[[魂]]'''<br />
:グラハム・ブシドー共通のラインナップ。<br />
:;グラハム(パイロットパーツ装備時)<br />
::'''[[不屈]]、[[奇跡]]、[[魂]]'''<br />
:;ブシドー(パイロットパーツ装備時)<br />
::'''[[不屈]]、[[気迫]]、[[闘志]]'''<br />
<br />
=== [[特殊スキル]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]<br />
:'''[[底力]]L6、[[カウンター]]L8、[[気力限界突破]]、[[見切り]]、[[ブロッキング]]、[[ダッシュ]]'''<br />
:愛機の高い移動力とダッシュの相性は良く、あっという間に自軍に接近する。他にもカウンター、気力限界突破、見切り、ブロッキングと厄介なスキルが多いが、底力のスキルLvが6と低め。なお、ダッシュはゲーム序盤では???扱いで未修得状態。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]<br />
:'''[[極]]、[[底力]]、[[カウンター]]、[[気力限界突破]]、[[闘争心]]、[[Eセーブ]]、[[サイズ差補正無視]]、[[ダッシュ]]'''<br />
:最初から8つのスキル所持の上に、[[性格]]と闘争心のおかげであっという間に極が発動する。…というか、'''シナリオ中では「極みに達する事が出来ない」と言われたのに「[[極]]」がある'''点がツッコミ所である。<br />
;[[第3次Z]]<br />
:'''[[極]]、[[カウンター]]L7、[[気力+系技能|気力+(命中)]]'''<br />
:'''まさかの「極」'''。しかもこれが正式参戦時のラインナップ。極は最終命中率、回避率、クリティカル率にそれぞれ+30%補正がかかるので、'''気力が上がると常時集中がかかったような状態になる'''。全体攻撃が強力なのでマルチターゲットとダッシュがあると、後半のザコ狩りに一役買ってくれる。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]<br />
:'''[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[全体攻撃]]L2、[[指揮]]L2'''<br />
:ソルブレイヴス隊の隊長として出てくるためか、指揮技能持ち。<br />
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]<br />
:'''[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[全体攻撃]]L2、[[指揮]]L2、[[カウンター]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]<br />
:'''[[極]]、[[サイズ差補正無視]]L1、[[精神耐性]]'''<br />
:<br />
;[[OE]]<br />
:<br />
:;味方時<br />
::'''[[底力]]、[[武士道]]、[[闘争心]]'''<br />
:;敵時<br />
::'''[[底力]]、[[極]]、[[二連撃]]'''<br />
<br />
=== [[エースボーナス]] ===<br />
;HP30%以下で、一度だけ精神コマンド『[[愛]]』が掛かる。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』終盤、[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII|GNフラッグ]]で自軍を襲撃する際に習得。精神コマンドに[[愛]]が無いのはこのボーナスがある為だろう。<br />
:たった一度きりだが、愛の効果は無視出来ない。熱血は[[ひらめき]]、[[不屈]]等で対策しないと危険。発動後のグラハムの[[気力]]にもよるが、[[加速]]とダッシュの併用によりなんと'''移動力13'''という驚異的な数値を発揮する。下手すると[[刹那・F・セイエイ|刹那]]が一撃で落とされてしまう。<br />
:ちなみにこの愛は少々特殊で、[[努力]]と[[幸運]]が掛からない独自仕様となっている。敵に努力、幸運は不要な為か。<br />
:なお、『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』では[[サフィーネ・グレイス]]が同じようなエースボーナスを修得している(ただし、発動条件のHPは40%以下。こちらは敵としても味方としても登場するが)。<br />
;特殊スキル『カウンター』発生率+100% <br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用。HARDモードで修得された敵エースボーナスにしては珍しくユニークかつ強力なものではなく、味方キャラである[[黎星刻|星刻]]と同一(今回は[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]も[[ガイオウ]]のエースボーナスと同一だが)。どちらにせよ反撃に備えずに挑むことはまずないので、実害はあまりない。どう考えても、グラハムの頃のエースボーナスの方が厄介である。<br />
:なお、「必ず相手の先手を取る」というのは戦闘技術としては優れたものであり、ブシドーが「極み」を目指した境地という事の表現とも考えられる。しかし、かつてのように[[精神コマンド]]を伴わないということは、見方によっては彼の「極み」には精神が伴っていないという暗喩なのかもしれない。<br />
;地形「空」「宇」に対する命中率+20%、与ダメージ1.1倍<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。地形限定だが常時ブーストのかかる強力なボーナス。ブレイヴのCBと合わせて、空・宇宙の敵に対してはかなりのダメージを期待できる。<br />
;気力(初期気力+5/気力最大値+10)<br />
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』で採用。<br />
<br />
=== [[戦術指揮]] ===<br />
;エネミーフェイズ時の攻撃力10%上昇、防御スキル発動率25%上昇、射程1上昇<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』で採用。残念ながら「グラハム・スペシャル」は[[チャム・ファウ|別]][[オズマ・リー|キャ]][[ジェフリー・ワイルダー|ラ]]の指揮効果である。<br />
:射程が伸びる事で融合の間合いから逃れられる確率が上がり、間合いに入られても撃ち落としで防げる確率が上がる等、[[ELS]]相手にはもってこいの能力。生存条件達成を除いても、ELS相手の決戦マップである第48話「来るべき対話」における戦術指揮官としてはベスト。<br />
:また、戦闘開始時の台詞はTV版の名台詞を元にしたものが散見されるのも印象的。<br />
;防御スキル発動率上昇、反撃時の攻撃力上昇、射程1上昇<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』で採用。<br />
<br />
== パイロットBGM ==<br />
;「DAYBREAK'S BELL」<br />
:グラハムの機体は全てこのBGM。『Gジェネ』では「RECOVER」だっただけにこちらを期待していた人もいたとか。<br />
;「儚くも永久のカナシ」<br />
:2nd前期のOPテーマ。<br />
;「ENVOY FROM JUPITER」<br />
:劇場版設定ではこちら。「FIGHT」のアレンジ曲。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[刹那・F・セイエイ]]<br />
:彼ではなくガンダムの性能に興味を引かれるが、後に[[パイロット]]([[ガンダムマイスター]])である彼の事も「'''少年'''」と呼んでガンダム共々付け狙う事に。<br />
:ただし、[[ライバル]]関係にしては珍しく、顔を合わせた事があるにも関わらず1stシーズンではお互いの名前を認識していない(2ndシーズンにてグラハムは勝手に名乗っているが、刹那は名乗っていない)。<br />
:刹那のライバルキャラとして知られるグラハムだが、キャラの濃さに反し歴代のシリーズキャラに比べてもグラハム自体が物語上や刹那と直接的に関わった事は少なく、グラハム側が一方的に関わる事が多かった為ライバルキャラとしてみると存在感は薄い方。<br />
;[[ロックオン・ストラトス]]<br />
:1stシーズン中盤ではむしろ彼と対峙する事が多く、OPでもロックオンとグラハムが対決しているシーンがあった。<br />
:劇中、ロックオンの[[狙撃]]を全弾回避してみせ、そのまま接近戦に持ち込むが、残念ながら決着は付かずに終わってしまった。<br />
;[[ロックオン・ストラトス (2代目)]]、[[アレルヤ・ハプティズム]]、[[ソーマ・ピーリス]]<br />
:[[機動戦士ガンダム00|TV版]]では彼等との絡みはほとんど無かったが、[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]では一致団結して[[ELS]]との戦いに臨んだ。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』でのグラハム生存ルートは、彼等の協力があったればこそ。<br />
;[[沙慈・クロスロード]]、[[ルイス・ハレヴィ]]<br />
:原作では彼等との絡みはなかったが、『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』DLC「その背に未来を」では刹那の影響を受けた者同士で語り合った。<br />
;[[ビリー・カタギリ]]<br />
:親友。グラハムはビリーの事をファミリーネームの「カタギリ」と呼ぶ。<br />
:グラハムの乗機はビリーに[[改造]]してもらうことがほとんど。彼のおかげでグラハムは機体の性能を本当の限界まで引き出せているのかもしれない。<br />
:2ndでは口を滑らして危うく(?)ブシドーの正体を言いかけた<ref> なお、'''『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では思いきり「[[グラハム・エーカー|グラハム]]」と言ってしまっている'''。</ref> 。その後は専用機を開発し、彼をサポートする。<br />
:余談だが、ビリーは1stシーズン[[小説|小説版]]でグラハムの事を「'''[[武士道|侍]]'''」と評している。<br />
;[[レイフ・エイフマン]]<br />
:フラッグの開発者でビリーの恩師。グラハムの要望に応え、カスタムフラッグへの改修を担当した。なお、グラハムからは「プロフェッサー」と呼ばれている。<br />
;[[ダリル・ダッジ]]、[[ハワード・メイスン]]<br />
:部下。特に、ハワードの死はグラハムの心境を一変させる出来事となった。<br />
;[[ジョシュア・エドワーズ]]<br />
:新設されたオーバーフラッグス隊に配属された部下。自身の腕前に自信を持つジョシュアは上官であるグラハムに対して不遜な態度を取り、暴言まで吐いている。<br />
:なお、そんなジョシュアに対してグラハムは「過去の汚名は戦場で晴らしてみせよう」という、漢らしい対応を見せている。<br />
;[[カティ・マネキン]]<br />
:ライセンサーである事を盾にして命令に従わないブシドーに、不満を隠せなかった。<br />
;[[バラック・ジニン]]<br />
:アロウズの同僚だが、「ガンダムを見逃す」といったブシドーの行為に対して困り果てていた。<br />
;[[ルイス・ハレヴィ]]<br />
:アロウズの部下。直接の関わりは少ないが、ブシドーについて知っていた様子。<br />
;[[ホーマー・カタギリ]]<br />
:アロウズ司令官。彼を通じて[[武士道]]を学んだ(内容理解が不十分な事をどう思っていたかは描写されていない)だけでなく、「ライセンサー」の免許を渡した。<br />
;[[リボンズ・アルマーク]]<br />
:彼を通じて果し合いの場を設けた。リボンズはブシドーの事を'''「ガンダムと対等に戦える数少ないパイロット」'''と評し、本来イノベイターが自由行動を行う為に存在する「ライセンサー」の免許を彼に渡している事からもその実力を評価していたようである。<br />
;[[デカルト・シャーマン]]<br />
:原作では接点が無かったが、『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では彼の援護によって特攻することがなくなったため、結果的にグラハムの命を救ったと言える。<br />
;スレッグ・スレーチャー<br />
:グラハムの恩師で、MSパイロットとして大先輩にあたる。[[ドラマCD]]第2弾アナザーストーリー「ROAD TO 2307」に登場。グラハムとは次世代機のコンペで模擬戦を行うが、とある理由のためグラハム機に[[特攻]]して戦死する。<br />
:なお、この事件はグラハムの心に影を落としてしまう結果となった。SRW未登場。<br />
;スレーチャーの娘<br />
:恩師スレーチャーの娘。本名不明。かつてグラハムとは交際していたのだが、彼の空への憧れが断ち難かったために、別れる結果となった(ただし、グラハム自身はその件に関して、彼女にはすまないと思っている)。SRW未登場。<br />
;ヴィクトル・レオーノフ、ルドルフ・シュライバー、アキラ・タケイ、イェーガン・クロウ、ネフェル・ナギーブ<br />
:劇場版における部下でソルブレイヴスの隊員達。その中で、アキラはオーバーフラッグス隊の生き残りである。<br />
:SRWでは隊員名は出ないもののソルブレイヴス隊がグラハムに随伴しているため、おそらく[[プレイヤー部隊]]と行動を共にしているものと思われる。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[ブライト・ノア]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では上司。ソルブレイヴス隊の設立にも尽力しており、グラハムにとっては恩人でもある。<br />
:第20話ELS移送ルート「ロストロウランに散る」では彼の要請を受けてロストロウランに赴き、[[ビスト財団]]に洗脳・再調整された[[マリーダ・クルス|プルトゥエルブ]]の駆る[[バンシィ]]の攻撃から[[ユニコーンガンダム]]と[[バナージ・リンクス|そのパイロット]]を救い、財団の企みを阻止する。<br />
;[[キシリア・ザビ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では、彼女が設立した[[地球連邦政府|連邦]]と[[ジオン公国|ジオン]]の和平を目的とした特殊部隊「[[オルトロス隊]]」に参加することに。<br />
;[[シャア・アズナブル]]<br />
:『OE』におけるオルトロス隊の同僚。同じく同僚のゼクスと共に三人とも[[仮面キャラ|仮面を被り]][[ライバル|「ガンダム」に対して並々ならぬ因縁を抱えている者]]同士である。PVで三人の会話が流れた際にはユーザーの笑いを誘ったとか誘ってないとか。<br />
;[[リディ・マーセナス]]<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』ではクロノの実行部隊長になった彼と再会した際、彼の容貌を「'''凶相'''」と評している。<br />
;[[ゼクス・マーキス]]<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』では共にガンダムを追うもの同士である、武人としても通じ合っている。グラハム曰く「国を越えた僚友」。「パイロットに多大なGをかける機体に乗る」「(時期は違うが)[[仮面キャラ|仮面]]を付ける」設定も共通している。ゼクスにはエイフマン教授経由の情報として、秘匿されていた[[トールギス]]の存在を伝えている。なお、会話しているだけだと気付かないが、グラハムはゼクスより'''8歳も年上'''である。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではブシドーの過去を知る彼は初対面時にすぐにブシドーの正体を見抜いている。終盤には[[ゼロレクイエム]]ルートでも[[黒の騎士団]]ルートでも共に因縁の相手たるガンダムパイロットとの決着を着け、生きる事を選び行方を眩ます。<br />
:続く『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』では、共に[[プリベンター]]のエージェントとして登場。彼のウインドに対し、グラハムはライトニングを名乗ることに。…というか、[[ライトニング・バロン]]を差し置いてそのコードネームはいいのだろうか。<br />
:『OE』ではオルトロス隊の同僚。<br />
;[[トレーズ・クシュリナーダ]]<br />
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートにおいては最終的に彼に付き、刹那との最後の対決に赴く。<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:『第3次Z天獄篇』では[[ELS]]との最終決戦で共に出撃した際、「自分の越えるべき相手は刹那だけではないようだ」と敬意を表する。<br />
;[[シン・アスカ]]<br />
:同じく乙女座。共闘した『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』には、星座ネタの[[援護攻撃|援攻]]台詞が用意されている。<br />
:当然彼以外にも乙女座のキャラクターはいるのだが、残念ながらシン以外の乙女座の人には特殊セリフがない(『UX』に登場した人物で言えば[[真壁一騎|彼]]とか)。<br />
;[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]<br />
:彼らと共に[[アルティメット・クロス|UX]]と合流する。<br />
:なお、グラハムとアスランの両者は、[[偽名]]を[[ミスター・ブシドー|名乗って正体を]][[アレックス・ディノ|隠していた過去]]があり、かつて軍の上層部から[[ライセンサー|独自の行動をする権限を]][[FAITH|有していた軍人]]であった点が共通している。<br />
;[[紅蓮装曹操ガンダム|曹操ガンダム]]<br />
:『UX』では彼を「武人の鑑」と称し、敬意を表している。<br />
:また、グラハムは曹操という人間に対して、以前は『三国志演義』における「悪役」としてのイメージを強く抱いていたことを伺わせる発言もしている。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[枢木スザク]]<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』では同僚として同じマップに数度登場する。<br />
:また、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では、彼を「『修羅道』に堕ちた若武者」と評する。第51話[[ゼロレクイエム]]ルート「シュナイゼルの仮面」では自身を「全てを失った空っぽの騎士」と称するスザクを「ナイトオブゼロ」と呼び、彼の「[[騎士道]]」を喰らい、更なる極みへ至るために激突する。また、終盤の[[黒の騎士団]]ルートでは彼に「ナイトオブゼロ(原作でのゼロに仕える騎士という意味ではなく、仕える者の無い騎士という意味)」の称号を与えるというクロスオーバーが有る。<br />
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]<br />
:『第2次Z再世篇』[[ゼロレクイエム]]ルートにおいては最終的に彼に付き、刹那との最後の対決に赴く。<br />
;[[藤堂鏡志朗]]<br />
:『第2次Z』では新兵時代に[[ブリタニア・ユニオン]]の[[日本]]侵攻の際に交戦し、彼の生き様や'''[[武士道]]'''に強く影響を受け、以来彼には強い敬意を抱く。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では彼との絡みが多く、戦闘アニメでの[[特殊戦闘台詞]]も用意されている。初対面時にブシドーが去った後、心の中で呟いた'''「私情で剣を抜くものに極みは達せない」'''という言葉は、ブシドーというキャラクターの核心を突いている。<br />
;[[扇要]]、[[玉城真一郎]]<br />
:『第2次Z再世篇』にて、初めて対面した際に度肝を抜かされる。<br />
;[[早乙女アルト]]<br />
:『第2次Z』では彼からは'''「空の飛び方を知っている」'''と警戒される。もちろん、[[声優ネタ]]である。ちなみにこの二人、夢にも共通点がある(後述)。<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』では[[中断メッセージ/第3次Z時獄篇|中断メッセージ]]でも絡んだ。<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では共闘可能、そしてアルトの[[女装]]姿を絶讃する。<br />
;[[小楯衛]]<br />
:『UX』では彼が戦死した際に、刹那に「自分より若い者が死んでいくのはいつだって辛い」と漏らしている。<br />
;[[ローニン・サナダ]]<br />
:『UX』では北米軍の同僚。<br />
;[[ケーン・ワカバ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では戦乱が一旦終息した後、ドラグナーの解体の取りやめを嘆願する彼の意思を汲み、軍の上層部に掛け合うことを約束する。<br />
;[[ミシェル・レモン]]<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』ではプリベンターとしての同僚。<br />
;[[イプシロン]]<br />
:『第2次Z再世篇』アザディスタン制圧戦にて対面して「[[モビルドール]]を否定し、信念で戦う者同士」で共感している。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では序盤の[[スクラッグ]]との戦いより彼とも共闘する。<br />
;[[森次玲二]]<br />
:声が同じ人。『UX』では彼を一目置いている節があり、[[カガセオ]]を撃破した森次を「見事な対応」と評している。<br />
;[[ジャック・スミス]]<br />
:ある意味で「侍かぶれ」同士。<br />
:『UX』では声が同じである森次と同様、戦闘中ではジャックを「'''侍かぶれ(ミスター)'''」と呼ぶ他、ジャックはグラハムを「'''大空のサムライ'''」または「'''Mr.武士道'''」と称する。<br />
:なお、「大空のサムライ」は太平洋戦争で活躍した実在のエースパイロットである坂井三郎氏の自伝に由来している。<br />
;[[シュワルツ]]<br />
:作中は全く絡みはないが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』では同じくフラッグファイターだった。<br />
;[[ミア・アリス]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では[[ギル・バーグ]]との最後の決戦に臨む彼女に対し、[[バーン・バニングス|バーン]]や[[マイヨ・プラート|マイヨ]]達と共に彼女の援護を買って出る。<br />
;[[雷張ジョー]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では元部下。新たな部隊編成の為に腕利きを集めようとした際、彼も候補に挙げられていたが、機密情報を盗もうとした事がバレて既に軍を脱走していた。彼がなぜ軍を脱走したのかを知る事も、グラハムが主人公の部隊に同行する一因となる。<br />
:しかし、脱走後もグラハムの事を「隊長」と呼んでおり、敬意は変わっていない。<br />
<br />
=== バンプレストオリジナル ===<br />
;[[アニエス・ベルジュ]]、[[ジン・スペンサー]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の序盤における部下。日頃からグラハムに憧れの気持ちを抱いていた両名を率いて[[スクラッグ]]と戦う。この時、助太刀に来た[[アンノウン・エクストライカーズ]]を攻撃しようと逸ったジンを上官として制止している。一方で、そんな彼の姿にかつての自己の姿を見ていた。<br />
:また、両名とも途中で戦死したと思われた時は「自分は部下を持つ資格などないのかもしれない」と自嘲していた。しかし、アーニーとはその後[[アルティメット・クロス|UX]]にて共闘し、ジンとは敵同士として戦場で対峙する事になる。<br />
;[[リチャード・クルーガー]]<br />
:『UX』序盤で、敢えて自らの身を晒してまで[[タマ]]を食い止めるための一撃を放った彼の行動を「[[武士道]]」と高く評価した。<br />
;[[ノーヴル・ディラン]]<br />
:『UX』では同じ基地の同僚。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
何かと特徴的な独り言を吐くが、これは戦闘中に自分を鼓舞するためにわざとやっているらしい。<br />
=== 1st ===<br />
;「ははははは! これは傑作だ! 『戦争をなくすために武力を行使する』とは! ソレスタルビーイング、存在自体が矛盾している!」<br />
:第1話「ソレスタルビーイング」において私設武装組織[[ソレスタルビーイング]]の創設者[[イオリア・シュヘンベルグ]]の全世界への武力介入宣言を聞いた後の感想。<br />
:確かに、国家や社会の秩序を守る側である軍人の立場から見れば、「ソレスタルビーイングは[[テロリスト]]の一つ」にしか映らないだろう。<br />
;「フッ…好意を抱くよ」<br />「興味以上の対象と言う事だ」<br />
:第2話「ガンダムマイスター」より。グラハムのガンダムに対する印象。この台詞を初め、何かとガンダムを特別視する。しかも、何故か女性扱い(この後も「口説き落とせない」だの、「身持ちが硬い」だの、「眠り姫」だの言っている)。<br />
:おまけに[[渚カヲル|どこかで聞いたことがある発言]]のような……<br />
;グラハム「はじめましてだな、ガンダム!」<br />刹那「何者だ!?」<br />グラハム「グラハム・エーカー…君の存在に心奪われた男だ!」<br />
:[[刹那・F・セイエイ|刹那]]との初対決時の'''独り言'''。一見会話しているかのようなシーンなのだが、この頃は[[GN粒子]]による電波障害で通信できていない。<br />
:[[小説|小説版]]によるとグラハムは刹那が「何者だ!」と言ったのを感じ取ったのこと。<br />
;「まさかな、よもや君に出会えようとは。乙女座の私には、センチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない!」<br />「それとも、光の粒子を出していなかったから見つけられたのか…。おそらくは後者だ!」<br />
:第3話「変わる世界」より。上記の名乗りの後の台詞。何故か自分が乙女座である事に拘る。<br />
;「のぞむところだ、と言わせてもらおう!」<br />
:第4話「対外折衝」より。「(グラハムが御所望だった[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム|カスタムフラッグ]]は)耐Gシステムを稼働させても、全速旋回時には12Gも掛かるよ」と、[[ビリー・カタギリ|ビリー]]から釘を刺されて。<br />
:グラハムの自信がうかがえる発言であるが、第18話にてビリーからの言葉の意味を身を以って知る事になる。<br />
;「これでガンダムと戦える。見事な対応だ、プレジデント!」<br />
:タリビアへの武力介入を終えて撤退するガンダム3機のうちの1機である[[ガンダムエクシア|エクシア]]をスペックの2倍以上のスピードを誇るカスタムフラッグで猛追しながら。<br />
:その後のカスタムフラッグの攻勢は、エクシアの[[ガンダムマイスター]]である刹那を「早い!」と驚嘆させた程のものであった。<br />
;「カスタムフラッグ、一応対抗してみせたが…。しかし、水中行動すら可能とは、汎用性が高すぎるぞ、ガンダム…!」<br />
:上の場面の後、カスタムフラッグとの戦闘を避けて海中に潜航したエクシアの性能を評して。<br />
:実は、'''『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[世界観|世界]]には、他の[[ガンダムシリーズ]]と異なって水陸両用[[モビルスーツ]]の概念が存在せず<ref>唯一の例外は、公式[[外伝]]『機動戦士ガンダム00V』(SRW未参戦)に登場するスペルビアジンクスのみ。</ref>、水中戦の際には水中戦用[[モビルアーマー]]を使用する'''。<br />
:故に、[[宇宙|宇宙空間]]・[[空|大気圏内]]・[[陸|陸上]]・[[海|水中]]にわたって行動が可能であるソレスタルビーイングのガンダムの性能には、グラハムをはじめ多くの人々が唸らざるを得なかったであろう。<br />
;「私は我慢弱く、落ち着きの無い男なのさ。しかも、姑息な真似をする輩が大の嫌いときている。ナンセンスだが、動かずにはいられない!」<br />
:第8話「無差別報復」より。ソレスタルビーイングの武力介入を理由にテロ行為を行った組織を探している際の台詞。後半の台詞は[[シャア・アズナブル|シャア]]のオマージュと思われる。<br />
;「MSの性能が、勝敗を分かつ絶対条件ではないさ…」<br />「当てにしているぞ。フラッグファイター!」<br />
:第11話「アレルヤ」より。部下の[[ハワード・メイスン|ハワード]]と[[ダリル・ダッジ|ダリル]]に「機体性能だけが全てではない」と語った台詞。<br />
:間違いなく、シャアの名台詞のオマージュである。この台詞だけなら、ただのオマージュだったのだが…。<br />
;「人呼んで、グラハムスペシャル!」<br />
:第12話「教義の果てに」より。独自のマニューバを独り言でよく喋る。それだけパイロットとして優れた[[技量]]に裏打ちされた自信に満ち溢れている。<br />
;ロックオン「俺が外した!?なんだこのパイロット!?」<br/>グラハム「あえて言わせてもらおう…グラハム・エーカーであると!」<br />
:[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]に対して攻撃を回避しながら叫んだ名乗りだが、この時も通信は出来ていない独り言(通信できていないので「あえて言わせてもらおう」になる)。しかも、相変わらず会話が繋がっているように聞こえてしまう。<br />
:こちらは[[ギレン・ザビ|ギレン]]の名台詞のオマージュか? また、ファンからは「グラハム・エーカーで[[早乙女アルト|アルト]]!」とネタにされる事がある。<br />
;「ようやくガンダムに出会えたというのに……口惜しいが、私も人の子だ!」<br />
:ロックオンと対峙していたところで「アザディスタンでクーデターが発生したので、鎮圧に迎え」という命令が来た際に。<br />
:けっしてガンダムに拘るだけでない、グラハムの軍人としての、そして人間としての姿勢が見える一幕である。<br />
;「君が何を思おうとも構わん。だが、その汚名、戦場で晴らしてみせよう」<br />
:第14話「決意の朝」より。グラハムを「上官殺し」と侮辱する[[ジョシュア・エドワーズ|ジョシュア]]に対する一言。<br />
:新たに部下になった者から侮辱を受けても動じないグラハムの漢らしさが光る名台詞である。<br />
:余談だが、上記の台詞の「(汚名を)晴らして」は日本語の[[誤字|文法上間違い]]であり、正しくは「(汚名を)雪(すす)いで」である。<br />
;「抱きしめたいな、ガンダム!!」<br />「まさに、眠り姫だ!」<br />
:第15話「折れた翼」より。抵抗できない[[ガンダムデュナメス]]を押さえつけて。ガンダムに対する興味が一際目立つ。また、この時地面スレスレで突進しながら空中[[変形]]を行うという神業を披露した。<br />
;「プロフェッサー…ハワード……私の顔に何度泥を塗れば気が済むのだ……ガンダム!」<br />
:第17話「スローネ強襲」より。[[ガンダムスローネツヴァイ]]に[[レイフ・エイフマン|エイフマン教授]]とハワードを殺害された時の台詞。<br />
:戦友を失った直後の台詞が嘆きや悲しみではなく、プライドを傷つけられた屈辱というところに、既に狂気に犯されつつあるのが伺える(小説版では明確にグラハムが歪み始めている事が描かれている)。<br />
;「そうか…彼は私以上に、フラッグを愛していたようだな」<br />「ならば、ハワード・メイスンに宣誓しよう。私、グラハム・エーカーはフラッグを駆って、ガンダムを倒すと」<br />
:第18話「悪意の矛先」より。ガンダムに倒されたハワードが自分以上にフラッグファイターとして誇りを持っていたことを知り、隊長として…フラッグファイターの意地としてガンダムを倒すことを墓前に誓った。<br />
:しかし小説版ではグラハム自身が、ハワードの死を悼んではいるものの、宣誓自体は所詮'''ガンダムと戦う為の建前でしかなかった'''と発言している。<br />
;「そんな道理…私の無理でこじ開ける!!」<br />
:トリニティ撃退の為にフラッグで単身出撃する際、カタギリに無茶だと咎められての返答。<br />
:シリーズ構成の黒田洋介氏が以前手掛けた[[スクライド]]の[[劉鳳]]が漫画版で似たようなセリフを言っているため、セルフパロディと思われる。<br />
;「どれほどの性能差があろうと! 今日の私は、阿修羅すら凌駕する存在だ!!」<br />
:ハワードなど多くの同僚の命を奪い、さらには武器も持たない人間に対しても攻撃を行う[[チームトリニティ]]に対して。<br />
:この台詞と共に[[ガンダムスローネアイン]]の[[ビームサーベル]]を奪い、それで同機体の片腕を切り落とした。<br />
:そして、前述の[[シャア・アズナブル|「モビルスーツの性能差が勝敗を分かつ絶対条件ではない」]]という事を、[[機動戦士ガンダム|初代ガンダム]]から約30年の時を経て本当に実践して見せた。<br />
;「ウッ! この程度のGに体が耐えられんとは…!」<br />
:スローネアイン戦を終えた後に吐血して。ついでに言うと、'''現実世界では「耐Gスーツを着用した熟練パイロットであったとしても10G(一般人ならば6G)までが限度」'''である。<br />
:上記の事実を鑑みると、むしろ、今まで「耐Gシステムを稼働させた状態でも全速旋回時には12Gも掛かる」カスタムフラッグを乗りこなしていたグラハムは、凄まじいとしか言えない…。<br />
;「私はフラッグでガンダムを倒す……ハワード・メイスンの墓前にそう誓ったのだよ」<br />「男の誓いに、訂正はない」<br />
:第20話「変革の刃」より。[[GN-X]]のパイロットになる事を「断固辞退」して。他の各国のエースパイロット達はこぞってGN-Xに乗り換えたのに1人フラッグに拘る。そしてその想いを汲みとった親友の手により、グラハムはガンダムと戦う為に更なる改造を施されたフラッグを手にする事になる。<br />
;「何と、あのときの少年か!? やはり私と君は運命の赤い糸で結ばれていたようだ!」<br />「そうだ、戦う運命にあった!」<br />「ようやく理解した! 君の圧倒的な性能に、私は心奪われた!」<br />「この気持ち、まさしく[[愛]]だ!」<br />
:第25話「刹那」より。[[ガンダムエクシア|エクシア]]との最終決戦にて、ガンダムに対する強い執着を現す台詞。思いがけない言葉に刹那も驚いていた。それまではシリアスな方向で目立っていた分、'''それが全部この台詞でぶっ壊れた'''と言えなくもない。<br />
:一方、この直後にグラハムは「だが愛を超越すればそれは憎しみとなる」とも言っており、ガンダムに対する憎しみもあっての行動だと明言している(余談だが、「愛しているから憎んだ」というくだりは[[伊佐未勇|富野作品の主人公]]も発言した事がある)。<br />
:ただ、刹那はノベライズ版でグラハムの行動は'''「自分の自己満足のための行動を愛や運命で理論武装しているだけ」'''と判断している。<br />
:なお、スパロボでは'''むしろ劇場版のグラハムが度々この発言を行う'''(ただし、他人の行動に対して)。そして『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』を除いて毎回刹那が突っ込む(後述)。<br />
;「ハワード、ダリル……仇は……」<br />
:刹那と相打ちになって。こうして、グラハム・エーカーは物語から姿を消した。しかし…。<br />
<br />
=== 2nd ===<br />
;「少年!」<br />
:[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の事をこう呼ぶ。<br />
:1stシーズンでもアザディスタンで会った際や最終話で刹那の事を「少年」と言っているのでブシドーになって言い始めたわけではないが、しつこくこう呼ぶので印象に残った視聴者も多いはず。<br />
;「そうか…現れてくれたか。自分が乙女座であったことを、これほど嬉しく思った事はない」<br />
:2nd第1話「天使再臨」より。[[ソレスタルビーイング]]のガンダムが現れたという知らせを聞いて。相変わらず[[グラハム・エーカー|乙女座に拘っている]]らしい。というか、別にガンダムが現れたのは乙女座とは関係無い。<br />
;「なんという僥倖! 生き恥を晒した甲斐が、あったというもの!」<br />
:2nd第4話「戦う理由」より。[[ダブルオーガンダム]]の[[パイロット]]が刹那である事を察して。本当に感極まった様子である。<br />
:なお、上記の台詞に対して'''「[[武士道]]に被れたブシドーの恰好が生き恥じゃないのか?」'''とツッコんだ視聴者もいたとか…。<br />
;「断固辞退する。私は司令部より、独自行動の免許を与えられている。つまりはワンマンアーミー…たった一人の軍隊なのだよ」<br />
:2nd第5話「故国燃ゆ」より。[[カティ・マネキン|カティ]]の命令を拒否して。[[組織]]からすれば、傍迷惑なんてものではないだろう。<br />
;「興が乗らん!」<br />
:[[カタロン]]へのオートマトン襲撃作戦をこの一言で抜ける。要するに「たとえ命令でも'''虐殺には加担しない'''」という事。良識を捨てていない事が伺える。<br />
:だが、その一方で[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]やカティ等やむなく作戦に参加する人物も描写されている為、[[ライセンサー]]の権限とはいえ問題行動に見えてしまう。<br />
:とはいえ、ライセンサーに許されているのは独自行動だけ(つまり部隊の作戦を中止する権限は無い)なので、やむを得ない点も有るには有るのだが…。<br />
;「肩に動力のある二個付きのガンダムは私が相まみえる。干渉、手助け、一切無用!」<br />
:2nd第6話「傷痕」より。ダブルオーが相手にいることを確認して。言わずとも、ガンダムを相手に出来るのはブシドーくらいだろうが…。<br />
;「そうだ…これとやりたかった!」<br />
:2nd第7話「再会と離別と」より。[[トランザム]]を発動したダブルオーに対して。ようやく本気を出したと嬉しい様子。<br />
:その後、実際にトランザムを発動したダブルオーと互角に渡り合えているのだから、ブシドーの実力は凄まじいものである。<br />
;「ならば斬る価値も無し!」<br />
:直後、オーバーロードを起こしたダブルオーを見逃して。ブシドーにとっては本気の機体でなければ意味が無いので気持ちは解るが、この後[[バラック・ジニン|ジニン]]から「いくらなんでも勝手が過ぎる!」と当然の突っ込みを受けた…が、当の本人は「聞く耳持たぬ」とどこ吹く風。<br />
:なお、スペシャルエディションII「エンド・オブ・ワールド」では上記の台詞がカットされている。<br />
;「勝手にそう呼ぶ…迷惑千万だな」<br />
:2nd第9話「拭えぬ過去」より。[[ビリー・カタギリ|ビリー]]から「今はミスター・ブシドーだったね」と言われて。何と'''今の名前は他称だった上に自分は嫌っていた'''事が判明した瞬間。<br />
:だが、服装や'''本名を名乗らない'''<ref>とは言え、確かに作中で「ミスター・ブシドー」と名乗った場面もなく、'''「本名を名乗らない」というのはあくまで視聴者視点でしかない'''。周囲には普通に「グラハム・エーカー」と名乗っていた可能性ももちろん有る。</ref>故に、そう言われても説得力が無い。ビリーには「気に入っているのかと思っていた」と突っ込まれている。<br />
;「最高のスピードと最強の剣を所望する」<br />
:ビリーが試作していた[[モビルスーツ]]に対する注文。ビリーはこのブシドーからのオーダーに応えて新型機[[マスラオ]]を完成させる(2nd第14話にて)。<br />
:ちなみに、マスラオの完成時には'''「[[ユニオンフラッグ|フラッグ]]の面影が垣間見える…見事な造形だ! カタギリ」'''と感想を述べた。<br />
;「邪険にあしらわれるとは! ならば、君の視線を釘付けにする!」<br />「とくと見るがいい…盟友が作りし、我がマスラオの奥義を!」<br />
:2nd第15話「反攻の凱歌」(および2nd第16話「悲劇への序章」)より。[[軌道エレベーター|アフリカタワー]]で刹那を待ち伏せして。そして「奥義」である[[トランザム]]を発動し、刹那を驚愕させる。<br />
:ちなみに、脚本家の黒田洋介氏はミスター・ブシドーがトランザムを使用する際の台詞に'''「いきり立て! 私のマスラオ!!」'''というものを考えていたのだが、水島精二監督からストップを掛けられて没にしたとの事。<br />
;「私は純粋に戦いを望む! ガンダムとの戦いを! そしてガンダムを超える! それが私の…生きる証だ!!」<br />
:2nd第16話「悲劇への序章」より。刹那と交戦して。だが、刹那は「今は戦いを望んでいない自分がいる」と返しており、この時点で二人の明暗が分かれている。<br />
;「あえて言うぞ、少年! 覚えておくがいい!」<br />
:交戦相手の刹那に[[プトレマイオス2]]からの増援が来た事、またトランザムによってマスラオの[[GN粒子]]残量が残りわずかとなった為にブシドーは撤退した。<br />
:一見迷台詞にも思われるが、「あえて言うぞ」というあたりにせっかくの勝負がまたしても水入りになってしまった事に対する悔しさがにじみ出ているようだ。<br />
;「この私、グラハム・エーカーは君との果し合いを所望する!」<br />
:2nd第21話「革新の扉」より。[[仮面キャラ|仮面]]を外し、決闘を申し込む。ようやく正体が判明した瞬間…なのだが、最初からバレバレだったのは言うまでもない。<br />
;「無論だ! 私の空を汚し、同胞や恩師を奪い、フラッグファイターとしての矜持すら打ち砕いたのは他でもない、君とガンダムだ!」<br />「そうだとも! もはや愛を超え、憎しみをも超越し、宿命となった!!」<br />
:刹那に対しての糾弾。<br />
:同胞や恩師を奪った[[リボンズ・アルマーク|輩]]が自分らの陣営に立ち、輩の根源を生み出した存在=ソレスタルビーイングと対峙している。その苛立ちをガンダムにぶつけなければ自分を保てなかったのだろう。当然のことながら刹那は4年前の[[愛]]の告白の時のように「宿命!?」と思わず鸚鵡返しに発言していた。<br />
;「一方的と笑うか? だが、最初に武力介入を行ったのはガンダムだということを忘れるな!」<br />
:上記の台詞の締め。一理有るし、刹那も「グラハムの歪みを生んだのは自分達」と認めているが、刹那に対して最初に仕掛けてきたのはグラハムの方である(1st第2話「ガンダムマイスター」ラストシーンより)。<br />
;「た、戦え…少年…! 私を切り裂き、その手に勝利を掴んでみせろぉ!!」<br />
:2nd第22話「未来のために」より。[[スサノオ|機体]]を撃破され、介錯を求める。だが、刹那からは「生きる為に、戦え」と諭される。<br />
:それにしても、ガンダムで勝利を掴めと聞くと[[ドモン・カッシュ|彼]]とその[[ゴッドガンダム|愛機]]を連想してしまう。<br />
;「[[武士道]]とは…死ぬことと見つけたり…」<br />「くっ…武士道とは…!!」<br />
:自決しようとするが、刹那の言葉で思い留まる。そして…。<br />
<br />
=== [[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]] ===<br />
;「ソルブレイヴス隊、スタンドマニューバと共に散開! 弔い合戦だ!」<br />「全機、フルブラスト!」<br />
:[[火星|火星圏]]の[[ELS]]との接触で全滅した[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]先遣部隊の仇討ちと、ELSの大群に追われ窮地に立たされた[[ソレスタルビーイング]]の救援に駆けつける。<br />
:1st時代における、颯爽としたフラッグファイターであるグラハムを思い起こさせる熱い台詞。<br />
;「ソルブレイヴス隊の精鋭に告ぐ。これから出向く戦場では諸君らの命を賭けてもらうことになる」<br/>「だが、あえて言おう。死ぬなよ!」<br />
:ELSとの最終決戦前にソルブレイヴス隊のメンバーにかけた言葉。しかし…。<br />
:なお、[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|とある作品]]の[[シロー・アマダ|小隊長]]も部下に対して、グラハムと似た趣旨の言葉をかけている。<br />
;「イェーガン!」<br />「あえて言ったはずだ…」<br />
:ソルブレイヴスのメンバーの一人イェーガン・クロウが戦死した際に漏らした言葉。彼の願いは叶うことなく、ソルブレイヴス隊は壊滅する<ref>映像中ではグラハム機とイェーガン機を含む3機のブレイヴが失われているが、このELSとの決戦で'''ソルブレイヴス隊のブレイヴは全機失われた'''とされており、生還者は(グラハム以外では)1名のみとされている。</ref>ことになる……。<br />
;「うろたえるな!」<br />「…とはいえ、相手がガンダムタイプとは!」<br />
:[[ELS GN-X IV|GN-X IVに擬態したELS]]を見た時の反応。昔の血が騒ぐのか、手強い相手だったガンダムとは戦ってみたかったらしい…。<br />
:ちなみに、劇場版の初期の脚本では[[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|ダブルオーライザー]]に擬態したELSと戦う展開があった。この台詞は、その時の名残である。<br />
:もっとも、[[GNドライヴ[Τ]]]を搭載した[[GN-X IV]]も、広義で言う[[ガンダムタイプ]]の機体ではある。<br />
;ロックオン「来たのか」<br />ハレルヤ「遅ぇんだよ!」<br />「待ちかねたぞ、少年!」<br />
:昏睡状態にあった[[刹那・F・セイエイ]]が戦線復帰し、[[ダブルオークアンタ]]に乗って登場した時の三者の反応。<br />
:[[ロックオン・ストラトス (2代目)|三]][[アレルヤ・ハプティズム|者]]、特にグラハムの台詞は、この時の視聴者の気持ちを最も代弁した台詞であろう。<br />
:なお、ロックオンは粒子ビームを目視した事で、アレルヤは脳量子波で刹那の到着に気付いたが、'''グラハムは[[愛]]で気付いたという公式設定がある'''。尤も、ノベライズ版での暴走っぷりを考えると特に不思議でもないのが……<br />
;「何を躊躇している!? 生きる為に戦えと言ったのは、君の筈だ!」<br/>「『たとえ、矛盾をはらんでも存在し続ける』 それが、生きることだと…!」<br/>「行け、少年! 生きて未来を切り開け!」<br />
:ELSとの対話に臨もうとするが、道を阻まれ動揺する刹那を叱咤激励して。<br />
:かつて、グラハムが[[ミスター・ブシドー|道に迷った時]]に、刹那から掛けられた台詞を返す流れが、実に心憎い。<br />
;「未来への水先案内人は、このグラハム・エーカーが引き受けた!」<br/>「これは、死ではない! 人類が生きるための…!!」 <br />
:最期の台詞。侵食される中、自爆による特攻によりELS中枢部への道が開かれ、その言葉通りに彼は「未来への水先案内人」となった、と思われたが……?<br />
:劇場の名シーンのひとつとして、多くの観客に大きな衝撃と話題となった。<br />
:なお、水島監督曰く「'''あれで生きていたら気持ち悪い'''」との事だが、その発言を逆手にとって「'''グラハムは気持ち悪いので生きている'''」と強引に解釈するファンも多かった。<br />
:…実際後日談で'''生きていた'''事が判明したので、その強引な解釈も正しかったわけだが…<br />
<br />
=== その他媒体 ===<br />
;だが、私はしつこくてあきらめも悪い、俗に言う人に嫌われるタイプだ!<br />
:[[小説|ノベライズ版]]でのロックオンとの戦闘中の地の文。自分で人に嫌われるタイプとか言っているが、直す気はさらさらないようである。<br />
;――だが、認めよう。宣誓も矜持も、行動の源であるが、所詮は建前でしかなかった。この感情はごまかしようもない。<br />私グラハム・エーカーは、この機体をもってガンダムと戦えることに、これ以上もなく――悦びを感じているっ……!<br />
:ノベライズ版でGNフラッグを駆った際の地の文。ご覧のとおり、明らかに悪すぎる方向へ暴走している。<br />
;フラッグの力で勝ち取ったものは私の物。お前の物はおれの物!<br />
:上記の直後の発言。ノベライズ版ではグラハムの心情を描写した地の文は多いが、何故かジャイアニズムを言っている事で読者に衝撃を与えた。<br />
;そうだ、キミは私のプリマドンナ!<br />エスコートをさせてもらおう!<br />
:ノベライズ版におけるダブルオーガンダムとの初戦闘時の地の文。<br />
:相変わらずガンダムを女性扱いであるが、この直前に刹那に向けて「決着はついていない」だの、「心ゆくまで踊りあかそうではないか」だの、ねちっこく決着を(地の文で)迫っている(一々語尾に「ガンダム」ではなく、「少年」と付けているので…)。しつこくて諦めが悪いのも相変わらずのようだ。<br />
;正確には、182回と言わせてもらおう!<br />
:ノベライズ版における「([[ダブルオーライザー]]と)何回剣戟を重ねたかわからないほどだ」と'''地の文に言われた際のツッコミ'''。<br />
:一々剣戟の回数を数えているだけでも相当アレだが、ギャグ作品でもないのにできて当然と言わんばかりに第四の壁を越えてきた。この迷発言のせいで'''刹那とは別の意味で変革している'''と言われる事も。一応、その前後の地の文は全てブシドーのものと考えればフォローは可能ではある。<br />
;「やめないか!!」<br />「私はこの国に軍事支援で来たユニオンのグラハム・エーカー」<br />「大勢で一人を傷つけるなど恥を知れ!!」<br />
:コミカライズ版にて刹那がクルジスの人間という理由で現地住民から迫害を受けている場面に遭遇して。珍しく(?)真っ当でカッコいいグラハムのシーンである。<br />
;「娘さんを傷つけた事は、謝罪の仕様もありません。しかし私は、それ以上に空に魅せられていたのです」<br />「孤児であり、金銭的余裕もない私が空を飛ぶには、軍に入るしかありませんでした。その空を、誰にも渡したくはなかったのです」<br />
:[[ドラマCD]]第2弾アナザーストーリー「ROAD TO 2307」(SRW未参戦)より。かつての上官であり、コンペの相手であるスレッグ・スレーチャー少佐との会話から。<br />
:「かつて少佐の娘と交際していたが、別れた」「孤児であった」ことなど意外な過去が明かされたが、空に対する夢については[[早乙女アルト|同じ声の某主人公]]を彷彿とさせる。もっとも、孤児であることや、夢の為に女性関係をきっぱり断ち切る点など[[早乙女アルト|彼]]との大きな違いはあるが。<br />
;「狙撃タイプのガンダムを視認。当たらなければどうということはない」<br />
:[[ニンテンドーDS]]用ソフト『機動戦士ガンダム00』より。[[ガンダムデュナメス]]に対する発言。<br />
:かの[[シャア・アズナブル]]の名台詞を吐いている点にニヤリとさせられてしまうが、原作およびDS版『00』におけるグラハムの回避能力もまた、シャアに負けず劣らず優れたものである。<br />
;「飛行タイプ、ドッグファイトをお望みかな?」<br />
:ニンテンドーDS用ソフト『機動戦士ガンダム00』より。[[ガンダムキュリオス]]に対する発言。[[ユニオン (00)|ユニオン]]のフラッグファイターとしての矜持がうかがえる。<br />
;「ガンダムに、心届かぬとは…」<br />
:ニンテンドーDS用ソフト『機動戦士ガンダム00』より。三国合同軍事演習にてソレスタルビーイングの[[ガンダムマイスター]]が駆るガンダムによって[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム|自身の乗機]]を撃墜された際に。<br />
:ちなみに、上記の[[コンピュータゲーム|ソフト]]では乗機を撃墜されたグラハムの生死は不明瞭であるが、「ガンダムへの[[愛]]が憎しみへと変わる事が無かった」という意味では原作の彼と比較して「幸せ」だったのかもしれない。<br />
;「会いたかったぞ、ガンダム! 会いたかったぞ、ストライカーズ! この動き、まさしく阿修羅すら凌駕する存在だ!」<br />
:スマートフォン用アプリ『SDガンダム ストライカーズ』のCMより。『[[機動戦士ガンダム00|00]]』本編の放送終了から6年を経た2015年。グラハム本人による名台詞のパロディ台詞連発は、視聴者に衝撃(あるいは笑撃)を与えた。<br />
:ちなみに、上記のCMでは『00』1st第25話「刹那」の一部映像が使用されている。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
;「柔肌を晒すとは、破廉恥だぞ! ガンダム!」<br />
:[[プレイステーション2]]用ゲーム『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』より。装甲をパージした[[ガンダムナドレ]]を見ての発言。<br />
:ナドレを見て女性的だと思ったのかは不明だが、どうしてもシュールに聞こえてしまう。<br />
;「グラハム・スペシャル! アンドリバース!!」<br />
:これも上記のゲームでの発言。[[ガンダムエクシア]]の攻撃で頭から落下するが、この言葉と共に空中変形を行い体勢を立て直した。流石は、ユニオンのフラッグファイターである。<br />
;「私の名前はグラハム・エーカー。御覧の通りただの男色家だ」<br />
:ドラマCD第1弾「MISSION-2306」より。とうとう自らホモネタを吹っかけてしまっている。<br />
;「少し待ちたまえ、トドメを刺す」<br />
:上記ドラマCDより。颯爽と現れ、悪人をKOして沙慈とルイスの危機を救うのだが、二人が駆け寄っているにも関わらずそれを制し、すでにKOされている敵に対して容赦なくトドメを刺すさまを間近で二度も見せられ、沙慈とルイスはドン引きした。<br />
:彼の実力を図るために喧嘩番長としてけしかけられたハレルヤは、この後に「ダリルの仇!」「ハワードの仇!」「ジョシュアの仇!」「[[声優:藤原啓治|藤原啓治]]の分!」「[[声優:石塚運昇|運昇さん]]の分!」「チョリーッス!」「そしてこれは…私の分!」と<br />
:執拗なまでの追撃を食らい、ドラマCDからは退場する羽目となった。直前にハレルヤにメタボ呼ばわりされていたため、相当腹が立っていたのかもしれない…。<br />
;「坊やだからさ」<br />
:グラハムというよりは声優の中村悠一氏の発言。元ネタは無論[[シャア・アズナブル]]。ラジオ『ソレスタルステーション00』第11回にてグラハム声で中村氏がリスペクトした。<br />
:発言時、ラジオのパーソナリティである[[沙慈・クロスロード]]役の入野自由氏、[[クリスティナ・シエラ]]役の佐藤有世氏の両名は、台詞元を全く知らなかった。その後、中村氏から「'''これは“ガンダム”の番組だよ'''」と言われた。<br />
;「よぉーし全員手を上げろ! 地面にヒザを着いて、両手を頭の後ろにおけぇ! いいから早くしろ時間がないんだ!」<br/>「俺だ! 今容疑者を確保した。核爆弾の解除コードをそちらに転送する! 15分? 10分でやるんだ!」<br/>「すまない、約束する。後でかけ直す!」<br />
:[[ドラマCD]]第3弾「機動戦士ガンダム00 アナザーストーリー COOPERATION 2312」より。初登場時の台詞。<br />
:米国のドラマ『24』シリーズの[[主人公]]ジャック・バウアー([[声優]]の[[声優:小山力也|小山力也]]氏が吹き替えを担当)のモノマネなのだが、妙に似ている。<br />
;「君、萌えが足りんのだよ~!」<br />「私はノンケな美少年が嫌がりながらも私に屈服していく状況を所望している!」<br/>「収録が終ったら謝ります! 作家が!! 土下座もさせていただきます! 作家が!! だから!」<br/>「はぁ、わかった…末吉君、済まん! 聞いてるか!? 末吉君! 済まんッ!!」<br />「さらばだ、少年! ちょりーっす!!」<br />
:同ドラマCDより。仮面を付けても相変わらずである。<br />
;「レティシア・アーデ、私のガンダムはどこにある?は、早く触れてみたいのだよ、私のガンダムに!」<br />
:10周年記念イベントの朗読会にて。新たなガンダムマイスターとなったグラハムがレティシアに自分が乗るガンダムを早く見たいとせがむ姿はまるで子供である。<br />
;「そうか。ならば、今からこの機体を……グラハム・ガンダムとする!」<br />
:同上の後にレティシアから自分が乗るガンダムがガンダムエクシアリペアⅣだと聞かされて。早速勝手に自分で名前をつけている。この様子を刹那が見ていたらどう思っただろうか…。<br />
;「行くぞ!フラッグファイター!」<br />
:同じく、新生ソレスタルビーイングの初出撃のセリフ。もはやガンダムマイスターですらなくなった。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== 戦闘台詞 ===<br />
;「この間合い…君の吐息すら聞こえてきそうだ!」<br />
:ブレイドでの戦闘台詞。いかにもそれっぽい。<br />
;「ダンスが無理なら、恋文を贈らせてもらう!」/「この気持ち! 銃弾に乗せて君に届け!」<br />
:ライフルで攻撃した時の戦闘台詞。ちなみに、担当声優の中村悠一氏は少女[[漫画]]『'''君に届け'''』のTVアニメ版に出演(真田龍役)している。<br />
;「姿をくるくる変えるとは移り気なガンダムだな!」<br />
:[[Ζガンダム]]との[[特殊戦闘台詞]]。ウェイブライダー突撃の無い『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではまだしも、使えれば必殺攻撃のたびにくるくる変えるのだから反論しにくい。<br />
;「自由とは時としてその身を縛る鎖となる!」<br />
:[[ストライクフリーダムガンダム]]との特殊戦闘台詞。彼にしては意外とパイロットの心を突いた台詞かも知れないが、それ以上に[[シュウ・シラカワ|この人]]が聞いたらどう思うだろうか。あるいは「自由である事に囚われすぎるなかれ」という点では[[トレイラー心得|某スペースマンの心得]]を連想するプレイヤーもいるかもしれない。<br />
:また、「その身を縛る鎖」というのは『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|DESTINY]]』でのストライクフリーダムの登場シーンで流れる挿入歌、『Vestige』の歌詞から引用されているとも取れる。<br />
;「ヒゲのガンダムか! なんという雄々しさだ!」<br />
:[[∀ガンダム]]や[[ガンダムダブルエックス]]との特殊戦闘台詞。こういうデザインのガンダムも嫌いではないらしい。<br />
:これら以外にも[[ガンダムタイプ]]汎用、ガンダム搭乗の『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』勢汎用台詞などが複数あり、ガンダム相手には実にバリエーション豊かに喋る。<br />
;「その自由さに一筋の光彩を加えよう!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』での対[[ストライクフリーダムガンダム]]援攻台詞。[[Zシリーズ]]の対各ガンダム戦闘台詞と同様、機体名や特徴を元にしている。<br />
;「私もかつては武士道を歩んだ男。全力で挑ませてもらう!」<br />
:対[[ジャック・スミス|ジャック]]戦闘台詞の一つ。<br />
;「『侍かぶれ』(ミスター)と呼ばれる男か、面白い!」<br />
:こちらは別パターン。森次の台詞から来る声優ネタで、グラハム自身かつて「ミスター・ブシドー」だったことにも引っ掛けている。ちなみに今回は元ネタの人が同じ部隊にいる。<br />
;「私からは愛や憎しみではない! 『矛盾の肯定』を君達に贈る!」<br />
:『UX』終盤の対[[フェストゥム]]の戦闘台詞。フェストゥムの実態を完全に知った為か、前半の敵意がなくなり、自分の経験談を語っている。神たる[[ミール]]に逆らうか否か、答えを促している。<br />
:生存できた場合、対[[バジュラ]]([[インプラント]]制御)もこの台詞を言う。<br />
;「我がブレイヴもまた、勇者の名を冠する機体! 役者不足とは言わせん!」<br />
:『BX』での対[[ゾンダー]]、[[機界原種]]戦。<br />
;「あえて言おう! 私がガンダムだ…!」<br />
:『X-Ω』での[[ガンダムエクシアリペアIV]]搭乗時における「[[魂]]」使用セリフ。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;「私は政治的な動きはよくわかりません。ですが、一人の戦士として、ガンダム打倒に生命を懸けるつもりです」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』第16話裏部隊ルート「接触」より。[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]との通信で互いに新型機の必要性を実感した後、彼に改めてガンダム打倒の決意を述べる。<br />
;「いたか、我が愛しのガンダムよ!」<br />「どれだけのガンダムが現れようと私の心を射止めたのは君…! 美しき光と共に我が眼前に降り立った君だ! あの日の甘美なときめきが今の私の胸にある…! そう…それこそが私をこうも突き動かす!」<br />
:『第2次Z破界篇』第20話「砂塵に舞う悪意」に於ける刹那との[[戦闘前会話]]。原作では[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]と相対したので夢の対戦カードと言える。<br />
;「ガンダム! 君もここにいたか!」<br />「意中の相手の代わりというわけではない…! 私の中の戦士の魂が君を好敵手として求めているのだよ!」<br />
:『第2次Z破界篇』第24話[[エリア11]]ルート「ナリタ攻防戦」での[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]との会話。しかし、ヒイロも刹那と同様「付き合ってはいられん」と切り捨てた。<br />
;「奇跡の藤堂! 7年前の私は戦いに恐怖する新兵だった!」<br />「私はあの時の私をここで葬る! あの日、私を震撼させたサムライをこの手で討つ事で! さあ見せてもらうぞ、藤堂鏡志朗! 私を恐怖させた武士道の真髄を!」<br />
:同上。[[藤堂鏡志朗|藤堂]]との[[戦闘前会話]]。グラハムは厳島の奇跡に居合わせたようだ。また、求道者・バトルマニアとしての内面も滲み出ている台詞である。<br />
;「既に名は捨て去った。呼びたければミスター・ブシドーとでも呼んでくれればいい」<br />「兵士たちが自分を遠巻きにしながら、そう口にしていた」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』での初登場時の名乗り。原作ではミスター・ブシドーと呼ばれるのを不快に思っており、自分からそう名乗った事は無い(そもそも名を捨て去ったなどとは一言も言っていない)が、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』では気にしない事にしたらしい。<br />
;「フ…仮面を脱ぎ捨てたあなたと仮面を身につけた私の再会か…。奇妙な縁だな」<br />
:『第2次Z再世篇』より。[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]となったゼクスと再会しての一言。<br />
;「カタギリ…。君も修羅道に…いや魔道に堕ちたのか…」<br />
:『第2次Z再世篇』第24話宇宙ルート「ゼロと呼ばれたG」より。[[ゼロシステム]]の影響を受けて豹変したビリーの様子に絶句して。<br />
;「アヘッドよ…。今日まで、よく私と共に戦ってくれた。お前の忠義を私は忘れない」<br />「ZEXIS! そして、ガンダムよ! 次は我が友が造りし、新たな剣でお相手を願おう!」<br />
:『第2次Z再世篇』より。[[アヘッド・サキガケ]]を破壊されて。原作では戦闘機会が少なく退場してしまった[[アヘッド]]に対しても愛着があった事が伺える。<br />
;「フ…そのような無粋な真似を同志に出会えた喜びに震える私が何故しなければならない?」<br />「左様。…人は私をミスター・ブシドーと呼ぶ。貴官と同じく誇りを背負い戦う者だ」<br />
:『第2次Z再世篇』より。[[モビルドール]]を嫌悪する[[イプシロン]]にその事を上層部に伝えるかと問われた際の台詞。<br />
;(若武者も修羅道に堕ちたか…人は変わるものだ)<br />
:『第2次Z再世篇』より。炎に包まれる[[アザディスタン王国]]で[[ZEXIS]]を包囲し、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]への敵意を剥き出しにする[[枢木スザク|スザク]]を一瞥してのモノローグ。また、暗に己自身を自嘲する台詞にもなっている。<br />
;「なるほど! ナイトオブゼロという事か!」<br />
:『第2次Z再世篇』より。[[黒の騎士団]]ルートにてスザクと対峙した際に「ナイトオブセブンの名は今の自分に相応しくない」「今の自分は空っぽの騎士だ」と言われた際の返答。<br />
:まさかのブシドーによるナイトオブゼロ命名に多くのプレイヤーが驚愕したが、スザクは前向きに受け取り、以後「ナイトオブゼロ」を名乗るようになる。<br />
;「生き恥と笑わば笑うがいい。だが、私は生まれ変わるために己を越えなければならん!」<br />「そのためには愛も憎しみも宿命も超越した戦いをここに所望する!」<br />
:『第2次Z再世篇』より。再登場時の台詞。原作では刹那に敗れたあとエピローグでビリーの下に訪れるまで音沙汰がなかったブシドーだが、本作では「[[武士道]]とは死ぬことと見つけたり」に自分なりの答えを出し、ガンダムではなく自分自身の歪みに決着をつけるべく戦場に立つ。<br />
;「…ゼクス・マーキス……我が永遠の戦友よ…」<br />
:『第2次Z再世篇』第53話(黒の騎士団ルート)「最後の勝利者」で撃墜せずにシナリオクリアした場合。ここから下の台詞のガンダムと仮面との別れの部分につなぎ、そのまま戦場を去っていく。<br />
:下の台詞の場合、彼なりの武士道にけりをつけた姿を藤堂が認める言葉があるが、この結末の場合は特にコメントはない。<br />
;「我が魂が浄化されていくようだ……」<br />「さらば、ガンダム……さらば、我が仮面よ……」<br />
:同じく『第2次Z再世篇』より。第53話(黒の騎士団ルート)「最後の勝利者」での撃墜後。<br />
:この後スサノオが爆散するためまるで死んだように見えるが、[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]の事や「我が仮面」に別れを告げている事、刹那が直後に「生きろ」と言っている事から、[[グラハム・エーカー|本来の自分]]に戻ったのであろう。<br />
;「最後の侍、藤堂鏡志郎! いざ勝負!!」<br />「さすがは藤堂! 我が士道の心の師!」<br />
:『第2次Z再世篇』より。[[藤堂鏡志朗]]に対する[[特殊戦闘台詞]]。<br />
;「未来を切り開く…それが君の戦いなのだな、刹那・F・セイエイ…」<br />「信じているぞ。君が目を覚ますことを」<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』第49話「星の向こうに」にて。このシーンは『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』クリア後の『第3次Z天獄篇』予告でも使われた。<br />
:原作の同シーンと違い、刹那を「少年」ではなく名前で呼んでいる。<br />
;「さすがは、あの少年の盟友だ…。どうやら私の越えるべき相手は彼だけではないようだ」<br />「この戦場…私も命を懸けて戦う! だが、敢えて言おう!」<br />「必ず生きて帰ると!」<br />
:『第3次Z天獄篇』第50話「星の向こうに」より。共に出撃し、命を粗末にしないよう釘を刺した「[[ヒイロ・ユイ|もう一人の革新者]]」に最大級の敬意を表し、生きて帰る決意を表明する。<br />
:なお、グラハムが実際に[[隠し要素/第3次Z #グラハム生存|生きて帰るか]]は(1周目では)プレイヤー次第となる。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;「その意気や良し! さあ行くぞ、若者たちよ!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第一部第2話「エンカウンター」IMより。日頃から憧れていたグラハム少佐が隊長を務める[[異星人]]迎撃部隊に編入されたことで、大いに喜ぶ[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]と[[ジン・スペンサー|ジン]]に対するシメの一言。<br />
:二人の新米軍人を導く歴戦の[[エース|エースパイロット]]として、いつも通りのノリの良さ…もとい、頼もしさを感じさせてくれる台詞である。もっとも、グラハム自身もまだ充分に「若者」だと言える[[年齢]](劇場版準拠の『UX』では34歳)であるのだが。<br />
;「気持ちはわからなくもないが、あまりに強すぎる想いは、時に自分を傷付けることになるぞ?」<br />「私も、かつてそうだった。自らの正義を信じ、誇りと情熱のおもむくままに戦った…だが、その結果、私は実に多くのものを失ったよ…」<br />「君には…私と同じ道を歩んで欲しくない…」<br />
:『UX』第4話「舞い降りた翼」より。アーニーの仇は必ず討つと意気込むジンに対して。[[ミスター・ブシドー|かつての自分]]を省みて、ジンがそのような事にならないよう諭していたのだが…<br />
;(人々のために戦う道を選びながらも、その場に立つ事すら出来ないとは…少年よ、今は君たちに託させてくれ。この世界の、未来を…!)<br />
:『UX』第22話「SUPER NOVA」より。[[加藤機関]]と戦うために出撃しようとしたが、許可が下りなかった際の嘆き。[[ハザード・パシャ|ハザード]]達の策略に振り回され、飛ぶ事すら許されなくなった男は、かつての宿敵に世界の命運を託すしかなかった…。<br />
:しかも、「'''[[ミスター・ブシドー]]ならば出撃出来た'''([[アロウズ]]時代は[[ライセンサー]]だったので、'''独自行動が出来た''')」というのが、皮肉でしかない。<br />
;「待たせたな、少年! 遅ればせながら、地球のため…この私も、協力させていただく!」<br />
:同上。[[核ミサイル]]の迎撃を行う刹那達の援護に現れた際の台詞。今まで戦いたくても戦えなかったので、物凄く嬉しそうである。<br />
;「その様な考えはナンセンスだな! 私は国や所属にこだわらぬ意志の元に戦っている! あえて言おう! 世界のためであると!」<br />
:『UX』第38話「防人たち」における[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]との戦闘前会話で、サコミズから「己が祖国を捨てた愛国心なき者」と批難された際の台詞。<br />
;「今の曹操将軍は、もはや我々の知る三国志の『乱世の奸雄』ではない」<br />「覇王の風格と、英雄の正大さを併せ持つ、まさに武人の鑑といえよう」<br />「我々も、学ぶべきところは多いな!」<br />
:『UX』第42話[[竜宮島]]の防衛に残るルート「龍の輝き」より。[[劉備ガンダム|劉備]]たちに助言する曹操の姿に、UXの面々が[[曹操ガンダム|曹操]]を「初めて会った頃より丸くなった」と評しているところで、グラハムも曹操をこう評し、敬意を露わにする。<br />
:しかし、その直後[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ロックオン]]に'''「[[ミスター・ブシドー|妙な仮面]]をつけるのはもうやめとけよ」'''と言われてしまい、思わず閉口してしまう事に。<br />
;「戦慄の暴将よ、己が欲望のために修羅と化すか…ならば私は、その修羅さえ凌駕してみせよう!」<br />
:同上。[[呂布トールギス|呂布]]との戦闘前会話。1stでのグラハムの台詞「今日の私は、阿修羅すら凌駕する存在だ!!」を元にしたものと思われる。<br />
;「見せてもらったぞ、少年。君が存在し続けた先に見つけた、未来への答えを…」<br />
:『UX』でグラハムの生存フラグが成立した場合の第48話「来るべき対話」のラスト。[[ELS]]との対話を果たした刹那に対して惜しみない称賛の言葉を贈る。<br />
:直後、遂に'''刹那は、グラハムに対して初めて「グラハム・エーカー」と彼の名を呼ぶ'''。<br />
;「ふふ、司令も存外とロマンティストであられる。乙女座の生まれでしたかな?」<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第20話ELS移送の護衛に協力するルート「ロストロウランに散る」より。「人々の期待が名前(ガンダム)に力を与えるのかもしれない」という[[ブライト・ノア|ブライト]]の一言に対して。<br />
:ちなみに、公式においてブライトの生まれた月日は不明である。<br />
;「フ、愛か…」<br />
:『BX』第40話「それぞれにとって大事なモノ」より。[[テンカワ・アキト|アキト]]と[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]がキスをしなければならないと[[イネス・フレサンジュ|イネス]]に言われた際、狼狽える二人を見て呟いたセリフ。直前の[[パトリック・コーラサワー|パトリック]]の「やっぱり最後は愛が勝つってか?」に続いて発し、毎回刹那に突っ込まれるが、今回は突っ込まれなかった。<br />
;「死ではなく、人類が生きるための道標だと…!」<br />
:『BX』第45話「伝説の光芒」より。ランプレート人の感情を呼び起こし、未来への希望とするべく、[[Zマスター]]への特攻を選んだ[[マーダル]]の行為を評して。<br />
;「彼らは見事成し遂げた! 悪の皇帝ワルーサを討ち果たしたのだ!」<br />
:『BX』第47話「自分たちの信じるモノのために!」より。BX全機体のエネルギーを集中させた[[ゴッドライジンオー]]により、[[皇帝ワルーサ]]が倒された後の台詞。ワルーサは『BX』における版権作品の最後の敵なので、平和を手にした喜びもひとしおである。<br />
:恐怖と絶望に打ち勝った[[地球防衛組]]の勇気を讃えたのは良いのだが、まるでスーパー系アニメのキャラクターのようなセリフ回しである。<br />
;「では、また会おう! プレイヤーよ!」<br />
:『BX』の[[中断メッセージ]]の〆。一件普通の台詞のようだが、'''「プレイヤー」の部分を「友(とも)」と読んでいる'''。<br />
:また『[[スーパーロボット大戦V|V]]』でもこの中断メッセージがそのまま採用されており、やはり変わらず「友」と呼んで「プレイヤー」と書いている。<br />
<br />
== スパロボシリーズの迷台詞 ==<br />
;「奴の想い…これはもはや、[[愛]]!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第二部第35話「選択-けつい-」より。[[加藤久嵩|加藤]]の気迫に驚愕して。嘗ての自分を重ねたためか、何かがおかしい。'''しかも誰も突っ込まない'''。<br />
:刹那が聞いていたら「愛!?」と突っ込んでいただろうが、残念ながらこの時刹那は昏睡状態であった。<br />
:もっとも、加藤の[[城崎天児|目的]]を考えると、グラハムの指摘はあながち間違ってはいない。<br />
;「素晴らしい! あれこそは究極の美…まさに、姫だッ! 抱きしめたいなッ!」<br />
:『UX』第36話より。[[女装]]した[[早乙女アルト|アルト]]に対して喝采をあげた。[[声優ネタ]]なのだが、それ以前に何かがおかしい。ちなみに、[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]がこの時のグラハムに対してドン引きしていた。<br />
;「フ、こうして君と同じ部隊に立つことになろうとは…やはり君とは、センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない」<br />
:『UX』第38話「防人たち」より。刹那が無事回復した際の台詞。こんな事を言われても刹那は困るだろうが、普通にこの発言はスルーした。<br />
;「かつて世界に悪として対峙した少年が、異星体との対話の道を歩むとは…それもひとつの君の愛の形…。その世界への想い、必ずや成就させる! 露払い役は私が担おう!」<br />
:『UX』第48話「来るべき対話」に於ける刹那出撃後の[[ELS]]との戦闘前会話。…グラハム本人は間違った事を言ってないはずなのだが、結局「愛」が出てきている。<br />
:劇場版において「刹那の在り方はとてつもなく大きな愛だ」と[[フェルト・グレイス|フェルト]]が評する場面があるので、その辺りを踏まえた発言とも考えられる。<br />
;「なるほど…。ならばそこのプレイヤー! あえて言おう! 1秒でも早く再開すると信じている! 何故ならば、君ともまた運命の赤い糸で結ばれているのだからなあ!」<br />
:[[中断メッセージ/UX|『UX』の中断メッセージ]]にて。明らかにTVシリーズの方のグラハムになっている。というか、この前に「邪険にあしらわれた」だの「所望する」だの[[ミスター・ブシドー|一番歪んでいた頃]]の台詞まで言っている。隣にいた刹那はどう思っていた事やら…<br />
;グラハム「これぞ、まさしく愛!」<br />刹那「愛!?」<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』終盤より。[[アンディ・W・ホール|アンディ]]と[[MIX]]の男女合体でさらに力を高めるアクエリオンを評して曰く。<br />
:『UX』に続きまたも1st第25話の名言であり、今度は刹那も居合わせたので期待通りツッコミを入れてくれた。<br />
;「その意気や良し! 改めて惚れ直したぞガンダム!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』「舞い降りる剣」より。[[オーブ]]を抜け出ようとする[[アークエンジェル隊]]を襲撃する[[チームトリニティ]]を「世界の歪み」と断じた刹那の発言の直後に乱入して。<br />
:その後も「一途な想い」だの「愛」だの言い出すので、シリアスな空気を完全にブチ壊している。<br />
;グラハム「あの力の根源! まさしく愛だ!」<br />刹那「愛だと!?」<br />
:『CC』「宇宙を守ってきた者達」にて、コーラサワーの駆る[[GN-X IV]]が[[ラヴバレル]]を圧倒して曰く。となりに居合わせた刹那は例によって例のごとく、グラハムの発言に驚きを隠せなかった。<br />
:まあ、[[大場真来梓|真来梓]]がどちらがパートナーへの愛が深いかを自分が主催する模擬戦を行っている最中に、彼が乱入してしまった(無論、その[[カティ・マネキン|愛すべき人]]にこっぴどく叱られたのは言うまでもない)。 <br />
;「一言で言うならば、それは… 愛だ」<br/>[[ナイン]]「愛!?」<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』のエーストークでナインから「操縦の極意をどのように考えているか」と質問された際に。当然理解不能の結論になった。<br />
;「ブシドーです。以後、お見知りおきを」<br />
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』にて[[オルトロス隊]]合流時の自己紹介。…'''お前は一体何を名乗ってるんだ'''。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
グラハム自身が左利きとなっている事もあり、機体面からも彼専用に調整されている。<br />
;[[ユニオンフラッグ]]<br />
:[[ガンダムエクシア]]と交戦するが、機体性能差から押し返される。<br />
:;[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム]]<br />
::通称「カスタムフラッグ」。ガンダムに対抗するため改修した機体。<br />
::;[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII]]<br />
:::通称「GNフラッグ」。カスタムフラッグに更なる改修をした機体。1stシーズン第25話「刹那」のラストにて搭乗。エクシアと激しい戦闘を行った。<br />
:<br />
;[[アヘッド]]<br />
:[[プレイステーション2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』における搭乗機体。<br />
:ただし、使用する武器はアヘッド・サキガケと同じく日本刀状のGNビームサーベルになっている。<br />
;[[アヘッド・サキガケ]]<br />
:[[アロウズ]]での搭乗機。ブシドーの拘りを反映したのか、近接戦闘向きの機体であり、GN[[ビームサーベル]]も日本刀を模した形状である。<br />
;[[マスラオ]]<br />
:[[ビリー・カタギリ|盟友]]に製作を頼んだ機体。[[ユニオンフラッグ|フラッグ]]ベースの新型試作機を急遽[[改造]]したものであり、盟友には「[[トランザム|最高のスピード]]」と「最強の剣」を所望した。<br />
:;[[スサノオ]]<br />
::マスラオの改造発展機。<br />
;[[ブレイヴ|ブレイヴ指揮官仕様]]<br />
:劇場版での乗機。[[マスラオ]]の後継機にしてフラッグの集大成と呼べる機体。<br />
;[[ガンダムエクシアリペアIV]]<br />
:劇場版後の朗読劇で判明した新たな乗機。[[ガンダムエクシアリペア|エクシア]]の改修機で、左利きのグラハムに合わせた装備配置がなされている。<br />
:なお、グラハムは本機体を勝手に「'''グラハムガンダム'''」と呼んでいる模様。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*グラハム・エーカーの担当声優である中村悠一氏は、[[OVA]]版『[[機動戦士ガンダムUC]]』で[[地球連邦軍]]のMS部隊「トライスター」の'''隊長'''である[[ナイジェル・ギャレット]]を演じているが、'''[[軍階級|階級]]が大尉'''、'''金髪の白人'''、'''部下の一人の名前が「[[ダリル・マッギネス|ダリル]]」'''等、グラハムとの共通点が多く見受けられる(こちらはガンダムをサポートする立場だが)。<br />
*後に中村氏はOVA版『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(SRW未参戦)にて[[主人公]]イオ・フレミング役を演じているが、こちらも'''[[地球連邦軍]]の軍人で金髪の白人、[[ライバル]]の名前が「ダリル」'''と妙な所で繋がりが有る。<br />
**また、イオには'''「ガンダム! 俺を夢中にさせてみろぉ!」'''という1st前半のグラハムを髣髴とさせる台詞(もっとも原作漫画からある台詞なので、偶然の域を出ないが)まで存在している。ちなみに、イオは[[フルアーマーガンダム|ガンダム]]の[[パイロット]]である。<br />
**なお、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』には「グラハム」という名前のキャラクターが登場している。<br />
*グラハムの身長は180cmと長身の部類だが、189cmの[[ビリー・カタギリ|ビリー]]を始め、周りに際立って大柄な人物が多い為、作中では設定上の高さよりも低く見えてしまう事が多い。<br />
*『[[機動戦士ガンダム00]]』のキャラクターデザイン担当である高河ゆん氏へのインタビューによると、「設定当初の段階のグラハムは、仲間を[[裏切りイベント|裏切る]]事も厭わない野心家であった」という。<br />
**また、高河ゆん氏は「グラハムの髪の色が金髪に決定されていたのを初めて見た時には、驚いた」とインタビューで明かしている。<br />
*[[声優]]の杉田智和氏はアニメ雑誌『アニメージュ』でのインタビューの際にグラハムがハワードの墓標に誓うシーン(『00』第18話「悪意の矛先」より)を名シーンとして挙げている…が、何故か'''『銀魂』という全く関係の無い番組'''のインタビューでこのシーンを挙げていた(一応、制作が同じサンライズ繋がりではある)。ちなみに、中村悠一氏は2012年に『銀魂』に坂田金時役で出演した。<br />
*ミスター・ブシドーは'''視聴者には仮面の必要性が皆無な程(台詞回しや[[声優|声]]で)正体がバレバレ'''だったのだが、本編では本人が口にするまで徹底的に正体が伏せられていた。挙句の果てに「ミスター・ブシドー」の名前が出てくる以前の回では'''「仮面の男」'''とクレジットされている。<ref>なお、『[[機動戦士ガンダム00]]』の1stシーズンまでのストーリーを扱った[[プレイステーション2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』においても、ミスター・ブシドーの[[グラハム・エーカー|正体バレ]]を防ぐ為か、「仮面の男」名義で登場している。</ref><ref>一方、[[アリー・アル・サーシェス]]や[[リジェネ・レジェッタ]]等は、本編で名前が出てくる前からしっかりフルネームでクレジットされていた。</ref>これは「ミスター・ブシドー」が、本人が名を明かさないので外見から他者がつけた[[異名|ニックネーム]]であり、'''本人は迷惑がっている'''ということもあるかもしれない。<br />
*ミスター・ブシドーの振る舞いは、スタッフが語ったように'''「『五輪書』等を頑張って[[英語|英訳]]した、間違った[[武士道|武士かぶれ]]」'''である。<br />
**ブシドー本人は『00』1stシーズンで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]から「歪み」を指摘されての行動だったようだが、何かを勘違いしてしまったようにしか思えない。ただし、「[[ガンダムタイプ #西暦作品(機動戦士ガンダム00シリーズ)|ガンダム]]に執着していなければ自分を保てなかった」等といった発言も有る為、色々迷走していたのだろう。<br />
*'''実は、ミスター・ブシドーは『[[機動戦士ガンダム00]]』1stシーズン最終話「刹那」のエピローグにて初登場している'''。<br />
**ただし、初登場した際のブシドーは[[仮面キャラ|仮面]]を付けていたが、陣羽織を着用していない。ついでに、制服も[[地球連邦軍 (00)|連邦軍]]仕様となっている。<br />
*『00』のキャラクターデザイン(原案)を担当した高河ゆん氏によると「元々の設定では、ミスター・ブシドーの仮面には顔面に固定する為の紐が存在していた」との事。<br />
**なお、高河氏は「紐が有る仮面の方が格好良い」との考えの元、カード用イラスト(カードダスマイスターズ 機動戦士ガンダム00 マイスターワークス 4ever)において紐付きの仮面を着用したミスター・ブシドー(とグラハム)を描いている。<br />
*『機動戦士ガンダム00』と同じく黒田洋介氏がシリーズ構成を務めた『[[機神咆吼デモンベイン]]』には「ミスター・ブシドー」の[[異名]]を持つ[[魔術師]][[ティトゥス]]が登場する。<br />
**『[[スーパーロボット大戦UX]]』においては、ミスター・ブシドーと[[声優]]が同じ[[森次玲二]]がティトゥスを「ミスター武士道」と呼ぶ[[声優ネタ]]が有る。<br />
*ブシドー役の中村氏の友人である[[声優]]の[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏はWebラジオ番組『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』のコーナーの中で、ミスター・ブシドーのパロディキャラクター「'''ミスター・リビドー'''」を披露している。<br />
**[[ラテン語]]で「欲望(特に、性的衝動を指す)」の意を持つリビドー(Libido)という単語から容易に予想できる事であるが、「ミスター・リビドー」を演じた杉田氏はミスター・ブシドー(および[[グラハム・エーカー|ブシドーの正体である人物]])の名台詞を[[猥歌|下ネタ風にアレンジした台詞]]を連発した。<br />
**なお、「ミスター・リビドー」については杉田氏の同業者達の話題になった模様で、杉田氏は後日ミスター・ブシドー役の中村氏本人から怒られてしまったらしい。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:グラハム・エーカー]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:くらはむ ええかあ}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%92%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%86%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4&diff=365448
ヒット&アウェイ
2020-08-09T13:41:23Z
<p>210.155.61.242: /* 版権作品 */</p>
<hr />
<div>「'''移動せずに攻撃した場合、攻撃後に移動できる'''」という効果を持つ[[特殊技能]]。技能レベルは存在しない。一部攻略サイト等では(非公式ではあるが)H&Aと書かれることも。<br />
<br />
撃ち漏らしを倒してから進む、という使い方で味方全体の足並みを崩さずに進むこともできる。攻撃後に逃げるor接近する事が可能であり、特に[[武器]][[射程]]が長く、(長射程が主力武器となる機体は往々にして使い勝手の良いP武器が少ないので)[[援護攻撃]]または[[マップ兵器]]の少なくともどちらか片方を活かせる機体のパイロットが取得すると有用性が更に増す。<br />
<br />
また、作品によっては、[[補給装置]]による[[補給]]、[[特殊行動]]でも有効な場合がある。<br />
<br />
SRポイント取得を目的とする等、速攻が求められる場合、この技能の存在は特に大きく、中でも「[[突撃]]」が対象外のP属性の無い強力な[[マップ兵器]]の使い手が覚えていると、発射からすぐに次の発射位置へ移動できるため、「[[覚醒]]」や「[[再動]]」、[[連続行動]]で増加させた行動回数を大幅に節約しつつ大量の敵を殲滅が可能である(もっとも、連発するとなると今度は燃費等々の問題も出てくるが、本項目では触れない)。敵が所持している時は、長射程のユニットに乗っている敵の場合、思考ルーチンの関係上、'''わざわざ懐に飛び込んで来てくれる'''という事態にもなるが、マップ兵器持ちの敵が所持している場合は、味方が敵にマップ兵器を撃たれないように位置を調整しているに関わらず、通常攻撃後に移動するため厄介となる。<br />
<br />
PP制の採用された作品の場合、消費PPが高めの場合が多く、取得が推奨されるパイロットを積極的に戦闘に参加させなければ取得が出来ない、スキルパーツ制の採用された作品の場合、1周回(及びDLC)で手に入る数が少ないことに悩まされるといったこともあった。スキルルート(プログラム)の採用された『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では、(TacPが許す限りなら)早期に複数の推奨されるパイロットに取得させることが出来る。<br />
<br />
『NEO』・『OE』では[[特殊効果|武器特殊能力]]のひとつとなっており、あらかじめ移動していても攻撃した後に[[移動力]]が残っていれば、その分だけまた移動できる(例えば移動力6の機体が4移動力ぶん移動して攻撃した場合、そこから2移動力ぶん移動できる)。ほとんどは攻撃力が低めで、移動後使用可能な武器に設定されている。出撃した同一ターンでなければ、そのまま[[母艦]]に着艦することも可能。『OE』では'''パイロットが同じユニットを編成していれば、着艦後同一ターン内にその別ユニットで再出撃でき'''、擬似[[2回行動]]が可能となる。<br />
<br />
なお『[[GC]]』では、あらかじめ「[[加速]]」をかけた後一度移動を選択してキャンセルし、それからこの技能による攻撃後移動を行おうとすると加速がすでに消費された扱いになり、移動力が増えなくなる[[バグ (ゲーム)|バグ]]がある。これは「加速」をかけた後、攻撃するまで移動を選択しないことで回避は可能。<br />
<br />
『[[魔装機神III PRIDE OF JUSTICE|魔装機神III]]』では「一撃離脱」という名前で登場している。効果は全く同じ。<br />
<br />
== 採用作品 ==<br />
'''[[パイロット養成]]で追加取得可能な作品'''<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! シリーズ !! 消費PP !! 備考<br />
|-<br />
| OG1・OG2・MX・OGs・OG外伝 || 70 || <br />
|-<br />
| Z || 1000 || <br />
|-<br />
| 第2次Z || 200 || <br />
|-<br />
| 第3次Z || 300 || <br />
|}<br />
<br />
'''[[スキルパーツ|スキルパーツ(アイテム)]]で追加取得可能な作品'''<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! シリーズ<br />
! 使用方法 !! 備考<br />
|-<br />
| D・J・GC/XO || 装備型 || 使い回し可能<br />
|-<br />
| W・AP・K・L・UX・BX || 消費型 || 使い切り、使い回し不可<br />
|}<br />
<br />
== 主なパイロット ==<br />
長射程ユニット専任パイロットがデフォルトで所持している場合が多いが、原作中で文字通り一撃離脱戦法を得意とした、スパロボにおいてはP武器の多い高機動型機体を愛機とするパイロットが習得していることも。後者の場合、乗り換え不可能なケースなど場合によっては死にスキルに近くなってしまう(これはそのイメージがプレイヤーから求められる役割とズレているせいでもあるが。余談の項も参照)。<br />
<br />
基本的に持っていて損をする技能ではないが、特に長射程武器が多く、移動後に使用できない武器が多い機体との相性が抜群。味方の場合、[[マップ兵器]]は非P属性が大半を占めるので、非常に使いやすくなる。[[戦艦]]はP武器が弱い、または全くない場合がしばしばあるので、艦長も早めに覚えさせたい候補。<br />
=== 版権作品 ===<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:Zシリーズにて取得。長射程の[[ウイングガンダム|バスターライフル]]や[[ウイングガンダムゼロ|ツインバスターライフル]]との相性は抜群。<br />
;[[ウィッツ・スー]]<br />
:作中のイメージからかZシリーズで習得。エアマスターはP武器が多いので今一つ有効ではない。こだわりが無ければ[[ロアビィ・ロイ]]との機体交換がお勧め。<br />
;[[アレルヤ・ハプティズム]]<br />
:こちらも作中のイメージから習得するが、やはり[[ガンダムキュリオス|搭]][[アリオスガンダム|乗]][[ガンダムハルート|機]]との相性は今一つ('''更にカスタムボーナスが全武装にP属性追加なので上書き候補に…''')。しかも彼の場合乗り換え不可。長射程武器を多く装備した機体に乗る[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]や[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]が持っていれば…と悔やむプレイヤーも多い事だろう。一応『第2次Z』ではカスタムボーナスはフル改造が条件なので進撃戦等で使えないことはない(が、『第3次Z』では5段階改造で付加される…)。その辺の齟齬の為か、『V』では持たないようになった。<br />
:なお携帯機シリーズではハルートの武装に長射程の武装が多いため、役立てられる…と言いたいところだが'''こちらでも覚えない'''。<br />
;[[ロックオン・ストラトス (2代目)]]<br />
:Zシリーズでは兄と同様に持っていなかった(「実は早撃ちの方が得意」というのもあるのかもしれない)が、携帯機シリーズや『V』ではデフォルト所持している。<br />
;[[ゲイン・ビジョウ]]<br />
:長射程の「黒いサザンクロス」と合わせて縦横無尽に暴れられる。<br />
;[[遠見真矢]]<br />
:狙撃機のマークジーベンとの相性は抜群…なのだが、『UX』では'''TV版ではデフォルトで所持しておらず、ジーベンの仕様が空戦機に変更された劇場版で自動習得する。'''<br />
;[[柊弾児]]<br />
:[[補給装置]]で補給した後に移動可能。しかし逆の『移動後補給』ができるわけではなく、機体そのものの最強武器もP属性ありの格闘系。[[ダルタニアス]]に[[合体]]するには密集していなければならないので、メリットがどれほどあるかは疑問。せいぜい[[分離]]時に(他の機体と隣接していたことで)他の二機と離れてしまった際の位置取りの調整の一環として行うぐらいか。<br />
;[[クルツ・ウェーバー]]<br />
:長射程武器が主力で相性は抜群。味方の合体攻撃のための位置取りにも便利。<br />
;[[テレサ・テスタロッサ]]<br />
:超長射程な上、接近戦には向いてないので敵軍から離れるときに使う事の方が多い。<br />
;[[ヨーコ・リットナー]]<br />
:スナイパー系。乗機が鈍足なこともあり攻撃しながら進軍できる点でも重要。<br />
;[[ホランド・ノヴァク]]<br />
:劇場版出典となる『第2次Z』でデフォルト所持。<br />
;[[シーブック・アノー]]<br />
:『X』で所持。後の海賊時代の機体だとあまり生かせなかったが、F91は長射程のV.S.B.Rがリミッター解除習得までの主力になるので相性は良い。<br />
;[[シャア・アズナブル]]<br />
:『X』で所持。[[サザビー]]はもちろん、隠し機体の[[ナイチンゲール]]と非常に相性が良い。<br />
;[[チボデー・クロケット]]<br />
:『T』で所持。ボクサーの華麗なフットワークを表現したもの。本作の「豪熱マシンガンパンチ」との相性が良好。<br />
;[[東方不敗マスター・アジア]]<br />
::『T』で所持。東方不敗の驚異的な能力による一撃離脱を表現したものか。本作の「石破天驚拳」との相性が良好で、[[突撃]]と合わせて最終奥義で暴れまわる姿は脅威そのもの。<br />
<br />
=== バンプレストオリジナル ===<br />
;[[ライディース・F・ブランシュタイン]]<br />
:ハイゾルランチャーとの相性は抜群。後半は[[SRX]]との[[合体]]が基本なので、雑魚敵相手に有効。SRXへの合体の為のユニットの位置取りを行うのにも役に立つ。<br />
;[[レーツェル・ファインシュメッカー]]<br />
:レーツェルを名乗るようになってからはデフォルトで付いており、乗る機体も非P属性の長射程武器がある。専用機[[アウセンザイター]]は移動後攻撃に事欠かないので、場合によっては上書きも手。<br />
;[[エクセレン・ブロウニング]]<br />
:射程の長いオクスタン・ランチャー(ハウリング・ランチャー)との相性は抜群。ただ、接近戦が得意な[[アルトアイゼン]]との[[合体攻撃]]もあるので、攻撃後に敵集団から離れるという戦法は使いにくい。彼女は相性が良い技能が多いので、合体攻撃で移動後攻撃を行う事を考えるなら、上書きも手。<br />
;[[レオナ・ガーシュタイン]]<br />
:ブランシュタイン家の分家の為か、彼女も持っている。専用機である[[ズィーガーリオン]]とは相性が悪い。[[ヒュッケバイン]]系列の機体ならば相性は良いが、それに乗らないなら上書きも視野に。<br />
;[[ユウキ・ジェグナン]]<br />
:専用機[[ラーズアングリフ・レイブン]]との相性が良い。彼も[[念動力]]を持つので、[[ヒュッケバイン]]系列を始めとする、長射程な機体との相性も良い。<br />
;[[ゼンガー・ゾンボルト]]<br />
:『OG1』ではデフォルトで所持。専用機の[[グルンガスト零式]]はP兵器が豊富な接近戦用なので価値が薄い。『OG1』の終盤の進撃戦では斬り倒しながら進めるため意外と使えるが、貴重な特殊技能枠をひとつ使ってまで必要かどうかは微妙。<br />
;[[グラキエース]]<br />
:最大射程が長く[[マップ兵器]]を持つユニットなので相性が良い。援護攻撃の回数も多い。<br />
;[[紫雲統夜]]、[[カルヴィナ・クーランジュ]](リアル系機体選択時のみ)<br />
:長射程で移動後使用不可武器の多い[[ベルゼルート]]選択時は大活躍。逆に短射程で全ての武装が移動後攻撃可能な[[クストウェル]]選択時はほぼ死に技能になる(更に統夜が覚える「[[突撃]]」に至っては完全な死に精神になる)。カルヴィナは『OGMD』でもベルゼルートがデフォルト機になった関係で引き続き所持している。<br />
;[[赤月光珠]]<br />
:射撃重視タイプに[[換装]]すれば有効度が高い。<br />
<br />
== 取得推奨パイロット ==<br />
;艦長全般<br />
:戦艦はその殆どがP武器がないか、あっても貧弱(威力があっても射程が短すぎる場合も)。特に『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』はその傾向が顕著なので、早めに習得させたい。<br />
;P武器を全く持たない機体に搭乗するパイロット全般<br />
:習得していないと自軍フェイズ時に攻撃か移動かの2択状態になってしまい非常に扱いづらい。最優先で習得させて位置取りを容易にしたい。<br />
;P武器のない強力な[[マップ兵器]]を持つ機体に搭乗するパイロット全般<br />
:[[マップ兵器]]での殲滅後に、再び新たな敵集団を[[マップ兵器]]の範囲に収めるのに非常に便利。<br />
;宇宙世紀ガンダム系統のパイロット<br />
:[[リアル系]]ユニット全般がそうであるが、単騎突出する場合、その耐久力の低さから集中攻撃を受けた場合に被撃墜リスクが高まるので、育成が不十分の場合など、長射程武器を主力とする場合は本技能の取得が推奨される。特に遠距離戦が主体の[[宇宙世紀]]のMSパイロットには優先度が高い。<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:[[νガンダム]]で運用する場合、フィン・ファンネルの射程が長いので、相性がいい。最近の作品では[[連続ターゲット補正]]が掛かるので、以前のスパロボで有効だった「単機で突出して敵を殲滅」する戦法が有効でなくなった。素早く敵を殲滅する時に有効。<br />
:「[[スーパーロボット大戦T|T]]」ではデフォルト所持。<br />
;[[兜甲児 (真マジンガー)]]<br />
:『第2次Z』ではマジンガーの必殺武器「光子力ビーム」が長射程であるため、従来本技能と無縁であった[[兜甲児|同キ]][[兜甲児 (OVA)|ャラ]]に対し習得推奨となった。『破界篇』では「[[突撃]]」があったのだが、『再世篇』では覚えなくなったため一層重要となった。更に上の必殺武器「ビッグバンパンチ」が追加される『第3次Z』以降はそれほど必要が無くなるが、「光子力ビーム」を雑魚に使いたい場合は有用。『X』ではマジンカイザーに乗り換えるとほぼ不要になる。<br />
;[[マリン・レイガン]]<br />
:デフォルトで使用可能な必殺技「サンダーフラッシュ」が長射程の[[全体攻撃]]であり、習得すれば最大限に性能を活かせる。ただし、追加武装がP属性の単体攻撃武器なのでしばらく我慢して[[再攻撃]]を取る手もある。1周目では双方を習得する余裕は無いので、他のスーパー系とは違った役割を与えたいなら前者、対ボス特化で行きたいなら後者を選択しよう。<br />
:『第2次Z』ではデフォルトで所持。また、『第2次』は小隊制ではなくなったので、全体攻撃・単体攻撃の区別がないことより、[[再攻撃]]取得が雑魚・ボス関係なく火力向上に大きく貢献する。<br />
;[[アポロ]]<br />
:無限拳の射程が脅威の'''14'''なので、延々と敵の射程外からダメージを与え続ける戦法が取れてかなり強力。射程は半分だが超3D無限拳を使う時にも役に立つ。更に[[シルヴィア・ド・アリシア|シルヴィア]]の[[技量]]値を育成して[[再攻撃]]も組み合わせれば、エレメントシステムのパラメーター同調を活かして、高い攻撃力と超長射程を活かした連続攻撃を仕掛ける事ができ、実に頼もしい限り。なお『Z』のセツコルートで敵に回った時は敵専用データが割り当てられるので、養成していても無限拳2連発&移動という戦法は取らない。<br />
;[[アマタ・ソラ]]<br />
:アポロと同じ理由。<br />
;[[秋津マサト]]<br />
:「[[覚醒]]」を併用すれば[[マップ兵器]]のメイオウ攻撃(烈メイオウ)を撃った後、移動して別方面にもう一発撃つ事も出来る為、凶悪である。武装も射撃武器が多い為、相性が良い。ちなみに、『[[MX]]』ではこの技能を事前に養成していた場合、『冥王、暁に出撃す』というシナリオで第3軍として登場した時に、[[エネミーフェイズ]]の敵の攻撃に対して反撃すると、何故かこの技能が発動し、エネミーフェイズなのに移動できる(ここでの天のゼオライマーは[[木原マサキ]]が駆る[[NPC]]だが、この移動だけはプレイヤーが操作可能)。<br />
;[[キラ・ヤマト]]<br />
:[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]での後半の搭乗機である[[フリーダムガンダム]]、[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]での搭乗機である[[ストライクフリーダムガンダム]]の武装の大半が非P武器であるため、早期の習得をおすすめする。『V』では初期習得。<br />
;[[レイ・ザ・バレル]]<br />
:[[マップ兵器]]のドラグーンシステムを「[[再動]]」やPUの「[[覚醒]]」で上記のマサト&ゼオライマーと同じように運用できる。なお地上、月面ではPUの機体ボーナスで地形適応を改善する必要がある。<br />
;[[ラミア・ラヴレス]]<br />
:乗る機体の多くが移動後使用不可の長射程武器を持つ為、相性が良い。だが、[[ヴァイサーガ]]はP属性武器ばかりなので殆ど恩恵がない。OGシリーズでは乗り換えが可能なので、搭乗機を絞ると良い。[[アンジュルグ]]は勿論、[[ラーズアングリフ・レイブン]]や[[ヒュッケバイン]]に乗せる際にも役に立つ。<br />
;[[アクア・ケントルム]]<br />
:後半搭乗機が長射程主体なので、相性は抜群。ただし、[[ヒューゴ・メディオ|ヒューゴ]]の搭乗機は接近戦仕様なので、そちらに変形して突撃するのも良い。<br />
;[[セツコ・オハラ]]<br />
:乗機がパワーアップ後含めて射撃主体の武器が多く、自身の[[小隊長能力|隊長効果]]も併せて相性は抜群。ただし、ナウティラス・カーバーで単機の敵を狙う戦い方をする場合、無理に覚えさせずとも良い。<br />
;[[ロックオン・ストラトス]](初代)<br />
:スナイパー系キャラだが、原作でその素振りが無かった為か持っていない。比較的仲間になるのは早いのでPPが溜まりやすく養成しやすい。<br />
;[[ティエリア・アーデ]]<br />
:ロックオン以上に乗機のP武装が乏しい(『第3次Z時獄篇』に至ってはP武装なし)。メインで運用したいのであれば優先して習得させたい。<br />
;[[刹那・F・セイエイ]]<br />
:携帯機シリーズ限定。移動後使用不可の特殊行動になっているトランザム(orクアンタム)バーストを使って味方を強化しつつ、自身も足並みを揃えて敵陣に向かう事が出来る。また『BX』ではクアンタのライザーソードが長射程の非P武器になっているため、その点でも有効。<br />
;[[キオ・アスノ]]<br />
:移動力と射程はあるが途中までP武器が弱めの[[ガンダムAGE-3]]とは相性がよく、またPUを組む上では(その時点での)武器の傾向が近い[[マジンガーZ]]や[[ゴーグ]]をフォローしやすくなる。機体が[[ガンダムAGE-FX|AGE-FX]]になってからもバーストモードが追加されるまでのしばらくの間は非P武器主体になる為、その間の運用も込みで有益。<br />
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]<br />
:乗機([[ガウェイン]]・[[蜃気楼]])が何れも砲台タイプで特に後者は広範囲のMAP兵器を持つので有用。また[[斑鳩]]はP武器がないため、そちらで運用する際は必修といえる。<br />
;[[真壁一騎]]<br />
:『UX』では[[マークザイン|愛機]]が格闘主体から射撃主体に大きく様変わりしてしまうので持たせておくと便利。なお、上記の通り真矢が『UX』では劇場版になると近距離~中距離主体になるのにヒット&アウェイを自動取得してしまうので、「'''本当にヒット&アウェイが必要だったのは真矢ではなく一騎だった'''」と言われる事も。<br />
;[[熱気バサラ]]<br />
:Zシリーズで習得可能。マップ兵器版の[[歌]]使用後に移動ができるため、自軍の強化や[[バジュラ]]の歌撃墜の効率が格段に上がる。<br />
;[[レントン・サーストン]]<br />
:基本的にP武器主体でもそれなりに戦えるが、[[ニルヴァーシュ type ZERO spec2|spec2]]のカットバックドロップターン(の[[再攻撃]])やMAP兵器であるセブンスウェルの位置取り、[[ニルヴァーシュ type ZERO spec3|spec3]]のビーム(非P属性ALL攻撃)、[[ニルヴァーシュ type ZERO spec-V|specV]]のビットレーザーを多用するなら必要となる。<br />
;[[アーニャ・アールストレイム]]<br />
:乗機の[[モルドレッド]]はP武装が存在しない完全な砲台型ユニットのため、取得推奨。<br />
:『X』では砲台型ではなくなっているが、カスタムボーナスで得られるMAP兵器との兼ね合いもあるためやはり有効。<br />
;[[隼鷹・ディオ・ウェインバーグ]]<br />
:乗機の[[ブラディオン]]は合体攻撃が移動後攻撃不能な長射程版となっており、対となる[[ルクシオン]]とは運用の癖が正反対となっているため推奨される。<br />
:修得した後は、ディオが先手を打って合体攻撃を放った後に本技能を活用して敵陣に切り込み、そこに青葉が合流して青葉の側が再度合体攻撃を放つという流れが出来る。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*ヒット&アウェイは「撃ち逃げ」という意味である。とある4コママンガで「それって'''ピン○ンダッシュ'''」と言われたことも。<br />
*言葉の意味からすると「攻撃した後、敵ターンで攻撃を受けない距離まで後退する」のが正しい使われ方なのだろうが、その実「攻撃した後、敵ターンで反撃がしやすい距離まで前進する」ために重宝されている技能だろう(離れた場所への増援を迎え撃ちに行く状況であれば、どちらの意味でも当てはまりうるが)。実際、[[熟練度]]獲得のために早期ターンでクリアするためには必須となる。語源に近い状態で使用される事が多いのは『NEO』・『OE』で使用後、母艦に搭載する場合だろうか。<br />
*また、ゲーム内の処理を複雑化してしまう面もあるからか、敵方のパイロットには修得者が皆無といってよい状況となっている。<br />
{{DEFAULTSORT:ひつと あんと あうえい}}<br />
[[Category:特殊技能]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=ARX-8_%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3&diff=365447
ARX-8 レーバテイン
2020-08-09T13:20:31Z
<p>210.155.61.242: /* 概要 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::ARX-8 Laevatein]]<br />
| 登場作品 = [[フルメタル・パニックシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|フルメタル・パニック! (原作小説版)}}<br />
| デザイン = {{メカニックデザイン|海老川兼武}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = [[アーム・スレイブ]]<br />
| 生産形態 = ワンオフ<br />
| 型式番号 = [[型式番号::ARX-8]]<br />
| 全高 = 8.7m<br />
| 重量 = 10.3t<br />
| 動力 = パラジウムリアクター<br />ロス&ハンブルトンPRX3000<br />
| ジェネレーター出力 = 推定4,800kW<ref>つどうメイク・マイ・デイP310に記述。正確な数値は不明</ref><br />
| 最大作戦行動時間 = 30時間<br />
| ジャンプ力 = 80m以上(ラムダドライバ無し)<br />
| AI = [[アル]]<br />
| 設計 = [[アル]]<br />[[クダン・ミラ]]<br />
| パイロット = [[相良宗介]]<br />
}}<br />
'''ARX-8 レーバテイン'''は『[[フルメタル・パニック! (原作小説版)]]』の[[登場メカ|主役メカ]]の一つ。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[東京]]での決戦で大破した[[ARX-7 アーバレスト]]に代わり、[[相良宗介]]の乗機となった[[ラムダ・ドライバ]]搭載の[[アーム・スレイブ]]。<br />
<br />
標準の第三世代ASやその派生機が比較的細身のシルエットなのに対しマッシブなシルエットを持つ。赤と白を基調にした、アルと宗介の静かな怒りを表すかのような色合いと姿をした機体。名の由来は、[[北欧神話]]に登場する炎の魔人スルトルの妻が所有する武器、「レーバテイン」より<ref>剣とされることもあるが、原典ではさまざまに解釈でき、槍や細枝であるという説もある。スルトルは最終決戦時に「炎」と「剣」を振るって神々に挑むが、これをレーヴァテインと同一視する解釈もある。</ref>。本来はレーヴァテイン等「ヴァ」表記が読みに近いが、ARXシリーズのARX-6ハル'''バ'''ード([[M6 ブッシュネル]]をベースにした実験機)、ARX-7アー'''バ'''レストの記載的特徴を引き継がせたとの事。<br />
<br />
ARXシリーズには本来存在しない機体で、[[ミスリル]]壊滅後の建造のため正式にはミスリル所属でも無い。建造に協力したギャビン・ハンターが機体番号を付け、機体名はこの機体を設計<ref>ただし、ミラの協力が大きかったと思われる</ref>かつ機体に搭載されたAI[[アル]]の自称である。東京での戦いで破壊されたアーバレストの残骸は[[日本]]政府に接収されたが、元ミスリル情報部の[[レイス]]並びハンターが共謀してAIアルのコアユニットを持ち去った後、[[ウィスパード]]の[[クダン・ミラ]]の協力によりコアユニットを再起動させることに成功。機体設計はAIアル、ミラとハンターが開発に協力して完成した。[[M9D ファルケ|D系列の試作機]]の片方のパーツを流用しているため、一部シルエットに共通点がある<ref>元からの設定ではなく、ツイッターで漫画版の作者である上田氏が、レーバテインの作画について「(自分は)開発中のファルケの余剰パーツを流用したという設定を考えていた」と呟いたのを受け、メカデザイナーの海老川氏が「実際に脚部のパーツなどはファルケのデザインから拾った」「もう一機あったD系列のパーツを流用したというのだったら面白い」と語った。これを原作者・賀東氏が正式な設定として採用した。</ref>。<br />
<br />
設計のコンセプトは明快で、宗介とアルが敗北した相手、[[レナード・テスタロッサ]]の乗るウィスパード専用AS[[プラン1055 ベリアル|ベリアル]]に対抗するための攻撃能力を追求している。<br />
<br />
動力は大型戦闘機や戦闘用艦船並の出力を持つロス&ハンプルトン社の試作パラジウム・リアクター「PRX3000」を搭載。[[M9 ガーンズバック]]以上のジェネレータ出力を、パワー重視の駆動系でフル稼働させており、ジェネレーターの常軌を逸した大出力により膨大な熱が発生するため、後頭部よりポニーテール状の放熱索(コダールタイプと同じもの)が飛び出し機体冷却をカバーする。この時、莫大な余剰エネルギーの余波から放熱索に白い光の粒子が発生する。<br />
<br />
その結果、第3世代ASに属する機体ではあるものの、ASというカテゴリーから外れた出力を有し、既存ASの常識を遥かに超えたパワーを叩きだす。ラムダ・ドライバ無しでも80mのジャンプ力を持ち、跳躍での瞬間的な重力加速度は30G<ref>航空機事故に近い程の衝撃。当wiki内でGに言及した物だと「乗りこなすのには人間を超えた能力が必要な機体」とされる[[トールギス]]の最大加速がその半分である15G。[[ブレラ・スターン]]のようにサイバネでも無い限り即死してもおかしくないレベル。</ref>を超える。そのため'''宗介は跳躍だけで意識を失いかけた'''。一応跳躍はアルによって制御されており、最初の跳躍も最大の80%であるが、それでも非常に危険なことに変わりはなく、気を失いかける程度で済んだだけ幸いである。<br />
<br />
また軽い足払いだけで敵ASを一回転半させ地面に叩き付けた上、敵ラムダ・ドライバ搭載ASを素手で破壊し、'''ベヘモスに1500tの加重をかけられてもラムダ・ドライバで逆に押し返して転倒させる'''(流石に無茶をしていたようで、アルも警告しているが)ほどのパワーを持ち、'''アルによって操作される2本の隠し腕'''すら装備しているなど、その戦闘スタイルはASの領域から半ば逸脱している。さらにラムダ・ドライバの補助により、10t級の兵器では扱う事のできない165mm多目的破砕榴弾砲(デモリッション・ガン)の使用が可能であり、機体性能や搭載兵装に関しては従来の第三世代ASを大きく凌駕する。初陣では試運転無しにも関わらず、3機の[[プラン1501 ベヘモス|ベヘモス]]と3機の[[コダール]]を6分足らずで撃破した。<br />
<br />
反面、しわ寄せが稼働時間の低下と電子兵装の弱体化を招いている。最大作戦行動時間がM9の5分の1(約30時間)と極端に短く、[[ECS]]を搭載しておらず、電子兵装に至ってはアル曰く「M6に毛が生えた程度」であり、レーバテインの最大機動時のGは操縦兵自身も極力避けたがるほど。更にこの機体の元の機体と言えるM9の設計が大出力リアクターなどの運用を想定してないため、フレーム・各パーツの消耗はM9より遥かに早い。しかも劇中は補給が満足にできない困窮した状況のため、パーツの替えが無いに等しく、戦闘時間は極力短時間に限られている。電子兵装は僚機とのデータリンクで一応補う事は可能であるが前述通り、困窮した状態だったために単機での出撃も多く、実際に補える場面はほとんどなかった。<br />
<br />
また、この圧倒的戦闘力に対する敵の警戒も当然相当に高いものとなる為、まず正面から堂々とぶつかってくる相手も居ないという問題もある(実際、初陣でそのあまりの戦闘力を見た'''ベヘモス'''1機が逃走するほど)。その為、劇中ではECS未搭載や稼働時間の問題もあってECS搭載のヘリに待機させておき、僚機で敵戦力のあぶり出し、および削りを行った後の最後の詰め的に投入される運用がなされていた。<br />
<br />
なお、この機体とは別にダミーのARX-8も開発されていた。こちらは簡単に言えばアーバレストに毛が生えたような性能で接収したレナードからも「つまらない機体」と評され、解体された。<br />
<br />
=== 強化装備形態 ===<br />
;[[ARX-8 レーバテイン 緊急展開ブースターXL-3装備]]<br />
:XL-3緊急展開ブースターを装備した本機。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:初登場作品かつ初映像化。全体シナリオの折り返しとなるアマルガムルート第36話で参戦する。整備性や強度の問題といった設定は十分な補給や修理が可能なZ-BLUEにいるため採用されていない。<br />
:陸適応S、格闘・射撃両方に存在するALL兵器、ラムダ・ドライバによるブーストも相まって高い殲滅力を誇る。なお必殺技は格闘なので宗介の育成はアーバレストの際と同様で問題ない。<br />
:火力に期待できる反面武器の弾数が異様に少なく(一つの武器の弾数が2~4発などはザラ)、何も考えずに敵陣特攻させるとすぐに弾切れしてしまうのが難点。宗介のBセーブ取得は急務である。<br />
:またSサイズ故にサイズ差補正を無視できない武器の火力がいまいち伸び悩む上、小さい分当てられるとラムダ・ドライバがあるとは言え危機に陥ってしまうため注意。<br />
:第41話からは緊急展開ブースター装備状態となり、以後はこちらがデフォルト形態となる。前述の通りレーバテインはとにかく弾が無い為通常戦ではブースター装備で弾を撃ちつくしてから分離するのが一般的。<br />
:アーバレストと違って合体攻撃が使用できないのに注意。妖精の羽はイベントのみ。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:宇宙世紀ルート第31話で参戦。天獄篇の戦闘シーンをベースに細かな修正が入った。<br />
:基本的な武装構成は天獄篇と同じだが、MAP兵器版デモリッション・ガンの範囲が拡大して使いやすくなっている。<br />
:今作では開発に[[ナミ]]が加わった事によって完成が予想より遥かに早くなったとの事。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年5月のイベント「進むワン・ステップ・アヘッド」にて実装。SSRシューター。装甲以外の基本能力はアーバレストを超え、特に攻撃力は実装時点で同率2位の数値を誇っていた。アビリティにダメージを上げるガンファイトと援護攻撃LV2、攻撃速度を上げる補助腕を持つ。さらにアーバレストの強運を越える超強運を持つためコンテナドロップ狙いのお供に欠かせない。反面、原作通りECSがなくなっているなど防御用のアビリティを全く持たないため打たれ弱くなっている。必殺スキルの「デモリッション・ガン(ガンハウザー・モード)」は直線貫通型の射撃2連射。威力はなかなかだが、コア消費がやや重い。<br />
:後にSSRアタッカー・SSRファイター・大器型SSRディフェンダー・Ωスキル搭載大器型SSRシューターが追加。2018年5月にはゲーム『戦うフー・デアーズ・ウィンズ』の発売を記念して、期間限定でログインしたユーザー全員にシューター版が配布された。<br />
:2020年4月のイベント「パーティやろうか、ガンヘッド」では大器型SSRブラスターが追加された。新必殺スキル「ラムダ・ストライク(コンボ)」が実装されてる。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
==== 武装 ====<br />
;GAU-19/S 12.7mmガトリングガン<br />
:頭部に2門搭載した機銃。<br />
;XM18 ワイヤーガン<br />
:ワイヤーガン。両腕に計2基装備。<br />
;セワード・アーセナル 165mm多目的破砕・榴弾砲(デモリッション・ガン)<br />
:通常のASでは反動が大きすぎて取り扱いが不可能な大型砲。元々は工兵用の装備を武器に改造したもの。ラムダ・ドライバでの制御を受けて反動を相殺して発射する。ラムダ・ドライバとの並用が前提である為、妖精の羽との併用は自機の破損を前提で発砲しなければならない。ベヘモスの装甲をたやすく貫通するほどの威力がある。SRWではラムダ・ストライクの演出でのみ使用される。<br />
:;ガン・ハウザーモード<br />
::長距離砲撃用の砲身を追加装備した状態。最大射程は30kmに及ぶ。<br />
::『天獄篇』と『V』どちらも通常攻撃版と着弾指定型MAP兵器が存在する。<br />
;ジオトロン・エレクトロニクス GRAW-4単分子カッター<br />
:手持ち式の単分子カッター。折り畳み式になっており両膝に折り畳んでマウントされ、そのままの状態でも刃を展開して使用できる。<br />
;ロイヤル・オードナンス M1108対戦車ダガー<br />
:対戦車ダガー。肘に収納。<br />
:『天獄篇』では長射程P兵器ではあるのだが、相変わらず弾数は2。<br />
;アライアント・テックシステムズ M1097対AS用手榴弾<br />
:腰部に収納。メリダ島上陸作戦時には手榴弾の代わりに簡易デコイを搭載して出撃している。<br />
;オットー・メララ 「ボクサー2」76mm散弾砲<br />
:「ボクサー」57mm散弾砲の後継。口径が大型化し威力が増したがさらに癖が強くなった。<br />
:主に下記の妖精の羽発動中でデモリッション・ガンが使えない場合に使われる。<br />
;GEC-B 40mmアサルトライフル<br />
:メリダ島上陸作戦時に緊急展開ブースターXL-3装備からそのまま装備している。SRW未使用。<br />
;妖精の羽<br />
:かなめから提供されたアマルガムのデータからクダン・ミラが完成させた追加兵装。装着箇所は両肩部で羽という名称だが、飛行ユニットではなく'''ラムダ・ドライバキャンセラー'''とでもいうべき兵装で、ラムダ・ドライバで発生する事象の全てを無力化する。これ自体にもラムダ・ドライバと同様「ラムダ・ドライバ等存在しない」というイメージを固める必要がある。しかし、レーバテイン自身のラムダ・ドライバも発動不能になり、ラムダ・ドライバ以上に膨大な電力を消費するので、ただでさえ短い稼動時間が更に短くなるなど、急造故にか欠点も多い。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;強襲<br />
:アーバレストから引き継がれた強襲攻撃。<br />
:『天獄篇』では跳躍からボクサーを3連射し、単分子カッターで切り裂く流れ。『V』では上空から2発ボクサーを撃った後斬り抜け背後からボクサーで射撃、最後に再び単分子カッターで切り抜き離脱という流れ。<br />
;ラムダ・ストライク<br />
:ラムダ・ドライバを起動しての連続攻撃。ボクサーで牽制→単分子カッター連続斬り→ボクサー連射で間合いを開ける→単分子カッターを投擲→デモリッション・ガンをガン・ハウザーモードで3連射→突っ込んで砲身で突き刺す→砲身ごと力場で吹っ飛ばし、デモリッション・ガンを至近距離で発射してトドメ。<br />
:『V』では単分子カッター投擲が対戦車ダガーに変わり、ガン・ハウザーモードの連射数も5連射に増えた。<br />
:;ラムダ・ストライク(乱舞)<br />
::『X-Ω』の必殺スキルに採用。動きは天獄篇の強襲を踏襲している。元々はラムダ・ストライクという名称だったが、2020年4月のイベントにてラムダ・ストライク(コンボ)が実装された際に名称が変更された。<br />
:;ラムダ・ストライク(コンボ)<br />
::『X-Ω』の必殺スキルに採用。動きは上記のラムダ・ストライクを踏襲しているが初撃がデモリッション・ガンに変更されている。<br />
::なお、本攻撃で強敵を撃破するとエラーが発生することがある。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;剣装備<br />
:[[切り払い]]を発動する。<br />
;[[ラムダ・ドライバ]]<br />
:アーバレスト同様、バリアと攻撃強化の二種類が存在。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]<br />
:<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;S<br />
:<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;特殊能力「ラムダ・ドライバ」の強化、出撃時アルのSP+15<br />
:『天獄篇』。サブパイロットのSPが増えるのはいいが、アルの精神コマンドで有効なのは根性、狙撃、熱血くらいなので大抵余る。<br />
;特殊能力「ラムダ・ドライバ」の強化<br />
:『V』ではアーバレストと同じカスタムボーナスになった。<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「疾走」<br />
:<br />
<br />
== スパロボシリーズの名場面 ==<br />
;炎の霍乱<br />
:天獄篇第41話『ずっと、スタンド・バイ・ミー』。戦いは終盤にうつり、文字通りの総力戦が繰り広げられていた。残された時間はもう少ない。ベリアルに一撃を受けて、爆発を起こすレーバテインの光景を、『ささやき』を跳ね除けたかなめが目撃してしまう。宗介が、死んだ――否。そこにあったのは逆にレーバテインがベリアルに組み付く光景だった。ならば宗介はどこに、とレナードが狼狽える。そこへ、宗介の声が響く。彼の手には、恐るべき武器が握られていた。幾度も死線をくぐり抜けてきた男の愛銃が。自らと同じく、愛する女を求める宗介に貸し与えられたであろう武器'''『バハウザーM571アーマーマグナム』'''の銃弾が悪魔を穿った。あらゆる策謀に火を点け、台無しにする男。世界を書き換えるという緻密にして細心に立てられた計画などこの男にとってクソを塗りたくるものでしかない。奴の存在がある時点で組織のメルトダウンは始まっていたことに誰も気づいていなかったのだ。レナード・テスタロッサ最大の誤り。それは、ヤツを敵に回してしまったことだった。宗介も巨大な不発弾。蔓延する猛毒。自爆誘爆ご用心――!<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;[[ARX-7 アーバレスト]]<br />
:レーバテインの先行機。<br />
;ARX-8(ダミー)<br />
:本機のダミー機体。原作では解体されるが、天獄篇ではゲイツによって破壊される。なお外見はマップ上ではアーバレストと同じだが、原作ではほとんどM9である。<br />
:『フルメタル・パニック! Invisible Victory』11話に登場した際には[[M9 ガーンズバック (マオ機)|指揮官機タイプのM9]]を[[アーバレスト]]カラーで塗装し、レーバテインと同じトサカをつけているデザインになっていた。<br />
:ラムダ・ドライバの核となる流体プロセッサの改良など、総合的な性能ならアーバレストの純粋な上位互換であると思われるが、レナードは一目見るなり「失望したよ」と辛辣な評価を下している。<br />
;ARG-8アーケバス<br />
:PS4ゲーム『フルメタル・パニック!戦うフー・デアーズ・ウィンズ』に登場するゲームオリジナル機体。開発にはミラとアルが関わっている。<br />
:レーバテインの存在を秘蔵する為に数機作られたダミーであり、宗介の元に無事レーバテインが届いたのでお役目御免になり予備パーツに回されそうになったが、完成間近だった1機が解体されずに戦力として運用可能になる。<br />
:純白のレーバテインといった外見をしており、性能は高いがラムダ・ドライバを搭載していない。アル曰く「性能はM9より上で、ラムダ・ドライバ非搭載機の相手に向いています。」との事。<br />
:名称はレーバテインの没案の1つであり、火縄銃の意。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*原作登場前、本機の設定に関して(あくまでも冗談として)原作者の賀東招二氏が「[[マップ兵器]]が欲しい」「空Aになるようにしましょう」「移動後攻撃の射程は6以上。攻撃力もデフォで5000は欲しい」「[[強化パーツ]]はスロット4つ」等々と発言している。天獄篇で実際に参戦した際にはマップ兵器はデモリッションガン・ガンハウザーモード、空AはXL-3緊急展開ブースター含めたフル装備状態で実現し、攻撃力は10段階まで改造をすれば最弱武器でも5000、強化パーツはフル改造ボーナスを利用すればスロット3つ、移動後射程はアルの「狙撃」や強化パーツなどで1射程でも伸ばせば6になると、ほぼ実現した結果となった(ただ対象武器は対戦車ダガーなので'''弾が2発しかない'''のが問題だが)。終盤はあるイベントが発生し、以降はインフレを起こすほど高くなる。<br />
**更にVでは宗介が「突撃」を習得するため、移動後射程がデモリッシュガン・ガンハウザーモードの素の射程で解決することになった。<br />
*本機の名前案の一つに「エクスカリバー」があったが、「'''[[YF-19]]というエクスカリバーの名に相応しい機体が既に存在するから'''」という賀東氏の考えで没になった経緯がある。かなり苦心したようで、[[ダイゼンガー|ダイサガラー]]だとか[[スーパーガンダム|スーパー・アーバレスト]]とかにしようとすら考えていたらしい。ちなみに名付け親は京都アニメーション所属の武本康弘氏。色々縁があって、共同で仕事をするようになっている。<br />
*[[アル]]というAIを搭載し、膝に格闘武器を格納、AIが不可思議な力で搭乗者を守るなど、[[Sガンダム]]を意識したと思しき要素が散見される。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B00GZBYZ36</amazon><amazon>B0081CY6PO</amazon><amazon>B001B9512Q</amazon><amazon>B0054XPKZS</amazon><amazon>B004I0FVHU</amazon><amazon>B005FO00LA</amazon><amazon>B00JGW4OC8</amazon><br />
{{DEFAULTSORT:ARX-8れえはていん}}<br />
[[category:登場メカ英数字・記号]]<br />
[[category:フルメタル・パニックシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=EVA%E5%BC%90%E5%8F%B7%E6%A9%9F&diff=364261
EVA弐号機
2020-07-24T02:27:59Z
<p>210.155.61.242: /* 必殺技 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::EVA-02]]<br />
| 別表記 = <br />
;【新劇場版】<br />
:'''EVA2号機'''<br />
| 登場作品 = [[エヴァンゲリオンシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|新世紀エヴァンゲリオン}}<br />
*{{登場作品 (メカ)|新世紀エヴァンゲリオン 劇場版}}<br />
*{{登場作品 (メカ)|ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破}}<br />
| デザイン = {{メカニックデザイン|山下いくと}} <br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦F}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = [[分類::汎用人型決戦兵器]]([[エヴァンゲリオン]])<br />
| 生産形態 = 先行量産機<br />
| 型式番号 = [[型式番号::EVA-02]]<br />
| 全長 = 40~200m<br />
| 重量 = 700~96000t<br />
| 動力 = 電力供給([[動力::アンビリカルケーブル]])<br />
| 装甲 = [[装甲材質::12000枚の特殊装甲]]<br />
| 開発者 = [[開発::赤木リツコ]]<br />
| 所属 = {{所属 (メカ)|NERV}}<br />
| パイロット = <br />
*旧世紀版:[[パイロット::惣流・アスカ・ラングレー]]、[[パイロット::渚カヲル]]<br />
*新劇場版:[[パイロット::式波・アスカ・ラングレー]]、[[パイロット::真希波・マリ・イラストリアス]]<br />
}}<br />
'''EVA弐号機'''は『[[エヴァンゲリオンシリーズ]]』の[[登場メカ]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
汎用人型決戦兵器人造人間「[[エヴァンゲリオン]]」の一つ。<br />
<br />
試作機[[EVA零号機]]、実験機[[EVA初号機]]を経て、先行量産機として製造されたプロダクションタイプ([[量産型]])のうち最初に完成した機体。セカンドチルドレンとして選ばれた[[惣流・アスカ・ラングレー]]が主なパイロット。<br />
<br />
頭部には4つの目を持ち、普段はそれぞれレンズ状のカバーに覆われているがフルパワー時などには展開。初号機や[[EVA3号機]]のものに酷似した目が露になる。初号機が[[第2使徒リリス]]のコピーであったのに対し、本機は[[第1使徒アダム]]のコピーである。機体色はレッド、認識コードはEVA-02。基本設計と部品の製造は[[日本]]で行われ(このため大字の「弐」を用いる)、最終組み立てと起動実験はドイツ[[ネルフ]]第4支部で行われた。<br />
<br />
コアにはアスカの母親である惣流・キョウコ・ツェッペリンの魂の一部が取り込まれている<ref>この事によってキョウコは精神に変調をきたし、アスカが幼い頃に自殺してしまった。</ref>。暴走しなかったり、アスカが[[碇シンジ]]より[[シンクロ率]]が低かったりするのは、こういった理由で魂が不完全なためと思われる。その性質上、アスカの専用機だが、上記の通りアダムのコピーのため、アダムの魂を持つ[[渚カヲル]]も動かす事ができる<ref>漫画版ではTV版と違い、カヲルが搭乗し[[第16使徒アルミサエル]]との戦闘を行っており、その際に2枚刃のチェーンソーであるデュアル・ソーを武器として使用した。</ref>。<br />
<br />
作中では、序盤から中盤にかけて目覚しい活躍を見せたが、アスカがプライドを失っていくのと同期する形で戦果が挙げられなくなり、[[第16使徒アルミサエル]]戦後はパイロットの席を外され、渚カヲルがパイロットとなった。しかしカヲルが[[使徒]]としての使命を果たすため、弐号機を引き連れセントラルドグマ内に侵入、碇シンジの駆るEVA初号機がこれを追って弐号機と対決、機体を沈黙させた後、カヲルを潰した。なお、ネルフの制御から離れるという点ではこれも「[[暴走]]」といえるかもしれない。<br />
<br />
カヲルの死後、パイロットのいない弐号機はそのままケージ内に安置されていたが、戦略自衛隊が[[ネルフ]]を襲撃した時、[[葛城ミサト]]の「EVAの中に避難するのが最も安全で最適」という判断により、アスカの投薬処置を中断、弐号機に搭乗させてジオフロントの湖の底に配置した。その際、アスカが弐号機のコアに自分の母親の魂がある事に気付いて復活。[[A.T.フィールド]]を武器として利用する事で戦略自衛隊を殲滅し、9体の[[EVA量産機]]を3分30秒でほぼ全て大破させた。しかし、そのうちの一機が放った[[ロンギヌスの槍]]がA.T.フィールドを突き破って頭部に突き刺さると同時に内部電源が切れてしまい、最後は身動きできなくなった所を再起動した9機の量産機により無残に喰い尽くされた。このときアスカの殺意と呼応するように活動限界を超えて暴走しかけたが、既に満身創痍でボロボロの状態であり、直後に槍で串刺しにされた為、[[EVA初号機 (暴走)|初号機のとき]]と違ってその戦闘能力は発揮されなかった<ref>漫画版では、危機に陥る寸前の際にシンジの乗る初号機に助けられた為、頭部にロンギヌスの槍が突き刺さる事も無く、アンチ・A.T.フィールドの衝撃波に巻き込まれるだけで済んだ。</ref>。<br />
劇中での印象に対して初号機と比べて戦果はあまりなく、微妙に扱いが悪い<br />
<br />
=== 新劇場版 ===<br />
正式名称「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン正規実用型2号機(先行量産機)」。旧世紀版とは開発経緯が異なる為か「'''EVA2号機'''」と表記されていた。他のEVA同様に機体の一部のカラーリング・形状が変更され、腹部装甲などが白色に、前頭部に突起物が追加された。<br />
<br />
旧世紀版同様にアスカ([[式波・アスカ・ラングレー]])が搭乗する。本作のアスカがユーロ空軍の[[エース]]であったという設定の為か、『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破|破]]』の序盤で「空中挺進専用S型装備」による華麗な空中戦を披露している。途中、バチカン条約により本機は凍結される。アスカ負傷後は[[真希波・マリ・イラストリアス]]が搭乗し、'''裏コード「ザ・ビースト」により「獣化第2形態」を発動'''する。『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』では改修を受けた姿で登場し宇宙空間での戦闘もこなしていた。<br />
<br />
獣化第2形態は「'''[[EVA2号機 (獣化第2形態)]]'''」を参照。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
[[A.T.フィールド]]による防御能力とアスカの高い格闘値を活かした突撃戦を得意とする。近距離用の高威力の武器を持ち、機体性能も[[EVA零号機]]や[[EVA初号機]]より一歩抜きん出ている。旧世紀版では、最強武器の呼び名が高いA.T.フィールド攻撃がアスカ覚醒後に追加され、攻撃力がアップする。攻撃面に特化した代わりに、近年ではEVAの中では装甲が最も薄い傾向にあり注意が必要。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]<br />
:初登場。他のEVAより武装が充実している。プログレッシブナイフより攻撃力の高いスマッシュホークやソニックグレイブを強化したくなるが、アスカが命中率を上げる[[精神コマンド]]を持たない為、命中補正に優れるプログレッシブナイフを強化した方が無難。地上ステージでは[[ミノフスキークラフト]]必須。A.T.フィールドによる防御力はかなりのもので、[[挑発]]によるボスユニット引きずり出し役として活躍する。強化パーツスロット:1なのが欠点。<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:待望の長射程武器のポジトロンライフルが追加されるが、攻撃力が低く使いにくい。零号機のそれとは若干性能が異なり、弐号機の方は命中率のマイナス補正が小さい反面、CT率にプラス補正を持たない。アスカが[[必中]]や[[集中]]を持たないので、初号機よりも使い勝手は劣る。[[シンクロ率]]補正と[[運動性]]改造で[[リアル系]]顔負けの命中・回避率を実現できるという長所や、敵の攻撃力インフレと宇宙:Bの影響で雑魚敵にすら簡単に[[A.T.フィールド]]を破られるという懸念点も初号機と全く同様でありながら、パーツスロット数の差で伸び代すらも大きく差を着けられている。使うのであれば、やはり挑発を主軸に活用法を見出したい。挑発を使えるユニットとしては特に雑魚戦に強い方ではある。<br />
:なお、[[プレイステーション|PS]]版では初号機を差し置いてパッケージにあしらわれている。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:一話のみ[[渚カヲル]]が操る敵ユニットとして登場。前作『F完結編』から見直されたのか、プログレッシブナイフ以外の武器の攻撃力も上がっており、距離を選ばず戦える。後半に追加される武器版A.T.フィールドが全ての面で高性能を誇る為、一気に強ユニットとなる。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::合体攻撃「ユニゾン攻撃」のために、PS版で使われなかった武器の格闘が強化される。<br />
:<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[A.T.フィールド]]が[[バリア|広域バリア]]なので、小隊員としてもかなり優秀。弐号機は装甲が薄い事に加え、終盤までは全体攻撃も持っていない為、終盤までは小隊員向きのユニットといえる。本領を発揮するのは武器版A.T.フィールド追加後。移動後に使える上、攻撃力の高い全体攻撃武器なので、弐号機が一気に小隊長向きのユニットに変貌する。<br />
:ただし、乱発する事でEN切れを起こす点と、空の敵に対しては使えない点には要注意。もっとも、ユニゾン攻撃も空には使えないため、早々に[[ミノフスキークラフト]]を付けているプレイヤーならば空に届かないのはあまり問題にならない。燃費も[[S2機関]]のお陰でまだ何とかなるレベル。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:新劇場版設定。参戦はルートによって微妙に変化するが、いずれも中盤。<br />
:本作終盤近くで[[パイロット]]が[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]から[[真希波・マリ・イラストリアス|マリ]]に交代になる。ただし、ルート分岐中の選択によってはアスカのままで運用も可能(ストーリーも旧作寄りに変化する)。<br />
:最大火力ならば「[[熱血]]」を覚えるマリの方に軍配が上がるが、サブとして活用するならアスカのままの方が良い(「熱血」はサブには効果が無い)。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:序盤で使用できるが、第3話の[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]戦後に永久離脱してしまう。この時点の雑魚敵にフィールドを破られることはないが、敵中に突っ込むとすぐにガス欠になるので注意。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:新劇場版設定で登場。正式名称も武装名も長い。試験を手伝って貰っていた[[ガンダムデスサイズヘルカスタム|ガンダムデスサイズヘル]]と[[トーラス]]に付き添われて登場、[[LOTUS]]に配属される([[デュオ・マックスウェル]]曰く「ドイツみやげ」)。武装のラインナップは大きく変わり、遠距離武器を一切持たなくなったが、近距離武器は従来通り高性能。そしてEVAで最も装甲が薄いという弱点も従来通り。特に今回はサイズMになっているため、その弱点がかなり顕著。5段階改造程度では終盤は雑魚にすら簡単にA.T.フィールドを貫かれる。地形適応が宇宙Bなのも足を引っ張るので終盤のPUの相方はよく吟味したいところ。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]<br />
:格闘武器が強力なため運用しやすく頼りになる。反面、射撃武器はかなり貧弱。[[ソーディアン]]に操られて暴走してしまい、[[EVA初号機 (暴走)|初号機]]・零号機改と共に自軍に襲いかかる。<br />
:全てのEVAに言える事なのだが、パレットライフルが即着弾タイプである為ビームライフルと違い射撃モーションに入ると避けられることはまずない。なので足止め行動などと非常に相性がよく、耐えてよし援護してよし殴ってよし撃ってよしの万能ユニットとなっている。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:新劇場版設定。[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]ルート第30話でアスカと共に加入。<br />
:基本的にはZシリーズと同じだが、第40話で「獣化第2形態」が使用可能になり、決定力が増した。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:一話のみ[[渚カヲル]]が操る敵ユニットとして登場。新たな必殺技「連続砲火」が搭載されたが、初号機のマゴロク・零号機のポジトロンスナイパーライフルより威力は劣るため、武器版A.T.フィールド入手までは初号機との合体攻撃が主力となる。[[ミノフスキークラフト]]は是非欲しいが、初号機を初め競争相手が多いのが悩み所。<br />
:改造しても装甲があまり高くならないためA.T.フィールドを破られやすいが、アスカが[[カウンター]]を所持しているので「殺られる前に殺れ」というスタイルで戦うのが良いだろう。<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:新劇場版設定。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:新劇場版設定。アスカ搭乗版とマリ搭乗版が登場。<br />
:アスカ搭乗版はSSRアタッカー、SSRシューター、SSRディフェンダー、Ωスキル搭載大器型SSRアタッカー、マリ搭乗版はSRブラスター、SSRシューター3種が実装。<br />
:SSRアタッカー、SSRシューターはタイプ・必殺スキルが違い、シューター版のほうが若干移動速度が遅いがアビリティ構成は同一。アスカの精神含めて攻撃寄りで、アタッカー版は乱舞格闘系の必殺スキル「超電磁洋弓銃(コンボ)」による瞬間火力、シューター版は3×3マスを攻撃する「ダブルパレットライフル」による殲滅力が売り。<br />
:17年の正月に実装されたSSRディフェンダーは晴れ着バージョン。攻撃モーションや必殺スキルはSSRアタッカー版がベースで、SSRアタッカー、SSRシューターから強化されたバリア「A.T.フィールドLv.2」を筆頭に防御向けのアビリティが揃い、必殺スキルには範囲上の敵すべてにダメージを与える突進攻撃「サンダースピア」が追加された。<br />
:2018年4月のイベント「1246秒の奇跡」で実装されたΩスキル搭載大器型SSRアタッカーは、既存のSSRアタッカーをより強化した攻撃型。今まで持っていたATフィールドこそ失ったもののそれを補ってあまりあるほど攻撃力・クリティカル率・クリティカル倍率が高く、Ωスキル「武装一斉攻撃[Ω]」の高火力もあってボスキラーとして活躍が見込める。<br />
:マリ搭乗版SRブラスターはコア所持・バリア・攻撃バフとバランスの取れたブラスター。レアリティの低さからステータスは心もとないが、ブラスタータイプ追加直後はハイブリッドガシャやタイプ別ガシャで手軽に入手できることから、同レアリティのブラスター[[炎竜]]とともに貴重なブラスターとして重宝された。<br />
:マリ搭乗版SSRシューターは通常版、水着、サンタと3種存在し、通常版はアスカ搭乗版SSRシューターのコンパチ。アスカ版の「闘争心」が外れて「底力」に差し替わったが、ダメージを受けることの少ないシュータータイプとはかみ合わせが悪いのが難点。<br />
:水着版は必殺スキルの威力を上げるアビリティ「お気に入りの水着」とボスWAVE限定のバフ「真夏のメガネ少女」が特徴の攻撃型。マリの[[熱血]]と「ダブルパレットライフル」のおかげで道中・ボス共に戦っていける。<br />
:サンタ版は唯一の短射程シューター。「ダブルパレットライフル」の威力が落ちた代わりにコア消費数が2に減り、SR版の必殺スキル「超電磁洋弓銃」が高威力化、かつ敵貫通効果を得て復活。クリティカル発生時にバリア貫通効果を付与する「聖夜の一撃」とパイロットパーツの[[激闘]]の相性がよく、敵エリアでの戦いが基本となる短射程シューターにはありがたい「A.T.フィールドLv.2」も持つ。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:1章Part2より登場。初号機がパイロット毎消失していたため、配備が早まっており[[第5の使徒]]戦が初陣となっている。<br />
:現状最高クラスの攻撃力を持つ<ref>機体はガオガイガーに次ぐ2位だが、パイロットの攻撃力はアスカの方が高く、総合性能ではトップ。</ref>ほか、本作ではゲームシステムの仕様上A.T.フィールドを所持していない代わりに、中堅以上の防御力を持っている。その代わり命中が非常に低く、アスカの精神コマンドにも命中を底上げするものが無いため、「必中」が使えるようになる「シンジのバックアップ」の支援パーツは手放せないか。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘 / パンチ<br />
:武装ではなく、その名の通り接近して殴りつける技。DC版『α』では「ユニゾン攻撃」の攻撃力に適用される。<br />
:;格闘(蹴り)<br />
::『DD』におけるR必殺技。ジャンプしてからのキック。<br />
::メインアビリティは「[[ガッツ]]I」で、HPが25%減少する毎に、攻撃力が増加する。サブアビリティは「ダメージアップI(打撃)」。<br />
<br />
==== 本体装備 ====<br />
;ニードル発射機構<br />
:左肩のウェポンラックに装備。旧劇場版で量産機に対して使用。<br />
:『新劇場版』設定では[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]戦で両肩を展開して使用している。<br />
;プログレッシブナイフ<br />
:肩部ウェポンラックに搭載された高周波振動式のナイフ。弐号機は、切れ味を保つ為にカッターナイフ式を採用している、「PK-02」と呼ばれるタイプを使用している。通称・プログナイフ。初号機の「PK-01」より構造的に脆く、量産機との戦いで全壊している。<br />
:『新劇場版』設定ではF型装備時の両刀ナイフを使用している。<br />
:『X-Ω』ではアタッカー・ディフェンダータイプの通常攻撃として、『DD』では斬撃タイプの通常攻撃として採用。<br />
<br />
==== 選択装備 ====<br />
;EVA専用拳銃<br />
:その名の通り拳銃の形をした銃。<br />
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』以降からP属性有射程武器として実装。『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander|SC1]]』では射撃武器がこれしか無いので遠距離戦は苦手。新劇場版設定では未使用。<br />
;パレットライフル<br />
:劣化ウラン弾を発射するアサルトライフル。新旧両方に登場し、使い切り武装として使用された。<br />
:大抵の作品において中距離用の射撃武器。『X-Ω』ではシューター・ブラスタータイプの通常攻撃。<br />
;ロケットランチャー<br />
:使い捨ての実弾式。ゼルエル戦で使用。<br />
:SRWでは単体の武装として存在することは少ない。実装されている場合、[[射程]]は差ほど長くない射撃武器。<br />
;ボジトロンライフル<br />
:[[EVA]]共通形式の陽電子砲。右肩部ウェポンラックを取り外して装着する。<br />
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では[[ビーム兵器]]だった。<br />
:新劇場版設定では、改も含め未使用。<br />
;ポジトロンライフル改<br />
:強化型のポジトロンライフル。右肩部ウェポンラックを取り外して装着する。第十五使徒アラエル戦で使用。<br />
:『α』で実装された。<br />
;ソニックグレイブ<br />
:高周波振動式の薙刀。[[第7使徒イスラフェル]]戦で使用したのみ。新劇場版設定では未使用。<br />
:SRWでは「連続砲火」でも使用する。『SC1』では基本装備で、薙ぎ払う、突き刺す、蹴りの支柱にするなど近距離戦で高威力を発揮。攻撃の間合いは長いが、余りにも敵と密着しすぎていると逆に死角になってしまうことがあるため注意。<br />
;スマッシュホーク<br />
:高周波振動式の斧。第12使徒レリエル(SRW未登場)戦で使用したが、[[使徒]]の底なし沼から脱出する為、ビルに刃を食い込ませて、足場として使用するという可哀想な武器であった。新劇場版設定では未使用。<br />
;サンダースピア<br />
:『新劇場版』で登場した中折れ式の突撃用銃剣。展開し先端を相手に突き刺して使用する。<br />
:SRWでは格闘武器だがカートリッジ式なため、弾数制の武器となっている。『X-Ω』ではディフェンダータイプの必殺スキルとして採用。<br />
:『DD』では特殊タイプのSSR必殺技に採用。メインアビリティは「シンクロ率上昇(アスカ)」で、与ダメージが増加する。さらにHPが25%減少する毎に、攻撃力が増加する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。<br />
;超電磁洋弓銃<br />
:『新劇場版』で登場した速射性に優れるボウガン。これを使って[[第7の使徒]]のデコイコアを一発で貫いた。<br />
:原作でトドメに蹴りを加えていることと、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』では格闘寄りの武装、そして加入時点での最強武器なことからかこれ自体は射撃する武器にも関わらず格闘属性となっている。ちなみに第7の使徒に当てると、戦闘アニメ的にも矢と蹴りがちょうど下側のコアに当たるようになっている。<br />
:『X-Ω』では「超電磁洋弓銃(コンボ)」名義でアタッカー・ディフェンダータイプの必殺スキルに採用。[Ω]ユニットとマリ搭乗版がコンボなしの「超電磁洋弓銃」表記で必殺スキルになっている。<br />
:『DD』では実弾タイプのSSR必殺技に採用。メインアビリティは「A.T.フィールド(2号機)」で、防御力が増加する。必殺技命中時に2アクションの間、敵ユニットの防御力を減少させる。戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を減少させる。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(実弾)」。<br />
;諸刃の剣<br />
:旧劇場版で7号機が落としたものを拾って使用。弐号機はこれで6号機を袈裟斬り、12号機の腹部を両断して上半身を吹き飛ばし、8号機の左脚を切断した。かなり重量があるようで両腕で力任せに振っていた。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;A.T.フィールド<br />
:旧劇場版で[[A.T.フィールド]]を壁状に展開し、自衛隊の攻撃機部隊にぶつけて叩き落とした攻撃を再現。[[小隊]]制を採用した作品では[[全体攻撃]]。<br />
:『α』では、使用できるようになるまで遅いが、EN弾数無消費有射程というぶっ壊れたステキ性能である。『第3次α』では空に届かなくなりEN消費になったが、S2機関が搭載されたため十分カバーできる。<br />
;連続砲火<br />
:[[第14使徒ゼルエル]]に対し、パレットライフル、ロケットランチャーの二挺で応戦した際の攻撃をパターンアタックとして『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』にて採用したもの。ちなみに、原作ではゼルエルは無傷であった。<br />
:なお、弐号機には他にもソニックグレイブとスマッシュホークも用意されていた。<br />
:ゲームではライフル、ロケットランチャーで一気呵成の攻撃を仕掛けた後、ソニックグレイブを投げ付ける(アスカ曰く「おまけ」)。<br />
;武装一斉攻撃<br />
:連続砲火の新劇場版仕様。文字通り火器をフル稼働して敵タッグを殲滅する。[[トドメ演出]]は第7の使徒を倒した時の再現で直列に刺さった超電磁洋弓銃の矢を蹴りで押し込んで貫く。<br />
:なお、どちらかにトドメをさせなかった場合は矢が直列に刺さらず、連続で撃ち込まれるだけになるのですぐにわかってしまう。<br />
:『X-Ω』では[Ω]ユニットの必殺スキルとして採用。使用時にミサトのカットインも入る。<br />
;獣化第2形態(ザ・ビースト)<br />
:新劇場版設定で追加された能力。エヴァの全てのリミッターを解除し闘争に特化した[[EVA2号機 (獣化第2形態)|獣化第2形態]]に変形する。<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』ではマップアイコンのみだが、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』ではイベントで追加され、武装として使用可能になる。<br />
:しかも、'''『V』では「[[真希波・マリ・イラストリアス|マリ]]が使えたのだから自分にも使える」という事で[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]でも使用可能になる'''。実際、『Q』では[[EVA改2号機]]でコード777「獣化第4形態」を使用しているので使えてもおかしくはない。ちなみに使用したからといって[[ライディーン|負荷等が原因で離脱する事は無い]]。<br />
;ダブルパレットライフル<br />
:『X-Ω』におけるシュータータイプの必殺スキル。<br />
;パレットライフル連射<br />
:『DD』におけるSR必殺技。メインアビリティは「ガードブレイクII」で、気力120以上の時、戦闘時のみ敵ユニットの防御力を減少させる。サブアビリティは「必殺技威力アップII(実弾)」。<br />
<br />
=== [[合体攻撃]] ===<br />
;ユニゾンキック / ユニゾン攻撃<br />
:[[第7使徒イスラフェル]]に敗れた事で特訓した「必殺技」。[[EVA初号機]]([[碇シンジ|シンジ]])とのユニゾンによる攻撃フォーメーション。<br />
:イスラフェル(甲・乙)の2体のコアを同時に破壊し、殲滅に成功した。『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』ではユニゾンキック、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』ではユニゾン攻撃という名で単体攻撃。SRWではイスラフェルがいなくとも使用可能になる。<br />
;EVA一斉射撃<br />
:『第3次α』に登場。[[EVA初号機]]と[[EVA零号機改]]と行なう、3機の[[EVA]]の火器を総動員した一斉射撃。[[全体攻撃]]。<br />
;EVA一斉攻撃<br />
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』に登場。第8使徒戦のアレンジで、EVA3機による一斉攻撃。[[俗語・俗称|通称]]'''「運動会」'''。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;剣装備<br />
:[[切り払い]]を発動する。<br />
;[[A.T.フィールド]]<br />
:弐号機は攻撃力が高い代わりに[[装甲]]が薄い傾向にある為、過信は禁物。<br />
;[[アンビリカルケーブル]]<br />
:<br />
<!-- A.T.フィールド、アンビリカルカーブルの詳細説明は特殊能力の項目にて --><br />
;[[S2機関]]<br />
:原作では[[EVA初号機]]が[[第14使徒ゼルエル]]を捕食する事で取り込んだ無限動力炉。原作では弐号機には搭載されていないが、小隊制との折り合いの問題から、『[[第3次α]]』で実装された。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]<br />
:<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:<br />
;M<br />
:<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;全ての武器の弾数が1.5倍になる<br />
:『[[第3次Z]]』。<br />
<br />
=== 機体ボーナス ===<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:<br />
:*'''無改造:格闘武器+100 CRT補正+10 経験値+10% 地形適応:陸A'''<br />
:*'''ハーフ改造:格闘武器+200 CRT補正+20 経験値+20% 地形適応:陸A'''<br />
:*'''フル改造:格闘武器+300 CRT補正+30 経験値+30% 地形適応:陸S'''<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「DECISIVE BATTLE」<br />
:『[[F]]』、『[[MX]]』で採用。<br />
;;「Bataille Decisive」(バタイユ・デシスィヴ)<br />
:上曲が新劇場版向けにアレンジされたもの。『[[第3次Z]]』でのマリ搭乗時。『[[V]]』ではアンバサドリス・ルージュが採用されてないためアスカ搭乗時でもこちら。<br />
;「EVA-02」<br />
:原作第8話「アスカ、来日」にて、弐号機の初陣時に使われた曲。『[[α]]』、『[[第3次α]]』で採用。<br />
;「アンバサドリス・ルージュ」<br />
:上曲が新劇場版向けにアレンジされたもの。直訳すると「赤い(女性の)大使」であり、要するに'''「外国から派遣されてきた赤いやつ」'''という意味。『[[L]]』、『[[第3次Z時獄篇]]』で採用。<br />
;「NERV」<br />
:『[[MX]]』で採用。<br />
;「Both of you,Dance Like You Want to Win!」<br />
:[[合体攻撃]]のユニゾンキック(ユニゾン攻撃)使用時に流れる曲。<br />
;「魂のルフラン」<br />
:『[[α]]』、『[[MX]]』で採用。<br />
;「交響曲第九番ニ短調」<br />
:[[渚カヲル|第17使徒タブリス]]に操られている時のみの[[BGM]]。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
=== 旧世紀版 ===<br />
;対[[第6使徒ガギエル]]<br />
:弐号機輸送中の艦隊を襲ったガギエル。弐号機が迎撃にでるものの水中に引きずりこまれてしまう。EVAは水中戦に対応していないため苦戦するものの、フルパワーによって口部を開き、そこに巡洋艦を突撃させて零距離射撃し、撃破。<br />
;対[[第7使徒イスラフェル]]<br />
:初戦では分離したイスラフェルにより初号機及び弐号機は敗れる。2戦目ではシンジとアスカの特訓によるユニゾン攻撃にて、分離したイスラフェルのコアを同時に破壊することに成功し、殲滅する。<br />
;対第8使徒サンダルフォン<br />
:マグマの中に蛹状で眠るサンダルフォンをD型装備で捕獲作戦を遂行したが、使徒が突然羽化を始めたため、作戦は失敗。熱膨張を利用しサンダルフォンを撃破する。<br />
;対[[第9使徒マトリエル]]<br />
:初のEVA3機による作戦。マトリエルの溶解液を弐号機が盾になり、その隙に零号機が落ちたパレットライフルを回収し、初号機がそれを使用しマトリエルを撃破する。<br />
;対第10使徒サハクィエル<br />
:大気圏外より自身を質量爆弾として落下、攻撃するサハクィエルに対し、EVA3機はA.T.フィールドによりサハクィエルを受け止めコアをプログレッシブナイフにより破壊し、殲滅に成功。<br />
;対第12使徒レリエル<br />
:EVA3機で出撃するが、初号機が虚数空間に取り込まれ、退却。<br />
;対[[第13使徒バルディエル]]<br />
:EVA3号機に侵食したバルディエルにより、弐号機は瞬時に撃破された。<br />
;対[[第14使徒ゼルエル]]<br />
:集中砲火をゼルエルに浴びせるが、カッター状の腕により弐号機は両腕を切り落とされ、ヤケになって突っ込んで首を切断されてしまう。<br />
;対第15使徒アラエル<br />
:迎撃に出るが、アラエルの可視光線によりアスカが精神攻撃を受け戦闘不能に。<br />
;対第16使徒アルミサエル<br />
:出撃するもシンクロ率が起動数値に満たず、撤退させられる。<br />漫画版では渚カヲルが搭乗しデュアル・ソー等で応戦するが…<br />
;対[[EVA初号機]]<br />
:第17使徒タブリスによって操られ、シンジの初号機によって撃破される。<br />
;対[[EVA量産機]]<br />
:弐号機内に母の存在を感じ取ったアスカによって本領発揮。弐号機と同等かそれ以上の性能をもつEVA量産機を9機同時に相手をし、内部電源が切れる寸前で全機撃破する。<br />
:しかし、量産機は完全に活動停止しておらず、再起動した量産機によって弐号機は引きちぎられる。弐号機は暴走しかけるが8本のロンギヌスの槍を投擲され串刺しにされ、弐号機は完全に沈黙した。<br />
<br />
=== 新劇場版 ===<br />
;対[[第7の使徒]]<br />
:高空から降下しながら交戦。仮面ライダーばりのキックでA.T.フィールドごとコアを突き破り、単機で殲滅に成功した。<br />
;対第8の使徒<br />
:上述のサハクィエル戦とほぼ同じ。高速移動するコアを零号機に抑えてもらい、プログナイフを2本付き立てた後膝蹴りで追い打ちして破壊。<br />
;対[[第14使徒ゼルエル|第10の使徒]]<br />
:砲撃、近接攻撃を加えるが、A.T.フィールドを破れずパイロットであるマリの独断でビーストモードを発動。<br />
:多層展開されたA.T.フィールドを次々に千切り破るが、そこに触手の直撃を受け左腕と右脇腹を損傷。直後に突進するが、さらに触手で吹き飛ばされ敗北が決定的になった。<br />
:その後は零号機の[[特攻]]を「最後の仕事」として支援している。<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;[[EVA改2号機]]<br />
:新劇場版『Q』にて登場。第10の使徒戦で破損した右顔面を補修し失った左腕に義手を付けた姿。<br />
:劇中では宇宙仕様の装備である「改2号機β」と装甲を一新した「改2号機γ」が登場した。<br />
;[[EVA弐号機II式]]<br />
:『[[エヴァンゲリオン ANIMA]]』において、ヨリシロにされた弐号機を修復した姿。損傷の激しかった頭部を修復した上で拘束具をステージ2仕様に変更し、無線給電システムである「マイクロ波メーザー給電レクテナ」を搭載している。<br />
;[[EVA初号機]]、[[EVA零号機]] / [[EVA零号機改]]<br />
:僚機。<br />
;[[EVA3号機]]<br />
:兄弟機。<br />
;[[EVA量産機]]<br />
:弐号機等のデータ等を反映させた量産機。<br />
;EVA・EUROII・ウルトビーズ<br />
:『エヴァンゲリオン ANIMA』に登場する弐号機のTESTボディを元に建造された機体。正式名称は「エヴァンゲリオン・ウルトビーズ」で、EUROIIはネルフJPNが便宜上付けた仮称。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*EVA弐号機は「[[惣流・アスカ・ラングレー|アスカ]]の母親の[[魂]]が使われている為、アスカ以外の他の[[パイロット]]には操縦できない」と設定されているが、この設定は後付け(もしくは放送中は曖昧だった)らしい。<br />
**実際、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』放送中において、第八話ではシンジを一緒に乗せても支障無く動き、第九話(対[[第7使徒イスラフェル|イスラフェル]]戦)および第拾話(対サンダルフォン戦)では「パーソナルデータの書き換えで[[碇シンジ|シンジ]]や[[綾波レイ|レイ]]でも操縦できる」かのように語られていたり、第拾四話におけるシンクロテストのシーンでは「弐号機の互換が効かない」と言われていたり…と、EVA弐号機の操縦に関する設定が二転三転している。<br />
**なお、『新世紀エヴァンゲリオン』放送中に発売された[[セガサターン]]用[[コンピュータゲーム|ゲームソフト]]『新世紀エヴァンゲリオン』においても、シンジが弐号機を操縦して[[使徒]]と戦う展開が有る。<br />
**庵野監督的にも曖昧だったらしく、『F』でエヴァがスパロボ参戦した際に'''「[[シャア・アズナブル|シャア]]を弐号機に乗せてほしい」'''と希望を出して寺田プロデューサーに「そもそも14歳の少年少女しか乗れませんよね?」と指摘されて驚いていたとか([[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]第687回より)。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== プラモデル ===<br />
<amazon>B000BFJYR4</amazon><amazon>B003FG64UG</amazon><amazon>B007JQ8LM2</amazon><amazon>B00829T1OM</amazon><br />
<br />
=== フィギュア ===<br />
*リボルテック<br />
<amazon>B000FZ50K0</amazon><amazon>B000OKLFXC</amazon><amazon>B0029NZTMK</amazon><amazon>B004ISK95G</amazon><br />
*その他<br />
<amazon>B0010CHF6E</amazon><amazon>B0002YM3PE</amazon><amazon>B002V8GXBO</amazon><amazon>B009FS8UEQ</amazon><amazon>B005I7TB6Y</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:EVA にこうき}}<br />
[[Category:登場メカ英数字・記号]]<br />
[[Category:新世紀エヴァンゲリオン]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%92%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%82%A4&diff=364260
ヒイロ・ユイ
2020-07-24T02:13:47Z
<p>210.155.61.242: /* 搭乗機体 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Heero Yuy]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW}}<br />
*{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW Endless Waltz}}<br />
*{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop}}<br />
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|緑川光|新機動戦記ガンダムW,新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|村瀬修功|新機動戦記ガンダムW,新機動戦記ガンダムW Endless Waltz}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|新スーパーロボット大戦}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = [[種族::地球人]](日系人)<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 年齢 = [[年齢::15]]歳 → [[年齢::17]]歳(Endless Waltz時)<br />
| 身長 = [[身長::156 cm]]<br />
| 体重 = [[体重::45 kg]]<br />
| 髪色 = モスグリーン<br />
| 瞳の色 = プルシアンブルー(群青)<br />
| 出身 = L1コロニー群<br />
| 所属 = L1コロニー群 → ピースミリオン → ガンダムパイロット<br />
| 役職 = [[ウイングガンダム]]・パイロット<br />
}}<br />
'''ヒイロ・ユイ'''は『[[新機動戦記ガンダムW]]』および『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の[[主人公]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
=== [[新機動戦記ガンダムW]] ===<br />
地球圏統一連合及び[[OZ]]に対するコロニー側の反抗作戦「[[オペレーション・メテオ]]」を遂行するため、L1コロニー群から乗機・[[ウイングガンダム]]と共に[[地球]]に送り込まれたエージェントである。「ヒイロ・ユイ」は彼の本名ではなくコードネーム。原作世界において[[A.C.]]175年に暗殺された[[コロニー]]の伝説的指導者(この少年と区別するため、一般的に「指導者ヒイロ・ユイ」と言われる)の名前をそのまま使っている。<br />
<br />
戦災孤児だった幼い頃、指導者ヒイロを狙撃して暗殺した元OZ工作員のアディン・ロウに拾われ<ref>小説『Frozen Teardrop』では、拾ったというのはあくまでも建前で、本当は作戦中に救い出した自分の実子だったとされる。</ref>、8歳の時に彼が作戦中に帰らぬ人となるまで育てられた。アディンはこの少年に「アディン・ロウ・ジュニア」を名乗らせ、成り行き上工作員としての基礎を教えていた。アディンの死後、少年は[[ドクターJ]]に引き取られ、彼からガンダムパイロットとしての本格的な英才教育を受けて少年兵として成長した。そしてオペレーション・メテオ決行直前にドクターJに「指導者ヒイロ・ユイ」の名をコードネームとして与えられ、これが彼自身を指し示すパーソナルネームとして定着することとなった。<br />
<br />
細身で低身長ながらも鍛え抜かれた身体を持ち、破壊工作に関してずば抜けた能力を持つ。ちなみに、アニメイトのボイスカセット(番外編コメディだが)によれば「エージェントとして訓練を受けた結果、あらゆるスポーツや、日曜大工など日常的なこともこなせる」そうである<ref>このボイスカセットでは最終回でリリーナに贈ったクマのぬいぐるみも'''ヒイロの手製'''と判明している。</ref>。特にその身体能力はアニメ的演出ということを考えてもかなり人間離れしており、劇中では崖+50階の高層ビルから身投げしても片足の軽い骨折程度で済み(おまけに力ずくで骨を繋げて治した)、銃弾は素で避け、鉄骨折りを軽々と行い、反応速度はスーパーコンピュータでも計測不能と描写されている。ウイングガンダムを[[自爆]]させた際は、さすがに重傷を負って[[異能生存体|意識不明になったが生還した]]。後の『EW』においても、大破したウイングゼロが高度数百メートルの上空から地面に落下し、普通ならただでは済まないような衝撃を受けても生還したどころか、そのままリリーナ達の元へ駆けつけている(さすがに無理をしていたようで、後述の通りマリーメイアに空砲を撃った後に気絶した)。<br />
<br />
MSなどの兵器の操縦技術も優秀で、当初の乗機であるウイングガンダムのほか、[[ガンダムヘビーアームズ]]、[[メリクリウス]]、[[ガンダムエピオン]]等数々のMSを乗りこなした。カトルが取り込まれてしまった[[ゼロシステム]]には初めは翻弄されるが紆余曲折の末に完全に克服し<ref>小説版EWの地の文によれば『征服』の域に達している。 </ref>、最終的に[[ウイングガンダムゼロ]]を乗機とした。[[リーオー]]で、同じガンダムパイロットである[[張五飛]]搭乗の[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]へ挑んだ際も、相手が本気で無いとはいえ、機体性能差があるにも関わらず一定の間渡り合う技量を見せつけ、五飛に舌を巻かせている。また後日談小説『Frozen Teardrop』ではEW後に起きたサンクキングダム占拠事件の際に、水中用MSである[[キャンサー]]でビルゴIIIに勝利するという戦果を挙げている。<br />
<br />
[[ガンダムタイプ]]を任せられた正パイロットでありながらも、自らの乗機をただの道具として見ている事でも有名<ref>とはいえ、ウイングガンダムの整備を手伝おうとするデュオに対し、「俺のモビルスーツを他人に触ってほしくない」と返答したり、『BLIND TARGET』において、ウイングガンダムゼロを封印する際、「誰にも邪魔されず、ゆっくり眠れ」とねぎらいの言葉をかけている辺り、自機への思い入れがないわけではない様子。</ref>。中の人とは真逆である。<br />
<br />
彼の行動の原則はアディンから受け継いだ'''「感情のままに行動すること」'''であり、後に[[トロワ・バートン]]にも自身の理念として語っており、小説版EWでは平和のために戦っているように見えるのも'''正義感などのものは持ち合わせておらず、感情のままに行動しているだけ'''とされている。その反面、原作序盤では任務遂行を優先し、感情を表に出さず冷徹ともとれる行動を取り、敵兵士を殺して高笑いするなどサイコパスな一面を見せたり、他人に対して突き放すような態度を取っているが、これはかつて自らのミスで[[民間人]]の少女を死なせてしまった事(このエピソードは[[続編]]の『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』にて明らかになる)が[[トラウマイベント|トラウマ]]となり、'''戦いの中で自分は死ぬべき'''と自分の心を押し殺し続けた結果だ、と理由付けされている。実際コロニーを盾にとられ投降を呼び掛けられた際は何のためらいもなく自爆するなど、自身を尊重しない傾向は初期から多々見られた。しかし前述の少女の死をいつまでも悔いていることからも明らかなように、元来の彼は心優しい性格であり、そのことは平和論者であった[[ノベンタ元帥]]をOZに嵌められ殺害してしまった後には、彼の身内に自身の命を賭して贖罪の旅をしたことからも伺える。物語の中で[[リリーナ・ドーリアン]]や他のガンダムパイロットと触れ合う中で本来の優しさを徐々に取り戻していき、精神的な脆さも見せなくなっていった。中でもリリーナが彼に与えた影響は大きく、最終的には互いにかけがえのない存在となっていく。<br />
<br />
=== [[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]] ===<br />
TV版終了後は表舞台で活躍する[[リリーナ・ドーリアン]]を影からサポートしていたが、リリーナが[[マリーメイア軍]]に拉致されたことで、彼女の救出のために本格的に活動を開始。マリーメイア軍を追う中でかつて共闘した[[張五飛]]が立ちはだかり、彼と激闘を繰り広げる。戦いこそが兵士達の拠り所となるとしマリーメイア軍に加担し戦争を繰り返そうとする五飛に対し、ヒイロは自らの過去(自分のミスで死なせてしまった少女と子犬のこと)を回想し、「悲しくみじめな戦争を繰り返していいのか?」と五飛に問いかけながら、気を失い海に墜落していく。<br />
<br />
終盤に満身創痍の[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ]]とともに大統領府に姿を現し、ツインバスターライフルの精密射撃によってリリーナの閉じ込められた大統領府のシェルターを破壊、内部突入を敢行し彼女の無事を確保した。しかし彼自身もまた既に限界を超えており、リリーナに抱きとめられながら再び気を失ってしまうのであった。なお、この狙撃シーンにおいて、[[漫画]]版や[[小説]]版では「俺もすぐに行く」と独白しており、どうやら'''リリーナ諸共シェルターを破壊し、その後リリーナの後を追って自殺するつもりだった'''らしい。幸い、3発目の狙撃の際に上記の少女と子犬がフラッシュバックして咄嗟に照準をずらしたためにリリーナ諸共シェルターを破壊するという最悪の事態は避ける事が出来た。その後は再び何処へともなく姿を消した(漫画版ではリリーナのSPになっている描写がある)。<br />
<br />
=== [[新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop]] ===<br />
小説『Frozen Teardrop』では本編終了後にコールドスリープに入っており、本編から数十年後でも若々しい姿を保っている。そのため「オーロラ姫」と呼ばれている。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
スパロボにおいては冷静で無口なキャラクターとして書かれる事が多く、奇行とも言えるTV版のエキセントリックな行動はなりを潜めている。声を担当した緑川光氏の特にお気に入りのキャラであり、スパロボで登場すると真っ先に搭乗機に改造を施し、即一軍入りさせる事で有名。この辺りは公式ブログ【スパログ】にも掲載されている。<br />
<br />
TV版で登場でする場合は『[[スーパーロボット大戦F|F]]』や[[αシリーズ]]では当初は敵キャラとして登場している。主人公であるにも関わらず、作品によって[[説得]]などの条件を満たさないと仲間にできないことも。久々のTV版参戦となった『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』では序盤から無条件で参戦しているが、シナリオの関係上自軍から一次離脱した後ゼロシステムによって暴走し敵対する展開がある。性格も特にシナリオ序盤では未熟だったり自身を尊重しなかったりと不安定だが、シナリオが進むにつれて原作同様に成長し、リリーナとの絆も深めていく。<br />
<br />
『EW』版で登場する場合は、中盤から仲間になる事が多く、TV版とは違い無条件で自軍に参加するようになった。スパロボにおいてもリリーナのピンチには必ず駆けつけるゾッコンぶりを見せる。原作で死闘を演じた[[張五飛|五飛]]を説得することができることも(説得しなくても[[張五飛|五飛]]は仲間になるのだが、参戦が若干早まる)。性格も冷静な判断力と本来の優しさ、思いやりを併せ持った性格であるため、言葉一つ一つに重みが感じられる。<br />
<br />
旧シリーズでは、全体的に控えめな能力で特に[[回避]]が低く[[2回行動]]も遅くスーパー系に近い能力値で乗機と噛み合わない能力だったが、第2次α以降からは回避含め全体的に能力が向上し純粋にリアル系の能力値となった、また、デフォルトまたは、固定パイロットである[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]([[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ (EW版)]])も、かつてはゼロシステムの能力補正が気力制限が厳しい割に上昇が固定値で補正量も少なく有用性が低かったが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]から気力に比例して上昇するようなり最大補正量も上がった為、[[気力限界突破]]等と併せればニュータイプ勢に匹敵する回避や命中を得ることも可能となった。当初は無口なキャラ(戦闘のセリフも「…」などがあった)であったが、作品を経る事にやや口数が多くなってきている。ゲームシステム上の問題や緑川氏の意向による影響も大きいと思われるが。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]<br />
:序盤から敵として登場。『[[新スーパーロボット大戦|新]]』の頃よりは喋るようになった。[[切り払い]]、[[シールド防御]]のLvが高く射程も長い、攻防ともに強力な厄介な敵である。[[ジェットスクランダー]]を破壊しようとしたが失敗したりなど、自軍の敵ということもあり作戦失敗が続く。<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:原作の[[自爆]]イベントの後、[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]の複雑な条件によって[[説得]]して[[ウイングガンダム]]共々仲間になるが、終盤ポセイダルルートを選択しなければ仲間に復帰しない。主人公にも関わらず、条件次第では仲間にならないというかなり不遇な扱い。<br />
:また、能力面でも[[回避]]がリアル系とは思えない程低くそれ以外の能力もあまり高くない。[[反応]]の成長も悪く、[[2回行動]]可能レベルが61と遅いのが難点。しかし、[[集中]]、[[鉄壁]]を覚えるので命中系の精神コマンドを覚えない他のW系パイロットに比べれば優秀。Lv40~50代で2回行動できていれば、だいぶ使い勝手は違っていただけに惜しい。活躍させるのであれば[[ウイングガンダムゼロ]]の[[ウイングガンダムゼロカスタム|カスタム]]化は必須。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:序盤は敵として登場。中盤から自軍に加わる。[[碇シンジ|シンジ]]の中学校に潜入した際にたまたま出会った[[鈴原トウジ]]に[[エヴァンゲリオン|エヴァ]]のパイロットと間違えられて喧嘩を売られ、さらに[[綾波レイ]]と無口合戦をくりひろげた。<br />
:また、[[特殊技能]]に初めて[[底力]]が設定された。NT勢に比べると[[回避]]が低めだが、搭乗機の[[運動性]]が非常に高いのと[[ゼロシステム]]で全能力が+10されるのでほとんど気にならない。[[信頼補正]]が他4人のガンダムパイロットとの間に存在する。終盤、彼で[[エンジェル・ハイロゥ]]を破壊しようとすると、EWでのやり取りが一部再現される。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::ほぼ『α』準拠だが、パイロット[[能力]]値が全体的にPS版よりパワーアップ。特に[[回避]]は大幅に上昇した。ゼロシステムの補正も合わせれば味方では屈指の能力値になる。また某攻略本ではW系パイロットは『EW』版の機体に乗ると[[反応]]が10上昇すると書かれていたが実際には上昇しない。<br />
::能力だけでみればウイングゼロの性能と相まって非常に強いのだが、やはりPS版同様に「ひらめき」を持たないのがネックで、特にひらめき無しでは攻撃の回避が難しい[[ズフィルード]]や[[ネオ・グランゾン]]の相手はきつい。<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]<br />
:序盤の現代編ではEWのストーリーが再現される為、出番は多い。ただしシェルター狙撃イベントは任意出撃かつ彼を[[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロカスタム]]に乗せている時にのみ発生する。未来編では中の人繋がりで迷子になった[[マサキ・アンドー|マサキ]]を[[ゼロシステム]]で探し出す他、[[中断メッセージ]]では「ヒイロの声真似をするマサキ」を見つけて声をかけるというやり取りもある。<br />
:能力自体は『α』と殆ど変わらないが、ゲームバランスの変更により『α』より回避率が不安定。その分[[底力]]を活用する機会が増え、[[援護]]も遅めだが習得する。[[魂]]をゼクスと共に引き続き覚え、W系では唯一の[[覚醒]]持ちなので、作中屈指の[[MAP兵器]]を持つ[[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロカスタム]]との相性が良い。MAP兵器版ツインバスターライフルは3発と弾数に余裕があるため、底力発動中ならあえて魂よりも覚醒を優先して連発、[[クリティカル]]を狙って火力を出す手段も取れる。<br />
:ただし[[激励]]を受けられるようにならないと使い勝手が悪く、[[必中]]を覚えないためリアル系の強敵相手には強化パーツなどでのフォローが必要。そのため改造した[[トーラス]]なども乗り換え候補に入る。また、[[ひらめき]]を覚えないので終盤のボス戦は要注意。覚醒と[[自爆]]を両立している唯一のキャラなので、[[テム=レイの回路]]と合わせて1ターン目から味方の[[底力]]、[[ガッツ]]を強引に引き出すことも可能。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[邪魔大王国]]の人質となった[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]を救出するために幹部の[[ミマシ]]と戦うイベントがある(しかも[[ミマシ]]を退散に追い込むという荒業をやってのける)。本作から「[[自爆]]」を忘れただけあり、一味違う? [[特殊技能]]に初めて[[強運]]が追加された。<br />
:また現状では、アラドルート限定だが第1話「末梢されたMk-III」から([[αナンバーズ]]を操作できないマップを除く)最終話「争いのない日々を、荒野に花束を」まで味方として使用可能である唯一の作品でもある。能力値自体もリアル系でもトップクラスである。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[いるだけ参戦]]だが[[マリーメイア軍]]に重ねた戦闘台詞がかなりある。緑川氏の協力的な姿勢もあってか、[[ザフト]]のガンダムシリーズに対する特殊台詞が豊富。引き続き能力値もリアル系トップクラスで、ビーム主体の[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ]]と[[PS装甲]]との相性も良好なので、積極的に狙わせると面白い。<br />
:おそらく[[ギルドローム将軍|両者が敵対するイベント]]があるためかゼクスとの特殊戦闘台詞が存在。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<br />
:久々のTV版での参戦で、スパロボでは珍しく'''ガンダム系主人公での最年少キャラ'''である(次点がガロードか刹那。ガロードは原作開始時点で15歳だが、今作は『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』での時間経過があるため16歳以上と思われる)。<br />
:原作通り[[ウイングガンダム]]に乗り[[オペレーション・メテオ]]を決行するが、その後は(TV版基準では珍しく)序盤から自軍に参加する。TV版序盤の設定なのでまだ精神的に未熟であり、度々感情のままに暴走し、戦闘台詞ではTV版第1話「少女が見た流星」で見せた高笑いも披露している。<br />
:また、[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]と出会って以降は彼女への感情を理解できず、困惑し苦悩する(例の招待状破りも再現される)。また、似た境遇のキャラである[[刹那・F・セイエイ|刹那]]との絡みも豊富で、最終的に親友と言っていい間柄になる。<ref>余談だが、声優の緑川氏は「(本作の)1周目クリア時、ヒイロの撃墜数が'''400'''オーバーだった」と発言している。</ref><br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:『破界篇』に引き続きTV版基準での参戦。今回はTV版の原作再現が豊富で、かつ他作品キャラ(主に『[[コードギアス 反逆のルルーシュ|コード]][[コードギアス 反逆のルルーシュR2|ギアス]]』と『[[機動戦士ガンダム00|00]]』)との絡みが多く非常に出番が多い。<br />
:刹那と相変わらず親友であり、自力で正体を突き止めた[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]とは「共犯者」の間柄となる。また、彼の「感情のままに行動する」という理念は他作品のキャラクターにも大きな影響を与えていく。<br />
:プロローグで原作通り[[ウイングガンダム]]を自爆させた後、修復されたウイングガンダムで[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]と決闘⇒自軍に参加という流れで加入。中盤[[OZ]]の捕虜になり自軍から離脱、原作通り[[ゼロシステム]]に飲まれた[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]の暴走を止めるが、自身も[[ゼロシステム]]に振り回され暴走し自軍と(というかゼロと)敵対、一時行方不明となる。<br />
:その後、レッドワンを名乗って[[カタロン]]に参加していたところを[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]に拾われ、[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]から[[ガンダムエピオン]]を受領。アザティスタンにて自軍と合流する。その際原作同様[[ウイングガンダムゼロ]]に乗り込んだ[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]と交戦したことで[[ゼロシステム|エピオンシステム]]が発動し暴走してしまうが、[[GN粒子]]の共有空間を介して刹那達からの後押しを受けたことでシステムを克服。ミリアルドと機体を交換し、ウイングガンダムゼロと共に自軍に復帰する。<br />
:終盤ではゼロシステムを完全に使いこなし、刹那と同じく人の限界を超え、[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]の望む「革新者」の一人として成長していく。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:OVA版での参戦。『W』と同じくハイジャック事件で登場する。今回は[[相良宗介|宗介]]に加え[[キリコ・キュービィー|キリコ]]と[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]も協力する。<br />
:また、カロリーフレンドは戦闘後に事件解決のお礼として宗介から貰い、それがきっかけでハマる…という展開になっている。刹那との友情も健在。[[ゼロシステム]]の仕様上[[気力限界突破]]は優先的に欲しい。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:序盤から参戦する。今作は敵のサイズが全体的に大きいため、ダメージが通りづらい傾向にある。殲滅力を活かしきるために優先的に育成、乗機の改造を施していきたいところ。<br />
:今作で、『破界篇』『再世篇』『時獄篇』から続く刹那との友情が「来るべき対話」によって結実を迎えることとなる。<br />
<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]<br />
:EW版で初参戦。シーン3「プリベンター」で仲間に加わる。[[張五飛|五飛]]を[[説得]]できる。また、[[クワトロ・バジーナ]]の正体をいち早く見抜いていた。<br />
:[[能力]]値は悪くないが、[[2回行動]]レベルが56と絶望的に高いので、UCガンダム系パイロットと比べると劣る。必修精神コマンドは[[自爆]]、[[熱血]]、[[魂]]。<br />
:;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]<br />
::COMPACTとほぼ同じ。[[2回行動]]が廃止され、[[援護]]システムが導入された本作だが、[[援護]]を習得するレベルが高いのが欠点。同じ[[射撃]]重視W系パイロットでは、[[能力]]では[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]が一歩上で、[[援護攻撃]]では[[トロワ・バートン|トロワ]]が上。しかし、[[精神コマンド]]は恵まれており、必修[[精神コマンド]]が[[自爆]]、[[集中]]、[[熱血]]なため最も安定している。また、[[覚醒]]もしくは[[魂]]のどちらかを必ず覚える。<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]<br />
:[[射撃]]が高く、[[特殊技能]][[狙撃]]を修得する射撃のスペシャリストだが、[[射撃]]重視という点が本作では仇となり、[[オーラマシン]]や[[ガイメレフ]]戦では苦戦を強いられる。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロカスタム]]固定パイロット。中盤で一度ゲスト参戦した後、『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』のシナリオを経て正式に仲間になる。<br />
:しかし、全37話中第27話「あなたがいて、私がいるorエンドレス・ワルツ」終了後になって本格的に使用可能のため[[信頼補正]]を上げづらいことと、[[射撃]]と[[格闘]]の技量ポイントの蓄積が遅れること、さらにウイングゼロの性能の悪さから第一線で戦うのは難しい。本作では他のガンダム系主役級同様にヒイロも[[魂]]を修得しない。<br />
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]<br />
::[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ(EW版)]]固定パイロット。<br />
::GBA版では[[援護|サポート]]回数が少なかったが、本作では[[援護攻撃]]がLv4まで上がるため[[援護攻撃]]の面でも活躍できる。だが、機体にフィットしないエースボーナスやウイングゼロの性能がスタッフの私怨としか思えない程のものである(フル改造しても最大攻撃力が6200にしかならないツインバスターライフルなど)上に援護攻撃ではトロワというより優れた存在がいるため、今作でも第一線で戦うのは難しい。<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロカスタム]]固定パイロット。本作でもリリーナの危機に颯爽と駆けつける。とある理由で[[ガロード・ラン]]とツイン・バスターライフル、ツイン・サテライトキャノンをそれぞれ向け合う場面がある。<br />
:今回は[[魂]]を修得してくれるので『A』の頃より攻撃力が遥かに高い。欠点は[[援護攻撃]]の修得レベルが高い事。<br />
:EDでは、[[シャア・アズナブル|シャア]]の話によれば5年後でも相変わらず一匹狼な様子だが、リリーナが危機に陥ると何処からともなくウイングゼロに乗って助けている様子である。<br />
;[[スーパーロボット大戦D]]<br />
:久しぶりのTV版での参戦。宇宙ルート序盤で仲間になる。射撃と命中に優れるが、特殊技能があまり充実しておらず、[[ヒット&アウェイ]]と[[カウンター]]を持つゼクス(射撃が低めなので、要射撃補強)にウイングゼロを譲るという選択肢もある。<br />
:また、本作では原作のように[[メリクリウス]]に乗ったヒイロを使うことも可能。宇宙病に罹っても冷静に行動し、[[ニュータイプ]]をはじめほとんどの人間が不調に陥った[[エンジェル・ハイロゥ]]による影響も少ないなど、原作通り人間離れした存在として描かれている。<br />
:リリーナが誘拐された時はすぐ救出に行き、最終局面では彼女を騙す形ながら宇宙に送ってその安全を策すなど、シャアの下に付いているゼクスとの対比がより印象的である。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ (EW版)]]固定パイロット。境遇や[[性格]]・見た目の設定に共通項の多い『[[フルメタル・パニック!]]』の主人公[[相良宗介]]と仲が良さげで、[[千鳥かなめ]]の護衛任務についている彼に対し、ヒイロはリリーナのボディーガード役を務めている。第2部ではルート次第で1度だけ五飛とともに敵として登場するが、後に復帰。<br />
:パイロット能力もリアル系トップクラスであり、長射程・高威力の射撃武器を擁するので、[[ヒット&アウェイ]]を付加したい。EDでは他のガンダムパイロットと共に[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]達の護衛を務めている。<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:序盤から登場し、対[[ロゴス]]戦において何度か[[スポット参戦]]するも、正式な参入は[[レクイエム]]戦であり、歴代シリーズの中でも正式参入のタイミングはかなり遅めとなっている。<br />
:本作でも『SEED』キャラと絡む場面が多く、序盤にキラの前に現れ助言を与え、共闘、中盤のヘブンズベース戦で[[デストロイガンダム|デストロイ]]の奇襲を受けるが[[シン・アスカ|シン]]に援護を受けるなど、ガンダム同士で助け合う場面が多い。後に[[ダイダロス基地]]での決戦でリリーナを[[ロード・ジブリール|ジブリール]]に人質に取られた際、原作のようにツイン・バスター・ライフルの精密射撃で状況を打開しシンにジブリールを討たせるチャンスを作った。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]<br />
:ヒイロのイメージBGMである劇中曲「思春期を殺した少年の翼」が初採用されている。<br />
:設定はTV版ベースだが乗機は最初からゼロカスタム。コロニーからの指示により[[シース (SC)|シース]]に協力する。<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]<br />
:序盤、ユニウスセブン攻防戦の際に一度だけスポット参戦し、その後[[キラ・ヤマト|キラ]]達の住んでいる邸宅にいてキラ達の脱出を手伝う場面で正式に登場。デュオは「あの馬鹿。どこに首突っ込んでんだ」と言っていた。なお、同作においてヒイロを含めた『ガンダムW』のガンダムパイロット五人は、[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]にて連邦・[[ザフト]]両軍の双方の大量破壊兵器を破壊した後、消息を眩ましていたという、TV版最終決戦の『EVE・WARS』をSEED色で織り交ぜた設定となっている。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X]]<br />
:マナの国ルート第14話より登場。音声が新規収録された。初登場でリフレクターパック装備の[[G-セルフ]]に原作再現のツインバスターライフル三連射という無体な事をする。中断メッセージでは無言ネタと見せかけてまさかの'''寝落ち'''を披露する。<br />
:精神コマンドが戦闘特化型で使いやすく、乗機の性能も相まって加入時から最後まで活躍可能。また[[バディ・コンプレックス]]関連でシナリオに関わることが多く、意外なほどインターミッションに登場する。名ありパイロットとの特殊戦闘台詞も豊富。<br />
:また、仕様の穴のようなものだが、終盤とあるシナリオで[[モビルドール]]が出てくるが、そのパイロットがAIなので戦闘台詞で対AI用の「モビルドールと似たようなものだ」という矛盾した台詞が再生される。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[新スーパーロボット大戦]]<br />
:初出演作品だが、放送中での参戦なので原作再現はほぼ無い。数話のスポット参戦を経て複雑な条件を満たした上で宇宙編最終面2話前でやっと仲間になる・・・と微妙な扱いだが、その分ステータスは鬼のように高い。<br />
:戦闘シーンが初めてフルボイスになった作品だが、台詞は少なく息遣いのみの「!!」のみである場合もある。[[キャラクター事典]]では「彼が[[自爆|あの精神コマンド]]を覚えるのはお約束」と言われている。<br />
:なお本作ではウイングガンダムにしか乗らない。また「[[宇宙世紀]]ガンダムシリーズの機体には乗り換えできない」という設定は、初出演の本作から既に始まっていた。<br />
:;[[新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク]]<br />
::フリーバトルに登場。<br />
;[[スーパーロボット大戦64]]<br />
:本作から無条件で加入するようになった。原作再現が歴代で最も多く、トレーズの下で戦う際にはちゃんと[[エアリーズ]]に乗っていたりする。能力を『F完結編』から見直され、[[2回行動]]レベルが[[ニュータイプ]]勢程ではないがLv39と早い段階で可能になり扱いやすく能力値もNT級。<br />
:本作でも[[集中]]を持ち、性能の超強化と引き換えに使いにくくなる事が多い『EW』化もウイングゼロだとTV仕様と遜色ないレベルで使えるので『W』勢の中では頭一つ抜きん出ている。<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]<br />
:TV版基準での参戦。第1章ではスポット参戦のみ。[[刹那・F・セイエイ|刹那]]とともに[[千島列島]]にある連邦軍施設(強化人間の研究所)を強襲する。<br />
:そのために[[コネクト・フォース]]と一触即発の事態になりかけるが、[[インベーダー]]の襲来を受けて共闘することになる。その後、[[機械化帝国]]の兵器工場破壊ミッションで共闘し、コネクト・フォース入りする。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:EW版設定で2016年6月から追加参戦。[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ]]、および期間限定参戦の[[ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード]]に搭乗。<br />
:2017年4月開催のイベント「青い空と虹」ではボイス付きパイロットパーツが実装された。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:EW版設定。序章ワールド5より登場。原作終了後直後に異世界へと転移したという設定。<br />
<br />
=== 関連作品 ===<br />
;[[スーパーヒーロー作戦]]<br />
:ウイングガンダム・ガンダムエピオンに乗り、中ボスとして、或いはスポット参戦の味方として登場。最終的にはウイングゼロに乗り、味方に。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
近年の作品では大きく飛びぬけたものは無いが、[[射撃]]を中心に全体的に高く安定した能力を持つ。UC系のガンダムパイロットに比べ[[回避]]がやや低いが、[[防御]]や[[格闘]]が高めでバランスが良い事が特徴。第2次α以前のシリーズでは、ガンダム系主人公だが[[回避]]がかなり低く[[防御]]がスーパー系並に高い傾向があった(劇中序盤でガンダニュウム合金の装甲を活かして真っ正面から敵に向かっていった再現と思われる)。<br />
<br />
[[成長タイプ]]は万能型で万遍なく全ての能力が高くなる。ただし、他のリアル系主人公同様に[[SP]]は少なめという傾向にある。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
ヒイロといったら「'''[[自爆]]'''」が定番であったのだが、近年では全て戦闘用で統一されてきているためバランスは良い。しかし、使いやすさが先行してしまった感があり、個性が失われてきたのも事実。[[自爆]]は実用性やゲームシステム([[自爆]]自体がなかったり、小隊システムなど)などの面からその傾向は無くなってきている。<br />
<br />
また、[[鉄壁]]を覚えたり、[[ひらめき]]が[[不屈]]に変更されたりと、避けるより受けて耐える様な精神コマンドを習得する傾向もヒイロの特徴であった。[[突撃]]が採用されている作品では高確率で習得しているのも特徴。<br />
<br />
余談だが、近年の作品では使用すると撃墜扱いになる自爆系の武器を持つユニットがあるが、現在のところヒイロが搭乗可能なユニットでは存在しない。<br />
<br />
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]<br />
:'''[[自爆]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[集中]]、[[鉄壁]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]])、[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]<br />
:'''[[自爆]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]<br />
:'''[[自爆]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[見切り]]、[[突撃]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]<br />
:'''[[加速]]、[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[魂]] '''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]<br />
:'''[[集中|集中+]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]])<br />
:'''[[自爆]]、[[集中]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[突撃]]、[[ひらめき]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]、[[スーパーロボット大戦D|D]]<br />
:'''[[自爆]]、[[集中]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[突撃]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[必中]]、[[直感]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦X|X]]<br />
:'''[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[狙撃]]、[[気迫]]、[[魂]] '''<br />
;[[新スーパーロボット大戦|新]]<br />
:'''[[加速]]、[[自爆]]、[[偵察]]、[[必中]]、[[ひらめき]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[自爆]]、[[加速]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦64|64]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[自爆]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]<br />
:'''[[不屈]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[加速]]'''<br />
;[[X-Ω]]<br />
:'''[[集中]]、[[魂]]、[[希望]]'''<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[不屈]]、[[信頼]]+、[[狙撃]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[突撃]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[集中]]、[[魂]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
参戦当初から全体的に防御系技能が充実している。α以降は底力を習得。携帯機シリーズでは援護も持っている。長らくヒット&アウェイを持っていなかったが、Zシリーズでは習得している。<br />
<br />
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]、[[スーパーロボット大戦64|64]]<br />
:'''[[シールド防御]]L8、[[切り払い]]L6'''<br />
;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]])<br />
:'''[[底力]]、[[シールド防御]]L9、[[切り払い]]L9'''<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]<br />
:'''[[底力]]、[[援護]]L1、[[シールド防御]]L3、[[切り払い]]L3'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
:'''[[底力]]L9、[[切り払い]]L4、[[強運]]'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]、[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]<br />
:;味方時<br />
::'''[[底力]]L7、[[ヒット&アウェイ]]、[[精神耐性]]'''<br />
:;再世篇敵対時<br />
::'''[[底力]]L7、[[見切り]]、[[精神耐性]]、[[気力+ボーナス]]、[[ガード]]、[[気力限界突破]]、[[援護防御]]L3'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[ヒット&アウェイ]]、[[ハーフカット]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]<br />
:'''[[狙撃]]、[[カウンター]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]<br />
:'''[[底力]]L2、[[切り払い]]L4'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]<br />
:'''[[底力]]L2、[[切り払い]]L4、[[援護攻撃]]L4'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[底力]]L3、[[防御]]L3、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1'''<br />
;[[スーパーロボット大戦D|D]]<br />
:'''[[底力]]L3、[[シールド防御]]、[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[底力]]L8、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦X|X]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[ガード]]L2、[[闘争心]]L2、[[精神耐性]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]<br />
:'''[[底力]]、[[精密攻撃]]、[[無頼 (特殊技能)|無頼]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]<br />
:'''ゼロシステム適応者'''<br />
:『DD』の固有スキル。攻撃力、照準値に補正がかかる。<br />
:'''ピンポイント攻撃'''<br />
:『DD』の固有スキル。与ダメージに補正がかかる。気力130以上の時、ステージ中一度だけ「[[狙撃]]」(レベルが上がると「[[奮起]]」も追加される)がかかる<br />
<br />
=== [[小隊長能力]] ===<br />
;命中率+10%、回避率+10%<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』での能力。<br />
<br />
=== [[エースボーナス]] ===<br />
;武器消費EN-30%<br />
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』で採用。<br />
;回避率+20、移動力+1<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』で採用。<br />
;移動力+1 及びゼロシステムが気力110でも発動可能になる。 / 移動力+1。ゼロシステムが気力110で発動可能。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』、『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。『X』では文面が変わっているが、内容は同一。<br />
;節約(武器消費EN-20%)<br />
:『[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]』で採用。<br />
<br />
== パイロットBGM ==<br />
;「JUST COMMUNICATION」<br />
:前期OPテーマ。 初登場の『F』、『64』などで採用。<br />
;「思春期を殺した少年の翼」<br />
:劇中[[BGM]]。 ヒイロのテーマ曲であり、次回予告にも使われているBGM……ではなく、実は次回予告の方は別の曲であちらは「コードネームはヒイロ・ユイ」というBGMである。Wの五人にはそれぞれ専用BGMが存在するのだが、スパロボで採用されたことがあるのはこのヒイロの曲のみである。<br />
;「LAST IMPRESSION」<br />
:『Endless Waltz』劇場版テーマ。『第2次α』、『COMPACT3』にて採用。通常の楽曲の一番に相当する長さのスローパートを経てテンポアップするのが印象的な楽曲。スパロボでは基本的にテンポアップ部分のイントロから使用されるが、『第2次α』ではパイロット側やヒイロとデュオが乗るトーラスに設定されているバージョンはスローパート有りのものとなっている。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[リリーナ・ドーリアン]]<br />
:海岸に打ち上げられたヒイロを介抱するが、顔を見たことからヒイロに命を狙われる事に。しかし、リリーナの存在はヒイロを徐々に変えていく事になる。<br />
:ちなみにデュオに言わせれば、'''ヒイロはリリーナに「ぞっこん」'''。スパロボでも最終決戦直前に彼女に通信を入れるなどしている。<br />
;[[ゼクス・マーキス]]<br />
:TV版では[[ライバル]]であると同時に、共にリリーナのために戦う一種の同志でもある。『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』においては味方。<br />
;[[ドクターJ]]<br />
:コロニーでの養育者であると同時に[[ウイングガンダム]]の開発者でもある。漫画版では死を覚悟した[[ドクターJ]]から最後の任務を与えられる場面がある。<br />
;[[デュオ・マックスウェル]]<br />
:性格は真逆だが、序盤での遭遇以来相棒同然の間柄に。名前を騙ったり腕前を当てにしたりする。なお、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では逆にデュオがヒイロの名前を使う。<br />
;[[トロワ・バートン]]<br />
:[[自爆]]した時に助けられ、贖罪の旅にも付き合ってもらった。テレビ版では一番行動を長く共にしており、それなりに打ち解けていた。<br />
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]<br />
:仲間。初めてゼロに乗ってゼロシステムに飲み込まれた際、彼の呼びかけにより助けられる。リーブラ破壊に成功し無事生還した際、'''「宇宙の心は彼だったんですね!」'''とカトルらしい表現で評された。<br />
;[[張五飛]]<br />
:彼から戦士として認められていた。『EW』では、考え方の違いから対決した。<br />
;[[トレーズ・クシュリナーダ]]<br />
:中盤、彼から「敗者とならねばならない」という言葉と共に[[ガンダムエピオン]]を送られる。ヒイロにとっては彼の思想は理解しがたいものであるらしい。<br />
;[[マリーメイア・クシュリナーダ]]<br />
:ツイン・バスター・ライフルの攻撃で、恐怖を教えた。なお、彼女の父であるトレーズと母レイア・バートンの馴れ初めを作っており、知らないところで彼女の出生にも深く関わっていた。<br />
;指導者ヒイロ・ユイ<br />
:名前の元ネタ。暗殺されたかつてのコロニー独立運動の英雄。青年期の容姿がヒイロに似ており、小説『FrozenTeardrop』では血縁者なのではという可能性を示唆されていた。<br />
;アディン・ロウ<br />
:彼に工作員としての基礎を教えた人物。小説『FrozenTeardrop』ではヒイロの実父だが、アディンはそうとは知らず育てていたとされる。<br />
:ちなみに、『アディン』とはロシア語で数字の1(odin/один)を意味し、ヒイロ・ユイの『ユイ』(=唯一=1)と共通する。<br />
;アオイ・クラーク<br />
:小説『FrozenTeardrop』に登場するヒイロの実母。OZのエージェントで、彼女自身高い身体能力を持っており息子のヒイロにも受け継がれている。<br />
;セイス・クラーク<br />
:小説『FrozenTeardrop』に登場するヒイロの養父。[[リーオー]]の開発者であり、ヒイロは彼を尊敬しているためリーオーに愛着を持っている理由にもなっている。<br />
;アディン・ロウ・ジュニアクローン<br />
:小説『FrozenTeardrop』に登場するヒイロの[[クローン]]。総合能力はヒイロより劣る。<br />
;少女、メリー<br />
:ヒイロが過去の任務で出会った少女とその飼い犬。任務中のミスで彼女達を死なせてしまい、それがヒイロに深いトラウマを植え付けることとなる。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:彼に対して敬意を表しており、彼からも一目置かれている。作中の援護攻撃などのシーンカットでも「アムロ大尉」と呼ぶ場面が確認できる。<br />
:なお、ヒイロの名前はWの主要キャラ同様数字を示すものと同時に、彼の名前にも由来している。<br />
;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]])<br />
:『[[新]]』では彼の部下となっている。『[[D]]』では[[ゼロシステム]]の見せた未来により、自らの意思で[[ネオ・ジオン]]に協力する。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z 再世篇]]』では自分を見失い放浪していた所を彼に拾われ、[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]と引き合わされる。<br />
;[[ヤザン・ゲーブル]]<br />
:『[[第2次α]]』のアラド編にて、彼の部下として五飛と共に[[ティターンズ]]残党に潜入しており、その際には「デュオ・マックスウェル」の名前を使っていた。また、そのことに関するヤザン相手の特殊セリフがある。<br />
;[[バーナード・ワイズマン]]<br />
:第2次αのアラド編にて、「ザクでガンダムと戦った男」として彼の事を語った。<br />
;[[シロー・アマダ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander|SC]]』では、彼のセンチメンタリズムに呆れながらも何かと共同戦線を張っていく。<br />
;[[フォンセ・カガチ]]<br />
:『[[α]]』や『D』にて[[エンジェル・ハイロゥ]]内にて対峙。『D』では彼に直接手を下そうとするが、デュオに「(カガチは)撃つに値しない男だ」と言われ、手を下すのを止めている。<br />
<br />
==== アナザーガンダムシリーズ ====<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:『[[新]]』では彼と[[ガンダムファイト]]をする事に。その際、ドモンの実力を認めている。また、熱血漢のドモンとクールなヒイロで対になってはいるが、両者とも重い過去もあってか、寡黙で無愛想でぶっきらぼうである。<br />
;[[東方不敗マスター・アジア]]<br />
:『A』と『R』で条件を満たしていれば共闘。<br />
;[[ティファ・アディール]]<br />
:『[[α外伝]]』では、市長邸宅を脱出する際、彼女がヒイロの乗る[[ウイングガンダムゼロカスタム]]に同乗。デュオ曰く「無口な者同士気が合うと思った」とのこと。<br />
;[[カリス・ノーティラス]]<br />
:『α外伝』では、[[ノモア・ロング|ドーラット博士]]の言いなりとなって[[パトゥーリア]]の生体ユニットにされた彼に、自分の弱さを受け入れて人は初めて強くなれると説く。<br />
<br />
==== ガンダムSEEDシリーズ ====<br />
;[[キラ・ヤマト]]<br />
:『[[第3次α]]』では『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]』の彼の行動に繋がる様なアドバイスをする(後述)。<br />
:また、『[[SC2]]』では[[ラクス・クライン|ラクス]]の窮地に駆けつけた際にそのまま共闘(ちなみに[[L]]でも同じ場面で共闘している)、彼を後押しする場面も。<br />
:なお、作品によって彼とヒイロの年齢関係はかなり異なる。最新の共演である[[Zシリーズ]]では『SEED DESTINY』のみの参戦なので、『第3次α』の時の年齢差が大幅に逆転をした。<br />
;[[アスラン・ザラ]]<br />
:『第3次α』では彼にもキラと同じくSEED DESTINYの彼の行動に繋がる様なアドバイスをする(後述)。<br />
;[[マリュー・ラミアス]]<br />
:『第3次α』では、軍の機密事項である[[ストライクガンダム|ストライク]]を、資料も読まず一目見ただけでコンセプトや性能を見抜いたため驚愕される。<br />
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]<br />
:『第3次α』では、境遇をリリーナと重ねてか、助言をしたりする場面があった。『[[W]]』のEDにて彼女に「国家元首として足りないものが多すぎる」と指摘した。<br />
;[[ロンド・ミナ・サハク]]、[[ロンド・ギナ・サハク]]<br />
:『W』では一時期リリーナや五飛と共に彼らロンド姉弟の世話になっていた。ヒイロの言葉は、ミナの思想を変えるきっかけの一つにもなった。<br />
;[[ギルバート・デュランダル]]<br />
:『SC2』では崩壊するメサイア内部にてキラや五飛と共に彼と対峙し、問答を演じる事に。<br />
;[[シン・アスカ]]<br />
:『L』では共に[[ロード・ジブリール]]を追う者として(ヒイロはジブリールに拉致されたリリーナを助けるため、シンは戦争の根源たるロゴスの首魁を討つため)何度も共闘する。[[ヘブンズベース]]では[[デストロイガンダム]]から不意に狙われ、彼に援護を受ける。[[ダイダロス基地]]には生身で潜入し、ジブリールを追い詰める。リリーナという人質を諦めることで尚も逃亡を図るジブリールの撃墜をシンに託した。彼はヒイロが独り戦う姿に「誰かを救うために戦っている」事を感じ取っていた。<br />
;[[ロード・ジブリール]]<br />
:『L』ではリリーナを人質にとった彼を追い続け、何度もあと一歩のところでとり逃してしまうも、[[ダイダロス基地]]にてついに追いつめる。その際にも往生際悪く逃亡を図る彼については、引導を渡す役目をシンに任せている。<br />
<br />
==== 西暦作品 ====<br />
;[[刹那・F・セイエイ]]<br />
:『[[第2次Z]]』における戦友であり、無二の親友。お互いに名前で呼び合う間柄。キャラとしての共通点が多く、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではヒイロが刹那を引っ張っていくが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では逆に刹那がヒイロを後押ししていく。<br />
:シナリオ上でも互いに重大な役目を担い、対話や対立を繰り返しながらお互いを支えあい、共に「革新者」として成長していき、『再世篇』終盤ではお互いの自機が[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]の遺産を受け継ぐ「'''事実上の兄弟機'''」だったことが発覚する。黒の騎士団ルートでの二人のクロスオーバーは必見。<br />
:『[[OE]]』においても彼とは盟友関係であり第一章では共に[[千島列島]]にある連邦軍の強化人間開発施設を襲撃する。<br />
:なお、ヒイロと刹那の両名は「'''数字に関係した言葉が含まれている名前([[偽名|コードネーム]])である'''<ref>具体的に言うと、ヒイロ・ユイの「ユイ」とは'''唯一(=1)'''の意であり、[[刹那・F・セイエイ]]の「刹那」とは'''小数の単位(100京分の1)'''である。</ref>」という共通点が存在する。<br />
;[[ティエリア・アーデ]]<br />
:『第2次Z破界篇』当初は彼から不審の目で見られていたが、自爆してでも目的を果たそうとする姿勢に感銘を受けたのか、後に謝罪される(その際「自爆してでもナドレの秘密を守るべきだった」と落ち込む彼に対し、例の「死ぬほど痛いぞ」を発言)。<br />
:『再世篇』の終盤ではヴェーダと一体化した彼から、「もう一人の革新者」として最大級の賛辞を受ける。<br />
;[[ルイス・ハレヴィ]]<br />
:原作どおりリリーナからの招待状を破り捨てたため悪印象を抱かれていた。この事を根に持たれていたらしく、『再世篇』終盤の[[レグナント]]搭乗時、戦闘台詞で言及されている。<br />
;[[沙慈・クロスロード]]<br />
:ゼロ残留ルートのEDではまた学園へ遊びに来るよう誘っているが、その際彼に招待状破りの件をバラされ女性陣から非難を受けてしまう。<br />
:バラされた瞬間の動揺した表情から見る限り、今ではヒイロ本人にとってもバツが悪い過去になったようだ(その後の女性陣の非難にも反論できずに困っており、結局刹那からフォローされている)。<br />
;[[イオリア・シュヘンベルグ]]<br />
:『第2次Z』における[[ゼロシステム]]の考案者。この作品の[[ゼロシステム]]は[[ソレスタルビーイング]]で製造されていたため、[[ゼロシステム]]を使いこなしたヒイロは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と同じく彼の遺産を受け継いだ「イオリア計画の体現者」といえる(当然、ヒイロ自身は与り知らぬ事実だったが)。<br />
;[[リボンズ・アルマーク]]<br />
:『第2次Z再世篇』での仇敵と呼べる存在。シナリオ終盤では、ゼロシステムを介したヴェーダからの情報の奔流に耐えきったことで彼に特大の精神ダメージを与える。その後刹那と共に自機のシステムを狙われるが、「明日を見ようとしない者にゼロは何も語ってくれない」と真っ向から切り捨てている。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
==== [[フルメタル・パニックシリーズ]] ====<br />
;[[相良宗介]]<br />
:『[[W]]』『[[第3次Z]]』にて共演。何かと共通点の多い為か仲も良い。<br />
:もっとも、宗介の方は実は感情表現が苦手なだけで人並みの感情を持っていたりするのだが…。<br />
;[[千鳥かなめ]]<br />
:言動等が宗介に似てる為、彼女曰く「相良君の親戚」。またゼロシステムも彼女に言わせれば「占い」になってしまう。<br />
;[[ガウルン]]<br />
:『W』では序盤に対決。お互い素性を知っていた。彼からは「プリベンターの告死天使」と呼ばれる。[[ゼロシステム]]をして「このまま戦えば全滅する」と言わしめた強敵の一人である。<br />
;[[ボン太くん]]<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』ではボン太くんの着ぐるみを着てFBを迎撃した。<br />
;マジード将軍<br />
:『第3次Z時獄篇』では彼の護衛についていた。<br />
;[[クダン・ミラ]]<br />
:『W』では彼女を助けた事を示唆する発言をしている(後述)。<br />
<br />
==== その他リアル系 ====<br />
;[[キリコ・キュービィー]]<br />
:ヒイロのオマージュ元ともいえるキャラクター。刹那同様、『[[第2次Z破界篇]]』の無口仲間(?)。同作の[[中断メッセージ]]画面でもヒイロ・刹那・キリコの3人が登場するものがある。<br />
:また、『第2次Z』では共にゼロ(ルルーシュ)と絡む機会が多く、ゼロの正体が暴かれるよりも前に、ヒイロは自力でその正体に辿り着き、(騎士団ルートへの条件が成立していれば)キリコはゼロ自身からその正体を明かされる事になり、黒の騎士団ルートへの条件を満たしている場合、ゼロの正体が露見した際にも共にゼロへの信頼の意思を示している。<br />
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]([[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]])<br />
:『第2次Z破界篇』中盤で、[[マオ]]に誘拐された[[ナナリー・ランペルージ|妹]]を奪回すべく奔走する彼に助力し、救出に成功する。また、その際に学生離れした彼の行動力、決断力に疑念を抱き、その結果『再世篇』で他作品のキャラの中で真っ先にゼロの正体に辿り着き、「共犯者」となり、理解者となる。なお、その際に'''さらっとルルーシュの生存フラグを立てている'''。<br />
;[[紅月カレン]]<br />
:『第2次Z』では『破界篇』序盤からアッシュフォード学園で鉢合わせたり、[[エリア11]]での黒の騎士団との共闘などで、何かと絡む機会が多い。<br />
;[[黒の騎士団]]<br />
:『第2次Z』では『破界篇』から共闘する機会が多かったが、『再世篇』のゼロレクイエムルートでは[[扇要|扇]]や[[南佳高|南]]、[[杉山賢人|杉山]]ら、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策にまんまと乗せられて理不尽にゼロを追放したメンバーに対し、五飛と共に彼らを痛烈に非難する。<br />
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]<br />
:『第2次Z破界篇』では、リリーナと親交のある彼女が日本人虐殺命令を出したことに疑念を抱いていた。そして、『再世篇』にて真相を知る事に。<br />
;[[ビゾン・ジェラフィル]]<br />
:『X』では彼の感情のままに戦う姿勢以外にも、ゼロシステムがゾギリアの一兵士でしかないはずの彼を警戒している事から、個人的に注目している。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[剣鉄也]]<br />
:共に戦う為だけに生きている者同士であり、お互いに理解し合っている。<br />
;[[司馬宙]]<br />
:『[[第2次α]]』ではヒイロの「リリーナを守るためなら、戦うだけのマシンになる」という言葉に深く感銘を受けた。<br />
;[[綾波レイ]]<br />
:無口者同士。『[[α]]』では無口対決を繰り広げる場面も。[[αシリーズ]]では仲が良く、彼女と会話している場面も多い。<br />
;[[鈴原トウジ]]<br />
:『α』ではEVAのパイロットと勘違いされ喧嘩を売られるも、返り討ちに。<br />
;[[村雨健二]]<br />
:『[[64]]』では彼によって任務失敗に追い込まれたことがある。以来、互いに一目置くように。<br />
;[[ジェイソン・ベック]]<br />
:『[[D]]』ではリリーナを拉致したため、ヒイロの怒りを買う。<br />
;[[天海護]]<br />
:『[[W]]』では、同じ[[プリベンター|秘密]][[GGG|組織]]の隊員として行動を共にする事があったらしく、互いに面識がある。<br />
;[[ロジャー・スミス]]<br />
:『第2次Z再世篇』では彼も独力でゼロの正体を突き止めた。そして、共にゼロの秘密を共有する間柄となる。<br />
;[[ドクター・ウェスト]]<br />
:共演はしていないが、『デモンベイン』の[[ドラマCD]]にて緑川氏演じる[[マスターテリオン]]に「余の物真似をしてみせよ」と言われ、咄嗟に出た台詞が「'''任務、完了'''」であった。<br />
;[[MIX]]<br />
:『第3次Z時獄篇』にて[[ボン太くん]]の中から出てきた際に彼女からの顰蹙を買っている。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[マサキ・アンドー]]<br />
:中の人が同じ。『[[α外伝]]』では[[中断メッセージ]]で共演し、物真似される。<br />
;[[クスハ・ミズハ]]<br />
:[[αシリーズ]]では初代『α』からの戦友。『[[第2次α]]』にて彼女が作った栄養ドリンクを飲むが、[[マサキ・アンドー|声が同じ彼]]とは違いヒイロはピンピンしていた。<br />
;[[ヴィンデル・マウザー]]、[[レモン・ブロウニング]]<br />
:五飛が[[シャドウミラー]]の思想に共鳴して加担していた事について彼らに言及された際、彼らに対して「五飛とお前たちは(思想が)違う」と突っぱねた。<br />
;[[アイビス・ダグラス]]<br />
:『[[第2次α]]』序盤では護衛対象の[[竜崎勇]]博士を守りきれなかった事で、彼女から痛烈な皮肉を浴びせられる一幕も有ったが、EDでは後述にもあるように、彼女の成長を認め、その旅立ちを祝福している。<br />
;[[ジョシュア・ラドクリフ]]<br />
:かつて共に[[OZ]]と戦ったことのある戦友同士。以前から親しい間柄という事もあってか、彼と行動を共にする場面も多い。<br />
;[[クォヴレー・ゴードン]]<br />
:『[[第3次α]]』序盤から共闘する機会が多く、彼の生き方に大きく影響を与えていく事に。序盤の彼は[[αナンバーズ]]のメンバーの何人かに「昔のヒイロに似ている」と評されている。<br />
;[[シュウイチロウ・ユキムラ]]<br />
:[[ゼロシステム]]ですらも勝利の可能性を導き出すことのできなかった相手で、ヒイロを心胆から戦慄させた数少ない強敵の一人。彼はヒイロを「コロニーの一兵士」と見下し、嘲笑している。<br />
;[[悠凪・グライフ]]、[[HL-0 ハルノ]]<br />
:『[[L]]』の序盤に[[オーブ]]にて暗殺部隊や[[GreAT]]の部隊を相手にキラと共闘した際に、彼らとも共闘。詳細は不明だが、彼らの素性も把握している様子だった。<br />
;[[クロウ・ブルースト]]<br />
:『[[第2次Z破界篇]]』のエリア11ルート序盤で、彼の暗殺を目論み深手を負わせるも反撃に遭い、自身も負傷する事に。<br />
;[[アサキム・ドーウィン]]<br />
:『第2次Z破界篇』の第23話「新世界の幕開け」で初対面し、その後エリア11ルートの第27話にもその後も度々会うが、何れも絡み合いは無かったが、『[[第2次Z再世篇]]』で初めて敵対され、もちろんヒイロがウイングガンダム系に乗せた際のバスターライフル最大出力のターゲットにも扱いをさせる。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== TV版 ===<br />
;「お前を殺す」<br />
:第1話。自分の顔を見た[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の学校に転校した当日、彼女から渡された誕生日パーティの招待状を破り捨て、その去り際に一言。<br />
:すれ違いざまに彼女の浮かべた涙を拭うという、どこか気障な所作も併せて「シリアスな笑い」のような要素も加わる。まさかの殺人宣言に度肝を抜かれた人は多い。ヒイロを連想させる台詞として有名だが、実はヒイロが「殺す」と言った人間は誰一人死んでいないため逆に'''「生存フラグ」'''となっている<ref>ただし、第2話でデュオに妨害されるまでの「殺す」は何気に本気で、その冷徹な殺意で躊躇なく銃を向け、リリーナを恐怖させる一幕もあった。</ref>。<br />
:「G GENEATION ADVANCE」では「手加減攻撃」効果のIDコマンドとなっているほど。スパロボでもクロスオーバーで他作品のキャラにも言うことがあるが、[[L]]まで(つまり、[[第2次Z]]発売前までというかなり長い間)は生存フラグでなく赦されざる巨悪に対する決め台詞として使われていたフシがある(『第2次Z』以前にこの台詞を言われて生き残ったのは『[[新]]』の[[シャア・アズナブル|シャア]]と[[第2次α]]の[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]、『[[W]]』の[[インファレンス]]くらいしかいない)。『第2次Z』でようやく生存フラグとしてしか使われなくなった。<br />
:なお、当たり前のことであるが、ネットを含めた現実世界で発言すると逮捕される可能性があるのでご注意を。ちなみに、ヒイロ・ユイを演じた[[声優]]の緑川光氏は、上記の台詞を「物騒な台詞」と評している。<ref>余談だが、緑川氏が[[ポプ子]]を演じたバージョンの『[[ポプテピピック]]』第14話では、この台詞を始めヒイロの名台詞がいくつかパロディされている。</ref><br />
:余談だが、ヒイロには第1話の冒頭で、ドーリアン親子の乗るシャトルを'''地球へ降下の邪魔だから'''撃墜しようとしたとんでもない前科がある。[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]らが割り込んできたお陰で未遂に終わったが、もし実行されていたら地球圏はどうなっていたことだろうか。<br />
;「これで何もかも終わりだ…! 任務、完了…」<br />
:第2話より。[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]がサルベージした[[ウイングガンダム]]を始末しようとして魚雷を発射した時の台詞。この場面前のデュオに「何しやがんだバカヤロー!」とごもっとも過ぎるツッコミと、まだ第2話にもかかわらず海中に沈むあんまりな扱いの主役機2体、そして何より'''ヒイロが背を上に向けた状態で海面に浮き「つづく」のテロップが入る'''というあまりにもシュール過ぎる展開の為、第1話ラストと並びガンダムW屈指の迷場面として有名。<br />
:マジメに解説すれば、ウイングガンダムがゼクスに左推進システムを破損させられヒイロにとっては足枷と化していたと思われる事情があり、「ガンダムを見た物を生かして帰すな」とか「証拠は自分自身を含めて消し去れ」とかいうスパイや地下組織の鉄則をあまりにも愚直に守ろうとした結果こうなってしまったのだろうが、大真面目過ぎて却って笑いを呼んでしまう(しかも沈んだだけでガンダムを壊せなかったし、ヒイロも魚雷のバックブラストに煽られながら普通に生きていた)。ゲームでも撃墜された時の台詞として採用されている。<br />
;「俺のMSは、他人に触ってほしくない。それだけだ」<br />
:第4話。ウイングの修復を手伝おうとするデュオへの返答。「ヒイロは愛機のウイングガンダムに愛着はない」と思われがちの中、珍しく愛着を見せるような発言だが、「必要な限りは使う」という考えゆえのものであろう。<br />
;「惨めな仕事だ…俺の、俺のミスだぁぁぁっ!!」<br />
:第8話。[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]の策略により、ノベンタ元帥を殺してしまったヒイロ。その後、第8話にて[[サリィ・ポォ]]の依頼を受けた彼は連合ニューオリンズ基地内に仕掛けられた爆破装置の解除に成功した後、この台詞を叫ぶ。<br />
;「だったら一つだけ忠告がある。死ぬほど痛いぞ」<br />
:第12話。任務完遂のために[[自爆]]を敢行後、[[トロワ・バートン|トロワ]]に助けられ、自分も任務を完遂するためには自爆を敢行する意思を表明した[[トロワ・バートン|トロワ]]に言った台詞。真顔でこの台詞を放ったヒイロに対しトロワは傑作な冗談と取ったらしく爆笑、[[キャスリン・ブルーム|キャスリン]]を驚かせた。<br />
:[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z 破界篇]]でも同じセリフが出るが、トロワではなく、自爆をしてでも[[ガンダムナドレ|ナドレ]]を表に出すべきではなかったと言った[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]に対してである。<br />
;「感情で行動することに異論はない、俺はそう学んだ」<br/>「言ったはずだ。感情で行動するのは正しい人間の生き方だと」<br />
:第13話。ヒイロが他者に説教(?)をするレアシーン。前半はこれからの身の振りについて最後の決心がつきかねるトロワに対してで、後半は前半の助言に従い自爆ショーを企てるも未遂に終わり、ためらいなく死を選ぶヒイロの強さには敬服すると言う彼に対して。トロワの評を肯定も否定もせず、感情からの決断なら自爆するにしろ断念するにしろ正しいと励ましている。<br />
:ただし序盤のヒイロは感情に従い行動するというより、リリーナ絡みで感情に振り回されて理屈の合わない行動をさせられている場面が多い(飛び降り自殺を図るもリリーナに叫ばれてつい落下傘を開いてしまう、リリーナに止めを刺すつもりでつい庇ってしまうなど)。<br />
;「ノベンタ元帥を殺したのは私です」<br />
:第14話。ノベンタ元帥の墓に献花した後にノベンタの孫、シルビアにこう打ち明ける。ヒイロにしては大変めずらしい敬語の台詞。<br />
;「俺にはこの生き方しか出来ない…」<br />
:和平派のノベンタ元帥らを誤射してしまった事件を清算するため、ノベンタの孫シルビアに自身の生き死にを委ねるが、当のシルビアから「卑怯者」「何故そう綺麗に考えられるの」と拒絶されての返事。<br/>前話で「強い(からためらいなく死を選ぶ)」と言われたが、そうではなく、失敗を己の死以外に償う術を知らないということなのかもしれない。<br />
;「言いたいことはそれだけか?」<br />「全てが狂っているなら、俺は自分を信じて戦う。カトル…お前を殺す」<br />
:第24話。[[ウイングガンダムゼロ]]を駆り[[OZ]]やコロニーに無差別攻撃する[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]に対して静かに宣戦布告するヒイロ。コミックボンボン版でも同じ台詞を言ったが、ニュアンスは180度異なる。<br />
:第2次Zでは「狂って」が「歪んで」に変わっていたが、後の『Gジェネレーション クロスレイズ』では原作通り「狂って」であったことから表現に関する配慮ではなく同時参戦している[[機動戦士ガンダム00|00]]との兼ね合いによるものだと思われる。<br />
;「俺は逃げない…俺の後ろにはコロニーがある」<br />
:第25話。ゼロシステムに呑まれたカトルに対して、あくまでもコロニーのために戦うという意志を明確にする。直後、そのコロニーが大嫌いになったというカトルの叫びとともにツインバスターライフルが放たれるが…。<br />
;「誰よりも戦い抜いてみせる…地球上の誰よりもだ!サンクキングダムのリリーナよりも…!」<br />
:第30話。地球に戻り、トレーズ派の傭兵として戦うヒイロ。新生OZのモビルドール・[[ビルゴ]]部隊の猛攻に苦戦しながらも、彼は生きる意志を捨てなかった。<br />
;「全てを消し去る…」<br />「戦うもの全てが敵だ!!」<br />
:第34話。トレーズの開発した[[ガンダムエピオン]]を操縦することになったヒイロ。[[ゼロシステム]]の予測に翻弄され続ける彼は結果的に発狂、トレーズ派も新生OZ派も問わず全てのMSを破壊してしまうのだった。この時のヒイロはまさに殺戮兵器そのものであり、悪鬼が乗り移ったかのように凶悪である。<br />
;「駄目だ! 駄目だ、駄目だ! 黙れ、エピオン!!」<br />
:第36話。[[サンクキングダム]]を襲撃する新生OZを迎え撃つヒイロだが、出撃時にエピオンのゼロシステムの予測音に翻弄されかかる。<br />
;「俺の…俺の敵は何処だ!?」<br />
:リリーナの降伏宣言と共に[[サンクキングダム]]は崩壊する。戦う理由と己の敵を見失い、ヒイロは新生OZの[[モビルドール|MD]]を破壊しながらこの台詞を叫ぶ。<br />
;「わかっている、ゼロ。このままでは、俺たちはゼクスに勝てない・・・」<br />
:第44話にて、出撃を見合わせてウイングゼロからゼロシステム関連のデータを抜き取っている最中にウイングゼロに語り掛ける。この時、ゼロ側もヒイロに語り掛けようにカメラアイが明滅している。<br />
;「床に伏せて頭を抱え込め」<br />「ピースミリオンが突っ込んでくる」<br />
:第47話にて、リリーナと共にリーブラ内部を移動している際に。台詞だけで見ればなにもおかしくはないのだが、この時ヒイロらは'''外部の様子が一切わからない場所を移動していた'''。<br />
;「気にするな、リリーナ。命なんて安いものだ…特に俺のはな」<br />
:第48話。最終決戦に向かうヒイロがリリーナに対して呟いた一言。なお、この直前にヒイロを引きとめようとしていたリリーナに対して、'''「俺を信じろ」'''と言っておいてこの台詞である。ただし、『[[α]]』では順序が逆。<br />
;「ゼクス、強者など何処にもいない! 人類全てが弱者なんだ! 俺もお前も弱者なんだ!!」<br />
:第49話(最終回)「[[地球]]という強者が[[スペースコロニー|コロニー]]という弱者を生み出した」と論じ、[[リーブラ]]を落下させんとするミリアルドを否定する。<br />
;「俺は…俺は…俺は…俺は、死なない!」<br />
:地球に降下していくリーブラのブロックを破壊する際の叫び。今まで散々自分の命を軽視してきたヒイロが、初めて明確に生きる意志を示した台詞。<br />スパロボではリーブラ[[狙撃]]がないため、シナリオ中でこの台詞を言ったのは後述の第3次αくらいであるが、被弾時に瀕死になった際に「俺は…死なない!」と言う事がある。<br />
<br />
=== [[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|Endless Waltz]] ===<br />
;「五飛、自爆スイッチを押せ」<br />
:[[張五飛|五飛]]に対して。『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では、[[ズール皇帝]]に洗脳された五飛に対してこの発言をしている事で有名。<br />
;「これがお前の言う正義なのか?」<br />「兵士は平和の為に戦ってきたはずだ!今、ここにある世界を信じてみろ!」<br />「お前が戦えば戦うほど、平和の為の犠牲が無駄になっていく!もう気付いているはずだ!」<br />「五飛! トレーズはもういない! トレーズはお前が倒したんだ!」<br />
:五飛との宇宙での決戦時におけるやり取り。<br />
;「''五飛……教えてくれ。俺達は……あと何人殺せばいい?''」<br />「''俺は、あと何回あの子とあの子犬を殺せばいいんだ…''」<br />「ゼロは俺に何も言ってはくれない…教えてくれ、五飛!」<br />
:『EW』のクライマックスで五飛に言った台詞。過去の任務の際に誤って死なせてしまった少女と小犬のことを[[トラウマイベント|いまだに悔いている]]証拠であり、ヒイロを象徴する名台詞とも言える。五飛には当然何のことだか分からなかったはずだが、五飛の脳裏にも自身の過去の悲劇が去来していた。<br />
:なお、ネット上では「○○、教えてくれ。俺はあと何回××すればいい?」という形でパロディにされやすい台詞である。<br />
;「ゼロ、動けるか?」<br />「……いいだろう。これが、最後の出撃だ」<br />
:『EW』特別編の追加シーンより。気絶していたヒイロの覚醒を促すようにディスプレイが明滅し、そして上段のセリフに答えるように海中に水没して機能を停止していたウイングゼロのシステムが再起動をはじめ、下段のセリフと共に翼を広げ最後の任務に向けて飛び立っていく。<br />
:TVシリーズの頃からヒイロはゼロに対して語り掛けたり激戦を終えてボロボロになったゼロを労わるシーンがあり、基本的にガンダムですら一道具としか見ていないヒイロであっても、ゼロに対してはヒイロなりの愛着があったことが伺える。<br />
;「確認する…シェルター・シールドは張っているな?」<br />
:満身創痍の[[ウイングガンダムゼロカスタム|Wゼロ]]で[[マリーメイア軍]]が篭る大統領府へツインバスターライフルをロックオンして。<br />
:この後、コンマ0.2の狂いも無くツインバスターライフルを最大出力で3連射。そして…。<br />
:スパロボでは[[エンジェル・ハイロゥ|色んな]][[G-セルフ|もの]]に三連射するので、シェルター・シールドの部分がアレンジされることが多い。<br />
;「この一発で、すべては終わる……」<br />「おまえ一人のために、せっかくの好機を逃すわけにはいかないんだ……」<br />「さようなら、リリーナ……」<br />「安心しろ……おまえ一人じゃない」<br />「オレもすぐに行くんだ……」<br />
:[[小説|小説版]]『EW』におけるシェルター[[狙撃]]場面でのヒイロの独白。「オレもすぐに行く」という部分から、'''「お前を殺して俺も死ぬ」'''を本気で考えていることが伺える。<br />
;「オレはもう誰も殺さない…。こ、殺さなくてすむ」<br />
:『EW』版で最後、[[マリーメイア・クシュリナーダ|マリーメイア]]に空砲を撃ち「殺した」後の台詞。この直後にヒイロは気絶して[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]に抱きとめられている。<br />
<br />
=== 漫画版 ===<br />
;「死にな」<br />
:ボンボン版第1話での迷言その1。ウイングガンダムをバードモードからMS形態へと変形させて、この台詞と不敵な笑みとともにバスターライフルのトリガーを引き、リーオー2機を破壊する。<br />
;「オレの名などどうでもいい」<br />「あんたはここで死ぬんだ さようなら」<br />
:ボンボン版第1話での迷言その2。初対面のリリーナにいきなり銃口を向けながらやけにうれしそうに言った台詞。<br />
;「ハハハハ オレか? オレは人殺しさ」<br />
:ボンボン版第2話での迷言。自身の正体を問い質すリリーナの問いかけに対し、ヒイロはこの台詞と共に「その気になればいつでもお前を殺すことができる」と言わんばかりに右手を構える。<br />
:アニメ本編の後期以降の彼を思うと印象がまるで違うその姿に色々とギャップを感じてしまうが、TVアニメでも序盤は高笑いしていたので、初期設定ではこういうキャラだったのかもしれない。<br />
;「俺は信じあえる仲間と共に人として…生きる資格が欲しいからだ!」<br />
:ボンボン版最終話のゼクスとの決戦にて。人類全てが弱者だとゼクスに諭し、それに対して「何故そこまでやさしくなれる」と言う問いに対して。仲間と共に数々の経験を積んだヒイロの成長が見られる台詞。この台詞と共にエピオンをサーベルで貫き決着が付く。対するゼクスも「成長したな…」と返した。<br />
;「いいや、まだだ。このリーブラを地球に落としてはならない。これも俺たちの任務だ、ミリアルド」<br />
:地球とコロニーが手を取り合う時代が来て役目は終わったと言うゼクスに対して。ゼクスのことを「ミリアルド」と呼ぶ貴重なシーン。直前に「ゼクス・マーキス」を殺したと言うヒイロの意思表示であろう。<br />
;「任務…了解」<br />
:ドクターJからのリーブラの破壊方法と「死ぬな」と言う「最後の任務」を受けて。自爆するピースミリオンを背に6人のガンダムパイロット達は最後の任務に向かう。<br />
;「おまえにオレが必要になった時は……戻ってくる」<br />
:『BATTLEFIELD OF PACIFIST』(未参戦)にて、リリーナとの別れ際に。漫画版のEWではリリーナはこのヒイロの言葉を回想している。<br />
;「オレたちの暴走はオレたちがたがいにとめられる」<br />「そして、おまえたちの暴走も、オレたちが止めるっ!!」<br />
:『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。スコーピオとウルカヌスを掌握したP3(パーフェクト・ピース・ピープル)の総帥ビクター・ゲインツ。彼の執拗な問答に困惑するカトルらに加勢するかのごとくこの台詞とともにウイングゼロカスタムが現れた。<br />
;「おまえのいう平和は支配でしかない!」<br />「トレーズが脱しようとし、ゼクスが望まなかった力による支配だ!!」<br />
:『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。ゼロシステムの分析によりビクターが元・ホワイトファングのメンバーだった事を知ったヒイロは、「地球圏の平和と安定」のためなら手段を選ばず、ウルカヌスを利用し管理者にならんとする彼の思想を真っ向から否定した。これと概ね同様の台詞を『第3次Z天獄篇』第28話において、「[[ストライカー|神気取りのブリキ野郎]]」に対しても発している。<br />
;「人々が望むならオレたちはこの力をすてられる!」<br />「それがオマエとの違いだっ!!」<br />
:『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。過去も暴かれ、デュオとカトルの手によりウルカヌスのコントロールも抑えられたビクターが「きさまらこそ平和の監視者気取りで力を手にしているのではないか?」と悪あがきのごとく問いかけるが、ヒイロはその台詞と共に、ツインバスターライフルでスコーピオごとビクターの野望を破壊した。<br />
<br />
=== その他の媒体 ===<br />
;「他に手がある。このコロニーごと自爆する」<br />
:ラジオドラマ『BLIND TARGET』にて。敵の黒幕が判明したのもつかの間。敵のMS部隊が迫る。ガンダムもない絶体絶命の状況で、ヒイロが仕掛けた手は・・・'''コロニーごとの自爆'''(で敵の目をくらませて脱出する)だった。<br />
;「羽ばたけ、俺のガンダムゼロカスタム!」<br />「この戦いを、プラモデルで君に伝えたい……」<br />
:プラモデルのCMより。「ガンダムゼロカスタム」という珍しい呼び方と、ヒイロらしからぬどこかロマンチックな語りが印象に残る。<br />
;「データが間違っていたんだ! 俺のせいじゃない!」<br />
:カトルが'''男性と偽って女性'''であるという情報を鵜呑みして、結果カトルが激怒したときに言った。ヒイロにしては珍しい責任放棄。デュオの言う通り、OZのデータを調べなければ起きなかったため、結果的に、ヒイロにも責任がある。(発端はトレーズの悪戯だが)<br />
;「初めて会った時から予感がした。きっとお前から目が離せなくなる。その通りだった」<br/>「俺のヒイロ・ユイの心になんの躊躇いもなく飛び込んできたお前の存在は俺の中でどんどん大きくなっていく」<br/>「気づけばお前のことを思う自分がいる」<br/>「その意思の強さを示す唇。真っ直ぐに自分の理想を見つめる瞳。目が離せない」<br/>「お前に負けない自分でありたい。そしてお前を守りたい」<br/>「愛している……」<br />
:カセットコレクションでのラブコールで言ったセリフ。何時ものヒイロから想像つかないが他のメンバーからは[[リリーナ・ドーリアン|あの人]]への告白みたいに聞こえると意見があった。そして当の本人は'''ノーコメント'''と言ったが明らかに動揺していた。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== 戦闘台詞 ===<br />
;「ターゲット…○○○○○」<br />
:よく相手の対象に言う台詞。なお、「○○○○○」の部分は相手の対象であり、スパロボシリーズでは緑川光氏のオリジナル台詞が数十パターンに渡り毎回収録されている。<br />
:ちなみに汎用パターンは「ターゲット・ロックオン……」と普通なのだが、『時獄篇』のボーナスシナリオではこれ(御丁寧に'''[[DVE]]''')を聞いた[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ロックオン]]が、'''自分が狙われたと勘違いして驚く'''場面がある。確かにロックオンだが。なお、『時獄篇』本編では[[アンチスパイラル]]のみであり、それ以外は汎用で固定されている。<br />
:ちなみに『X』のエフゲニーは[[ビゾン・ジェラフィル|本来の名前]]で呼ぶ。<br />
;「ターゲット確認、ツインバスターライフルで障害を取り除く!」<br />
:主に[[α外伝]]で使われたツインバスターライフル使用時の台詞の一つ。何と原作であるTV版・EW版双方を差し置いて'''トレーディングカードゲーム『ガンダムウォー』で収録されたEW版ヒイロのフレーバーテキストとして採用された'''事がある。<br />
;「マリーメイアの過ちを繰り返すな……!」<br/>「平和の犠牲は俺達だけでいい!」<br />
:ザフトに対してツインバスターライフルを使用した際の特殊台詞の一つ。<br />
;「この戦いに何の意味がある……?」<br/>「ナチュラルもコーディネイターも、平和を望む心を持っているはずだ!」<br />
:同じく第3次αより、ザフトに対してのツインバスターライフル使用時の台詞の一つ。<br />
;「目標確認、[[バスターガンダム|X103バスター]]…」<br/>「火力の違いを…教えてやる!」<br />
:バスターに対してのツインバスターライフル使用時の台詞。<br />
;「カミーユ、下がれ。後は俺がやる」<br />
:『第3次α』と『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』より、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]への[[援護攻撃]]における台詞。この作品から導入された、[[ガンダムシリーズ]]の主人公同士ならではのクロスオーバーである。何気に台詞が、[[アムロ・レイ|アムロ]]と同じである。αの頃から付き合いがあるのか、アムロやジュドーと違って、カミーユが頭に血が上りやすく感情任せに突っ走りやすい性質を理解してるのか、抑えに回るような台詞回しである。<br />
;「キラ、お前は先に行け」<br />
:『第3次α』と『第2次Z再世篇』より、[[キラ・ヤマト|キラ]]への援護攻撃における台詞。優柔不断で決断力に欠けてなおかつ押しの弱い彼を後押しするような台詞である。抑えにまわっていたカミーユの時とは対照的である。<br />
;「貴様に人類を裁く権利などない」<br />「クルーゼ。お前を殺す…」<br />
:『第3次α』での最後の[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]との決戦時の戦闘台詞。生存フラグではない「お前を殺す」を使った例。のちに前者の台詞は再世篇で対[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]の特殊台詞に流用された。<br />
;「ゼクス、遠慮は不要だ」<br/>「ゼクス…お前の反応速度を…超えてみせる…!」<br/>「状況、大破。トールギスIIIとの戦闘…続行可能」<br />
:ゼクスからの被弾台詞。本編中ではこの両者が対戦するステージはなくはないのだが、この台詞を聴けるのは稀である。<br />
;「霊帝、この世界に貴様の居場所など無い…!」<br />「排除する! その憎しみと怨念ごとな!」<br />「例え滅び去る運命であろうと、俺は自分を信じて戦う…!」<br />「ケイサル・エフェス…! お前を殺す!」<br />
:『[[第3次α]]』最終話の逆襲時に於ける[[ケイサル・エフェス]]との[[特殊戦闘台詞]](ツインバスターライフル)。この時のヒイロの精神状態は[[ケイサル・エフェス (人物)|霊帝]]の言によると、「温かな波動に満たされて」いたらしい。所謂生存フラグではない「お前を殺す」であり、[[トウマ・カノウ|別]][[クォヴレー・ゴードン|の]][[クスハ・ミズハ|人]][[セレーナ・レシタール|物]]によって最期を迎える事となる。<br />
;「ハハハ! ハハハハハ!」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』にて、初登場時のイベント戦闘でバスターライフルで敵機を撃墜した際のトドメ台詞。恐らく歴代でも初となる高笑いの顔グラが使われている。なお、バスターライフル最大出力のトドメ演出で高笑いが通常で2種ある。また、回避時に高笑いするパターンが別にある。<br />
;「ターゲット、アサキム・ドーウィン…!」<br />
:アサキム戦でツインバスターライフル最大出力を使うとこの台詞が出る。ちなみに声優は両方とも緑川光氏である。<br />
;「[[エース]]と呼ばれる実力、見せてもらう」<br>「舞人を殺すというのなら…俺がお前を殺す」<br>「ターゲット、エースのジョー」<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』での[[雷張ジョー|ジョー]]との特殊戦闘台詞。上記のアサキム同様、こちらも両方緑川氏が声優を務める。一方ジョーもヒイロに対して闘志を燃やす台詞がある。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;「ティターンズ発見、これより攻撃に移る」<br />
:『[[F完結編]]』第14話「悪意のオーラ」にて、第3軍として出現した時の台詞。前作『[[F]]』の序盤から[[ロンド・ベル]]の前に立ちはだかり、散々邪魔をしてきたものの、今作の序盤における[[レディ・アン|レディ]]の暴走の一件から、遂に攻撃対象をロンド・ベルから[[ティターンズ]]へと変更したのである。<br />
:なお、このマップで[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]と[[トロワ・バートン|トロワ]]が仲間にいる場合、ヒイロを説得し仲間にできるので、ヒイロと[[ウイングガンダム]]を自軍に加えたいプレーヤーは、是非とも挑戦してみよう。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
==== α ====<br />
;「なんだ、この女は…」<br />
:リアル系ルート第19話「第二次直上会戦」で、[[綾波レイ|レイ]]と無口対決を繰り広げて。レイはヒイロから見ても異質な存在であるらしい。<br />
<br />
==== α外伝 ====<br />
;「お前達は何に怯えている…?」<br />「今ある世界から逃げようとするお前達に…新しい世界を作ることなど出来ない」<br />
:第37話「僕らが求めた戦争だ」での[[フロスト兄弟]]との戦闘前会話。<br />
<br />
==== 第2次α ====<br />
;「口車に乗るな。あれも奴の策だ」<br/>「だが、大口を叩いた以上…奴にはそれなりの目に遭ってもらう…!」<br />
:第17話「青と赤」より。[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]をネタに使った憎々しげな[[ド・ベルガン]]の挑発に激怒した[[剛健一|健一]]に対して。<br />
:仲間を制止しつつも、敵への制裁を後押ししている点がヒイロらしい。<br />
;「気にするな。戦いある限り…俺はお前を守るためなら、あの頃に戻れる」<br />「戦うだけのマシンだった、あの頃にな」<br />
:第22話 目覚めろジーグ!怒りの反撃!!」or「戦うだけのマシン」より。ミマシの魔手からリリーナを救出した際の台詞。この命懸けの行為は、自らの秘密を知り自暴自棄状態だった[[司馬宙]]に大きな感銘を与え、再起させる切欠となった。<br />
;「今まで、リリーナは多くの者にそうやって立場や、その主義主張を利用され続けてきた…」<br />「リリーナを利用する者は、俺が許さない」<br />
:同上。リリーナの誠実さを利用し、嘲笑するミマシへ静かなる怒気を込めた宣戦布告。<br />
;「…気絶しただけだ。心配することはない」<br />「…俺は気にならなかったが」<br />
:クスハ編第37話「超機人の宿命」より。自身が作った栄養ドリンクを飲んで[[剛健一|健一]]達が倒れたのを見てうろたえる[[クスハ・ミズハ|クスハ]]に対して。<br />
;「…もうお前は負け犬ではない」<br />
:アイビスルートエンディングで、[[アイビス・ダグラス|アイビス]]の成長を認め、彼女の旅立ちを祝福する。<br />
<br />
==== 第3次α ====<br />
;「…あれが並みの機体ならな」<br />「実体弾を無効化する装甲、換装可能な装備…。あれが量産されたら、連邦とザフトの勢力図が変わるかも知れん」<br />「新型の肩部と背部にハードポイントらしき物があった。そこから推測したまでだ」<br />
:第7話「崩壊の大地」のシナリオデモで、[[アークエンジェル]]のブリッジで今後の方針について話し合っていた時に、幸い奪われずに済んだ[[ストライクガンダム|ストライク]]を外見から性能やコンセプトを見抜いた台詞。開発者として携わった[[マリュー・ラミアス|マリュー]]からは、資料すら読んでいない彼が機密事項を難なく見抜いたので「換装可能って…あなた、どうしてそのことを?」と驚愕したが、戦闘のプロフェッショナルとして育てられたヒイロからすれば、そんな事は造作もない事なのは容易に想像できる。<br />
;「…自信がないのなら、下がれ」<br />「お前の判断は、不利な状況に対しての逃げに過ぎない」<br />「そうだ。それでは守るべきものを守れない」<br />
:第7話「崩壊の大地」より。ヘリオポリスの被害を考慮せず、ストライクガンダムの防衛を優先しようとするクォヴレーを咎めていた。 <br />
;「…撃てないのなら、帰れ。戦えない者は足手まといだ」<br />
:第15話「遥かなる凱歌」より。オービットベースに攻めてきた原種を迎撃する際の戦闘で、キラに向けられたヒイロの言葉。因みに、本作で初めてヒイロが彼に対して話しかけた場面でもある。見かけこそ少々棘を感じる言葉だが、「戦う意志の無い者は戦うべきではない」というWキャラ独特の基本スタンスを考慮すると、「無理をするな」という彼なりの配慮が含まれていたのかもしれない。<br />
;「戦いは戦場だけで行われるものじゃない。お前にしか出来ない戦いがあるはずだ」<br />
:第30話「終わらない閃光」より。αナンバーズを離れ、オーブに残ることとなった[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]に対して。<br />
;「…駆動部だけを狙う…だが、この男相手に出来るか…」<br />
:第41話「銀河が消滅する日」より、ケミカルボルトの支配下に置かれた[[ガオファイガー]]との戦闘前会話。[[獅子王凱|凱]]の実力を熟知しているが故に、ヒイロも苦戦を強いられる事を覚悟する。<br />
;「どんな小さな命だろうと、生まれた以上生きる権利はある。だが、ハザル」<BR/>「それすらわからないお前は存在することを許されない」<br />
:第44話に於けるハザルとの戦闘前会話より。周りの命を虫けらと見下すハザルに、お前はいてはならないのだと正面から言い切る。ヒイロの台詞の中である意味最も重い'''相手の存在自体の完全否定'''である。<br />
;「馬鹿はどこにでもいる。お前もその一人だ」<br />
:第46話宇宙ルート「永遠を信じて」より。アスランに対して「馬鹿だ」と言うカガリを揶揄してヒイロが発言する。<br />
;「平和と戦わない事は似て異なるものだ。それを俺がお前に教えてやろう」<br />
:第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。対[[EVA初号機|EVA初号機悪魔Ver]]との戦闘前会話。[[人類補完計画]]の完遂により平和が訪れ、ヒイロ達の使命も終わると嘯く[[碇ゲンドウ]]への反論。<br />
;「お前はかつての俺と同じだ…任務を忠実にこなすだけだった、機械の様な俺とな…だから、お前を討つ…その存在を認める訳にはいかない…!」<br />
:第55話「まつろわぬ神」に於ける[[エイス・ゴッツォ|エイス]]との戦闘前会話。一切の感情を持たぬ戦闘マシン・エイスへ過去の自分を重ね、シンパシーを覚えつつも照準を絞り込む。<br />
;「その決意を忘れるな。戦い以上に大切なことは、その戦いが終わってからのことだ。 だが、俺達は人間だ…。迷ったり、時には誤ったりもする…」<br />「独りで結論を急ぐな…。絶対の正義がない世界ならば、手探りでそれを探していけ…。その時は力ではなく想いでな…」<br />
:「戦いが終わった後も歴史の中で争いは続く。その時になったら、どうするつもりだ?」と言う内容の質問に対して答えた[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[アスラン・ザラ|アスラン]]へ。SEED DESTINYでの彼らの行動を暗示しているかのようであり、この直後キラ本人も「その言葉…覚えておくよ」と言っている。<br />
;「俺は…死なない!」<br />
:イデエンドである「銀河で君と」の戦闘前台詞。誰もが絶望に支配される中、死んでなるものかと未だ生きようとする意志を抱いている。しかし、そんなヒイロの意志をも嘲笑うかのように、無限力は呑みこんで行く……。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
<br />
==== 第2次Z破界篇 ====<br />
;「刹那・F・セイエイ…! お前はガンダムではない!」<br />「ならば、お前はガンダムになれ!」<br />
:[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]に「戦いは戦いを呼ぶ」と断じられ「俺はガンダムになれない」と意気消沈していた際に、この言葉を発して発破をかけた。<br />
;「そうか…」<br />
:第20話「砂塵に舞う悪意」より。[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に'''「お前もガンダムだ」'''と言われたことを受けての返答。表情からは喜んでいるのか呆れているのか、普通に流したのか判断は付かないが、再世篇EDにおいて素直に受け止めていたニュアンスを感じる場面がある。<br />
;「目的を果たさずして死ぬ事が怖くなったようだな…」<br />
:第33話「天を突く命」より。刹那から「いつか自爆したとき、死ぬのが怖くなかったのか?」という質問をされて。この会話の直前に[[カミナ]]が戦死しており、その死が刹那にも影響を与えていたことをヒイロは見抜いたようである。<br />
;(あのルルーシュ・ランペルージなる男……ただの学生とは思えない)<br />(俺に指示を与えた知略と決断力……まさか……)<br />
:「囚われの心」にて。ナナリー救出作戦におけるルルーシュの行動に、たった今自分達を指揮して戦うゼロが被る。そして、ヒイロのこの予感は、再世篇において裏付けられることになる。<br />
;「ユーフェミア・リ・ブリタニア…。リリーナとも親交のあった女…。何故だ、何故あのような命令を出すに至った…?」<br />
:[[行政特区日本]]記念式典会場における日本人虐殺の際の言葉。[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]と絆で結ばれている[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]が虐殺を引き起こしたことに疑問を持っていることが覗える。<br />
<br />
==== 第2次Z再世篇 ====<br />
;「俺の敵…それは…!」<br />「ゼロ…お前を殺す」<br />
:「ゼロVSゼロ」にて、イベントで[[ミスター・ブシドー|ブシドー]]との模擬戦を行っている最中に[[ゼロシステム]]が稼働して。この時ヒイロが見たのは「[[ゼロレクイエム]]」の顛末だったのだが、勘のいいプレイヤーはこれが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の生存フラグだと気付いたはず(というか、ヒイロは[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の共犯者になった際も同じ台詞を言っているので、破界篇やこの後の展開も含めると実に'''4回も'''生存フラグを立てている)。<br />
:なお、この時ヒイロが乗っているのも通称「ゼロ」なので、一瞬「?」となったユーザーも多い。<br />
;「ルルーシュ…。お前はナナリーのために世界を破壊すると言ったな」<br />「だが、お前はあまりにも多くの事を犠牲にしてきた。それが何を意味するか、同類である俺にもわからなかった…」<br />「同時にお前は優しい男でもある。そんな人間が罪を背負えば、その先に待つのは破滅しかない」<br />「ルルーシュ…いや、ゼロ。取り返しのつかない悲劇が起きる前に俺はお前を殺す」<br />
:「ゼロVSゼロ」におけるルルーシュとの会話。[[ゼロレクイエム|最終局面]]におけるルルーシュの行動と目的を思えば、あまりにも的確すぎる指摘である。<br />
;(そうだ……運命は戦って変えればいい)<br />(ルルーシュ……俺に殺されたくなければ、お前も自分の運命を変えてみせろ)<br />
:「戦士達の叫び」のエンドデモにて。変えられるかどうかは、プレイヤー次第である。<br />
;「…リリーナ…………お前を…殺す」<br />
:「明日へのあがき」[[人造次元獣ルーク・アダモン]]との戦闘前会話より。間を置いてからの一言がルーク・アダモンに対して言ったのか、ただリリーナを思い出していただけだったのかは不明。<br />
;「奴の正体も、ギアスを持っているという事実も、意味がないと判断したまでだ」<br />「奴はゼロだ。それ以外の事は無意味だ」<br />
:ゼロレクイエムルートに進んだ場合に、玉城にゼロの正体を知っていながら黙っていた理由を尋ねられた際の返答。彼にとってはゼロが[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア]]の皇子であることも[[ギアス]]という魔法を持っていることも重要ではなく、彼が何をするかを見届けることを選んでいた。五飛もこの見解に同調し、上記の事実を明かされてゼロを処刑しようとした[[黒の騎士団]]の行動を批判した。<br />
;「ティエリア、ヴェーダとゼロシステムをつなげ」<br />「早くしろ!」<br />
:「革新」にて、[[ヴェーダ]]を掌握することに成功したものの切り札であったトライアルフィールドを封じられ、それでも仲間を救うために[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]に掛けられたプロテクトを外そうとする[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]に対して。[[ゼロシステム]]と[[ヴェーダ]]を直結することは莫大な情報が脳内に流れ込む非常に危険な行為だが、そのリスクを承知でヒイロは己の限界へと挑む。そして…<br />
;「…勝手に俺を殺すな」<br />「コードX1409・EA・RAY…!」<br />
:上記の台詞の後、「人に耐えられるはずが無い」と嘲笑うリボンズに対して。ゼロシステムに打ち勝ち、ヴェーダからの莫大な情報にすら耐えきり、人の限界を超えて望む未来を「視る」ことに成功した瞬間である。この直後にはヴェーダと完全に同期したティエリアから'''「もう一人の革新者」'''と認められ、最大級の賛辞を受ける。同時に[[イノベイター]]ではない「革新者」となったヒイロを前に、リボンズのアイデンティティは完全に崩壊することとなった。<br />
:なお、このパスコードはイオリアの盟友だったエターナル・アラン・レイの名前が元ネタ。<br />
;ヒイロ「刹那…!」<br />刹那「分かっている!」<br />
:イオリア計画の全貌が明かされた後、真実を認めずに己を「救世主」を嘯き、傲慢さを隠そうともしないリボンズに対して。[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]の遺産を手に入れることで「神」になろうとする男に、彼の遺産を受け継ぎ、変革を果たした2人の「革新者」が立ち向かっていく。<br />
;「お前にゼロを使いこなす事は出来ない」<br />「未来を見ようとしないお前達にゼロは何も語ってはくれない」<br />「未来とは明日への希望だ。それを摘む者は世界の…俺の敵だ」<br />「ターゲット確認…。攻撃目標、リボンズ・アルマーク…!」<br />
:リボンズとの[[戦闘前会話]]。目の前の事実も未来も見ようとせず、自身のプライドに固執する彼の言葉を真っ向から否定し、未来を掴み取るために戦いを挑む。<br />
;「…ガイオウ。戦いしか知らないお前は以前の俺と同じだ」<br />「だから、お前は俺が倒す」<br />
:最終話における[[ガイオウ]]との戦闘前会話。<br />生存フラグとして知られる「お前を殺す」を回避した言い回しになっている。…一見すると凄みがなくなっている感がしなくもないが。<br />「'''代わりがいないから生き残らせてはいけない'''」[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]との戦闘前会話でもこの言い回しをした。一方で[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]とは最終決戦でもやはり「お前を殺す」だった。<br />
;ヒイロ「刹那」<br />刹那「何だ?」<br />ヒイロ「お前はガンダムだった」<br />刹那「お前もだ。そして、お前はガンダムに打ち勝った」<br />ヒイロ「お前はガンダムを超えた」<br />刹那「ありがとう。最高の褒め言葉だ」<br />
:EDにおける[[刹那・F・セイエイ|刹那]]とのやり取り。「ガンダム」への幻想を超えて[[イノベイター]]となり、「真の革新者」へと変革した[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と、[[ゼロシステム]]に打ち勝ち、人の限界を超え「もう一人の革新者」として揺るぎない強さを獲得したヒイロとのこれまでの戦いと2人の関係を総括するような会話であり、再世篇でも屈指のクロスオーバーである。 破界篇から再世篇まで彼らの成長を見てきたユーザーなら、このセリフを違和感なく受け止めることができるはず。<br />
<br />
==== 第3次Z時獄篇 ====<br />
;ヒイロ「五飛、教えてくれ。俺達はあと何人、殺せばいい?」<br/>五飛「…!」<br/>ヒイロ「俺はあと何回…任務の名の下で誰かの生命を奪えばいいんだ…」<br/>五飛「ヒイロ…」<br/>ヒイロ「ゼロは俺に何も言ってはくれない…。教えてくれ、五飛!」<br/>五飛「………」<br />
:「永遠の円舞曲」での五飛に言った台詞。少女と子犬の件が無いため変化している。<br />
:…のだが、天獄篇で[[ハーデス|邪]][[宇宙魔王|神]][[ズール皇帝|達]]にトラウマを抉られた際には少女と子犬の件について触れている。<br />
;「五飛…。ゼロが何も言ってくれないなら、俺の取るべき道は一つだ」<br/>「未来は俺自身の手で見つける」<br />
:その後ブリュッセルで戦っている[[Z-BLUE|仲間達]]の元に向かうために撤退する際に五飛に残した台詞。<br />
;「バナージ・リンクス。 お前は運命に屈するのか?」<br/>「未来を変えるのは、お前自身だ。 お前が諦めれば、それは運命に屈することだ」<br/>「可能性を信じるというのなら、未来を変えてみせろ。 お前のガンダムで」<br/>「そのガンダムは人を殺すためにあるのか?」<br />
:「重力の井戸の庭で」にて、暴走したロニを止めるために殺す――しかしロニと分かり合ってしまった為にそれができずに立ち尽くすバナージに対して。<br />
;「俺は…そんなものは認めない!」<br/>「俺は…お前達の創り出す世界を否定する…!」<br/>「時の止まった世界…未来のない世界など…リリーナは望んではいない!」<br />
:「開かれる扉」にて、ガドライトの「いがみ合う双子」のスフィア・アクトによってZ-BLUEの面々が次々に戦意を失い時の牢獄を受け入れようとする中で、彼は未来を望む強い意志によってゼロシステムを作動させる。使いこなすには強靭な精神力を必要とする同システムをこの状況下(一歩間違えば最悪の精神状態)で使った事でデュオからも「どういう神経してやがる!」と驚かれていた。<br />
<br />
==== 第3次Z天獄篇 ====<br />
;「お前は大きな勘違いをしている」<br/>「リリーナはピースクラフトとしてではなく、ドーリアンとして生きる事を選んだ」<br/>「お前の言う家や血に囚われず、自分の意志で生きる道を選択した以上、ピースクラフトの名で呼ぶのは許されない」<br/>「嫉妬するぐらいなら、お前もそう生きろ。それが出来ないような男なら見限らせてもらう…!」<br />
:第37話「暗闇のリディ」との[[戦闘前会話]]で、[[クロノ]]の走狗として敵対した[[リディ・マーセナス|リディ]]から「[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ・ピースクラフト]]がいるのをかぎつけてきたようだな」と言われて。<br />
:家柄や血筋ではなく、自らの意志で生きていくことを決めたリリーナに対し、それらに囚われて道を見失っているリディを痛烈に批判する。<br />
;「かつてマリーメイア・クシュリナーダは、歴史は戦争と平和と革命の三拍子で終わりのないワルツを踊ると言ったと聞く…」<br/>「ならば、俺は…俺とお前とガンダムの三拍子で果てなき道だろうと平和が来るまで戦い抜く…!」<br />
:同じく37話で、リリーナの乗せられた輸送艦を攻撃する際に。この台詞の後、「ツインバスターライフル最大出力連射」が追加される。<br />
;「リリーナ!今、行く!!」<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
==== A ====<br />
;「銃をおろせ。…銃を向ける限りは、自分も撃たれる覚悟はできているのだろうな」<br />
:第30話「父と子の絆」or「父よ、わが子よ」にて、不正を暴かれてもなお銃を構えていた三輪に対して。のちに[[コードギアス 反逆のルルーシュ|似たようなセリフで有名になる作品]]とネタ元は同じだろうか<ref>そもそも原作におけるゼクスの発言である「お前は優しすぎる。そうでなければ生きる資格がないということか」「ならば私はどこまでも生き抜いて見せる!誰よりも強く、戦士としてな!」も同じネタ元である。</ref>。<br />
;「う……」<br />(気圧されただと…)<br />
:上記のシーンの後、三輪を撃とうとして一矢に割り込まれ、気圧された際の呻き。感情を表すことはあっても動じることのないヒイロが、珍しくはっきりと怯んだ場面。 <br />
;「熱血で任務遂行ができるなら俺だって叫ぶ。…だが、そううまくはいくまい」<br />
:第33話「怒りの日輪」or「メガノイドの野望」より。[[木連]]の陰謀による[[白鳥九十九|白鳥]]暗殺未遂とその後の白鳥の檄により、かえって自軍の士気が上がった際に。'''「熱血だけで物事が上手くいくなら世話は無い」'''ということなのだろうが、似たようなシチュエーションのW23話「それぞれの『自分らしく』」でも似たような台詞がある。<br />
;「勘違いするな」<br />「五飛とお前の言っていること…似ているかもしれんが、根本的なものが違う」<br />
:最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」にて、[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]と[[レモン・ブロウニング|レモン]]が五飛が[[シャドウミラー]]の思想に共鳴して加担していた事について言及してきた際に彼らに対して。<br />
<br />
==== R ====<br />
;「放っておけ。自分の未来も自分で作れない奴に用はない」<br />
:第22話コロニー落としを阻止に行くルート「ハマーンの黒い影」より。[[ネオ・ジオン]]による[[コロニー落とし]]作戦を阻止するべく、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]、[[トロワ・バートン|トロワ]]、[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]らと共に、[[L3 X18999 コロニー]]の制御室で[[コロニー]]の軌道修正を行っている最中に、迷いながらも自分達に銃を向ける[[ランスロー・ダーウェル|ランスロー]]をトロワやカトルが必死になって説得する中、ただ一人だけ彼を突き放すように言い放った台詞。戦場に迷いを持ち込むような人間は早死にするだけだと、そういう人間に対しては非情かつシニカルな態度を貫く、ヒイロらしい言葉である。<br />
<br />
==== D ====<br />
;「…フォンセ・カガチ。お前を殺す」<br />
:ウッソ達と共に[[エンジェル・ハイロゥ]]に潜入しセンターブロックで[[シャクティ・カリン|シャクティ]]を救出した際に、なお往生際が悪くシャクティを連れ戻そうとする[[フォンセ・カガチ|カガチ]]に銃を向けて。TV版でリリーナの時のようなものではなく、この時ばかりは本気でカガチを殺そうとした場面である。しかし直後に、わざわざお前が殺さなくたってこいつは終わりだとデュオに止められ、未遂に終わる。<br />
<br />
==== W ====<br />
;「もらおう。俺もフルーツ派だ」<br />
:第1部第9話「戦うボーイズ・アンド・ガールズ」より、[[相良宗介|宗介]]にカロリーフレンドを渡されて。それにしてもエンドレスワルツ時代のヒイロとは言え、自身の嗜好を話すとは随分お喋りになったものである。<br />
:なお、[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE]]第426回にて、実際に緑川光氏がこの台詞を喋っている。<br />
;「つかまっていろ、リリーナ。相良と護に借りを返す」<br />「ああ…フルーツ味の分のな」<br />
:上述の借りとして[[アーム・スレイブ|AS]]に襲われる宗介をゼロカスタムで助けて。<br />
;「俺は以前にシベリアでこの女と同じような少女を見た…薬物の使用により彼女の自我は崩壊寸前まで追い込まれていた」<br />
:第1部第9話にてラムダ・ドライバを発動できない宗介にハッパをかけようとして。他の面々のハッパが強烈過ぎてスルーしそうになるが、'''さり気なくフルメタ原作冒頭で宗介が助けた[[クダン・ミラ]]の事に触れている。'''特に助けたとは言われていないが、好意的に解釈すれば『W』では彼女はヒイロに助けられてプリベンダーに保護されたという事だろう。<br />
:…地味に'''[[フルメタル・パニック! (原作小説版)|フルメタ原作終盤]]に関わる[[ARX-8 レーバテイン|色んなフラグ]]が折れている'''気がしなくもない。<br />
;「木連の兵士たちも自分の意思で戦うことを知った……の、だろう…………………この際、きっかけは問題ではない。あとはガルラを叩くだけだ」<br />
:第1部第24話「それぞれの『自分らしく』」にて、ガルラ艦隊の登場とゲキ・ガンガーのテーマに意気上がる木連と、同調して士気が最高潮まで達したヴェルターの面々を見つつ。本作で共演した似た者同士・宗介はしっかり引きずられているのに対し、明らかに周囲のテンションについていけなくなっている。<br />
;「俺が特別だとしたら俺に力を与えてくれる人間がいるからだ」<br/>「俺にとっては、その女こそがこの宇宙で最も強い存在だ」<br />
:第1部第26話「勇気ある戦い」より、[[Zマスター]]との[[戦闘前会話]]。自分に臆さないヒイロを特別だと言ったことに対して。ヒイロにとって宇宙最強は[[リリーナ・ドーリアン|彼女]]だった。<br />
;「世界か…。だが、それは一人一人の人間が造っている事を忘れるな」<br />「どんなやり方をしようとも人の心までは支配できない」<br />「信念を持つ者がいる限り、この世界はお前とお前の弟の思うようなものにはならないだろう」<br />
:第2部第42話「暁の閃光」シナリオデモで[[ロンド・ミナ・サハク|ミナ]]に対して言った言葉。ミナが[[ロウ・ギュール|ロウ]]と出会うことがない『W』ではヒイロのこの言葉がミナの考えを変えるきっかけとなった。<br />
;「モビルスーツ単体としては最高レベルの火力になるな」<br />
:第2部第46話「新しい時代の始まりに」にて、劾のブルーフレームにローエングリンランチャーが追加されたのを聞いて。間違ってはいないのだが、ヒイロのウイングゼロのツインバスターライフルは設定上、その倍近い火力があったりする(ゲーム中の数値ではLLが勝る)。<br />
;「その想いは殺さない…。インファレンス…お前のゆがんだ使命を殺す…!」<br />
:最終話(1週目)「果て無き未来への出航」、インファレンスとの戦闘前会話にて。ヒイロもインファレンスの境遇には同情していたようで、第2次Z以前では珍しい'''死亡フラグではない「お前を殺す」である'''。余談だが、言い回しが[[ショウ・ザマ|どこかの聖戦士]]ソックリである。<br />
<br />
==== L ====<br />
;「了解している。そちらの素性もな」<br />
:初登場時、[[HL-0 ハルノ|ハルノ]]からの通信に対して。機体の開発で地下にこもっていた悠達と直接面識が会ったとは思えないが、[[レディ・アン|レディ]]から連絡でもあったのだろうか?<br />
;「リリーナ、今度こそ救い出す…!ツイン・バスター・ライフル、出力最大…!攻撃目標、レクイエム…!破壊する…!」<br />
:第32話のイベント限定の戦闘台詞。リリーナを人質に取って、[[LOTUS]]を投降させようとしたジブリールの脅しを無視して彼が立てこもっている[[レクイエム]]に向けて、ツイン・バスター・ライフルを発射した。<br />
:余談だが、上記の対レクイエムのイベント戦闘の際は台詞だけに留まらず、実際にレクイエムの砲口を照準内に捉えるという、'''このイベントのためだけの戦闘デモが用意されている'''。他にこの手の演出があるのは、[[ガルトデウス]]の超長距離砲撃のデモだけである。<br />
;「撃ちたければ撃て。だが、その瞬間に…お前を…殺す」<br />
:第32話より。LOTUSに敗北して完全に勝機を失ったにもかかわらず、[[ダイダロス基地]]に逃げ込んで人質となったリリーナに銃を突き付けた[[ロード・ジブリール|ジブリール]]に対して。やはり生存フラグではない「お前を殺す」であり、事実ジブリールは[[シン・アスカ|シン]]に引導を渡される事となった。<br />
;「かつての俺は、命令されるがままに殺戮を繰り返す戦闘マシーンだった。心を押し殺して命など安いものと言い聞かせて…だが、人の命は安いものではないんだ! 俺の命も、お前の命も!」<br />
:第33話「選ばれた未来」に於ける[[レイ・ザ・バレル|レイ]]との[[戦闘前会話]]。'''「自分は人間以下の存在」'''と評したレイを、昔の自分を思い浮かべたが、戦いを乗り越え、命の意味を実感したヒイロはレイの台詞を真っ向から否定した。<br />
;「心に傷跡を残されるのは俺達パイロットだけじゃない。人々の心の痛みは一生消えない…」<br />「感情を無視する世界など、俺は認めない。グレイス・オコナー…お前を殺す…!」<br />
:第39話「ジャーニーズ・エンド」に於ける[[グレイス・オコナー|グレイス]]との戦闘前会話より。「感情のままに生きる」人間であり、心の傷がどれほどに癒えないものかを知るヒイロにとって、グレイスの理想は絶対的に受け入れられないものであった。<br />
:こちらも生存フラグではない「お前を殺す」で、最終的には[[早乙女アルト|アルト]]にトドメを差されてしまう。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;「ゼロシステムは仮想の未来を見せる。相対した敵に勝利するために取るべき行動を…だが、奴…ユキムラを前にして、ゼロは俺に未来を見せなかった。ゼロが沈黙する理由は一つしかない…勝利の可能性が見出せなかったからだ」<br />
:『[[SC2]]』にて。[[鳥の人]]の頭部をめぐる攻防戦の後、ゼクスに対して打ち明けた台詞。あまりにも恐ろしい存在である[[シュウイチロウ・ユキムラ|ユキムラ]]に戦慄すると同時に、ただ一人ユキムラに対抗しうる人物は[[ケイジ・タチバナ|彼]]しかいない事を確信する…。<br />
;「ためらうな、キラ・ヤマト。撃たねば終わらんぞ」<br />
:『SC2』の[[メサイア]]内部にて、デュランダルを撃つ事をためらうキラを後押しして。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
==== X ====<br />
;「確認する。リフレクターは用意できているな?」<br/>「リフレクターは完璧なんだな?」<br/>「その位置を絶対に動くな」<br />
:マナの国ルート第14話での初登場時、[[カットシー]]部隊の攻撃から街を守ろうと[[G-セルフ]]のリフレクターパックを展開するも、出力が足りていない状況で[[ベルリ・ゼナム|ベルリ]]に通信を送って。言わずもがな、シェルターシールドのシーンのパロディ。<br />
:この後、G-セルフに向かってツインバスターライフルを撃ち込み、機体を傷つけることなくリフレクターを展開させることに成功する。<br />
;「お前が敵ならば…殺す」<br />
:第39話([[イオリ・アイオライト|イオリ]]編)「ドグマの意味」より、イオリを見限って[[エクスクロス]]の前に[[裏切りイベント|敵として立ちはだかった]][[ホープス]]に対して。<br />
:やはり生存フラグであり、この時のホープスは再びイオリの元に戻ってくる。またエンディングでも[[アル・ワース]]を支える存在となって永訣したかに思われたが、イオリや[[アマリ・アクアマリン|アマリ]]の前に再び姿を現している。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
==== [[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]] ====<br />
;「信じるものがあるなら、戦えばいい。たとえたったひとりでも」<br />
;シャア「…?」<br />
;(中略)<br />
;「ひとりでも戦い続けられる。だが、仲間がいれば変えられることも多い」<br />
;シャア「若い世代に教えられる、か…」<br />
:「地球外勢力の襲来により[[グリプス戦役]]が中断、ネオ・ジオンとティターンズは双方健在のまま、シャアが新生ネオ・ジオンを率いることなく[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と共にエゥーゴを離脱した」という衝撃のifを描くイベント「起死回生のシャア」より。<br />
:アムロの「ネオ・ジオンに対抗するため、ロンド・ベルに協力してくれ」という要請を、「体制側にいては世界は変えられない」「ネオ・ジオンの行動が連邦とティターンズを消耗させられるなら、それでもいい」という強硬な姿勢で突っぱねるシャアだが、カミーユ、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]、[[シーブック・アノー|シーブック]]ら次世代のニュータイプ3人との[[感応]]と、孤独な戦いの中、仲間のガンダムパイロットや[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]と触れ合うことで変わっていったヒイロの言葉に触発され、ロンド・ベルへの協力を決意することに。<br />
:また、略したやり取りの中では'''「ジオン・ダイクンと指導者ヒイロ・ユイは友人関係にあった」'''というさりげないクロスオーバーが行われている。<br />
==== [[スーパーロボット大戦DD|DD]] ====<br />
;「ガンダムを自爆させても、生き残る奴はいるぞ」<br />
;[[ナタル・バジルール|ナタル]]「[[サイボーグ]]である[[獅子王凱]]ならともかく、そんなことが出来る人間など存在するわけが…」<br />
;「いや、ここにいる」<br />
;ナタル「な…!?」<br />
:1章Part7「キラとアスラン」にて、自爆した[[イージスガンダム]]の爆発に巻き込まれた[[ストライクガンダム]]のコクピットからキラの姿が消えていることを報告している最中に。<br />
;「後は戦場ジャーナリスト、どこかの組織のエージェント、モビルスーツのパーツ狙いのジャンク屋と言ったところか」<br />
:その直後のキラを連れ去った人物の予想で。実は「ASTRAYシリーズ」において、此等の人物は実際に登場しており三人目のジャンク屋に至っては[[ロウ・ギュール|既にSRWに登場している]]。<br />
<br />
== スパロボシリーズの迷台詞 ==<br />
=== αシリーズ ===<br />
;「………『ゼロ』…」<br />
:『[[第2次α]]』にて、新しい部隊名を決める時にカトルからどんな名前を考えているのか聞かれた時に咄嗟に出した答え。直後にデュオから「味気ねえ~! しかも、それ…お前の機体名だろうが。もう少しひねれよ、もう少し」とツッコまれてしまう。あまりこういうセンスはないようだ。(もっともこの時は彼に限らず大半のキャラがネーミングセンスの無さを露呈しているのだが)<br />
<br />
=== Zシリーズ ===<br />
;「エースボーナス、入手完了…。資金、ノープロブレム…。プレイ続行…! 見たのか?くっ…! 次に会った時、お前を殺す…!どこへ逃げようと無駄だ。だから確実に戻って来い。いいな…!」<br />
:『第2次Z』における[[中断メッセージ]]。'''[[声優ネタ|明らかに中の人が乗り移っている]]'''上に'''非常に大人気ない理由'''で殺そうとし、トドメに'''ツンデレ'''である。プレイヤーの生存フラグが立った瞬間でもある?<br />
;「それがパワーアップしたブラスタ…」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第31話「ジ・アンブレイカブル」より。[[リ・ブラスタ]]が出てきたときのセリフではなく'''[[アクシオ|アクシオ・スコートSP・VRマキシマII]]が出てきたときのセリフ'''。ヒイロには珍しいボケ台詞で、すかさず[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]に「んなワケねえだろ!」とツッコまれる。<br />
;「どうやら、俺はこの機体に不似合いなようだ。あとはお前に任せる」<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』第17話依頼受諾ルート「善意のトレスパス」より。倉庫にあった宗介の'''ボン太くんを着込んで'''ファイヤバグを迎撃したあと、MIXに非難されて。意外に傷ついたようだ。<br />
;「にんむ…りょうかい」<br />
:こちらはその反対ルートである「後の祭りのフェスティバル」にて。さすがのヒイロも'''[[ボン太くん]]の中に[[キリコ・キュービィー|キリコ]]が入っていた'''という事実を知った際には激しく動揺しており、台詞がひらがなになってしまった。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;「そうか………ならば地球に来てはじめて人にものを頼む」<br />「俺のサボテンに水をやっておいてくれ」<br />
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』独立軍ルート「梁山泊の戦い」より。コロニーがOZを受け入れる姿勢を聞いたがため、状況確認の為に一時離脱する際、[[ブライト・ノア|ブライト]]は「部屋を空けておくからいつでも戻ってこい」とヒイロ達を気遣う一方で、ヒイロはこんなお願い事をする。しかしヒイロらしくない願い事にブライトは困惑気味であった。<br />
:結局のところサボテンの水やりは[[バニー・ヒギンズ|バニー]]が請け負った。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[ウイングガンダム]]([[ウイングガンダム (EW版)]])<br />
:地上でゲリラ戦を行った機体。愛着を持ってもらえなかったという点で特筆される主人公機。<br />
;[[ウイングガンダムゼロ]]([[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ (EW版)]])<br />
:終盤の搭乗機。[[ホワイトファング]]の代表となったゼクスのエピオンと交戦し、物語を締めくくる。愛着を持ってもらえなかった前期機体とは打って変わって度々「ゼロ」と呼びかける等愛着を持たれている。<br />
;[[ガンダムヘビーアームズ]]<br />
:[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]の[[トールギス]]との決闘時に[[トロワ・バートン|トロワ]]から借用した。なお、トロワにより左前腕を外し前腕部スペースに[[ビームサーベル]]を仕込むという、当時左腕の怪我が癒えていなかったヒイロ向けの臨時改造が行われた。<br />
;[[メリクリウス]]<br />
:[[OZ]]に捕まった際に操縦技量を見込まれて搭乗する事になった機体。[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]のウイングゼロと戦闘を行った。<br />
;[[リーオー]]<br />
:トレーズ派の傭兵として戦闘を行っていた際に使用。EWではX-18999コロニー潜入時に使用した。<br />なお、『Frozen Teardrop』によればヒイロはアディンに育てられる以前に実母の結婚相手としてリーオーの開発者を義父に持っていた事があり、実はリーオーには思い入れがあるらしい。<br />
;[[ガンダムエピオン]]<br />
:[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]から託された機体。この機体のシステムエピオンの体験から、後にゼロシステムを使いこなせるようになるが、エピオン自体は「俺には理解できない」と評してゼクスと機体を交換した。<br />
;[[GUNDAM:白雪姫|白雪姫(スノーホワイト)]](SRW未登場)<br />
:『[[新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop]]』での搭乗機。<br />
:;[[ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード]]<br />
::白雪姫のプロトタイプ。<br />
<br />
=== SRWでの搭乗機体 ===<br />
;[[トーラス]]<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』。<br />
;[[ボン太くん]]<br />
:『第3次Z時獄篇』第17話「善意のトレスパス」にて'''このスーツを着用した状態でサベージを撃墜している'''。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*ヒイロ・ユイは[[小説|原作小説版]]『[[機動戦士ガンダムUC]]』の著者である作家の福井晴敏氏のお気に入りのキャラらしく、福井氏の処女作『川の深さは』に登場するあるキャラクターは、命が特に安かったり任務完了したりとヒイロそのものである。<br />
**なお、[[ユニコーンガンダム]]のビームマグナムも、ツインバスターライフルをイメージしたと言われている。<br />
*自爆しても生きていたという場面を拡大解釈したのか、ヒイロ・ユイは初代の『SDガンダム G GENERATION』ではなんと[[強化人間]]として扱われており、ニュータイプLVは逆シャア時代の[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[シャア・アズナブル|シャア]]に匹敵するレベルに達している。<br />
*身長が156cmとガンダムシリーズ主人公の中でもかなり小柄な部類に入る。[[刹那・F・セイエイ|1stシーズンの刹那]](162cm)や[[ガロード・ラン|ガロード]](161cm)にかなりの差を付けられており、なんと'''[[ティファ・アディール|ティファ]](157cm)より身長が低い'''。<br />
**そもそも身長156cm、体重45㎏という、通常のフィクションでは女性キャラに使用されるような設定自体がおかしいのだが、これは本作のガンダムが'''コクピットが狭すぎて大人は操縦出来ないようになっている'''という設定があったためだと思われる(事実、ガンダムWのガンダムパイロットの身長は'''[[トロワ・バートン|トロワ]]が160cm、ヒイロを含む他4名が156cmである''')。…にしても低すぎだが。なお、[[レディ・アン]]がウイングガンダムに乗った事があるので設定が消滅したか、OZで改造されたかと言われる事もあるが、レディはトロワと大差ない161cmなので普通に操縦出来た可能性もある。そもそもウイングゼロにトラント・クラークや[[ゼクス・マーキス]]が搭乗しており、真のトロワ・バートンの事を考えるとコクピットの設定が消滅している可能性は高いが。<br />
**しかし、ガンダムシリーズから離れると、'''僅か1歳差の[[碇シンジ]](144cm)より12cmも身長が高い'''という恐ろしい事実があったりもする…。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:ヒイロ・ユイ]]<br />
*{{検索|ヒイロ・ユイ}}<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:ひいろ ゆい}}<br />
[[Category:登場人物は行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]<br />
[[Category:新機動戦記ガンダムW]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=EVA%E5%88%9D%E5%8F%B7%E6%A9%9F&diff=364259
EVA初号機
2020-07-24T01:57:13Z
<p>210.155.61.242: /* 選択装備 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::EVA-01]]<br />
| 登場作品 = [[エヴァンゲリオンシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|新世紀エヴァンゲリオン}}<br />
*{{登場作品 (メカ)|新世紀エヴァンゲリオン 劇場版}}<br />
*{{登場作品 (メカ)|ヱヴァンゲリヲン新劇場版}}([[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序|序]] / [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破|破]] / [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]])<br />
| デザイン = {{メカニックデザイン|山下いくと}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦F}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = [[分類::汎用人型決戦兵器]]([[エヴァンゲリオン]])<br />
| 生産形態 = 実験機<br />
| 型式番号 = [[型式番号::EVA-01]]<br />
| 全長 = 40~200m<br />
| 重量 = 700~96000t<br />
| 動力 = 電力供給([[動力::アンビリカルケーブル]]) → [[動力::S2機関]]<br />
| 装甲 = 12000枚の特殊装甲<br />
| 開発 = [[開発::NERV]]<br />
| 所属 = {{所属 (メカ)|NERV}}<br />
| パイロット = [[パイロット::碇シンジ]]<br />
}}<br />
'''EVA初号機'''は「[[エヴァンゲリオンシリーズ]]」の[[登場メカ|主役メカ]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
=== 旧世紀版 ===<br />
汎用人型決戦兵器・人造人間[[エヴァンゲリオン]]の戦闘用テストタイプモデル。機体色はパープル、認識コードはEVA-01。<br />
<br />
[[碇シンジ]]の専用機であるが、一時期までは[[綾波レイ]]もシンクロ可能であった。他のEVAと異なり[[第2使徒リリス]]をコピーし開発されている。コアにはシンジの母の[[碇ユイ]]の魂が取り込まれている。起動確率は'''0.000000001%'''と極めて低く([[赤木リツコ]]いわく「'''オーナイン(0が9個)システムとはよく言った物ね'''」とのこと)過去一度も起動に成功していなかったが、シンジの初搭乗時、ぶっつけ本番にもかかわらす高い[[シンクロ率]]を保って起動した。<br />
<br />
作中では、[[ネルフ]]本部に配備された3機の[[EVA]]の中で最も高い戦果を挙げている。[[第3使徒サキエル|第参使徒]]・[[第4使徒シャムシェル|第四使徒]]・第拾弐使徒・[[第13使徒バルディエル|第拾参使徒]]・[[第14使徒ゼルエル|第拾四使徒]]・第拾七使徒の計6体の[[使徒]]を単機撃破、[[第5使徒ラミエル|第伍使徒]]・第七使徒・[[第9使徒マトリエル|第九使徒]]・第拾使徒を共同で撃破しており、その戦闘能力は特筆モノである。しかし単機で撃破した使徒のうち、暴走によって撃破したのが3体、[[ダミープラグ]]を使用して撃破したのが1体と、パイロットの制御を離れた計算外の行動も多く、ネルフ関係者をたびたび戦慄させた。<br />
<br />
劇場版では、[[EVA量産機]]に引き裂かれた[[EVA弐号機]]を見たシンジの絶望と呼応し、[[サードインパクト]]を引き起こすトリガーとなった。一連の流れとしては、[[ロンギヌスの槍]]をコアに吸収、生命の樹に変貌、締めに[[A.T.フィールド]]制御機能でアンチA.T.フィールドを放った。漫画版では、二号機への救援が間に合い量産機との戦闘をしている。ただし結末は生命の樹になる所までは同様(ただ、劇場版では弐号機の惨状を目撃したシンジの絶望がトリガーだったが、こちらではアスカを守って奮闘していくうちに、シンクロ率が急上昇していったことがトリガーとなっている〈マヤが、「それ以上上がったら元に戻れなくなる」と言っている〉)。だが、「戻る」事を決意したシンジによってリリスから抜け出し自らの体内からロンギヌスの槍を形成、リリスを砕きそのまま宇宙空間で活動停止した。<br />
<br />
暴走した状態は「'''[[EVA初号機 (暴走)]]'''」を参照。<br />
<br />
=== 新劇場版 ===<br />
正式名称「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 試験初号機」。TV版に比べカラーリングが多少変更されている。頭部や腹部の一部装甲が蛍光の緑色に変更されている点が分かり易いだろう。<br />
<br />
『序』にてポジトロン・スナイパー・ライフルを装備したG型装備が登場。『破』ではシンジの意思の元で能力を解放された「[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)|擬似シン化第1覚醒形態]]」を披露している。『Q』では飛行戦艦「AAA ヴンダー」の主機(メインエンジン)として組み込まれている。<br />
<br />
暴走した状態は「'''[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)]]'''」を参照。<br />
<br />
=== 強化装備形態 ===<br />
;[[EVA初号機 (F型装備)]]<br />
:武装と装甲を強化し、A.T.フィールド推進装置を備えた追加装備を纏った形態。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
'''[[エヴァンゲリオン]]'''も併読されたし。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]<br />
:初登場作品。初登場時に発進ムービーがある。主人公機という事もあり、強化パーツスロット2、宇宙適応A(シンジがBのため意味はないが)等性能面では他のEVAより優遇されている。低威力ながらP属性で[[射程]]1-3のパレットガンは扱い易いため強化すると雑魚戦で役立つ。地上では必須となる[[ミノフスキークラフト]]とは別にもう1つパーツを付けられるのも嬉しい所。EVA全機に言える事だが、ほとんどの攻撃を防げる[[A.T.フィールド]]や主力武器のプログレッシブナイフが強力な為[[モビルスーツ|MS]]や[[ヘビーメタル|HM]]等には滅法強い反面、肝心の使徒と戦う際は全体的な攻撃力不足とフィールドが無効化される仕様のせいでかなり不利。EVAだけを使徒にぶつけるのは避けた方が無難。またEVAの中でも特に修理費が'''40000'''と高く、全体的に獲得[[資金]]額が控えめな今作においては'''1マップ分の収入以上の出費'''にもなり得る。まさに今後の[[ロンド・ベル]]が傾きかねないので慎重を期したい。特に[[技量]]値の高い敵パイロットを相手取る時や、宇宙:Bが防御力に大きく響く最終話では要注意。<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:[[MAP兵器]]「EVA専用改造陽電子砲」を装備するシナリオがあるが対[[第5使徒ラミエル|ラミエル]]戦イベント中のみ。残念ながら追加武装は無し。敵味方両方の火力インフレの影響で、プログナイフの攻撃力やA.T.フィールドの防御力が次第に頼り無くなる。シンジが宇宙:Bでありながら終盤は全て宇宙MAPとなるので、最早[[防御]]しなければフィールドはあってないようなもの。シンジの誇るEVAパイロット中最高の[[シンクロ率]]補正や[[集中]]を活かし、[[運動性]]を[[改造]]すると下手な[[リアル系]]を軽く上回る命中・回避にはなるが、高Lvの[[切り払い]]持ちが多いボス戦ではプログナイフが思う様に通らず依然遠距離武器が弱いという攻撃面の扱い辛さには目を瞑るしかない。[[EVA零号機改|姉]][[EVA弐号機|妹機]]共々、地上編終了以降は息切れの感が否めないのが正直な所。<br />
:[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]で、地上編を選んだ場合[[S2機関]]をイベントで搭載可能。撃破扱いの為修理費40000を請求されるが、[[2回行動]](シンジはLv56で習得可)を利した高速移動が当たり前となる今作では[[アンビリカルケーブル]]の制約が非常に重たい為、活躍させたいのならばほぼ必須。また、『F』と合わせて一定の回数以上暴走させているとバッドエンドルートに進む可能性がある。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:プログナイフだけではなく他の武器も強力になっており射撃戦もこなせる。<br />
:今回も[[隠し要素/α|隠し要素]]で[[S2機関]]はイベントで搭載可能だが、搭載しない場合は[[ハロ]]と[[ミノフスキークラフト]]取得、さらに[[資金]]まで増えるため修理費以外のメリットも大きい。<br />
:装甲を改造すれば[[A.T.フィールド]]で殆どの攻撃を無効化できる。後半にはプラモデル版限定武器のカウンターソードとマゴロク・エクスターミネート・ソードが装備されるので火力負けもせず、きちんと育てれば充分主力で使っていける。<br />
:[[碇シンジ|シンジ]]をエースとして使う場合はぜひS2機関を搭載したいところだが、条件を満たすには初号機をゼルエルに撃墜させる必要があり出費が痛いので搭載する予定なら直前のインターミッションで資金を使い切ってしまおう(このシナリオの直前で初号機の強化パーツが外されるので、[[テム=レイの回路]]は残念ながら無効)。<br />
:なお、本作ではフラグ次第で単機で宇宙からネルフ本部に駆けつける場面があるため、EVAには大気圏突入機能があるらしい。シールドで突入したそこらのガンダムよろしくATフィールド全開で突入した可能性もあるが…。しかもネルフ本部に向かって直接突入している(初号機については何も言われていないが、一緒に来た[[真ゲッター1]]、[[マジンカイザー]]、[[ライディーン]]、[[龍虎王]]、[[ヒュッケバインMk-III]]が「大気圏外から飛来する物体」として扱われている)。オマケに[[ミノフスキークラフト]]を装備させているプレイヤーが多いとはいえ、そうでなければ[[マジンカイザー|地表に激突していたと思われるが無傷]]。しかもS2機関を取得していないと'''内部バッテリーだけで[[ソロモン|コンペイ島]]からネルフ本部まで持たせた'''事になる場合もある。一緒に来てくれた面々がいたとはいえ、シンジも相当の無茶をしている。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::追加ルートでは'''もう一機存在'''し、シンジとゲンドウの'''父と子の戦いが初号機同士の対決で繰り広げられる'''。OPムービーでは翼を広げた初号機が確認できるがユニットとして登場はしない。また、初めて合体攻撃「ユニゾン攻撃」が実装された。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[全体攻撃]]の[[合体攻撃]]「EVA一斉射撃」が追加。[[A.T.フィールド]]が[[バリア|広域バリア]]とされた事で小隊員としてかなり優秀。シンジが加速と覚醒を習得するのも理想的である。しかし初号機は優秀な全体攻撃とシンジの[[小隊長能力]]「[[A.T.フィールド]]の効果が1.2倍」がある為、隊長と隊員のどちらで起用するかは好み次第。また、条件を満たす事で[[EVA初号機 (F型装備)|F型装備]]に[[換装]]可能になる。F装備になると合体攻撃が使えなくなるが、単体性能はかなり強化されるため鬼のような強さを発揮する。『DC版α』と同じく2体の初号機対決もある。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:新劇場版の設定での参戦。基本的には『L』と同様の運用でよいが、陽電子砲が'''消費EN100'''と異常な悪燃費の全体攻撃になってしまった。本来は日本の電力全てを使って撃つ兵器なのだから正しいと言えば正しいのだが…アンビリカルケーブルのEN回復50があるとはいえ、主力にするならEセーブは必須となる。長射程非P武器なので、ヒット&アウェイもあると使いやすくなる。<br />
:一方、『L』での弱点だった宇宙の地形適応がAになっているため運用自体は使い勝手は良くなった…が、アンビリカルケーブルの設定の変更とATフィールドに重めの消費ENが付加されたこと、陽電子砲のかなり重い消費ENが加わった結果、今度はENを考えながら戦わないといけなくなった。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:使用できるのはプロローグ第2話と第2話・第3話のみで、第3話クリア時に擬似シン化第一覚醒形態となり永久離脱。改造段階は[[EVA第13号機]]に継承される。<br />
:なお、作中での出番はこれだけにもかかわらずオープニングムービーや[[パッケージイラスト]]では13号機ではなく初号機が選ばれている。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]』設定で初登場。機体名称もひたすら長ければ、武装名称もひたすら長い。<br />
:TV版の初号機が格闘タイプだったのに対し、新劇場版設定になったからか本作では長距離射撃に特化された性能で、追加武装はガトリング砲・陽電子砲と全て遠距離射撃武器。陽電子砲の威力に加え、シンジが魂を習得するので単体火力ではエヴァ3機中トップ。<br />
:PUは同じような射撃特化ユニットである[[ハインド・カインド]]や[[アパレシオン]]、[[トールギスIII]]等の、射程の合致する狙撃系ユニット等と組むと長所を上手く活かせる。特にこの中のアパレシオンとのPUは「[[ヤシマ作戦]]」ならぬ「'''[[矢島英明|矢島]]作戦'''」の異名を持つ(もちろん単なるネタにとどまらず普通に実用的である)。この他、[[レイ・ザ・バレル|綾波ではない方のレイ]]の駆る[[レジェンドガンダム|ガンダム]]とのタッグもなかなか強力である。互いの地形適応不足を補い、さらにレジェンドの強力なマップ兵器「ドラグーン」を地上でも使えるようになるのは大きい。<br />
:弱点は宇宙の適応がBであること。基本的にエヴァと同行する分岐を選んだ場合地上マップばかりになるのだが、分岐中ではないシナリオでも宇宙マップはあり、特に終盤は4マップ連続で宇宙マップが続くところがある。宇宙適応AまたはSのボーナスがあるユニットとPUを組ませたい(その意味でもレイのガンダムとのタッグはお互いの苦手な地形を補い合えるため便利)。なお今作のエヴァ系機体は'''Mサイズ'''である点には注意。<br />
:撃破演出が他のユニットと異なり爆発ではなく、シンジの顔グラが真っ黒になった後台詞が「…………」に差し代わり、画面が一瞬ぶれた後目が光る、というもの。この後「暴走」が発動する流れになる。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]<br />
:3機のEVAの中ではバランス型で、格闘・射撃どちらもこなせる。物語中では[[ソーディアン]]に操られて[[暴走]]してしまい、[[EVA零号機改|零号機]]・[[EVA弐号機|弐号機]]と共に自軍に襲いかかる。<br />
:なおOPムービーではポジトロンライフルを撃っているが、本作では零号機の専用装備のため本編中では使用不可。<br />
:全てのEVAに言える事なのだが、パレットライフルが即着弾タイプである為ビームライフルと違い射撃モーションに入ると避けられることはまずない。なので足止め行動などと非常に相性がよく、耐えてよし援護してよし殴ってよし撃ってよしの万能ユニットとなっている。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:『新劇場版』設定。<br />
:終盤に差し掛かる頃に特殊能力「擬似シン化」が追加され、シンクロ率90%+気力170以上で「[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)|擬似シン化第1覚醒形態]]」に任意で変化できるようになるが、[[気力限界突破]]L3(L2+ピンクハロでも可)が必須になる他、気力とシンクロ率の2つが求められるので積極的に戦闘に参加させる必要があり、条件が微妙に厳しい。カスタムボーナスが「シンクロ率の上昇率2倍」に変更されており、シンジのエースボーナスも『第3次Z』より強化されているので、どちらも取得すればシンクロ率の方は容易に満たせるようになる。更に[[気迫]]を習得するため、気力の方もある程度はコントロールが可能。<br />
:また、シンジを積極的に使っていた場合、シン化解禁とほぼ同時に[[隠し要素/V|隠し機体]]として[[EVA第13号機|13号機]]が参入する場合があり、そちらは攻撃力こそやや劣るものの二人乗りかつ安定して強い武器ラインナップといった点から使いやすく、対する本機は爆発力は凄まじいがそれを発揮するのに手が掛かるため、扱いやすさで大きな差が付いてしまっている。<br />
:ちなみに陽電子砲の消費ENが微妙に下げられて'''90'''になっており、量子フライホイールを付ければ毎ターンENが50+10%回復するため狙われなければ1ターンにつき1回撃つ位のENが保てる。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:シナリオ展開上出番はかなり多く、イベントによる強化も多い。弐号機との[[合体攻撃]]「ユニゾンキック」がストーリー中盤で、マゴロク・E・ソードがその少し後に追加される。更に後半には強制的に[[S2機関]]が搭載されるイベントが起き、同時に運動性基本値+10、EN基本値+20される。大半の攻撃をA.T.フィールドで無効化できるが、[[使徒]]や[[EVA量産機]]が持つA.T.フィールド中和武器には注意。<br />
:なお、OPムービーでは[[ファルゲン]]の攻撃をA.T.フィールドで受け止めているのだが、なんとそれを'''空中で行う'''という離れ業(エヴァは基本的に飛行不可)を披露しており、「'''今回の初号機は飛べるのか!?'''」と驚いたユーザーも多かった(ゲーム中ではいつも通り飛べない)。<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:『新劇場版』設定。前述の「擬似シン化第1覚醒形態」が初登場している(ゲーム内では「エヴァンゲリオン初号機(覚醒)」表記)。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:『新劇場版』設定。通常版のほか、旧エヴァに登場したマゴロク・E・ソードを装備しているバージョンも別機体として登場(表記は「エヴァ初号機(マゴロク・E・ソード)」)。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:『新劇場版』設定。序章ワールド2より加入。機動タイプはバランス型。ゲームシステム上仕方が無いのだが、SRWでは初めてA.T.フィールドを防御技能として所持しておらず、シナリオで名前が出てくるのみに留まっている。<br />
:バランス型ゆえ突出した性能がなく射程も多くが2と短く移動力も3となかなか辛い部分が目立つ。しかしSSR武器のプログレッシブナイフ連続攻撃のメインアビリティ「シンクロ率上昇」の効果で攻撃力と必殺技威力がどんどん上がっていき、必殺技使用可能回数も多いためボスと連戦が続くステージなどで息切れしにくいという特徴を持ち、持久戦に強いと言える。一方でもう一つのSSR武器のガトリング砲は気力上限が増加し射程も4あるが、使用可能回数が少ない。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
ゲーム内では、旧世紀版として登場する場合は設定上存在した格闘兵装が、新劇場版として登場する場合は劇中で使用した射撃兵装がそれぞれ主力となる。<br />
<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘 / パンチ<br />
:殴る。<br />
:[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版『α』]]では「ユニゾン攻撃」の攻撃力に適用される。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では「パンチ」名義で、アタッカータイプの通常攻撃に採用。<br />
<br />
==== 本体装備 ====<br />
;プログレッシブ・ナイフ<br />
:旧型であり、シースナイフに似た形状を持つ片刃のナイフ。正式名称「エヴァンゲリオン専用近接戦闘用プログレッシブナイフPK-01」。略称は「プログナイフ」。右肩部ウェポンラックに収納。通常のナイフが高い硬度と鋭利さで対象物を切り裂くのとは異なり、高振動粒子で形成された刃により接触する物質の分子結合を弱めて分離・切断する。なお、シンジは同級生達に「超音波を発する武器」と説明している。<br />
:新劇場版では中折れ式のナイフになり、番号も「PKN-01C」に変更されている。<br />
:[[切り払い]]にも使う。初参戦時から本機の主要武器として実装されている。『SC』では通常版の他、[[第4使徒シャムシェル]]戦でトドメを刺したモーションが必殺技として採用されているが、射程が短く使い辛い。<br />
:『DD』ではR必殺技として使用される。メインアビリティは「[[アタッカー]]I」で、気力120以上の時、攻撃力が増加する。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップI」。<br />
;ニードル発射機構<br />
:左肩のウェポンラックに装備。原作では初号機は使用していない。<br />
:『[[α]]』で実装された。<br />
<br />
==== 選択装備 ====<br />
;EVA専用拳銃<br />
:レリエル戦で使用したが相手が幻影だった為通用せず。<br />
:攻撃力は厳しいが、移動後有射程武器なので活躍の機会はある。初登場作品である『[[F]]』ではなぜか「パレットガン」名義だが、これは本来パレットライフルの別名。<br />
;パレットライフル<br />
:劣化ウラン弾を8の字形のターレットで加速、電磁レールで射出するアサルトライフル。正式名称「エヴァンゲリオン専用大口径209mm小銃AUAssaltRifleType-MM-99」。別名は「パレット・ガン」。原作で通用した敵はマトリエルのみ。<br />
:原作では一度だけの使い切りだが、もちろん[[スパロボ]]ではそんな事は無く、ベーシックな武器として機能する。『[[MX]]』では[[支援攻撃]]と[[ダブルアタック]]に対応。<br />
:『X-Ω』ではシュータータイプ、『DD』では実弾属性の通常攻撃として採用。<br />
;ポジトロン・ライフル<br />
:携帯式の陽電子砲。正式名称は「EVA専用陽電子砲円環加速式試作20型」。陽電子を磁力により加速・収束させる事で極大なエネルギーを生成し、対象に射出する武器である。右肩部ウェポンラックを取り外して装着する。<br />
:『[[第3次α]]』では[[全体攻撃]]。原作では弐号機のみが使用。<br />
;ポジトロン・スナイパー・ライフル<br />
:対[[第5使徒ラミエル]]戦に使用するため、戦略自衛隊の試作自走陽電子砲を[[ネルフ]]で改良したもの。劇中では「ラミエルの加粒子砲の射程外からA.T.フィールドを貫通できるだけの威力を出すために必要な電力として'''1億8千万キロワット'''という数値が出ており、これを供給するために[[日本]]全国が停電したが、現実でも真夏の一番電力を消費する日の、日本全国での電力消費量がちょうど1億8千万キロワットくらいであり、実際に日本全国を停電させないといけない規模である。<br />
:スパロボでは[[マップ兵器]]として使用可能な場合が多い。『MX』ではシールド貫通属性がある。『α』では[[SRX計画]]の試作兵器で「ハイパー・トロニウム・バスターキャノン」の前身にあたり、トロニウム・エンジンに加えて[[光子力]]エネルギーと[[ゲッター線]]もヤシマ作戦に使用された。<br />
:;陽電子砲<br />
::TV版のポジトロン・スナイパー・ライフルの新劇場版における呼称。正式名称「戦略自衛隊技術研究本部大出力型第2次試作自走460mm陽電子砲」。ポジトロンとは陽電子のことなので、普通の直訳でもある。<br />
::『[[L]]』では[[第5使徒ラミエル|第6の使徒]]とのイベントバトルの後に追加武装として使用可能になる。気力を要し、装弾数は少なめだが、射程・威力共に折り紙つきの強力な武器。この武器もA.T.フィールド無効化を備えているのだが、この後に登場する第7の使徒戦には初号機は参加できず、第8の使徒はイベントで倒されるため、それを発揮する機会が事実上ない。<br />
::相手の中心位置に照準を合わせて撃つものなのだが、相手機体の形状によっては下半身に当たっているように見える事も多々ある。なんと発売前PVでは、肝心の第6の使徒相手の発射でズレており、下の方に当たっていて明らかにコアを破壊できていないようにしか見えない、と言う問題があったが、流石にイベントバトルでこれはまずいだろうと言う事で、製品版では修正され、この時だけの特別演出で陽電子ビームが第6の使徒の中心部を貫く位置を飛ぶようになった。<br />
;ガトリング砲<br />
:正式名称「EM-226エヴァンゲリオン専用携帯型回転式多砲身440mm機関砲」。『新劇場版・序』で[[第4使徒シャムシェル|第5の使徒]]戦において使用。<br />
:原作では乱射した挙句着弾点のガンスモークで使徒を見失った上に肝心のダメージはほとんど与えられないという有様だったが、『L』では第5の使徒戦ではイベントで再現されて使うといった事は特に無く(トドメイベントでプログナイフを使うのみ)、それが過ぎるといつの間にか武装に追加されている。<br />
:性能面では使うのに若干の気力が必要なものの、普通に長射程でコストパフォーマンスの良い武器となっており、陽電子砲より気軽に撃てるメインウェポンとして役立つ。なお、第5の使徒戦であったガンスモークの演出は[[トドメ演出]]に取り入れられているが、トドメなのでもちろん敵を見失うような事は無く、相手を撃破した爆煙の中から顔を覗かせる初号機……という格好良いガンスモークとなっている。何か間違っているような気もするが…。<br />
:『X-Ω』ではシュータータイプの必殺スキルとして「ガトリング砲(連射)」が採用。<br />
:『DD』では実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「集中着弾」で、必殺技威力と気力上限が増加し、戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を割合減少させる。さらに実弾属性のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「ダメージアップIII(実弾)」。<br />
;カウンター・ソード<br />
:『α』のみ登場。設定のみの武装だがプラモデル等には付属することが多い。マゴロックスとセットの脇差のような刀で、刀身の付け根に銃口がついている。<br />
;マゴロク・エクスターミネート・ソード<br />
:設定のみの本編未使用武装。日本刀型で、略称は「マゴロックス」「マゴロク・E・ソード」。名前の由来は実際に存在する日本刀(または刀匠)「関孫六」、または「孫六兼元」である。<br />
:また、初号機専用というわけではない為、零号機や弐号機でも使用可能で『ANIMA』では実際に零号機、弐号機にも装備されている。<br />
:旧世紀版の場合、初号機単体での必殺武器的な扱いとなっている。『MX』では背景に[[月|満月]]を背負って居合いを行い、『[[第3次α]]』ではカットインまで付けて敵を叩き斬る。[[合体攻撃]]が無いPS版『α』などでは対ボス戦で重宝する。プログナイフと異なり、『MX』や『第3次α』で[[特殊戦闘台詞]]が発生しない不具合(?)あり。<br />
:『X-Ω』では新劇場版だが、アタッカータイプとディフェンダータイプで装備しているバージョンがある。通常攻撃に使用するほか、広範囲の必殺スキル「マゴロク・E・ソード(なぎ払い)」としても採用。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;武装一斉攻撃<br />
:『第3次Z時獄篇』で追加された攻撃。文字通り火器をフル稼働して集中攻撃をかける。<br />
:具体的にはパレットライフル斉射→接近してプログナイフで斬りつけから突き刺し→最後にガトリング砲斉射という流れ。<br />
;A.T.フィールド全開<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でのアタッカータイプ必殺スキル。<br />
:[[A.T.フィールド]]を展開して範囲攻撃を行う。<br />
;パレットライフル連射<br />
:『DD』でのSR必殺技。メインアビリティは「ガードブレイクII」で、気力120以上の時、戦闘時のみ敵ユニットの防御力を減少させる。サブアビリティは「攻撃力・防御力アップII」。<br />
;プログレッシブナイフ連続攻撃<br />
:『DD』でのSSR必殺技。メインアビリティは「シンクロ率上昇」で、攻撃力が増加し、さらに気力120以上の時、必殺技威力が増加する。サブアビリティは「HPアップIII」。<br />
<br />
=== [[合体攻撃]] ===<br />
;ユニゾンキック(MX) / ユニゾン攻撃(α for DC、第3次α)<br />
:[[アンビリカルケーブル]]を切断し(スパロボでは演出)、[[惣流・アスカ・ラングレー]]の[[EVA弐号機]]と62秒以内に次々と動作をシンクロさせ攻撃を繰り出す。止めは飛び上がり、二機同時に急降下からの飛び蹴りを放つ。使用時はBGMが『Both of you, Dance Like You Want to Win!』になる。ちなみにスパロボでは原則として1ターン1分という扱いだが、この合体攻撃は演出の関係で'''62秒'''とカウントされている(ただし、1秒=0.2換算)。イスラフェル以外にも使える。<br />
;EVA一斉射撃(第3次α) / EVA一斉攻撃(L)<br />
:第3次α:[[全体攻撃]]。[[綾波レイ]]の[[EVA零号機]]と[[惣流・アスカ・ラングレー]]の[[EVA弐号機]]と共に敵全体へありったけの銃火器を撃ちまくる。原作にはない攻撃。ただしセリフは原作第拾壱話「静止した闇の中で」にて第9使徒マトリエルと相対した際のものがベースとなっている。<br />
:L:アンビリカルケーブルを切り離しポジションを確保した後、ガトリング砲とパレットライフルを3機で撃ち込んだのち、零号機が素手で、弐号機がサンダースピアで動きを止め、最後に初号機がナイフを突き刺してとどめ。フィニッシュデモでエネルギー切れの演出が入る。もちろんこれらは演出なので使用後にケーブル切断状態になる訳でもガス欠になる訳でも無いが、合体攻撃を使った事によるEN消費そのものはある(しかもかなり大きい)ので、1ターンに連発できるのは外部からの補給が無い限り2発が限度。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
作品内での詳しい設定・能力は各個別記事を参照。<br />
;剣装備<br />
:[[切り払い]]を発動する。<br />
;[[A.T.フィールド]]<br />
:『第3次α』ではシンジの小隊長能力により効果がアップする。<br />
;[[アンビリカルケーブル]]<br />
:[[S2機関]]搭載後は、この能力はなくなり移動制限を受けなくなる。<br />
;[[S2機関]]<br />
:原作にて捕食によって[[S2機関]]を取り入れたのだが、条件次第では取り込まないまま運用することも可能。『[[第3次α]]』では最初から搭載済みで、『[[MX]]』ではイベントで強制的に取り込むことになる。[[アンビリカルケーブル]]の制約を受けず自由に移動できるようになる。ただしEN回復量はシリーズによって異なるため、EN回復量の少ないシリーズでは逆にEN切れを起こすという事態もあり得る。<br />
;[[暴走]]<br />
:初号機専用能力。撃墜されると発動。ユニットが[[EVA初号機 (暴走)]]に変化する。<br />
:なお、この手の「発動系能力」は、ムービーが入るようになった第3次α以後は英語表記で名前が挿入され、これの場合は「THE BEAST」だが、時獄篇のみなぜか「暴走」と表示される。<br />
;[[換装]]<br />
:『[[第3次α]]』のみ。[[EVA初号機 (F型装備)]]に換装する。<br />
;疑似シン化<br />
:『[[V]]』のみ。気力170以上、シンクロ率90%以上で[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)]]に変形可能になる。一度変形するとそのマップでは元に戻ることが出来ない。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]<br />
:<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:TV版。<br />
;M<br />
:新劇場版。<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;特殊能力「[[A.T.フィールド]]」の効果+400<br />
:『[[第3次Z]]』。<br />
;シンクロ率の上昇率2倍。<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』。<br />
<br />
=== 機体ボーナス ===<br />
;[[L]]<br />
:<br />
:*'''無改造:運動性+5 照準値+5 地形適応:陸A'''<br />
:*'''ハーフ改造:運動性+15 照準値+15 地形適応:陸A 射程+1'''<br />
:*'''フル改造:運動性+25 照準値+25 地形適応:陸S 射程+2'''<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「残酷な天使のテーゼ」<br />
:『[[F]]』のデモと『[[α]]』のイベントではこの曲が流れるが、実際に戦闘[[BGM]]になった事はない。<br />
;「DECISIVE BATTLE」<br />
:『F』、『α』、『[[MX]]』<br />
:;「Bataille Decisive」(バタイユ・デシスィヴ)<br />
::同曲が新劇場版向けにアレンジされたもの。前奏が長くなっているなど、異なる部分がある。『[[L]]』、『[[第3次Z時獄篇]]』、『[[V]]』で採用。<br />
;「THE BEAST II」<br />
:暴走時のBGM。『α』、『MX』、『[[第3次α]]』で採用。<br />
:;「Sin Of Genesis」<br />
::同曲が新劇場版向けにアレンジされたもの。こちらも同じようにTV版とは異なる部分がある。『[[第3次Z天獄篇]]』、『V』で採用。<br />
;「A STEP FORWARD INTO TERROR」<br />
:『α』(武装追加後)、『第3次α』で採用。<br />
;「NERV」<br />
:『MX』(パイロット指定時)で採用。<br />
;「Both of you, Dance Like You Want to Win!」<br />
:『MX』、『第3次α』のユニゾンキック使用時。<br />
;「魂のルフラン」<br />
:『α』、『MX』のイベントで採用。<br />
;「Komm, susser Tod ~甘き死よ、来たれ~」<br />
:『第3次α』のイベントで採用。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
<!-- ある程度絞った記載をお願いします。特に、暴走初号機の活躍を書くとキリがありません。 --><br />
<br />
=== 旧世紀版 ===<br />
;対[[第5使徒ラミエル]]<br />
:初戦は出撃直後の初号機の胸部にラミエルの荷粒子砲が直撃し中破、一旦退避する。2戦目は初号機と零号機によるヤシマ作戦により、荷粒子砲は防御担当の零号機により防がれ、初号機のポジトロン・スナイパー・ライフルの狙撃によりラミエルは撃破される。<br />
;対[[第7使徒イスラフェル]]<br />
:初戦では分離したイスラフェルにより初号機及び弐号機は敗れる。2戦目ではシンジとアスカの特訓によるユニゾン攻撃にて、分離したイスラフェルのコアを同時に破壊することに成功し、殲滅する。<br />
;対[[第9使徒マトリエル]]<br />
:初のEVA3機による作戦。マトリエルの溶解液を弐号機が盾になり、その隙に零号機が落ちたパレットライフルを回収し、初号機がそれを使用しマトリエルを撃破する。<br />
;対第10使徒サハクィエル<br />
:大気圏外より自身を質量爆弾として落下、攻撃するサハクィエルに対し、EVA3機はATフィールドによりサハクィエルを受け止めコアをプログレッシブナイフにより破壊し、殲滅に成功。なお、赤木リツコ博士による計算では当作戦の勝算は0.00001%という奇跡に近いレベル。<br />
;対[[第13使徒バルディエル]]<br />
:EVA3号機に侵食したバルディエルは、あっさりと零号機、弐号機を撃破し、初号機と対峙する。しかし、同い年の子供が乗っている3号機をシンジは攻撃出来なかった為、ゲンドウにより、強制的に初号機のコントロールをダミープラグにシフトされる。そして初号機の圧倒的な力によってバルディエルを殲滅、3号機も大破する。<br />
;対[[第14使徒ゼルエル]]<br />
:ゼルエルは初号機の片腕を光線で吹き飛ばすが、それに構わずゼルエルを抑え込み圧倒するものの、内部電源が切れ活動を停止する。しかし、初号機が覚醒しゼルエルの腕を引きちぎり、自らの失われた片腕を再生させた。その後、初号機によりゼルエルは捕食され殲滅される。<br />
;対[[渚カヲル|第17使徒タブリス]]<br />
:初号機はタブリスによって操られた弐号機を取っ組み合いの末、プログナイフを弐号機の頭部に突き刺し撃破する。その後、タブリスを握り潰し殲滅する。<br />
;対[[EVA量産機]]<br />
:[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版]]では二号機の救援に間に合わずに戦闘をしなかったが、漫画版では間に合い戦闘を行っている。シンジの奮闘により何機かは撃破したものの、再生され、結末は同じとなる。<br />
<br />
=== スパロボシリーズの名場面 ===<br />
;Air<br />
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』第64話より。コンペイ島にてネルフ本部との通信が断絶された事を知ったシンジは甲児達の後押しにより、一つの決意を固める。一方、ネルフ本部ではEVA弐号機とアスカがゼーレが差し向けたティターンズとEVA量産型を相手に死闘を繰り広げていたが、再起動した量産型によって絶体絶命の危機に陥ってしまう。今まさにトドメを刺されそうになったその瞬間、<ruby><rb>宇宙</rb><rt>そら</rt></ruby>から見慣れたあの機体が現れる。十字の光と共に現れたのはSDF艦隊と共にゼントラーディとの決戦に向かったはずのEVA初号機とシンジ。「もう逃げない」という覚悟と「仲間を助ける」という決意と共にシンジは自らの意志でネルフ本部へと戻ってきたのであった…。<br />
;歪んだ「進化」を止めるモノ達<br />
:『α』第64話より。弐号機とアスカを救出したEVA初号機とシンジ。それはゼーレの目論み通りであり、初号機を依り代に[[サードインパクト]]…人類補完計画を行おうとしたが何者かの介入によってそれは失敗した。初号機に続いてそこに現れたのは[[真ゲッターロボ (ロボット)|生命の進化を促す力の化身]]、[[マジンカイザー|光と闇の力とヒトの心を持った魔神]]、[[ライディーン|宇宙怪獣と戦うために造られた神の戦士]]、[[龍虎王|古の文明が人間へ託した機動兵器]]、そして[[ロンド・ベル隊|それらを指揮した「地球と人類を守る」部隊]]だった。そう、ヒト以外の存在へと変貌する人工的で歪んだ進化であり、根源的な絶望からの逃避である「人類補完計画」を止めるために彼らは駆けつけたのであった。<br />
;始まりと終わりの場所で<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』第52話より。初号機をヨリシロに発動された補完計画は、αナンバーズの奮戦とシンジの覚醒によって頓挫した。元の姿を取り戻す世界の中、初号機を駆るシンジはセントラルドグマへ突入する。そこに待っていたのは父ゲンドウと量産機、そしてユイの魂を持たない抜け殻の初号機。[[アポカリュプシス]]を回避することは不可能だというゲンドウをシンジは真っ向から否定し、「αナンバーズのEVA初号機パイロット」として、全てに決着をつけるべく挑む。<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;[[スーパーエヴァンゲリオン]]<br />
:『[[エヴァンゲリオン ANIMA|ANIMA]]』に登場。大破した初号機がS2機関に最適化して自己修復した姿。<br />
;[[EVA弐号機]]、[[EVA零号機]]([[EVA零号機改|改]])<br />
:僚機。<br />
;[[第14使徒ゼルエル]]<br />
:初号機のS2機関は元々この使徒のもの。<br />
;[[EVA第13号機]]<br />
:[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|『Q』]]に登場。シルエットやカラーリングは初号機に似ているが弐号機のように4つの目を持ち、胸部を展開することで4本腕の姿にもなる。複座型のEVAでありシンジとカヲルが搭乗。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*バンダイのプラモデルのブランドの一つ「パーフェクトグレード(以下、PG)」の記念すべき第1弾の商品が、「PG EVA-01 エヴァンゲリオン初号機」(1/400スケール。1997年12月発売)である。<br />
**なお、PGの第2弾が「PG 1/60 RX-78-2 [[ガンダム]]」(1998年11月発売)で、以降のPGシリーズは「[[ガンダムシリーズ]]に登場する[[モビルスーツ]]の1/60スケールの[[ガンプラ|プラモデル]]」がメインになっている。<br />
**2017年現在、PGシリーズにおけるガンダムシリーズ以外の作品からのラインアップは、「PG EVA-01 エヴァンゲリオン初号機」と「PG 1/72 ミレニアムファルコン」のみ。<br />
*『新幹線変形ロボ シンカリオン』とのコラボで「シンカリオン 500 TYPE EVA」が登場。実際に初号機をモチーフとしてデザインされ、2018年5月まで運用されていた車両が直接の元ネタ。設定上は[[A.T.フィールド]]を用いる[[使徒]]型バチガミへの対抗策としてNERVと共同開発したものとなっている。<br />
**『[[新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION]]』では、第17話で初号機カラーの新幹線が、その後第31話でシンカリオンとして登場が実現。もちろん、運転士(パイロット)は[[碇シンジ]]が務める。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== プラモデル ===<br />
*LMHG(バンダイ)<br />
<amazon>B000BFJYQU</amazon><amazon>B000BFJYSS</amazon><amazon>B000RHKZL0</amazon><amazon>B003FG64SS</amazon><br />
*その他<br />
<amazon>B000LQNC0I</amazon><amazon>B00DRRCS6W</amazon><amazon>B01KUWD51S</amazon><amazon>B005NNEDL6</amazon><amazon>B007JQ8LO0</amazon><amazon>B008KHMQKW</amazon><br />
<br />
=== フィギュア ===<br />
*リボルテック(海洋堂)<br />
<amazon>B000FH6NOU</amazon><amazon>B000RE4UJ6</amazon><amazon>B0029NZTMA</amazon><amazon>B004BXAK98</amazon><amazon>B071PCZPDS</amazon><amazon>4846528588</amazon><amazon>B000UJ6IIO</amazon><br />
*バンダイ<br />
<amazon>B000GTLOY6</amazon><amazon>B00153TUP2</amazon><amazon>B0027ZVLQ8</amazon><amazon>B000QUEHTE</amazon><amazon>B0002U3E92</amazon><amazon>B000U9329W</amazon><amazon>B000RHKZJ2</amazon><amazon>B0032ZD5T8</amazon><amazon>B01L8S48MI</amazon><br />
*その他<br />
<amazon>486133098X</amazon><amazon>B005JA7PWM</amazon><amazon>B00G51QI04</amazon><amazon>B01GHBG2Y8</amazon><amazon>B00NTNHV2K</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:EVA しよこうき}}<br />
[[Category:登場メカ英数字・記号]]<br />
[[Category:新世紀エヴァンゲリオン]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%8C%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%A7%8D&diff=363661
ロンギヌスの槍
2020-07-15T11:35:01Z
<p>210.155.61.242: </p>
<hr />
<div>ロンギヌスの槍(Lance of Longinus)とは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』に登場する槍。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
真紅に染められた二叉の巨大な槍。元々の由来はイエス・キリストが十字架に架けられた際にその死を確認するために突いた槍と、その使い手のローマ兵の名前から。キリスト教では聖遺物とされている。<br />
<br />
[[第一始祖民族]]によって作られた、[[S2機関]]を停止させることができる道具。[[NERV]]本部地下の[[第2使徒リリス]]を封印し、再生を止める為に使用されていたが、第15使徒アラエル(SRW未登場)が出現した際にこれを殲滅する為に用いられ、結果[[月]]軌道に乗った事で回収不能になってしまった。そして、この件により、リリスの封印が解けてしまう。<br />
<br />
これは[[碇ゲンドウ]]、及び[[ゼーレ]]にとってはある程度計画通りの出来事であった。[[人類補完計画]]の遂行にあたり、リリスの再生を妨げる恐れがあるこの槍は邪魔だったからである。が、後に覚醒した[[EVA初号機]]が呼びよせた事で、自力で[[地球]]に帰還してきてしまった。<br />
<br />
[[A.T.フィールド]]を打ち消す事ができる上、「生命の実」を持つ使徒の命を止める事が出来るため、武器としても高い効果を持つ。[[EVA零号機改]]が投げた際には、地上から衛星軌道上まで数秒で飛んでいき、[[使徒]]に命中するという驚異的な性能を発揮していた。この際は形状変化を起こし、二叉から一本槍に変形しており、螺旋状の部分が開きブーストが発生している。この性能は『ANIMA』において「何かを射る為に投擲する際、投擲者の意志の強さに比例してその目的を果たすか止められるまで物理法則の外で振る舞う」とゼーレ=加持によって語られている。つまりは投げる際の想いの強さによっては'''物理法則を凌駕して光速を超える'''事すら可能だという事である。<br />
<br />
物語中に登場するものは[[第1使徒アダム]]に刺さっていたもの。かつてリリスに刺さっていた方は行方不明。[[EVA量産機]]の所持しているものは人類が作ったコピー品であり、オリジナルと違い紫色となっている他に槍状態だけでなく諸刃の剣形態にも変化する。<br />
<br />
余談だが、[[NINTENDO64]]版ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン』(旧バンダイ)では色が青みがかった上下が二叉になったオリジナルのロンギヌスの槍を初号機が使用している。<br />
<br />
== SRWにおいて ==<br />
『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』で[[EVA零号機改]]、『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]』、『[[スーパーロボット大戦V]]』では[[EVA第13号機]]の武器としても採用されているが、実は『F・F完結編』で採用予定だったとみられる武装の[[没データ]]にこれがある。<br />
スパロボで初めてロンギヌスの槍が登場したのは『[[スーパーロボット大戦α]]』のEVA量産機の「諸刃の剣」を投擲した際のアニメーションである。<br />
『スーパーロボット大戦V』では[[ナイン]]が解析を試みるも、[[渚カヲル]]共々解析不能の結果になっている。<br />
<br />
== 類似する物 ==<br />
『新劇場版:破』の終盤においてMark.06が使用した謎の槍が形状は違うものの、ロンギヌスの槍の封印能力らしきものを持っている様子。パチンコにおいてカシウスの槍という名称が発覚した。<br />
またロンギヌスの槍も『新劇場版:Q』にてドグマ最下層で[[第2使徒リリス|第2の使徒]]とMark.06として偽装された第12の使徒を突き刺している状態で存在していた。<br />
{{DEFAULTSORT:ろんきぬすのやり}}<br />
[[Category:戦略・戦術兵器]]<br />
[[Category:新世紀エヴァンゲリオン]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%83%AC&diff=363185
ゼーレ
2020-07-07T13:51:09Z
<p>210.155.61.242: /* ANIMA */</p>
<hr />
<div>ゼーレ(Seele)とは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』に登場する組織。組織名は[[ドイツ語]]で[[魂]]を意味する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[国連]]や各国政府など、世界の背後で暗躍する秘密組織。議長である[[キール・ローレンツ]]が中心となり、ごく少数のメンバーで構成された議会に運営されている。巨額の富を持っており、使徒殲滅を目的に設立された武装組織である「[[ネルフ]]」や人工進化研究所である「ゲヒルン」を始めとする様々な下部機関を持つ。<br />
<br />
元は組織ではなく中世暗黒期に誕生した宗教団体で、アダム・カダモンへの道…すなわち「不老不死」を教義としていた秘教秘密結社であったとされている。しかし、ゆるやかながらも確実に勢力を伸ばしていき、1900年代中頃には最後の抵抗勢力も壊滅させる事に成功。以降は人類世界を裏から支配する隠然たる勢力となっていったとされている<ref>ゲーム「エヴァンゲリオン2」機密情報より</ref>。<br />
<br />
部外者に面会する時に素顔ではなくモノリスを見せるのが特徴。また、キール以外は声まで機械で変えている模様。メンバーは各界の有力者等が集っているとされる。一応、人類補完委員会と同じメンバーとみられるが、ゼーレは5人以上のメンバーがいるので詳細な実情は不明。<br />
<br />
ゼーレは芸術や学術関連のパトロン集団としての側面も持ち、元が宗教団体であった事もあってか、己の宗教団体に関する古代建造物や遺跡の調査に多額の資金援助を行っていた。この中で、ゼーレのみならず人類にとっても重要な転機となる物が発掘され、それが後に「[[死海文書]]」と名付けられた古文書であった。<br />
<br />
古文書の解析によって、2015年にて使徒が目覚めて人類に生存競争を仕掛けてくる事や、人類が求めてやまない不老不死になる方法等が記載されている事を突き止めたゼーレは、死海文書に関する情報を隠蔽する。その内容の中でも、重要ではない部分を「死海文書」として一般公開し、重要な部分は「裏死海文書」として自分達だけが秘匿したゼーレは、やがて来る使徒の襲来に備えた対策を行うのと同時に、世迷言としか思っていなかった先祖の信奉していた教義である「不老不死」を求めて「[[人類補完計画]]」を立ち上げるに至っている。<br />
<br />
=== 劇場版 ===<br />
『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』では最初からモノリスとして登場しており、『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』では正体がヒトならざるものであるかのような存在で、モノリスには脳のような影がうっすら浮かんでいた。最終的には冬月によって電源と思われるスイッチを切られてその役割を終えたようだが、ゲンドウ達の反逆行為ではなく最初からこうなる予定である事がゲンドウとモノリスの01番との会話で判明している。<br />
<br />
=== ANIMA ===<br />
『[[エヴァンゲリオン ANIMA]]』では彼らが付けているバイザーが装着者の意識を書き換え、ゼーレとしての記憶を植え付けているとされる。<br />
言い換えればゼーレとは'''彼らが付けているバイザーそのもの'''と言っていい存在である。<br />
<br />
== 登場作品 ==<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]])<br />
:モノリスが登場人物として登録される。『F完結編』の途中で[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]達の暗躍によって皆殺しにされてしまった。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:原作と同じく[[人類補完計画]]を遂行するために暗躍し、[[ダカール演説]]によって失脚した[[ティターンズ]]を復権させ、裏から操り[[セントラルドグマ]]に送り込む。<br />
:[[バグ (ゲーム)|バグ]]が原因で[[キャラクター事典]]には登録されない。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::[[諸葛亮孔明]]に送り込まれた[[衝撃のアルベルト]]によって皆殺しにされる(ただし、後のαシリーズではこのルートは正史ではない)。<br />
:<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[アポカリュプシス]]から逃れる為に、[[ブルーコスモス]]を裏から操り、再び人類補完計画を企てる。[[地球]]と[[プラント]]の戦争が終結し、[[カルネアデス計画]]の発動直前の隙を突き、補完計画を発動させるも、[[αナンバーズ]]に阻止される。その末路は不明。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:新劇場版設定で登場。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:新劇場版設定で登場。やはり人類補完計画を進めようとするが、ゲンドウがストーリー登場初期から危惧していた「13の不確定要素」に加え[[加納渚]]ら「リリスを始祖としない人類」の存在などの歪みにより死海文書のとおりに進まなくなり、使徒が現れなくなった、という理由で計画が頓挫してしまった。[[渚カヲル|カヲル]]曰く「次に期待するしかないんじゃないかな」とのこと。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:青のライトに照らされた男が「'''委員A'''」、黄色のライトに包まれた男が「'''委員B'''」としてグラフィック付きに。他はモノリスのままである。かつては[[木原マサキ]]を利用し、[[鉄甲龍]]の創設にも一枚噛み、[[人類補完計画]]の保険として[[ツェントル・プロジェクト]]を発足させるなど、相変わらずの暗躍を見せる。似たような存在である『[[ラーゼフォン (TV)|ラーゼフォン]]』の[[エルンスト・フォン・バーベム|バーベム]]と水面下で腹の探り合いをしていた。最期は二体の[[真聖ラーゼフォン]]を利用して補完計画を発動させるも、[[マグネイト・テン]]に阻止された挙句ゲンドウに道連れにされ、全滅する。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:序章ワールド2に登場するNPC。「'''SEELE'''」名義。01・03・04の三人が登場。<br />
<br />
== 人物 ==<br />
;[[キール・ローレンツ]]<br />
:秘密機関ゼーレの中心人物で、[[人類補完計画]]の推進者。その目的や素性は一切不明で、常にバイザーをかけている。[[碇ゲンドウ]]との付き合いはかなり長いようである。<br />
;委員A~F<br />
:ゼーレ、及び委員会のメンバー。名前は設定されていない。各界の一部有力者等が正体とされているが、実情は不明。<br />
;[[渚カヲル]]<br />
:ゼーレから派遣されたフィフスチルドレン。その正体は[[使徒|第17使徒タブリス]]。<br />
<br />
== 関連人物 ==<br />
;[[碇ゲンドウ]]<br />
:同志。<br />
;[[冬月コウゾウ]]<br />
:同志。<br />
;[[加持リョウジ]]<br />
:ゼーレ、[[日本]]政府、[[ネルフ]]の3つと繋がっている3重スパイ。<br />
;[[葛城ミサト]]<br />
:一度呼び出されて尋問されたことがある。<br />
;[[赤木リツコ]]<br />
:ゲンドウにより[[綾波レイ|レイ]]の身代わりに差し出される。<br />
<br />
== 他作品の関連人物 ==<br />
ゼーレはいずれの作品においても、「地球側の陰の黒幕」として扱われている為に、地球の様々な軍事組織や秘密結社、危険人物等が、ゼーレの尖兵や協力者になっている。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[木原マサキ]]<br />
:『[[MX]]』ではかつてのゼーレの協力者。彼の開発した[[次元連結システム]]を利用して[[ガフの扉]]を開こうとしたが、マサキに裏切られてしまい、ゼオライマーも持ち逃げされる。<br />
:現代に[[秋津マサト]]として甦ったマサキは、ゼーレへの復讐と補完計画の破綻を企てていたが、ゼーレはそんなマサキの考えを読んでいた。そもそも『MX』の世界で本物が沖に暗殺されたのも、ゼーレの差し金だった可能性がある。<br />
;[[ルラーン]]<br />
:『MX』ではかつてのゼーレの関係者の一人。同作での[[鉄甲龍]]の創設にはゼーレも一枚噛んでいた。現在でも[[鉄甲龍]]は時折ゼーレに行動を命令されており、逆らう事ができない立場にある。<br />
:しかし[[幽羅帝]]を初め、多くの者はゼーレと繋がりがある事実を知らない。<br />
;[[塞臥]]<br />
:『MX』では[[ゼオライマー]]に倒された彼を拾い上げ手駒とし、三輪と共にNERV攻撃の尖兵とした。尤も、三輪同様彼もゼーレを利用する気満々で、最終的にはゼオライマーを手に入れて裏切るつもりだったようであるが。<br />
;[[三輪防人]]<br />
:『MX』ではバーム戦争で失脚した彼を拾い上げて手駒とし、復帰させてNERV攻撃の尖兵とした。三輪本人は利用されているのを知りつつも、司令の座に返り咲くためにゼーレを利用しているつもりだった。<br />
:なお、『第3次α』において三輪は[[ブルーコスモス]]に加わっている為、同作でもゼーレの尖兵という事になる。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[ティターンズ]]<br />
:『[[α]]』にて、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]の[[ダカール演説]]によって失脚した彼らを拾い上げ、手駒とする。同作でのNERV攻撃の尖兵は彼ら。最終的にはゼーレの後押しを得て地球圏での権力を復権させるも、『[[α外伝]]』にて壊滅してしまう。<br />
;[[ブルーコスモス]]<br />
:『[[第3次α]]』におけるティターンズに代わる新たな手駒。彼らの連邦内での急速な勢力拡大や[[プラント]]攻撃もゼーレの支援を受けてのものと思われる。盟主である[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]には[[エヴァンゲリオン|EVA]]の鹵獲も命じていた。同作において『[[SEED DESTINY]]』は参戦していないが、ゼーレの権力は明らかに[[ロゴス]]のそれを上回っているのもあってか、アズラエルも内心腹立たしく思いながらもゼーレには逆らえなかった。<br />
:『[[L]]』においてはメンバーの一部がゼーレの構成員だった。<br />
;[[石神邦生]]<br />
:『L』にて「リリスを始祖としない人類」の存在を予見する報告書を作成していた。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[ミタール・ザパト]]<br />
:『[[MX]]』における人類補完計画の保険・[[ツェントル・プロジェクト]]の主任。彼自身は研究の成果と地位と名誉の為にプロジェクトに加わっており、わりと常識的且つ現実的な考えで行動している。内心ゼーレの計画を危険視しており、ゼーレの意向に従おうとはしていなかった。<br />
;[[エルデ・ミッテ]]<br />
:ミタールと同じくツェントル・プロジェクトのメンバー。己の欲望を満たす為にプロジェクトに加担しており、彼女もまたゼーレの計画などに関心は無い。ただ、ミタールとは異なり、狂気染みた歪んだ欲望に満ちている。最終的には自身の欲望の為に暴走するも、その行動も結局はゼーレのシナリオの範囲内だった。<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:せえれ}}<br />
[[Category:組織]]<br />
[[Category:新世紀エヴァンゲリオン]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%83%AC&diff=363184
ゼーレ
2020-07-07T13:50:45Z
<p>210.155.61.242: /* 劇場版 */</p>
<hr />
<div>ゼーレ(Seele)とは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』に登場する組織。組織名は[[ドイツ語]]で[[魂]]を意味する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[国連]]や各国政府など、世界の背後で暗躍する秘密組織。議長である[[キール・ローレンツ]]が中心となり、ごく少数のメンバーで構成された議会に運営されている。巨額の富を持っており、使徒殲滅を目的に設立された武装組織である「[[ネルフ]]」や人工進化研究所である「ゲヒルン」を始めとする様々な下部機関を持つ。<br />
<br />
元は組織ではなく中世暗黒期に誕生した宗教団体で、アダム・カダモンへの道…すなわち「不老不死」を教義としていた秘教秘密結社であったとされている。しかし、ゆるやかながらも確実に勢力を伸ばしていき、1900年代中頃には最後の抵抗勢力も壊滅させる事に成功。以降は人類世界を裏から支配する隠然たる勢力となっていったとされている<ref>ゲーム「エヴァンゲリオン2」機密情報より</ref>。<br />
<br />
部外者に面会する時に素顔ではなくモノリスを見せるのが特徴。また、キール以外は声まで機械で変えている模様。メンバーは各界の有力者等が集っているとされる。一応、人類補完委員会と同じメンバーとみられるが、ゼーレは5人以上のメンバーがいるので詳細な実情は不明。<br />
<br />
ゼーレは芸術や学術関連のパトロン集団としての側面も持ち、元が宗教団体であった事もあってか、己の宗教団体に関する古代建造物や遺跡の調査に多額の資金援助を行っていた。この中で、ゼーレのみならず人類にとっても重要な転機となる物が発掘され、それが後に「[[死海文書]]」と名付けられた古文書であった。<br />
<br />
古文書の解析によって、2015年にて使徒が目覚めて人類に生存競争を仕掛けてくる事や、人類が求めてやまない不老不死になる方法等が記載されている事を突き止めたゼーレは、死海文書に関する情報を隠蔽する。その内容の中でも、重要ではない部分を「死海文書」として一般公開し、重要な部分は「裏死海文書」として自分達だけが秘匿したゼーレは、やがて来る使徒の襲来に備えた対策を行うのと同時に、世迷言としか思っていなかった先祖の信奉していた教義である「不老不死」を求めて「[[人類補完計画]]」を立ち上げるに至っている。<br />
<br />
=== 劇場版 ===<br />
『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』では最初からモノリスとして登場しており、『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』では正体がヒトならざるものであるかのような存在で、モノリスには脳のような影がうっすら浮かんでいた。最終的には冬月によって電源と思われるスイッチを切られてその役割を終えたようだが、ゲンドウ達の反逆行為ではなく最初からこうなる予定である事がゲンドウとモノリスの01番との会話で判明している。<br />
<br />
=== ANIMA ===<br />
『[[ヱヴァンゲリヲンANIMA]]』では彼らが付けているバイザーが装着者の意識を書き換え、ゼーレとしての記憶を植え付けているとされる。<br />
言い換えればゼーレとは'''彼らが付けているバイザーそのもの'''と言っていい存在である。<br />
<br />
== 登場作品 ==<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]])<br />
:モノリスが登場人物として登録される。『F完結編』の途中で[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]達の暗躍によって皆殺しにされてしまった。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:原作と同じく[[人類補完計画]]を遂行するために暗躍し、[[ダカール演説]]によって失脚した[[ティターンズ]]を復権させ、裏から操り[[セントラルドグマ]]に送り込む。<br />
:[[バグ (ゲーム)|バグ]]が原因で[[キャラクター事典]]には登録されない。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::[[諸葛亮孔明]]に送り込まれた[[衝撃のアルベルト]]によって皆殺しにされる(ただし、後のαシリーズではこのルートは正史ではない)。<br />
:<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[アポカリュプシス]]から逃れる為に、[[ブルーコスモス]]を裏から操り、再び人類補完計画を企てる。[[地球]]と[[プラント]]の戦争が終結し、[[カルネアデス計画]]の発動直前の隙を突き、補完計画を発動させるも、[[αナンバーズ]]に阻止される。その末路は不明。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:新劇場版設定で登場。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:新劇場版設定で登場。やはり人類補完計画を進めようとするが、ゲンドウがストーリー登場初期から危惧していた「13の不確定要素」に加え[[加納渚]]ら「リリスを始祖としない人類」の存在などの歪みにより死海文書のとおりに進まなくなり、使徒が現れなくなった、という理由で計画が頓挫してしまった。[[渚カヲル|カヲル]]曰く「次に期待するしかないんじゃないかな」とのこと。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:青のライトに照らされた男が「'''委員A'''」、黄色のライトに包まれた男が「'''委員B'''」としてグラフィック付きに。他はモノリスのままである。かつては[[木原マサキ]]を利用し、[[鉄甲龍]]の創設にも一枚噛み、[[人類補完計画]]の保険として[[ツェントル・プロジェクト]]を発足させるなど、相変わらずの暗躍を見せる。似たような存在である『[[ラーゼフォン (TV)|ラーゼフォン]]』の[[エルンスト・フォン・バーベム|バーベム]]と水面下で腹の探り合いをしていた。最期は二体の[[真聖ラーゼフォン]]を利用して補完計画を発動させるも、[[マグネイト・テン]]に阻止された挙句ゲンドウに道連れにされ、全滅する。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:序章ワールド2に登場するNPC。「'''SEELE'''」名義。01・03・04の三人が登場。<br />
<br />
== 人物 ==<br />
;[[キール・ローレンツ]]<br />
:秘密機関ゼーレの中心人物で、[[人類補完計画]]の推進者。その目的や素性は一切不明で、常にバイザーをかけている。[[碇ゲンドウ]]との付き合いはかなり長いようである。<br />
;委員A~F<br />
:ゼーレ、及び委員会のメンバー。名前は設定されていない。各界の一部有力者等が正体とされているが、実情は不明。<br />
;[[渚カヲル]]<br />
:ゼーレから派遣されたフィフスチルドレン。その正体は[[使徒|第17使徒タブリス]]。<br />
<br />
== 関連人物 ==<br />
;[[碇ゲンドウ]]<br />
:同志。<br />
;[[冬月コウゾウ]]<br />
:同志。<br />
;[[加持リョウジ]]<br />
:ゼーレ、[[日本]]政府、[[ネルフ]]の3つと繋がっている3重スパイ。<br />
;[[葛城ミサト]]<br />
:一度呼び出されて尋問されたことがある。<br />
;[[赤木リツコ]]<br />
:ゲンドウにより[[綾波レイ|レイ]]の身代わりに差し出される。<br />
<br />
== 他作品の関連人物 ==<br />
ゼーレはいずれの作品においても、「地球側の陰の黒幕」として扱われている為に、地球の様々な軍事組織や秘密結社、危険人物等が、ゼーレの尖兵や協力者になっている。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[木原マサキ]]<br />
:『[[MX]]』ではかつてのゼーレの協力者。彼の開発した[[次元連結システム]]を利用して[[ガフの扉]]を開こうとしたが、マサキに裏切られてしまい、ゼオライマーも持ち逃げされる。<br />
:現代に[[秋津マサト]]として甦ったマサキは、ゼーレへの復讐と補完計画の破綻を企てていたが、ゼーレはそんなマサキの考えを読んでいた。そもそも『MX』の世界で本物が沖に暗殺されたのも、ゼーレの差し金だった可能性がある。<br />
;[[ルラーン]]<br />
:『MX』ではかつてのゼーレの関係者の一人。同作での[[鉄甲龍]]の創設にはゼーレも一枚噛んでいた。現在でも[[鉄甲龍]]は時折ゼーレに行動を命令されており、逆らう事ができない立場にある。<br />
:しかし[[幽羅帝]]を初め、多くの者はゼーレと繋がりがある事実を知らない。<br />
;[[塞臥]]<br />
:『MX』では[[ゼオライマー]]に倒された彼を拾い上げ手駒とし、三輪と共にNERV攻撃の尖兵とした。尤も、三輪同様彼もゼーレを利用する気満々で、最終的にはゼオライマーを手に入れて裏切るつもりだったようであるが。<br />
;[[三輪防人]]<br />
:『MX』ではバーム戦争で失脚した彼を拾い上げて手駒とし、復帰させてNERV攻撃の尖兵とした。三輪本人は利用されているのを知りつつも、司令の座に返り咲くためにゼーレを利用しているつもりだった。<br />
:なお、『第3次α』において三輪は[[ブルーコスモス]]に加わっている為、同作でもゼーレの尖兵という事になる。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[ティターンズ]]<br />
:『[[α]]』にて、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]の[[ダカール演説]]によって失脚した彼らを拾い上げ、手駒とする。同作でのNERV攻撃の尖兵は彼ら。最終的にはゼーレの後押しを得て地球圏での権力を復権させるも、『[[α外伝]]』にて壊滅してしまう。<br />
;[[ブルーコスモス]]<br />
:『[[第3次α]]』におけるティターンズに代わる新たな手駒。彼らの連邦内での急速な勢力拡大や[[プラント]]攻撃もゼーレの支援を受けてのものと思われる。盟主である[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]には[[エヴァンゲリオン|EVA]]の鹵獲も命じていた。同作において『[[SEED DESTINY]]』は参戦していないが、ゼーレの権力は明らかに[[ロゴス]]のそれを上回っているのもあってか、アズラエルも内心腹立たしく思いながらもゼーレには逆らえなかった。<br />
:『[[L]]』においてはメンバーの一部がゼーレの構成員だった。<br />
;[[石神邦生]]<br />
:『L』にて「リリスを始祖としない人類」の存在を予見する報告書を作成していた。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[ミタール・ザパト]]<br />
:『[[MX]]』における人類補完計画の保険・[[ツェントル・プロジェクト]]の主任。彼自身は研究の成果と地位と名誉の為にプロジェクトに加わっており、わりと常識的且つ現実的な考えで行動している。内心ゼーレの計画を危険視しており、ゼーレの意向に従おうとはしていなかった。<br />
;[[エルデ・ミッテ]]<br />
:ミタールと同じくツェントル・プロジェクトのメンバー。己の欲望を満たす為にプロジェクトに加担しており、彼女もまたゼーレの計画などに関心は無い。ただ、ミタールとは異なり、狂気染みた歪んだ欲望に満ちている。最終的には自身の欲望の為に暴走するも、その行動も結局はゼーレのシナリオの範囲内だった。<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:せえれ}}<br />
[[Category:組織]]<br />
[[Category:新世紀エヴァンゲリオン]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E6%A0%B8%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB&diff=362566
核ミサイル
2020-06-28T06:16:03Z
<p>210.155.61.242: /* 関連用語 */</p>
<hr />
<div>核ミサイルとは、弾頭に核兵器を搭載した[[ミサイル]]。主に大陸間弾道ミサイルや巡航ミサイルであり、現実に存在している、(21世紀初頭の時点で)人類史上最強の兵器。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
基本的には大規模・広範囲に壊滅的な打撃を与える事を目的とした戦略兵器。搭載された核兵器の破壊力は一発で都市を壊滅できるのは勿論、そこから降り注ぐ熱放射によって人体に火傷を負うだけでなく、放射性物質による放射線での汚染によって人体に甚大な悪影響を及ぼしかつ土地の土壌や自然水、動植物なども長期汚染する為実質的に「不毛の荒れ地<ref>汚染されているため同じ汚染物である放射性廃棄物の廃棄場程度にしか使えない</ref>を作り出す兵器」である。そのため核兵器の使用、取り分け一般人の住む市街地や自然豊かな地域に対して用いる事は禁忌とされ忌避されている。<br />
<br />
なお、威力については、実際の全ての核兵器が都市を壊滅出来る威力を持つわけでは無く、冷戦時代には戦場での使用を想定して、威力の抑えられた核兵器も開発されている(それでも、大半の通常兵器よりは破壊力に勝るが)。[[西暦]]2009年初頭の研究によれば、「[[月]]の質量を外的に消滅させるためには、最も強力な核兵器である水素爆弾の2兆倍の威力が必要」とのこと<ref>ちなみに、1958年にアメリカ空軍が核兵器で月を破壊する「プロジェクトA119」という計画を実際に立てていたが、広島に投下された原爆と同程度の核兵器を撃ち込むつもりだったらしい。また、月に核ミサイル基地を設置する計画もあったが、どちらも実現しなかった。</ref>。<br />
<br />
よく荒廃した[[世界観]]を作るため、フィクション作品でも使われる。SRWとは関係が無いが、漫画『北斗の拳』が好例である。<br />
<br />
未知の、しかも明らかにより強力かつ危険な[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]や大量破壊兵器が数多く登場するSRWにおいてもその現実性からしばしば登場し、「核を撃たれるとゲームオーバー」というシナリオが存在する。代表的なのは、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』における『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の原作終盤を再現したもの。他にも、基本的に[[ガンダムシリーズ]]での登場が多い。これらのシナリオや[[OGシリーズ]]を含め、ユニットとして登場する場合もある。<br />
<br />
武装としては[[ラー・カイラム]]や[[山のバーストン]]の他、『[[マクロスシリーズ]]』の[[バルキリー]]の武装である「反応弾」も基本的には同じものである。<br />
<br />
== 関連用語 ==<br />
;原子爆弾<br />
:「原爆」とも呼ばれる人類史上初の核兵器。核分裂反応を用いる。実際は、製法や材料によって様々に分類される。<br />
:なお、歴史上実戦で使われたのは、アメリカ軍の爆撃機「B-29」によって1945年8月6日に広島へ投下された「リトルボーイ」および1945年8月9日に長崎へ投下された「ファットマン」。ちなみに両者とも形状や構造が異なるが、時限式起爆の原子爆弾である(信管が地面にぶつかって起爆する仕組みではない)。<br />
:フィクションでは、「実は三発目の原爆が存在していた(そして人知れず投下が阻止された)」という設定が頻繁に登場する([[小説|小説版]]『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』が挙げられる<ref>作中ではB-29「サンド・サック」に搭載されていた小倉に投下される寸前の原爆を[[リーンの翼]]と一体化した[[サコミズ・シンジロウ]]によってサンド・サック諸共爆発させられた</ref>)。ちなみにリトルボーイは、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』劇中に登場。[[リーンの翼]]が見せる回想の中で、広島に落とされた。<br />
;水素爆弾<br />
:核融合反応によりその破壊力は原爆を更に上回る核兵器。「水爆」あるいは「熱核爆弾」とも呼ばれる。現状技術では、起爆に内蔵した原爆を用いる。<br />
:1954年3月1日、アメリカ軍によってビキニ環礁で水爆実験が行われた。この時、遠洋漁業中であった[[日本]]のマグロ漁船である第五福竜丸の乗組員が、水爆実験で発生した「死の灰」に被曝して犠牲となっている。<br />
:余談だが、上記の水爆実験は(フィクションでは)[[ゴジラ]]誕生の切っ掛けになっている。<br />
;[[中性子ミサイル]]<br />
:核ミサイルの一種で、こちらも現実に存在する兵器。核反応は純粋な熱エネルギー以外にも放射線などを発生するが、その内の中性子線を強く発するように調整が加えられた原子爆弾およびそれを搭載したミサイルの事を指す。<br />
:中性子線は高エネルギーになると物体を透過する能力が極めて強い放射線となり、生物を被爆させて殺傷する能力が高い。このため、建造物などの破壊よりもそこにいる生物を殺傷する事を主目的とした爆弾と言える。<br />
;[[ICBM]]<br />
:大陸間長距離弾道ミサイル。弾頭に原水爆(核弾頭)を搭載したものがいわゆる「核ミサイル」である。発射には通常のミサイル発射台と異なるミサイルサイロが必要となる。<br />
;非核三原則<br />
:[[日本]]の核兵器に対する方針。いわゆる、「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」である。<br />
:余談だが、『[[アイドルマスター XENOGLOSSIA]]』の[[世界観]]においても、日本では非核三原則が存在している。そのため、日本の場合は使用不可能である核兵器の代わりに、意思を持つ隕石除去人型重機「iDOL」によって[[地球]]へ落下するドロップ(崩壊した[[月]]の破片)を除去している。<br />
:要するに、『アイドルマスター XENOGLOSSIA』では「非核三原則がロボットアニメ作品においてスーパーロボットの存在する意義を与えている」のである。<br />
;[[ニュートロンジャマー]]<br />
:[[ザフト]]が開発した核分裂を抑制する機能を持つ装置。ただし、核融合は抑制できない。詳しくは、リンク先を参照。<br />
:『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の原作中では、これによって全ての核兵器は無力化され抑止力として機能していたが、更にニュートロンジャマーを無効化する「ニュートロンジャマーキャンセラー」が物語中盤を過ぎた頃に登場する。<br />
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]<br />
:ザフトが開発したニュートロンジャマーを無力化する装置。[[ザフト]]が開発した2機の新型機・[[フリーダムガンダム|フリーダム]]と[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]に搭載された。<br />
:物語終盤では、そのデータが[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の手によって[[地球連合軍]]に[[裏切りイベント|漏洩される]]。そして、「[[血のバレンタイン]]」を引き起こした核ミサイルが再び戦場に現れる事になる。<br />
;[[ジェネシス]]<br />
:ザフトが極秘開発したγ線レーザー砲。核兵器を起爆させる事によって使用する。<br />
;[[トップをねらえ!]]<br />
:本作に登場する[[RX-7]]や宇宙戦闘機のコスモアタッカーVなどがカリホルニウム弾頭の核兵器を[[宇宙怪獣]]に使用している他、「ネクストジェネレーション」では[[海賊]]の[[戦艦]]がツインヱクセリオン級に使用している。<br />
;[[反応弾]]<br />
:[[マクロスシリーズ]]における核兵器。現実世界やガンダム世界の「核」と似て非なる兵器。<br />
:核と異なるのは「放射性物質の半減期が極めて短く、二次被害が実質的に殆ど無い」という点。いわば「綺麗な核」。なお、[[小説|小説版]]『[[マクロスF]]』では「反物質弾」という設定。<br />
;[[N2兵器]]<br />
:『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』並びに系列作品で登場する兵器。「N2爆雷」「N2地雷」等のバリエーションが存在する。核兵器に匹敵する威力と規模を持つためここに記述しているが、実際はそもそも核兵器なのかすら詳細は不明。<br />
:旧シリーズの設定資料集本の一部には「核ではないが、核に次ぐ威力を持つ」「多大なエネルギー放出により周囲に電波障害を引き起こす」等と言う記述が見られる。『[[スーパーロボット大戦α|α]]』においても核物質を使わないが核兵器並みの脅威と、多数の軍事衛星に装備されている等と語られている。<br />
:『新世紀エヴァンゲリオン2』で使えるエヴァンゲリオン専用携行兵器「マステマ」にも装備されており、実際に使用すると威力はあるが都市部や建造物の多くは確実に壊滅的なレベルに陥る為、扱いが非常に難しい兵器となっている。<br />
:『エヴァンゲリオン ANIMA』では[[S2機関]]が制御不能で暴走させるしかできなかったころに爆弾として技術転用したものと説明されている。<br />
;[[フレイヤ]]<br />
:『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』において[[ニーナ・アインシュタイン]]が開発した核兵器の一種。広範囲の物質を消滅させる威力がある。<br />
:劇中ではトウキョウ租界(の半分)や、[[神聖ブリタニア帝国]]帝都・[[ペンドラゴン]]がフレイヤによって消滅した。<br />
:なお、フレイヤの威力を見て打ちのめされたニーナは、フレイヤへの対抗兵器として「フレイヤ・エリミネーター」を製造している。<br />
;[[南極条約]]<br />
:『[[機動戦士ガンダム]]』に登場した戦時条約。核をはじめとした大量破壊兵器の使用禁止が含まれている。<br />
<br />
== 搭載した機体 ==<br />
=== ガンダムシリーズ ===<br />
;[[ザク|ザクIIC型]]<br />
:初期に生産されたザクで、核兵器の使用を前提にした耐核装備が施されていた。[[一年戦争]]序盤の一週間戦争やルウム戦役で核兵器の無差別投入を行い、大量の[[スペースコロニー]]を破壊した。<br />
;[[ガンダム試作2号機]]<br />
:スパロボにおいて、核兵器を使用した印象が最も強い。ただし、このユニットが使うのは「核ミサイル」ではなく、核弾頭を発射する「アトミックバズーカ」である(現実に存在した小型核弾頭である「デイビークロケット」に近いか)。<br />
:『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|0083]]』で使用した際は[[ソロモン]](コンペイ島)に集結した艦隊の過半数を消滅させるほどの威力をもっているが、流石にイベント以外の通常の戦闘で使用する際は、そこまでの威力を持たせる事はゲームバランス的に不可能である。<br />
:なお、『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』では[[ラ・ギアス]]において核兵器が無効となる設定がある為装備されていない(シナリオ上は[[アナベル・ガトー|ガトー]]自身の「あのような物騒な物はそう使うものではない」という判断により取り外された事になっている)。<br />
;[[ラー・カイラム]]<br />
:[[第2次ネオ・ジオン抗争]]にて搭載、[[アクシズ]]に向けて発射されている。一部SRWにて本艦の最強武装として採用されている。<br />
;[[ディビニダド]]<br />
:胸部に10基搭載。しかし、弾頭を切断されて無効化されたため発射されていない。<br />
;[[∀ガンダム]]<br />
:胸部サイロ内に搭載(正確には保持)していた事がある。SRWでの使用は無いが、『G-GENERATION』シリーズ等では武装の一つになっているケースが有る。<br />
;[[メビウス]]<br />
:核ミサイルを搭載したボンバータイプが存在する。<br />
:「[[血のバレンタイン事件]]」を引き起こす原因となった機体でもあり、『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では一度撃墜すると、核ミサイルとなって復活するという厄介な敵である。<br />
;[[ウィンダム]]<br />
:上記のメビウスと同型の核ミサイルを搭載するマルチストライカーパック(下手をすると自軍にも危険が及ぶ為か、ご丁寧に核マークが描かれている)を装備する。この装備はストライカーパックの一種のため、設定上他のストライカーパックシステム搭載機もこのパックを装備することにより使用可能である。<br />
=== その他 ===<br />
;[[山のバーストン]]<br />
:核ミサイルを装備した[[八卦ロボ]]の一体。原作では未使用だったが、SRWでは使用する場面を見る事が出来る。<br />
;[[ハウドラゴン]]<br />
:全[[八卦ロボ]]の武装を持つので、核ミサイルを使用可能。<br />
;[[グレートゼオライマー]]<br />
:[[ハウドラゴン]]と同様。地震と同時使用の為か[[EN]]制なので、SRWの味方機体ではトップの核ミサイル発射数を誇る事になってしまう。<br />
:[[マジンガーZ]]のように機体内部でミサイルを精製しているのかも知れない。<br />
;[[アンモスガー]]<br />
:小型水爆の集合体で構成されている[[メカブースト]]。<br />
;[[RX-7]]<br />
:カリフォルニウム弾頭の核兵器を一発搭載。しかし、[[宇宙怪獣]]には対処仕切れなかった。<br />
;[[シズラー黒]]<br />
:多数のカリフォルニウム弾頭を撃ち込むバルカンブラスターを装備。<br />
<br />
== 核を使用した人物及び組織 ==<br />
その破壊力や環境などへの影響から、敵側が使うことが多いイメージがある兵器だが、意外と味方側のキャラクターや組織も結構使っている(もちろん、好き好んで使っている訳では無いだろうが)。<br />
=== ガンダムシリーズ ===<br />
;[[ジオン軍]]・[[地球連邦軍]]<br />
:[[一年戦争]]序盤は互いに核兵器を撃ち合う全面核戦争の様相を呈しており、[[南極条約]]が締結される一因となった。<br />
;[[マ・クベ]]<br />
:[[一年戦争]]時代、[[オデッサ]]の戦いにおいて戦況不利になった終盤に[[地球連邦軍]]に退かせようと水爆使用を通告するが、[[レビル将軍|レビル]]が拒否。そのため、実際に発射するが、[[アムロ・レイ|アムロ]]の[[ガンダム]]によって弾頭を切り落とされ、阻止される。<br />
;[[アナベル・ガトー]]<br />
:「[[星の屑作戦]]」の一環として[[ソロモン]]に観艦式中の連邦軍艦隊を[[ガンダム試作2号機]]のアトミックバズーカで撃滅した。<br />
;[[ブライト・ノア]]<br />
:[[第2次ネオ・ジオン抗争]]において落下する[[アクシズ]]を止める為に核ミサイルを使用。[[シャア・アズナブル|シャア]]に「やるな、ブライト!」とまで言わしめた。<br />
;[[キンケドゥ・ナウ]]、[[トビア・アロナクス]]<br />
:[[ジュピトリス9]]撃墜のために核弾頭グレネードを使用。<br />
;[[クラックス・ドゥガチ]]<br />
:[[ディビニダド]]に積んだ大量の核兵器で[[地球]]を滅ぼそうとしたが、上記2名に阻まれて失敗。<br />
;[[ギャバン・グーニー]]<br />
:[[黒歴史]]の遺物である核兵器の概念とその危険性を理解できないまま、[[マウンテンサイクル|ロストマウンテン]]にて[[ムーンレィス]]で発掘された核ミサイルを奪いとる。<br />
:しかし、同様に核兵器を知らない別の人物までもが乱入してMS戦となり、MS戦の衝撃で起動してしまった核ミサイルの爆発に巻き込まれて死亡した。<br />
;[[ロラン・セアック]]<br />
:[[月]]の重力に引かれた小惑星の破片を破壊する為に使用。「人を殺す為」でも「敵を討つ為」でもなく、純粋に「人を救う為」に核を使用した数少ない人物。<br />
;[[ムルタ・アズラエル]]<br />
:[[プラント]]攻撃へは何の躊躇も無く使用。ただし、[[宇宙]]のみの使用で、[[地球]]上で使用はしてない。<br />
:つまり、「青き清浄なる世界の為に」というスローガンには、「[[コーディネイター]]が住む宇宙は含まれていない」という事を明確に示唆している。<br />
=== その他版権作品 ===<br />
;[[もりもり博士]]<br />
:『[[マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍]]』にて、[[猛獣将軍ライガーン]]を倒す為にロシア軍基地の'''「人類の作った最も愚かな遺産」'''を発射し、死亡する。<br />
:ライガーンは死亡したが、[[ゴーゴン大公]]は脱出したらしく日本までたどり着いている。<br />
;[[ネグロス]]<br />
:劇場版『[[宇宙戦士バルディオス]]』において、核ミサイル発射ボタンを押した事により地球を放射能汚染に導いてしまう。<br />
:つまり、'''「ネグロスの核兵器使用によって放射能汚染された[[地球]]=[[S-1星]](ネグロス達の故郷)だった」'''という真実が明かされるのである。<br />
;[[ウィンストン・ゲイブリッジ]]<br />
:『[[ブレンパワード (TV)|ブレンパワード]]』第21話「幻視錯綜」にて、[[ノヴィス・ノア]]に向けて大量の核ミサイルを発射。<br />
:オーガニック・シールドによって[[バイタルジャンプ]]させられ、逆に[[オルファン]]に飛んできてしまうが、ブレンパワード隊と[[リクレイマー]]の活躍により、ほとんどは着弾前に止められた。『[[スーパーロボット大戦J|J]]』で再現イベントがある。<br />
;[[ショット・ウェポン]]<br />
:OVA版『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』で地上に向けて発射し、「死ぬことすら許されぬ」身となった自らも核に焼かれ消し飛ぶ。<br />
;[[枢木スザク]]<br />
:使用したのはフレイヤ。実際には撃つつもりはなく、あくまで牽制の為に[[ランスロット・コンクエスター]]に搭載させていたが、[[紅月カレン]]の[[紅蓮聖天八極式]]に追い詰められた際「生きろ!」のギアスに突き動かされて自分の意志と関係なく発射してしまい、トウキョウ一帯を壊滅させてしまった。<br />
;[[加藤久嵩]]<br />
:それぞれの国家が保有する核ミサイルの発射を予告および実行したが、[[ラインバレル]]に阻止された(あるいは、阻止させた)。<br />
;[[人類軍]]<br />
:[[フェストゥム]]殲滅の為に核ミサイルを幾度となく発射し、結果的に日本をはじめとする幾つかの国家を丸ごと消滅させている。<br />
;ソ連軍・中国人民解放軍<br />
:『[[マブラヴ オルタネイティヴ]]』にて、対BETA戦争の序盤でカシュガルのオリジナルハイヴから出現したBETAに大量の戦術核兵器を使用。当初は航空機から核攻撃を行っていたが、19日後に光線級が現れた事で航空戦力が壊滅。その後はミサイル攻撃に切り替えるが、膨大なBETAに対処しきれなかった上に核兵器に耐性をつけた事で敗北してしまう。大量の核兵器が使用された事で「核の冬」が到来し、地球規模の飢餓で多数の餓死者が発生する。<br />
<br />
=== バンプレストオリジナル ===<br />
;[[ルド・グロリア]]<br />
:実際に使ったのは「[[コンクェストボム]]」であり核とは明言されていないが、威力や外見などから核ミサイルの一種だと思われる。最終決戦で追い詰められた際に、プラントへ向けて使用する。<br />
:なお、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』にはこれとは別に普通の核ミサイルも登場している。また、上記の核ミサイル装備の[[ウィンダム]]を自軍勢力として地上や月で使用している。<br />
;[[ノーマン・スレイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG1]]』に登場。オペレーションSRWで連邦軍本隊の艦隊へ[[ホワイトスター]]([[ネビーイーム]])に向けて核ミサイル発射の指示を出した。<br />
:しかし、[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]編では完全に防がれ、[[キョウスケ・ナンブ|キョウスケ]]編では核ミサイルを連邦軍に向けて転移させられてしまう。どちらのルートでもその後、[[エアロゲイター]]の攻撃を受け戦死する。<br />
<br />
== 関連人物 ==<br />
;[[ジョン・コーウェン]]<br />
:[[地球連邦軍]]中将。[[ガンダム開発計画]]の責任者で軍では良識派とされるが、同時に核搭載の[[ガンダム試作2号機]]を製造した責任者でもある。<br />
:結果として核は奪われた上に連邦軍艦隊を壊滅させてしまい、彼自身の失脚が後の[[ティターンズ]]台頭を許している。<br />
;[[カムラン・ブルーム]]<br />
:『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する元[[ミライ・ヤシマ|ミライ]]の婚約者で連邦政府監査官。『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』では[[ロンド・ベル]]に対して「博物館行きのシロモノ」の核ミサイル(ただし、威力は充分あった)を渡している。<br />
:「終身刑間違いなしの重罪」とカムラン本人は言っているが、劇中では彼に戦後どのような処分を下されたかまでは描かれていない。ちなみに[[漫画]]『機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男』では、[[カーディアス・ビスト|連邦政府上層部]]と召喚された[[ブライト・ノア|ブライト]]との裏取引によって罪は見逃されたと解釈されている。<br />
:SRWでも『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』において『逆シャア』シナリオの再現は有るが、カムランは[[続編]]『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』でも引き続き登場している。[[プリベンター]]が用意した核を渡そうとしている事から、処罰無しか、もしくは厳罰は受けなかったものと思われる。おそらく、[[ブルーノ・J・グローバル|グローバル]]等、[[αナンバーズ]]を擁護する者の庇護を受けたのだろう。また、プリベンターのメンバーである[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]と共に登場するので、プリベンターに転属になったものと思われる。<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:宇宙世紀で初めて「モビルスーツによる核ミサイル斬り」を達成した人物。<br />
:SRWでも核ミサイルが出る度に意見を求められている。<br />
;[[ナイア]]<br />
:[[クトゥルフ神話]]の描写を考慮すれば、'''人類に核の技術を齎した張本人である'''。<br />
;[[ゴジラ]]<br />
:水爆実験によって誕生した、無敵の怪獣王。存在そのものが核兵器と言っても過言ではない。その一方で、ゴジラは'''「核実験の被害者」'''<ref>「核実験によって安住の地を追い出されてしまう」(昭和ゴジラシリーズ)。あるいは「元は恐竜の生き残りだったが、核実験の影響で怪獣化させられてしまう」(平成VSシリーズ)等。</ref>という一面も持っている。<br />
<br />
== ユニットとしての登場作品 ==<br />
作品によって「撃墜するとゲームオーバー」なユニットだったり「撃墜しなければならない」ユニットだったりと役割は様々。ほとんどの作品で「マップの外に出るor特定の場所に到達するとゲームオーバー」な点は共通している。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]<br />
:機体、パイロットの両方で登場。パイロットの画像は[[人工知能]]と同じ。現代では条件次第で[[マリーメイア軍]]が、未来では[[イノセント]]が使用する。機体としては唯一の武装「核ミサイル」の攻撃力が'''9999'''、パイロットとしては射撃の初期値が'''255'''と共にぶっ飛んだ数値が特徴だが、武器の属性は格闘なので全く生かせていないのが面白い。出現時は撃墜、画面外への到達、'''核ミサイルの攻撃の直撃'''で敗北となり、HPを規定値(難易度によって変動)まで減らして消滅させる必要があるため、囲む際は「[[ひらめき]]」、削る際は「[[てかげん]]」があると非常に役立つ。<br />
:ちなみに、戦闘演出は敵に突撃して爆発するというシンプルなもので、「突撃=格闘武器?」という事も分からないわけではないが。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]<br />
:第44話「応えよ、オルファン」で先走った[[ヤッター・ラ・ケルナグール|ケルナグール]]が使用。『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』とは違い、撃墜しても良いのが難易度を下げている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[ブルーコスモス]]が使用。第2話[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]ルート「血の狼煙」で旧式のものが出て来る他、共通ルート第51話「終わらない明日へ」でSEED版が登場。威力は[[シグー]]を2発で落とせるほどに収まっている。むしろシグーが硬いというべきか。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:『第3次α』同様、ブルーコスモスが使用。[[メビウス]](核ミサイル装備)を破壊すると出現。[[プラント]]があるマップでは核ミサイルが同地形に到達するとゲームオーバーだが、普通に撃墜することが可能。<br />
:ユニット性能自体は貧弱であるものの、[[自爆]]系武器(高命中補正+[[直撃]])で基本攻撃力5000の「突撃」を持っており、自ら攻撃してくる思考パターンのユニットも存在する。<br />
:[[プレイヤーフェイズ|PP]]と[[エネミーフェイズ|EP]]の間に[[ザフト]]側のターンが入るため、メビウス状態で残しても突撃される危険が有るので注意。<br />
:なお本作では『[[機動戦士ガンダムSEED|ガンダムSEED]]』が参戦しているので地球には[[ニュートロンジャマー]]が存在するはずだが、『[[冥王計画ゼオライマー|ゼオライマー]]』の[[八卦ロボ]]は容赦なく核ミサイルをぶっ放す。[[鉄甲龍]]が独自に[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]と同じものを開発したのだろうか?<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:序盤で地球連合軍がプラントに向けて使用。今回はニュートロンスタンピーダーが登場しないため、自軍、[[S.M.S]]、ザフトが合同で迎撃に当たる。<br />
:序盤の登場ながら1発あたり5000もの資金を持っている上、敗北条件の都合[[全滅プレイ]]もやりやすい一種のボーナスキャラであるが、自爆させてしまうと[[資金]]は手に入らない。<br />
:余談だがパイロットは『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|DESTINY]]』、機体は『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』出典となっている。<br />
:最終話でも「[[コンクェストボム]]」と言う名前のものをラスボスが使用。例によって攻撃対象はプラントで、マップ端に到達してしまうとゲームオーバー。自爆の桁違いの攻撃力も同じ。<br />
:最終話なだけあってどれだけ撃墜しても無限に湧いて出るので、ミサイル迎撃部隊と分かれるか、ミサイルが飛んでいく前に[[ラストボス|ラスボス]]を撃墜しなければならない。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX]]<br />
:現時点で'''最も大量の核ミサイルが発射された作品'''。第22話「SUPER NOVA」で[[加藤機関]]が世界中の核保有国をハッキング、それぞれの保有国に照準を合わせて一斉発射。[[アルティメット・クロス|自軍]]の総力で数千規模の核ミサイルを撃墜するイベントがIMで展開され、[[オルフェス]]と[[ラインバレル]]で最後の残り2機を始末するMAPが用意されている。存外回避率が低くなく、照準値無改造だと命中率80%をきることもしばしば。[[SP]]は全回復しているので「[[必中]]」を併用して万全を尽くす様に。<br />
:ちなみに原作では各国から1発ずつだったが、『UX』ではニュートロンジャマーがあるにも関わらず発射数が'''「全世界に配備済みの核ミサイル全て」'''と大幅に増加している(ラインバレルとオルフェスだけで348機落としている)。また、日本からも核ミサイルが発射された事が明らかになっているが、これは[[リーンの翼]]の設定で、[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]の父[[アレックス・ゴレム|アレックス]]の率いる艦隊が所持していたもの。<br />
:他にも核弾頭の状態でかなりの数が残っておりその後配備されているためインターミッションで使用された他、[[ハザード・パシャ|ハザード]]率いる[[人類軍]]は蒼穹作戦終了後に[[フェストゥム]]へ核を撃ち込んで自軍部隊とフェストゥムとの対話のチャンスをぶち壊しにした挙句、その後さらに[[東京]]でも炸裂させて日本占領を目論む。そして小ミールとの対話が終わった直後に、特攻兵器と核で自軍をまとめて殲滅しようとした(結局他作品キャラによって失敗に終わるが)。<br />
:以上のことから本作の核は人類の業、それもハザードや[[ヘスター・ギャロップ|ヘスター]]の愚考を体現するかのごとく矢鱈目鱈と、'''地球を何百回か更地にできるほど多用されている。'''<br />
;[[スーパーロボット大戦BX]]<br />
:[[ELS]]移送ルート第19話「歴史の裏に消えた者達」では[[ジオン軍|ジオン]]残党によって核ミサイルが発射されるが、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の[[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|ダブルオーライザー]]に、かつての[[アムロ・レイ|アムロ]]のごとく弾頭だけを切り落とされて事なきを得る。<br />
:また、『[[巨神ゴーグ]]』最終話の再現をしたシナリオ第36話「光る島」クリア後のIMでユニットアイコンとして登場。原作通り[[オウストラル島]]に向けて発射され、[[ブライティクス]]が迎撃に向かう。<br />
<br />
=== [[OGシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]<br />
:第38話[[キョウスケ・ナンブ|キョウスケ]]編「作戦コードS・R・W」で、連邦軍が放った核ミサイルが逆にこちらに向けて転移させられてしまう。撃墜するとゲームオーバーになるので、ギリギリまでHPを減らして無力化させることになる。<br />
:攻撃力は恐ろしいことに'''9999'''もあるので、絶対に当たらないように(一撃で落とされる他にゲームオーバーになる敗北条件もある)。[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]編では核ミサイルが防御されるため、転移しない。その代わり第36話リュウセイ編「マリオネット・ソルジャー」で[[ゲーザ・ハガナー|ゲーザ]]が使って来るため、キョウスケ編同様無力化の必要がある。<br />
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]<br />
:基本的にはGBA版と同じ。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<!-- == 資料リンク == --><br />
<!-- *[[一覧:核ミサイル]] --><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:かくみさいる}}<br />
[[Category:戦略・戦術兵器]]<br />
[[Category:登場メカか行]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0&diff=362332
デスティニーガンダム
2020-06-24T14:06:18Z
<p>210.155.61.242: /* 余談 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| タイトル = デスティニー<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Destiny]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = 汎用[[モビルスーツ]]<br />
| 生産形態 = 少数生産機<br />
| 型式番号 = [[型式番号::ZGMF-X42S]]<br />
| 全長 = [[全長::18.08 m]]<br />
| 重量 = [[重量::79.44 t]]<br />
| 動力 = [[動力::ハイパーデュートリオンエンジン]]<br />
| 装甲 = [[VPS装甲]]併用<br />
| OS = 核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム<br />
| 開発 = [[ザフト]]<br />
| 所属 = {{所属 (メカ)|ザフト}}<br />
| パイロット = [[パイロット::シン・アスカ]]<br />
}}<br />
'''デスティニーガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の主役メカの一つ。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[インパルスガンダム|インパルス]]の発展型として開発された[[ザフト]]の最新鋭[[モビルスーツ]]。インパルスの[[フォースインパルスガンダム|フォース]]・[[ソードインパルスガンダム|ソード]]・[[ブラストインパルスガンダム|ブラスト]]各シルエットの特徴を併せ持つ。<br />
<br />
=== 開発の経緯 ===<br />
開発は[[レジェンドガンダム|レジェンド]]と同様、[[プラント]]最高評議会議長[[ギルバート・デュランダル]]の主導で行われ、更には[[インパルスガンダム|インパルス]]のメインパイロットである[[シン・アスカ]]の基本データを元に調整されている為、劇中の機体は事実上シン専用の機体となっている。本来はサードステージに分類されるMSであるが、政治的な理由からセカンドステージのMSに分類されている。<br />
<br />
この機体には多くの新技術が搭載されているために高い機体性能を実現しており、当時においてはプラントの最先端技術を結集させた傑作機と言えるが、このころ既に形骸化していた[[ユニウス条約]]を、デュランダルが半ば故意に無視した機体でもある。 <br />
<br />
当初はインパルスのシルエットの1つとして開発が行われ、デスティニーインパルスで試験運用が行われていたのだが、消費電力が大き過ぎる上に最大稼動では本体が破損する危険すらあると判明したのでシルエットとしての運用は断念。新たに「デスティニー」として一から再設計される事になった。<br />
<br />
=== 性能 ===<br />
背部のウイングユニットは[[フリーダムガンダム|フリーダム]]の大型ウイングの発展型で、内部のスラスターにはD.S.S.D.で開発された[[スターゲイザーガンダム|ヴォワチュール・リュミエール]]の類似技術が採用され、出力増大に伴って「光の翼<ref>元ネタは[[V2ガンダム]]の光の翼。前期機体に支援装備が使いこなせず、新規設計されたことも似ている。</ref>」が発生する。これは自機の電源から得られたエネルギーを特殊光圧に変換し、主推力として用いるというものである。また、背部のウイングは光の翼発生と同時に[[ミラージュコロイド]]を散布させ、これによって複数の残像を映し出しながら推進する。特に高速機動時の効果は高く、本機の高い機動性と相俟って敵機を翻弄する。<br />
<br />
本機に採用された新技術の1つに、人間に近い動きを可能とする機構がある。従来のMSは堅い外装を持つために人間と同じ動きが出来ず、「銃を撃つ」、「剣を振る」などのような限られた基本動作以外は人間と同じように出来なかったのだが、インパルスの各シルエットの機能・装備を併せ持つ本機においては、そうした限られた動作のみでは十分に性能を引き出せないという事が設計段階で判明したために採用された機構である。より人間に近い動きが出来るよう、基本構造を細かなパーツに分割し、それぞれを連動させる方式になっている。<br />
<br />
関節部は[[PS装甲]]技術を転用した特殊素材製で、稼働状態では鈍い金属光を発する。脚部は装甲を複数のパーツに分解し、それぞれをフレキシブルにスライドさせることで、広い関節稼動部分と高い運動性を実現させている。脚部のこの機構はどうしても防御力が下がってしまうという欠点があるが、ザフト開発陣は専属パイロットのシンの戦闘データを解析、運用実績にあわせた可動範囲の設定と装甲分割を行っているため、本機は敵に対する無防備な瞬間を最小限に留めつつ最大の機動性が発揮できるようになった。<br />
<br />
なお、この装甲調整はシンに引き渡された後も複数回にわたって微調整が続けられている。また、同様のシステムは[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]にも採用されているが、本機の方がより実戦的である。<br />
<br />
動力はデュートリオンエンジンに核エンジンと組み合わせたハイブリッドエンジン「[[ハイパーデュートリオンエンジン]]」で、他機体を凌駕する高出力を誇る。<br />
<br />
これらのユニウス条約無視の技術は、セカンドステージの強奪事件時には既に完成されていたものであるらしく、プラント側も連合側と同様に、条約を守る意志は無かった事を伺わせている。またこの関係で、形式番号の末尾はセカンドステージを示すSになっている。<br />
<br />
OSは新型の「'''G'''unnery '''U'''nited '''N'''uclear-'''D'''euterion '''A'''dvanced '''M'''aneuver System(核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム)」。<br />
<br />
=== 劇中での活躍 ===<br />
[[ジブラルタル基地]]でシンが受領。その直後に[[レイ・ザ・バレル]]の乗る[[レジェンドガンダム]]と共に脱走した[[アスラン・ザラ]]と[[メイリン・ホーク]]が奪取した[[グフイグナイテッド]]を追撃、撃墜する。その後、ヘブンズベース戦で複数のデストロイやウィンダムなどを撃墜するなどの戦果を挙げる。さらに、その後のオーブ攻防戦やレクイエム攻略戦でも活躍するが、最後の月面レクイエム攻防戦でアスランの搭乗する[[インフィニットジャスティスガンダム|∞ジャスティス]]と交戦、撃墜され、大破した。<br />
<br />
対連合戦では一騎当千の活躍を見せたものの、三隻同盟及び[[オーブ軍]]との戦いでは主武装のアロンダイトを破壊される、'''理論上ありえないはずのエネルギー切れ'''が起きる<ref>未調整のミーティアを装備した[[フリーダムガンダム]]もエネルギーの供給が追い付かずにフェイズシフトダウンを起こしたケースがある。</ref>、そもそもシンの精神状態が危ないなどとことん不遇であった。<br />
<br />
なお、エネルギー切れに関しての理由は、何故か描写ミスにせず、後に'''戦闘におけるエネルギー消費量が激しすぎて、エネルギーを無制限に供給できるハイパーデュートリオンでも追い付けなくなったから'''という後付設定がなされた。実際にエネルギー供給量自体には限界があり、デスティニーは高出力でエネルギー消耗率の高いシステムや武装の塊な上、パイロットのシンもパワーに物を言わせた力任せな戦法が目立つので、一応は納得のいく解釈になっている(それでも無理矢理感は否めないが)。<br />
<br />
=== 戦績に対する評価 ===<br />
劇中での戦果は、実のところヘブンズベース攻略戦・レクイエム制圧戦以外は結果的に負けで終わっている。しかも、敗北時の相手はインフィニットジャスティスであったため、よく「非合理的な全領域対応と大型目標特化の性能ゆえに、モビルスーツ戦には却って向いていない」と言われることがある。<br />
しかし、デスティニーには機関砲・ビームライフル・ビームサーベル(フラッシュエッジ)などの対MS戦を想定した武器が一通りは装備されており、この指摘は誤りである。こういった誤った指摘の背景には、「作中での武装の使用頻度の差」や「シンの戦い方」があると思われる(極端な話、戦闘バンクの使い回しにより、ビームサーベルが使用されないのがおそらく一番の要因)。<br />
また、あまり知られていないが、シンを始めとする当時のザフト軍パイロットは、モビルスーツを身体の延長として扱う技術に長けている。<br />
<br />
とはいえ、デスティニーガンダムという機体はシンの長所に合致した万能機であり、劇中で戦果を挙げられなかったのは、情緒不安定な状態での相手がとにかく悪すぎたという部分が大きい。この証左として、ヘブンズベース攻略戦では対艦戦闘・対MS戦闘・対MA戦闘・対多数戦闘・拠点制圧を問題なく実行しており、ポテンシャルの高さが伺える。<br />
<br />
シン共々不当に低く評価されるのは、TV版のレクイエム防衛戦でインフィニットジャスティスに一方的に撃墜された場面が原因。また、この当時のTV版の視点が完全にキラ側に傾いていたのも原因の一つである。<br />
<br />
しかし『リマスター版』では最終的に敗北する展開こそ変わらないもののTV版よりも善戦しており、また高山瑞穂の漫画版や『THE EDGE』での最終決戦ではインフィニットジャスティスと'''互いの信念をぶつけ合う互角の死闘'''を繰り広げている為、シンと共に非常に高い評価を受けている。<br />
<br />
=== コンクルーダーズ構想 ===<br />
デスティニーはシン・アスカの専用機であるが、後に少数生産を前提として開発されたハイスペックMSである設定がMSVで追加された。最終的にはデスティニーを主力とした、優秀なエースパイロットのみで編成された精鋭モビルスーツ部隊「'''コンクルーダーズ'''」によって、地球側の戦意を完全阻喪させるという計画も考案されていた。ハイネもその一角として専用に調整されたデスティニーが製造されるが、彼が戦死してしまったことで機体配備及び部隊編成は没案となった。<br />
<br />
余談だが、[[ハイネ・ヴェステンフルス]]専用の機体はオレンジを基調としたカラーである。しかし、ハイネは専用デスティニーが完成する直前に戦死。他者に合わせて調整する手間と時間の問題で、倉庫に保管されたまま終戦を迎えた。乗るべき主を失ったハイネ機は、ザフトの兵器保管庫で眠り続けている。<br />
<br />
このハイネ機の存在から、実は量産機だとされることも多いが、プラントにはデスティニーレベルの機体を量産する力はない。シン機はシンに、ハイネ機はハイネに合わせて調整された、専用の少数生産同型機である。<br />
<br />
他作品で言うならば[[ガンダムエックス]]、バンプレオリジナルでいうならば[[量産型ゲシュペンストMk-II改]]の扱いが近い(後者はコンクルーダーズの思想に近いものがある)。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
原作での不遇を挽回するかのように、乗り手ともども総じて扱いが良い。初参戦から暫くは原作再現の関係でシンが敵対勢力に加わっている事も多く、その際ボスユニットとして登場するが、その後は自軍に加わるという形を取られることも多かった。近年は原作終了後扱いでの参戦が増えてきたため、終始自軍に所属しているのが基本。いずれの作品でもシン専用機であり、他のパイロットは乗れない。原作では最終決戦で敗北後、宇宙に破棄されてしまったが、当然スパロボではそんなことはなく原作シナリオ終了後もシンが愛機として搭乗し続けている。中にはキャラクターデザイン繋がりで[[蒼穹のファフナー|別作品]]と[[スーパーロボット大戦UX|一部設定を共有するという荒業を見せる]]など、クロスオーバーの新たな可能性を感じさせるものとなっている。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Z]]<br />
:物語後半でシンが乗り換える。全体的にモビルスーツの等身関連に不満が多いZであるが本機は元々細身のシルエットをしている為か違和感はあまり感じない。寺田Pが全ユニット中一番アニメーションにこだわったという逸話があり、躍動感のある動きをする。特に「アロンダイト」「フルウェポン・コンビネーション」のトドメ演出は必見。どの距離でも過不足なく戦える上、防御面も[[VPS装甲]]や[[分身]]があるのでほぼ安泰。実は本作では[[ストライクフリーダムガンダム]]よりも僅かに[[装甲]]が薄い(デスティニー:1200、フリーダム:1250)。今回パッケージの版権作品集合絵にエントリーしているのは伊達ではない、ということか。[[インパルスガンダム|インパルス]]の改造が引き継がれる為、活躍させるのであれば早めにフル改造を。ただし、ルートによっては後半、一時離脱するので注意。離脱した場合は一時的に敵としても登場。運動性が敵ユニットとしてはレジェンドと並び本作最高峰で、分身も所持しているため[[必中]]が無ければまともに攻撃が当たらない。攻撃力も非常に高く、シンの能力と隊長効果も合わさってスーパー系でも一撃で致命傷になるので精神コマンド無しで戦うのは非常に危険。<br />
:[[ハイパーデュートリオンエンジン]]搭載なのに、Sフリーダムや∞ジャスティスとは違い[[EN回復]](小)を持っていない(レジェンドも)。原作で[[EN]]切れを起こした事があったからだろうか。<br />
:ミーティアとは合体できないが、F.W.Cは大気圏化でも地形適応が良好で作中最強クラスの火力を叩き出すのでシンに[[特殊技能|援護攻撃]]を養成してやればアニメ版の扱いを払拭するかのごとく獅子奮迅の活躍をしてくれる。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<br />
:宇宙ルート25話でSフリーダム、∞ジャスティス、インパルスと共に加入。設定を反映してか[[装甲]]が'''1000'''に低下したが、フリーダムよりはまだ高い。前作の最強武装のフルウェポン・コンビネーションが削られているがそれでも十分強い。また[[EN回復]]能力が追加され継戦力が上がったが、アロンダイトの[[EN]]消費が倍になっているため連発しすぎるとやはりガス欠になる。しかし、フルウェポン・コンビネーションが使用不可でほかの武装は問題なく機能しているという事は'''パルマフィオキーナの調子が悪い'''という事なのだろうか……。フルウェポン・コンビネーションが使えない関係で、本作のデスティニーはバリア貫通、サイズ差補正無視付きの武装がないという地味に痛い欠点がある。 サイズ補正無視に関してはシンの技能でフォローしたい。フル改造ボーナスが攻撃力+300と優秀。戦闘アニメは一見するとZの流用に見えるが、足の長さなど全体のバランスが見直されている。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:最短で中東ルート7話にて加入。能力は前作とほぼ同じで、物語中盤には最強武器のフルウェポン・コンビネーションも復活し、更に火力が上昇する(この時、シンが「使えなかった武器を修理できる!」と喜んでいるので、やはり不調だったのはパルマフィオキーナだったようである)。能力は前述の通り前作と殆ど変らないのだが、元々[[能力]]が高い上にこの性能で序盤からの加入となる為、シンを序盤から長く育成できる事も相まって、序盤から終盤まで非常に優秀な戦力として存分に活躍させる事ができる。解禁されたフルウェポン・コンビネーションの戦闘アニメにも、新たにリアル等身の[[カットイン]]が挿入されるようになった。今のところデスティニーの正式参戦が最速なのは本作である。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:今回も参戦は分岐ルートの途中ではあるものの序盤から。戦闘シーンは基本絵も含め全て刷新されたが、基本絵のバランスの良さは兎も角、全体的に動きが硬く、元々Zのデスティニーはやたら気合いの入った動きをしていたため賛否両論といったところ。<br />
:例によって例のごとく、最強武器が封印されており、挙句シンもSEEDが使えない状態で、序盤~中盤でボス戦を任せるのは厳しい性能となっている。一応、基本性能は高いので乗機を丸ごと取り上げられているアムロやカミーユに比べれば十分戦力としてカウント可能な部類ではある。第31話でSEEDが解禁されてからが本番。前作に比べカスタムボーナスの変更、SEEDの補正の変更、魂の弱体化が重なり火力は落ちてしまったが継戦力は相変わらず高い。移動後使用可能なALL武器もないのでできればシンにヒット&アウェイも付けておきたい。<br />
:今回フルウェポン・コンビネーションが「武装一斉攻撃」という名称に変更になっている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:今作も分岐ルートで参戦。<br />
:基本性能は前作同様で、ややテンポの悪かった「武装一斉攻撃」のアニメのスピードが調整されている。<br />
:序盤の正式参戦時に中堅クラスの威力であるルナマリアとの連携攻撃(合体攻撃ではなく召喚攻撃)である「ザフトレッド・コンビネーションI」が追加され、その後終盤戦に差し掛かる頃にレイを加えた3人の連携攻撃で天獄篇におけるデスティニーの最強武装である「ザフトレッド・コンビネーションII」が追加される。どちらの攻撃も第2次Zにおけるトライチャージの延長のようであった召喚攻撃と違い、演出に非常に気合いが入っており事実上の合体攻撃と言える見応えのあるものに仕上がっている。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦K]]<br />
:[[ハイパーデュートリオンエンジン|ハイパーデュートリオン]]がようやく実装。効果は「ENを25%回復」とNJCより回復量が多い。<br />
:武装はアロンダイトが高威力かつ[[バリア貫通]]を持つ[[コンボ]]攻撃になっており、またフルウェポンコンビネーションも同じくバリアを貫通するため、単体突撃、対ボス戦が有効な機体になっている。特に後半、オリジナル勢力にバリアを持つ雑魚が大量発生するため、切り込み役にうってつけ。一方で武装からフラッシュエッジが削除。消費が軽い格闘武器がなくなり、[[射撃]]の育成や燃費に気をつけなくてはならなくなった。また、確かにコンボ役として優秀なのだが、∞ジャスティスと組ませた際のフルウェポンコンビネーションとグリフォン2の[[援護攻撃]]は互いの[[SEED]]補正と[[アスラン・ザラ|アスラン]]の[[信頼補正]]「格闘武器の攻撃力アップ」、シンの信頼補正「格闘武器のクリティカル率アップ」が全て反映されて恐るべき火力を発揮するため、アスランとのコンビも捨てがたい。<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:全機体が攻撃に何らかのコストが必要となる今作ではハイパーデュートリオン(Kでの効果そのまま)のおかげで継続戦闘能力が高い。Kと同じくコンボ属性・高威力なアロンダイトに加え、[[分身]]・[[VPS装甲]]・シールド・剣・銃と防御能力のオンパレードとなっており生存能力が飛びぬけて高いため、シンの[[能力]]とも相まってSUに厳しめなバランスであるLでもSUでの運用に十分耐えうる機体。<br />
:ただし、アロンダイトとビーム砲に気力制限がついたため[[気力]]が上がらないと格闘武器どころか長距離ビーム砲も使えず、バルカンと[[ビームライフル]]しか[[武器]]が無い状態からスタートしなければならないので注意。撃墜数トップ3の[[エース]]になればフルウェポンコンビネーション以外の武装を全て使える状態からスタートできるが、調整は厳しい。<br />
:なお、今作では信頼補正こそないものの、前作同様∞ジャスティスと[[射程]]等がかみ合うためにコンビが強力だが、今回はデスティニーも∞ジャスティスも機体ボーナスに貴重な「宇宙適応A(S)」があるので、別々で運用した方が宇宙Bの面々が助かるだろう。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX]]<br />
:原作終了後なのでプロローグから参戦するが、初戦で大破してしまう。その後[[アルヴィス]]預りで修理され、中盤の[[竜宮島]]での戦闘中に[[皆城乙姫]]が無人状態で動かしシンの元へ届けられる。<br />
:本機に限らず、SEED系MSは同種機より対[[フェストゥム]]を想定して準備されているという設定。そのため対フェストゥムでは'''VPS装甲で[[同化]]を防げる'''という恩恵があるため、今作では'''何と対フェストゥム戦で真価を発揮する。'''読まれる前に高速で近づいて叩き、序盤で大量に出てくるグレンデル型に対してはVPS装甲でダメージを剥がすといった、ノートゥングモデルのファフナーとは一味違う運用が期待できる。更に長射程への対応力があるのも相まってほぼオールラウンドで運用できる。能力の高さは健在で、更に対フェストゥムでも恐れずに戦えるので体感的には過去作以上。ただし、無効化できるのはグレンデル型の攻撃と「アーム・ラッシュ」、エウロス型の「ミサイル」のみで、'''フェストゥムがしょっちゅう放ってくる「ワーム・スフィアー」には無力'''なのに注意。こちらは他機体と同じ扱いだが、前述のとおりある意味本作で危険なグレンデル型は片っ端から駆逐できるので、かなりのアドバンテージがある。同化の恐ろしさを知る視聴者からすれば、これは'''人が乗る機体の中では余りある厚遇といえる'''(何故なら同化を恐れず戦うという行為自体、原作からして'''絶対に有り得ない'''からである。傍目(あるいは視聴者)から見ればただの自殺である)。<br />
:更にルナマリア搭乗の[[インパルスガンダム]]との[[合体攻撃]]も追加され、使いやすさはもちろん最大火力も過去作以上となっている。唯一残念な点はプロローグで同時に登場するためか、インパルスガンダムからの改造を引き継がないところか(『Z』では引き継ぐ)。<br />
:原作終了後という扱いを生かした、ファフナー勢との大胆なクロスオーバーの数々から、'''ファフナー・マークデスティニー'''(「運命」をドイツ語読みにした'''マークシックザール'''とも)と呼称するファンも(ちなみにその俗称は'''[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|スパロボ公式ラジオ]]でも触れられている''')。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]<br />
:初登場作品。今回は主に敵としての登場であり、終盤に正式参入する。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:今回はパルマフィオキーナが単独武装として追加された他、新規武装以外ではアロンダイトのモーションが変更されている。<br />
:但しまたもやシンのSEED技能が途中まで封印状態になってしまっており、初期からSEED解禁されているストライクフリーダムや∞ジャスティスと比べると能力面で不利。火力に関しても合体攻撃の相棒が能力の低いインパルスであるため、相対的に劣っている。更に言うとそのインパルスがカスタムボーナスを得た場合エクスカリバーの攻撃力が上がる為、SEED&武装一斉攻撃解放までは'''インパルスの後継機でありながらインパルスと最大火力が同等'''という情けない事になる。<br />
:とは言え、決して弱いわけではないので、パイロット養成などでフォローをすれば十分な活躍をしてくれる。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]<br />
:第4章より参戦。コロニー勢力の一部が独自に開発したという設定で、[[ガンダム|RX-78ガンダム]]と同時期かそれ以前に開発されたことになる。<br />
:Zと同様[[EN回復]]を持っていないのだが、EN回復を前提としているとしか思えないほど武器のEN消費が激しい。その上、[[VPS装甲]]と[[ビームシールド]]でもENを食ってしまうため、EN切れを起こしやすい。その分、攻撃力と生存能力はトップクラスではあるのだが…。シンの精神コマンドのラインナップがイマイチなこともあって、珍しく扱いにくい性能となっている。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:『X-Ω』では原作の[[アーモリーワン]]襲撃事件の時点でデスティニーが完成済み、という珍しい設定。このため、[[インパルスガンダム]]が一貫してルナマリアの乗機として扱われている。<br />
:R・SR・SSRアタッカー、SSRディフェンダー、大器型SSRシューター、大器型SSRファイター、大器型SSRアタッカー・Ωスキル搭載大器型SSRファイターが実装。<br />
:R・SR・SSRアタッカーは2016年7月のイベント「運命の騎兵隊」の報酬ユニットとして実装。飛行能力と高い移動速度を持つ斬り込み役。アビリティはHPが高く保つことで能力が上昇するものが多く、[[魂]]と突進貫通型の「アロンダイト」の合わせ技による爆発力が強み。ただ、高い攻撃力と運動性能に対してHPと装甲がレアリティ内でもかなり低く、HPをアビリティ発動条件で保つのが難しいので、こまめな回復を心掛けたい。<br />
:SSRディフェンダーは2016年9月に追加。グラフィック・モーションは前述のアタッカー版と同一で、アタッカー版のアビリティ「光の翼」が「VPS装甲」に差し替わっている他、必殺スキルも範囲上の敵一体を攻撃する「パルマ・フィオキーナ掌部ビーム砲」に差し替わっている。レアリティ覚醒で入手可能。<br />
:大器型SSRシューターは2017年3月のイベント「運命を動かす絆」にて実装。被弾しにくいシュータータイプと相性のいい「HP4/5以上」が発動条件のバフが揃う。安定した攻撃力を発揮するが、それらのバフが切れると一気に弱体化してしまうので注意。<br />
:大器型SSRファイターは2018年9月のイベント「それは、小さなキセキ」にて実装。過去作の分身がついにアビリティとして実装され、分身発動時に攻撃したユニットに大ダメージ+高確率でスタン効果を与える「運命の業火」、ファイタータイプの攻撃範囲拡大と噛み合ったいわゆる「キルアップ」系アビリティ「シン・アスカ専用機」と合わせて、避けて当てる切り込み役リアル系として活躍できる。乱舞格闘系の必殺スキル「近接コンビネーション」の追加で爆発力もアップした。<br />
:大器型SSRアタッカーは2019年11月の[[宇宙戦艦ティラミスII]]とのコラボイベント「NOT ALONE」の報酬ユニットとして追加。報酬専用パイロットパーツ対応ユニット。キルアップ系アビリティ「全領域対応の最強MS」はキルアップには珍しく命中率ダウンのデメリット効果が存在し、攻撃が回避されるごとに命中率、移動速度、クリティカル率をアップさせるアビリティ「ミラージュコロイドによる残像」と対になっている。<br />
:Ωスキル搭載大器型SSRファイターは2020年5月のイベント「夢見た楽園は遠く」にて実装。<br />
:アリーナでの性能は以下の通り。<br />
:*大器型SSRシューター…味方の撃破に連動してバフを得るいわゆる「デスアップ」系アビリティ「運命という名のモビルスーツ」が特徴。デスアップ系ユニットの例に漏れず通常時は貧弱、かつHPを維持する手段がEXアビリティの分身とシンの[[不屈]]及びPアビリティに依存するのが難点で、分身無効がデファクトスタンダード化している昨今の環境では真価を発揮する前に必殺スキルで焼かれて終わることもザラ。<br />
:*大器型SSRファイター…VPS装甲、100%分身「ミラージュコロイド技術の応用」と回避時に発動するHP回復+コア獲得「運命の業火」によりデスティニーガンダムの中では生存性に優れるものの、昨今の回避・命中率のインフレや、そもそも回避を許さない超命中・必中状態の実装が向かい風。<br />
:*大器型SSRアタッカー…大器シューター版のリメイクと言った趣で、デスアップ系アビリティ「譲れない信念」による爆発力が持ち味。EXアビリティの分身は特殊回避に変更され、回数は限られるが確実に攻撃を回避できるようになった。しかし「特殊回避を潰してくる超命中・必中状態に無力」「耐久面はシンの不屈やPアビリティのタフネス頼り」といった欠点はシューター・ファイター版から変わらずで、10というVコストの重さもあって編成難易度は高い。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
インパルスの各シルエットの長所を一纏めにした機体だけあり、格闘・射撃とも強力な武器を備えバランスが取れている。ちなみに各種ゲームで登場する際は、高火力武器が格闘寄りになっている場合が多い。<br />
<br />
==== 武装 ====<br />
;MMI-GAU26 17.5mm CIWS<br />
:頭部に2門内蔵されたバルカン砲。本機唯一の実弾兵器で、先行のセカンドステージシリーズに装備された物より小径化されている。劇中未使用。<br />
:『Z』では運動性ダウン、携帯機では照準値ダウンの[[特殊武器]]。<br />
;MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲<br />
:左右の掌底部に内蔵された小型ビーム砲。隠し武器のような扱いで、接近戦で威力を発揮する。一撃で戦艦をも破壊する威力を持つ。[[ビームサーベル]]としても使えるらしい。デスティニー独自の実験的兵装で、パイロットの発想次第で様々な応用が可能。<br />
:スパロボでは長らく単独では使用できず、フル・ウェポン・コンビネーションに含まれていた。直撃時が[[シャイニングガンダム]]のシャイニングフィンガーに似ている。なお『Z』では終盤オーブでの戦いで、手に似たような武器を持つ[[ターンX]]の溶断破砕マニュピレータをモロに喰らうイベントがあった。『第2次Z破界篇』ではフル・ウェポン・コンビネーションが使用不可・他の武装は問題なく使える事から不調のようである。再世篇ではパーツが手に入ったことで修理が完了したようである。<br />
:『V』においてようやく単独の武装として追加された。必要気力、火力、燃費のすべてがフラッシュエッジ2とアロンダイトのほぼ中間に位置するため、エースになって以降はアロンダイトを解禁するための初手として使われる事が多い。申し訳程度にC属性持ちだが射程が短いのでカウンター武器としての勝手は悪い。<br />
:『X-Ω』では大器型アタッカー・ディフェンダータイプでの必殺スキル。<br />
;M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲<br />
:背部の左ウェポンラックに装備された大型ビームランチャー。不使用時は2つ折りにマウントされる。展開時の全長は本機を上回る。ガナーウィザードのオルトロスやブラストインパルスのケルベロス以上の出力を誇り、MSの携帯火器の中でも最強クラス。また、速射性能も高く、迎撃にも使用できる。なお、砲身分割の技術には本体でも採用された基本構造体の細部化と連動が生かされている。<br />
:ファンからの通称は「名無し砲」。「アグニ」や「ケルベロス」の系譜でありながら、それらに該当する固有名称がないことが由来。<br />
:『Z』では[[全体攻撃]]。<br />
:『X-Ω』ではシューター・ファイタータイプで必殺スキルに採用。<br />
;MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置<br />
:両手甲部に装備された光学防御装備。展開領域の任意設定が可能で、シールドの形状変更のみならず、ビームガン等としての使用も可能。高出力ビームの直撃すら無効化するほどの対ビーム防御力を持ち、実弾も防御可能だが、アンチビームコーティングが施された物体は素通りしてしまうという弱点もある。ただし、本機は[[VPS装甲]]があるためカバーできる。<br />
:一部の作品(『[[Z]]』『[[第2次Z]]』『[[OE]]』)では実体シールドの黄色い部分からビームシールドを展開させているが、実体シールドの黄色い部分はただの装飾であり、手甲の黄色い部分が本来のビームシールド発生装置である。色と形が似ているので間違えてしまったのだろうか。[[V2アサルトガンダム]]、[[ゾリディア]]、近衛師団仕様[[リグ・シャッコー]]など、実体盾からビームシールドを展開するモビルスーツも存在するが、それらと混同してしまったのかもしれない。さらに、Zと第2次Zではビームシールドの形状が本来の菱形とは異なる六角形になってしまっている。シールドの形状に合わせてしまったのかもしれない。『[[K]]』『[[UX]]』『[[第3次Z]]』『[[V]]』では位置・形状ともに正しく描写されている。<br />
;対ビームシールド<br />
:左腕に装着されたシールド。インパルスのシールドと同様、上下に伸縮可能。本機は[[ビームシールド]]と[[VPS装甲]]があるため、フェイルセーフ用として装備されている感が強い。実際、使用されたのはビームライフルや片腕を破壊された時の爆発から身を守った時ぐらいである。こちらは実体型シールドであって、ビームシールドを発生させる機能は無い。<br />
;RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン<br />
:ソードインパルスのフラッシュエッジの発展型。簡易型ドラグーンとして操作する機構が継承されている。[[ビームサーベル]]としても使用可能だが、2つ組み合わせて大きな実体ブーメランとする機構はオミットされた。アンチビームコーティングが施されたシールドを容易に破断する威力がある。……のだが∞ジャスティスに何故か蹴りで弾かれた<ref>瞬間的にグリフォン2ビームブレイドを発生させて蹴り飛ばした可能性はある。</ref>不遇の武器。両肩部にマウント。<br />
:スパロボの演出では基本的に此方のブーメランとしての採用が殆どである。「[[Zシリーズ]]」では燃費のいい有射程P武器で使い勝手が良い。『X-Ω』では「フラッシュエッジ2(投擲)」名義で通常アタッカータイプの必殺スキルに採用。<br />
:『K』『L』では[[ビームライフル]]と役割が重複(どちらも中射程P属性武器)するためかオミットされている。『UX』では武装としては珍しくサーベルでの採用となっているがフル・ウェポン・コンビネーションではブーメランとしても使われている。<br />
:;ビームサーベル<br />
::フラッシュエッジ2のビーム刃の出力を上げて剣状にした状態。通常のビームサーベルと同じく手に持って使う。<br />
::『Z』では[[斬り払い]]時に使用。『UX』では「フラッシュエッジ2」名義で採用されており、フル・ウェポン・コンビネーションと合わせてスパロボとしては初めて両形態が再現された形となる。<br />
::『X-Ω』ではアタッカー・ディフェンダー・ファイタータイプの通常攻撃。<br />
:<br />
;MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル<br />
:インパルスなどが装備している物の改良型。出力と速射性能が高まっている。腰部にマウントラッチがある。<br />
:『Z』ではP属性無しで、単体版と連射(トライチャージ専用)の2種。『K』ではP属性ありの[[アタックコンボ]]武器。<br />
:『X-Ω』ではシューターの通常攻撃に採用。また、シュータータイプは必殺スキルとして連射攻撃も装備。<br />
;MMI-714 アロンダイト ビームソード<br />
:背部の右ウェポンラックに装備された、デスティニー専用の近接戦用大型ビームソード。対艦刀でもある。不使用時は2つ折り状態でマウント。ソードインパルスのエクスカリバーやグフイグナイテッドのテンペストの発展型で、デストロイすら一刀両断するほどの威力があるが、構造上脆弱な部分がある。機体の全高を上回る長さで、使うには駆動部にも高い剛性と柔軟性が求められる。<br />
:『Z』では[[射程]]1~2だが、高威力&低燃費&必要気力なしという超性能。<br />
:『K』では射程1固定だが、[[バリア貫通]]効果が付き[[アタックコンボ]]も可能。しかし、燃費が恐ろしく悪い。トドメ演出では敵に突き刺されたまま爆発している。Lでは燃費改善され、演出面でも強化。随所に[[カットイン]]が入り、さらに岩場に叩きつけるトドメ演出に。刀身が折れないか心配である。UXでは、トドメ演出で一度離脱し、[[フォースインパルスガンダム]]のエクスカリバーよろしく再度突っ込んで斬り捨てるというカットに変更された。<br />
:『OE』では「対大型」特性のため、L(4)[[サイズ]]以上の敵に攻撃力の数値以上のダメージを出せる。<br />
:『X-Ω』ではアタッカー・ファイターの必殺スキル。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;フルウェポン・コンビネーション / 武装一斉攻撃<br />
:『Z』で追加されたデスティニーの必殺技。外付けの武装を次々と使用する連続攻撃で、最後にゼロ距離からパルマフィオキーナを叩き込む。PS2ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~GENERATION of C.E.~』におけるオリジナル最強攻撃「バーストアタック」が元ネタである。特に回転しながらパルマフィオキーナを構える場面などはそっくりそのまま。P属性で、『Z』では[[射程]]が2~5、『K』『L』『UX』『OE』では射程1~3で[[バリア貫通]]効果あり(『UX』に至ってはサイズ修正無視もある)と強力。『Z』では[[ビーム兵器]]扱いなので、[[VPS装甲]]を持つ相手でも問題ない。第2次Z破界篇では使用不可だが、実は[[没データ]]としてちゃっかりあったりする。再世篇の中盤でエターナルが持ってきたパーツによって追加される。<br />
:『フルウェポン・コンビネーション』という必殺技名はスパロボオリジナルで、第3次Zから名称が『'''武装一斉攻撃'''』に変更された。後述の『ザフトレッド~』との被りを避けるためだろうか。<br />
:劇中での会話において、シンが[[SEED|集中力を極限まで研ぎ澄ませた状態]]でない使えないと語っており、カミーユとセツコとの訓練で身に着けたことが明らかになった。<br />
:『K』『L』ではトドメ演出で家族との思い出がフラッシュバックするようになっており、一部では「'''トラウマアタック'''」などと言われる事も。なお、Lではレクイエム戦でジブリールの乗った[[ガーティ・ルー]]にこの技を前述のトドメ演出込みで叩き込むイベントがあり、感慨深いものがある。一方でUXではこの演出がカットされており、「シンは過去を乗り越えた」と解釈する事も出来る。<br />
:『OE』では名前に反して長射程ビーム砲、アロンダイト、パルマフィオキーナの3つしか使用しないため(トリ)フ(゜)ルウェポン・コンビネーションと揶揄されている。なお、この3つの武装による連続攻撃はアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』でも登場しており、そちらは「'''ディスティニー・イグナイデッド'''」というOP「ignited」から引用された必殺技名が採用されている。<br />
;近接コンビネーション<br />
:『X-Ω』ファイタータイプの必殺スキル。アロンダイトで連続攻撃を行ってからパルマフィオキーナでシメる。アロンダイトで連続攻撃を行ってからパルマフィオキーナでシメる。<br />
;エクストリーム・コンビネーション<br />
:『X-Ω』でのΩスキル対応必殺スキル。長距離ビーム砲、フラッシュエッジ、アロンダイトでの連続攻撃。<br />
<br />
==== [[召喚攻撃]] ====<br />
;ザフトレッド・コンビネーションI<br />
:『天獄篇』で追加された召喚攻撃。[[ルナマリア・ホーク]]の[[フォースインパルスガンダム]]と連携で攻撃する。牽制射撃からフラッシュエッジ投擲とビームサーベルで〆。<br />
:ちなみに出だしの牽制射撃はデスティニー→インパルスの順だが'''インパルスの方は一発も当たらない'''。とはいえ、デスティニーはメインとなる対艦刀や長射程ビーム砲といった大火力武装を一切使っていないので、どちらかといえばインパルス主体の攻撃である。Vで追加されたトドメカットインもルナマリアの方が目立っている。<br />
;ザフトレッド・コンビネーションII<br />
:『天獄篇』中盤で追加される最強攻撃。ルナマリアのインパルス、[[レイ・ザ・バレル]]の[[レジェンドガンダム]]との連携攻撃。ライフルとドラグーンで牽制した後、アロンダイトとエクスカリバー二振りで突撃してトドメ。<br />
:第38話でのヘブンズベース攻略戦で、デストロイガンダムを撃墜したフォーメーションの再現だが、インパルスはソードシルエットに換装しており、フラッシュエッジで牽制を行っていた。<br />
<br />
=== [[合体攻撃]] ===<br />
全て[[ルナマリア・ホーク]]の[[フォースインパルスガンダム]]との連携攻撃。<br />
<br />
;コンビネーション・アサルト<br />
:『UX』で使用。アロンダイトとエクスカリバーでの同時斬撃からインパルスはブラストに換装し、長距離ビーム砲とケルベロスで波状攻撃を仕掛ける。<br />
:余談だがシン役の鈴村氏とルナマリア役の坂本氏はUX発売の前に結婚しており、この攻撃パターンは'''ウェディングケーキ入刀→お色直し→キャンドルサービス'''とファンからの祝福混じりでネタにされた。<br />
;ザフトレッド・コンビネーションI<br />
:『V』で使用。演出は天獄篇と同じだが、撃墜後にシンとルナマリアのカットインが入るようになった。<br />
;ザフトレッド・コンビネーションII<br />
:『V』で使用。天獄篇に同じ名前の技があるがこっちはレイがいない。演出は『UX』のコンビネーション・アサルトに似た形となった。デスティニーとインパルスでビームライフルを放った後、ブラストに換装したインパルスがデスティニーのビーム砲と同時に主砲を発射。最後に、ソードに換装したインパルスがアンビデクストラスでデスティニーのアロンダイトと同時に切り裂く。換装攻撃の順がコンビネーション・アサルトとは逆になっている。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;剣装備、盾装備、銃装備<br />
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。<br />
;[[ビームシールド]]<br />
:『OE』で採用。<br />
;[[VPS装甲]]<br />
:『Z』、『第2次Z』では特殊装甲、『K』、『第3次Z』では[[バリア]]扱い。ビーム兵器以外の攻撃によるダメージを軽減する。『UX』では特殊装甲扱いであり、'''[[バリア貫通|バリアを貫通]]する[[フェストゥム]]の攻撃にも発動し[[同化]]を無効化できる'''ので、『UX』における「セカンドステージシリーズは対フェストゥム用に開発された」という設定を補強する役割を担っている。<br />
;[[ミラージュコロイド]] / [[分身]] / 高速回避<br />
:[[特殊回避]]。[[気力]]130以上で発動。これにより、防御手段が多いCE系MSの中でも最高峰の防御性能を誇る。特に[[連続ターゲット補正]]のある『Z』以降でその恩恵を感じやすい。<br />
:『UX』では専用の「高速回避」となったが、最大発生確率が分身50%に対し高速回避45%とやや弱体化した。<br />
;[[ハイパーデュートリオンエンジン|ハイパーデュートリオン]] / [[EN回復]](小)<br />
:[[Zシリーズ]]ではEN回復(小)。『Z』では採用されなかったが、『第2次Z』からは採用された。<br />
:携帯機シリーズでは「ハイパーデュートリオン」表記。『K』、『L』では毎ターン自軍フェイズ開始時に、ENが最大値の25%回復する。『UX』では回復量が10%とEN回復(小)と同じになった。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[陸]]・[[宇宙|宇]]<br />
:[[飛行]]可能。携帯機シリーズでは陸適応がBになっている。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;全ての武器の攻撃力+300<br />
:[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]でのボーナス。<br />
:破界篇ではこのボーナスのおかげで、最強武器が封印中にもかかわらずトップレベルの攻撃力を確保している。再世篇では使用可能なため元々高い火力が更に高まり、その単体攻撃力は[[ストライクフリーダムガンダム]]や[[インフィニットジャスティスガンダム]]を上回る。<br />
;最大EN+80、全ての武器のCRT+30<br />
:[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]でのボーナス。継戦能力が大幅に上がるほか、天獄篇で追加される最強武器のEN消費にも対応できる。また、CRT上昇による与ダメージアップ(の期待値が上がること)も侮れない。SEEDスキルによるCRT+40%・見切りによるCRT+10%を加えると最強武器の『武装一斉攻撃』はCRT+90%に達する。シンのエースボーナスでSEEDスキルが気力110で発動可能となると、ステージ開始からクリアまで全ての攻撃をクリティカルとすることも夢ではない。<br />
;最大EN+80。特殊能力「分身」の発生に必要な気力制限がなくなる。<br />
:[[スーパーロボット大戦V|V]]でのボーナス。第3次Zでのボーナスに似ているが、こちらは分身の気力制限を無くす。シンを[[エース]]にした上で[[闘争心]]Lv.3を覚えさせると、分身の必要気力をすぐに満たせるので、終盤は正直微妙なボーナス。ただし、CRT率は強化パーツで補うことも出来るので、囮として運用しやすくなったと考えれば一長一短。<br />
<br />
=== 機体ボーナス ===<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:*'''無改造:CT補正+10 運動性+5 地形適応:宇A'''<br />
:*'''ハーフ改造:CT補正+20 運動性+15 地形適応:宇S'''<br />
:*'''フル改造:CT補正+30 運動性+25 地形適応:宇S'''<br />
:貴重な宇宙適応ボーナス持ちなので、宇Bかつ接近戦を得意とする機体とPUを組む機会もあるだろう。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]<br />
:*'''初期段階:CRT補正+10 運動性+5'''<br />
:*'''第二段階:CRT補正+15 運動性+10 地形適応:宇A'''<br />
:*'''第三段階:CRT補正+20 運動性+20 地形適応:宇S'''<br />
:*'''最終段階:CRT補正+30 運動性+30 地形適応:宇S EN+50'''<br />
:基本的にはLと変わっていないが、最終的に[[EN]]が増えるので継戦能力の向上が期待できる。<br />
:今作はユニット側で宇B以下の機体が存在しないので、純粋に接近戦を得意とする機体とPUを組むと良い。近距離・遠距離問わず[[武器]]の[[射程]]がほぼ一致する[[ダブルオークアンタ]]や、劇中での絡みが多い[[マークザイン]](ただし第二部のみ)などが候補に挙がるだろうか。<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「Vestige -ヴェスティージ-」<br />
:Z・第2次Z破界篇・再世篇で採用。劇中では[[ストライクフリーダムガンダム]]登場時の曲としての印象が強い。<br />
:本来は西川氏が監督の福田己津央氏の要望で作ったキラのテーマ曲だったが、その後、「C.E.に生きる全ての人達のテーマソングと言える曲となった」と監督から評された。<br />
:よく「本来はシンをイメージして作られた曲」と言われる(歌詞がキラよりシンに合致するため)が、シンを意識したのは「ignited -イグナイテッド-」の方で、この2曲は対極的な関係にあるという。<br />
;「Zips」<br />
:Kで採用。本作ではデスティニー専用[[BGM]]となっているが、元々は『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』の曲(更に言えば大元はPS2ゲーム「機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ」のMSVパートのOP曲であり、同ゲーム中ではミゲルを操作するステージのBGMにもなっている)。DESTINYでも総集編で一度だけこの曲がかかったことがあるが、その時登場していたのは[[ソードインパルスガンダム]]である。 <br />
;「ignited -イグナイテッド-」<br />
:L・OE・Vで採用。<br />
;「Life Goes On」<br />
:UXで採用。何げにファフナーと絡むイベントでは殆どこれが流れる。かなりマッチしているため、ベストチョイスといえるものになっている。<br />
;「PRIDE」<br />
:第3次Z時獄篇で採用。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
;対[[デストロイガンダム]]<br />
:ヘブンズベース攻防戦において、5機編成の[[デストロイガンダム]]部隊のうち、3機を仕留める活躍を見せた。<br />
;対[[インフィニットジャスティスガンダム]]<br />
:二度対峙するが、どちらも迷いや負い目がモロに操縦に反映され、手も足も出なかった。最終的に両腕を破壊されて戦闘不能になる。その後のデスティニーの所在は不明である。<br />
;対[[インフィニットジャスティスガンダム]](高山版)<br />
:[[アスラン・ザラ]]と信念をかけて対決し、光の翼を展開しての高速回避、片腕を破壊するなどデスティニーの性能をフルに発揮して追いつめる。しかし、リフターとキックの連携攻撃に対応しきれず逆転された。<br />
;激突する運命(デスティニー)と自由(ストライクフリーダム) 最後の大決戦!<br />
:平和を求め、決められた運命を選んだシン。そして人々の自由のために戦うキラ。2人の戦士が決戦に挑む! <br />
:…というコピーと共に、デスティニーとストライクフリーダムが半壊状態で戦うイラストが幼年誌『テレビマガジン』に掲載されたが、本編では実現せず、幻のシーンとなった。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名場面 ==<br />
;奏でられた曲は<br />
:[[スーパーロボット大戦L|L]]第32話より。[[月|月面]]における[[レクイエム]]戦で[[LOTUS]]に追いつめられた[[ロード・ジブリール|ジブリール]]は[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]を盾にして逃亡を図ろうとしたが、直後に[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の乗る[[ウイングガンダムゼロカスタム]]がレクイエムを狙撃。ダイダロス基地に侵入したヒイロに追いつめられたジブリールはリリーナを手放してしまうも、その隙に[[ガーティ・ルー]]に乗艦し、陥落したダイダロス基地から脱出、逃亡を図る。<br />
:…が、それを阻んだのは[[シン・アスカ|シン]]の乗る[[デスティニーガンダム]]であった。デスティニーの武装を次々とガーティ・ルーに撃ち込み、かつて戦争によって命を落とした家族の無念を晴らすかのようにゼロ距離パルマフィオキーナを叩き込んでガーティ・ルーを撃墜、遂にジブリールに引導を渡したのであった。<br />
;飛鳥〜うんめい<br />
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]第25話より。[[竜宮島]]との戦いで防衛線を突破したフェストゥムを迎撃しようとしたシンのインパルスは、反撃を受け身動きが取れなくなってしまう。動けないインパルスを同化せんと迫るフェストゥム。そこに割り込んだのは[[真壁一騎|一騎]]の駆る[[マークザイン]]だった。<br />
:マークザインといえどこのままでは同化されてしまう事を危惧したシンは一騎に離脱を命ずるが、一騎は「'''俺にとっては、あなただって守るべき大切な仲間だ!'''」と返し、フェストゥムを引き剥がそうとする。このままでは大事な仲間と大切な人たちを失ってしまうと焦るシンに謎の声が響く。「'''大丈夫、運命はあなたの味方だよ…'''」。<br />
:マークザインに取り付いたフェストゥムを吹き飛ばしたのは、竜宮島で修復されていた「運命」のガンダム。その声の主である[[皆城乙姫|乙姫]]は必死に仲間を守ろうとしたシンを祝福し、彼の為の「運命の翼」を託したのだ。デスティニーに乗り込んだシンは一騎と共に二体のフェストゥムを撃破し、反撃の狼煙を上げたのだった。<br />
:一騎の台詞と共に鳴り始めるLife Goes On、乙姫の力によってシンの元に舞い降りるデスティニーなど、UXのクロスオーバーを象徴する一場面。<br />
;比翼〜ねがい<br />
:UX第29話より。フェストゥムとして目覚めた甲洋を探しに外へ向かった一騎達に前後して、島の外からフェストゥムが来襲する。想い人の墓へ向かった甲洋をフェストゥムが襲撃してくる。そこに、シンの駆るデスティニーと修理の完了したインパルスを駆るルナマリアが救援に現れた。多くの言葉を語らず、以心伝心したが如く二対の翼がフェストゥムを打ち砕いた後、ルナマリアはシンに語りかける。大切なものを護りたい気持ちは同じだと。そして今の自分はそんなシンのパートナーであると。願う想いの向く先は同じ。比翼の羽ばたきに呼応したように仲間が駆けつけ、戦いが始まった。全ては護るべきものを守るために――。<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;[[インパルスガンダム|インパルス]]<br />
:変形・合体・換装を駆使することで多様な状況に対応可能なMS。シンが搭乗するデスティニーはこの機体の運用データを基に調整されている。<br />
:*[[フォースインパルスガンダム|フォースインパルス]]<br />
:*[[ソードインパルスガンダム|ソードインパルス]]<br />
:*[[ブラストインパルスガンダム|ブラストインパルス]]<br />
:;[[GUNDAM:デスティニーインパルスガンダム|デスティニーインパルス]](SRW未登場)<br />
::『[[MSV|DESTINY MSV]]』に登場するMS。インパルスガンダムに各シルエットの特徴を取り込んだデスティニーシルエットを装着した仕様。事実上デスティニーのプロトタイプとも言える。SRW未登場。<br />
;[[レジェンドガンダム|レジェンド]]<br />
:同時期に開発されたサードステージシリーズのMS。<br />
;[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]<br />
:<br />
;[[インフィニットジャスティスガンダム|インフィニットジャスティス]]<br />
:<br />
;[[スターゲイザーガンダム|スターゲイザー]]<br />
:<br />
;[[ハイペリオンガンダム|ハイペリオン]]<br />
:当シリーズにおけるビームシールドの元になった[[アルミューレ・リュミエール]]搭載機。 <br />
<br />
== 余談 ==<br />
*主人公の番組後期における搭乗機で番組タイトルの「デスティニー」を冠するガンダム…と主役機要素満載のこの機体だが、記念すべき初陣は「軍を脱走した[[アスラン・ザラ|アスラン]]と[[メイリン・ホーク|メイリン]]を追跡・撃墜する」という華々しいデビューとは無縁の役回りな事から始まり、最終決戦でアスランのインフィニットジャスティスに敗北、OPの番組タイトルのバックもストライクフリーダムが使われ、'''[[シン・アスカ|シン]]の専用機のはずが、後付けでオレンジ系統で配色された[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]仕様が出る'''等、パイロットのシン同様に作中での扱いは、あまりよろしいものではなかった。放送終了後に発売された、ガンプラHG版の出来は先にHG発売されたストライクフリーダムよりも好評だった事が、数少ない救いか。<br />
*『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの[[ガンダムタイプ]]は大河原邦男氏が担当しており、そのギミックは「大河原氏が今まで担当したガンダムの集大成」ともいうべきものになっている。<br />
**デスティニーの場合は素のままでは通常の人型であり、意外にもギミック要素は少ない。その代わり演出面の影響が良くも悪くも強い機体であり、これは福田己津央監督の…と言うよりサンライズ製作の(スーパー系の)ロボットアニメのイメージが色濃く反映された結果。<br />
**もっとも、モビルスーツの特性を考えれば、[[変形]]機能等のギミック要素の組み込まれた機体は、敵に攻撃の隙を与えてしまったり、わずかな損傷でも戦闘中に機能不全等を起こしてしまうといった危険性が高くなるので、そういった点を考慮すれば、「ギミック要素の少ないデスティニーは、むしろ少しでもパイロットの安全性を高めようとしていた」と言えなくもない。<br />
**ちなみに全機体のギミックを詰め込んだ機体というのは元々は[[フリーダムガンダム]]の[[ストライクガンダムI.W.S.P.|初期案]]でもあった。なお、カメラアイ周りが赤く縁取られているのは、シンの血の涙を再現したもの。<br />
*パイロットのシンが、劇中では怒りや憎しみといった負の感情を基軸に戦う為か、デスティニーの外見や戦う姿もどこか[[天使・悪魔|悪魔]]を彷彿とさせる相貌となっている。更にHDリマスター版のビジュアルも、「炎の中でウイングを展開させるデスティニーの足元に、'''コックピットを潰された[[フリーダムガンダム]]と[[ストライクルージュ]]が物言わぬ屍のように転がっている'''」という凶悪なものとなっており、原作とは異なる別の可能性の結末([[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]を中心とする[[ザフト]]の全面的勝利)を想起させるものとなっている。<br />
*大型ビームソードの名前になっている「アロンダイト」とは、ソードインパルスのビームソードである「エクスカリバー」と同じく、アーサー王伝説に登場する騎士が所有していたとされる剣<ref>原典のアーサー王伝説にはアロンダイトと言う名前の剣は登場せず、後の脚色による部分もある。</ref>で、円卓の騎士の一人・ランスロットの剣とされ、エクスカリバーと打ち合っても刃こぼれしなかった程の強度を誇るが、後に「同じ円卓の騎士の仲間の家族を斬り殺してしまい、魔剣へと堕ちた」と言われている。<br />
**デスティニーも初任務が脱走するアスランの追撃だったり、シンが錯乱状態に陥り[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]を撃墜しそうになったり(その際の使用した武装はアロンダイトではなくパルマフィオキーナだったが)と、悪い意味でアロンダイトの名前に相応しい活躍をしてしまっている。また、構造上脆いというのは刃こぼれしなかったという伝説と真逆である。<br />
*『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)では、デスティニーガンダムがイズナ・シモンが使用する[[ガンプラ]]として登場。塗装等を全く施さない「素組み」の状態でありながら、[[主人公]]であるカミキ・セカイが動かすビルドバーニングガンダムと対等以上の激戦を繰り広げ惜しくも敗北するものの、本編や作品外での鬱憤を晴らすかのような大活躍を見せた。制作スタッフも主人公機にあるまじき扱いに思う所があったのだろうか。<br />
**なおシモンはその後、新たに制作されたデスティニーインパルスを使用している。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
*プラモデル<br />
<amazon>B0009P7WUM</amazon><amazon>B000BOBGUI</amazon><amazon>B00B596VB2</amazon><amazon>B0009Y2WSK</amazon><amazon>B000VO0546</amazon><amazon>B000VO054G</amazon><amazon>B000F8MII4</amazon><br />
*フィギュア<br />
<amazon>B0009UCB9O</amazon><amazon>B000ARCKJW</amazon><amazon>B0044WVGEE</amazon><amazon>B00F04QQSG</amazon><amazon>B00LGBMEDI</amazon><br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:デスティニーガンダム]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:てすていにいかんたむ}}<br />
[[Category:登場メカた行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]]<br />
[[Category:機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0&diff=361528
ゼロシステム
2020-06-14T12:01:39Z
<p>210.155.61.242: /* 概要 */</p>
<hr />
<div>ゼロシステム(Zoning and Emotional Range Omitted System)とは、『[[新機動戦記ガンダムW]]』に登場するシステム。<br />
<br />
[[英語]]の直訳は「領域化及び情動域欠落化装置」。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[ウイングガンダムゼロ]]に初めて搭載された、戦闘サポートシステム。<br />
<br />
全神経と五感をシステムが支配することで、「機体の各種センサーの情報を直接脳内に伝達することで、『全周囲を同時に見る』など高度な認識能力を得る」「脳内物質の操作によって痛覚を麻痺させ、通常は耐えられないような加速Gなどを伴う高機動を可能にする」「これから行いうる様々な行動とその結果をシステムが予測し伝達することで、搭乗者に勝利のための最適な行動を取らせる」といった効果をもたらす。<br />
<br />
ただし、このシステムが予測する行動は、勝利のためであれば「友軍や民間人を巻き込んだ攻撃」「相討ちによる搭乗者自身の死亡」といった非倫理的なものまで含まれているため、そのような行動と結果予測が常に脳内に送り込まれる精神的苦痛は計り知れない。また、システムが想定する「勝利」は基本的にシステム搭載機単独での勝利であり周囲への被害を考慮しないため、予測の結果最適な行動として周囲を巻き込む行為を強要されることもあり、それを拒否、あるいは無視できるような強い精神力がなければシステムに従うままに無差別破壊を引き起こす可能性がある。こうした点は開発者である[[ドクターJ|技師たち]]からも欠陥と看做され、彼らの手による実機の製造は行われなかった。ただし設計図は破棄されておらず、後に[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]が完成させることとなる。<br />
<br />
ウイングガンダムゼロを鹵獲したOZの技術士官トラント・クラークはこのシステムを独自に研究し、「ゼロシステムが人間の意識を改変する」という独自の理論を打ち立てている。実際[[ヒイロ・ユイ]]と[[ゼクス・マーキス]]はシステムを経験・克服することで、鋭敏な感覚を掴んでいる。<br />
<br />
原作では5人のガンダムパイロットとゼクス、前述のトラントがシステム搭載機に搭乗し、最初は全員がシステムに翻弄されている (トラントは発狂して死亡)。[[ドロシー・カタロニア]]も[[リーブラ]]内でシステムを体験しているが、彼女は一発で使いこなしている。ときた洸一による漫画版ではゼクスも最初からシステムを使いこなしていた。<br />
<br />
[[ガンダムエピオン]]には同様のシステムである「システムエピオン」が搭載されている。基本理論は同じだが、プロセスが微妙に違う。ヒイロがゼクスと機体を交換したのはこれが理由の一つ。<br />
<br />
また、システム搭載機同士が戦闘に陥った場合、相手を上回ろうと勝利への試行を際限なく繰り返し、最終的にはパイロットごとオーバーフローを起こしてしまう。サンクキングダムでの戦いではパイロットのオーバーフローは起きなかったものの、システムにこれが発生して戦闘が終了している。最終戦では起きなかったのは、ゼロにヒイロが、エピオンにゼクスが搭乗していたからこそである(ただし、ときた洸一による漫画版ではオーバーフローこそ起きなかったが、「この戦いは無意味」と判断してゼロシステムが停止してしまった)。<br />
<br />
=== ゼロシステム(特殊能力) ===<br />
『[[スーパーロボット大戦α|α]]』以降のSRWでは[[特殊能力]]として、ゼロシステムの能力を上手く再現しており、パイロットの各[[能力]]([[格闘]]・[[射撃]]・[[技量]]・[[防御]]・[[命中]]・[[回避]]。一部作品では[[防御]]の代わりに[[反応]])を上昇させる[[特殊能力]]になっている。<br />
<br />
ただし、原作の再現としてイベントで暴走する時のカトル以外は、SRWではそもそも暴走が起こらないため、[[乗り換え]]可能な作品ならヒイロとゼクス以外でもゼロシステムを使いこなすことができ、暴走するなどと言ったデメリットも特にない。中でも『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではシステムを使いこなしたヒイロにデュオが「ヒイロが使いこなせたのだから俺たちにも出来るはず」といった旨の発言をしており、他のパイロット達も乗り換え出来るように訓練を積んでいることが示唆されている。<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! 作品 !! 効果 !! 気力条件<br />
|-<br />
! [[スーパーロボット大戦α|α]]・[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]・[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]<br />
| rowspan="2" | 全能力値+10 || 140以上<br />
|-<br />
! [[スーパーロボット大戦A|A]]・[[スーパーロボット大戦R|R]]・[[スーパーロボット大戦D|D]]<br />
| 130以上<br />
|-<br />
! [[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]・[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
| rowspan="2" | 命中・回避+20 他能力+10 || 140以上<br />
|-<br />
! [[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
| 130以上<br />
|-<br />
! [[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]<br />
| 全能力値 気力によって変動<br />格闘・射撃=(現在の気力-100(CB取得後は90))÷5<br />技量=(現在の気力-100(CB取得後は90))÷2<br />防御・命中・回避=(現在の気力-100(CB取得後は90))÷3<br />(端数切捨て) || 130以上(ヒイロのみABで110以上)<br />
|-<br />
! [[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]・[[スーパーロボット大戦X|X]]<br />
| 全能力値 気力によって変動(上限200)<br />格闘・射撃・命中・回避=(現在の気力-100(CB取得後は90))÷5<br />技量・防御=(現在の気力-100(CB取得後は90))÷2<br />(端数切捨て) || 130以上(ヒイロのみABで110以上)<br />
|-<br />
! [[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]<br />
| 全能力値+19+lv×1(最大9) || 140~120以上(レベルによって変動)<br />
|}<br />
<br />
== ゼロシステム搭載機 ==<br />
;[[ウイングガンダムゼロ]] / [[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ(EW版)]]<br />
:「ゼロシステム」を搭載した『[[新機動戦記ガンダムW]]』世界における最初の「ガンダム」。紆余曲折を経て[[ヒイロ・ユイ]]が搭乗することとなる。<br />
;[[ガンダムエピオン]]<br />
:[[トレーズ・クシュリナーダ]]が自ら開発した機体で、「システムエピオン」を搭載している。最終的に[[ゼクス・マーキス]]([[ミリアルド・ピースクラフト]])が搭乗する。<br />
;[[ウイングガンダムゼロリベリオン]]<br />
:[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]がブリタニアに送ったウイングゼロの設計データを元に、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]が制作させた機体。<br />
<br />
== ゼロシステムに関連する機体 ==<br />
;[[トールギスIII]]<br />
:「システムエピオン」の試作型OSを搭載。SRWでは未実装。ちなみに「G GENERATION CROSS DRIVE」ではルート次第で本機のコピー機がゼロシステムを搭載。<br />
;[[ガンダムサンドロック改]]<br />
:ゼロシステムによる連携攻撃をしてくるMDに対して、ガンダムチームの指揮を執るため一時的に本システムのコピーを[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]によって搭載された。コピーであるためか、機体が対応していないせいかは不明だが、一部機能がオミットされているようである。その後はガンダムチームの連携がうまくいくようになり、[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]によって不必要とされ取り外されている。SRWでは未実装。<br />
;[[ビルゴII]]<br />
:直接搭載しているわけではないが、本システムを応用し従来の[[モビルドール]]より柔軟な操作ができるようになった。操作したのは[[ドロシー・カタロニア|ドロシー]]。『敗者たちの栄光』では[[ガンダムエピオン]]のゼロシステムからコピーしたものがインストールされ、性能が向上している。<br />
<br />
== スパロボシリーズでの関連 ==<br />
;[[ソレスタルビーイング]]<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』においては'''「ゼロシステムがイオリア計画の一環として[[ソレスタルビーイング]]によって製造され、[[ツインドライヴシステム|ツインドライヴ]]と共に同じ機体に積み込まれる予定だった」'''という驚愕のクロスオーバーがある。<br />
:元々はゼロシステムと[[ヴェーダ]]をリンクさせ、その予測能力を極限まで引き出すことで搭乗する[[イノベイター]]候補者への試練とすることを目的としていたが、候補者がゼロシステムに飲まれてしまった場合、ゼロシステムの見せる悪夢が[[GN粒子]]によって周囲に無差別に伝播し、錯乱状態を連鎖させてしまうこととなり、またゼロシステムそのものが悪用された場合の危険度も高かったため、完成後に[[ソレスタルビーイング]]から離脱した[[ドクターJ|コロ]][[プロフェッサーG|ニー]][[ドクトルS|の]][[H教授|五]][[老師O|博士]]によって計画から引き離されたという設定である。<br />
:結果としてこの世界の[[ウイングガンダムゼロ]]と[[ダブルオーライザー]]は兄弟機のような関係となり、作中では[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の二人がそれぞれのガンダムのパイロットとなり、戦いの中で[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]が待ち望んだ革新者として成長していった。<br />
:そして[[Zシリーズ]]完結編である『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では、これまでの総仕上げと言わんばかりに[[ELS]]との対話において、原作におけるティエリアの代役に近く、ヴェーダと共にELSからの膨大な情報の処理をサポートさせ、ヒイロは刹那と共に対話を成功に導いている。<br />
;[[ビリー・カタギリ]]<br />
:『第2次Z再世篇』で鹵獲したウイングゼロの調査をしている最中にゼロシステムを起動し、その結果として可能性の一つである「[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]が自分を裏切った」という場面を目にしてそれに取りつかれてしまう。また、'''ゼロシステム起動による思考能力の拡大の影響で、自力で[[トランザム]]の理論に辿りつき、それを[[マスラオ]]に実装している'''。なお、今作のビリーは「ガンダムW」におけるトラント特尉の役回りを受け持っている。<br />
;[[シャア・アズナブル]]<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』において新世時空振動の影響により[[特異点]]となった自分が成すべきことを見出すために使用する。先述のビリーとは違い、ゼロシステムに飲まれることはなかった。<br />
;[[ガウルン]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』においてゼロシステムを沈黙まではさせていないが、'''現状では確実に[[ヴェルター]]全滅'''という未来をヒイロに見せた。<br />
;[[千鳥かなめ]]<br />
:上記のガウルンの件における唯一の不確定要素。ヒイロは'''ゼロシステムの予測を超えるために'''[[ウィスパード|彼女の力]]に全てを賭ける事になる(つまりこの時点でかなめは不確定要素ではあるが、'''それで勝利出来る事まではゼロシステムも予測できていない'''。ゼロシステムの予測が変わるのはかなめがその力を発揮した瞬間である)。<br />
;[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]<br />
:『[[第2次Z再世篇]]』において、ゼロシステムで彼の予測された[[ゼロレクイエム|未来]]を見て、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]は彼の殺害を決意し、彼の拠点とも言える[[アッシュフォード学園]]および協力者たちを襲撃した後、実際に彼と戦う。<br />
:『DD』では、ゼロリベリオンに搭載されたゼロシステムに'''提案する'''という形で予測を変えさせる使い方を行う。<br />
;[[カップリングシステム]]<br />
:『[[X]]』において、カップリングシステムと組み合わせて[[渡瀬青葉|青葉]]を捜索、発見に至った。<br />
;[[ビゾン・ジェラフィル]]<br />
:『X』において、どういうわけかゼロシステムは、ゾギリアの一兵士に過ぎない彼のことを警戒していた。おそらくは[[エフゲニー・ケダール|彼の末路]]を予測していたと思われる。<br />
;[[マサキ・アンドー]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』で'''道に迷ったマサキをゼロシステムで捜し出す'''というおそらく空前にして絶後になるであろうしょうもない使われ方をされた。むしろ、ゼロシステムを使わないと探せないと言われてしまうマサキって…(ちなみに[[サイバスター]]には未来予知が可能なラプラスデモンコンピューターがあるのだが、マサキの方向音痴はそれがあっても尚道に迷うほどなので、そんなマサキを探し出せたゼロシステム>マサキが使ったラプラスデモンコンピューターとなるはずである。方向音痴でない普通の人間がラプラスコンピュータを使った場合は不明)。<br />
:なお余談だが、迷子になったマサキと、ゼロシステムを使って彼を捜したヒイロの声優は、共に緑川光氏である。<br />
;[[アシュクリーフ]]<br />
:この機体に搭載されているDPSを[[アストナージ・メドッソ|アストナージ]]はゼロシステムみたいなものと説明した。<br />
;[[シュウイチロウ・ユキムラ]]<br />
:史上初かつ唯一、'''ゼロシステムを沈黙させた'''(='''勝利出来る可能性が一切存在しない''')人物。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*SRWにおいて、勝利出来る見込みがない相手が現れた際のゼロシステムの対応は、「ゼロシステムが沈黙してしまった」『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』、「敗北する未来しか見せず、パイロットが個人で抗うしかなかった」『[[スーパーロボット大戦64|64]]』、「勝利出来ないとしながらも、不確定要素を予測した」『[[スーパーロボット大戦W|W]]』と作品によって異なっている。<br />
*名称自体は『新機動戦記ガンダムW』放映前に展開されていた『新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』の主人公「ゼロガンダム」が習得した聖龍大系のルビとして先に登場している。<br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:ゼロシステム]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:せろしすてむ}}<br />
[[Category:特殊能力]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%BC%E3%83%AD&diff=361523
ウイングガンダムゼロ
2020-06-14T11:54:21Z
<p>210.155.61.242: /* 武装 */</p>
<hr />
<div>{{Otheruseslist|『[[新機動戦記ガンダムW]]』に登場するウイングガンダムゼロ|『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』版|ウイングガンダムゼロカスタム}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Wing Gundam Zero]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|新機動戦記ガンダムW}}<br />
| デザイン = {{メカニックデザイン|大河原邦男}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = 高性能実験型[[モビルスーツ]]<br />
| 生産形態 = ワンオフ機<br />
| 型式番号 = XXXG-00W0<br />
| 頭頂高 = 16.7m <br />
| 重量 = 8.0t<br />
| 装甲材質 = ガンダニュウム合金<br />
| アビリティレベル = <br />
;ファイティングアビリティ<br />
:レベル150<br />
;ウエポンズアビリティ<br />
:レベル150<br />
;スピードアビリティ<br />
:レベル160<br />
;パワーアビリティ<br />
:レベル140<br />
;アーマードアビリティ<br />
:レベル140<br />
| 開発者 = [[ドクターJ]]<br />[[プロフェッサーG]]<br />[[ドクトルS]]<br />[[H教授]]<br />[[老師O]]<br />
| 制作者 = [[カトル・ラバーバ・ウィナー]]<br />
| 主なパイロット = [[ヒイロ・ユイ]]<br />[[ゼクス・マーキス]]<br />[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]<br />
}}<br />
<br />
'''ウイングガンダムゼロ'''は『[[新機動戦記ガンダムW]]』の登場メカ。同作品の後半の主役ロボットである。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
=== 機体概要 ===<br />
[[OZ]]を出奔した[[ドクターJ]]ら5人の技師が、[[トールギス]]を基に設計した試作型モビルスーツ。<br />
<br />
[[オペレーション・メテオ]]のガンダム5機の原型(アーキタイプ)であると同時に、背中に翼状のバインダー(二つに展開する)が付いた外見や装備、「機動性を中心にバランスの取れた汎用機」というコンセプトは後にドクターJが設計した[[ウイングガンダム]]に酷似している。いわば、'''オリジナル・ウイングガンダム'''だが、ウイングを初めとしたオペレーション・メテオ用機体が地上用に開発されたのに対し、本機は宇宙戦を主体としており、更に地上でも未調整のまま力を発揮した。<br />
<br />
最大の特徴は、機体管制システムとしてあらゆる[[予知|未来予測]]を導き出し、それをパイロットに教える'''[[ゼロシステム]]'''を搭載していることにある。だがこのシステムは暴走の危険性が高く、しかもドクターJが「コロニーの1つや2つは沈む」と述べたような戦闘力を発揮する代物であった。技師たちはその危険性から本機体の開発は設計段階で終了させ、ペーパープランのままにしていた。<br />
その性能はプロペラントと武装と装甲を除いた'''フレームのみでトールギス以上の性能どころかトールギスもう1機分以上のスペックを持つほど。'''<br />
<br />
それから十数年後、父親を殺されて怒りに自分を失った[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]が、H教授が残していた設計案の1つをウィナー家の財力で完成させてしまったのが、テレビ版のストーリーに登場するウイングガンダムゼロである。<br />
<br />
==== ネオ・バード形態 ====<br />
[[変形]]した巡航形態。「ネオ」とついているが、実際はウイングガンダムのバード形態のオリジナル。変形システムも大まかな点では同じ。<br />
<br />
ウイングガンダムと同様に腕部がランディングギアになるため、バード形態のまま着陸も可能(総集編の新規映像で確認できる)。<br />
<br />
=== 劇中での活躍 ===<br />
本機に搭乗したカトルは、憎しみの心からゼロシステムに取り込まれたまま、ウイングガンダムゼロでOZ宇宙軍やOZを受け入れたコロニーに攻撃を仕掛けていく。<br />
<br />
[[ヒイロ・ユイ]]の[[メリクリウス]]と対戦して戦闘不能に追い込むが、[[トロワ・バートン]]の捨て身の[[説得]]でカトルはゼロシステムから解放。OZに鹵獲され、その力に魅せられた[[OZ]]の技術仕官トラント・クラークが搭乗した。だが、トラントはゼロシステムの精神負荷に耐え切れず死亡してしまう。こうしてまた[[宇宙]]空間に放棄されていたところを、損傷した[[トールギス]]を自爆させた際に[[ゼクス・マーキス]]が乗り換える。放棄されていたのはゼクス抹殺を図ったOZ側の罠だったのだが、仕掛けた爆薬は重装甲の当機体には無意味だったため、OZ側の追手はゼロに乗ったゼクスによって撃破された。そして[[サンクキングダム]]においてヒイロの[[ガンダムエピオン]]と交戦、お互いゼロシステムやシステムエピオンに取り込まれた極限の中の戦いで、両機共に負荷で戦闘続行不能になり引き分けに終わる。そしてヒイロの提案から機体を交換。主人公ヒイロの乗機となって、物語の終盤に活躍することとなる。<br />
<br />
この機体には最終的にガンダムパイロット5人が最低1度以上搭乗しており、皆ゼロシステムを経験しているが、最終的にゼロシステムを使いこなせたと言えるのは、同質のシステムを備えたエピオンに搭乗経験のあるヒイロだけであった。<br />
<br />
ボンボン版では、最終決戦時にエピオンを含むガンダム6機で6機分のジェネレータを使用しツインバスターライフルを放ち[[リーブラ]]の破壊に成功している(SRWにおいては[[CC]]においてEW版設定の機体で原作とは異なるシチュエーションであるがイベントにて再現されている)。<br />
<br />
[[OVA]]『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』ではカトキハジメ氏の手によってデザインが刷新され、変形機構を排し、巨大な羽を備えた[[ウイングガンダムゼロカスタム|EW版のウイングガンダムゼロ]]となったが、[[漫画]]『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』ではストーリー展開が変更されている。まずカトルがH教授の設計図を基に建造・搭乗した機体はカトキ氏が大河原邦男氏によるTV版をEW版のプロポーションで再現した「ウイングガンダム'''プロトゼロ'''」として登場。TV版同様の経緯で搭乗したトラントがゼロシステムの精神負荷に耐え切れず自爆させてしまうが、頑丈さからフレームは無事だったため、回収した[[ハワード]]達が当時支援していたゼクスの新たな機体として、それまで搭乗していたトールギスF(フリューゲル)のウイングバインダーなどを移植しEW版ウイングガンダムゼロへと改修、そしてTV版の経緯でヒイロに渡るという展開をたどった。<br />
<br />
プロトゼロの外見は先述通りほぼTV版同様で、バード形態への変形も可能である。ウイングバインダー内部にネオバード形態用の副翼が収納されているなどの設定が追加されている。そして漫画版のEW版ゼロも、トラントの自爆で失われたシールドが用意された際に変形システムが復元されている。<br />
<br />
=== 搭乗者 ===<br />
2代目主人公機ではあるが、紆余曲折を辿って主人公[[ヒイロ・ユイ]]の元に来る事となり、操縦できるのは劇中後半となる。<br />
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]<br />
:最初に搭乗。ゼロシステムに取り込まれ、暴走してしまう。<br />
;トラント・クラーク<br />
:[[ゼロシステム]]の魅力に取り憑かれるが、システムに耐え切れずに死亡する。<br />
;[[デュオ・マックスウェル]]<br />
:トラントの目論見により無理やり乗せられるが、[[ゼロシステム]]に耐え切れず自ら降りる。ガンダムパイロットでは唯一ゼロシステムに抗えなかった。<br />
;[[ゼクス・マーキス]]<br />
:[[ゼロシステム]]に翻弄されながらも、同質の機体管制システムを持つ[[ガンダムエピオン]]ではシステムを克服する。<br />
;[[張五飛]]<br />
:未来が見えない五飛にヒイロが貸した。そして彼は倒すべき敵を見つける。<br />
;[[トロワ・バートン]]<br />
:記憶喪失状態で自ら搭乗。[[ゼロシステム]]に翻弄されつつも、カトルの[[説得]]により記憶を取り戻す。<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:当初は彼も[[ゼロシステム]]に翻弄された。しかし同じシステムの「システムエピオン」を搭載した[[ガンダムエピオン]]の体験から、遂にシステムを克服。彼の倒すべき敵を見出すための機体となった。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
『ガンダムW』は[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW版]]での参戦が多いため、TV版の本機が参戦した回数は意外と少ない。カトルが乗りゼロシステムにより暴走するイベントが用意されていることが多い。αからゼロシステムが特殊能力となったが、原作で本システムを使いこなしたヒイロとゼクス以外のパイロットでも暴走などのデメリットはなく、パイロットの能力が上昇するのみで特に支障なく扱える。以後も基本的にこの様式が採用されている。<br />
<br />
過去作ではより強力な[[ウイングガンダムゼロカスタム]]へのパワーアップが待ち構えているため、本機のまま運用されることは少ない。『D』『第2次Z再世篇』『OE』ではTV版のみでの参戦なので、本機のまま最後まで使用される事になる。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:初登場作品。敵ユニットとして暴走カトルが搭乗しているイメージが強いか?地形効果目当てで[[コロニー]]に陣取っていたりすると、本機登場時のコロニー破壊イベントに巻き込まれるので注意。攻撃力は高いが、HPが味方時と変わらないので敵としては非常に低く、必中をかけた攻撃で簡単に落とせる。[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]の条件を満たすとヒイロと共に自軍に入る。他のW系ユニット同様に参入時、[[能力]]と[[武器]]全てが6段階[[改造]]済みであるのはありがたいが、ウイング系パイロットの能力が件並み低く、攻撃を当てる事さえ難しい状態で、この機体でも一軍で使うのはほぼ不可能と不遇な扱い。まともに活躍させるならばカスタム化は必須。<br />
:選択肢次第で[[ウイングガンダムゼロカスタム]]に変化する。カスタム化を選ぶとかなりの戦力アップが得られるが、ただでさえ使用期間が短いのにカスタム化が終わるまで2話もかかり、その間Wゼロとヒイロが使えなくなってしまうので注意。カスタム化で使用できるのはわずか3話。<br />
:当時ツインバスターライフルは「ツインバスタービームライフル」という名称だった。通常版ツインバスタービームライフルをフル改造すると自機周囲範囲型マップ兵器のツインバスターライフル2が追加される。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:味方ユニットとしては一部のルートでしか使用できない。登場シナリオはわずか3話にすぎないが、原作通り出てくるたびに、カトル(敵)→ミリアルド(味方)→ヒイロ(味方)、とパイロットがころころ変わるのが特徴的。おまけに選択肢次第ではヒイロが乗り込まなくなってしまい(しかもこの選択で[[熟練度]]が上がる)、そのままウイングガンダムゼロカスタムに乗り換えてフェードアウトしてしまう。不遇な扱いである。本作品で初めて[[ゼロシステム]]が[[特殊能力]]となった。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::PS版より[[射程]]が伸びた。[[ウイングガンダム]]から改造を引き継ぐのだが、全体的に能力は上がっているが、[[HP]]と[[装甲]]が落ちる。ちなみに本作ではウイング、ゼロ、ゼロカスタムの中で本機の状態が最もHPが低い。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:D以来久々の参戦。今回[[ゼロシステム]]の効果が気力変動型であり、最大で格闘・射撃が+16、技量が+40、その他の能力値が+26上昇する非常に強力な効果になっている。弾数制MAP兵器としてローリングバスターライフル(自機中心・P武器)とツインバスターライフル(長射程・直線型)の二種類を併せ持ち、最強武器の「ツインバスターライフル最大出力」の高火力も合わさって全機体の中でもトップクラスの性能を誇る。加速と突撃も使えるため、最大射程も半端ない。<br />
:シナリオ上でも今までの不遇ぶりを挽回するかのように出番が多い。名称の縁からか[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]と対決する話があり、終盤には[[ゼロシステム]]の意外な出自が明かされる。特に[[ダブルオーライザー]]とは「双子の兄弟機」と位置づけられ、見事なクロスオーバーを見せてくれる。<br />
:なお「今回のウイングゼロは弱くない」「歴代でも最強のウイングゼロ」という好意的な声が多い中、ヒイロ役の[[声優:緑川光|緑川光]]氏はこのような評価に対して'''「ウイングはいつだって最強なんだよ! 今回(再世篇)は強いってなんだよ!」'''と憤りを感じているとか。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦D]]<br />
:スパロボでは初めて最後までこの状態で使う事になる。[[ウイングガンダム]]が登場しないので、ヒイロは最初からウイングゼロに乗っている。ストーリー上では、トロワが乗って記憶を取り戻したり、五飛に[[異星人]]と戦うビジョンを見せたりしている。本作では[[HP]]は決して高くないので、[[運動性]]を強化しリアル系として運用するのがいいだろう。[[地形適応]]が空・宇宙共にSなのでステージを選ばず能力を発揮できる。パイロットはヒイロでもいいが、[[カウンター]]と[[ヒット&アウェイ]]をデフォルトで修得しているゼクスも悪くない(ただし[[スキルパーツ]]による射撃の強化が必須)。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦64]]<br />
:カトルの暴走はイベント中で終始するので戦う事はない。遠距離武器のツインバスターライフルが強力で、本作ではヒイロたちの[[2回行動]]も早いので主力で使える。しかしカスタム化のデメリットが無いので早々にウイングガンダムゼロカスタムにされてしまうかも。この頃はまだゼロシステムは特殊能力として扱われていない。<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]<br />
:ヒイロが最初から当機に乗って参戦。Ver.1.03パッチで大きく性能が強化されている。このときにローリングバスターライフル(本作では自機中心型の[[マップ兵器]])が移動後使用可能になっている。<br />
<br />
=== 関連作品 ===<br />
;[[スーパーヒーロー作戦]]<br />
:カトルが乗り、中ボスとして初登場。その後ヒイロが乗る事になり、彼の戦闘時における姿となる。本作にはエンドレスワルツは作品自体が参戦していない為、最後までこの姿。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
==== 武装 ====<br />
;マシンキャノン<br />
:胸部上肩側に2門装備。肩のカバーを180度回転させて、露出した4銃身のガトリング砲で射撃する。牽制用途に止まらず通常のガンダニュウム製MSなら一瞬で破壊が可能な威力がある。ゼロシステムの作動中はパイロットの思考のみで使用することもできる。<br />
:展開方式に問題があったのか[[ウイングガンダムゼロカスタム|EW版]]では肩パーツのカバーが開いてガトリング砲が出てくる方式に変更されている。TV版でも初期の頃はカバーの展開で使用していた事もあった。<br />
:『OE』では序盤の肩カバーが開く描写を採用。<br />
;ウイングバルカン<br />
:背中のブースターに付属している機関砲で、発射するにはブースターを覆うカバーを展開する必要がある。普通に立つと銃口が上を向く都合上、基本的にネオ・バード形態用の武器。ただしMS形態でも発射自体は可能。<br />
:スパロボでもネオ・バード形態用の武器だが、作品によっては付いていない。<br />
;シールド<br />
:左腕に装着するガンダニュウム合金製のシールド。先端に伸縮機構付きのラムがある。ネオ・バード形態では機首を構成し、バスターライフルを両側に備える。<br />
:シールドの側面に銃口のようなものが1門ずつあり、一部資料ではこれをウイングバルカンとしているものもある。<br />
;[[ビームサーベル]]<br />
:両肩のアーマーに格納されている。ガンダニュウム合金製の[[MS]]をも軽々と両断し、ビーム表面の電離層により水分子とビームが分離される為、水中でも使用可能。<br />
:[[出力]]も高く、近接特化型のエピオンとも互角に渡り合える程。エピオンとの決着を付けたのも、ツインバスターライフルではなく、この武器。<br />
;[[ビームライフル|ツインバスターライフル]]<br />
:ウイングゼロの主武装。二丁のバスターライフルを平行連結したもので、ウイングのバスターライフルが弾数式なのに対し、ツインバスターライフルは機体から直接エネルギーを供給・発射する。その為、機体のエネルギーが続く限り、連続発射が可能。ただし、同一機であるEW版の設定では機体本体の最大内蔵エネルギーはコロニー破壊3回分とされており、最大出力ではウイングガンダム同様3回程度の発射が限度となる。バスターライフルの倍以上の破壊力を持ち、出力を通常のビームライフル程度に調整して連射も可能。<br />
:ネオ・バード形態では分割され、シールド部の両側に装備し、主砲として使用可能。<br />
:コミックボンボン版の最終話では「二丁形態」と「機体から直接エネルギーを供給する」これら2つの特性を活かし、ゼロを含む6機のガンダムが、2組ずつに分かれた状態でツインバスターライフルを発射して、リーブラを破壊した。[[合体攻撃]]の類ではあるのだが、現在のところ、スパロボでは実装されていない(6機撃ちはそもそもエピオンが最後まで味方側で参戦すること自体がほとんどないので再現できない)。<br />
:なお、この武器は非常に頑丈なようで、[[メリクリウス]]のサーベルはおろか、[[ヴァイエイト]]のビームキャノンを受けても壊れることはなかった。<br />
:;ツインバスターライフル(通常版)<br />
::ツインバスターライフルの出力を通常のビームライフル程度に調整して発射する。<br />
::スパロボでは『第2次Z再世篇』で追加。「ツインバスターライフル」表記でEW版と異なり、二丁のバスターライフルを交互に発射する。<br />
:;ツインバスターライフル(最大出力)<br />
::ツインバスターライフルを最大出力で発射する。最大出力では18km程の[[スペースコロニー]]やそれよりも巨大な衛星を破壊可能な威力がある。<br />
::スパロボでのツインバスターライフルは基本的にこれであり、長射程、高威力で燃費も良好な強力な武器として実装されている。「ツインバスターライフル」と表記されるが、過去作品では「ツインバスタービームライフル」と表記されていた。<br />
::『第2次Z再世篇』では通常版ツインバスターライフルが追加されたため「最大出力」が付いた。[[カットイン]]は[[リーブラ]]の破片破壊のシーンと、止めは破壊シーンのラストシーンである。<br />
::[[MAP兵器]]版もあり、2本の直線状の射程を持つ。大抵は弾数が3。<br />
::[[小説|小説版]]ではネオ・バード形態で使用し、機首に接続する独自の形態で発射している。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;ローリングバスターライフル / ツインバスターライフル2<br />
:分割した2丁のバスターライフルを両手に持ち、360°方向へ最大出力で発射、射角も変更しながら機体を回転させる。<br />
:ちなみに'''原作でローリングバスターライフルをしたのは、暴走状態のカトルとウイングゼロ初搭乗時のゼクスで、ヒイロはしていない'''。<br />
:スパロボでは基本的に全周囲[[MAP兵器]]。『F完結編』では「ツインバスターライフル2」という名称。初期は通常版ツインバスターライフルをフル改造する事で追加される武装だった。<br />
:『F完結編』では'''「原作終盤でガンダムチームが着用した黒い[[パイロットスーツ]]によるカットイン」'''が挿入されるが、後の作品では殆ど普段着姿(ヒイロのタンクトップ等)ばかり披露している事を考えると、きわめて稀少である。<br />
<br />
==== 特殊装備 ====<br />
;[[ゼロシステム]]<br />
:膨大な未来予測データをパイロットの脳内に直接リンクすることで、あらゆる戦術行動を最適化させる装置。<br />
:それは時にシステムの域を超越した未来予知とも言える未来を見せる事がある。更に脳内麻薬を直接に出し、能力の超強化や痛覚のマヒ等を行う事も可能。<br />
:だが、パイロットに負荷が掛かるシステムなので、場合によってはパイロットが死亡する場合もある。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;剣装備、盾装備、銃装備<br />
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動する。<br />
;[[変形]]<br />
:[[MS]]形態⇔ネオ・バード形態へと変形できる。<br />
;[[ゼロシステム]]<br />
:『α』から特殊能力として実装。気力が一定以上になるとパイロット能力が強化される。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[陸]]・[[海|水]]・[[宇宙]]<br />
:MS形態。原作準拠で変形せずとも[[飛行]]できる作品もある。<br />
;[[空]]・[[宇宙]]<br />
:ネオ・バード形態。[[飛行]]可能。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:<br />
;Mまたは3<br />
:[[OE]]<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;特殊能力『ゼロシステム』の強化<br />
:[[第2次Z再世篇]]<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「JUST COMMUNICATION」<br />
:前期OPテーマ。ほぼ全ての作品で採用。<br />
;「RHYTHM EMOTION」<br />
:後期OPテーマ。『α』『D』『第2次Z再世篇』で採用。<br />
;「汝に大義ありや」<br />
:SRWオリジナル曲。『第2次Z再世篇』でカトルが乗っている時はこの曲。<br />
;「思春期を殺した少年の翼」<br />
:ヒイロのテーマ。『OE』で採用。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
;ゼロと呼ばれたガンダム<br />
:復讐の鬼となったカトルの手で15年の時を経て開発されたウイングガンダムゼロ。ウイングガンダムと同じようにバードモード=ネオバードモードで姿を見せた後、OZの資源衛星をツインバスターライフルの一撃で破壊。その事をトロワから聞かされたドクターJ一行は、オリジナルのガンダムによるものであることを察し、戦慄するのだった。<br />
;対[[ヴァイエイト]]&[[メリクリウス]]<br />
:カトルのウイングゼロにトロワのヴァイエイトとヒイロのメリクリウスが攻防を繰り広げる。トロワはカトルの変貌に戸惑い、戦えないのに対し、ヒイロは果敢に戦いを挑むが、戦闘不能に追い込まれる。最終的には、トロワの捨て身の行動により、カトルは正気に戻った。<br />
;対[[ガンダムデスサイズヘル]]<br />
:トラントがゼロに搭乗し、デュオのデスサイズヘルと戦闘を行う。パワーでデスサイズヘルを圧倒するが、トラントがゼロシステムに翻弄され死亡する。<br />
;対[[アルトロンガンダム]]<br />
:ゼクスがゼロに搭乗し、ツインバスターライフルを手放し、五飛に協力を要請するため交渉を試みるが、五飛は聞く耳を持たず一方的に攻撃をしかけてくる。五飛が勝負に勝ったら話を聞くと言ったため、そこからゼロもビームサーベルで応戦。しかし、近接格闘戦に特化しているアルトロン相手では、ツインバスターライフルなしでは勝機なしとゼクスは判断しライフルを回収するのだが、ライフルを手にしたと同時にゼロシステムが発動しゼクスはシステムに翻弄されてしまう。<br />
;対[[ガンダムエピオン]]<br />
:3回対戦して、一勝二引き分け。最初の勝負はウイングゼロに[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]が、[[ガンダムエピオン]]に[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が乗り込んで対戦するが、お互い[[ゼロシステム]]に取り込まれてしまい機体が負荷を起こして引き分けに終わった。二度目の対決は[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]がウイングゼロ、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]が[[ガンダムエピオン]]で対決するが、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]が撤退したためまたも引き分け。そして最後の対決では地球圏の命運を賭けた一騎打ちで、ウイングゼロのバスターライフルを[[ガンダムエピオン|エピオン]]が取り払い、格闘戦の対決となる。そして世界の大勢が決着し、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]は一人の戦士として[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]との決着を図るが、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の「未来は見えているはずだ!」の一言で、左腕を切り裂かれてウイングゼロの勝利に終わった。左腕を損傷したのは[[ウイングガンダム]]と[[トールギス]]で対戦した[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]と[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]の対決と同じ結末であった。<br />
;最後の勝利者<br />
:地球に落下する[[リーブラ]]の破片。大規模構造物である[[リーブラ]]を破壊できるのはウイングゼロのみ。[[ガンダムエピオン|エピオン]]との戦闘で失ったツインバスターライフルを[[張五飛|ウーフェイ]]から受け取って、「任務了解」と狙撃のため大気圏への突入を敢行する。そして、地球に落下するリーブラの破片を目前にして死を覚悟するが、自分の居場所がある[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]は「俺は死なない」と劇中で初めて生への渇望を表現し、ツインバスターライフルでリーブラの破片を完全破壊した。そして、その爆炎の中から現れたウイングゼロを仲間達らは祝福するのであった。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名場面 ==<br />
;もう一人の革新者<br />
:『第2次Z再世篇』第58話[[黒の騎士団]]ルート「革新」より。[[イノベイド]]との決戦の最中、[[ヴェーダ]]を奪還した[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]がセラフィムのトライアルフィールドを発動、ヴェーダの統制下にあった敵機体を停止させ戦況をひっくり返す事に成功する。<br />
:だが、直後にセラフィムが[[リボンズ・アルマーク]]の攻撃を受け大破してしまう。その後ヴェーダから直接敵機体を停止させるため、ヒイロはゼロシステムとヴェーダを直結させてプロテクトの解除コードを探る事を試みる。それは情報の奔流によってヒイロ自身の精神を破壊しかねない危険な賭けであった。<br />
:仲間の反対を押し切ってヴェーダに挑むヒイロ。それを見たリボンズは「人に耐えられるはずがない」と嘲笑するが、対してヒイロはこう言い放つ。「勝手に俺を殺すな」と。そして情報の奔流の中から掴み取ったコードをティエリアに伝え、敵の機体の大半を撤退させる事に成功する。この事はリボンズにアイデンティティが崩壊する程の精神ダメージを与えた。<br />
:その後ヴェーダと一体化したティエリアからウイングガンダムゼロに隠されていた秘密'''―[[ゼロシステム]]が[[イオリア・シュヘンベルグ]]の遺産であった事、[[ダブルオーライザー]]と事実上の兄弟機という事―'''が明かされる。ヒイロはティエリアから「イオリアの待ち望んだ人類」と認められ、「もう一人の革新者」として最大級の賛辞を贈られることとなった。<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
全てのガンダムの基本であり、5機のガンダムの手本となった機体である。<br />
;[[トールギス]]<br />
:同じ設計者により、ほぼ同じコンセプトの元開発された機体。<br />
;[[ウイングガンダム]]<br />
:本機のデチューン機と言える存在。<br />
;[[ガンダムデスサイズ]]、[[ガンダムヘビーアームズ]]、[[ガンダムサンドロック]]、[[シェンロンガンダム]]<br />
:本機を元に開発された機体ら。それぞれコンセプトが大きく異なる。<br />
;[[ガンダムエピオン]]<br />
:ライバル機。[[ゼロシステム]]とほぼ同じ「システムエピオン」を搭載している。<br />
;[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ (EW)]]<br />
:『EW』世界観における本機に位置する機体。[[漫画|漫画版]]『敗者たちの栄光』における本機の改修(完成)後の姿である。<br />
<br />
=== スパロボシリーズでの関連機体 ===<br />
;[[ダブルオーガンダム]] / [[ダブルオーライザー]]<br />
:『第2次Z再世篇』における事実上の兄弟機。元々[[ツインドライヴシステム]]搭載機に[[ゼロシステム]]を組み込むという計画だったが、その危険性及び[[ソレスタルビーイング]]の理念がコロニー解放という目的に相反する為、コロニーの五博士が計画から離脱した際に奪取。<br />
:その後ゼロシステムは[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]によってウイングガンダムゼロに搭載され、[[ダブルオーライザー]]と共に[[ZEXIS|自軍]]に参入する事となった。<br />
:余談だが、'''ウイングゼロを「W(ウイング→ダブル)ゼロ(→オー)=00」に、ダブルオーを「00=W(ダブル→ウイング)(オー→)ゼロ」に掛けたクロスオーバー'''でもある。<br />
<br />
=== その他の作品での関連機体 ===<br />
;ウィンテッド<br />
:『[[機甲武装Gブレイカー|サンライズ英雄譚シリーズ]]』に登場したFT。本機によく似たデザインをしている。2丁のバスターライフルを装備する他、バードモードに変形しての「CSysファイアバード」という必殺技を持つ。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B0025KIO9M</amazon><amazon>B00HD4IWJW</amazon><amazon>B000JX6R32</amazon><amazon>B00EOEB908</amazon><amazon>B0006N146U</amazon><amazon>B0002YM5WU</amazon><amazon>B007EMQTES</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:ウイングガンダムゼロ]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:ういんくかんたむせろ}}<br />
[[Category:登場メカあ行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]]<br />
[[Category:新機動戦記ガンダムW]]</div>
210.155.61.242
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核ミサイル
2020-06-14T11:01:15Z
<p>210.155.61.242: /* その他版権作品 */</p>
<hr />
<div>核ミサイルとは、弾頭に核兵器を搭載した[[ミサイル]]。主に大陸間弾道ミサイルや巡航ミサイルであり、現実に存在している、(21世紀初頭の時点で)人類史上最強の兵器。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
基本的には大規模・広範囲に壊滅的な打撃を与える事を目的とした戦略兵器。搭載された核兵器の破壊力は一発で都市を壊滅できるのは勿論、そこから降り注ぐ熱放射によって人体に火傷を負うだけでなく、放射性物質による放射線での汚染によって人体に甚大な悪影響を及ぼしかつ土地の土壌や自然水、動植物なども長期汚染する為実質的に「不毛の荒れ地<ref>汚染されているため同じ汚染物である放射性廃棄物の廃棄場程度にしか使えない</ref>を作り出す兵器」である。そのため核兵器の使用、取り分け一般人の住む市街地や自然豊かな地域に対して用いる事は禁忌とされ忌避されている。<br />
<br />
なお、威力については、実際の全ての核兵器が都市を壊滅出来る威力を持つわけでは無く、冷戦時代には戦場での使用を想定して、威力の抑えられた核兵器も開発されている(それでも、大半の通常兵器よりは破壊力に勝るが)。[[西暦]]2009年初頭の研究によれば、「[[月]]の質量を外的に消滅させるためには、最も強力な核兵器である水素爆弾の2兆倍の威力が必要」とのこと<ref>ちなみに、1958年にアメリカ空軍が核兵器で月を破壊する「プロジェクトA119」という計画を実際に立てていたが、広島に投下された原爆と同程度の核兵器を撃ち込むつもりだったらしい。また、月に核ミサイル基地を設置する計画もあったが、どちらも実現しなかった。</ref>。<br />
<br />
よく荒廃した[[世界観]]を作るため、フィクション作品でも使われる。SRWとは関係が無いが、漫画『北斗の拳』が好例である。<br />
<br />
未知の、しかも明らかにより強力かつ危険な[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]や大量破壊兵器が数多く登場するSRWにおいてもその現実性からしばしば登場し、「核を撃たれるとゲームオーバー」というシナリオが存在する。代表的なのは、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』における『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の原作終盤を再現したもの。他にも、基本的に[[ガンダムシリーズ]]での登場が多い。これらのシナリオや[[OGシリーズ]]を含め、ユニットとして登場する場合もある。<br />
<br />
武装としては[[ラー・カイラム]]や[[山のバーストン]]の他、『[[マクロスシリーズ]]』の[[バルキリー]]の武装である「反応弾」も基本的には同じものである。<br />
<br />
== 関連用語 ==<br />
;原子爆弾<br />
:「原爆」とも呼ばれる人類史上初の核兵器。核分裂反応を用いる。実際は、製法や材料によって様々に分類される。<br />
:なお、歴史上実戦で使われたのは、アメリカ軍の爆撃機「B-29」によって1945年8月6日に広島へ投下された「リトルボーイ」および1945年8月9日に長崎へ投下された「ファットマン」。ちなみに両者とも形状や構造が異なるが、時限式起爆の原子爆弾である(信管が地面にぶつかって起爆する仕組みではない)。<br />
:フィクションでは、「実は三発目の原爆が存在していた(そして人知れず投下が阻止された)」という設定が頻繁に登場する([[小説|小説版]]『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』が挙げられる<ref>作中ではB-29「サンド・サック」に搭載されていた小倉に投下される寸前の原爆を[[リーンの翼]]と一体化した[[サコミズ・シンジロウ]]によってサンド・サック諸共爆発させられた</ref>)。ちなみにリトルボーイは、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』劇中に登場。[[リーンの翼]]が見せる回想の中で、広島に落とされた。<br />
;水素爆弾<br />
:核融合反応によりその破壊力は原爆を更に上回る核兵器。「水爆」あるいは「熱核爆弾」とも呼ばれる。現状技術では、起爆に内蔵した原爆を用いる。<br />
:1954年3月1日、アメリカ軍によってビキニ環礁で水爆実験が行われた。この時、遠洋漁業中であった[[日本]]のマグロ漁船である第五福竜丸の乗組員が、水爆実験で発生した「死の灰」に被曝して犠牲となっている。<br />
:余談だが、上記の水爆実験は(フィクションでは)[[ゴジラ]]誕生の切っ掛けになっている。<br />
;[[中性子ミサイル]]<br />
:核ミサイルの一種で、こちらも現実に存在する兵器。核反応は純粋な熱エネルギー以外にも放射線などを発生するが、その内の中性子線を強く発するように調整が加えられた原子爆弾およびそれを搭載したミサイルの事を指す。<br />
:中性子線は高エネルギーになると物体を透過する能力が極めて強い放射線となり、生物を被爆させて殺傷する能力が高い。このため、建造物などの破壊よりもそこにいる生物を殺傷する事を主目的とした爆弾と言える。<br />
;[[ICBM]]<br />
:大陸間長距離弾道ミサイル。弾頭に原水爆(核弾頭)を搭載したものがいわゆる「核ミサイル」である。発射には通常のミサイル発射台と異なるミサイルサイロが必要となる。<br />
;非核三原則<br />
:[[日本]]の核兵器に対する方針。いわゆる、「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」である。<br />
:余談だが、『[[アイドルマスター XENOGLOSSIA]]』の[[世界観]]においても、日本では非核三原則が存在している。そのため、日本の場合は使用不可能である核兵器の代わりに、意思を持つ隕石除去人型重機「iDOL」によって[[地球]]へ落下するドロップ(崩壊した[[月]]の破片)を除去している。<br />
:要するに、『アイドルマスター XENOGLOSSIA』では「非核三原則がロボットアニメ作品においてスーパーロボットの存在する意義を与えている」のである。<br />
;[[ニュートロンジャマー]]<br />
:[[ザフト]]が開発した核分裂を抑制する機能を持つ装置。ただし、核融合は抑制できない。詳しくは、リンク先を参照。<br />
:『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の原作中では、これによって全ての核兵器は無力化され抑止力として機能していたが、更にニュートロンジャマーを無効化する「ニュートロンジャマーキャンセラー」が物語中盤を過ぎた頃に登場する。<br />
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]<br />
:ザフトが開発したニュートロンジャマーを無力化する装置。[[ザフト]]が開発した2機の新型機・[[フリーダムガンダム|フリーダム]]と[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]に搭載された。<br />
:物語終盤では、そのデータが[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]の手によって[[地球連合軍]]に[[裏切りイベント|漏洩される]]。そして、「[[血のバレンタイン]]」を引き起こした核ミサイルが再び戦場に現れる事になる。<br />
;[[ジェネシス]]<br />
:ザフトが極秘開発したγ線レーザー砲。核兵器を起爆させる事によって使用する。<br />
;[[トップをねらえ!]]<br />
:本作に登場する[[RX-7]]や宇宙戦闘機のコスモアタッカーVなどがカリホルニウム弾頭の核兵器を[[宇宙怪獣]]に使用している他、「ネクストジェネレーション」では[[海賊]]の[[戦艦]]がツインヱクセリオン級に使用している。<br />
;[[反応弾]]<br />
:[[マクロスシリーズ]]における核兵器。現実世界やガンダム世界の「核」と似て非なる兵器。<br />
:核と異なるのは「放射性物質の半減期が極めて短く、二次被害が実質的に殆ど無い」という点。いわば「綺麗な核」。なお、[[小説|小説版]]『[[マクロスF]]』では「反物質弾」という設定。<br />
;[[N2兵器]]<br />
:『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』並びに系列作品で登場する兵器。「N2爆雷」「N2地雷」等のバリエーションが存在する。核兵器に匹敵する威力と規模を持つためここに記述しているが、実際はそもそも核兵器なのかすら詳細は不明。<br />
:旧シリーズの設定資料集本の一部には「核ではないが、核に次ぐ威力を持つ」「多大なエネルギー放出により周囲に電波障害を引き起こす」等と言う記述が見られる。『[[スーパーロボット大戦α|α]]』においても核物質を使わないが核兵器並みの脅威と、多数の軍事衛星に装備されている等と語られている。<br />
:『新世紀エヴァンゲリオン2』で使えるエヴァンゲリオン専用携行兵器「マステマ」にも装備されており、実際に使用すると威力はあるが都市部や建造物の多くは確実に壊滅的なレベルに陥る為、扱いが非常に難しい兵器となっている。<br />
;[[フレイヤ]]<br />
:『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』において[[ニーナ・アインシュタイン]]が開発した核兵器の一種。広範囲の物質を消滅させる威力がある。<br />
:劇中ではトウキョウ租界(の半分)や、[[神聖ブリタニア帝国]]帝都・[[ペンドラゴン]]がフレイヤによって消滅した。<br />
:なお、フレイヤの威力を見て打ちのめされたニーナは、フレイヤへの対抗兵器として「フレイヤ・エリミネーター」を製造している。<br />
;[[南極条約]]<br />
:『[[機動戦士ガンダム]]』に登場した戦時条約。核をはじめとした大量破壊兵器の使用禁止が含まれている。<br />
<br />
== 搭載した機体 ==<br />
=== ガンダムシリーズ ===<br />
;[[ザク|ザクIIC型]]<br />
:初期に生産されたザクで、核兵器の使用を前提にした耐核装備が施されていた。[[一年戦争]]序盤の一週間戦争やルウム戦役で核兵器の無差別投入を行い、大量の[[スペースコロニー]]を破壊した。<br />
;[[ガンダム試作2号機]]<br />
:スパロボにおいて、核兵器を使用した印象が最も強い。ただし、このユニットが使うのは「核ミサイル」ではなく、核弾頭を発射する「アトミックバズーカ」である(現実に存在した小型核弾頭である「デイビークロケット」に近いか)。<br />
:『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|0083]]』で使用した際は[[ソロモン]](コンペイ島)に集結した艦隊の過半数を消滅させるほどの威力をもっているが、流石にイベント以外の通常の戦闘で使用する際は、そこまでの威力を持たせる事はゲームバランス的に不可能である。<br />
:なお、『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』では[[ラ・ギアス]]において核兵器が無効となる設定がある為装備されていない(シナリオ上は[[アナベル・ガトー|ガトー]]自身の「あのような物騒な物はそう使うものではない」という判断により取り外された事になっている)。<br />
;[[ラー・カイラム]]<br />
:[[第2次ネオ・ジオン抗争]]にて搭載、[[アクシズ]]に向けて発射されている。一部SRWにて本艦の最強武装として採用されている。<br />
;[[ディビニダド]]<br />
:胸部に10基搭載。しかし、弾頭を切断されて無効化されたため発射されていない。<br />
;[[∀ガンダム]]<br />
:胸部サイロ内に搭載(正確には保持)していた事がある。SRWでの使用は無いが、『G-GENERATION』シリーズ等では武装の一つになっているケースが有る。<br />
;[[メビウス]]<br />
:核ミサイルを搭載したボンバータイプが存在する。<br />
:「[[血のバレンタイン事件]]」を引き起こす原因となった機体でもあり、『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では一度撃墜すると、核ミサイルとなって復活するという厄介な敵である。<br />
;[[ウィンダム]]<br />
:上記のメビウスと同型の核ミサイルを搭載するマルチストライカーパック(下手をすると自軍にも危険が及ぶ為か、ご丁寧に核マークが描かれている)を装備する。この装備はストライカーパックの一種のため、設定上他のストライカーパックシステム搭載機もこのパックを装備することにより使用可能である。<br />
=== その他 ===<br />
;[[山のバーストン]]<br />
:核ミサイルを装備した[[八卦ロボ]]の一体。原作では未使用だったが、SRWでは使用する場面を見る事が出来る。<br />
;[[ハウドラゴン]]<br />
:全[[八卦ロボ]]の武装を持つので、核ミサイルを使用可能。<br />
;[[グレートゼオライマー]]<br />
:[[ハウドラゴン]]と同様。地震と同時使用の為か[[EN]]制なので、SRWの味方機体ではトップの核ミサイル発射数を誇る事になってしまう。<br />
:[[マジンガーZ]]のように機体内部でミサイルを精製しているのかも知れない。<br />
;[[アンモスガー]]<br />
:小型水爆の集合体で構成されている[[メカブースト]]。<br />
;[[RX-7]]<br />
:カリフォルニウム弾頭の核兵器を一発搭載。しかし、[[宇宙怪獣]]には対処仕切れなかった。<br />
;[[シズラー黒]]<br />
:多数のカリフォルニウム弾頭を撃ち込むバルカンブラスターを装備。<br />
<br />
== 核を使用した人物及び組織 ==<br />
その破壊力や環境などへの影響から、敵側が使うことが多いイメージがある兵器だが、意外と味方側のキャラクターや組織も結構使っている(もちろん、好き好んで使っている訳では無いだろうが)。<br />
=== ガンダムシリーズ ===<br />
;[[ジオン軍]]・[[地球連邦軍]]<br />
:[[一年戦争]]序盤は互いに核兵器を撃ち合う全面核戦争の様相を呈しており、[[南極条約]]が締結される一因となった。<br />
;[[マ・クベ]]<br />
:[[一年戦争]]時代、[[オデッサ]]の戦いにおいて戦況不利になった終盤に[[地球連邦軍]]に退かせようと水爆使用を通告するが、[[レビル将軍|レビル]]が拒否。そのため、実際に発射するが、[[アムロ・レイ|アムロ]]の[[ガンダム]]によって弾頭を切り落とされ、阻止される。<br />
;[[アナベル・ガトー]]<br />
:「[[星の屑作戦]]」の一環として[[ソロモン]]に観艦式中の連邦軍艦隊を[[ガンダム試作2号機]]のアトミックバズーカで撃滅した。<br />
;[[ブライト・ノア]]<br />
:[[第2次ネオ・ジオン抗争]]において落下する[[アクシズ]]を止める為に核ミサイルを使用。[[シャア・アズナブル|シャア]]に「やるな、ブライト!」とまで言わしめた。<br />
;[[キンケドゥ・ナウ]]、[[トビア・アロナクス]]<br />
:[[ジュピトリス9]]撃墜のために核弾頭グレネードを使用。<br />
;[[クラックス・ドゥガチ]]<br />
:[[ディビニダド]]に積んだ大量の核兵器で[[地球]]を滅ぼそうとしたが、上記2名に阻まれて失敗。<br />
;[[ギャバン・グーニー]]<br />
:[[黒歴史]]の遺物である核兵器の概念とその危険性を理解できないまま、[[マウンテンサイクル|ロストマウンテン]]にて[[ムーンレィス]]で発掘された核ミサイルを奪いとる。<br />
:しかし、同様に核兵器を知らない別の人物までもが乱入してMS戦となり、MS戦の衝撃で起動してしまった核ミサイルの爆発に巻き込まれて死亡した。<br />
;[[ロラン・セアック]]<br />
:[[月]]の重力に引かれた小惑星の破片を破壊する為に使用。「人を殺す為」でも「敵を討つ為」でもなく、純粋に「人を救う為」に核を使用した数少ない人物。<br />
;[[ムルタ・アズラエル]]<br />
:[[プラント]]攻撃へは何の躊躇も無く使用。ただし、[[宇宙]]のみの使用で、[[地球]]上で使用はしてない。<br />
:つまり、「青き清浄なる世界の為に」というスローガンには、「[[コーディネイター]]が住む宇宙は含まれていない」という事を明確に示唆している。<br />
=== その他版権作品 ===<br />
;[[もりもり博士]]<br />
:『[[マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍]]』にて、[[猛獣将軍ライガーン]]を倒す為にロシア軍基地の'''「人類の作った最も愚かな遺産」'''を発射し、死亡する。<br />
:ライガーンは死亡したが、[[ゴーゴン大公]]は脱出したらしく日本までたどり着いている。<br />
;[[ネグロス]]<br />
:劇場版『[[宇宙戦士バルディオス]]』において、核ミサイル発射ボタンを押した事により地球を放射能汚染に導いてしまう。<br />
:つまり、'''「ネグロスの核兵器使用によって放射能汚染された[[地球]]=[[S-1星]](ネグロス達の故郷)だった」'''という真実が明かされるのである。<br />
;[[ウィンストン・ゲイブリッジ]]<br />
:『[[ブレンパワード (TV)|ブレンパワード]]』第21話「幻視錯綜」にて、[[ノヴィス・ノア]]に向けて大量の核ミサイルを発射。<br />
:オーガニック・シールドによって[[バイタルジャンプ]]させられ、逆に[[オルファン]]に飛んできてしまうが、ブレンパワード隊と[[リクレイマー]]の活躍により、ほとんどは着弾前に止められた。『[[スーパーロボット大戦J|J]]』で再現イベントがある。<br />
;[[ショット・ウェポン]]<br />
:OVA版『[[New Story of Aura Battler DUNBINE]]』で地上に向けて発射し、「死ぬことすら許されぬ」身となった自らも核に焼かれ消し飛ぶ。<br />
;[[枢木スザク]]<br />
:使用したのはフレイヤ。実際には撃つつもりはなく、あくまで牽制の為に[[ランスロット・コンクエスター]]に搭載させていたが、[[紅月カレン]]の[[紅蓮聖天八極式]]に追い詰められた際「生きろ!」のギアスに突き動かされて自分の意志と関係なく発射してしまい、トウキョウ一帯を壊滅させてしまった。<br />
;[[加藤久嵩]]<br />
:それぞれの国家が保有する核ミサイルの発射を予告および実行したが、[[ラインバレル]]に阻止された(あるいは、阻止させた)。<br />
;[[人類軍]]<br />
:[[フェストゥム]]殲滅の為に核ミサイルを幾度となく発射し、結果的に日本をはじめとする幾つかの国家を丸ごと消滅させている。<br />
;ソ連軍・中国人民解放軍<br />
:『[[マブラヴ オルタネイティヴ]]』にて、対BETA戦争の序盤でカシュガルのオリジナルハイヴから出現したBETAに大量の戦術核兵器を使用。当初は航空機から核攻撃を行っていたが、19日後に光線級が現れた事で航空戦力が壊滅。その後はミサイル攻撃に切り替えるが、膨大なBETAに対処しきれなかった上に核兵器に耐性をつけた事で敗北してしまう。大量の核兵器が使用された事で「核の冬」が到来し、地球規模の飢餓で多数の餓死者が発生する。<br />
<br />
=== バンプレストオリジナル ===<br />
;[[ルド・グロリア]]<br />
:実際に使ったのは「[[コンクェストボム]]」であり核とは明言されていないが、威力や外見などから核ミサイルの一種だと思われる。最終決戦で追い詰められた際に、プラントへ向けて使用する。<br />
:なお、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』にはこれとは別に普通の核ミサイルも登場している。また、上記の核ミサイル装備の[[ウィンダム]]を自軍勢力として地上や月で使用している。<br />
;[[ノーマン・スレイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION|OG1]]』に登場。オペレーションSRWで連邦軍本隊の艦隊へ[[ホワイトスター]]([[ネビーイーム]])に向けて核ミサイル発射の指示を出した。<br />
:しかし、[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]編では完全に防がれ、[[キョウスケ・ナンブ|キョウスケ]]編では核ミサイルを連邦軍に向けて転移させられてしまう。どちらのルートでもその後、[[エアロゲイター]]の攻撃を受け戦死する。<br />
<br />
== 関連人物 ==<br />
;[[ジョン・コーウェン]]<br />
:[[地球連邦軍]]中将。[[ガンダム開発計画]]の責任者で軍では良識派とされるが、同時に核搭載の[[ガンダム試作2号機]]を製造した責任者でもある。<br />
:結果として核は奪われた上に連邦軍艦隊を壊滅させてしまい、彼自身の失脚が後の[[ティターンズ]]台頭を許している。<br />
;[[カムラン・ブルーム]]<br />
:『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する元[[ミライ・ヤシマ|ミライ]]の婚約者で連邦政府監査官。『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』では[[ロンド・ベル]]に対して「博物館行きのシロモノ」の核ミサイル(ただし、威力は充分あった)を渡している。<br />
:「終身刑間違いなしの重罪」とカムラン本人は言っているが、劇中では彼に戦後どのような処分を下されたかまでは描かれていない。ちなみに[[漫画]]『機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男』では、[[カーディアス・ビスト|連邦政府上層部]]と召喚された[[ブライト・ノア|ブライト]]との裏取引によって罪は見逃されたと解釈されている。<br />
:SRWでも『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』において『逆シャア』シナリオの再現は有るが、カムランは[[続編]]『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』でも引き続き登場している。[[プリベンター]]が用意した核を渡そうとしている事から、処罰無しか、もしくは厳罰は受けなかったものと思われる。おそらく、[[ブルーノ・J・グローバル|グローバル]]等、[[αナンバーズ]]を擁護する者の庇護を受けたのだろう。また、プリベンターのメンバーである[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]と共に登場するので、プリベンターに転属になったものと思われる。<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:宇宙世紀で初めて「モビルスーツによる核ミサイル斬り」を達成した人物。<br />
:SRWでも核ミサイルが出る度に意見を求められている。<br />
;[[ナイア]]<br />
:[[クトゥルフ神話]]の描写を考慮すれば、'''人類に核の技術を齎した張本人である'''。<br />
;[[ゴジラ]]<br />
:水爆実験によって誕生した、無敵の怪獣王。存在そのものが核兵器と言っても過言ではない。その一方で、ゴジラは'''「核実験の被害者」'''<ref>「核実験によって安住の地を追い出されてしまう」(昭和ゴジラシリーズ)。あるいは「元は恐竜の生き残りだったが、核実験の影響で怪獣化させられてしまう」(平成VSシリーズ)等。</ref>という一面も持っている。<br />
<br />
== ユニットとしての登場作品 ==<br />
作品によって「撃墜するとゲームオーバー」なユニットだったり「撃墜しなければならない」ユニットだったりと役割は様々。ほとんどの作品で「マップの外に出るor特定の場所に到達するとゲームオーバー」な点は共通している。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]<br />
:機体、パイロットの両方で登場。パイロットの画像は[[人工知能]]と同じ。現代では条件次第で[[マリーメイア軍]]が、未来では[[イノセント]]が使用する。機体としては唯一の武装「核ミサイル」の攻撃力が'''9999'''、パイロットとしては射撃の初期値が'''255'''と共にぶっ飛んだ数値が特徴だが、武器の属性は格闘なので全く生かせていないのが面白い。出現時は撃墜、画面外への到達、'''核ミサイルの攻撃の直撃'''で敗北となり、HPを規定値(難易度によって変動)まで減らして消滅させる必要があるため、囲む際は「[[ひらめき]]」、削る際は「[[てかげん]]」があると非常に役立つ。<br />
:ちなみに、戦闘演出は敵に突撃して爆発するというシンプルなもので、「突撃=格闘武器?」という事も分からないわけではないが。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]<br />
:第44話「応えよ、オルファン」で先走った[[ヤッター・ラ・ケルナグール|ケルナグール]]が使用。『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』とは違い、撃墜しても良いのが難易度を下げている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[ブルーコスモス]]が使用。第2話[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]ルート「血の狼煙」で旧式のものが出て来る他、共通ルート第51話「終わらない明日へ」でSEED版が登場。威力は[[シグー]]を2発で落とせるほどに収まっている。むしろシグーが硬いというべきか。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:『第3次α』同様、ブルーコスモスが使用。[[メビウス]](核ミサイル装備)を破壊すると出現。[[プラント]]があるマップでは核ミサイルが同地形に到達するとゲームオーバーだが、普通に撃墜することが可能。<br />
:ユニット性能自体は貧弱であるものの、[[自爆]]系武器(高命中補正+[[直撃]])で基本攻撃力5000の「突撃」を持っており、自ら攻撃してくる思考パターンのユニットも存在する。<br />
:[[プレイヤーフェイズ|PP]]と[[エネミーフェイズ|EP]]の間に[[ザフト]]側のターンが入るため、メビウス状態で残しても突撃される危険が有るので注意。<br />
:なお本作では『[[機動戦士ガンダムSEED|ガンダムSEED]]』が参戦しているので地球には[[ニュートロンジャマー]]が存在するはずだが、『[[冥王計画ゼオライマー|ゼオライマー]]』の[[八卦ロボ]]は容赦なく核ミサイルをぶっ放す。[[鉄甲龍]]が独自に[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]と同じものを開発したのだろうか?<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:序盤で地球連合軍がプラントに向けて使用。今回はニュートロンスタンピーダーが登場しないため、自軍、[[S.M.S]]、ザフトが合同で迎撃に当たる。<br />
:序盤の登場ながら1発あたり5000もの資金を持っている上、敗北条件の都合[[全滅プレイ]]もやりやすい一種のボーナスキャラであるが、自爆させてしまうと[[資金]]は手に入らない。<br />
:余談だがパイロットは『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|DESTINY]]』、機体は『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』出典となっている。<br />
:最終話でも「[[コンクェストボム]]」と言う名前のものをラスボスが使用。例によって攻撃対象はプラントで、マップ端に到達してしまうとゲームオーバー。自爆の桁違いの攻撃力も同じ。<br />
:最終話なだけあってどれだけ撃墜しても無限に湧いて出るので、ミサイル迎撃部隊と分かれるか、ミサイルが飛んでいく前に[[ラストボス|ラスボス]]を撃墜しなければならない。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX]]<br />
:現時点で'''最も大量の核ミサイルが発射された作品'''。第22話「SUPER NOVA」で[[加藤機関]]が世界中の核保有国をハッキング、それぞれの保有国に照準を合わせて一斉発射。[[アルティメット・クロス|自軍]]の総力で数千規模の核ミサイルを撃墜するイベントがIMで展開され、[[オルフェス]]と[[ラインバレル]]で最後の残り2機を始末するMAPが用意されている。存外回避率が低くなく、照準値無改造だと命中率80%をきることもしばしば。[[SP]]は全回復しているので「[[必中]]」を併用して万全を尽くす様に。<br />
:ちなみに原作では各国から1発ずつだったが、『UX』ではニュートロンジャマーがあるにも関わらず発射数が'''「全世界に配備済みの核ミサイル全て」'''と大幅に増加している(ラインバレルとオルフェスだけで348機落としている)。また、日本からも核ミサイルが発射された事が明らかになっているが、これは[[リーンの翼]]の設定で、[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]の父[[アレックス・ゴレム|アレックス]]の率いる艦隊が所持していたもの。<br />
:他にも核弾頭の状態でかなりの数が残っておりその後配備されているためインターミッションで使用された他、[[ハザード・パシャ|ハザード]]率いる[[人類軍]]は蒼穹作戦終了後に[[フェストゥム]]へ核を撃ち込んで自軍部隊とフェストゥムとの対話のチャンスをぶち壊しにした挙句、その後さらに[[東京]]でも炸裂させて日本占領を目論む。そして小ミールとの対話が終わった直後に、特攻兵器と核で自軍をまとめて殲滅しようとした(結局他作品キャラによって失敗に終わるが)。<br />
:以上のことから本作の核は人類の業、それもハザードや[[ヘスター・ギャロップ|ヘスター]]の愚考を体現するかのごとく矢鱈目鱈と、'''地球を何百回か更地にできるほど多用されている。'''<br />
;[[スーパーロボット大戦BX]]<br />
:[[ELS]]移送ルート第19話「歴史の裏に消えた者達」では[[ジオン軍|ジオン]]残党によって核ミサイルが発射されるが、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の[[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|ダブルオーライザー]]に、かつての[[アムロ・レイ|アムロ]]のごとく弾頭だけを切り落とされて事なきを得る。<br />
:また、『[[巨神ゴーグ]]』最終話の再現をしたシナリオ第36話「光る島」クリア後のIMでユニットアイコンとして登場。原作通り[[オウストラル島]]に向けて発射され、[[ブライティクス]]が迎撃に向かう。<br />
<br />
=== [[OGシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]<br />
:第38話[[キョウスケ・ナンブ|キョウスケ]]編「作戦コードS・R・W」で、連邦軍が放った核ミサイルが逆にこちらに向けて転移させられてしまう。撃墜するとゲームオーバーになるので、ギリギリまでHPを減らして無力化させることになる。<br />
:攻撃力は恐ろしいことに'''9999'''もあるので、絶対に当たらないように(一撃で落とされる他にゲームオーバーになる敗北条件もある)。[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]編では核ミサイルが防御されるため、転移しない。その代わり第36話リュウセイ編「マリオネット・ソルジャー」で[[ゲーザ・ハガナー|ゲーザ]]が使って来るため、キョウスケ編同様無力化の必要がある。<br />
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]<br />
:基本的にはGBA版と同じ。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<!-- == 資料リンク == --><br />
<!-- *[[一覧:核ミサイル]] --><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:かくみさいる}}<br />
[[Category:戦略・戦術兵器]]<br />
[[Category:登場メカか行]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B8&diff=360047
ナナリー・ランペルージ
2020-05-22T11:56:07Z
<p>210.155.61.242: /* 搭乗機体 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Nunnally Lamperouge]]<br />
| 登場作品 = [[コードギアスシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ}}<br />
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュR2}}<br />
| 声優 = {{声優|名塚佳織|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|CLAMP|コードギアスシリーズ}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|木村貴宏|コードギアスシリーズ}}(アニメ用デザイン)<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}<br />
| SRWでの分類 = [[サポートユニット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 本名 = [[本名::ナナリー・ヴィ・ブリタニア]]<br />
| 種族 = [[種族::地球人]](ブリタニア人)<br />
| 性別 = [[性別::女]]<br />
| 生年月日 = 皇暦2003年10月25日<br />
| 星座 = 蠍座<br />
| 年齢 = [[年齢::14]]歳 → [[年齢::15]]歳 <br />
| 身長 = [[身長::160 cm]]<br />
| 体重 = [[体重::43 kg]]<br />
| 血液型 = [[血液型::AB]]型<br />
| 所属 = [[アッシュフォード学園]]中等部(第一期)<br />[[神聖ブリタニア帝国]](R2)<br />
| 称号 = [[称号::皇女]]→エリア11総督→ブリタニア皇帝(自称)→ブリタニア代表<br />
}}<br />
'''ナナリー・ランペルージ'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[ルルーシュ・ランペルージ]]の妹。<br />
<br />
兄のルルーシュとは互いに最愛の存在で、共にアッシュフォード学園のクラブハウスで静かな生活を送っていた。学園内では生徒会の仮メンバーとして高等部の生徒会室によく出入りしている。兄の身に起きた出来事を何も知らなかったが、後にそれを機に、ナナリーもまた数奇な運命に翻弄されていってしまう事になる。<br />
<br />
その立ち回りからも、'''物語の真の[[ヒロイン]]'''と称される事も多い。<br />
<br />
=== 人物 ===<br />
幼少期、ブリタニアの皇女だった頃は、ルルーシュですら手を焼くほどのやんちゃな子供だった(ノベライズ版では母親譲りの苛烈な[[性格]]とも言われていた)が、様々な出来事が原因で、歩行能力と視力を失っており、現在では大人しく物静かな性格となっている。しかし、自身に対して高圧的に接してくる人物に対しても臆しない気丈な一面もあり、[[漫画]]『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』ではこの一面がやや強調されている。また、日本人への差別意識も無く、彼らの事を「[[イレヴン]]」ではなく、ちゃんと「日本人」と呼んでいる心優しい人物でもある。こういった面からか、アッシュフォード学園内でも、ブリタニア人、日本人を問わず皆から好かれ、アイドル的存在として人気があった。<br />
<br />
手を触れただけで相手の様子の判別が出来る。また感受性も強く、手を触れた人物の心の中を見抜く特技もある。猫のアーサーの足音を聞いただけで、足を負傷している事にも気付いている。<br />
<br />
小説版によるとマリアンヌの手によって兄同様遺伝子操作を行われており、[[C.C.]]の遺伝子にも含まれている「C感応因子」と呼ばれる因子を埋め込まれている事で、触れた人間の心が読める「精神感応」の力を備える事になり、また[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]の策略で[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]の[[ギアス]]をかけられ、両目が見えなくなってしまった事で、精神感応の力が急激に発達していく事になった。ちなみにマリアンヌは、ナナリーが赤ん坊の頃、五感をわざと潰す事によって精神感応の力を上昇させようと画策していたが、研究員に止められ、シャルルもナナリーを気に入っていた事から、「この時」は諦めている。<br />
<br />
また、小説版ではナナリーの大人しい性格は幼少期に母を失い、彼女を護るために苦労していたルルーシュに配慮して我侭を自制した結果、形成されたものだが、本質は一切変わっていない。結果、ナナリーの本性は苛烈な人格の持ち主が多いとされる他のブリタニア皇族に劣るものではなく、彼女自身も非常に芯の強い部分を覗かせる。ある意味で彼女はルルーシュに負担を掛けまいと兄や周囲の人々に「'''大人しい少女という仮面を掛けて生きてきた'''」ともいえ、そうした本質に気付いた者は殆どいなかった。ただし、シュナイゼルの副官である[[カノン・マルディーニ]]のみはナナリーの事を「'''怖い'''」と称しており、マリアンヌに通じる苛烈さに感づいていた節がある。<br />
<br />
ちなみに[[ドラマCD]]のいわゆるギャグ回では結構黒い。こんなところでも母親の血を色濃く受け継いでいるのだろうか……。<br />
<br />
=== 来歴 ===<br />
==== 本編開始前 ====<br />
ブリタニアに皇女として暮らしていた幼少期、[[テロリスト|テロ]]の巻き添えで足を負傷して歩行能力を失い、さらに目の前で母マリアンヌを殺されるという精神的ショックから、視力も失ってしまう。<br />
<br />
母の死後、兄・ルルーシュと共に「人質」として[[日本]]に送られ、[[枢木スザク]]と出会う事になる。当初は、マリアンヌの死のトラウマから、兄であるルルーシュに対する依存心が強く、スザクに対してもあまり心良く思わなかった(兄に対して暴力を働いたというのもある)が、スザクと接していくうちに心の傷が癒えていき、現在では彼に異性として意識するまでに至った<ref>この辺りは小説版で詳しく描写されており、無意識に暴れまわる程の心の病を患ったナナリーがスザクとの接触により徐々に回復していく姿が描かれている</ref>。<br />
<br />
==== 第一期 ====<br />
アッシュフォード学園のクラブハウスにて、兄のルルーシュと静かな生活を送っていたが、ナナリー自身は最愛の兄であるルルーシュと共に生きていけるささやかな時間を大切にしていた。兄が[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]である事は勿論、[[黒の騎士団]]を率いてブリタニアに対しレジスタンス活動を行っている事など全く知らず、以前に親交のあった[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]が殺されるニュースを聞いた際には、哀しみに暮れていた。<br />
<br />
物語の中盤で、C.C.を求めて来日した[[マオ]]に拉致されてしまうが、ナナリーは気丈な態度をもってマオに屈しようとはせず、ルルーシュとスザクの二人の活躍によって救出される事になった。後に異母姉である副総督[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]と再会し喜び、彼女の宣言した行政特区日本の設立にも賛同していたが、彼女が[[ギアス]]で暴走し、日本人の虐殺を行った上でゼロに殺されたという事実については、この当時は知らなかった。<br />
<br />
ユーフェミアの死の直後に起こった[[ブラックリベリオン]]において、突如現れた[[V.V.]]により、ルルーシュをおびき寄せるべく拉致されてしまう。その後は神根島に連行されていたが、ルルーシュの救出は叶わず、[[V.V.]]の手引きによってブリタニア本国へ送還され、ブリタニア帝国第12皇女として、皇族に帰属する事になった。<br />
<br />
==== R2 ====<br />
開始時点では行方不明であり、その後、総督として[[エリア11]]に派遣される。ログレス級戦艦に乗艦してエリア11に向かっていた途中で、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]率いる[[黒の騎士団]]の襲撃を受け、ゼロと直接対面する事になるものの、臆する事無く毅然にゼロと向き合い、彼が自分が愛する兄のルルーシュである事実など知る由も無く、その信念を完全否定した。<br />
<br />
以前とはルルーシュとスザクの関係が変化したことを察するが詳細なことは知らされなかった。ユーフェミアの遺志を継ぐつもりで[[行政特区日本]]の再建を宣言するが、1年前の虐殺とそこからブラックリベリオンに至ったという事実から日本人にもブリタニア人にも歓迎されておらず、ゼロと黒の騎士団および彼らの支持者たちの国外脱出に利用されるだけに終わった。ちなみに、シャルルからの命令で、アッシュフォード学園の生徒会メンバーに会ってはならない事になっている。これはメンバーたちがシャルルのギアスでナナリーの記憶を失っていることへの措置である。<br />
<br />
ノベライズ版では、黒の騎士団や多くの日本人達が中華連邦に亡命した後の日本での同行が詳しく描かれている。'''「自らの理想を実現させる為には、過去の事から逃げようとはせず、きれいな事だけでなく汚い事もやらねばならない」という覚悟を決めている'''(これは奇しくも、ルルーシュと同じである)。また、行政特区日本の再建に失敗してしまった事には落胆するものの、日本人に不利益にならない政策を推し進めようとしたり、作中で起きた事件の首謀者のいる敵地に残って、一人で[[説得]]を行おうとする大胆さも見せている。これらの活躍が功を成したのか、エリア11を「矯正エリア」から「途上エリア」にまで昇格させるという実績も残している。これまでエリア11に派遣されてきた総督達が日本人に対して弾圧を行ったことが原因で反乱を招いてきた事実を考えると、改めてナナリーの統治者としての有能さがうかがえるであろう。しかし、こうした経過は日本人をブリタニアに[[同化]]させ、独立の気概を失いかねなくさせるため、ルルーシュからはナナリーは問題のある存在になりつつあると危惧されていた。<br />
<br />
後に黒の騎士団がエリア11に襲撃してきた「第二次トウキョウ決戦」の混戦の最中、[[枢木スザク]]の[[ランスロット・コンクエスター]]が放った[[フレイヤ]]の衝撃波で死亡したかに思われたが、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策略によって救出されており、代わりに囮のシャトルに乗せられたローマイヤが、フレイヤの衝撃波で死亡する事になった。ルルーシュの皇帝即位後、シュナイゼルによって次期ブリタニアの皇帝に擁立され、同時にルルーシュがゼロである事実や[[ギアス]]の秘密についても聞かされる。ルルーシュが自分の為にゼロになってブリタニアに反逆し、兄弟にまで手にかけているのかと問いただすも、本心を偽ったルルーシュに、自身を「俺が否定した[[貴族]]そのもの」と痛烈に批判されてしまう。<br />
<br />
自分に罪を背負う覚悟が無かったと悟ったナナリーは、フレイヤ発射スイッチである「ダモクレスの鍵」を握り、ルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に赴く。そして、ルルーシュと直接対峙したナナリーは、強靭な意志によってシャルルにかけられていたギアスの呪縛を打ち破り、彼の目の前で両目を開く。互いに一歩も譲ろうとしない論争を交わす中、全ての罪を背負う覚悟を持っている事に気付いたルルーシュによってギアスを受けたナナリーは、ダモクレスの鍵を手渡してしまう。正気に戻ったナナリーは、妹にまでギアスを使った兄の冷酷さに愕然とし、去って行く彼を追いかけるものの、その場に倒れてしまい、絶望に包まれながら彼を罵り続けた…<br />
<br />
ダモクレス攻防戦後、シュナイゼルや黒の騎士団のメンバーと共に処刑のパレードに出される事になり、特に自身は真っ赤な奴隷装束を着せられ、歩けないのを知られていながら足枷をはめられる等、完全にさらし者の状態にされていた。しかし、ゼロ(スザク)がルルーシュを打倒すべく現れ、ゼロによって致命傷を負わされたルルーシュが自らの元に転げ落ちてきた際、精神感応によってルルーシュが自らの全てを犠牲にして憎しみに包まれた世界を変えようとしていた真意を知る。兄の本心に気付けなかった事を後悔したナナリーは、ルルーシュの前で力の限り彼への愛を叫んだが、ルルーシュはその直後に静かに息を引き取る事になり、何も知らない周囲の民衆がゼロを賛美する中、ナナリーはただ一人、死んで逝ったルルーシュにすがって泣き叫ぶのだった。<br />
<br />
エピローグでは、ブリタニア第100代皇帝に即位すると同時に帝政廃止と全植民地解放を宣言、名目上最後のブリタニア皇帝となった。その後はブリタニア側の代表となり、世界を救ったゼロ(スザク)と、シュナイゼルの二人を引き連れて来日。日本の首相になった[[扇要|扇]]と握手を交わしている。また、後にアッシュフォードをゼロ(スザク)と共に来訪した際は、記憶改竄のギアスは[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]によって解除されている模様。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<br />
:初登場作品。[[NPC]]として登場(声は無し)。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]との掛け合いで敵時の声が入った。[[中断メッセージ/第2次Z再世篇|中断メッセージ]]も用意されている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:NPC。前作でギアスが解除されているため、最初から視力を取り戻した状態で登場。<br />
:また、明確に言えば彼女本人というわけではないものの、終盤[[アンチスパイラル|とある策略]]により、意外な登場を果たす事となる。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:NPC。[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]等と共に[[次元将ヴィルダーク|皇帝アウストラリス]]に囚われているため、出番は少ない。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X]]<br />
:会話で存在に触れられている。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:サポートユニット。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:序章ワールド3から登場。<br />
<br />
== ステータス ==<br />
=== サポートアビリティ ===<br />
;兄への信頼<br />
:SSR。暗闇状態になりづらい。<br />
:無印出典で、「ナナリー・ランペルージ」名義。<br />
;ギアスを打ち破った意志<br />
:SSR。セットしたブラスターのクリティカル率大アップ、クリティカル倍率アップ。<br />
:『R2』出典で、「ナナリー・ヴィ・ブリタニア」名義。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]<br />
:最愛の兄。兄が[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]としてブリタニアと戦っていることは知らない。そして[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|兄]][[ユーフェミア・リ・ブリタニア|妹]]たちを手にかけたことも…。結果としてナナリーの行動はゼロとしての兄の行動の足を引っ張ることもある。<br />
:『R2』終盤で事実を知り、独裁者の道を選んだルルーシュと敵対する道を選ぶ。しかし、ルルーシュが自らの全てを犠牲にして世界を変えようとしていた真意に気づく事は出来ず、彼が命を落とす寸前に知ったナナリーは、事切れ永遠に目を開ける事の無いルルーシュの遺体に泣きすがるしかなかった(ただし、ルルーシュ皇帝の最期の後の描写が少なく、また劇中で不死身の人物が存在するためルルーシュがそうなった可能性を示唆するような描写がある)。<br />
;[[枢木スザク]]<br />
:幼少期に仲良くしてもらっていた。今でも何かと気にかけてくれ、ナナリーはスザクに淡い想いを寄せていたようだが、彼がユーフェミアと惹かれ合ってる事に気付いた時には、複雑な物言いをしていた。<br />
:小説版ではスザクが父親を殺したことに当初から気づいており、最終決戦ではスザクへの想いを断ち切る為、あえて彼がそのことへの罪悪感に囚われていることを貶す言葉を浴びせる。<br />
;枢木ゲンブ<br />
:スザクの父で日本最後の首相。<br />
:媒体によって関係が大きく変わり[[ドラマCD]]や漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』では彼女との婚約の発表を考えているが、小説版では取引のために彼女を殺そうとしていた。<br />
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]<br />
:異母姉妹で、互いを大切に思っている。幼少期はどちらがルルーシュのお嫁さんになるか取り合っていたらしく、現在も想い人が同じである事からも、男性の好みは似通っている模様。姉の死を知らない時点で「もう一度ユフィ姉様とお話したい」とルルーシュに電話をかけるシーンは悲しいものがある。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の黒の騎士団ルートでは生きていた彼女やコーネリア、シュナイゼルと共に連邦の改革に尽力する。<br />
;[[C.C.]]<br />
:いつの間にかクラブハウスに押しかけてきた彼女に対しても別け隔てなく接している。一緒に暮らしているということまでは知らなかったが。<br />
:小説版では『R2』終盤で死の間際にナナリーの能力を知ったルルーシュが「C.C.に力を制御する方法を教えてもらえ」と言っているので、その件で繋がりが出来たと思われるが、C.C.は旅に出てしまったので詳細は不明。<br />
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]<br />
:母親。彼女の暗殺に巻き込まれ、視力と歩行能力を失ったということになっている。実際は目撃者に仕立てられてそういう役割を父のギアスによって押し付けられてしまった。<br />
:事件の真相も最終的に兄のルルーシュが父だけでなく母にも引導を渡した事も最後まで知ることはなかった。もっとも真相を知ってしまったら一層ナナリーの心は絶望に支配されてしまうであろうからそのほうがいいと思うが……<br />
:小説版では「良くも悪くも母の血を継いでいる」と評されている。<br />
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]<br />
:異母姉であるが、皇女時代は彼女にも可愛がってもらっていた。小説版では「コゥお姉様」と呼んでいる。<br />
:再会したときにはルルーシュへの復讐として剣を向けられた(本気で斬るつもりはなかった)。コーネリアからルルーシュがゼロであった事やギアスの秘密を教えられる様子が描写されている。その後も彼女からはナナリーがユーフェミアの仇であるルルーシュにとっての宝であるため複雑な気持ちを抱かれている。<br />
;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]<br />
:異母兄。トウキョウからの脱出の手引きをしたり、ダモクレスの鍵を受け取っていた。小説ではシュナイゼルが嘘をついていると感づいていたらしい。そして、彼に対しても引導を渡そうとしていた。<br />
;[[紅月カレン]]<br />
:お互い大事に思っている。捕虜になった彼女と話をする機会もあり、それはカレンがルルーシュのナナリーの為に全てを尽くす想いを気づかせることになった。<br />
;[[ミレイ・アッシュフォード]]<br />
:高等部生徒会長。自身の正体を知る数少ない人物で、同時に実の妹の様に可愛がっていた。<br />
;[[シャーリー・フェネット]]、[[リヴァル・カルデモンド]]、[[ニーナ・アインシュタイン]]<br />
:高等部生徒会のメンバー。<br />
;[[篠崎咲世子]]<br />
:自身の世話をしてくれるメイド。彼女が後に黒の騎士団の一員になったことは知らない。<br />
;[[マオ]]<br />
:ルルーシュの策に敗れた事への復讐からナナリーを誘拐する。<br />
;[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]<br />
:皇女時代、彼ともそれなりに親交はあったらしく、彼が暗殺されたニュースを聞いたときは悲しみの表情を浮かべていた。<br />
;[[V.V.]]<br />
:第一期の終盤において彼により拉致される。そしてV.V.のこの行動が『R2』においてナナリーが皇族に復帰した要因とも思われる。<br />
;[[アーニャ・アールストレイム]]<br />
:ナイト・オブ・ラウンズのメンバーでも同じ年にあたる存在で、車椅子を押していた事もあった。<br />
:小説版ではナナリーに対してもずけずけと物を言う態度であったが、ローマイヤと違って嘘を言わない態度から、逆にナナリーに信頼されていた。それ故か、終盤では身体の不自由故の苦しみを抱えていた本心をぶつけられるに至っている。<br />
;[[アリシア・ローマイヤ]]<br />
:ナナリーの監視役として補佐についているが、建前上従っているだけで、[[イレヴン]]の人権を認めようとする彼女を疎ましく思っている。また、アリシアは平気で嘘も突く為に、嘘を見抜く能力を持ったナナリーからは全く信頼されていなかった。<br />
:シュナイゼルの策によって、ナナリーの身代わりとなってフレイヤの爆発に巻き込まれ死亡。<br />
;カリーヌ・ネ・ブリタニア<br />
:第5皇女。異母姉であるが彼女はナナリーが自分と同じ血を分けていることを疎ましく思っており、皇族に復帰してからはいびられた。SRW未登場。<br />
;[[カノン・マルディーニ]]<br />
:シュナイゼルの部下。本編では会話等は無かったが、小説版では彼は「'''ナナリーを怖い'''」と称している。また、ダモクレスを自爆させようとする際のナナリーを見捨てようとするシュナイゼルに驚愕しており、皇族である彼女には敬意を持っていたと思われる。<br />
;[[シャルル・ジ・ブリタニア]]<br />
:父親。兄とは違い、ナナリーは父を憎むことはせず、何か理由があって自分たちを[[日本]]に送り込んだのではないかと思っている。『R2』では彼によってエリア11の総督に任じられた。<br />
;ネモ<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』に登場。自身に力を与えた謎の人物。外見はC.C.に似ている。<br />
;アリス<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』に登場する親友。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[リリーナ・ドーリアン]]<br />
:『[[第2次Z]]』では留学生である彼女とはアッシュフォード学園の生徒会メンバーであり、共にプリンセス同士。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では本来のプリンセスとなった状態で親しく語り合う姿も見られた。お互いの[[ゼクス・マーキス|兄]]の性格も似ているところがある。<br />
;[[沙慈・クロスロード]]、[[ルイス・ハレヴィ]]<br />
:『第2次Z』では[[アッシュフォード学園]]の生徒会メンバー。彼らは[[ブラックリベリオン]]前に学園を退学したためギアスによる記憶操作を受けることがなく、ナナリーがエリア11総督に就任したことを怪訝に感じていた。<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:『第2次Z破界篇』で自分がマオによって誘拐されたとき、彼もルルーシュ、スザクとともに救出に加わった。<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では[[ラース・バビロン]]で解放された際に再会。ゼロへのメッセージを託した。<br />
;[[マリナ・イスマイール]]<br />
:『第2次Z再世篇』において、ユーフェミアが虐殺命令を下した事を信じられないと語った際に同じ感想を口にした(後述)。<br />
;[[次元将ヴィルダーク|皇帝アウストラリス]]<br />
:『第3次Z天獄篇』ではリリーナやマリナと共に会談し、強い意思こそ認められたものの「言葉では何も守れん」と拒絶されてしまった。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== 第一期 ===<br />
;「お兄様…、嘘ですよね、ニュース」<br />
:[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]][[暗殺]]の犯人が[[枢木スザク|スザク]]だというニュースを聞いて[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]に語りかける。<br />
:確かにニュースは嘘ではあるのだが、彼女にとってスザク以上に大事なルルーシュが犯人とはこの時、夢にも思わなかった。<br />
;「ゲームにしては悪質じゃありませんか? お兄様を悲しませるつもりなら、私が許しません!」<br />
:[[マオ]]に誘拐された際、一連の行動をゲームと称するマオをこの言葉で非難した。<br />
:マオからは「大したものだねえ、君たち兄妹は!」と返答されたがルルーシュが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]であることを知らないナナリーにはこの言葉の意味を理解はできなかったであろう。<br />
;「黙っていてもらえますか。お兄様と私のこと…」<br />「私はお兄様と一緒に暮らしていければそれだけで…」<br />
:[[アッシュフォード学園]]の学園祭で偶然[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]と再会し、二人でお茶をしながら[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]達に自分たちが生きていることを知らせないでほしいと懇願する。<br />
:後者の言葉で最愛の兄と暮らせていければいいと理由を語っているが、当の兄ルルーシュは妹がそんな境遇に甘んじ続けなければならない現実に納得せず幾度も死に掛けながらもブリタニアと戦っていたのである。<br />
;「ええ、お兄様だって好きでしょう?」<br />
:ルルーシュに「ユフィのこと、好きかい?」と聞かれての返答。ルルーシュがゼロであることを知らず、ブリタニアに反逆していることを知らないナナリーはユフィの[[行政特区日本]]によって反逆手段である[[黒の騎士団]]を失いかねないことに彼が怒りを覚えていることも知らない。<br />
:この問いに対するルルーシュの返答は「ああ」と肯定しているが、胸の内では(好きだったよ)と過去形になっている(アニメ版ではわかりにくいが小説版やDSゲーム版でははっきりわかる)。<br />
;「お兄様、あの…ユフィ姉様とお話ししたくって」<br />
:行政特区日本式典会場における虐殺事件の後、詳細なニュースが流れる前にルルーシュに電話をしたときの言葉。<br />
:もう一度ユーフェミアに会いたいという望みをルルーシュに語るがこの時、ユーフェミアはルルーシュによって撃たれ、既に帰らぬ人となっていた。<br />
:描写はないが、この後すぐナナリーはユーフェミアの死を知ったと思われる。<br />
;「今のうちです。行って下さい。スザクさんを助けてあげてください。今一番頼りになるのは…」<br />
:[[扇要|扇]]が[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]に撃たれた後、黒の騎士団の見張りが手薄になった際、[[ミレイ・アッシュフォード|ミレイ]]たちにスザクの救出を懇願する。結果的にこれが[[ロイド・アスプルンド|ロイド]]たちがスザクを助けるための時間稼ぎになった。<br />
:この後、1人になったナナリーは[[V.V.]]に拉致され、自由になったスザクはルルーシュを捕縛したので兄の行動を妨げてしまったことになる。とはいえ、そのままミレイたちがナナリーと一緒にいたとしたらV.V.に殺されていた可能性があるのでこれはこれで良かったのかも知れない。<br />
<br />
=== R2 ===<br />
;「もしもし、お兄様? お兄様なのでしょう? 私です、ナナリーです! 総督として来週そちらに…。聞こえていますか、お兄様? ナナリーです!」<br />
:『R2』での最初の言葉。スザクから代わった電話の相手が行方不明と聞かされていたルルーシュだと気づき、喜んでいる。<br />
:しかし、ルルーシュからは他人として振舞わなければいけないと返答され、ルルーシュとスザクの関係に疑問を抱くことになった。<br />
;(スザクさんは嘘をついているのかしら? でも、それならお兄様も…。お二人の間に何が…)<br />
:ルルーシュとの電話を終えた後の独白。ルルーシュは自分とは他人として接しなければならないといい、スザクは電話の相手がルルーシュだと自分に教えもしなかったことに疑問を感じている。<br />
:一年前まではお互いを大事に思っていた2人だが、このときは逆に本心から憎しみ合う間柄になっているとは知る由もなかった。<br />
;「そこにいるのはゼロ、ゼロなのですか? …やはり、ゼロなのですね。私も殺すのですか? クロヴィス兄様のように、ユフィ姉様のように。でも、少しだけ待っていただけないでしょうか? あなたは間違っていると思うのです!」<br />(あのゼロがいま私の目の前にいる…! お兄様、どうか私に勇気をください)<br />
:初めてゼロと一人で対峙したとき(それ以前にも一度アッシュフォード学園の生徒会メンバーと共にゼロと会ったことがある)の独白。<br />
:クロヴィス、ユーフェミアを殺した相手を目の前にして恐怖と向き合い、兄に願いを送っている。しかし、目の前のゼロがその兄であるとは夢にも思っていない。<br />
;「お兄さま…スザクさん…。私は…お二人の敵です!」<br />
:物語終盤、シュナイゼルにより通信モニターを通じてルルーシュとスザクの前に現れた際の台詞。全ての真相を知ったナナリーは二人に対する怒りに満ちていた。<br />
;「鍵は…鍵はどこ…!? どこにあるの…!? 私がお兄様を止めないといけないのに……!! ……あ?」<br />
:第24話。揺れにより倒れてしまい、鍵を落としてしまう。必死で鍵を探すシーンは痛々しいものがあるが、その直後…。<br />
;「もう、目を背けてはいられないから」<br />
:そして、ルルーシュとの対面に[[ギアス]]により閉じられた目を開く。劇中で明確に描写されたかけられたギアスを自ら打ち破る瞬間でもあった。<br />
;「いつ、私がそんなことを頼みましたか? 私はただお兄様と暮らせればそれだけでよかったのに・・・」<br />
:最終話『Re:』にて、ナナリーのために反逆を始めたと語るルルーシュへの反論。<br />
:しかし、ルルーシュにはこの考えを否定される。他の媒体([[小説]]、[[漫画]])では彼から「それは負ける考えだ」とさらに明確に否定されている。<br />
;ナナリー「それは卑劣なのです。人の心を捻じ曲げ尊厳を踏みにじるギアスは」<br />ルルーシュ「ではダモクレスはどうだ。強制的に人を従わせる卑劣なシステムじゃないのか?」<br />ナナリー「ダモクレスは憎しみの象徴になります」<br />「憎しみはここに集めるんです。みんなが明日を迎えるためにも」<br />
:ギアスを卑劣と評したナナリーは直後、ルルーシュから「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]こそ卑劣ではないか」と評される。<br />
:だが、'''ナナリーの考えは奇しくもルルーシュの真意と同じものであった'''。そして、だからこそルルーシュは彼女の意思を否定する……<br />
;「お兄様は悪魔です! 卑劣で…卑怯で! なんて…なんてひどい!」<br />
:ルルーシュにギアスをかけられダモクレスの鍵を渡してしまった直後に発した罵倒。この時の無言で立ち去るルルーシュの顔は苦渋に満ちていた。<br />
:小説版ではモノローグで続きがあり、「'''なぜ、分かってくれない。私はただ貴方のそんな姿を見たくないだけなのに。お兄さまにこれ以上の罪を犯してほしくないだけなのに――'''」と嗚咽する。<br />
;「そんな…お兄様は、今まで……お兄様、愛しています!」<br />「お兄様! いや! 目を開けてください! お兄様! お兄様―――!!」<br />
:ゼロ・レクイエムにて。全てを悟ったナナリーはゼロに討たれたルルーシュの手を取り、涙を流すが…<br />
;「ずるいです。私はお兄様だけでよかったのに…」<br />「お兄様のいない明日なんて…そんなの………あぁぁ…あぁ…うあああああぁ―――!!」<br />
:ナナリーの願いもむなしく、ルルーシュは息を引き取った。<br />
:最愛の兄を失い、ただ慟哭するしかなかったナナリーの周りでは、魔王ルルーシュを討ち取った英雄を讃える声――民衆によるゼロ・コールが響いていた……<br />
;「はい。[[ジェレミア・ゴットバルト|オレンジ卿]]に解除していただきました」<br />
:エピローグに当たるピクチャードラマにて、アッシュフォードを来訪した際に、目が開いていることに驚く[[紅月カレン|カレン]]達に対して。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;「走れる! 飛べる! もうあんな車イスなんか必要ない! これが私の新しい身体! アハハハハハ!!」<br />「貴様らが! 貴様らがお兄様を殺したなあ!」<br />
:[[漫画]]『ナイトメア・オブ・ナナリー』第2話冒頭より。'''アニメ本編のナナリーからは考えられない好戦的な台詞'''にアニメを知る読者は唖然とした。<br />
:当のナナリーも戦いが終わった後、この時の自分を「自分ではない」と信じられず「悪夢」と呼んでいた。<br />
:ナナリーにギアスを与えた魔導機ネモ(SRW未登場)曰くナナリーの負の感情を映した別の一面とのことだが、実際はその感情を利用してネモが身体機能の主導権をほぼ握っている状態なので、実際のところナナリーの別の一面ではあってもナナリー自身とは言い難い。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
;「あ~あ、残念……美人のお兄様、私だけ見られなくて……」<br />
:ピクチャードラマの男女逆転祭りにて、異様に女装の似合う(と皆が言う)ルルーシュに対して。兄が兄なら妹も妹、ブラコン全開である。<br />
;「いい加減にしろ、駄目親父♪」<br />
:[[ドラマCD]]「反逆学園 ギアス先生」より、ルルーシュの記憶をいじって遊ぶ[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]に対しての一言。しかもナナリーはこの茶番に参加しているので余計に性質が悪い。いいのかそれで……<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
;「私も同じです…」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』において、マリナがユーフェミアの虐殺命令を今でも信じられないと語った際の台詞。<br />
:原作では反応を見せた場面は無かったが、ユーフェミアに対して特に親しかったナナリーにとってショックは計り知れないものがあるだろう。<br />
:なお、小説版のモノローグでははっきりと同様のことを語っている。<br />
;「兄貴は学校卒業した後、どうすんのさ?」<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』において、多元宇宙迷宮でのルルーシュに対して。ルルーシュを兄貴呼ばわりした上にタメ口とナナリーの人間性を知るプレイヤーを驚愕させた。<br />
:大人しい人間性は過去の出来事が原因で形成されたものであるが、それが無かったとしても流石にこの様な性格になっただろうか……<br />
:だが上述の通り、ギアス本編の[[パラレルワールド]]である外伝作品『ナイトメア・オブ・ナナリー』のナナリーは、こちらの[[性格]]に近い。尤もそちらのナナリーもルルーシュのことは「お兄様」と呼んではいる。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;マークネモ<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』にて搭乗する異形のナイトメア。第九世代以上のエネルギーを放つ上、ナナリー(ネモ)のギアス「未来世を読みとる」力により凄まじい戦闘力を秘めている悪夢の如き機体。<br />
:ネモの場合「騎馬」であるナイトメアではなく、「悪夢」という意味のナイトメアの方が適切。<br />
:ちなみに搭乗時のナナリー(ネモ)は四肢を機体に埋めた四つん這い状態で'''全裸'''である。<br />
<br />
=== SRWでの搭乗機体 ===<br />
;[[蜃気楼]]<br />
:『CC』で搭乗。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
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<br />
{{DEFAULTSORT:ななりい らんへるうし}}<br />
[[Category:登場人物な行]]<br />
[[Category:コードギアスシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B8&diff=360046
ナナリー・ランペルージ
2020-05-22T11:53:59Z
<p>210.155.61.242: /* 搭乗機体 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Nunnally Lamperouge]]<br />
| 登場作品 = [[コードギアスシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ}}<br />
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュR2}}<br />
| 声優 = {{声優|名塚佳織|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|CLAMP|コードギアスシリーズ}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|木村貴宏|コードギアスシリーズ}}(アニメ用デザイン)<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}<br />
| SRWでの分類 = [[サポートユニット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 本名 = [[本名::ナナリー・ヴィ・ブリタニア]]<br />
| 種族 = [[種族::地球人]](ブリタニア人)<br />
| 性別 = [[性別::女]]<br />
| 生年月日 = 皇暦2003年10月25日<br />
| 星座 = 蠍座<br />
| 年齢 = [[年齢::14]]歳 → [[年齢::15]]歳 <br />
| 身長 = [[身長::160 cm]]<br />
| 体重 = [[体重::43 kg]]<br />
| 血液型 = [[血液型::AB]]型<br />
| 所属 = [[アッシュフォード学園]]中等部(第一期)<br />[[神聖ブリタニア帝国]](R2)<br />
| 称号 = [[称号::皇女]]→エリア11総督→ブリタニア皇帝(自称)→ブリタニア代表<br />
}}<br />
'''ナナリー・ランペルージ'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[ルルーシュ・ランペルージ]]の妹。<br />
<br />
兄のルルーシュとは互いに最愛の存在で、共にアッシュフォード学園のクラブハウスで静かな生活を送っていた。学園内では生徒会の仮メンバーとして高等部の生徒会室によく出入りしている。兄の身に起きた出来事を何も知らなかったが、後にそれを機に、ナナリーもまた数奇な運命に翻弄されていってしまう事になる。<br />
<br />
その立ち回りからも、'''物語の真の[[ヒロイン]]'''と称される事も多い。<br />
<br />
=== 人物 ===<br />
幼少期、ブリタニアの皇女だった頃は、ルルーシュですら手を焼くほどのやんちゃな子供だった(ノベライズ版では母親譲りの苛烈な[[性格]]とも言われていた)が、様々な出来事が原因で、歩行能力と視力を失っており、現在では大人しく物静かな性格となっている。しかし、自身に対して高圧的に接してくる人物に対しても臆しない気丈な一面もあり、[[漫画]]『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』ではこの一面がやや強調されている。また、日本人への差別意識も無く、彼らの事を「[[イレヴン]]」ではなく、ちゃんと「日本人」と呼んでいる心優しい人物でもある。こういった面からか、アッシュフォード学園内でも、ブリタニア人、日本人を問わず皆から好かれ、アイドル的存在として人気があった。<br />
<br />
手を触れただけで相手の様子の判別が出来る。また感受性も強く、手を触れた人物の心の中を見抜く特技もある。猫のアーサーの足音を聞いただけで、足を負傷している事にも気付いている。<br />
<br />
小説版によるとマリアンヌの手によって兄同様遺伝子操作を行われており、[[C.C.]]の遺伝子にも含まれている「C感応因子」と呼ばれる因子を埋め込まれている事で、触れた人間の心が読める「精神感応」の力を備える事になり、また[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]の策略で[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]の[[ギアス]]をかけられ、両目が見えなくなってしまった事で、精神感応の力が急激に発達していく事になった。ちなみにマリアンヌは、ナナリーが赤ん坊の頃、五感をわざと潰す事によって精神感応の力を上昇させようと画策していたが、研究員に止められ、シャルルもナナリーを気に入っていた事から、「この時」は諦めている。<br />
<br />
また、小説版ではナナリーの大人しい性格は幼少期に母を失い、彼女を護るために苦労していたルルーシュに配慮して我侭を自制した結果、形成されたものだが、本質は一切変わっていない。結果、ナナリーの本性は苛烈な人格の持ち主が多いとされる他のブリタニア皇族に劣るものではなく、彼女自身も非常に芯の強い部分を覗かせる。ある意味で彼女はルルーシュに負担を掛けまいと兄や周囲の人々に「'''大人しい少女という仮面を掛けて生きてきた'''」ともいえ、そうした本質に気付いた者は殆どいなかった。ただし、シュナイゼルの副官である[[カノン・マルディーニ]]のみはナナリーの事を「'''怖い'''」と称しており、マリアンヌに通じる苛烈さに感づいていた節がある。<br />
<br />
ちなみに[[ドラマCD]]のいわゆるギャグ回では結構黒い。こんなところでも母親の血を色濃く受け継いでいるのだろうか……。<br />
<br />
=== 来歴 ===<br />
==== 本編開始前 ====<br />
ブリタニアに皇女として暮らしていた幼少期、[[テロリスト|テロ]]の巻き添えで足を負傷して歩行能力を失い、さらに目の前で母マリアンヌを殺されるという精神的ショックから、視力も失ってしまう。<br />
<br />
母の死後、兄・ルルーシュと共に「人質」として[[日本]]に送られ、[[枢木スザク]]と出会う事になる。当初は、マリアンヌの死のトラウマから、兄であるルルーシュに対する依存心が強く、スザクに対してもあまり心良く思わなかった(兄に対して暴力を働いたというのもある)が、スザクと接していくうちに心の傷が癒えていき、現在では彼に異性として意識するまでに至った<ref>この辺りは小説版で詳しく描写されており、無意識に暴れまわる程の心の病を患ったナナリーがスザクとの接触により徐々に回復していく姿が描かれている</ref>。<br />
<br />
==== 第一期 ====<br />
アッシュフォード学園のクラブハウスにて、兄のルルーシュと静かな生活を送っていたが、ナナリー自身は最愛の兄であるルルーシュと共に生きていけるささやかな時間を大切にしていた。兄が[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]である事は勿論、[[黒の騎士団]]を率いてブリタニアに対しレジスタンス活動を行っている事など全く知らず、以前に親交のあった[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]が殺されるニュースを聞いた際には、哀しみに暮れていた。<br />
<br />
物語の中盤で、C.C.を求めて来日した[[マオ]]に拉致されてしまうが、ナナリーは気丈な態度をもってマオに屈しようとはせず、ルルーシュとスザクの二人の活躍によって救出される事になった。後に異母姉である副総督[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]と再会し喜び、彼女の宣言した行政特区日本の設立にも賛同していたが、彼女が[[ギアス]]で暴走し、日本人の虐殺を行った上でゼロに殺されたという事実については、この当時は知らなかった。<br />
<br />
ユーフェミアの死の直後に起こった[[ブラックリベリオン]]において、突如現れた[[V.V.]]により、ルルーシュをおびき寄せるべく拉致されてしまう。その後は神根島に連行されていたが、ルルーシュの救出は叶わず、[[V.V.]]の手引きによってブリタニア本国へ送還され、ブリタニア帝国第12皇女として、皇族に帰属する事になった。<br />
<br />
==== R2 ====<br />
開始時点では行方不明であり、その後、総督として[[エリア11]]に派遣される。ログレス級戦艦に乗艦してエリア11に向かっていた途中で、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]率いる[[黒の騎士団]]の襲撃を受け、ゼロと直接対面する事になるものの、臆する事無く毅然にゼロと向き合い、彼が自分が愛する兄のルルーシュである事実など知る由も無く、その信念を完全否定した。<br />
<br />
以前とはルルーシュとスザクの関係が変化したことを察するが詳細なことは知らされなかった。ユーフェミアの遺志を継ぐつもりで[[行政特区日本]]の再建を宣言するが、1年前の虐殺とそこからブラックリベリオンに至ったという事実から日本人にもブリタニア人にも歓迎されておらず、ゼロと黒の騎士団および彼らの支持者たちの国外脱出に利用されるだけに終わった。ちなみに、シャルルからの命令で、アッシュフォード学園の生徒会メンバーに会ってはならない事になっている。これはメンバーたちがシャルルのギアスでナナリーの記憶を失っていることへの措置である。<br />
<br />
ノベライズ版では、黒の騎士団や多くの日本人達が中華連邦に亡命した後の日本での同行が詳しく描かれている。'''「自らの理想を実現させる為には、過去の事から逃げようとはせず、きれいな事だけでなく汚い事もやらねばならない」という覚悟を決めている'''(これは奇しくも、ルルーシュと同じである)。また、行政特区日本の再建に失敗してしまった事には落胆するものの、日本人に不利益にならない政策を推し進めようとしたり、作中で起きた事件の首謀者のいる敵地に残って、一人で[[説得]]を行おうとする大胆さも見せている。これらの活躍が功を成したのか、エリア11を「矯正エリア」から「途上エリア」にまで昇格させるという実績も残している。これまでエリア11に派遣されてきた総督達が日本人に対して弾圧を行ったことが原因で反乱を招いてきた事実を考えると、改めてナナリーの統治者としての有能さがうかがえるであろう。しかし、こうした経過は日本人をブリタニアに[[同化]]させ、独立の気概を失いかねなくさせるため、ルルーシュからはナナリーは問題のある存在になりつつあると危惧されていた。<br />
<br />
後に黒の騎士団がエリア11に襲撃してきた「第二次トウキョウ決戦」の混戦の最中、[[枢木スザク]]の[[ランスロット・コンクエスター]]が放った[[フレイヤ]]の衝撃波で死亡したかに思われたが、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策略によって救出されており、代わりに囮のシャトルに乗せられたローマイヤが、フレイヤの衝撃波で死亡する事になった。ルルーシュの皇帝即位後、シュナイゼルによって次期ブリタニアの皇帝に擁立され、同時にルルーシュがゼロである事実や[[ギアス]]の秘密についても聞かされる。ルルーシュが自分の為にゼロになってブリタニアに反逆し、兄弟にまで手にかけているのかと問いただすも、本心を偽ったルルーシュに、自身を「俺が否定した[[貴族]]そのもの」と痛烈に批判されてしまう。<br />
<br />
自分に罪を背負う覚悟が無かったと悟ったナナリーは、フレイヤ発射スイッチである「ダモクレスの鍵」を握り、ルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に赴く。そして、ルルーシュと直接対峙したナナリーは、強靭な意志によってシャルルにかけられていたギアスの呪縛を打ち破り、彼の目の前で両目を開く。互いに一歩も譲ろうとしない論争を交わす中、全ての罪を背負う覚悟を持っている事に気付いたルルーシュによってギアスを受けたナナリーは、ダモクレスの鍵を手渡してしまう。正気に戻ったナナリーは、妹にまでギアスを使った兄の冷酷さに愕然とし、去って行く彼を追いかけるものの、その場に倒れてしまい、絶望に包まれながら彼を罵り続けた…<br />
<br />
ダモクレス攻防戦後、シュナイゼルや黒の騎士団のメンバーと共に処刑のパレードに出される事になり、特に自身は真っ赤な奴隷装束を着せられ、歩けないのを知られていながら足枷をはめられる等、完全にさらし者の状態にされていた。しかし、ゼロ(スザク)がルルーシュを打倒すべく現れ、ゼロによって致命傷を負わされたルルーシュが自らの元に転げ落ちてきた際、精神感応によってルルーシュが自らの全てを犠牲にして憎しみに包まれた世界を変えようとしていた真意を知る。兄の本心に気付けなかった事を後悔したナナリーは、ルルーシュの前で力の限り彼への愛を叫んだが、ルルーシュはその直後に静かに息を引き取る事になり、何も知らない周囲の民衆がゼロを賛美する中、ナナリーはただ一人、死んで逝ったルルーシュにすがって泣き叫ぶのだった。<br />
<br />
エピローグでは、ブリタニア第100代皇帝に即位すると同時に帝政廃止と全植民地解放を宣言、名目上最後のブリタニア皇帝となった。その後はブリタニア側の代表となり、世界を救ったゼロ(スザク)と、シュナイゼルの二人を引き連れて来日。日本の首相になった[[扇要|扇]]と握手を交わしている。また、後にアッシュフォードをゼロ(スザク)と共に来訪した際は、記憶改竄のギアスは[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]によって解除されている模様。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<br />
:初登場作品。[[NPC]]として登場(声は無し)。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]との掛け合いで敵時の声が入った。[[中断メッセージ/第2次Z再世篇|中断メッセージ]]も用意されている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:NPC。前作でギアスが解除されているため、最初から視力を取り戻した状態で登場。<br />
:また、明確に言えば彼女本人というわけではないものの、終盤[[アンチスパイラル|とある策略]]により、意外な登場を果たす事となる。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:NPC。[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]等と共に[[次元将ヴィルダーク|皇帝アウストラリス]]に囚われているため、出番は少ない。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X]]<br />
:会話で存在に触れられている。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:サポートユニット。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:序章ワールド3から登場。<br />
<br />
== ステータス ==<br />
=== サポートアビリティ ===<br />
;兄への信頼<br />
:SSR。暗闇状態になりづらい。<br />
:無印出典で、「ナナリー・ランペルージ」名義。<br />
;ギアスを打ち破った意志<br />
:SSR。セットしたブラスターのクリティカル率大アップ、クリティカル倍率アップ。<br />
:『R2』出典で、「ナナリー・ヴィ・ブリタニア」名義。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]<br />
:最愛の兄。兄が[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]としてブリタニアと戦っていることは知らない。そして[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|兄]][[ユーフェミア・リ・ブリタニア|妹]]たちを手にかけたことも…。結果としてナナリーの行動はゼロとしての兄の行動の足を引っ張ることもある。<br />
:『R2』終盤で事実を知り、独裁者の道を選んだルルーシュと敵対する道を選ぶ。しかし、ルルーシュが自らの全てを犠牲にして世界を変えようとしていた真意に気づく事は出来ず、彼が命を落とす寸前に知ったナナリーは、事切れ永遠に目を開ける事の無いルルーシュの遺体に泣きすがるしかなかった(ただし、ルルーシュ皇帝の最期の後の描写が少なく、また劇中で不死身の人物が存在するためルルーシュがそうなった可能性を示唆するような描写がある)。<br />
;[[枢木スザク]]<br />
:幼少期に仲良くしてもらっていた。今でも何かと気にかけてくれ、ナナリーはスザクに淡い想いを寄せていたようだが、彼がユーフェミアと惹かれ合ってる事に気付いた時には、複雑な物言いをしていた。<br />
:小説版ではスザクが父親を殺したことに当初から気づいており、最終決戦ではスザクへの想いを断ち切る為、あえて彼がそのことへの罪悪感に囚われていることを貶す言葉を浴びせる。<br />
;枢木ゲンブ<br />
:スザクの父で日本最後の首相。<br />
:媒体によって関係が大きく変わり[[ドラマCD]]や漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』では彼女との婚約の発表を考えているが、小説版では取引のために彼女を殺そうとしていた。<br />
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]<br />
:異母姉妹で、互いを大切に思っている。幼少期はどちらがルルーシュのお嫁さんになるか取り合っていたらしく、現在も想い人が同じである事からも、男性の好みは似通っている模様。姉の死を知らない時点で「もう一度ユフィ姉様とお話したい」とルルーシュに電話をかけるシーンは悲しいものがある。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の黒の騎士団ルートでは生きていた彼女やコーネリア、シュナイゼルと共に連邦の改革に尽力する。<br />
;[[C.C.]]<br />
:いつの間にかクラブハウスに押しかけてきた彼女に対しても別け隔てなく接している。一緒に暮らしているということまでは知らなかったが。<br />
:小説版では『R2』終盤で死の間際にナナリーの能力を知ったルルーシュが「C.C.に力を制御する方法を教えてもらえ」と言っているので、その件で繋がりが出来たと思われるが、C.C.は旅に出てしまったので詳細は不明。<br />
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]<br />
:母親。彼女の暗殺に巻き込まれ、視力と歩行能力を失ったということになっている。実際は目撃者に仕立てられてそういう役割を父のギアスによって押し付けられてしまった。<br />
:事件の真相も最終的に兄のルルーシュが父だけでなく母にも引導を渡した事も最後まで知ることはなかった。もっとも真相を知ってしまったら一層ナナリーの心は絶望に支配されてしまうであろうからそのほうがいいと思うが……<br />
:小説版では「良くも悪くも母の血を継いでいる」と評されている。<br />
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]<br />
:異母姉であるが、皇女時代は彼女にも可愛がってもらっていた。小説版では「コゥお姉様」と呼んでいる。<br />
:再会したときにはルルーシュへの復讐として剣を向けられた(本気で斬るつもりはなかった)。コーネリアからルルーシュがゼロであった事やギアスの秘密を教えられる様子が描写されている。その後も彼女からはナナリーがユーフェミアの仇であるルルーシュにとっての宝であるため複雑な気持ちを抱かれている。<br />
;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]<br />
:異母兄。トウキョウからの脱出の手引きをしたり、ダモクレスの鍵を受け取っていた。小説ではシュナイゼルが嘘をついていると感づいていたらしい。そして、彼に対しても引導を渡そうとしていた。<br />
;[[紅月カレン]]<br />
:お互い大事に思っている。捕虜になった彼女と話をする機会もあり、それはカレンがルルーシュのナナリーの為に全てを尽くす想いを気づかせることになった。<br />
;[[ミレイ・アッシュフォード]]<br />
:高等部生徒会長。自身の正体を知る数少ない人物で、同時に実の妹の様に可愛がっていた。<br />
;[[シャーリー・フェネット]]、[[リヴァル・カルデモンド]]、[[ニーナ・アインシュタイン]]<br />
:高等部生徒会のメンバー。<br />
;[[篠崎咲世子]]<br />
:自身の世話をしてくれるメイド。彼女が後に黒の騎士団の一員になったことは知らない。<br />
;[[マオ]]<br />
:ルルーシュの策に敗れた事への復讐からナナリーを誘拐する。<br />
;[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]<br />
:皇女時代、彼ともそれなりに親交はあったらしく、彼が暗殺されたニュースを聞いたときは悲しみの表情を浮かべていた。<br />
;[[V.V.]]<br />
:第一期の終盤において彼により拉致される。そしてV.V.のこの行動が『R2』においてナナリーが皇族に復帰した要因とも思われる。<br />
;[[アーニャ・アールストレイム]]<br />
:ナイト・オブ・ラウンズのメンバーでも同じ年にあたる存在で、車椅子を押していた事もあった。<br />
:小説版ではナナリーに対してもずけずけと物を言う態度であったが、ローマイヤと違って嘘を言わない態度から、逆にナナリーに信頼されていた。それ故か、終盤では身体の不自由故の苦しみを抱えていた本心をぶつけられるに至っている。<br />
;[[アリシア・ローマイヤ]]<br />
:ナナリーの監視役として補佐についているが、建前上従っているだけで、[[イレヴン]]の人権を認めようとする彼女を疎ましく思っている。また、アリシアは平気で嘘も突く為に、嘘を見抜く能力を持ったナナリーからは全く信頼されていなかった。<br />
:シュナイゼルの策によって、ナナリーの身代わりとなってフレイヤの爆発に巻き込まれ死亡。<br />
;カリーヌ・ネ・ブリタニア<br />
:第5皇女。異母姉であるが彼女はナナリーが自分と同じ血を分けていることを疎ましく思っており、皇族に復帰してからはいびられた。SRW未登場。<br />
;[[カノン・マルディーニ]]<br />
:シュナイゼルの部下。本編では会話等は無かったが、小説版では彼は「'''ナナリーを怖い'''」と称している。また、ダモクレスを自爆させようとする際のナナリーを見捨てようとするシュナイゼルに驚愕しており、皇族である彼女には敬意を持っていたと思われる。<br />
;[[シャルル・ジ・ブリタニア]]<br />
:父親。兄とは違い、ナナリーは父を憎むことはせず、何か理由があって自分たちを[[日本]]に送り込んだのではないかと思っている。『R2』では彼によってエリア11の総督に任じられた。<br />
;ネモ<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』に登場。自身に力を与えた謎の人物。外見はC.C.に似ている。<br />
;アリス<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』に登場する親友。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[リリーナ・ドーリアン]]<br />
:『[[第2次Z]]』では留学生である彼女とはアッシュフォード学園の生徒会メンバーであり、共にプリンセス同士。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では本来のプリンセスとなった状態で親しく語り合う姿も見られた。お互いの[[ゼクス・マーキス|兄]]の性格も似ているところがある。<br />
;[[沙慈・クロスロード]]、[[ルイス・ハレヴィ]]<br />
:『第2次Z』では[[アッシュフォード学園]]の生徒会メンバー。彼らは[[ブラックリベリオン]]前に学園を退学したためギアスによる記憶操作を受けることがなく、ナナリーがエリア11総督に就任したことを怪訝に感じていた。<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:『第2次Z破界篇』で自分がマオによって誘拐されたとき、彼もルルーシュ、スザクとともに救出に加わった。<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では[[ラース・バビロン]]で解放された際に再会。ゼロへのメッセージを託した。<br />
;[[マリナ・イスマイール]]<br />
:『第2次Z再世篇』において、ユーフェミアが虐殺命令を下した事を信じられないと語った際に同じ感想を口にした(後述)。<br />
;[[次元将ヴィルダーク|皇帝アウストラリス]]<br />
:『第3次Z天獄篇』ではリリーナやマリナと共に会談し、強い意思こそ認められたものの「言葉では何も守れん」と拒絶されてしまった。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== 第一期 ===<br />
;「お兄様…、嘘ですよね、ニュース」<br />
:[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]][[暗殺]]の犯人が[[枢木スザク|スザク]]だというニュースを聞いて[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]に語りかける。<br />
:確かにニュースは嘘ではあるのだが、彼女にとってスザク以上に大事なルルーシュが犯人とはこの時、夢にも思わなかった。<br />
;「ゲームにしては悪質じゃありませんか? お兄様を悲しませるつもりなら、私が許しません!」<br />
:[[マオ]]に誘拐された際、一連の行動をゲームと称するマオをこの言葉で非難した。<br />
:マオからは「大したものだねえ、君たち兄妹は!」と返答されたがルルーシュが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]であることを知らないナナリーにはこの言葉の意味を理解はできなかったであろう。<br />
;「黙っていてもらえますか。お兄様と私のこと…」<br />「私はお兄様と一緒に暮らしていければそれだけで…」<br />
:[[アッシュフォード学園]]の学園祭で偶然[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]と再会し、二人でお茶をしながら[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]達に自分たちが生きていることを知らせないでほしいと懇願する。<br />
:後者の言葉で最愛の兄と暮らせていければいいと理由を語っているが、当の兄ルルーシュは妹がそんな境遇に甘んじ続けなければならない現実に納得せず幾度も死に掛けながらもブリタニアと戦っていたのである。<br />
;「ええ、お兄様だって好きでしょう?」<br />
:ルルーシュに「ユフィのこと、好きかい?」と聞かれての返答。ルルーシュがゼロであることを知らず、ブリタニアに反逆していることを知らないナナリーはユフィの[[行政特区日本]]によって反逆手段である[[黒の騎士団]]を失いかねないことに彼が怒りを覚えていることも知らない。<br />
:この問いに対するルルーシュの返答は「ああ」と肯定しているが、胸の内では(好きだったよ)と過去形になっている(アニメ版ではわかりにくいが小説版やDSゲーム版でははっきりわかる)。<br />
;「お兄様、あの…ユフィ姉様とお話ししたくって」<br />
:行政特区日本式典会場における虐殺事件の後、詳細なニュースが流れる前にルルーシュに電話をしたときの言葉。<br />
:もう一度ユーフェミアに会いたいという望みをルルーシュに語るがこの時、ユーフェミアはルルーシュによって撃たれ、既に帰らぬ人となっていた。<br />
:描写はないが、この後すぐナナリーはユーフェミアの死を知ったと思われる。<br />
;「今のうちです。行って下さい。スザクさんを助けてあげてください。今一番頼りになるのは…」<br />
:[[扇要|扇]]が[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]に撃たれた後、黒の騎士団の見張りが手薄になった際、[[ミレイ・アッシュフォード|ミレイ]]たちにスザクの救出を懇願する。結果的にこれが[[ロイド・アスプルンド|ロイド]]たちがスザクを助けるための時間稼ぎになった。<br />
:この後、1人になったナナリーは[[V.V.]]に拉致され、自由になったスザクはルルーシュを捕縛したので兄の行動を妨げてしまったことになる。とはいえ、そのままミレイたちがナナリーと一緒にいたとしたらV.V.に殺されていた可能性があるのでこれはこれで良かったのかも知れない。<br />
<br />
=== R2 ===<br />
;「もしもし、お兄様? お兄様なのでしょう? 私です、ナナリーです! 総督として来週そちらに…。聞こえていますか、お兄様? ナナリーです!」<br />
:『R2』での最初の言葉。スザクから代わった電話の相手が行方不明と聞かされていたルルーシュだと気づき、喜んでいる。<br />
:しかし、ルルーシュからは他人として振舞わなければいけないと返答され、ルルーシュとスザクの関係に疑問を抱くことになった。<br />
;(スザクさんは嘘をついているのかしら? でも、それならお兄様も…。お二人の間に何が…)<br />
:ルルーシュとの電話を終えた後の独白。ルルーシュは自分とは他人として接しなければならないといい、スザクは電話の相手がルルーシュだと自分に教えもしなかったことに疑問を感じている。<br />
:一年前まではお互いを大事に思っていた2人だが、このときは逆に本心から憎しみ合う間柄になっているとは知る由もなかった。<br />
;「そこにいるのはゼロ、ゼロなのですか? …やはり、ゼロなのですね。私も殺すのですか? クロヴィス兄様のように、ユフィ姉様のように。でも、少しだけ待っていただけないでしょうか? あなたは間違っていると思うのです!」<br />(あのゼロがいま私の目の前にいる…! お兄様、どうか私に勇気をください)<br />
:初めてゼロと一人で対峙したとき(それ以前にも一度アッシュフォード学園の生徒会メンバーと共にゼロと会ったことがある)の独白。<br />
:クロヴィス、ユーフェミアを殺した相手を目の前にして恐怖と向き合い、兄に願いを送っている。しかし、目の前のゼロがその兄であるとは夢にも思っていない。<br />
;「お兄さま…スザクさん…。私は…お二人の敵です!」<br />
:物語終盤、シュナイゼルにより通信モニターを通じてルルーシュとスザクの前に現れた際の台詞。全ての真相を知ったナナリーは二人に対する怒りに満ちていた。<br />
;「鍵は…鍵はどこ…!? どこにあるの…!? 私がお兄様を止めないといけないのに……!! ……あ?」<br />
:第24話。揺れにより倒れてしまい、鍵を落としてしまう。必死で鍵を探すシーンは痛々しいものがあるが、その直後…。<br />
;「もう、目を背けてはいられないから」<br />
:そして、ルルーシュとの対面に[[ギアス]]により閉じられた目を開く。劇中で明確に描写されたかけられたギアスを自ら打ち破る瞬間でもあった。<br />
;「いつ、私がそんなことを頼みましたか? 私はただお兄様と暮らせればそれだけでよかったのに・・・」<br />
:最終話『Re:』にて、ナナリーのために反逆を始めたと語るルルーシュへの反論。<br />
:しかし、ルルーシュにはこの考えを否定される。他の媒体([[小説]]、[[漫画]])では彼から「それは負ける考えだ」とさらに明確に否定されている。<br />
;ナナリー「それは卑劣なのです。人の心を捻じ曲げ尊厳を踏みにじるギアスは」<br />ルルーシュ「ではダモクレスはどうだ。強制的に人を従わせる卑劣なシステムじゃないのか?」<br />ナナリー「ダモクレスは憎しみの象徴になります」<br />「憎しみはここに集めるんです。みんなが明日を迎えるためにも」<br />
:ギアスを卑劣と評したナナリーは直後、ルルーシュから「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]こそ卑劣ではないか」と評される。<br />
:だが、'''ナナリーの考えは奇しくもルルーシュの真意と同じものであった'''。そして、だからこそルルーシュは彼女の意思を否定する……<br />
;「お兄様は悪魔です! 卑劣で…卑怯で! なんて…なんてひどい!」<br />
:ルルーシュにギアスをかけられダモクレスの鍵を渡してしまった直後に発した罵倒。この時の無言で立ち去るルルーシュの顔は苦渋に満ちていた。<br />
:小説版ではモノローグで続きがあり、「'''なぜ、分かってくれない。私はただ貴方のそんな姿を見たくないだけなのに。お兄さまにこれ以上の罪を犯してほしくないだけなのに――'''」と嗚咽する。<br />
;「そんな…お兄様は、今まで……お兄様、愛しています!」<br />「お兄様! いや! 目を開けてください! お兄様! お兄様―――!!」<br />
:ゼロ・レクイエムにて。全てを悟ったナナリーはゼロに討たれたルルーシュの手を取り、涙を流すが…<br />
;「ずるいです。私はお兄様だけでよかったのに…」<br />「お兄様のいない明日なんて…そんなの………あぁぁ…あぁ…うあああああぁ―――!!」<br />
:ナナリーの願いもむなしく、ルルーシュは息を引き取った。<br />
:最愛の兄を失い、ただ慟哭するしかなかったナナリーの周りでは、魔王ルルーシュを討ち取った英雄を讃える声――民衆によるゼロ・コールが響いていた……<br />
;「はい。[[ジェレミア・ゴットバルト|オレンジ卿]]に解除していただきました」<br />
:エピローグに当たるピクチャードラマにて、アッシュフォードを来訪した際に、目が開いていることに驚く[[紅月カレン|カレン]]達に対して。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;「走れる! 飛べる! もうあんな車イスなんか必要ない! これが私の新しい身体! アハハハハハ!!」<br />「貴様らが! 貴様らがお兄様を殺したなあ!」<br />
:[[漫画]]『ナイトメア・オブ・ナナリー』第2話冒頭より。'''アニメ本編のナナリーからは考えられない好戦的な台詞'''にアニメを知る読者は唖然とした。<br />
:当のナナリーも戦いが終わった後、この時の自分を「自分ではない」と信じられず「悪夢」と呼んでいた。<br />
:ナナリーにギアスを与えた魔導機ネモ(SRW未登場)曰くナナリーの負の感情を映した別の一面とのことだが、実際はその感情を利用してネモが身体機能の主導権をほぼ握っている状態なので、実際のところナナリーの別の一面ではあってもナナリー自身とは言い難い。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
;「あ~あ、残念……美人のお兄様、私だけ見られなくて……」<br />
:ピクチャードラマの男女逆転祭りにて、異様に女装の似合う(と皆が言う)ルルーシュに対して。兄が兄なら妹も妹、ブラコン全開である。<br />
;「いい加減にしろ、駄目親父♪」<br />
:[[ドラマCD]]「反逆学園 ギアス先生」より、ルルーシュの記憶をいじって遊ぶ[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]に対しての一言。しかもナナリーはこの茶番に参加しているので余計に性質が悪い。いいのかそれで……<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
;「私も同じです…」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』において、マリナがユーフェミアの虐殺命令を今でも信じられないと語った際の台詞。<br />
:原作では反応を見せた場面は無かったが、ユーフェミアに対して特に親しかったナナリーにとってショックは計り知れないものがあるだろう。<br />
:なお、小説版のモノローグでははっきりと同様のことを語っている。<br />
;「兄貴は学校卒業した後、どうすんのさ?」<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』において、多元宇宙迷宮でのルルーシュに対して。ルルーシュを兄貴呼ばわりした上にタメ口とナナリーの人間性を知るプレイヤーを驚愕させた。<br />
:大人しい人間性は過去の出来事が原因で形成されたものであるが、それが無かったとしても流石にこの様な性格になっただろうか……<br />
:だが上述の通り、ギアス本編の[[パラレルワールド]]である外伝作品『ナイトメア・オブ・ナナリー』のナナリーは、こちらの[[性格]]に近い。尤もそちらのナナリーもルルーシュのことは「お兄様」と呼んではいる。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;マークネモ<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』にて搭乗する異形のナイトメア。第九世代以上のエネルギーを放つ凄まじい戦闘力を秘めている悪夢の如き機体。<br />
:ネモの場合「騎馬」であるナイトメアではなく、「悪夢」という意味のナイトメアの方が適切。<br />
:ちなみに搭乗時のナナリー(ネモ)は四肢を機体に埋めた四つん這い状態で'''全裸'''である。<br />
<br />
=== SRWでの搭乗機体 ===<br />
;[[蜃気楼]]<br />
:『CC』で搭乗。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>4047139289</amazon><amazon>B0073D6CWW</amazon><amazon>B009B3I17Q</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ななりい らんへるうし}}<br />
[[Category:登場人物な行]]<br />
[[Category:コードギアスシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%8A%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B8&diff=360044
ナナリー・ランペルージ
2020-05-22T11:51:17Z
<p>210.155.61.242: /* その他 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Nunnally Lamperouge]]<br />
| 登場作品 = [[コードギアスシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ}}<br />
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュR2}}<br />
| 声優 = {{声優|名塚佳織|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|CLAMP|コードギアスシリーズ}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン (登場作品別)|木村貴宏|コードギアスシリーズ}}(アニメ用デザイン)<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}<br />
| SRWでの分類 = [[サポートユニット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 本名 = [[本名::ナナリー・ヴィ・ブリタニア]]<br />
| 種族 = [[種族::地球人]](ブリタニア人)<br />
| 性別 = [[性別::女]]<br />
| 生年月日 = 皇暦2003年10月25日<br />
| 星座 = 蠍座<br />
| 年齢 = [[年齢::14]]歳 → [[年齢::15]]歳 <br />
| 身長 = [[身長::160 cm]]<br />
| 体重 = [[体重::43 kg]]<br />
| 血液型 = [[血液型::AB]]型<br />
| 所属 = [[アッシュフォード学園]]中等部(第一期)<br />[[神聖ブリタニア帝国]](R2)<br />
| 称号 = [[称号::皇女]]→エリア11総督→ブリタニア皇帝(自称)→ブリタニア代表<br />
}}<br />
'''ナナリー・ランペルージ'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[ルルーシュ・ランペルージ]]の妹。<br />
<br />
兄のルルーシュとは互いに最愛の存在で、共にアッシュフォード学園のクラブハウスで静かな生活を送っていた。学園内では生徒会の仮メンバーとして高等部の生徒会室によく出入りしている。兄の身に起きた出来事を何も知らなかったが、後にそれを機に、ナナリーもまた数奇な運命に翻弄されていってしまう事になる。<br />
<br />
その立ち回りからも、'''物語の真の[[ヒロイン]]'''と称される事も多い。<br />
<br />
=== 人物 ===<br />
幼少期、ブリタニアの皇女だった頃は、ルルーシュですら手を焼くほどのやんちゃな子供だった(ノベライズ版では母親譲りの苛烈な[[性格]]とも言われていた)が、様々な出来事が原因で、歩行能力と視力を失っており、現在では大人しく物静かな性格となっている。しかし、自身に対して高圧的に接してくる人物に対しても臆しない気丈な一面もあり、[[漫画]]『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』ではこの一面がやや強調されている。また、日本人への差別意識も無く、彼らの事を「[[イレヴン]]」ではなく、ちゃんと「日本人」と呼んでいる心優しい人物でもある。こういった面からか、アッシュフォード学園内でも、ブリタニア人、日本人を問わず皆から好かれ、アイドル的存在として人気があった。<br />
<br />
手を触れただけで相手の様子の判別が出来る。また感受性も強く、手を触れた人物の心の中を見抜く特技もある。猫のアーサーの足音を聞いただけで、足を負傷している事にも気付いている。<br />
<br />
小説版によるとマリアンヌの手によって兄同様遺伝子操作を行われており、[[C.C.]]の遺伝子にも含まれている「C感応因子」と呼ばれる因子を埋め込まれている事で、触れた人間の心が読める「精神感応」の力を備える事になり、また[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]の策略で[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]の[[ギアス]]をかけられ、両目が見えなくなってしまった事で、精神感応の力が急激に発達していく事になった。ちなみにマリアンヌは、ナナリーが赤ん坊の頃、五感をわざと潰す事によって精神感応の力を上昇させようと画策していたが、研究員に止められ、シャルルもナナリーを気に入っていた事から、「この時」は諦めている。<br />
<br />
また、小説版ではナナリーの大人しい性格は幼少期に母を失い、彼女を護るために苦労していたルルーシュに配慮して我侭を自制した結果、形成されたものだが、本質は一切変わっていない。結果、ナナリーの本性は苛烈な人格の持ち主が多いとされる他のブリタニア皇族に劣るものではなく、彼女自身も非常に芯の強い部分を覗かせる。ある意味で彼女はルルーシュに負担を掛けまいと兄や周囲の人々に「'''大人しい少女という仮面を掛けて生きてきた'''」ともいえ、そうした本質に気付いた者は殆どいなかった。ただし、シュナイゼルの副官である[[カノン・マルディーニ]]のみはナナリーの事を「'''怖い'''」と称しており、マリアンヌに通じる苛烈さに感づいていた節がある。<br />
<br />
ちなみに[[ドラマCD]]のいわゆるギャグ回では結構黒い。こんなところでも母親の血を色濃く受け継いでいるのだろうか……。<br />
<br />
=== 来歴 ===<br />
==== 本編開始前 ====<br />
ブリタニアに皇女として暮らしていた幼少期、[[テロリスト|テロ]]の巻き添えで足を負傷して歩行能力を失い、さらに目の前で母マリアンヌを殺されるという精神的ショックから、視力も失ってしまう。<br />
<br />
母の死後、兄・ルルーシュと共に「人質」として[[日本]]に送られ、[[枢木スザク]]と出会う事になる。当初は、マリアンヌの死のトラウマから、兄であるルルーシュに対する依存心が強く、スザクに対してもあまり心良く思わなかった(兄に対して暴力を働いたというのもある)が、スザクと接していくうちに心の傷が癒えていき、現在では彼に異性として意識するまでに至った<ref>この辺りは小説版で詳しく描写されており、無意識に暴れまわる程の心の病を患ったナナリーがスザクとの接触により徐々に回復していく姿が描かれている</ref>。<br />
<br />
==== 第一期 ====<br />
アッシュフォード学園のクラブハウスにて、兄のルルーシュと静かな生活を送っていたが、ナナリー自身は最愛の兄であるルルーシュと共に生きていけるささやかな時間を大切にしていた。兄が[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]である事は勿論、[[黒の騎士団]]を率いてブリタニアに対しレジスタンス活動を行っている事など全く知らず、以前に親交のあった[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]が殺されるニュースを聞いた際には、哀しみに暮れていた。<br />
<br />
物語の中盤で、C.C.を求めて来日した[[マオ]]に拉致されてしまうが、ナナリーは気丈な態度をもってマオに屈しようとはせず、ルルーシュとスザクの二人の活躍によって救出される事になった。後に異母姉である副総督[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]と再会し喜び、彼女の宣言した行政特区日本の設立にも賛同していたが、彼女が[[ギアス]]で暴走し、日本人の虐殺を行った上でゼロに殺されたという事実については、この当時は知らなかった。<br />
<br />
ユーフェミアの死の直後に起こった[[ブラックリベリオン]]において、突如現れた[[V.V.]]により、ルルーシュをおびき寄せるべく拉致されてしまう。その後は神根島に連行されていたが、ルルーシュの救出は叶わず、[[V.V.]]の手引きによってブリタニア本国へ送還され、ブリタニア帝国第12皇女として、皇族に帰属する事になった。<br />
<br />
==== R2 ====<br />
開始時点では行方不明であり、その後、総督として[[エリア11]]に派遣される。ログレス級戦艦に乗艦してエリア11に向かっていた途中で、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]率いる[[黒の騎士団]]の襲撃を受け、ゼロと直接対面する事になるものの、臆する事無く毅然にゼロと向き合い、彼が自分が愛する兄のルルーシュである事実など知る由も無く、その信念を完全否定した。<br />
<br />
以前とはルルーシュとスザクの関係が変化したことを察するが詳細なことは知らされなかった。ユーフェミアの遺志を継ぐつもりで[[行政特区日本]]の再建を宣言するが、1年前の虐殺とそこからブラックリベリオンに至ったという事実から日本人にもブリタニア人にも歓迎されておらず、ゼロと黒の騎士団および彼らの支持者たちの国外脱出に利用されるだけに終わった。ちなみに、シャルルからの命令で、アッシュフォード学園の生徒会メンバーに会ってはならない事になっている。これはメンバーたちがシャルルのギアスでナナリーの記憶を失っていることへの措置である。<br />
<br />
ノベライズ版では、黒の騎士団や多くの日本人達が中華連邦に亡命した後の日本での同行が詳しく描かれている。'''「自らの理想を実現させる為には、過去の事から逃げようとはせず、きれいな事だけでなく汚い事もやらねばならない」という覚悟を決めている'''(これは奇しくも、ルルーシュと同じである)。また、行政特区日本の再建に失敗してしまった事には落胆するものの、日本人に不利益にならない政策を推し進めようとしたり、作中で起きた事件の首謀者のいる敵地に残って、一人で[[説得]]を行おうとする大胆さも見せている。これらの活躍が功を成したのか、エリア11を「矯正エリア」から「途上エリア」にまで昇格させるという実績も残している。これまでエリア11に派遣されてきた総督達が日本人に対して弾圧を行ったことが原因で反乱を招いてきた事実を考えると、改めてナナリーの統治者としての有能さがうかがえるであろう。しかし、こうした経過は日本人をブリタニアに[[同化]]させ、独立の気概を失いかねなくさせるため、ルルーシュからはナナリーは問題のある存在になりつつあると危惧されていた。<br />
<br />
後に黒の騎士団がエリア11に襲撃してきた「第二次トウキョウ決戦」の混戦の最中、[[枢木スザク]]の[[ランスロット・コンクエスター]]が放った[[フレイヤ]]の衝撃波で死亡したかに思われたが、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策略によって救出されており、代わりに囮のシャトルに乗せられたローマイヤが、フレイヤの衝撃波で死亡する事になった。ルルーシュの皇帝即位後、シュナイゼルによって次期ブリタニアの皇帝に擁立され、同時にルルーシュがゼロである事実や[[ギアス]]の秘密についても聞かされる。ルルーシュが自分の為にゼロになってブリタニアに反逆し、兄弟にまで手にかけているのかと問いただすも、本心を偽ったルルーシュに、自身を「俺が否定した[[貴族]]そのもの」と痛烈に批判されてしまう。<br />
<br />
自分に罪を背負う覚悟が無かったと悟ったナナリーは、フレイヤ発射スイッチである「ダモクレスの鍵」を握り、ルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に赴く。そして、ルルーシュと直接対峙したナナリーは、強靭な意志によってシャルルにかけられていたギアスの呪縛を打ち破り、彼の目の前で両目を開く。互いに一歩も譲ろうとしない論争を交わす中、全ての罪を背負う覚悟を持っている事に気付いたルルーシュによってギアスを受けたナナリーは、ダモクレスの鍵を手渡してしまう。正気に戻ったナナリーは、妹にまでギアスを使った兄の冷酷さに愕然とし、去って行く彼を追いかけるものの、その場に倒れてしまい、絶望に包まれながら彼を罵り続けた…<br />
<br />
ダモクレス攻防戦後、シュナイゼルや黒の騎士団のメンバーと共に処刑のパレードに出される事になり、特に自身は真っ赤な奴隷装束を着せられ、歩けないのを知られていながら足枷をはめられる等、完全にさらし者の状態にされていた。しかし、ゼロ(スザク)がルルーシュを打倒すべく現れ、ゼロによって致命傷を負わされたルルーシュが自らの元に転げ落ちてきた際、精神感応によってルルーシュが自らの全てを犠牲にして憎しみに包まれた世界を変えようとしていた真意を知る。兄の本心に気付けなかった事を後悔したナナリーは、ルルーシュの前で力の限り彼への愛を叫んだが、ルルーシュはその直後に静かに息を引き取る事になり、何も知らない周囲の民衆がゼロを賛美する中、ナナリーはただ一人、死んで逝ったルルーシュにすがって泣き叫ぶのだった。<br />
<br />
エピローグでは、ブリタニア第100代皇帝に即位すると同時に帝政廃止と全植民地解放を宣言、名目上最後のブリタニア皇帝となった。その後はブリタニア側の代表となり、世界を救ったゼロ(スザク)と、シュナイゼルの二人を引き連れて来日。日本の首相になった[[扇要|扇]]と握手を交わしている。また、後にアッシュフォードをゼロ(スザク)と共に来訪した際は、記憶改竄のギアスは[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]によって解除されている模様。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<br />
:初登場作品。[[NPC]]として登場(声は無し)。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]との掛け合いで敵時の声が入った。[[中断メッセージ/第2次Z再世篇|中断メッセージ]]も用意されている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:NPC。前作でギアスが解除されているため、最初から視力を取り戻した状態で登場。<br />
:また、明確に言えば彼女本人というわけではないものの、終盤[[アンチスパイラル|とある策略]]により、意外な登場を果たす事となる。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:NPC。[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]等と共に[[次元将ヴィルダーク|皇帝アウストラリス]]に囚われているため、出番は少ない。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X]]<br />
:会話で存在に触れられている。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:サポートユニット。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:序章ワールド3から登場。<br />
<br />
== ステータス ==<br />
=== サポートアビリティ ===<br />
;兄への信頼<br />
:SSR。暗闇状態になりづらい。<br />
:無印出典で、「ナナリー・ランペルージ」名義。<br />
;ギアスを打ち破った意志<br />
:SSR。セットしたブラスターのクリティカル率大アップ、クリティカル倍率アップ。<br />
:『R2』出典で、「ナナリー・ヴィ・ブリタニア」名義。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]<br />
:最愛の兄。兄が[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]としてブリタニアと戦っていることは知らない。そして[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|兄]][[ユーフェミア・リ・ブリタニア|妹]]たちを手にかけたことも…。結果としてナナリーの行動はゼロとしての兄の行動の足を引っ張ることもある。<br />
:『R2』終盤で事実を知り、独裁者の道を選んだルルーシュと敵対する道を選ぶ。しかし、ルルーシュが自らの全てを犠牲にして世界を変えようとしていた真意に気づく事は出来ず、彼が命を落とす寸前に知ったナナリーは、事切れ永遠に目を開ける事の無いルルーシュの遺体に泣きすがるしかなかった(ただし、ルルーシュ皇帝の最期の後の描写が少なく、また劇中で不死身の人物が存在するためルルーシュがそうなった可能性を示唆するような描写がある)。<br />
;[[枢木スザク]]<br />
:幼少期に仲良くしてもらっていた。今でも何かと気にかけてくれ、ナナリーはスザクに淡い想いを寄せていたようだが、彼がユーフェミアと惹かれ合ってる事に気付いた時には、複雑な物言いをしていた。<br />
:小説版ではスザクが父親を殺したことに当初から気づいており、最終決戦ではスザクへの想いを断ち切る為、あえて彼がそのことへの罪悪感に囚われていることを貶す言葉を浴びせる。<br />
;枢木ゲンブ<br />
:スザクの父で日本最後の首相。<br />
:媒体によって関係が大きく変わり[[ドラマCD]]や漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』では彼女との婚約の発表を考えているが、小説版では取引のために彼女を殺そうとしていた。<br />
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]<br />
:異母姉妹で、互いを大切に思っている。幼少期はどちらがルルーシュのお嫁さんになるか取り合っていたらしく、現在も想い人が同じである事からも、男性の好みは似通っている模様。姉の死を知らない時点で「もう一度ユフィ姉様とお話したい」とルルーシュに電話をかけるシーンは悲しいものがある。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の黒の騎士団ルートでは生きていた彼女やコーネリア、シュナイゼルと共に連邦の改革に尽力する。<br />
;[[C.C.]]<br />
:いつの間にかクラブハウスに押しかけてきた彼女に対しても別け隔てなく接している。一緒に暮らしているということまでは知らなかったが。<br />
:小説版では『R2』終盤で死の間際にナナリーの能力を知ったルルーシュが「C.C.に力を制御する方法を教えてもらえ」と言っているので、その件で繋がりが出来たと思われるが、C.C.は旅に出てしまったので詳細は不明。<br />
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]<br />
:母親。彼女の暗殺に巻き込まれ、視力と歩行能力を失ったということになっている。実際は目撃者に仕立てられてそういう役割を父のギアスによって押し付けられてしまった。<br />
:事件の真相も最終的に兄のルルーシュが父だけでなく母にも引導を渡した事も最後まで知ることはなかった。もっとも真相を知ってしまったら一層ナナリーの心は絶望に支配されてしまうであろうからそのほうがいいと思うが……<br />
:小説版では「良くも悪くも母の血を継いでいる」と評されている。<br />
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]<br />
:異母姉であるが、皇女時代は彼女にも可愛がってもらっていた。小説版では「コゥお姉様」と呼んでいる。<br />
:再会したときにはルルーシュへの復讐として剣を向けられた(本気で斬るつもりはなかった)。コーネリアからルルーシュがゼロであった事やギアスの秘密を教えられる様子が描写されている。その後も彼女からはナナリーがユーフェミアの仇であるルルーシュにとっての宝であるため複雑な気持ちを抱かれている。<br />
;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]<br />
:異母兄。トウキョウからの脱出の手引きをしたり、ダモクレスの鍵を受け取っていた。小説ではシュナイゼルが嘘をついていると感づいていたらしい。そして、彼に対しても引導を渡そうとしていた。<br />
;[[紅月カレン]]<br />
:お互い大事に思っている。捕虜になった彼女と話をする機会もあり、それはカレンがルルーシュのナナリーの為に全てを尽くす想いを気づかせることになった。<br />
;[[ミレイ・アッシュフォード]]<br />
:高等部生徒会長。自身の正体を知る数少ない人物で、同時に実の妹の様に可愛がっていた。<br />
;[[シャーリー・フェネット]]、[[リヴァル・カルデモンド]]、[[ニーナ・アインシュタイン]]<br />
:高等部生徒会のメンバー。<br />
;[[篠崎咲世子]]<br />
:自身の世話をしてくれるメイド。彼女が後に黒の騎士団の一員になったことは知らない。<br />
;[[マオ]]<br />
:ルルーシュの策に敗れた事への復讐からナナリーを誘拐する。<br />
;[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]<br />
:皇女時代、彼ともそれなりに親交はあったらしく、彼が暗殺されたニュースを聞いたときは悲しみの表情を浮かべていた。<br />
;[[V.V.]]<br />
:第一期の終盤において彼により拉致される。そしてV.V.のこの行動が『R2』においてナナリーが皇族に復帰した要因とも思われる。<br />
;[[アーニャ・アールストレイム]]<br />
:ナイト・オブ・ラウンズのメンバーでも同じ年にあたる存在で、車椅子を押していた事もあった。<br />
:小説版ではナナリーに対してもずけずけと物を言う態度であったが、ローマイヤと違って嘘を言わない態度から、逆にナナリーに信頼されていた。それ故か、終盤では身体の不自由故の苦しみを抱えていた本心をぶつけられるに至っている。<br />
;[[アリシア・ローマイヤ]]<br />
:ナナリーの監視役として補佐についているが、建前上従っているだけで、[[イレヴン]]の人権を認めようとする彼女を疎ましく思っている。また、アリシアは平気で嘘も突く為に、嘘を見抜く能力を持ったナナリーからは全く信頼されていなかった。<br />
:シュナイゼルの策によって、ナナリーの身代わりとなってフレイヤの爆発に巻き込まれ死亡。<br />
;カリーヌ・ネ・ブリタニア<br />
:第5皇女。異母姉であるが彼女はナナリーが自分と同じ血を分けていることを疎ましく思っており、皇族に復帰してからはいびられた。SRW未登場。<br />
;[[カノン・マルディーニ]]<br />
:シュナイゼルの部下。本編では会話等は無かったが、小説版では彼は「'''ナナリーを怖い'''」と称している。また、ダモクレスを自爆させようとする際のナナリーを見捨てようとするシュナイゼルに驚愕しており、皇族である彼女には敬意を持っていたと思われる。<br />
;[[シャルル・ジ・ブリタニア]]<br />
:父親。兄とは違い、ナナリーは父を憎むことはせず、何か理由があって自分たちを[[日本]]に送り込んだのではないかと思っている。『R2』では彼によってエリア11の総督に任じられた。<br />
;ネモ<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』に登場。自身に力を与えた謎の人物。外見はC.C.に似ている。<br />
;アリス<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』に登場する親友。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[リリーナ・ドーリアン]]<br />
:『[[第2次Z]]』では留学生である彼女とはアッシュフォード学園の生徒会メンバーであり、共にプリンセス同士。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では本来のプリンセスとなった状態で親しく語り合う姿も見られた。お互いの[[ゼクス・マーキス|兄]]の性格も似ているところがある。<br />
;[[沙慈・クロスロード]]、[[ルイス・ハレヴィ]]<br />
:『第2次Z』では[[アッシュフォード学園]]の生徒会メンバー。彼らは[[ブラックリベリオン]]前に学園を退学したためギアスによる記憶操作を受けることがなく、ナナリーがエリア11総督に就任したことを怪訝に感じていた。<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:『第2次Z破界篇』で自分がマオによって誘拐されたとき、彼もルルーシュ、スザクとともに救出に加わった。<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では[[ラース・バビロン]]で解放された際に再会。ゼロへのメッセージを託した。<br />
;[[マリナ・イスマイール]]<br />
:『第2次Z再世篇』において、ユーフェミアが虐殺命令を下した事を信じられないと語った際に同じ感想を口にした(後述)。<br />
;[[次元将ヴィルダーク|皇帝アウストラリス]]<br />
:『第3次Z天獄篇』ではリリーナやマリナと共に会談し、強い意思こそ認められたものの「言葉では何も守れん」と拒絶されてしまった。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== 第一期 ===<br />
;「お兄様…、嘘ですよね、ニュース」<br />
:[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]][[暗殺]]の犯人が[[枢木スザク|スザク]]だというニュースを聞いて[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]に語りかける。<br />
:確かにニュースは嘘ではあるのだが、彼女にとってスザク以上に大事なルルーシュが犯人とはこの時、夢にも思わなかった。<br />
;「ゲームにしては悪質じゃありませんか? お兄様を悲しませるつもりなら、私が許しません!」<br />
:[[マオ]]に誘拐された際、一連の行動をゲームと称するマオをこの言葉で非難した。<br />
:マオからは「大したものだねえ、君たち兄妹は!」と返答されたがルルーシュが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]であることを知らないナナリーにはこの言葉の意味を理解はできなかったであろう。<br />
;「黙っていてもらえますか。お兄様と私のこと…」<br />「私はお兄様と一緒に暮らしていければそれだけで…」<br />
:[[アッシュフォード学園]]の学園祭で偶然[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]と再会し、二人でお茶をしながら[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]達に自分たちが生きていることを知らせないでほしいと懇願する。<br />
:後者の言葉で最愛の兄と暮らせていければいいと理由を語っているが、当の兄ルルーシュは妹がそんな境遇に甘んじ続けなければならない現実に納得せず幾度も死に掛けながらもブリタニアと戦っていたのである。<br />
;「ええ、お兄様だって好きでしょう?」<br />
:ルルーシュに「ユフィのこと、好きかい?」と聞かれての返答。ルルーシュがゼロであることを知らず、ブリタニアに反逆していることを知らないナナリーはユフィの[[行政特区日本]]によって反逆手段である[[黒の騎士団]]を失いかねないことに彼が怒りを覚えていることも知らない。<br />
:この問いに対するルルーシュの返答は「ああ」と肯定しているが、胸の内では(好きだったよ)と過去形になっている(アニメ版ではわかりにくいが小説版やDSゲーム版でははっきりわかる)。<br />
;「お兄様、あの…ユフィ姉様とお話ししたくって」<br />
:行政特区日本式典会場における虐殺事件の後、詳細なニュースが流れる前にルルーシュに電話をしたときの言葉。<br />
:もう一度ユーフェミアに会いたいという望みをルルーシュに語るがこの時、ユーフェミアはルルーシュによって撃たれ、既に帰らぬ人となっていた。<br />
:描写はないが、この後すぐナナリーはユーフェミアの死を知ったと思われる。<br />
;「今のうちです。行って下さい。スザクさんを助けてあげてください。今一番頼りになるのは…」<br />
:[[扇要|扇]]が[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]に撃たれた後、黒の騎士団の見張りが手薄になった際、[[ミレイ・アッシュフォード|ミレイ]]たちにスザクの救出を懇願する。結果的にこれが[[ロイド・アスプルンド|ロイド]]たちがスザクを助けるための時間稼ぎになった。<br />
:この後、1人になったナナリーは[[V.V.]]に拉致され、自由になったスザクはルルーシュを捕縛したので兄の行動を妨げてしまったことになる。とはいえ、そのままミレイたちがナナリーと一緒にいたとしたらV.V.に殺されていた可能性があるのでこれはこれで良かったのかも知れない。<br />
<br />
=== R2 ===<br />
;「もしもし、お兄様? お兄様なのでしょう? 私です、ナナリーです! 総督として来週そちらに…。聞こえていますか、お兄様? ナナリーです!」<br />
:『R2』での最初の言葉。スザクから代わった電話の相手が行方不明と聞かされていたルルーシュだと気づき、喜んでいる。<br />
:しかし、ルルーシュからは他人として振舞わなければいけないと返答され、ルルーシュとスザクの関係に疑問を抱くことになった。<br />
;(スザクさんは嘘をついているのかしら? でも、それならお兄様も…。お二人の間に何が…)<br />
:ルルーシュとの電話を終えた後の独白。ルルーシュは自分とは他人として接しなければならないといい、スザクは電話の相手がルルーシュだと自分に教えもしなかったことに疑問を感じている。<br />
:一年前まではお互いを大事に思っていた2人だが、このときは逆に本心から憎しみ合う間柄になっているとは知る由もなかった。<br />
;「そこにいるのはゼロ、ゼロなのですか? …やはり、ゼロなのですね。私も殺すのですか? クロヴィス兄様のように、ユフィ姉様のように。でも、少しだけ待っていただけないでしょうか? あなたは間違っていると思うのです!」<br />(あのゼロがいま私の目の前にいる…! お兄様、どうか私に勇気をください)<br />
:初めてゼロと一人で対峙したとき(それ以前にも一度アッシュフォード学園の生徒会メンバーと共にゼロと会ったことがある)の独白。<br />
:クロヴィス、ユーフェミアを殺した相手を目の前にして恐怖と向き合い、兄に願いを送っている。しかし、目の前のゼロがその兄であるとは夢にも思っていない。<br />
;「お兄さま…スザクさん…。私は…お二人の敵です!」<br />
:物語終盤、シュナイゼルにより通信モニターを通じてルルーシュとスザクの前に現れた際の台詞。全ての真相を知ったナナリーは二人に対する怒りに満ちていた。<br />
;「鍵は…鍵はどこ…!? どこにあるの…!? 私がお兄様を止めないといけないのに……!! ……あ?」<br />
:第24話。揺れにより倒れてしまい、鍵を落としてしまう。必死で鍵を探すシーンは痛々しいものがあるが、その直後…。<br />
;「もう、目を背けてはいられないから」<br />
:そして、ルルーシュとの対面に[[ギアス]]により閉じられた目を開く。劇中で明確に描写されたかけられたギアスを自ら打ち破る瞬間でもあった。<br />
;「いつ、私がそんなことを頼みましたか? 私はただお兄様と暮らせればそれだけでよかったのに・・・」<br />
:最終話『Re:』にて、ナナリーのために反逆を始めたと語るルルーシュへの反論。<br />
:しかし、ルルーシュにはこの考えを否定される。他の媒体([[小説]]、[[漫画]])では彼から「それは負ける考えだ」とさらに明確に否定されている。<br />
;ナナリー「それは卑劣なのです。人の心を捻じ曲げ尊厳を踏みにじるギアスは」<br />ルルーシュ「ではダモクレスはどうだ。強制的に人を従わせる卑劣なシステムじゃないのか?」<br />ナナリー「ダモクレスは憎しみの象徴になります」<br />「憎しみはここに集めるんです。みんなが明日を迎えるためにも」<br />
:ギアスを卑劣と評したナナリーは直後、ルルーシュから「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]こそ卑劣ではないか」と評される。<br />
:だが、'''ナナリーの考えは奇しくもルルーシュの真意と同じものであった'''。そして、だからこそルルーシュは彼女の意思を否定する……<br />
;「お兄様は悪魔です! 卑劣で…卑怯で! なんて…なんてひどい!」<br />
:ルルーシュにギアスをかけられダモクレスの鍵を渡してしまった直後に発した罵倒。この時の無言で立ち去るルルーシュの顔は苦渋に満ちていた。<br />
:小説版ではモノローグで続きがあり、「'''なぜ、分かってくれない。私はただ貴方のそんな姿を見たくないだけなのに。お兄さまにこれ以上の罪を犯してほしくないだけなのに――'''」と嗚咽する。<br />
;「そんな…お兄様は、今まで……お兄様、愛しています!」<br />「お兄様! いや! 目を開けてください! お兄様! お兄様―――!!」<br />
:ゼロ・レクイエムにて。全てを悟ったナナリーはゼロに討たれたルルーシュの手を取り、涙を流すが…<br />
;「ずるいです。私はお兄様だけでよかったのに…」<br />「お兄様のいない明日なんて…そんなの………あぁぁ…あぁ…うあああああぁ―――!!」<br />
:ナナリーの願いもむなしく、ルルーシュは息を引き取った。<br />
:最愛の兄を失い、ただ慟哭するしかなかったナナリーの周りでは、魔王ルルーシュを討ち取った英雄を讃える声――民衆によるゼロ・コールが響いていた……<br />
;「はい。[[ジェレミア・ゴットバルト|オレンジ卿]]に解除していただきました」<br />
:エピローグに当たるピクチャードラマにて、アッシュフォードを来訪した際に、目が開いていることに驚く[[紅月カレン|カレン]]達に対して。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;「走れる! 飛べる! もうあんな車イスなんか必要ない! これが私の新しい身体! アハハハハハ!!」<br />「貴様らが! 貴様らがお兄様を殺したなあ!」<br />
:[[漫画]]『ナイトメア・オブ・ナナリー』第2話冒頭より。'''アニメ本編のナナリーからは考えられない好戦的な台詞'''にアニメを知る読者は唖然とした。<br />
:当のナナリーも戦いが終わった後、この時の自分を「自分ではない」と信じられず「悪夢」と呼んでいた。<br />
:ナナリーにギアスを与えた魔導機ネモ(SRW未登場)曰くナナリーの負の感情を映した別の一面とのことだが、実際はその感情を利用してネモが身体機能の主導権をほぼ握っている状態なので、実際のところナナリーの別の一面ではあってもナナリー自身とは言い難い。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
;「あ~あ、残念……美人のお兄様、私だけ見られなくて……」<br />
:ピクチャードラマの男女逆転祭りにて、異様に女装の似合う(と皆が言う)ルルーシュに対して。兄が兄なら妹も妹、ブラコン全開である。<br />
;「いい加減にしろ、駄目親父♪」<br />
:[[ドラマCD]]「反逆学園 ギアス先生」より、ルルーシュの記憶をいじって遊ぶ[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]に対しての一言。しかもナナリーはこの茶番に参加しているので余計に性質が悪い。いいのかそれで……<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
;「私も同じです…」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』において、マリナがユーフェミアの虐殺命令を今でも信じられないと語った際の台詞。<br />
:原作では反応を見せた場面は無かったが、ユーフェミアに対して特に親しかったナナリーにとってショックは計り知れないものがあるだろう。<br />
:なお、小説版のモノローグでははっきりと同様のことを語っている。<br />
;「兄貴は学校卒業した後、どうすんのさ?」<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』において、多元宇宙迷宮でのルルーシュに対して。ルルーシュを兄貴呼ばわりした上にタメ口とナナリーの人間性を知るプレイヤーを驚愕させた。<br />
:大人しい人間性は過去の出来事が原因で形成されたものであるが、それが無かったとしても流石にこの様な性格になっただろうか……<br />
:だが上述の通り、ギアス本編の[[パラレルワールド]]である外伝作品『ナイトメア・オブ・ナナリー』のナナリーは、こちらの[[性格]]に近い。尤もそちらのナナリーもルルーシュのことは「お兄様」と呼んではいる。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;マークネモ<br />
:『ナイトメア・オブ・ナナリー』にて搭乗する異形のナイトメア。第九世代以上のエネルギーを放つ凄まじい戦闘力を秘めている悪夢の如き機体。<br />
:ネモの場合「騎馬」であるナイトメアではなく、「悪夢」という意味のナイトメアの方が適切。<br />
<br />
=== SRWでの搭乗機体 ===<br />
;[[蜃気楼]]<br />
:『CC』で搭乗。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>4047139289</amazon><amazon>B0073D6CWW</amazon><amazon>B009B3I17Q</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ななりい らんへるうし}}<br />
[[Category:登場人物な行]]<br />
[[Category:コードギアスシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%89&diff=354780
ウィスパード
2020-03-21T06:38:53Z
<p>210.155.61.242: /* スパロボでウィスパードに近い存在 */</p>
<hr />
<div>ウィスパード(Whispered)とは、『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場する、一部の「特別な」天才を指す用語。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
生まれながらにして、「存在しえないはずの知識」、オーバーテクノロジーをその記憶に刻みつけている人々のことで、その知識を欲する数多の組織に狙われてしまうことが多い。中には自らその知識を持って、組織の内部に食い込むものも存在する。所有する知識の内容は個々人によって差異があるが、共通して理数系に強い知識を持っている。彼ら彼女らのもたらしたブラック・テクノロジーにより、『フルメタル・パニック!』の世界は、本来の世界=我々の生きる現実とは大きく異なった未来を歩んでいる。そのため、我々の世界で起こった事件が作中で起こっていなかったり、或いは逆の事が発生、また別の事件が起こったりするようになっている。<br />
<br />
ウィスパードたちは、自分が知るはずのない知識を「実は知っていたことを突然思い出す」ことで新しい知識を生み出していく。その「思い出す」瞬間に何かの囁きを聞いたような気がするとウィズパードたちは口をそろえていうため、「囁かれるもの=ウィスパ-ド」と名付けられた。<br />
<br />
彼ら/彼女らの自覚的な認識では、自分が「思い出した」知識は当たり前の常識のように感じられてしまうため、自分が天才になったという自覚は全く持ってていない。その代わりに周囲の普通の人たちのことを「当たり前の常識も知らない変な人たち」として見下してしまいがちになるのだという。<br />
あるいは、自分ではなく周囲が変化してしまったような感覚に陥る。そんなことを考えてしまう自分自身への自己嫌悪は劣等感につながり、周囲の人たちと溶け込めなくなるストレスが精神を蝕んでいくこともあるなど、症状だけなら一種の精神病に近い側面もある。<br />
<br />
ウィスパード同士の間では「共振」と呼ばれる方法で意志を伝達することが可能。ただし、「共振」をやり過ぎると互いの人格が混ざり合い人格崩壊の危険性がある。<br />
<br />
『フルメタル・パニックシリーズ』シリーズの物語を貫く根幹設定であり、ウィスパードの謎を解き明かすことこそがシリーズの目的でもあったのだが、その種明かしがされたのは小説版の第10巻以降であり、過去のアニメ版三作では謎は解き明かされないまま終了している。<br />
<br />
=== 真相 ===<br />
ウィスパード誕生の発端は、作中におけるグリニッジ標準時の1981年12月24日11時50分、ソ連の実験施設ヤムスク11で行われていたオムニ・スフィアの実験である(オムニ・スフィアとは簡単に言えば人間の精神を包括する広大な領域のこと)。この実験は、[[ラムダ・ドライバ]]にも使用されている「TAROS」に関係する。まず、ドミトリー・ヴァロフ博士はTAROSの理論を造り上げた。精神世界を科学的に記述・利用できると考えた博士は、実際にオムニ・スフィアの存在にたどり着き、実験を小規模ながら成功させていた。<br />
<br />
オムニ・スフィアは時間にも空間にも束縛されない精神の世界である。その中で自分の精神を移動させ、物質世界に任意にアクセスできるとすれば、その利用価値は計り知れない。未来予知、情報の自在なやり取り、あるいは洗脳や記憶のハッキング、軍事的な観点だけでも凄まじい効果を発揮する。その一つの極致と言えるのが、ラムダ・ドライバである。また、レナードもTAROSによる未来予知で、予測不可能な大規模太陽風を利用してアマルガムがミスリルを壊滅させる、という「予言」をカリーニンに渡している。現代のTAROSは、レーバテインならば[[アル]]、ダナンならばダーナをブースターとして、オムニ・スフィア転移反応を起こしている。しかし、理論構築当時にはそういった高度な技術は存在しなかったため、'''生物の脳を増幅装置として大量に接続していた'''。この実験のため、脳組織を死亡させず、活動を制御するための薬物を精製していたのが、ヤムスク11のプラント群である。<br />
<br />
しかし、冒頭に上げた1981年のその日、全力稼動テストの最中にTAROSは暴走を起こした。この結果、TAROSから二つの強力な精神波が放射された。一つはイオタ波で、これはヤムスク11の住民の精神を汚染し、錯乱した研究者及び住民が殺し合いを始めて、結果としてヤムスク11に居た人間は全て死亡する事態となった。もう一つのタウ波は世界全土に波及し、放射から3分間の間に出生した新生児の脳に影響を与えた。この、脳にタウ波を刷り込まれた新生児たちが、ウィスパードである(この為、ウィスパードの誕生日時は例外なく1981年12月24日11時50~53分である)。ウィスパードは「ささやかれた者」という当て字が示すとおり、ブラックテクノロジーの知識を「持っている」のではなく「教えられている」のである。誕生時にタウ波によって刷り込まれたのはこの受信能力である。<br />
<br />
この「爆心地」であるヤムスク11は、中枢に存在し、被験者となって死亡した少女・[[ソフィア]]のTAROSに残留した思念波と、そのオムニ・スフィアを通じて届くイオタ波による汚染を未だ受けている。周囲に近づいたヘリのパイロットはこの影響で錯乱し、内部を進んでいたかなめも強烈な既視感に悩まされていた。レモンは「太陽系は動いているのだから、時間的に言えば18年前のヤムスク11の座標は宇宙の彼方だ」と指摘したが、オムニ・スフィアは精神の存在が在って意味を成し、さらに地球と共に存在する世界であるため、絶対座標の指摘は意味を成さない。<br />
<br />
ウィスパードとは正確に言うと、オムニ・スフィアの中を伝達されるある種の波により、過去と未来で情報の伝達を行える人物のことである。基本的には受け取るのみであるが、それによって「歴史の異変」が発生していた。この事実を知る人間は、この世界のゆがみを'''「時間災害(タイム・ハザード)」'''と呼称している。<br />
そのような者達が言う「本来の歴史」とは言うなれば、我々の生きるこの歴史のことであるが、ウィスパードとオムニ・スフィアの干渉が必然であれば、本編の世界こそが本来の歴史とも言える。作中のブラック・テクノロジーも「ある技術が未来からウィスパードを通して過去に伝わる」→「その技術が発展する」→「発展した技術が再び過去へ伝わる」を何度も繰り返すことにより、異常に発達したものである。<br />
<br />
ヤムスク11のTAROS最深部にはソフィアの「遺体」がある。これは便宜上の表現であり遺体そのものではなく、TAROSに残留した精神がその姿をオムニ・スフィアを通じて現出させているものである。ヤムスク11を未だ汚染している精神波はこれを通路として別の時代から届いているもので、この「遺体」はタウ波をイオタ波に変換・増幅するコンバーターの役目を果たしている。テッサはこれを爆破するつもりだったが、「自分の生きる世界」を求めるソフィアの「ささやき」にかなめが自意識を乗っ取られてしまったために失敗に終わっている。<br />
<br />
そして、ウィスパードたちに「ささやき」を与えていた「ウィスパリング(ささやく者)」の正体は、'''未来の時間軸における千鳥かなめ(に成り代わったソフィア)'''である。本編の世界においてはかなめがソフィアを拒絶したことと、世界改変の要であったTARTAROSの爆破によりこの時間には繋がらなくなっている(ただし、本編世界でも千鳥かなめの危機に対し、千鳥かなめを狙っていた銃が故障する、千鳥かなめが登場していたヘリが墜落しても偶然無傷で生存するなど、レナードの推測通り、幾度となく世界が不自然な収束を見せているため、本当に繋がらなくなったかは不明である)。<br />
<br />
== SRWでの扱い ==<br />
本作が参戦したスパロボの二作(JとW)でも種明かしがされる前に開発が始まっていて、それゆえに原作小説版とは全く異なるスパロボ独自の「ウィスパードの真実」を設定しており、クロスオーバーの要として扱われている。原作小説版が参戦した天獄篇にてようやく原作と同様の種明かしがされた。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:原作小説版が参戦したため種明かしが行われている。基本は同じだが、設定を多元世界に絡める形で改変されており、ヴァロフ博士による実験は「ADW初の人間の精神を利用した時空震動実験」ということになっている(また、テッサはこの理論を「趣と原理は違うが、発想は[[スフィア]]に近い」と述べている)。<br />
:さらに、原作における兵器技術の不自然さは「アーム・スレイブだけは他のロボット兵器と異なり突然変異的に技術体系が出来ている」という形で言及されている。<br />
:決着後のウィスパードについては、原作ではささやかれた知識はそのまま残っているためまだ危険が去っていないとされているが、本作ではソフィアの残留思念が消滅したことで「ささやき」そのものがなかったことになり、それに依拠するブラックテクノロジーの知識も消滅しつつあることが語られている。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:当時はまだ原作小説が展開中であったため、詳細には触れられていない。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:本作ではブラックテクノロジーの多くは古代文明に由来しており、ウィスパードについても、「もしかすると古代太陽系文明人が遺伝子内に遺したデータベースではないか」、と[[インファレンス]]が推測している。<br />
:なお、原作における兵器技術の不自然さは「無論、先人の努力の結果もある。異星からもたらされたものもある。だが、説明不能のものもある」「人型ロボット兵器を始めとして何かがおかしくなっている」と、アーム・スレイブに限らず多くのロボット兵器が何らかのブラックテクノロジーに由来していると扱われている。そして[[ヴァルホーク|主人公機]]もまたブラックテクノロジーである。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:『第3次Z』同様、基本的には原作に準拠しているが、今回も平行世界を絡める形で改変されている。歴史の歪みに関しても、似た歴史を辿りつつも異なる歴史となった平行世界を比較する形で明確に表現している。<br />
:ウィスパリングの正体は未来の千鳥かなめではなく、新正暦世界の100年前に存在した平行世界の同一人物「サガラカナメ」であり、彼女の[[相良宗介|夫]]が戦死した事で歴史改変の研究を始め、目的は果たせなかったものの、近しい歴史を辿る平行世界(宇宙世紀世界)への扉を開き<ref>同時に、ヴァロフ博士の実験が新正暦世界への扉を開いたのも要因。</ref>、その世界の自分が幸せになれるよう、戦争という過ちを繰り返させないために自分たちの世界の英知を送っていた。しかし、皮肉なことに彼女の齎したブラックテクノロジーが、より激しい戦乱の引き金となった、というのが真相であった。<br />
:兵器技術の不自然さは新正暦世界では[[Ζガンダム|100年前に]][[ΖΖガンダム|開発された]][[νガンダム|機体]]が、[[クロスボーン・ガンダムX1改・改|最新鋭機]]と同等の性能を有しており、明らかに高性能になっているという形で言及されている。[[サイコミュ]]の開発にも関わっていることも示唆されている。<br />
<br />
== ウィスパードに該当する人物 ==<br />
人種や得た知識は多種多様であるが、唯一の共通点として挙げられるのが前述の通り'''全員が1981年12月24日生まれ'''である。<br />
;[[千鳥かなめ]]<br />
:タウ波の影響を最も強く受けた少女で、同時に「ウィスパリング」でもある。スパロボでは他作品の知識も数多く持っているという設定になっている。<br />
:;[[ソフィア]]<br />
::「ウィスパリング」の正体。ヤムスク11最深部のTAROSに意識が残留していた。<br />
;[[テレサ・テスタロッサ]]<br />
:ミスリルに所属。潜水艦に関する知識の所有者。<br />
;[[レナード・テスタロッサ]]<br />
:アマルガムに所属。ラムダ・ドライバに関する知識の所有者。<br />
;バニ・モラウタ(SRW未登場)<br />
:[[ARX-7 アーバレスト|ARX]]、[[アル]]の生みの親。“ささやき”から更なる知識を得ようと試みた結果、精神汚染され自殺した。<br />
;[[クダン・ミラ]]<br />
:原作長編冒頭で[[相良宗介|宗介]]が助けた少女。初登場は第3次Z天獄篇だが、[[W]]でも[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が彼女を助けている事を示唆する発言をしている。<br />
;[[ナミ]]<br />
:原作小説版に登場。ただし、作中でそのような表現があったのみで本当にウィスパードであったかは明記されていない。[[スーパーロボット大戦V|V]]ではウィスパードであると設定されている。<br />
;田中美兎(SRW未登場)<br />
:TRPGリプレイ作品『アンダカヴァ』に登場。アーバレスト2号機のコ・パイとして同機のラムダ・ドライバ発動を補助する。<br />
<br />
== スパロボでウィスパードに近い存在 ==<br />
スーパーロボット大戦においてはウィスパードは、試験官ベビーの[[ホシノ・ルリ]]、[[スーパーコーディネイター]]の[[キラ・ヤマト]]、「コンプリペント計画」の[[神先未知]]などのように人工的に作り出され、後天的にその才能を開花させた天才は該当しないとされている。<br />
<br />
精神のみで会話できるという一点のみでは[[ニュータイプ]]や[[イノベイター]]も近い存在と言える。<br />
<br />
また、『スーパーロボット大戦W』においては、古代太陽系文明の知の記録者こそが、ウィスパードであるという設定がなされている。<br />
<br />
;[[木原マサキ]]<br />
:原作におけるウィスパードの定義には当てはまらないのだが、[[J]]ではウィスパードである可能性を示されている。<br />
;[[Dr.ヘル]]<br />
:[[W]]にて、独力で数々の古代の兵器を蘇らせたその頭脳はウィスパードに匹敵するものとして、知の記録者に迎え入れられた。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
[[category:小辞典]]<br />
[[category:フルメタル・パニックシリーズ]]<br />
{{DEFAULTSORT:ういすはあと}}</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E5%9F%8E%E5%B4%8E%E7%B5%B5%E7%BE%8E&diff=352092
城崎絵美
2020-02-21T10:59:22Z
<p>210.155.61.242: /* アニメ版 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 読み = きざき えみ<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Emi Kizaki]]<br />
| 登場作品 =<br />
*{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル (原作漫画版)}}<br />
*{{登場作品 (人物)|鉄のラインバレル}}<br />
| 声優 = {{声優|能登麻美子|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|下口智裕}}(原作漫画版)<br />{{キャラクターデザイン|平井久司}}(アニメ版)<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦L}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 地球人(日本人)<br />[[ファクター]]<br />
| 性別 = 女<br />
| 生年月日 = 8月24日<br />
| 身長 = 167cm<br />
| 血液型 = A型<br />
| 職業 = 中学3年生 → 高校1年生<br />
| 所属 = [[JUDA]](→[[加藤機関]])<br />
| 好きな食べ物 = イタリアン<br />
| 嫌いな食べ物 = 和食<br />
| 趣味 = ガーデニング<br />
| マキナ = [[ラインバレル]]<br />
}}<br />
'''城崎絵美'''は『[[鉄のラインバレル]]』の[[ヒロイン]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[ラインバレル]]の[[ファクター]]。<br />
<br />
転送されてきたラインバレルに乗っていた少女。転送の際に[[記憶喪失]]になっている。<br />
<br />
この世界に到着した際本人の意思とは裏腹にたまたまその場にいた[[早瀬浩一]]を死なせてしまい、彼を助けようとした結果ラインバレルのファクターにしてしまう。<br />
<br />
彼女はラインバレルのファクターではあるが、ラインバレルは無人の場合彼女を守ることを優先し、彼女を乗せて戦闘することを拒否するため長時間ラインバレルに乗ることができない。そのため絵美はラインバレルを浩一に託さざるを得なかった。<br />
<br />
当初は独善に溺れていた浩一に失望することも多く、ラインバレルのファクターとして、そして正義の味方として相応しい人物であって欲しいという願いから厳しい態度を取ることもあったが、浩一が戦う意味を見出していくにつれて彼自身を信頼してラインバレルと自らの命を託すようになる。<br />
<br />
===原作漫画版===<br />
転送されてきたのは3年前の羽田空港。その後はJUDAに保護されている。<br />
<br />
過去の世界でナノマシンを実用化しラインバレルを開発した[[城崎天児]]の実娘であり、かつては[[加藤久嵩|久嵩]]と兄妹のように親しかったが血のつながりはない。<br />
<br />
アニメ版ほど天然ではなく戦場に介入する場面も少ないため、守るべき姫といった印象。その一方で、浩一が美海を始めとする他の女性と親しくしていると、嫉妬の炎を燃やして「ファクターアイをした鬼の形相」になり周囲を戦慄させる一面を持っている。<br />
<br />
ジャミング施設破壊作戦で浩一がラインバレルごと消えてからはしばらく途方に暮れていたが、未だ止まぬヒトマキナの脅威を前に、世界は未だ「正義の味方」を必要としていることを知る。その結果絵美が下した決断は、自らが浩一の代わりに「正義の味方」となって戦うこと。失われたラインバレルに代わり、久嵩から彼のアルマ・ツクヨミを借り受け、戦場に立つことになる。<br />
<br />
ラインバレルのファクターとなった経緯は定かではない。天児が浩一に見せた過去の光景では描かれず、また久嵩の回想は彼がシャングリラごと宇宙に移動してしまった場面で終わっている。また、回想の中で彼女も自滅スイッチが入っている描写が有り(天児が久嵩に射殺された光景を見た際に茫然自失となり、その後のシーンで発熱を起こしている)、ラインバレルのファクターになったのはそれも関わっている。<br />
<br />
彼女が置き去りにされた後から羽田空港に転送されるまでの、約6年間の詳細は後述の1シーンを除き一切不明。キリヤマ編終了後、久嵩からの示唆を受けて発生したフラッシュバックと直後に見た夢の中では、久嵩が天児を射殺する場面が描かれた後、逃げている最中に目の前にラインバレルが転送で現れ―――と言ったところで終わっている。この時のラインバレルはいわゆる「二本角」の姿であり、17巻での久嵩の回想とプロトタイプの存在を繋いで考えると、ファクターになった順番は時系列的に天児→久嵩→絵美という順番が妥当だと思われる。全てが終わった後、他の面々がファクターから解放されたのに対して彼女はファクターであり続けている(最終巻の第25巻の裏表紙にてファクターアイの彼女のイラストが描かれている)。読み切り版である新・第一話において登場はしたが'''髪が短い状態で登場。'''穏やかな笑顔で降臨したラインバレルを見上げていた。<br />
<br />
===アニメ版===<br />
転送されてきたのは本編開始時の山の中。一時は浩一の家に連れて行ってもらうが、結局はJUDAに引き取られ学生兼オペレーターとして生活している。<br />
<br />
「[[高蓋然性世界]]」から来た人物の1人。セントラルに対抗するためラインバレルを作り出した[[城崎天児]]の娘で、[[加藤機関]]総司令の加藤久嵩の妹。天児の意思でラインバレルと共にこの世界に送り込まれた。<br />
<br />
(文化の途絶した別世界からの来訪者で、更に記憶喪失である事を原因とする世間知らずな点を差引いても)かなりの天然であり、盆栽を「可愛い」と表現したり、人体切断マジックにタネが存在することを理解しないまま浩一をチェーンソーで切断しようとした(これは今まで散々彼に裸を見られた事に対する腹いせの可能性もあるが)こともある。<br />
<br />
原作版より幾分か悲壮感が和らいでおり、恋の鞘当ての激しさもあって浮気者の夫を持つ本妻といった印象。<br />
<br />
=== 「鋼鉄の華」 ===<br />
都内の高校に通う高校生。『ラインバレル』の絵美や今作の浩一とは異なり、いたって普通の少女。<br />
<br />
校舎裏にある「夜にしか咲かない花」を気に入っており、しょっちゅう見に行っている。そのため浩一からは当初マキナの操縦者ではないかと誤認されていた。『ラインバレル』におけるガーデニングの趣味はこの名残。<br />
<br />
移住計画推進派の侵攻とそれに対するマキナの起動に際し、安全確保のため浩一に同行。戦闘後は何故かそのまま浩一に伴われて別の世界へ移動している。原作漫画版でも最終話で1コマだけだが登場している。<br />
<br />
==登場作品と役柄==<br />
===携帯機シリーズ===<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:初登場作品。アニメ版設定での登場。[[ラインバレル mode-B]]で[[スポット参戦]]するステージもある。<br />
:会話などで後述の「最低です!」という台詞を言うため、この部分が強調されている節がある。実は本作唯一のスポット限定パイロット。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX]]<br />
:原作漫画版設定で、音声初収録作品。スポット参戦するステージがあるほか、[[中断メッセージ]]でも登場。担当声優の能登麻美子氏は『[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ]]』の[[錫華姫]]役を経て、版権スパロボ初出演。<br />
:浩一が美海に親しくなった時はファクターアイの表情を使ったほか、あるステージではサヤに能登氏の主演作『地獄少女』の名台詞を言わせた。<br />
<br />
===単独作品===<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:原作漫画版設定。本作では[[ラインバレル・オーバーライド]]の他、[[ツクヨミ]]にも搭乗する。<br />
:「地球が負けた日」ではツクヨミに乗る過程が描かれている。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:原作漫画版設定。2018年12月のイベント「鉄の勇者」にて期間限定参戦。本作では浩一とラインバレルに二人乗り<ref>原作漫画版では一度も二人乗りで出撃した事はない。</ref>。立ち絵は原作者の下口氏描き下ろしで、通常立ち絵はサンタ服。イベント報酬のパイロットパーツはボイス付き。<br />
:2019年7月のイベント「希望が導いた想像」では復刻参戦。今回は水着が描き下ろしとなった。設定的には原作終盤となり、クエスト上での立ち絵が短髪のものとなった。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
さすがに浩一と比べると能力は低め。無茶をしないためか[[回避]]だけは浩一を大きく上回る。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
ラインバレルに必要なコマンドが一通り揃っている。しかも浩一と重複するコマンドは一つもない。<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:'''[[加速]]、[[ひらめき]]、[[集中]]、[[脱力]]、[[愛]]'''<br />
:15話JUDA防衛ルートでメイン、36話「正義のために」ではサブとしてスポット参戦。その時のラインバレルの使い勝手は一級品。正式参戦しないことに心底がっかりしたプレイヤーも多かったと思われる。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[追風]]、[[祝福]]、[[愛]]'''<br />
:こちらでもやはりラインバレルに必要なコマンドが一通り揃っている。但し今回は14話「黒の執行者」のみのスポット参戦となるため余程のレベル上げを行わないと愛まで覚えることはない。絵美のカットインが入る最強武器オーバーライドは必要気力が高いうえこの時しか見る機会がないため見るのは若干難しい。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[不屈]]、[[必中]]、[[突撃]]'''<br />
:「[[早瀬浩一|浩一]]/絵美」名義。<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[覚醒]]、[[熱血]]、[[正義]]'''<br />
<br />
=== [[特殊スキル]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:'''[[ファクター]]、[[切り払い]]、[[底力]]L6、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[アタックコンボ|コンボ]]L2'''<br />
:何気に技能レベルの伸びが浩一より良好。これで養成ができれば。<br />
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]<br />
:'''[[ファクター]]、[[底力]]L6、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L2、[[全体攻撃]]L2'''<br />
<br />
==人間関係==<br />
;[[早瀬浩一]]<br />
:もう一人のラインバレルのファクター。一時期は独りよがりな戦いをする彼に絶望するが、彼が戦う意味を自覚するにつれて惹かれるようになる。<br />
;[[加藤久嵩]]<br />
:原作漫画版では父の弟子。アニメ版では実兄。同時に父親を殺した張本人でもあるため、加藤機関と共闘が成った際にも顔を合わせようとしなかったが…。<br />
;[[石神邦生]]<br />
:自分を保護した人物。ただし彼の悪ふざけが原因で浩一に何度も裸を見られるなど被害も被っているが。<br />
;[[新山理沙子]]<br />
:アニメ版では浩一を巡るライバル。当初は一方的に敵意を向けられる事に戸惑っていたが、浩一に対する想いを自覚して以降は彼女にヤキモチを焼く事も。<br />
;[[九条美海]]<br />
:原作漫画版では浩一が彼女に会いに行ったことに嫉妬してファクターアイになってしまった。アニメ版では浩一を巡るライバルその2であるが、天然同士妙なところで気が合うことも。<br />
;[[道明寺誠]]<br />
:彼の結成した「[[早瀬軍団]]」に加入させられる。初対面時には彼の超一般人ぶりに驚かされた。<br />
;[[矢島英明]]<br />
:彼にとって理沙子がいるべき浩一の隣に居座っている事に反発され、浩一を戦いに巻き込んだ、浩一から離れるべきだと責められるが…。<br />
;[[城崎天児]]<br />
:父親。彼を久嵩が殺したことに対して確執があったが……。尚、原作漫画版とTVアニメ版では容姿が異なっている。<br />
;[[降矢勉]]<br />
:転校してきた際に一目惚れされる…が、ほとんど絡まない。<br />
;[[ジャック・スミス]]<br />
:原作ではあまり絡まないが、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』ではLOTUSに参入した彼をそれなりに信頼している様子であり「いい人」と評した事もあった。<br />
;[[王政陸]]<br />
:原作漫画版ではよく考えないまま自分を拉致した彼に強烈な意趣返しを行う。アニメ版では絡まないが、『L』において彼を[[ラインバレル mode-B]]で切り刻んでいる。<br />
;[[緒川結衣]]<br />
:姉妹のように仲が良い。<br />
<br />
==他作品との人間関係==<br />
;[[草薙剣児]]、[[南雲一鷹]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』では石神社長のイタズラで浩一だけでなく彼らにも裸を見られてしまう事に。<br />
;[[式波・アスカ・ラングレー]]<br />
:『L』では[[イクサー3]]に反発し、嘲笑した彼女をきつくたしなめている。<br />
;[[葛城ミサト]]<br />
:『L』では彼女から浩一と共にアイドルコンテストの司会役をする事を頼まれる。<br />
;[[サヤ・クルーガー]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では共に陸に拉致される。<br />
<br />
==名台詞==<br />
;「フィールド固定後カウンターナノマシン起動!目標の行動に対し6・7・2・3・5・8ごとにリアルタイムで転送」<br />
:[[ラインバレル mode-B|ラインバレル・オーバードライブ]]起動時の台詞。彼女が(記憶を失っているにも関わらず)ラインバレルのことを浩一とは比較にならないほど熟知していることが伺える。<br />
<br />
===原作漫画版===<br />
;「え…え? 分からない 何が切っかけで分かり合ったのか分からない!!」<br />
:第17話「サイアクな放課後」より。アッサリと意気投合した浩一と道明寺にパニくって。アニメ版では、「全然分からない」と語彙が足されている。<br />
;(もうすぐ学校を去るかもしれないのにとんでもないコトに巻き込まれちゃったな)<br/>(………)<br/>(……でも ちょっと)<br/>(楽しかったな)<br />
:同話で自室で[[シャワーシーン|シャワーを浴びている]]最中に。[[早瀬軍団]]の最初の活動として花壇の整備を思い出しながら。<br />
;「やっぱりあなたは最低だわ!!!」<br />
:その後石神の策略で自身の部屋の鍵を開けて裸を見てしまった浩一に渾身の右ストレートを顔面に決めた直後に。地味に[[ファクター|左目を光らせているが]]、直後に[[王政陸]]が東京タワーを爆破したため[[伏線]]とは気付きにくい。<br />
;「現実は あなたの想像を凌駕する!」<br />
:第19話「もうひとつの因子」より。相手の素性を知らないまま自身を拉致した陸の前でラインバレルを召喚した際の台詞。想像力の高さを鼻にかける陸に対する痛烈な皮肉であり、二転三転し想像だにしない展開を見せる『鉄のラインバレル』という物語そのものを象徴している一言。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』では[[DVE]]。<br />
:アニメ版でも同じ発言をするが、「現実はお前の想像通りにはならない」というニュアンスは同じながらかなり違った使われ方をした。<br />
;「あなたが私達を倒すコトは不可能よ」<br />
:第20話「黒の執行者」より。イダテン試作型の右腕をあっさり斬り落とす事で陸の想像を上回る展開を見せつけた際の台詞。この直後、彼の乗ったイダテン試作型の残った四肢を全て斬り落とす。<br />
;「お願いです早瀬君…私を守ってください」<br />
:第21話「ベクトル」より。自らがファクターとなった真相を知った浩一に、絵美は拒絶されることを恐れ一方的に身勝手な願いを押しつけてきた自分の弱さを認め、素直に助けを求めた。この願いが浩一が「正義の味方」としての大きな一歩となる。<br />
;「早瀬君…やけに嬉しそうですね」<br />
:第47話「スマッシュ・ドール」より。美海と親しげに話し浮かれる浩一に「'''ゴゴゴゴ'''」という効果音とともに静かに嫉妬の炎を燃やしており、憧れの美海に興奮した[[降矢勉|降矢]]や美海に嫉妬した理沙子を冷や汗をかく程に戦慄した。<br />
:さらに彼女とデートしていると知った際にはファクターアイになり、その後しばらく拗ねて冷たい態度を取っていた。<br />
:初期の彼女からは想像もできなかった変貌であり、彼女にとって浩一の存在が頼らざるを得ない相手から好意の対象に変わったことを示す一幕。<br />
;「---はい 本当にありがとう 早瀬君…」<br />
:第68話「春に舞う思い」より。過酷な宿命を背負わせてしまったことを謝罪する絵美に、「望んで背負ったんだから、ありがとうでいい」と返す浩一。<br />
:決意も新たに、いいムードで見つめ合う二人。そして一陣の風が吹き、絵美は目を閉じる…<br />
;「目にゴミ入っちゃった………」<br />
:が、実際は風で目にゴミが入っただけだった。ちなみに浩一はこの時'''興奮のあまりファクターアイになっている'''。<br />
;「早瀬君なら大丈夫ですから」<br/>レイチェル「それって愛?」<br/>「はい」<br/>「「え!?」」<br />
:第72話「咆哮」に於けるラインバレル出撃直後の一幕。出撃したラインバレルのことを感じるという絵美にレイチェルは冗談(さらに直前に同じ質問をしているため天丼ネタ)で質問するが、思わぬ肯定の言葉が漏れてしまった。<br />
:これが本心なのか単なる言い間違いなのかは彼女のみぞ知る。<br />
;「そうです 確かに最初はアレでしたけど…今の浩一君は立派です!」<br />
:第76話「深淵にある記憶」より。唐突に名前で呼んだシーン。そして…。<br />
;「これから浩一君って呼んでいいですか?」<br />
:同上。JUDAの浩一の部屋を訪ねて。浩一が構わないと返すと感謝を述べた後「それでは」と去っている。<br />
;「最低です 浩一クン!」<br />
:第85話「紅い月」より。その後最初に浩一に対して言った台詞。この時'''浩一は[[ユリアンヌ・フェイスフル|ユリアンヌ]]の胸の谷間に顔を挟まれている'''ので…。<br />
;「家族とは違うけど…支えになってくれる人が居ないワケじゃないって言うか…支えになりたいと思う人が居るって言うか…」<br/>「私は――」<br/>「……それはこの作戦が終わったらちゃんと話します…」<br />
:ジャミング施設強襲作戦前、浩一の自室にて。毎度毎度関係が進展しそうになると邪魔が入るのはもはやお約束の域。浩一は「[[死亡フラグ|じゃあ帰ってから聞くよ]]」と言って出撃していったが、その戦闘でMIAとなってしまった……。<br />
:ちなみに後半の台詞は『UX』第46話「麗しのディストピア」にてDVEで再現。前半の台詞はエンディングで言われており、途中で森次が帰ってきたためやっぱり有耶無耶に終わった。<br />
<br />
===アニメ版===<br />
;「あなた…最低です!」<br />
:独りよがりな正義を振りかざして暴れまわる浩一に愛想を尽かして言い放った台詞。また次回予告は毎回「誰かが調子に乗った、あるいはキャラ崩壊した発言をする→『あなた、最低です!』」という流れになっており、アニメ版『[[鉄のラインバレル]]』の物語の最後を締めくくる台詞でもある。上記の通り、アニメ版ではこの台詞が随所で強調されている節があるが、原作では多用されていない。ちなみに26話の予告ではスタッフが断罪された。<br />
;「それではただいまより、早瀬君の体を切断します!」<br/>「この通り、タネも仕掛けもありません!」<br/>浩一「ま、マジックっつうか、それマジで切断されるだろ!? 城崎!」<br/>「問題ありません。以前見たこちらのテレビ番組では、箱をつなげば、切れた体が元通りになってました」<br />
:♯6「明るい夜」より。前述の通り隠し芸大会で、人体切断マジックを行う際の台詞。2行目でチェーンソーで巻き藁を切る。6話の冒頭で石神の悪戯で浩一は絵美の裸を見たため、誤解は解けたものの「まだ怒ってるのか!?」と困惑していた。この直後浩一は理沙子の元に行っていたため、一命は取り留めた(?)模様。が、余程恐ろしかったのか後にこの光景が夢に出てきてうなされる事に…<br />
:『[[スーパーロボット大戦L|L]]』では[[AL-3 アリス|口癖が同じキャラ]]がいるためか、4行目の台詞の頭が「安心してください」に変更されている。<br />
;「お揃いですね」<br />
:♯16「黄昏の断罪」より。JUDAへの秘密ルート入口の鉄格子の前で美海と同時に「マイチェーンソー」を取り出した際に、妙に嬉しそうに。それに対して美海も「うん」と笑顔で返す。まるでたまたま同じバッグを持ってきた、みたいなテンションである。<br />
;「あの…『[[アニメソング|あにそん]]』という歌はどこに載っているんでしょうか?」<br/>「早瀬君が得意にしているなら、私もそれを歌うのがいいかなと思って…」<br/>「……へっ!? ん? ん? …ハッ!? そ…そういう意味じゃありません! 早瀬君でも歌える歌ならきっと難易度が低いんだろうって、それだけで…」<br />
:♯17「機械じかけの呪い」より。カラオケ大会にて、理沙子と美海が浩一とのデュエット権を巡って火花を散らす傍らで一心不乱に歌本を読みながら。この天然→ツンデレという凶悪コンボによって、トンビに油揚げを攫われ歯噛みして悔しがる2人の前で、浩一とウエディングドレス姿で歌うことになるが…。<br />
;「あなた…」<br />
:♯20の次回予告より。[[九条美海]]の発言の後。思いがけない台詞に思わず唖然とした様子。<br />
;「あなた、私に約束しましたよね。『絶対に正義の味方になってこの世界を守り抜く』って。なのに、これは何ですか? たかが私が死んだくらいでメソメソして。周囲も顧みずに暴れて。みっともなく気絶までして。それでも正義の味方ですか?」<br/>浩一「…ごめん」<br/>「本当に、あなたは最低です」<br />
:♯24「鋼鉄の華」より。セントラルの巨大マキナに向うも返り討ちにあって気絶した浩一の前に幻影として現れて。このような状況にふさわしくなく、いつも通りキツい台詞を言う絵美に浩一は苦笑し、再び強大な敵に立ち向かう。<br />
;「ふふっ…あなた、最低です!」<br />
:同上。自分の名前を呼ぶことに照れる浩一に対して。今までと比べて、優しい物言いになっている。<br />
<br />
==スパロボシリーズの名台詞==<br />
;「破滅の歌は想いを乗せた翼によって希望の歌へと姿を変える…」<br />
:『L』第37話「鋼鉄の華」より。次元の狭間に現れた「鋼鉄の華」世界の絵美の台詞。『[[マクロスF]]』の[[ランカ・リー|ランカ]]を暗示している。<br />
<br />
==スパロボシリーズの迷台詞==<br />
;「あなたも大変ですね。でも、ハッキリ言った方がいいと思うんです。ヨーヨーは武器にならないって…」<br />
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第14話日本ルート「黒の執行者」より。浩一が狙われているため巽学園にスケバン姿で訪れたサヤに対して。しかし[[スーパーロボット大戦L|別]][[スーパーロボット大戦Card Chronicle|作品]]にて[[コン・バトラーV|ヨーヨーを使う]][[フルアーマー電童|スーパーロボット]]がいて、更に共演していたのだが…。<br />
;「あなた達全員…最低、です!!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』にて、[[シャワーシーン|女湯を覗きに来た]]輩に「本物の暴力」を叩き込んだ。…それだけならまだいいが、覗き魔を止めようとした浩一もボコボコにされてしまう。<br />
;「早瀬クンは、一体誰に、チョコをあげるんですか!?」<br/>美海「もちろん、私にくれるよね? ねェ、早瀬クン」<br />
:『CC』にて、バレンタインデーにて浩一に対し、誰にチョコをあげる(=本命のパートナーとみなしている)のか、'''ファクターアイを発動する程の気迫で'''問い詰めている。<br />
:[[三角関係]]では必然(?)であろう修羅場が発生しているが、とにかく浩一は災難な目にあったと思わずにはいられない…(直後、浩一は[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]と共に逃げ出した)。<br />
;「ねぇ、早瀬クン…。鼻の下をそんなに伸ばして、どこを見ているのかな…?」<br />
:『CC』カイルスの青い夏EPISODE4「危険! 魅惑の乙女達」より。ミス・カイルスコンテストに出場をしている美海に見とれた浩一にファクターアイで睨みつける。<br />
:またしても発生してしまった修羅場([[草薙剣児|+]][[珠城つばき|α]])を見て戦慄する[[出雲銀河|銀河]]と[[草薙北斗|北斗]]に[[一条輝|輝]]は「二股だけは止めておけ」と忠告するのであった…。<br />
<br />
==搭乗機体==<br />
;[[ラインバレル]]<br />
:本機のファクター。ただし、ラインバレルは無人の場合絵美を守ることを最優先目標とするため、操縦することは通常不可能。<br />
:;[[ラインバレル・オーバーライド]]<br />
::<br />
:;[[ラインバレル mode-B]]<br />
::絵美搭乗時の半覚醒状態。<br />
:<br />
;[[ツクヨミ]]<br />
:原作漫画版で搭乗。元々は久嵩のアルマ。<br />
<br />
==商品情報==<br />
<amazon>4253231659</amazon><amazon>B001CBUZWO</amazon><amazon>B001KBYTFU</amazon><br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:きさき えみ}}<br />
[[category:登場人物か行]]<br />
[[Category:鉄のラインバレル]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0&diff=352044
ボルトガンダム
2020-02-20T14:13:53Z
<p>210.155.61.242: /* 必殺技 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Bolt Gundam]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|機動武闘伝Gガンダム}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦64}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = [[分類::モビルファイター]]<br />
| 生産形態 = ワンオフ機<br />
| 型式番号 = [[型式番号::GF13-013NR]]<br />
| 頭頂高 = [[頭頂高::17.3 m]]<br />
| 本体重量 = 8.9 t<br />
| 動力 = [[動力::熱核融合炉]]<br />
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]スーパーセラミック複合材<br />レアメタルハイブリッド多層材<br />
| バトルポイント = <br />
;力<br />
:27.71<br />
;速さ<br />
:16.11<br />
;攻撃力<br />
:18.16<br />
;守備力<br />
:23.51<br />
;索敵能力<br />
:17.21<br />
;適応能力<br />
:16.16<br />
;総計<br />
:118.86<br />
| 開発 = ネオロシア<br />
| 所属 = {{所属 (メカ)|ネオロシア}}<br />
| ガンダムファイター = [[パイロット::アルゴ・ガルスキー]]<br />
}}<br />
'''ボルトガンダム'''は『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の[[登場メカ]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
ネオロシア代表の[[モビルファイター]]。ネオロシアが世界各国のガンダムから奪取した、最新の技術を集めて開発したヘビー級モビルファイターで、[[ガンダムファイター]]は[[アルゴ・ガルスキー]]。<br />
<br />
機体色は黒を基調としており、頭部の形状はコサック帽を模している。重厚な外見なだけに防御力が高く、機体各部に内蔵される独立[[エネルギー]]機関「ビクトルエンジン」により、高出力と機動性を両立させている。当初は必殺技を持っておらず、「グラビトンハンマー」を主体としていたが、ギアナ高地での修行を経て、「炸裂ガイアクラッシャー」を使うようになる。<br />
<br />
劇中では[[シャイニングガンダム]]の腕をへし折ったり、[[マスターガンダム]]を押さえつけたりとパワーの高さを見せつけている。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
[[シャッフル同盟]]の機体の中では最もHPと装甲が高い。スーパー系ユニット並の堅さを誇る作品もある。反面、[[移動力]]と運動性が低い。武器は旧シリーズからP属性で有[[射程]]の「グラビトンハンマー」を持つため、通常戦闘において使いやすい部類であったが、肝心な必殺技が[[空]]、[[宇宙]]で使用できないといった作品もあった。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:グラビトンハンマーの射程が5に伸びたため非常に使い勝手が良い。ただし燃費に難あり。[[アルゴ・ガルスキー|アルゴ]]が序盤から[[気合]]が使えるため序盤の主力となり得る。本作からガイアクラッシャーが宇宙でも使えるようになった。<br />
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]<br />
::グラビトンハンマーが使い易すぎたためか、射程が縮められ下方修正が入った。フル[[改造]]ボーナスは「ダメージ-30%」でより強固な機体となる。<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:地形適応がBであるが空が飛べるようになり、空にも打てる零距離ガイアクラッシャーが追加。ボスキラーとしての使い勝手が増した。<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:敵AIの思考パターンと好相性ではあるが、移動力の高い機体が多い本作では足の遅さがネックとなる。<br />
:[[ドラゴンガンダム]]との合体攻撃「グラビトン胡蝶剣ハンマー」が追加された。単体での運用は厳しいが本作では「シャッフル同盟拳」が扱いやすいためシャッフル同盟拳を前提とした運用ならば使用に耐え得る。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦T]]<br />
:第6話でスポット参戦後、14話で他のシャッフル同盟メンバーと共に参戦する。<br />
:グラビトンハンマーのP属性が無くなり、射程5、EN50と非P武器にしては短く燃費も悪いので、ヒット&アウェイに加えて射程を伸ばす強化パーツ、およびENセーブとEN改造が必須。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]]<br />
:必殺技のガイアクラッシャーが溜め属性で1ターン消費するので、使用には先読みが必要あり。常に[[加速]]のかかっているスピリッツ杯では中距離からのグラビトンハンマーで攻める戦法が使える。<br />
;[[スーパーロボット大戦64]]<br />
:遠距離移動攻撃のグラビトンハンマーが扱いやすい。ガイアクラッシャーが[[空]]と[[宇宙]]に打てないという欠点があるため、スーパーモードになっても[[合体攻撃]]要員以外では使いにくい部分がある。<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|MX PORTABLE]])<br />
:ガイアクラッシャーがスーパーモードにならずとも使用可能に。偽者も登場した。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:パワーを生かした格闘戦。<br />
<br />
==== 武装 ====<br />
;バルカン砲<br />
:頭部に4門内蔵。本機唯一の射撃兵装。アルゴは牽制に使っている。<br />
;グラビトンハンマー<br />
:左肩から分離させた鉄球を右腕の柄から取り出したビームチェーンで繋ぎ合わせた鎖鉄球。ボルトガンダムを象徴する必殺武器であり、ガイアクラッシャー会得までは、必殺技にも位置した。<br />
:SRWでは過去シリーズから、P属性有射程の武器として実装されていた。しかし、『T』では何故かP属性が外され、消費ENも重いため使い勝手が悪くなった。またスーパーモードが追加されると、消費ENが10下がる。<br />
<br />
==== オプション装備 ====<br />
;グラブ<br />
:本編未登場。イメージボード等でコアランダーの左部分に取り付けられているダンベル型の装備。当時の玩具『元祖SDガンダム』『モビルファイターシリーズ』にのみ付属しており、『モビルファイターシリーズ』ではグラビトンハンマーの柄を先端に取り付けられる。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;グラビトンショルダー<br />
:ショルダーチャージのあと、相手を投げ飛ばす。<br />
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』にて実装されたが、実質は格闘の名称が変化したものである。<br />
:;ボルトストライク<br />
::『T』では投げ飛ばす代わりに右フックで相手を殴り飛ばす。<br />
;炸裂ガイアクラッシャー<br />
:[[ギアナ高地]]で生み出したアルゴの必殺技。ナスターシャ曰く、「破壊した大地を操り、己の武器とする」技。拳を地面に叩きつけた後、地面から岩山が迫り出して相手にダメージを与える。[[ゴッドガンダム]]、[[ドラゴンガンダム]]共にトリプルガイアクラッシャーを繰り出した事もあった。これは前述の通り「破壊した大地」を操ることがガイアクラッシャーの本質であるため、破壊する役目をゴッドガンダムとドラゴンガンダムに任せ、そのコントロールをボルトガンダムが担ったと考えられる。周囲の地形を破壊してしまうためか、最終章であるデビルコロニー編では使用されなかった。作中言及はされないが当然地面のない空中、宇宙空間では使用自体が不可能(スパロボではその限りではないが空中に攻撃できない場合が多い)。<br />
:;零距離ガイアクラッシャー<br />
::両腕にエネルギー(気)を集中したその力で相手を砕く。半ばアルゴの自爆技。[[ゴッドガンダム]]の「爆熱ゴッドフィンガー」を粉砕できるだけの力を秘めるが、エネルギーが機体そのものに負荷を起こしていた。具体的に言うと、足に相当な負担がかかっていたようで諤々震えており、そこを突かれて逆転されてしまった。<br />
::『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』では炸裂ガイアクラッシャー名義だが、『MX』時代のアニメーションが流用されている。<br />
<br />
=== [[合体攻撃]] ===<br />
;グラビトン胡蝶剣ハンマー<br />
:[[サイ・サイシー]]の[[ドラゴンガンダム]]との合体攻撃。[[ガンダムヘブンズソード]]を倒した戦法を合体攻撃で再現した技。ドラゴンガンダムが上から真・流星胡蝶剣をしかけて相手を落下させ、さらにボルトガンダムのグラビトンハンマーで相手を拘束して地面にたたきつけ、フェイロンフラッグを突き刺してトドメ。<br />
;シャッフル同盟拳<br />
:[[シャッフル同盟|新生シャッフル同盟]]の[[ゴッドガンダム]]、[[ガンダムマックスター]]、[[ガンダムローズ]]、ドラゴンガンダムによる最大限の気を集中させてエネルギー弾として放つ。<br />
:『T』では第46話で追加される。今回もシャッフルのどの機体からでも撃てるので、補給を駆使すると'''最大威力8900の技を1ターンで5発撃てる'''。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;銃装備<br />
:バルカンを用いて[[撃ち落とし]]を発動する。<br />
;[[スーパーモード]]<br />
:気力120以上(旧作品では130以上)で発動。『超級!』では「パイレーツモード」と呼ばれる。<br />
:『T』では非正規部隊ルート第32話で追加され、移動力+1、装甲値+200、運動性+10、全ての武器の攻撃力が+200される。<br />
:原作では、決勝リーグ以降シャッフル同盟の機体が金色となる状態は一貫して「ハイパーモード」と称されているものの、スパロボ等ではなぜか「スーパーモード」とされる。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[陸]]<br />
:[[飛行]]可能だが、空適正が低いので飛行速度は遅い。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;受けるダメージ-30%<br />
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』で採用。<br />
;移動力+1、装甲値+300<br />
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。移動力の低さという悩みを少しは解消できる。<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「FLYING IN THE SKY」<br />
:<br />
;「最強の証~キング・オブ・ハート」<br />
:<br />
;「勝利者達の挽歌」<br />
:シャッフル同盟拳攻撃時の[[BGM]]。<br />
;「Trust You Forever」<br />
:後期オープニング。『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用され、限定版では歌付きもある。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
;対[[シャイニングガンダム]]<br />
:氷海での戦い。正拳が頭部に直撃しても無傷という高い防御力とシャイニングの左腕をいとも簡単に引きちぎる圧倒的なパワーを見せつけたが、シャイニングフィンガーを食らい頭部を破壊寸前まで追い込まれる。しかし、シャイニングも戦闘続行不能な程のダメージを受けたため相打ちという形で勝負がついた。<br />
;対ランバーガンダム<br />
:大瀑布付近の森林での戦い。互角なパワー勝負を見せるがシャイニングガンダムの横槍が入ってしまう。<br />
: 『超級!』ではランバーガンダムに首を押さえつけられ、コクピット破壊寸前まで追い詰められる。ここでシャイニングの横槍ではなく、ランバーのコクピット内にいたレインの横槍が入る。<br />
;対[[ドラゴンガンダム]]<br />
:互角のような勝負だったが、ボルトは最小限の動きでドラゴンの攻撃を難なく避け続ける。しかし、ドラゴンの宝華教典・五火七令羽旗を使った攻撃によりグラビトンハンマーのチェーンが腕を岩山に縛り付けてしまい身動きが取れなくなってしまう。ドラゴンの弁髪刀によるトドメの一撃を避けるため、自らの右腕を引きちぎる事で窮地を脱出し、タックルを決める。だが、互いに限界を迎えたことで引き分けに終わる。<br />
;対[[ノーベルガンダム]]<br />
:決勝リーグでの対戦カード。突如ノーベルガンダムが赤く禍々しい光に包まれる。アルゴはその様子に只ならぬ物を感じるが…結局、この試合は48秒という極めて短い時間で決着が付いた。<br />
:『超級!』ではこの試合はボルトクラッシュではなく、ボルトガンダムで戦っているため、ある程度瞬殺に対しての理由付けがなされている。<br />
;対ランバーガンダム(決勝リーグ)<br />
:決勝リーグでの対戦カード。互角の戦いを繰り広げたが、炸裂ガイアクラッシャーで動きを封じ、ボルトが勝利する。<br />
:コミックボンボン版では、アルゴとグラハムの因縁が描かれなかった為、グラビトンハンマーで瞬殺している。<br />
;対[[ゴッドガンダム]]<br />
:ゴッドガンダムとノーベルガンダム、ボルトガンダムとランバーガンダムによるタッグマッチだが、ゴッドとボルトの一騎打ちに。ガイアクラッシャーで爆熱ゴッドフィンガーを受け止めるもゴッドフィールドダッシュで押し負けられて敗北。<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;ガンダムボルトクラッシュ<br />
:SRW未登場。漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』に登場する後継機。ボルトガンダムよりさらに重装甲のデザインとなっており、機体各所に名前を象徴するかのようにボルト状のパーツが飛び出している。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*漫画『超級! 機動武闘伝Gガンダム』において、DG細胞に侵された際には、上半身がデスアーミーの要素が組み込まれている。<br />
*作中では腕の破損率が高く、上記のドラゴン戦やノーベル戦、マスター戦などで何度か片腕を失っている。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B00067YYBI</amazon><amazon>B000XOBRPA</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:ボルトガンダム]]<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:ほるとかんたむ}}<br />
[[category:登場メカは行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%92%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%82%A4&diff=352039
ヒイロ・ユイ
2020-02-20T12:59:12Z
<p>210.155.61.242: /* 搭乗機体 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Heero Yuy]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW}}<br />
*{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW Endless Waltz}}<br />
| 声優 = {{声優|緑川光|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|村瀬修功}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|新スーパーロボット大戦}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = [[種族::地球人]](日系人)<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 年齢 = [[年齢::15]]歳 → [[年齢::17]]歳(Endless Waltz時)<br />
| 身長 = [[身長::156 cm]]<br />
| 体重 = [[体重::45 kg]]<br />
| 出身 = L1コロニー群<br />
| 所属 = L1コロニー群 → ピースミリオン → ガンダムパイロット<br />
| 役職 = [[ウイングガンダム]]・パイロット<br />
}}<br />
'''ヒイロ・ユイ'''は『[[新機動戦記ガンダムW]]』および『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の[[主人公]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
=== 新機動戦記ガンダムW ===<br />
地球圏統一連合及び[[OZ]]に対するコロニー側の反抗作戦「[[オペレーション・メテオ]]」を遂行するため、L1コロニー群から乗機・[[ウイングガンダム]]と共に[[地球]]に送り込まれたエージェントである。「ヒイロ・ユイ」は彼の本名ではなくコードネーム。原作世界において[[A.C.]]175年に暗殺された[[コロニー]]の伝説的指導者(この少年と区別するため、一般的に「指導者ヒイロ・ユイ」と言われる)の名前をそのまま使っている。<br />
<br />
戦災孤児だった幼い頃、指導者ヒイロを狙撃して暗殺した元OZ工作員のアディン・ロウに拾われ<ref>小説『Frozen Teardrop』では、拾ったというのはあくまでも建前で、本当は作戦中に救い出した自分の実子だったとされる。</ref>、8歳の時に彼が作戦中に帰らぬ人となるまで育てられた。アディンはこの少年に「アディン・ロウ・ジュニア」を名乗らせ、成り行き上工作員としての基礎を教えていた。アディンの死後、少年は[[ドクターJ]]に引き取られ、彼からガンダムパイロットとしての本格的な英才教育を受けて少年兵として成長した。そしてオペレーション・メテオ決行直前にドクターJに「指導者ヒイロ・ユイ」の名をコードネームとして与えられ、これが彼自身を指し示すパーソナルネームとして定着することとなった。<br />
<br />
細身で低身長ながらも鍛え抜かれた身体を持ち、破壊工作に関してずば抜けた能力を持つ。ちなみに、アニメイトのボイスカセット(番外編コメディだが)によれば「エージェントとして訓練を受けた結果、あらゆるスポーツや、日曜大工など日常的なこともこなせる」そうである。特にその身体能力はアニメ的演出ということを考えてもかなり人間離れしており、劇中では崖+50階の高層ビルから身投げしても片足の軽い骨折程度で済み(おまけに力ずくで骨を繋げて治した)、銃弾は素で避け、鉄骨折りを軽々と行い、反応速度はスーパーコンピュータでも計測不能と描写されている。ウイングガンダムを[[自爆]]させた際は、さすがに重傷を負って[[異能生存体|意識不明になったが生還した]]。後の『EW』においても、大破したウイングゼロが高度数百メートルの上空から地面に落下し、普通ならただでは済まないような衝撃を受けても生還したどころか、そのままリリーナ達の元へ駆けつけている(さすがに無理をしていたようで、後述の通りマリーメイアに空砲を撃った後に気絶した)。<br />
<br />
MSなどの兵器の操縦技術も優秀で、当初の乗機であるウイングガンダムの他、[[ガンダムヘビーアームズ]]、[[メリクリウス]]、[[ガンダムエピオン]]等数々のMSを乗りこなした。カトルが取り込まれてしまった[[ゼロシステム]]には初めは翻弄されるが紆余曲折の末に完全に克服し<ref>小説版EWの地の文によれば『征服』の域に達している。 </ref>、最終的に[[ウイングガンダムゼロ]]を乗機とした。本作品のガンダムパイロットたちは、例えば[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]が'''MDトーラス数十機の全方位からの射撃を高速シャトル(高速といってもMSの機動性の前では無意味に等しい)でほぼ全てを回避'''するなど、その技量のすさまじさが伺える描写に事欠かないが、特にヒイロは[[リーオー]]で、同じガンダムパイロットである[[張五飛]]搭乗の[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]へ挑んだ際も、文字通り桁外れの機体性能差があるにも関わらず'''一定の間渡り合う技量を見せつけ'''、五飛に舌を巻かせている。また後日談小説『Frozen Teardrop』ではEW後に起きたサンクキングダム占拠事件の際に、'''水中用MSである[[キャンサー]]でビルゴⅢに勝利するという凄まじい戦果を挙げている。'''<br />
<br />
[[ガンダムタイプ]]を任せられた正パイロットでありながらも、自らの乗機をただの道具として見ている事でも有名<ref>とはいえ、ウイングガンダムの整備を手伝おうとするデュオに対し、「俺のモビルスーツを他人に触ってほしくない」と返答したり、『BLIND TARGET』において、ウイングガンダムゼロを封印する際、「誰にも邪魔されず、ゆっくり眠れ」とねぎらいの言葉をかけている辺り、自機への思い入れがないわけではない様子。</ref>。中の人とは真逆である。<br />
<br />
彼の行動の原則はアディンから受け継いだ'''「感情のままに行動すること」'''であり、後に[[トロワ・バートン]]にも自身の理念として語っており、小説版EWでは平和のために戦っているように見えるのも'''正義感などのものは持ち合わせておらず、感情のままに行動しているだけ'''とされている。その反面、原作序盤では任務遂行を優先し、感情を表に出さず冷徹ともとれる行動を取り、敵兵士を殺して高笑いするなどサイコパスな一面を見せたり、他人に対して突き放すような態度を取っているが、これはかつて自らのミスで[[民間人]]の少女を死なせてしまった事(このエピソードは[[続編]]の『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』にて明らかになる)が[[トラウマイベント|トラウマ]]となり、'''戦いの中で自分は死ぬべき'''と自分の心を押し殺し続けた結果だ、と理由付けされている。実際コロニーを盾にとられ投降を呼び掛けられた際は何のためらいもなく自爆するなど、自身を尊重しない傾向は初期から多々見られた。しかし前述の少女の死をいつまでも悔いていることからも明らかなように、元来の彼は心優しい性格であり、そのことは平和論者であった[[ノベンタ元帥]]をOZに嵌められ殺害してしまった後には、彼の身内に自身の命を賭して贖罪の旅をしたことからも伺える。物語の中で[[リリーナ・ドーリアン]]や他のガンダムパイロットと触れ合う中で本来の優しさを徐々に取り戻していき、精神的な脆さも見せなくなっていった。中でもリリーナが彼に与えた影響は大きく、最終的には互いにかけがえのない存在となっていく。<br />
<br />
=== 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz ===<br />
TV版終了後は表舞台で活躍する[[リリーナ・ドーリアン]]を影からサポートしていたが、リリーナが[[マリーメイア軍]]に拉致されたことで、彼女の救出のために本格的に活動を開始。マリーメイア軍を追う中でかつて共闘した[[張五飛]]が立ちはだかり、彼と激闘を繰り広げる。戦いこそが兵士達の拠り所となるとしマリーメイア軍に加担し戦争を繰り返そうとする五飛に対し、ヒイロは自らの過去(自分のミスで死なせてしまった少女と子犬のこと)を回想し、「悲しくみじめな戦争を繰り返していいのか?」と五飛に問いかけながら、気を失い海に墜落していく。<br />
<br />
終盤に満身創痍の[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ]]とともに大統領府に姿を現し、ツインバスターライフルの精密射撃によってリリーナの閉じ込められた大統領府のシェルターを破壊、内部突入を敢行し彼女の無事を確保した。しかし彼自身もまた既に限界を超えており、リリーナに抱きとめられながら再び気を失ってしまうのであった。なお、この狙撃シーンにおいて、[[漫画]]版や[[小説]]版では「俺もすぐに行く」と独白しており、どうやら'''リリーナ諸共シェルターを破壊し、その後リリーナの後を追って自殺するつもりだった'''らしい。幸い、3発目の狙撃の際に上記の少女と子犬がフラッシュバックして咄嗟に照準をずらしたためにリリーナ諸共シェルターを破壊するという最悪の事態は避ける事が出来た。その後は再び何処へともなく姿を消した(漫画版ではリリーナのSPになっている描写がある)。<br />
<br />
本作においても操縦技術の高さは健在で、先述した通り[[リーオー]]搭乗時に五飛の[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]に対して、相手が本気では無かったとはいえ凌いでいる。<br />
<!-- FTネタはまだ未完結でスパロボにも参戦していないので伏せた方が良いと思います --><br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
スパロボにおいては冷静で無口なキャラクターとして書かれる事が多く、奇行とも言えるTV版のエキセントリックな行動はなりを潜めている。声を担当した緑川光氏の特にお気に入りのキャラであり、スパロボで登場すると真っ先に搭乗機に改造を施し、即一軍入りさせる事で有名。この辺りは公式ブログ【スパログ】にも掲載されている。<br />
<br />
TV版で登場でする場合は『[[スーパーロボット大戦F|F]]』や[[αシリーズ]]では当初は敵キャラとして登場している。主人公であるにも関わらず、作品によって[[説得]]などの条件を満たさないと仲間にできないことも。久々のTV版参戦となった[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]では序盤から無条件で参戦しているが、シナリオの関係上自軍から一次離脱した後ゼロシステムによって暴走し敵対する展開がある。性格も特にシナリオ序盤では未熟だったり自身を尊重しなかったりと不安定だが、シナリオが進むにつれて原作同様に成長し、リリーナとの絆も深めていく。<br />
<br />
『EW』版で登場する場合は、中盤から仲間になる事が多く、TV版とは違い無条件で自軍に参加するようになった。スパロボにおいてもリリーナのピンチには必ず駆けつけるゾッコンぶりを見せる。原作で死闘を演じた[[張五飛|五飛]]を説得することができることも(説得しなくても[[張五飛|五飛]]は仲間になるのだが、参戦が若干早まる)。性格も冷静な判断力と本来の優しさ、思いやりを併せ持った性格であるため、言葉一つ一つに重みが感じられる。<br />
<br />
旧シリーズでは、全体的に控えめな能力で特に[[回避]]が低く[[2回行動]]も遅くスーパー系に近い能力値で乗機と噛み合わない能力だったが、第2次α以降からは回避含め全体的に能力が向上し純粋にリアル系の能力値となった、また、デフォルトまたは、固定パイロットである[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]([[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ (EW版)]])も、かつてはゼロシステムの能力補正が気力制限が厳しい割に上昇が固定値で補正量も少なく有用性が低かったが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]から気力に比例して上昇するようなり最大補正量も上がった為、[[気力限界突破]]等と併せればニュータイプ勢に匹敵する回避や命中を得ることも可能となった。当初は無口なキャラ(戦闘のセリフも「…」などがあった)であったが、作品を経る事にやや口数が多くなってきている。ゲームシステム上の問題や緑川氏の意向による影響も大きいと思われるが。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]<br />
:序盤から敵として登場。『[[新スーパーロボット大戦|新]]』の頃よりは喋るようになった。[[切り払い]]、[[シールド防御]]のLvが高く射程も長い、攻防ともに強力な厄介な敵である。[[ジェットスクランダー]]を破壊しようとしたが失敗したりなど、自軍の敵ということもあり作戦失敗が続く。<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:原作の[[自爆]]イベントの後、[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]の複雑な条件によって[[説得]]して[[ウイングガンダム]]共々仲間になるが、終盤ポセイダルルートを選択しなければ仲間に復帰しない。主人公にも関わらず、条件次第では仲間にならないというかなり不遇な扱い。<br />
:また、能力面でも[[回避]]がリアル系とは思えない程低くそれ以外の能力もあまり高くない。[[反応]]の成長も悪く、[[2回行動]]可能レベルが61と遅いのが難点。しかし、[[集中]]、[[鉄壁]]を覚えるので命中系の精神コマンドを覚えない他のW系パイロットに比べれば優秀。Lv40~50代で2回行動できていれば、だいぶ使い勝手は違っていただけに惜しい。活躍させるのであれば[[ウイングガンダムゼロ]]の[[ウイングガンダムゼロカスタム|カスタム]]化は必須。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:序盤は敵として登場。中盤から自軍に加わる。[[碇シンジ|シンジ]]の中学校に潜入した際にたまたま出会った[[鈴原トウジ]]に[[エヴァンゲリオン|エヴァ]]のパイロットと間違えられて喧嘩を売られ、さらに[[綾波レイ]]と無口合戦をくりひろげた。<br />
:また、[[特殊技能]]に初めて[[底力]]が設定された。NT勢に比べると[[回避]]が低めだが、搭乗機の[[運動性]]が非常に高いので気にならない。[[信頼補正]]が他4人のガンダムパイロットとの間に存在する。終盤、彼で[[エンジェル・ハイロゥ]]を破壊しようとすると、EWでのやり取りが一部再現される。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::ほぼα準拠だが、パイロット[[能力]]値がα外伝に準拠し全体的にPS版よりパワーアップ。特に[[回避]]は大幅に上昇した。また某攻略本ではW系パイロットは『EW』版の機体に乗ると[[反応]]が10上昇すると書かれていたが実際には上昇しない。<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]<br />
:序盤の現代編ではEWのストーリーが再現される為、出番は多い。ただしシェルター狙撃イベントは任意出撃かつ彼を[[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロカスタム]]に乗せている時にのみ発生する。未来編では中の人繋がりで迷子になった[[マサキ・アンドー|マサキ]]を[[ゼロシステム]]で探し出す他、[[中断メッセージ]]では「ヒイロの声真似をするマサキ」を見つけて声をかけるというやり取りもある。<br />
:能力自体は『α』と殆ど変わらないが、ゲームバランスの変更により『α』より回避率が不安定。その分[[底力]]を活用する機会が増え、[[援護]]も遅めだが習得する。[[魂]]をゼクスと共に引き続き覚え、W系では唯一の[[覚醒]]持ちなので、作中屈指の[[MAP兵器]]を持つ[[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロカスタム]]との相性が良い。MAP兵器版ツインバスターライフルは3発と弾数に余裕があるため、底力発動中ならあえて魂よりも覚醒を優先して連発、クリティカルを狙って火力を出す手段も取れる。<br />
:ただし[[激励]]を受けられるようにならないと使い勝手が悪く、[[必中]]を覚えないためリアル系の強敵相手には強化パーツなどでのフォローが必要。そのため改造した[[トーラス]]なども乗り換え候補に入る。また、[[ひらめき]]を覚えないので終盤のボス戦は要注意。覚醒と[[自爆]]を両立している唯一のキャラなので、[[テム=レイの回路]]と合わせて1ターン目から味方の[[底力]]、[[ガッツ]]を強引に引き出すことも可能。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[邪魔大王国]]の人質となった[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]を救出するために幹部の[[ミマシ]]と戦うイベントがある(しかも[[ミマシ]]を退散に追い込むという荒業をやってのける)。本作から「[[自爆]]」を忘れただけあり、一味違う? [[特殊技能]]に初めて[[強運]]が追加された。<br />
:また現状では、アラドルート限定だが第1話「末梢されたMk-III」から([[αナンバーズ]]を操作できないマップを除く)最終話「争いのない日々を、荒野に花束を」まで味方として使用可能である唯一の作品でもある。能力値自体もリアル系でもトップクラスである。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:[[いるだけ参戦]]だが[[マリーメイア軍]]に重ねた戦闘台詞がかなりある。緑川氏の協力的な姿勢もあってか、[[ザフト]]のガンダムシリーズに対する特殊台詞が豊富。引き続き能力値もリアル系トップクラスで、ビーム主体の[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ]]と[[PS装甲]]との相性も良好なので、積極的に狙わせると面白い。<br />
:おそらく[[ギルドローム将軍|両者が敵対するイベント]]があるためかゼクスとの特殊戦闘台詞が存在。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<br />
:久々のTV版での参戦で、スパロボでは珍しく'''ガンダム系主人公での最年少キャラ'''である(次点がガロードか刹那。ガロードは原作開始時点で15歳だが、今作は『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』での時間経過があるため16歳以上と思われる)。<br />
:原作通り[[ウイングガンダム]]に乗り[[オペレーション・メテオ]]を決行するが、その後は(TV版基準では珍しく)序盤から自軍に参加する。TV版序盤の設定なのでまだ精神的に未熟であり、度々感情のままに暴走し、戦闘台詞ではTV版第1話「少女が見た流星」で見せた高笑いも披露している。<br />
:また、[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]と出会って以降は彼女への感情を理解できず、困惑し苦悩する(例の招待状破りも再現される)。また、似た境遇のキャラである[[刹那・F・セイエイ|刹那]]との絡みも豊富で、最終的に親友と言っていい間柄になる。<ref>余談だが、声優の緑川氏は「(本作の)1周目クリア時、ヒイロの撃墜数が'''400'''オーバーだった」と発言している。</ref><br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:『破界篇』に引き続きTV版基準での参戦。今回はTV版の原作再現が豊富で、かつ他作品キャラ(主に『[[コードギアス 反逆のルルーシュ|コード]][[コードギアス 反逆のルルーシュR2|ギアス]]』と『[[機動戦士ガンダム00|00]]』)との絡みが多く非常に出番が多い。<br />
:刹那と相変わらず親友であり、自力で正体を突き止めた[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]とは「共犯者」の間柄となる。また、彼の「感情のままに行動する」という理念は他作品のキャラクターにも大きな影響を与えていく。<br />
:プロローグで原作通り[[ウイングガンダム]]を自爆させた後、修復されたウイングガンダムで[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]と決闘⇒自軍に参加という流れで加入。中盤[[OZ]]の捕虜になり自軍から離脱、原作通り[[ゼロシステム]]に飲まれた[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]の暴走を止めるが、自身も[[ゼロシステム]]に振り回され暴走し自軍と(というかゼロと)敵対、一時行方不明となる。<br />
:その後、レッドワンを名乗って[[カタロン]]に参加していたところを[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]に拾われ、[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]から[[ガンダムエピオン]]を受領。アザティスタンにて自軍と合流する。その際原作同様[[ウイングガンダムゼロ]]に乗り込んだ[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]と交戦したことで[[ゼロシステム|エピオンシステム]]が発動し暴走してしまうが、[[GN粒子]]の共有空間を介して刹那達からの後押しを受けたことでシステムを克服。ミリアルドと機体を交換し、ウイングガンダムゼロと共に自軍に復帰する。<br />
:終盤ではゼロシステムを完全に使いこなし、刹那と同じく人の限界を超え、[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]の望む「革新者」の一人として成長していく。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:OVA版での参戦。『W』と同じくハイジャック事件で登場する。今回は[[相良宗介|宗介]]に加え[[キリコ・キュービィー|キリコ]]と[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]も協力する。<br />
:また、カロリーフレンドは戦闘後に事件解決のお礼として宗介から貰い、それがきっかけでハマる…という展開になっている。刹那との友情も健在。[[ゼロシステム]]の仕様上[[気力限界突破]]は優先的に欲しい。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:序盤から参戦する。今作は敵のサイズが全体的に大きいため、ダメージが通りづらい傾向にある。殲滅力を活かしきるために優先的に育成、乗機の改造を施していきたいところ。<br />
:今作で、『破界篇』『再世篇』『時獄篇』から続く刹那との友情が「来るべき対話」によって結実を迎えることとなる。<br />
<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]<br />
:EW版で初参戦。シーン3「プリベンター」で仲間に加わる。[[張五飛|五飛]]を[[説得]]できる。また、[[クワトロ・バジーナ]]の正体をいち早く見抜いていた。<br />
:[[能力]]値は悪くないが、[[2回行動]]レベルが56と絶望的に高いので、UCガンダム系パイロットと比べると劣る。必修精神コマンドは[[自爆]]、[[熱血]]、[[魂]]。<br />
:;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]<br />
::COMPACTとほぼ同じ。[[2回行動]]が廃止され、[[援護]]システムが導入された本作だが、[[援護]]を習得するレベルが高いのが欠点。同じ[[射撃]]重視W系パイロットでは、[[能力]]では[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]が一歩上で、[[援護攻撃]]では[[トロワ・バートン|トロワ]]が上。しかし、[[精神コマンド]]は恵まれており、必修[[精神コマンド]]が[[自爆]]、[[集中]]、[[熱血]]なため最も安定している。また、[[覚醒]]もしくは[[魂]]のどちらかを必ず覚える。<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]<br />
:[[射撃]]が高く、[[特殊技能]][[狙撃]]を修得する射撃のスペシャリストだが、[[射撃]]重視という点が本作では仇となり、[[オーラマシン]]や[[ガイメレフ]]戦では苦戦を強いられる。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロカスタム]]固定パイロット。中盤で一度ゲスト参戦した後、『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』のシナリオを経て正式に仲間になる。<br />
:しかし、全37話中第27話「あなたがいて、私がいるorエンドレス・ワルツ」終了後になって本格的に使用可能のため[[信頼補正]]を上げづらいことと、[[射撃]]と[[格闘]]の技量ポイントの蓄積が遅れること、さらにウイングゼロの性能の悪さから第一線で戦うのは難しい。本作では他のガンダム系主役級同様にヒイロも[[魂]]を修得しない。<br />
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]<br />
::[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ(EW版)]]固定パイロット。<br />
::GBA版では[[援護|サポート]]回数が少なかったが、本作では[[援護攻撃]]がLv4まで上がるため[[援護攻撃]]の面でも活躍できる。だが、機体にフィットしないエースボーナスやウイングゼロの性能がスタッフの私怨としか思えない程の不遇ぷりである(フル改造で6200にしかならないツインバスターライフルなど)上に援護攻撃ではトロワというより優れた存在がいるため、今作でも第一線で戦うのは難しい。<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロカスタム]]固定パイロット。本作でもリリーナの危機に颯爽と駆けつける。とある理由で[[ガロード・ラン]]とツイン・バスターライフル、ツイン・サテライトキャノンをそれぞれ向け合う場面がある。<br />
:今回は[[魂]]を修得してくれるので『A』の頃より攻撃力が遥かに高い。欠点は[[援護攻撃]]の修得レベルが高い事。<br />
:EDでは、[[シャア・アズナブル|シャア]]の話によれば5年後でも相変わらず一匹狼な様子だが、リリーナが危機に陥ると何処からともなくウイングゼロに乗って助けている様子である。<br />
;[[スーパーロボット大戦D]]<br />
:久しぶりのTV版での参戦。宇宙ルート序盤で仲間になる。射撃と命中に優れるが、特殊技能があまり充実しておらず、[[ヒット&アウェイ]]と[[カウンター]]を持つゼクス(射撃が低めなので、要射撃補強)にウイングゼロを譲るという選択肢もある。<br />
:また、本作では原作のように[[メリクリウス]]に乗ったヒイロを使うことも可能。宇宙病に罹っても冷静に行動し、[[ニュータイプ]]をはじめほとんどの人間が不調に陥った[[エンジェル・ハイロゥ]]による影響も少ないなど、原作通り人間離れした存在として描かれている。<br />
:リリーナが誘拐された時はすぐ救出に行き、最終局面では彼女を騙す形ながら宇宙に送ってその安全を策すなど、シャアの下に付いているゼクスとの対比がより印象的である。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ (EW版)]]固定パイロット。境遇や[[性格]]・見た目の設定に共通項の多い『[[フルメタル・パニック!]]』の主人公[[相良宗介]]と仲が良さげで、[[千鳥かなめ]]の護衛任務についている彼に対し、ヒイロはリリーナのボディーガード役を務めている。第2部ではルート次第で1度だけ五飛とともに敵として登場するが、後に復帰。<br />
:パイロット能力もリアル系トップクラスであり、長射程・高威力の射撃武器を擁するので、[[ヒット&アウェイ]]を付加したい。EDでは他のガンダムパイロットと共に[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]達の護衛を務めている。<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:序盤から登場し、対[[ロゴス]]戦において何度か[[スポット参戦]]するも、正式な参入は[[レクイエム]]戦であり、歴代シリーズの中でも正式参入のタイミングはかなり遅めとなっている。<br />
:本作でも『SEED』キャラと絡む場面が多く、序盤にキラの前に現れ助言を与え、共闘、中盤のヘブンズベース戦で[[デストロイガンダム|デストロイ]]の奇襲を受けるが[[シン・アスカ|シン]]に援護を受けるなど、ガンダム同士で助け合う場面が多い。後に[[ダイダロス基地]]での決戦でリリーナを[[ロード・ジブリール|ジブリール]]に人質に取られた際、原作のようにツイン・バスター・ライフルの精密射撃で状況を打開しシンにジブリールを討たせるチャンスを作った。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]<br />
:ヒイロのイメージBGMである劇中曲「思春期を殺した少年の翼」が初採用されている。<br />
:設定はTV版ベースだが乗機は最初からゼロカスタム。コロニーからの指示により[[シース (SC)|シース]]に協力する。<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]<br />
:序盤、ユニウスセブン攻防戦の際に一度だけスポット参戦し、その後[[キラ・ヤマト|キラ]]達の住んでいる邸宅にいてキラ達の脱出を手伝う場面で正式に登場。デュオは「あの馬鹿。どこに首突っ込んでんだ」と言っていた。なお、同作においてヒイロを含めた『ガンダムW』のガンダムパイロット五人は、[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]にて連邦・[[ザフト]]両軍の双方の大量破壊兵器を破壊した後、消息を眩ましていたという、TV版最終決戦の『EVE・WARS』をSEED色で織り交ぜた設定となっている。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X]]<br />
:マナの国ルート第14話より登場。音声が新規収録された。初登場でリフレクターパック装備の[[G-セルフ]]に原作再現のツインバスターライフル三連射という無体な事をする。中断メッセージでは無言ネタと見せかけてまさかの'''寝落ち'''を披露する。<br />
:また、仕様の穴のようなものだが、終盤とあるシナリオで[[モビルドール]]が出てくるが、そのパイロットがAIなので戦闘台詞で対AI用の「モビルドールと似たようなものだ」という矛盾した台詞が再生される。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[新スーパーロボット大戦]]<br />
:初出演作品だが、放送中での参戦なので原作再現はほぼ無い。数話のスポット参戦を経て複雑な条件を満たした上で宇宙編最終話1話前でやっと仲間になる・・・と微妙な扱いだが、その分ステータスは鬼のように高い。<br />
:戦闘シーンが初めてフルボイスになった作品だが、台詞は少なく息遣いのみの「!!」のみである場合もある。[[キャラクター事典]]では「彼が[[自爆|あの精神コマンド]]を覚えるのはお約束」と言われている。<br />
:なお本作ではウイングガンダムにしか乗らない。また「[[宇宙世紀]]ガンダムシリーズの機体には乗り換えできない」という設定は、初出演の本作から既に始まっていた。<br />
:;[[新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク]]<br />
::フリーバトルに登場。<br />
;[[スーパーロボット大戦64]]<br />
:本作から無条件で加入するようになった。原作再現が歴代で最も多く、トレーズの下で戦う際にはちゃんと[[エアリーズ]]に乗っていたりする。能力をF完結編から見直され、[[2回行動]]レベルが[[ニュータイプ]]勢程ではないがLv39と早い段階で可能になり扱いやすく能力値もNT級。<br />
:本作でも[[集中]]を持ち、性能の超強化と引き換えに使いにくくなる事が多い『EW』化もウイングゼロだとTV仕様と遜色ないレベルで使えるので『W』勢の中では頭一つ抜きん出ている。<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]<br />
:TV版基準での参戦。第1章ではスポット参戦のみ。[[刹那・F・セイエイ|刹那]]とともに[[千島列島]]にある連邦軍施設(強化人間の研究所)を強襲する。<br />
:そのために[[コネクト・フォース]]と一触即発の事態になりかけるが、[[インベーダー]]の襲来を受けて共闘することになる。その後、[[機械化帝国]]の兵器工場破壊ミッションで共闘し、コネクト・フォース入りする。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:EW版設定で2016年6月から追加参戦。2017年4月開催のイベント「青い空と虹」ではボイス付きパイロットパーツが実装された。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:EW版設定。序章ワールド5より登場。原作終了後直後に異世界へと転移したという設定。<br />
<br />
=== 関連作品 ===<br />
;[[スーパーヒーロー作戦]]<br />
:ウイングガンダム・ガンダムエピオンに乗り、中ボスとして、或いはスポット参戦の味方として登場。最終的にはウイングゼロに乗り、味方に。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
旧スパロボでは不遇だったものの近年の作品では飛びぬけたものは無いが[[射撃]]を中心に全体的に高次元にまとまっており安定した能力を持つリアル系[[エース]]パイロット。UC系のガンダムパイロットに比べ[[防御]]や[[格闘]]も高めの傾向があり、バランスが良い事が特徴。第2次α以前のシリーズでは、ガンダム系主人公だが原作初期の大多数の敵にガンダムの装甲を生かし敵の攻撃を避けず最小限に防ぎ、攻撃を集中する場面を反映してか、[[回避]]が低く[[防御]]が高かった。<br />
<br />
[[成長タイプ]]は万能型で万遍なく全ての能力が高くなる。ただし、他のリアル系主人公同様に[[SP]]は少なめという傾向にある。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
ヒイロといったら「'''[[自爆]]'''」が定番であったのだが、近年では全て戦闘用で統一されてきているためバランスは良い。しかし、使いやすさが先行してしまった感があり、個性が失われてきたのも事実。[[自爆]]は実用性やゲームシステム([[自爆]]自体がなかったり、小隊システムなど)などの面からその傾向は無くなってきている。<br />
<br />
また、[[鉄壁]]を覚えたり、[[ひらめき]]が[[不屈]]に変更されたりと、避けるより受けて耐える様な精神コマンドを習得する傾向もヒイロの特徴であった。[[突撃]]が採用されている作品では高確率で習得しているのも特徴。<br />
<br />
余談だが、近年の作品では使用すると撃墜扱いになる自爆系の武器を持つユニットがあるが、現在のところヒイロが搭乗可能なユニットでは存在しない。<br />
<br />
;[[新スーパーロボット大戦|新]]<br />
:'''[[加速]]、[[自爆]]、[[偵察]]、[[必中]]、[[ひらめき]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]<br />
:'''[[自爆]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[集中]]、[[鉄壁]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[自爆]]、[[加速]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦64|64]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[自爆]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]])、[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]<br />
:'''[[自爆]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[鉄壁]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]])<br />
:'''[[自爆]]、[[集中]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[突撃]]、[[ひらめき]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]、[[スーパーロボット大戦D|D]]<br />
:'''[[自爆]]、[[集中]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[突撃]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[必中]]、[[直感]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]<br />
:'''[[自爆]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[見切り]]、[[突撃]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]<br />
:'''[[加速]]、[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[魂]] '''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]<br />
:'''[[集中|集中+]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]<br />
:'''[[不屈]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[加速]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦X|X]]<br />
:'''[[集中]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[狙撃]]、[[気迫]]、[[魂]] '''<br />
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[突撃]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[集中]]、[[魂]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
参戦当初から全体的に防御系技能が充実している。α以降は底力を習得。携帯機シリーズでは援護も持っている。長らくヒット&アウェイを持っていなかったが、Zシリーズでは習得している。<br />
<br />
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]、[[スーパーロボット大戦64|64]]<br />
:'''[[シールド防御]]L8、[[切り払い]]L6'''<br />
;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]])<br />
:'''[[底力]]、[[シールド防御]]L9、[[切り払い]]L9'''<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]<br />
:'''[[底力]]、[[援護]]L1、[[シールド防御]]L3、[[切り払い]]L3'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
:'''[[底力]]L9、[[切り払い]]L4、[[強運]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]<br />
:'''[[底力]]L2、[[切り払い]]L4'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]<br />
:'''[[底力]]L2、[[切り払い]]L4、[[援護攻撃]]L4'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[底力]]L3、[[防御]]L3、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1'''<br />
;[[スーパーロボット大戦D|D]]<br />
:'''[[底力]]L3、[[シールド防御]]、[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[底力]]L8、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3|COMPACT3]]<br />
:'''[[狙撃]]、[[カウンター]]'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]、[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]<br />
:;味方時<br />
::'''[[底力]]L7、[[ヒット&アウェイ]]、[[精神耐性]]'''<br />
:;再世篇敵対時<br />
::'''[[底力]]L7、[[見切り]]、[[精神耐性]]、[[気力+ボーナス]]、[[ガード]]、[[気力限界突破]]、[[援護防御]]L3'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[ヒット&アウェイ]]、[[ハーフカット]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]<br />
:'''[[底力]]、[[精密攻撃]]、[[無頼 (特殊技能)|無頼]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦X|X]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[ガード]]L2、[[闘争心]]L2、[[精神耐性]]'''<br />
<br />
=== [[小隊長能力]] ===<br />
;命中率+10%、回避率+10%<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』での能力。<br />
<br />
=== [[エースボーナス]] ===<br />
;武器消費EN-30%<br />
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』で採用。<br />
;回避率+20、移動力+1<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』で採用。<br />
;移動力+1 及びゼロシステムが気力110でも発動可能になる。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』、『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』で採用。<br />
;節約(武器消費EN-20%)<br />
:『[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]』で採用。<br />
;移動力+1。ゼロシステムが気力110で発動可能。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。再世篇や第3次Zの表記を変えただけで、実質的には同一。<br />
<br />
== パイロットBGM ==<br />
;「JUST COMMUNICATION」<br />
:前期OPテーマ。 初登場の『F』、『64』などで採用。<br />
;「思春期を殺した少年の翼」<br />
:劇中[[BGM]]。 ヒイロのテーマ曲であり、次回予告にも使われているBGM……ではなく、実は次回予告の方は別の曲であちらは「コードネームはヒイロ・ユイ」というBGMである。Wの五人にはそれぞれ専用BGMが存在するのだが、スパロボで採用されたことがあるのはこのヒイロの曲のみである。<br />
;「LAST IMPRESSION」<br />
:『Endless Waltz』劇場版テーマ。『第2次α』、『COMPACT3』にて採用。通常の楽曲の一番に相当する長さのスローパートを経てテンポアップするのが印象的な楽曲。スパロボでは基本的にテンポアップ部分のイントロから使用されるが、『第2次α』ではパイロット側やヒイロとデュオが乗るトーラスに設定されているバージョンはスローパート有りのものとなっている。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[リリーナ・ドーリアン]]<br />
:海岸に打ち上げられたヒイロを介抱するが、顔を見たことからヒイロに命を狙われる事に。しかし、リリーナの存在はヒイロを徐々に変えていく事になる。<br />
:ちなみにデュオに言わせれば、'''ヒイロはリリーナに「ぞっこん」'''。スパロボでも最終決戦直前に彼女に通信を入れるなどしている。<br />
;[[ゼクス・マーキス]]<br />
:TV版では[[ライバル]]であると同時に、共にリリーナのために戦う一種の同志でもある。『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』においては味方。<br />
;[[ドクターJ]]<br />
:コロニーでの養育者であると同時に[[ウイングガンダム]]の開発者でもある。漫画版では死を覚悟した[[ドクターJ]]から最後の任務を与えられる場面がある。<br />
;[[デュオ・マックスウェル]]<br />
:性格は真逆だが、序盤での遭遇以来相棒同然の間柄に。名前を騙ったり腕前を当てにしたりする。なお、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では逆にデュオがヒイロの名前を使う。<br />
;[[トロワ・バートン]]<br />
:[[自爆]]した時に助けられ、贖罪の旅にも付き合ってもらった。テレビ版では一番行動を長く共にしており、それなりに打ち解けていた。<br />
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]<br />
:仲間。初めてゼロに乗ってゼロシステムに飲み込まれた際、彼の呼びかけにより助けられる。リーブラ破壊に成功し無事生還した際、'''「宇宙の心は彼だったんですね!」'''とカトルらしい表現で評された。<br />
;[[張五飛]]<br />
:彼から戦士として認められていた。『EW』では、考え方の違いから対決した。<br />
;[[トレーズ・クシュリナーダ]]<br />
:中盤、彼から「敗者とならねばならない」という言葉と共に[[ガンダムエピオン]]を送られる。ヒイロにとっては彼の思想は理解しがたいものであるらしい。<br />
;[[マリーメイア・クシュリナーダ]]<br />
:ツイン・バスター・ライフルの攻撃で、恐怖を教えた。なお、彼女の父であるトレーズと母レイア・バートンの馴れ初めを作っており、知らないところで彼女の出生にも深く関わっていた。<br />
;指導者ヒイロ・ユイ<br />
:名前の元ネタ。暗殺されたかつてのコロニー独立運動の英雄。青年期の容姿がヒイロに似ており、小説『FrozenTeardrop』では血縁者なのではという可能性を示唆されていた。<br />
;アディン・ロウ<br />
:彼に工作員としての基礎を教えた人物。小説『FrozenTeardrop』ではヒイロの実父だが、アディンはそうとは知らず育てていたとされる。<br />
:ちなみに、『アディン』とはロシア語で数字の1(odin/один)を意味し、ヒイロ・ユイの『ユイ』(=唯一=1)と共通する。<br />
;アオイ・クラーク<br />
:小説『FrozenTeardrop』に登場するヒイロの実母。OZのエージェントで、彼女自身高い身体能力を持っており息子のヒイロにも受け継がれている。<br />
;セイス・クラーク<br />
:小説『FrozenTeardrop』に登場するヒイロの養父。[[リーオー]]の開発者であり、ヒイロは彼を尊敬しているためリーオーに愛着を持っている理由にもなっている。<br />
;少女、メリー<br />
:ヒイロが過去の任務で出会った少女とその飼い犬。任務中のミスで彼女達を死なせてしまい、それがヒイロに深いトラウマを植え付けることとなる。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:彼に対して敬意を表しており、彼からも一目置かれている。尚、ヒイロの名前はWの主要キャラ同様数字を示すものと同時に、彼の名前にも由来している。<br />
;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]])<br />
:『[[新]]』では彼の部下となっている。『[[D]]』では[[ゼロシステム]]の見せた未来により、自らの意思で[[ネオ・ジオン]]に協力する。<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z 再世篇]]』では自分を見失い放浪していた所を彼に拾われ、[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]と引き合わされる。<br />
;[[ヤザン・ゲーブル]]<br />
:『[[第2次α]]』のアラド編にて、彼の部下として五飛と共に[[ティターンズ]]残党に潜入しており、その際には「デュオ・マックスウェル」の名前を使っていた。また、そのことに関するヤザン相手の特殊セリフがある。<br />
;[[バーナード・ワイズマン]]<br />
:第2次αのアラド編にて、「ザクでガンダムと戦った男」として彼の事を語った。<br />
;[[シロー・アマダ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander|SC]]』では、彼のセンチメンタリズムに呆れながらも何かと共同戦線を張っていく。<br />
;[[フォンセ・カガチ]]<br />
:『[[α]]』や『D』にて[[エンジェル・ハイロゥ]]内にて対峙。『D』では彼に直接手を下そうとするが、デュオに「(カガチは)撃つに値しない男だ」と言われ、手を下すのを止めている。<br />
<br />
==== アナザーガンダムシリーズ ====<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:『[[新]]』では彼と[[ガンダムファイト]]をする事に。その際、ドモンの実力を認めている。また、熱血漢のドモンとクールなヒイロで対になってはいるが、両者とも重い過去もあってか、寡黙で無愛想でぶっきらぼうである。<br />
;[[東方不敗マスター・アジア]]<br />
:『A』と『R』で条件を満たしていれば共闘。<br />
;[[ティファ・アディール]]<br />
:『[[α外伝]]』では、市長邸宅を脱出する際、彼女がヒイロの乗る[[ウイングガンダムゼロカスタム]]に同乗。デュオ曰く「無口な者同士気が合うと思った」とのこと。<br />
;[[カリス・ノーティラス]]<br />
:『α外伝』では、[[ノモア・ロング|ドーラット博士]]の言いなりとなって[[パトゥーリア]]の生体ユニットにされた彼に、自分の弱さを受け入れて人は初めて強くなれると説く。<br />
<br />
==== ガンダムSEEDシリーズ ====<br />
;[[キラ・ヤマト]]<br />
:『[[第3次α]]』では『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SEED DESTINY]]』の彼の行動に繋がる様なアドバイスをする(後述)。<br />
:また、『[[SC2]]』では[[ラクス・クライン|ラクス]]の窮地に駆けつけた際にそのまま共闘(ちなみに[[L]]でも同じ場面で共闘している)、彼を後押しする場面も。<br />
:なお、作品によって彼とヒイロの年齢関係はかなり異なる。最新の共演である[[Zシリーズ]]では『SEED DESTINY』のみの参戦なので、『第3次α』の時の年齢差が大幅に逆転をした。<br />
;[[アスラン・ザラ]]<br />
:『第3次α』では彼にもキラと同じくSEED DESTINYの彼の行動に繋がる様なアドバイスをする(後述)。<br />
;[[マリュー・ラミアス]]<br />
:『第3次α』では、軍の機密事項である[[ストライクガンダム|ストライク]]を、資料も読まず一目見ただけでコンセプトや性能を見抜いたため驚愕される。<br />
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]<br />
:『第3次α』では、境遇をリリーナと重ねてか、助言をしたりする場面があった。『[[W]]』のEDにて彼女に「国家元首として足りないものが多すぎる」と指摘した。<br />
;[[ロンド・ミナ・サハク]]、[[ロンド・ギナ・サハク]]<br />
:『W』では一時期リリーナや五飛と共に彼らロンド姉弟の世話になっていた。ヒイロの言葉は、ミナの思想を変えるきっかけの一つにもなった。<br />
;[[ギルバート・デュランダル]]<br />
:『SC2』では崩壊するメサイア内部にてキラや五飛と共に彼と対峙し、問答を演じる事に。<br />
;[[シン・アスカ]]<br />
:『L』では共に[[ロード・ジブリール]]を追う者として(ヒイロはジブリールに拉致されたリリーナを助けるため、シンは戦争の根源たるロゴスの首魁を討つため)何度も共闘する。[[ヘブンズベース]]では[[デストロイガンダム]]から不意に狙われ、彼に援護を受ける。[[ダイダロス基地]]には生身で潜入し、ジブリールを追い詰める。リリーナという人質を諦めることで尚も逃亡を図るジブリールの撃墜をシンに託した。彼はヒイロが独り戦う姿に「誰かを救うために戦っている」事を感じ取っていた。<br />
;[[ロード・ジブリール]]<br />
:『L』ではリリーナを人質にとった彼を追い続け、何度もあと一歩のところでとり逃してしまうも、[[ダイダロス基地]]にてついに追いつめる。その際にも往生際悪く逃亡を図る彼については、引導を渡す役目をシンに任せている。<br />
<br />
==== 西暦作品 ====<br />
;[[刹那・F・セイエイ]]<br />
:『[[第2次Z]]』における戦友であり、無二の親友。お互いに名前で呼び合う間柄。キャラとしての共通点が多く、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではヒイロが刹那を引っ張っていくが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では逆に刹那がヒイロを後押ししていく。<br />
:シナリオ上でも互いに重大な役目を担い、対話や対立を繰り返しながらお互いを支えあい、共に「革新者」として成長していき、『再世篇』終盤ではお互いの自機が[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]の遺産を受け継ぐ「'''事実上の兄弟機'''」だったことが発覚する。黒の騎士団ルートでの二人のクロスオーバーは必見。<br />
:『[[OE]]』においても彼とは盟友関係であり第一章では共に[[千島列島]]にある連邦軍の強化人間開発施設を襲撃する。<br />
:なお、ヒイロと刹那の両名は「'''数字に関係した言葉が含まれている名前([[偽名|コードネーム]])である'''<ref>具体的に言うと、ヒイロ・ユイの「ユイ」とは'''唯一(=1)'''の意であり、[[刹那・F・セイエイ]]の「刹那」とは'''小数の単位(100京分の1)'''である。</ref>」という共通点が存在する。<br />
;[[ティエリア・アーデ]]<br />
:『第2次Z破界篇』当初は彼から不審の目で見られていたが、自爆してでも目的を果たそうとする姿勢に感銘を受けたのか、後に謝罪される(その際「自爆してでもナドレの秘密を守るべきだった」と落ち込む彼に対し、例の「死ぬほど痛いぞ」を発言)。<br />
:『再世篇』の終盤ではヴェーダと一体化した彼から、「もう一人の革新者」として最大級の賛辞を受ける。<br />
;[[ルイス・ハレヴィ]]<br />
:原作どおりリリーナからの招待状を破り捨てたため悪印象を抱かれていた。この事を根に持たれていたらしく、『再世篇』終盤の[[レグナント]]搭乗時、戦闘台詞で言及されている。<br />
;[[沙慈・クロスロード]]<br />
:ゼロ残留ルートのEDではまた学園へ遊びに来るよう誘っているが、その際彼に招待状破りの件をバラされ女性陣から非難を受けてしまう。<br />
:バラされた瞬間の動揺した表情から見る限り、今ではヒイロ本人にとってもバツが悪い過去になったようだ(その後の女性陣の非難にも反論できずに困っており、結局刹那からフォローされている)。<br />
;[[イオリア・シュヘンベルグ]]<br />
:『第2次Z』における[[ゼロシステム]]の考案者。この作品の[[ゼロシステム]]は[[ソレスタルビーイング]]で製造されていたため、[[ゼロシステム]]を使いこなしたヒイロは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と同じく彼の遺産を受け継いだ「イオリア計画の体現者」といえる(当然、ヒイロ自身は与り知らぬ事実だったが)。<br />
;[[リボンズ・アルマーク]]<br />
:『第2次Z再世篇』での仇敵と呼べる存在。シナリオ終盤では、ゼロシステムを介したヴェーダからの情報の奔流に耐えきったことで彼に特大の精神ダメージを与える。その後刹那と共に自機のシステムを狙われるが、「明日を見ようとしない者にゼロは何も語ってくれない」と真っ向から切り捨てている。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
==== [[フルメタル・パニックシリーズ]] ====<br />
;[[相良宗介]]<br />
:『[[W]]』『[[第3次Z]]』にて共演。何かと共通点の多い為か仲も良い。<br />
:もっとも、宗介の方は実は感情表現が苦手なだけで人並みの感情を持っていたりするのだが…。<br />
;[[千鳥かなめ]]<br />
:言動等が宗介に似てる為、彼女曰く「相良君の親戚」。またゼロシステムも彼女に言わせれば「占い」になってしまう。<br />
;[[ガウルン]]<br />
:『W』では序盤に対決。お互い素性を知っていた。彼からは「プリベンターの告死天使」と呼ばれる。[[ゼロシステム]]をして「このまま戦えば全滅する」と言わしめた強敵の一人である。<br />
;[[ボン太くん]]<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』ではボン太くんの着ぐるみを着てFBを迎撃した。<br />
;マジード将軍<br />
:『第3次Z時獄篇』では彼の護衛についていた。<br />
;[[クダン・ミラ]]<br />
:『W』では彼女を助けた事を示唆する発言をしている(後述)。<br />
<br />
==== その他リアル系 ====<br />
;[[キリコ・キュービィー]]<br />
:ヒイロのオマージュ元ともいえるキャラクター。刹那同様、『[[第2次Z破界篇]]』の無口仲間(?)。同作の[[中断メッセージ]]画面でもヒイロ・刹那・キリコの3人が登場するものがある。<br />
:また、『第2次Z』では共にゼロ(ルルーシュ)と絡む機会が多く、ゼロの正体が暴かれるよりも前に、ヒイロは自力でその正体に辿り着き、(騎士団ルートへの条件が成立していれば)キリコはゼロ自身からその正体を明かされる事になり、黒の騎士団ルートへの条件を満たしている場合、ゼロの正体が露見した際にも共にゼロへの信頼の意思を示している。<br />
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]([[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]])<br />
:『第2次Z破界篇』中盤で、[[マオ]]に誘拐された[[ナナリー・ランペルージ|妹]]を奪回すべく奔走する彼に助力し、救出に成功する。また、その際に学生離れした彼の行動力、決断力に疑念を抱き、その結果『再世篇』で他作品のキャラの中で真っ先にゼロの正体に辿り着き、「共犯者」となり、理解者となる。なお、その際に'''さらっとルルーシュの生存フラグを立てている'''。<br />
;[[紅月カレン]]<br />
:『第2次Z』では『破界篇』序盤からアッシュフォード学園で鉢合わせたり、[[エリア11]]での黒の騎士団との共闘などで、何かと絡む機会が多い。<br />
;[[黒の騎士団]]<br />
:『第2次Z』では『破界篇』から共闘する機会が多かったが、『再世篇』のゼロレクイエムルートでは[[扇要|扇]]や[[南佳高|南]]、[[杉山賢人|杉山]]ら、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の策にまんまと乗せられて理不尽にゼロを追放したメンバーに対し、五飛と共に彼らを痛烈に非難する。<br />
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]<br />
:『第2次Z破界篇』では、リリーナと親交のある彼女が日本人虐殺命令を出したことに疑念を抱いていた。そして、『再世篇』にて真相を知る事に。<br />
;[[ビゾン・ジェラフィル]]<br />
:『X』では彼の感情のままに戦う姿勢以外にも、ゼロシステムがゾギリアの一兵士でしかないはずの彼を警戒している事から、個人的に注目している。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[剣鉄也]]<br />
:共に戦う為だけに生きている者同士であり、お互いに理解し合っている。<br />
;[[司馬宙]]<br />
:『[[第2次α]]』ではヒイロの「リリーナを守るためなら、戦うだけのマシンになる」という言葉に深く感銘を受けた。<br />
;[[綾波レイ]]<br />
:無口者同士。『[[α]]』では無口対決を繰り広げる場面も。[[αシリーズ]]では仲が良く、彼女と会話している場面も多い。<br />
;[[鈴原トウジ]]<br />
:『α』ではEVAのパイロットと勘違いされ喧嘩を売られるも、返り討ちに。<br />
;[[村雨健二]]<br />
:『[[64]]』では彼によって任務失敗に追い込まれたことがある。以来、互いに一目置くように。<br />
;[[ジェイソン・ベック]]<br />
:『[[D]]』ではリリーナを拉致したため、ヒイロの怒りを買う。<br />
;[[天海護]]<br />
:『[[W]]』では、同じ[[プリベンター|秘密]][[GGG|組織]]の隊員として行動を共にする事があったらしく、互いに面識がある。<br />
;[[ロジャー・スミス]]<br />
:『第2次Z再世篇』では彼も独力でゼロの正体を突き止めた。そして、共にゼロの秘密を共有する間柄となる。<br />
;[[ドクター・ウェスト]]<br />
:共演はしていないが、『デモンベイン』の[[ドラマCD]]にて緑川氏演じる[[マスターテリオン]]に「余の物真似をしてみせよ」と言われ、咄嗟に出た台詞が「'''任務、完了'''」であった。<br />
;[[MIX]]<br />
:『第3次Z時獄篇』にて[[ボン太くん]]の中から出てきた際に彼女からの顰蹙を買っている。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[マサキ・アンドー]]<br />
:中の人が同じ。『[[α外伝]]』では[[中断メッセージ]]で共演し、物真似される。<br />
;[[クスハ・ミズハ]]<br />
:[[αシリーズ]]では初代『α』からの戦友。『[[第2次α]]』にて彼女が作った栄養ドリンクを飲むが、[[マサキ・アンドー|声が同じ彼]]とは違いヒイロはピンピンしていた。<br />
;[[ヴィンデル・マウザー]]、[[レモン・ブロウニング]]<br />
:五飛が[[シャドウミラー]]の思想に共鳴して加担していた事について彼らに言及された際、彼らに対して「五飛とお前たちは(思想が)違う」と突っぱねた。<br />
;[[アイビス・ダグラス]]<br />
:『[[第2次α]]』序盤では護衛対象の[[竜崎勇]]博士を守りきれなかった事で、彼女から痛烈な皮肉を浴びせられる一幕も有ったが、EDでは後述にもあるように、彼女の成長を認め、その旅立ちを祝福している。<br />
;[[ジョシュア・ラドクリフ]]<br />
:かつて共に[[OZ]]と戦ったことのある戦友同士。以前から親しい間柄という事もあってか、彼と行動を共にする場面も多い。<br />
;[[クォヴレー・ゴードン]]<br />
:『[[第3次α]]』序盤から共闘する機会が多く、彼の生き方に大きく影響を与えていく事に。序盤の彼は[[αナンバーズ]]のメンバーの何人かに「昔のヒイロに似ている」と評されている。<br />
;[[シュウイチロウ・ユキムラ]]<br />
:[[ゼロシステム]]ですらも勝利の可能性を導き出すことのできなかった相手で、ヒイロを心胆から戦慄させた数少ない強敵の一人。彼はヒイロを「コロニーの一兵士」と見下し、嘲笑している。<br />
;[[悠凪・グライフ]]、[[HL-0 ハルノ]]<br />
:『[[L]]』の序盤に[[オーブ]]にて暗殺部隊や[[GreAT]]の部隊を相手にキラと共闘した際に、彼らとも共闘。詳細は不明だが、彼らの素性も把握している様子だった。<br />
;[[クロウ・ブルースト]]<br />
:『[[第2次Z破界篇]]』のエリア11ルート序盤で、彼の暗殺を目論み深手を負わせるも反撃に遭い、自身も負傷する事に。<br />
;[[アサキム・ドーウィン]]<br />
:『第2次Z破界篇』の第23話「新世界の幕開け」で初対面し、その後エリア11ルートの第27話にもその後も度々会うが、何れも絡み合いは無かったが、『[[第2次Z再世篇]]』で初めて敵対され、もちろんヒイロがウイングガンダム系に乗せた際のバスターライフル最大出力のターゲットにも扱いをさせる。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== TV版 ===<br />
;「お前を殺す」<br />
:第1話。自分の顔を見た[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の学校に転校した当日、彼女から渡された誕生日パーティの招待状を破り捨て、その去り際に一言。<br />
:すれ違いざまに彼女の浮かべた涙を拭うという、どこか気障な所作も併せて「シリアスな笑い」のような要素も加わる。まさかの殺人宣言に度肝を抜かれた人は多い。ヒイロを連想させる台詞として有名だが、実はヒイロが「殺す」と言った人間は誰一人死んでいないため逆に'''「生存フラグ」'''となっている<ref>ただし、序盤のデュオに妨害されるまでの「殺す」は何気に本気で、その冷徹な殺意で躊躇なく銃を向け、リリーナを恐怖させる一幕もあった。</ref>。<br />
:「G GENEATION ADVANCE」では「手加減攻撃」効果のIDコマンドとなっているほど。スパロボでもクロスオーバーで他作品のキャラにも言うことがあるが、[[L]]まで(つまり、[[第2次Z]]発売前までというかなり長い間)は生存フラグでなく赦されざる巨悪に対する決め台詞として使われていたフシがある(第2次Z以前にこの台詞を言われて生き残ったのは[[新]]の[[シャア・アズナブル|シャア]]と[[第2次α]]の[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]、[[W]]の[[インファレンス]]くらいしかいない)。第2次Zでようやく生存フラグとしてしか使われなくなった。<br />
:なお、当たり前のことであるが、ネットを含めた現実世界で発言すると逮捕される可能性があるのでご注意を。ちなみに、ヒイロ・ユイを演じた[[声優]]の緑川光氏は、上記の台詞を「物騒な台詞」と評している。<br />
:余談だが、ヒイロには第1話の冒頭で、ドーリアン親子の乗るシャトルを'''地球へ降下の邪魔だから'''撃墜しようとしたとんでもない前科がある。[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]らが割り込んできたお陰で未遂に終わったが、もし実行されていたら地球圏はどうなっていたことだろうか。<br />
;「これで何もかも終わりだ…! 任務、完了…」<br />
:第2話。[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]がサルベージした[[ウイングガンダム]]を始末しようとして魚雷を発射した時の台詞。この場面前のデュオに「何しやがんだバカヤロー!」とごもっとも過ぎるツッコミと、まだ第2話にもかかわらず海中に沈むあんまりな扱いの主役機2体、そして何より'''ヒイロが背を上に向けた状態で海面に浮き「つづく」のテロップが入る'''というあまりにもシュール過ぎる展開の為、第1話ラストと並びガンダムW屈指の迷場面として有名。<br />
:マジメに解説すれば、ウイングガンダムがゼクスに左推進システムを破損させられヒイロにとっては足枷と化していたと思われる事情があり、「ガンダムを見た物を生かして帰すな」とか「証拠は自分自身を含めて消し去れ」とかいうスパイや地下組織の鉄則をあまりにも愚直に守ろうとした結果こうなってしまったのだろうが、大真面目過ぎて却って笑いを呼んでしまう(しかも沈んだだけでガンダムを壊せなかったし、ヒイロも魚雷のバックブラストに煽られながら普通に生きていた)。ゲームでも撃墜された時の台詞として採用されている。<br />
;「俺のMSは、他人に触ってほしくない。それだけだ」<br />
:第4話。ウイングの修復を手伝おうとするデュオへの返答。「ヒイロは愛機のウイングガンダムに愛着はない」と思われがちの中、珍しく愛着を見せるような発言だが、「必要な限りは使う」という考えゆえのものであろう。<br />
;「惨めな仕事だ…俺の、俺のミスだぁぁぁっ!!」<br />
:第8話。[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]の策略により、ノベンタ元帥を殺してしまったヒイロ。その後、第8話にて[[サリィ・ポォ]]の依頼を受けた彼は連合ニューオリンズ基地内に仕掛けられた爆破装置の解除に成功した後、この台詞を叫ぶ。<br />
;「だったら一つだけ忠告がある。死ぬほど痛いぞ」<br />
:第12話。任務完遂のために[[自爆]]を敢行後、[[トロワ・バートン|トロワ]]に助けられ、自分も任務を完遂するためには自爆を敢行する意思を表明した[[トロワ・バートン|トロワ]]に言った台詞。真顔でこの台詞を放ったヒイロに対しトロワは傑作な冗談と取ったらしく爆笑、[[キャスリン・ブルーム|キャスリン]]を驚かせた。<br />
:[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z 破界篇]]でも同じセリフが出るが、トロワではなく、自爆をしてでも[[ガンダムナドレ|ナドレ]]を表に出すべきではなかったと言った[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]に対してである。<br />
;「感情で行動することに異論はない、俺はそう学んだ」<br/>「言ったはずだ。感情で行動するのは正しい人間の生き方だと」<br />
:第13話。ヒイロが他者に説教(?)をするレアシーン。前半はこれからの身の振りについて最後の決心がつきかねるトロワに対してで、後半は前半の助言に従い自爆ショーを企てるも未遂に終わり、ためらいなく死を選ぶヒイロの強さには敬服すると言う彼に対して。トロワの評を肯定も否定もせず、感情からの決断なら自爆するにしろ断念するにしろ正しいと励ましている。<br />
:ただし序盤のヒイロは感情に従い行動するというより、リリーナ絡みで感情に振り回されて理屈の合わない行動をさせられている場面が多い(飛び降り自殺を図るもリリーナに叫ばれてつい落下傘を開いてしまう、リリーナに止めを刺すつもりでつい庇ってしまうなど)。<br />
;「ノベンタ元帥を殺したのは私です」<br />
:第14話。ノベンタ元帥の墓に献花した後にノベンタの孫、シルビアにこう打ち明ける。ヒイロにしては大変めずらしい敬語の台詞。<br />
;「俺にはこの生き方しか出来ない…」<br />
:和平派のノベンタ元帥らを誤射してしまった事件を清算するため、ノベンタの孫シルビアに自身の生き死にを委ねるが、当のシルビアから「卑怯者」「何故そう綺麗に考えられるの」と拒絶されての返事。<br/>前話で「強い(からためらいなく死を選ぶ)」と言われたが、そうではなく、失敗を己の死以外に償う術を知らないということなのかもしれない。<br />
;「言いたいことはそれだけか?」<br />「全てが狂っているなら、俺は自分を信じて戦う。カトル…お前を殺す」<br />
:第24話。[[ウイングガンダムゼロ]]を駆り[[OZ]]やコロニーに無差別攻撃する[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]に対して静かに宣戦布告するヒイロ。コミックボンボン版でも同じ台詞を言ったが、ニュアンスは180度異なる。<br />
:第2次Zでは、表現に関する配慮及び同時参戦している[[機動戦士ガンダム00|00]]との兼ね合いから「狂って」が「歪んで」に変わっている。<br />
;「俺は逃げない…俺の後ろにはコロニーがある」<br />
:第25話。ゼロシステムに呑まれたカトルに対して、あくまでもコロニーのために戦うという意志を明確にする。直後、そのコロニーが大嫌いになったというカトルの叫びとともにツインバスターライフルが放たれるが…。<br />
;「誰よりも戦い抜いてみせる…地球上の誰よりもだ!サンクキングダムのリリーナよりも…!」<br />
:第30話。地球に戻り、トレーズ派の傭兵として戦うヒイロ。新生OZのモビルドール・[[ビルゴ]]部隊の猛攻に苦戦しながらも、彼は生きる意志を捨てなかった。<br />
;「全てを消し去る…」<br />「戦うもの全てが敵だ!!」<br />
:第34話。トレーズの開発した[[ガンダムエピオン]]を操縦することになったヒイロ。[[ゼロシステム]]の予測に翻弄され続ける彼は結果的に発狂、トレーズ派も新生OZ派も問わず全てのMSを破壊してしまうのだった。この時のヒイロはまさに殺戮兵器そのものであり、悪鬼が乗り移ったかのように凶悪である。<br />
;「駄目だ! 駄目だ、駄目だ! 黙れ、エピオン!!」<br />
:第36話。[[サンクキングダム]]を襲撃する新生OZを迎え撃つヒイロだが、出撃時にエピオンのゼロシステムの予測音に翻弄されかかる。<br />
;「俺の…俺の敵は何処だ!?」<br />
:リリーナの降伏宣言と共に[[サンクキングダム]]は崩壊する。戦う理由と己の敵を見失い、ヒイロは新生OZの[[モビルドール|MD]]を破壊しながらこの台詞を叫ぶ。<br />
;「気にするな、リリーナ。命なんて安いものだ…特に俺のはな」<br />
:第48話。最終決戦に向かうヒイロがリリーナに対して呟いた一言。なお、この直前にヒイロを引きとめようとしていたリリーナに対して、'''「俺を信じろ」'''と言っておいてこの台詞である。ただし、『[[α]]』では順序が逆。<br />
;「ゼクス、強者など何処にもいない! 人類全てが弱者なんだ! 俺もお前も弱者なんだ!!」<br />
:第49話(最終回)「[[地球]]という強者が[[スペースコロニー|コロニー]]という弱者を生み出した」と論じ、[[リーブラ]]を落下させんとするミリアルドを否定する。<br />
;「俺は…俺は…俺は…俺は、死なない!」<br />
:地球に降下していくリーブラのブロックを破壊する際の叫び。今まで散々自分の命を軽視してきたヒイロが、初めて明確に生きる意志を示した台詞。<br />スパロボではリーブラ[[狙撃]]がないため、シナリオ中でこの台詞を言ったのは後述の第3次αくらいであるが、被弾時に瀕死になった際に「俺は…死なない!」と言う事がある。<br />
<br />
=== [[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|Endless Waltz]] ===<br />
;「五飛、自爆スイッチを押せ」<br />
:[[張五飛|五飛]]に対して。『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では、[[ズール皇帝]]に洗脳された五飛に対してこの発言をしている事で有名。<br />
;「これがお前の言う正義なのか?」<br />「兵士は平和の為に戦ってきたはずだ!今、ここにある世界を信じてみろ!」<br />「お前が戦えば戦うほど、平和の為の犠牲が無駄になっていく!もう気付いているはずだ!」<br />「五飛! トレーズはもういない! トレーズはお前が倒したんだ!」<br />
:五飛との宇宙での決戦時におけるやり取り。<br />
;「''五飛……教えてくれ。俺達は……あと何人殺せばいい?''」<br />「''俺は、あと何回あの子とあの子犬を殺せばいいんだ…''」<br />「ゼロは俺に何も言ってはくれない…教えてくれ、五飛!」<br />
:『EW』のクライマックスで五飛に言った台詞。過去の任務の際に誤って死なせてしまった少女と小犬のことを[[トラウマイベント|いまだに悔いている]]証拠であり、ヒイロを象徴する名台詞とも言える。五飛には当然何のことだか分からなかったはずだが、五飛の脳裏にも自身の過去の悲劇が去来していた。<br />
:なお、ネット上では「○○、教えてくれ。俺はあと何回××すればいい?」という形でパロディにされやすい台詞である。<br />
;「ゼロ、動けるか?」<br />「……いいだろう。これが、最後の出撃だ」<br />
:『EW』特別編の追加シーンより。気絶していたヒイロの覚醒を促すようにディスプレイが明滅し、そして上段のセリフに答えるように海中に水没して機能を停止していたウイングゼロのシステムが再起動をはじめ、下段のセリフと共に翼を広げ最後の任務に向けて飛び立っていく。<br />
:TVシリーズの頃からヒイロはゼロに対して語り掛けたり激戦を終えてボロボロになったゼロを労わるシーンがあり、基本的にガンダムですら一道具としか見ていないヒイロであっても、ゼロに対してはヒイロなりの愛着があったことが伺える。<br />
;「確認する…シェルター・シールドは張っているな?」<br />
:満身創痍の[[ウイングガンダムゼロカスタム|Wゼロ]]で[[マリーメイア軍]]が篭る大統領府へツインバスターライフルをロックオンして。<br />
:この後、コンマ0.2の狂いも無くツインバスターライフルを最大出力で3連射。そして…。<br />
:スパロボでは[[エンジェル・ハイロゥ|色んな]][[G-セルフ|もの]]に三連射するので、シェルター・シールドの部分がアレンジされることが多い。<br />
;「この一発で、すべては終わる……」<br />「おまえ一人のために、せっかくの好機を逃すわけにはいかないんだ……」<br />「さようなら、リリーナ……」<br />「安心しろ……おまえ一人じゃない」<br />「オレもすぐに行くんだ……」<br />
:[[小説|小説版]]『EW』におけるシェルター[[狙撃]]場面でのヒイロの独白。「オレもすぐに行く」という部分から、'''「お前を殺して俺も死ぬ」'''を本気で考えていることが伺える。<br />
;「オレはもう誰も殺さない…。こ、殺さなくてすむ」<br />
:『EW』版で最後、[[マリーメイア・クシュリナーダ|マリーメイア]]に空砲を撃ち「殺した」後の台詞。この直後にヒイロは気絶して[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]に抱きとめられている。<br />
<br />
=== 漫画版 ===<br />
;「死にな」<br />
:ボンボン版第1話での迷言その1。ウイングガンダムをバードモードからMS形態へと変形させて、この台詞と不敵な笑みとともにバスターライフルのトリガーを引き、リーオー2機を破壊する。<br />
;「オレの名などどうでもいい」<br />「あんたはここで死ぬんだ さようなら」<br />
:ボンボン版第1話での迷言その2。初対面のリリーナにいきなり銃口を向けながらやけにうれしそうに言った台詞。<br />
;「ハハハハ オレか? オレは人殺しさ」<br />
:ボンボン版第2話での迷言。自身の正体を問い質すリリーナの問いかけに対し、ヒイロはこの台詞と共に「その気になればいつでもお前を殺すことができる」と言わんばかりに右手を構える。<br />
:アニメ本編の後期以降の彼を思うと印象がまるで違うその姿に色々とギャップを感じてしまうが、TVアニメでも序盤は高笑いしていたので、初期設定ではこういうキャラだったのかもしれない。<br />
;「俺は信じあえる仲間と共に人として…生きる資格が欲しいからだ!」<br />
:ボンボン版最終話のゼクスとの決戦にて。人類全てが弱者だとゼクスに諭し、それに対して「何故そこまでやさしくなれる」と言う問いに対して。仲間と共に数々の経験を積んだヒイロの成長が見られる台詞。この台詞と共にエピオンをサーベルで貫き決着が付く。対するゼクスも「成長したな…」と返した。<br />
;「いいや、まだだ。このリーブラを地球に落としてはならない。これも俺たちの任務だ、ミリアルド」<br />
:地球とコロニーが手を取り合う時代が来て役目は終わったと言うゼクスに対して。ゼクスのことを「ミリアルド」と呼ぶ貴重なシーン。直前に「ゼクス・マーキス」を殺したと言うヒイロの意思表示であろう。<br />
;「任務…了解」<br />
:ドクターJからのリーブラの破壊方法と「死ぬな」と言う「最後の任務」を受けて。自爆するピースミリオンを背に6人のガンダムパイロット達は最後の任務に向かう。<br />
;「おまえにオレが必要になった時は……戻ってくる」<br />
:『BATTLEFIELD OF PACIFIST』(未参戦)にて、リリーナとの別れ際に。漫画版のEWではリリーナはこのヒイロの言葉を回想している。<br />
;「オレたちの暴走はオレたちがたがいにとめられる」<br />「そして、おまえたちの暴走も、オレたちが止めるっ!!」<br />
:『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。スコーピオとウルカヌスを掌握したP3(パーフェクト・ピース・ピープル)の総帥ビクター・ゲインツ。彼の執拗な問答に困惑するカトルらに加勢するかのごとくこの台詞とともにウイングゼロカスタムが現れた。<br />
;「おまえのいう平和は支配でしかない!」<br />「トレーズが脱しようとし、ゼクスが望まなかった力による支配だ!!」<br />
:『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。ゼロシステムの分析によりビクターが元・ホワイトファングのメンバーだった事を知ったヒイロは、「地球圏の平和と安定」のためなら手段を選ばず、ウルカヌスを利用し管理者にならんとする彼の思想を真っ向から否定した。<br />
;「人々が望むならオレたちはこの力をすてられる!」<br />「それがオマエとの違いだっ!!」<br />
:『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。過去も暴かれ、デュオとカトルの手によりウルカヌスのコントロールも抑えられたビクターが「きさまらこそ平和の監視者気取りで力を手にしているのではないか?」と悪あがきのごとく問いかけるが、ヒイロはその台詞と共に、ツインバスターライフルでスコーピオごとビクターの野望を破壊した。<br />
<br />
=== その他の媒体 ===<br />
;「他に手がある。このコロニーごと自爆する」<br />
:ラジオドラマ『BLIND TARGET』にて。敵の黒幕が判明したのもつかの間。敵のMS部隊が迫る。ガンダムもない絶体絶命の状況で、ヒイロが仕掛けた手は・・・'''コロニーごとの自爆'''(で敵の目をくらませて脱出する)だった。<br />
;「羽ばたけ、俺のガンダムゼロカスタム!」<br />「この戦いを、プラモデルで君に伝えたい……」<br />
:プラモデルのCMより。「ガンダムゼロカスタム」という珍しい呼び方と、ヒイロらしからぬどこかロマンチックな語りが印象に残る。<br />
;「データが間違っていたんだ!俺のせいじゃない!」<br />
:カトルが'''男性と偽って女性'''であるという情報を鵜呑みして、結果カトルが激怒したときに言った。ヒイロにしては珍しい責任放棄。デュオの言う通り、OZのデータを調べなければ起きなかったため、結果的に、ヒイロにも責任がある。(発端はトレーズの悪戯だが)<br />
;「初めて会った時から予感がした。きっとお前から目が離せなくなる。その通りだった」<br />
;「俺のヒイロ・ユイの心になんの躊躇いもなく飛び込んできたお前の存在は俺の中でどんどん大きくなっていく」<br />
;「気づけばお前のことを思う自分がいる」<br />
;「その意思の強さを示す唇。真っ直ぐに自分の理想を見つめる瞳。目が離せない」<br />
;「お前に負けない自分でありたい。そしてお前を守りたい」<br />
;「愛している……」<br />
:カセットコレクションでのラブコールで言ったセリフ。何時ものヒイロから想像つかないが他のメンバーからは[[リリーナ・ドーリアン|あの人]]への告白みたいに聞こえると意見があった。そして当の本人は'''ノーコメント'''と言ったが明らかに動揺していた。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== 戦闘台詞 ===<br />
;「ターゲット…○○○○○」<br />
:よく相手の対象に言う台詞。なお、「○○○○○」の部分は相手の対象であり、スパロボシリーズでは緑川光氏のオリジナル台詞が数十パターンに渡り毎回収録されている。<br />
:ちなみに汎用パターンは「ターゲット・ロックオン……」と普通なのだが、『時獄篇』のボーナスシナリオではこれ(御丁寧に'''[[DVE]]''')を聞いた[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ロックオン]]が、'''自分が狙われたと勘違いして驚く'''場面がある。確かにロックオンだが。なお、『時獄篇』本編では[[アンチスパイラル]]のみであり、それ以外は汎用で固定されている。<br />
:ちなみに『X』のエフゲニーは[[ビゾン・ジェラフィル|本来の名前]]で呼ぶ。<br />
;「ターゲット確認、ツインバスターライフルで障害を取り除く!」<br />
:主に[[α外伝]]で使われたツインバスターライフル使用時の台詞の一つ。何と原作であるTV版・EW版双方を差し置いて'''トレーディングカードゲーム『ガンダムウォー』で収録されたEW版ヒイロのフレーバーテキストとして採用された'''事がある。<br />
;「マリーメイアの過ちを繰り返すな……!」<br/>「平和の犠牲は俺達だけでいい!」<br />
:ザフトに対してツイン・バスター・ライフルを使用した際の特殊台詞の一つ。<br />
;「この戦いに何の意味がある……?」<br/>「ナチュラルもコーディネイターも、平和を望む心を持っているはずだ!」<br />
:同じく第3次αより、ザフトに対してのTBL使用時の台詞の一つ。<br />
;「目標確認、[[バスターガンダム|X103バスター]]…」<br/>「火力の違いを…教えてやる!」<br />
:バスターに対してのTBL使用時の台詞。<br />
;「カミーユ、下がれ。後は俺がやる」<br />
:『第3次α』と『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』より、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]への[[援護攻撃]]における台詞。この作品から導入された、[[ガンダムシリーズ]]の主人公同士ならではのクロスオーバーである。何気に台詞が、[[アムロ・レイ|アムロ]]と同じである。αの頃から付き合いがあるのか、アムロやジュドーと違って、カミーユが頭に血が上りやすく感情任せに突っ走りやすい性質を理解してるのか、抑えに回るような台詞回しである。<br />
;「キラ、お前は先に行け」<br />
:『第3次α』と『第2次Z再世篇』より、[[キラ・ヤマト|キラ]]への援護攻撃における台詞。優柔不断で決断力に欠けてなおかつ押しの弱い彼を後押しするような台詞である。抑えにまわっていたカミーユの時とは対照的である。<br />
;「貴様に人類を裁く権利などない」<br />「クルーゼ。お前を殺す…」<br />
:『第3次α』での最後の[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]との決戦時の戦闘台詞。生存フラグではない「お前を殺す」を使った例。のちに前者の台詞は再世篇で対[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]の特殊台詞に流用された。<br />
;「ゼクス、遠慮は不要だ」<br/>「ゼクス…お前の反応速度を…超えてみせる…!」<br/>「状況、大破。トールギスIIIとの戦闘…続行可能」<br />
:ゼクスからの被弾台詞。本編中ではこの両者が対戦するステージはなくはないのだが、この台詞を聴けるのは稀である。<br />
;「霊帝、この世界に貴様の居場所など無い…!」<br />「排除する! その憎しみと怨念ごとな!」<br />「例え滅び去る運命であろうと、俺は自分を信じて戦う…!」<br />「ケイサル・エフェス…! お前を殺す!」<br />
:『[[第3次α]]』最終話の逆襲時に於ける[[ケイサル・エフェス]]との[[特殊戦闘台詞]](ツインバスターライフル)。この時のヒイロの精神状態は[[ケイサル・エフェス (人物)|霊帝]]の言によると、「温かな波動に満たされて」いたらしい。所謂生存フラグではない「お前を殺す」であり、[[トウマ・カノウ|別]][[クォヴレー・ゴードン|の]][[クスハ・ミズハ|人]][[セレーナ・レシタール|物]]によって最期を迎える事となる。<br />
;「ハハハ! ハハハハハ!」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』にて、初登場時のイベント戦闘でバスターライフルで敵機を撃墜した際のトドメ台詞。恐らく歴代でも初となる高笑いの顔グラが使われている。なお、バスターライフル最大出力のトドメ演出で高笑いが通常で2種ある。また、回避時に高笑いするパターンが別にある。<br />
;「ターゲット、アサキム・ドーウィン…!」<br />
:アサキム戦でツインバスターライフル最大出力を使うとこの台詞が出る。ちなみに声優は両方とも緑川光氏である。<br />
;「[[エース]]と呼ばれる実力、見せてもらう」<br>「舞人を殺すというのなら…俺がお前を殺す」<br>「ターゲット、エースのジョー」<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』での[[雷張ジョー|ジョー]]との特殊戦闘台詞。上記のアサキム同様、こちらも両方緑川氏が声優を務める。一方ジョーもヒイロに対して闘志を燃やす台詞がある。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;「ティターンズ発見、これより攻撃に移る」<br />
:『[[F完結編]]』第14話「悪意のオーラ」にて、第3軍として出現した時の台詞。前作『[[F]]』の序盤から[[ロンド・ベル]]の前に立ちはだかり、散々邪魔をしてきたものの、今作の序盤における[[レディ・アン|レディ]]の暴走の一件から、遂に攻撃対象をロンド・ベルから[[ティターンズ]]へと変更したのである。<br />
:なお、このマップで[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]と[[トロワ・バートン|トロワ]]が仲間にいる場合、ヒイロを説得し仲間にできるので、ヒイロと[[ウイングガンダム]]を自軍に加えたいプレーヤーは、是非とも挑戦してみよう。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
==== α ====<br />
;「なんだ、この女は…」<br />
:リアル系ルート第19話「第二次直上会戦」で、[[綾波レイ|レイ]]と無口対決を繰り広げて。レイはヒイロから見ても異質な存在であるらしい。<br />
<br />
==== α外伝 ====<br />
;「お前達は何に怯えている…?」<br />「今ある世界から逃げようとするお前達に…新しい世界を作ることなど出来ない」<br />
:第37話「僕らが求めた戦争だ」での[[フロスト兄弟]]との戦闘前会話。<br />
<br />
==== 第2次α ====<br />
;「口車に乗るな。あれも奴の策だ」<br/>「だが、大口を叩いた以上…奴にはそれなりの目に遭ってもらう…!」<br />
:第17話「青と赤」より。[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]をネタに使った憎々しげな[[ド・ベルガン]]の挑発に激怒した[[剛健一|健一]]に対して。<br />
:仲間を制止しつつも、敵への制裁を後押ししている点がヒイロらしい。<br />
;「気にするな。戦いある限り…俺はお前を守るためなら、あの頃に戻れる」<br />「戦うだけのマシンだった、あの頃にな」<br />
:第22話 目覚めろジーグ!怒りの反撃!!」or「戦うだけのマシン」より。ミマシの魔手からリリーナを救出した際の台詞。この命懸けの行為は、自らの秘密を知り自暴自棄状態だった[[司馬宙]]に大きな感銘を与え、再起させる切欠となった。<br />
;「今まで、リリーナは多くの者にそうやって立場や、その主義主張を利用され続けてきた…」<br />「リリーナを利用する者は、俺が許さない」<br />
:同上。リリーナの誠実さを利用し、嘲笑するミマシへ静かなる怒気を込めた宣戦布告。<br />
;「…気絶しただけだ。心配することはない」<br />「…俺は気にならなかったが」<br />
:クスハ編第37話「超機人の宿命」より。自身が作った栄養ドリンクを飲んで[[剛健一|健一]]達が倒れたのを見てうろたえる[[クスハ・ミズハ|クスハ]]に対して。<br />
;「…もうお前は負け犬ではない」<br />
:アイビスルートエンディングで、[[アイビス・ダグラス|アイビス]]の成長を認め、彼女の旅立ちを祝福する。<br />
<br />
==== 第3次α ====<br />
;「…あれが並みの機体ならな」<br />「実体弾を無効化する装甲、換装可能な装備…。あれが量産されたら、連邦とザフトの勢力図が変わるかも知れん」<br />「新型の肩部と背部にハードポイントらしき物があった。そこから推測したまでだ」<br />
:第7話「崩壊の大地」のシナリオデモで、[[アークエンジェル]]のブリッジで今後の方針について話し合っていた時に、幸い奪われずに済んだ[[ストライクガンダム|ストライク]]を外見から性能やコンセプトを見抜いた台詞。開発者として携わった[[マリュー・ラミアス|マリュー]]からは、資料すら読んでいない彼が機密事項を難なく見抜いたので「換装可能って…あなた、どうしてそのことを?」と驚愕したが、戦闘のプロフェッショナルとして育てられたヒイロからすれば、そんな事は造作もない事なのは容易に想像できる。<br />
;「…自信がないのなら、下がれ」<br />「お前の判断は、不利な状況に対しての逃げに過ぎない」<br />「そうだ。それでは守るべきものを守れない」<br />
:第7話「崩壊の大地」より。ヘリオポリスの被害を考慮せず、ストライクガンダムの防衛を優先しようとするクォヴレーを咎めていた。 <br />
;「…撃てないのなら、帰れ。戦えない者は足手まといだ」<br />
:第15話「遥かなる凱歌」より。オービットベースに攻めてきた原種を迎撃する際の戦闘で、キラに向けられたヒイロの言葉。因みに、本作で初めてヒイロが彼に対して話しかけた場面でもある。見かけこそ少々棘を感じる言葉だが、「戦う意志の無い者は戦うべきではない」というWキャラ独特の基本スタンスを考慮すると、「無理をするな」という彼なりの配慮が含まれていたのかもしれない。<br />
;「戦いは戦場だけで行われるものじゃない。お前にしか出来ない戦いがあるはずだ」<br />
:第30話「終わらない閃光」より。αナンバーズを離れ、オーブに残ることとなった[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]に対して。<br />
;「…駆動部だけを狙う…だが、この男相手に出来るか…」<br />
:第41話「銀河が消滅する日」より、ケミカルボルトの支配下に置かれた[[ガオファイガー]]との戦闘前会話。[[獅子王凱|凱]]の実力を熟知しているが故に、ヒイロも苦戦を強いられる事を覚悟する。<br />
;「どんな小さな命だろうと、生まれた以上生きる権利はある。だが、ハザル」<BR/>「それすらわからないお前は存在することを許されない」<br />
:第44話に於けるハザルとの戦闘前会話より。周りの命を虫けらと見下すハザルに、お前はいてはならないのだと正面から言い切る。ヒイロの台詞の中である意味最も重い'''相手の存在自体の完全否定'''である。<br />
;「馬鹿はどこにでもいる。お前もその一人だ」<br />
:第46話宇宙ルート「永遠を信じて」より。アスランに対して「馬鹿だ」と言うカガリを揶揄してヒイロが発言する。<br />
;「平和と戦わない事は似て異なるものだ。それを俺がお前に教えてやろう」<br />
:第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。対[[EVA初号機|EVA初号機悪魔Ver]]との戦闘前会話。[[人類補完計画]]の完遂により平和が訪れ、ヒイロ達の使命も終わると嘯く[[碇ゲンドウ]]への反論。<br />
;「お前はかつての俺と同じだ…任務を忠実にこなすだけだった、機械の様な俺とな…だから、お前を討つ…その存在を認める訳にはいかない…!」<br />
:第55話「まつろわぬ神」に於ける[[エイス・ゴッツォ|エイス]]との戦闘前会話。一切の感情を持たぬ戦闘マシン・エイスへ過去の自分を重ね、シンパシーを覚えつつも照準を絞り込む。<br />
;「その決意を忘れるな。戦い以上に大切なことは、その戦いが終わってからのことだ。 だが、俺達は人間だ…。迷ったり、時には誤ったりもする…」<br />「独りで結論を急ぐな…。絶対の正義がない世界ならば、手探りでそれを探していけ…。その時は力ではなく想いでな…」<br />
:「戦いが終わった後も歴史の中で争いは続く。その時になったら、どうするつもりだ?」と言う内容の質問に対して答えた[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[アスラン・ザラ|アスラン]]へ。SEED DESTINYでの彼らの行動を暗示しているかのようであり、この直後キラ本人も「その言葉…覚えておくよ」と言っている。<br />
;「俺は…死なない!」<br />
:イデエンドである「銀河で君と」の戦闘前台詞。誰もが絶望に支配される中、死んでなるものかと未だ生きようとする意志を抱いている。しかし、そんなヒイロの意志をも嘲笑うかのように、無限力は呑みこんで行く……。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
<br />
==== 第2次Z破界篇 ====<br />
;「刹那・F・セイエイ…! お前はガンダムではない!」<br />「ならば、お前はガンダムになれ!」<br />
:[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]に「戦いは戦いを呼ぶ」と断じられ「俺はガンダムになれない」と意気消沈していた際に、この言葉を発して発破をかけた。<br />
;「そうか…」<br />
:第20話「砂塵に舞う悪意」より。[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に'''「お前もガンダムだ」'''と言われたことを受けての返答。表情からは喜んでいるのか呆れているのか、普通に流したのか判断は付かないが、再世篇EDにおいて素直に受け止めていたニュアンスを感じる場面がある。<br />
;「目的を果たさずして死ぬ事が怖くなったようだな…」<br />
:第33話「天を突く命」より。刹那から「いつか自爆したとき、死ぬのが怖くなかったのか?」という質問をされて。この会話の直前に[[カミナ]]が戦死しており、その死が刹那にも影響を与えていたことをヒイロは見抜いたようである。<br />
;(あのルルーシュ・ランペルージなる男……ただの学生とは思えない)<br />(俺に指示を与えた知略と決断力……まさか……)<br />
:「囚われの心」にて。ナナリー救出作戦におけるルルーシュの行動に、たった今自分達を指揮して戦うゼロが被る。そして、ヒイロのこの予感は、再世篇において裏付けられることになる。<br />
;「ユーフェミア・リ・ブリタニア…。リリーナとも親交のあった女…。何故だ、何故あのような命令を出すに至った…?」<br />
:[[行政特区日本]]記念式典会場における日本人虐殺の際の言葉。[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]と絆で結ばれている[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]が虐殺を引き起こしたことに疑問を持っていることが覗える。<br />
<br />
==== 第2次Z再世篇 ====<br />
;「俺の敵…それは…!」<br />「ゼロ…お前を殺す」<br />
:「ゼロVSゼロ」にて、イベントで[[ミスター・ブシドー|ブシドー]]との模擬戦を行っている最中に[[ゼロシステム]]が稼働して。この時ヒイロが見たのは「[[ゼロレクイエム]]」の顛末だったのだが、勘のいいプレイヤーはこれが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の生存フラグだと気付いたはず(というか、ヒイロは[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の共犯者になった際も同じ台詞を言っているので、破界篇やこの後の展開も含めると実に'''4回も'''生存フラグを立てている)。<br />
:なお、この時ヒイロが乗っているのも通称「ゼロ」なので、一瞬「?」となったユーザーも多い。<br />
;「ルルーシュ…。お前はナナリーのために世界を破壊すると言ったな」<br />「だが、お前はあまりにも多くの事を犠牲にしてきた。それが何を意味するか、同類である俺にもわからなかった…」<br />「同時にお前は優しい男でもある。そんな人間が罪を背負えば、その先に待つのは破滅しかない」<br />「ルルーシュ…いや、ゼロ。取り返しのつかない悲劇が起きる前に俺はお前を殺す」<br />
:「ゼロVSゼロ」におけるルルーシュとの会話。[[ゼロレクイエム|最終局面]]におけるルルーシュの行動と目的を思えば、あまりにも的確すぎる指摘である。<br />
;(そうだ……運命は戦って変えればいい)<br />(ルルーシュ……俺に殺されたくなければ、お前も自分の運命を変えてみせろ)<br />
:「戦士達の叫び」のエンドデモにて。変えられるかどうかは、プレイヤー次第である。<br />
;「…リリーナ…………お前を…殺す」<br />
:「明日へのあがき」[[人造次元獣ルーク・アダモン]]との戦闘前会話より。間を置いてからの一言がルーク・アダモンに対して言ったのか、ただリリーナを思い出していただけだったのかは不明。<br />
;「奴の正体も、ギアスを持っているという事実も、意味がないと判断したまでだ」<br />「奴はゼロだ。それ以外の事は無意味だ」<br />
:ゼロレクイエムルートに進んだ場合に、玉城にゼロの正体を知っていながら黙っていた理由を尋ねられた際の返答。彼にとってはゼロが[[神聖ブリタニア帝国|ブリタニア]]の皇子であることも[[ギアス]]という魔法を持っていることも重要ではなく、彼が何をするかを見届けることを選んでいた。五飛もこの見解に同調し、上記の事実を明かされてゼロを処刑しようとした[[黒の騎士団]]の行動を批判した。<br />
;「ティエリア、ヴェーダとゼロシステムをつなげ」<br />「早くしろ!」<br />
:「革新」にて、[[ヴェーダ]]を掌握することに成功したものの切り札であったトライアルフィールドを封じられ、それでも仲間を救うために[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]に掛けられたプロテクトを外そうとする[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]に対して。[[ゼロシステム]]と[[ヴェーダ]]を直結することは莫大な情報が脳内に流れ込む非常に危険な行為だが、そのリスクを承知でヒイロは己の限界へと挑む。そして…<br />
;「…勝手に俺を殺すな」<br />「コードX1409・EA・RAY…!」<br />
:上記の台詞の後、「人に耐えられるはずが無い」と嘲笑うリボンズに対して。ゼロシステムに打ち勝ち、ヴェーダからの莫大な情報にすら耐えきり、人の限界を超えて望む未来を「視る」ことに成功した瞬間である。この直後にはヴェーダと完全に同期したティエリアから'''「もう一人の革新者」'''と認められ、最大級の賛辞を受ける。同時に[[イノベイター]]ではない「革新者」となったヒイロを前に、リボンズのアイデンティティは完全に崩壊することとなった。<br />
:なお、このパスコードはイオリアの盟友だったエターナル・アラン・レイの名前が元ネタ。<br />
;ヒイロ「刹那…!」<br />刹那「分かっている!」<br />
:イオリア計画の全貌が明かされた後、真実を認めずに己を「救世主」を嘯き、傲慢さを隠そうともしないリボンズに対して。[[イオリア・シュヘンベルグ|イオリア]]の遺産を手に入れることで「神」になろうとする男に、彼の遺産を受け継ぎ、変革を果たした2人の「革新者」が立ち向かっていく。<br />
;「お前にゼロを使いこなす事は出来ない」<br />「未来を見ようとしないお前達にゼロは何も語ってはくれない」<br />「未来とは明日への希望だ。それを摘む者は世界の…俺の敵だ」<br />「ターゲット確認…。攻撃目標、リボンズ・アルマーク…!」<br />
:リボンズとの[[戦闘前会話]]。目の前の事実も未来も見ようとせず、自身のプライドに固執する彼の言葉を真っ向から否定し、未来を掴み取るために戦いを挑む。<br />
;「…ガイオウ。戦いしか知らないお前は以前の俺と同じだ」<br />「だから、お前は俺が倒す」<br />
:最終話における[[ガイオウ]]との戦闘前会話。<br />生存フラグとして知られる「お前を殺す」を回避した言い回しになっている。…一見すると凄みがなくなっている感がしなくもないが。<br />「'''代わりがいないから生き残らせてはいけない'''」[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]との戦闘前会話でもこの言い回しをした。一方で[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]とは最終決戦でもやはり「お前を殺す」だった。<br />
;ヒイロ「刹那」<br />刹那「何だ?」<br />ヒイロ「お前はガンダムだった」<br />刹那「お前もだ。そして、お前はガンダムに打ち勝った」<br />ヒイロ「お前はガンダムを超えた」<br />刹那「ありがとう。最高の褒め言葉だ」<br />
:EDにおける[[刹那・F・セイエイ|刹那]]とのやり取り。「ガンダム」への幻想を超えて[[イノベイター]]となり、「真の革新者」へと変革した[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と、[[ゼロシステム]]に打ち勝ち、人の限界を超え「もう一人の革新者」として揺るぎない強さを獲得したヒイロとのこれまでの戦いと2人の関係を総括するような会話であり、再世篇でも屈指のクロスオーバーである。 破界篇から再世篇まで彼らの成長を見てきたユーザーなら、このセリフを違和感なく受け止めることができるはず。<br />
<br />
==== 第3次Z時獄篇 ====<br />
;ヒイロ「五飛、教えてくれ。俺達はあと何人、殺せばいい?」<br/>五飛「…!」<br/>ヒイロ「俺はあと何回…任務の名の下で誰かの生命を奪えばいいんだ…」<br/>五飛「ヒイロ…」<br/>ヒイロ「ゼロは俺に何も言ってはくれない…。教えてくれ、五飛!」<br/>五飛「………」<br />
:「永遠の円舞曲」での五飛に言った台詞。少女と子犬の件が無いため変化している。<br />
:…のだが、天獄篇で[[ハーデス|邪]][[宇宙魔王|神]][[ズール皇帝|達]]にトラウマを抉られた際には少女と子犬の件について触れている。<br />
;「五飛…。ゼロが何も言ってくれないなら、俺の取るべき道は一つだ」<br/>「未来は俺自身の手で見つける」<br />
:その後ブリュッセルで戦っている[[Z-BLUE|仲間達]]の元に向かうために撤退する際に五飛に残した台詞。<br />
;「バナージ・リンクス。 お前は運命に屈するのか?」<br/>「未来を変えるのは、お前自身だ。 お前が諦めれば、それは運命に屈することだ」<br/>「可能性を信じるというのなら、未来を変えてみせろ。 お前のガンダムで」<br/>「そのガンダムは人を殺すためにあるのか?」<br />
:「重力の井戸の庭で」にて、暴走したロニを止めるために殺す――しかしロニと分かり合ってしまった為にそれができずに立ち尽くすバナージに対して。<br />
;「俺は…そんなものは認めない!」<br/>「俺は…お前達の創り出す世界を否定する…!」<br/>「時の止まった世界…未来のない世界など…リリーナは望んではいない!」<br />
:「開かれる扉」にて、ガドライトの「いがみ合う双子」のスフィア・アクトによってZ-BLUEの面々が次々に戦意を失い時の牢獄を受け入れようとする中で、彼は未来を望む強い意志によってゼロシステムを作動させる。使いこなすには強靭な精神力を必要とする同システムをこの状況下(一歩間違えば最悪の精神状態)で使った事でデュオからも「どういう神経してやがる!」と驚かれていた。<br />
<br />
==== 第3次Z天獄篇 ====<br />
;「お前は大きな勘違いをしている」<br/>「リリーナはピースクラフトとしてではなく、ドーリアンとして生きる事を選んだ」<br/>「お前の言う家や血に囚われず、自分の意志で生きる道を選択した以上、ピースクラフトの名で呼ぶのは許されない」<br/>「嫉妬するぐらいなら、お前もそう生きろ。それが出来ないような男なら見限らせてもらう…!」<br />
:第37話「暗闇のリディ」との[[戦闘前会話]]で、[[クロノ]]の走狗として敵対した[[リディ・マーセナス|リディ]]から「[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ・ピースクラフト]]がいるのをかぎつけてきたようだな」と言われて。<br />
:家柄や血筋ではなく、自らの意志で生きていくことを決めたリリーナに対し、それらに囚われて道を見失っているリディを痛烈に批判する。<br />
;「かつてマリーメイア・クシュリナーダは、歴史は戦争と平和と革命の三拍子で終わりのないワルツを踊ると言ったと聞く…」<br/>「ならば、俺は…俺とお前とガンダムの三拍子で果てなき道だろうと平和が来るまで戦い抜く…!」<br />
:同じく37話で、リリーナの乗せられた輸送艦を攻撃する際に。この台詞の後、「ツインバスターライフル最大出力連射」が追加される。<br />
;「リリーナ!今、行く!!」<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
==== A ====<br />
;「銃をおろせ。…銃を向ける限りは、自分も撃たれる覚悟はできているのだろうな」<br />
:第30話「父と子の絆」or「父よ、わが子よ」にて、不正を暴かれてもなお銃を構えていた三輪に対して。のちに[[コードギアス 反逆のルルーシュ|似たようなセリフで有名になる作品]]とネタ元は同じだろうか<ref>そもそも原作におけるゼクスの発言である「お前は優しすぎる。そうでなければ生きる資格がないということか」「ならば私はどこまでも生き抜いて見せる!誰よりも強く、戦士としてな!」も同じネタ元である。</ref>。<br />
;「う……」<br />(気圧されただと…)<br />
:上記のシーンの後、三輪を撃とうとして一矢に割り込まれ、気圧された際の呻き。感情を表すことはあっても動じることのないヒイロが、珍しくはっきりと怯んだ場面。 <br />
;「熱血で任務遂行ができるなら俺だって叫ぶ。…だが、そううまくはいくまい」<br />
:第33話「怒りの日輪」or「メガノイドの野望」より。[[木連]]の陰謀による[[白鳥九十九|白鳥]]暗殺未遂とその後の白鳥の檄により、かえって自軍の士気が上がった際に。'''「熱血だけで物事が上手くいくなら世話は無い」'''ということなのだろうが、似たようなシチュエーションのW23話「それぞれの『自分らしく』」でも似たような台詞がある。<br />
;「勘違いするな」<br />「五飛とお前の言っていること…似ているかもしれんが、根本的なものが違う」<br />
:最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」にて、[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]と[[レモン・ブロウニング|レモン]]が五飛が[[シャドウミラー]]の思想に共鳴して加担していた事について言及してきた際に彼らに対して。<br />
<br />
==== R ====<br />
;「放っておけ。自分の未来も自分で作れない奴に用はない」<br />
:[[ネオ・ジオン]]による[[コロニー落とし]]作戦を阻止するべく、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]、[[トロワ・バートン|トロワ]]、[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]らと共に、[[L3 X18999 コロニー]]の制御室で[[コロニー]]の軌道修正を行っている最中に、迷いながらも自分達に銃を向ける[[ランスロー・ダーウェル|ランスロー]]をトロワやカトルが必死になって説得する中、ただ一人だけ彼を突き放すように言い放った台詞。戦場に迷いを持ち込むような人間は早死にするだけだと、そういう人間に対しては非情かつシニカルな態度を貫く、ヒイロらしい言葉である。<br />
<br />
==== D ====<br />
;「…フォンセ・カガチ。お前を殺す」<br />
:ウッソ達と共に[[エンジェル・ハイロゥ]]に潜入しセンターブロックで[[シャクティ・カリン|シャクティ]]を救出した際に、なお往生際が悪くシャクティを連れ戻そうとする[[フォンセ・カガチ|カガチ]]に銃を向けて。TV版でリリーナの時のようなものではなく、この時ばかりは本気でカガチを殺そうとした場面である。しかし直後に、わざわざお前が殺さなくたってこいつは終わりだとデュオに止められ、未遂に終わる。<br />
<br />
==== W ====<br />
;「もらおう。俺もフルーツ派だ」<br />
:第1部第9話「戦うボーイズ・アンド・ガールズ」より、[[相良宗介|宗介]]にカロリーフレンドを渡されて。それにしてもエンドレスワルツ時代のヒイロとは言え、自身の嗜好を話すとは随分お喋りになったものである。<br />
:なお、[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|うますぎWAVE]]第426回にて、実際に緑川光氏がこの台詞を喋っている。<br />
;「つかまっていろ、リリーナ。相良と護に借りを返す」<br />「ああ…フルーツ味の分のな」<br />
:上述の借りとして[[アーム・スレイブ|AS]]に襲われる宗介をゼロカスタムで助けて。<br />
;「俺は以前にシベリアでこの女と同じような少女を見た…薬物の使用により彼女の自我は崩壊寸前まで追い込まれていた」<br />
:第1部第9話にてラムダ・ドライバを発動できない宗介にハッパをかけようとして。他の面々のハッパが強烈過ぎてスルーしそうになるが、'''さり気なくフルメタ原作冒頭で宗介が助けた[[クダン・ミラ]]の事に触れている。'''特に助けたとは言われていないが、好意的に解釈すれば『W』では彼女はヒイロに助けられてプリベンダーに保護されたという事だろう。<br />
:…地味に'''[[フルメタル・パニック! (原作小説版)|フルメタ原作終盤]]に関わる[[ARX-8 レーバテイン|色んなフラグ]]が折れている'''気がしなくもない。<br />
;「木連の兵士たちも自分の意思で戦うことを知った……の、だろう…………………この際、きっかけは問題ではない。あとはガルラを叩くだけだ」<br />
:第1部第24話「それぞれの『自分らしく』」にて、ガルラ艦隊の登場とゲキ・ガンガーのテーマに意気上がる木連と、同調して士気が最高潮まで達したヴェルターの面々を見つつ。本作で共演した似た者同士・宗介はしっかり引きずられているのに対し、明らかに周囲のテンションについていけなくなっている。<br />
;「俺が特別だとしたら俺に力を与えてくれる人間がいるからだ」<br/>「俺にとっては、その女こそがこの宇宙で最も強い存在だ」<br />
:第1部第26話「勇気ある戦い」より、[[Zマスター]]との[[戦闘前会話]]。自分に臆さないヒイロを特別だと言ったことに対して。ヒイロにとって宇宙最強は[[リリーナ・ドーリアン|彼女]]だった。<br />
;「世界か…。だが、それは一人一人の人間が造っている事を忘れるな」<br />「どんなやり方をしようとも人の心までは支配できない」<br />「信念を持つ者がいる限り、この世界はお前とお前の弟の思うようなものにはならないだろう」<br />
:第2部第42話「暁の閃光」シナリオデモで[[ロンド・ミナ・サハク|ミナ]]に対して言った言葉。ミナが[[ロウ・ギュール|ロウ]]と出会うことがない『W』ではヒイロのこの言葉がミナの考えを変えるきっかけとなった。<br />
;「モビルスーツ単体としては最高レベルの火力になるな」<br />
:第2部第46話「新しい時代の始まりに」にて、劾のブルーフレームにローエングリンランチャーが追加されたのを聞いて。間違ってはいないのだが、ヒイロのウイングゼロのツインバスターライフルは設定上、その倍近い火力があったりする(ゲーム中の数値ではLLが勝る)。<br />
;「その想いは殺さない…。インファレンス…お前のゆがんだ使命を殺す…!」<br />
:最終話(1週目)「果て無き未来への出航」、インファレンスとの戦闘前会話にて。ヒイロもインファレンスの境遇には同情していたようで、第2次Z以前では珍しい'''死亡フラグではない「お前を殺す」である'''。余談だが、言い回しが[[ショウ・ザマ|どこかの聖戦士]]ソックリである。<br />
<br />
==== L ====<br />
;「了解している。そちらの素性もな」<br />
:初登場時、[[HL-0 ハルノ|ハルノ]]からの通信に対して。機体の開発で地下にこもっていた悠達と直接面識が会ったとは思えないが、[[レディ・アン|レディ]]から連絡でもあったのだろうか?<br />
;「リリーナ、今度こそ救い出す…!ツイン・バスター・ライフル、出力最大…!攻撃目標、レクイエム…!破壊する…!」<br />
:第32話のイベント限定の戦闘台詞。リリーナを人質に取って、[[LOTUS]]を投降させようとしたジブリールの脅しを無視して彼が立てこもっている[[レクイエム]]に向けて、ツイン・バスター・ライフルを発射した。<br />
:余談だが、上記の対レクイエムのイベント戦闘の際は台詞だけに留まらず、実際にレクイエムの砲口を照準内に捉えるという、'''このイベントのためだけの戦闘デモが用意されている'''。他にこの手の演出があるのは、[[ガルトデウス]]の超長距離砲撃のデモだけである。<br />
;「撃ちたければ撃て。だが、その瞬間に…お前を…殺す」<br />
:第32話より。LOTUSに敗北して完全に勝機を失ったにもかかわらず、[[ダイダロス基地]]に逃げ込んで人質となったリリーナに銃を突き付けた[[ロード・ジブリール|ジブリール]]に対して。やはり生存フラグではない「お前を殺す」であり、事実ジブリールは[[シン・アスカ|シン]]に引導を渡される事となった。<br />
;「かつての俺は、命令されるがままに殺戮を繰り返す戦闘マシーンだった。心を押し殺して命など安いものと言い聞かせて…だが、人の命は安いものではないんだ! 俺の命も、お前の命も!」<br />
:第33話「選ばれた未来」に於ける[[レイ・ザ・バレル|レイ]]との[[戦闘前会話]]。'''「自分は人間以下の存在」'''と評したレイを、昔の自分を思い浮かべたが、戦いを乗り越え、命の意味を実感したヒイロはレイの台詞を真っ向から否定した。<br />
;「心に傷跡を残されるのは俺達パイロットだけじゃない。人々の心の痛みは一生消えない…」<br />「感情を無視する世界など、俺は認めない。グレイス・オコナー…お前を殺す…!」<br />
:第39話「ジャーニーズ・エンド」に於ける[[グレイス・オコナー|グレイス]]との戦闘前会話より。「感情のままに生きる」人間であり、心の傷がどれほどに癒えないものかを知るヒイロにとって、グレイスの理想は絶対的に受け入れられないものであった。<br />
:こちらも生存フラグではない「お前を殺す」で、最終的には[[早乙女アルト|アルト]]にトドメを差されてしまう。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;「ゼロシステムは仮想の未来を見せる。相対した敵に勝利するために取るべき行動を…だが、奴…ユキムラを前にして、ゼロは俺に未来を見せなかった。ゼロが沈黙する理由は一つしかない…勝利の可能性が見出せなかったからだ」<br />
:『[[SC2]]』にて。[[鳥の人]]の頭部をめぐる攻防戦の後、ゼクスに対して打ち明けた台詞。あまりにも恐ろしい存在である[[シュウイチロウ・ユキムラ|ユキムラ]]に戦慄すると同時に、ただ一人ユキムラに対抗しうる人物は[[ケイジ・タチバナ|彼]]しかいない事を確信する…。<br />
;「ためらうな、キラ・ヤマト。撃たねば終わらんぞ」<br />
:『SC2』の[[メサイア]]内部にて、デュランダルを撃つ事をためらうキラを後押しして。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
==== X ====<br />
;「確認する。リフレクターは用意できているな?」<br/>「リフレクターは完璧なんだな?」<br/>「その位置を絶対に動くな」<br />
:マナの国ルート第14話での初登場時、[[カットシー]]部隊の攻撃から街を守ろうと[[G-セルフ]]のリフレクターパックを展開するも、出力が足りていない状況で[[ベルリ・ゼナム|ベルリ]]に通信を送って。言わずもがな、シェルターシールドのシーンのパロディ。<br />
:この後、G-セルフに向かってツインバスターライフルを撃ち込み、機体を傷つけることなくリフレクターを展開させることに成功する。<br />
;「お前が敵ならば…殺す」<br />
:第39話([[イオリ・アイオライト|イオリ]]編)「ドグマの意味」より、イオリを見限って[[エクスクロス]]の前に[[裏切りイベント|敵として立ちはだかった]][[ホープス]]に対して。<br />
:やはり生存フラグであり、この時のホープスは再びイオリの元に戻ってくる。またエンディングでも[[アル・ワース]]を支える存在となって永訣したかに思われたが、イオリや[[アマリ・アクアマリン|アマリ]]の前に再び姿を現している。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
==== [[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]] ====<br />
;「信じるものがあるなら、戦えばいい。たとえたったひとりでも」<br />
;シャア「…?」<br />
;(中略)<br />
;「ひとりでも戦い続けられる。だが、仲間がいれば変えられることも多い」<br />
;シャア「若い世代に教えられる、か…」<br />
:「地球外勢力の襲来により[[グリプス戦役]]が中断、ネオ・ジオンとティターンズは双方健在のまま、シャアが新生ネオ・ジオンを率いることなく[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と共にエゥーゴを離脱した」という衝撃のifを描くイベント「起死回生のシャア」より。<br />
:アムロの「ネオ・ジオンに対抗するため、ロンド・ベルに協力してくれ」という要請を、「体制側にいては世界は変えられない」「ネオ・ジオンの行動が連邦とティターンズを消耗させられるなら、それでもいい」という強硬な姿勢で突っぱねるシャアだが、カミーユ、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]、[[シーブック・アノー|シーブック]]ら次世代のニュータイプ3人との[[感応]]と、孤独な戦いの中、仲間のガンダムパイロットや[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]と触れ合うことで変わっていったヒイロの言葉に触発され、ロンド・ベルへの協力を決意することに。<br />
:また、略したやり取りの中では'''「ジオン・ダイクンと指導者ヒイロ・ユイは友人関係にあった」'''というさりげないクロスオーバーが行われている。<br />
<br />
== スパロボシリーズの迷台詞 ==<br />
=== αシリーズ ===<br />
;「………『ゼロ』…」<br />
:『[[第2次α]]』にて、新しい部隊名を決める時にカトルからどんな名前を考えているのか聞かれた時に咄嗟に出した答え。直後にデュオから「味気ねえ~! しかも、それ…お前の機体名だろうが。もう少しひねれよ、もう少し」とツッコまれてしまう。あまりこういうセンスはないようだ。(もっともこの時は彼に限らず大半のキャラがネーミングセンスの無さを露呈しているのだが)<br />
<br />
=== Zシリーズ ===<br />
;「エースボーナス、入手完了…。資金、ノープロブレム…。プレイ続行…! 見たのか?くっ…! 次に会った時、お前を殺す…!どこへ逃げようと無駄だ。だから確実に戻って来い。いいな…!」<br />
:『第2次Z』における[[中断メッセージ]]。'''[[声優ネタ|明らかに中の人が乗り移っている]]'''上に'''非常に大人気ない理由'''で殺そうとし、トドメに'''ツンデレ'''である。プレイヤーの生存フラグが立った瞬間でもある?<br />
;「それがパワーアップしたブラスタ…」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第31話「ジ・アンブレイカブル」より。[[リ・ブラスタ]]が出てきたときのセリフではなく'''[[アクシオ|アクシオ・スコートSP・VRマキシマII]]が出てきたときのセリフ'''。ヒイロには珍しいボケ台詞で、すかさず[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]に「んなワケねえだろ!」とツッコまれる。<br />
;「どうやら、俺はこの機体に不似合いなようだ。あとはお前に任せる」<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』第17話依頼受諾ルート「善意のトレスパス」より。倉庫にあった宗介の'''ボン太くんを着込んで'''ファイヤバグを迎撃したあと、MIXに非難されて。意外に傷ついたようだ。<br />
;「にんむ…りょうかい」<br />
:こちらはその反対ルートである「後の祭りのフェスティバル」にて。さすがのヒイロも'''[[ボン太くん]]の中に[[キリコ・キュービィー|キリコ]]が入っていた'''という事実を知った際には激しく動揺しており、台詞がひらがなになってしまった。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;「そうか………ならば地球に来てはじめて人にものを頼む」<br />「俺のサボテンに水をやっておいてくれ」<br />
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』独立軍ルート「梁山泊の戦い」より。コロニーがOZを受け入れる姿勢を聞いたがため、状況確認の為に一時離脱する際、[[ブライト・ノア|ブライト]]は「部屋を空けておくからいつでも戻ってこい」とヒイロ達を気遣う一方で、ヒイロはこんなお願い事をする。しかしヒイロらしくない願い事にブライトは困惑気味であった。<br />
:結局のところサボテンの水やりは[[バニー・ヒギンズ|バニー]]が請け負った。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[ウイングガンダム]]([[ウイングガンダム (EW版)]])<br />
:地上でゲリラ戦を行った機体。愛着を持ってもらえなかったという点で特筆される主人公機。<br />
;[[ウイングガンダムゼロ]]([[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ (EW版)]])<br />
:終盤の搭乗機。[[ホワイトファング]]の代表となったゼクスのエピオンと交戦し、物語を締めくくる。愛着を持ってもらえなかった前期機体とは打って変わって度々「ゼロ」と呼びかける等愛着を持たれている。<br />
;[[ガンダムヘビーアームズ]]<br />
:[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]の[[トールギス]]との決闘時に[[トロワ・バートン|トロワ]]から借用した。なお、トロワにより左前腕を外し前腕部スペースに[[ビームサーベル]]を仕込むという、当時左腕の怪我が癒えていなかったヒイロ向けの臨時改造が行われた。<br />
;[[メリクリウス]]<br />
:[[OZ]]に捕まった際に操縦技量を見込まれて搭乗する事になった機体。[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]のウイングゼロと戦闘を行った。<br />
;[[リーオー]]<br />
:トレーズ派の傭兵として戦闘を行っていた際に使用。EWではX-18999コロニー潜入時に使用した。<br />なお、『Frozen Teardrop』によればヒイロはアディンに育てられる以前に実母の結婚相手としてリーオーの開発者を義父に持っていた事があり、実はリーオーには思い入れがあるらしい。<br />
;[[ガンダムエピオン]]<br />
:[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]から託された機体。この機体のシステムエピオンの体験から、後にゼロシステムを使いこなせるようになる。<br />
<br />
=== SRWでの搭乗機体 ===<br />
;[[トーラス]]<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』。<br />
;[[ボン太くん]]<br />
:『第3次Z時獄篇』第17話「善意のトレスパス」にて'''このスーツを着用した状態でサベージを撃墜している'''。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*ヒイロ・ユイは[[小説|原作小説版]]『[[機動戦士ガンダムUC]]』の著者である作家の福井晴敏氏のお気に入りのキャラらしく、福井氏の処女作『川の深さは』に登場するあるキャラクターは、命が特に安かったり任務完了したりとヒイロそのものである。<br />
**なお、[[ユニコーンガンダム]]のビームマグナムも、ツインバスターライフルをイメージしたと言われている。<br />
*自爆しても生きていたという場面を拡大解釈したのか、ヒイロ・ユイは初代の『SDガンダム G GENERATION』ではなんと[[強化人間]]として扱われており、ニュータイプLVは逆シャア時代の[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[シャア・アズナブル|シャア]]に匹敵するレベルに達している。<br />
*身長が156cmとガンダムシリーズ主人公の中でもかなり小柄な部類に入る。[[刹那・F・セイエイ|1stシーズンの刹那]](162cm)や[[ガロード・ラン|ガロード]](161cm)にかなりの差を付けられており、なんと'''[[ティファ・アディール|ティファ]](157cm)より身長が低い'''。<br />
**そもそも身長156cm、体重45㎏という、通常のフィクションでは女性キャラに使用されるような設定自体がおかしいのだが、これは本作のガンダムが'''コクピットが狭すぎて大人は操縦出来ないようになっている'''という設定があったためだと思われる(事実、ガンダムWのガンダムパイロットの身長は'''[[トロワ・バートン|トロワ]]が160cm、ヒイロを含む他4名が156cmである''')。…にしても低すぎだが。なお、[[レディ・アン]]がウイングガンダムに乗った事があるので設定が消滅したか、OZで改造されたかと言われる事もあるが、レディはトロワと大差ない161cmなので普通に操縦出来た可能性もある。そもそもウイングゼロにトラント・クラークや[[ゼクス・マーキス]]が搭乗しており、真のトロワ・バートンの事を考えるとコクピットの設定が消滅している可能性は高いが。<br />
**しかし、ガンダムシリーズから離れると、'''僅か1歳差の[[碇シンジ]](144cm)より12cmも身長が高い'''という恐ろしい事実があったりもする…。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:ヒイロ・ユイ]]<br />
*{{検索|ヒイロ・ユイ}}<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:ひいろ ゆい}}<br />
[[Category:登場人物は行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]<br />
[[Category:新機動戦記ガンダムW]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E6%94%BB%E6%92%83&diff=351770
オールレンジ攻撃
2020-02-16T10:32:31Z
<p>210.155.61.242: /* 武器の特徴 */</p>
<hr />
<div>オールレンジ攻撃(all range attack)とは、機体から射出した端末を使用して敵機体の死角から攻撃する手法のこと。『[[機動戦士ガンダム]]』をはじめとする[[ガンダムシリーズ]]に多く登場している。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
これまでにオールレンジ攻撃を可能とする様々な武装が登場しているが、機体から端末を射出して敵機体の死角に遠隔誘導し、攻撃するという流れは共通している。端末を使用した攻撃手段には、端末から射撃する、端末自体を敵機に衝突させるといったものがある。<br />
<br />
多くの[[パイロット]]にとって、モニターの範囲内を一瞬掠める程度しか見えない端末を捕らえるのは難しい。[[回避]]はおろか[[防御]]すら困難なため、オールレンジ攻撃は有効な攻撃方法として認知された。<br />
<br />
オールレンジ攻撃の弱点としては、パイロットにとって端末と機体の同時操作の負担が大きいことがある。その要因には、単純に操作対象が多くなることに加え、端末の操作に高度な空間認識能力を必要とすることがある。そのため、戦闘の場面によっては端末と機体の同時操作が困難な場合もある。例えば、[[エルメス]]のパイロットを務めた[[ララァ・スン]]は、敵の攻撃によってビットの正確なコントロールができなくなったことがあった。<br />
<br />
=== ガンダムシリーズにおけるオールレンジ攻撃 ===<br />
[[ガンダムシリーズ]]では、様々なオールレンジ攻撃可能な武装が登場している。<br />
<br />
第3次Zでは下記の3種が全部登場するため、[[シン・アスカ]]が名称で混乱するという場面があった。<br />
<br />
;[[宇宙世紀]]作品<br />
:「ビット」、「[[ファンネル]]」、「インコム」などが登場しており、それぞれ性能や駆動方式が異なる。このうち「ビット」や「ファンネル」は一部の非・宇宙世紀作品にも登場する。<br />
;[[機動戦士ガンダムSEED|SEEDシリーズ]]<br />
:「ガンバレル」、「ドラグーン・システム」が登場。<br />
;[[機動戦士ガンダム00]]<br />
:[[ソレスタルビーイング]]側のガンダムタイプのものは「GN○○ビット」、それ以外の敵方機体のものは「ファング」と呼ばれている。<br />
<br />
==== 宇宙世紀作品におけるオールレンジ攻撃 ====<br />
[[宇宙世紀]]作品では『[[機動戦士ガンダム]]』の終盤よりオールレンジ攻撃が登場し、『[[機動戦士Ζガンダム]]』([[グリプス戦役]])の時代には一般化した。ほとんどは[[サイコミュ]]兵器であり、それらを扱えるのは[[ニュータイプ]]か[[強化人間]]に限られる。技術の発展に伴い、端末操作の負担もコンピュータの補助によって軽減された。<br />
<br />
オールレンジ攻撃用武装はニュータイプでも強化人間でもない[[オールドタイプ]]の[[パイロット]]にとって恐るべきものであったが、[[第2次ネオ・ジオン抗争]](『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』)以後は[[地球連邦軍|連邦側]]のサイコミュ兵器対策が進み、もはや絶対的脅威とはみなされなくなる。そして、使い手の不足やコストの増大、さらに小型化以降は特に[[モビルスーツ]]本体の機動力の上昇も著しくなったことから、ファンネルは戦場からその姿を消していく。『[[機動戦士Vガンダム]]』にもオールレンジ攻撃用武装は散見されるが、使い手も含めその全てがサイコミュ(ニュータイプ用)兵器であったかは判然としない<ref>同時代舞台の[[漫画]]作品『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』(SRW未参戦)ではサーカス部隊のジャックに「おれたちはサイコミュ波の流れが読める」とオールレンジ攻撃があっさり見切られており、サイコミュ要素自体への対抗法により弱点化する時代を迎えていた節もある。</ref>。<br />
<br />
なお、オールレンジ攻撃は効果的な攻撃手段であるが、[[モビルアーマー]]に搭載されている大型ファンネル、メガ粒子砲を発射する[[νガンダム]]のフィン・ファンネル等の例外を除き、単体火力の高い武装ではない<ref>例えば[[キュベレイMk-II]]のファンネルの[[出力]]は1.3 MWであり、[[メタス]]のアームビームガンの2.0 MWよりも低い。一方で、[[α・アジール]]のファンネルは20.4 MWと[[ΖΖガンダム]]のダブルビームライフル1射の10.6 MW×2に匹敵する。</ref>。<!-- これは本来関節等の装甲の弱い部分を攻撃するための武装であるためである。(←一般的なのでしょうか?) -->スパロボ等の[[コンピュータゲーム]]ではファンネルがニュータイプ専用[[モビルスーツ]]の最強武装として扱われる場合が多いが、これは原作等で散見される「一体の[[モビルスーツ]]を複数のファンネルでよってたかって蜂の巣にする」という描写に由来するものと推測される。そうした攻撃の効果解釈差か、ボードゲームなどでは「機体へのダメージよりパイロットの消耗を狙う武器」として判定が行われる作品もある。<br />
<br />
=== スーパーロボット大戦におけるオールレンジ攻撃 ===<br />
ゲーム中においては長射程の[[ビーム兵器]]でないUC系最強武器として長らく君臨していた。[[ニュータイプ]]、[[強化人間]]が前提条件だが、それらの技能レベルで更に射程が伸びる驚異の武器である。ただし[[切り払い]]が適用されることが多いため、思わぬところでダメージを与え損ねるケースも少なくない。近年では複数武装のコンビネーションが最強武器となった場合も多いが、多くの搭載機体にとっては依然として強力な武器である。<br />
<br />
==== 武器の特徴 ====<br />
* 武器属性は当然ながら[[射撃]]武器であるが、端末そのものを打突させる武器として使用するタイプについては[[格闘]]武器扱いにされる場合がある。<br />
* 基本的に『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』より前は弾数制であり、『α外伝』以降はエネルギー消費武器に変更された。しかし[[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ|OG]]系列)方面では統一性が乏しく、古参の[[ファミリア]]系やストライクシールドを中心に、弾数制のオールレンジ攻撃が現在でも数多く存在する。<br />
* 当初は[[Iフィールド]]などを無力化してダメージを与えるため、実弾兵器に設定されていた。その後、参戦作品の拡大に伴い、実弾を防ぐ[[フェイズシフト装甲|PS装甲]]でダメージが軽減されるなど矛盾が出てきたため、『[[スーパーロボット大戦J|J]]』や『[[スーパーロボット大戦W|W]]』ではPS装甲を無効化できる武器特性を持たせる措置が採られた。[[特殊装甲]]の概念が導入された『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』からは「[[バリア貫通]]」の[[ビーム兵器]]に設定されている。この通りスパロボでは基本的にIフィールドでは防げないようになっているのだがビームである以上、本来であればファンネルが来るのさえ解っていれば事前に起動しておいたりすることでIフィールドは有効である。<br />
* 初期シリーズからしばらくの間は上記の理由により実弾扱いとなっていた関係で[[切り払い]]で(『R』以降の任天堂携帯機シリーズでは[[撃ち落とし]]でも)防ぐことができた。上記の通り改善が進んでからは属性が変わった関係で結果的に切り払いが出来ないようになっている場合が多い。<br />
* 本来は大気圏内では使えないとされているファンネル系やドラグーン等では、[[地形#武器の地形適応|地形適応]]が空か陸、あるいはその両方がB、宇Sとされていることが多い。大気圏内での運用には[[強化パーツ]]が不可欠となる。<br />
* 『[[スーパーロボット大戦α|α]]』、『α外伝』では距離補正がかからないという仕様があるが、これらの作品の距離補正はメリットが多大(最大射程を基準に、近づけば近づくほどダメージが上昇)であったため、実質的にファンネル系統にはマイナス補正がかかっている状態だった。<br />
*「目で捉えることが難しい小型端末で相手の死角から一方的に攻撃する」という性質からか 『V』、『X』ではνガンダム、Hi-νガンダムのフィン・ファンネルのみ、『T』では全てのファンネルにカウンター属性が付いている。<br />
<br />
==== [[アニメーション]] ====<br />
[[スーパーファミコン]]『[[第3次スーパーロボット大戦]]』で完成しており、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』では射出、命中、回避、[[切り払い]]の4エフェクトパターンが確立。<br />
<br />
機種の進歩により機体が画面一杯に動きつつ、[[ビームライフル]]や[[ビームサーベル]]との連携攻撃が主となった。そのパターンを確立したのが[[プレイステーション2]]『[[スーパーロボット大戦MX]]』での[[νガンダム]]である。<br />
<br />
==== キャラクターボイス ====<br />
モビルスーツやモビルアーマーのオールレンジ攻撃は、UC系ニュータイプが武器名を叫ぶ武器としてお馴染みである。声付きの作品の場合、多くのニュータイプのキャラクターについてファンネルやフィン・ファンネル専用の音声が収録されている。本来ならばファンネルそのものが登場しない作品(『[[機動戦士Vガンダム|Vガンダム]]』等)のキャラクターを乗せても武器名を叫ぶ場合が多い。「ファンネル(あるいはフィン・ファンネル)使用時の声を聞きたいがために[[乗り換え]]を多用する」プレイヤーも少なくない。<br />
<br />
== オールレンジ攻撃の一覧 ==<br />
<br />
=== ガンダムシリーズ ===<br />
<br />
==== [[宇宙世紀]]シリーズ ====<br />
===== 有線式メガ粒子砲 =====<br />
;[[ブラウ・ブロ]]<br />
:有線式ビーム砲で攻撃。<br />
;[[ジオング]]<br />
:両前腕が有線式ビーム砲となっている。<br />
;[[ノイエ・ジール]]<br />
:ジオング同様両腕が有線式だが、こちらは操作システム上はインコムに近い。<br />
;[[ハンマ・ハンマ]]<br />
:ジオング同様両腕が有線式ビーム砲となっている。<br />
;[[ドーベン・ウルフ]]<br />
:両腕が一般機は有線式、指揮官機は無線式ビーム砲となっている。<br />
;[[α・アジール]]<br />
:有線サイコミュ式メガアーム砲を装備。ジオングやノイエ・ジールの有線アームの発展型である。<br />
;[[ネオ・ジオング]]<br />
:五本の指がそれぞれ有線式メガ粒子砲となっている。また、これを別の機体に突き刺すことでそのコントロールを奪い、さながら操り人形のように戦わせることが可能。<br />
;[[ラフレシア]]<br />
:無数のテンタクラーロッドを装備。これらにはそれぞれカッターとレーザーが内蔵されている。<br />
;[[コンティオ]]<br />
:有線式ショット・クローを2個装備。<br />
<br />
===== インコム =====<br />
有線式のオールレンジ攻撃用兵器。<br />
<br />
イメージ的には有線式のファンネルと考えれば分かりやすく、スパロボでは「ニュータイプでなくても扱えるオールレンジ攻撃用兵器」と言うニュアンスになっている。<br />
<br />
;[[Sガンダム]]<br />
:頭部にインコムと呼ばれる武器を装備。コンピュータで擬似的に操作する。<br />
;[[Ex-Sガンダム]]<br />
:インコムの他にリフレクターインコムを装備。発射したビームを射出した端末で反射して攻撃する。<br />
;[[ドーベン・ウルフ]]<br />
:インコムを装備。上記ユニットと同様の兵装。<br />
;[[量産型νガンダム]]<br />
:オールドタイプ用にインコム装備型がある。フィン・ファンネルに換装も可能。<br />
;[[ナラティブガンダム]]<br />
:B装備にインコムを装備している。<br />
<br />
===== ビット =====<br />
サイコミュによって脳波で遠隔操作を行う自走式のビーム砲台。<br />
<br />
ファンネルとの一番大きな違いは母機との通信方法とエネルギー供給方法であり、通信方法は[[ミノフスキー粒子#ミノフスキー通信|ミノフスキー通信]]を使う無線誘導であり、エネルギー供給方式はビット自体がジェネレーターを積んでおり、本体エネルギーで稼働する。<br />
<br />
ジェネレーターを積んでいる為にビット一つ一つは大型となっている。<br />
<br />
;[[エルメス]]<br />
:ビットと呼ばれる無人武装端末で攻撃。後発の同系統武器に比べ、端末が大型で[[MS]]に匹敵するサイズを有している。<br />
<br />
===== ファンネル =====<br />
[[ニュータイプ]]や[[強化人間]]の感応波によって無線誘導される小型のビーム砲台端末で、正式名称は「'''ファンネル・ビット'''」と呼称する。<br />
<br />
「ファンネル」とは[[英語]]で「漏斗」(「ろうと」あるいは「じょうご」。または「煙突」の意)の事を指す単語だが、[[キュベレイ]]のビットが漏斗の形をしていた為にこの名称で呼ばれた。そこから転じて、形状によらず多くのサイコミュビット兵器が「ファンネル」と呼ばれるようになり、[[νガンダム]]のフィン・ファンネルに至ってはもはや筒型ですらない。<br />
<br />
キュベレイ等ファンネルの再使用の為の[[動力・エンジン・エネルギー|燃料・エネルギー]]の再充填機構をファンネルの搭載箇所に持つ機体も稀に存在するが、基本的に使い捨ての武装である。<br />
<br />
本来ファンネルは[[宇宙]]空間戦用の兵器([[スペースコロニー]]内等における擬似重力化も含む)であるが、[[地球|地上]]においても使用する事自体は可能であり、『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』においても地上でファンネルを使用しているシーンが存在する。<br />
<br />
;[[キュベレイ]]系<br />
:ビットを小型化した発展版である[[ファンネル]]を初めて採用したMS。ファンネルを主兵装とするため、搭載数も多い。<br />
;[[ゲーマルク]]<br />
:マザーファンネルから更に小型のチルドファンネルを射出する所謂親子式。ファンネルの稼動時間増加に一役買っている。<br />
;[[クィン・マンサ]]、[[クシャトリヤ]]<br />
:キュベレイと同型のファンネルを用いるが、搭載数が更に増加している。<br />
;[[サザビー]]、[[ヤクト・ドーガ]]<br />
:未使用時にはコンパクトに折り畳まれる人工衛星型のファンネルを用いる。これらの機体のものは搭載数が少なく、サブウェポンとしての側面が強い。<br />
<br />
===== その他無線系 =====<br />
;[[サイコガンダムMk-II]]<br />
:リフレクタービットと呼ばれるビーム反射端末で、ビームを跳ね返して攻撃。<br />
;[[νガンダム]]系<br />
:ジェネレーター内蔵式ファンネルであるフィン・ファンネルを搭載。装着時の見た目は排熱放射板と勘違いされるようなシンプルな形状となっている。また、他の機体と比較してファンネルが大型な点も特徴的である。<br />
:「コ」の字に変形して粒子加速器とすることでビームを放つことが出来るが、既存のファンネルと違って独自のジェネレータを内蔵しているためにビームの[[出力]]が桁違いのものになっている<ref>[[νガンダム]]に搭載されたファンネルの威力は「最低でも前の時代のジェネレータ内蔵型ビーム砲であるハイパーメガランチャー級」と言われており、出展元によっては「(νガンダムのファンネルは)携帯可能な[[サイズ]]に縮小される前の[[ガンダムF91|V.S.B.R]]の雛形では?」とするものすらある。</ref>。<br />
:さらに複数の基板を形成することで「[[Iフィールド|Iフィールド・バリア]]」を発生させることが可能である。νガンダムのバリアフィールドは強力な電磁波で形成されている。<br />
;[[α・アジール]]、[[ナイチンゲール]]<br />
:両者とも専用のジェネレーター内蔵式ファンネルを用いる。厳密にはファンネルとは言い難く、エルメスのビットに近い。<br />
;[[ユニコーンガンダム]]<br />
:機体にも武器にもビットがないが、'''ガトリングガンを装着したシールドをサイコ・フレームの共鳴で遠隔操作する'''。また、サイコミュ・ジャックを用いることで敵の飛ばしたビットやファンネルのコントロールを奪うことが可能。<br />
;[[フェネクス]]<br />
:ユニコーンガンダム同様にアームド・アーマーDEをサイコ・フレームの共鳴で遠隔操作する。<br />
;[[Ξガンダム]]、[[ペーネロペー]]<br />
:ファンネルをミサイル化したファンネルミサイルを持つ。<br />
:[[ミノフスキー粒子]]下では旧来の誘導ミサイルは無力化されてしまうが、サイコミュで操作する事で運用を可能としている。<br />
:これに類似する武器として『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』に登場する「[[ディビニダド]]」が搭載する「フェザー・ファンネル」がある。<br />
;[[ディビニダド]]<br />
:背部翼状ユニットに膨大な数のファンネルミサイルに類似した兵器であるフェザーファンネルが搭載されている。回収を想定しない使い捨て式であり、射出後は目標に接近しながらビーム砲を連射、最後はそのまま質量弾として特攻を仕掛けるというミサイルと同じような運用が行われる。<br />
;[[リグ・コンティオ]]<br />
:無線式ショット・クローを1個装備。<br />
;[[ゲンガオゾ]]<br />
:マルチプル・ビームランチャーを搭載したバックエンジンユニットを、無線で操作できる。<br />
<br />
==== [[機動武闘伝Gガンダム]] ====<br />
;[[ガンダムローズ]]<br />
:薔薇状のローゼスビットを使用する。普通にビームを発射するだけでなく、ローゼスクリーマーやローゼスハリケーンといった[[必殺武器|必殺技]]にも用いる。<br />
<br />
==== [[機動新世紀ガンダムX]] ====<br />
:アフターウォーの世界ではビットはファンネルの様な攻撃端末群と、本体と同性能のMS型ビットである[[Gビット]]の二種類がある。<br />
;[[パトゥーリア]]<br />
:多数の有線ビーム砲端末を搭載。<br />
;[[ガンダムエックス]]、[[ガンダムエアマスター]]、[[ガンダムレオパルド]]<br />
:専用のビットMS「Gビット」を保有するが、GXビット以外は現存が確認されていない。<br />
:アフターウォー世界のガンダム系MS全般に搭載されている[[サイコミュ]]の一種『[[フラッシュシステム]]』によって制御される。しかし、対応する専用のビットMSが存在する機体は限られている。<br />
;[[ラスヴェート]]<br />
:ガンダム系MS以外では、唯一専用のビットMSを有している機体。本機のものは外見上は本体と全く見分けがつかず、撹乱に最適の装備となっている。<br />
;[[フェブラル]]、[[ベルティゴ]]<br />
:通常のビットを装備。ベルティゴはエルメスとキュベレイのオマージュ。フェブラルはブラウ・ブロとジオングのオマージュ。<br />
<br />
==== [[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]] ====<br />
;[[ターンX]]<br />
:機体パーツを分離させて、パーツから攻撃。機体全体が攻撃端末になる特殊な例。全身が攻撃端末になるという設定は、実は[[ジオング]]の初期案。<br />
<br />
==== [[コズミック・イラ]]シリーズ ====<br />
===== ガンバレル =====<br />
;[[メビウス・ゼロ]]<br />
:有線式ガンバレルを搭載。有効な兵器だが、特殊な空間認識能力を持つ者でないと扱えない。<br />
;[[ガンバレルダガー]]<br />
:[[105ダガー]]にガンバレルストライカーパックを装備させた機体。メビウス・ゼロ同様に特殊な空間認識能力を持つ者でないと扱えない。<br />
;[[エグザス]]<br />
:上記と同様だが、こちらのガンバレルは実弾砲ではなくビーム砲になっている。また、ビームエッジも搭載している。<br />
<br />
===== ドラグーン・システム =====<br />
;[[プロヴィデンスガンダム]]<br />
:[[ザフト]]開発の無線ビット兵器「ドラグーン・システム」を搭載。クルーゼが搭乗して[[ストライクガンダム|ストライク]]を大破させ、[[バスターガンダム|バスター]]を戦闘不能に追い込んでいる。<br />
:そして、[[ミーティア]]を爆砕させて最終的に撃破されるものの、[[フリーダムガンダム|フリーダム]]まで大破に追い込むその様は、まさにラストボスに相応しい。<br />
;[[Xアストレイ]]<br />
:[[プロヴィデンスガンダム]]と同じく、「ドラグーン・システム」を搭載。一見有線式のように見えるが、このコードはエネルギーをドラグーンに送るためのものなので、コードが切断されても操作は可能である。フィールドを形成する事も可能。<br />
:また、改装前の[[ドレッドノートガンダム|ドレッドノート]]から「XM1 プリスティス ビームリーマー」を引き継いで装備している。こちらもコードが存在するが端末のロストを防ぐためのものなため、無線式である。<br />
;[[カオスガンダム]]<br />
:ドラグーンから発展した機動兵装ポッドを装備。<br />
;[[ストライクフリーダムガンダム]]<br />
:[[コズミック・イラ]]の世界におけるビット兵器ドラグーン・システムの改良型であるスーパードラグーンを搭載。[[デスティニーガンダム|本来の主人公機]]が霞むほどの無敵ぶり。<br />
;[[アカツキ]]<br />
:シラヌイ装備が「誘導機動ビーム砲塔システム」というドラグーンの系列装備を持つ。これはゲームではドラグーンバリアとしても実装され、象徴的なヤタノカガミと相俟って圧倒的な防御性能を示す。<br />
;[[レジェンドガンダム]]<br />
:プロヴィデンスガンダムの後継機。円錐状のドラグーン端末はビームスパイクも形成可能。<br />
<br />
==== [[機動戦士ガンダム00]]シリーズ ====<br />
===== GNファング =====<br />
;[[ガンダムスローネツヴァイ]]、[[アルケーガンダム]]<br />
:[[西暦]]世界における無線兵器、GNファングを装備している。誘導式ビーム砲としてだけでなく、先端に[[ビームサーベル]]を形成して相手を突き刺す近接武器としても使用可能である。<br />
;[[アルヴァトーレ]]<br />
:大型GNファングを装備。ただし、操作の簡略化のため、ビームサーベル形成機能は省かれている。<br />
;[[ガッデス (00)|ガッデス]]<br />
:GNビームサーベルファングを装備。アルヴァトーレとは反対にビーム砲として使う事はできない。<br />
;[[レグナント]]<br />
:両腕の爪がGNファングとなっている。分離させずに敵を突き刺すクローとしての使用も無論可能である。<br />
;[[リボーンズガンダム]]<br />
:背部に大型の、腰部とシールドに小型のGNフィンファングを装備。それまでのGNファングとは桁違いの機動性を誇る。<br />
:余談だが、リボーンズガンダムの武装「GNフィンファング」の元ネタは、νガンダムの武装「フィン・ファンネル」である。<br />
;[[ガデラーザ]]<br />
:MSサイズの大型GNファング14機および小型GNファング140機を搭載。合計154機のGNファングを[[デカルト・シャーマン|デカルト]]は脳量子波で巧みに操作する。<br />
<br />
===== GNビット =====<br />
;[[ケルディムガンダム]]<br />
:GNシールドビット、GNライフルビットを装備。制御は[[ハロ]]が行うため、パイロットは機体操作に専念できる。<br />
;[[ダブルオークアンタ]]<br />
:GNソードビットを搭載。形状の異なるA、B、Cビットがあり、GNソードⅤと[[合体]]させてGNバスターソードになる。<br />
:また、GNソードビットを環状に展開させることによって[[GNフィールド]]を張ることができる。さらに、環状に展開させたGNソードビットをくぐることによって超長距離にわたる[[分身|量子ジャンプ]]までも可能である。<br />
;[[ガンダムサバーニャ]]<br />
:ケルディムの後継機。GNピストルビット、GNライフルビット、GNホルスタービットとケルディムの比ではない数のビットを搭載し、[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]の得意な「乱れ撃ち」の技能を存分に発揮する。<br />
;[[ガンダムハルート]]<br />
:コンテナ部にGNシザービットを搭載している。先端部をハサミ状に展開させ、目にも止まらぬ速さで目標を切り裂く。<br />
;[[ラファエルガンダム]]<br />
:[[セラヴィーガンダムII|肩部ユニット]]の両サイドに遠隔操作が可能なGNビッグキャノンを搭載。また、GNビッグキャノンはGNビッグクローという格闘形態にも[[変形]]が可能である。<br />
<br />
==== [[機動戦士ガンダムAGE]] ====<br />
;[[ガンダムAGE-FX]]<br />
:機体の各部にCファンネルを搭載している。先端部の刀身(シグルブレイドと同様の物質と思われる)で敵機を切り裂く。機体の周囲を旋回させることでバリアとしても用いられる。<br />
;[[ティエルヴァ]]<br />
:機体背部にTビットを搭載している。ビーム砲としてだけでなく、先端のダイヤモンドカッター状の刃を高速回転させ敵機の装甲を貫くことも可能。<br />
;[[ギラーガ]]<br />
:機体の各部から発生させたビーム球体のギラーガビットを使用。ビーム弾をそのままビット化したような特殊なタイプであり、敵にぶつけて攻撃する他、自機周囲に密集させることでバリアにすることも可能であるなど、シンプルな見た目の割りに応用が利く。<br />
;[[ガンダムレギルス]]<br />
:レギルスシールドから発生させたビーム球体のレギルスビットを使用。ギラーガビットと性質は同じだが、展開可能数が大幅に増えている。<br />
;[[フォーンファルシア]]<br />
:フォーンファルシアビットを搭載している。フォーンファルシアバトンから照射されたビームを増幅して威力を強化することも可能。原型のファルシア(SRW未登場)のものより性能が大幅に強化されている。<br />
<br />
==== [[ガンダム Gのレコンギスタ]] ====<br />
R.C.のファンネルは名前こそファンネルだが内情はインコムであり、『X』ではニュータイプではないR.C.のキャラクターも下記のR.C.のモビルスーツのファンネルは使用出来る。逆に宇宙世紀のモビルスーツのファンネルは使用不可である([[オリジナル設定]]として使用可能にした一部のモビルスーツを除く)。<br />
;[[G-ルシファー]]<br />
:機体の腰部に遠隔操作が可能なスカート・ファンネルを3基装備している。<br />
;[[トリニティ]]<br />
:両腕部と3本足の脚部がビーム砲やミサイルの「ボタン弾」を内蔵した有線式ファンネルとなっている。<br />
;[[ジーラッハ]]<br />
:スカート部に遠隔無線誘導兵器のビフレストビットを6基搭載している。<br />
;[[ジャイオーン]]<br />
:大型バックパック「ビッグアーム・ユニット」のアーム先端部から発生させるビーム・サーベル8本の内の6本をソード・ファンネルとして分離・操作できる。<br />
<br />
==== ガンダムビルドシリーズ ====<br />
;[[キュベレイパピヨン]]<br />
:ファンネルに透明処理を施したクリアファンネルを搭載している。<br />
<br />
=== ガンダムシリーズ以外 ===<br />
ファンネルのイメージが強いためか、ガンダムシリーズ以外のロボットアニメではあまり見られない。<br />
<br />
;[[ニルヴァーシュ type ZERO spec-V]]<br />
:槍の先端部を7つのビットに分離可能。<br />
;[[ファフナー]]系<br />
:「ノルン」と呼ばれる無人攻撃端末が登場。ビーム砲による射撃とバリア展開が可能な攻防一体式。スパロボではノートゥングモデルの武器やバリア扱いだが、実際は機体からコントロールされているわけではなく、ジークフリードシステムによって独自に遠隔操作されている。『EXODUS』では、これの発展型として、小型の無人ファフナーを操るシステムが開発されている。<br />
;[[EVA第13号機]]<br />
:「RSホッパー」と呼ばれる遠隔操作ユニットを搭載。本来は[[A.T.フィールド]]を発生させるための装備だがフィールドを直接ぶつけるなど攻撃にも転用可能。<br />
;[[バル・ルルーン]]<br />
:両腕のE.R.L.を切り離して遠隔攻撃端末として運用可能。原型のバル・バドスのものとは異なり、制御が自動化されて扱い易くなっている。<br />
;[[GA-003 トリックマスター]]<br />
:「フライヤー」と呼ばれる遠隔操作ユニットを搭載。<br />
<br />
=== バンプレストオリジナル ===<br />
バンプレストオリジナルでは採用率が高い。<br />
<br />
;[[魔装機神]]系<br />
:ハイ・ファミリアを装備。パイロットではなくそれに仕えるファミリアが独自に遠隔操作するもので、彼らが乗り込む艦載機のような側面がある。<br />
:ファミリア1体につき1機のハイ・ファミリアしか生成されないという性質上、元より1体しかいない[[グランヴェール]]はここには含まれない。<br />
;[[グランゾン]]系<br />
:[[αシリーズ]]以降、ワーム・スマッシャーがビームそのものを空間転移させてオールレンジ攻撃を行う武器として描かれている。<br />
;[[ゲシュペンスト]]系<br />
:高速回転するプロペラ状のカッターを飛ばして攻撃するT-LINKリッパーやスラッシュ・リッパーなどを搭載している。<br />
;[[デュラクシール]]<br />
:両肩のアーマーを飛ばして攻撃を仕掛けるタオーステイルを搭載(LOEのみ)。νガンダムのフィン・ファンネルに近い。<br />
;[[R-3]]<br />
:直接攻撃を行うストライクシールドを搭載。<br />
;[[リコニトーレ]]<br />
:射撃攻撃を行うピッドを背部に複数搭載。詳細は不明。<br />
;[[アシュクリーフ]]<br />
:直接攻撃を行うスプラッシュブレイカーを搭載。<br />
;[[アシュセイヴァー]]<br />
:ビーム攻撃と直接攻撃の両方が可能なソードブレイカーを搭載。<br />
;[[ヴァイスセイヴァー]]<br />
:アシュセイヴァーのカスタム機。ソードブレイカーを強化したソリッド・ソードブレイカーを搭載。<br />
;[[ベルゲルミル]]<br />
:勾玉状の端末による攻撃を行う「シックス・スレイヴ」を搭載。基となったヒュッケバインMk-IIと戦闘グラフィックにおける描写から、チャクラム・シューターと同様の熱溶断機能を持つと思われる。<br />
;[[アストラナガン]]系<br />
:端末による射撃を行うガン・ファミリア(ガン・スレイヴ)を持つ。OGにおける代用機の[[R-GUNリヴァーレ]]も同様。<br />
;[[ヴァイクル]]、[[ヴァイクラン]]<br />
:端末による攻撃を行うカナフ・スレイヴ(ガン・スレイヴ)を持つ。<br />
;[[ジュデッカ]]、[[ヘルモーズ]]<br />
:大量の[[メギロート]]による攻撃を行う「第3地獄トロメア」(メギロート・ミサイル)を持つ。<br />
;[[エクサランス・コスモドライバー]]<br />
:フェアリーという無人誘導兵器を装備、ビームによる射撃とそれを反射させる機能を持つ。<br />
;[[ガナドゥール]]<br />
:遠隔操作可能なビームランサー「アルティメットランサー」を2基搭載。<br />
;[[ジェアン・シュヴァリアー]]<br />
:遠隔操作可能なビームサーベル「ブレードビット」を多数搭載。<br />
;[[デア・ブランシュネージュ]]<br />
:射撃攻撃用の「アクティブビット」と、バリア防御用の「パッシブビット」を多数搭載。<br />
;[[ファービュラリス]]<br />
:背中のウイングパーツに多数装備されている菱型のユニットに氷をまとわせて自由に操る「ステルラ・プルウィア」、武器名なのか技名なのかは不明。<br />
;[[ベルゼルート・ブリガンディ]]<br />
:最強攻撃時に遠隔操作型ユニットで射撃を行う、ユニット名称は『OGMD』にて「アーマー・ビット」と名称がついた。<br />
;[[エグゼクスバイン]]<br />
:全身にブレード状の念力誘導兵器「T-LINKスライダー」を装備。<br />
;[[ブラスタ]] / [[リ・ブラスタ]]<br />
:遠隔操作型の戦闘ユニット・SPIGOTを装備。厳密にはブラスタ(リ・ブラスタ)の[[スフィア]]の力を制御するためのシステムであり、これ自体に攻撃力は持たない。<br />
;[[ジェニオン|ジェミニオン・レイ]]<br />
:遠隔操作型の戦闘ユニット・ハウンドを装備。<br />
;[[グランヴァング]]<br />
:遠隔操作型の電撃による拘束を目的にした無人誘導ユニット「スタンショッカー」を搭載。<br />
;[[ヴァングネクス]]<br />
:遠隔操作型の独立可変速粒子砲「征嵐」を搭載。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*オールレンジ攻撃の概念の事実上の発案者である富野由悠季監督自身が、この概念の最大の批判者であることは結構知られている。なぜならば、[[ミノフスキー粒子]]などによって遠隔操作可能な兵器を無力化することで、人型兵器の[[白兵戦]]の現実化を考えた監督にしてみれば'''「オールレンジ攻撃は人型兵器の存在意義を無効にしてしまう本末転倒の戦闘スタイル」'''に他ならないからである。<br />
**[[ガンダムシリーズ]]に登場するオールレンジ攻撃は、ビットから[[ファンネル]]へと設定が変化していく中で、長距離兵器から火力を上げるための浮遊砲台のような位置付けへと描かれ方が変わっていった。だが、ファンネルなどの小さな兵器はそれ自体の見栄えが乏しく、さらに攻撃自体も絵的にも単調でつまらないものになりがちであったこともあり、その問題に拍車をかけることとなる。<br />
**実際に『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』を経た『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』では、[[νガンダム]]と[[サザビー]]の最後の戦いがファンネルを潰しあった末の挙句の殴り合いで終結している。<br />
**近年では、近接攻撃能力の追加などの多機能化やそれに伴う特徴的なデザイン設定など演出のための工夫がされている場合もあるが、それもまたロボットアニメにおける遠隔操作兵器の持つ矛盾を回避するがゆえの苦肉の策であることは、演出的にも論を俟たない。<br />
*'''「ファンネルが地上で使用できるか否か」'''と言う論議に関しては、右のリンク先に詳しいまとめがある。[http://www5f.biglobe.ne.jp/~sannbiki/g_sinnjitu3.htm ファンネルは地上で使えるのか?](外部リンク)<br />
**ただし、これも一個人の推測にすぎず反論の余地もあり、[[サイコガンダムMk-II]]は[[ミノフスキークラフト]]の応用でビットを浮かせたという説もある為、結局のところ、公式のアナウンスが無い限り、真相は不明のままである。<br />
***なお、『[[機動戦士ガンダムUC]]』に登場した水陸両用[[MA]]・[[シャンブロ]]に装備されたリフレクター・ビットは、回転翼を用いたホバリング能力が持たされており(簡単に言えば「動力の付いた竹とんぼ」)、これによって重力下での運用を可能にしている。<br />
*『[[SDガンダム外伝]]』シリーズにおいては、雷系の最下級[[魔法]]「ファン」を上回る魔法として「ファンネル」が登場しており(某有名RPGシリーズの魔法で喩えれば「'''サンダラ'''」といったところ)、SRWにおいても『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』にて[[法術士ニュー]]が使用している。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:おおるれんしこうけき}}<br />
[[Category:小辞典]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9&diff=349826
ゴジラ
2020-01-23T05:52:31Z
<p>210.155.61.242: /* 移動タイプ */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Godzilla]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}}<br />
*ゴジラ2000 ミレニアム(原作)<br />
*ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(原作)<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|西川伸司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 怪獣<br />
| 異名 = '''怪獣王'''<ref>初代ゴジラの呼び名は「水爆大怪獣」。 [[英語|外国語]]表記だと「'''King of the Monsters'''」である。</ref> <br />
| 身長 = [[身長::55 m]](身長)<br />[[全長::122.5 m]](全長)<br />78 m(尻尾の長さ)<br />
| 体重 = [[体重::25000 t]]<br />
}}<br />
<br />
'''ゴジラ'''は『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』に登場する生物。<br />
<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラおよび補足を兼ねて、初代ゴジラについても記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。歩行速度は時速40km(作品によって異なる)。[[必殺武器|必殺技]]は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から吐き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。平成VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙し尽くす。<br />
<br />
作品によって設定は異なるが、人間の核実験による突然変異で誕生した怪獣で、体内に原子炉を持つとされ、核物質をエサとしている。この原子炉こそゴジラの最強の証でもあり、弱点でもある。この原子炉をカドミウム等何らかの方法で制御されると活動不可能になる。更にこれが暴走するとゴジラ自身にも体温調節が不可能になり、地球全てを焼き尽くすほどの熱量で核爆発を起こすか、メルトダウンで地球を貫通するほどの大穴を開けて死亡する。また、特殊な細胞(これも作品によって異なるが、G細胞と呼ばれる事が多い)により、多少の傷を受けても数時間で再生する。原作中では良くも悪くもその生態、強さに魅せられるキャラクターも多く、生態を理解、研究しようとする者もいれば、倒そうと躍起になって、挙句最後は壊れてしまう者までいる。<br />
<br />
シリーズにおいて多くの個体が登場し、1954年公開の初代、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)等がある。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚めて日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。<br />
<br />
=== ゴジラ2000 ミレニアム ===<br />
1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では北海道根室や茨城県東海村、東京都[[新宿]]を襲撃している。<br />
<br />
体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。<br />
<br />
なお、当作品および『メガギラス』におけるゴジラは身長が55mと初代および二代目に近くなっているが、これは「ゴジラ」の[[異名|愛称]]で知られる野球選手・松井秀喜氏の読売巨人軍所属時代の背番号「55」から取られたものである。その松井秀喜氏は「ゴジラ×メカゴジラ」で本人そのままという役でゲスト出演した。<br />
<br />
=== ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ===<br />
'''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''<ref>そのため、回想となる1954年に出現したゴジラの最初の襲撃シーンは、一部場面が新撮されている。</ref>。<br />
<br />
その後、ゴジラは1966年と1996年にも出現。日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになる等、影響を強く与えている。<br />
<br />
2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により出現した怪獣メガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。<br />
<br />
== 初代ゴジラ ==<br />
1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は太平洋上に浮かぶ孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)氏の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ二度にわたり日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃や5万ボルトの高圧電流をものともせず、[[東京]]の中心部を蹂躙し尽し、焦土へと変える<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっており、後に「ゴジラに破壊してもらった」と逆に喜ぶ県まで出てきた。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して一度(ゲスト出演を入れると二度)しかゴジラに破壊されたことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の[[世界観]](前作の『×メカゴジラ』を含む)では過去にモスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>。<br />
<br />
ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している時に芹沢博士にオキシジェン・デストロイヤーを使用され、身体を溶かされ死亡する<ref>オキシジェン・デストロイヤーが使用された場所は『ゴジラ』(1954)では東京湾なのだが、劇中では明言されていなかったので、機龍二部作では手塚昌明監督のこだわりによって房総半島沖に変更されている。</ref>。<br />
<br />
最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった(ただし、このゴジラが最初の一匹だったかそうでないかは作品によって違う)。<br />
<br />
なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまでも高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年8月のイベント「G迎撃作戦」期間限定参戦。コラボ企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』名義での登場となる。スパロボの歴史上超生物の登場は珍しい事ではないが、まさかの'''[[未参戦作品/一覧|特撮作品からの初となる参戦]]'''という事で話題となった。<br />
:R・SR・SSRアタッカー。性能は無償報酬ユニットという事もあり[[HP]]が飛び抜けて以外は控えめで、運動性はかなり低めとなっている。基本は、下記のスキルを活かす形で火力を伸ばす事になる。ちなみに、'''純粋な生物(怪獣)なのに[[改造]]に対応している'''。<br />
:アタッカーの中では移動速度が「超低速」と鈍足で、パーツスロットが無く[[強化パーツ]]を一切装備できないためフォローも難しい(他ユニットのアビリティや戦艦スキルによるバフ頼り)。お約束の宇宙適応だが、さすがに活動はできるとはいえ「B」である。<br />
:なお、当企画に登場するゴジラは1984年から1995年にかけて展開された平成VSシリーズのゴジラ(俗に言う四代目)が主だが、本作品では『ミレニアム』『メガギラス』に登場するゴジラ(ミレゴジ)となっている」<ref>ただし、熱線の色はミレゴジと違い青色であり、さらに各種効果音(熱線を放つ際の「ボンッボボボンッ」とストロボのような効果音等)は機龍二部作のものが使われており、ミレゴジと機龍ゴジのハイブリッド、もしくは背びれをミレニアムカラーに変えた機龍ゴジである可能性もある。</ref>。[[咆哮]]('''何と、ゴジラの甲高い鳴き声がサウンドエフェクトとして再現されている''')を発する際の会話テキスト部ではアニメ調のキャラクターイラストで描かれており、非特撮作品と共演する上での違和感は少なくなっている。<br />
:イベントシナリオでは機龍やEVAだけでなく、[[マジンガーZ]]や[[機械獣]]軍団をも相手取り、怪獣王としての圧倒的な力を見せつけている。また、[[冬月コウゾウ|冬月]]の発言から、本イベントの[[世界観|世界]]でも「45年前に初代ゴジラが[[日本]]を襲撃し、芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーによって葬られた」事が判明している。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
<!-- === [[能力]]値 === --><br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[不屈]]、[[咆哮]]、[[憤怒]]'''<br />
:ゴジラの特徴をよく表現したラインナップ。ちなみに「咆哮」「憤怒」は、それぞれ「挑発」「魂」と同一の効果を持つゴジラ専用のものである。余談だが、「憤怒」はその後[[神崎すみれ|とあるキャラクター]]にも実装された。<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[覚醒]]、[[威圧]]、[[凶悪]]'''<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:生身の怪獣なので、必然的に肉弾戦を行う事が多い。主にパンチや噛みつき、踏みつけや尻尾を使う。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では、「尻尾」が通常武器として採用。<br />
;放射熱線<br />
:ゴジラの最大の特徴と言える攻撃方法。口から摂氏10万度を超える熱線を放射する。放射の際に背びれが発光する事で有名。絶大な威力を誇る一方で命中精度も高く、飛行する敵を撃ち落とすなど、対空防御で使用されることもしばしば。<br />
:作品ごとの設定の変化、あるいは作中での使用状況により、いくつもの熱線のバリエーションがある。例として熱線として放射せずに体内で炸裂させる、通称「体内放射」が近接戦時の切り札として用いられている。通常攻撃の手段として多用することもあれば、消耗が激しいためにここぞという時の必殺攻撃として温存していることもある。<br />
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。ちなみに、『X-Ω』に登場するデザインのゴジラ(ミレゴジ)は原作では赤い熱線を吐いているが、本作では青い熱線となっている。他作品での赤い熱線は青い熱線よりも更に強力な切り札となっている場合もある。<br />
<br />
=== [[アビリティ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:<br />
:{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! アビリティ名 !! 効果<br />
|-<br />
! 本土上陸<br />
| 敵エリア内でクリティカル率アップ<br />
|-<br />
! 怯まぬ意志<br />
| 状態異常中に攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|-<br />
! 絶対なる強敵<br />
| 7回ダメージを受けるごとに攻撃力アップ<br />
|-<br />
! 怪獣王<br />
| HP1/2以下で、攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|}<br />
:原作での攻撃を受ける度に怒り狂う[[性格]]がモロに反映されており、何をやっても攻撃力がガンガン上昇。終いには、「[[魂]]」が常時かかっているような状態になってしまう。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]・[[海]]・[[宇宙]]<br />
:歴代を通じて泳ぎは達者で、長時間の潜水も可能(中にはエラ呼吸能力まで持った個体も存在し、マントルの中さえ移動する事が可能だった個体もいる)。<br />
:基本的に島国[[日本]]を舞台とするゴジラ作品においては、人類側や敵怪獣との海上・海中戦も頻繁に描かれている。昭和シリーズでは、戦いを終えたゴジラが海へと帰っていくラストシーンも定番だろう。<br />
:また、ゴジラは真空の宇宙空間でも活動可能なので、「あらゆる環境で生息可能な完全生物」と言える<ref>『シン・ゴジラ』においては無生生殖による群体化や有翼化の可能性まで示唆されており、実際に群体化しかけている。更にアニメ三部作では2000年もの間に地球がゴジラ細胞由来の生物であふれかえり生態系の頂点に立っている。</ref>。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:[[全長一覧|身長]]55m(ミレゴジ設定)なので、このサイズ。<br />
:余談だが、超高層ビルが林立している現代社会では身長55mだと「低く」見えてしまうため、中にはゴジラの身長が80mや100m等に設定されている作品も存在している。<br />
:シリーズ最大サイズはアニメ映画版『GODZILLA』3部作に登場するゴジラ・アースの300メートル以上と、他シリーズのゴジラと比べても群を抜く巨体を誇る。これは他シリーズで誕生の1954年から生き延びた設定でも50年程度が最長であったのに対し、アニメ3部作では2000年もの間生き延びた結果であるというのが理由。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;芹沢大助<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。第二次世界大戦で[[医療・病障害|負傷した]]右眼に眼帯を着用している。<br />
:最初のゴジラを自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」によって抹殺したが、オキシジェン・デストロイヤーが[[核ミサイル|核兵器]]に代わる新たな兵器として利用される事を恐れ、設計図など関連する[[資料]]を全て破棄。最期は、自身がゴジラと運命を共にする事でオキシジェン・デストロイヤーに関する全ての情報を闇へと葬った<ref>ゴジラに対して明確な形で勝利した経緯を持つ故か、芹沢大助博士は[[ドリームキャスト]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ゴジラ・ジェネレーションズ』において(何故か巨大化して)[[隠し要素|隠しキャラクター]]'''「ジャイアント芹沢博士」'''として登場する。なお、このゲームソフトでは「潜水服を身に纏い、眼帯から発射する怪光線や両手に持ったオキシジェン・デストロイヤーの容器から発する[[ビーム兵器|ビーム]]で街を破壊する」というVS最後の敵でオキシジェン・デストロイヤーの化身ともいえる怪獣デストロイアもびっくりな[[ギャグイベント|笑撃的な]]彼の姿を見る事が出来る。</ref>。<br />
;山根恭平<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。<br />
:多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。ラストシーンの名台詞は、あまりにも有名。<br />
:なお、[[続編]]『ゴジラの逆襲』にも登場する。<br />
;[[自衛隊]]<br />
:[[日本]]が抱える事実上の戦力。(「防衛隊」名義等を含めて)ゴジラシリーズ作品においても度々登場する。<br />
:単なる[[やられメカ|やられ役]]として登場する場合もあるが、一部作品では独自に開発した超兵器や知恵を駆使してゴジラとも互角に渡り合う。ゴジラにとって「(怪獣以外の)[[ライバル|好敵手]]」と言うべき存在である。<br />
:<br />
;[[家城茜]]<br />
:『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特生自衛隊員。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[碇シンジ]]、[[綾波レイ]]、[[式波・アスカ・ラングレー]]<br />
:『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』と『[[X-Ω]]』イベント「G迎撃作戦」において共演、対決する。<br />
;[[野原しんのすけ]]<br />
:『シン・ゴジラ』とのコラボ企画により『[[クレヨンしんちゃん]]』で共演。巨大化したゴジラと戦った。<br />
;[[兜甲児]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」ではゴジラ迎撃作戦の一員として参戦し、ゴジラに挑む。<br />
;[[Dr.ヘル]]、[[あしゅら男爵]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」では過去に[[バードス島]]に上陸し[[機械獣]]軍団を壊滅寸前に追い込んでいる為彼等との間にも浅からぬ因縁があり、ゴジラを捕獲して[[機械獣]]に改造せんと目論むが、ゴジラに手を出したばかりに想像を絶する悪夢を見るハメに…。<br />
:余談だが、ゴジラシリーズ原作においては[[シュウ・シラカワ|ゴジラを自分達の野望や欲望のために操ったり]][[キリコ・キュービィー|支配しようと企んだ侵略者・悪人達は]][[死亡フラグ|ほぼ全員死亡しており]]、命までは失わずに済んだだけでも、彼らは運が良かったと言えるかもしれない。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラに関するものについて記述する。<br />
;対オルガ戦(ゴジラ2000 ミレニアム)<br />
:[[地球]]征服を企む[[宇宙人]]ミレニアンは、[[再生]]能力を持つゴジラの体内の物質「オルガナイザーG1」を吸収して実体化を果たす。しかし、オルガナイザーG1はゴジラ以外に制御しきれる代物ではなく、ミレニアンは「オルガ」という怪獣と化してしまう。<br />
:オルガはゴジラから攻撃を加えられても怯まず、ゴジラのオルガナイザーG1を更に吸収して外見を変化させていき、大きな口を開けてゴジラを呑みこまんとするも、ゴジラの放射熱線を体内で吐かれてしまい、オルガは爆散した。<br />
:こうして、オルガ(ミレニアン)を倒し、人類側の兵器も一切通用しないゴジラは、大暴れを続けて[[東京]]を次々と火の海にしていく…。<br />
;対メガギラス戦(ゴジラ×メガギラス G消滅作戦)<br />
:Gグラスパーが東京都品川区・お台場に出現したゴジラをブラックホール砲「ディメンション・タイド」で葬り去る「G消滅作戦」を実行せんとした時、渋谷区を破壊した巨大トンボ型怪獣「メガギラス」が飛来する。<br />
:ゴジラは、[[飛行]]するメガギラスが放つ超高周波や尻尾の針に苦しめられてダウンしてしまう。しかし、再び起き上がったゴジラはメガギラスの攻撃を[[見切り]]、ジャンピング・ボディプレスを仕掛ける等して反転攻勢の構えを見せる。そして、ゴジラはメガギラスの尻尾の針を噛み砕き、[[トドメ演出|トドメ]]に熱線を二度も放ってメガギラスを撃破した。<br />
:なお、メガギラスを倒したゴジラは渋谷区に侵入して暴れ続けるが、Gグラスパーの面々の[[努力|尽力]]によってディメンション・タイドの発動に成功。遂にゴジラはこの世から消滅した…かに思われた。後日、渋谷区内のとある小学校において[[咆哮]]するゴジラの姿が目撃されている。<br />
<br />
== 関連怪獣 ==<br />
多くの怪獣が登場しているが、ここではイベントに登場する怪獣を解説する。<br />
;メカゴジラ([[3式機龍]]、[[3式機龍乙型]])<br />
:ゴジラを模したロボット怪獣。メカゴジラ自体は、モスラやキングギドラ等と並んでゴジラの[[ライバル]]として扱われることが多い。初代メカゴジラは[[宇宙人]]が作った侵略兵器だが、それ以降の作品ではアニメ映画版を除けば人類が作った対ゴジラ用迎撃兵器。<br />
:なお、機龍はメインフレームに初代ゴジラの骨を利用している生体兵器でもある<ref>ただし、1954年版ではゴジラは骨ごと跡形もなく溶け去っているため、[[並行世界|パラレル設定]]となっている。</ref>。<br />
;オルガ<br />
:『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場した怪獣。ゴジラの遺伝子がその誕生に大きく関わっており、そのためか外観に少なからずゴジラとの相違が見られる。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて乗組員達が被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには'''「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」'''というテーマが内包されている。<br />
**そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。その影響か、平成VSシリーズ以降は基本的に人類が倒すべき敵とされている。<br />
*ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。<br />
**中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。<br />
*1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮作品のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。<br />
**特に『[[ゾイドシリーズ]]』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。<br />
**映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]]』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの鳴き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだ「クリラ」が出る等、多くのパロディが行われた。<br />
***しかも、2016年に公開された『シン・ゴジラ』とのコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)および『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。<br />
*頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと、以上の三種類の恐竜をモチーフとしている。<br />
*名前は、'''ゴリラとクジラを混合した造語「ゴジラ」から命名された'''のであるが、英語名での綴りから海外では「GODZILLA(ガッズィーラ)」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は米国で製作された1998年の映画『GODZILLA』(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』では「ジラ」名義で登場)でもネタにしている。『シン・ゴジラ』の作中でも綴りからガッズィーラと呼ばれたが呼びにくいとしてゴジラと呼称されるようになった。なお、『ギャレゴジ』に出演した渡辺謙は、ガッズィーラと発音して欲しいとギャレス・エドワーズから依頼されたが断固拒絶し、あくまでもゴジラと発音している。<br />
*'''ゴジラの鳴き声は、「コントラバスの弦を使用して出した音を加工・編集して作っている」'''との事。<br />
**ちなみに、モノクロ作品である第1作目『ゴジラ』(1954)および第2作目『ゴジラの逆襲』におけるゴジラの鳴き声は、重低音であった。そして、カラー作品である第3作目『キングコング対ゴジラ』以降の作品におけるゴジラの鳴き声は、現行の甲高いものになっている。<br />
*実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]](『バトルサッカー フィールドの覇者』『バトルベースボール』)への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』ではゴジラの着ぐるみが「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ゴメスおよびジラースを演じた役者は、ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。<br />
*岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。<br />
*元プロ野球選手・松井秀喜氏のあだ名にもなっており、映画「ゴジラ×メカゴジラ」では松井氏本人が登場し、共演を果たしている。<br />
*1997年に登録されたコエロフィシス科の恐竜は成体の大きさが推定6.5mと同時代の肉食恐竜としては最大級のサイズだったため、発見者のケネス・カーペンター博士により「'''ゴジラサウルス'''(Gojirasaurus quayi)」と命名された。実在する恐竜の学名に日本の怪獣が名付けられた例は現時点では本種のみである(恐竜に限定しない場合は、1993年記載の白亜紀前期の絶滅カメ「シネミス・ガメラ」が存在する)。<br />
*『ギャレゴジ』の公開に合わせてBSプレミアムで放映された特番では、「あなたにとって、ゴジラは何ですか?」という質問に対し東宝スタッフの多くが'''「ゴジラは[[神]]である」'''と答えている。<br />
**『ゴジラ』(1954)の監督を務めた本多猪四郎氏も、1984年版(通称:84ゴジラ)を制作する際に残したメモにゴジラを'''「神が遣わした聖獣」'''と記しており、東宝ではゴジラが神格化されている事が伺える。<br />
***『X-Ω』における[[バードス島]]が蹂躙されたシーンで[[Dr.ヘル]]がゴジラを'''「海神」'''と呼んでいる事から、SRWでは東宝スタッフの見解を採用していると思われる。<br />
**ゴジラの英字表記「GODZILLA」に「GOD」が入っているのも、ゴジラが神の如き存在であることを示唆しているためとされる。<br />
*2018年には、『[[ガンダムシリーズ]]』とコラボレーションしたイラストが公開されている。これは同年11月にアニメ版ゴジラ三部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』と『[[機動戦士ガンダムNT]]』が公開され、両作品とも金色の存在(高次元怪獣ギドラとユニコーンガンダム3号機[[フェネクス]])が重要なカギを握る、ということで実現した企画である。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== 映像ソフト ===<br />
<amazon>B00ISOKPYG</amazon><amazon>B00ISOBUY0</amazon><amazon>B00ISOMLSY</amazon><br />
=== フィギュア ===<br />
<amazon>B01C6WCWXC</amazon><amazon>B00EVEMMRU</amazon><amazon>B00OXRLI8O</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こしら}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:ゴジラシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9&diff=349825
ゴジラ
2020-01-23T05:43:30Z
<p>210.155.61.242: /* 余談 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Godzilla]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}}<br />
*ゴジラ2000 ミレニアム(原作)<br />
*ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(原作)<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|西川伸司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 怪獣<br />
| 異名 = '''怪獣王'''<ref>初代ゴジラの呼び名は「水爆大怪獣」。 [[英語|外国語]]表記だと「'''King of the Monsters'''」である。</ref> <br />
| 身長 = [[身長::55 m]](身長)<br />[[全長::122.5 m]](全長)<br />78 m(尻尾の長さ)<br />
| 体重 = [[体重::25000 t]]<br />
}}<br />
<br />
'''ゴジラ'''は『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』に登場する生物。<br />
<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラおよび補足を兼ねて、初代ゴジラについても記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。歩行速度は時速40km(作品によって異なる)。[[必殺武器|必殺技]]は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から吐き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。平成VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙し尽くす。<br />
<br />
作品によって設定は異なるが、人間の核実験による突然変異で誕生した怪獣で、体内に原子炉を持つとされ、核物質をエサとしている。この原子炉こそゴジラの最強の証でもあり、弱点でもある。この原子炉をカドミウム等何らかの方法で制御されると活動不可能になる。更にこれが暴走するとゴジラ自身にも体温調節が不可能になり、地球全てを焼き尽くすほどの熱量で核爆発を起こすか、メルトダウンで地球を貫通するほどの大穴を開けて死亡する。また、特殊な細胞(これも作品によって異なるが、G細胞と呼ばれる事が多い)により、多少の傷を受けても数時間で再生する。原作中では良くも悪くもその生態、強さに魅せられるキャラクターも多く、生態を理解、研究しようとする者もいれば、倒そうと躍起になって、挙句最後は壊れてしまう者までいる。<br />
<br />
シリーズにおいて多くの個体が登場し、1954年公開の初代、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)等がある。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚めて日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。<br />
<br />
=== ゴジラ2000 ミレニアム ===<br />
1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では北海道根室や茨城県東海村、東京都[[新宿]]を襲撃している。<br />
<br />
体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。<br />
<br />
なお、当作品および『メガギラス』におけるゴジラは身長が55mと初代および二代目に近くなっているが、これは「ゴジラ」の[[異名|愛称]]で知られる野球選手・松井秀喜氏の読売巨人軍所属時代の背番号「55」から取られたものである。その松井秀喜氏は「ゴジラ×メカゴジラ」で本人そのままという役でゲスト出演した。<br />
<br />
=== ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ===<br />
'''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''<ref>そのため、回想となる1954年に出現したゴジラの最初の襲撃シーンは、一部場面が新撮されている。</ref>。<br />
<br />
その後、ゴジラは1966年と1996年にも出現。日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになる等、影響を強く与えている。<br />
<br />
2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により出現した怪獣メガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。<br />
<br />
== 初代ゴジラ ==<br />
1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は太平洋上に浮かぶ孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)氏の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ二度にわたり日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃や5万ボルトの高圧電流をものともせず、[[東京]]の中心部を蹂躙し尽し、焦土へと変える<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっており、後に「ゴジラに破壊してもらった」と逆に喜ぶ県まで出てきた。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して一度(ゲスト出演を入れると二度)しかゴジラに破壊されたことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の[[世界観]](前作の『×メカゴジラ』を含む)では過去にモスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>。<br />
<br />
ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している時に芹沢博士にオキシジェン・デストロイヤーを使用され、身体を溶かされ死亡する<ref>オキシジェン・デストロイヤーが使用された場所は『ゴジラ』(1954)では東京湾なのだが、劇中では明言されていなかったので、機龍二部作では手塚昌明監督のこだわりによって房総半島沖に変更されている。</ref>。<br />
<br />
最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった(ただし、このゴジラが最初の一匹だったかそうでないかは作品によって違う)。<br />
<br />
なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまでも高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年8月のイベント「G迎撃作戦」期間限定参戦。コラボ企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』名義での登場となる。スパロボの歴史上超生物の登場は珍しい事ではないが、まさかの'''[[未参戦作品/一覧|特撮作品からの初となる参戦]]'''という事で話題となった。<br />
:R・SR・SSRアタッカー。性能は無償報酬ユニットという事もあり[[HP]]が飛び抜けて以外は控えめで、運動性はかなり低めとなっている。基本は、下記のスキルを活かす形で火力を伸ばす事になる。ちなみに、'''純粋な生物(怪獣)なのに[[改造]]に対応している'''。<br />
:アタッカーの中では移動速度が「超低速」と鈍足で、パーツスロットが無く[[強化パーツ]]を一切装備できないためフォローも難しい(他ユニットのアビリティや戦艦スキルによるバフ頼り)。お約束の宇宙適応だが、さすがに活動はできるとはいえ「B」である。<br />
:なお、当企画に登場するゴジラは1984年から1995年にかけて展開された平成VSシリーズのゴジラ(俗に言う四代目)が主だが、本作品では『ミレニアム』『メガギラス』に登場するゴジラ(ミレゴジ)となっている」<ref>ただし、熱線の色はミレゴジと違い青色であり、さらに各種効果音(熱線を放つ際の「ボンッボボボンッ」とストロボのような効果音等)は機龍二部作のものが使われており、ミレゴジと機龍ゴジのハイブリッド、もしくは背びれをミレニアムカラーに変えた機龍ゴジである可能性もある。</ref>。[[咆哮]]('''何と、ゴジラの甲高い鳴き声がサウンドエフェクトとして再現されている''')を発する際の会話テキスト部ではアニメ調のキャラクターイラストで描かれており、非特撮作品と共演する上での違和感は少なくなっている。<br />
:イベントシナリオでは機龍やEVAだけでなく、[[マジンガーZ]]や[[機械獣]]軍団をも相手取り、怪獣王としての圧倒的な力を見せつけている。また、[[冬月コウゾウ|冬月]]の発言から、本イベントの[[世界観|世界]]でも「45年前に初代ゴジラが[[日本]]を襲撃し、芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーによって葬られた」事が判明している。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
<!-- === [[能力]]値 === --><br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[不屈]]、[[咆哮]]、[[憤怒]]'''<br />
:ゴジラの特徴をよく表現したラインナップ。ちなみに「咆哮」「憤怒」は、それぞれ「挑発」「魂」と同一の効果を持つゴジラ専用のものである。余談だが、「憤怒」はその後[[神崎すみれ|とあるキャラクター]]にも実装された。<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[覚醒]]、[[威圧]]、[[凶悪]]'''<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:生身の怪獣なので、必然的に肉弾戦を行う事が多い。主にパンチや噛みつき、踏みつけや尻尾を使う。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では、「尻尾」が通常武器として採用。<br />
;放射熱線<br />
:ゴジラの最大の特徴と言える攻撃方法。口から摂氏10万度を超える熱線を放射する。放射の際に背びれが発光する事で有名。絶大な威力を誇る一方で命中精度も高く、飛行する敵を撃ち落とすなど、対空防御で使用されることもしばしば。<br />
:作品ごとの設定の変化、あるいは作中での使用状況により、いくつもの熱線のバリエーションがある。例として熱線として放射せずに体内で炸裂させる、通称「体内放射」が近接戦時の切り札として用いられている。通常攻撃の手段として多用することもあれば、消耗が激しいためにここぞという時の必殺攻撃として温存していることもある。<br />
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。ちなみに、『X-Ω』に登場するデザインのゴジラ(ミレゴジ)は原作では赤い熱線を吐いているが、本作では青い熱線となっている。他作品での赤い熱線は青い熱線よりも更に強力な切り札となっている場合もある。<br />
<br />
=== [[アビリティ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:<br />
:{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! アビリティ名 !! 効果<br />
|-<br />
! 本土上陸<br />
| 敵エリア内でクリティカル率アップ<br />
|-<br />
! 怯まぬ意志<br />
| 状態異常中に攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|-<br />
! 絶対なる強敵<br />
| 7回ダメージを受けるごとに攻撃力アップ<br />
|-<br />
! 怪獣王<br />
| HP1/2以下で、攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|}<br />
:原作での攻撃を受ける度に怒り狂う[[性格]]がモロに反映されており、何をやっても攻撃力がガンガン上昇。終いには、「[[魂]]」が常時かかっているような状態になってしまう。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]・[[海]]・[[宇宙]]<br />
:歴代を通じて泳ぎは達者で、長時間の潜水も可能(中にはエラ呼吸能力まで持った個体も存在し、マントルの中さえ移動する事が可能だった個体もいる)。<br />
:基本的に島国[[日本]]を舞台とするゴジラ作品においては、人類側や敵怪獣との海上・海中戦も頻繁に描かれている。昭和シリーズでは、戦いを終えたゴジラが海へと帰っていくラストシーンも定番だろう。<br />
:また、ゴジラは真空の宇宙空間でも活動可能なので、「あらゆる環境で生息可能な完全生物」と言える。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:[[全長一覧|身長]]55m(ミレゴジ設定)なので、このサイズ。<br />
:余談だが、超高層ビルが林立している現代社会では身長55mだと「低く」見えてしまうため、中にはゴジラの身長が80mや100m等に設定されている作品も存在している。<br />
:シリーズ最大サイズはアニメ映画版『GODZILLA』3部作に登場するゴジラ・アースの300メートル以上と、他シリーズのゴジラと比べても群を抜く巨体を誇る。これは他シリーズで誕生の1954年から生き延びた設定でも50年程度が最長であったのに対し、アニメ3部作では2000年もの間生き延びた結果であるというのが理由。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;芹沢大助<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。第二次世界大戦で[[医療・病障害|負傷した]]右眼に眼帯を着用している。<br />
:最初のゴジラを自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」によって抹殺したが、オキシジェン・デストロイヤーが[[核ミサイル|核兵器]]に代わる新たな兵器として利用される事を恐れ、設計図など関連する[[資料]]を全て破棄。最期は、自身がゴジラと運命を共にする事でオキシジェン・デストロイヤーに関する全ての情報を闇へと葬った<ref>ゴジラに対して明確な形で勝利した経緯を持つ故か、芹沢大助博士は[[ドリームキャスト]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ゴジラ・ジェネレーションズ』において(何故か巨大化して)[[隠し要素|隠しキャラクター]]'''「ジャイアント芹沢博士」'''として登場する。なお、このゲームソフトでは「潜水服を身に纏い、眼帯から発射する怪光線や両手に持ったオキシジェン・デストロイヤーの容器から発する[[ビーム兵器|ビーム]]で街を破壊する」というVS最後の敵でオキシジェン・デストロイヤーの化身ともいえる怪獣デストロイアもびっくりな[[ギャグイベント|笑撃的な]]彼の姿を見る事が出来る。</ref>。<br />
;山根恭平<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。<br />
:多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。ラストシーンの名台詞は、あまりにも有名。<br />
:なお、[[続編]]『ゴジラの逆襲』にも登場する。<br />
;[[自衛隊]]<br />
:[[日本]]が抱える事実上の戦力。(「防衛隊」名義等を含めて)ゴジラシリーズ作品においても度々登場する。<br />
:単なる[[やられメカ|やられ役]]として登場する場合もあるが、一部作品では独自に開発した超兵器や知恵を駆使してゴジラとも互角に渡り合う。ゴジラにとって「(怪獣以外の)[[ライバル|好敵手]]」と言うべき存在である。<br />
:<br />
;[[家城茜]]<br />
:『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特生自衛隊員。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[碇シンジ]]、[[綾波レイ]]、[[式波・アスカ・ラングレー]]<br />
:『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』と『[[X-Ω]]』イベント「G迎撃作戦」において共演、対決する。<br />
;[[野原しんのすけ]]<br />
:『シン・ゴジラ』とのコラボ企画により『[[クレヨンしんちゃん]]』で共演。巨大化したゴジラと戦った。<br />
;[[兜甲児]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」ではゴジラ迎撃作戦の一員として参戦し、ゴジラに挑む。<br />
;[[Dr.ヘル]]、[[あしゅら男爵]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」では過去に[[バードス島]]に上陸し[[機械獣]]軍団を壊滅寸前に追い込んでいる為彼等との間にも浅からぬ因縁があり、ゴジラを捕獲して[[機械獣]]に改造せんと目論むが、ゴジラに手を出したばかりに想像を絶する悪夢を見るハメに…。<br />
:余談だが、ゴジラシリーズ原作においては[[シュウ・シラカワ|ゴジラを自分達の野望や欲望のために操ったり]][[キリコ・キュービィー|支配しようと企んだ侵略者・悪人達は]][[死亡フラグ|ほぼ全員死亡しており]]、命までは失わずに済んだだけでも、彼らは運が良かったと言えるかもしれない。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラに関するものについて記述する。<br />
;対オルガ戦(ゴジラ2000 ミレニアム)<br />
:[[地球]]征服を企む[[宇宙人]]ミレニアンは、[[再生]]能力を持つゴジラの体内の物質「オルガナイザーG1」を吸収して実体化を果たす。しかし、オルガナイザーG1はゴジラ以外に制御しきれる代物ではなく、ミレニアンは「オルガ」という怪獣と化してしまう。<br />
:オルガはゴジラから攻撃を加えられても怯まず、ゴジラのオルガナイザーG1を更に吸収して外見を変化させていき、大きな口を開けてゴジラを呑みこまんとするも、ゴジラの放射熱線を体内で吐かれてしまい、オルガは爆散した。<br />
:こうして、オルガ(ミレニアン)を倒し、人類側の兵器も一切通用しないゴジラは、大暴れを続けて[[東京]]を次々と火の海にしていく…。<br />
;対メガギラス戦(ゴジラ×メガギラス G消滅作戦)<br />
:Gグラスパーが東京都品川区・お台場に出現したゴジラをブラックホール砲「ディメンション・タイド」で葬り去る「G消滅作戦」を実行せんとした時、渋谷区を破壊した巨大トンボ型怪獣「メガギラス」が飛来する。<br />
:ゴジラは、[[飛行]]するメガギラスが放つ超高周波や尻尾の針に苦しめられてダウンしてしまう。しかし、再び起き上がったゴジラはメガギラスの攻撃を[[見切り]]、ジャンピング・ボディプレスを仕掛ける等して反転攻勢の構えを見せる。そして、ゴジラはメガギラスの尻尾の針を噛み砕き、[[トドメ演出|トドメ]]に熱線を二度も放ってメガギラスを撃破した。<br />
:なお、メガギラスを倒したゴジラは渋谷区に侵入して暴れ続けるが、Gグラスパーの面々の[[努力|尽力]]によってディメンション・タイドの発動に成功。遂にゴジラはこの世から消滅した…かに思われた。後日、渋谷区内のとある小学校において[[咆哮]]するゴジラの姿が目撃されている。<br />
<br />
== 関連怪獣 ==<br />
多くの怪獣が登場しているが、ここではイベントに登場する怪獣を解説する。<br />
;メカゴジラ([[3式機龍]]、[[3式機龍乙型]])<br />
:ゴジラを模したロボット怪獣。メカゴジラ自体は、モスラやキングギドラ等と並んでゴジラの[[ライバル]]として扱われることが多い。初代メカゴジラは[[宇宙人]]が作った侵略兵器だが、それ以降の作品ではアニメ映画版を除けば人類が作った対ゴジラ用迎撃兵器。<br />
:なお、機龍はメインフレームに初代ゴジラの骨を利用している生体兵器でもある<ref>ただし、1954年版ではゴジラは骨ごと跡形もなく溶け去っているため、[[並行世界|パラレル設定]]となっている。</ref>。<br />
;オルガ<br />
:『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場した怪獣。ゴジラの遺伝子がその誕生に大きく関わっており、そのためか外観に少なからずゴジラとの相違が見られる。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて乗組員達が被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには'''「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」'''というテーマが内包されている。<br />
**そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。その影響か、平成VSシリーズ以降は基本的に人類が倒すべき敵とされている。<br />
*ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。<br />
**中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。<br />
*1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮作品のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。<br />
**特に『[[ゾイドシリーズ]]』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。<br />
**映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]]』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの鳴き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだ「クリラ」が出る等、多くのパロディが行われた。<br />
***しかも、2016年に公開された『シン・ゴジラ』とのコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)および『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。<br />
*頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと、以上の三種類の恐竜をモチーフとしている。<br />
*名前は、'''ゴリラとクジラを混合した造語「ゴジラ」から命名された'''のであるが、英語名での綴りから海外では「GODZILLA(ガッズィーラ)」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は米国で製作された1998年の映画『GODZILLA』(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』では「ジラ」名義で登場)でもネタにしている。『シン・ゴジラ』の作中でも綴りからガッズィーラと呼ばれたが呼びにくいとしてゴジラと呼称されるようになった。なお、『ギャレゴジ』に出演した渡辺謙は、ガッズィーラと発音して欲しいとギャレス・エドワーズから依頼されたが断固拒絶し、あくまでもゴジラと発音している。<br />
*'''ゴジラの鳴き声は、「コントラバスの弦を使用して出した音を加工・編集して作っている」'''との事。<br />
**ちなみに、モノクロ作品である第1作目『ゴジラ』(1954)および第2作目『ゴジラの逆襲』におけるゴジラの鳴き声は、重低音であった。そして、カラー作品である第3作目『キングコング対ゴジラ』以降の作品におけるゴジラの鳴き声は、現行の甲高いものになっている。<br />
*実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]](『バトルサッカー フィールドの覇者』『バトルベースボール』)への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』ではゴジラの着ぐるみが「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ゴメスおよびジラースを演じた役者は、ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。<br />
*岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。<br />
*元プロ野球選手・松井秀喜氏のあだ名にもなっており、映画「ゴジラ×メカゴジラ」では松井氏本人が登場し、共演を果たしている。<br />
*1997年に登録されたコエロフィシス科の恐竜は成体の大きさが推定6.5mと同時代の肉食恐竜としては最大級のサイズだったため、発見者のケネス・カーペンター博士により「'''ゴジラサウルス'''(Gojirasaurus quayi)」と命名された。実在する恐竜の学名に日本の怪獣が名付けられた例は現時点では本種のみである(恐竜に限定しない場合は、1993年記載の白亜紀前期の絶滅カメ「シネミス・ガメラ」が存在する)。<br />
*『ギャレゴジ』の公開に合わせてBSプレミアムで放映された特番では、「あなたにとって、ゴジラは何ですか?」という質問に対し東宝スタッフの多くが'''「ゴジラは[[神]]である」'''と答えている。<br />
**『ゴジラ』(1954)の監督を務めた本多猪四郎氏も、1984年版(通称:84ゴジラ)を制作する際に残したメモにゴジラを'''「神が遣わした聖獣」'''と記しており、東宝ではゴジラが神格化されている事が伺える。<br />
***『X-Ω』における[[バードス島]]が蹂躙されたシーンで[[Dr.ヘル]]がゴジラを'''「海神」'''と呼んでいる事から、SRWでは東宝スタッフの見解を採用していると思われる。<br />
**ゴジラの英字表記「GODZILLA」に「GOD」が入っているのも、ゴジラが神の如き存在であることを示唆しているためとされる。<br />
*2018年には、『[[ガンダムシリーズ]]』とコラボレーションしたイラストが公開されている。これは同年11月にアニメ版ゴジラ三部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』と『[[機動戦士ガンダムNT]]』が公開され、両作品とも金色の存在(高次元怪獣ギドラとユニコーンガンダム3号機[[フェネクス]])が重要なカギを握る、ということで実現した企画である。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== 映像ソフト ===<br />
<amazon>B00ISOKPYG</amazon><amazon>B00ISOBUY0</amazon><amazon>B00ISOMLSY</amazon><br />
=== フィギュア ===<br />
<amazon>B01C6WCWXC</amazon><amazon>B00EVEMMRU</amazon><amazon>B00OXRLI8O</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こしら}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:ゴジラシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9&diff=349824
ゴジラ
2020-01-23T05:38:43Z
<p>210.155.61.242: /* 余談 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Godzilla]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}}<br />
*ゴジラ2000 ミレニアム(原作)<br />
*ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(原作)<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|西川伸司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 怪獣<br />
| 異名 = '''怪獣王'''<ref>初代ゴジラの呼び名は「水爆大怪獣」。 [[英語|外国語]]表記だと「'''King of the Monsters'''」である。</ref> <br />
| 身長 = [[身長::55 m]](身長)<br />[[全長::122.5 m]](全長)<br />78 m(尻尾の長さ)<br />
| 体重 = [[体重::25000 t]]<br />
}}<br />
<br />
'''ゴジラ'''は『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』に登場する生物。<br />
<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラおよび補足を兼ねて、初代ゴジラについても記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。歩行速度は時速40km(作品によって異なる)。[[必殺武器|必殺技]]は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から吐き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。平成VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙し尽くす。<br />
<br />
作品によって設定は異なるが、人間の核実験による突然変異で誕生した怪獣で、体内に原子炉を持つとされ、核物質をエサとしている。この原子炉こそゴジラの最強の証でもあり、弱点でもある。この原子炉をカドミウム等何らかの方法で制御されると活動不可能になる。更にこれが暴走するとゴジラ自身にも体温調節が不可能になり、地球全てを焼き尽くすほどの熱量で核爆発を起こすか、メルトダウンで地球を貫通するほどの大穴を開けて死亡する。また、特殊な細胞(これも作品によって異なるが、G細胞と呼ばれる事が多い)により、多少の傷を受けても数時間で再生する。原作中では良くも悪くもその生態、強さに魅せられるキャラクターも多く、生態を理解、研究しようとする者もいれば、倒そうと躍起になって、挙句最後は壊れてしまう者までいる。<br />
<br />
シリーズにおいて多くの個体が登場し、1954年公開の初代、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)等がある。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚めて日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。<br />
<br />
=== ゴジラ2000 ミレニアム ===<br />
1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では北海道根室や茨城県東海村、東京都[[新宿]]を襲撃している。<br />
<br />
体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。<br />
<br />
なお、当作品および『メガギラス』におけるゴジラは身長が55mと初代および二代目に近くなっているが、これは「ゴジラ」の[[異名|愛称]]で知られる野球選手・松井秀喜氏の読売巨人軍所属時代の背番号「55」から取られたものである。その松井秀喜氏は「ゴジラ×メカゴジラ」で本人そのままという役でゲスト出演した。<br />
<br />
=== ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ===<br />
'''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''<ref>そのため、回想となる1954年に出現したゴジラの最初の襲撃シーンは、一部場面が新撮されている。</ref>。<br />
<br />
その後、ゴジラは1966年と1996年にも出現。日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになる等、影響を強く与えている。<br />
<br />
2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により出現した怪獣メガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。<br />
<br />
== 初代ゴジラ ==<br />
1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は太平洋上に浮かぶ孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)氏の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ二度にわたり日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃や5万ボルトの高圧電流をものともせず、[[東京]]の中心部を蹂躙し尽し、焦土へと変える<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっており、後に「ゴジラに破壊してもらった」と逆に喜ぶ県まで出てきた。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して一度(ゲスト出演を入れると二度)しかゴジラに破壊されたことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の[[世界観]](前作の『×メカゴジラ』を含む)では過去にモスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>。<br />
<br />
ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している時に芹沢博士にオキシジェン・デストロイヤーを使用され、身体を溶かされ死亡する<ref>オキシジェン・デストロイヤーが使用された場所は『ゴジラ』(1954)では東京湾なのだが、劇中では明言されていなかったので、機龍二部作では手塚昌明監督のこだわりによって房総半島沖に変更されている。</ref>。<br />
<br />
最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった(ただし、このゴジラが最初の一匹だったかそうでないかは作品によって違う)。<br />
<br />
なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまでも高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年8月のイベント「G迎撃作戦」期間限定参戦。コラボ企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』名義での登場となる。スパロボの歴史上超生物の登場は珍しい事ではないが、まさかの'''[[未参戦作品/一覧|特撮作品からの初となる参戦]]'''という事で話題となった。<br />
:R・SR・SSRアタッカー。性能は無償報酬ユニットという事もあり[[HP]]が飛び抜けて以外は控えめで、運動性はかなり低めとなっている。基本は、下記のスキルを活かす形で火力を伸ばす事になる。ちなみに、'''純粋な生物(怪獣)なのに[[改造]]に対応している'''。<br />
:アタッカーの中では移動速度が「超低速」と鈍足で、パーツスロットが無く[[強化パーツ]]を一切装備できないためフォローも難しい(他ユニットのアビリティや戦艦スキルによるバフ頼り)。お約束の宇宙適応だが、さすがに活動はできるとはいえ「B」である。<br />
:なお、当企画に登場するゴジラは1984年から1995年にかけて展開された平成VSシリーズのゴジラ(俗に言う四代目)が主だが、本作品では『ミレニアム』『メガギラス』に登場するゴジラ(ミレゴジ)となっている」<ref>ただし、熱線の色はミレゴジと違い青色であり、さらに各種効果音(熱線を放つ際の「ボンッボボボンッ」とストロボのような効果音等)は機龍二部作のものが使われており、ミレゴジと機龍ゴジのハイブリッド、もしくは背びれをミレニアムカラーに変えた機龍ゴジである可能性もある。</ref>。[[咆哮]]('''何と、ゴジラの甲高い鳴き声がサウンドエフェクトとして再現されている''')を発する際の会話テキスト部ではアニメ調のキャラクターイラストで描かれており、非特撮作品と共演する上での違和感は少なくなっている。<br />
:イベントシナリオでは機龍やEVAだけでなく、[[マジンガーZ]]や[[機械獣]]軍団をも相手取り、怪獣王としての圧倒的な力を見せつけている。また、[[冬月コウゾウ|冬月]]の発言から、本イベントの[[世界観|世界]]でも「45年前に初代ゴジラが[[日本]]を襲撃し、芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーによって葬られた」事が判明している。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
<!-- === [[能力]]値 === --><br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[不屈]]、[[咆哮]]、[[憤怒]]'''<br />
:ゴジラの特徴をよく表現したラインナップ。ちなみに「咆哮」「憤怒」は、それぞれ「挑発」「魂」と同一の効果を持つゴジラ専用のものである。余談だが、「憤怒」はその後[[神崎すみれ|とあるキャラクター]]にも実装された。<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[覚醒]]、[[威圧]]、[[凶悪]]'''<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:生身の怪獣なので、必然的に肉弾戦を行う事が多い。主にパンチや噛みつき、踏みつけや尻尾を使う。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では、「尻尾」が通常武器として採用。<br />
;放射熱線<br />
:ゴジラの最大の特徴と言える攻撃方法。口から摂氏10万度を超える熱線を放射する。放射の際に背びれが発光する事で有名。絶大な威力を誇る一方で命中精度も高く、飛行する敵を撃ち落とすなど、対空防御で使用されることもしばしば。<br />
:作品ごとの設定の変化、あるいは作中での使用状況により、いくつもの熱線のバリエーションがある。例として熱線として放射せずに体内で炸裂させる、通称「体内放射」が近接戦時の切り札として用いられている。通常攻撃の手段として多用することもあれば、消耗が激しいためにここぞという時の必殺攻撃として温存していることもある。<br />
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。ちなみに、『X-Ω』に登場するデザインのゴジラ(ミレゴジ)は原作では赤い熱線を吐いているが、本作では青い熱線となっている。他作品での赤い熱線は青い熱線よりも更に強力な切り札となっている場合もある。<br />
<br />
=== [[アビリティ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:<br />
:{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! アビリティ名 !! 効果<br />
|-<br />
! 本土上陸<br />
| 敵エリア内でクリティカル率アップ<br />
|-<br />
! 怯まぬ意志<br />
| 状態異常中に攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|-<br />
! 絶対なる強敵<br />
| 7回ダメージを受けるごとに攻撃力アップ<br />
|-<br />
! 怪獣王<br />
| HP1/2以下で、攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|}<br />
:原作での攻撃を受ける度に怒り狂う[[性格]]がモロに反映されており、何をやっても攻撃力がガンガン上昇。終いには、「[[魂]]」が常時かかっているような状態になってしまう。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]・[[海]]・[[宇宙]]<br />
:歴代を通じて泳ぎは達者で、長時間の潜水も可能(中にはエラ呼吸能力まで持った個体も存在し、マントルの中さえ移動する事が可能だった個体もいる)。<br />
:基本的に島国[[日本]]を舞台とするゴジラ作品においては、人類側や敵怪獣との海上・海中戦も頻繁に描かれている。昭和シリーズでは、戦いを終えたゴジラが海へと帰っていくラストシーンも定番だろう。<br />
:また、ゴジラは真空の宇宙空間でも活動可能なので、「あらゆる環境で生息可能な完全生物」と言える。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:[[全長一覧|身長]]55m(ミレゴジ設定)なので、このサイズ。<br />
:余談だが、超高層ビルが林立している現代社会では身長55mだと「低く」見えてしまうため、中にはゴジラの身長が80mや100m等に設定されている作品も存在している。<br />
:シリーズ最大サイズはアニメ映画版『GODZILLA』3部作に登場するゴジラ・アースの300メートル以上と、他シリーズのゴジラと比べても群を抜く巨体を誇る。これは他シリーズで誕生の1954年から生き延びた設定でも50年程度が最長であったのに対し、アニメ3部作では2000年もの間生き延びた結果であるというのが理由。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;芹沢大助<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。第二次世界大戦で[[医療・病障害|負傷した]]右眼に眼帯を着用している。<br />
:最初のゴジラを自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」によって抹殺したが、オキシジェン・デストロイヤーが[[核ミサイル|核兵器]]に代わる新たな兵器として利用される事を恐れ、設計図など関連する[[資料]]を全て破棄。最期は、自身がゴジラと運命を共にする事でオキシジェン・デストロイヤーに関する全ての情報を闇へと葬った<ref>ゴジラに対して明確な形で勝利した経緯を持つ故か、芹沢大助博士は[[ドリームキャスト]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ゴジラ・ジェネレーションズ』において(何故か巨大化して)[[隠し要素|隠しキャラクター]]'''「ジャイアント芹沢博士」'''として登場する。なお、このゲームソフトでは「潜水服を身に纏い、眼帯から発射する怪光線や両手に持ったオキシジェン・デストロイヤーの容器から発する[[ビーム兵器|ビーム]]で街を破壊する」というVS最後の敵でオキシジェン・デストロイヤーの化身ともいえる怪獣デストロイアもびっくりな[[ギャグイベント|笑撃的な]]彼の姿を見る事が出来る。</ref>。<br />
;山根恭平<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。<br />
:多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。ラストシーンの名台詞は、あまりにも有名。<br />
:なお、[[続編]]『ゴジラの逆襲』にも登場する。<br />
;[[自衛隊]]<br />
:[[日本]]が抱える事実上の戦力。(「防衛隊」名義等を含めて)ゴジラシリーズ作品においても度々登場する。<br />
:単なる[[やられメカ|やられ役]]として登場する場合もあるが、一部作品では独自に開発した超兵器や知恵を駆使してゴジラとも互角に渡り合う。ゴジラにとって「(怪獣以外の)[[ライバル|好敵手]]」と言うべき存在である。<br />
:<br />
;[[家城茜]]<br />
:『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特生自衛隊員。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[碇シンジ]]、[[綾波レイ]]、[[式波・アスカ・ラングレー]]<br />
:『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』と『[[X-Ω]]』イベント「G迎撃作戦」において共演、対決する。<br />
;[[野原しんのすけ]]<br />
:『シン・ゴジラ』とのコラボ企画により『[[クレヨンしんちゃん]]』で共演。巨大化したゴジラと戦った。<br />
;[[兜甲児]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」ではゴジラ迎撃作戦の一員として参戦し、ゴジラに挑む。<br />
;[[Dr.ヘル]]、[[あしゅら男爵]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」では過去に[[バードス島]]に上陸し[[機械獣]]軍団を壊滅寸前に追い込んでいる為彼等との間にも浅からぬ因縁があり、ゴジラを捕獲して[[機械獣]]に改造せんと目論むが、ゴジラに手を出したばかりに想像を絶する悪夢を見るハメに…。<br />
:余談だが、ゴジラシリーズ原作においては[[シュウ・シラカワ|ゴジラを自分達の野望や欲望のために操ったり]][[キリコ・キュービィー|支配しようと企んだ侵略者・悪人達は]][[死亡フラグ|ほぼ全員死亡しており]]、命までは失わずに済んだだけでも、彼らは運が良かったと言えるかもしれない。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラに関するものについて記述する。<br />
;対オルガ戦(ゴジラ2000 ミレニアム)<br />
:[[地球]]征服を企む[[宇宙人]]ミレニアンは、[[再生]]能力を持つゴジラの体内の物質「オルガナイザーG1」を吸収して実体化を果たす。しかし、オルガナイザーG1はゴジラ以外に制御しきれる代物ではなく、ミレニアンは「オルガ」という怪獣と化してしまう。<br />
:オルガはゴジラから攻撃を加えられても怯まず、ゴジラのオルガナイザーG1を更に吸収して外見を変化させていき、大きな口を開けてゴジラを呑みこまんとするも、ゴジラの放射熱線を体内で吐かれてしまい、オルガは爆散した。<br />
:こうして、オルガ(ミレニアン)を倒し、人類側の兵器も一切通用しないゴジラは、大暴れを続けて[[東京]]を次々と火の海にしていく…。<br />
;対メガギラス戦(ゴジラ×メガギラス G消滅作戦)<br />
:Gグラスパーが東京都品川区・お台場に出現したゴジラをブラックホール砲「ディメンション・タイド」で葬り去る「G消滅作戦」を実行せんとした時、渋谷区を破壊した巨大トンボ型怪獣「メガギラス」が飛来する。<br />
:ゴジラは、[[飛行]]するメガギラスが放つ超高周波や尻尾の針に苦しめられてダウンしてしまう。しかし、再び起き上がったゴジラはメガギラスの攻撃を[[見切り]]、ジャンピング・ボディプレスを仕掛ける等して反転攻勢の構えを見せる。そして、ゴジラはメガギラスの尻尾の針を噛み砕き、[[トドメ演出|トドメ]]に熱線を二度も放ってメガギラスを撃破した。<br />
:なお、メガギラスを倒したゴジラは渋谷区に侵入して暴れ続けるが、Gグラスパーの面々の[[努力|尽力]]によってディメンション・タイドの発動に成功。遂にゴジラはこの世から消滅した…かに思われた。後日、渋谷区内のとある小学校において[[咆哮]]するゴジラの姿が目撃されている。<br />
<br />
== 関連怪獣 ==<br />
多くの怪獣が登場しているが、ここではイベントに登場する怪獣を解説する。<br />
;メカゴジラ([[3式機龍]]、[[3式機龍乙型]])<br />
:ゴジラを模したロボット怪獣。メカゴジラ自体は、モスラやキングギドラ等と並んでゴジラの[[ライバル]]として扱われることが多い。初代メカゴジラは[[宇宙人]]が作った侵略兵器だが、それ以降の作品ではアニメ映画版を除けば人類が作った対ゴジラ用迎撃兵器。<br />
:なお、機龍はメインフレームに初代ゴジラの骨を利用している生体兵器でもある<ref>ただし、1954年版ではゴジラは骨ごと跡形もなく溶け去っているため、[[並行世界|パラレル設定]]となっている。</ref>。<br />
;オルガ<br />
:『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場した怪獣。ゴジラの遺伝子がその誕生に大きく関わっており、そのためか外観に少なからずゴジラとの相違が見られる。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて乗組員達が被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには'''「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」'''というテーマが内包されている。<br />
**そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。その影響か、平成VSシリーズ以降は基本的に人類が倒すべき敵とされている。<br />
*ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。<br />
**中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。<br />
*1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮作品のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。<br />
**特に『[[ゾイドシリーズ]]』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。<br />
**映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]]』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの鳴き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだ「クリラ」が出る等、多くのパロディが行われた。<br />
***しかも、2016年に公開された『シン・ゴジラ』とのコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)および『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。<br />
*頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと、以上の三種類の恐竜をモチーフとしている。<br />
*名前は、'''ゴリラとクジラを混合した造語「ゴジラ」から命名された'''のであるが、英語名での綴りから海外では「GODZILLA(ガッズィーラ)」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は米国で製作された1998年の映画『GODZILLA』(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』では「ジラ」名義で登場)でもネタにしている。なお、『ギャレゴジ』に出演した渡辺謙は、ガッズィーラと発音して欲しいとギャレス・エドワーズから依頼されたが断固拒絶し、あくまでもゴジラと発音している。<br />
*'''ゴジラの鳴き声は、「コントラバスの弦を使用して出した音を加工・編集して作っている」'''との事。<br />
**ちなみに、モノクロ作品である第1作目『ゴジラ』(1954)および第2作目『ゴジラの逆襲』におけるゴジラの鳴き声は、重低音であった。そして、カラー作品である第3作目『キングコング対ゴジラ』以降の作品におけるゴジラの鳴き声は、現行の甲高いものになっている。<br />
*実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]](『バトルサッカー フィールドの覇者』『バトルベースボール』)への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』ではゴジラの着ぐるみが「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ゴメスおよびジラースを演じた役者は、ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。<br />
*岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。<br />
*元プロ野球選手・松井秀喜氏のあだ名にもなっており、映画「ゴジラ×メカゴジラ」では松井氏本人が登場し、共演を果たしている。<br />
*1997年に登録されたコエロフィシス科の恐竜は成体の大きさが推定6.5mと同時代の肉食恐竜としては最大級のサイズだったため、発見者のケネス・カーペンター博士により「'''ゴジラサウルス'''(Gojirasaurus quayi)」と命名された。実在する恐竜の学名に日本の怪獣が名付けられた例は現時点では本種のみである(恐竜に限定しない場合は、1993年記載の白亜紀前期の絶滅カメ「シネミス・ガメラ」が存在する)。<br />
*『ギャレゴジ』の公開に合わせてBSプレミアムで放映された特番では、「あなたにとって、ゴジラは何ですか?」という質問に対し東宝スタッフの多くが'''「ゴジラは[[神]]である」'''と答えている。<br />
**『ゴジラ』(1954)の監督を務めた本多猪四郎氏も、1984年版(通称:84ゴジラ)を制作する際に残したメモにゴジラを'''「神が遣わした聖獣」'''と記しており、東宝ではゴジラが神格化されている事が伺える。<br />
***『X-Ω』における[[バードス島]]が蹂躙されたシーンで[[Dr.ヘル]]がゴジラを'''「海神」'''と呼んでいる事から、SRWでは東宝スタッフの見解を採用していると思われる。<br />
**ゴジラの英字表記「GODZILLA」に「GOD」が入っているのも、ゴジラが神の如き存在であることを示唆しているためとされる。<br />
*2018年には、『[[ガンダムシリーズ]]』とコラボレーションしたイラストが公開されている。これは同年11月にアニメ版ゴジラ三部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』と『[[機動戦士ガンダムNT]]』が公開され、両作品とも金色の存在(高次元怪獣ギドラとユニコーンガンダム3号機[[フェネクス]])が重要なカギを握る、ということで実現した企画である。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== 映像ソフト ===<br />
<amazon>B00ISOKPYG</amazon><amazon>B00ISOBUY0</amazon><amazon>B00ISOMLSY</amazon><br />
=== フィギュア ===<br />
<amazon>B01C6WCWXC</amazon><amazon>B00EVEMMRU</amazon><amazon>B00OXRLI8O</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こしら}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:ゴジラシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9&diff=348163
ゴジラ
2020-01-06T10:02:52Z
<p>210.155.61.242: /* 初代ゴジラ */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Godzilla]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}}<br />
*ゴジラ2000 ミレニアム(原作)<br />
*ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(原作)<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|西川伸司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 怪獣<br />
| 異名 = '''怪獣王'''<ref>初代ゴジラの呼び名は「水爆大怪獣」。 [[英語|外国語]]表記だと「'''King of the Monsters'''」である。</ref> <br />
| 身長 = [[身長::55 m]](身長)<br />[[全長::122.5 m]](全長)<br />78 m(尻尾の長さ)<br />
| 体重 = [[体重::25000 t]]<br />
}}<br />
<br />
'''ゴジラ'''は『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』に登場する生物。<br />
<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラおよび補足を兼ねて、初代ゴジラについても記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。歩行速度は時速40km(作品によって異なる)。[[必殺武器|必殺技]]は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から吐き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。平成VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙し尽くす。<br />
<br />
作品によって設定は異なるが、人間の核実験による突然変異で誕生した怪獣で、体内に原子炉を持つとされ、核物質をエサとしている。この原子炉こそゴジラの最強の証でもあり、弱点でもある。この原子炉をカドミウム等何らかの方法で制御されると活動不可能になる。更にこれが暴走するとゴジラ自身にも体温調節が不可能になり、地球全てを焼き尽くすほどの熱量で核爆発を起こすか、メルトダウンで地球を貫通するほどの大穴を開けて死亡する。また、特殊な細胞(これも作品によって異なるが、G細胞と呼ばれる事が多い)により、多少の傷を受けても数時間で再生する。原作中では良くも悪くもその生態、強さに魅せられるキャラクターも多く、生態を理解、研究しようとする者もいれば、倒そうと躍起になって、挙句最後は壊れてしまう者までいる。<br />
<br />
シリーズにおいて多くの個体が登場し、1954年公開の初代、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)等がある。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚めて日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。<br />
<br />
=== ゴジラ2000 ミレニアム ===<br />
1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では北海道根室や茨城県東海村、東京都[[新宿]]を襲撃している。<br />
<br />
体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。<br />
<br />
なお、当作品および『メガギラス』におけるゴジラは身長が55mと初代および二代目に近くなっているが、これは「ゴジラ」の[[異名|愛称]]で知られる野球選手・松井秀喜氏の読売巨人軍所属時代の背番号「55」から取られたものである。その松井秀喜氏は「ゴジラ×メカゴジラ」で本人そのままという役でゲスト出演した。<br />
<br />
=== ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ===<br />
'''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''<ref>そのため、回想となる1954年に出現したゴジラの最初の襲撃シーンは、一部場面が新撮されている。</ref>。<br />
<br />
その後、ゴジラは1966年と1996年にも出現。日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになる等、影響を強く与えている。<br />
<br />
2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により出現した怪獣メガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。<br />
<br />
== 初代ゴジラ ==<br />
1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は太平洋上に浮かぶ孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)氏の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ二度にわたり日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃や5万ボルトの高圧電流をものともせず、[[東京]]の中心部を蹂躙し尽し、焦土へと変える<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっており、後に「ゴジラに破壊してもらった」と逆に喜ぶ県まで出てきた。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して一度(ゲスト出演を入れると二度)しかゴジラに破壊されたことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の[[世界観]](前作の『×メカゴジラ』を含む)では過去にモスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>。<br />
<br />
ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している時に芹沢博士にオキシジェン・デストロイヤーを使用され、身体を溶かされ死亡する<ref>オキシジェン・デストロイヤーが使用された場所は『ゴジラ』(1954)では東京湾なのだが、劇中では明言されていなかったので、機龍二部作では手塚昌明監督のこだわりによって房総半島沖に変更されている。</ref>。<br />
<br />
最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった(ただし、このゴジラが最初の一匹だったかそうでないかは作品によって違う)。<br />
<br />
なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまでも高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年8月のイベント「G迎撃作戦」期間限定参戦。コラボ企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』名義での登場となる。スパロボの歴史上超生物の登場は珍しい事ではないが、まさかの'''[[未参戦作品/一覧|特撮作品からの初となる参戦]]'''という事で話題となった。<br />
:R・SR・SSRアタッカー。性能は無償報酬ユニットという事もあり[[HP]]が飛び抜けて以外は控えめで、運動性はかなり低めとなっている。基本は、下記のスキルを活かす形で火力を伸ばす事になる。ちなみに、'''純粋な生物(怪獣)なのに[[改造]]に対応している'''。<br />
:アタッカーの中では移動速度が「超低速」と鈍足で、パーツスロットが無く[[強化パーツ]]を一切装備できないためフォローも難しい(他ユニットのアビリティや戦艦スキルによるバフ頼り)。お約束の宇宙適応だが、さすがに活動はできるとはいえ「B」である。<br />
:なお、当企画に登場するゴジラは1984年から1995年にかけて展開された平成VSシリーズのゴジラ(俗に言う四代目)が主だが、本作品では『ミレニアム』『メガギラス』に登場するゴジラ(ミレゴジ)となっている」<ref>ただし、熱線の色はミレゴジと違い青色であり、さらに各種効果音(熱線を放つ際の「ボンッボボボンッ」とストロボのような効果音等)は機龍二部作のものが使われており、ミレゴジと機龍ゴジのハイブリッド、もしくは背びれをミレニアムカラーに変えた機龍ゴジである可能性もある。</ref>。[[咆哮]]('''何と、ゴジラの甲高い鳴き声がサウンドエフェクトとして再現されている''')を発する際の会話テキスト部ではアニメ調のキャラクターイラストで描かれており、非特撮作品と共演する上での違和感は少なくなっている。<br />
:イベントシナリオでは機龍やEVAだけでなく、[[マジンガーZ]]や[[機械獣]]軍団をも相手取り、怪獣王としての圧倒的な力を見せつけている。また、[[冬月コウゾウ|冬月]]の発言から、本イベントの[[世界観|世界]]でも「45年前に初代ゴジラが[[日本]]を襲撃し、芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーによって葬られた」事が判明している。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
<!-- === [[能力]]値 === --><br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[不屈]]、[[咆哮]]、[[憤怒]]'''<br />
:ゴジラの特徴をよく表現したラインナップ。ちなみに「咆哮」「憤怒」は、それぞれ「挑発」「魂」と同一の効果を持つゴジラ専用のものである。余談だが、「憤怒」はその後[[神崎すみれ|とあるキャラクター]]にも実装された。<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[覚醒]]、[[威圧]]、[[凶悪]]'''<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:生身の怪獣なので、必然的に肉弾戦を行う事が多い。主にパンチや噛みつき、踏みつけや尻尾を使う。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では、「尻尾」が通常武器として採用。<br />
;放射熱線<br />
:ゴジラの最大の特徴と言える攻撃方法。口から摂氏10万度を超える熱線を放射する。放射の際に背びれが発光する事で有名。絶大な威力を誇る一方で命中精度も高く、飛行する敵を撃ち落とすなど、対空防御で使用されることもしばしば。<br />
:作品ごとの設定の変化、あるいは作中での使用状況により、いくつもの熱線のバリエーションがある。例として熱線として放射せずに体内で炸裂させる、通称「体内放射」が近接戦時の切り札として用いられている。通常攻撃の手段として多用することもあれば、消耗が激しいためにここぞという時の必殺攻撃として温存していることもある。<br />
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。ちなみに、『X-Ω』に登場するデザインのゴジラ(ミレゴジ)は原作では赤い熱線を吐いているが、本作では青い熱線となっている。他作品での赤い熱線は青い熱線よりも更に強力な切り札となっている場合もある。<br />
<br />
=== [[アビリティ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:<br />
:{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! アビリティ名 !! 効果<br />
|-<br />
! 本土上陸<br />
| 敵エリア内でクリティカル率アップ<br />
|-<br />
! 怯まぬ意志<br />
| 状態異常中に攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|-<br />
! 絶対なる強敵<br />
| 7回ダメージを受けるごとに攻撃力アップ<br />
|-<br />
! 怪獣王<br />
| HP1/2以下で、攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|}<br />
:原作での攻撃を受ける度に怒り狂う[[性格]]がモロに反映されており、何をやっても攻撃力がガンガン上昇。終いには、「[[魂]]」が常時かかっているような状態になってしまう。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]・[[海]]・[[宇宙]]<br />
:歴代を通じて泳ぎは達者で、長時間の潜水も可能(中にはエラ呼吸能力まで持った個体も存在し、マントルの中さえ移動する事が可能だった個体もいる)。<br />
:基本的に島国[[日本]]を舞台とするゴジラ作品においては、人類側や敵怪獣との海上・海中戦も頻繁に描かれている。昭和シリーズでは、戦いを終えたゴジラが海へと帰っていくラストシーンも定番だろう。<br />
:また、ゴジラは真空の宇宙空間でも活動可能なので、「あらゆる環境で生息可能な完全生物」と言える。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:[[全長一覧|身長]]55m(ミレゴジ設定)なので、このサイズ。<br />
:余談だが、超高層ビルが林立している現代社会では身長55mだと「低く」見えてしまうため、中にはゴジラの身長が80mや100m等に設定されている作品も存在している。<br />
:シリーズ最大サイズはアニメ映画版『GODZILLA』3部作に登場するゴジラ・アースの300メートル以上と、他シリーズのゴジラと比べても群を抜く巨体を誇る。これは他シリーズで誕生の1954年から生き延びた設定でも50年程度が最長であったのに対し、アニメ3部作では2000年もの間生き延びた結果であるというのが理由。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;芹沢大助<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。第二次世界大戦で[[医療・病障害|負傷した]]右眼に眼帯を着用している。<br />
:最初のゴジラを自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」によって抹殺したが、オキシジェン・デストロイヤーが[[核ミサイル|核兵器]]に代わる新たな兵器として利用される事を恐れ、設計図など関連する[[資料]]を全て破棄。最期は、自身がゴジラと運命を共にする事でオキシジェン・デストロイヤーに関する全ての情報を闇へと葬った<ref>ゴジラに対して明確な形で勝利した経緯を持つ故か、芹沢大助博士は[[ドリームキャスト]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ゴジラ・ジェネレーションズ』において(何故か巨大化して)[[隠し要素|隠しキャラクター]]'''「ジャイアント芹沢博士」'''として登場する。なお、このゲームソフトでは「潜水服を身に纏い、眼帯から発射する怪光線や両手に持ったオキシジェン・デストロイヤーの容器から発する[[ビーム兵器|ビーム]]で街を破壊する」というVS最後の敵でオキシジェン・デストロイヤーの化身ともいえる怪獣デストロイアもびっくりな[[ギャグイベント|笑撃的な]]彼の姿を見る事が出来る。</ref>。<br />
;山根恭平<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。<br />
:多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。ラストシーンの名台詞は、あまりにも有名。<br />
:なお、[[続編]]『ゴジラの逆襲』にも登場する。<br />
;[[自衛隊]]<br />
:[[日本]]が抱える事実上の戦力。(「防衛隊」名義等を含めて)ゴジラシリーズ作品においても度々登場する。<br />
:単なる[[やられメカ|やられ役]]として登場する場合もあるが、一部作品では独自に開発した超兵器や知恵を駆使してゴジラとも互角に渡り合う。ゴジラにとって「(怪獣以外の)[[ライバル|好敵手]]」と言うべき存在である。<br />
:<br />
;[[家城茜]]<br />
:『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特生自衛隊員。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[碇シンジ]]、[[綾波レイ]]、[[式波・アスカ・ラングレー]]<br />
:『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』と『[[X-Ω]]』イベント「G迎撃作戦」において共演、対決する。<br />
;[[野原しんのすけ]]<br />
:『シン・ゴジラ』とのコラボ企画により『[[クレヨンしんちゃん]]』で共演。巨大化したゴジラと戦った。<br />
;[[兜甲児]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」ではゴジラ迎撃作戦の一員として参戦し、ゴジラに挑む。<br />
;[[Dr.ヘル]]、[[あしゅら男爵]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」では過去に[[バードス島]]に上陸し[[機械獣]]軍団を壊滅寸前に追い込んでいる為彼等との間にも浅からぬ因縁があり、ゴジラを捕獲して[[機械獣]]に改造せんと目論むが、ゴジラに手を出したばかりに想像を絶する悪夢を見るハメに…。<br />
:余談だが、ゴジラシリーズ原作においては[[シュウ・シラカワ|ゴジラを自分達の野望や欲望のために操ったり]][[キリコ・キュービィー|支配しようと企んだ侵略者・悪人達は]][[死亡フラグ|ほぼ全員死亡しており]]、命までは失わずに済んだだけでも、彼らは運が良かったと言えるかもしれない。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラに関するものについて記述する。<br />
;対オルガ戦(ゴジラ2000 ミレニアム)<br />
:[[地球]]征服を企む[[宇宙人]]ミレニアンは、[[再生]]能力を持つゴジラの体内の物質「オルガナイザーG1」を吸収して実体化を果たす。しかし、オルガナイザーG1はゴジラ以外に制御しきれる代物ではなく、ミレニアンは「オルガ」という怪獣と化してしまう。<br />
:オルガはゴジラから攻撃を加えられても怯まず、ゴジラのオルガナイザーG1を更に吸収して外見を変化させていき、大きな口を開けてゴジラを呑みこまんとするも、ゴジラの放射熱線を体内で吐かれてしまい、オルガは爆散した。<br />
:こうして、オルガ(ミレニアン)を倒し、人類側の兵器も一切通用しないゴジラは、大暴れを続けて[[東京]]を次々と火の海にしていく…。<br />
;対メガギラス戦(ゴジラ×メガギラス G消滅作戦)<br />
:Gグラスパーが東京都品川区・お台場に出現したゴジラをブラックホール砲「ディメンション・タイド」で葬り去る「G消滅作戦」を実行せんとした時、渋谷区を破壊した巨大トンボ型怪獣「メガギラス」が飛来する。<br />
:ゴジラは、[[飛行]]するメガギラスが放つ超高周波や尻尾の針に苦しめられてダウンしてしまう。しかし、再び起き上がったゴジラはメガギラスの攻撃を[[見切り]]、ジャンピング・ボディプレスを仕掛ける等して反転攻勢の構えを見せる。そして、ゴジラはメガギラスの尻尾の針を噛み砕き、[[トドメ演出|トドメ]]に熱線を二度も放ってメガギラスを撃破した。<br />
:なお、メガギラスを倒したゴジラは渋谷区に侵入して暴れ続けるが、Gグラスパーの面々の[[努力|尽力]]によってディメンション・タイドの発動に成功。遂にゴジラはこの世から消滅した…かに思われた。後日、渋谷区内のとある小学校において[[咆哮]]するゴジラの姿が目撃されている。<br />
<br />
== 関連怪獣 ==<br />
多くの怪獣が登場しているが、ここではイベントに登場する怪獣を解説する。<br />
;メカゴジラ([[3式機龍]]、[[3式機龍乙型]])<br />
:ゴジラを模したロボット怪獣。メカゴジラ自体は、モスラやキングギドラ等と並んでゴジラの[[ライバル]]として扱われることが多い。初代メカゴジラは[[宇宙人]]が作った侵略兵器だが、それ以降の作品ではアニメ映画版を除けば人類が作った対ゴジラ用迎撃兵器。<br />
:なお、機龍はメインフレームに初代ゴジラの骨を利用している生体兵器でもある<ref>ただし、1954年版ではゴジラは骨ごと跡形もなく溶け去っているため、[[並行世界|パラレル設定]]となっている。</ref>。<br />
;オルガ<br />
:『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場した怪獣。ゴジラの遺伝子がその誕生に大きく関わっており、そのためか外観に少なからずゴジラとの相違が見られる。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて乗組員達が被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには'''「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」'''というテーマが内包されている。<br />
**そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。<br />
*ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。<br />
**中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。<br />
*1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮作品のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。<br />
**特に『[[ゾイドシリーズ]]』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。<br />
**映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]]』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの鳴き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだ「クリラ」が出る等、多くのパロディが行われた。<br />
***しかも、2016年に公開された『シン・ゴジラ』とのコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)および『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。<br />
*頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと、以上の三種類の恐竜をモチーフとしている。<br />
*名前は、'''ゴリラとクジラを混合した造語「ゴジラ」から命名された'''のであるが、英語名での綴りから海外では「GODZILLA(ガッズィーラ)」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は米国で製作された1998年の映画『GODZILLA』(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』では「ジラ」名義で登場)でもネタにしている。なお、『ギャレゴジ』に出演した渡辺謙は、ガッズィーラと発音して欲しいとギャレス・エドワーズから依頼されたが断固拒絶し、あくまでもゴジラと発音している。<br />
*'''ゴジラの鳴き声は、「コントラバスの弦を使用して出した音を加工・編集して作っている」'''との事。<br />
**ちなみに、モノクロ作品である第1作目『ゴジラ』(1954)および第2作目『ゴジラの逆襲』におけるゴジラの鳴き声は、重低音であった。そして、カラー作品である第3作目『キングコング対ゴジラ』以降の作品におけるゴジラの鳴き声は、現行の甲高いものになっている。<br />
*実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]](『バトルサッカー フィールドの覇者』『バトルベースボール』)への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』ではゴジラの着ぐるみが「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ゴメスおよびジラースを演じた役者は、ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。<br />
*岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。<br />
*元プロ野球選手・松井秀喜氏のあだ名にもなっており、映画「ゴジラ×メカゴジラ」では松井氏本人が登場し、共演を果たしている。<br />
*1997年に登録されたコエロフィシス科の恐竜は成体の大きさが推定6.5mと同時代の肉食恐竜としては最大級のサイズだったため、発見者のケネス・カーペンター博士により「'''ゴジラサウルス'''(Gojirasaurus quayi)」と命名された。実在する恐竜の学名に日本の怪獣が名付けられた例は現時点では本種のみである(恐竜に限定しない場合は、1993年記載の白亜紀前期の絶滅カメ「シネミス・ガメラ」が存在する)。<br />
*『ギャレゴジ』の公開に合わせてBSプレミアムで放映された特番では、「あなたにとって、ゴジラは何ですか?」という質問に対し東宝スタッフの多くが'''「ゴジラは[[神]]である」'''と答えている。<br />
**『ゴジラ』(1954)の監督を務めた本多猪四郎氏も、1984年版(通称:84ゴジラ)を制作する際に残したメモにゴジラを'''「神が遣わした聖獣」'''と記しており、東宝ではゴジラが神格化されている事が伺える。<br />
***『X-Ω』における[[バードス島]]が蹂躙されたシーンで[[Dr.ヘル]]がゴジラを'''「海神」'''と呼んでいる事から、SRWでは東宝スタッフの見解を採用していると思われる。<br />
**ゴジラの英字表記「GODZILLA」に「GOD」が入っているのも、ゴジラが神の如き存在であることを示唆しているためとされる。<br />
*2018年には、『[[ガンダムシリーズ]]』とコラボレーションしたイラストが公開されている。これは同年11月にアニメ版ゴジラ三部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』と『[[機動戦士ガンダムNT]]』が公開され、両作品とも金色の存在(高次元怪獣ギドラとユニコーンガンダム3号機[[フェネクス]])が重要なカギを握る、ということで実現した企画である。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== 映像ソフト ===<br />
<amazon>B00ISOKPYG</amazon><amazon>B00ISOBUY0</amazon><amazon>B00ISOMLSY</amazon><br />
=== フィギュア ===<br />
<amazon>B01C6WCWXC</amazon><amazon>B00EVEMMRU</amazon><amazon>B00OXRLI8O</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こしら}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:ゴジラシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9&diff=348161
ゴジラ
2020-01-06T09:56:12Z
<p>210.155.61.242: /* 概要 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Godzilla]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}}<br />
*ゴジラ2000 ミレニアム(原作)<br />
*ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(原作)<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|西川伸司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 怪獣<br />
| 異名 = '''怪獣王'''<ref>初代ゴジラの呼び名は「水爆大怪獣」。 [[英語|外国語]]表記だと「'''King of the Monsters'''」である。</ref> <br />
| 身長 = [[身長::55 m]](身長)<br />[[全長::122.5 m]](全長)<br />78 m(尻尾の長さ)<br />
| 体重 = [[体重::25000 t]]<br />
}}<br />
<br />
'''ゴジラ'''は『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』に登場する生物。<br />
<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラおよび補足を兼ねて、初代ゴジラについても記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。歩行速度は時速40km(作品によって異なる)。[[必殺武器|必殺技]]は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から吐き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。平成VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙し尽くす。<br />
<br />
作品によって設定は異なるが、人間の核実験による突然変異で誕生した怪獣で、体内に原子炉を持つとされ、核物質をエサとしている。この原子炉こそゴジラの最強の証でもあり、弱点でもある。この原子炉をカドミウム等何らかの方法で制御されると活動不可能になる。更にこれが暴走するとゴジラ自身にも体温調節が不可能になり、地球全てを焼き尽くすほどの熱量で核爆発を起こすか、メルトダウンで地球を貫通するほどの大穴を開けて死亡する。また、特殊な細胞(これも作品によって異なるが、G細胞と呼ばれる事が多い)により、多少の傷を受けても数時間で再生する。原作中では良くも悪くもその生態、強さに魅せられるキャラクターも多く、生態を理解、研究しようとする者もいれば、倒そうと躍起になって、挙句最後は壊れてしまう者までいる。<br />
<br />
シリーズにおいて多くの個体が登場し、1954年公開の初代、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)等がある。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚めて日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。<br />
<br />
=== ゴジラ2000 ミレニアム ===<br />
1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では北海道根室や茨城県東海村、東京都[[新宿]]を襲撃している。<br />
<br />
体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。<br />
<br />
なお、当作品および『メガギラス』におけるゴジラは身長が55mと初代および二代目に近くなっているが、これは「ゴジラ」の[[異名|愛称]]で知られる野球選手・松井秀喜氏の読売巨人軍所属時代の背番号「55」から取られたものである。その松井秀喜氏は「ゴジラ×メカゴジラ」で本人そのままという役でゲスト出演した。<br />
<br />
=== ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ===<br />
'''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''<ref>そのため、回想となる1954年に出現したゴジラの最初の襲撃シーンは、一部場面が新撮されている。</ref>。<br />
<br />
その後、ゴジラは1966年と1996年にも出現。日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになる等、影響を強く与えている。<br />
<br />
2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により出現した怪獣メガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。<br />
<br />
== 初代ゴジラ ==<br />
1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は太平洋上に浮かぶ孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)氏の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ二度にわたり日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃や5万ボルトの高圧電流をものともせず、[[東京]]の中心部を蹂躙し尽し、焦土へと変える<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっている。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して一度(ゲスト出演を入れると二度)しかゴジラに破壊されたことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の[[世界観]](前作の『×メカゴジラ』を含む)では過去にモスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>。<br />
<br />
ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している時に芹沢博士にオキシジェン・デストロイヤーを使用され、身体を溶かされ死亡する<ref>オキシジェン・デストロイヤーが使用された場所は『ゴジラ』(1954)では東京湾なのだが、劇中では明言されていなかったので、機龍二部作では手塚昌明監督のこだわりによって房総半島沖に変更されている。</ref>。<br />
<br />
最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった。<br />
<br />
なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまでも高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年8月のイベント「G迎撃作戦」期間限定参戦。コラボ企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』名義での登場となる。スパロボの歴史上超生物の登場は珍しい事ではないが、まさかの'''[[未参戦作品/一覧|特撮作品からの初となる参戦]]'''という事で話題となった。<br />
:R・SR・SSRアタッカー。性能は無償報酬ユニットという事もあり[[HP]]が飛び抜けて以外は控えめで、運動性はかなり低めとなっている。基本は、下記のスキルを活かす形で火力を伸ばす事になる。ちなみに、'''純粋な生物(怪獣)なのに[[改造]]に対応している'''。<br />
:アタッカーの中では移動速度が「超低速」と鈍足で、パーツスロットが無く[[強化パーツ]]を一切装備できないためフォローも難しい(他ユニットのアビリティや戦艦スキルによるバフ頼り)。お約束の宇宙適応だが、さすがに活動はできるとはいえ「B」である。<br />
:なお、当企画に登場するゴジラは1984年から1995年にかけて展開された平成VSシリーズのゴジラ(俗に言う四代目)が主だが、本作品では『ミレニアム』『メガギラス』に登場するゴジラ(ミレゴジ)となっている」<ref>ただし、熱線の色はミレゴジと違い青色であり、さらに各種効果音(熱線を放つ際の「ボンッボボボンッ」とストロボのような効果音等)は機龍二部作のものが使われており、ミレゴジと機龍ゴジのハイブリッド、もしくは背びれをミレニアムカラーに変えた機龍ゴジである可能性もある。</ref>。[[咆哮]]('''何と、ゴジラの甲高い鳴き声がサウンドエフェクトとして再現されている''')を発する際の会話テキスト部ではアニメ調のキャラクターイラストで描かれており、非特撮作品と共演する上での違和感は少なくなっている。<br />
:イベントシナリオでは機龍やEVAだけでなく、[[マジンガーZ]]や[[機械獣]]軍団をも相手取り、怪獣王としての圧倒的な力を見せつけている。また、[[冬月コウゾウ|冬月]]の発言から、本イベントの[[世界観|世界]]でも「45年前に初代ゴジラが[[日本]]を襲撃し、芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーによって葬られた」事が判明している。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
<!-- === [[能力]]値 === --><br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[不屈]]、[[咆哮]]、[[憤怒]]'''<br />
:ゴジラの特徴をよく表現したラインナップ。ちなみに「咆哮」「憤怒」は、それぞれ「挑発」「魂」と同一の効果を持つゴジラ専用のものである。余談だが、「憤怒」はその後[[神崎すみれ|とあるキャラクター]]にも実装された。<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[覚醒]]、[[威圧]]、[[凶悪]]'''<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:生身の怪獣なので、必然的に肉弾戦を行う事が多い。主にパンチや噛みつき、踏みつけや尻尾を使う。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では、「尻尾」が通常武器として採用。<br />
;放射熱線<br />
:ゴジラの最大の特徴と言える攻撃方法。口から摂氏10万度を超える熱線を放射する。放射の際に背びれが発光する事で有名。絶大な威力を誇る一方で命中精度も高く、飛行する敵を撃ち落とすなど、対空防御で使用されることもしばしば。<br />
:作品ごとの設定の変化、あるいは作中での使用状況により、いくつもの熱線のバリエーションがある。例として熱線として放射せずに体内で炸裂させる、通称「体内放射」が近接戦時の切り札として用いられている。通常攻撃の手段として多用することもあれば、消耗が激しいためにここぞという時の必殺攻撃として温存していることもある。<br />
:『X-Ω』では必殺スキルとして採用。ちなみに、『X-Ω』に登場するデザインのゴジラ(ミレゴジ)は原作では赤い熱線を吐いているが、本作では青い熱線となっている。他作品での赤い熱線は青い熱線よりも更に強力な切り札となっている場合もある。<br />
<br />
=== [[アビリティ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:<br />
:{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! アビリティ名 !! 効果<br />
|-<br />
! 本土上陸<br />
| 敵エリア内でクリティカル率アップ<br />
|-<br />
! 怯まぬ意志<br />
| 状態異常中に攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|-<br />
! 絶対なる強敵<br />
| 7回ダメージを受けるごとに攻撃力アップ<br />
|-<br />
! 怪獣王<br />
| HP1/2以下で、攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|}<br />
:原作での攻撃を受ける度に怒り狂う[[性格]]がモロに反映されており、何をやっても攻撃力がガンガン上昇。終いには、「[[魂]]」が常時かかっているような状態になってしまう。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]・[[海]]・[[宇宙]]<br />
:歴代を通じて泳ぎは達者で、長時間の潜水も可能(中にはエラ呼吸能力まで持った個体も存在し、マントルの中さえ移動する事が可能だった個体もいる)。<br />
:基本的に島国[[日本]]を舞台とするゴジラ作品においては、人類側や敵怪獣との海上・海中戦も頻繁に描かれている。昭和シリーズでは、戦いを終えたゴジラが海へと帰っていくラストシーンも定番だろう。<br />
:また、ゴジラは真空の宇宙空間でも活動可能なので、「あらゆる環境で生息可能な完全生物」と言える。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:[[全長一覧|身長]]55m(ミレゴジ設定)なので、このサイズ。<br />
:余談だが、超高層ビルが林立している現代社会では身長55mだと「低く」見えてしまうため、中にはゴジラの身長が80mや100m等に設定されている作品も存在している。<br />
:シリーズ最大サイズはアニメ映画版『GODZILLA』3部作に登場するゴジラ・アースの300メートル以上と、他シリーズのゴジラと比べても群を抜く巨体を誇る。これは他シリーズで誕生の1954年から生き延びた設定でも50年程度が最長であったのに対し、アニメ3部作では2000年もの間生き延びた結果であるというのが理由。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;芹沢大助<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。第二次世界大戦で[[医療・病障害|負傷した]]右眼に眼帯を着用している。<br />
:最初のゴジラを自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」によって抹殺したが、オキシジェン・デストロイヤーが[[核ミサイル|核兵器]]に代わる新たな兵器として利用される事を恐れ、設計図など関連する[[資料]]を全て破棄。最期は、自身がゴジラと運命を共にする事でオキシジェン・デストロイヤーに関する全ての情報を闇へと葬った<ref>ゴジラに対して明確な形で勝利した経緯を持つ故か、芹沢大助博士は[[ドリームキャスト]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ゴジラ・ジェネレーションズ』において(何故か巨大化して)[[隠し要素|隠しキャラクター]]'''「ジャイアント芹沢博士」'''として登場する。なお、このゲームソフトでは「潜水服を身に纏い、眼帯から発射する怪光線や両手に持ったオキシジェン・デストロイヤーの容器から発する[[ビーム兵器|ビーム]]で街を破壊する」というVS最後の敵でオキシジェン・デストロイヤーの化身ともいえる怪獣デストロイアもびっくりな[[ギャグイベント|笑撃的な]]彼の姿を見る事が出来る。</ref>。<br />
;山根恭平<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。<br />
:多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。ラストシーンの名台詞は、あまりにも有名。<br />
:なお、[[続編]]『ゴジラの逆襲』にも登場する。<br />
;[[自衛隊]]<br />
:[[日本]]が抱える事実上の戦力。(「防衛隊」名義等を含めて)ゴジラシリーズ作品においても度々登場する。<br />
:単なる[[やられメカ|やられ役]]として登場する場合もあるが、一部作品では独自に開発した超兵器や知恵を駆使してゴジラとも互角に渡り合う。ゴジラにとって「(怪獣以外の)[[ライバル|好敵手]]」と言うべき存在である。<br />
:<br />
;[[家城茜]]<br />
:『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特生自衛隊員。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[碇シンジ]]、[[綾波レイ]]、[[式波・アスカ・ラングレー]]<br />
:『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』と『[[X-Ω]]』イベント「G迎撃作戦」において共演、対決する。<br />
;[[野原しんのすけ]]<br />
:『シン・ゴジラ』とのコラボ企画により『[[クレヨンしんちゃん]]』で共演。巨大化したゴジラと戦った。<br />
;[[兜甲児]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」ではゴジラ迎撃作戦の一員として参戦し、ゴジラに挑む。<br />
;[[Dr.ヘル]]、[[あしゅら男爵]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」では過去に[[バードス島]]に上陸し[[機械獣]]軍団を壊滅寸前に追い込んでいる為彼等との間にも浅からぬ因縁があり、ゴジラを捕獲して[[機械獣]]に改造せんと目論むが、ゴジラに手を出したばかりに想像を絶する悪夢を見るハメに…。<br />
:余談だが、ゴジラシリーズ原作においては[[シュウ・シラカワ|ゴジラを自分達の野望や欲望のために操ったり]][[キリコ・キュービィー|支配しようと企んだ侵略者・悪人達は]][[死亡フラグ|ほぼ全員死亡しており]]、命までは失わずに済んだだけでも、彼らは運が良かったと言えるかもしれない。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラに関するものについて記述する。<br />
;対オルガ戦(ゴジラ2000 ミレニアム)<br />
:[[地球]]征服を企む[[宇宙人]]ミレニアンは、[[再生]]能力を持つゴジラの体内の物質「オルガナイザーG1」を吸収して実体化を果たす。しかし、オルガナイザーG1はゴジラ以外に制御しきれる代物ではなく、ミレニアンは「オルガ」という怪獣と化してしまう。<br />
:オルガはゴジラから攻撃を加えられても怯まず、ゴジラのオルガナイザーG1を更に吸収して外見を変化させていき、大きな口を開けてゴジラを呑みこまんとするも、ゴジラの放射熱線を体内で吐かれてしまい、オルガは爆散した。<br />
:こうして、オルガ(ミレニアン)を倒し、人類側の兵器も一切通用しないゴジラは、大暴れを続けて[[東京]]を次々と火の海にしていく…。<br />
;対メガギラス戦(ゴジラ×メガギラス G消滅作戦)<br />
:Gグラスパーが東京都品川区・お台場に出現したゴジラをブラックホール砲「ディメンション・タイド」で葬り去る「G消滅作戦」を実行せんとした時、渋谷区を破壊した巨大トンボ型怪獣「メガギラス」が飛来する。<br />
:ゴジラは、[[飛行]]するメガギラスが放つ超高周波や尻尾の針に苦しめられてダウンしてしまう。しかし、再び起き上がったゴジラはメガギラスの攻撃を[[見切り]]、ジャンピング・ボディプレスを仕掛ける等して反転攻勢の構えを見せる。そして、ゴジラはメガギラスの尻尾の針を噛み砕き、[[トドメ演出|トドメ]]に熱線を二度も放ってメガギラスを撃破した。<br />
:なお、メガギラスを倒したゴジラは渋谷区に侵入して暴れ続けるが、Gグラスパーの面々の[[努力|尽力]]によってディメンション・タイドの発動に成功。遂にゴジラはこの世から消滅した…かに思われた。後日、渋谷区内のとある小学校において[[咆哮]]するゴジラの姿が目撃されている。<br />
<br />
== 関連怪獣 ==<br />
多くの怪獣が登場しているが、ここではイベントに登場する怪獣を解説する。<br />
;メカゴジラ([[3式機龍]]、[[3式機龍乙型]])<br />
:ゴジラを模したロボット怪獣。メカゴジラ自体は、モスラやキングギドラ等と並んでゴジラの[[ライバル]]として扱われることが多い。初代メカゴジラは[[宇宙人]]が作った侵略兵器だが、それ以降の作品ではアニメ映画版を除けば人類が作った対ゴジラ用迎撃兵器。<br />
:なお、機龍はメインフレームに初代ゴジラの骨を利用している生体兵器でもある<ref>ただし、1954年版ではゴジラは骨ごと跡形もなく溶け去っているため、[[並行世界|パラレル設定]]となっている。</ref>。<br />
;オルガ<br />
:『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場した怪獣。ゴジラの遺伝子がその誕生に大きく関わっており、そのためか外観に少なからずゴジラとの相違が見られる。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて乗組員達が被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには'''「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」'''というテーマが内包されている。<br />
**そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。<br />
*ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。<br />
**中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。<br />
*1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮作品のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。<br />
**特に『[[ゾイドシリーズ]]』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。<br />
**映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]]』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの鳴き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだ「クリラ」が出る等、多くのパロディが行われた。<br />
***しかも、2016年に公開された『シン・ゴジラ』とのコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)および『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。<br />
*頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと、以上の三種類の恐竜をモチーフとしている。<br />
*名前は、'''ゴリラとクジラを混合した造語「ゴジラ」から命名された'''のであるが、英語名での綴りから海外では「GODZILLA(ガッズィーラ)」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は米国で製作された1998年の映画『GODZILLA』(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』では「ジラ」名義で登場)でもネタにしている。なお、『ギャレゴジ』に出演した渡辺謙は、ガッズィーラと発音して欲しいとギャレス・エドワーズから依頼されたが断固拒絶し、あくまでもゴジラと発音している。<br />
*'''ゴジラの鳴き声は、「コントラバスの弦を使用して出した音を加工・編集して作っている」'''との事。<br />
**ちなみに、モノクロ作品である第1作目『ゴジラ』(1954)および第2作目『ゴジラの逆襲』におけるゴジラの鳴き声は、重低音であった。そして、カラー作品である第3作目『キングコング対ゴジラ』以降の作品におけるゴジラの鳴き声は、現行の甲高いものになっている。<br />
*実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]](『バトルサッカー フィールドの覇者』『バトルベースボール』)への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』ではゴジラの着ぐるみが「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ゴメスおよびジラースを演じた役者は、ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。<br />
*岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。<br />
*元プロ野球選手・松井秀喜氏のあだ名にもなっており、映画「ゴジラ×メカゴジラ」では松井氏本人が登場し、共演を果たしている。<br />
*1997年に登録されたコエロフィシス科の恐竜は成体の大きさが推定6.5mと同時代の肉食恐竜としては最大級のサイズだったため、発見者のケネス・カーペンター博士により「'''ゴジラサウルス'''(Gojirasaurus quayi)」と命名された。実在する恐竜の学名に日本の怪獣が名付けられた例は現時点では本種のみである(恐竜に限定しない場合は、1993年記載の白亜紀前期の絶滅カメ「シネミス・ガメラ」が存在する)。<br />
*『ギャレゴジ』の公開に合わせてBSプレミアムで放映された特番では、「あなたにとって、ゴジラは何ですか?」という質問に対し東宝スタッフの多くが'''「ゴジラは[[神]]である」'''と答えている。<br />
**『ゴジラ』(1954)の監督を務めた本多猪四郎氏も、1984年版(通称:84ゴジラ)を制作する際に残したメモにゴジラを'''「神が遣わした聖獣」'''と記しており、東宝ではゴジラが神格化されている事が伺える。<br />
***『X-Ω』における[[バードス島]]が蹂躙されたシーンで[[Dr.ヘル]]がゴジラを'''「海神」'''と呼んでいる事から、SRWでは東宝スタッフの見解を採用していると思われる。<br />
**ゴジラの英字表記「GODZILLA」に「GOD」が入っているのも、ゴジラが神の如き存在であることを示唆しているためとされる。<br />
*2018年には、『[[ガンダムシリーズ]]』とコラボレーションしたイラストが公開されている。これは同年11月にアニメ版ゴジラ三部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』と『[[機動戦士ガンダムNT]]』が公開され、両作品とも金色の存在(高次元怪獣ギドラとユニコーンガンダム3号機[[フェネクス]])が重要なカギを握る、ということで実現した企画である。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== 映像ソフト ===<br />
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=== フィギュア ===<br />
<amazon>B01C6WCWXC</amazon><amazon>B00EVEMMRU</amazon><amazon>B00OXRLI8O</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こしら}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:ゴジラシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0&diff=347131
イージスガンダム
2019-12-29T06:16:45Z
<p>210.155.61.242: /* 武装 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| タイトル = イージス<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Aegis]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = [[分類::可変モビルスーツ]]<br />
| 生産形態 = 試作機<br />
| 型式番号 = [[型式番号::GAT-X303]]<br />
| 全高 = 18.86 m<br />
| 重量 = [[重量::79.6 t]]<br />
| 装甲 = [[装甲材質::フェイズシフト装甲]]<br />
| 開発 = [[モルゲンレーテ社]]<br />
| 所属 = {{所属 (メカ)|地球連合軍}} ⇒ {{所属 (メカ)|ザフト}}<br />
| パイロット = [[パイロット::アスラン・ザラ]]<br />
}}<br />
'''イージスガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場メカ。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[地球連合軍]]が開発した[[可変モビルスーツ]]で、5機のG兵器のうちの1機。<br />
<br />
X300番台の可変フレームを採用していて、[[モビルアーマー]]形態に[[変形]]できる。<br />
<br />
他の4機のG兵器と連携行動を取る際の指揮官機としての側面も持ち、頭部に大型の多目的センサーユニットを搭載。それにより、通信・分析機能が強化されている。<br />
<br />
搭載された豊富な武装と可変機構により、イージスは開発された5機のGの中でストライクに匹敵する汎用性の高さを持つ。近距離では4連装ビームサーベル・中距離では大型ビームライフル・遠距離ではスキュラと距離を問わない戦いが出来る。<br />
<br />
その複雑な変形機構や整備製の難しさからか、他の奪取されたガンダムと異なって、連合で量産型らしき機体は開発されていない。ただし、アクタイオン・インダストリー社によって1機が再建造されており、後に'''ロッソイージス'''としての強化改造も施され、[[ファントムペイン]]に配備されている。また、[[ザフト]]では外見を踏襲した[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]や、変形機構までも発展させた[[リジェネレイトガンダム|リジェネレイト]]が開発されている。<br />
<br />
「変形機構の都合上、腰部の関節が存在しない」点も特徴。ちなみに劇中では腰を捻ってストライクを捕捉しようとする場面があったが、設定上不可能である。<br />
<br />
==== MA形態 ====<br />
[[モビルアーマー|MA]]形態は巡航形態と砲撃戦形態の2種類があり、[[モビルスーツ|MS]]形態と併せ、その状況に応じた最適の形態を選択する事で高い攻撃力、汎用性を実現している。巡航形態は推力が後方に集中する事で高い加速力を持ち、両手両足のクローにより突撃戦法にも適している。ただし、大気圏内における長時間飛行能力までは有してない(バーニアのフル出力による瞬間的なホバリング・ジャンプ・突撃くらいはできる)。<br />
<br />
=== 劇中での活躍 ===<br />
[[ヘリオポリス]]にて[[ザフト]]軍の[[クルーゼ隊]]が奪取。[[アスラン・ザラ]]がパイロットとなった。その後、同じく奪取した[[デュエルガンダム|デュエル]]等と共に[[アークエンジェル]]や[[キラ・ヤマト|キラ]]の[[ストライクガンダム|ストライク]]を幾度も窮地にたたせた。<br />
<br />
その後、[[オーブ連合首長国|オーブ]]近海での戦闘でストライクと交戦し、アスランは初めて[[SEED]]を発現。あと一歩で撃破というところまで追い詰めるもバッテリー切れになったため、MA形態のクローで掴んだ状態のまま機体を自爆させることでストライクを撃破、本機は全損した。この時アスランは爆発直前に脱出(だが爆発の余波に巻き込まれ昏倒)しており、後にオーブ軍に収容された。相手のキラは脱出不能状態だったが、緊急用セーフティーシャッターにより爆風から身を守っていた<ref>とはいえ、中のシートが溶けだすほどの高温状態となっており、戦いを偶然目撃していた[[ロウ・ギュール|ロウ]]が救出していなければ蒸し焼きになっていた。事実、その後のキラは五体満足とはいえ身体に負ったダメージもあり数日間昏睡状態に陥っている。</ref>。<br />
なお、この時の爆発は離れた位置から事態を見守っていた[[アストレイレッドフレーム|レッドフレーム]]にも影響が及ぶほどの凄まじさ(ストライクが「爆砕」ではなく「半溶解」していたあたり、MS通常撃墜時のそれとは比較にならないほど)だったのに、爆心地近辺にいた両名が何やかやで生き残っていた点、および爆発の起爆燃焼源(核動力ならともかく本機はバッテリー駆動、あとはせいぜい推進剤くらいしか予想できる物が無い)に関して、いまだに製作側から納得のいく回答は得られていない。<br />
<br />
余談だが、[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAYのプロモーションビデオ]]にて、本機の盾に瓜二つのものがオークションで落札されており、オーブ近海での死闘の最中に本機が投擲したものが流出したのかは不明(競りの際には連合のモビルスーツとしか呼ばれていない)。誰が録ったのか、ご丁寧にイージスの戦闘シーンまで上映されていた。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
複雑な構造・奇怪な変形プロセスのうえに汎用性に乏しい極端なコンセプトによる設計のためか、他のGと比べて派生機は極端に少ない(確認されているのは『ΔASTRAY』(SRW未参戦)に登場したロッソイージスのみ)。また、十分な戦果を挙げたにもかかわらず本機を参考にした突撃強襲用MAなどが一切存在しないあたり、製作側(リアルと劇中、両方の意味合いで)から微妙に冷遇されているように感じられるフシもある。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
ユニットとして登場するのはMS形態だけで、MA形態は戦闘シーンで演出上変形して登場。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:初登場作品。原作同様にアスランが奪取して以降彼の専用機に。何度も[[αナンバーズ]]に戦いを挑んでくる。主人公を[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]に選ぶと序盤で僅かながらアスラン共々味方として使用可能。イージスが味方として使えるのは、現在本作のみ。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:武装に「零距離スキュラ」が追加されて破壊力は増したものの、[[フェイズシフト装甲|PS装甲]]が劣化しシールドが[[バグ (ゲーム)|バグ]]のせいで機能しないために、防御面では弱体化した。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:上記の2作品と異なり、第37話[[オーブ連合首長国|オーブ]]ルート「平和の国の雷」で、しかもストライクでしか戦えない。しかし、[[ニコル・アマルフィ|ニコル]][[隠し要素/W #ブリッツガンダム&ニコル|復帰フラグ]]に関わる等の重要な隠し要素の一端を担っている。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:第2話B「宇宙に降る星」のボスユニットとして登場。パイロットは[[アスラン・ザラ]]。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:SRでアタッカーとシューターの2バージョンが登場。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:序章ワールド3より登場するエネミーユニット。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
==== 武装 ====<br />
;75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」<br />
:頭部に2門装備された近接防御機関砲。[[ストライクガンダム|ストライク]]や[[デュエルガンダム|デュエル]]の物と同型。頭部のセンサーが大型化したため、砲塔の位置がストライクやデュエルと若干異なる。<br />
;クロー<br />
:両腕・両脚に装備。MA形態では両腕・両脚ごと大型のクローアームとなり、単純に敵機を粉砕したり、敵の機体を無傷のまま鹵獲する事も可能。<br />
:原作ではアスランがキラのストライクを強制的に[[ザフト]]へと連行しようとした。<br />
:;[[ビームサーベル]]<br />
::クローから出力する武装。計4本ものビームサーベルにより近接戦闘において高い制圧力を発揮する。固定装備なので、抜刀の動作が要らず隙が少ないが、通常のビームサーベルと用法が異なる。蹴りに連動して使う事も出来る。MA形態でも使用可能。<br />
::原作終盤ではストライクのシールドを滅多切り、上空からストライクを叩き落す事に成功した。<br />
;580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」<br />
:イージスの主兵装たる本体に内蔵された大口径エネルギービーム砲。この武装のお陰でGATシリーズの中でも最大の火力を誇るが、その分EN消費も高く、使い所を間違えるとEN切れを起こしてしまう。<ref>実際、原作ラストの死闘の際に[[アスラン・ザラ|アスラン]]がタイミングを見誤ってイージスガンダムの「スキュラ」を無駄撃ちしてしまった所為で、[[ストライクガンダム|ストライク]]の撃破に失敗している。</ref><br />
:MA形態でのみ使用可能だが、初期設定ではMS形態での使用も予定されていた。一応コックピットブロックがある胸部、腹部装甲を上に跳ね上げれば発砲は可能なはずだが、流石にそのためだけにイチイチ部分的な変形を行うのは無駄が多過ぎたのだろう。<ref>[[機動新世紀ガンダムX|他作品]]には、実際にそんなような機構を持つ武装を装備した[[ガンダムヴァサーゴチェストブレイク|ガンダム]]もいたりしたが…。</ref><br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では移動後使用可能な全体攻撃で非常に強力。激昂アスランの小隊長能力「攻撃力+40%」と合わせて、キラのストライクだろうと一撃で落とされてしまうことも。<br />
;60mm高エネルギービームライフル<br />
:本機の専用大型ビームライフル。構成部材、デバイスはストライク等と同じだが、口径が拡大され、形状も異なっている。非使用時は右腰部にマウントされる。<br />
:実はMA形態でも発射可能だが、殆どのゲームや関連書籍では一切記されない。一部のGジェネシリーズでは、MA形態でライフルを発射するイージスを見る事は出来る。<br />
;対ビームシールド<br />
:対ビームコーティングが施された実体式シールド。他の機体とは形状が異なっている。不使用時は左腰部にマウントされる。<br />
:原作終盤ではこれをトールの乗るスカイグラスパーに投げ放って撃墜している。<br />
;[[自爆]]<br />
:文字通り機体を自爆させるとんでも無い攻撃。原作でアスランが二度ほど使用したイージスの切り札。上記の大型クローで敵の動きを封じ込めた後に自爆してしまえば、自機と敵機は確実に吹き飛ぶ。<br />
:ちなみに、イージスの自爆装置を起動させる際の暗証番号は「'''2887'''」である。<br />
:なお、「如何にイージスの自爆といえど、ストライクに搭載されたセーフティシャッターには無力だった」と視聴者からネタにされやすいが、実際はシャッター(正しくは「セーフティー」ではなく、「エマージェンシーシャッター」)は爆発を防いだものの熱を遮断しきることは不可能である。<ref>つまり、[[ロウ・ギュール|ロウ]]が救助しなければ、[[キラ・ヤマト|キラ]]は[[ストライクガンダム|ストライク]]のコックピット内で蒸し焼きになって死んでいたのである。</ref><br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;零距離スキュラ<br />
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』と『[[スーパーロボット大戦W|W]]』で実装されている本機の必殺技。シールドを投げつけて動きを止め、MA形態に変形して敵機を拘束した後、その状態からスキュラを発射して撃破する。<br />
:キラのストライクとの戦闘の再現(詳しくは、[[#対決・名場面|対決・名場面]]の欄を参照)だが、原作では不発に終わっている。なお、シールドを投げるのは原作でトールにトドメを刺した攻撃の再現と思われる。<br />
;対アンチビームシールド投擲<br />
:原作終盤、キラとの死闘で[[トール・ケーニヒ|トール]]が乗った[[スカイグラスパー]]を撃墜した攻撃。本来シールドは攻撃用では無いが、戦闘機程度なら粉砕するには十分過ぎる程だった。イージスのシールドは他のGより大型かつ先端は鋭利なものとなっており、元から緊急時の打撃用として使用出来た可能もある。<br />
:なお、放棄されたシールドはその後ジャンク屋に回収されたらしく、『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAY]]』のプロモーション[[OVA]]では本機のシールドがジャンク屋組合のオークションに出品され、900万という高額で落札された。<br />
;ビームサーベル(連続斬り)<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』での必殺スキル。<br />
;60mm高エネルギービームライフル(連射)<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』での必殺スキル。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;剣装備、盾装備、銃装備<br />
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。<br />
;[[PS装甲]]<br />
:<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[陸]]<br />
:MA形態でのみ[[飛行]]可能。MS形態では飛行不可能だが、イージス自体が高い機動力を誇るため、武装の地形適応は空Aである事が多い。現に下記のエールストライクとの死闘ではそれ以上の機動力を見せた。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
;対[[エールストライクガンダム]](キラ)<br />
:ここでは[[ニコル・アマルフィ|ニコル]]戦死後の一戦を指す。[[キラ・ヤマト|キラ]]、[[アスラン・ザラ|アスラン]]双方が[[SEED|種割れ]]した状態で繰り広げられた壮絶な戦いであり、「ストライクの斬撃でイージスの左腕部と頭部が飛び、イージスの斬撃でストライクの左腕部が吹っ飛ぶ」等、原作においてもっとも見ごたえのある戦いの一つでもある。<ref>その迫力は、偶然両機体の激闘の光景を目撃した[[ロウ・ギュール]]を驚嘆させた程。</ref><br />
:最終的にイージスがMA形態でストライクに組み付くことに成功したものの、直前に一発スキュラを放った所為でエネルギー切れを起こしこれを放てず、最後の手段として自爆を敢行した。<br />
:この時、アスランはキラを殺したと思い込むが、ストライクのPS装甲が生きていたこと<ref>ただし、イージスの攻撃でストライクのコクピットには'''縦に穴が開いていた'''。</ref>、そして両機体の近くにいた[[ロウ・ギュール|ロウ]]が救助に入ったことによってキラも無事生存していた。<ref>以上の状態の[[ストライクガンダム|ストライク]]に乗っていた[[キラ・ヤマト|キラ]]が生存した理由は、ストライクの([[フェイズシフト装甲|PS装甲]]以上の強度を持つ)エマージェンシーシャッターという隠された機能のお陰である。</ref><br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
=== 強化型・バリエーション機 ===<br />
;イージス(大気圏内用追加パーツ装備)<br />
:[[漫画]]「ガンダムSEED Re:」で登場したイージスの強化形態。大型化、強化された[[ビームライフル]]とシールドを装備する以外にもサイドスカートにも砲を装備したフライトユニット兼主翼が追加されている上に、大気圏内単独飛行用にスラスターも増設されている。<br />
:元々の変形機構を活かしつつMS形態、MA形態への変形と双方での運用を可能にしたパーツだが、主翼の装備位置の関係上ビームライフルとシールドの装備位置がスキュラの前とその上部に変更されたため、MA形態ではスキュラが撃てなくなっている。逆に、胸部装甲の形状が変更されてスキュラの砲門が露出しているため、MS形態ならば特に[[変形]]することなく発射できる。<br />
;ロッソイージス<br />
:公式外伝『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』(SRW未参戦)に登場。エースパイロット用カスタマイズMS開発計画「アクタイオン・プロジェクト」によって再製造された機体を改修したもの。パイロットは[[ファントムペイン]]のエミリオ・ブロデリック。<br />
:背部に新規追加されたウイングバインダーを各部に展開させる事で、更に複数の新形態への変形が可能となっている。<br />
:また、イージスでは不可能だったMS形態でのスキュラの発射も可能となっている。このスキュラは[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]のフレスベルグの様に任意でビームを曲げる事が可能となっているだけでなく、新たに拡散砲として運用する事も出来る。<br />
<br />
=== 関連機 ===<br />
;[[ストライクガンダム|ストライク]]、[[デュエルガンダム|デュエル]]、[[バスターガンダム|バスター]]、[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]<br />
:同時期に地球連合軍に開発された兄弟機。<br />
;[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]<br />
:イージスを参考に開発された後継機だが、可変機構と高エネルギー砲スキュラ及び両手両足に固定された4本のビームサーベルはオミットされ、スタンダードな機体に仕上がっている。<br />
;[[レイダーガンダム|レイダー]]<br />
:地球連合軍が開発したイージスの後継機。イージス以上の機動力を持ち豊富な武装を搭載しているが、近接装備にビームサーベル等の[[ビーム兵器]]を持っていない為にPS装甲搭載機との戦いでは不利になり易い欠点を持つ。<br />
;[[リジェネレイトガンダム|リジェネレイト]]<br />
:ザフトがイージスガンダムを参考に開発した機体。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*本機のデザインはシド・ミード氏の『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』で未登場に終わった[[ミリシャ]]の可変MS「4-LEGS」が元になっている。その変形機構が個性的だったため、片桐圭一郎氏が[[ガンダムタイプ]]にデザインをリファインし、イージスにそのまま流用した。<br />
*本機のパイロットである[[アスラン・ザラ]]を演じた[[声優]]の石田彰氏は、アスランというキャラクターに対して不満を持つ一方で、イージスガンダムへの愛着はかなり高く初期のGAT-Xシリーズの中で一番カッコいいと思う機体に本機を挙げている。また、石田氏は1/144シリーズのプラモデルを購入した事も明かしている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B00030EUFI</amazon><amazon>B005QKF7DE</amazon><amazon>B00030EUIU</amazon><amazon>B008KZ5CPA</amazon><amazon>B000O1LFJK</amazon><amazon>B0002YM3T0</amazon><amazon>B000NP4TKY</amazon><amazon>B009HMK4F8</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:イージスガンダム]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:いいしすかんたむ}}<br />
[[Category:登場メカあ行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]]<br />
[[Category:機動戦士ガンダムSEED]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BCZERO&diff=346891
マジンガーZERO
2019-12-28T00:43:27Z
<p>210.155.61.242: /* 関連機体 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Mazinger ZERO]]<br />
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦V}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br>[[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = [[分類::マジンガー]]<br />
| エネルギー = [[エネルギー::光子力エネルギー]]<br />
| 装甲材質 = [[装甲材質::超合金Z]]<br />
| パイロット = [[パイロット::兜甲児 (真マジンガーZERO)|兜甲児]]<br />
}}<br />
'''マジンガーZERO'''は『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍]]』の登場メカ。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[漫画]]『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍|真マジンガーZERO]]』に登場する[[マジンガー]]。別名「終焉の魔神」「究極の破界神」。<br />
<br />
[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]が「魔神パワー」と呼ばれる力を全て解放した姿。自らの意志を持ち、マジンガーZEROという名称もマジンガーZERO自身が名乗ったもの。意思疎通の際には声を発さず、空中に光の文字を表示する。<br />
<br />
操縦自体は甲児が引き続き行っているも、甲児自身はZEROと同調しているため実質的にZERO自体が自ら動いていることになる<ref>劇中ZEROに変貌した直後に甲児が一時的に自我を取り戻したため、放っていたブレストファイヤーの射軸を強引に動かしている。</ref>。<br />
<br />
デザインは元のマジンガーZに似ているが、全身が鋭角的にディティールアップされ、全体的にマッシブな体型はどことなく[[マジンカイザー]]を彷彿とさせる。目には黒目があり<ref>正確には眼部の奥にある光子力ビームの発射口(これ自体は東映版の頃から存在している)がガラス部と透過して見える物。</ref>、口部は牙のように上下に開く等、まさしく「魔神」と呼ぶべき禍々しいデザインが特徴的である。<br />
<br />
『真マジンガーZERO』では存在を強調されているため回想等でしか登場していなかったが、『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』では[[グレートマジンガー]]の登場にZEROの意思が魔神化を発動し、戦闘獣3体を半壊状態の状態で圧倒し撃破、[[暗黒大将軍]]をも再生で完全修復した上で大破に追い込んだ。その後ブレストファイヤーとブレストバーンの撃ち合いでマジンパワー「強化」、「変態」で底上げされたブレストバーンアップに焼かれている際に本形態に変貌している。<br />
<br />
ジェットスクランダーも変貌しており、アルファベットの「Z」や、数字の「0」の形状に変形する。その上に乗ることで空中での浮遊も可能。元々は後付け装備であるはずのスクランダーだが、この姿では魔神パワーの一つを使い、体の一部のように作り出していた。その戦闘力は世界を文字通り滅ぼすものであり、あらゆる存在を超越する。<br />
<br />
誕生の経緯としては、開発者である[[兜十蔵]]博士が、『[[真マジンガー 衝撃! Z編|Z編]]』の孫想いのファンキーな老人ではなく、'''世界最強の人造神を完成させ、世界制覇を成し遂げる野望'''の為なら自分の息子や孫すら抹殺しようとする極悪非道のマッドサイエンティストだったことによる。<br />
<br />
天才的な頭脳を持っていた十蔵博士だったが老いた自分が生きている内に野望達成は不可能と悟った。しかしとある世界の博士が光子力による重力制御によって時空を歪ませ、過去の自分に自身の研究結果を送る事を可能とする光子加速器[[ミネルバX (真マジンガーZERO)|ミネルバX]]を開発。これによって自身の研究を濃縮し続けていった結果<ref>なおこの研究の濃縮の結果、ミネルバXも最初は格納庫一帯を占める程の大型マシンだったが、後に十蔵博士の手によって等身大のロボットを経て喜怒哀楽を有する美女型アンドロイドへと変貌していった。</ref>、完成したマジンガーZは人工知能を有した唯一無二のスーパーロボットとして各国の軍隊を蹂躙。世界各国の首脳陣を14日と10時間34分で平伏させるまでに至った。<br />
<br />
だがこの結果に博士は満足せず<ref>その際、「つまらんわい」と平伏させた各国の首脳陣をブレストファイヤーで焼き払っている。</ref>、より高みを目指すため「過去の自分に伝えることなく研究成果を各国にばら撒く」ことで世界にハンデを与え、自分の想像を超えた出来事を起こすことで更なるインスピレーションを得て研究を飛躍させることを目論んだ。そして次の世界で十蔵博士の研究結果を理解できた一握りの科学者の中に居た者こそがもう一人の世界征服を目論むマッドサイエンティスト、[[Dr.ヘル]]だった。Dr.ヘルは研究結果を利用し古代ミケーネの遺産を復活させ、[[機械獣]]による世界征服を目指した結果、十蔵博士と対立。やがて二人はマジンガーと機械獣によるデスマッチを展開する事となった<ref>この戦いは週1での指定された場所におけるマジンガーと機械獣の決闘という形で行われ、TVアニメの改良を繰り返しながら毎回異なる機械獣と戦うマジンガーZという構図を再現している。</ref>。激化した対決の中、遠隔操縦方式だったマジンガーの弱点を突いたDr.ヘルの操る[[バルガスV5]]との戦闘で十蔵博士は重症を負い、対抗するため人工知能を外したマジンガーに乗り込んだ甲児が直接操縦しこれを迎撃。<br />
<br />
その後搭乗型に改良したマジンガーと甲児の活躍を病院のベッドで観戦していくうちに十蔵博士は孫への愛情を得て改心し、Dr.ヘルとの戦いに終止符を打つべく真のマジンガーの完成の為の研究を病床の身体をおして進めていった。死の間際、マジンガーが破れる姿を見た十蔵博士は「自分より優れた知を持ち、自己進化し永遠の命を持つ新たな生命」の設計図を最後の研究成果として「世界を救い、甲児を守ってくれ」と願ってミネルバXに託した。<br />
<br />
しかし次の世界の十蔵博士は改心する前のマッドサイエンティストだったため、ミネルバXが当初隠していた設計図を独自に解析しその悪魔的発想を組み込んで建造。結果出来上がってしまったのが7つのブラックボックスたる魔神パワーを有するようになった、愛を知らない究極の魔神となったマジンガーであり、それが進化していった存在こそがZEROである。ミネルバはこの結果に当然納得せずに再度世界をリセットしたが、次の世界はマジンガーZが既に起動済みの世界に変貌してしまっていた。これはマジンガーが起動後に十蔵を殺害し、その後にDr.ヘルがミネルバを十蔵博士のデータから造ったという経緯をたどったために光子加速器とのリンクが外されてしまったためで、結果ミネルバはマジンガーの開発中に魔神パワーが搭載され起動する前の時間に世界をリセットすることが不可能になりZEROが生まれることを阻止できなくなった。<br />
<br />
最終的にマジンガーZのみで完結する因果律を紡ぎ出し、自らは神として「Zの世界」という形で世界を閉ざしたが、それゆえに深刻化した、因果律兵器の抜け穴である「'''マジンガーのいない世界を観測できない'''」という弱点を突かれ、甲児と鉄也に閉ざされた世界を脱出された。その後ZEROの体内から脱出する際に放ったZとグレートのダブルバーニングファイヤー<ref>SRW以外の媒体で初めて名称を甲児と鉄也が叫んでいる。</ref>により決定的に瓦解する。<br />
<br />
甲児が直前のループで手を加えた光子力エンジン<ref>手を加えた甲児自身や開発中の光景を見ていた剣造から見ても'''モザイクで構成された立方体としか認識出来ない'''物。</ref>から生み出された光子力の輝きを媒体に、「Zの世界」内で甲児と鉄矢によって制作され全世界に配信された「マジンガーZ対暗黒大将軍」を見て、視聴者<ref>この視聴者達にはZのお面で隠されているが、そこから見える髪型によって[[流竜馬]]や[[タカヤノリコ]]等と思しき人物が登場している。</ref>が想像したマジンガーZを超えるロボットを、ZEROの体内に無数に存在する以前のループで敗北したマジンガーZと甲児をスーパーロボット軍団に具現化したことで形勢が逆転。<br />
<br />
光子力ビーム、サンダーブレークを筆頭に、スーパーロボットたちの総攻撃を受けて怯み、創造した世界が瓦解。それでも敗北を認められず因果律を再び紡ぎ出そうとしていたが、目の前にいるスーパーロボット達の全てが「原初の魔神」であるZERO=マジンガーZから生まれたものであり、彼らの存在そのものがマジンガーの勝利の証だと語る甲児の言葉を受け、可能性の彼方へ去って行った。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:初登場作品。寺田プロデューサー曰く「強すぎて無理(笑)」<ref>https://twitter.com/yogoyuki/status/431230716190261248</ref>とのことだったが、本作にて驚愕の参戦。[[兜甲児 (真マジンガー)|真マ版甲児]]が搭乗。<br />
:登場して間もなく原作に近い形で一時的に敵対するが、すぐ後の第39話にて「魔神パワー発動」によってマジンガーZから変容可能になる。後述する魔神パワーは、そのうち自己再生・強化・高次予測・変態に言及されるのみ。<br />
:原作ほどのトチ狂った性能はなく、HP・EN・装甲・海適正が向上すること以外は変容前のマジンガーZと比べても差はない。と言っても、マジンガーZ自体優秀なので運動性を除けば全体的にとても高性能な部類となる。<br />
:しかし、武装面は大幅強化が行われており必殺技は'''初期値7000'''と使用制限が厳しい[[ヤマト]]の波動砲<ref>「初期値8700」だが、こちらは使用可能になるのは2ステージと少ない</ref>を除けば、高い数値をたたき出す。更にここに甲児のABや精神コマンドが乗るため、火力・耐久力共に非常に強力。フル改造を施し甲児に技能をしっかり養成しておけば、困難ルートの[[アーケイディア|ラスボス軍団]]とも単機で渡り合えてしまう。<br />
:欠点は燃費。EN回復(小)があるとは言え枯渇しやすい。とはいえ、節約を重視して大技を使わなくても十分な威力は出せるので意識すれば問題ない。また、地味に全武器気力制限有りの制限がある。変化自体にも気力150が必要だが、気力低下に弱い点に注意。特に[[ELS]]は、文字通り手も足も出せずに撃墜される可能性もある天敵となる。<br />
:今回のZEROは原作漫画終了後の世界から下地の出来上がっているマジンガーZのいる世界に顕現した、と言う設定<ref>つまり、スパロボ登場キャラクターの基本である「IFの存在」ではなく'''原作に出てきた本物のZERO。ちなみに版権作品で「原作そのもの」が出演したのは史上初'''</ref>。原作漫画最終回で発生した可能性の光――世界を越えて集った数多のロボット達をもう一度見るが為に、そして甲児の意思を見守るべく彼の制御下に入った事になっている。とはいえ、性格は全くと言っていいほど変わっておらず「マジンガー(ZERO)こそ最強」のスタンスは保ったまま。ちなみに機械神としてのZEROではなく「'''ZEROの姿になったZに宿る謎の存在'''」という形での登場。<br />
:イベントではあるが、双璧を成す[[ゲッターエンペラー|ゲッターロボの皇帝]]と一枚絵で共演するという[[闇の帝王|敵にとっては]][[トラウマイベント|悪夢でしかないクロスオーバー]]を成し遂げた。<br />
;[[スーパーロボット大戦X]]<br />
:[[兜甲児 (真マジンガー)|真マ版甲児]]が搭乗。<br />
:今作では、闇の帝王が[[アル・ワース]]に転移する際に並行世界から呼び寄せた存在で、闇の帝王曰く'''「自分以外のマジンガーの存在は許されない」'''との事で甲児と鉄也の排除を積極的に行う。シナリオ上では台詞が存在する<ref>原作での光子を虚空に浮かべる形で、自身の意志を他者に伝えている様子の再現。</ref>が、戦闘アニメでは無言となる。今回は原作終盤における無人の状態で自我を確立している物になっている<ref>公式サイトでは当初はパイロット名が兜甲児になっていたが、後にマジンガーZEROに修正されていた。</ref>。<br />
:困難ルート51話では、[[アンチスパイラル]]と[[エクスクロス]]の戦いに'''天元突破して乱入し'''、アンチスパイラルと共に版権勢力最後の敵となる。<br />
:通常ルートでは終始敵のまま出番が終わるので、パイロットなし且つ1タイトルでの単独参戦は実に『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の[[フェイ・イェンHD]]以来。また、通常ルートにおいては1作品での敵のみの参戦という非常に珍しいケースでもある。<ref>'''[[ズゴックE]]や[[ハイゴッグ]]、[[戦闘獣ダンテ]]、[[光波獣ピクドロン]]などのような一般兵機体も含めればこの限りでは無い'''。</ref>。<br />
:困難ルートでは隠しユニットとして入手可能。条件を満たすと困難ルート51話中に甲児がZEROに乗り換える形で入手するが、入手タイミングによっては事実上最終話限定の隠しユニットになる。このため『V』に比べて味方として使える期間は非常に短い。[[マジンカイザー]]の改造値が反映される。最初からZEROで出撃する関係で、気力制限は若干緩くなっているが、やはり全武器に気力制限がある。<br />
:隠しユニットなだけあり機体性能はマジンカイザーを上回り、『V』と比べると武器性能が一部弱体化しているがそれでも最大火力はマジンカイザーの魔神双皇撃と同威力。こちらで出撃すると当然合体攻撃ができなくなるので、エンペラー側の最大火力が落ちるのが難点。燃費も悪くなるため、この辺はかつての強化型Zとカイザーの関係に近い。しかし、エンペラーにしても魔神双皇撃とオレオールブースターGの威力差は200しかなく、よほど事前の位置取りをしっかりしてないと二機同時に合体攻撃を撃つということもないのでさほど問題はなく、最終的には好みの問題で決めてよい。<br />
:尚、入手条件は困難ルート51話で「MAP上に甲児がいる状態でZEROを撃墜する」という非常に簡単なものだが、同話では'''甲児は強制出撃ではない'''ことに注意。<br />
:入手しても、EDでは存在自体に全く触れられない。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2018年7月のイベント「光の先に」の報酬ユニットとして登場。SSRディフェンダー。本作ではパイロットは[[兜甲児 (真マジンガーZERO)|漫画版甲児]]となっている。<br />
:2018年10月のイベント「第3回スパクロフェスティバル」にてSRおよび大器型SSRアタッカーが追加。圧倒的なHPと攻撃力、装甲を備えたまさに絵に描いたようなスーパーロボット。さらにアビリティの効果により装甲値がそのまま攻撃力に上乗せされるため数値以上に高い火力を持つ。防御面も状態異常・吹き飛ばし・貫通無効と万全で、前線での壁兼アタッカーとして活躍できる。アリーナでも特殊装甲と軽減バフ、ダメージでのHP回復&能力ブースト&コア産みにより下手に手を出そうものなら手番が回った瞬間にブレストファイヤーで消し飛ばされる壁兼アタッカーとして猛威を振るったが、特殊装甲解除機体が増えたことで相対的に地位を落とした。<br />
:2019年6月のイベント「Closed World」にてΩスキル搭載大器型SSRディフェンダーが追加。元々高かった能力がさらに上昇しており、総合力は(実装時点で)全機体トップ。やはり装甲値が上乗せされた攻撃力は凄まじく、Ω化したファイナルブレストノヴァは強敵イベントにおいても生半可な特効大器が裸足で逃げ出すダメージを叩き出す。ゲーム中記述されていないが、VSスキル『ZEROから生まれた輝き』の必中状態は精神の閃きなど特殊回避でも避けることができない。ただしHPが満タンでないと発動しないため、耐性を無視して回復封印を付与できる[[ビッグオー]]が天敵。<br />
:ちなみにそれぞれの機体のアビリティには魔神パワーの名を冠したものがあり、報酬版ディフェンダーには(自己)再生、大器アタッカーには高次予測、吸収、強化、Ωディフェンダーには変態、因果律兵器と魔神化以外が一通り搭載されている。<br />
:イベントではキャラクターとしても登場しているが、その設定・特性故にボス・黒幕として自軍と戦うことがほとんどで、味方として登場したことは一度もない。イベントシナリオによっては原作終了後の設定で登場しており、「交わる水平線、その先に」では直接登場する事は無いが、意外な形でシナリオに関わっている。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
基本的な内容はオリジナルの物を踏襲しているが、その内容も演出も別次元に強化されており、「終焉の魔神」の異名に偽りはない。<br />
<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:左フックからの右ストレート。甲児曰くゲンコツとのことだが、ただの殴り飛ばす攻撃にも関わらず相手の装甲を抉り飛ばす程。<br />
:なお、原作漫画ではZERO形態ではほぼ未使用。だが半壊したマジンガーの状態で半身を殴り潰す等ぶっ飛んだ力を見せた。<br />
:『V』、『X』では左右の拳で殴る。最弱武器にも関わらす機体カットインが入る。<br />
<br />
==== 武装 ====<br />
;[[ジェットスクランダー]]<br />
:本来なら外付け装備だが、ZEROの場合は「魔神化」で変貌した際には機体の背部から生えるように展開する。また翼部は撓りを持つ上に<ref>この特性を利用して機体を側転させて相手を斬り付ける「スクランダーハーケン」という技も存在する。</ref>、形状も翼部が節の付いた蝙蝠の物を思わせる形になっており場面によっては「Z」の形に変化することも有る他、本体も上部から伸びる長い突起物が存在し、ブースターや尾翼も大型化している。SRW未採用。<br />
:;ZEROスクランダー<br />
::ジェットスクランダーが変化した、ZEROのシンボルというべき装備。数字の0の真ん中にスラッシュが走ったような独特の形状と、ZERO本体の倍以上というサイズが特徴。自ら「マジンガーZERO」と名乗る際に変貌しており、その後登場する際は殆どこの形状で固定されている。<br />
::噴射口が存在せず、重力制御で飛行を可能にしていると思われ、背部から切り離して上に乗ることも可能。<br />
;アイアンカッター<br />
:腕から生えたアイアンカッターの刃を巨大化させつつ弓状に変形させて打ち出す。実は強力ロケットパンチの要素も兼ね備えているため、威力はマジンガーZのそれを大きく上回る。<br />
:そのサイズはZEROを遥かに上回っており、超合金ニューZですらいとも容易く両断してしまう。グレートですら逸らすのが精一杯と言う有様。実はこの攻撃時のみの使用だけで、グレートも破壊されていないためSRWのトドメ演出は同作のグレートのアトミックパンチの物を流用したものになる。<br />
:『V』、『X』ではZERO唯一の弾数制の武器。ZEROはEN回復(小)を持っているが、燃費はやや悪めの為暴れ過ぎた際の自衛用として使う場面も。<br />
;サザンクロスナイフ<br />
:無数の光の十字をZEROスクランダー周囲に形成し放つ。本来の物と異なり追尾弾になっている。<br />
:その追尾性はグレートブースターを装備して超音速で飛行するグレートマジンガーを迎撃できる程。SRW未採用。<br />
;ルストハリケーン<br />
:口部を大きく開け、奥にある噴射口から放つ強烈な酸を含んだ巨大な竜巻。<br />
:その威力は、富士山周辺を更地にした上で世界を崩壊させる天変地異を起こす程。<br />
:『V』、『X』ではトドメ演出で敵を跡形も無く消滅させる(原作で[[ボスボロット]]の残骸が巻き込まれて朽ちていくコマの再現)。<br />
;ブレストファイヤー<br />
:胸部の高熱版から放つ熱線。その威力はマジンガーZのそれとは月と鼈。文字通り触れた物を塵一つ残さず燃やし尽くす。<br />
:原作では魔神化の初期段階で放った時点で「関東を溶かし東京湾を蒸発させ、ついでにミケーネ帝国の本拠地を消滅させる」程の威力となっている。<br />
:『V』、『X』では通常版の他にMAP兵器版が実装。通常版はブレストファイヤーのお約束として、これでも'''射程2'''と短い。<br />
;ダイナミックファイヤー<br />
:ジェットスクランダー翼部を「魔神パワー」で超巨大化し、さらに放熱板に変化させて放つ熱線。<br />
:「全長数十kmの超巨大機械獣ゴードンヘルを消滅させ、同時に地球を文字通り火の玉に変える」程の威力を誇った。SRW未採用。<br />
;光子力ビーム<br />
:目から放たれる拡散する無数の光線。その一発一発が地球の裏側まで貫通する威力を持ち、[[超合金ニューZ]]ですら掠めただけで融解させる。<br />
:『V』、『X』では射程8とZEROの最長射程武装として搭載。ただし、ENが70と高めなので連発するとガス欠を起こす。<br />
:敵時においてはこれが最強武器になる。敵時のお約束として燃費が非常に良くなり、命中補正も高い。更に味方時と違って気力制限も無いので、余程のことがない限りZEROからはこれが飛んでくる。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;ファイナルブレストノヴァ<br />
:SRWオリジナル技。甲児がZEROとの対話を行い魔神パワーの制御を行えるようになると同時に追加される。<br />
:魔神パワー「因果律兵器」を発動して異空間に移動、相手を鷲掴みにして超高速で大地に叩きつける。その後スクランダーの上に乗った状態から掴み上、零距離ブレストファイヤーで焼き尽くす。<br />
:トドメ演出では、下半身が熔解消滅した相手を投げ上げて、'''ルストハリケーンで塵一つ残さず消し飛ばす'''という、ZEROらしい非常に凶悪な攻撃…なのだが、甲児はカットインで爽やかな笑みを浮かべている。<br />
:原作における[[超合金ニューZα]]製のグレートマジンカイザーの胸部から下を熔解させた攻撃をベースにした技。原作ではこの後上半身のみのグレートマジンカイザーに反撃されているため、スパロボのトドメ演出は原作での失態を挽回するものとなっている。<br />
:『V』では光子力ビーム同様、バリア貫通・サイズ差補正無視を持つが消費ENは100とかなり重め。ただし射程3なので援護も可能。<br />
:『X』でも味方時に追加される武装で性能も『V』とほぼ同様だが、射程が通常版のブレストファイヤーに合わせた2に下げられて少々弱体化している。<br />
:『X-Ω』ではΩスキル。<br />
<br />
==== 特筆機能 ====<br />
;魔神パワー<br />
:マジンガーZの時点から内包されていた特殊能力で、甲児の強い意志や脅威となる存在との邂逅で能力が段階的に解放される。全部で7つの能力が封印されており、マジンガーZEROに変貌した時点で全てが解放される。<br />
:それぞれの能力の封印はマジンガーZの内部をチャクラの配置に沿ってブラックボックスとして配置されており、[[サイボーグ|サイボーグ化]]した甲児の体内にも空中元素固定装置を強制的に起動して形成している。<br />
:開発を行ったのは上述の'''改心した'''十蔵だが、マジンガーZに組み込んだ次の世界の十蔵は'''マッドサイエンティストのまま'''だったため、本来の物を独自に改良して組み込んでおり、元々の能力は魔神化を筆頭に全く異なると思われる。<br />
:;第一段階:[[HP回復|再生]]<br />
::[[ラインバレル|戦闘で負ったいかなるダメージをも瞬時に自己修復する]]。魔神化が解放されると瞬間的に修復を行え、大破寸前の状態から[[暗黒大将軍]]が大剣を振り抜く刹那の間に完全修復を行っている。<br />
::[[如月ハニー|ハニー]]曰く、空中元素固定装置で引き起こされる物とは全く異なる現象が発揮されている(グレートに搭載され制御された物は空中元素固定装置の応用による物)。<br />
:;第二段階:吸収<br />
::あらゆるエネルギーを吸収し、自らのものとすることができる。ZEROに変貌した後は[[EVA初号機|敵を食らい取り込む]]ことも可能になる。また自己再生との同時行使で敵の物理攻撃で機体を大きく損傷した状態から修復を行いつつ攻撃に使用された武器を取り込むことも可能。<br />
:;第三段階:強化<br />
::マジンガーZの性能を飛躍的に向上させる。旧来の[[マジンパワー]]に近いが、こちらは出力のブーストアップだけに留まらず'''機体の性能から他の魔神パワーにまで恒久的に効果が発揮される'''上、重ねて発動することで、さらに強化することも可能。<br />
:;第四段階:高次予測<br />
::[[ゼロシステム|未来予知にも匹敵する状況シミュレーションを可能とする]]他、'''平行世界の観測さえ可能とする'''。劇中では解放されている時に甲児の瞳孔部にケーブルのような物が覆い被さっている。<br />
::この力による平行世界観測はマジンガーZを起点とした干渉であるため、マジンガーの存在しない世界='''別の作品の世界を認識できない'''という根源的な点がある(この場合の認識とは単純に見聞きが出来ないと言うだけでなく、接触や物理的な破壊といった干渉も出来ない)<ref>劇中でもこの点が作用する形で、グレンダイザーを認識させないことに成功している。</ref>。<br />
::更に限定的な点として、少なくとも作中での観測範囲はZEROを中心とした地球全域までのようで、範囲外の事象は予測不能に陥る可能性がある。終盤Zの世界に再び囚われそうになった甲児に排除される寸前の鉄也が言った[[UFOロボ グレンダイザー|「ミケーネ帝国を倒して得られた平和を脅かす新たな敵は何処から来るのか?」]]の問に甲児が言った[[ベガ星連合軍|「宇宙から現れる」]]の答で無効化している。<br />
:;第五段階:変態<br />
::物理法則の常識を超え、[[ゲッターロボ (兵器)|マジンガーZの形状・性能を変化させることができる。]]同作のマジンガーZは一部の追加武装が魔神パワーの効果が無くなった後も追加されたまま残されている。<br />
:;第六段階:因果律兵器<br />
::[[因果律]]に干渉し、平行世界で発生した事象の因果を紡ぎ、数多の未来から勝利する可能性を現時空に転移現出させる。<br />
::簡潔に言えば、相対する敵が何者であろうとも、勝利の可能性が0%でない限り100%確実に勝利できるというもの。例えるなら'''命中率が1%でもあれば攻撃が[[必中]]・回避率が1%でもあれば[[ひらめき|完全回避]]が確定する'''。因果を紡ぐ=勝利であるため、敵は'''回避も防御することすらも不可能である'''。<br />
::ZEROの予測を越えた未知の出来事・存在に対しては効果を発揮できないが、素でも強すぎる上に予測を超えるなど不可能と言ってもいいので弱点になっていない。<br />
::『X』ではこれが[[因果律操作装置]]という強化パーツとして登場している。当然ながら上記ほどのぶっ飛んだ性能ではなく、命中率70%以上で必中、回避率30%で完全回避である。<br />
:;第七段階:魔神化<br />
::マジンガーZEROとしての意思と力の発現。第六段階まで魔神パワーを解放した状態と比較してさえ天と地ほどの力の差がある。この段階まで解放された時点でマジンガーZは暴走、甲児を吸収あるいは排除し、「終焉の魔神」と化してしまう。マジンガーZに[[人工知能]]を搭載した場合は、その時点で開放される。<br />
::また、一瞬にして7つの段階が全て解放されることがあり、作中では「甲児がマジンガーZと同化する・[[弓さやか]]の死」の条件で覚醒している。他に「ZEROの意思で解放される」場合もあるが、こちらは魔神化の後に他の魔神パワーを開放してからZEROに変貌している。<br />
::これが終わりであり、ある意味で始まりといえる形態である。終焉が確定しているこれを倒す方法は作中世界には存在しない。あるとすれば、マジンガーの想像を上回るものを見せつける他ない。<br />
::本来の魔神パワーは改心した十蔵が甲児達を守るために開発した機能なので、少なくとも甲児を吸収・排除してしまう特性は前述のマッドサイエンティストの十蔵によって改編されたものと思われる。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;[[HP回復]](中~大)<br />
:敵時に所持。<br />
:魔神パワーの再生能力の再現だろう。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』の最終決戦時のハードモードでのみ(大)に強化される。<br />
;[[EN回復]](小~大)<br />
:燃費がいい方ではないのでEN回復は素直にありがたい。<br />
:敵時は(中)になり、『X』での最終決戦時のハードモードとカスタムボーナスを取得すると(大)に強化される。<br />
;魔神パワー<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』のみ。<br />
:気力150以上でZEROに変化可能になる。既に変化済みの為、実質飾り能力である。<br />
;[[対精神攻撃]]→[[オールキャンセラー]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。敵専用。<br />
:最終決戦時にオールキャンセラーに強化される。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[水|海]]・[[陸]]<br />
:[[飛行]]可能。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:基本的には元となったマジンガーZとさほど変わらないが、覚醒後は大きさも自由自在のようであり、最終決戦ではマジンガーを一飲みにしてしまうほどの巨体に描かれていた。<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;装甲値+300、最大EN+50。<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。<br />
;装甲値+200、EN回復(中)がEN回復(大)になる。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』での敵対時のカスタムボーナス。前作に比べて装甲値の上昇値は下がったものの、元々の装甲値が非常に高いので頑強さに磨きがかかることには変わりない。更に最終決戦時には[[超合金ニューZ]]を装備するので、ZEROの高レベルの[[底力]]と合わせてラスボスにも匹敵する硬さを誇る。最強武器である光子力ビームの消費ENが20と燃費は良い方なので、超合金ニューZのEN10%回復と合わせて消耗戦にも期待できない。<br />
;装甲値+200、EN回復(小)がEN回復(大)になる。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』での味方時はこちら。ボーナス取得前のスキルが異なるだけで実質ほぼ同じボーナス。こちらの光子力ビームの消費ENが70と敵時に比べて燃費が非常に悪く、味方時に追加されるファイナルブレストノヴァも消費EN100と更に悪いので(大)に強化されてもまだ心許ない。<br />
<br />
==パイロットステータス==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
[[魔獣エンデ|ラスボス]]にも匹敵する極めて高い能力値を誇り、[[回避#回避(能力)|回避]]を除けば版権作品の敵としてはトップである。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X|X]]<br />
:'''[[覚醒]]、[[集中]]、[[直感]]、[[鉄壁]]、[[気迫]]、[[魂]]'''<br />
:リアル系・スーパー系の一流どころの精神コマンドがずらり。更に全ての精神コマンドの消費SPが'''10'''である。<br />
<br />
=== [[特殊スキル]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X|X]]<br />
:'''[[2回行動]]、[[底力]]L7、[[気力]]+ボーナス、[[サイズ差補正無視]]L2、[[精神耐性]]、[[闘争心]]L3、[[気力限界突破]]L3、[[プレッシャー]]L4'''<br />
:初戦となる第28話ではサイズ差補正無視以外のレベルが1下がる。<br />
:高レベルの底力とプレッシャー、機体の装甲の高さも合わさり驚異的な硬さを発揮してくる。<br />
<br />
===エースボーナス===<br />
;命中率70%以上の自分の攻撃は必ず命中し、命中率30%以下の敵の攻撃は必ず回避する。<br />
: 『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。強化パーツ「[[因果律操作装置]]」と同じ効果で、上記の因果律兵器を再現したものと思われる。ただでさえ命中率が高い上に、このボーナスが加わるとなるともはや[[集中]]や[[かく乱]]では焼け石に水だろう。<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「守護神-the guardian」<br />
:『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』後期OP曲。元々は悪役であるZEROに典型的ヒーローソングであるこの曲は似合わない…と思われるが、寧ろ歌詞としては「空が割れる、炎が舞う、巨大魔神見参」「ここまで来たらもう誰にも抑えられない」とピッタリである<ref>更に書くと、『真マジンガーZERO』でもこの歌詞に近い台詞を甲児が発している。</ref>。更に、ファイナルブレストノヴァのトドメ演出では甲児が「振りかざしたその手でお前は何を掴むのか」とばかりに拳を掲げている。<br />
:ちなみに、『ZERO』無印作中ではこの曲や「感じてKnight」、その他のJAM PROJECTの楽曲(「SKILL」や「Crest Of Z's」等)の歌詞を引用するシーンも幾つかある。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[兜甲児 (真マジンガーZERO)|兜甲児]]<br />
:世界線によって関わり方は異なるが、いずれの世界でもZEROにとっては重要な要素となる人物。物語終盤では彼の姿を借りて「もう一人の兜甲児」として対話やメタ視点による狂言回しなどもしている。<br />
;[[剣鉄也 (真マジンガー)|剣鉄也]]<br />
:ZEROの作る世界(マジンガーZが最強な世界)においては存在してはならない「異物」。そのため彼を敵視し物語から消滅させようとしていた。<br />
;[[兜十蔵]]<br />
:彼の手によって生み出された。<br />
;[[ミネルバX (真マジンガーZERO)|ミネルバX]]<br />
:ZEROのもたらす滅びの未来を変えようと行動していた。<br />
;[[闇の帝王]]<br />
:劇中のとある場面では彼を搭乗者に選んでいる。<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』においては『真マジンガー』版の闇の帝王が敵対関係となっているが、最終決戦後にZEROによって「絶望」を見せられることに(後述)。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では逆に、闇の帝王がZEROを使役している。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== ダイナミック系 ===<br />
;[[兜甲児 (真マジンガー)]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]に顕現し、彼を取り込み自軍部隊と対峙するが、[[ゲッター線]]を介しての対話を経て和解し、彼と共に戦う道を選ぶ。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では長く敵対するが、困難ルートでは[[アンチスパイラル]]の座する認識宇宙での決戦にて彼に敗北後、彼に自身を委ねている。<br />
;[[ハーデス神]]<br />
:『V』では顕現直後、彼を一撃で瞬殺する。<br />
;[[海動剣]]、[[真上遼]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて対決。イベント「Closed World」では彼らの搭乗するマジンガーである[[マジンカイザーSKL]]を「自身に準えた力」と評しており、偽りの[[パラダイムシティ]]を舞台にした実験において、彼らはイレギュラーの存在だった。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[ブラックノワール]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では彼(彼女?)によって闇の帝王とZEROが接触する事になり、通常ルートでは因果の渦での最終決戦にて共に[[エクスクロス]]と対峙するが、醜態を晒し続ける彼(彼女)に苛立ち一喝する等して怯えさせ、先にブラックノワールが撃墜された場合、[[空中要塞]]ごと取り込み引導を渡す。<br />
;[[アンチスパイラル]]<br />
:共に桁外れの圧倒的な力を誇るラスボスキャラクターであり、『X』の困難ルートや『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』のイベント「第3回スパクロフェスティバル」では共に自軍部隊の前に立ちはだかっている。<br />
;[[ロジャー・スミス]]<br />
:『X-Ω』のイベント「Closed World」ではある実験のために彼を偽りの[[パラダイムシティ]]に呼び込む。最終的には彼と直接交渉(対決)し、彼からは「プロフェッショナル」と評された。<br />
;[[ネオ・ディーバ]]の[[エレメント]]達<br />
:『X-Ω』のイベント「Closed World」ではある実験のために彼らを甲児やさやかと同じように記憶を改竄して偽りの[[パラダイムシティ]]に呼び込む。<br />
<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では彼を「ガンダムの始原パイロット」と呼び、新たな可能性を生む者としてガンダムパイロットの中でも特に危険視し、敵視する。<br />
;[[トビア・アロナクス]]<br />
:『X』では[[エクスクロス]]との最終決戦にて彼(とクロスボーン・ガンダム)に対し「お前の終わる事の無い戦いを終わらせてやる」と言い放っており、『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人|鋼鉄の7人]]』の後の時代における彼の未来とその戦いを知っていると思われる。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[リン・ミンメイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』のイベント「時空を超える歌声」にて共演。マジンガーZの兄弟であると同時にある意味後輩でもあるグレートマジンガーがZ以上に人気がある事に怒るように暴走するZEROの姿を、既に過去のアイドルであるがために自分の歌はもう今の時代には必要とされないのではないかと自信を失いかけた自分と重ねて見ており、ZEROの心境にも一定の理解を示していた。最終的には[[一条輝|輝]]の激励により自信を取り戻した彼女の歌に感動し、暴走を治めた。<br />
;[[シェリル・ノーム]]、[[ランカ・リー]]、[[ワルキューレ (マクロスΔ)|ワルキューレ]]<br />
:『X-Ω』のイベント「時空を超える歌声」では彼女達の歌により、ZEROを暴走させようと企てる何者かによる別の差異次元からの干渉を抑えられる。<br />
<br />
=== その他の版権作品 ===<br />
;[[ゴマボ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』のイベント「交わる水平線、その先に」では直接関わる場面は無いが彼(彼女?)の事も後輩ロボットの一人と見ており、ゴマボに新しい世界を見せてあげると共に新しい出会いと可能性を開かせる機会を与えるために、壮大な一計を案じた。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
;「イ ラ ン !」<br />
:魔神化を開放、半壊状態で拘束を脱し、グレートマジンガーからマジンガーブレードを投げ渡されるも、それを払い除けた時に。<br />
;「邪魔だ」<br />
:そして[[暗黒大将軍]]の振るった大剣を「自己再生」で完全修復しつつ掴み取り、握り潰した後その頭部に力を掛けて払い除けた際に。<br />
:直後、暗黒大将軍はその遠心力で全身を千切られる程の回転で吹っ飛んでおり、読者に'''タイトル詐欺'''と突っ込みを入れられる程の衝撃を与えた。<br />
;「な ん だ と 思 う ?」<br />
:魔神パワーが暴走、甲児を取り込んで異形の姿に変わりつつあるZERO。大苦戦を強いられる鉄也に自らが何者かを聞かれ、周囲に光の文字を浮かべて返したメッセージ。<br />
;「我は… 我は最終にして原初 唯一無二のスーパーロボット マジンガーZERO」<br />
:そしてスクランダーを変形させつつ繰り出したメッセージ。劇中初めて「マジンガーZERO」という名称が本機から出されている。<br />
;「<ruby><rb>零</rb><rt>ZERO</rt></ruby>に還れ」<br />
:世界を自ら起こした天災で破壊しながら。この場面のZEROのポーズは四肢を力強く伸ばし、天を仰ぎながら口部スリットを開いている物だが、'''この時しか行っていない'''。<br />
:『V』ではこのポーズをブレストファイヤーの発射時の物として採用している他、[[闇の帝王|ある人物]]の[[ゲッターエンペラー|トラウマ]][[トラウマイベント|イベント]]で使われている。また、台詞も[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]がファイナルブレストノヴァ使用時の台詞として採用されている。<br />
;「時間切レダ 因果ハ紡ガレタ」<br/>「マガイモノ 貴様ノアラユル死ニ様ヲ予測シタゾ」<br/>「無様ニ這イズレ ノタウチ回レ 百ノ残骸スラ残サン」<br/>「ブレストファイヤアア」<br />
:グレートマジンカイザーのカイザーソードの乱舞を躱しつつ因果律兵器で因果を紡ぐ中、突如現れた[[暗黒大将軍]]との挟撃で捉えられ、キャノピーを剥がそうとパイルダーに伸ばされた手を掴み、更にグレートマジンカイザーの頭部を掴み握り潰しながら。[[超合金ニューZα]]が[[ガラダブラMk01|破壊された]][[漫画|因果]][[マジンカイザー (OVA)|を探り当て]]胸を大きく斬りつけられたカイザーソードを吸収しつつ自己再生で修復し、'''地球を貫く業火でグレートマジンカイザーの下半身を熔解させる。'''<br />
;「私ノ完全ナル世界ガ消滅スル マジンガーガ勝利シ続ケル最強ノ世界ガ 兜甲児 ソレハオ前自身ノ夢デアッタハズダ イイノカ ソレデモ?」<br/>甲児「……… 見てくれZERO この大いなる可能性を これこそ 俺が… いや、みんなが… 本来望むべき世界だ 何より この可能性はお前の中から生まれたんだ だからマジンガーZERO お前は負けたんじゃない 勝ったんだ」<br/>「ソウカ…コノ輝キハ私ソノモノカ……ソウカ…」<br/>甲児「フ…そう思っとけよ 夢のような いい眺めだろ」<br/>「アァ 確カニ 素晴ラシイ……」<br />
:最終回において、光子力がまだ見ぬロボットたちの姿を具現化した。マジンガーではない未知のロボット。それら全ては、マジンガーから生まれたものだった。過去から現在、そして未来に羽ばたいていく綺羅星の如きロボット達を見て、マジンガーZEROは、その無限の可能性に確かな喜びを抱いた。そして可能性を閉ざした物語は終わりを迎え、新たなる始まりへと進み出す。多くのロボット達が生まれ、時に集う世界へ、ZEROは旅立っていくのであった。<br />
:ちなみに最終決戦の前、ZEROが神となった世界では、世界を変えられなかった甲児に対し「兜甲児はZEROを構成する重要な要素、この結果は君の負けではなくある意味で勝利だ」と、この会話の対になるシーンが存在している。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
;「そうであって、そうではない…」<br/>「我は…無限の可能性…幾多の並行世界にまたがって存在するもの…可能性の交差する存在…抗う事の出来ない、その強大な力を人は魔神…または運命と呼ぶ」<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』39話「終焉への目覚め」にて、[[ゲッター線]]によって顕在化した意識が[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]と対話して。<br />
;「我は魔神…。求めるは無限の力…。お前を取り込む事よりもお前の意思が生み出す力こそ我が欲するもの…幾多の世界を巡り、全てを滅ぼした我さえも知らぬ新たな可能性…。その力…いや、その力の集まりに我も一度は屈した…。[[地球艦隊・天駆|お前が友と呼ぶ者達]]との戦いの中で我が力に抗うお前に、その光を見た。見せてみろ、兜甲児。我にお前の力を…。我は神にも悪魔にもなる…。お前の、その意思によって…」<br />
:同話より。「一度は屈した」というのは名場面項参照。<br />
;「黙レ…」<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』において相手が喋っている時に[[ゼンガー・ゾンボルト|そう言って恫喝し、黙らせる]]。<br />
;「ナンダ…コレハ」<br/>「コノ…胸ノ…高鳴リハ」<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』のイベント「時空を超える歌声」より。[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]の歌う「愛・おぼえていますか」を聴き、その歌に今までにない感情を覚え、戸惑う。そんなZEROに対し、[[早乙女アルト|アルト]]、[[ハヤテ・インメルマン|ハヤテ]]、そして[[一条輝|輝]]の三人が告げる。ZEROの中に文化が生まれた事。そして、それがこの世界ではどういう言葉で呼ばれているのかを。<br />
;ZERO「ヤック…デカルチャー…」<br/>甲児「…凄いだろ、ZERO。この歌は50年後でも…きっと、何百年後でも愛される歌だ」<br/>「新しい光に呑まれたとしても…語り継がれていく光なんだ」<br/>ZERO「アア…ソウダナ…」<br/>「願ワクバ…私モ…」<br />
:同上イベントより。かつての[[ゼントラーディ]]と同じように文化に目覚め、初めて覚える[[歌]]への感動を実感しながら、甲児の言葉に頷く。こうして、「兵器」ではなく人の生み出した文化の極みである「歌」が再び世界を救い、同時に終焉の魔神と呼ばれた存在にも新たな希望と可能性を齎したのだった。<br />
<br />
== 名場面 ==<br />
;その名はZERO<br />
:第3・4巻より。[[マジンガーZ (TV)|東映版]]最終回や[[劇場版マジンガーシリーズ|劇場版]]同様、スクラップ寸前までミケーネに痛めつけられた[[マジンガーZ]]。その窮地に現れた[[グレートマジンガー]]。しかし…グレートの活躍を見つめるZには異変が起きていた。甲児を取り込み、満身創痍の身でありながら[[戦闘獣]]軍団を蹴散らしていくZ。グレートに与えられたマジンガーブレードを「イラン!」と拒み、禁断の力である魔神パワーが解放されていく。最早「彼」はマジンガーZではなかった。禍々しい姿へと変貌した終焉の魔神は自らを「ZERO」と名乗る。<br />
;スーパーロボット大戦ZERO<br />
:最終回。最終決戦の最中、敗北の確定した戦いに甲児は一つの賭けに出ていた。マジンガーはマジンガーでは決して倒すことはできない――永遠不変の法則。この因果を打破するべく、とある世界で甲児が描いた、とあるマジンガーの物語。それは[[マジンガーZ (TV)|マジンガーが倒されようとする内容のもの]]<ref>その世界ではあらゆる創作物にマジンガーZが関わっている。ガンダムをはじめとするロボットが全てマジンガーに入れ替わり、他のアニメ映画すらも全てマジンガーになり、最後は必ず勝たなくてはならない。</ref>であり、人々が決して受け入れないものであった。罵倒の中、ある「誰か<ref>作中ではマジンガーZのお面で顔を隠されているが、何人かは[[流竜馬|どこかで]][[司馬宙|見たような]][[アムロ・レイ|恰好]]をしている。</ref>」が影響されて別の物語を描いた。さらに別の場所でも、別の「誰か」が同じように物語を描いた。その中にはマジンガーとは違う、全く新しいロボットの姿もあった。そして、光子力を媒介にして今世にそれら全てが具現する。兜甲児の意志が光子力を増大させ、誕生する可能性の光――未来に羽ばたくロボット達の姿。[[グレンダイザー|甲児が共に戦う日が来る事を待ち望んだ宇宙の王者]]。[[鋼鉄ジーグ|磁石の力を持つ世紀のマグネ・ロボット]]。[[ライディーン|古代より受け継がれた神秘の力で戦う勇者]]。[[コン・バトラーV|五台のメカの合体によって誕生する]][[ボルテスV|二体の超電磁ロボ]]。[[ダイモス|操縦者と人機一体となり、怒りの空手で悪に立ち向かう闘将]]。[[ダイターン3|日輪の力と]][[ザンボット3|月光の力を操る]][[無敵シリーズ|「無敵」の戦士]]。[[VF-1 バルキリー|三つの変形形態を持つ可変戦闘機]]。[[オーガス|別の可能性世界に生まれた可変戦闘機]]。[[スコープドッグ|遺伝確率約250億分の1の男が乗る鉄の棺桶]]。[[レイズナー|火星と地球を駆ける蒼き流星]]。[[ダンクーガ|人を、獣を、そして神をも超える野生の機神]]。[[ガンダム|時代と世界を超越し、造られ続ける二足歩行兵器]]。[[ガンバスター|宇宙怪獣を倒すべく造られたド根性で動くロボット]]。[[EVA初号機|ヒトの手によって造られし神]]。[[イデオン|無限力の巨神]]。[[ガオガイガー|黄金の鉄槌で全てを光に還す勇者の王]]。[[グレンラガン|ドリルの回転と共に進化を続けるロボット]]。[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%A0_(%E6%98%A0%E7%94%BB) 異界より襲来する怪獣を駆逐する鋼の巨人]。そして、[[ゲッターロボ (ロボット)|三つの心を一つにして無限の力を発揮する三位一体のロボット]]――遍く世界から集ったロボット達と'''[[マジンガーZ (真マジンガー)|二体の]][[グレートマジンガー|マジンガー]]'''から放たれた必殺技を受けて、遂にマジンガーZEROは自身の敗北を認めるのであった。――いや、それは敗けではなく、感嘆だったのかもしれない。何故なら、そこに広がり、今も拡がり続けるロボット達は全て自分から生まれたのだから。そしてそれらが集う現象を、人はこう呼ぶ――[[スーパーロボット大戦シリーズ|'''スーパーロボット大戦''']]、と。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名場面 ==<br />
;覚醒<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』38話「地獄の門」より。あしゅら男爵の血の儀式によって復活したミケーネの神々の前に苦戦を強いられるヤマト部隊。撤退の時間を稼ぎつつ必死で防戦する中、甲児は呪いのように念じ続けていた。マジンガーZは最強のロボット、負けることなどありえないと。<br />
:エースのジョーの加勢もあってどうにか撤退の機をつかんだ部隊だが、甲児は撤退命令に従わずハーデスに襲い掛かる。それでも、神を名乗るその力は本物であり、マジンガーZを以てしても及ばない。<br />
:しかし、ハーデスが口にした「非力」の言葉が甲児の怒りに火をつける。十蔵の作った最強のスーパーロボットが、マジンガーZが非力であるはずがない。妄執に近いその思いが魔神パワーを発動させ、Zがその姿を変える。未知の姿となったマジンガーZは、光子力ビームの一撃でハーデスを滅殺。出遅れた暗黒大将軍に対し、「マジンガーZERO」の名乗りを堂々と上げるのだった。<br />
:その直後、Dr.ヘルが突然現れ、甲児に告げる。十蔵はマジンガーを完成させるために、甲児をもパーツとして設計したのだと。信念の根幹だった祖父の真意を揺るがされ、動揺した甲児は変貌したZEROに取り込まれたまま姿を消す。すべてが終わったその場を遠く、ミネルバXが静かに見守っていた……。<br />
;ダブルマジンガー、再び<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』39話「終焉への目覚め」より。終焉の魔神と化したマジンガーZEROを止めるべく、新たな魔神皇帝、マジンエンペラーGが舞い降りる。だが、その力をもってしても止まらないZERO。ZEROの中で抵抗する甲児に、竜馬が呼びかける。ゲッター線は有機物と無機物を融合させる力を持つ。ならば、その逆も可能なはずだと。<br />
:ゲッター線によりZEROの意識は顕在化し、甲児と対話する。かつて、ZEROは光子力の光から生まれた数多の可能性達の前に敗北した。そして、甲児が仲間と呼ぶ者達との戦いの中にその可能性を見た。ZEROは言う。甲児を取り込むのではなく、甲児の意思が生み出す無限の力を求めると。<br />
:対話を果たすと、マジンガーは元の姿に戻っていた。そこに襲いかかるガーディム。その時、甲児は魔神パワーを発動し、マジンガーをZEROへと変化させる。しかし、それは既に終焉の魔神ではない。神にも悪魔にもなれる最強の魔神…最強のスーパーロボットだった。そしてその隣に、マジンエンペラーGが並び立つ。<br />
:最終にして原初の魔神と、偉大なる魔神皇帝。二体の魔神が手を取り合い、光子力の光が未来を照らす。<br />
;因果の果てに待ち受けるモノ<br />
:『V』第51話「因果の果てに」or「闇より暗き者」。[[地球艦隊・天駆]]に敗れ去る[[闇の帝王]]。しかし本当の意味での敗北を迎えた訳ではなくいずれまた復活する事を明言する。だが、その刹那、ある光景を見てしまう。<br />
:それは'''最強の魔神と最強の皇帝'''。すなわち、'''真の神となったマジンガーZEROが、[[ゲッターエンペラー]]率いるゲッター艦隊と共に因果の果てで並び立つ光景であった'''。万物の理を呼吸するかのように簡単に捻じ曲げてしまうモノ達を直視した事で「どうあがいても勝つことは出来ない」と己の無力を悟ってしまった闇の帝王は完全に心を折られ、消滅したのであった。<br />
;天の光は全て可能性<br />
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』困難ルート第51話「可能性の宇宙」にて。[[アンチスパイラル]]の認識宇宙に出現したマジンガーZEROであったが、[[エクスクロス]]によって敗れ去る。敗北を認められないZEROに、甲児と鉄也はその敗因を告げる。仲間と共に高め合い生まれる無限の力と可能性の光が、自分以外を認めないZERO、すなわち虚無に負けるはずがなかった。<br />
:だが、ZEROは甲児に言った。甲児という存在が生み出した無敵の魔神、マジンガー。その存在が敗れるということは、甲児自身の夢が終わるということだと。しかし、甲児の夢は終わらない。勝利したのもまたマジンガーであり、その力はZEROによって引き出された。ZEROもまた、光と可能性を生んだのだ。光という無限の可能性の中を、ZEROもまた進む。無敵のスーパーロボット、マジンガーとして。<br />
:そして、ZEROは甲児にその身を委ねた。人とマシンが一つになった、最強の存在として、共に光となるために。<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]<br />
:大元の姿。<br />
:『真マジンガーZERO』劇中では意思のようなものを示しており、ZERO同様光の文字で甲児を激励している。また「Zの意思」と「ZEROの意思」は別々のようであり、ZEROの変貌時や[[闇の帝王]]と融合した時はZEROの意思に押しのけられ、消滅しそうになっていた。<br />
;[[グレートマジンガー]]<br />
:劇中ではマジンガーZのZERO化には、この機体の存在が大きく関わっていたとされていた。<br />
;[[マジンカイザー]]<br />
:ゲーム展開から誕生したマジンガーZのオリジナル後継機体。このため、ZEROとは複雑な関係にある。<br />
:ZEROにしてみればマジンガーの唯一性を犯す機体だが、メタ的にはカイザーがマジンガーシリーズそれ自体の再評価をしなければそもそもZEROは存在しなかった可能性が高い。<br />
:その意味ではZEROの上位存在とも言え、『X』では因縁の対決となった。<br />
;[[マジンエンペラーG]]<br />
:ある意味でのカウンター。[[オリジナル設定|可能性の光から生まれたZEROの想像を超える]]マジンガーであり、ZEROの求める可能性の化身。<br />
;グレートマジンカイザー(SRW未登場)<br />
:真マジンガーZEROvs暗黒大将軍に登場。ZEROに対抗するためにグレートブースターとドッキングしたグレートマジンガーが魔神パワーをフルブーストさせて変貌した機体。最終的には敗北したものの基本スペックはZEROと同等で、作中では唯一ZEROに対して'''真正面から傷を入れ'''、更に当初は因果律兵器の範囲外であったことからZEROですら'''因果を紡ぐ時間稼ぎのために逃げに徹するしかなかった'''。<br />
;[[INFINITY]]<br />
:劇場版で登場した超巨大マジンガー。ZERO=無に対してINFINITY=無限大の名を冠し、世界に終焉をもたらす力に対して世界を作り替える力を持つ等、まったく正反対の名と力を有する。果たしてこの二機が相対する日は来るのだろうか…<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*本機の登場以前に、マジンガーの[[アンソロジーコミック]]でも「ZERO」の名前を持つオリジナルマジンガーが登場した事がある。マジンガーZを大きく凌ぐ[[運動性]]と猛毒ガスを散布する「ゼロテンペスト」など殺傷力の高い武装・ロケットパンチの誘導を乱す電波で兜甲児を苦しめたが、機動性を重視したことで[[超合金Z]]は攻撃に使う一部分にしか使われなかったため[[装甲]]が薄いという弱点を突かれ、最後は[[自爆]]同然の大技を放って自滅した。<br />
*『[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY|劇場版マジンガーZ INFINITY]]』が公開された際には真マジンガーZEROシリーズの余湖裕輝氏のTwitter<ref>https://twitter.com/YOGOYUKI/status/952573177095323649</ref>にて満面の笑みを見せている。ご満悦の様子。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B01N30PNQ1</amazon><br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
{{マジンガーシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:ましんかあZERO}}<br />
[[Category:登場メカま行]]<br />
[[Category:マジンガーシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E7%9B%B8%E8%89%AF%E5%AE%97%E4%BB%8B&diff=339135
相良宗介
2019-10-14T06:58:10Z
<p>210.155.61.242: /* 固有エースボーナス */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 読み = さがら そうすけ<br />
| 外国語表記=[[外国語表記::Sousuke Sagara]]<br />
| 登場作品 = [[フルメタル・パニックシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|フルメタル・パニック!}}<br />
*{{登場作品 (人物)|フルメタル・パニック?ふもっふ}}<br />
*{{登場作品 (人物)|フルメタル・パニック! The Second Raid}}<br />
*{{登場作品 (人物)|フルメタル・パニック! (原作小説版)}}<br />
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|関智一|フルメタル・パニックシリーズ|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|四季童子}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦J}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = [[種族::地球人]]([[種族::日本人]]だと思われる)<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 生年月日 = 不詳<br />
| 年齢 = 不明<br />
| 髪色 = 黒<br />
| 所属組織 = <br />
*[[ミスリル]]<br />
*[[陣代高校]]、同校生徒会<br />
| 所属部隊 = 西太平洋戦隊陸戦ユニットSRT<br />
| 学年 = 2年4組<br />
| 階級 = [[階級::軍曹]]<br />
| 役職 = ゴミ係兼傘係、安全保障問題担当・生徒会長補佐官(陣代高校)<br />
| コールサイン = ウルズ7<br />
| 趣味 = 釣り<br />読書<br />
}}<br />
'''相良宗介'''は「[[フルメタル・パニックシリーズ]]」の[[主人公]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
=== 来歴 ===<br />
幼少期、母親(発見された際、もう一人既に死亡していた男性がいたが、それが父親であるかどうかは実は明確にされていない)と共に旅客機の墜落事故に合い、ソ連により救出された身元不明の少年。母親の命は部下の命と天秤にかけた[[アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン]]によって見捨てられており、最期に宗介に掛けた言葉は「イキナサイ」だった。<br />
<br />
「相良宗介」という名前は、彼がソ連軍に救出された際、衣服に書かれていた「'''さがらそうすけ'''」という名前らしきモノに彼の[[アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン|養父]]が漢字を当てたもので、そもそも本当に彼の名前が「さがらそうすけ」なのかすら定かではない(カリーニンが当時の乗客名簿を調べた際には「さがら」という苗字は見つからなかった)。<br />
<br />
彼はKGB(ソビエト連邦国家保安委員会)の特殊セッション「ナージャ」において暗殺者として仕込まれ、アフガニスタン(アニメ版では「ヘルマジスタン」という架空の国)のゲリラ、通称「バダフシャンの虎」と呼ばれたマジード将軍の元にし向けられたが、[[暗殺]]に失敗した。そのまま殺されそうなところを不憫に思ったマジードによって助けられ、その後はアフガン・ゲリラの「カシム」として生きていくこととなる。<br />
<br />
戦場にてカリーニンと再会した後、生き残る術としてカリーニンが長年培ってきた戦闘技術を教えられる。その後ソ連による総攻撃でゲリラ組織が崩壊し、地獄のアフガンからカリーニンと共に脱出した彼は[[傭兵]]として世界各地を転戦するが、再び戦場で離ればなれになってしまう。それからも生きるために傭兵として各地を転戦するが、15、16歳の時、中米の小国ベリーズに設置された[[ミスリル]]の訓練キャンプに参加し、そこで起きた事件解決の際に見せた手腕によりミスリル西太平洋艦隊特別対応班に選抜された。<br />
<br />
宗介がミスリルに入隊して約1年後の春、転機が訪れる。[[日本]]の女子高生[[千鳥かなめ]]の護衛のため、彼は普通の学生に混じって学校生活を送る事になる。様々な出会い、経験によって彼は次第に年相応の人間らしさを取り戻してゆく。もっとも護衛任務というのは名目上の話であり、本来の彼の役割は'''囮'''。<br />
<br />
=== 人物 ===<br />
幼少期の育った環境のため、感情表現が苦手(喜びや悲しみなどを感じはするが、笑う・泣くことが出来ない)。平和な社会の常識がなく、基本的に寝る時はナイフを握り目を開けたままベッドの下で眠り、2時間ごとに目を覚ます。「見ず知らずの人間が刃物を持って背後に立つ」という状況が耐え難いため、理髪店に行くこともできず、散髪は自分のナイフで済ませている。紛争地の古強者の感覚で現代日本社会に入り込んだ事によって、彼の周囲では火薬の匂いが絶えることがない。もっとも、前述の通り物語が進むにつれ人間らしさと常識を身につけており、本人も「いつかは銃の必要のない人間になる」と発言しており、当初は1日に3回あった爆破騒ぎも、作中で半年が過ぎるころには、3日に1回にまで減っていった。ただし、人間らしさを身に着けていくにつれ、自分の生きてきた酷い経歴について考え、自分の居場所は平和な世界ではないという考えも出てきた(生きるために、泣いて命乞いする捕虜を殺すといった非道な行為を平然と行ってきたため)。<br />
<br />
作中初期に任務のための偽装とはいえ、学校に通うことは喜んで受け入れており、授業態度は非常にまじめ。これは、紛争地域で育ったがゆえに、まともな教育を受けたことが無く、その価値を知っているため。そのため、短編シリーズでかなめが学校をサボろうとしたときは、「世の中には勉強したくてもできない子供がたくさんいるのに」という、小学生に対する母親のような説教をしたこともあった。職業柄、英語および理数系科目は得意。また、軍人としての経験により長距離走は彼の独壇場となっている。逆に日本人としての文化的背景・感性を要する国語(特に古文)・日本史が苦手。<br />
<br />
長年の経験から兵士としての技能やマインドセットは非常に高く、各種兵装に精通しており、若年ながらミスリルのSRT(特別対応班)に選抜されるほどである。専門分野は偵察作戦とサボタージュ(『破壊活動』の意であり、一般的な用例である『怠業』とは異なる)、[[アーム・スレイブ|AS]]の操縦。この内、ASの操縦にかけては、ASが実戦投入された最初期から鹵獲した[[Rk-92 サベージ|サベージ]]に乗ってソ連軍と戦っていたため、世界屈指の実力を持っている。幼少期から戦場で生き抜いてきたため、人を殺した数は軽く3桁を超え、息をするように人を殺せる。命乞いする捕虜を射殺した経験や、背中を見せ泣いて逃げる敵兵を殺した経験もなどあり、本編では作中で目的のために非人道的行動を取る事もある。しかし、育ての親であるカリーニンからは最終決戦時に「(人を殺める兵士としての)才能が無い」と言われ、驚いていた。(宗介自身は技能として才能がないと思っていた。)<br />
自分がどう呼ばれるかについてはあまり頓着しておらず、アフガニスタン時代の仲間やガウルンからは、少年時代の名前である「カシム」と呼ばれている。ミスリルの傭兵スカウト訓練キャンプにおいて、宗介と初めて出会った際に、[[メリッサ・マオ]]は「ソウスキー・セガール」と呼んでいた(書類がそのようになっていたため)。また、ミスリルに入る前まで(傭兵時代)の知り合いも「セガール」と呼ぶものがいる。<br />
<br />
少年期の大半をアフガニスタンという多民族地帯で過ごし、その後世界各地の戦場を転戦したため、話せる言語は確認できたうちでも日本語、[[英語]]、ロシア語、アフガン方言でのペルシャ語、スペイン語、ウルドゥー語と実に幅広い。戒律を守ることには熱心ではない(豚肉を平気で食べるなど)が、イスラム教徒であり、コーランの暗唱ができる。逆に日本文化との接点に欠けるため古文・日本史が苦手で、日本語自体も相手の質問に「肯定だ(アファーマティブ)」と答えるなど、軍用語の直訳を多用し、若干肩肘を張った感がある。ただし、これは彼に日本語を教えた人物であるカリーニンの影響によるところが大きい。<br />
また発音も日本育ちのドイツ人であるクルツに比べても流暢に日本語を発音することができないようだ。<br />
<br />
知識や経験が豊富なため、基本どのような武器でも兵器でも使いこなすことができるが、信頼性の高い武器や兵器を好み、逆に[[ラムダ・ドライバ]]のような必要な時に確実に動作しない兵器は毛嫌いしている。AS搭乗時の主武装は機種を問わず、多種多様な弾頭をセレクトできるOTOメララ社の「ボクサー」57mm散弾砲および76㎜散弾砲。ちなみに武器が使えないと戦闘に支障が出るという事もなく、原作小説では素手で武装した男を倒すことはおろか、手錠を付けられた状態から、武装した警官数人を殺す事も可能であり、基本的に状況を選ばず戦える。<br />
<br />
ちなみにスパロボやふもっふでは愛銃であるグロック19を発砲しているシーンが豊富にあるものの、原作小説における本編シリーズではハンドガン程度ではどうにもならない事が多く、当然高威力高レートのカービン銃やアサルトライフルを好んで使うため、所謂サイドアームでしかないグロック19はあまり発砲した事がなかったりする。<br />
<br />
=== [[小説|小説版]]での動向 ===<br />
物語初期は任務で各地を転戦する傍ら、陣代高校で囮としてとんちんかんな学生生活を続けながらも、かなめを狙う敵と戦っていたが、中盤からはこれを根底から引っ繰り返す悲劇に見舞われる。<br />
<br />
ブルーノから聞き出した情報によりアマルガムの動向を掴んだミスリルは、先手を打つべく作戦を開始した。しかし、これをさらに先読みしていたレナードは、陣代高校に現れ宗介とかなめに警告を送る。そしてその日、アマルガムの総攻撃によりミスリルは壊滅し、民間人をも巻き込みながら東京で逃げ続けていたが、陣代高校も襲撃を受ける。クラスメイト達にも被害が出る中、宗介はたった一人アーバレストで迎撃に出るが、レナードの乗る[[プラン1055 ベリアル]]に惨敗を喫し、アーバレストを破壊されてしまう。さらにかなめも、これ以上の被害を出さないため自らレナードの誘いに乗り、姿を消した。<br />
<br />
何もかもを失った宗介だが戦う意志は消しておらず、単独でアマルガムを追って東南アジアの街・ナムサクを訪れる。その後、成り行きでAS闘技場のチーム「クロスボウ」の専属搭乗者となり、この際に[[ナミ]]や[[ミシェル・レモン]]と出会う。その後アマルガムの尻尾を掴みかけるが、[[クラマ]]によってナミが射殺され、自らも腹部を撃たれ生死の境を彷徨うことになった。何とか一命を取り留めた後は、DGSEのエージェントだったレモンの協力のもとリハビリに励みながらアマルガムを追い続け、ついにレナードの拠点を探り当てる。しかし、米軍の介入やアマルガムのAS部隊の出現、さらに離反したカリーニンの存在もあり、かなめとの再会は出来ず終わる。だがその戦闘中、新たな身体[[ARX-8 レーバテイン]]で復活したアル、そしてクルツ、マオ、テッサらトゥアハー・デ・ダナンの面々と再会。かなめと互いの気持ちを確認し合い、戦意を確かにする。<br />
<br />
各地に散ったミスリルの仲間達と合流していく中、モスクワに潜入したレモンとレイスから、ヤムスク11に関する情報が入る。そこへ向かう道中で、かつて救出したウィスパードの少女[[クダン・ミラ]]と再会した。ヤムスクではレナードと出くわして戦闘になるが、施設の崩壊で生き埋めになったため一時停戦。脱出作業の中で世界の真相とそのやり直しについての計画を聞かされる。結局その場ではレナードを撃てず、施設の最深部でようやくかなめと再会するが、この時彼女は既に「ささやき」に乗っ取られて自我を喪失しており、カリーニンの妨害もあってまたも離別になってしまった。<br />
<br />
最終的に、レナードの計画実行地であるメリダ島にフル装備のレーバテインで単身突入、作戦の火蓋を切る。持てる技能を駆使してアマルガムの部隊を排除し、激闘の末にレナードの撃破にも成功。その中、作戦の失敗を悟りかなめを連れ去ろうとしたカリーニンを阻止し、その最期を看取った。このため、核弾頭の迫るメリダ島からの脱出が不可能となり、当初は達観していたものの、ミラから渡されたクラスメイト達のメッセージを見るうちに感情が呼び起こされ、ひたすら生還を願い涙した。それを受けたアルに「自分は機械か、人間か」と問われ、「自分で決めることだ。人間はみんなそうしている」と返したところ、アルはそれを受けて「自分で決めたのだから、自分は人だ」と定義し、単独でラムダ・ドライバを駆動。核弾頭の防御に成功した。<br />
<br />
その後は米軍にレーバテインごと鹵獲され、後にカリフォルニアに移送されるはずだったが、アルを奪って脱走。救出に来たクルツ達にアルを渡すと自身はその足で陣代高校に直行し、ようやくかなめとの再会を果たした。<br />
<br />
その後の動向は明確にされていない<ref>原作者・賀東招二はその後の宗介とかなめの物語を書いていない理由を問われ、「直後の三日間なら書けるが、'''書いても甘々ラブラブにしかならないので腹立つ'''」と冗談とも本気ともつかないような回答をしている。</ref>が、弱体化したとはいえ依然存在するアマルガムの息が掛かった米軍に追われていることや、かなめがささやきを失っても、ウィスパード時代に蓄積されたブラックテクノロジーの記憶や異常に発達した知能を狙う組織や企業が多いことから、逃亡生活に移っていると思われ、かなめを救い出しても彼の戦いは当分終わることがなさそうである。ちなみに戸籍も学籍もミスリルが偽装したことが日本政府にバレているため使う事はできない。身体的にはナムサクでクラマから受けた傷が肝臓に達していたため代謝機能に後遺症が残っている。アルコールも一生摂取できないと診断されているが、宗介は飲む気がない<ref>イスラム教の戒律を積極的に守る気はないが、「アルコールは脳細胞を破壊する」と考えていることと、実際に香港で一口飲んで辟易したため。</ref>ので意に介していない。<br />
<br />
続編『アナザー』では直接の登場こそないが、宗介の起こした事件や騒動が陣代高校の伝説となっていることが語られている。また劇中ある元ミスリル関係者の娘が、「セガールみてぇに強い<ref>読者にとってセガールといえば一部の登場人物の宗介の呼び名(短編では自身でも名乗ったりしている)だが、『アナザー』主人公の発言によれば、フルメタの世界には我々の現実同様'''格闘技の素養を生かした超人的な役を演じる、スティーヴン・セガールという名のアクション俳優'''が存在している。</ref>パパの昔の仲間たち」なる人々に協力をして貰おうとするも止められており、ファンにはニヤりとする表現になっている。<br />
<br />
=== 宗介の生年月日と年齢について ===<br />
宗介の生年月日については『月刊ドラゴンマガジン』にて、誕生日が'''1984年7月7日'''と記載されているが、前述の通り宗介は身元不明である為、彼の生年月日を知っている者はいないはずである。そもそも体格や本編での経過時間と大きく矛盾するので、雑誌記事によくある編集者の勝手な記事の可能性も大きい。また、信憑性があるかどうかは微妙であるが、'''7月7日は[[キリコ・キュービィー]]の誕生日でもある'''ため、一概に作者に通さずに勝手に編集者側で作られた設定とも言い切れない。また、アニメ版の住民票(偽造)では昭 58.7.7(=上記のドラゴンマガジンでの記述より更に1年前)と記載されている。<br />
<br />
上記の理由故に、作中時点での宗介の正確な[[年齢]]も不明であるが、原作[[小説]]『極北からの声』において、約13年前にカリーニンが彼を救出した時、カリーニンから見て宗介が'''4、5歳くらいに見えた'''との記述がある。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
原作小説版が参戦する以前はシリアス長編とふもっふの短編がストーリー上で同時に再現されるため、両作の性格が混ざった様なキャラクターにされている事が多く、アニメ版や原作とは別人になりがち(キャラが崩壊しているレベルではないが)。また、ロボットアニメトップクラスの悲惨な境遇ではあるが、触れられることもない。<br />
彼のことをカタカナ表記で「ソースケ」と呼ぶのは同じ「フルメタ」のキャラクターに限定され、他作品のキャラクターはオリジナルを含め「宗介」呼び。<br />
<br />
原作小説版の宗介の結末は上記の通りかなめとの再会は果たせたものの、幸せとは言い難く身体的にも立場的にもかなり過酷な状況のまま物語を終えているが、スパロボではその辺りがうまく改変されZシリーズでは無事に学校を卒業、Vにおいても復学できているなどいずれの作品でも最後は平穏な生活を送れることが示唆されている<ref>原作では先述の通り決着後も米軍に追われている上、身体に後遺症が残っている。また戸籍も学籍も偽装だと明らかになっているので、学校は退学処分になっている上に日本にも居る事はできない。</ref>。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:『W』以来7年ぶりの参戦。初の声付き参戦である。今作では宗介のモデルとなった[[キリコ・キュービィー]]と共演。<br />
:シナリオでは[[ヒビキ・カミシロ|主人公]]の親友ポジションとなっており、2話以降友情を育む事となる。アルトや甲児といった学生の面子以外にも、Wに続いてヒイロとも絡み、初共演となったキリコとの絡みも多く、キリコからは原作小説での宗介の今後の過酷な戦いを示唆する心配を掛けられている。<br />
:なお、助っ人ルート9話「やりすぎのウォークライ」においては、原作で使用したマオ仕込みの罵りが放送禁止用語部分をうまく避けてほぼすべてDVEで使用されている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:今回は原作小説版後半の当時アニメ未放映だったシナリオが進む為、中盤からはアニメ未登場の愛機・レーバテインに搭乗する事になる。原作小説版後半の内容が非常に暗い展開なことや『ふもっふ』が完全ないるだけ参戦なので、時獄篇や携帯機シリーズに比べるとコミカルな場面は減少、シリアスな一面が全編通して多い。ある意味、参戦作品で一番原作の雰囲気に近い宗介と言える(時獄篇以前までは「ふもっふ」と統合されていた関係で、実質スパロボ独自のキャラ付けがなされていた)。41話以降は一転、恋愛について熱く語るシーン等もあったりするが…。<br />
:ちなみにナムサクで味方に助けられたためか、上記のような過酷な重荷を背負うことはなくエンディングで無事に陣代高校をかなめやヒビキと共に卒業したのでスパロボ補正により原作とは180度違う幸せな結末を迎えた。<br />
:[[ARX-8 レーバテイン 緊急展開ブースターXL-3装備|ブースター装備]]を活用しようとすると、素の状態では空陸ともにユニット地形適応がBという難点がある。宗介の空をAまたは陸をSに養成するか、強化パーツで補おう。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:初登場作品。[[性格]]は被弾すると[[気力]]が下がる「[[冷静]]」であるにも関わらず[[援護防御]]持ちであり(但し、Jではメインパイロット全員が最終的に援護防御を習得する)、[[気力]]が下がると効果が下がる[[ラムダ・ドライバ]]付の[[アーバレスト]]で隙あらば援護防御しようとする。ナデシコルート第11話「敵の新型兵器を叩け!」でスポット参戦し、その後に原作のかなめ絡みのイベントを経て参入する。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[ヒイロ・ユイ]]と仲が良い。携帯栄養食は揃ってフルーツ味らしい。また、『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|Endless Waltz]]』における「戦う事でしか己の存在価値を見出せない兵士」の一人という扱いも受けていた。第2部ではヒイロの復帰が遅い分、復讐者と化した[[テンカワ・アキト]]が宗介の後押しをしていた。また、宿敵の[[ガウルン]]とも原作とは違った形で決着をつける事となった。今回は[[援護防御]]はないので勝手に被弾しようとはしない。ラムダ・ドライバが発動できない第1部序盤や第2部中盤は戦力的にはキツイのでクルツとマオを使って[[合体攻撃]]でカバーするとよい。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:他のウルズチームメンバーと共に、初登場は13話。今作ではフルメタの時系列が『TSR』以後からであり、天獄篇同様ギャグ要素は少なめで原作の雰囲気に近い。<br />
:今作では陣代高校が閉校になっているのと、レナード率いるアマルガムの襲撃にクラスメートが巻き込まれず自身の正体が露見しなかったことが幸いし困難ルートEDでは普通に復学している。<br />
:また、平行世界の一つである新正暦世界の宗介はかなめと結婚したが戦争によって命を落としてしまい、その事がその世界のかなめが「世界改変」を目論む原因となっている事が語られている。<br />
:アーバレスト大破後の展開が変更されており、表向きは'''重傷を負って入院している'''事でアマルガムの目を誤魔化して、実際は軽傷のままナムサクに向かっている。これはテッサなど数名が知っている以外は自部隊のメンバーも知らなかったため、サベージに乗って現れた際に驚かれていた。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:M9 ガーンズバック、アーバレスト、レーバテイン、[[ボン太くん]]、[[サベージ (クロスボウ)|クロスボウ]]に搭乗。<br />
:SSRの中では実戦力的にトップクラスとは言い難いが、本家以上に所有ユニットが数少ない「[[強運]]」(ドロップ率アップ)アビリティ持ちの代表格であり、存在感は強い。<br />
:2018年10月にはΩスキル搭載のレーバテインが登場。演出で声がついた。<br />
;[[スーパーロボット大戦DD]]<br />
:ワールド3より参戦。<br />
<br />
=== 関連作品 ===<br />
;[[Another Century's Episode:R]]<br />
:お台場で[[クガヤマ・タクマ]]の[[プラン1501 ベヘモス|ベヘモス]]を破壊した直後、[[クルツ・ウェーバー]]・[[メリッサ・マオ]]・[[テレサ・テスタロッサ]]・[[千鳥かなめ]]とともに「惑星エリア」へ転移させられる。ズレた感性は相変わらず。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
[[射撃]]、[[命中]]、[[回避]]が高い。『J』・『W』では[[性格]]は冷静であるため、被弾は禁物。『第3次Z』では原作版を意識してか[[強運]]を持っている。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[かく乱]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[気迫]]、[[魂]]'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]<br />
:'''[[集中]]、[[直感]]、[[加速]]、[[直撃]]、[[魂]]'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]<br />
:'''[[集中]]+、[[直感]]、[[加速]]、[[直撃]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]<br />
:'''[[集中]]、[[直感]]、[[加速]]、[[不屈]]、[[突撃]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[閃き]]、[[直感]]、[[魂]]'''<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[挑発]]、[[必中]]、[[奇襲]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]<br />
:'''[[突撃]]、[[加速]]、[[不屈]]、[[直感]]、[[集中]]、[[魂]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[底力]]L8、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]<br />
:'''[[底力]]L5、[[強運]]、[[カウンター]]L6、[[サイズ差補正無視]]L1'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]<br />
:'''[[底力]]L6、[[強運]]、[[気力+系技能|気力+(ATK)]]、[[サイズ差補正無視]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]<br />
:{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! スキル !! 効果 !! 対応パーツ<br />
|-<br />
! ウルズ7<br />
| 与ダメージが2.4%増加し、照準値・運動性が1%増加する。攻撃力+270。 ||単分子カッター・スパイラルチェイン<br />
|-<br />
! ゲリラ戦法<br />
| 攻撃力が2.6%増加する。気力が130以上の時、ステージ中一度だけ「奮起」がかかる。攻撃力+270。 || 強襲<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
=== 固有[[エースボーナス]] ===<br />
;[[射撃]]、[[格闘]]、[[技量]]、[[命中]]+10<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』で採用。ステータスが順当に強化されるが、周回を重ねて[[PP]]が溜まるごとにうまみが消えていく。<br />
;すべての能力+10<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』で採用。『時獄篇』のボーナスに[[防御]]、[[回避]]が追加され、地味にパワーアップ。周回を重ねるごとにうまみが消えるのは変わらないが、そもそも『天獄篇』は一周目がキツイので有難い。終盤では+10程度では焼け石に水となってしまうが。<br />
;出撃時、気力が+10され、SPに最大値の20%が足される。<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。『第3次Z』とは全く別のボーナスになった。SPボーナスのおかげでアルと精神コマンドを上手く使い分けていけば戦いやすくなる。気力+10も気力が大きく影響するラムダ・ドライバ搭載機に乗る宗介にとっては有難いボーナス。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
=== ミスリル ===<br />
;[[テレサ・テスタロッサ]]<br />
:上司。原作において、彼女からの好意に男としてキッチりとケジメをつけた。コールサインは「アンスズ」。<br />
;[[メリッサ・マオ]]<br />
:同僚。チームリーダーを務めることが多い。コールサインは「ウルズ2」。<br />
;[[クルツ・ウェーバー]]<br />
:同僚にして悪友。頼れる相棒。ミスリル入隊前に一度敵対勢力として交戦したコトもある(が、当の本人たちはその事実に気づいていない)。コールサインは「ウルズ6」。<br />
;[[アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン]]<br />
:本人は覚えていないが命の恩人。宗介の過去を知っている唯一の人物で、宗介も実の父親の様に慕っていたが後半ではカリーニンがアマルガムに与するため敵対関係となってしまい最後は宗介自身の手で引導を渡すことになった。コールサインは「パース1」。<br />
;[[リチャード・ヘンリー・マデューカス]]<br />
:上司。テッサに付く悪い虫扱いとしてマークされている。宗介本人からすればとんだとばっちりとも言えなくもない。<br />
;[[ゲイル・マッカラン]]<br />
:元上官。ミスリルを裏切ったグェンとダニガンらの手により殺害される。コールサインは「ウルズ1」。<br />
;[[ベルファンガン・クルーゾー]]<br />
:上官。「ファルケ」で[[ARX-7 アーバレスト|アーバレスト]]を圧倒するほどの技量を持つ。コールサインは「ウルズ1」。マッカラン死亡後にマッカランのコールサインを受け継いだ。折り合いはあまり良くはなかったが最終的には打ち解けている。<br />
;[[アル]]<br />
:[[ARX-7 アーバレスト]]に搭載されている[[AI]]。初期は普通のAIとなんら変わらないごく普通のAIだったが、原作小説5巻及び、『[[フルメタル・パニック! The Second Raid|TSR]]』終盤で自我に目覚め、宗介にとって大切な仲間・相棒になる。<br />
;[[レイス]]<br />
:[[千鳥かなめ]]の'''本命の'''護衛。宗介の初期の奇行の原因。<br />
<br />
=== 陣代高校 ===<br />
;[[千鳥かなめ]]<br />
:クラスメート。全てを犠牲にしてでも守りたい人物。宗介にとっての戦う理由。コールサインは「エンジェル」。<br />
;[[林水敦信]]<br />
:生徒会長。宗介を安全保障問題担当・生徒会長補佐官に任命した。やたらと高い才能を持つ変わり者同士だからか、宗介と馬が合う。<br />
;[[風間信二]]<br />
:クラスメート。宗介すら感心するほどの軍事マニアであり、宗介とも仲が良かった。<br />
;[[常盤恭子]]<br />
:クラスメート。かなめの親友であるため、彼女とも一緒にいる事が多い。<br />
;稲葉瑞樹<br />
:SRW未登場。同級生。かなめの友人であるため、彼女とも交流がある。一度だけ彼女の恋人のふりをさせられたことがある。<br />
;[[椿一成]]<br />
:同級生。『ふもっふ』において、かなめに惚れたあげく、宗介に対して一方的なライバル心を抱く。もっとも、宗介の天然ボケや卑劣な戦法のおかげでどうにも空回りすることが多い。<br />
;佐伯恵那<br />
:SRW未登場。陣代高校の生徒で、『ふもっふ』にて宗介に一目惚れし、ラブレターを下駄箱に忍ばせておくが'''下駄箱ごと爆破された挙句、脅迫状と思われて待ち伏せされ、おまけに銃を突きつけられて脅される'''など散々な目に遭い、すっかり幻滅してしまった。<br />
;阿久津万里<br />
:SRW未登場。陣代高校や硝子山高校等の学校の不良を束ねるリーダー格。とある一件で宗介に返り討ちにされた彼女の部下達への報復としてかなめを人質に宗介を脅すが、逆に宗介に彼女の弟である芳樹を人質(実際はブラフであったが)にされ脅される羽目に。<br />
;[[郷田優]]、[[石原]]<br />
:陣代高校ラグビー部員。『[[フルメタル・パニック?ふもっふ|ふもっふ]]』にて、「精神面の弱さが(試合に勝てない)理由」として、彼らを訓練(と称して洗脳)。結果、彼は戦闘マシーンと化す。<br />
;[[神楽坂恵里]]<br />
:担任で生徒会顧問。宗介の騒動でよく被害を被っているが、真面目な生徒だという事は理解しており、宗介の退学届けを自分の立場が悪くなることを承知で校長に届けず保持していたこともある。<br />
;[[大貫善治]]<br />
:陣代高校の用務員。ふもっふにて一成と共に(悪気はなかったが)、大貫が可愛がっていた鯉の「カトリーヌ」を殺し夕食として食べさせた事で怒り狂った彼に絶対絶命の窮地に追い込まれた。原作ではその後、桜の「グレース」を倒してしまったことで再び覚醒させてしまうが、この時は一成と共に無力化に成功している。<br />
;小暮一郎 <br />
:SRW未登場。陣代高校の体育教師で生徒指導も担当。陰険な性格で、問題行動を起こしまくる宗介を目の敵にしている。逆に宗介からは「立派な指導教官」と好印象を持たれており、小暮が休職した際には珍しくしんみりしていた。<br />
;水星庵<br />
:SRW未登場。美術教師。彼もまた宗介と同等クラスの変人である為、気が合うのだが宗介の方は彼の言動をほとんど理解していない。後にほぼ偶然ながら神楽坂との仲を取り持つ事になる。<br />
<br />
=== 敵・その他 ===<br />
;[[ガウルン]]<br />
:アフガニスタンでゲリラをしていた頃からの最大にして最悪最強(凶)の宿敵。何度も立ちふさがり宗介達を苦しめ、死闘を繰り広げた。<br />
;[[ザイード]]<br />
:アニメ版における兄貴分。幼少期に別れたが、戦場にて再開し対峙する事となる。<br />
;[[レナード・テスタロッサ]]<br />
:ガウルン亡き後の最大の強敵の一人…なのだが、互いに宿敵やライバルといった意識はなく、基本的にはただの邪魔物もしくは障害物と見なし合う程度の関係である。<br />
;[[赤城龍之介]]<br />
:アニメ第1作では対決した事がある。原作には登場しない。<br />
;シロ<br />
:一時期(猫と偽って)飼っていたトラ。後にメリダ島に送られ、彼(彼女?)と思われるトラがマオらの命を救う事になる。その後、メリダ島決戦でテッサ達が脱出に使用した飛行機に何故か檻に入れられて乗せられており、脱出後ハワイの動物園に引き取られた。<br />
;マジード将軍<br />
:「バダフシャンの虎」と謳われたアフガニスタン(ヘルマジスタン)のゲリラ指揮官。優秀な戦術家なだけでなく詩人、建築学者としても知られていた人物。<br/>慈悲深い男でもあり、自分を暗殺すべくソ連から送られた宗介を殺さず「カシム」と名付けて自分の子として迎え、戦う術以外にも慈悲の心を授けた。<br/>実在したアフガンゲリラの司令官、アフマド・シャー・マスード氏がモデルと思われる。<br />
;[[クラマ]]<br />
:原作「燃えるワン・マン・フォース」で戦ったレナードの側近。彼との戦いで銃撃されたことで肝臓を損傷しており、これが後々まで後遺症を残している。<br />
;ジョン・ジョージ・コートニー<br />
:短編で「テッサの護衛」(という名目の飲み会)を通じて知り合い、ナムサクの一件で重傷でアマルガムから狙われる身となった際に彼を頼った。その際にリハビリという名目の海兵隊式訓練を施される。<br />
:初対面では'''悪酔いしたマオ'''と双方に大変失敬な印象を抱いた。<br />
;ロイ・シールズ<br />
:コートニーと同時に知り合い、レナード邸に乗り込む際に彼から'''軍からちょろまかした'''M6A3ダークブッシュネルを提供された。<br />
:初対面では'''カリーニンが色ボケしたらこうなるかもしれない'''とこれまた大変失敬な印象を抱いた。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:似たような経歴なので気が合う。『[[W]]』ではヒイロがOVA版の為、ヒイロが宗介を導く役に。『[[第3次Z]]』ではヒイロには刹那、宗介にはヒビキと互いに相棒がいるため、序盤をのぞけばWほどの絡みはない。<br />
;[[ナタル・バジルール]]<br />
:『[[J]]』では軍人として厳しい態度で臨む彼女に対して、同じ軍人として理解を示していた。<br />
;[[オルガ・サブナック]]<br />
:『J』では、[[カラミティガンダム|カラミティ]]の火力にものを言わせ、機体性能に頼った彼の戦い方を、傭兵としての視点から「'''迂闊な戦い方'''」と冷徹に評した。<br />
;[[東方不敗マスター・アジア]]<br />
:『J』ではクルツと共に生身で彼と対決する場面も。<br />
;[[ラクス・クライン]]<br />
:『W』にて直接絡むことはないが、クラスの自己紹介で好きな[[歌|歌手]]にラクスを挙げる。だが、ラクスは地上では無名に近かったため恭子から「誰?」と言われてしまった。これはクルツが薦めたから偶々知っていただけで、宗介が彼女のファンというわけではない。<br />
;[[イザーク・ジュール]]<br />
:中の人繋がり。『W』では彼に[[ガンダムファイト|G同士のファイト]]を挑まれたと勘違いされる場面も。<br />
;[[刹那・F・セイエイ]]<br />
:『第3次Z時獄篇』で共演。「中東でゲリラとして活動していた事がある」「[[ロックオン・ストラトス|三木眞一郎声のスナイパー]][[ロックオン・ストラトス (2代目)|が相棒]]」など、共通点が多い。ちなみに、『時獄篇』の宗介と刹那は同年代である。なお、新世時空振動以前のADWで、ZEXIS加入前の彼やヒイロと交戦していた可能性が示唆されている。<br />
;[[ティエリア・アーデ]]<br />
:『第3次Z時獄篇』では彼からアドバイスを送られる。<br />
;[[ハサウェイ・ノア]]<br />
:『V』のスペシャルシナリオ「潜航のハサウェイ」で地獄の特訓に放り込む。<br />
;[[エルピー・プル]]、[[プルツー]]<br />
:『V』では彼女達に勉強を教えたり、遊び相手になっていたようだが、作中で具体的な描写は無く、果たしてどのような遊びだったのか、勉強をきちんと教えられたのかは甚だ疑問である。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[テンカワ・アキト]]<br />
:『[[W]]』前半は彼のラーメンを食い逃げしたが、後半はヒイロに代わり、復讐者となった彼が宗介を自らと同じ轍を踏まないよう導く。<br />
;[[アクア・クリムゾン]]<br />
:『W』では序盤に金欠にあえいでいたところを彼女に騙され、[[ナデシコ]]を攻撃するバイトをさせられてしまう。<br />
;[[アマノ・ヒカル]]<br />
:『W』では彼女に漫画の原稿を手伝わされてしまう。モールス信号の打ち方を応用し、見事な点描の技術を見せるが、その内容は「ハヤク カエリタイ」だった…。<br />
;[[ハルカ・ミナト]]<br />
:『W』の第2部では彼女の教え子になる。<br />
;[[ウリバタケ・セイヤ]]<br />
:『[[J]]』では彼にASを宇宙戦闘用に改造してもらい、非常にハイテンションなやり取りを見せる。<br />
;[[北辰]]<br />
:『W』では当初は彼を「油断ならない敵」と見ていたが、最後は「勘違いだった」と訂正し、「三流」と一蹴した。<br />
;[[早乙女アルト]]<br />
:『第3次Z』では対面当初男か女かわからないなど、ズレた発言をしてはたびたび彼を振り回す。その後もかなめやヒビキから宗介の面倒を見させられるなど、苦労の多い一方で互いに戦友として仲が良くなっていった。『天獄篇』ボーナスシナリオ「対決、傭兵団」でも言われているが「[[YF-29 デュランダル|魔]][[ARX-8 レーバテイン|剣]]の名前を冠し、赤と白のカラーリングで、思いを力に変えるシステムを搭載している機体に乗っている、という点も共通している。<br />
:『[[Another Century's Episode:R|ACE:R]]』では、彼が「アルト姫」というあだ名を付けられて嫌がっているのに対し「本来は高貴な身分の出だが、それを隠してS.M.Sに参加している」と大真面目に解釈した(一応アルトは歌舞伎の名門早乙女一門の跡取りではあるが、それを隠しているわけではない)。また、「お前は(性的な意味ではなく、戦いの動作が)美しい」と誤解を招きかねない発言をする。<br />
;[[徳川喜一郎]]、[[シェリル・ノーム]]<br />
:『第3次Z時獄篇』ではクラスの自己紹介で好きな歌手として挙げた。ただし、これはクルツの受け売りを述べただけであり、宗介は何の知識も持ち合わせていなかった。<br />
;[[キリコ・キュービィー]]<br />
:宗介のモチーフとなった人物。『第3次Z時獄篇』での初邂逅の際には、共に敵だと勘違いして'''沈黙のまま動けずにいた'''(更にその場に現れたヒイロも参加しているが)。<br />
;[[ブールーズ・ゴウト]]<br />
:昔馴染みの武器商人で彼を通して[[ボン太くん]]のパーツを購入している。また、原作に出てくるベアール(SWR未登場)の立ち位置に当たる。<br />
;[[枢木スザク]]<br />
:『第3次Z』では似た境遇を持つ者としてシンパシーを感じ、スランプに陥った彼の再起に尽力する。本人曰く「宗介は僕の夢」。<br />
;[[紅月カレン]]<br />
:『第3次Z』ではかなめの友人である彼女とも関わることが多くなる。自身の何気ない彼女に対する見解が彼女を激怒させることもしばしば。<br />
;[[レド]]<br />
:ムッツリ系の同類。「戦いばかりで日常を知らない」「AIの相棒がいる」など共通点も多い為度々絡みがある。<br />
;[[ヴィヴィアン]]<br />
:『V』にて、似たような生い立ちを持つ事と朗らかな性格と相まってか、宗介の戦争ボケに妙に馴染んでいた。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;兜甲児([[兜甲児 (OVA)|OVA]] / [[兜甲児 (真マジンガー)|真マジンガー]])、[[弓さやか]]、[[ボス]]、[[ヌケ]]、[[ムチャ]]<br />
:以上の5人は『[[J]]』、『[[W]]』、『[[第3次Z]]』共にシチュエーションこそ異なるが同じ学校に通う。<br />
;[[流竜馬]]、[[神隼人]]、[[車弁慶]]<br />
:以上の3人は『W』で甲児たちと共に同じ学校に転入してくる。ちなみに、[[ヴェルター]]上層部にそれを申請したのは他ならぬ宗介である。<br />
;[[天海護]]<br />
:『W』では彼の素性を知らず、当初は敵が送りこんできた刺客と勘違いしたが、誤解が解けた後はやはり素性を知らないにも関わらず少年である彼を「戦士」と評した。<br />
;[[初野華]]<br />
:『W』ではルートによっては彼女に[[ボン太くん]]に対する底知れぬトラウマを植えつけてしまう。<br />
;[[號]]<br />
:『第3次Z時獄篇』ではDトレーダーにおいて、色々な意味で只者ではないと評した。声優も同じく関智一氏である。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[紫雲統夜]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では、彼と同じ学校に通っているが、統夜がナデシコに乗り込んだあとに転入したため学生としての関わりは薄い。パイロットであることは知っていたため、ハイジャックに巻き込まれた際は共闘した。ちなみに3人娘もED次第で後輩になる。<br />
;[[カティア・グリニャール]]、[[フェステニア・ミューズ]]、[[メルア・メルナ・メイア]]<br />
:『J』のEDにて、後輩になる。<br />
;[[ジュア=ム・ダルービ]]<br />
:彼を「兵士として失格」と評し、更に放送禁止用語を使って挑発し、彼を激怒させた。<br />
;[[クリティック]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では、[[ボン太くん]]に入っている場合、彼は自分を「ゴミ」と罵倒されたと勘違いする。<br />
;[[ヒビキ・カミシロ]]<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』にて同級生となるが、初日に認識の行き違いからいきなり殴り合いに。ちなみに生身の戦闘能力は宗介とタメ(操縦に関しては宗介から「素人」と評されている)。その後、ヒビキの提案で周囲の目を誤魔化すために「友達」となるが行動を共にする内に友情を深め、ヒビキから友達になれて良かったと言われた際には喜んでいた。<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』においても、互いに気にかける場面が多く見られ、かなめ救出を期してのクルーゾーの長時間の超スパルタ訓練([[早乙女アルト|アルト]]と[[レド]]が開始2時間で脱落するレベル)を一緒にこなし、ヒビキが人事不省になった時も必ず立ち上がることを誰よりも信じているなど深い絆が描かれている。<br />
;[[ヴェルターブ・テックスト]]<br />
:あまりの恋愛面での鈍さに、「ひどい男」と断言している。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== アニメ化エピソード ===<br />
;「肯定だ」<br />
:物事を肯定する時によく使う台詞。日本語として意味は通じるので問題は無いが、英語圏の軍隊が使う「affirmative(アファーマティブ」)」を直訳した日本語であり、一般的な日本人はおろか[[自衛隊]]などの[[日本]]の防衛組織の関係者でも使用しない言葉である。<br />
;「素人……? 俺は素人ではない。専門家だ」<br />
:素人と書いて「アマチュア」と読み、専門家と書いて「スペシャリスト」と読む。<br />
;「痛いじゃないか、千鳥」<br />「なかなか痛いぞ」<br />
:[[千鳥かなめ]]にハリセンで叩かれた時によく言う台詞。消火器で殴られるとか常人であれば明らかに痛いじゃすまないような場合もあるが…ちなみに'''実は内心ムカついていたらしく、最終決戦時には普段の彼からも想像できないほど不平不満をぶちまけていた'''。<br />
;「相良宗介軍曹であります!」<br />
:第1話、[[陣代高校]]に転入し自己紹介する際にいつもの調子で名乗る。当然、クラスは白け直後に「忘れてください」と弁解するのであった。<br />
;「獲物を前に舌舐めずり、三流のする事だな」<br />
:[[クガヤマ・タクマ]]に対して発した言葉。『[[フルメタル・パニック! The Second Raid|TSR]]』ではこの言葉が[[夏玉蘭]]と対峙したかなめに[[勇気]]を与えた。また、『[[W]]』では[[北辰]]に対してや、回避時の汎用台詞、また原作通りタクマに対して発言している。<br />
;「カシム、カシムと……馴れ馴れしいんだよォ、クソ野郎ォォォォ!!」<br />
:第1期最終話で[[ガウルン]]を倒した時のセリフ。普段は冷静な宗介が珍しく激昂した場面。<ref>原作では小さく吐き捨てるだけだった。</ref><br />
:『第3次Z時獄篇』ではDVEであり、しかも二度ある。<br />
;「テロリスト、か…」<br />
:「ふもっふ」第1話にて。かなめからの差し入れのお弁当に添えられていた手紙の署名を見て呟いた一言。<br />
;(何とも無防備だな…いや、気にするな。これはただの石けん、彼はただの店員だ…。いつもここで失敗する。しかし…)<br/>「これはタオルだ…タオル、タオル、タオルタオルタオルタオルタオル…」<br/>「クロスをかけられているのも切り落とされた髪が衣服に付着しないようにするためで決して両手の自由を奪うためではない。そしてこれは、ただの、ただの、ただのハサ、ハサミ…!!」<br />
:『TSR』第6話にて。普通の高校生らしく、美容院で散髪しようとする。何でもないことなのだと自分に言い聞かせるが、「赤の他人が刃物を持って背後に立つ」という状況に反応し、結局店員に銃を突きつけてしまうことに。コミカルな描写に留まっているが、平和な日常に適応しきれない彼の苦悩を表すワンシーンである。<br />
:ちなみに、散髪はこの後でかなめにやってもらうのだが、宗介は途中で寝ており、宗介にとってかなめの存在が特別である事が上記のシーンの対比でよく分かる。<br />
;「ウルズ7より各位へ、待たせてすまなかったな。 あとは俺に任せてくれ」<br />
:『[[フルメタル・パニック! The Second Raid|TSR]]』最終話でゲイツらに追い詰められたミスリルの助太刀に入って。<br />
;宗介「ヴェノムが5機…普通なら逃げる所だが…」<br />アル「いいえ、行けます。軍曹」<br />宗介「そうだ、いくぞ!」<br />
:上記からコダール5機を前にして。直前まで生気の抜けたような状態だったとは思えないほどの自信と気迫に満ちている。この後、これまで全く使いこなせていなかったラムダ・ドライバ全開で5機のコダールをあっという間に屠ってしまう。<br />
:「普通なら逃げるところだが…」以降は『第3次Z時獄篇』や『W』で強敵を相手にした際の掛け合いとして採用されている。<br />
;「俺か。知りたいなら教えてやろう……[[ミスリル]]なんぞはどうでもいい」<br />「俺は東京都立[[陣代高校]]2年4組、出席番号41番! ゴミ係兼カサ係の………相良宗介だぁぁぁぁっ!!」<br />
:『[[フルメタル・パニック! The Second Raid|TSR]]』最終話でクルーゾーを人質にした[[ゲイツ (フルメタル・パニック!)|ゲイツ]]に「貴様一体何者なんだ!?」と聞かれた時の台詞。<br />
:これと共に[[ラムダ・ドライバ]]が発動した後、彼は「ミスリルの傭兵」ではなく「陣代高校生徒」として生きることを選び、ゲイツの乗る[[プラン1058 コダールi|コダール]]を撃破した。なお、原作小説および漫画版『Σ』では「二学期もゴミ係の…」である。<br />
:『第3次Z時獄篇』ではイベント戦闘台詞として採用。<br />
;宗介「いいですか、将軍――」<br />宗介「俺は<[[ミスリル]]>に魂まで売った覚えはない。あんたらのやり方がおかしければ、俺は俺なりのやり方を貫かせてもらう。それだけの話だ。これからも<[[アーバレスト]]>には乗ってやる。仲間のためなら命を賭ける。そして、あの学校にも通わせてもらう。何もかもがこれまで通りだ。しかも東京にいるときはノーギャラでいい。それに何か不満が?」<br />アミット「言葉遣いに気をつけろ、軍曹!」<br />宗介「軍曹? 俺はただの傭兵だ。渡り鳥に何を言う。階級など知ったことか。そう言う台詞は自分の飼い犬に言うことだな」<br />
:『TSR』最終話の、上記の香港でのゲイツ(原作ではミスタ・K)らとの戦いの後日、それまでの問題行動だらけだった宗介に対する、ミスリル情報部のアミット将軍による査問会の席上で。<br />
:およそ己の不始末を糾弾する組織の上役に対する言葉遣いではないが、それまでの“好悪に関わらず命令を粛々とこなす、組織の歯車たる『兵士』”から、“己の人生と戦い全てに自分で責任を持ち、己の意思で行動する『戦士』”へと宗介が脱皮した事を示す啖呵である。ここまでいくといっそ清清しいまでの啖呵に上役の一部には逆に気に入られた様子である。<br />
;「テッサ……いつもすまない。君には……迷惑ばかりかけている。君はすごい子だ。もし俺が君の立場だったら、ずっと前に重荷で押しつぶされてるかもしれない。だから…テッサ、本当に君のことは尊敬している。俺にとっては、君は上官なだけじゃない。大切な仲間だ。なにか問題があったら……その、いつでも俺に言ってくれ。力になる」<br />
:同じく最終話。テッサが護衛解任の件で謝罪した直後、彼女もかなめたちとなんら変わりのない一人の少女である事を悟り、想いを口にする。この場面からテッサを「上官」としてではなく、「友人」として対等の立場として見るようにもなった。<br />
:なお、『TSR』が地上波で放映された際は放送時間の都合により、この会話に入る直前にEDに入ってしまっている。それを意識したのかは不明だが、時獄篇ではこの会話に入る前に[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の乱入により遮られてしまい、天獄篇まで先伸ばしとなった。<br />
<br />
=== 原作小説版 ===<br />
;「あなたの言っていることが、僕にはよくわからない。戦って死ぬこと以外に、なにがある? あなたはなぜ、あそこで僕を殺さずにこんなところに連れてきて、そんな話を聞かせるのか?」<br />
:短編「極北からの声」より。一緒に暮そうというカリーニンの提案を聞いての、余りにも純粋かつ不気味な疑問。その時カリーニンは、「戦争は関係ない。それが君に必要なことだからだ」と答えるのが精一杯だった……。<br />
;「彼女を連れ帰る。なにがあっても。どんなことがあっても。この場所に連れて帰ってくる。」<br />「悪いのは俺だ。彼女にはなんの咎もない。俺は彼女を、必ずここに連れ戻す。必ずだ。」<br />
:『つづくオン・マイ・オウン』より。レナードのべリアルに完膚なきまでに敗北し、アマルガムにかなめをさらわれてクラスメイト全員に自分の素性を告げた後の宣言。あても方策も無く、愛機と相棒、後ろ盾すら失った彼だが戦う意思までは失っていなかった。全クラスメイトの前で堂々とこう宣言し、一人戦場へと戻る…<br />
;宗介「人間の死は絶対的なものだ。二度と戻らない。何かのからくりで同じ人間を再生できたとしてもそれは別人だ」<br/>レナード「どうしてだ?肉体も記憶も同一ならそれは同一人物だろう」<br/>宗介「違う。死そのものが人間の一部だからだ。最後の瞬間までがその人物のものだ。だから誰もが真剣になるし、全身全霊をかけて戦う。それだけが唯一不変絶対的なルールだ」<br />
:『せまるニック・オブ・タイム』にてヤムスクの研究所で崩落した瓦礫により閉じ込められた宗介とレナードの会話において、かなめの力を使って世界を正しい形に戻すと言うレナードに対して宗介が返した言葉。<br />
;「アル。回線E2の暗号化を解除しろ。すべての緊急周波数で公開発信。デコイもすべて同じ設定に」<br/>アル《敵に通信内容を?》<br/>「傍受させてやれ。この機体がラジオ局、俺がDJだ」<br />
:『ずっとスタンド・バイ・ミー』上巻ラスト、メリダ島に突入成功した後、デコイを撒いた直後に燻っていた疑問と迷いを直前の戦闘ではっきりしてきた気がしたため、かなめに呼びかけるためにアルに命令をする際の会話。<br />
;「千鳥かなめ、聞こえるか!?」<br />「…オープン回線で呼びかけてる。返事ができないなら、聞いていてくれ! 俺は来たぞ。すぐそこまで来ている!」<br />「俺は君を連れ戻しに来た。わかるか?連れ戻しに来た!」<br />(中略)<br />「何が「一緒に帰ろう」だ。おまえは、大嘘つきの、クソ女だ! 違うというなら、俺を殴りに来い! 俺の前までやってきて、スリッパやらハリセンやらで、俺の頭をはたいて見せろ!」<br />「答えてみろ、千鳥!」<br />
:原作最終巻『ずっとスタンド・バイ・ミー』下巻にて、メリダ島襲撃時にかなめに対しての呼びかけ。<br />
:宗介曰く「野暮な言い方しかできない」との事だが、その内容は日々感じてきた不満をぶちまけた恨み節に近い内容だった。しかし、かなめの性格故か効果はあり、ソフィアの中から彼女の意識を呼び起こす事に成功する。<br />
:『第3次Z天獄篇』では、[[中断メッセージ]]にてこの台詞を元にしたものがある。のだが…(後述)。<br />
;宗介「だからレナードの計画に乗ったのか? あんたほどの男が、あんな女々しい絵空事に!」<br />カリーニン「私を…無敵の男だとでも思っていたのか?」<br />宗介「親父というのはそういうものだろう!?」<br />
:原作最終巻にて、致命傷を負った[[アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン|カリーニン]]に何故[[アマルガム]]に寝返ったかを問い、それが『亡き妻と子供を生き返らせる』ことだったのを知って。<br />
;「死にたくない……」<br />「死にたく……ないっ」<br />「いやだ……っ 俺は……死にたく……ない……っ」<br />
:原作最終巻にて、コクピットがTAROSごと破壊されてラムダ・ドライバが起動できず、[[核ミサイル|核弾頭]]による逃れる事の出来ない死に対して、当初は達観していた宗介だが、ミラに託されたメモリーチップに記録されていたクラスメイト達のメッセージを見て態度が一変、今まで涙を見せなかった彼が初めて涙を流す。<br />
:動画メッセージを全て見終える時間すら残されていない事に彼は絶望し、ひたすら死にたくないと呟き、かなめと共に陣代高校に帰りたいと願った。そこに、アルの問いが届く。「'''私は人間ですか? 機械ですか?'''」<br />
;「おまえが……」<br />「自分で決めることだ……。人間はみんな……そうしている」<br />
:核弾頭による死の20秒前、[[アル]]の問いへの返答。宗介のこの言葉に、アルは宗介の意志を介在せず自ら[[ラムダ・ドライバ]]の起動を試みる。そして……。<br />
:『第3次Z天獄篇』ではアルの台詞を含めてDVE。<br />
;「さあ、どうだ! 約束通り彼女を連れ帰ったぞ!?」<br />
:原作エンディングにて。'''メリダ島決戦での核攻撃を凌いだ後、拘束されていた沖縄基地からアルを奪ってその日のうちに制服に着替えて陣代高校へ戻り、'''全校生徒の前で約束を果たした。最後の最後まで無茶苦茶な男である…<br />
:かなめより遅れて到着してこの台詞なので若干格好が付いていないが、この場面でそれを言うのは野暮にもほどがあるので誰もつっこんでいない。<br />
;「君さえいれば、武器などいらない」<br />
:原作最後の台詞。この台詞にてこの物語は幕を閉じる。幼少から戦火の中で生きてきた男はこの瞬間、何より守るべき人を得て普通の人間へと戻った…。<br />
:『第3次Z天獄篇』ではかなめの台詞も含めてDVEで収録されており、戦いの決着を〆てくれる。が、このステージでDトレーダーに入ると……。<br />
:『V』では困難ルートEDで発言しているが『V』最後のDVEは[[沖田十三|沖田艦長]]に譲ったため声なしである。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
名台詞を見る通り決める時は決める人物なのだが、普段の日常においては圧倒的に迷台詞の方が多い。<br />
<br />
=== 長編 ===<br />
;「俺は前の学校でも同じクラブに所属していて活躍した。雇っておいても損はないと思うぞ。どうだ?」<br />
:第1話、着替え中の部室に堂々と入ってきて場を騒がせる。直後、この台詞でごまかすが、その部活は'''女子'''ソフトボール部だったために、かなめ含む部員からパイプイスに括りつけられた。ちなみに手錠を外すことが出来なかったらしく、この格好のまま潜伏先へ帰っている。<br />
;宗介「去年のゲートのモチーフは『平和』だったと聞く。そこで今年は――『保安』だ。このゲートは治安維持用の観測・防衛ポイントを兼ねているのだ。北アイルランドやパレスチナの街中には似たような施設がしばしば見られる。」<br/>かなめ「ここは北アイルランドでもパレスチナでもないの!東京よ!?」<br/>宗介「問題ない。……まだ未完成だが、他に銃座やサーチライトラウドスピーカーも付ける予定だ。人の集まる催しを狙って、重武装のテロリストが襲撃しても、かなりの時間、持ちこたえられるように設計してある」<br />
:文化祭のゲートに150万もかけて作っていたものの正体を説明して。しかし、この後に本当に'''学校がテロリストに制圧されてしまう'''とは、宗介自身思ってもいなかったのではないだろうか?<br />
;「ではその男だけでは不十分だな。後ろの荷台に武器が積んであるから捨てるといい」<br />
:テロリストに追われ、カーチェイス中、身を軽くする為に裏切り者の男を捨てようかと提案したマオとクルツに対して。いやいや、捨てちゃダメだろう…当然二人からは「早く言え!」と怒鳴られた。<br />
;宗介「旅行中、何らかの事故があった際の措置については触れられていますが……事故ではなくテロ活動が起きた際の、学校側の対応について一切説明がありません」<br/>恵理「何を言っているんですか、あなたは……」<br/>宗介「我が校は本年四月、実際に手痛い教訓を学んだはずですが」<br/>恵理「不吉な事をいわないでちょうだい。二度も三度も、あんなことがあってたまりますか!いちいち気にしてたら、どこの学校も修学旅行や遠足なんて、できなくなります!」<br/>宗介「そうやって、たかをくくるのが危険なのです」<br />
:「踊るベリー・メリー・クリスマス」序盤における、神楽坂恵理との問答。以下、問答が長々と続くため割愛する。この後、二度どころか三度目もあるのだが…ちなみに二度目をやったのは、他ならぬ'''ミスリルの面々だったりする'''。<br />
;「よくわからんが、人手不足が深刻化している様子だな……」<br />
:「つどうメイク・マイ・デイ」にて、クルツが曹長になったと聞いて。いくらなんでも酷すぎるだろう。<br />
;「……『余計な機材』ならまだあるぞ…」<br />アル《なんでしょう?》<br />「お前だ。お前を取り外してゴミ箱に捨てて代わりに[[ECS]]を付けるべきだ」<br />
:レーバテインにECSをはじめとした『余計な機材』が積まれていないと言う事を聞かされて。これに対してアルも「私がいなければ(レーバテインは)'''デッドウェイトだらけの欠陥M9'''にしかならない」と反論。せっかく再会しても彼とアルは万事こんな調子である……。<br />
;「どうしても心配なら、俺が抱いてやるぞ」<br/>「二人で熱い運動を楽しめば、すっきりして仕事に集中できるだろうからな」<br />
:最終決戦を目前に控えて、うろ覚えのセクハラ発言。彼なりにマオを元気付けようとしたのだろうが、当の彼女の対応は初めて珍獣を見たかのような視線だった。<br />
<br />
=== 短編 ===<br />
;「君は甘い」<br />「こういう形のテロこそ、安全な国での最大の脅威なのだ。つい最近もアメリカで、海軍の退役大佐が自宅の郵便受けを開けて、上半身を吹き飛ばされる事件があった。俺とて油断は許されない」<br />「俺を恨んでいる者は多いからな。ソ連KGBの暗殺者かもしれんし、麻薬カルテルの傭兵かもしれん。イスラム原理主義のテロリストという可能性も……」<br />
:『南から来た男』において、靴箱を誰かが開けた痕跡を見つけ、爆発物が仕掛けられたと見なして検査作業をしている際の釈明。これを聞いたかなめは「よほど後ろめたい人生を送ってきたのね」「変わった友達が多い」と皮肉った。<br />
:ちなみにアニメ版では「アメリカ」部分が効果音で消されていた。<br />
;「千鳥…すまんがあの少年と、運命を共にしてくれ」<br />「『テロリストには譲歩しない』これは国際常識だ」<br />
:『妥協無用のホステージ』において、前述の『南から来た男』での一件もあって自分への報復の為にかなめを人質に取った'''不良グループのリーダー阿久津万里の弟である芳樹を人質にした'''宗介。吊り下げられた芳樹を支えるロープを一本一本爆破するという日本人からすれば極悪非道(原作では'''芳樹にも爆破物が仕込まれており、どのスイッチでそれが爆発するかはわからない'''という超鬼畜仕様)な手を持って対抗した。『テロリストには譲歩しない』という言葉自体は国際的には正論であり、守るべきルールであることは言うまでもないが、'''その前に一般常識を学ぶべきである'''。<br />
:なお、実際は芳樹と合意の上での狂言&ブラフであり、ロープで吊り下げた際もワイヤで固定するなど安全には配慮していた。<ref>かなめが人質にされたことには実は内心かなり焦っていたらしく、直接小学校に押しかけて芳樹に助力を依頼したことが芳樹自身の口から明かされた。アニメではこのシーンが回想として描かれたが、その時の宗介は表情から焦っていたことが分かる。</ref>なお、協力してくれた芳樹への報酬は当人の要望によりラジコン(原作では[[コン・バトラーV|光る超電磁ヨーヨー]])である。<br />
:余談ではあるが、フジテレビで『ふもっふ』が放送されていた頃は、長崎で幼児誘拐殺人事件が発生した時期であり、このエピソードはそれを連想させるという理由で放送が見送られた。<br />
:第3次時獄篇では対テロリスト用特殊セリフとして後者のセリフがアレンジされている。<br />
;「誰にでも大切なものはある」<br />「例えばおまえ。……そう、そこのおまえだ」<br />「おまえの名前は高山清司。硝子山高校二年。西山中学に通う、十四歳の妹を可愛がっている。その妹は普段、夕方六時ごろに弁天通りを通って帰宅する。人通りが少ない道だ。どこかの悪党に狙われないか、心配だな」<br />「それから……おまえだ、伊達悠太」<br />「ボタンインコを飼っているそうだな。一一歳の時に、親に懇願して買ってもらった。名前は『ポンちゃん』だ。聞いた話では、ボタンインコはすぐに死ぬらしい。窓の隙間から部屋に殺虫剤を流し込まれただけで、もだえ苦しみ痙攣した挙げ句に――」<br />「おびえることはない。俺はおまえのインコの話をしただけだ。ほかには……」<br />
:同話にて、「ここで弟可愛さに折れたら部下に示しが付かない」と苦悩する阿久津万里に対して。不良グループの面々の詳細なプロフィールと「大切なもの」を言い当て、彼らの戦意を徹底的にへし折ると同時に、万里の面目を保てるようにした。もはや主人公とは思えない残虐非道な台詞である。<br />
:これらは全て林水が以前から調べ上げた情報であり、林水は相手の流儀に合わせるという名目で宗介に教えた。<br />
;「何事も平和的解決が一番だ」<br />
:かなめの救出に成功し、種明かしをした後で爽やかに断言した。助けてもらったのは事実であり、何より'''いつもの解決方法と比べたら'''嘘ではないことも確かなので、かなめは視聴者の心境を代弁するかの如くこの発言に首を傾げはしたものの怒りはしなかった。<br />
;「コッペパンを要求する!」<br />「おとなしくコッペパンを出せ! さもなくば…射殺する!!」<br />
:『すれ違いのホスティリティ』において、「購買でパンを買うためには[[気迫]]を見せろ」というかなめのアドバイスを、何をどう勘違いをしたか、購買のおばちゃんを脅迫してしまった台詞。<br />
:ただ、コッペパンは不人気でいつも売れ残るため、購買闘争に参加する必要もない。無論、本当に撃つつもりはない。だが、このときに威嚇として撃った一発の空砲とその後の宗介のこの言葉で、詰め掛けていた生徒たちが我先に逃げ出そうとパニックを引き起こし、それに巻き込まれたおばちゃんは負傷により休業してしまう。<br />
:ちなみに、ネット上ではこの台詞がクローズアップされ'''「相良軍曹はコッペパン好き」'''としても有名になっていたりする。<br />
;「それのどこが悪いのだ。隊の一員の失態は、全員で責任をとるのが常識だろう」<br/>「クラスが一個の生物として機能し、作戦目的を遂行できるように教育しているのだ、小暮先生は。立派ではないか」<br />
:同じく『すれ違いのホスティリティ』にて、かなめが「小暮先生は'''気に入らない生徒に難癖をつけて『連帯責任』と称してクラス全員に長距離走させたりする'''陰険なタイプ」と言ったのを聞いて。<br />
:本物の軍人である宗介にとっては、小暮の職権乱用による陰険なイビリも指導教官としての責務を果たしているとしか思えなかった。<br />
;「頻繁に怒鳴る過酷な職務だからな…。過労かもしれん、気の毒に…」<br/>「アレルギー性鼻炎の一種だ。持病を圧して出勤してくるとは、やはり小暮先生は…」<br />
:で、小暮が宗介の仕掛けたトラップに引っかかって担架に運ばれた時の台詞。当然かなめに注意されてしまう。<br />
:というのも、宗介が仕掛けたトラップはパンの入ったケースに触れると高圧電流が流れる物<ref>かかったら失神は確実、意識が回復しても頭痛や嘔吐、動悸や息切れ、倦怠感などに苦しむ</ref>と、ケースを覆った防水シートをはがすと催涙ガスが噴出する物<ref>吸引したら目や鼻、喉に激しい痛みを与え、さらには呼吸困難、頭痛や吐き気などの症状を引き起こす</ref>と余りにもヤバイものであるため。<br />
:…まあ、かかった小暮の方はというと、(学校内での)宗介の信頼を失墜させるためにパンの入ったケースに'''イナゴの足やら下剤を仕込もうとした'''ので珍しくトラップが役に立ったと言える。<br />
:ちなみに宗介の方はトラップに引っかかったのが小暮とは知らなかったので、本気で彼の事を心配していた<br />
;「残念だ。 立派な先生だったんだが…」<br />
:十日後、パン屋の業務が完了した一方、[[常盤恭子|恭子]]から小暮が休職したことを知って。<br />
:…そのきっかけは、病気――ではなく小暮が懲りずに'''対トラップ用装備一式<ref>ゴム手袋とガスマスクを着用</ref>を着用した状態で裁縫針をパンに仕込む犯行現場を校長に直接目撃された'''ことであった(なお、かなめに注意された為、トラップは仕掛けられなかった)。<br />
:宗介は最後まで小暮がしようとした裏工作を知らず、また体調を崩した小暮を好意的解釈し続けたため、小暮に対する評価が上がりまくってしまった。<br />
;「実弾が効かんとは…実弾が効かんとは…」<br />
:『善意のトレスパス』にて、[[大貫善治|大貫さん]]の暴走によって一時的に現実逃避した台詞。この時目は虚ろな状態になっていた…。<br />
;宗介「もちろんだ。大丈夫だ。安心がよくわかった。事情した」<br />恭子「そう? なんか言葉がヘン…」<br />宗介「とにかく偵察は終了したのだから帰還しよう。退路を確保、足跡を消す。爆薬はここで放棄。常磐はデ・ダナンへ連絡しろ。ランデヴーはポイントA(アルファ)。ヘリのETAを聞くのを忘れるなよ」<br />恭子「かなり動揺してるみたいだね…」<br />
:『一途なステイク・アウト』([[ボン太くん]]初登場エピソード)にて、デートするかなめを恭子と共に尾行しての一幕。一見平静を保っているが、見ての通り言葉が支離滅裂であり明らかに動揺している事がわかる(しかも徐々に冷や汗をかいている)。<br />
:原作小説版ではさらに自分は冷静だと証明するために行った銃の分解整備に失敗している。<br />
;「やはり使えるではないか。なぜ売れなかったのだろう?」<br />
:『仁義なきファンシー』にて、ボン太くん&量産型ボン太くん6体の計7体でヤクザの事務所に殴り込みをかけ、あっという間に制圧していく様を見て呟いた一言。確かに性能は目を見張るものがあるが、売れなかったのは見た目というそれ以前の問題である事に気付いていない。<br />
;「いいか! 今の貴様らは人間以下だ! 名もなきクズだ! 俺の訓練に生き残れたその時、貴様らは初めて兵器となる!」<br />
:『やりすぎのウォークライ』にて。ラグビー部の面々への罵倒の一部。本来はまだまだあるのだが、長すぎるため割愛。<br />
:[[メリッサ・マオ|マオ]]直伝のこの罵倒と過酷な訓練によって、部員達はどんどん「出来上がっていく」ことに……。Wでも再現されたが、CEROに配慮してか伏字の数が多くなっている。<br />
:時獄篇ではなんと'''ほぼ全文がDVEで登録されている'''が、こちらは伏字を使わない程度の改変がなされている。さらに、この時に流れる[[BGM]]は元ネタにちなんだ「特攻野郎?」である。<br />
;宗介「今この時をもって、貴様らはウジ虫を卒業する。貴様らはラガーマンだ」<br />部員『サー、イエッサーっ!!』<br />宗介「さて……貴様らはこれから、最大の試練と戦う。もちろん逃げ場はない。すべてを得るか、地獄に落ちるかの瀬戸際だ。どうだ、楽しいか?」<br />部員『サー、イエッサーっ!!』<br />
:雨が降りしきる中、野戦服に身を包み異様な雰囲気で現れたラグビー部と宗介。ドン引きするかなめをよそに彼らは野戦服を脱ぎ捨てる。ぴかぴかのユニフォームをさらけ出した面々に、宗介が語りかける。彼らは見事に「出来上がってしまった」のだった。地味に[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムズ]]の[[次回予告]]ネタが紛れているのだが、[[ワイズマン|すべてを得るか、地獄に落ちるか]]ってそういう意味じゃなかったはずだが…。そして…<br />
;宗介「野郎どもぉ! 俺たちの特技はなんだぁぁぁ!!」<br />部員『殺せ! 殺せ! 殺せぇぇぇぇ!!』<br />宗介「この試合の目的はなんだぁぁぁ!!」<br />部員『殺せ! 殺せ! 殺せぇぇぇぇ!!』<br />宗介「俺達は学校を愛しているか? ラグビー部を愛しているかぁぁぁぁ!!」<br />部員『ガンホー! ガンホー! ガンホォォォォ!!』<br />
:洗脳した[[郷田優|郷田]]らラグビー部に対し、戦意を高揚させんと声を張り上げる宗介。ラグビー部の面々は目を爛々と光らせながらそれに応える<ref>原作小説では「殺せ」「ガンホー」の部分が大文字となっていて、インパクトも一層ある</ref>のであった。その光景はまさに'''「やりすぎのウォークライ」'''と呼ぶに相応しいものだった…。<br />
:この一連のシーンは見る者に強烈な印象を刻んだ戦争映画『フルメタル・ジャケット』に出てくるハートマン軍曹とその海兵隊のやり取りを彷彿させる。…というか、完全に海兵隊のノリ。英語音声版は流石本場と言うべきか、完全に強襲作戦前の海兵隊状態。こうして試合は始まった。<br />
:なお原作では、宗介の台詞の一番最後に「クソ野郎共」がつく。さすがにまずかったためかアニメでは割愛されている。<br />
;「戦いはいつも空しい。彼らは身を以ってそれを俺に教えてくれた…」 <br />
:郷田たちの試合を見終えた後の感想。'''洗脳しておいてこの言い草'''なので、当然かなめにハリセンではたかれた。<br />
;「少なくとも、死に至る病ではなかったという事だ」<br>「だが、いずれにしても…俺の命はそう長くはない…」<br />
:ふもっふ最終話「五時間目のホット・スポット」にて宗介が陣代高校に持ち込み、同級生の小野寺が誤って開封したことで学校中に蔓延した細菌兵器の詳細をかなめに告げて。<br />
:曰く、細菌兵器「フルモンティ・バクテリア」は感染した人間の身に着けた石油製品の服を食い尽くすという'''別の意味でヤバい代物だった'''ため、下段の台詞では(冷静に言っているものの)かなりの量の冷や汗をかき、それに巻き込まれたクラスメイトに追われる羽目になった。<br />
:オチからして馬鹿馬鹿しいことこの上ないエピソードではあるが、'''実は長編『つづくオン・マイ・オウン』の伏線にもなっており'''、結果的にこの騒動のおかげで[[陣代高校]]の生徒たちが助かることとなった。<br />
;「ウルズ7より本部へ! 現在、凶暴な現地人に包囲されている! 至急脱出の手配を! 繰り返す! 至急脱出の手配を!」<br />
:アニメ版で追加されたシーン<ref>原作小説では上記の「俺の命はそう長くはない…」と戦慄するところで話が終わっている。</ref>。人気のない廊下で通信回線を介して[[ミスリル]]本部に助けを求めようとするも、生徒に見つかってしまい、エンドカードも'''「クラスメイトと思われる集団たちに追い詰められて絶体絶命の宗介」'''のシーンで締めくくられた。。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== J ===<br />
;「俺もその意見に同感だ。銃後の戦いは、その重要性において前線のそれに劣る物ではない」<br />
:第34話「道を選ぶとき」より。アークエンジェルからの脱退を決意するも、自分だけが艦を降りる後ろめたさに燻っていたカズイに対して、「戦場じゃなくたって、誰かの役に立つことはできるじゃない。それで良いと思うよ」と告げたかなめとともに彼を励ます。<br/>原作ではイマイチ煮え切らない様子だったカズイだが、本作では彼らのおかげで大分前向きな気持ちで艦を去ることができたようだ。<br />
;「傭兵にも倫理がある。裏切りと虐殺は、死んでもやるなと教えられた」<br />
:第49話「憎悪の果て」シナリオデモより。[[ジェネシス]]が発射されれば[[地球]]の殆どの生命が奪われることに対して、各版権主人公とともにジェネシスへの否定を発した時の言葉。ただし原作では泣いて命乞いをする捕虜を殺(情報を漏らさないため)したこともあり、作戦で100人以上殺していると書かれている。あくまで「必要でない」「殺すためのための殺し」は、ということである。<br />
;「戦場では冷静な者が生き残る。貴様は失格だ」<br />
;「挑発にも乗りやすい。気を付けろ。今の貴様など○××○△(ピーーー)だ」<br />
:第50話「百億の夜と千億の闇」より。発狂した[[ジュア=ム・ダルービ|ジュア=ム]]に対しての戦闘前会話。ジュア=ムは「なっ…!こ、この野郎ぉぉぉぉぉぉっ!!」と怒りを露わにしたが、一体何を言われたのだろうか…。<br />
;「仲間や部下を死なせ、あげくに孤立。既に退路も断たれている。戦略レベルでのミスだ、諦めるんだな」<br />
:最終話「冷たい世界 後編」より。地球に移住する計画が失敗に終わった[[グ=ランドン・ゴーツ|グ=ランドン]]に対して。<br />
<br />
=== W ===<br />
;「いや…俺はフルーツ味しか食わん」<br />
:第1部第9話地上でハイジャックに対処ルート「戦うボーイズ・アンド・ガールズ」より。ハイジャック事件にて、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]に窮地を救われ、感謝の印として彼にカロリーフレンドを差し出した際、彼に「チョコレート味か?」と問われて。<br />
;ヒイロ「相良……どうやらお前も僚友には恵まれんらしいな」<BR/>宗介「肯定だ、遺憾ながら……どうやら、そのあたりも俺とお前は似た境遇らしい」<br />
:第1部第10話「赤と白の悪魔」より。この後、クルツとデュオに「そりゃどういう意味だ」とツッコミを食らうわけだが……。時獄篇の[[ムッツリ5]]&[[貧乏クジ同盟]]に通ずるものがある一幕。<br />
;「俺も学校に通い、ストレスというものの存在を知った。そして、ある人物曰くどうやら俺はストレスの種らしい」<br>「だが、千鳥はこうも言っていた。ストレスのまったくない生活なんて味気ないともな」<br>「お前の極端なやり方は否定すべきだ。俺はお前を倒す!」<br />
:第1部第26話「勇気ある戦い」に於ける[[Zマスター]]との戦闘前会話。平和な日常を通して変わっていく彼らしい台詞となっている。<br />
;「相手はモビルスーツだ。コックピット以外で相手の動きを一撃で止めるとしたら…」<br />「何を言っているのかわからんが、その頭部を破壊する…!」<br />
:Wで[[イザーク・ジュール|イザーク]]に対して言い放った台詞。言うまでもなく[[声優ネタ]]であり、[[ガンダムファイト]]ネタである。<br />
;「いいだろう、俺も賛成だ」<br/>「ガウルン! これで終わりだ!!」<br />
:第2部第44話火星の後継者を追うルート「帰るべきデイ・バイ・デイ」より。ゲイツとの決着の後、「まだやるべき事がある」とその場に残った宗介の前に現れたのは、ガウルンの操るサベージだった。原作通り宗介を巻き込み自爆したかに見えた彼はまだ生きており、宗介に最後の勝負を持ちかける。この形こそが二人の決着には相応しいと、彼らは最初で最後の意気投合を果たし、長きに渡るその因縁に幕を下ろした。<br />
;「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死ねばいい…というやつか」<br />
:第2部第47話「黒衣の復讐鬼の最期 」より。[[テンカワ・アキト|アキト]]と[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]の新婚旅行を邪魔しただけでなく、アキトの五感の殆どを潰した[[火星の後継者]]を潰す気満々である[[クルツ・ウェーバー|クルツ]]に追随して。<br />
:これまた[[ドモン・カッシュ|宗介と声が似たガンダムファイター]]を[[声優ネタ|彷彿させる台詞]]となっており、ノアルはそれに感心している。<br />
<br />
=== 第3次Z時獄篇 ===<br />
;「待て、千鳥。正確なデータで行わないとシミュレーションなど何の意味もないぞ。単分子カッターで戦闘機を攻撃するなど、現実にはあり得ん。実にナンセンスだ」<br />
:[[中断メッセージ]]にて、かなめの挨拶に割り込んで。そういう「あり得ん」ことが普通に起こるのがスパロボクオリティだし、スパロボの宗介は[[ボン太くん]]で巨大ロボットに挑むという「あり得ん」事を率先してやっている気もするが…。<br />
:そもそも原作でもワイヤーガンを駆使して船の上に次々と飛び移りながら落としていくと言うアルにさえ「想定されていないナンセンスな戦術」と言われる事を平気でやってのけているので全然説得力がない。<br />
:そして[[スーパーロボット大戦BX|BX]]にて[[ガンシップ|戦闘ヘリ]]と[[エスクワィアー|戦車]]が[[ガンダム]]や[[バルキリー]]はおろか[[スーパーロボット]]と渡り合っているという絵面的にも「あり得ん」事になっているのだが……。<br />
;「TDD-1は潜水艦という特性上、地形適応に難が…」<br />
:中断メッセージで[[リチャード・ヘンリー・マデューカス|マデューカス]]から「テスタロッサ大佐をエースにしているんだろうな」と詰問されての返答。<br />
:確かに[[トゥアハー・デ・ダナン|ダナン]]は[[海]]でしか使えないのでこの発言は正論であるが、マデューカスは「言い訳かね?」と睨みつかせた。が、まさか[[宇宙]]でも使用できるようになるとは宗介やプレイヤーは想像もしていなかったであろう。<br />
;「勉強だ。もうすぐテストがあるからな。1185作ろう…室町幕府」<br />
:中断メッセージより。日本史の勉強をしているのだが、間違えて覚えてしまったらしく(正しくは鎌倉幕府)、クルツに突っ込まれている。TSR Scene 01のやり取りが元になっている。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』でも採用されているがVの宗介は陣代高校が閉鎖されているため、もうすぐテストどころか学生ですらない。役に立ったんだろうか。<br />
:余談だが、かつて鎌倉幕府は1192年に源頼朝が征夷大将軍に任官して始まったとされていたが、頼朝の権力・統治機構はそれ以前から存続しており、実質的な成立は1185年とする説が2006年頃からは優勢となっている。前述のScene 01は2005年7月放送で、宗介の台詞内の年号は1192年となっていた。<br />
;「だが、お前が命懸けで千鳥と俺を助けてくれたのは事実だ。…こんなものしかないが、礼として受け取ってくれ」<br/>「携行食糧のカロリーフレンド…。ちなみに俺はフルーツ派だ」<br />
:第8話「ボーイ・ミーツ・ガール」より。ハイジャック事件後で[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]に窮地を救われ、感謝の印として彼にカロリーフレンドを差し出した際に……という、'''『W』をやったユーザーにはデジャ・ヴュしか感じない場面'''。しかもわざわざ自分からフルーツ派だと言っている。…ライターがお遊びで入れたのか、はたまた[[虚憶]]でもあったのだろうか。<br />
:なお、後の第4期アニメIVでもかなめにカロリーメイトを出すシーンがあるが、やはりフルーツ味である。割と珍しいスパロボからアニメへの逆輸入ネタである。<br />
;「いったい、あれは何だ…? 兵器としては不確実過ぎる…!」<br />
:第16話「開かれる新世界」より。[[アクエリオンEVOL]]の無限拳を見ての驚き。なんだか[[第2次Z破界篇|前々作]]で[[ティエリア・アーデ|見たような気がする台詞]]である。困惑する宗介にカレンからは「素直に喜んどけばいいんだよ」と返された。<br />
;「…俺の理解の範囲を超えている…」<br />
:同上。アクエリオンEVOLが新たにゲパルトとスパーダという二つの形態を合体変形して、もう一機のアブタクターの隊長機を倒した際の独白。[[キラ・ヤマト|上手く説明できないけど、あれがアクエリオン]]なので仕方がない。<br />
;(手始めにロケットランチャーを背面に装備し、両手にはガトリングガンをそれぞれ2丁ずつ…。さらにプロペラントタンクを増設して…)<br />
:第17話依頼を受けないルート「後の祭りのフェスティバル」より。ボン太くんの強化プラン。何気に[[フルアーマー・ユニコーンガンダム|ユニコーンガンダムのフルアーマー・バージョンの装備]]そのまんまである。<br />
;「勝った!」<br />
:19話にて。ヤシマ作戦で陽電子砲第3射発射の際、ヒビキは射撃の弾道修正を行うためにジェニオンに向けて撃つことを促す。そしてヒビキの想いに応えるようにジェニオンが変形。それを見た宗介は勝利を確信する。<br />
;「そうだ、どんどん来い!」<br/>「お前らも今日で見納めにしてやる! 」<br />
:アルの[[サブパイロット]]加入後の戦闘台詞。元ネタは原作小説の終盤における宗介の台詞で、この他アルと宗介の原作小説の掛け合いが幾つも用意されている。<br />
;「兵士は生還する事が最大の任務だ。お前はそれを果たした」<br />
:第24話ネオ・ジオンの調査に向かうルート「パラオ急襲」シナリオエンドデモより。無事に帰還したバナージに対して。生粋の軍人である宗介らしい台詞でヒビキも「宗介なりに歓迎しているつもりなんだ」とフォローも入れている。<br />
;(すまない、もう少しアクションシーンが多いと思っていたのだが…)<br />
:ネオ・ジオン静観ルート第27話「堕ちた巨人」にて、かなめを誘い、一緒に『アクエリアの舞う空』を観て彼女から「宗介にしては意外だ」と言われて。宗介らしいズレた発言。<br />
;宗介「俺にとってはミスリル以上に大切な場所だ…! そして、そこにはお前以上の強敵が待つ!」<br/>ゲイツ「その敵とは!?」<br/>宗介「まだ残っている夏休みの宿題だ!!」<br />
:第40話ミスリルルートにて。迷いを振り切り、ラムダ・ドライバを作動した宗介。ミスリルよりも大切な場所に帰るため、そしてゲイツ以上の強敵と戦うため、今はただ、敵を倒す。<br />
:無論、それを聞いたゲイツは'''「何だ、そりゃぁぁ!!」'''と仰天することに。<br />
;宗介「自分から懲罰を望むか。いい心がけだ」<br/>グーラ「勝手に決めるな。僕はお前達を倒して、自分の力を証明する!」<br/>宗介「では、俺はそれを迎え撃つ!お互いに恨みっこなしでいくぞ! そして、俺達が勝ったら、お前は正太郎と一緒にゴミ拾いをやってもらう!」<br/>グーラ「何故、そうなる!?」<br/>宗介「先任士官に口答えは許さん!それがボランティア部のルールだ!」<br />
:第51話にてグーラと戦う際に。<br />
;「それが何だ!俺はいつだって俺だ!もうお前ごときの言葉に惑わされんぞ!」<br />
:第55話「飛べ、宇宙へ」よりガウルンと対峙した際に、「お前は変わった」とガウルンに言われて。<br />
;「少なくともマシンのスペックに頼り、戦場で余裕を見せるような男よりはマシな兵士のつもりだ」<br/>「赤い彗星の伝説にこだわり、前線に出てきた時点でお前の敗北は決まった…! 俺の学校がある地球にあんな岩の塊を落とさせてたまるものか!」<br />
:第57話「BEYOND THE TIME」に於けるフロンタルとの戦闘前会話。[[ARX-7 アーバレスト|アーバレスト]]では[[シナンジュ]]を止められないと嘯かれても、余計な言葉を発しない宗介に「優秀な兵士」と賞賛したフロンタルへの皮肉。<br />
:「赤い彗星」を演じ、アクシズを落とそうとするフロンタルを止めるため、そして[[陣代高校]]がある地球を守るため、彼は困難な任務を遂行する。<br />
;「下らんな」<br/>「俺はお前の背景や心情には何の興味もない。戦場に立っている以上、お前は俺の敵以外の何者でもない。 俺にとって、敵とは排除するだけの存在だ。身の上話がしたいのなら、酒でも飲んで、その辺の酔っ払いに相手をしてもらえ」<br/>「無駄口を叩いてる暇があるのか! このドシロウトが!」<br/>「そういう虚勢を張る兵士にロクな奴がいないのはどこの世界でも共通だ。 ガドライト・メオンサム! 最低の兵士にして、最悪の指揮官! お前は俺が叩く!」<br />
:ガドライト(58話)との戦闘前会話。怒りと諦めの境目から吐き出される恨み節を容赦なく切って捨て、更に「兵士・指揮官として最低最悪」とまで断ずる。<br />
:宗介にとって対峙しているのは「敵」でしかなく、亡国のトップエースだろうがサード・ステージのリアクターだろうが、そんな要素は瑣末事でしかない。<br />
;「だが、誰かに祝ってもらうのは悪いものではない。礼を言うぞ、AG」<br />
:エーストークにて。祝ってくれるAGに対して敢えて自身の傭兵哲学を説くも、直後にこの言葉で感謝の気持ちを伝えた。AGも宗介の誠意を汲んで「兵士最大の任務である、無事の帰還をこれからもお待ちしております」と粋な言葉で返した。<br />
<br />
===第3次Z天獄篇===<br />
;「三流の安セリフだな」<BR/>AT乗り「何っ!?」<BR/>「挑発のつもりなら、[[ヒビキ・カミシロ|俺の友人]]を見習い、もっとマシなセリフを吐くんだな」<BR/>「あいつなら、お前達のような単細胞を一発で噴火させるようなキツいやつをかましてくれる!」<br />
:宗介救出ルート第19話。試合前に闇討ちをかけ、いかにもな挑発セリフを吐くチーム・オーガの傭兵に対して。無二の親友たるヒビキの煽りスキルを引き合いに出して逆に挑発する。<BR/>ヒビキと宗介の友情を感じさせるシーンではあるのだが、宗介の中でも「ヒビキ=煽りキャラ」の図式が成り立っていたようだ。<br />
;(カリーニン少佐も指摘していたが、多元世界における兵器の進化のスピードは異常だ)<BR/>(ASに限らず、カミーユたちの話ではモビルスーツやその他の機動兵器も同様だと聞く)<BR/>(それらに共通しているのは基本的に人型であることだが、これは偶然か……?)<br />
:「怒りのナムサク」におけるモノローグで、多元世界におけるロボット兵器について。<br />
;「…時獄戦役の時、自分も最悪の状況に落ち込みました」<BR/>「今のヒビキと自分を比べるのは無理があるかも知れませんが、自分はヒビキが壁を乗り越える事を信じます」<BR/>「あいつは自分の中から希望を見つけられる男です」<br />
: 第32話にて。実際この時のヒビキはZ-BULEの中で誰よりも宗介が立ち直る事を信じていた。そして、宗介もまた、ヒビキが立ち直る事を信じている。ヒビキとの友情を感じさせる台詞。<br />
;(待っているぞ、ヒビキ。お前が再び立ち上がるのを)<br />
;(俺の信じる男が、そんなヤワなはずがないからな)<br />
: 同話にて、出撃に向かう前のモノローグ。友の復帰を信じて、宗介は戦場へと向かう。<br />
;「だが、お前は生きている!!」<br />
: ヒビキの過去を知ったZ-BLUEの皆の中で真っ先に呼びかける。<br />
;「俺がわざわざ戦場でわざわざ涙声で説得をするとでも思ったか?」<br />
;「残念だったな。俺が乗ってるのはガンダムではなく、ASだ」<br />
:第41話にて。かなめを叱咤しながらソフィアをコケにしている場面にて挟まれた一言。「涙声で説得」する場面はガンダムシリーズでは数多くみられるが、やはり声優ネタと見るべきか。<br />
;「キリコに戦術ごと借りて来た。もうその機体ではラムダ・ドライバは張れまい」<br />
:第41話にて。アルが制御するレーバテインでベリアルを押さえ込み、触れ得ざるもの――キリコから「借りてきた戦術」<ref>[[バーグラリードッグ]]の「アサルト・コンバット」</ref>を以て、悪魔の名を持つ機動兵器をアーマーマグナムの一発で破壊した。<BR/>悪魔の心臓に食い込んだ'''「もう一つの折れた針」'''がレナードを追い詰める。<br />
;「人の恋路を邪魔するやつは、馬に代わって俺が討つ!」<br />
:対ミカゲ。言うまでもなく[[ドモン・カッシュ|声優ネタ]]である。<br />
;「了解です、カリーニン少佐! 俺は…イキマス!!」<br />
:最終話。亡きカリーニンから激励を受けると共に彼が最期に残した言葉の意味を理解する。<br />
;「だが、安心しろ。新しい世界がどうのという手間は俺が省いてやる! お前を倒して、宇宙の崩壊を止めてな!」<BR/>「覚悟しろ、宇宙の独裁者! お前がどれだけ気取ろうが、俺の土俵に引きずり込んで白黒をつけてやる!」<BR/>「ただの兵士に…一人の人間に敗北する事でお前に史上最大、空前絶後の赤っ恥をかかせてやるぞ!!」<br />
:最終話。神を名乗る男に、宗介のやることはただ一つ。神の企みを木っ端微塵にぶち壊して台無しにすることのみ。宇宙の独裁者が齎らす偽りの救済を焼き尽くさんと、炎の魔剣が燃え上がる。<br />
<br />
=== V ===<br />
;「兵士から漫画家への転職か…。なかなかに異色だな」<br />かなめ「兵士と高校生の掛け持ちのあんたが言うのもアレだけどね…」<br />
:『V』第18話「迫るデンジャラスゴールド」より、[[アマノ・ヒカル]]の自己紹介を受けて。確かにその通りである。<br />
:ちなみに現実にも『バキシリーズ』の作者である自衛隊に所属していた経歴を持つ漫画家・板垣恵介氏のような例が実在する。<br />
;「ぐずぐずしているな!ケツに卵の殻をつけたヒヨッコ共が!」<br/>「貴様等の目と耳は何のためにある!?手と足はなんのためについている!?このヒヨコ未満のタマゴ共が!」<br/>「敵は目の前にいるんだぞ!ケツを蹴り飛ばされたくなければ、さっさと己の任務を果たせ!」<br />
:『V』第31話「灼熱のダカール」より、[[ロニ・ガーベイ]]や[[マリーダ・クルス|バンシィのパイロット]]の暴走で部隊やダカールに被害が起こり事態を打開するために[[シャンブロ]]を破壊することを突きつけられた[[バナージ・リンクス]]と[[ハサウェイ・ノア]]に投げつけた言葉。<br />
;宗介「それよりもだ…ハサウェイ、バナージ!」<br/>バナージ「!」<br/>ハサウェイ「は、はい!」<br/>宗介「兵士の任務は、勝利だ!お前達はそれを放棄する気か!?」<br/>バナージ「俺は…兵士じゃありません!」<br/>宗介「ならば、勝利を放棄する腰抜けか!?」<br/>ハサウェイ「何が言いたいんです!?」<br/>宗介「この場合の勝利とは、敵の戦略を叩く事…!敵兵の生死は問わん!」<br/>ハサウェイ「あ…」<br />
:そして色々なやり取りの後、改めてバナージとハサウェイに対して。<br />
<br />
== スパロボシリーズの迷台詞 ==<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;「なに!? まさか、敵の潜入を許したのか!? さてはパイロットを一人一人毒殺し、内部から我々に揺さぶりをかけるつもりか。いったいどこの組織が…。いやこうしてはいられん。すぐにでも犯人を探しだし拘束しなくては。千鳥、俺は艦内での銃使用の許可を艦長殿にもらってくる。ここを動くな。甲児、豹馬、デビッド、カガリ、ドモン、お前たちも来い。2チームで敵を狩り出すぞ」<br />
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』第33話「対決! デビルガンダム軍団」より。アキトとボスが毒を盛られて倒れた、と聞いて。……実際はユリカの手料理を食ったのが原因だったが、彼の戦争ボケぶりがいかんなく発揮されている。<br />
;「問題ない。少なくとも毒性は感じられない」<br />
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第1部第12話(1週目)「放送不可のウォークライ」より。[[テンカワ・アキト]]の失敗作のラーメンを食べながら。他の面子はあまりのマズさに残してしまったのだが、宗介だけは平然と食べ続けた。戦場育ちの彼にとっては、食べられるだけで十分のようだ。…[[アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン|もっと酷いやつ]]を知っているからかもしれないが。ちなみに宗介は味音痴というわけではなく、手料理を振る舞われるのは基本的に喜んでいる。粗食でも気にならないだけである。<br />
;「これだけの高い士気だ! 実力以上の力が出せるっ!! 行くぞっ!! な、なんだ…俺とした事が戦闘中に叫び声を上げるとは…」<br />
:Wでの熱血クーデターの直後、「レッツゴー ゲキ・ガンガー3」で真に戦うべき敵をガルラと見定めた[[木連]]の兵達が鼓舞される中、思い切り雰囲気に呑まれて発した台詞。叫んだ直後にハッとして狼狽えている。一方の[[ヒイロ・ユイ|ムッツリコンビの相方]]が完全に付いていけなかったのとは対照的である。[[ダイゴウジ・ガイ|中の人が同じであるナデシコのキャラ]]の性格が乗り移ったのだろうか?<br />
<br />
=== 第3次Z時獄篇 ===<br />
;「お前は男と女…どっちだ?」<br />
:第3話「預けられた背中」シナリオエンドデモより。改めて[[早乙女アルト|アルト]]に対して。当然アルトは怒った。<br />
;「郷田! お前の好きなアイドルは誰だ!」<br />郷田「ラ、[[ランカ・リー]]であります! サー!」<br />「お前も走れ! それともランカ・リーがアバズレだと証明するか!」<br />
:第7話助っ人を引き受けるルート「やりすぎのウォークライ」に於けるラグビー部の特訓にて。この言葉を耳にしたアルトは「ランカを何だと思ってやがる!」と激怒していたが、[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]に「部員にやる気を出すためだから」とフォローされていた。<br />
:もし、この場にいなかった[[シモン]]や[[オズマ・リー|オズマ]]、[[ブレラ・スターン|ブレラ]]がこの台詞を聞いていたら宗介の命はなかったかもしれない…。<br />
;「この世界には一夫多妻を認めている文化はいくらでもある」<br />
:第16話「開かれる新世界」より。[[シェリル・ノーム|シェリル]]と[[ランカ・リー|ランカ]]の[[三角関係]]の事で[[アマタ・ソラ|アマタ]]や[[MIX]]からは'''二股男'''と呼ばれ、[[ヒビキ・カミシロ|ヒビキ]]や[[ミハエル・ブラン|ミシェル]]から弄られるアルトに対してのフォロー…のつもりなのだろうが全くフォローになっておらず、アルトからは「そうじゃねえだろ!!」とツッコまれる事に。確かに宗介が幼少期を過ごしたイスラム圏では一夫多妻制を認めている国が多数だが…。<br />
;「……頼めるか、アマタ?」<br />
:「誠意のカタチ」のエンドデモにて、「アマタに謝罪の仕方を習っておけ」と言われたのを受け、「土下座でも足りない時が来るかもしれない」とカレンに言われて。顔グラは完全に狼狽している辺り、自覚はあったらしい。<br />
;「!!!!」<br />
:「後の祭のフェスティバル」にて、[[ボン太くん]]を[[キリコ・キュービィー|キリコ]]が着込んでいたのを見てのリアクション。もう一つのルートで同じように着込んでいたヒイロが出てきた時とは比べ物にならない程の驚きようを見せている。<br />
;「た、助かる…」<br />
:上記のセリフの後、キリコからボン太くんを受け取って。'''冷や汗ダラダラ'''の緊張顔で答えており、よっぽどショックだった模様。<br />
;ヒビキ「照れてるのか…? カレン相手に信じられないが…」<br/>甲児「カレンの本性を知らないからな」<br/>宗介「そうだな。恐怖で青くなるならともかく、赤くなるとしたら、異常を考えた方がいい」<br />
:初対面の[[紅月カレン|カレン]]に対して照れる[[ジン・ムソウ|ジン]]を見て。揃いも揃ってあんまりな言い草にカレンを怒らせる結果に…。<br />
;宗介「問題ない。ショットガンを使用したスナイピングのコツはこの前、学んだ」<br/>クルツ「出来んのかよ、そんな事!?」<br/>宗介「問題ない。千鳥に見せてもらったテレビドラマでは軍団を率いた刑事がやっていた」<br />
:「猫と仔猫のR&R」より、クルツとの戦闘前会話から。ドラマ「西部警察」の大門警部が元ネタで、クルツも「まさにダイモンダイだよ!」と突っ込まれる始末。まあ、それを見せてるかなめもかなめだが…。<br />
;アル「はい。私の計算ではマオ曹長が勝利する確率は99.99%を超えていました」<br/>宗介「その1000回に1回の奇跡を起こしたのは大佐殿のガッツだ」<br />
:援軍後の戦闘前会話。直後にアルから「0.01%は10000回に1回の確率」と訂正される。<br />
;(この男の加入で、Z-BLUEは変わる……ムッツリ5が、6になる……)<br />
:「暗黒の神ミケーネ」のトレーダーにて、[[號]]を見て。なんだかんだでZ-BLUEにもすっかり馴染んだようだが、気にするのはそこではないだろう、宗介。<br />
;「二人の女性に、ここまでの想いを寄せられるとはな。羨ましく思うぞ、アルト」<br />
:「1万2千年の愛」/「光の闘神Z」にて、アルトに対して。なのだが、宗介も想いの強さはともかく、[[千鳥かなめ|3人]][[テレサ・テスタロッサ|の女]][[佐伯恵那|性]]から想いを寄せられているのだが(しかもその内の一つは気づく間もなくぶっ壊している)。<br />
;「ボランティア部のみんなとか?」<br />
:第55話「飛べ、宇宙へ」にてかなめが赤面しながら「一緒にいたい」と言ったのを受けて。この朴念仁すぎる返答には、流石の[[赤木駿介|赤木]]もドン引きしていた。<br />
;「俺は…厄介者…足手まとい…お荷物…いらない子…」<br/>「俺は…心臓に向かう折れた針…巨大な不発弾…」<br />
: 「いがみ合う双子」クリアデモにて。自分が普段からトラブルメーカー扱いされていた事にようやく気付き、ショックを受ける。途中[[キリコ・キュービィー|違う人]]が混じっているが。<br />
<br />
=== 第3次Z天獄篇 ===<br />
;「…とポンコツ曹長殿も言っている。では、またな」<br />
:天獄篇中断メッセージにて。曹長面をして命令してくるも、マオとクルーゾーの横槍で弱気になったクルツを横目に。<br />
;(まずい…。言おうとした事を全部言われた…)<br />
:同じく中断メッセージにて、ムッツリ仲間と共演。したはいいのだが、言おうとした事を全部言われてしまって。そこは無難に別れの挨拶辺りで〆れば良いだろうに。<br />
;「千鳥かなめ、聞こえるか!? 俺は君を連れ戻しに来た!正直に言うぞ、千鳥かなめ。俺は君にがっかりしている。俺はもっとすごい女だと思っていた。たった一度ゲームオーバーになっただけでゲームを中断するようなヤワな女だとは、とても……」<br />
:同じく中断メッセージにて。上記最終巻でのかなめへの呼びかけが元になっているが、見ての通り'''完全にノリが短編コメディのものと化している'''。しかも、次はプレイヤーのところへ'''「36時間はゲームを続けるよう説得という名の脅迫」'''をしようとしている(当然かなめにハリセンではたかれた)。破界篇において[[ダレ・コチャック|24時間連続プレイをやらかして爆死した男]]がいたのを、宗介は知っているのだろうか……。<br />
;「………」<br />レド「………」<br />「………」<br />レド「………」<br />「………」<br />レド「………」<br />
:序盤翠の地球ルートにて、レドへの尋問の対応…なのだが、ムッツリ同士故か見ての通り全く会話になっていない。[[キリコ・キュービィー|仲間内では]][[ヒイロ・ユイ|これで通じた男達]]もいたが、今度ばかりは流石に無理だったので結局、かなめが交代する事となった。<br />
;「よくわからんが、人とのつながりを大切にしろ。お前も、陣代高校に転入する時にそう言っていた」<br />
:22話「再会の火の星」にてクルツに対して。言ってる事は正しいのだが、[[貧乏クジ同盟]]加盟させられた時の発言なので……。<br />
;かなめ「みんなの知ってる、クールでワイルドで影のあるヒビキ君は死んだ!」<BR/>「ここにいるのは、空気も読めないくせに彼女を作ったボンクラだ!」<br />
:第51話。陣代高校の面々に送るビデオレターを撮っている最中、涼音がヒビキとの関係をカミングアウト。ボス達に続いて煽ったかなめに便乗して叩いた軽口。<br />
:直後にヒビキからも'''「お前の言う台詞かよ!」'''と逆襲されるが。<br />
;宗介「これでお前も俺と同じく、時空震動帰りの異名を名乗る資格を得た」<br />かなめ「誰もそんな名前、欲しがらないって…」<br />
:終盤のマクロスルートにて、九死に一生を得て無事帰還したアルトに対して。…[[Z-BLUE]]のメンバーの多くが当てはまる気がしないでもない。というより、まず本作での親友・ヒビキが真っ先に該当するのがどうにも。<br />
:ちなみに「時空震動帰り」の部分はフルメタシナリオの決着にて、宗介を襲う物が核ミサイルから[[時空振動弾]]へと変更されたため、そこから来ている。<br />
<br />
=== V ===<br />
;「そうだな…射撃訓練と格闘訓練、どっちがいい?」<br />かなめ「それがあんたにとっての遊びか…」<br />
:『V』第15話アルゼナルルートにてヴィヴィアンから「何? ソースケが遊んでくれるの?」と言われて。どう見ても遊びではない内容だが、ヴィヴィアンは突っ込んだり引くこともなく受け応えるなど、妙に馴染んでいた。<br />
;「シミュレーターでのお前の戦闘データをアルと千鳥に分析してもらったが…」<br/>「お前の腕では、[[Ξガンダム|あの機体]]のスペックを引き出す事は出来ん」<br />
:『V』DLC「潜航の[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]」にて。これはハサウェイの腕以上にメンタル的な部分が大きく、実際それを克服したシナリオ上では宗介もハサウェイの腕を認めている。<br />
:…のだが、今作ではΞガンダムをハサウェイよりパイロット能力に優れているが、デフォルト機体の性能が低い[[キンケドゥ・ナウ|他パイロット]]に[[乗り換え|奪われ]]がちなのでシャレになっていない…。<br />
;「ぐずぐずするな、千鳥!それとも本当に拷問されたいのか!?」<br/>「言っておくが、手加減はなしだ!これも君の言う、『あなたのためを思って』のもの!言わば、愛のムチだ!」<br/>「それならば、俺はどこまでも残酷になれる!君を奪ったソフィアが、泣いて許しを請おうが俺は電流の出力を最大にする!」<br/>「その後は、器具を使い…」<br />
:『V』第50話より、かなめを取り戻すためなら拷問でもエクソシストでも何でもやると豪語した際の具体的な拷問の内容。もちろん、この後目覚めたかなめにツッコミを入れられる。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[Rk-92 サベージ]]<br />
:カシム時代の頃から(正確には初期型のRk-91だが)長年乗り続けた機体。作中も『戦うボーイ・ミーツ・ガール』で搭乗している。ちなみに、作中で初めて搭乗した機体はサベージの前身であるRk-89シャムロック(SRW未登場)であるとされていたが、途中で設定変更されRk-91となった。<br />
;[[M9 ガーンズバック]]<br />
:[[ミスリル]]に入ってからの搭乗機。アニメでも第1話で搭乗している。<br />
;[[ARX-7 アーバレスト]]<br />
:本編前半の搭乗機。ただし最重要機密かつ不安定な機体だったため、作戦によってはM9も使用している。<br />
;[[サベージ (クロスボウ)]]<br />
:『燃えるワン・マン・フォース』にて搭乗。AS闘技場チーム「クロスボウ」によりカスタマイズされた白い初期型のサベージ。<br />
;[[M6 ブッシュネル|M6A3 ダーク・ブッシュネル]]<br />
:原作にてアーバレストを失っていた時期、敵地潜入のため使用。M6A3はSRW未登場。<br />
;[[ARX-8 レーバテイン]]([[ARX-8 レーバテイン 緊急展開ブースターXL-3装備]])<br />
:本編後半に搭乗したアーバレストの後継機。<br />
;[[ボン太くん]]<br />
:遊園地「ボン太くんランド」(「[[フルメタル・パニック?ふもっふ|ふもっふ]]」では「ふもふもランド」)のマスコットキャラクターの着包みを改造した強化服。<br />
:上述のように'''盗品を改造した物'''なのだが、スパロボシリーズではミスリルが開発した、あるいは宗介がボン太くんの着ぐるみを購入して改造した設定の作品もある。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*原作者・賀東招二氏によると、宗介のモデルは『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の主人公、[[キリコ・キュービィー]]との事。両者とも干し肉が好物で酒が苦手であり、飲酒した際の反応も似通っている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
{{DEFAULTSORT:さから そうすけ}}<br />
[[Category:登場人物さ行]]<br />
[[Category:フルメタル・パニックシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9&diff=339134
ゴジラ
2019-10-14T06:43:39Z
<p>210.155.61.242: /* サイズ */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Godzilla]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|ゴジラ対エヴァンゲリオン}}<br />
*ゴジラ2000 ミレニアム(原作)<br />
*ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(原作)<br />
| デザイン = {{キャラクターデザイン|西川伸司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br>[[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 怪獣<br />
| 異名 = '''怪獣王'''<ref>初代ゴジラの呼び名は「水爆大怪獣」。 [[英語|外国語]]表記だと「'''King of the Monsters'''」である。</ref> <br />
| 身長 = [[身長::55 m]](身長)<br />[[全長::122.5 m]](全長)<br />78 m(尻尾の長さ)<br />
| 体重 = [[体重::25000 t]]<br />
}}<br />
<br />
'''ゴジラ'''は『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』に登場する生物。<br />
<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラおよび補足を兼ねて、初代ゴジラについても記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
言わずと知れた無敵の大怪獣王。黒い皮膚に覆われ突き出た背びれと二足歩行の恐竜のような外観が特徴。歩行速度は時速40km(作品によって異なる)。[[必殺武器|必殺技]]は、放射能を多量に含んだ青い火炎を口から吐き出す「放射熱線」<ref>作品制作時期によって変化しており、「放射能火炎」「放射火炎」等の呼称だった時期もある。平成VSシリーズ以降はほぼ「放射熱線」とされており、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』でもこの表記で採用。</ref>で、あらゆる存在を一撃で粉砕し、破壊し、消滅せしめ、蹂躙し尽くす。<br />
<br />
作品によって設定は異なるが、人間の核実験による突然変異で誕生した怪獣で、体内に原子炉を持つとされ、核物質をエサとしている。また、特殊な細胞(これも作品によって異なるが、G細胞と呼ばれる事が多い)により、多少の傷を受けても数時間で再生する。原作中では良くも悪くもその生態、強さに魅せられるキャラクターも多く、生態を理解、研究しようとする者もいれば、倒そうと躍起になって、挙句最後は壊れてしまう者までいる。<br />
<br />
シリーズにおいて多くの個体が登場し、1954年公開の初代、『ミレニアム』『メガギラス』のゴジラ(通称:ミレゴジ)等がある。各設定や外観にもかなりの相違点があるが、ほとんどの作品において基本は「[[西暦]]1954年にゴジラが目覚めて日本が襲撃された」という設定が根幹に置かれている。<br />
<br />
=== ゴジラ2000 ミレニアム ===<br />
1954年に出現した初代ゴジラとは別個体となるゴジラで緑色の体色と紫がかった色の鋭く尖った背びれが特徴。[[日本]]にたびたび上陸し、劇中では北海道根室や茨城県東海村、東京都[[新宿]]を襲撃している。<br />
<br />
体細胞に強力な[[再生]]能力を持つ物質「オルガナイザーG1」を含んでおり、[[宇宙人]]ミレニアンはこれを体内に取り込むものの制御できず、怪獣オルガへと変貌してしまう結果となった。<br />
<br />
なお、当作品および『メガギラス』におけるゴジラは身長が55mと初代および二代目に近くなっているが、これは「ゴジラ」の[[異名|愛称]]で知られる野球選手・松井秀喜氏の読売巨人軍所属時代の背番号「55」から取られたものである。その松井秀喜氏は「ゴジラ×メカゴジラ」で本人そのままという役でゲスト出演した。<br />
<br />
=== ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 ===<br />
'''風貌は前作『ミレニアム』とほぼ同じだが、1954年に出現した初代ゴジラと同一個体とされている'''<ref>そのため、回想となる1954年に出現したゴジラの最初の襲撃シーンは、一部場面が新撮されている。</ref>。<br />
<br />
その後、ゴジラは1966年と1996年にも出現。日本の首都が[[東京]]から[[大阪]]へと移り、[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]も原子力発電を永久放棄し代替としてプラズマエネルギーの開発を行うようになる等、影響を強く与えている。<br />
<br />
2001年に小笠原海溝で活動を再開し、[[自衛隊]]の新兵器実験により出現した怪獣メガギラスとお台場で激戦を繰り広げる。<br />
<br />
== 初代ゴジラ ==<br />
1954年に人類の前に現れた最初のゴジラ。名前は太平洋上に浮かぶ孤島「大戸島」に伝わる伝説の怪物「'''呉爾羅'''」から取られている<ref>東宝公認のアンソロジー『THEゴジラCOMIC』に収録された近藤豊(現:近藤ゆたか)氏の短編[[漫画]]『元禄大戸島異聞』において、江戸時代を舞台に芹沢大助博士の先祖である浪人が「呉爾羅」と戦うエピソードが描かれたことも。</ref>。海底に潜んでいた太古の怪獣であり、水爆実験の影響により目覚め大戸島へと現れる。その後、東京湾へ現れ二度にわたり日本本土へ上陸。防衛隊の攻撃や5万ボルトの高圧電流をものともせず、[[東京]]の中心部を蹂躙し尽し、焦土へと変える<ref>特に、「[[日本]]の政治の中枢である国会議事堂がゴジラによって破壊されてしまう」場面は有名。以降のゴジラシリーズ作品においても、国会議事堂や東京タワー等、「著名な建造物がゴジラによって破壊される」事が半ばお約束になっている。ただし、意外にも東京タワーは全シリーズを通して一度(ゲスト出演を入れると二度)しかゴジラに破壊されたことがない。なお、そのシリーズ唯一の作品である『東京SOS』の[[世界観]](前作の『×メカゴジラ』を含む)では過去にモスラにも破壊されているため、東京タワーの破壊は最低でも二度目である。</ref>。<br />
<br />
ゴジラによる被害に心を痛めていた[[科学者・技術者|科学者]]・芹沢大助博士は周囲の人物の[[説得]]により、自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」の使用を決意。海底に潜伏している時に芹沢博士にオキシジェン・デストロイヤーを使用され、身体を溶かされ死亡する<ref>オキシジェン・デストロイヤーが使用された場所は『ゴジラ』(1954)では東京湾なのだが、劇中では明言されていなかったので、機龍二部作では手塚昌明監督のこだわりによって房総半島沖に変更されている。</ref>。<br />
<br />
最後に古生物学者である山根恭平博士の'''「あのゴジラが、最後の一匹だとは思えない。もし、水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れて来るかもしれない…」'''という言葉で映画は締めくくられる。そしてその言葉通り、様々な世界(後のシリーズ作品)において新たなゴジラが現れる事となった。<br />
<br />
なお、この頃は白黒映画という事もあってか青い放射火炎ではなく、あくまでも高温の息という設定であり「白熱光」と呼ばれていた。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:コラボ企画『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』名義で期間限定イベント「G迎撃作戦」に参戦。スパロボの歴史上超生物の登場は珍しい事ではないが、まさかの'''[[未参戦作品/一覧|特撮作品からの初となる参戦]]'''という事で話題となった。<br />
:なお、当企画に登場するゴジラは1984年から1995年にかけて展開された平成VSシリーズのゴジラ(俗に言う四代目)が主だが、本作品では『ミレニアム』『メガギラス』に登場するゴジラ(ミレゴジ)となっている」<ref>ただし、熱線の色はミレゴジと違い青色であり、さらに各種効果音(熱線を放つ際の「ボンッボボボンッ」とストロボのような効果音等)は機龍二部作のものが使われており、ミレゴジと機龍ゴジのハイブリッド、もしくは背びれをミレニアムカラーに変えた機龍ゴジである可能性もある。</ref>。[[咆哮]]('''何と、ゴジラの甲高い鳴き声がサウンドエフェクトとして再現されている''')を発する際の会話テキスト部ではアニメ調のキャラクターイラストで描かれており、非特撮作品と共演する上での違和感は少なくなっている。<br />
:イベントシナリオでは機龍やEVAだけでなく、[[マジンガーZ]]や[[機械獣]]軍団をも相手取り、怪獣王としての圧倒的な力を見せつけている。また、[[冬月コウゾウ|冬月]]の発言から、本イベントの[[世界観|世界]]でも「45年前に初代ゴジラが[[日本]]を襲撃し、芹沢博士のオキシジェン・デストロイヤーによって葬られた」事が判明している。<br />
:ちなみに、本作品では'''(怪獣であるのにも関わらず)ゴジラを並み居るスーパーロボットに混じらせる形で味方として使用する事が可能'''になっている。性能は無償報酬ユニットという事もあり[[HP]]が飛び抜けて以外はSSRユニットとしては控えめで、運動性はかなり低めとなっている。基本は、下記のスキルを活かす形で火力を伸ばす事になる。ちなみに、'''純粋な生物(怪獣)なのに[[改造]]に対応している'''。<br />
:アタッカーの中では移動速度が「超低速」と鈍足で、パーツスロットが無く[[強化パーツ]]を一切装備できないためフォローも難しい(他ユニットのアビリティや戦艦スキルによるバフ頼り)。お約束の宇宙適応だが、さすがに活動はできるとはいえ「B」である。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
<!-- === [[能力]]値 === --><br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[不屈]]、[[咆哮]]、[[憤怒]]'''<br />
:ゴジラの特徴をよく表現したラインナップ。ちなみに「咆哮」「憤怒」は、それぞれ「挑発」「魂」と同一の効果を持つゴジラ専用のものである。余談だが、「憤怒」はその後[[神崎すみれ|とあるキャラクター]]にも実装された。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;格闘<br />
:生身の怪獣なので、必然的に肉弾戦を行う事が多い。主にパンチや噛みつき、踏みつけや尻尾を使う。<br />
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では、「尻尾」が通常武器として採用。<br />
;放射熱線<br />
:ゴジラの最大の特徴と言える攻撃方法。口から摂氏10万度を超える熱線を放射する。放射の際に背びれが発光する事で有名。絶大な威力を誇る一方で命中精度も高く、飛行する敵を撃ち落とすなど、対空防御で使用されることもしばしば。<br />
:作品ごとの設定の変化、あるいは作中での使用状況により、いくつもの熱線のバリエーションがある。例として熱線として放射せずに体内で炸裂させる、通称「体内放射」が近接戦時の切り札として用いられている。通常攻撃の手段として多用することもあれば、消耗が激しいためにここぞという時の必殺攻撃として温存していることもある。<br />
:『X-Ω』では、必殺技として採用。ちなみに、『X-Ω』に登場するデザインのゴジラ(ミレゴジ)は原作では赤い熱線を吐いているが、本作では青い熱線となっている。他作品での赤い熱線は青い熱線よりも更に強力な切り札となっている場合もある。<br />
<br />
=== [[アビリティ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:<br />
:{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! アビリティ名 !! 効果<br />
|-<br />
! 本土上陸<br />
| 敵エリア内でクリティカル率アップ<br />
|-<br />
! 怯まぬ意志<br />
| 状態異常中に攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|-<br />
! 絶対なる強敵<br />
| 7回ダメージを受けるごとに攻撃力アップ<br />
|-<br />
! 怪獣王<br />
| HP1/2以下で、攻撃力、クリティカル率大アップ<br />
|}<br />
:原作での攻撃を受ける度に怒り狂う[[性格]]がモロに反映されており、何をやっても攻撃力がガンガン上昇。終いには、「[[魂]]」が常時かかっているような状態になってしまう。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]・[[海]]・[[宇宙]]<br />
:歴代を通じて泳ぎは達者で、長時間の潜水も可能(中にはエラ呼吸能力まで持った個体も存在し、マントルの中さえ移動する事が可能だった個体もいる)。<br />
:基本的に島国[[日本]]を舞台とするゴジラ作品においては、人類側や敵怪獣との海上・海中戦も頻繁に描かれている。昭和シリーズでは、戦いを終えたゴジラが海へと帰っていくラストシーンも定番だろう。<br />
:また、ゴジラは真空の宇宙空間でも活動可能なので、「あらゆる環境で生息可能な完全生物」と言える。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;L<br />
:[[全長一覧|身長]]55m(ミレゴジ設定)なので、このサイズ。<br />
:余談だが、超高層ビルが林立している現代社会では身長55mだと「低く」見えてしまうため、中にはゴジラの身長が80mや100m等に設定されている作品も存在している。<br />
:シリーズ最大サイズはアニメ映画版『GODZILLA』3部作に登場するゴジラ・アースの300メートル以上と、他シリーズのゴジラと比べても群を抜く巨体を誇る。これは他シリーズで誕生の1954年から生き延びた設定でも50年程度が最長であったのに対し、アニメ3部作では2000年もの間生き延びた結果であるというのが理由。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;芹沢大助<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場する[[科学者・技術者|科学者]]。第二次世界大戦で[[医療・病障害|負傷した]]右眼に眼帯を着用している。<br />
:最初のゴジラを自身が開発した水中酸素破壊剤「オキシジェン・デストロイヤー」によって抹殺したが、オキシジェン・デストロイヤーが[[核ミサイル|核兵器]]に代わる新たな兵器として利用される事を恐れ、設計図など関連する[[資料]]を全て破棄。最期は、自身がゴジラと運命を共にする事でオキシジェン・デストロイヤーに関する全ての情報を闇へと葬った<ref>ゴジラに対して明確な形で勝利した経緯を持つ故か、芹沢大助博士は[[ドリームキャスト]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『ゴジラ・ジェネレーションズ』において(何故か巨大化して)[[隠し要素|隠しキャラクター]]'''「ジャイアント芹沢博士」'''として登場する。なお、このゲームソフトでは「潜水服を身に纏い、眼帯から発射する怪光線や両手に持ったオキシジェン・デストロイヤーの容器から発する[[ビーム兵器|ビーム]]で街を破壊する」というVS最後の敵でオキシジェン・デストロイヤーの化身ともいえる怪獣デストロイアもびっくりな[[ギャグイベント|笑撃的な]]彼の姿を見る事が出来る。</ref>。<br />
;山根恭平<br />
:『ゴジラ』(1954)に登場した生物学者で、ゴジラの名付け親。<br />
:多くの人々がゴジラを倒す事に躍起になる中で、「水爆に耐えられる、ゴジラの生態を調べるべきだ」と主張して学者の本分を貫こうとする。ラストシーンの名台詞は、あまりにも有名。<br />
:なお、[[続編]]『ゴジラの逆襲』にも登場する。<br />
;[[自衛隊]]<br />
:[[日本]]が抱える事実上の戦力。(「防衛隊」名義等を含めて)ゴジラシリーズ作品においても度々登場する。<br />
:単なる[[やられメカ|やられ役]]として登場する場合もあるが、一部作品では独自に開発した超兵器や知恵を駆使してゴジラとも互角に渡り合う。ゴジラにとって「(怪獣以外の)[[ライバル|好敵手]]」と言うべき存在である。<br />
:<br />
;[[家城茜]]<br />
:『ゴジラ×メカゴジラ』に登場する特生自衛隊員。彼女が操作する[[3式機龍|メカゴジラ]]と戦いを繰り広げた。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
;[[碇シンジ]]、[[綾波レイ]]、[[式波・アスカ・ラングレー]]<br />
:『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』と『[[X-Ω]]』イベント「G迎撃作戦」において共演、対決する。<br />
;[[野原しんのすけ]]<br />
:『シン・ゴジラ』とのコラボ企画により『[[クレヨンしんちゃん]]』で共演。巨大化したゴジラと戦った。<br />
;[[兜甲児]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」ではゴジラ迎撃作戦の一員として参戦し、ゴジラに挑む。<br />
;[[Dr.ヘル]]、[[あしゅら男爵]]<br />
:『X-Ω』イベント「G迎撃作戦」では過去に[[バードス島]]に上陸し[[機械獣]]軍団を壊滅寸前に追い込んでいる為彼等との間にも浅からぬ因縁があり、ゴジラを捕獲して[[機械獣]]に改造せんと目論むが、ゴジラに手を出したばかりに想像を絶する悪夢を見るハメに…。<br />
:余談だが、ゴジラシリーズ原作においては[[シュウ・シラカワ|ゴジラを自分達の野望や欲望のために操ったり]][[キリコ・キュービィー|支配しようと企んだ侵略者・悪人達は]][[死亡フラグ|ほぼ全員死亡しており]]、命までは失わずに済んだだけでも、彼らは運が良かったと言えるかもしれない。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
当頁では、『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』に登場するミレニアム版ゴジラに関するものについて記述する。<br />
;対オルガ戦(ゴジラ2000 ミレニアム)<br />
:[[地球]]征服を企む[[宇宙人]]ミレニアンは、[[再生]]能力を持つゴジラの体内の物質「オルガナイザーG1」を吸収して実体化を果たす。しかし、オルガナイザーG1はゴジラ以外に制御しきれる代物ではなく、ミレニアンは「オルガ」という怪獣と化してしまう。<br />
:オルガはゴジラから攻撃を加えられても怯まず、ゴジラのオルガナイザーG1を更に吸収して外見を変化させていき、大きな口を開けてゴジラを呑みこまんとするも、ゴジラの放射熱線を体内で吐かれてしまい、オルガは爆散した。<br />
:こうして、オルガ(ミレニアン)を倒し、人類側の兵器も一切通用しないゴジラは、大暴れを続けて[[東京]]を次々と火の海にしていく…。<br />
;対メガギラス戦(ゴジラ×メガギラス G消滅作戦)<br />
:Gグラスパーが東京都品川区・お台場に出現したゴジラをブラックホール砲「ディメンション・タイド」で葬り去る「G消滅作戦」を実行せんとした時、渋谷区を破壊した巨大トンボ型怪獣「メガギラス」が飛来する。<br />
:ゴジラは、[[飛行]]するメガギラスが放つ超高周波や尻尾の針に苦しめられてダウンしてしまう。しかし、再び起き上がったゴジラはメガギラスの攻撃を[[見切り]]、ジャンピング・ボディプレスを仕掛ける等して反転攻勢の構えを見せる。そして、ゴジラはメガギラスの尻尾の針を噛み砕き、[[トドメ演出|トドメ]]に熱線を二度も放ってメガギラスを撃破した。<br />
:なお、メガギラスを倒したゴジラは渋谷区に侵入して暴れ続けるが、Gグラスパーの面々の[[努力|尽力]]によってディメンション・タイドの発動に成功。遂にゴジラはこの世から消滅した…かに思われた。後日、渋谷区内のとある小学校において[[咆哮]]するゴジラの姿が目撃されている。<br />
<br />
== 関連怪獣 ==<br />
多くの怪獣が登場しているが、ここではイベントに登場する怪獣を解説する。<br />
;メカゴジラ([[3式機龍]]、[[3式機龍乙型]])<br />
:ゴジラを模したロボット怪獣。メカゴジラ自体は、モスラやキングギドラ等と並んでゴジラの[[ライバル]]として扱われることが多い。初代メカゴジラは[[宇宙人]]が作った侵略兵器だが、それ以降の作品ではアニメ映画版を除けば人類が作った対ゴジラ用迎撃兵器。<br />
:なお、機龍はメインフレームに初代ゴジラの骨を利用している生体兵器でもある<ref>ただし、1954年版ではゴジラは骨ごと跡形もなく溶け去っているため、[[並行世界|パラレル設定]]となっている。</ref>。<br />
;オルガ<br />
:『ゴジラ2000 ミレニアム』に登場した怪獣。ゴジラの遺伝子がその誕生に大きく関わっており、そのためか外観に少なからずゴジラとの相違が見られる。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『ゴジラ』(1954年11月3日公開)という特撮映画作品が生まれた経緯の一つとして、1954年3月1日にビキニ環礁で米軍が行った水爆実験に、[[日本]]のマグロ漁船第五福竜丸がそれに巻き込まれて乗組員達が被爆した事件から着想を得ており、ゴジラシリーズには'''「[[核ミサイル|核兵器]]へのアンチテーゼ」'''というテーマが内包されている。<br />
**そのため、一時期「様々な悪の怪獣から[[地球]]を守る[[正義]]の怪獣」として描かれたゴジラに反発する視聴者も多かった。<br />
*ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏には、「巨大怪獣であるゴジラを演じる際の役作りをする為に、動物園に通って様々な動物の動きを観察した」という逸話が存在している。<br />
**中島氏は、「動物園で象等の巨大生物の動きを観察した結果、彼等が足の裏を見せない摺り足で歩行している事に気付きました。それは、ゴジラを演じる際の参考になりましたね」と述懐している。ちなみに、初代ゴジラの着ぐるみは重さが100kg以上もあったので、摺り足は体力の消耗を抑える効果もあった。<br />
*1954年に誕生したゴジラシリーズは、半世紀以上に渡って展開された長寿シリーズであり、特撮作品のみならず多方面において多大な影響を与えている。『[[機動警察パトレイバー]] アーリーデイズ』等、パロディが行われた作品も非常に多い。<br />
**特に『[[ゾイドシリーズ]]』ではヘリック共和国のゴジュラス&ゼネバス帝国の[[デスザウラー]]、と両陣営の切り札が揃ってゴジラモチーフという強烈な絵面を見せている(前者に至っては名前からしてギリギリである)。<br />
**映画配給が同じ『[[クレヨンしんちゃん]]』においては『爆発!温泉わくわく大決戦』と『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』ではゴジラの音楽(両作品)、ゴジラの鳴き声(爆発!温泉わくわく大決戦のみ)や『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』においてはゴジラの名前の由来となったゴリラとクジラを逆につないだ「クリラ」が出る等、多くのパロディが行われた。<br />
***しかも、2016年に公開された『シン・ゴジラ』とのコラボレーションの一環である「しんちゃん対シン・ゴジラだゾ」(2016年7月22日放送分)および『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』よりも先にコラボレーションを行っていた。<br />
*頭部は[[ジェノブレイカー|ティラノサウルス]]、背鰭は[[ゴウザウラー|ステゴサウルス]]、身体は草食恐竜イグアノドンと、以上の三種類の恐竜をモチーフとしている。<br />
*名前は、'''ゴリラとクジラを混合した造語「ゴジラ」から命名された'''のであるが、英語名での綴りから海外では「GODZILLA(ガッズィーラ)」と発音を間違われてしまう事も多い。この事は米国で製作された1998年の映画『GODZILLA』(通称:エメゴジ、『ファイナルウォーズ』では「ジラ」名義で登場)でもネタにしている。なお、『ギャレゴジ』に出演した渡辺謙は、ガッズィーラと発音して欲しいとギャレス・エドワーズから依頼されたが断固拒絶し、あくまでもゴジラと発音している。<br />
*'''ゴジラの鳴き声は、「コントラバスの弦を使用して出した音を加工・編集して作っている」'''との事。<br />
**ちなみに、モノクロ作品である第1作目『ゴジラ』(1954)および第2作目『ゴジラの逆襲』におけるゴジラの鳴き声は、重低音であった。そして、カラー作品である第3作目『キングコング対ゴジラ』以降の作品におけるゴジラの鳴き声は、現行の甲高いものになっている。<br />
*実は、ゴジラは『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』の源流となった[[コンパチヒーローシリーズ]](『バトルサッカー フィールドの覇者』『バトルベースボール』)への参戦経験が有り、同じく日本を代表する特撮作品『ウルトラマン』『仮面ライダー』とも共演している<ref>ちなみに、『ウルトラQ』ではゴジラの着ぐるみが「古代怪獣ゴメス」の改造元となり、『ウルトラマン』には'''ゴジラの着ぐるみに襟巻きを付けた「エリ巻き恐竜ジラース」'''として出演している。ついでに言うと、ゴメスおよびジラースを演じた役者は、ゴジラの初代スーツアクターである中島春雄氏。</ref>。<br />
*岩波書店が発行している日本語国語辞典'''『広辞苑』(第6版)には、「ゴジラ」が見出し語として載っている'''。<br />
*元プロ野球選手・松井秀喜氏のあだ名にもなっており、映画「ゴジラ×メカゴジラ」では松井氏本人が登場し、共演を果たしている。<br />
*1997年に登録されたコエロフィシス科の恐竜は成体の大きさが推定6.5mと同時代の肉食恐竜としては最大級のサイズだったため、発見者のケネス・カーペンター博士により「'''ゴジラサウルス'''(Gojirasaurus quayi)」と命名された。実在する恐竜の学名に日本の怪獣が名付けられた例は現時点では本種のみである(恐竜に限定しない場合は、1993年記載の白亜紀前期の絶滅カメ「シネミス・ガメラ」が存在する)。<br />
*『ギャレゴジ』の公開に合わせてBSプレミアムで放映された特番では、「あなたにとって、ゴジラは何ですか?」という質問に対し東宝スタッフの多くが'''「ゴジラは[[神]]である」'''と答えている。<br />
**『ゴジラ』(1954)の監督を務めた本多猪四郎氏も、1984年版(通称:84ゴジラ)を制作する際に残したメモにゴジラを'''「神が遣わした聖獣」'''と記しており、東宝ではゴジラが神格化されている事が伺える。<br />
***『X-Ω』における[[バードス島]]が蹂躙されたシーンで[[Dr.ヘル]]がゴジラを'''「海神」'''と呼んでいる事から、SRWでは東宝スタッフの見解を採用していると思われる。<br />
*2018年には、『[[ガンダムシリーズ]]』とコラボレーションしたイラストが公開されている。これは同年11月にアニメ版ゴジラ三部作の最終章『GODZILLA 星を喰う者』と『[[機動戦士ガンダムNT]]』が公開され、両作品とも金色の存在(高次元怪獣ギドラとユニコーンガンダム3号機[[フェネクス]])が重要なカギを握る、ということで実現した企画である。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== 映像ソフト ===<br />
<amazon>B00ISOKPYG</amazon><amazon>B00ISOBUY0</amazon><amazon>B00ISOMLSY</amazon><br />
=== フィギュア ===<br />
<amazon>B01C6WCWXC</amazon><amazon>B00EVEMMRU</amazon><amazon>B00OXRLI8O</amazon><br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こしら}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:ゴジラシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0_G%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%82%B9%E3%82%BF&diff=337105
ガンダム Gのレコンギスタ
2019-09-29T07:12:30Z
<p>210.155.61.242: /* VXT三部作 */</p>
<hr />
<div>{{登場作品概要<br />
| 読み = <br />
| 外国語表記 = <br />
| 原作 = 矢立肇<br />富野由悠季<br />
| 著者 = <br />
| 作画 = <br />
| 挿絵 = <br />
| 総監督 = 富野由悠季<br />
| シリーズ構成 = <br />
| 脚本 = 富野由悠季<br />
| キャラクターデザイン = 吉田健一<br />
| メカニックデザイン = 安田朗<br />形部一平<br />山根公利<br />
| 音楽 = 菅野祐悟<br />
| 制作 = サンライズ<br />
| 放送局 = TBS系(アニメイズム枠)<br />
| 配給元 = <br />
| 発売元 = <br />
| 掲載誌 = <br />
| 出版社 = <br />
| レーベル = <br />
| 配信元 = <br />
| 放送期間 = 2014年10月3日 - <br />2015年3月27日<br />
| 公開日 = <br />
| 発売日 = <br />
| 発表期間 = <br />
| 刊行期間 = <br />
| 配信開始日 = <br />
| 話数 = 全26話<br />
| 巻数 = <br />
| シリーズ = [[ガンダムシリーズ]]<br />
| 前作 = <br />
| 次作 = <br />
| 劇場版 = <br />
| アニメ版 = <br />
| 漫画版 = <br />
| 小説版 = <br />
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦X]]<br />
| 初クレジットSRW = <br />
| 備考 = <br />
| その他 = <br />
}}<br />
『'''ガンダム Gのレコンギスタ'''』はサンライズが制作したテレビアニメ。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[ガンダムシリーズ]]の一作で、富野由悠季監督が『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』や『リング・オブ・ガンダム』以来に制作した富野作品。短編小説の『はじめたいキャピタルGの物語』を雛型としている。シリーズ及び富野作品では初の深夜枠で放送された作品となる。<br />
<br />
本作の舞台は「リギルド・センチュリー」という年号が使われるR.C.1014年で、[[宇宙世紀]]の延長線上にあり、宇宙世紀から1000年以上後、『∀ガンダム』より前(富野監督曰く『∀』より後という説もある)にあたる設定がされている。作中には実際に宇宙世紀の[[モビルスーツ|MS]](発掘・放棄されたもの)や名称が登場する。<br />
<br />
富野監督が全話の脚本を直接担当しており、そのためか歴代シリーズや富野作品の中でも特に「富野節」の効いた台詞が多い。<br />
<br />
ほとんどのキャラクターたちが派閥のようなものに分かれて属しており、同じ組織内であっても派閥同士が利権がらみで相争う群像劇の作風を持つ。そのうえ、各派閥はその時の損得に応じて主人公たちの敵になったり味方になったりめまぐるしく立場を変えるのが特徴。ただし、ドロドロした策謀劇のようなノリは皆無。むしろ「敵味方がはっきりわかれていないということは、キャラクター間での憎しみやしがらみも薄い」ということから、どこか牧歌的な「白富野」な作風となっている。<br />
<br />
全5部作による劇場版の企画が進行中で、2019年に第1部「行け!コアファイター」が公開される。<br />
<br />
== 登場人物 ==<br />
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/X]]<br />
<br />
=== 主要人物 ===<br />
;[[ベルリ・ゼナム]]<br />
:本作の主人公。キャピタル・ガード候補生。<br />
;[[アイーダ・スルガン]]<br />
:本作のヒロインの1人。アメリア総監の娘。<br />
;[[ラライヤ・マンディ]]<br />
:本作のヒロインの1人。記憶喪失の少女。<br />
;[[ノレド・ナグ]]<br />
:ベルリの友人。チアリーディング部所属。<br />
;ノベル<br />
:[[ハロ]]に似たハロビーと呼ばれる小型ロボ。<br />
<br />
=== キャピタル・テリトリィ ===<br />
;ウィルミット・ゼナム<br />
:キャピタル・タワーの運行長官。ベルリの母。<br />
;[[クンパ・ルシータ]]<br />
:キャピタル・ガード調査部の大佐。<br />
;デレンセン・サマター<br />
:キャピタル・ガード養成学校の教官。<br />
;[[ケルベス・ヨー]]<br />
:キャピタル・ガード養成学校の教官。<br />
;ルイン・リー<br />
:キャピタル・ガード候補生。ベルリの先輩。<br />
;[[マスク]]<br />
:バイザーで顔を隠したMSパイロット。<br />
;[[バララ・ペオール]]<br />
:マスクの部下の女性MSパイロット。<br />
;[[マニィ・アンバサダ]]<br />
:アーミィに入隊したノレドの友人。<br />
;[[キャピタル・アーミィ兵]]<br />
:<br />
<br />
=== アメリア ===<br />
;グシオン・スルガン<br />
:アメリア軍の総監。アイーダの父。<br />
;[[クリム・ニック]]<br />
:アメリア軍のエースパイロット。<br />
;[[ミック・ジャック]]<br />
:アメリア軍の女性MSパイロット。<br />
;カーヒル・セイント<br />
:メガファウナのMSパイロット。<br />
;[[ドニエル・トス]]<br />
:戦艦メガファウナの艦長。<br />
;[[副長 (Gレコ)|副長]]<br />
:メガファウナの副長。<br />
;[[ステア]]<br />
:メガファウナの操舵士。<br />
;[[ギゼラ]]<br />
:メガファウナのブリッジチーフ。<br />
;[[ハッパ]]<br />
:メガファウナの天才メカニック。<br />
<br />
=== トワサンガ ===<br />
;[[ノウトゥ・ドレット]]<br />
:ドレット軍を率いるドレット家当主。<br />
;[[マッシュナー・ヒューム]]<br />
:ドレット軍の女性士官。<br />
;[[ロックパイ・ゲティ]]<br />
:ドレット軍のMSパイロット。<br />
;[[リンゴ・ロン・ジャマノッタ]]<br />
:ドレット軍のMSパイロット。<br />
;[[ロルッカ・ビスケス]]<br />
:レジスタンスグループのリーダー。<br />
;[[ミラジ・バルバロス]]<br />
:レジスタンスグループのメンバー。<br />
;[[フラミニア・カッレ]]<br />
:レジスタンスグループのメンバー。<br />
;[[トワサンガ兵]]<br />
:<br />
<br />
=== ビーナス・グロゥブ ===<br />
;[[キア・ムベッキ]]<br />
:ジット団を率いるリーダー。<br />
;[[クン・スーン]]<br />
:ジット団の女性MSパイロット。<br />
;[[ジット団団員]]<br />
:<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;[[農家のお父さん]]<br />
:シャンクに乗った男性。<br />
<br />
== 登場メカ ==<br />
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/X]]<br />
<br />
=== G系統 ===<br />
;[[G-セルフ]]<br />
:本作の主役機。ベルリが搭乗するG系統MS。<br />
;G-アルケイン<br />
:アイーダが搭乗するG系統MS。<br />
:;[[G-アルケイン フルドレス]]<br />
::G-アルケインの改修機。<br />
;[[G-ルシファー]]<br />
:ラライヤが搭乗するG系統MS。<br />
<br />
=== キャピタル・テリトリィの兵器 ===<br />
;[[カットシー]]<br />
:キャピタル・アーミィの主力MS。<br />
;[[マックナイフ]]<br />
:キャピタル・アーミィの宇宙用新型MS。<br />
;[[カバカーリー]]<br />
:ジット団から提供されたG系統の最新鋭機。<br />
;[[ジーラッハ]]<br />
:ジット団から提供された大型MA。<br />
;[[ユグドラシル]]<br />
:ジット団から提供された大型MA。<br />
<br />
=== アメリアの兵器 ===<br />
;[[トリニティ]]<br />
:ジット・ラボラトリィ製のMS。<br />
;[[ダハック]]<br />
:ジット・ラボラトリィ製のMS。<br />
;[[メガファウナ]]<br />
:海賊部隊の戦艦で、ベルリ達の母艦。<br />
<br />
=== トワサンガの兵器 ===<br />
;[[モラン]]<br />
:ドレット軍の量産型MS。<br />
;[[ガイトラッシュ]]<br />
:ドレット軍の新型MS。<br />
<br />
=== ビーナス・グロゥブの兵器 ===<br />
;[[ジャイオーン]]<br />
:キアが搭乗するG系統MS。<br />
<br />
=== その他のメカ ===<br />
;カシーバ・ミコシ<br />
:フォトン・バッテリー輸送用の航宙艦。<br />
;クレッセント・シップ<br />
:巨大な惑星間航行用輸送船。<br />
;フルムーン・シップ<br />
:クレッセント・シップの準同型船。<br />
<br />
== 用語 ==<br />
;リギルド・センチュリー<br />
:本作での年号で、略称は「R.C.」。「リギルド」は「再鍍金」を意味し、忌まわしき[[宇宙世紀]]の[[黒歴史|歴史を闇に葬る]]事も意味している。物語の開始は宇宙世紀から1000年以上が経過したR.C.1014年。<br />
;クンタラ<br />
:宇宙世紀末期、食糧難から人が人を食べるようになった時代に、食料として烙印を押された人々達の末裔。既に人肉食自体は「非人道的な蛮習」としてタブー視されているが、クンタラは「食糧にされるような卑しい存在」として今も差別意識が根強い。<br />
;スコード教<br />
:世界中で信仰されている宗教で、教義の根幹にあるのは下記の「アグテックのタブー」。中心地はキャピタル・タワーがあるキャピタル・テリトリィ。フォトン・バッテリーを運ぶ非武装の航宙艦「カシーバ・ミコシ」はスコード教の御神体であり、艦に対する攻撃は厳禁。<br />
;アグテックのタブー<br />
:「地球に住む者は科学技術を今以上に進歩させてはならない」というスコード教におけるタブー。もっとも、物語時での技術は宇宙世紀100年代と同等程度のものが維持されている。宇宙居住者はタブーの対象にならないが、逆に地球への帰還はタブーになる。宇宙で作られた「タブーを超えた技術製品」はスコード教が認めたものだけが地球に配給される。このタブーは、宇宙世紀の末期に暴走した科学技術と、戦争で地球が人が住めない星になりかけたことへの反省から生まれたものである。<br />
;レコンギスタ<br />
:宇宙に住み生活している人々が、地球の大地に帰還や移民を望む思想・活動・軍事作戦のこと。トワサンガのドレット軍やビーナス・グロゥブのジット団などがそれを望んでいる。<br />
;キャピタル・テリトリィ<br />
:主人公のベルリ達が住む国家。警備組織の「キャピタル・ガード」と、新設された軍の「[[キャピタル・アーミィ]]」を持つ。エルライド大陸(南米地域)に存在し、キャピタル・タワーによって繁栄している。<br />
;キャピタル・タワー<br />
:キャピタル・テリトリィの中心部にある長大な軌道エレベーター。フォトン・バッテリーの輸送施設でもある。頂上部にスコード教の聖域であるザンクト・ポルトが置かれている。<br />
;アメリア<br />
:ズッキーニ・ニッキーニを大統領とする大国。北米地域に存在し、ゴンドワンと長期間戦争中。アグテックのタブーを破り、多くの兵器を極秘開発する。なお、『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』にも同名の大陸が登場するが、関連性は不明。<br />
;海賊部隊<br />
:アメリアが諜報のため秘密裏に組織した独立部隊。宇宙海賊とも呼ばれる。主戦力は戦艦メガファウナ。ベルリやアイーダが所属し、主人公部隊として活躍することになる。<br />
;ゴンドワン<br />
:アメリアと敵対している国家。ヨーロッパ地域に存在する。本作中での出番はなく、極一部の人間がガランデンのクルーとして登場するのみに留まっている。<br />
;トワサンガ<br />
:月の裏側に存在する[[スペースコロニー]]国家。主な舞台となるのは円柱状の複合コロニー「シラノ-5」。有名な家系にドレット家やレイハントン家がある。<br />
;ビーナス・グロゥブ<br />
:金星近くの宙域に存在する[[スペースコロニー]]国家。首都は「ロザリオ・テン」。ヘルメス財団やジット・ラボラトリィの所在地で、フォトン・バッテリーの生産地。<br />
;ジット団<br />
:キア・ムベッキがリーダーを務める団体。地球に対するレコンギスタ作戦を実行しようとしている。ジット・ラボラトリィ製の新型MSやMAを多数所有する。<br />
;フォトン・バッテリー<br />
:ヘルメス財団が製造し、MSの稼働にも必須なエネルギー源。水の玉や空気の玉などと一緒に、ビーナス・グロゥブから地球へ輸送されている。地球の生活を支える重要品だが、アグテックのタブーで製造・分解・研究が禁止されている。<br />
;G系統<br />
:「ヘルメスの薔薇の設計図」という、宇宙世紀時代の設計図を元に製造された高性能な機体群の総称。この「G」は「[[ガンダムタイプ]]」が由来だとされる。<br />
;ユニバーサル・スタンダード<br />
:「R.C.」世界の兵器・メカニックの共通規格。各種機器が共通化され、例え国家や組織が違っていても、整備や[[換装]]が容易となっている。<br />
;ムタチオン<br />
:ビーナス・グロゥブに住む一部の人間に発生する遺伝子突然変異。200歳近い長寿を得ることができるものの、小人症などの副作用を引き起こす。人類が地球から離れたことが原因と考える者もおり、レコンギスタの動機の一つとなる。<br />
<br />
== 楽曲 ==<br />
;オープニングテーマ<br />
:<br />
:;「BLAZING」<br />
::作詞:メイリア、作曲:toku、編曲・歌:GARNiDERiA<br />
::第1クールOP。一部映像に第6話で未使用になったと思われる戦闘シーンが含まれている。Amazonプライムビデオ配信版では後述の「ふたりのまほう」に差し替えられている。『X』にて採用。『X』限定版では原曲も収録。<br />
:;「ふたりのまほう」<br />
::作詞:前田たかひろ、作曲・編曲:菅野祐悟、歌:May J.<br />
::第2クールOP。Amazonプライムビデオ配信版では全クールOP。『X』限定版にて原曲を収録。<br />
;エンディングテーマ<br />
:<br />
:;「Gの閃光」<br />
::作詞:井荻麟、作曲・編曲:菅野祐悟、歌:ハセガワダイスケ<br />
::全クール共通ED。『X』にて採用。『X』限定版では原曲も収録。「若者の自立へのメッセージ」が込められており、それを伝えるかのように非常に明るい曲調や前向きな歌詞、登場キャラが一斉にラインダンスを踊る場面など、本作を象徴するテーマソングとして有名。<br />
::深夜アニメの楽曲としては珍しく、ルビ付きで歌詞が表示される。<br />
<br />
== 登場作と扱われ方 ==<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X]]<br />
:初登場作品。<br />
:世界観が[[宇宙世紀]]の延長にある事からか『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』同様に、宇宙世紀シリーズのモビルスーツへの[[乗り換え]]が可能。<br />
:ストーリー上では同じ宇宙世紀のキャラクターとよく絡むなど優遇されているのだが、参戦キャラクターが原作の機体に乗せてもらえなかったり、G-セルフ、G-アルケイン以外の機体の武装が悉く2つしか無かったりなど機体面では割と不遇。<br />
:ヘルメスの薔薇は宇宙世紀シリーズの機体を出す理由として使いやすい為か、大抵は「ヘルメスの薔薇の設計図から作られた」で通されている。この辺は∀と扱いが似ている。<br />
<br />
== 各話リスト ==<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ !! 備考 !! 再現スパロボ<br />
|-<br />
| 1 || 謎のモビルスーツ || ||rowspan="2"| 初回放送時1時間SPで一挙放送 || <br />
|-<br />
| 2 || G-セルフ起動! || || <br />
|-<br />
| 3 || モンテーロの圧力 || || || <br />
|-<br />
| 4 || カットシー乱舞 || || || <br />
|-<br />
| 5 || 敵はキャピタル・アーミィ || || || <br />
|-<br />
| 6 || 強敵、デレンセン! || || || <br />
|-<br />
| 7 || マスク部隊の強襲 || || || <br />
|-<br />
| 8 || 父と母とマスクと || || || <br />
|-<br />
| 9 || メガファウナ南へ || || || <br />
|-<br />
| 10 || テリトリィ脱出 || || || <br />
|-<br />
| 11 || 突入! 宇宙戦争 || || || <br />
|-<br />
| 12 || キャピタル・タワー占拠 || || || <br />
|-<br />
| 13 || 月から来た者 || || || <br />
|-<br />
| 14 || 宇宙、モビルスーツ戦 || || OP変更 || <br />
|-<br />
| 15 || 飛べ! トワサンガへ || || || <br />
|-<br />
| 16 || ベルリの戦争 || || || <br />
|-<br />
| 17 || アイーダの決断 || || || <br />
|-<br />
| 18 || 三日月に乗れ || || || <br />
|-<br />
| 19 || ビーナス・グロゥブの一団 || || || <br />
|-<br />
| 20 || フレームのある宇宙 || || || <br />
|-<br />
| 21 || 海の重さ || || || <br />
|-<br />
| 22 || 地球圏再会 || || || <br />
|-<br />
| 23 || ニュータイプの音 || || || <br />
|-<br />
| 24 || 宇宙のカレイドスコープ || || || <br />
|-<br />
| 25 || 死線を越えて || || || <br />
|-<br />
| 26 || 大地に立つ || || || <br />
|}<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*本作と同時期に『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)の放送も開始しており、シリーズでは異例の二作品同クール放送となった。<br />
**ただし、単純な同年放送では『SDガンダムフォース』(SRW未参戦・2004年1月放送)と『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』(2004年10月放送)が先である。<br />
**また歴代ガンダムシリーズでも珍しい1期2クールになっている<ref>先に『[[ガンダムビルドファイターズ]]』が同様の1期2クールを行っている。また、上記の『ガンダムビルドファイターズトライ』も同様の1期2クールを行っている。</ref>。<br />
*富野由悠季監督がモブキャラ役として声優に初挑戦している他、アイキャッチの各キャラクターの踊りの振り付けは監督の次女である富野幸緒女史が担当している。<br />
*ほぼ同時期に放映されていた『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』にて「'''元気のG レコンギスタ'''」と書かれた栄養ドリンクの看板として登場している。<br />
*ロボットものとしては珍しく'''[[ボスボロット|コクピット内での排泄]]'''に言及しており、作中でもベルリが[[G-セルフ]]内でのコクピット内で用を足す描写があり、放送時には話題になった。<br />
**なお、この時に専用のテーマ音楽が流れるという妙な演出も用意されていた。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
=== [[Blu-ray]] / [[DVD]] ===<br />
<amazon>B00MVJU2WE</amazon><br />
<!-- === 書籍 === --><br />
<!-- === 楽曲関連 === --><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[http://www.g-reco.net/ 公式サイト]<br />
*[[GUNDAM:ガンダム Gのレコンギスタ]]<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:かんたむ Gのれこんきすた}}<br />
[[Category:富野作品]]<br />
[[Category:登場作品]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズ]]<br />
[[Category:ガンダム Gのレコンギスタ]]<br />
[[Category:ガンダム Gのレコンギスタ|*かんたむ Gのれこんきすた]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%A0&diff=337103
ウイングガンダムゼロカスタム
2019-09-29T06:49:51Z
<p>210.155.61.242: /* 余談 */</p>
<hr />
<div>{{Otheruses|『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』に登場するウイングガンダムゼロ|『[[新機動戦記ガンダムW]]』版|ウイングガンダムゼロ}}<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = ウイングガンダムゼロ<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Wing Gundam Zero]]<br />
| 別表記 = ウイングガンダムゼロカスタム<br />ウイングガンダムゼロ (EW版)<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|新機動戦記ガンダムW Endless Waltz}}<br />
| デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = 高性能実験型[[モビルスーツ]]<br />
| 生産形態 = ワンオフ機<br />
| 型式番号 = [[型式番号::XXXG-00W0]]<br />
| 全高 = 16.7 m<br />
| 重量 = [[重量::8.0 t]]<br />
| ジェネレーター出力 = 3,732 kW<br />
| スラスター総推力 = 88,150 kg<br />
| 装甲材質 = [[装甲材質::ガンダニュウム合金]]<br />
| 開発者 = [[開発::ドクターJ]]<br />[[開発::プロフェッサーG]]<br />[[開発::ドクトルS]]<br />[[開発::H教授]]<br />[[開発::老師O]]<br />
| 製造 = [[カトル・ラバーバ・ウィナー]]<br />
| パイロット = [[パイロット::ヒイロ・ユイ]]<br />
}}<br />
'''ウイングガンダムゼロカスタム'''は『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の[[登場メカ]]。同作品の主役ロボットである。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[主人公]]、[[ヒイロ・ユイ]]の搭乗機。<br />
<br />
『Endless Waltz』用にカトキハジメ氏によってTV版の[[ウイングガンダムゼロ]]をデザインし直したもので、設定上は同一の機体である。そのため本来の名前は「'''ウイングガンダムゼロ'''」。TV版との区別がややこしい為、便宜的に「~カスタム」「~(エンドレスワルツ版)」「EW版」といった名称が使われている。詳しくは[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz#ガンダムの機体名称について]]を参照のこと。<br />
<br />
大河原邦男氏がデザインしたTV版とは他の機体に比べても異なる部分が多く、トリコロールカラーから白と青を基調とした色合いに変更され、マスクもTV版とは違う。ネオ・バード形態への変形機構はオミットされた。そして、最も外見上異なる点としてカトキ氏が「『ウイングガンダム』なんだから羽がないと」という意図で、TV版の機械的な翼(ウイング・スラスター)を、[[天使・悪魔|天使]]の翼のような形状に変更した点が挙げられる<ref>カトキは1997年に刊行された学研のムック誌上で、『Endless Waltz』を視るファンへのサービスを充実させた結果だとも述べている。</ref>。<br />
<br />
移動する際には天使のような白い羽が舞い散る演出がされているが、これは2014年に発売されたプラモデルで、翼はフラクタルフェザーレイヤーストラクチャー(自己相似形状羽根積層構造)と呼ばれるナノサイズの部材の集合体で構成され、放熱・衝撃発生時に部材を羽毛のように剥離させて再編成する機能を持っていると後付けで設定された。つまり移動に際してこの翼を展開すると、'''人の目には、加速時の衝撃を受けてはがれた微小な部材の粒子の見せる一連の流れが、羽毛が舞い散るように見える'''。またこの翼は2対になっており、前方の1対である主翼(ウイングバインダー)は可動範囲が広く、機体の前面に展開する事で敵の攻撃を防御することができ、大気圏突入時のシールドとしても使用される。この主翼は地上では文字通り翼として、宇宙空間ではAMBAC作動肢として機能し、機体にトールギスを超える破格の超大推力・機動性・運動性を与える。後方の1対である副翼にも同様にバーニア・スラスターが取り付けられており、例え主翼2枚を損失したとしても飛行能力を失う事はない。<br />
<br />
劇中では[[張五飛]]の駆る[[アルトロンガンダムカスタム|ナタク]]と激闘を繰り広げ海に墜落する。最後は大統領府のシェルターをツインバスターライフルにより破壊するが、中破した状態の本機はサーペントの集中攻撃とツインバスターライフルの反動により大破した。<br />
<br />
コミック版では、TVシリーズと『Endless Waltz』をつなぐストーリーとして描かれた『新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST』でEW版のデザインが採用されている。そして本編に新設定を盛り込む形で描かれた『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』ではまずTV版ゼロの外見を持つ「ウィングガンダムプロトゼロ」が登場。TV版同様に搭乗したトラント・クラークがゼロシステムにより錯乱して自爆したプロトゼロはシールドと外装パーツを失った状態で[[ハワード]]達に回収される。この「プロトゼロ」を改修したものがEW版ゼロであるとされた。改修も2度行われており、1回目はハワードらが当時支援していた[[ゼクス・マーキス]]の乗機[[トールギス|トールギスF]]に代わる機体として、外装フレームを新造し、ウイングスラスターはトールギスFが装備していたウイングバインダーのデータを基に新たにウイングバインダーを製造して完成させたが、その際に原作アニメ同様プロトゼロが持っていたバード形態への変形はオミットされていた。2度目の改修時にシールドを新造するなどして'''バード形態に変形させることが出来る'''<ref>変形プロセスはTV版ゼロとは若干異なり、[[ウイングガンダム (EW版)]]に近い。</ref>ようになった。この機体はアニメの『Endless Waltz』での設定から、胸部デザインがプロトゼロの形状とラインを取り入れたものへと変更されているため、厳密な意味ではデザインが同一ではないが、「アニメ本編に登場する本機が変形しなかったのは、シールドを持っていなかったためだった」という解釈も可能である。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
シリーズを通して、全体的に高い機体性能を持っている。旧シリーズ等ではTV版ウイングゼロとは別機体でウイングゼロの上位機種的な役割だった。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:初登場作品。他の『EW』版の機体よりも先駆けて登場した。終盤、ポセイダルルートにて[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]を仲間にした場合、[[トロワ・バートン|トロワ]]が改造用のパーツを持ってきて、改造を行うを選ぶと本機に改造される。実質使用できるのたったの3話のみだが、単純なスペックは歴代最高クラスで、味方ユニットの中でも飛びぬけた[[運動性]]とスーパー系以上の[[HP]]と[[装甲]]を持ち、さらに[[強化パーツ]]スロットが3つもある強力な機体。パイロットに「[[集中]]」と「[[鉄壁]]」を覚えるヒイロを乗せると反撃戦法が強力。その性能の高さに「[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を乗せられたら」と思ったプレイヤーもいたようだが、[[ニュータイプ]]至上主義な同作において、能力的に不遇なW系パイロットはこのレベルの機体でないとまともに運用できないのも事実である。武装は、ツインバスターライフル(通常版)をフル[[改造]]すると、自機中心型[[マップ兵器]]のツインバスターライフル2(=後のローリングバスターライフル)が追加される。Wゼロ同様、当時はツインバスターライフルの表記が'''ツインバスタービームライフル'''だった。<br />
:同作のグラフィックはカメラ目線であった為、当時の[[攻略本]]には「常にカメラ目線がちょっと恥ずかしい」と記述されたことも。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α]]<br />
:無条件で入手可能。カスタム化により武器性能が大幅に変わるW系ユニットの中で、本機は武器性能はほとんど変化していない。[[変形]]はなくなったがMS形態で[[飛行]]でき[[移動力]]も高くなり、[[シールド防御]]が出来なくなった事以外は純粋にパワーアップを果たしている。[[ウイングガンダムゼロ|Wゼロ]]と同様に[[ゼロシステム]]が特殊能力となったのも本作が初。ツインバスターライフル(通常版)をフル改造することで、ローリングバスターライフルが追加される。[[HP]]以外の全ての性能が高く、二種類の強力な[[マップ兵器]]もある他、反撃無双もでき、ラスボスを一撃で倒せるレベルの火力も持つ。資金稼ぎのために[[幸運]]持ちの[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]が乗ることも多い。また、なぜか[[Iフィールド]]が特殊能力としてついている。<br />
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]<br />
::αより、ツインバスターライフルの攻撃力が若干上昇した。今回なぜか、[[ウイングガンダム]]→[[ウイングガンダムゼロ]]→本機とパワーアップする度に、[[HP]]と[[装甲]]が下がっていく。<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]<br />
:5話から正式参戦という、歴代でも異例の速さ。今回からツインバスターライフルの演出が目標上空より発射するものになった。しかし通常版ツインバスターライフルの燃費が非常に悪化(最大EN110に対し、消費EN50)した為、[[気力]]を稼ぐ手段でもある雑魚戦が苦手に。その結果[[マップ兵器]]も[[気力]]不足で使えない状況になりやすく、序盤の使い勝手は非常に悪い。<br />しかし、マップ兵器自体は最後まで通用するほど性能が高く、ツインバスターライフル(マップ兵器版)は弾数、初期から搭載済みのローリングバスターライフルは範囲に優れ、どちらも火力が高い。[[激励]]、もしくは[[強化パーツ]]でENを補強するなどして、気力問題を解決できるようになってからが本番。特に後半、[[援護防御]]陣形を組んでいるボスと取り巻きを打ちぬく役に適している。パイロットは[[覚醒]]を修得するヒイロが適任。<br />シナリオでは[[マリーメイア軍]]との決戦にてヒイロが乗ってクリア時にマップにいる場合のみ、原作再現イベントがある(本機の破損はしない)。未来編では搭載している[[ゼロシステム]]で迷子の[[マサキ・アンドー|マサキ]]を探すというかなり変わった使われ方もされる他、先行して宇宙へ行く機体の1つにもなっている。本シリーズでは「真のオペレーション・メテオ」が[[一年戦争]]の[[コロニー落とし]]以前に[[デキム・バートン|デキム]]から発案されたことになっており、これによりウイングゼロカスタムも[[ガンダム|ファーストガンダム]]より前に開発が計画されていたことになると[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]が疑惑を持つことになるが、以降のαシリーズでこの件に触れられることは無かった。<br />
:ちなみに内部データには機体性能が大幅に向上し、ツインバスターライフルの燃費が解消された強化版らしき没データが存在する。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]<br />
:長射程の[[全体攻撃]]と[[マップ兵器]]の二種類のツインバスターライフルがあり、特に[[マップ兵器]]版は[[覚醒]]持ちと組ませれば簡単に敵陣を壊滅出来る程強力。[[全体攻撃]]版も反撃で敵を倒すのに有用。残念ながらローリングバスターライフルは削除された。シールドは装備していないが、防御時ウイングバインダーを展開して機体前面を覆う動作を取る。通常戦闘においてはツインバスターライフルの燃費は相変わらず極悪(無改造では2発しか撃てない)なのでENの改造は必須。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。前作から性能が大幅に変更。ツインバスターライフルが単体攻撃になり、その代わりローリングバスターライフルが追加。[[気力]]が上がるまでは運用が難しいユニットになったが、ローリングバスターライフルは威力が高く、[[地形適応]]S・移動後使用可能・サイズ差補正無視・バリア貫通・[[全体攻撃]]という申し分ない性能。ただし、燃費が悪いので多用するとガス欠になり易い。また、必要気力が高く、ゲーム序盤では気力を上げる手段に乏しい為、使用出来ないシナリオも多いが、中盤から[[FIRE BOMBER]]が加入すると気力面の問題は解消される。[[小隊攻撃]]として「バスターライフル」が追加され、ツインバスターでの強力な援護も可能とあり、通常戦闘の選択肢は増えた。大群戦になる終盤でMAP兵器版も一気に価値を上げるため、やや晩成型だが強力な機体。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:再世篇からMAP兵器版ツインバスターライフルが削られ、加えてチームバトル制の作品においてのまさかのALL武器無しという扱いとなっている。機体性能は装甲値が100上昇、修理費が1000低下し盾を失った以外は前作のTV版仕様と同じ。ゼロシステムの計算式が前作と若干変わっており、命中と回避の補正が低下し、防御の補正が上がっている。<br />
:武装面も全体的に攻撃力が下がっている上デモも若干地味になったが、燃費は良くなった上ゼロシステムが健在なので火力自体は十分。注目すべきは前作で猛威を振るったローリングバスターライフルで、相変わらず弾数性のP属性と扱いやすく威力は前作から大幅に伸びている。今作におけるウイングゼロの売りはまさにこのMAP兵器にこそあり、マルチアクション+テンションレイザーのコンボをもっとも有効に活用できるユニットで、ヒイロの養成と機体の強化次第では1ターンで敵を壊滅させることすら可能。パーツ供給持ちのパイロットと組めば撃てる回数も増えるので、移動範囲を強化するためゲートジャンパーも欲しいところ。ALL武器が無い弱点は相方の武器をフル改造しておく事で補いたい。加速と闘志を持ち、アシスト武器の攻撃力、射程が比較的高いオズマ辺りがオススメ。あるいは、アシスト武器が優秀なためMAP兵器を撃った後はサブで運用するというのも良い。<br />
:ウイングゼロから何の脈絡もなくこの姿になったため、初登場時は驚かれるも'''その後一切説明なし'''。誰も質問しようとすらしない。「[[イアン・ヴァスティ|イアン]]が改造してくれた」で特に問題なさそうなものだが、TV版と同機体という設定だったり、漫画版ではプロトゼロを原型とした別機体だったりで、扱いが難しく下手に触れられないのかもしれない。一応、驚いたというよりは違和感を感じているといった具合であり、扱い上は同機体であり、時空融合等の何らかの理由によるデザイン変化+仲間としては違和感はあるがその違和感がなんなのかまでわからないといった感じであると思われる。<br />
:また、シャアが和平を申し入れてきた際、ゼロシステムを使う為に本機を借りている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:待望のALL武器として、第3次α以来久々に通常武器版のローリングバスターライフルが追加されたが威力が'''無改造3500'''と異様に低い。雑魚散らし向きか。<br />
:時獄篇同様、MAP兵器を軸とした運用が基本となるが、威力の低下に加え今作は敵の耐久も高いので前作のようなMAP兵器による無双は難しくなった。先に周りのユニットで削る等の工夫が必要になる。<br />
:序盤は雑魚散らし向きだが、中盤以降で高威力のツインバスターライフル最大出力連射が武装に追加され、ボスに対しても役割を持てるようになる。<br />
<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]<br />
:中盤より参戦。今回、[[HP]]が普通のリアル系程度のため、[[運動性]]を強化して回避力を上げるのが無難。主力のツインバスターライフルは射程がやや短いが燃費はかなり良い。MAP兵器版のツインバスターライフルも弾数制なので使いやすい。しかし、本作もNT至上主義である為使いづらい。マップ兵器担当と割り切るのもあり。<br />
:;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]<br />
::COMPACTとほぼ同様。本作は[[2回行動]]が廃止され、[[援護]]システムが導入されたため、NT勢との穴は多少塞がってきてはいる。燃費が良好で射程が長いため、[[援護攻撃]]で活躍できるのだが、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]の援護習得レベルが、かなりの高レベルの為活かしきれない。[[援護]]をいかすならば、[[トロワ・バートン|トロワ]]が適任といえる。<br />
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]<br />
:本作では[[乗り換え]]可能。「[[リーンの翼]]」を装備してもまともに運用できるほど機体性能は高い。[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]をはじめW系パイロットは[[能力]]が総じて高いため結構使えるが、[[射撃]]武器がメインというのが唯一のネック。パイロットは[[熱血]]が使える[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]または[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]も良いが、[[トロワ・バートン|トロワ]]も[[援護]]を持ち[[ゼロシステム]]を活かすために[[気力]]の上がりやすい[[得意]]を修得し、[[ステルスマント]]持ちの[[ガイメレフ]]対策に[[必中]]も持っているのでオススメ。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]専用機。ツインバスターライフル通常版は消費EN:50と燃費がかなり悪いため考えて使わないとすぐに[[EN]]切れになる。[[マップ兵器]]版は弾数制。高威力の[[ビーム兵器]]が主力武器の為、[[木連]]メカの[[ディストーションフィールド]]を破るのに有用。[[ナデシコ]]系最終話で敵増援が多数出てくる時、対[[カトンボ]]で重宝する。<br />
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]<br />
::「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]専用機。グラフィックがパワーアップし、ツインバスターライフルの演出も磨きがかかっている。今回は[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]が[[援護攻撃]]Lv4まで上がるので、援護攻撃にも向く。しかし、武器改造による攻撃力上昇値がリアル系とは思えない低く、最大改造でも攻撃力が[[トーラス]]とほとんど変わらず(ビームカノン:6000、ツインバスターライフル:6200)という酷い扱いで、歴代でも最低レベルの能力である。フル改造ボーナスは"[[ゼロシステム]]が気力120で発動"であるが、欠点を補えるほどの能力ではない。[[マップ兵器]]役としては優秀なので割り切るのもありだが、他に使えるユニットとの差は埋まらない。<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]専用機。ツインバスターライフルの消費ENが30に減ったため、使いやすさが向上したが最大攻撃力が主役機の中では低い。[[地形適応]]が陸:Bな事と、ヒイロの援護攻撃習得レベルが高い事が残念。2週目以降は改造段階が最大まで解放されるのである程度欠点を補う事が出来る。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:「ウイングガンダムゼロ」名義で参戦。[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]専用機。<br />
:第1部では早くから加入するが、第2部は中盤から。 [[ガンダムデスサイズヘル]]にMAP兵器が追加されたためやや地味になったが、「魂」込みMAP兵器はデュオやゼクスでは真似できない利点。 <br />
:ツインバスターライフルは使う度に大気圏に突入してから狙撃する演出がある(元ネタはTV版)。なお本作で「プリベンターの告死天使」という二つ名が付いた。<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:加入は32話と遅いが、スポット参戦で何度か姿を現す。ローリングバスターライフルの代わりに低燃費のバスターライフルが追加された。また、戦闘アニメの演出が変更された。MAP兵器が過去最悪の範囲の弱体化となっているが、ツインバスターライフルが射程8(フル改造ボーナスで射程10)で砲台としてはまずまずの性能で、[[ハインド・カインド]]あたりと組めばさらなる長距離射撃が可能となる。地味にゼロシステムの必要気力が120と低めになっている。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]]<br />
:味方ユニットでは最速の移動速度を持ち、長距離戦を得意とするがHP・装甲共に最低クラス。無傷での戦闘は難しいバランスだが、少しでも被弾を抑えるように敵機とは必ず距離を取ろう。ローリングバスターライフル(表記はツインバスターライフルR)はヒイロの射撃レベル6以上で使用可能になる隠し必殺技。<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]<br />
:全味方ユニットの中で最高クラスの破壊力と広範囲の必殺技による殲滅力を誇り、ヒイロの射撃も最高値にまで上昇するため砲撃戦の要とも言える。欠点は味方にもダメージを与えてしまうシステムのため味方との連携を取ると、攻撃力の高さゆえ味方を撃墜してしまう危険性が大きい。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X]]<br />
:通常版では『64』以来のパッケージイラスト登場となる。<br />
:武装面は『第3次Z天獄篇』からほぼ据え置きのまま(最大出力連射が無い程度)だが、マップ兵器版ローリングバスターライフルが隣接時の穴がなくなった代わりに射程1~2Pに縮小したため殲滅力は低下している。更に言えば今作にはもっと範囲の広いMAP兵器持ちが多く、[[ネモ (ナディア)|実質SP40で再動を使える艦長]]がいる事もあってMAP兵器殲滅型としては目立たなくなってしまった。代わりにツインバスターライフル最大出力の攻撃力は他の主役系ガンダムの最強武器と同等でガンダム系の機体の中では序盤から頭一つ抜けており、ヒイロの突撃と狙撃で強敵を遠距離から強襲する戦法が取れる。<br />
:他のガンダム勢が中盤以降、改修や必殺技追加で順当に強くなる中W勢は本機を含めて何もないが、元々の攻撃力の高さとゼロシステムによる能力補正もあって最後まで十分一線を張れる性能を持つ。ツインバスターライフル最大出力の燃費の良さとゼロシステムを活かせる[[再攻撃]]、ゼロシステムの効果を引き上げる[[気力限界突破]]を養成するのがベスト。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦64]]<br />
:[[ウイングガンダムゼロ|TV版ゼロ]]をフル[[改造]]する(改造段階の限界が7段階なため、改造費用は比較的安く済む)と、本機に変化。パッケージに堂々と登場しているため、隠し機体かどうかは微妙。パーツスロットが1に減ったが、スペックはF完結編とほぼ同等のスペック。カスタム化は本機においては良い事づくめなため、早期にフル改造することをお勧めする。また、W系パイロットの[[2回行動]]レベルが早まっているため主力を張れる。戦力的にはF完結編同様、[[集中]]の使えるヒイロが良い。資金稼ぎをするなら、[[幸運]]持ちの[[ゼクス・マーキス]]や[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]もオススメ。細かいところで、ポーズ自体はCOMPACTやA、Rと一緒だが、右手で武器を持ち、ビームサーベルは柄まで再現されている。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年6月のイベント「足掻く生命」より実装。SSRシューター。素の能力では運動性が高く飛行可能なのでどんな状況でも足が鈍らない。意外にも攻撃力はSSRとしてはかなり低いが、最初からガンファイトを持つ上にゼロシステムでWAVEが進むごとに攻撃力に加え装甲と移動速度が上昇していく。加えてレベル30で魂を覚えるので実際の火力は十分。また、アビリティ「精密射撃」により全ての攻撃が敵を貫通するようになる。通常射撃でも直線上の敵をまとめて攻撃できるので雑魚戦でも手数不足になることはない。代名詞とも言えるメイン必殺スキル「ツインバスターライフル最大出力」も高火力&広範囲と総合的な殲滅力は非常に高い。最大の問題は精密射撃の解禁がレベル65なので1回とはいえ限界突破が要求される点。サザビーやランスロットと異なり純粋にガシャで2機引き当てる必要があるため、相当な強運か投資が必要になる。Ver.2.0以降は限界突破素材の追加、レアリティ覚醒により幾分か難易度が下がっている。<br />
:2016年8月の征覇攻略ガシャ第1弾にて必殺技が「ローリングバスターライフル」の大器型SSRアタッカーが追加。2016年8月23日にユニット名がウイングガンダムゼロ(EW版)に変更された。こちらは敵陣に斬り込む関係か自機中心型のローリングバスターライフルを持つ。<br />
:以降は2017年4月のイベント「青い空と虹」にて大器型SSRシューターが、2018年10月のイベント「第3回スパクロフェスティバル」にてΩスキル搭載大器型SSRブラスターが追加。どちらも必殺スキルは非大器シューターと同じツインバスターライフル最大出力だが、攻撃範囲がフィールド全域となったため殲滅力が大幅に上がった。特にブラスターのΩスキルは[[天元突破グレンラガン(ガンメン)|天元突破グレンラガン[Ω]]]同様に消費コア数が増えるほど威力が上昇していくため、最大までチャージすればN征覇のボスクラスすら一撃で仕留めるほどの火力を持つ。<br />
<br />
=== 関連作品 ===<br />
;[[リアルロボットレジメント]]<br />
:使用可能ロボットの一体として登場。移動しながらバスターライフルを左右交互に連射し続けられるので非常に強力。<br />
:多段ヒットするタメ攻撃のツインバスターライフルや、必殺技のツインバスターライフル最大出力で複数の相手でもボス戦でも不足はない。移動スピードも速く高性能なユニットとなっている。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
ゼロは5機のガンダムの中でも[[移動力]]と[[運動性]]に秀でており、[[飛行]]可能であることが特徴である。α以降は、[[気力]]が一定値以上になると発動する[[ゼロシステム]]が[[特殊能力]]として扱われるようになった。<br />
<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
==== 武装 ====<br />
;マシンキャノン<br />
:胸部上肩側に2門内蔵された4銃身式のバルカン砲。MSも容易に破壊する威力を持つ。<br />
;ウイングバインダー<br />
:シールドとして機能する主翼。平常時はこのウイングバインダーの裏側にツインバスターライフルが分割された状態で収納されている。<br />
:F完結編とXではこれをシールドとして[[シールド防御]]可能。<br />
;[[ビームサーベル]]<br />
:副翼を支えるフレーム部分に装備。ツインバスターライフルが強力すぎる分、通常戦闘での要となる。<br />
:第2次αでは最大射程が2の為、強化パーツで射程を拡張出来る有用な武器だった。Wでは[[マルチコンボ]]対応武器。<br />
:時獄篇ではモーションが変更された……が、良く見ると'''モーションが[[OGS]]における[[サイバスター]]の「ディスカッター」とまるっきり同じ'''。スピードが違うだけである。Xでは更にモーションが変更され、切りかかる前の後の飛翔モーションが強調されている。更に飛び去っていくトドメ演出も追加されている。<br />
;ツインバスターライフル<br />
:2挺のバスターライフルを平行連結させたウイングゼロ最強の武器。その威力は[[ウイングガンダム]]のバスターライフルの2倍以上で、最大出力では[[スペースコロニー]]級(トーラス型で全長18km)の重量物質を中心のシャフトごと貫通し破壊するどころかさらに巨大な資源衛星さえも破壊可能な威力。さらに、従来のエネルギーカートリッジ式でなく機体本体ジェネレーターから直接供給されている為、本体のエネルギーが続く限り連続発射が可能である。ただし、設定では機体本体の最大内蔵エネルギーはコロニー破壊3回分となっており、最大出力ではウイングガンダム同様3回程度の発射が限度となる<ref>PG版ウイングゼロ組立説明書より。但し現行のプラモデルのインスト等にはこの辺りの記述が書かれておらず、設定が曖昧となっている。</ref>。劇中では、どこに携行しているかは描かれなかったが、ときた洸一の漫画版では、背中に携行している解釈が成された。<br />
:劇中のクライマックスで大統領府のシェルターシールドを正確に射撃して貫いたが3発めの射撃はヒイロがわずかに左にずらしていたためリリーナたちはすんでの所で助かったが機体は大破してしまう…<br />
:スパロボでは高威力・長[[射程]]のツインバスターライフルが主力兵器。[[マップ兵器]]版も当初から存在し、シリーズによっては全周囲攻撃型のローリングバスターライフルも存在する。ただし、作品ごとに燃費の良し悪しが激しく、Wの世界ではガンダムの使用するビーム兵器は出力が非常に高い事から水中でも使用できることになっているが、スパロボでは作品によって再現されていない場合がある。かつてはツインバスターライフルと、それ以外の武器の性能差が激しく、中間の取り回しやすい武装がないという欠点があったが、第3次α以降はツインバスターライフルを分割して使用する「バスターライフル」の追加によりその欠点は無くなった。<br />
:;バスターライフル<br />
::ツインバスターライフルを分割して攻撃。<br />
::第3次αで[[小隊攻撃]]対応のPLA武器として追加された。<br />
::第3次Z時獄篇では第2次ZのTV版ゼロとの兼ね合いか'''ツインバスターライフル'''名義で登録されている。<br />
:;ツインバスターライフル最大出力<br />
::ツインバスターライフルを最大出力で発射する。[[スペースコロニー]]級の重量物質でさえも破壊可能な威力を持つ。<br />
::スパロボでのツインバスターライフルは基本的にこれであり、「ツインバスターライフル」と表記される。『第3次Z時獄篇』ではバスターライフルがツインバスターライフルに名称が変わり、こちらに「最大出力」が付いた。<br />
::本機のメイン兵装で長射程、高威力が売りで、反撃戦法を取るのに向く。作品により燃費の差が激しく、一部作品(A、α外伝、第2次α等)では劣悪なため、非常に使い辛い作品も存在する。ただし、近年の作品では低出力版の登場もあり、燃費も改善されてきている。第2次αでは[[全体攻撃]]武器だが第3次αでは下記のローリングバスターライフルの追加により単体攻撃になった。使用時はパイロットごとに専用台詞が用意されている。<br />
::[[W]]では'''撃つ度に大気圏に突入'''というツッコミどころ満載の演出がある([[L]]では別演出に変更になった)。過去作品では「ツインバスタービームライフル」と表記されていた。<br />
::[[マップ兵器]]版は方向指定型で、攻撃範囲は一直線型、二本の直線型、二本の直線型+αと作品によって変化する。第2次α・第3次αでは[[射程]]9。A・Rでは射程7。<br />
<br />
==== 特殊装備 ====<br />
;[[ゼロシステム]]<br />
:操縦者の意識に膨大な未来予測データと、勝利のための戦術を直接脳内にフィードバックし、戦術実行を強制するシステム。しかし、勝利最優先で搭乗者の倫理観などを一切無視した戦術を強制するため、システムに従うのも逆らうのも強大な精神的負荷が発生する。<br />
:OVA及び劇場版ではゼロシステムの描写は無かったが、小説版では[[アルトロンガンダムカスタム]]との戦闘中にヒイロに指令を送っている描写があり、最初は「'''ツインバスターライフルを撃て!'''」という指令を送り続け、ダメージの蓄積により最終的には'''自爆(=相打ち)'''の指令まで送っていた。しかし、ヒイロの目的は「戦闘の勝利」ではなかったためそれらの指令をその精神力で全て無視し、ビームサーベルのみで戦闘を繰り広げた。最終的には海中に墜落する直前の一撃がゼロシステムの機器にダメージを与えたのか、システムが沈黙してしまった。<br />
:尚、ゼロシステムは任意でシステムの切り替えが可能なようで、劇中でもクライマックスのツインバスターライフルのロックオンのシーンでゼロシステムがオフになっていることを確認できる。<br />
:『敗者たちの栄光』での新規設定では、システムが起動すると[[ユニコーンガンダム]]のように各部が展開するギミックが追加された。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;ツインバスターライフル最大出力連射<br />
:天獄篇で追加された最強攻撃。文字通り、最大出力のツインバスターライフルを三連射する。シェルターを破壊しようとした連射攻撃とEW本編冒頭のリーブラ撃ちの再現。<br />
;ローリングバスターライフル / ツインバスターライフル2<br />
:分割したバスターライフルを水平に持ち、機体を回転させながら最大出力で敵機を薙ぎ払う。<br />
:[[マップ兵器]]として登場することが多い。過去作品ではツインバスターライフル2という名称で、通常版ツインバスターライフルをフル改造する事によって追加される武装であった。第3次αではP属性の[[全体攻撃]]で強力だが必要気力140がネックである。[[特殊能力|ゼロシステム]]の発動気力も140なので「ゼロシステムが発動しないと撃てない必殺技」と覚えておくと運用しやすい。<br />
:一方で第3次Zではマップ兵器版のみの登場で全体攻撃版は無かったが、天獄篇で追加された。全体攻撃版は従来の演出と異なりバスターライフルの照射範囲、ビームの出力、照射時間が抑えられているものになっており、攻撃力も抑えられたものになっている。<br />
:『X』でも移動後攻撃可能で使いやすい通常版があるのだが、『第3次α』の演出をリファインした物を使用しているためか、対複数用の攻撃方法を単体相手に使うというわけのわからないことになっている。<br />
:また、'''現在の設定では本機ではローリングバスターライフルは行ってないと思われる。'''これは元々TV版のウイングゼロが行っていた攻撃であり、EW版は姿は違うとはいえその続編であったため「当然過去にカトルやトラントが行っているであろう」と各ゲームでも本モーションを採用している。しかしEWの前史を描いた漫画「敗者たちの栄光」でプロトゼロが登場、'''ローリングバスターライフルはこちらの姿で使ったのみ'''なので、結果的に捏造技の一種となったという解釈が出来る。<br />
<br />
==== オプション装備 ====<br />
;メッサーツバーク<br />
:コミカライズ作品『敗者たちの栄光』にて追加されたウェポンパーツで、[[ウイングガンダムゼロ|ウイングガンダムプロトゼロ]]の[[ゼロシステム]]からコピーしたデータを使用して制作され、[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]が[[マグアナック隊]]に持ってこさせた。<br />
:ツバークとは「小人」の意味であり、これは同時に開発されたウイングガンダムプロトゼロがコードネーム「白雪姫」と呼ばれていたことに由来する(6つのツバーク+バスターライフルで「七人の小人」)。<br />
:;ドライツバークバスター<br />
::メッサーツバークを3丁取り付けて発射するツインバスターライフル。ゼロシステムが[[ゼクス・マーキス]]に干渉して見せた夢で使用している。<br />
:;ゼクスツバークバスター / ドライツバーク×2(ドッペルト)<br />
::メッサーツバークを6丁取り付けて発射するツインバスターライフル。同作最終話で[[リーブラ]]撃ちを行う際に使用した。ドッペルトは「2倍」の意味。<br />
;シールド<br />
:『敗者たちの栄光』にてトラントの自爆によって失われた変形機能をアーキテクチャ・バックアップから復旧させた際に新造された。「敗者たちの栄光」版と「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE」版の二種類が存在しており、敗者版はプロトゼロの物の赤い部分を青に変更したカラーリングになっており、カトキハジメ氏が監修した「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE」版ではウイングガンダム(EW)の物にウイングゼロ(TV)のシールドの意匠を足したものになっている。こちらのシールドも「敗者たちの栄光」の最終巻表紙で採用されており、どちらも設定上は同じものと解釈される。<br />
:;シールドツバーク<br />
::メッサーツバークをシールドに装備した状態。バンダイの完成品フィギュア「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE」が初出。<br />
;[[ビルゴII]]用ビームライフル<br />
:映像作品『GUMDAM EVOLVE../7』で破損したツインバスターライフルの代わりに装備した。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;剣装備、盾装備、銃装備<br />
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。盾装備はF完結編以降ずっと採用されていなかったが、Xにて復活した。<br />
;[[ゼロシステム]]<br />
:αから特殊能力として実装。気力が一定以上になるとパイロット能力が強化される。<br />
;[[Iフィールド]]<br />
:α、α外伝にてなぜか実装。ちなみに[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]の世界には[[プラネイトディフェンサー]]というバリアはあるがIフィールドは存在しない。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[陸]]・[[海|水]]<br />
:[[トールギス]]をも軽々と上回る超大推力・運動性を持ち単機で[[飛行]]し、大気圏内での白兵戦を可能としている。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;[[ゼロシステム]]が[[気力]]120で発動<br />
:A PORTABLEで採用。<br />
;特殊能力「ゼロシステム」の強化<br />
:[[第3次Z]]、[[スーパーロボット大戦X|X]]で採用。ゼロシステムで追加される能力値に補正がかかる。<br />
<br />
=== 機体ボーナス ===<br />
;初期:照準値 +5、空A<br />5段階:照準値+15、空S、射程+1<br />10段階:照準値+25、空S、射程+2<br />
:Lでの機体ボーナス。<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「WHITE REFLECTION」<br />
:初出はα外伝。第3次Zで久しぶりに登場。<br />
;「LAST IMPRESSION」<br />
:第2次α以降は主にこちら。<br />
<br />
== 対決・名場面 ==<br />
;対[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム(EW版)]]<br />
:地球に向かうヒイロのゼロであったが、五飛のアルトロンに行く手を阻まれ、格闘系のアルトロンに対し、ゼロは機動力を活かしての格闘戦を展開。<br />
:この戦いではゼロシステムは格闘戦は不利として、ツインバスターライフルの使用を指示しているのだが、ヒイロはそれを無視して戦い続けている。<br />
;地下シェルター連続射撃<br />
:物語ラストにて、リリーナを人質にしたマリーメイア軍の立て込もった大統領総督府の地下シェルターに対して、バスターライフルの連続射撃を行った。見事シェルターに穴を開け、リリーナ救出を果たすも、五飛との激闘で破損していた機体はその衝撃に耐え切れず、大破した。<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
=== 強化型・バリエーション機 ===<br />
;ウイングガンダムセラフィム<br />
:漫画『新機動戦記ガンダムW~ティエルの衝動~』(SRW未参戦)の主役機。パイロットは同作の主人公であるティエル・ノンブルー。青と白を基調とし、ところどころエメラルドグリーンというカラーリング。ウイングバインダーが収納式で、腰部に取り付けられている。一般兵士に対応した「ゼロシステムver2.5」を搭載。またツインバスターライフルは一丁だけのバスターライフルとなっている。<br />
:;ガンダムルシフェル<br />
::ウイングガンダムセラフィムの試作実験機で同作に登場。グレーを基調としたカラーリング。欠陥プログラム「ゼロシステムver2.0」を搭載し暴走する。<br />
;[[ウイングガンダムゼロ]]<br />
:TV世界観における本機の位置の機体。<br />
;ウイングガンダムゼロ ニケア専用機<br />
:TVゲーム『SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE』に登場するレプリカ機。同作に登場する「アイゼンラート」が一時的に入手したオリジナル機を解析し開発された。外見、性能、武装は原型機と殆ど変わらず、ゼロシステムが調整されている程度の違いしか無い。<br />
;ウイングガンダムプロトゼロ<br />
:EW世界観の前史(TV時代のA.C.0195)を描いた漫画『新機動戦記ガンダム Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場するウイングガンダムゼロ(EW)の改修前にあたる機体。先述した通りその見た目は大河原邦男氏のデザインしたTV版のゼロにカトキハジメ氏によるリファインが施されたもので、'''ほぼTV版ゼロそのもの'''である。本機からEW版ゼロに改修する際に最新型のウイングバインダーを取り付け、ツインバスターライフルをより軽量化+威力強化といった全体的なスペックアップが施されている。つまりEW世界観のゼロは'''本来ACに於ける最古のガンダムであった機体だったが、改修でACに於ける最新のガンダムへと変貌している'''ことになる。<br />
<br />
=== 関連機 ===<br />
;[[ウイングガンダム (EW版)]]<br />
:本機の設計思想を最も反映し、デチューンされた機体。独自に変形機構が加えられている。<br />
;[[ガンダムデスサイズ|ガンダムデスサイズ(EW)]]、[[ガンダムヘビーアームズ|ガンダムヘビーアームズ(EW)]]、[[ガンダムサンドロック|ガンダムサンドロック(EW)]]、[[シェンロンガンダム|シェンロンガンダム(EW)]]<br />
:本機を元に設計された。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*デザインがTV版と異なる事について、幼年誌『テレビマガジン』などでは「新たなる敵・マリーメイア軍と戦う為に強化された姿」という翻案で紹介されていた。<br />
*上述の通り、本機はテレビ版デザインと異なり、バードモードへの変形がオミットされたが、『ムシャ戦記 光の変幻編』では、ウイングガンダムゼロカスタムがモチーフの武者ウイングゼロにゼロバードと呼ばれるバードモードへの変形機能を持たせている。<br />
**ときた洸一氏のギャグ漫画『がんばれ!ドモンくん』では、専用シールドを装備してネオバード形態へ変形する話が描かれている。が、ヒイロからはカッコ悪いと不評であった。<br />
**その後、メディアミックスに伴う新設定としてこの「シールドを装備していれば変形可能」というアイディアを取り入れ、新規設定のネオバード形態へ変形可能になり、漫画『敗者たちの栄光』への登場や商品化が行われた。<br />
*武装はバルカン、ビームサーベル、二丁のバスターライフルと少なく、他作品のロボットのように設定のみで語られている武装や複数武器でのコンビネーション技がスパロボでは無いために天獄篇発表会にてヒイロの声優緑川氏は武装が少ないことをぼやいていた。ただし、『敗者達の栄光』でガンダム各機に追加武装が設定されていることから、今後スパロボにおいてそれらが追加される可能性が無いとは言えない。<br />
*天使をモチーフとしたその美しい造形によりガンダム愛好家からの人気はベスト3に入るほど高い。<br />
**野球界でも屈指のガンダム愛好家として有名な落合博満氏も、最も好きなMSに本機の名を挙げている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
*プラモデル<br />
<amazon>B00067YYEK</amazon><amazon>B0006N148I</amazon><amazon>B0004EAFWK</amazon><amazon>B0009GVE7S</amazon><amazon>B001CNONW0</amazon><br />
*フィギュア<br />
<amazon>B0002U3D52</amazon><amazon>B00CEO2BDY</amazon><amazon>B000QUEHSA</amazon><amazon>B004PEHWOO</amazon><amazon>B0055RS42O</amazon><amazon>B00C3X887O</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:ウイングガンダムゼロ (EW版)]]<br />
*{{検索|ウイングガンダムゼロカスタム}}<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:ういんくかんたむせろかすたむ}}<br />
[[Category:登場メカあ行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]]<br />
[[Category:新機動戦記ガンダムW]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E5%8F%A2%E9%9B%B2%E7%B7%8F%E5%8F%B8&diff=337102
叢雲総司
2019-09-29T06:41:30Z
<p>210.155.61.242: /* VXT三部作 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 読み = むらくも そうじ<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Murakumo Soji]]<br />
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]<br />
*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}<br />
| 声優 = {{声優|桐本拓哉|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|渡邉亘}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br>[[主人公]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = [[種族::地球人]]<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 年齢 = 23歳<br />
| 所属 = 月面航空隊第25部隊→{{所属 (人物)|月面特殊戦略研究所防衛隊}}<br />
| 階級 = [[階級::三尉]]<br />
}}<br />
'''叢雲総司'''は『[[スーパーロボット大戦V]]』の[[主人公|男主人公]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
月面特殊戦略研究所防衛隊の隊員。ボサボサ頭に据わった目つき、無精ヒゲと容姿からはやさぐれた印象も受けるが、実際は前向きで人当たりが良く、普段はおちゃらけてるが締める時は締める[[性格]]。サングラスとフライトジャケット、日焼けした浅黒い肌がトレードマーク。<br />
<br />
[[不屈]]の精神を持ち、パイロットとしての腕前も高い。[[月]]から[[地球]]に降りた際に自身の機体を持ち込んでいたが、[[大ガミラス帝星|ガミラス]]の襲撃によって格納庫毎破壊され、なし崩し的に[[ヴァングレイ]]へと乗り込むことになる。以後ヴァングレイのパイロットとして[[ヤマト]]に乗艦し、地球を救う為に[[イスカンダル]]への航海の旅に出る。<br />
<br />
かつては月面航空隊第25部隊に所属し、[[モビルスーツ]]のパイロットとして戦っていたが、同部隊は[[冥王星]]でのメ号作戦においてガミラスの圧倒的な戦力の前にソウジを除いて全滅。そのため、部隊の仲間の仇敵でもあるガミラスに対する[[闘志]]は人一倍強い。<br />
<br />
元々は真面目で無口な人物であったが、第25部隊のメンバーが自分を残して全滅してからは、彼等への供養として「人生を楽しく生きる」事を決意し、何事もポジティブに捉える快楽主義者として振る舞っている。<br />
<br />
酒は弱いらしく、[[佐渡酒造|佐渡]]に勧められた時は断っているが(この時はグーリーに撃たれた傷を治療してもらった直後もあるが)、普段は無理して飲んでいる事を[[シャルロッテ・ヘイスティング|ロッティ]]が愚痴っている。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}<br />
:上述の通り、本作の男主人公。選択しなかった場合はサブ主人公として同行する。普段は奔放で気のいい軟派な性格だが、やる時はキッチリやるといった風で、さまざまなキャラクターと交流を深めていく。<br />
:担当声優の桐本氏はOGシリーズ(アニメ)の[[ロバート・H・オオミヤ]]、[[魔装機神シリーズ]]の[[ギド・ゼーホーファー]]役を経て、版権シリーズでは初参加となる。<br />
:なお、サブ主人公として自軍入りした場合は、デフォルトの[[精神コマンド]]を習得する。<br />
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}<br />
:本編では[[隠し要素/T|シークレットシナリオ「Vジャンクション」]]限定の[[スポット参戦]]。乗機は[[ヴァングネクス]]固定。<br />
:エキスパンション・シナリオでは第2話より加入。ここから[[如月千歳|チトセ]]の搭乗する[[グランヴァング]]への[[乗り換え]]が可能となる。<br />
:総司と千歳の違いは突撃と狙撃の違い程度で、どちらの機体も武器性能のバランスが良いのでどちらに乗せても問題なく使える。Vで使っていた機体と逆だったというプレイヤーも安心して乗せ換えられる。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]、[[スーパーロボット大戦T|T]]<br />
:'''[[加速]]、[[集中]]、[[不屈]]、[[必中]]、[[突撃]]、[[魂]]''' <br />
:バランスの良いデフォルト構成。「加速」と「突撃」のおかげで有効射程がとても長く使いやすい。なお、サブ・敵対いずれも同じ構成。<br />
:「加速」を習得できる誕生日並びに血液型パターン3種の内、序盤に習得できるのは'''このパターンのみ'''なので、迷ったらチトセもこのパターンにするのも良い。<br />
:『T』でも同じラインナップだが、シークレットシナリオでは登場レベルの関係上最後の「魂」はなく、エキスパンションシナリオまでお預けである。<br />
<br />
=== [[特殊スキル]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]](主人公時)<br />
:'''[[強運]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[サポートアタック]]'''<br />
:メ号作戦で一人生き残ったという設定を表してか、初期から高めの底力と[[強運]]持ち。<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]](サブ主人公時)<br />
:'''底力L6、援護攻撃L2、[[援護防御]]L2、[[プロテクション]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]](敵対時)<br />
:'''底力L6、[[サイズ差補正無視]]L1、[[闘争心]]L2、[[ガード]]L2、[[気力+系技能|気力+(DEF)]]、[[精神耐性]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦T|T]]<br />
:'''[[強運]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[闘争心]]L2'''<br />
:サポートアタックが闘争心に変更された。<br />
<br />
=== [[エースボーナス]] ===<br />
;与ダメージ1.1倍、移動力+1<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。主人公・サブ・敵対いずれも同じボーナス。<br />
;気力130以上で与ダメージ1.1倍。移動力+1<br />
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。『[[スーパーロボット大戦X|X]]』から各主人公のエースボーナスに気力制限がついたため、それに合わせる形で変更された。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[如月千歳]]<br />
:後輩。度々モーションをかけるのに不快感を示されつつも、[[信頼]]を得ていく。<br />
:ちなみに、家族構成は奇しくも彼女と同じである。<br />
;[[ナイン]]<br />
:愛機ヴァングレイのOS「システム99」。彼女からは「'''キャップ'''」と呼ばれる。ソウジがヤマトに乗り込むことになったのも、実は彼女の仕業による。<br />
;[[神宮司辰ノ進]](タツさん)<br />
:西暦世界へと飛ばされた際、チトセ共々彼の家で世話になる。<br />
;両親、妹<br />
:ガミラスの攻撃で亡くなった家族。妹とは年が離れており、「存命だったら12、13歳くらいになっている」との事。<br />
;[[ヴェルターブ・テックスト]]、[[シャルロッテ・ヘイスティング]]<br />
:経緯は違えど同時期にヤマトに配属され、特別編成チームの上官となる。<br />
<br />
== 版権作品との人間関係 ==<br />
=== [[宇宙戦艦ヤマト2199]] ===<br />
;[[沖田十三]]<br />
:ヤマトの艦長。メ号作戦での月面航空隊第25部隊の壊滅について謝罪されるも、ソウジは気にしなかった。<br />
;[[古代進]]<br />
:ヤマト合流時の上官の一人。あまりの朴念仁ぶりに「ナインの方が人間らしい」と言ってしまったことも。<br />
;[[加藤三郎]]<br />
:ヤマト合流時には航空隊配属扱いとなるため、彼が直属の上官として付き合う。ソウジが元・第25部隊である事も認知しており、その事を気遣われる場面も。<br />
;[[佐渡酒造]]<br />
:[[ヴァングネクス]]([[グランヴァング]])関連のイベントで負傷しては、彼の世話になっている。<br />
;[[森雪]]、[[山本玲]]、[[新見薫]]、[[原田真琴]]、[[岬百合亜]]<br />
:彼女達ヤマト女性クルーに対して'''頻繁にアプローチしているが、全く相手にされていない'''。<br />
:ちなみに、原田が[[加藤三郎|加藤]]の事を「サブちゃん」と呼んでいた時にはショックを受けていた。<br />
<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[トビア・アロナクス]]<br />
:木星戦役の仲間(互いに面識はなかったが)。良き先輩後輩の間柄となる。<br />
;[[キンケドゥ・ナウ]]<br />
:同じく木星戦役の仲間。軽口を叩きあったりすることもあるが、お互い信頼の厚い戦友となる。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[クルツ・ウェーバー]]、[[タカスギ・サブロウタ]]<br />
:'''三人揃って、度々女の子達に声を掛けに行く([[ロックオン・ストラトス (2代目)|ときどき4人]])'''。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[旋風寺舞人]]<br />
:[[世界観/V#西暦世界|西暦世界]]での身元引受人。[[正義]]の為に戦う彼をソウジは「最高」と評した。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== 戦闘台詞 ===<br />
;「25部隊の、十八番で行く!」<br />
;「俺自身が弾丸になる…!」<br />
:烈火使用時の台詞パターンの一つ。某[[リ・ブラスタT|呆れるほどに有効な戦術]]を思い出したプレイヤー多数。<br />
:なお、後者の台詞の方は[[如月千歳|チトセ]]にも「私自身が~」と変更されて存在する。<br />
<br />
=== シナリオデモ ===<br />
;「だから、俺からのアドバイスは二つだけだ」<br />
;「『わからない用語があったらSELECTボタン』と『わからないシステムがあったらレクチャープレート』だ」<br />
;「その通り。手早く呼び出せるから解説書を見るよりも簡単だぞ」<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』のガイダンスシナリオにて。これだけなら特筆事項ではないが『V』には紙のマニュアルは付属せず、[[プレイステーション・ヴィータ|VITA版]]の電子解説書はボタン操作のみで「詳しい操作方法はWEB解説書をご確認ください」で済まされてる(第8世代以降のゲーム機のソフトは基本そうなのではあるが)。<br />
:[[コンピュータゲーム|ゲーム]]を中断してWEB説明書を見るより、ゲームをしながら観たほうが遥かに都合が良いし、なにより簡単である。<br />
;(覚悟しろよ、[[大ガミラス帝星|ガミラス]]…。戦争なんだから、やった、やられたを言うつもりはないが…この[[冥王星]]は俺にとっても思い出の場所だ…! メ号作戦の借り…キッチリ返させてもらうぜ!)<br />
:『V』第6話「冥王の落日」での[[戦闘前会話]]。<br />
;「沖田艦長。自分も仲間達もメ号作戦に参加した事を誇りに思っています」<br />
;「そして、あの作戦の成功が、地球を滅亡から救う力になった事も」<br />
:『V』第7話「交錯する宇宙」にて、月面航空隊第25部隊を死なせてしまったことを謝罪する[[沖田十三|沖田]]に対して。<br />
;「美味い! 納豆ってこんなに美味かったんだな!」<br />
;「いやいや、タツさん…! この味…応えられませんよ!」<br />
:『V』第9話「凪の海」のマップ開始前にて、[[神宮司辰ノ進|タツさん]]に出された納豆に舌鼓を打った台詞。<br />
:スーパーの特売品だったにも拘らずこの感動のしようで、タツさんからも「大袈裟だ」と言われたが、'''[[世界観/V#新正暦世界|ソウジの暮らした世界]]はガミラスの攻撃で荒らしつくされまともな食材が手に入らない状態だった'''ので無理からぬところである。<br />
:『V』では話が進むとさまざまな[[食べ物・料理|食べ物や料理]]が登場し、ソウジは片っ端から食しては感嘆する。見方によっては少し物悲しいかもしれない。<br />
:なお、『[[勇者特急マイトガイン]]』視聴者からすれば、これが[[カトリーヌ・ビトン|後の騒動]]の[[伏線]]であることは言うまでもないことだろう。<br />
;「それでいいのか、お前は?」<br />
;「そんな手の平を反すような態度を取られてお前は…」<br />
:『V』日本ルート第16話「消えない傷跡」にて、[[神勝平|勝平]]が周囲からの迫害を受けながらも戦い抜き、人々とも和解した事を聞いた後に訊ねた一文。『ザンボット』最終話を見て疑問を抱いた視聴者を代弁するかのような台詞である。<br />
:直後に「そんな昔のことは忘れちまったよ」と答えられた事で無粋な事を聞いたと謝罪する。ちなみに千歳が主人公として選んだ場合、彼女がこれとほぼ同じ事を言う。<br />
;「何を言ってんだよ…!嫌いにならないでって…それは俺の台詞だろうが…!?」<br />
;ナイン「キャップ…」<br />
;「ほら…俺なんてパイロットやるぐらいしか能が無くて、軟派を気取っても失敗続きで、人生の楽しみも何もわからない男だから…お前に見捨てられたら、おしまいなんだ」<br />
;ナイン「…家出した奥さんにすがりつく旦那さんみたいですね」<br />
;「俺達…パートナーっていうよりも熟年夫婦だな」<br />
:『V』第34話「解き放たれる希望」のマップ開始前にて。ヤマトに侵入したアンドロイドに既視感を感じたことにショックを受け、「自分を嫌いにならないでください」とすがりついてきたナインに対して。<br />
;「あれは思い出の機体だからな。…捨てちまうのは一瞬で出来るけど、失ったものは戻ってこない。だから…」<br />
:同第34話のマップ終了後にて。この言葉をナインが聞いていたことで[[ヴァングレイII|後々]]助けられることに。<br />
;「こういう微妙な駆け引きがわからないようじゃ、まだまだだな、ナイン」<br />
:『V』サブ主人公時のエース会話で、ナインから「[[如月千歳|姉さん]]のことを異性としてどう思っているか」と尋ねられるも「…ナイショ」とはぐらかす。<br />
<br />
== 搭乗機体・関連機体 ==<br />
;[[ヴァングレイ]]<br />
:第三特殊戦略研究所で開発された、対[[異星人]]戦用試作機動兵器。<br />
;[[ヴァングネクス]]<br />
:第34話での後継機乗り換えで、スピード型を選ぶとこちらになる。<br />
;[[グランヴァング]]<br />
:同話でパワー型を選ぶとこちらになる。<br />
;[[マーダヴァ・デグ]]<br />
:サブ主人公時、[[超文明ガーディム]]に一時[[裏切りイベント|寝返った時]]に搭乗。<br />
;[[ヴァングレイII]]<br />
:サブ主人公時、味方として復帰時に搭乗。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*姓の由来は、旧日本軍の駆逐艦「叢雲」からと思われる。<br />
<br />
{{バンプレストオリジナル}}<br />
{{DEFAULTSORT:むらくも そうし}}<br />
[[Category:登場人物ま行]]<br />
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物ま行]]<br />
[[Category:スーパーロボット大戦V]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%AD%A6%E9%97%98%E4%BC%9DG%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0&diff=334197
機動武闘伝Gガンダム
2019-09-07T04:48:10Z
<p>210.155.61.242: /* VXT三部作 */</p>
<hr />
<div>{{登場作品概要<br />
| 読み = <br />
| 外国語表記 = <br />
| 原作 = <br />
| 著者 = <br />
| 作画 = <br />
| 挿絵 = <br />
| 監督 = 今川泰宏<br />
| シリーズ構成 = 五武冬史<br />
| 脚本 = <br />
| キャラクターデザイン = 逢坂浩司<br />島本和彦(原案)<br />
| メカニックデザイン = 大河原邦男<br />カトキハジメ<br />山根公利<br />
| 音楽 = 田中公平<br />
| 制作 = サンライズ(第2スタジオ。現:ボンズ)<br />
| 放送局 = テレビ朝日<br />
| 配給元 = <br />
| 発売元 = <br />
| 掲載誌 = <br />
| 出版社 = <br />
| レーベル = <br />
| 配信元 = <br />
| 放送期間 = 1994年4月1日 - <br />1995年3月31日<br />
| 公開日 = <br />
| 発売日 = <br />
| 発表期間 = <br />
| 刊行期間 = <br />
| 配信開始日 = <br />
| 話数 = 全49話<br />
| 巻数 = <br />
| シリーズ = [[ガンダムシリーズ]]<br />
| 前作 = <br />
| 次作 = <br />
| 劇場版 = <br />
| アニメ版 = <br />
| 漫画版 = <br />
| 小説版 = <br />
| 初登場SRW = [[第2次スーパーロボット大戦G]]<br />
| 初クレジットSRW = <br />
| 備考 = <br />
| その他 = <br />
}}<br />
『'''機動武闘伝Gガンダム'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。<br />
== 概要 ==<br />
いわゆるアナザーガンダムの始まりとなった作品で、[[宇宙世紀]]の歴史でない初のガンダムシリーズ。それまでの[[ガンダムシリーズ]]と大幅に異なった作風であり、当時は賛否両論に分かれた。当初は既存のガンダムシリーズとかけ離れた内容のために、旧来のファンが反発した結果、当初は視聴率的に伸び悩んだが、[[東方不敗マスター・アジア]]などインパクトの強いキャラクターの登場や格闘描写、そしてケレン味溢れるストーリーに、戦争・環境問題や家族愛などの深遠なテーマを盛り込んだ骨太な作風は、新規ファン層を取り込むことに成功した(なお、視聴率が上昇に転じた時期は東方不敗の登場とほぼ一致する)。<br />
<br />
この作品が制作されるきっかけになったのは、前作『[[機動戦士Vガンダム]]』でしばらくガンダムシリーズから降板する事になった富野監督の「次のガンダムは“ロボットプロレス”(ガンダム以前の、何ら脈絡も無くロボット同士で戦闘を行うロボットアニメの蔑称)にすること」という発言だとされる。富野氏自身のインタビューではその発言を認めている他、既存のガンダムのイメージを破壊するため、本作の監督に、仰々しさを逆手に取ったダイナミックな表現に定評があり、『[[聖戦士ダンバイン]]』『[[重戦機エルガイム]]』『[[機動戦士Ζガンダム]]』で富野氏のもとで演出などを担当していた今川泰宏氏を指名したことも証言している。<br />
<br />
現在では幾重にも組まれた世界観設定やロボットアニメとしてのお約束、さらには多数のマニア層のイメージなど数多くの呪縛とも言えるしがらみを抱えているガンダムシリーズにおいて唯一無二である'''ガンダムの固定観念を破壊'''するという一大ブレイクスルーを成し遂げ、現在まで続くいわゆる「アナザーガンダム」の道を切り開いた存在として確固たる地位を得ている。<br />
<br />
この作品により氏には「良い意味での原作クラッシャー」との評価が付くことになった。なおガンダムシリーズには否定的な意見を発する事の多い富野監督も、本作はかなり気に入っているらしく、スタッフとしてクレジットされていないものの、こっそり絵コンテを手伝ったり、後に監督する『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』に[[ターンX]]のシャイニングフィンガーなど随所に本作のパロディを挿入したりしている。<br />
<br />
本作のキャラクターデザインはVガンダムから続投の逢坂浩司氏によるものだが、あまりにVガンダムと世界観が違う作品のため、メインキャラクターについては漫画家の島本和彦氏がデザイン案として提供したものを元に、逢坂氏が改めてデザインする形をとった。デザイン協力として島本氏の名前がクレジットされているのはそのためである。<br />
<br />
2010年から2016年まで『月刊ガンダムエース』誌上にて今川監督が脚本を担当し、島本氏が作画を担当した漫画作品『超級!機動武闘伝Gガンダム』が連載されていた。内容も大元はあまり変わらないが細かい変化は多い。原作では無事に元に戻ったネオトルコのガンダムファイターが死亡したり、不治の病の妹と残り少ない余生を静かに一緒に過ごす、という終わり方をしたネオメキシコでのエピソードは'''妹がネオジャパンが開発した特効薬によって完治する'''というハッピーエンドになったりしている。<br />
<br />
=== スーパーロボット大戦への参戦 ===<br />
[[#余談]]の項においても触れられているが本作はスパロボにおいて扱い難い作品であると思われている節がある。実際参戦回数がそれなりに多いにも関わらずまともに原作ストーリーをなぞられたことはなく、デビルガンダム関連のいわば「ガンダムファイトと関係ない部分」のみの再現ばかりとなっている。実際の参戦作品も単発の作品に極端に偏っており王道シリーズとの縁は参戦回数の少なめな『[[機動新世紀ガンダムX]]』や『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』以上に薄い。<br />
<br />
上述の再現性の低さ故各国のガンダムファイターで登場するのはシャッフル同盟とアレンビー、マスターアジア、シュバルツ・ブルーダーが基本であり、他にデビルガンダム四天王として登場するジェントル・チャップマンとミケロ・チャリオット、ミケロと関わりがあったマーキロット・クロノスとチャンドラ・シジーマ、デビルガンダム最終決戦でアレンビーと共にガンダム同盟の中核となったキラル・メキレルのみとなっており、前半のサバイバルイレブンや決勝リーグで対戦したほとんどのファイターは未登場である。<br />
<br />
== ストーリー ==<br />
未来世紀60年、[[地球]]の覇権を賭けた代理格闘戦「第13回[[ガンダムファイト]]」。[[ドモン・カッシュ]]はネオジャパンコロニー代表として[[ガンダムファイト]]に参加する。だが、彼の真の目的は、科学者である父が造った「[[デビルガンダム]]」とそれを操る兄・キョウジを見つけて倒すことだった。<br />
<br />
== 登場人物 ==<br />
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/第2次G]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/F]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/F完結編]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/A]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/IMPACT]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/R]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/MX]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/J]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/A PORTABLE]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/学園]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/NEO]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/CC]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第2期]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/T]]<br />
<br />
=== [[ガンダムファイター]] ===<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:[[主人公]]。ネオジャパン代表。流派東方不敗の継承者にして、コロニー格闘技の覇者の証であるキング・オブ・ハートの紋章を持つ。<br />
;[[東方不敗マスター・アジア]]<br />
:ネオホンコン代表。第12回大会の優勝者。流派東方不敗の開祖で、ドモンの師匠。生身で[[デスアーミー]]を撃破する実力の持ち主。 先代キング・オブ・ハート。<br />
;[[チボデー・クロケット]]<br />
:ネオアメリカ代表。ボクシングのコロニーチャンプ。後のクイーン・ザ・スペード。<br />
;[[ジョルジュ・ド・サンド]]<br />
:ネオフランス代表。名門サンド家の当主であり、騎士。後のジャック・イン・ダイヤ。<br />
;[[サイ・サイシー]]<br />
:ネオチャイナ代表。少林寺再興が目標。後のクラブ・エース。<br />
;[[アルゴ・ガルスキー]]<br />
:ネオロシア代表。宇宙海賊の頭目で、現在は囚人。パワーファイトを得意とする。後のブラック・ジョーカー。<br />
;[[アレンビー・ビアズリー]]<br />
:ネオスウェーデン代表。宇宙軍少尉。幼少の頃からGFとしての英才教育を受けてきた。<br />
;[[シュバルツ・ブルーダー]]<br />
:ネオドイツ代表。ゲルマン忍法の使い手。ドモン達を叱咤激励する。<br />
;[[ミケロ・チャリオット]]<br />
:ネオイタリア代表。マフィアのボス。足技を得意とする。後のデビルガンダム四天王。<br />
;[[ジェントル・チャップマン]]<br />
:ネオイングランド代表。スナイパーで、第9~11回大会の優勝者。死後、デビルガンダム四天王として復活。<br />
;[[キラル・メキレル]]<br />
:ネオネパール代表。盲目の暗殺者。居合を得意としている。<br />
;[[チャンドラ・シジーマ]]<br />
:ネオインド代表。巨大なコブラを操り、オネエ系の言葉を使う。<br />
;[[マーキロット・クロノス]]<br />
:ネオギリシャ代表。4mの巨漢。優勝候補の一角といわれるほどの高い実力を持つ。<br />
;[[風雲再起]]<br />
:東方不敗の愛馬。馬ではあるが流派東方不敗を会得している。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;[[レイン・ミカムラ]]<br />
:[[ヒロイン]]。ネオジャパンのサポートクルーで、メカニック兼医師。ドモンとは幼馴染。<br />
;[[キョウジ・カッシュ]]<br />
:ドモンの兄。[[デビルガンダム]]を持ちだしたとされていたが…。<br />
;[[ライゾウ・カッシュ]]<br />
:[[ドモン・カッシュ|ドモン]]の父親で[[アルティメットガンダム]](後の[[デビルガンダム]])開発者。デビルガンダム暴走の責任で冷凍刑に処された。<br />
;[[ミカムラ博士]]<br />
:レインの父親。[[シャイニングガンダム]]や[[ゴッドガンダム]]の開発者。<br />
;[[ウルベ・イシカワ]]<br />
:ネオジャパンの軍人。元は第12回大会のネオジャパン代表。<br />
;[[ウォン・ユンファ]]<br />
:ネオホンコン首相。第13回大会の開催委員長。<br />
;[[シャリー・レーン]]<br />
:チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」のリーダー格。メカニック担当。<br />
;[[ジャネット・スミス]]<br />
:チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」の一人。メカニック担当。<br />
;[[バニー・ヒギンズ]]<br />
:チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」の一人。通信担当。<br />
;[[キャス・ロナリー]]<br />
:チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」のサブリーダー格。医療担当。<br />
;[[レイモンド・ビショップ]]<br />
:ネオフランスのサポートクルー。サンド家の執事で、メカニック・マネージメント等を担当。<br />
;[[マリアルイゼ]]<br />
:ネオフランス元首の令嬢。ジョルジュに惹かれている。<br />
;[[恵雲]]<br />
:ネオチャイナのサポートクルー。サイシーのお目付け役。拳法僧。<br />
;[[瑞山]]<br />
:ネオチャイナのサポートクルー。サイシーのお目付け役。拳法僧。<br />
;[[ナスターシャ・ザビコフ]]<br />
:ネオロシアの軍人。<br />
;[[ストーカー]]<br />
:前回あらすじなどを語る解説役。本編には登場しない。<br />
;[[ゾンビ兵]]<br />
:デスアーミー等を駆るデビルガンダムの尖兵。<br />
<br />
=== 旧[[シャッフル同盟]] ===<br />
;[[ブラック・ジョーカー]] / トリス・スルゲイレフ<br />
:<br />
;[[クイーン・ザ・スペード]] / マックス・バーンズ<br />
:<br />
;[[ジャック・イン・ダイヤ]] / ナシウス・キルヒャ<br />
:<br />
;[[クラブ・エース]] / アラン・リー<br />
:<br />
<br />
== 登場メカ ==<br />
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/第2次G]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/F]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/F完結編]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/A]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/IMPACT]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/R]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/MX]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/J]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/A PORTABLE]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/学園]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/NEO]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/CC]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第2期]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/T]]<br />
<br />
=== [[シャッフル同盟]]の[[モビルファイター]] ===<br />
;[[シャイニングガンダム]]<br />
:ネオジャパンのガンダム。鎧武者のような外見をしており、ガンダムファイターの精神状態に応じてスーパーモードとなる。<br />
;[[ゴッドガンダム]]<br />
:ネオジャパンのガンダム。決勝大会用の機体。シャイニングの後継機で、より強力なハイパーモードとなる。<br />
:;[[ゴッドガンダム+風雲再起]]<br />
::<br />
:<br />
;[[ガンダムマックスター]]<br />
:ネオアメリカのガンダム。アメフト選手のような通常モードと、ボクサーのようなボクサーモードを持つ。<br />
;[[ドラゴンガンダム]]<br />
:ネオチャイナのガンダム。両腕が伸縮自在の龍となっており、拳法を得意とする。<br />
;[[ガンダムローズ]]<br />
:ネオフランスのガンダム。ナポレオン時代の騎士のような外見をしており、薔薇状のビットとサーベルが武器。<br />
;[[ボルトガンダム]]<br />
:ネオロシアのガンダム。秘密裏に捕獲した他国のガンダムの技術が使われ、屈指のパワーを誇る。<br />
<br />
=== その他の[[モビルファイター]] ===<br />
;[[ガンダムシュピーゲル]]<br />
:ネオドイツのガンダム。忍者のような機能を持つ強力な機体。<br />
;[[マンダラガンダム]]<br />
:ネオネパールのガンダム。釣鐘や数珠で構成されている。<br />
;[[コブラガンダム]]<br />
:ネオインドのガンダム。巨大なコブラを模している。<br />
;[[ゼウスガンダム]]<br />
:ネオギリシャのガンダム。ギリシャ神話のゼウスを模している。優勝候補の一角。<br />
;[[クーロンガンダム]]<br />
:ネオホンコンのガンダム。パイロットの東方不敗の動きを完全再現できるよう調整されている。後に[[マスターガンダム]]に変化。<br />
;[[ネロスガンダム]]<br />
:ネオイタリアのガンダム。脚部にビーム砲を内蔵。後に[[ガンダムヘブンズソード]]に変化。<br />
;[[ジョンブルガンダム]]<br />
:ネオイングランドのガンダム。パイロットのチャップマンに合わせ、長距離ライフルを装備している。後に[[グランドガンダム]]に変化。<br />
;[[ノーベルガンダム]]<br />
:ネオスウェーデンのガンダム。某美少女戦士のような外見を持つ。後に[[ウォルターガンダム]]に変化。<br />
<br />
=== [[デビルガンダム]] ===<br />
;[[デビルガンダム|デビルガンダム (第1形態)]]<br />
:アルティメットガンダムの名残を強く残す形態。<br />
;[[デビルガンダム (第2形態)]]<br />
:ギアナ高地などで見られた形態。<br />
;[[デビルガンダム (最終形態)]]・MA<br />
:最終形態の[[MA]]バージョン。巨大なガンダム顔から胴体が生えた状態。<br />
:;[[デビルガンダム (最終形態)]]・MS<br />
::最終形態の[[MS]]バージョン。二足歩行。<br />
:<br />
;[[デビルガンダムヘッド]]<br />
:『[[新]]』や『[[NEO]]』に登場。所謂[[ガンダムヘッド]]が更に肥大化したような形態。<br />
:触手の先端に巨大な[[デビルガンダム]]が取り付いている形状をしている。<br />
<br />
=== [[デビルガンダム]]軍団 ===<br />
;[[マスターガンダム]]<br />
:ネオホンコンのガンダム。[[クーロンガンダム]]が変化。<br />
:;[[マスターガンダム+風雲再起]]<br />
::<br />
:<br />
;[[ガンダムヘブンズソード]]<br />
:[[ネロスガンダム]]が変化。<br />
;[[グランドガンダム]]<br />
:[[ジョンブルガンダム]]が変化。<br />
;[[ウォルターガンダム]]<br />
:[[ノーベルガンダム]]が変化。<br />
;[[グランドマスターガンダム]]<br />
:デビルガンダムコロニー動力炉が変化。<br />
;[[デスアーミー]]<br />
:黄、青、緑の3種が登場。<br />
:;[[デスバーディ]]<br />
::飛行型。<br />
:;[[デスネービー]]<br />
::水中型。<br />
:;[[デスビースト]]<br />
::陸上型。<br />
:;[[デスマスター]]<br />
::マスターガンダムに擬態。<br />
:<br />
;[[ガンダムマックスター|ガンダムマックスターDG]]、[[ガンダムローズ|ガンダムローズDG]]、[[ドラゴンガンダム|ドラゴンガンダムDG]]、[[ボルトガンダム|ボルトガンダムDG]]<br />
:[[DG細胞]]に侵された[[シャッフル同盟]]の機体。<br />
<br />
=== 旧[[シャッフル同盟]]の[[モビルファイター]] ===<br />
;シャッフル・ジョーカー、シャッフル・クラブ、シャッフル・スペード、シャッフル・ダイヤ<br />
:ユニットアイコンのみの登場(『[[J]]』など)。<br />
<br />
=== [[モビルホース]] ===<br />
;[[風雲再起 (モビルホース)]]<br />
:<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;[[ライジングガンダム]]<br />
:ネオジャパンのガンダム。MSに近い機体であり、ファイターの技量に拠らない固定武装が充実している。<br />
;バトラーベンスンマム<br />
:ユニットアイコンのみの登場(『[[J]]』など)。<br />
<br />
=== SRWオリジナル ===<br />
;[[デビルガンダムOG|デビルガンダム (ゴステロ吸収)]]<br />
:『[[新]]』に登場する[[デビルガンダム]]。[[ゴステロ]]を吸収して更に進化した状態。<br />
:最終[[MS]]形態がベースだが、一回り巨大化し、背部から更に顔が生えたのが特徴。<br />
;[[デビルアクシズ]]<br />
:『[[64]]』に登場するデビルガンダム。デビルガンダムが[[アクシズ]]と融合した状態。<br />
;[[デビルウルタリア]]<br />
:『[[NEO]]』に登場するデビルガンダム。[[ウルタリア]]要塞全体がデビルガンダム化したもの。<br />
:MAP全体がデビルウルタリアといえるが、敵ユニットとしてはMAP中央のガンダム部分を指す。<br />
<br />
他、ユニットとしては登場しないが、デビルガンダムが[[ギガノス機動要塞]]を取り込んだ「デビル機動要塞」(『[[A]]』)、[[マスドライバー]]を取り込んだ「デビルマスドライバー」(『[[MX]]』)が施設として登場している。<br />
<br />
== 用語 ==<br />
;[[ガンダムファイト]]<br />
:各コロニーの代表者によって行われる[[モビルスーツ]]格闘戦。優勝したコロニーはその後4年間[[地球]]の支配権を得る。<br />
:スパロボに置いては長きに渡りマイナーな競技といった扱いだったが、『[[OE]]』で初めて代理戦争としてのガンダムファイトが再現された。<br />
;[[ガンダムファイト国際条約]]<br />
:[[ガンダムファイト]]においての規定上のルールの事。<br />
;[[ガンダムファイター]]<br />
:モビルファイター・ガンダムのパイロットを指す。<br />
;[[モビルファイター]]<br />
:ガンダムファイト用に開発された[[MS]]・[[MA]]を指す。<br />
;[[モビルホース]]<br />
:<br />
;[[モビルトレースシステム]]<br />
:<br />
;[[スーパーモード]]<br />
:<br />
;[[ハイパーモード]]<br />
:<br />
;[[シャッフル同盟]]<br />
:コロニー格闘技集団。その目的は「戦争平定」。<br />
;[[流派東方不敗]]<br />
:[[東方不敗マスター・アジア]]が創始した武術。<br />
;[[明鏡止水]]<br />
:<br />
;ガンダム・ザ・ガンダム<br />
:[[ガンダムファイト]]優勝者に贈られる称号。<br />
;[[DG細胞]]<br />
:「'''デビルガンダム細胞'''」の略。ナノマシン的な機能を持っており「自己進化」「自己再生」「自己増殖」の3大理論を実現する。<br />
<br />
== 楽曲 ==<br />
;オープニングテーマ<br />
:<br />
:;「FLYING IN THE SKY」(前期)<br />
::作詞・作曲・歌 - 鵜島仁文、編曲 - 鵜島仁文・樫原伸彦<br />
::『第2次G』『新』『F』『F完結編』『A(GBA版)』『64』『R』で採用。『T』限定版では原曲を収録。<br />
:;「Trust You Forever」(後期)<br />
::作詞・作曲・歌 - 鵜島仁文、編曲 - 鵜島仁文、岸利至<br />
::『IMPACT』『T』で採用。『T』限定版では原曲も収録。<br />
:<br />
;エンディングテーマ<br />
:<br />
:;「海よりも深く」(前期)<br />
::歌 - 彩恵津子<br />
:;「君の中の永遠」(後期)<br />
::歌 - 大山修司<br />
:<br />
;挿入歌<br />
:<br />
:;「勝利者達の挽歌」(第22話)<br />
::作詞 - 安藤芳彦、作曲・編曲 - 田中公平、歌 - 大山修司<br />
::『MX』でシャッフル同盟拳のBGMとして採用。『T』限定版では原曲を収録。<br />
:<br />
;劇中BGM<br />
:<br />
:;「最強の証~キング・オブ・ハート」<br />
::次回予告の曲。『MX』『J』『A(PSP版)』『NEO』『OE』で採用。<br />
:;「燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて~」<br />
::[[シャイニングガンダム]]の必殺技・シャイニングフィンガー使用時のBGM。『新』『F』『F完結編』『64』『A』『IMPACT』『R』『MX』『J』『T』で採用。<br />
:;「我が心明鏡止水~されどその拳は烈火のごとく~」<br />
::[[ゴッドガンダム]]の必殺技(爆熱ゴッドフィンガーや石破天驚拳など)のBGM。『新』『F』『F完結編』『64』『A』『IMPACT』『R』『MX』『J』『NEO』『OE』『T』で採用。スパロボではゴッドガンダムが関与する[[合体攻撃]]のBGMとしても採用。<br />
<br />
== 登場作と扱われ方 ==<br />
初参戦は『[[第2次G]]』であるが、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』における[[ロボット大図鑑]]の[[テキサスマック]]の項で「G○ンダム」と伏字で名前が挙げられている。作品によっては、ドモン以外のシャッフル同盟のメンバーが登場しない作品もある他、原作終了後での参戦が多く、その場合は[[デビルガンダム]]が何らかの理由で復活したため、再び滅ぼすパターンとなる。<br />
ユニット能力は一部例外を除いてガンダム系でありながらスーパー系並の火力を発揮し、主役機のゴッドガンダムや隠しユニット故の強さを持つマスターガンダム以外でも他のガンダム系主役機並の火力を持たされている事が多い。<br />
『[[スーパーロボット大戦64]]』から登場した[[合体攻撃]]の恩柄を大いに受けている作品で、ゴッドガンダム単独の参戦である『NEO』や『OE』以外の作品で必ず採用されている。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]<br />
:初参戦。放送直後の参戦。つまりは放送期間中に開発されたということもあり、イベントなどにはかなり力が入っている。<br />
:[[シャッフル同盟]]の仲間たちは登場せず、シュバルツは登場するがシュピーゲルは登場しない。ウルベやウォンは登場しないのでその辺の役割は[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]が担っている。初の[[生身ユニット]]登場。<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]])<br />
:専用シナリオやイベントが多くかなり優遇されているが、同じような境遇の『[[新機動戦記ガンダムW]]』と異なりシャッフル同盟の仲間たちは相変わらず未登場。進め方によってはマスター・アジアとアレンビーを仲間にすることが可能。マスター・アジアを仲間にした場合のみ石破究極天驚拳を見ることができる。<br />
:[[ゴッドガンダム]]のハイパーモードの武器はドモンのレベルによって攻撃力が上昇する。<br />
:シュバルツと搭乗機のシュピーゲル、レインとライジングはスポット参戦。<br />
<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]<br />
:移植元の『[[COMPACT2]]』にはなかった作品。デビルガンダムを追って地球へ、裏切るマスター、そして黒幕にウルベと大筋は原作と同じだが、ドモンが最初からアレンビーと知り合いであるなど原作とは結構違う展開を見せる。<br />
:[[忍者]]繋がりで、シュバルツが[[飛影]]に救出されるイベントがある。エクセレンがドモンのファンで、一緒の部隊にいるキョウスケに彼のサインをねだるシーンもあるが、合流後の絡みは少ない。シャッフル同盟の仲間たちは未登場。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:進め方によっては[[東方不敗マスター・アジア|マスター・アジア]]とアレンビーを仲間にすることが可能。<br />
:マスター・アジアは『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』の[[四ッ谷博士]]と知り合いでありイベントがある。また、ドモンは『[[闘将ダイモス]]』の[[竜崎一矢]]との絡みが多い。シャッフル同盟のメンバーは登場する。<br />
:また、普通にプレイしていては気づきにくいが、レベルカンスト寸前ぐらいから武器の攻撃力が徐々に上昇するという仕様がある。<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:扱いとしては原作終了後。第8話でシャッフル同盟5人が一斉に参戦する。死んだはずのマスター・アジアが何者かによって甦り、敵として登場する。『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』とのクロスオーバーによるマスター・アジアの救出イベントがある。大半のMFが飛行可能になり(空Bではあるが)、使いにくかったユニットの性能が見直される、武器改造一括化で必殺技の強化が容易になる、など性能面では比較的優遇されている。<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:今作では他の作品に比べると、原作再現が少なく、ストーリーもマスター・アジアに勝った所で終了し、久々にレインの救出イベントが丸々カットされている。他作品とのクロスオーバーもやや希薄な上に、Gガン系ユニットも性能が弱体化しており、低い移動力は基より'''リアル系の装甲とスーパー系の運動性を併せ持つ'''、などと言われてしまうことも。本作ではSEED系ガンダム、[[エステバリス]]、[[ブレンパワード (兵器)|ブレン]]、[[テッカマン]]等の飛行可能、高移動力、高運動性の機体が豊富なため、相対的に見てGガンダム系の能力は乏しいと言える。もちろん手を加えれば使えるが、最も不遇な扱いかもしれない。<br />
:また、シャッフル同盟は5人強制出撃のシナリオがあるが、Gガンダム勢はどの分岐を選択しても[[主人公]]と同行するので、このゲームの「分岐時に別ルートに行ったパイロットのレベルは合流時に自軍パイロット上位16人の平均レベルになる」仕様を利用してのレベル上げができないという厄介な点がある。定期的に出撃させるか、新システムの[[交代]]を利用して、[[応援]]をかけた一撃で名有りパイロットを撃墜するなどしてレベルを上げておきたい。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦T]]<br />
:『NEO』以来約10年ぶりとなる据え置き機向けスパロボ参戦であり、B.B.スタジオ製タイトルへの参戦は当作品が初めてとなる(バンプレソフト時代を含めれば『R』以来)。シャッフル同盟の面々並びにアレンビーが『MX』以来、久々の登場となる。<br />
:原作終了参戦ながら、過去のSRW作品では曖昧にされがちであったガンダムファイトの存在が世界観の根幹に組み込まれているなど重要なウェイトを占め、シナリオ面についても原作のアフターストーリーとも言うべき展開を見せる。各監督に師弟関係があるためか『[[ガン×ソード]]』とのクロスオーバーがメインとなっている。<br />
:各ユニットとも火力こそ高いがその分消費ENが全体的に引き上げられており継戦能力は高くない。Ver.1.03よりEセーブEXが追加されたことである程度是正されている。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[新スーパーロボット大戦]]<br />
:ラスボスとしてオリジナル形態の[[デビルガンダム]]が登場、[[東方不敗マスター・アジア|マスター・アジア]]が[[異星人]]など本作[[オリジナル設定]]が存在。またキョウジは悪人のままであるなど珍しい要素が多い。本作のモビルファイターは格闘攻撃(〇〇ストライク)時には専用の攻撃グラフィックおよびダメージモーションによるカットインが挿入されるなど、当時にしては戦闘アニメにかなり力が入れられている。<br />
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])<br />
:『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[オペレーション・メテオ]]の一環で[[デビルガンダム]]が投下されたり、『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の[[アクシズ]]落としの際に、デビルコロニーならぬ[[デビルアクシズ]]になったり等、他の原作のコラボネタが多数。<br />
:ウルベが登場しないので事件の黒幕は『ガンダムW』の[[カーンズ]]。[[東方不敗マスター・アジア|マスター・アジア]]は仲間にならないがシュバルツは生き残るルートもある。<br />
:[[シャッフル同盟]]の仲間たちは本作が初登場で、[[合体攻撃]]でシャッフル同盟拳も登場。また本作のみ[[ゼウスガンダム]](マーキロット)と[[コブラガンダム]](シジーマ)も登場している。<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:扱いとしては原作終了後。完全廃棄されたはずの[[DG細胞]]が何者かによって修復改良されて、さらには倒したはずの四天王のミケロやチャップマンが登場し……というもの。今回の[[デビルガンダム]]は[[ギガノス帝国]]の[[マスドライバー]]に取り付く。今回はレイン、アレンビー、[[風雲再起]]に加え、音声付スパロボでは[[シャッフル同盟]]やキラルが初登場。多くのMFは飛行可能だが空の移動適応はBなため、飛ばすと移動力が半減してしまう点は注意。<br />
:作品間の絡みとしては、『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』や『[[闘将ダイモス]]』との絡みが多い他、ジョルジュが『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[ケーン・ワカバ]]の指南役になり、[[見切り]]を修得させるイベントもある。キャラクター、ユニット共に数が多いので、『[[お気に入り]]』システムの恩恵を受けやすい。<br />
;[[スパロボ学園]]<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦NEO]]<br />
:本作唯一のリアル系。原作終了後設定で、登場するのはドモンとゴッドガンダム、DG細胞のみ。シャッフル同盟はおろか、東方不敗やレインすら出てこないという異色の参戦。ただし、ドモンの出番や[[デビルガンダム]]関連のエピソードは比較的に多め。また、久々に[[デビルウルタリア|スパロボオリジナル設定のデビルガンダム]]が登場する。<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:サービス開始当初からの参戦作品の1つ。本作ではマスター・アジアも味方として使用可能である他、シャッフル同盟、シュバルツ、アレンビーも登場。本作をモチーフとしたイベント「さらば師匠!デビルガンダム復活」も開催された。<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]<br />
:『NEO』と同じく、ドモン、ゴッドガンダム、DG細胞のみ登場。<br />
:GRを組めず[[サブパイロット]]もいないゴッドガンダムは性能上位とは言えず、他の何かがDG細胞に侵されるような展開も目立たないが、「ガンダムファイトの作法に則った決闘(代理戦争)」が戦闘システム上で行われたスパロボ史上初の作品となった。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:第2期参戦作品第2弾として2016年5月に追加参戦。<br />
:内容面では期間限定イベントでデビルガンダムネタが使われる傾向が強い。<br />
<br />
== 各話リスト ==<br />
本放送前に「プロローグ」と称した前夜祭特番を3週にわたって放送、ホストはタレントのマイケル富岡と内山信二が務めた。制作スケジュール遅延に対しての措置とされている。<br />
{| class="wikitable"<br />
!話数!!サブタイトル!!登場メカ!!備考!!再現スパロボ<br />
|-<br />
|特番1||プロローグ・I 誕生編||rowspan="3"|‐||rowspan="3"|プロモーション番組||rowspan="3"|-<br />
|-<br />
|特番2||プロローグ・II <ruby><rb>出発</rb><rt>たびだち</rt></ruby>編<br />
|-<br />
|特番3||プロローグ・III 飛躍編<br />
|-<br />
|第1話||<ruby><rb>G</rb><rt>ガンダム</rt></ruby>ファイト開始!地球に落ちたガンダム||[[シャイニングガンダム]]<br />[[ネロスガンダム]]|||||[[新]]<br />
|-<br />
|第2話||唸れ!夢を掴んだ必殺パンチ||[[ガンダムマックスター]]|||||<br />
|-<br />
|第3話||倒せ!魔神ドラゴンガンダム||[[ドラゴンガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第4話||いざ勝負!真紅のバラの貴公子||[[ガンダムローズ]]|||||<br />
|-<br />
|第5話||大脱走!囚われのガンダムファイター||[[ボルトガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第6話||闘えドモン!地球がリングだ||||||<br />
|-<br />
|第7話||来るなら来い!必死の逃亡者||||OP変更||<br />
|-<br />
|第8話||仇は討つ!復讐の宇宙刑事||||||<br />
|-<br />
|第9話||強敵!英雄チャップマンの挑戦||[[ジョンブルガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第10話||恐怖!亡霊ファイター出現||||||<br />
|-<br />
|第11話||雨の再会…フォーリング・レイン||||||<br />
|-<br />
|第12話||その名は東方不敗!マスター・アジア見参||[[デスアーミー]]<br />[[クーロンガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第13話||大ピンチ!敵は5大ガンダム||||||<br />
|-<br />
|第14話||衝撃!シャイニング・フィンガー敗れたり||||||<br />
|-<br />
|第15話||戦士の称号!さらばシャッフル同盟||||||<br />
|-<br />
|第16話||最強最悪!デビルガンダム現わる||||||<br />
|-<br />
|第17話||対決!謎の覆面ファイター||[[ガンダムシュピーゲル]]|||||<br />
|-<br />
|第18話||必殺技を盗め!美女軍団の大作戦||||||<br />
|-<br />
|第19話||激闘!ドラゴンガンダム対ボルトガンダム||||||<br />
|-<br />
|第20話||ジョルジュよ、悪夢を打ち砕け!||||||<br />
|-<br />
|第21話||決勝迫る!タイムリミット3日前||||||<br />
|-<br />
|第22話||戦士の絆!デビル包囲網を突破せよ||||||<br />
|-<br />
|第23話||宿命の戦い!ドモン対デビルガンダム||||||<br />
|-<br />
|第24話||新たなる輝き!ゴッドガンダム誕生||[[ゴッドガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第25話||決勝開幕!ガンダムファイター大集合||[[ガンダムヘブンズソード]]<br />[[グランドガンダム]]<br />[[ウォルターガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第26話||新必殺技!爆熱ゴッド・フィンガー!!||||OP・ED変更||<br />
|-<br />
|第27話||頑張れドモン!友に捧げた大勝利||||||<br />
|-<br />
|第28話||狙われたドモン!殺し屋ファイターの必殺剣||[[マンダラガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第29話||試合放棄!?恋にドキドキサイ・サイシー||||||<br />
|-<br />
|第30話||美少女ファイター!デンジャラス・アレンビー||[[ノーベルガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第31話||ピエロの幻惑!怒れガンダムマックスター||||||<br />
|-<br />
|第32話||危険な罠!ネロスガンダムの大逆襲||||||<br />
|-<br />
|第33話||地獄からの使者!チャップマン復活||||||<br />
|-<br />
|第34話||立てドモン!嵐を呼ぶタッグマッチ||||||<br />
|-<br />
|第35話||決着の時!豪熱マシンガンパンチ||||||<br />
|-<br />
|第36話||騎士の誇り!奪われたガンダムローズ||||||<br />
|-<br />
|第37話||真・流星胡蝶剣!燃えよドラゴンガンダム||||||<br />
|-<br />
|第38話||ドモン対アルゴ!突撃ボルトガンダム||||||<br />
|-<br />
|第39話||石破天驚拳!決闘マスター・アジア||||||<br />
|-<br />
|第40話||非情のデスマッチ!シュバルツ最終決戦||||||<br />
|-<br />
|第41話||バトルロイヤル開始!復活のデビルガンダム||||||<br />
|-<br />
|第42話||強襲四天王!ガンダムヘブンズソード||[[ライジングガンダム]]||||<br />
|-<br />
|第43話||獅王争覇!グランドガンダム迎撃作戦||||||<br />
|-<br />
|第44話||シュバルツ散る!ドモン涙の必殺拳||||||<br />
|-<br />
|第45話||さらば師匠!マスター・アジア暁に死す||||||<br />
|-<br />
|第46話||レインの危機!デビルガンダムふたたび||||||<br />
|-<br />
|第47話||デビルコロニー始動!大進撃シャッフル同盟||||||<br />
|-<br />
|第48話||地球SOS!出撃ガンダム連合!!||||||<br />
|-<br />
|第49話||<ruby><rb>G</rb><rt>ゴッド</rt></ruby>ガンダム大勝利!<br />希望の未来へレディ・ゴーッ!!||||||<br />
|}<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<br />
=== [[DVD]] ===<br />
<br />
==== DVD BOX ====<br />
<amazon>B00006LPL4</amazon><amazon>B00006LPL5</amazon><amazon>B00006LPL6</amazon><br />
==== DVD ====<br />
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<br />
== 余談 ==<br />
*主役機のデザインを担当した大河原邦男氏が、そのNGデザインのいくつかを再構成したのが次作『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[ウイングガンダム]]であると証言している。最終盤に登場したガンダム連合の中にはウイングガンダムや[[V2ガンダム]]などの[[ガンダムタイプ|歴代ガンダム]]、果ては[[ダイターン3]]や[[ザンボット3]]まで混ざっていた。<br />
*寺田Pがマンネリ化を防ぐためか参戦は『[[スーパーロボット大戦64]]』で最後にするとコメントしていたこともあり、一時期再参戦が絶望視されていた時期があった。その後ファンからの要望があったためか、『[[スーパーロボット大戦A|A]]』で久々に参戦を果たす事ができた。<br />
*参戦当時スパロボを制作していたウィンキーソフトの話によると、「Gガンダム?嫌です。あれは今までのガンダムとは違う」という答えが出たという話もあった。この時は結果的に参戦を果たしたものの、『Gガンダム』はスパロボスタッフにとって使いにくい素材なのではないかと思われていた背景もある。<br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:機動武闘伝Gガンダム]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:きとうふとうてんGかんたむ}}<br />
[[category:登場作品]]<br />
[[category:ガンダムシリーズ|*きとうふとうてんGかんたむ]]<br />
[[Category:機動武闘伝Gガンダム|*きとうふとうてんGかんたむ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%88&diff=332926
テンカワ・アキト
2019-08-27T13:50:58Z
<p>210.155.61.242: /* 固有エースボーナス */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 漢字表記 = [[漢字表記::天河 明人]]<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Akito Tenkawa]]<br />
| 登場作品 = <br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦艦ナデシコ}}<br />
*{{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-}}<br />
| 声優 = {{声優|うえだゆうじ|上田祐司(現:うえだゆうじ)|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|後藤圭二}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦A}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = [[種族::地球人]]<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 年齢 = [[年齢::18]]歳<br />[[年齢::23]]歳(劇場版)<br />
| 身長 = [[身長::175 cm]]<br />
| 体重 = [[体重::62 kg]]<br />
| 出身 = [[火星]]<br />
| 所属 = 民間人→ナデシコクルー(コック見習い兼パイロット)→民間人<br />
}}<br />
'''テンカワ・アキト'''は『[[機動戦艦ナデシコ]]』の[[主人公]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[火星]]出身で、[[IFS]]処理を施している事でそれに対応した乗り物を操縦する事が可能。それ以外はごく普通の青年に過ぎなかったのだが、[[木星]]圏より飛来した[[木星蜥蜴]]の襲撃を受けて、その運命が大きく変わる事になってしまう…。<br />
<br />
=== 人物 ===<br />
幼少期はどちらかというと根暗で、何事においても無関心な態度しか示さなかった。幼い頃、幼馴染である[[ミスマル・ユリカ]]が父親の[[ミスマル・コウイチロウ|コウイチロウ]]と共に地球へと旅立った直後に、両親をテロで亡くし、天涯孤独の身となっている。<br />
<br />
その後は苦労を重ねたのか、ナイーブさを持った青年に成長しているが、人との関わりを何処か避けている節があった。また、木星蜥蜴の襲撃によって死にかけた為か、戦争に対しやや神経質なまでに恐怖心を抱いており、それが原因で度々現実逃避に近い行動に出てしまう事もあった。一方で、他人を思いやり、時に身を挺してでも守ろうとする優しさや強い意志を見せる事もあり、その事からユリカだけでなく、[[メグミ・レイナード]]、[[スバル・リョーコ]]、[[ホシノ・ルリ]]といった女性達に好感を抱かれる事もあった。ただし、アキト自身は元々他者との付き合いが苦手な事もあってか、戸惑う事が多かった。<br />
<br />
ユリカと再会し、成り行きで乗り込んだ[[ナデシコ]]での生活に辟易する事もしばしばあったが、クルーの面々と関わり、様々な戦いを経験していくにつれて、悩みながらも自分なりにやるべき事を見つけ、最終的には気付かぬ内に抱く様になっていたユリカへの想いと向き合い、結婚するに至るのだが…。<br />
<br />
=== 劇中での活躍 ===<br />
==== [[機動戦艦ナデシコ]] ====<br />
幼少期に両親を失ったアキトは、火星のターミナルコロニーで天涯孤独の身で暮らしていた。木星蜥蜴の襲撃を受け、トラックを操縦して避難民を守ろうとした際、目の前で周囲の人間が死んでいく光景を目の当たりにし、自身も命を落としかけるのだが、とある理由によりアキトは一人生き延びる事になり、地球へと辿り着く事になる。<br />
<br />
地球への移住後はコックの見習いを目指していたが、木星蜥蜴に殺されかけた恐怖から立ち直れず、現実から逃げる様に仕事に打ち込もうとしていた為に、それを見かねた店長によって、あえてクビを言い渡される。その後、道中にて偶然幼馴染のユリカと再会。両親の死に彼女の父であるコウイチロウが関わっていたのではないかと疑っていたアキトは、彼女を追って[[佐世保|サセボシティ]]のドッグへと向かい、そこで成り行きで[[プロスペクター]]からコックとしてナデシコのクルーに雇われるのだが、ドッグを襲撃してきた木星蜥蜴を[[エステバリス]]で撃退した腕を見込まれ、パイロットとしての任務も兼任する事になってしまった。<br />
<br />
あくまでもコックでいたかった事から戦いに消極的であったが、ナデシコの目的が火星の住民を救出に行く事であるのを知り、また正規パイロットである[[ダイゴウジ・ガイ]]とは趣味の『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』というアニメで意気投合した事で、火星の人達を守りたいという思いから戦う決意をする。だが、ガイは[[ムネタケ・サダアキ]]がナデシコから脱出する際に偶然居合わせてしまった結果、はずみで撃った彼に射殺され殉職し、短い付き合いになった。その後はリョーコ達3人のパイロットを加えて引き続き戦う事になるが、火星の住民を救出する事は出来ずに終わり、地球への帰還後は連合軍や[[ネルガル重工]]の「大人の事情」に振り回され、更にはナデシコが連合軍参加として本格的に戦争へ参加する事が決定してからは、戦う理由について見失い、一度は軍から言い渡されたクビに従う形でメグミと共にナデシコから下りる。しかし、[[エリナ・キンジョウ・ウォン]]から自身が以前火星での木星蜥蜴襲撃時に、次元跳躍能力である[[ボソンジャンプ]]によって生き延びた推測を聞かされ、更には木星蜥蜴側から有人機である[[ジンシリーズ]]が投入された結果、危機に陥ったナデシコを救うべく大量のCC(チューリップクリスタル)を使って、[[マジン]]を道連れにする形で二週間前の月へと二度目のボソンジャンプを果たす。<br />
<br />
その後、木星蜥蜴の正体が人間の軍事組織…「[[木連]]」である事実を知った際は、当初こそ火星を襲撃され、更に月で世話になっていた一家の夫人が[[ダイマジン]]の襲撃で死亡してしまった怒りから激しい憎しみを抱いていたものの、[[白鳥九十九]]やその妹である[[白鳥ユキナ]]もまた人間である事実に気付いたアキトは、戦争を終わらせる為に戦う事を決意。一時の潜伏期間を経てユリカ達と共に接収されたナデシコを取り戻し、和平の為に奔走していた九十九が親友の[[月臣元一朗]]に撃たれ命を落とした事で、一度は現実に絶望しかけるも、ネルガルと木連が手に入れようとしているボソンジャンプの演算ユニットとなる[[火星極冠遺跡]]を巡る戦いを経て、自分の信じていた気持ちと向き合い、幼なじみのユリカに[[告白シーン|告白]]。この告白が後の「熱血クーデター」の切っ掛けとなり、戦争を終わらせる事になった。<br />
<br />
==== テレビ版終了後 ====<br />
戦後はコックに戻り、[[ナデシコ]]のクルーであった少女[[ホシノ・ルリ]]を引き取り、ユリカと共に屋台のラーメン屋を開く。そしてユリカの父・コウイチロウとのラーメン勝負に打ち勝ち、晴れてユリカと結婚。そして新婚旅行に宇宙へ向うシャトルへ乗り込んだが、事故で爆発。束の間の新婚生活になってしまった。[[小説]]『ルリAからBへの物語』で語られる。<br />
<br />
==== [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]] ====<br />
劇場版本編では23歳。実はシャトルに乗り合わせた際に、[[火星の後継者]]の[[北辰]]らに拉致されていた。そこで過酷な人体実験を強制させられ、視覚や味覚など五感の大半を失ってしまう。<br />
<br />
ネルガルシークレットサービスに救出された彼はユリカ奪還と復讐を誓い、シークレットサービスの一員となっていた月臣指導のもと機動兵器操縦技術や様々な体術を身に付ける。ネルガルからは[[アカツキ・ナガレ]]の意向により[[ブラックサレナ]]の前身となる[[エステバリス]]・アキト機が再び与えられている。この頃から視力補佐の黒いバイザーや火器を仕込んだ黒ずくめの衣装を身につけるようになった。<br />
<br />
その後は火星の後継者を相手に工作活動を開始するが、IFSのフォローが有るとはいえ五感にハンデを抱えた状態で新鋭機の[[夜天光]]や[[六連]]に一対複数の状態での戦闘を常に強いられ、敗れてはボソンジャンプで命からがら逃げ帰る日々であった。その度に乗機も被弾しても継戦出来るよう追加装甲が付き、更にそれによる機動力低下を補う大型スラスターなどが増設され、元々のエステバリスとはかけ離れた姿(ブラックサレナ)へと変貌していった。また、単独行動中に敵研究施設から[[ラピス・ラズリ]]を救出。さらに[[火星の後継者]]の隠れ蓑であるヒサゴプラン、それに関連するターミナルコロニーを次々に襲撃、破壊している。<br />
<br />
墓地で[[ホシノ・ルリ]]と再会した際、「彼の生きた証」として「テンカワ特製ラーメン」のレシピを渡した。その後、[[ナデシコC]]の活躍で[[火星の後継者]]の作戦は失敗し、かつての[[ナデシコ]]の仲間達のサポートを受けたアキトは[[北辰]]との最後の対決に勝利する。だがその後は仲間達のもとには戻らず、ユリカを仲間達に託して皆の前から姿を消した。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
TV版と劇場版の2パターンが存在するが、扱いはやはり大きく対照的である。<br />
<br />
基本的にTV版で登場すると序盤から仲間になる。素人ということを考慮してか、主人公キャラクターでありながら[[技量]]があまり高くなく、他の能力値も脇役勢と同等。加えて当初は特別な[[特殊技能]]や[[精神コマンド]]があるわけでもなく、ガイやリョーコの方が優秀ということもあった。また、合体攻撃のパートナーであるガイがフラグ次第で死亡する場合、大きく使い勝手が落ちるなど、非常に使いにくかった。だが、作品を重ねるにつれ能力が強化され、合体攻撃も『W』ではガイが無条件生存、『BX』ではアカツキがパートナーとなるなど、大幅に改善されている。<br />
<br />
シナリオ面においては「ガイの死亡」「ゲキ・ガンガーを乗り越える」と言った彼にまつわる重要イベントがあまり再現されず、冷遇気味であった。ガイ生存時には、彼に活躍の場を喰われ、主役でありながら脇役気味の扱いを受ける事も。また、劇場版と同時登場する作品においてはTV版のアキトは前座扱いであり、その点でも不遇。『BX』では本格的にTV版のシナリオがしっかり再現され、ようやく改善された。<br />
<br />
また、TV版では甲児達と同年代だが、『J』以降からは甲児達からアキトさんと呼ばれることが増えてきている。<br />
<br />
劇場版で登場すると能力的には[[ブラックサレナ]]の反則的なまでの強さも加え文句無く主役クラスの性能。一方シナリオ面では原作通り1度どこかへ去って行って、最終話近くで彼に縁が深い人間がピンチに陥ったところを助けに来るというのが、復帰のお約束となっていた。余談だが、そのイベントで相手にする敵は不死身を自称する者達である。<br />
この通り本格参戦が遅くプレイヤーが使える期間が短かったが、『V』でその点は解消された。<br />
<br />
『R』、『MX』では他作品のキャラクター達との絡みはほとんど無かったが、『W』や『V』、『T』では[[前大戦]]で多くの戦友に恵まれており、TV版のアキトを知るキャラクター達は彼の身に起きた事に心を痛めている。<br />
<br />
劇場版のアキトは「復讐」というネガティブな動機で戦っているのであるが、上記のとおり戦争を終わらせ最愛の人との新婚旅行の最中に襲撃を受け拉致された末、妻は敵が利用するために奪われ、自分も人体実験の末に夢であった料理人に一番大事な味覚も含めた五感のほとんどを失ってしまう…というその身に受けた過酷さと、ルリやリョーコへの気遣いを見せる等心は失っていなかったこと、そして敵の火星の後継者や北辰らの悪辣さからか、復讐を諌められることはほとんどなく、むしろ「決着は彼の手で付けさせてやりたい」と後押しされることになる。<br />
<br />
今までバッドエンディングを迎えたことがなく、最後は必ずユリカと一緒にいるほか、手術による五感回復やリハビリメニューなど彼を救う展開が用意されている。そういう面では劇場版の彼もスパロボで救われたキャラなのかもしれない。<br />
<br />
また、劇場版では主人公ではないのだが、TV版の主人公という事からか、[[戦闘前会話]]では主人公扱いされていることが多い。<br />
<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]<br />
:TV版設定で、担当声優のうえだゆうじ氏はこの作品でスパロボ初参加となった。第1部序盤から何度か[[スポット参戦]]するが、仲間になるのは第2部後半。ガイとの[[合体攻撃]]が強力なのだが、ガイ無しでもそこそこである。<br />
:戦闘台詞の「射撃は得意じゃない」発言は本作からだが、能力面では別に低くない(そもそも原作ではそんな設定は特にない)。ユリカもそうだが上書き不可の[[ナノマシン処理]]と[[A級ジャンパー]]所持のため、スキルコーディネイトによる補強がしづらい。[[援護防御]]を上書きして[[集中力]]をつけるのが無難。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:初登場作品。TV版設定。序盤の初登場シナリオで本編同様に成り行きから出撃するのだが、[[NPC]]扱いで撃墜されるとゲームオーバーになる。積極的に移動・攻撃する上に被弾率が高く、減少したHPを[[修理装置]]や[[精神コマンド]]で回復できないため、ゲーム序盤の難所となっている。更にこのシナリオではHP減少で撤退するボスが多く、撃墜するためにダメージ調整しているところに割り込んで撤退させてしまうのにも注意が必要。<br />
:仲間になってからはややパンチ力に欠けるが、ガイを生存させていれば[[合体攻撃]]で活躍できる。ガイ死亡時は[[月面フレーム]]を使うのも手。援護回数と[[突撃]]のおかげで、同じく[[合体攻撃]]のないアカツキよりは相性がいい。<br />
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]<br />
::リメイク元の『A』と扱いは同じ。追加された[[エース]]ボーナスは「戦闘終了後に[[火星丼]]を一つ入手」。[[SP]]大量消費を基本戦略としている場合には世話になる。『R』辺りからキャラ性能が見直されていたが、エースボーナスを除けばリメイク前同様平凡な性能となった。<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:TV版・劇場版両方の設定。序盤は劇場版の復讐鬼で登場。何事もなく[[ナデシコC]]と合流しており、リョーコ達も誰一人として突っ込まない。過去に跳んでからはTV版に。「技術の前倒し」のおかげで後半はTV版の設定で[[ブラックサレナ]]に搭乗することになる。料理の腕前も前倒ししたらしくテンカワ特製ラーメンをYナデシコの食堂で振る舞っている。ガイや九十九が妙に目立つためか、シリーズの中でも非常に影が薄い。和平会談失敗後はほとんど台詞がない。EDでは歴史が変わったために劇場版の事件には巻き込まれず、ユリカとの間に子供ができるというハッピーエンドとなる。原作では明らかに格闘戦の印象が強かったが、本作では格闘より射撃が高くなっており、以降の作品ではどちらが高いかはまちまちとなっている。能力値は相変らず平凡だが、[[魂]]を覚えたためようやく脇役との差別化が図られた。参戦話数が少ないからか、TV版と劇場版で能力値差がまるでない。[[技量]]くらいは劇場版の方が高くてもいいと思うが…。<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:TV版設定。序盤から登場し、最後までほとんどの期間仲間にいるが、ガイが序盤で抜ける上に場合によっては帰ってこないので、その場合はエステの火力の低さから苦戦を強いられる。しかもガイが帰ってきた場合、草壁との対決台詞をガイに持っていかれてしまう。微妙に不遇。ただ『R』と違い、影が薄いということはなく、出番自体は多い。スパロボでは珍しく、原作序盤によく見られた自分勝手な面が結構描写されている。両親を亡くしたのが幼少期ではなく火星会戦時に変更されているほか、[[火星]]を襲撃したのが[[グラドス軍]]であるため、[[ル・カイン]]らグラドス軍との[[戦闘前会話]]がある。今回も射撃の方が高い。でも「射撃は得意じゃない」の戦闘台詞はそのまま。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:TV版・劇場版両方の設定。何度かスポット参戦した後、第1部前半で仲間に。第1部後半までガイがいないので苦戦を強いられるが、必ず帰ってくるので安心。能力値はエースクラスで、[[技量]]も高い。第2部では劇場版となりNPCに。『R』と違い、ちゃんとTV版の時より能力値が上がっている。第1部で自軍に参加してたこともあり、『MX』と違い普通に他作品キャラとも絡む。台詞自体も大幅に増えている。[[火星の後継者]]との決着で[[スポット参戦]]し、本作ではここでイネスの正体を知らされる。その後も1回スポット参戦し、最終話2話前に[[獅子王凱]]を拾ってユリカの危機を救い加入する。[[ブラックサレナ]]は強力で、アキト用エステカスタムまで分離すると幻の劇場版ガイとの合体攻撃であるファン感涙もののダブルゲキガンフレアまで使える。EDでは五感を取り戻すためのリハビリとして、ユリカと2人で雪谷食堂でバイトをしている。…しかし理由を説明しているとはいえ容姿が'''黒アキトのまま'''だったのでプレイヤーのツッコミを招いた(アキトがリハビリ中であるのと、「完全に治ってサングラスを外せる日が来る」と発言している)。なお、本作では彼の料理の腕前の上達ぷりもきちんと描写されている。また、『MX』と比べると人体改造から再会までにそれほど時間がたっていないため、かつてのアキトらしい熱血漢な一面を見せるときがある。特に終盤で自軍と合流してからは顕著。TV版と同時参戦の為か、劇場版仕様になってからも戦闘前会話ではルリでなく彼が主人公扱いされている。<br />
;[[スーパーロボット大戦BX]]<br />
:TV版設定。音声の新規収録もされた。<br />
:今回はガイが死亡しているが、まさかの'''アカツキとのダブルゲキガンフレア'''があるので序盤から火力に困る事はないどころか気力さえ溜まればトップクラスの火力を出せる。アカツキとは合体攻撃の動作だけでなく、掛け合いの会話でも(多少口喧嘩っぽい雰囲気ではありながらも)なかなか息の合ったコンビネーションを見せており、今までのスパロボシリーズにおける2人の険悪な関係しか知らなかったプレイヤーを驚かせた。<br />
:そのほか、『[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]』の[[ジラード・スプリガン|ジラード]]と交流を深め、彼女の説得イベントにも大きく関わるというクロスオーバーもあり、存在感はかなり大きい。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:劇場版設定。『MX』以来の音声の新規収録が行われた。<br />
:過去作では自身の動機のためか、参戦が遅い上に他作品とのクロスオーバーが少なかったが今作では史上最速の参戦(正確には火星での[[火星の後継者]]との決戦の最中に、[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]に飛ばされた後なし崩し的に自部隊に入る)。他キャラクターとのクロスオーバーやインターミッションでの出番も多い。また、自分から黒衣を脱ぎ捨てる努力をしているので『W』の時以上にTV版のキャラが出ている…が、'''容姿が黒アキトのままTV版時代のような台詞を言う'''ので場合によってはギャップで笑いを誘うことも……。<br />
:また、元一朗から戦闘訓練を受けていた設定が活かされており、[[胡蝶]]相手に木連式・柔を披露している。<br />
:本作では、前述の通りシナリオや早期加入の都合からTV版的発言が多いが、穿った見方をすれば同時参戦の[[勇者特急マイトガイン]]が所謂'''お約束満載のヒーローアニメ'''であるため、暗に『お約束』の解説代わりの意味でTV版を意識した発言やメタ発言が多いとも取れる。<br />
:困難ルートEDでは味覚を取り戻し、ユリカと屋台のラーメン屋を営んでいるが、そこでも(接客はユリカがするとはいえ)'''黒衣を着たままである'''。そして'''当然突っ込まれた'''(一応本作では、例の黒衣は正常に機能しない五感の補助用ということになっているらしいが……)。<br />
:パイロットとしての能力は高いが精神コマンド「[[集中]]」を習得しないため、早めに被弾させて底力を発動させると安定する。<br />
;[[スーパーロボット大戦T]]<br />
:劇場版設定。音声も新規収録された。<br />
:今回は歴代最速の4話からの参戦となるが、第8話クリア後に離脱し、復帰は第15話となる。しかも、4話では話の流れで無理やり誘われる形ではなく、'''自分から売り込みに行く'''という非常に珍しいパターンで参戦する。同じ「黒衣の復讐鬼」である[[ヴァン]]とは絡みが非常に多く、両作を知っていると思わず涙を誘うシーンも。<br />
:なお、もはやお約束と化した感はあるが'''今回も黒衣を着たまま「ぼすらーめん」で働くEDを迎えた'''(が、今回に限ってはエキスパンション・シナリオが控えているため、'''メタ的に絶対に脱がせられない理由はあった''')。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:劇場版設定。度々[[NPC]]として登場。火星の後継者との決着でスポット参戦し、その後終盤で仲間に。本人も[[ブラックサレナ]]も強いのだが、合体攻撃を持つリアル系のユニットに攻撃力で劣ることと、仲間になるのが遅すぎるのがネック。[[ナデシコC]]が電童のゼロによって沈められそうになったとき、[[ボソンジャンプ]]で不意をつき助けに来た。仲間になった後はルリを含めた[[ナデシコC]]の面々とさえ'''全く'''会話が無く、当然ナデシコ以外の自軍キャラとも'''一切会話しておらず'''、[[竜崎一矢]]のように終盤までアキトの事を気に掛けてくれる者とですら直接的な交流は皆無という有様。最終戦まで息をつく暇がない展開だったため仕方ない気はするが、あろうことか、'''最終戦後に迎えに来たユリカとも全く会話しない'''。<br />
:EDでは行方不明になっていたが、版権キャラのトリとして登場。ヒューゴと同様手術によって体は完全に治り、ユリカの元へ帰還するハッピーエンドとなる。<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:今作は終始TV版設定。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:劇場版設定で限定参戦。ボイスつきのパイロットパーツが入手可能。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
TV版では、[[射撃]]・[[格闘]]ともに及第点で、どちらもそつなくこなせる。基本的には格闘の方が高い作品が多いが、[[R]]、[[J]]、[[BX]]は射撃の方が高い。参戦当初は[[命中]]・[[回避]]は平均レベルで、素人だからか[[技量]]は低い。『R』以降からは[[エステバリス]]自体の能力が回避重視へ大きく方向転換したのと同時に、命中・回避も高めに設定された。<br />
<br />
劇場版では、全ての能力値が高くなりエースとして申し分ない能力を持つ。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
[[集中]]、[[ひらめき]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[魂]]などを習得するため使いやすい。[[覚醒]]を習得することも多い。『R』や『W』ではTV版と劇場版のアキトが登場するため、精神コマンドがそれぞれ異なる。<br />
<br />
==== TV版 ====<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]<br />
:'''[[熱血]]、[[幸運]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[突撃]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[加速]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[友情]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[直感]]、[[魂]]、[[覚醒]]'''<br />
<br />
==== 劇場版 ====<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[魂]]、[[愛]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]、[[スーパーロボット大戦T|T]]<br />
:'''[[不屈]]、[[加速]]、[[直感]]、[[気迫]]、[[魂]]、[[愛]]'''<br />
:魂や愛も重要だが、自軍でも最速クラスで「気迫」を覚えるのがポイント。プラーナコンバーターによる稼ぎを安心して任せられる。ただ、集中が取り上げられたので雑魚相手の回避率が不安。<br />
;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]])<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[鉄壁]]、[[必中]]、[[魂]]、[[愛]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
==== TV版 ====<br />
[[底力]]を持つがあまりLvは上昇しない。『J』、『W』、『BX』では[[IFS]]により気力と共に能力が上昇する。<br />
<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]<br />
:'''[[ナノマシン処理]]、[[A級ジャンパー]]、[[援護攻撃]]L4、[[援護防御]]L4'''<br />
:特に効果がない死にスキル「ナノマシン処理」によってスキル枠を一つ潰してしまっている。「A級ジャンパー」はイベントで習得。<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])<br />
:'''[[底力]]L5、[[斬り払い]]L5'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[底力]]L5、[[防御]]L2、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[IFS]]、[[底力]]L5、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[底力]]L5、[[マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[全体攻撃]]L2、[[IFS]]'''<br />
<br />
==== 劇場版 ====<br />
TV版と違い「'''復讐'''」を思わせる技能を多数習得する。また[[ブラックサレナ]]や[[エステバリスカスタム]]が[[剣装備]]でないため[[切り払い]]は習得しない。<br />
<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[底力]]L5、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1'''<br />
:登場が序盤だけなのでTV版よりも遥かに早く底力がL5に到達する。<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[撃ち落とし]]、[[IFS]]、[[カウンター]]、[[底力]]L8、[[マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]、[[スーパーロボット大戦T|T]]<br />
:'''[[IFS]]、[[底力]]L9、[[ダッシュ]]、[[サイズ差補正無視]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]<br />
:'''[[A級ジャンパー]]、[[リベンジ]]、[[闘争心]]、[[戦意高揚]]'''<br />
<br />
=== 固有[[エースボーナス]] ===<br />
;「MAPクリア時に「火星丼」をひとつ入手」<br />
:『AP』で採用。コックならではの技能。SP量が絶対的に少ない本作では「火星丼」は貴重な[[強化パーツ]]である。<br />
;敵対する軍勢のフェイズ時に与ダメージ1.3倍、最終回避率+20%。<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』、『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。コック衣装を捨てて「復讐鬼」と化した劇場版のアキトらしいボーナス。<br />
:『MX』で所持していた[[リベンジ]]の強化版であり、[[アタッカー]]と[[カウンター|フルカウンター]]を付けた上で[[気迫]]を使うことで[[無双]]を狙える。<br />
:『T』では[[回避]]が伸びにくいため、最終回避率が上がるのも非常にありがたい。<br />
:ただ、上記の通り、集中がないのでこのボーナスがあっても一撃で仕留めきれなくなってくる終盤は敵陣に放り込みすぎるのも危険。<br />
<br />
== パイロットBGM ==<br />
;「YOU GET TO BURNING」<br />
:主題歌。<br />
;「GO!エステバリス」<br />
:エステバリスパイロットの[[BGM]]。かなりの名曲で、ファンからの人気も高い。劇場版での北辰衆との戦闘時もこれがかかった。<br />
;「ブラックサレナIII」<br />
:劇場版バージョンのBGM。非常にダークな雰囲気と危険な空気を醸し出しており、「復讐鬼アキト」をこれでもかというほど表現している。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
=== [[機動戦艦ナデシコ]] ===<br />
;[[ミスマル・ユリカ]]<br />
:幼馴染み。彼女の熱烈なアプローチに辟易していたが、火星での木星蜥蜴襲撃時、アキトの脳裏にユリカの姿が映っていた事からも、実はアキト自身もずっとユリカに思いを寄せていたのではないかと思われる。しかし、優柔不断な面があってか、なかなかその気持ちと向き合おうとしなかったが、火星極冠遺跡を巡る戦いを経て告白。戦後に結婚するが悲劇に見舞われ、束の間の幸せになってしまう。劇場版で彼女を奪還するがその後はアキト自身が姿を消してしまいそれっきりとなる。<br />
:スパロボではどの作品でも最後は必ず彼女の元へ帰っていく。<br />
;[[ホシノ・ルリ]]<br />
:ナデシコのクルー。「[[オモイカネ]]」以外に誰も心を開いていなかったが、それを巡る問題でアキトとの関わりを経て、初めて心を通わせた。戦後は行く当てもなかった所を、アキトとユリカに引き取られるも、新婚旅行の際にアキトはユリカと共に、シャトルの爆破に見せかける形で火星の後継者に拉致されてしまい、ルリの心に深い傷を残す。<br />
:劇場版では、16歳になった彼女が主人公を引き継ぐ事になる。<br />
;[[ダイゴウジ・ガイ]]<br />
:『ゲキ・ガンガー3』というアニメの趣味で意気投合するが…… スパロボでは殆どの場合ガイは生き残ってくれるので、終始相棒として一緒に行動する。<br />
;[[ハルカ・ミナト]]<br />
:アニメ版とは違い、漫画版では一時的に彼女と男女の仲になる。<br />
;[[メグミ・レイナード]]<br />
:異性として好意を寄せられていた。交際していた時期もある。しかし戦争に対する価値観の違いからお互いに見切りをつけて別れる。<br />
;[[スバル・リョーコ]]<br />
:パイロット仲間で、異性として好意を寄せられていたが、アキトが本心ではユリカの事が好きであるのを見抜き、腹パンで後押しする形で身を引いた。<br />
;[[アイちゃん]]<br />
:アキトと友達になった少女。[[火星]]で[[木星蜥蜴]]の襲撃で死亡したと思われたが……思わぬ形で再会することに。<br />
;[[アカツキ・ナガレ]]<br />
:[[ネルガル重工]]の会長。お互いの「正義」という価値観が違うことを思い知らされるが、何だかんだで火星極冠遺跡を巡る戦いでは最終的に共闘する。その後アキトの協力者となる。<br />
;[[ホウメイ]]<br />
:ナデシコ艦内食堂の料理長。アキトがナデシコ乗艦の際コックという触れ込みで乗り込んだこともあり、一時期彼女の元で下働きや料理の指導も受けていた。<br />
;両親<br />
:故人。ネルガル所属の技術者であり、チューリップクリスタルの情報を公開しようとしたためにネルガルによって[[暗殺]]された。<br />
<br />
=== [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]] ===<br />
;[[ラピス・ラズリ]]<br />
:五感の多くを失ったアキトのサポートをする少女。あまり詳しいことは語られていない。<br />
;[[北辰]]<br />
:仇敵。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]]』)』では、囮の為に[[エステバリス]]に乗せられた時には、今の自分と似たような過去を持つ彼から戦えないなら下がるようにとリードされる。<br />
;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]])<br />
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では、[[ロンド・ベル]]隊として共に戦うものの、終盤の隠しルートで[[ネオ・ジオン]]の総帥となった彼と敵対する事になる。彼が地球人類に絶望してしまった気持ちに一定の理解を示しながらも、それを理由に地球潰しをするという行為自体は真っ向から否定した。<br />
;[[エルピー・プル]] / [[プルツー]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』での初登場時、北辰衆に対する怨念を鋭敏に感じ取った彼女達を、図らずも畏怖させてしまった。<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では、地球と[[木連]]が和平を結ぶことになった時に、かつて木星蜥蜴に自分の周囲の人間を皆殺しにされ、同じように奴らを皆殺しにしてやりたいと思った事を語った際に、「それは人間として当然の感情だ」とフォローされた。<br />
;[[リリーナ・ドーリアン]]<br />
:『R』では、[[かぐらづき]]において行われた地球と[[木連]]による和平交渉で、地球圏統一国家の代表として出席した外務次官の彼女に同行する。<br />
;[[フレイ・アルスター]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では、握手を求めてきた[[ラクス・クライン|ラクス]]に、暴言を吐いた彼女を窘めた。<br />
;[[ムウ・ラ・フラガ]]<br />
:『J』で合流時に彼がいないことを[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]に問いただす。同じく分岐中にいなくなる[[バルザック・アシモフ|彼]]については一切触れないのだが…。<br />
;[[ロウ・ギュール]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[月]]に飛ばされた際に彼らに拾われた。<br />
;[[叢雲劾]]<br />
:『W』では戦いに疑念を抱いていた頃に彼に窮地を救われ、彼に諭されて奮起した。<br />
;[[ジラード・スプリガン]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』で、[[月]]に飛ばされた際に面識を持ち、世話になる。それゆえ彼女の裏切りには人一倍大きなショックを受け、彼女が憎しみにとらわれ、暴走した時は[[キオ・アスノ]]と共に[[説得]]した。<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』においては親友の一人となり、彼に武術の教えを請う。アキト曰く「[[ダイゴウジ・ガイ|声が]][[声優ネタ|心に染み入る]]」とのこと。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[ル・カイン]]<br />
:『J』では[[グラドス軍]]に[[火星]]を襲撃されたため、敵意を燃やす。<br />
;[[相良宗介]]<br />
:『W』第2部では宗介とよく絡む。復讐者となった自分と重ね合わせて何かと助けている。そして食い逃げ犯の1人。<br />
;[[千鳥かなめ]]<br />
:『W』にてラーメンを食い逃げされる。<br />
;[[ヒルダ (クロスアンジュ)|ヒルダ]]<br />
:『V』では脱走した末に母親に拒絶され警官に暴行を受けていた彼女を助け、保護している。また自分と同じく絶望を味わった彼女に同情しながらも強く立ち直ることを信じている。<br />
;[[尾瀬イクミ]]<br />
:『X-Ω』のイベント「じぶんらしくあるために」にて共演。一時的に[[リヴァイアス]]に滞在していた際に徐々に暴走し道を踏み外していく彼を危惧すると共に自身と重ねて自分のようにならないよう諭している。彼はそんな自身を心配するアキトの言葉を必死に否定しようとするが、その言葉は彼の心に重く残る事になった。<br />
;[[スパイク・スピーゲル]]<br />
:『T』ではアキトの境遇を自分と重ねて見ており、理解者の一人としてその戦いを助ける。<br />
;[[キリコ・キュービィー]]<br />
:『T』では愛する女性を取り戻す為に戦い続けるアキトに対して深く理解を示しており、彼も常にアキトの戦いを助けている。<br />
;[[アンジェラ・バルザック]]<br />
:『T』ボーナスシナリオ「楽園グルメ紀行」にて、料理人への気持ちを無下にする彼女の態度に眉をひそめるも、自身が味覚を失っていることから強く言えないでいたが、彼女がホイから、料理と料理を作ってくれた人に対して大切なことを知ってからは彼女に自身が作ったラーメンを味見してもらっている。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
==== ダイナミック系 ====<br />
;[[兜甲児 (OVA)]] / [[ボス]] / [[弓さやか]] / [[流竜馬]] / [[神隼人]] / [[車弁慶]]<br />
:『W』にて食い逃げされてしまう。その後、アキトが「ラーメン代をおごる」と言った際には、甲児に「これで金取るのはどうかと思う」と容赦なく突っ込まれる。<br />
:なお、『W』からリアルタイムで約11年後に'''ボスが[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY|『マジンカイザー』とは別の世界線]]にてラーメン屋を営んでいる'''というまさかのオチがつき、『T』EDでは彼のぼすらーめんでラーメン作りのリハビリに励んでいる。<br />
;[[剣鉄也]]<br />
:『T』では蜥蜴戦争時に共闘した仲だったことから、復讐鬼となったアキトの姿に心を痛めていた。<br />
;[[デューク・フリード]]<br />
:『A』では[[正義]]について教えてもらい、成長のきっかけとなった。<br />
;[[神勝平]]<br />
:『V』ではかつて[[ガイゾック]]との戦いで共闘した仲で、現在でも兄貴分の一人として慕われている。<br />
;[[神江宇宙太]]、[[神北恵子]]<br />
:『V』ではガイゾックとの決戦の際に彼等を助けた。<br />
;[[破嵐万丈]]<br />
:スパロボ全般では、彼と敵対する[[メガノイド]]の本拠地が[[火星]]である故か、共演すると必然と言っていいほど絡みが多い。<br />
:『IMPACT』では彼に色々と助けてもらうが、[[ボソンジャンプ]]にも無事だった万丈を訝しむ一幕も。<br />
:『R』では、地球と[[木連]]による和平交渉で、地球側の代表である[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の護衛として彼とも同行。彼の[[ダイターン3]]に乗せてもらう事に。<br />
:『V』では旧友かつ相棒に近い関係にもなっており、行動を共にする場面も多い。また、共に北辰を追う者同士でもある。<br />
;[[ロミナ・ラドリオ]]<br />
:『IMPACT』では[[月]]までの跳躍を行ったことで意識を失うも、彼女の[[エルシャンク]]へと収容され手当てを受けていた。<br />
;[[アブゾルート]]、[[ウィッター]]、[[グルメイ]]<br />
:『R』のEDでは、彼ら3人を弟子に加えルリやラピスと共にラーメン屋を切り盛りしている。<br />
;[[スバル]]<br />
:『R』では、苦心の末に完成させたテンカワ特製ラーメンを御馳走し、美味しいと賞賛された。<br />
;[[ゼロ (電童)|ゼロ]]<br />
:『MX』では彼の猛攻からナデシコCを救い、後に彼の挑発を毅然と撥ね付けた。<br />
;[[獅子王凱]]<br />
:『W』第2部では[[ソール11遊星主]]に捕らわれた彼の救出に駆けつけたり、[[イバリューダー]]との戦いでボロボロになった彼を救出するなど、何かと助ける。<br />
:『[[BX]]』では、彼と初対面時に名前を聞いて[[ダイゴウジ・ガイ|もう一人のガイ]]の方を思い出した。<br />
;[[獅子王雷牙]]<br />
:『W』EDでは彼にリハビリメニューを作成してもらい、それを基にしてリハビリに励んでいる。<br />
;[[ソルダートJ]]<br />
:『T』では同じ復讐者として彼からも共感されている。<br />
;[[腕原種]]<br />
:『T』DLC「黒いストレス」ではアキトとヴァンの憎しみの念を利用しようとするが、彼の計画を見事に打ち破る。<br />
;[[パルパレーパ]]<br />
:『W』では彼の攻撃からユリカを救い、救出した凱と共に対決する。<br />
;[[旋風寺舞人]]<br />
:『V』では彼のヒーロー性に希望を持ち、万丈と共に度々彼を導いている。かつてヒーローに憧れたアキトは、まるで絵に描いたような舞人の英雄性を羨望していたのだろう。<br />
:『T』では絡みこそ少ないものの彼の生き様を「俺の理想」と評するなど、彼への羨望の念は健在である。<br />
;内藤ルンナ([[胡蝶]])<br />
:『V』では彼女の舞人を見る目と'''ある日突然ヒーローに近づいてくる謎の美少女は大抵がスパイというアニメのお約束'''<S>というメタフィクション全開の理由</s>から彼女がミフネの間者であることに気付いた。<br />
:撃退した際に「浜田君を悲しませるな」と忠告して見逃しており、彼女がミフネを裏切りミフネに撃たれようとした時にはミフネを攻撃し彼女を助けている。<br />
;[[ホイ・コウ・ロウ]]<br />
:『V』のDLC「再起への誓い」では料理人だった頃のホイはアキトにとって憧れの存在であったことが明らかになる。<br />
:『T』のDLC「楽園グルメ紀行」では『V』とは逆に味覚を失っても料理人復帰を志すアキトに「ぼすらーめん」を紹介すると共にかつての自身のように道を踏み外さないようにとアドバイスをもらっている。<br />
;[[ブラックノワール]]<br />
:『V』では自身のエゴのためにゲキ・ガンガー3を汚し、ユリカを弄んだ者として怒りを露にしている。<br />
;[[ヴァン]]<br />
:『T』で共演する同じ黒衣を纏った、愛する女性のために戦う復讐の鬼。改造人間同士であるなど共通点も多く、お互いの心情を深く理解し合っている。その一方で彼の食事の仕方には苦言を呈している。戦いの中で親友と言える篤い信頼関係を築くと共に、お互いの復讐を助け合っていく。<br />
;[[レイ・ラングレン]]<br />
:『T』では同じ復讐鬼として共演。非正規ルートでは香港で彼と出会い、情報交換しつつ自軍に引き入れる。レイの方もヴァンとは一触即発になりながらもアキトの助言には素直に従うなどシンパシーは感じているようである。<br />
<br />
=== その他の版権作品 ===<br />
;[[キャプテンハーロック]]<br />
:『T』における師の一人でもある漢。ルリ達の元に帰れないアキトの心情を汲み、彼から[[アルカディア号]]に来るよう誘われ暫くの間その一員になる。アキトも彼には敬服し強く信頼しており、彼も奪われた者を取り戻さんと足掻くアキトを漢と認め常にその戦いを助けている。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[ラウル・グレーデン]] / [[フィオナ・グレーデン]]<br />
:『R』では[[ボソンジャンプ]]で[[タイムスリップ]]してしまいそうになるが、[[エクサランス]]で救出された。<br />
;[[カズマ・アーディガン]]<br />
:やはりラーメンを食い逃げされる。他にも絡みは多い。<br />
;[[ヨウタ・ヒイラギ]]<br />
:一番星コンテストの際に一緒に厨房の手伝いに入り、互いに父親の事について打ち明け合う。<br />
;[[ナイン]]<br />
:[[ファクトリー]]でのエーストークの際に彼女からリハビリ用のメニューを受け取る。困難ルートEDからこのメニューでリハビリに励んでいたことが伺える。<br />
;[[サイゾウ・トキトウ]]、[[サギリ・サクライ]]<br />
:『T』では彼らに[[火星の後継者|火星で暗躍するテロリスト]]との戦いの為に自分を雇うよう売り込み、特務三課一行に同行する。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== [[機動戦艦ナデシコ|TV版]] ===<br />
;「俺は[[食べ物・料理 #料理上手|コック]]になるんだ、戦いで死ぬなんてごめんだ!」<br />
:第1話「『男らしく』でいこう!」より。初出撃時の台詞。SRWでも戦闘台詞に採用。なお、台詞の前後の出来事を踏まえると、[[エステバリス]]を奪って逃亡する気だった模様。<br />
;「へへっ……何だ、俺って結構やれるじゃん」<br />「で、でも今さら……」<br />
:同上。ワイヤード・フィストで[[バッタ]]や[[ジョロ]]に応戦して。[[IFS]]で思った通りに動くエステバリスのおかげで自信が出るものの、脳裏に浮かんだ[[アイちゃん|少女]]の事を思い出してしまい…。<br />
:一行目の台詞は最初の笑い声を除き、SRWでも戦闘台詞に採用されている。<br />
;「ガイ、ガイーッ! 何か言えよ! 何か言ってくれよ! ガーー-イッ!!」<br />
:第4話「水色宇宙に『ときめき』」より。[[ムネタケ・サダアキ|何者か]]の銃撃を受けて、手当の甲斐無く亡くなった親友[[ダイゴウジ・ガイ]]に対して。<br />
:ちなみに、[[ナデシコ]]クルーの中でガイの死を最も悼んでいたのは、ほぼアキトだけであった。<br />
;「俺、パイロットッスから!」<br />
:同話より。[[メグミ・レイナード|メグミ]]からの励ましを受け、それまでなりゆきで乗ってパイロットであることを否定していた主張とは一転、自らの意思で乗り込んだ。<br />
;「テンカワ・アキトVだ!!!」<br />
:同話より。ガイが死んだ後の戦闘で。何か良く解らないがパワーアップしたらしく、新技「ゲキガンフレア」を繰り出して敵を撃退した。<br />
;「CCを…俺に…!」<br />「俺にできること…俺にしかできない事…本当にあるのか? 俺は何かになれるのか?」<br />
:第13話「『真実』は一つじゃない」より。ナデシコを放逐された後、紆余曲折の末にチューリップ・クリスタルをバラまく事で[[マジン]]を[[ボソンジャンプ]]で送り返す事に成功する。<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では[[DVE]]となった。<br />
;「こんな船なんて…。[[火星]]も、もうどうだっていいんス。俺はただ[[木星蜥蜴]]が許せない。あいつらに背を向ける自分も許せないだけなんス」<br />
:第15話「遠い星からきた『彼氏』」より。月基地へ侵攻してきた[[ダイマジン]]を相手に、再びエステバリスに乗る際に。<br />
;「やめろ! そこにはみんなが…戦えないみんながいるんだァー!!」<br />
:同話より。ダイマジンの攻撃によって基地は半壊する。<br />
:なお、第15話ではアキトは食堂を営む一家と交流を持つ場面が描かれており、この台詞と併せて嫌な予感を感じさせてくれる。そして、次回ではそれが的中してしまう…。<br />
;「君は何もわかってない!! これはもう『僕達の戦争』なんだよ!!」<br />
:第16話「『僕達の戦争』が始まる」より。「戦うのをやめてくれ」とせがむメグミに対して。サブタイトル「『僕達の戦争』がはじまる」に掛かっている台詞。<br />
:幼少期から今まで、木星蜥蜴によって身近な人間を数多く失っているアキトにとって、戦争はもはや他人事にできることではなかった。<br />
:SRWでは「これは僕達の戦争なんだよ!!」という形で戦闘台詞に採用されている。<br />
;「そうだね…確かに俺らしいかもね。でも俺はそうなりたかったわけじゃない。俺は、『ゲキガンガー』を見ている大人じゃなく、ゲキガンガーになれると思ってた…」<br />
:同話。「アキトらしくない。『ゲキ・ガンガー』を見ている方がアキトらしい」と言ったメグミに対して。アキトの『ゲキ・ガンガー』への想いが垣間見える。<br />
;「名前知ってる相手と、殺し合いしたくない」<br />
:同話。[[白鳥九十九|九十九]]に名前を尋ねられ、自らも名乗ろうとした九十九を遮って。後に九十九が和平のためにナデシコへ訪れた際に、改めて互いに名乗ることとなる。<br />
;「なんかみんな光ってる。木星の奴らみたいに戦うだけの冷たい奴とは違うもんな」<br />
:第19話「明日の『艦長』は君だ!」より。[[機動戦艦ナデシコ #用語|「ミス一番星コンテスト」]]を見て。この台詞を聞いた[[スバル・リョーコ|リョーコ]]は自分とダブらせてしまう。<br />
;「あれ? 何でアイちゃんがここに?」<br />
:第21話「いつか走った『草原』」で起きた[[ギャンブル|記憶マージャン]]にて。その場にいないはずの[[アイちゃん]]の牌を見つけてしまった…。これに対して、[[イネス・フレサンジュ|イネス]]は少し動揺している。<br />
;「最終回見ちゃうと、俺の中にある『ゲキ・ガンガー』が終わっちゃう気がしてさ…。でも、今回は見るって決めたんだ。みんなと最終回を見て[[木星]]との和平を成功させようと思ってる」<br />
:第24話「どこにでもある『正義』」より。九十九との交流によって、今まで未視聴だった『ゲキ・ガンガー』の最終回を見る決心をする。だが…。<br />
;「俺、何も見えてなかったんだ…好きだったから…すげぇ好きだったから…都合のいいとこしか見てなかったんだ…」<br />
:同話より。九十九暗殺後、自分が「現実」ではなくゲキ・ガンガーで描かれているような「[[理想]]」だけしか見ていなかった事を悟る。もっとも、この台詞は[[木連]]の面々にも当てはまってしまっているが。<br />
;「俺はもう『ゲキ・ガンガー』は捨てた! 木星の奴らを見て分かった!」<br />「あれが俺が大好きだったものの正体だったんだ! 倒すべき敵だ!」<br />
:第25話「『私らしく』自分らしく」より。[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]から「ホント、君達はどこまでも『ゲキ・ガンガー』だな」と言われての返し。<br />
:これに対してアカツキは「見方が一方的だ」とバッサリ切り捨てた。<br />
;「[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]…。俺、『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー]]』の最終回を見たよ。そりゃあ、もうひどい話だった。ひどい話だった…。ひどい話だったけど、ゾクゾクした。ゲキ・ガンガー3とゲキ・ガンガーVが一緒になって戦うとこ」<br />
:最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。ユリカに『ゲキガンガー』の最終回を見た事を[[告白シーン|告白]]。<br />
:九十九の[[暗殺]]後もあり、今までほど『ゲキ・ガンガー』を神聖視していないが、同時にやはり『ゲキ・ガンガー』が好きである事も伺える。<br />
<br />
=== [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|劇場版]] ===<br />
;「君の知っているテンカワ・アキトは死んだ。彼の生きた証、受け取って欲しい」<br />
:墓地で再会した[[ホシノ・ルリ|ルリ]]に、かつてラーメン勝負で使用したレシピを渡して曰く。五感の大半を潰され、愛する[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]を奪われ、漆黒の復讐者へと変貌したことを如実に示している。MXでは[[DVE]]。<br />
;「奴らの実験で、頭ン中かき回されてね。それからなんだよ」<br />「特に味覚がね……駄目なんだよ……感情が高ぶると、ボーッと光るのさ。マンガだろ?」<br />「もう君に、ラーメンを作ってあげることはできない…」<br />
:レシピの受け取りを拒否したルリに、漆黒を纏う「コックを目指そうとした男」は静かに告げる。「全てを奪われた今、あの頃に戻ることは出来ないのだ」と。<br />
:2行目の台詞は、石ノ森章太郎氏が執筆した[[漫画|萬画]]『仮面ライダー』に登場する本郷猛/仮面ライダー1号および一文字隼人/仮面ライダー2号を意識している(彼らも感情が高ぶると、顔面に[[改造]]手術の傷跡が浮かび上がる。余談だが、これらの元ネタは有名SF小説『虎よ、虎よ!』で、更にボソンジャンプの大元も同作が発祥である)。MXとVでは[[DVE]]。<br />
;「勝負だ」<br />
:劇中でのアキトの戦闘中台詞は、この一言だけ。RやWでは戦闘台詞に採用。MXでは[[DVE]]。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
;「お前を殺す」<br />
:第2話「『緑の地球』は任せとけ」におけるユリカの妄想場面でのアキトのハードボイルド風な台詞。<br />
:ちなみに、上記の台詞で有名な人物といえば[[ヒイロ・ユイ]]だが、彼が[[主人公]]である『[[新機動戦記ガンダムW]]』(1995年)は『[[機動戦艦ナデシコ]]』(1996年)の前年に放映されていた。<br />
;「僕には守る者がある。それは、[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]です!」<br />
:第8話「温めの『冷たい方程式』」より。ナデシコに残って戦う理由を[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]に対して話した時に。<br />
:なお、この時のアキトの台詞は大真面目なものだったのだが、彼の傍に乗っていた[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]と[[メグミ・レイナード|メグミ]]は呆気にとられ、'''[[アマノ・ヒカル|ヒカル]]は大喜びし'''、[[スバル・リョーコ|リョーコ]]は「アイツらしい」と呆れていた。<br />
;「[[アクア・クリムゾン|彼女]]…彼女は、俺にとってのアクアマリンなんだ!」<br />
:第10話「『女らしく』がアブナイ」より。探しに来たユリカとメグミを前にして思わず宣言。しかし、直後にエラい目に遭う事に…。<br />
;「アハッ! もう、勘弁してくれェーッ! 俺は、悲劇の[[主人公]]だァーーッ!!」<br />
:同話ラストより。このエピソードにて始終女難に見舞われ続けたアキトによる悲鳴である。<br />
;「惜しいなぁ。リョーコちゃんもナデシコアイドルコンテストに出れば良かったのに。今の顔なんか可愛いじゃん」<br />
:第19話「明日の『艦長』は君だ!」より。見ての通り天然ジゴロな発言である。<br />
;「2年前に会った時、アイちゃんはまだ小さな女の子だったんだ。それなのに、俺のせいで過去に飛ばされて、苦労して…こんなひねくれもののおばさんになっちゃったんだ…」<br />
:最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。イネスの正体を知った後の病室内での台詞だが、最後の一言が余計である。<br />
:事実、これを聞いたイネスは顔をしかめていた。<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』ではこの台詞は見られないが、似たようなことは言ったらしいことがユリカの台詞から分かる。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== TV版 ===<br />
;「それで悲しい思いをする人が少しでも減るなら……俺はかまわない!」<br />
:『A』最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」に於けるヴィンデルとの[[戦闘前会話]]より。「'''なりたいものになれず、成すべき事が出来なかった時、お前はどうする'''」と劇場版を示唆した問いをうけての答え。<br />
;「俺達に協力するとかしないとか…そんなんじゃないんだ」<br />「ただ、あれだけゲキ・ガンガーを好きな奴が死ななくて良かったって…きっと、このロボもそう思ってると…」<br />
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第3部銀河決戦篇第28話「マーズ・アタック」で[[白鳥九十九|白鳥]]の生存が確定した場合、発生する台詞。彼の[[テツジン|愛機]]を見上げながら上述の台詞を呟くアキトは、[[アマノ・ヒカル|ヒカル]]から「詩人」と評された。<br />
;「真っ黒な機体だなんて、まるでベタベタな悪のライバル機って感じだけど…!不意打ちとはいえ、さっきはあれだけ追い詰められたんだ!その強さもライバル級だな…!」<br />
:『BX』第10話「皇の浮上」より。[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]と対峙した際の台詞。<br />
:後に当の本人が[[ブラックサレナ|ベタベタな悪のライバル機]]に乗るとは知る由もない…。<br />
;「言ってろよ!別に俺はひとりで戦ってるわけじゃない!みんなと協力すればいいだけだ!」<br />
:『BX』第17話「みんなの心をひとつにしろ!」より。「一機程度では俺の敵ではない」と嘲笑する[[ブルーヴィクター]]と対峙して。<br />
;「ジラードさん…!俺達と一緒に生きましょうよ!」<br />ジラード「ウフフ!綺麗事を言いながらも、あなたは私をジラードって呼んでるッ!」<br />「俺の見てるジラードさんは、あなたの中でも、過去のジラードでもない!現在(いま)を生きてる、俺が初めて会ったジラードさんだッ!」<br />
:『BX』第39話「どこにでもある『正義』」に於けるジラードを説得した際の台詞。直前に、「ジラード」というのが、亡くなった彼女の恋人の名前だと知ったアキト。しかし、彼にとって「ジラード」は、かつて自分を助けてくれた「[[ジラード・スプリガン]]」であることに変わりはない。過去の恋人の「ジラード」ではなく、現在の「ジラード」として生きてほしいからこそ、アキトは彼女を「ジラード」と呼び続ける。<br />
;「ゆっくり考えましょうよ。一緒にうまいもんでも食いながら。俺、また作りますから!」<br />
:同上。ジラードの生存フラグを満たした時の、ジラード撃破後の会話。復讐以外に生きる道のない彼女に、「これから何か食べて考えればいい」と返すアキト。しかし、アキトの料理の腕はまだまだなので、彼女に冗談交じりに「美味しい物なんて食べられない」と返されるのであった。<br />
;「ひねくれすぎなんだよ、あんた! 本当に好きなら、そんな事をせずに救える方法を最後の最後まで探してみろぉぉぉ!」<br />
:『BX』第45話「伝説の光芒」に於ける[[マーダル]]との戦闘前会話。<br />
<br />
=== 劇場版 ===<br />
;MX<br />
:<br />
:;「…お前も対応できまい。この俺の動きに」<br />「お前にはやらせない…ナデシコの名を受け継いだ艦を」<br />「そして、ユリカが愛した仲間達を…!」<br />
::第51話(『MX PORTABLE』では第52話)「希望、それは最後のGEAR」より。ゼロに翻弄される[[ナデシコC]]を助けに来たときの台詞。ガイが居たら憧れそうな登場である。<br />
:;「後悔なら、もう充分だ。あとは先へ突き進むのみ…!」<br />
::上記の台詞の直後、ゼロに「後悔させてやる」と言われて返した台詞。<br />
:;「俺に鎧はもう必要ない…。心の鎧はな」<br />
::第52話(『PORTABLE』では第53話)「W-Infinity」より。ガルファとの決戦にて、ゼロの挑発を毅然と撥ね付けて。<br />
:;「最後に学べ、AI1…敗北という言葉を…執念という言葉をな」<br />
::最終話「約束の地」における[[メディウス・ロクス (最終形態)|メディウス・ロクス]]との戦闘前会話。既にこの時点で、後に明かされる[[AI1]]の決定的な敗因を示唆している。<br />
:;「忘れ物を……取りに来たんだ」<br />
::エンディングより。アキトの帰りを待ち続けるユリカの前に帰還して。<br />
:<br />
;W<br />
:<br />
:;「もう二度と悲劇を繰り返さないために、俺は戦う!」<br />
::第2部ダブルゲキガンフレア用の台詞。ファンにとっては夢にまで見た二人である。<br />
:;「やるのか…ガイ!」<br />
::同上。親友同然だったガイは原作ではTV版序盤で死に、アキトも劇場版では復讐鬼になってしまうものの、『W』では劇場版仕様のガイが登場。180度変わってしまったアキトとはいえ、ガイとの合体攻撃に関しては名前を呼び合って攻撃するなど熱い(流石にアキトが叫ぶことは無くなってしまったが)。それに何だか嬉しそう。<br />
:;「燃える…」<br />
::第2部第49話「戦いの海に勇気の帆を」より。[[ヴァルザカード]]初合体時に。ぼそりと呟くのが面白い。第1部~第2部の間が半年なので熱血が抜けきっておらず、他にも終盤は度々熱血好きの発言を行う。<br />
:;「ルリちゃん…約束を果たすよ。一年前に君を守るといった約束を」<br />「みんな、守るよ…ユリカもルリちゃんもアイちゃんも…」<br />
::第2部第53話「朝をよぶ者達」より。[[ソール11遊星主]]・[[イバリューダー]]との決戦に駆けつけたときの台詞。3人も、彼の帰還を心から喜ぶ。だが、一番喜んでいるのはガイかもしれない。<br />
:;「悪の帝国との最終決戦…。勝つのは俺達だ」<br />「決めたのは俺じゃない。悪が滅びるのは不滅のお約束だ」<br />
::第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」における[[シンクライン皇太子|シンクライン]]との[[戦闘前会話]]より。もはやヒーロー以外の何者でもない。劇場版の決着シナリオが「黒衣の復讐鬼の'''最期'''」とあるように、ユリカの救出を以て復讐者としてのアキトは死んだということなのだろう。この台詞をダブルゲキガンフレアで出すと更に燃えるものがある。<br />
::制作側としても印象深い台詞だったのか、「悪が滅びるのは~」は'''『V』にてイベント時や特殊戦闘台詞に採用された'''(後述)。また、「勝つのは俺達だ」も『V』にて戦闘前会話で使われており、こちらでも「悪が滅びるのは~」の前振りになっている。<br />
:<br />
;V<br />
:<br />
:;「犯した罪を、その身で償え…!」<br />「許さない…お前達だけは…!」<br />「お前達は…俺が潰す…!」<br />
::対[[火星の後継者]]。<br />
:;「いわゆる必殺技だ…!」<br />
::ディストーションアタックS使用時の台詞の一つ。この時点でだいぶ黒衣を脱げているといえる。<br />
:;「悪が滅びるのは不滅のお約束だ…!」 / 「今日がお前達の最終回だ…!」<br />
::対大ボス相手の特殊台詞。いずれも本来のアキトに戻りつつある本作ならでは。<br />
:; 「愛を知った女スパイが改心する…。お約束だが、美しい展開だ。そして、その後に来るのは…」<br />ミフネ「来るのは…!?」<br />「ヒーローだ」<br />
::第28話西暦世界ルート「激突する正邪」より。[[胡蝶]]をミフネの攻撃から庇った後、[[マイトカイザー]]が現れる。本作のアキトはこういったお約束を意識した台詞が多い。<br />
:;「…だが一度は、絶望を味わった…」<br />アンジュ「だから、そこから這い上がれると?」<br />「それはお前達自身にかかっている。そして仲間は、それを助けてくれる」<br />ヒルダ「言ったろ! あたしには仲間なんていねえんだよ!」<br />「強い言葉を吐いているのに、お前の心は悲しみに満ちている」<br />ヒルダ「てめえ…」<br />「ロザリーとクリスには謝っておけ」<br />
::第30話西暦世界ルート「裏切りの故郷」より。故郷と家族に拒絶されたアンジュとヒルダに対して、同じ様に絶望を味わいながらも仲間に助けられた者として励ます。そして、強がり続けるヒルダに対して芯を突いた。<br />
:;「だから、燃える…」<br />
::第33話「飛び立て、偉大な勇者!」より、[[グレートマイトガイン]]の合体後に「かっこいい」と呟いたシンジに対するアスカの「あんなのアニメかマンガのヒーローそのまま」の台詞に続く一言。上記『W』のワンシーンを彷彿とさせる。<br />
:;「再生怪人など恐るるに足らずだ」<br />
::シークレットシナリオ「シ者、来訪」より。復活した[[使徒]]たちに対して。復活した強敵が弱体化するのはアニメや特撮、スパロボなどでもよくある事である。<br />
:;「所詮、赤にも青にもなれない中途半端な紫のお前では、俺の黒には勝てない」<br />「勝つのは俺達だ、パープル!悪の幹部らしく派手に散るんだな!」<br />
::第43話「紫色の悪意」における[[パープル]]との戦闘前会話。黒は無ではなく、[[ロジャー・スミス|何色にも染まらず自分の意思を貫く色なのである]]。<br />
:;「悪は必ず滅びる…。お前が悪である以上、それからは逃れられない」<br />パープル「そんな事を誰が決めた!?過去の偉人が言ったのか!?」<br />「そうじゃない…」<br />「これは不滅のお約束だ」<br />
::同じく第43話からパープル撃墜時のイベントより。かくしてパープルはこの台詞で引導を渡され、悪の幹部らしく派手に散ったのであった。<br />
:;「だったら、一つだけ注文だ…」<br />「あいつの事はダイゴウジ・ガイと呼んでやってくれ。魂の名前だからな」<br />
::「紫色の悪意」クリア後のファクトリー会話にて。同話で舞人を導く際に語り聞かせた[[ダイゴウジ・ガイ|ヤマダ・ジロウ]]という人間に興味を持った[[ナイン]]たちに頼まれ、今は亡き親友との思い出話を聞かせる前に彼女らに言った願い。これまでのシリーズでは劇場版仕様のアキトがガイについて言及する機会はほぼ皆無であり(半オリジナル展開で共演を果たした『W』は例外)、これもアキトが復讐鬼から脱することができた『V』ならではの救いの一つといえる。<br />
:;「どけ」<br />「もうお前に用はない。俺とユリカの生きる世界を救う邪魔をするな」<br />「向かってくるのなら、相手をしてやる…!さっさと地獄に落ちろ!」<br />
::第50話より。[[北辰]]との戦闘前会話だが、意にも介さなかった事で北辰は激昂する。既にアキトにとって北辰は単なる障害物程度の存在でしかなくなっており、むしろ北辰の方がアキトを打倒することに拘っている感があり、見事にかつてと立場が逆転してしまってる感がある。<br />
:;「奴の存在など、もうどうでもいい」<br />
::続けて北辰撃破時。愛する者を取り戻した今となっては、もはや「黒衣の復讐鬼」は当の昔に死んだも同然なのだろう。<br />
:;「ただの宇宙空間用の迷彩だ」<br />「陳腐な発想だな、悪の首領。所詮、お前は壊れたシステムだ」<br />「覚悟しろ、ブラックノワール…!ゲキ・ガンガーを汚したお前は[[ダイゴウジ・ガイ|あいつ]]に代わり、俺が討つ!」<br />「そして、ユリカを苦しめた報いを受けろ!!」<br />
::第51話より、[[ブラックノワール]]との戦闘前会話。再び憎しみを煽ろうとする彼(彼女)の妄言を一蹴、[[ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー]]を汚し、自分をはじめとする多くの人々の運命を弄び、あまつさえ愛する者を苦しめた怨敵を前に、かつてない怒りを爆発させる。<br />
:<br />
;T<br />
:<br />
:;「貴方も…俺と同じか…!」<br />
::[[エメロード]]との特殊戦闘台詞。突如襲い掛かってきた彼女に[[魔法騎士]]を始め多くの者たちが困惑する中、真相にいち早く気付いたようだ(さらに言うとこの時のエメロードの衣装は'''黒衣''')。<br />
:;「料理が泣いているな…」<br />
::第5話「キャプテンハーロック」より。例によって料理に大量の調味料をかけて食べるヴァンを見ての一言。実にその通りなのだが、当のアキトが味覚を失った身である事を考えると物悲しさも感じられる。<br />
:;「お前の声は俺の心に染み入る…」<br/>ドモン「声…?」<br/>「こちらの話だ」<br/>ドモン「では行くぞ」<br/>(北辰…。俺は…お前を越える…)<br />
::シークレットシナリオ「プライベート・ミッション」より。ドモンとの修行時の対話。所謂声優ネタだが、五感に障碍を持つ今のアキトにはそれ以上の意味があるのだろう。<br />
:;「覚えておけ。これがヒーローというやつだ」<br />
::第29話「それぞれの誇り」より。ジョーとの決戦中にドンピシャのタイミングでマイトカイザーが合流し、グレートマイトガインに合体したことを「出来すぎだ」と驚くスパイク達に向けて。口元には微笑をうかべており、本来の性格に戻ってきている。<br />
:;「まさに…無敵ゲッターロボ…」<br />
::第31話非正規部隊ルート「歪んだ進化」より。ストナーサンシャインで[[メタルビースト]]の大群を一掃した[[真・ゲッター1]]の勇姿を見て。元ネタは[[ゲッターロボ]]第1話のサブタイトルからだろう。<br />
:;「ユリカ! 目を覚ませ、ユリカ!」<br>ユリカ「………」<br>「帰ろう、ユリカ! 俺にそんな事を言う権利はもうないが…!」<br>「俺は…! もう一度だけ、お前に会いたいんだ!」<br>「ユリカァァァッ!!」<br>ユリカ(黒い…王子………)<br>ユリカ「アキ…ト…」<br />
::第46話「闘志、氷原に燃ゆる」より。プラネット・デストロイヤーの発動を止める為にユリカに呼びかける。[[ドモン・カッシュ|師匠]]に影響されたかのごとき熱い告白シーン。なんと一連の流れが[[DVE]]と非常に豪華な仕様となっている。この時、限定版ではイベントBGMの代わりに「ROSE BUD」が流れる。<br />
<br />
== スパロボシリーズの迷台詞 ==<br />
=== TV版 ===<br />
;「くそおおおおおっ!!あいつら、食い逃げかよ!!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第1部第12話(1週目)「放送不可のウォークライ」より。散々ラーメンがまずいと言われた挙句、甲児達がお代払わずに店を出て行ったことに対して。その後、アキトが彼らにお代を払わせたかは不明。<br />
;「!?」<br />
:『BX』のキャンペーンマップ「チョコレートカーニバル&フェスティバル」クリア後。ユリカに続いてリョーコにアレな味のチョコを差し出された時のリアクション。<br />
:一見取り立てておかしい所はないのだが、この時'''[[ニュータイプ]]の直感的な効果音'''が入って瞬時に出来を察している。<br />
;「次回、スーパーロボット大戦いつか変わる『結末』をみんなで見よう!」<br />
:『BX』の中断メッセージにて。台詞だけならおかしくはないのだが、直前までシリアスな雰囲気だったのにこの台詞で突然[[ウリバタケ・セイヤ|ウリバタケ]]の声真似をし出すため、ギャップに笑ってしまう。<br />
:ちなみにこのノリはTVシリーズ25話次回予告が元ネタ。<br />
<br />
=== 劇場版 ===<br />
;「……」<br />「……」<br />
:『W』の第2部ダブルゲキガンフレア用の台詞。なのだが上二つとは違い、'''完全にガイをシカト'''。ガイの空回りっぷりが強調されたパターンである(一方で、無理に熱血を求めないガイの気遣いが見られるパターンでもあるが)。<br />
;「そう、極秘に入手した『スーパーロボット大戦』の攻略法だ。各ボスの倒し方から、隠し機体の入手方法まで、ありとあらゆる情報が載っている」<br />「もう必要ないんだ。つい昨日だけどね…。ありとあらゆる要素を含めてクリアしたんだ…」<br />
:『V』[[中断メッセージ]]「アキトの空白」より。劇場版のラーメンのレシピをルリに渡すシーンのパロディ。とりあえずユリカを放っといて何をしているのか…。<br />
;「[[相良宗介|中の人]][[アンジュ|などいない]]」<br />
:『V』シークレットシナリオ「想いの形」にて、[[ボン太くん]]について。スパロボではお約束のネタだが、よりにもよって黒衣のアキトが言うのがシュール極まる光景。なおボン太くんの[[相良宗介|中の人]]が[[ダイゴウジ・ガイ|かつての相棒]]と[[声優:関智一|同じ声]]なのは偶然だろうか…。<br />
;「そして、何より…ヒーローに近付く謎の少女は敵のスパイ…。こういうお約束は、よく知っている」<br />
:『V』第28話西暦世界ルート「激突する正邪」より。スパイとして暗躍する胡蝶を止め、何故正体に気付いたのかと問われたときの返答。本作のアキトは劇場版仕様ながらこの手のマニアックなセリフが多いが、ここでは直前に「闇に生きる者の目は、知っているつもりだ」とシリアスな発言をしているだけに余計にギャップが強い。もっとも、この直前のパーティーのシーンでの仲間とのやり取りも含め、アキトが原作よりも遥かに明るくなっていることの証左でもあるため、喜ばしいことではあるのだが…。<br />
;「そんな大層なものじゃないから」<br />
:『V』第36話「星を継ぐ者」より。初めて見る「なぜなにナデシコ」のセットに困惑しつつも興味津々のアスランや刹那、ティエリアに対して放った言葉。なんてことない一言だが黒衣を着たままの劇場版仕様のアキトが言っているのが笑いを誘う。<br />
;「エンブリヲ幼稚園…だと…」<br />
:『V』第37話西暦世界ルート「Necessary」。[[エルシャ]]が何故エンブリヲ側へと就いたのか理由を知るのだが、どうもネーミングセンスに絶句しているように見えてしまう。<br />
;「では、まず....」<br>「『ゲキ・ガンガー3』を全話、観る事から始めよう」<br />
:『V』第43話のファクトリーシナリオで、ガイの事を[[ナイン]]達から聞かれて。正直、そこから始めなくてもいいような....<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[エステバリス]]<br />
:<br />
:;[[エステバリス・テンカワSPL]]<br />
::<br />
::;[[ブラックサレナ]]<br />
:::<br />
:::;[[高機動型ブラックサレナ]]<br />
::::<br />
{{DEFAULTSORT:てんかわ あきと}}<br />
[[Category:登場人物た行]]<br />
[[Category:機動戦艦ナデシコ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%88&diff=332925
テンカワ・アキト
2019-08-27T13:47:05Z
<p>210.155.61.242: /* 劇場版 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 漢字表記 = [[漢字表記::天河 明人]]<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Akito Tenkawa]]<br />
| 登場作品 = <br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦艦ナデシコ}}<br />
*{{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-}}<br />
| 声優 = {{声優|うえだゆうじ|上田祐司(現:うえだゆうじ)|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|後藤圭二}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦A}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = [[種族::地球人]]<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 年齢 = [[年齢::18]]歳<br />[[年齢::23]]歳(劇場版)<br />
| 身長 = [[身長::175 cm]]<br />
| 体重 = [[体重::62 kg]]<br />
| 出身 = [[火星]]<br />
| 所属 = 民間人→ナデシコクルー(コック見習い兼パイロット)→民間人<br />
}}<br />
'''テンカワ・アキト'''は『[[機動戦艦ナデシコ]]』の[[主人公]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[火星]]出身で、[[IFS]]処理を施している事でそれに対応した乗り物を操縦する事が可能。それ以外はごく普通の青年に過ぎなかったのだが、[[木星]]圏より飛来した[[木星蜥蜴]]の襲撃を受けて、その運命が大きく変わる事になってしまう…。<br />
<br />
=== 人物 ===<br />
幼少期はどちらかというと根暗で、何事においても無関心な態度しか示さなかった。幼い頃、幼馴染である[[ミスマル・ユリカ]]が父親の[[ミスマル・コウイチロウ|コウイチロウ]]と共に地球へと旅立った直後に、両親をテロで亡くし、天涯孤独の身となっている。<br />
<br />
その後は苦労を重ねたのか、ナイーブさを持った青年に成長しているが、人との関わりを何処か避けている節があった。また、木星蜥蜴の襲撃によって死にかけた為か、戦争に対しやや神経質なまでに恐怖心を抱いており、それが原因で度々現実逃避に近い行動に出てしまう事もあった。一方で、他人を思いやり、時に身を挺してでも守ろうとする優しさや強い意志を見せる事もあり、その事からユリカだけでなく、[[メグミ・レイナード]]、[[スバル・リョーコ]]、[[ホシノ・ルリ]]といった女性達に好感を抱かれる事もあった。ただし、アキト自身は元々他者との付き合いが苦手な事もあってか、戸惑う事が多かった。<br />
<br />
ユリカと再会し、成り行きで乗り込んだ[[ナデシコ]]での生活に辟易する事もしばしばあったが、クルーの面々と関わり、様々な戦いを経験していくにつれて、悩みながらも自分なりにやるべき事を見つけ、最終的には気付かぬ内に抱く様になっていたユリカへの想いと向き合い、結婚するに至るのだが…。<br />
<br />
=== 劇中での活躍 ===<br />
==== [[機動戦艦ナデシコ]] ====<br />
幼少期に両親を失ったアキトは、火星のターミナルコロニーで天涯孤独の身で暮らしていた。木星蜥蜴の襲撃を受け、トラックを操縦して避難民を守ろうとした際、目の前で周囲の人間が死んでいく光景を目の当たりにし、自身も命を落としかけるのだが、とある理由によりアキトは一人生き延びる事になり、地球へと辿り着く事になる。<br />
<br />
地球への移住後はコックの見習いを目指していたが、木星蜥蜴に殺されかけた恐怖から立ち直れず、現実から逃げる様に仕事に打ち込もうとしていた為に、それを見かねた店長によって、あえてクビを言い渡される。その後、道中にて偶然幼馴染のユリカと再会。両親の死に彼女の父であるコウイチロウが関わっていたのではないかと疑っていたアキトは、彼女を追って[[佐世保|サセボシティ]]のドッグへと向かい、そこで成り行きで[[プロスペクター]]からコックとしてナデシコのクルーに雇われるのだが、ドッグを襲撃してきた木星蜥蜴を[[エステバリス]]で撃退した腕を見込まれ、パイロットとしての任務も兼任する事になってしまった。<br />
<br />
あくまでもコックでいたかった事から戦いに消極的であったが、ナデシコの目的が火星の住民を救出に行く事であるのを知り、また正規パイロットである[[ダイゴウジ・ガイ]]とは趣味の『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』というアニメで意気投合した事で、火星の人達を守りたいという思いから戦う決意をする。だが、ガイは[[ムネタケ・サダアキ]]がナデシコから脱出する際に偶然居合わせてしまった結果、はずみで撃った彼に射殺され殉職し、短い付き合いになった。その後はリョーコ達3人のパイロットを加えて引き続き戦う事になるが、火星の住民を救出する事は出来ずに終わり、地球への帰還後は連合軍や[[ネルガル重工]]の「大人の事情」に振り回され、更にはナデシコが連合軍参加として本格的に戦争へ参加する事が決定してからは、戦う理由について見失い、一度は軍から言い渡されたクビに従う形でメグミと共にナデシコから下りる。しかし、[[エリナ・キンジョウ・ウォン]]から自身が以前火星での木星蜥蜴襲撃時に、次元跳躍能力である[[ボソンジャンプ]]によって生き延びた推測を聞かされ、更には木星蜥蜴側から有人機である[[ジンシリーズ]]が投入された結果、危機に陥ったナデシコを救うべく大量のCC(チューリップクリスタル)を使って、[[マジン]]を道連れにする形で二週間前の月へと二度目のボソンジャンプを果たす。<br />
<br />
その後、木星蜥蜴の正体が人間の軍事組織…「[[木連]]」である事実を知った際は、当初こそ火星を襲撃され、更に月で世話になっていた一家の夫人が[[ダイマジン]]の襲撃で死亡してしまった怒りから激しい憎しみを抱いていたものの、[[白鳥九十九]]やその妹である[[白鳥ユキナ]]もまた人間である事実に気付いたアキトは、戦争を終わらせる為に戦う事を決意。一時の潜伏期間を経てユリカ達と共に接収されたナデシコを取り戻し、和平の為に奔走していた九十九が親友の[[月臣元一朗]]に撃たれ命を落とした事で、一度は現実に絶望しかけるも、ネルガルと木連が手に入れようとしているボソンジャンプの演算ユニットとなる[[火星極冠遺跡]]を巡る戦いを経て、自分の信じていた気持ちと向き合い、幼なじみのユリカに[[告白シーン|告白]]。この告白が後の「熱血クーデター」の切っ掛けとなり、戦争を終わらせる事になった。<br />
<br />
==== テレビ版終了後 ====<br />
戦後はコックに戻り、[[ナデシコ]]のクルーであった少女[[ホシノ・ルリ]]を引き取り、ユリカと共に屋台のラーメン屋を開く。そしてユリカの父・コウイチロウとのラーメン勝負に打ち勝ち、晴れてユリカと結婚。そして新婚旅行に宇宙へ向うシャトルへ乗り込んだが、事故で爆発。束の間の新婚生活になってしまった。[[小説]]『ルリAからBへの物語』で語られる。<br />
<br />
==== [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]] ====<br />
劇場版本編では23歳。実はシャトルに乗り合わせた際に、[[火星の後継者]]の[[北辰]]らに拉致されていた。そこで過酷な人体実験を強制させられ、視覚や味覚など五感の大半を失ってしまう。<br />
<br />
ネルガルシークレットサービスに救出された彼はユリカ奪還と復讐を誓い、シークレットサービスの一員となっていた月臣指導のもと機動兵器操縦技術や様々な体術を身に付ける。ネルガルからは[[アカツキ・ナガレ]]の意向により[[ブラックサレナ]]の前身となる[[エステバリス]]・アキト機が再び与えられている。この頃から視力補佐の黒いバイザーや火器を仕込んだ黒ずくめの衣装を身につけるようになった。<br />
<br />
その後は火星の後継者を相手に工作活動を開始するが、IFSのフォローが有るとはいえ五感にハンデを抱えた状態で新鋭機の[[夜天光]]や[[六連]]に一対複数の状態での戦闘を常に強いられ、敗れてはボソンジャンプで命からがら逃げ帰る日々であった。その度に乗機も被弾しても継戦出来るよう追加装甲が付き、更にそれによる機動力低下を補う大型スラスターなどが増設され、元々のエステバリスとはかけ離れた姿(ブラックサレナ)へと変貌していった。また、単独行動中に敵研究施設から[[ラピス・ラズリ]]を救出。さらに[[火星の後継者]]の隠れ蓑であるヒサゴプラン、それに関連するターミナルコロニーを次々に襲撃、破壊している。<br />
<br />
墓地で[[ホシノ・ルリ]]と再会した際、「彼の生きた証」として「テンカワ特製ラーメン」のレシピを渡した。その後、[[ナデシコC]]の活躍で[[火星の後継者]]の作戦は失敗し、かつての[[ナデシコ]]の仲間達のサポートを受けたアキトは[[北辰]]との最後の対決に勝利する。だがその後は仲間達のもとには戻らず、ユリカを仲間達に託して皆の前から姿を消した。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
TV版と劇場版の2パターンが存在するが、扱いはやはり大きく対照的である。<br />
<br />
基本的にTV版で登場すると序盤から仲間になる。素人ということを考慮してか、主人公キャラクターでありながら[[技量]]があまり高くなく、他の能力値も脇役勢と同等。加えて当初は特別な[[特殊技能]]や[[精神コマンド]]があるわけでもなく、ガイやリョーコの方が優秀ということもあった。また、合体攻撃のパートナーであるガイがフラグ次第で死亡する場合、大きく使い勝手が落ちるなど、非常に使いにくかった。だが、作品を重ねるにつれ能力が強化され、合体攻撃も『W』ではガイが無条件生存、『BX』ではアカツキがパートナーとなるなど、大幅に改善されている。<br />
<br />
シナリオ面においては「ガイの死亡」「ゲキ・ガンガーを乗り越える」と言った彼にまつわる重要イベントがあまり再現されず、冷遇気味であった。ガイ生存時には、彼に活躍の場を喰われ、主役でありながら脇役気味の扱いを受ける事も。また、劇場版と同時登場する作品においてはTV版のアキトは前座扱いであり、その点でも不遇。『BX』では本格的にTV版のシナリオがしっかり再現され、ようやく改善された。<br />
<br />
また、TV版では甲児達と同年代だが、『J』以降からは甲児達からアキトさんと呼ばれることが増えてきている。<br />
<br />
劇場版で登場すると能力的には[[ブラックサレナ]]の反則的なまでの強さも加え文句無く主役クラスの性能。一方シナリオ面では原作通り1度どこかへ去って行って、最終話近くで彼に縁が深い人間がピンチに陥ったところを助けに来るというのが、復帰のお約束となっていた。余談だが、そのイベントで相手にする敵は不死身を自称する者達である。<br />
この通り本格参戦が遅くプレイヤーが使える期間が短かったが、『V』でその点は解消された。<br />
<br />
『R』、『MX』では他作品のキャラクター達との絡みはほとんど無かったが、『W』や『V』、『T』では[[前大戦]]で多くの戦友に恵まれており、TV版のアキトを知るキャラクター達は彼の身に起きた事に心を痛めている。<br />
<br />
劇場版のアキトは「復讐」というネガティブな動機で戦っているのであるが、上記のとおり戦争を終わらせ最愛の人との新婚旅行の最中に襲撃を受け拉致された末、妻は敵が利用するために奪われ、自分も人体実験の末に夢であった料理人に一番大事な味覚も含めた五感のほとんどを失ってしまう…というその身に受けた過酷さと、ルリやリョーコへの気遣いを見せる等心は失っていなかったこと、そして敵の火星の後継者や北辰らの悪辣さからか、復讐を諌められることはほとんどなく、むしろ「決着は彼の手で付けさせてやりたい」と後押しされることになる。<br />
<br />
今までバッドエンディングを迎えたことがなく、最後は必ずユリカと一緒にいるほか、手術による五感回復やリハビリメニューなど彼を救う展開が用意されている。そういう面では劇場版の彼もスパロボで救われたキャラなのかもしれない。<br />
<br />
また、劇場版では主人公ではないのだが、TV版の主人公という事からか、[[戦闘前会話]]では主人公扱いされていることが多い。<br />
<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]<br />
:TV版設定で、担当声優のうえだゆうじ氏はこの作品でスパロボ初参加となった。第1部序盤から何度か[[スポット参戦]]するが、仲間になるのは第2部後半。ガイとの[[合体攻撃]]が強力なのだが、ガイ無しでもそこそこである。<br />
:戦闘台詞の「射撃は得意じゃない」発言は本作からだが、能力面では別に低くない(そもそも原作ではそんな設定は特にない)。ユリカもそうだが上書き不可の[[ナノマシン処理]]と[[A級ジャンパー]]所持のため、スキルコーディネイトによる補強がしづらい。[[援護防御]]を上書きして[[集中力]]をつけるのが無難。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:初登場作品。TV版設定。序盤の初登場シナリオで本編同様に成り行きから出撃するのだが、[[NPC]]扱いで撃墜されるとゲームオーバーになる。積極的に移動・攻撃する上に被弾率が高く、減少したHPを[[修理装置]]や[[精神コマンド]]で回復できないため、ゲーム序盤の難所となっている。更にこのシナリオではHP減少で撤退するボスが多く、撃墜するためにダメージ調整しているところに割り込んで撤退させてしまうのにも注意が必要。<br />
:仲間になってからはややパンチ力に欠けるが、ガイを生存させていれば[[合体攻撃]]で活躍できる。ガイ死亡時は[[月面フレーム]]を使うのも手。援護回数と[[突撃]]のおかげで、同じく[[合体攻撃]]のないアカツキよりは相性がいい。<br />
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]<br />
::リメイク元の『A』と扱いは同じ。追加された[[エース]]ボーナスは「戦闘終了後に[[火星丼]]を一つ入手」。[[SP]]大量消費を基本戦略としている場合には世話になる。『R』辺りからキャラ性能が見直されていたが、エースボーナスを除けばリメイク前同様平凡な性能となった。<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:TV版・劇場版両方の設定。序盤は劇場版の復讐鬼で登場。何事もなく[[ナデシコC]]と合流しており、リョーコ達も誰一人として突っ込まない。過去に跳んでからはTV版に。「技術の前倒し」のおかげで後半はTV版の設定で[[ブラックサレナ]]に搭乗することになる。料理の腕前も前倒ししたらしくテンカワ特製ラーメンをYナデシコの食堂で振る舞っている。ガイや九十九が妙に目立つためか、シリーズの中でも非常に影が薄い。和平会談失敗後はほとんど台詞がない。EDでは歴史が変わったために劇場版の事件には巻き込まれず、ユリカとの間に子供ができるというハッピーエンドとなる。原作では明らかに格闘戦の印象が強かったが、本作では格闘より射撃が高くなっており、以降の作品ではどちらが高いかはまちまちとなっている。能力値は相変らず平凡だが、[[魂]]を覚えたためようやく脇役との差別化が図られた。参戦話数が少ないからか、TV版と劇場版で能力値差がまるでない。[[技量]]くらいは劇場版の方が高くてもいいと思うが…。<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:TV版設定。序盤から登場し、最後までほとんどの期間仲間にいるが、ガイが序盤で抜ける上に場合によっては帰ってこないので、その場合はエステの火力の低さから苦戦を強いられる。しかもガイが帰ってきた場合、草壁との対決台詞をガイに持っていかれてしまう。微妙に不遇。ただ『R』と違い、影が薄いということはなく、出番自体は多い。スパロボでは珍しく、原作序盤によく見られた自分勝手な面が結構描写されている。両親を亡くしたのが幼少期ではなく火星会戦時に変更されているほか、[[火星]]を襲撃したのが[[グラドス軍]]であるため、[[ル・カイン]]らグラドス軍との[[戦闘前会話]]がある。今回も射撃の方が高い。でも「射撃は得意じゃない」の戦闘台詞はそのまま。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:TV版・劇場版両方の設定。何度かスポット参戦した後、第1部前半で仲間に。第1部後半までガイがいないので苦戦を強いられるが、必ず帰ってくるので安心。能力値はエースクラスで、[[技量]]も高い。第2部では劇場版となりNPCに。『R』と違い、ちゃんとTV版の時より能力値が上がっている。第1部で自軍に参加してたこともあり、『MX』と違い普通に他作品キャラとも絡む。台詞自体も大幅に増えている。[[火星の後継者]]との決着で[[スポット参戦]]し、本作ではここでイネスの正体を知らされる。その後も1回スポット参戦し、最終話2話前に[[獅子王凱]]を拾ってユリカの危機を救い加入する。[[ブラックサレナ]]は強力で、アキト用エステカスタムまで分離すると幻の劇場版ガイとの合体攻撃であるファン感涙もののダブルゲキガンフレアまで使える。EDでは五感を取り戻すためのリハビリとして、ユリカと2人で雪谷食堂でバイトをしている。…しかし理由を説明しているとはいえ容姿が'''黒アキトのまま'''だったのでプレイヤーのツッコミを招いた(アキトがリハビリ中であるのと、「完全に治ってサングラスを外せる日が来る」と発言している)。なお、本作では彼の料理の腕前の上達ぷりもきちんと描写されている。また、『MX』と比べると人体改造から再会までにそれほど時間がたっていないため、かつてのアキトらしい熱血漢な一面を見せるときがある。特に終盤で自軍と合流してからは顕著。TV版と同時参戦の為か、劇場版仕様になってからも戦闘前会話ではルリでなく彼が主人公扱いされている。<br />
;[[スーパーロボット大戦BX]]<br />
:TV版設定。音声の新規収録もされた。<br />
:今回はガイが死亡しているが、まさかの'''アカツキとのダブルゲキガンフレア'''があるので序盤から火力に困る事はないどころか気力さえ溜まればトップクラスの火力を出せる。アカツキとは合体攻撃の動作だけでなく、掛け合いの会話でも(多少口喧嘩っぽい雰囲気ではありながらも)なかなか息の合ったコンビネーションを見せており、今までのスパロボシリーズにおける2人の険悪な関係しか知らなかったプレイヤーを驚かせた。<br />
:そのほか、『[[機動戦士ガンダムAGE|ガンダムAGE]]』の[[ジラード・スプリガン|ジラード]]と交流を深め、彼女の説得イベントにも大きく関わるというクロスオーバーもあり、存在感はかなり大きい。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦V]]<br />
:劇場版設定。『MX』以来の音声の新規収録が行われた。<br />
:過去作では自身の動機のためか、参戦が遅い上に他作品とのクロスオーバーが少なかったが今作では史上最速の参戦(正確には火星での[[火星の後継者]]との決戦の最中に、[[世界観/V#宇宙世紀世界|宇宙世紀世界]]に飛ばされた後なし崩し的に自部隊に入る)。他キャラクターとのクロスオーバーやインターミッションでの出番も多い。また、自分から黒衣を脱ぎ捨てる努力をしているので『W』の時以上にTV版のキャラが出ている…が、'''容姿が黒アキトのままTV版時代のような台詞を言う'''ので場合によってはギャップで笑いを誘うことも……。<br />
:また、元一朗から戦闘訓練を受けていた設定が活かされており、[[胡蝶]]相手に木連式・柔を披露している。<br />
:本作では、前述の通りシナリオや早期加入の都合からTV版的発言が多いが、穿った見方をすれば同時参戦の[[勇者特急マイトガイン]]が所謂'''お約束満載のヒーローアニメ'''であるため、暗に『お約束』の解説代わりの意味でTV版を意識した発言やメタ発言が多いとも取れる。<br />
:困難ルートEDでは味覚を取り戻し、ユリカと屋台のラーメン屋を営んでいるが、そこでも(接客はユリカがするとはいえ)'''黒衣を着たままである'''。そして'''当然突っ込まれた'''(一応本作では、例の黒衣は正常に機能しない五感の補助用ということになっているらしいが……)。<br />
:パイロットとしての能力は高いが精神コマンド「[[集中]]」を習得しないため、早めに被弾させて底力を発動させると安定する。<br />
;[[スーパーロボット大戦T]]<br />
:劇場版設定。音声も新規収録された。<br />
:今回は歴代最速の4話からの参戦となるが、第8話クリア後に離脱し、復帰は第15話となる。しかも、4話では話の流れで無理やり誘われる形ではなく、'''自分から売り込みに行く'''という非常に珍しいパターンで参戦する。同じ「黒衣の復讐鬼」である[[ヴァン]]とは絡みが非常に多く、両作を知っていると思わず涙を誘うシーンも。<br />
:なお、もはやお約束と化した感はあるが'''今回も黒衣を着たまま「ぼすらーめん」で働くEDを迎えた'''(が、今回に限ってはエキスパンション・シナリオが控えているため、'''メタ的に絶対に脱がせられない理由はあった''')。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:劇場版設定。度々[[NPC]]として登場。火星の後継者との決着でスポット参戦し、その後終盤で仲間に。本人も[[ブラックサレナ]]も強いのだが、合体攻撃を持つリアル系のユニットに攻撃力で劣ることと、仲間になるのが遅すぎるのがネック。[[ナデシコC]]が電童のゼロによって沈められそうになったとき、[[ボソンジャンプ]]で不意をつき助けに来た。仲間になった後はルリを含めた[[ナデシコC]]の面々とさえ'''全く'''会話が無く、当然ナデシコ以外の自軍キャラとも'''一切会話しておらず'''、[[竜崎一矢]]のように終盤までアキトの事を気に掛けてくれる者とですら直接的な交流は皆無という有様。最終戦まで息をつく暇がない展開だったため仕方ない気はするが、あろうことか、'''最終戦後に迎えに来たユリカとも全く会話しない'''。<br />
:EDでは行方不明になっていたが、版権キャラのトリとして登場。ヒューゴと同様手術によって体は完全に治り、ユリカの元へ帰還するハッピーエンドとなる。<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:今作は終始TV版設定。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:劇場版設定で限定参戦。ボイスつきのパイロットパーツが入手可能。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
TV版では、[[射撃]]・[[格闘]]ともに及第点で、どちらもそつなくこなせる。基本的には格闘の方が高い作品が多いが、[[R]]、[[J]]、[[BX]]は射撃の方が高い。参戦当初は[[命中]]・[[回避]]は平均レベルで、素人だからか[[技量]]は低い。『R』以降からは[[エステバリス]]自体の能力が回避重視へ大きく方向転換したのと同時に、命中・回避も高めに設定された。<br />
<br />
劇場版では、全ての能力値が高くなりエースとして申し分ない能力を持つ。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
[[集中]]、[[ひらめき]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[魂]]などを習得するため使いやすい。[[覚醒]]を習得することも多い。『R』や『W』ではTV版と劇場版のアキトが登場するため、精神コマンドがそれぞれ異なる。<br />
<br />
==== TV版 ====<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]<br />
:'''[[熱血]]、[[幸運]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[突撃]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[加速]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[友情]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[直感]]、[[魂]]、[[覚醒]]'''<br />
<br />
==== 劇場版 ====<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[魂]]、[[愛]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]、[[スーパーロボット大戦T|T]]<br />
:'''[[不屈]]、[[加速]]、[[直感]]、[[気迫]]、[[魂]]、[[愛]]'''<br />
:魂や愛も重要だが、自軍でも最速クラスで「気迫」を覚えるのがポイント。プラーナコンバーターによる稼ぎを安心して任せられる。ただ、集中が取り上げられたので雑魚相手の回避率が不安。<br />
;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]])<br />
:'''[[ひらめき]]、[[集中]]、[[鉄壁]]、[[必中]]、[[魂]]、[[愛]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
==== TV版 ====<br />
[[底力]]を持つがあまりLvは上昇しない。『J』、『W』、『BX』では[[IFS]]により気力と共に能力が上昇する。<br />
<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]<br />
:'''[[ナノマシン処理]]、[[A級ジャンパー]]、[[援護攻撃]]L4、[[援護防御]]L4'''<br />
:特に効果がない死にスキル「ナノマシン処理」によってスキル枠を一つ潰してしまっている。「A級ジャンパー」はイベントで習得。<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]])<br />
:'''[[底力]]L5、[[斬り払い]]L5'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[底力]]L5、[[防御]]L2、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[IFS]]、[[底力]]L5、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[底力]]L5、[[マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦BX|BX]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[全体攻撃]]L2、[[IFS]]'''<br />
<br />
==== 劇場版 ====<br />
TV版と違い「'''復讐'''」を思わせる技能を多数習得する。また[[ブラックサレナ]]や[[エステバリスカスタム]]が[[剣装備]]でないため[[切り払い]]は習得しない。<br />
<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[底力]]L5、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1'''<br />
:登場が序盤だけなのでTV版よりも遥かに早く底力がL5に到達する。<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[撃ち落とし]]、[[IFS]]、[[カウンター]]、[[底力]]L8、[[マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦V|V]]、[[スーパーロボット大戦T|T]]<br />
:'''[[IFS]]、[[底力]]L9、[[ダッシュ]]、[[サイズ差補正無視]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]<br />
:'''[[A級ジャンパー]]、[[リベンジ]]、[[闘争心]]、[[戦意高揚]]'''<br />
<br />
=== 固有[[エースボーナス]] ===<br />
;「MAPクリア時に「火星丼」をひとつ入手」<br />
:『AP』で採用。コックならではの技能。SP量が絶対的に少ない本作では「火星丼」は貴重な[[強化パーツ]]である。<br />
;敵対する軍勢のフェイズ時に与ダメージ1.3倍、最終回避率+20%。<br />
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』、『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。コック衣装を捨てて「復讐鬼」と化した劇場版のアキトらしいボーナス。<br />
:『MX』で所持していた[[リベンジ]]の強化版であり、[[アタッカー]]と[[カウンター|フルカウンター]]を付けた上で[[気迫]]を使うことで[[無双]]を狙える。<br />
:『T』では[[回避]]が伸びにくいため、最終回避率が上がるのも非常にありがたい。<br />
<br />
== パイロットBGM ==<br />
;「YOU GET TO BURNING」<br />
:主題歌。<br />
;「GO!エステバリス」<br />
:エステバリスパイロットの[[BGM]]。かなりの名曲で、ファンからの人気も高い。劇場版での北辰衆との戦闘時もこれがかかった。<br />
;「ブラックサレナIII」<br />
:劇場版バージョンのBGM。非常にダークな雰囲気と危険な空気を醸し出しており、「復讐鬼アキト」をこれでもかというほど表現している。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
=== [[機動戦艦ナデシコ]] ===<br />
;[[ミスマル・ユリカ]]<br />
:幼馴染み。彼女の熱烈なアプローチに辟易していたが、火星での木星蜥蜴襲撃時、アキトの脳裏にユリカの姿が映っていた事からも、実はアキト自身もずっとユリカに思いを寄せていたのではないかと思われる。しかし、優柔不断な面があってか、なかなかその気持ちと向き合おうとしなかったが、火星極冠遺跡を巡る戦いを経て告白。戦後に結婚するが悲劇に見舞われ、束の間の幸せになってしまう。劇場版で彼女を奪還するがその後はアキト自身が姿を消してしまいそれっきりとなる。<br />
:スパロボではどの作品でも最後は必ず彼女の元へ帰っていく。<br />
;[[ホシノ・ルリ]]<br />
:ナデシコのクルー。「[[オモイカネ]]」以外に誰も心を開いていなかったが、それを巡る問題でアキトとの関わりを経て、初めて心を通わせた。戦後は行く当てもなかった所を、アキトとユリカに引き取られるも、新婚旅行の際にアキトはユリカと共に、シャトルの爆破に見せかける形で火星の後継者に拉致されてしまい、ルリの心に深い傷を残す。<br />
:劇場版では、16歳になった彼女が主人公を引き継ぐ事になる。<br />
;[[ダイゴウジ・ガイ]]<br />
:『ゲキ・ガンガー3』というアニメの趣味で意気投合するが…… スパロボでは殆どの場合ガイは生き残ってくれるので、終始相棒として一緒に行動する。<br />
;[[ハルカ・ミナト]]<br />
:アニメ版とは違い、漫画版では一時的に彼女と男女の仲になる。<br />
;[[メグミ・レイナード]]<br />
:異性として好意を寄せられていた。交際していた時期もある。しかし戦争に対する価値観の違いからお互いに見切りをつけて別れる。<br />
;[[スバル・リョーコ]]<br />
:パイロット仲間で、異性として好意を寄せられていたが、アキトが本心ではユリカの事が好きであるのを見抜き、腹パンで後押しする形で身を引いた。<br />
;[[アイちゃん]]<br />
:アキトと友達になった少女。[[火星]]で[[木星蜥蜴]]の襲撃で死亡したと思われたが……思わぬ形で再会することに。<br />
;[[アカツキ・ナガレ]]<br />
:[[ネルガル重工]]の会長。お互いの「正義」という価値観が違うことを思い知らされるが、何だかんだで火星極冠遺跡を巡る戦いでは最終的に共闘する。その後アキトの協力者となる。<br />
;[[ホウメイ]]<br />
:ナデシコ艦内食堂の料理長。アキトがナデシコ乗艦の際コックという触れ込みで乗り込んだこともあり、一時期彼女の元で下働きや料理の指導も受けていた。<br />
;両親<br />
:故人。ネルガル所属の技術者であり、チューリップクリスタルの情報を公開しようとしたためにネルガルによって[[暗殺]]された。<br />
<br />
=== [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]] ===<br />
;[[ラピス・ラズリ]]<br />
:五感の多くを失ったアキトのサポートをする少女。あまり詳しいことは語られていない。<br />
;[[北辰]]<br />
:仇敵。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]]』)』では、囮の為に[[エステバリス]]に乗せられた時には、今の自分と似たような過去を持つ彼から戦えないなら下がるようにとリードされる。<br />
;[[シャア・アズナブル]]([[クワトロ・バジーナ]])<br />
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では、[[ロンド・ベル]]隊として共に戦うものの、終盤の隠しルートで[[ネオ・ジオン]]の総帥となった彼と敵対する事になる。彼が地球人類に絶望してしまった気持ちに一定の理解を示しながらも、それを理由に地球潰しをするという行為自体は真っ向から否定した。<br />
;[[エルピー・プル]] / [[プルツー]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』での初登場時、北辰衆に対する怨念を鋭敏に感じ取った彼女達を、図らずも畏怖させてしまった。<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では、地球と[[木連]]が和平を結ぶことになった時に、かつて木星蜥蜴に自分の周囲の人間を皆殺しにされ、同じように奴らを皆殺しにしてやりたいと思った事を語った際に、「それは人間として当然の感情だ」とフォローされた。<br />
;[[リリーナ・ドーリアン]]<br />
:『R』では、[[かぐらづき]]において行われた地球と[[木連]]による和平交渉で、地球圏統一国家の代表として出席した外務次官の彼女に同行する。<br />
;[[フレイ・アルスター]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では、握手を求めてきた[[ラクス・クライン|ラクス]]に、暴言を吐いた彼女を窘めた。<br />
;[[ムウ・ラ・フラガ]]<br />
:『J』で合流時に彼がいないことを[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]に問いただす。同じく分岐中にいなくなる[[バルザック・アシモフ|彼]]については一切触れないのだが…。<br />
;[[ロウ・ギュール]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[月]]に飛ばされた際に彼らに拾われた。<br />
;[[叢雲劾]]<br />
:『W』では戦いに疑念を抱いていた頃に彼に窮地を救われ、彼に諭されて奮起した。<br />
;[[ジラード・スプリガン]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』で、[[月]]に飛ばされた際に面識を持ち、世話になる。それゆえ彼女の裏切りには人一倍大きなショックを受け、彼女が憎しみにとらわれ、暴走した時は[[キオ・アスノ]]と共に[[説得]]した。<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』においては親友の一人となり、彼に武術の教えを請う。アキト曰く「[[ダイゴウジ・ガイ|声が]][[声優ネタ|心に染み入る]]」とのこと。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[ル・カイン]]<br />
:『J』では[[グラドス軍]]に[[火星]]を襲撃されたため、敵意を燃やす。<br />
;[[相良宗介]]<br />
:『W』第2部では宗介とよく絡む。復讐者となった自分と重ね合わせて何かと助けている。そして食い逃げ犯の1人。<br />
;[[千鳥かなめ]]<br />
:『W』にてラーメンを食い逃げされる。<br />
;[[ヒルダ (クロスアンジュ)|ヒルダ]]<br />
:『V』では脱走した末に母親に拒絶され警官に暴行を受けていた彼女を助け、保護している。また自分と同じく絶望を味わった彼女に同情しながらも強く立ち直ることを信じている。<br />
;[[尾瀬イクミ]]<br />
:『X-Ω』のイベント「じぶんらしくあるために」にて共演。一時的に[[リヴァイアス]]に滞在していた際に徐々に暴走し道を踏み外していく彼を危惧すると共に自身と重ねて自分のようにならないよう諭している。彼はそんな自身を心配するアキトの言葉を必死に否定しようとするが、その言葉は彼の心に重く残る事になった。<br />
;[[スパイク・スピーゲル]]<br />
:『T』ではアキトの境遇を自分と重ねて見ており、理解者の一人としてその戦いを助ける。<br />
;[[キリコ・キュービィー]]<br />
:『T』では愛する女性を取り戻す為に戦い続けるアキトに対して深く理解を示しており、彼も常にアキトの戦いを助けている。<br />
;[[アンジェラ・バルザック]]<br />
:『T』ボーナスシナリオ「楽園グルメ紀行」にて、料理人への気持ちを無下にする彼女の態度に眉をひそめるも、自身が味覚を失っていることから強く言えないでいたが、彼女がホイから、料理と料理を作ってくれた人に対して大切なことを知ってからは彼女に自身が作ったラーメンを味見してもらっている。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
==== ダイナミック系 ====<br />
;[[兜甲児 (OVA)]] / [[ボス]] / [[弓さやか]] / [[流竜馬]] / [[神隼人]] / [[車弁慶]]<br />
:『W』にて食い逃げされてしまう。その後、アキトが「ラーメン代をおごる」と言った際には、甲児に「これで金取るのはどうかと思う」と容赦なく突っ込まれる。<br />
:なお、『W』からリアルタイムで約11年後に'''ボスが[[劇場版 マジンガーZ / INFINITY|『マジンカイザー』とは別の世界線]]にてラーメン屋を営んでいる'''というまさかのオチがつき、『T』EDでは彼のぼすらーめんでラーメン作りのリハビリに励んでいる。<br />
;[[剣鉄也]]<br />
:『T』では蜥蜴戦争時に共闘した仲だったことから、復讐鬼となったアキトの姿に心を痛めていた。<br />
;[[デューク・フリード]]<br />
:『A』では[[正義]]について教えてもらい、成長のきっかけとなった。<br />
;[[神勝平]]<br />
:『V』ではかつて[[ガイゾック]]との戦いで共闘した仲で、現在でも兄貴分の一人として慕われている。<br />
;[[神江宇宙太]]、[[神北恵子]]<br />
:『V』ではガイゾックとの決戦の際に彼等を助けた。<br />
;[[破嵐万丈]]<br />
:スパロボ全般では、彼と敵対する[[メガノイド]]の本拠地が[[火星]]である故か、共演すると必然と言っていいほど絡みが多い。<br />
:『IMPACT』では彼に色々と助けてもらうが、[[ボソンジャンプ]]にも無事だった万丈を訝しむ一幕も。<br />
:『R』では、地球と[[木連]]による和平交渉で、地球側の代表である[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の護衛として彼とも同行。彼の[[ダイターン3]]に乗せてもらう事に。<br />
:『V』では旧友かつ相棒に近い関係にもなっており、行動を共にする場面も多い。また、共に北辰を追う者同士でもある。<br />
;[[ロミナ・ラドリオ]]<br />
:『IMPACT』では[[月]]までの跳躍を行ったことで意識を失うも、彼女の[[エルシャンク]]へと収容され手当てを受けていた。<br />
;[[アブゾルート]]、[[ウィッター]]、[[グルメイ]]<br />
:『R』のEDでは、彼ら3人を弟子に加えルリやラピスと共にラーメン屋を切り盛りしている。<br />
;[[スバル]]<br />
:『R』では、苦心の末に完成させたテンカワ特製ラーメンを御馳走し、美味しいと賞賛された。<br />
;[[ゼロ (電童)|ゼロ]]<br />
:『MX』では彼の猛攻からナデシコCを救い、後に彼の挑発を毅然と撥ね付けた。<br />
;[[獅子王凱]]<br />
:『W』第2部では[[ソール11遊星主]]に捕らわれた彼の救出に駆けつけたり、[[イバリューダー]]との戦いでボロボロになった彼を救出するなど、何かと助ける。<br />
:『[[BX]]』では、彼と初対面時に名前を聞いて[[ダイゴウジ・ガイ|もう一人のガイ]]の方を思い出した。<br />
;[[獅子王雷牙]]<br />
:『W』EDでは彼にリハビリメニューを作成してもらい、それを基にしてリハビリに励んでいる。<br />
;[[ソルダートJ]]<br />
:『T』では同じ復讐者として彼からも共感されている。<br />
;[[腕原種]]<br />
:『T』DLC「黒いストレス」ではアキトとヴァンの憎しみの念を利用しようとするが、彼の計画を見事に打ち破る。<br />
;[[パルパレーパ]]<br />
:『W』では彼の攻撃からユリカを救い、救出した凱と共に対決する。<br />
;[[旋風寺舞人]]<br />
:『V』では彼のヒーロー性に希望を持ち、万丈と共に度々彼を導いている。かつてヒーローに憧れたアキトは、まるで絵に描いたような舞人の英雄性を羨望していたのだろう。<br />
:『T』では絡みこそ少ないものの彼の生き様を「俺の理想」と評するなど、彼への羨望の念は健在である。<br />
;内藤ルンナ([[胡蝶]])<br />
:『V』では彼女の舞人を見る目と'''ある日突然ヒーローに近づいてくる謎の美少女は大抵がスパイというアニメのお約束'''<S>というメタフィクション全開の理由</s>から彼女がミフネの間者であることに気付いた。<br />
:撃退した際に「浜田君を悲しませるな」と忠告して見逃しており、彼女がミフネを裏切りミフネに撃たれようとした時にはミフネを攻撃し彼女を助けている。<br />
;[[ホイ・コウ・ロウ]]<br />
:『V』のDLC「再起への誓い」では料理人だった頃のホイはアキトにとって憧れの存在であったことが明らかになる。<br />
:『T』のDLC「楽園グルメ紀行」では『V』とは逆に味覚を失っても料理人復帰を志すアキトに「ぼすらーめん」を紹介すると共にかつての自身のように道を踏み外さないようにとアドバイスをもらっている。<br />
;[[ブラックノワール]]<br />
:『V』では自身のエゴのためにゲキ・ガンガー3を汚し、ユリカを弄んだ者として怒りを露にしている。<br />
;[[ヴァン]]<br />
:『T』で共演する同じ黒衣を纏った、愛する女性のために戦う復讐の鬼。改造人間同士であるなど共通点も多く、お互いの心情を深く理解し合っている。その一方で彼の食事の仕方には苦言を呈している。戦いの中で親友と言える篤い信頼関係を築くと共に、お互いの復讐を助け合っていく。<br />
;[[レイ・ラングレン]]<br />
:『T』では同じ復讐鬼として共演。非正規ルートでは香港で彼と出会い、情報交換しつつ自軍に引き入れる。レイの方もヴァンとは一触即発になりながらもアキトの助言には素直に従うなどシンパシーは感じているようである。<br />
<br />
=== その他の版権作品 ===<br />
;[[キャプテンハーロック]]<br />
:『T』における師の一人でもある漢。ルリ達の元に帰れないアキトの心情を汲み、彼から[[アルカディア号]]に来るよう誘われ暫くの間その一員になる。アキトも彼には敬服し強く信頼しており、彼も奪われた者を取り戻さんと足掻くアキトを漢と認め常にその戦いを助けている。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[ラウル・グレーデン]] / [[フィオナ・グレーデン]]<br />
:『R』では[[ボソンジャンプ]]で[[タイムスリップ]]してしまいそうになるが、[[エクサランス]]で救出された。<br />
;[[カズマ・アーディガン]]<br />
:やはりラーメンを食い逃げされる。他にも絡みは多い。<br />
;[[ヨウタ・ヒイラギ]]<br />
:一番星コンテストの際に一緒に厨房の手伝いに入り、互いに父親の事について打ち明け合う。<br />
;[[ナイン]]<br />
:[[ファクトリー]]でのエーストークの際に彼女からリハビリ用のメニューを受け取る。困難ルートEDからこのメニューでリハビリに励んでいたことが伺える。<br />
;[[サイゾウ・トキトウ]]、[[サギリ・サクライ]]<br />
:『T』では彼らに[[火星の後継者|火星で暗躍するテロリスト]]との戦いの為に自分を雇うよう売り込み、特務三課一行に同行する。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== [[機動戦艦ナデシコ|TV版]] ===<br />
;「俺は[[食べ物・料理 #料理上手|コック]]になるんだ、戦いで死ぬなんてごめんだ!」<br />
:第1話「『男らしく』でいこう!」より。初出撃時の台詞。SRWでも戦闘台詞に採用。なお、台詞の前後の出来事を踏まえると、[[エステバリス]]を奪って逃亡する気だった模様。<br />
;「へへっ……何だ、俺って結構やれるじゃん」<br />「で、でも今さら……」<br />
:同上。ワイヤード・フィストで[[バッタ]]や[[ジョロ]]に応戦して。[[IFS]]で思った通りに動くエステバリスのおかげで自信が出るものの、脳裏に浮かんだ[[アイちゃん|少女]]の事を思い出してしまい…。<br />
:一行目の台詞は最初の笑い声を除き、SRWでも戦闘台詞に採用されている。<br />
;「ガイ、ガイーッ! 何か言えよ! 何か言ってくれよ! ガーー-イッ!!」<br />
:第4話「水色宇宙に『ときめき』」より。[[ムネタケ・サダアキ|何者か]]の銃撃を受けて、手当の甲斐無く亡くなった親友[[ダイゴウジ・ガイ]]に対して。<br />
:ちなみに、[[ナデシコ]]クルーの中でガイの死を最も悼んでいたのは、ほぼアキトだけであった。<br />
;「俺、パイロットッスから!」<br />
:同話より。[[メグミ・レイナード|メグミ]]からの励ましを受け、それまでなりゆきで乗ってパイロットであることを否定していた主張とは一転、自らの意思で乗り込んだ。<br />
;「テンカワ・アキトVだ!!!」<br />
:同話より。ガイが死んだ後の戦闘で。何か良く解らないがパワーアップしたらしく、新技「ゲキガンフレア」を繰り出して敵を撃退した。<br />
;「CCを…俺に…!」<br />「俺にできること…俺にしかできない事…本当にあるのか? 俺は何かになれるのか?」<br />
:第13話「『真実』は一つじゃない」より。ナデシコを放逐された後、紆余曲折の末にチューリップ・クリスタルをバラまく事で[[マジン]]を[[ボソンジャンプ]]で送り返す事に成功する。<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では[[DVE]]となった。<br />
;「こんな船なんて…。[[火星]]も、もうどうだっていいんス。俺はただ[[木星蜥蜴]]が許せない。あいつらに背を向ける自分も許せないだけなんス」<br />
:第15話「遠い星からきた『彼氏』」より。月基地へ侵攻してきた[[ダイマジン]]を相手に、再びエステバリスに乗る際に。<br />
;「やめろ! そこにはみんなが…戦えないみんながいるんだァー!!」<br />
:同話より。ダイマジンの攻撃によって基地は半壊する。<br />
:なお、第15話ではアキトは食堂を営む一家と交流を持つ場面が描かれており、この台詞と併せて嫌な予感を感じさせてくれる。そして、次回ではそれが的中してしまう…。<br />
;「君は何もわかってない!! これはもう『僕達の戦争』なんだよ!!」<br />
:第16話「『僕達の戦争』が始まる」より。「戦うのをやめてくれ」とせがむメグミに対して。サブタイトル「『僕達の戦争』がはじまる」に掛かっている台詞。<br />
:幼少期から今まで、木星蜥蜴によって身近な人間を数多く失っているアキトにとって、戦争はもはや他人事にできることではなかった。<br />
:SRWでは「これは僕達の戦争なんだよ!!」という形で戦闘台詞に採用されている。<br />
;「そうだね…確かに俺らしいかもね。でも俺はそうなりたかったわけじゃない。俺は、『ゲキガンガー』を見ている大人じゃなく、ゲキガンガーになれると思ってた…」<br />
:同話。「アキトらしくない。『ゲキ・ガンガー』を見ている方がアキトらしい」と言ったメグミに対して。アキトの『ゲキ・ガンガー』への想いが垣間見える。<br />
;「名前知ってる相手と、殺し合いしたくない」<br />
:同話。[[白鳥九十九|九十九]]に名前を尋ねられ、自らも名乗ろうとした九十九を遮って。後に九十九が和平のためにナデシコへ訪れた際に、改めて互いに名乗ることとなる。<br />
;「なんかみんな光ってる。木星の奴らみたいに戦うだけの冷たい奴とは違うもんな」<br />
:第19話「明日の『艦長』は君だ!」より。[[機動戦艦ナデシコ #用語|「ミス一番星コンテスト」]]を見て。この台詞を聞いた[[スバル・リョーコ|リョーコ]]は自分とダブらせてしまう。<br />
;「あれ? 何でアイちゃんがここに?」<br />
:第21話「いつか走った『草原』」で起きた[[ギャンブル|記憶マージャン]]にて。その場にいないはずの[[アイちゃん]]の牌を見つけてしまった…。これに対して、[[イネス・フレサンジュ|イネス]]は少し動揺している。<br />
;「最終回見ちゃうと、俺の中にある『ゲキ・ガンガー』が終わっちゃう気がしてさ…。でも、今回は見るって決めたんだ。みんなと最終回を見て[[木星]]との和平を成功させようと思ってる」<br />
:第24話「どこにでもある『正義』」より。九十九との交流によって、今まで未視聴だった『ゲキ・ガンガー』の最終回を見る決心をする。だが…。<br />
;「俺、何も見えてなかったんだ…好きだったから…すげぇ好きだったから…都合のいいとこしか見てなかったんだ…」<br />
:同話より。九十九暗殺後、自分が「現実」ではなくゲキ・ガンガーで描かれているような「[[理想]]」だけしか見ていなかった事を悟る。もっとも、この台詞は[[木連]]の面々にも当てはまってしまっているが。<br />
;「俺はもう『ゲキ・ガンガー』は捨てた! 木星の奴らを見て分かった!」<br />「あれが俺が大好きだったものの正体だったんだ! 倒すべき敵だ!」<br />
:第25話「『私らしく』自分らしく」より。[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]から「ホント、君達はどこまでも『ゲキ・ガンガー』だな」と言われての返し。<br />
:これに対してアカツキは「見方が一方的だ」とバッサリ切り捨てた。<br />
;「[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]…。俺、『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー]]』の最終回を見たよ。そりゃあ、もうひどい話だった。ひどい話だった…。ひどい話だったけど、ゾクゾクした。ゲキ・ガンガー3とゲキ・ガンガーVが一緒になって戦うとこ」<br />
:最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。ユリカに『ゲキガンガー』の最終回を見た事を[[告白シーン|告白]]。<br />
:九十九の[[暗殺]]後もあり、今までほど『ゲキ・ガンガー』を神聖視していないが、同時にやはり『ゲキ・ガンガー』が好きである事も伺える。<br />
<br />
=== [[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|劇場版]] ===<br />
;「君の知っているテンカワ・アキトは死んだ。彼の生きた証、受け取って欲しい」<br />
:墓地で再会した[[ホシノ・ルリ|ルリ]]に、かつてラーメン勝負で使用したレシピを渡して曰く。五感の大半を潰され、愛する[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]を奪われ、漆黒の復讐者へと変貌したことを如実に示している。MXでは[[DVE]]。<br />
;「奴らの実験で、頭ン中かき回されてね。それからなんだよ」<br />「特に味覚がね……駄目なんだよ……感情が高ぶると、ボーッと光るのさ。マンガだろ?」<br />「もう君に、ラーメンを作ってあげることはできない…」<br />
:レシピの受け取りを拒否したルリに、漆黒を纏う「コックを目指そうとした男」は静かに告げる。「全てを奪われた今、あの頃に戻ることは出来ないのだ」と。<br />
:2行目の台詞は、石ノ森章太郎氏が執筆した[[漫画|萬画]]『仮面ライダー』に登場する本郷猛/仮面ライダー1号および一文字隼人/仮面ライダー2号を意識している(彼らも感情が高ぶると、顔面に[[改造]]手術の傷跡が浮かび上がる。余談だが、これらの元ネタは有名SF小説『虎よ、虎よ!』で、更にボソンジャンプの大元も同作が発祥である)。MXとVでは[[DVE]]。<br />
;「勝負だ」<br />
:劇中でのアキトの戦闘中台詞は、この一言だけ。RやWでは戦闘台詞に採用。MXでは[[DVE]]。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
;「お前を殺す」<br />
:第2話「『緑の地球』は任せとけ」におけるユリカの妄想場面でのアキトのハードボイルド風な台詞。<br />
:ちなみに、上記の台詞で有名な人物といえば[[ヒイロ・ユイ]]だが、彼が[[主人公]]である『[[新機動戦記ガンダムW]]』(1995年)は『[[機動戦艦ナデシコ]]』(1996年)の前年に放映されていた。<br />
;「僕には守る者がある。それは、[[ダイゴウジ・ガイ|ガイ]]です!」<br />
:第8話「温めの『冷たい方程式』」より。ナデシコに残って戦う理由を[[アカツキ・ナガレ|アカツキ]]に対して話した時に。<br />
:なお、この時のアキトの台詞は大真面目なものだったのだが、彼の傍に乗っていた[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]と[[メグミ・レイナード|メグミ]]は呆気にとられ、'''[[アマノ・ヒカル|ヒカル]]は大喜びし'''、[[スバル・リョーコ|リョーコ]]は「アイツらしい」と呆れていた。<br />
;「[[アクア・クリムゾン|彼女]]…彼女は、俺にとってのアクアマリンなんだ!」<br />
:第10話「『女らしく』がアブナイ」より。探しに来たユリカとメグミを前にして思わず宣言。しかし、直後にエラい目に遭う事に…。<br />
;「アハッ! もう、勘弁してくれェーッ! 俺は、悲劇の[[主人公]]だァーーッ!!」<br />
:同話ラストより。このエピソードにて始終女難に見舞われ続けたアキトによる悲鳴である。<br />
;「惜しいなぁ。リョーコちゃんもナデシコアイドルコンテストに出れば良かったのに。今の顔なんか可愛いじゃん」<br />
:第19話「明日の『艦長』は君だ!」より。見ての通り天然ジゴロな発言である。<br />
;「2年前に会った時、アイちゃんはまだ小さな女の子だったんだ。それなのに、俺のせいで過去に飛ばされて、苦労して…こんなひねくれもののおばさんになっちゃったんだ…」<br />
:最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。イネスの正体を知った後の病室内での台詞だが、最後の一言が余計である。<br />
:事実、これを聞いたイネスは顔をしかめていた。<br />
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』ではこの台詞は見られないが、似たようなことは言ったらしいことがユリカの台詞から分かる。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== TV版 ===<br />
;「それで悲しい思いをする人が少しでも減るなら……俺はかまわない!」<br />
:『A』最終話「極めて近く、限りなく遠い世界に」に於けるヴィンデルとの[[戦闘前会話]]より。「'''なりたいものになれず、成すべき事が出来なかった時、お前はどうする'''」と劇場版を示唆した問いをうけての答え。<br />
;「俺達に協力するとかしないとか…そんなんじゃないんだ」<br />「ただ、あれだけゲキ・ガンガーを好きな奴が死ななくて良かったって…きっと、このロボもそう思ってると…」<br />
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第3部銀河決戦篇第28話「マーズ・アタック」で[[白鳥九十九|白鳥]]の生存が確定した場合、発生する台詞。彼の[[テツジン|愛機]]を見上げながら上述の台詞を呟くアキトは、[[アマノ・ヒカル|ヒカル]]から「詩人」と評された。<br />
;「真っ黒な機体だなんて、まるでベタベタな悪のライバル機って感じだけど…!不意打ちとはいえ、さっきはあれだけ追い詰められたんだ!その強さもライバル級だな…!」<br />
:『BX』第10話「皇の浮上」より。[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]と対峙した際の台詞。<br />
:後に当の本人が[[ブラックサレナ|ベタベタな悪のライバル機]]に乗るとは知る由もない…。<br />
;「言ってろよ!別に俺はひとりで戦ってるわけじゃない!みんなと協力すればいいだけだ!」<br />
:『BX』第17話「みんなの心をひとつにしろ!」より。「一機程度では俺の敵ではない」と嘲笑する[[ブルーヴィクター]]と対峙して。<br />
;「ジラードさん…!俺達と一緒に生きましょうよ!」<br />ジラード「ウフフ!綺麗事を言いながらも、あなたは私をジラードって呼んでるッ!」<br />「俺の見てるジラードさんは、あなたの中でも、過去のジラードでもない!現在(いま)を生きてる、俺が初めて会ったジラードさんだッ!」<br />
:『BX』第39話「どこにでもある『正義』」に於けるジラードを説得した際の台詞。直前に、「ジラード」というのが、亡くなった彼女の恋人の名前だと知ったアキト。しかし、彼にとって「ジラード」は、かつて自分を助けてくれた「[[ジラード・スプリガン]]」であることに変わりはない。過去の恋人の「ジラード」ではなく、現在の「ジラード」として生きてほしいからこそ、アキトは彼女を「ジラード」と呼び続ける。<br />
;「ゆっくり考えましょうよ。一緒にうまいもんでも食いながら。俺、また作りますから!」<br />
:同上。ジラードの生存フラグを満たした時の、ジラード撃破後の会話。復讐以外に生きる道のない彼女に、「これから何か食べて考えればいい」と返すアキト。しかし、アキトの料理の腕はまだまだなので、彼女に冗談交じりに「美味しい物なんて食べられない」と返されるのであった。<br />
;「ひねくれすぎなんだよ、あんた! 本当に好きなら、そんな事をせずに救える方法を最後の最後まで探してみろぉぉぉ!」<br />
:『BX』第45話「伝説の光芒」に於ける[[マーダル]]との戦闘前会話。<br />
<br />
=== 劇場版 ===<br />
;MX<br />
:<br />
:;「…お前も対応できまい。この俺の動きに」<br />「お前にはやらせない…ナデシコの名を受け継いだ艦を」<br />「そして、ユリカが愛した仲間達を…!」<br />
::第51話(『MX PORTABLE』では第52話)「希望、それは最後のGEAR」より。ゼロに翻弄される[[ナデシコC]]を助けに来たときの台詞。ガイが居たら憧れそうな登場である。<br />
:;「後悔なら、もう充分だ。あとは先へ突き進むのみ…!」<br />
::上記の台詞の直後、ゼロに「後悔させてやる」と言われて返した台詞。<br />
:;「俺に鎧はもう必要ない…。心の鎧はな」<br />
::第52話(『PORTABLE』では第53話)「W-Infinity」より。ガルファとの決戦にて、ゼロの挑発を毅然と撥ね付けて。<br />
:;「最後に学べ、AI1…敗北という言葉を…執念という言葉をな」<br />
::最終話「約束の地」における[[メディウス・ロクス (最終形態)|メディウス・ロクス]]との戦闘前会話。既にこの時点で、後に明かされる[[AI1]]の決定的な敗因を示唆している。<br />
:;「忘れ物を……取りに来たんだ」<br />
::エンディングより。アキトの帰りを待ち続けるユリカの前に帰還して。<br />
:<br />
;W<br />
:<br />
:;「もう二度と悲劇を繰り返さないために、俺は戦う!」<br />
::第2部ダブルゲキガンフレア用の台詞。ファンにとっては夢にまで見た二人である。<br />
:;「やるのか…ガイ!」<br />
::同上。親友同然だったガイは原作ではTV版序盤で死に、アキトも劇場版では復讐鬼になってしまうものの、『W』では劇場版仕様のガイが登場。180度変わってしまったアキトとはいえ、ガイとの合体攻撃に関しては名前を呼び合って攻撃するなど熱い(流石にアキトが叫ぶことは無くなってしまったが)。それに何だか嬉しそう。<br />
:;「燃える…」<br />
::第2部第49話「戦いの海に勇気の帆を」より。[[ヴァルザカード]]初合体時に。ぼそりと呟くのが面白い。第1部~第2部の間が半年なので熱血が抜けきっておらず、他にも終盤は度々熱血好きの発言を行う。<br />
:;「ルリちゃん…約束を果たすよ。一年前に君を守るといった約束を」<br />「みんな、守るよ…ユリカもルリちゃんもアイちゃんも…」<br />
::第2部第53話「朝をよぶ者達」より。[[ソール11遊星主]]・[[イバリューダー]]との決戦に駆けつけたときの台詞。3人も、彼の帰還を心から喜ぶ。だが、一番喜んでいるのはガイかもしれない。<br />
:;「悪の帝国との最終決戦…。勝つのは俺達だ」<br />「決めたのは俺じゃない。悪が滅びるのは不滅のお約束だ」<br />
::第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」における[[シンクライン皇太子|シンクライン]]との[[戦闘前会話]]より。もはやヒーロー以外の何者でもない。劇場版の決着シナリオが「黒衣の復讐鬼の'''最期'''」とあるように、ユリカの救出を以て復讐者としてのアキトは死んだということなのだろう。この台詞をダブルゲキガンフレアで出すと更に燃えるものがある。<br />
::制作側としても印象深い台詞だったのか、「悪が滅びるのは~」は'''『V』にてイベント時や特殊戦闘台詞に採用された'''(後述)。また、「勝つのは俺達だ」も『V』にて戦闘前会話で使われており、こちらでも「悪が滅びるのは~」の前振りになっている。<br />
:<br />
;V<br />
:<br />
:;「犯した罪を、その身で償え…!」<br />「許さない…お前達だけは…!」<br />「お前達は…俺が潰す…!」<br />
::対[[火星の後継者]]。<br />
:;「いわゆる必殺技だ…!」<br />
::ディストーションアタックS使用時の台詞の一つ。この時点でだいぶ黒衣を脱げているといえる。<br />
:;「悪が滅びるのは不滅のお約束だ…!」 / 「今日がお前達の最終回だ…!」<br />
::対大ボス相手の特殊台詞。いずれも本来のアキトに戻りつつある本作ならでは。<br />
:; 「愛を知った女スパイが改心する…。お約束だが、美しい展開だ。そして、その後に来るのは…」<br />ミフネ「来るのは…!?」<br />「ヒーローだ」<br />
::第28話西暦世界ルート「激突する正邪」より。[[胡蝶]]をミフネの攻撃から庇った後、[[マイトカイザー]]が現れる。本作のアキトはこういったお約束を意識した台詞が多い。<br />
:;「…だが一度は、絶望を味わった…」<br />アンジュ「だから、そこから這い上がれると?」<br />「それはお前達自身にかかっている。そして仲間は、それを助けてくれる」<br />ヒルダ「言ったろ! あたしには仲間なんていねえんだよ!」<br />「強い言葉を吐いているのに、お前の心は悲しみに満ちている」<br />ヒルダ「てめえ…」<br />「ロザリーとクリスには謝っておけ」<br />
::第30話西暦世界ルート「裏切りの故郷」より。故郷と家族に拒絶されたアンジュとヒルダに対して、同じ様に絶望を味わいながらも仲間に助けられた者として励ます。そして、強がり続けるヒルダに対して芯を突いた。<br />
:;「だから、燃える…」<br />
::第33話「飛び立て、偉大な勇者!」より、[[グレートマイトガイン]]の合体後に「かっこいい」と呟いたシンジに対するアスカの「あんなのアニメかマンガのヒーローそのまま」の台詞に続く一言。上記『W』のワンシーンを彷彿とさせる。<br />
:;「再生怪人など恐るるに足らずだ」<br />
::シークレットシナリオ「シ者、来訪」より。復活した[[使徒]]たちに対して。復活した強敵が弱体化するのはアニメや特撮、スパロボなどでもよくある事である。<br />
:;「所詮、赤にも青にもなれない中途半端な紫のお前では、俺の黒には勝てない」<br />「勝つのは俺達だ、パープル!悪の幹部らしく派手に散るんだな!」<br />
::第43話「紫色の悪意」における[[パープル]]との戦闘前会話。黒は無ではなく、[[ロジャー・スミス|何色にも染まらず自分の意思を貫く色なのである]]。<br />
:;「悪は必ず滅びる…。お前が悪である以上、それからは逃れられない」<br />パープル「そんな事を誰が決めた!?過去の偉人が言ったのか!?」<br />「そうじゃない…」<br />「これは不滅のお約束だ」<br />
::同じく第43話からパープル撃墜時のイベントより。かくしてパープルはこの台詞で引導を渡され、悪の幹部らしく派手に散ったのであった。<br />
:;「だったら、一つだけ注文だ…」<br />「あいつの事はダイゴウジ・ガイと呼んでやってくれ。魂の名前だからな」<br />
::「紫色の悪意」クリア後のファクトリー会話にて。同話で舞人を導く際に語り聞かせた[[ダイゴウジ・ガイ|ヤマダ・ジロウ]]という人間に興味を持った[[ナイン]]たちに頼まれ、今は亡き親友との思い出話を聞かせる前に彼女らに言った願い。これまでのシリーズでは劇場版仕様のアキトがガイについて言及する機会はほぼ皆無であり(半オリジナル展開で共演を果たした『W』は例外)、これもアキトが復讐鬼から脱することができた『V』ならではの救いの一つといえる。<br />
:;「どけ」<br />「もうお前に用はない。俺とユリカの生きる世界を救う邪魔をするな」<br />「向かってくるのなら、相手をしてやる…!さっさと地獄に落ちろ!」<br />
::第50話より。[[北辰]]との戦闘前会話だが、意にも介さなかった事で北辰は激昂する。既にアキトにとって北辰は単なる障害物程度の存在でしかなくなっており、むしろ北辰の方がアキトを打倒することに拘っている感があり、見事にかつてと立場が逆転してしまってる感がある。<br />
:;「奴の存在など、もうどうでもいい」<br />
::続けて北辰撃破時。愛する者を取り戻した今となっては、もはや「黒衣の復讐鬼」は当の昔に死んだも同然なのだろう。<br />
:;「ただの宇宙空間用の迷彩だ」<br />「陳腐な発想だな、悪の首領。所詮、お前は壊れたシステムだ」<br />「覚悟しろ、ブラックノワール…!ゲキ・ガンガーを汚したお前は[[ダイゴウジ・ガイ|あいつ]]に代わり、俺が討つ!」<br />「そして、ユリカを苦しめた報いを受けろ!!」<br />
::第51話より、[[ブラックノワール]]との戦闘前会話。再び憎しみを煽ろうとする彼(彼女)の妄言を一蹴、[[ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー]]を汚し、自分をはじめとする多くの人々の運命を弄び、あまつさえ愛する者を苦しめた怨敵を前に、かつてない怒りを爆発させる。<br />
:<br />
;T<br />
:<br />
:;「貴方も…俺と同じか…!」<br />
::[[エメロード]]との特殊戦闘台詞。突如襲い掛かってきた彼女に[[魔法騎士]]を始め多くの者たちが困惑する中、真相にいち早く気付いたようだ(さらに言うとこの時のエメロードの衣装は'''黒衣''')。<br />
:;「料理が泣いているな…」<br />
::第5話「キャプテンハーロック」より。例によって料理に大量の調味料をかけて食べるヴァンを見ての一言。実にその通りなのだが、当のアキトが味覚を失った身である事を考えると物悲しさも感じられる。<br />
:;「お前の声は俺の心に染み入る…」<br/>ドモン「声…?」<br/>「こちらの話だ」<br/>ドモン「では行くぞ」<br/>(北辰…。俺は…お前を越える…)<br />
::シークレットシナリオ「プライベート・ミッション」より。ドモンとの修行時の対話。所謂声優ネタだが、五感に障碍を持つ今のアキトにはそれ以上の意味があるのだろう。<br />
:;「覚えておけ。これがヒーローというやつだ」<br />
::第29話「それぞれの誇り」より。ジョーとの決戦中にドンピシャのタイミングでマイトカイザーが合流し、グレートマイトガインに合体したことを「出来すぎだ」と驚くスパイク達に向けて。口元には微笑をうかべており、本来の性格に戻ってきている。<br />
:;「まさに…無敵ゲッターロボ…」<br />
::第31話非正規部隊ルート「歪んだ進化」より。ストナーサンシャインで[[メタルビースト]]の大群を一掃した[[真・ゲッター1]]の勇姿を見て。元ネタは[[ゲッターロボ]]第1話のサブタイトルからだろう。<br />
:;「ユリカ! 目を覚ませ、ユリカ!」<br>ユリカ「………」<br>「帰ろう、ユリカ! 俺にそんな事を言う権利はもうないが…!」<br>「俺は…! もう一度だけ、お前に会いたいんだ!」<br>「ユリカァァァッ!!」<br>ユリカ(黒い…王子………)<br>ユリカ「アキ…ト…」<br />
::第46話「闘志、氷原に燃ゆる」より。プラネット・デストロイヤーの発動を止める為にユリカに呼びかける。[[ドモン・カッシュ|師匠]]に影響されたかのごとき熱い告白シーン。なんと一連の流れが[[DVE]]と非常に豪華な仕様となっている。この時、限定版ではイベントBGMの代わりに「ROSE BUD」が流れる。<br />
<br />
== スパロボシリーズの迷台詞 ==<br />
=== TV版 ===<br />
;「くそおおおおおっ!!あいつら、食い逃げかよ!!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第1部第12話(1週目)「放送不可のウォークライ」より。散々ラーメンがまずいと言われた挙句、甲児達がお代払わずに店を出て行ったことに対して。その後、アキトが彼らにお代を払わせたかは不明。<br />
;「!?」<br />
:『BX』のキャンペーンマップ「チョコレートカーニバル&フェスティバル」クリア後。ユリカに続いてリョーコにアレな味のチョコを差し出された時のリアクション。<br />
:一見取り立てておかしい所はないのだが、この時'''[[ニュータイプ]]の直感的な効果音'''が入って瞬時に出来を察している。<br />
;「次回、スーパーロボット大戦いつか変わる『結末』をみんなで見よう!」<br />
:『BX』の中断メッセージにて。台詞だけならおかしくはないのだが、直前までシリアスな雰囲気だったのにこの台詞で突然[[ウリバタケ・セイヤ|ウリバタケ]]の声真似をし出すため、ギャップに笑ってしまう。<br />
:ちなみにこのノリはTVシリーズ25話次回予告が元ネタ。<br />
<br />
=== 劇場版 ===<br />
;「……」<br />「……」<br />
:『W』の第2部ダブルゲキガンフレア用の台詞。なのだが上二つとは違い、'''完全にガイをシカト'''。ガイの空回りっぷりが強調されたパターンである(一方で、無理に熱血を求めないガイの気遣いが見られるパターンでもあるが)。<br />
;「そう、極秘に入手した『スーパーロボット大戦』の攻略法だ。各ボスの倒し方から、隠し機体の入手方法まで、ありとあらゆる情報が載っている」<br />「もう必要ないんだ。つい昨日だけどね…。ありとあらゆる要素を含めてクリアしたんだ…」<br />
:『V』[[中断メッセージ]]「アキトの空白」より。劇場版のラーメンのレシピをルリに渡すシーンのパロディ。とりあえずユリカを放っといて何をしているのか…。<br />
;「[[相良宗介|中の人]][[アンジュ|などいない]]」<br />
:『V』シークレットシナリオ「想いの形」にて、[[ボン太くん]]について。スパロボではお約束のネタだが、よりにもよって黒衣のアキトが言うのがシュール極まる光景。なおボン太くんの[[相良宗介|中の人]]が[[ダイゴウジ・ガイ|かつての相棒]]と[[声優:関智一|同じ声]]なのは偶然だろうか…。<br />
;「そして、何より…ヒーローに近付く謎の少女は敵のスパイ…。こういうお約束は、よく知っている」<br />
:『V』第28話西暦世界ルート「激突する正邪」より。スパイとして暗躍する胡蝶を止め、何故正体に気付いたのかと問われたときの返答。本作のアキトは劇場版仕様ながらこの手のマニアックなセリフが多いが、ここでは直前に「闇に生きる者の目は、知っているつもりだ」とシリアスな発言をしているだけに余計にギャップが強い。もっとも、この直前のパーティーのシーンでの仲間とのやり取りも含め、アキトが原作よりも遥かに明るくなっていることの証左でもあるため、喜ばしいことではあるのだが…。<br />
;「そんな大層なものじゃないから」<br />
:『V』第36話「星を継ぐ者」より。初めて見る「なぜなにナデシコ」のセットに困惑しつつも興味津々のアスランや刹那、ティエリアに対して放った言葉。なんてことない一言だが黒衣を着たままの劇場版仕様のアキトが言っているのが笑いを誘う。<br />
;「エンブリヲ幼稚園…だと…」<br />
:『V』第37話西暦世界ルート「Necessary」。[[エルシャ]]が何故エンブリヲ側へと就いたのか理由を知るのだが、どうもネーミングセンスに絶句しているように見えてしまう。<br />
;「では、まず....」<br>「『ゲキ・ガンガー3』を全話、観る事から始めよう」<br />
:『V』第43話のファクトリーシナリオで、ガイの事を[[ナイン]]達から聞かれて。正直、そこから始めなくてもいいような....<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[エステバリス]]<br />
:<br />
:;[[エステバリス・テンカワSPL]]<br />
::<br />
::;[[ブラックサレナ]]<br />
:::<br />
:::;[[高機動型ブラックサレナ]]<br />
::::<br />
{{DEFAULTSORT:てんかわ あきと}}<br />
[[Category:登場人物た行]]<br />
[[Category:機動戦艦ナデシコ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%B3&diff=332914
ホワン・ヤンロン
2019-08-27T10:31:24Z
<p>210.155.61.242: /* 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 漢字表記 = 黄炎龍<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Whan Yanglong]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|魔装機神シリーズ}}([[バンプレストオリジナル]])<br />
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|井上和彦|魔装機神シリーズ|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|河野さち子}}(リファイン)<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦EX}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = [[種族::地球人]](中国系)<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 年齢 = [[年齢::22]]歳<br />[[年齢::25]]歳(魔装機神II)<br />
| 所属 = {{所属 (人物)|神聖ラングラン王国}} → {{所属 (人物)|アンティラス隊}}<br />
| 役職 = [[魔装機神]]操者<br />
| 特技 = 中国拳法<br />
}}<br />
'''ホワン・ヤンロン'''は「[[魔装機神シリーズ]]」の登場人物。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[魔装機神]][[グランヴェール]]の操者。中国人で漢字表記は「黄炎龍」。地上では学校の体育教師だった。<br />
<br />
彼が召喚された経緯については不明だが、身寄りのないことが召喚の条件であることから、彼自身もまた孤独で恵まれない人生を送ってきたと想像される。そのためかは不明だが、他の魔装機神操者達と比較しても異様なほど地上の動静には関心を示さず、[[第4次]]では、[[マサキ・アンドー]]達と合流した直後に「地上の戦いに関わる気はない」と抜けようとしたほどである。性格は義理堅く冷静なタイプだが、戦いとなればその闘争本能を剥き出しにして戦う熱血漢。そうした性格からか「炎」の魔装機と相性が良く、電光の魔装機・[[ディンフォース]]を経てグランヴェールに搭乗することとなった。<br />
<br />
4人の魔装機神メンバーの中では最も常識人であり、落ち着きのある人物(とはいえ比較対象が戦士としては駆け出しのマサキ、漫才大好きで年が離れている[[ミオ・サスガ]]ではそれも当たり前、という感じではある。[[リカルド・シルベイラ]]との関係は不明だが、マサキが成長してメンバーを引っ張っていく間までは、面倒見のいい彼に従っていたと思われる)。また、作戦立案等の部隊指揮については[[テュッティ・ノールバック]]が担うことの方が多く、彼はどちらかと言えば黙々と自己研鑽に勤しむ『武人』という言葉が似合うタイプである。<br />
<br />
特徴的な一面として'''故事成語マニア'''という点があり、会話中に中国の故事や漢詩をやたらと引用する。その傾向が特に強いのが説教で、マサキ曰く「中国四千年の歴史に始まり、いつ終わるともなく延々と続く」、[[セニア・グラニア・ビルセイア]]曰く「下手に口答えすると十倍の説教が返ってくる」「ヤンロンが疲れるとランシャオが交代して説教するから休む間もない」などと評され、ランシャオとのコンビネーションでその拷問度はランクアップし、俗に「フルコース」と称される。あの[[サフィーネ・グレイス]]すらそのエピソードを聞いてドン引きしていた(ヤンロン本人は「そこまで言う事はないだろう」と言っているが)。このような点から、頭の固く融通の利かない人物であるという印象を受けがちであるが、魔装機神IIではマサキ、ミオ、ガエンの三人と麻雀に興じている他、意外にも作中では女性関係のエピソードも多く、情熱的な一面が窺い知れる。<br />
<br />
なお、ファミリアのランシャオとは異なり中の人ネタは[[有栖零児|この人に比べると]]皆無。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦EX]]<br />
:初出演作品で、独自に抵抗軍を立ち上げた[[カークス・ザン・ヴァルハレビア|カークス]]将軍に協力、シュテドニアスへの抵抗活動を行っていた。その後[[地上人召喚事件]]に伴いラ・ギアスへと召喚された[[リューネ・ゾルダーク|リューネ]]と行動を共にする。本作の[[グランヴェール]]は射撃特化なので、彼の格闘術はまるで生かされない。それでもグランヴェールの攻撃力からリューネと共にメンバーの主力として活躍。<br />
;[[第4次スーパーロボット大戦]]<br />
:地上に上がり、[[シュウ・シラカワ]]を追うこととなるが、戦乱の元凶[[テイニクェット・ゼゼーナン]]の発言に憤怒し、彼を討つために[[ロンド・ベル]]隊と行動を共にする。ただし魔装機神操者は極力地上の揉めことに干渉すべきではないという考えのため、そのまま仲間には加わらず、正式に仲間に加わるのは数シナリオ後になる。ただし、SFCの容量不足から、シュウ一行が仲間に加わると、「この戦力なら力を貸す必要はない」として、シュウが気に入らないリューネと一緒に仲間から外れてしまう。ヤンロンの能力よりグランヴェールの[[マップ兵器]]の使い勝手が良く、二分化したロンド・ベルの主力になるが、合流すると全く出番がなくなる。<br />
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]<br />
::音声が付いたキャラクターの1人。仲間に加わるのが若干だが速くなり、地上世界でロンド・ベルと接触した際にそのまま仲間に加わる。また容量不足の心配がなくなったため、シュウが仲間に加わっても仲間から外れなくなった。<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:参戦が絶望的に遅い。ヤンロン本人の宇宙適正はBな上、グランヴェールが相変わらず射撃型の武装に加え些か性能不足な事から活躍は難しい。それでいて、しっかりインターミッション中に[[ランシャオ]]と一緒にマサキへ長々と説教する為、[[魔装機神シリーズ|魔装機神]]をよく知らないプレイヤーからすると'''まるで良い印象が無い'''。[[DC]]ルート限定イベントの[[ソロモン]]の弾薬庫破壊が唯一の見せ場となるだろう。ただし、[[バルーンダミー]]の作戦を成功させてしまうと見られなくなる。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]<br />
:時系列的には[[地上人召喚事件]]をオミットされての参戦(いわゆる「α設定」による改編の影響)。戦闘ボイスも新規収録された。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2018年10月のイベント「神に非ず、人のなせるわざなり」にて愛機のグランヴェール共々登場。<br />
<br />
=== [[魔装機神シリーズ]] ===<br />
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]<br />
:専用BGMがついた。ハードはSFCだがメキドフレイムを使うと喋る。<br />第一章はスポット参戦で、本格的に活躍するのは第二章からである。修行によりグランヴェールの必殺技「火風青雲剣」を独力で生み出す。彼自身も格闘値がメンバー中最高であり、更に[[気合]]を覚えるため必殺技を何の憂いもなく使えるので主力として活躍できる。当たり前だが最も出番が多い作品であり、彼の人となりの設定が本格的に肉付けされた作品でもある。<br />
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]<br />
:南部・ヤンロンルートにおいてエルシーネとの悲恋が描かれマサキに並ぶ事実上の主人公の1人として活躍する。<br />
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]:<br />
:死亡したはずのエルシーネが現れ、彼女との戦いが主なイベントとなる。その中で、とうとう自由にポゼッションできるようになる。本作でもトップクラスのアタッカー。<br />
:自身が倒した[[カークス・ザン・ヴァルハレビア|カークス将軍]]の娘である、レミアとの関係も描かれる。<br />
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]<br />
:中盤で他の魔装機神操者と同時期に自軍に加入。相変わらずアタッカーとして頼りがいがあり、格闘と回避に関しては自軍でも有数。シナリオ面ではシリアスかつ緊迫しているためか、逆にヤンロンらしい味方に説教などといった場面も無くやや地味ではある。レミアとの絡みは多少あるが進展は無いままシリーズは終了となったのが惜しまれる。<br />
<br />
=== [[OGシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]<br />
:おおよそEXと同じ。地上に出てきた後は泰北や夏喃と舌戦を繰り広げたり仙術関連の用語解説を行ったりと超機人がメインのシナリオで出番が多い。また、グラキエースとウェントスの帯同に最も強硬に反対した。<br />
;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]<br />
:シナリオデモのみの登場。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
格闘と回避に優れる。射撃は平均値。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦EX|EX]]<br />
:'''[[加速]]、[[根性]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[威圧]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦EX|EX]](PS)<br />
:'''[[加速]]、[[根性]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[挑発]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]] / [[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]<br />
:'''[[集中]]、[[気合]]、[[根性]]、[[ひらめき]]、[[てかげん]]、[[熱血]]'''<br />
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[必中]]、[[気合]]、[[報復]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]<br />
:'''[[集中]]、[[気合]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[熱血]]、自由選択'''<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]<br />
:'''[[熱血]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[覚醒]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]<br />
:'''[[ひらめき]]、[[必中]]、[[気合]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[狙撃]]'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]<br />
:'''[[不屈]]、[[必中]]、[[気合]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[信念]](ツイン)'''<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[閃き]]、[[気合]]、[[熱血]]'''<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[不屈]]、[[必中]]、[[威圧]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]<br />
:'''[[切り払い]](L7)'''<br />
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]<br />
:'''[[底力]]、[[切り払い]](L3)、[[援護]](L1)'''<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]<br />
:'''[[底力]](L5)、[[援護攻撃]](L1)、[[連続攻撃]](L1)、[[カウンター]](L6)'''<br />
<br />
=== [[エースボーナス|固有エースボーナス]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]<br />
:'''カウンター発生率+40%'''<br />
:キョウスケをも凌ぐカウンターの鬼と化す。ただし本作のグランヴェールはカロリックスマッシュ以外の武器の射程が短く、あまり反撃向きの機体ではないのが難点。<br />
:カウンターを活かす方法としては、まず気力を上げてカロリックスマッシュを撃てる状態にした上で、同じく長射程ALLを持つ機体と組む。その後「加速」で敵の雑魚がヤンロンたちに移動後攻撃で集中してくる位置に陣取り、反撃カウンターでALL攻撃を連射して殲滅していくのがいいだろう。ペアの候補としては同じ魔装機神系ならばガッデス、他では長射程ALL持ちかつ気力制限が緩いギリアムの[[ゲシュペンスト・タイプRV]]などが向いているだろう。<br />
<br />
== パイロットBGM ==<br />
;「熱風!疾風!サイバスター」<br />
:マサキ・アンドーおよび、サイバスターのテーマ。参戦当初は本曲。<br />
;「炎の中華体育教師」<br />
:専用曲。この曲を元にしたキャラクターソング(歌:井上和彦)もある。<br />
;「炎の覚醒」<br />
:ポゼッション発動時の[[BGM]]。『3』で追加。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[ランシャオ]]<br />
:彼のファミリアで、主人に似て説教好き。声といい姿といい、『バビルII世』のロデムそのもの。割と御節介焼きなところがある。風生獣という設定だが、どう見ても黒豹。あろうことか、ヤンロン本人もセニアに突っ込まれた際に「そんな事はどうでもいいでしょう」と認めている。<br />
;[[マサキ・アンドー]]<br />
:彼の独断行動には手を焼いており、特に勝手に地上に出た彼を追いかけて行った際には必殺の「説教」を炸裂させる。しかし魔装機神第二章では彼の成長を認め、部隊の指揮権を預け彼の判断の下で戦う。第4次で見られるようにヤンロンは細かいことに拘ってしまい、為すべきことを見過ごしてしまうことがあるので、感情を優先させながらも己の為すべきことを為すマサキを羨ましく思っているようである。<br />
;[[リューネ・ゾルダーク]]<br />
:[[地上人召喚事件]]において友人となった間柄。マサキに劣らぬ行動力と、その考え方には共感。<br />
;[[テュッティ・ノールバック]]<br />
:魔装機神操者の一人。お互い「マサキに取っての年長者キャラクター」としての立場にあるため、特に地上においては彼女と共にマサキに助言することが多い。ROEでは彼女との合体攻撃が存在する。<br />
;[[ミオ・サスガ]]<br />
:魔装機神操者の一人。彼女とはこれといったエピソードがない。<br />
;[[リカルド・シルベイラ]]<br />
:かつての魔装機神操者の一人。第一章では彼がメンバーの中心であり、性格は正反対であるヤンロンも基本的に彼を信頼していたと思われる。リカルドの死を知った際には、ヤンロンもその死に涙した。<br />
;[[カークス・ザン・ヴァルハレビア]]<br />
:彼とはラングラン国土を解放するべく協力関係にあったが、野心に目覚めた彼を見限る。その後リューネと共に彼の下を去り、世界を乱す存在として彼を討つこととなる。一方でラングランの未来を案じていたことも理解しており、第2次OGでは後述の台詞と共に涙を流すこととなった。<br />
;[[テイニクェット・ゼゼーナン]]<br />
:基本的に地上の動静に無関心なヤンロンですら、ゼゼーナンの傲慢な態度には激怒し、一時的に[[ロンド・ベル]]と共闘して[[ゲスト]]と戦った(PS版ではマサキの説得に応じてそのまま仲間に加わる)。<br />
:第2次OGでの戦闘では、自分の力量を自覚できないゼゼーナンの姿に、怒りを通り越して「夜郎自大の輩」と、完全に呆れ果てていた模様。<br />
;[[シャイン・ハウゼン]]<br />
:[[春秋戦争]]にて共に戦った地上世界の姫君で彼女に対しても礼節をもって接している。<br />
;[[ジェン・デミン]]<br />
:マフィア風の中国人傭兵。絡みが少ないが、戦闘台詞が用意されている。なお、マサキも彼をヤンロンと比較している。<br />
;[[フォーラン・デイクゼン]]<br />
:エルシーネの侍女で彼女の姿に扮してネストリアス教徒を扇動していた。エルシーネの名誉を汚す行為に怒りの炎を燃やしポゼッションに至るきっかけになった。<br />
<br />
=== 女性関係 ===<br />
一見堅物に見える彼だが、女性とのロマンスも多い。意外に情熱的な一面も持ち合わせている(その辺りも「炎」の影響であろうか)。が、悉く振られたり、死別したりと女運は良くない。男と次々死別するテュッティ、次から次へとフラグを立てまくるマサキとの対比だろうか?<br />
;[[モニカ・グラニア・ビルセイア]]<br />
:神聖ラングラン王国の王女(第二王位継承権保持者)。ヤンロンは彼女に騎士道的な忠誠を誓っているが、モニカの前でしばしば見せるしおらしい態度や彼女を気遣うような発言から、主従関係以上の感情を抱いていると思われる(後述のシーラとの出会いの際にランシャオが配慮を見せるぐらいであるから、相当程度の想いを抱いていたのだろう。周りの人間の目にも彼の行動はそのように映っていたようである)。しかし、当の彼女自身はシュウに首ったけで、それを察知したヤンロンは自分から身を引いた。<br />
;[[シモーヌ・キュリアン]]<br />
:魔装機ザインの操者。描写はないがLOE第一章ではヤンロンを意識していたらしく、第二章でラセツ側に付いた際はヤンロンを避けるような言動を取っている。仲間に戻ってきてウェンディが死んでいない場合はEDでシモーヌに言い寄られており、結局根負けしてデートに出かけている。<br />……が、魔装機神IIではこの辺りのことに全く触れられないばかりか、エルシーネの登場により一気にシモーヌの立場がなくなってしまった。<br />
;[[サフィーネ・グレイス]]<br />
:彼女とは敵対関係ながら、情報を求めて何度か接触してきた。[[ヴォルクルス]]消滅後もその関係が続いており、たまにサフィーネがヤンロンにちょっかいをかけることがある。<br />
;[[エリス・ラディウス]]<br />
:EXリューネの章では彼女の方が彼に張り合う場面が多く、ツンデレ風な台詞を吐いたこともある。尤も魔装機神第二章では彼女は完全に[[ロドニー・ジェスハ|ロドニー]]一筋になったため、フラグは立ち消えた。<br />
;[[エルシーネ・テレジア]]<br />
:魔装機神IIのヤンロンルートでは彼女の一言でマサキが道を踏み外しかけたことで彼女と論戦を繰り広げるが、その後も彼女と関わることが多くお互いに惹かれあうようになる。<br />彼女の正体を知り、魔装機神操者とヴォルクルス教団大司教として互いの信念をかけた戦いを繰り広げながらも互いに惹かれ続け、彼女の死の間際、互いに愛の言葉を交し合う。<br />
;[[レミア・ザニア・ヴァルハレヴィア]]<br />
:カークスの娘。当初は彼女が言いたいことが言えずにギクシャクした関係だった。しかし彼女が怒りで暴走した際にカークスの事を交えた説教をした結果、彼女も吹っ切れることができた。その後、ヤンロンがフォーランと対峙しピンチに陥った際には彼女に救われ、その時の彼女の姿からポゼッションを制御するに至った。<br />
<br />
== 版権作品との人間関係 ==<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[シーラ・ラパーナ]]([[聖戦士ダンバイン]])<br />
:地上人召喚事件においてラングランに召喚されたバイストンウェルの王女。王族としての気品からか、どことなく[[モニカ・グラニア・ビルセイア|モニカ]]と似た雰囲気を発していたようで、ランシャオにもその点を指摘される。選択次第ではEXにおいて行動を共にすることになる…が、実はマサキの章でシーラを仲間にしていないとイブンが死亡してしまうため、仲間にしていないのが正史と思われる。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[兜甲児]]、[[剣鉄也]]<br />
:『α外伝』では、中盤辺りで互いに溝を深めていた2人に説教をしようとするが、セニアの制止により、未遂に終わってしまう。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== 戦闘台詞 ===<br />
;「火、崑岡に炎ゆれば。玉石倶に焚かる……カロリックスマァァッシュ!!」<br />
:カロリックスマッシュ使用時の前置き。書経の一文「火炎崑岡。玉石倶焚」からの引用。「崑岡(崑崙山)が燃え上がれば、玉(善きもの)も石(悪しきもの)も共に消滅を免れえない」という意から、転じて戦乱を嘆く言葉として古来より引用されてきた。また、「 山(金気)を溶か(克)す火気の炎」と五行思想の意味合いを含んでの詠唱とも思われる。<br />
:そのシャウトっぷりと名前が若干似ているために[[声優ネタ]]ではないにも関わらずよく[[ロム・ストール|同じ声の人]]の[[バイカンフー|必殺技]]と比較される。ちなみに'''声が付かない作品ではテキスト上でもここまで叫ばない'''。<br />
;「火気、金に克ち、地を覆え!臨・兵・闘・者・皆・陣・列・前・行ぉぉっ!」<br />
:必殺技「火風青雲剣」の使用台詞。<br />ちなみに、この「臨兵闘者~」で始まる「九字」だが、一般的に「臨兵闘者皆陣列在前(行)」という呪文の知名度の方が高いため、ヤンロンの場合「在」が無いことが突っ込まれるが、九字について記された四世紀の中国の書物『抱朴子』では「臨兵闘者皆陣列前行」となっているため、間違ってはいない。<br />
;「螢惑火徳真君ご照覧あれ!必神火帝万魔共服……」<br />
:IIで登場した新必殺技「宝具火風青雲剣」の使用台詞の1つ。螢惑火徳真君(けいわくかとくしんくん)は螢惑火徳星君(けいわくかとくせいくん)とも呼ばれる古代中国の神様の名前。天界においては火星の守護と火部の長を歴任し、剣(刀)を司る戦神の一柱。<br />
;「……さらばだ」<br />
:「宝具火風青雲剣」のトドメ演出での台詞の一つ。エルシーネ辺りにこの台詞で決めると雰囲気合い過ぎである。<br />
;「それ、火の徳は水を圧し、金を熔かす!木を燃やし、土を生ず!」<br />「今将に、火気が三界を蔽わん!」<br />
:IIIにおけるポゼッション発動時の必殺技「正伝・火風青雲剣」の使用台詞の1つ。陰陽道五行思想における火の役割を示している。<br />
<br />
=== 旧シリーズ ===<br />
;「主役は遅れて登場するものさ」<br />
:『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』リューネの章第5話「胞子の谷」より。援軍として登場した際シーラが仲間にいない場合のセリフ。今の彼からは想像できないキザな台詞。<br />
;「…昔、ある人と約束してな。フェイル殿下の力になってやらねばならん」<br />
:ISSを使ったルートでフェイルの味方を決めた理由。ある人とはモニカのことである。<br />
;「…そうか…モニカ王女…あなたのおっしゃっていたのはこういう事だったのですね…いいでしょう!殿下、ぼくも相手になりましょう!」<br />
:ISSを使ったルートでフェイルと戦う際。モニカの予言が最悪の形で実現することになったが彼女との約束のために力を奮う。<br />
;「そうだな。それに、これだけのメンバーがそろっていれば、これ以上我々が手伝う事もあるまい」<br />
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』「荒野の死闘」にてシュウが仲間になった際に「シュウにはラ・ギアスで酷い目に遭わされたから抜ける」と言い出したリューネに同調して。確かに戦力が揃っているのは事実だが、'''これから地球の存亡をかけた最終決戦だというのに完全に他人事扱いである'''。『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』ではシュウが仲間になっても抜けないのでこの台詞はない。<br />
<br />
=== 魔装機神シリーズ ===<br />
==== 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL ====<br />
;「マサキ!? では、お前がサイバスターに選ばれたというのか!? なんと……」<br />
:LOE第一章にてマサキがサイバスターに選ばれたことを知って。[[F完結編]]の[[キャラクター事典]]の一言モードでも聞くことが可能。ちなみにすでに撃墜されていた場合、人選を誤ったなと続ける。<br />
;ヤンロン「残念だったな。お前にそういうものが効かない事は、とうに承知だ。お前にはしばらく、僕の説教に付き合ってもらう」<br />サフィーネ「? 説教?」<br />マサキ「げっ!? そ、そいつぁ…ひでえ… お、おいヤンロン、そこまでやらなくても…」<br />セニア「そ、そうよ!それじゃあまりにも酷すぎるわよ!」<br />サフィーネ「え?え!? ど、どういう意味よ!?」<br />
:LOE第一章「ボーダーライン」シナリオエンドデモにて拷問を所望するサフィーネに対して。およそ荒っぽさとは無縁な手段に聞こえるが、実際に彼から「説教」を受けたマサキとその顛末を知るセニアのただならぬ反応に、さすがのサフィーネも狼狽の色を見せる。<br />
;マサキ「とにかく、あの体験だけは二度と御免だね」<br />セニア「マサキ、あの後しばらくノイローゼ気味だったものね」<br />マサキ「けど、俺なんかまだマシだぜ。噂じゃ、プッツンいっちまったヤツもいるとか…ナンマンダブ」<br />ヤンロン「……そこまで言うことはなかろう」<br />サフィーネ「……ごくっ……」 <br />
:同上。「説教」の内容については当記事冒頭のプロフィール参照。<br />
;「……とはいえ、このままお前を動けなくしていては、敵の狙い撃ちにあう可能性もある。それで死なれては、寝覚めが悪いからな、自由にしてやる」<br />
:ラングランとバゴニアとの国境付近での戦闘でバゴニアとの戦闘にサフィーネが巻き込まれないように解放して。EXでサフィーネとの接触時に言った貸しの正体。<br />
;「行け、マサキ、地上へ!そして、シュウを……」<br />
:LOE第一章ラストにて。<br />
;ランシャオ「……人の無意識から生まれた私めですが、やはり人の心というのはなかなか理解しがたいものでございますね」<br />ヤンロン「そうだな、特に感情は制御しがたい。だが、魔装機神操者として、軽視もできん」<br />「時々マサキがうらやましく思える事すらあるくらいだ。あのまっすぐで、純粋な感情にな」<br />
:LOE第二章「ヤンロンの修行」にて。ヤンロンが相性の良いようには思えないマサキに対し全幅の信頼を置いていることを疑問に思ったランシャオに、'''「確かにウマの合わない部分はあるが、それ以上に信用しているのだよ」'''と答え、さらに心情を吐露する。<br />
;「護衛には僕がついて行こう」<br />
:エリスの魔装機訓練に付き合って。EXで何度も戦った彼女だが魔装機神シリーズでの交流はこの時ぐらいだった。<br />
;「……わかった。つきあってやる。ただし、遊園地だけはごめんこうむるぞ」<br />
:LOEラセツ・テューディルートのウェンディ生存EDにてシモーヌのデートへの誘いを受け入れて。[[ラ・ギアス]]にも遊園地が存在していることを思わせるセリフだが、何故ヤンロンが遊園地を拒むのかは不明である。<br />
<br />
==== 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD ====<br />
;「理屈で考えるな!感じろ!」<br />
:ラスフィトートの言葉に迷いを見せるマサキに対して。恐らく元ネタは燃えよドラゴンでのブルース・リーの名言。<br />
;「ああ、精霊の意志を垣間見る事ができたのは得難い経験だった。できる事なら、使いこなせる様になりたいものだが……」<br />
:ポゼッションによるプラーナの消耗から復活して。この戦いでは近づけどもすれど完全な制御には至らなかった。<br />
;「初対面の人間に、あまりこういう事は言いたくないが、僕達の事に口を挟まないで欲しい」<br />
:エルシーネと初めて会って。マサキが迷うきっかけとなった彼女の理想について議論する。最悪の出会いからというのは何ともベタな展開である。<br />
;「料理中に指を切ってしまってな」<br />
:北部ルートで治療室にいるエルシーネに会うための口実。北部ルートでの彼女とのカラミはここだけだったりする。<br />
;「エルシーネ!直接僕の声を聞け!そして、触れてみろ!そうすれば、必ず思い出すはずだ!」<br />
:操られたエルシーネをコクピットから出て説得して。それでも彼の言葉は届かずエルシーネは撤退した。<br />
;「頼む。教えてくれ」<br />
:エルシーネを操神術から目覚めさせる方法を教えてもらうよシュウに頼んで。焦りからかシュウからの申し出はすべて受け入れブリーフィングには参加せずグランヴェールの調整に向かった。<br />
;(目を覚ませ、エルシーネ。僕は……あなたを……)<br />
:エルシーネを操神術から解放するため咒素子を口に含み口づけを交わして。<br />
;「僕は、あなたの手を取ることはできない」<br />
:エルシーネの告白に対して。彼女がヤンロンの手を取らないように二人の道は交わることはなかった。<br />
;「それは……いや、よそう。花発けば風雨多く、人生別離足る。これをもって別れの言葉としよう」<br />
:魔装機神II南部ルート(通称ヤンロンルート)最終話「終末の黙示」にて、エルシーネからの[[説得]]に対する答え。于武陵の絶句「勧酒」からの引用。<br />
;ヤンロン「'''愛して而もその悪を知り、憎んで而もその善を知る'''……これがあなたに贈る、最後の言葉だ」<br />エルシーネ「愛して……初めて、口に出して頂けましたね……」<br />ヤンロン「ああ……こんな時に言う言葉ではないとわかっているが……僕は、あなたを愛している」<br />
:同話にて、エルシーネの[[ボランゾルン]]をグランヴェールで撃墜した際の台詞。「愛して而も~」は「礼記」からの引用。<br />
;「……今更かける言葉もないが……せめて悼む気持ちは受け取ってくれ、エルシーネ。これで、本当にさよならだ、エルシーネ。今でも……愛している」<br />
:魔装機神IIヤンロンルートエンディングにて、エルシーネの墓に花束を手向けて。<br />
:エルシーネへの想いに決着をつけたヤンロンだったが、魔装機神IIIでは彼女との一件が思わぬ形で新たな因縁を生む事に…。<br />
<br />
==== 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE ====<br />
;「それは分かっている。しかし、僕がレミアから父を奪ったのは、紛れもない事実なのだ。僕からレミアに言い訳はできん。それに、たとえ誰かに憎まれようとも、魔装機神操者はそれを背負わねばならん」<br />「案ずるな。短気とは言うものの、あのカークス将軍の娘ならば、そこまで愚かしい事はしないだろう。これまでの様子を見るに、恐らくは僕の真意を確かめようとしているのだろう」<br />
:ランシャオからレミアからの複雑な感情を指摘され。彼の予想通りレミアはヤンロンの真意を探っていたが、彼女は彼の思っていた事とは違う愚かな行為をしてしまう<br />
;「そんなはずは無い……君は……死んだはずだ……エルシーネ!!」<br />
:復活したエルシーネを目撃して。冷静沈着な彼もこの時は動揺していた。<br />
;「……お前のような痴れ者に、掛ける言葉などあるものか!」<br />「父を想ってだと……!?お前は、こんな事で命を落として、それで、お父上に顔向けができるのか!?」<br />「貴様ごときが、将軍を語るな!」<br />「あの時……僕もカークス将軍も、それぞれの正義を何としても貫くという、覚悟を持って戦いに臨んだのだ!それに対して貴様はどうだ!?あんな程度の低い言葉に乗せられ、何の考えもなく暴れ回り……そんな軽薄な戦いをする人間に、誇り高く散った将軍の事を、語る資格などあるはずがない!」<br />「本当にそう考えているのなら、それこそが将軍に対する侮辱だ!こんなところで死ぬことが……それがどう、カークス将軍の為になる!?レミア・ザニア・ヴァルハレヴィア!!」<br />
:[[ロヨラ・ブラックバーン|ロヨラ]]のカークスを馬鹿にした挑発に乗って一人突撃したレミアに対する説教。普段彼が行う説教とは異なり自分の思いと言葉だけだった。<br />
;「構わん。プレシアが上手く話をしてくれたようだったからな。僕が出て行っては、話がこじれるだけだったろう。……しかし、まだ僕も至らないな。自身に言い聞かせねばならぬ事を、他人にぶつけてしまうようでは」<br />「あれは、僕が言われるべき言葉だったのだ。……レミアに何かあって、その時カークス将軍に顔向けできないのは僕の方だ」<br />「僕はかつて、死んだ者に縛られて、生きている自分を見失うな、などとカークス将軍に言ったが……僕もまた、死んだ者に縛られているのだな」<br />「分かっている、ランシャオ。あの頃の僕は随分と唯物的だった。だが、様々な経験が僕を変えた。無論、今でもカークス将軍の行動を肯定するつもりはないが、その気持ちの一端は理解できる。死者の想い、過去の人々の想いは尊重して然るべきものだと」<br />
:ヤンロンによる説教の後、独房に入れられたレミアがプレシアの話を聞いて反省したのを確認して。レミアに対して行った説教から彼自身も反省すべき点を見出していた。<br />
;「ああ、そうだな、ランシャオ。人は理性と合理性だけで生きるのではないのだな」<br />
:ランシャオに自分の思いを語っている途中で。ランシャオは何も言葉に出しておらず不思議がっていた。この時点でヤンロンにはグランバの声が聞こえていた。<br />
;「いや、問題ない。いずれにせよレミアについては、僕が責任を持って当たらねばならん。そしてそれは、僕自身が過去と向き合うのと同義でもある。言葉だけでなく、行動をもってそれを語ろう」<br />
:ランシャオに自分の思い語った最後に。この言葉通り彼は自身の過去と相対することになる。<br />
;「いや、何も無かった。……ただ、愛し合っていた」<br />「愛し合っていて……そして……僕はこの手で彼女を殺めた。……それだけだ」<br />
:レミアからエルシーネとの関係を聞かれて。言葉数こそ少ないがヤンロンとエルシーネの関係を表現している。<br />
;「エルシーネ……これがあなたの……あなたの本心だというのか!?」<br />
:ネストリアス教徒を靈装機に乗せ戦わせるエルシーネの姿を見て。ヤンロン同様サフィーネも彼女のやり方を信じられなかった。<br />
;「!!僕達を欺いただけでなく、復讐の為に他人を犠牲にして恥じぬとは……あまつさえ、その悪行をエルシーネの姿で、声で……貴様はエルシーネをも愚弄した!もはや貴様には、煉獄すら生温いっ!!」<br />
:[[フォーラン・デイクゼン|エルシーネの名を騙る何者か]]の悪行の数々を前にしてヤンロンは怒りの炎を燃やしポゼッションが発動しようとするがあまりの怒りの強さに出力が高まり過ぎてカロリック・リサイクラーに異常が発生してしまう。<br />
;(そうか……怒りに目がくらんでは、見えるものも見えん……頭ではなく、心に怒りを……)<br />「いかん、レミア!!今のお前では!! !?そうか!!こういう事だったか!!我、開眼したり!!」<br />「怒りは消えず……しかし、頭は冴え渡っている……この力……この感覚は……」<br />
:自分を護る為、偽のエルシーネに立ち向かうレミアに頭に血が上っていると指摘するが言葉を返されてしまう。彼女の言葉と危機で炎の精霊の司る境地に至った彼はついにポゼッションを発動させる。怒りを超えた先の境地に至るという件は[[ドモン・カッシュ|この男]]の至った[[明鏡止水|極意]]を連想させる。<br />
;「罪を償うのは貴様の方だ!エルシーネの偽者め!エルシーネの姿を偽り、エルシーネの名を騙り、エルシーネを慕う人々を陥れ、そしてエルシーネを貶めた、貴様の所業、その全てを、僕の怒りは、決して赦さない!!」<br />
:ポゼッションを発動させたグランヴェールの姿を見て不快感を露にする偽者に対して様々な人の怒りを乗せた正伝・火風青雲剣を放つ。<br />
;「怒りで目を眩ませてはいかん。怒りの感情は、その胸に秘めるのだ」<br />
:ワッシャーに怒りを燃やすファングに対して自身の経験をもとにアドバイスを送る。<br />
<br />
==== 魔装機神F COFFIN OF THE END ====<br />
;「ティールの事は……僕にとっては他人事ではないな」<br />
:教化されたフィリスとの特殊戦闘台詞。立場や状況は違えど、愛する者を手にかけた事に対してか。<br />
<br />
=== OGシリーズ ===<br />
;「それは何よりです。で、モニカ王女に関する情報は入りましたか?」<br />
:クエイト市での戦いを終え、カークスとの通信の中で。EXではカークスからモニカの話題を出していたのに対しOGではヤンロンから口に出している。<br />
;(だが、フェイル殿下が生きているのであれば、約束を果たさねばな……あの方との)<br />
:サフィーネとの密会を終えて。モニカとの約束を思い出したのだが、残念ながらOGではその約束を果たすことはできなかった。<br />
;「道は違えてしまったが……カークス将軍とて、ラングランやラ・ギアスの将来を案じていたのは事実だ……」<br />「兵は国の大事、死生の地、存亡の道、察せざるべからずなり……僕達は、今回の事件からそれを学び取ならければならない……」<br />
:OG2ndで追加された、カークスとの決戦後の台詞で、涙を流しながらこう発言した。「兵は~」は孫子兵法を由来とするもの。<br />
;「白眼を以て迎えるべき客だな」<br />
:対[[ゲスト]]の特殊戦闘台詞。発言の由来である「白眼視」は三国時代の阮籍が気に入らない人物に対しては白眼で対応し、気に入った人物に対しては青眼で対応することができて、阮籍が喪に服していた時に阮籍は気に入らない客を白眼、気に入った客を青眼で迎えたエピソードが由来である。「客」と「ゲスト」をかけている。白い目で見る、という言葉の由来とも言われているのが白眼という言葉である。<br />
;「その呪縛、僕が断ち切ろう!」<br />
:[[雷鳳]]のシステムLIOHに意識を乗っ取られた[[トウマ・カノウ|トウマ]]に対して。<br />
;「四神と言えど、人に仇なすのであれば、瑞獣ではないな!」<br />
:[[夏喃潤|夏喃]]達が搭乗する[[超機人]]に対しての戦闘台詞。瑞獣(ずいじゅう)とは「縁起の良い獣」のこと。<br />
;「兵は詭道なりと言うが……お前達は論外だ!」<br/>「地球の守護者などと……魚目燕石の輩め!」<br />
:対ガイアセイバーズの特殊セリフ。前者の「兵は詭道なり」とは孫子の言葉であり、戦いとは騙し合いで様々な謀りごとを凝らして敵の目を欺き状況によっては当初の作戦を変えることによって勝利を収めることができるものだという意味。後者の「魚目燕石」とは外見こそ似ているが内実はまったく無価値なものの譬え。確かにガイアセイバーズのやり方や存在理由はこれらの言葉がぴったりと当て嵌まる。<br />
;「所詮は夜郎自大の輩か」<br />
:ゼゼーナンとの特殊戦闘台詞。「夜郎自大」とは自分の力量を知らずに、いばっている者のたとえであり、ゼゼーナンにぴったりの評価である。ちなみに「夜郎」とは中国漢の時代の西南の地にあった未開部族の国の名で、「自大」は自らいばり、尊大な態度をとること。四文字でゼゼーナンを的確に評価できるあたり教師としてのヤンロンの顔が垣間見える。<br />なお、この夜郎自大という言葉は魔装機神IIIのシュテドニアスルートにおいても[[セウラント・ペイ・ボラキス|ある人物]]に対しても使われ、用語集に登録される。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[グランヴェール]]<br />
:炎の魔装機神。彼の愛機。<br />
;[[ディンフォース]]<br />
:電光(ムック本では雷)の魔装機。描写はされていないが機体の特性から得意の拳法を生かして戦っていたと思われる。<br />
<br />
{{魔装機神シリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:ほわん やんろん}}<br />
[[Category:登場人物は行]]<br />
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物は行]]<br />
[[Category:魔装機神シリーズの登場人物]]<br />
[[Category:魔装機神シリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E5%8F%B7&diff=332346
アルカディア号
2019-08-22T10:09:47Z
<p>210.155.61.242: /* 特殊能力 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Arcadia]]<br />
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|わが青春のアルカディア 無限軌道SSX}}<br />
| デザイン = {{メカニックデザイン|松本零士}}(原案)<br>{{メカニックデザイン|スタジオぬえ}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦T}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[母艦]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 異名 = 海賊戦艦<br />
| 分類 = 宇宙戦艦<br />
| 全長 = [[全長::400m]]<br />
| 開発者 = [[大山トチロー]]<br />
| 主な搭乗員 = <br />
;【艦長】<br />
:[[キャプテンハーロック]]<br />
;【オペレーター】<br />
:[[ラ・ミーメ]]<br />
;【その他】<br />
:[[大山トチロー]]<br />
}}<br />
'''アルカディア号'''は『[[わが青春のアルカディア 無限軌道SSX]]』の[[登場メカ]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[宇宙海賊]]の[[キャプテンハーロック]]が艦長を務める宇宙戦艦。<br />
<br />
艦首の髑髏マーク、はためく海賊旗、後部の木造キャビンなど、一目見て「海賊船」との印象を受ける外観が特徴で、「海賊戦艦」とも呼ばれる。ハーロックの親友である[[大山トチロー]]が設計・開発を行った。高い戦闘力と堅い装甲を持ち、数十名程度の少人数でも運用が可能。各種武装のほか、自爆装置まで装備されている。<br />
<br />
また、艦載機としてスペースウルフや無人攻撃機を搭載する。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦T]]<br />
:第5話から第8話まで参戦後、第15話で[[ブラックサレナ]]と共に正式参戦する。[[キャプテンハーロック]]がメイン、[[大山トチロー|トチロー]]と[[ラ・ミーメ]]がサブパイロットを務める。<br />
:どの武器も攻撃力が高く、主砲の消費ENもまずまずと戦艦としては最後まで使える分野だが、『X』の[[N-ノーチラス号]]同様に指揮官能力がないので「コマンダーターミナル」を装備させて戦陣強化をするとよい。<br />
:[[先制攻撃]]から[[突撃]]が削除されたため、それを補える海賊戦法の使いどころが重要になる。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
==== 武装 ====<br />
;三連装パルサーカノン<br />
:アルカディア号の主砲。上部に2基、下部に1基の計3基搭載。作品によって色は異なるが、今作では赤いビームである。<br />
:イルミダス艦を一撃で破壊するなど威力は大きいが、エンジンの不調で使用不能な場面では苦戦を強いられることもあった。<br />
;スペースバスター<br />
:艦橋前に装備する箱形の速射砲。至近距離で直撃すればイルミダス艦も撃破できる。<br />
;ミサイル発射管<br />
:艦首左右に3門ずつ、計6門を持つ。誘導ミサイル、対艦ミサイル、アンチ魚雷などを発射可能。<br />
;ミサイルランチャー<br />
:上記の物とは別物で、箱形の発射装置。設置箇所は不明。第19話にてマイコン惑星に対し使用。<br />
;対空ビーム砲<br />
:側舷にある並んだ四角い銃口部から緑色の対空ビームを放つ。第10話、第16話などで使用。<br />
;移乗白兵戦用アンカーチューブ<br />
:移動や白兵戦に使用するチューブ。艦船や人工衛星などに突き刺し、相手側へと乗り込む。<br />
;空中魚雷<br />
:第3話にてデスシャドウ号との戦闘で使用。<br />
<br />
==== その他の装備 ====<br />
;防御エネルギー<br />
:第4話にて移動新聞星を守るために使用。青色のビームを発射している。<br />
;防御スクリーン<br />
:第6話にて追跡艦ダスモルクIとの戦闘で使用。<br />
;バリア<br />
:艦全体を覆う球状のバリア。第14話にて使用。<br />
;アンチレーダーバリア<br />
:敵のレーダー探知網に対応する装備。<br />
;コスモサーチ<br />
:遠距離の敵艦を映す特殊スコープ。<br />
;アンカー<br />
:係留用の碇。艦首に2本を格納する。<br />
;サーチライト<br />
:艦首下に2基を装備。第21話で使用。<br />
;自爆装置<br />
:第19話にてマイコン惑星が原因で誤作動を起こした。<br />
<br />
==== 必殺技 ====<br />
;パルサーカノン連射<br />
:『T』で採用。パルサーカノンを連射しながら敵艦の横に回り込み、最後は左舷に砲撃を集中する連続射撃。<br />
;突撃<br />
:『T』で採用。第42話終了時に追加される必殺技。<br />
:パルサーカノンで弾幕を貼りながら突撃し、体当たりと共にアンカーチューブを射出して敵機に突き刺す。最後はチューブからキャプテンハーロックが現れて重力サーベルで射撃し、アンカーチューブを引き抜いて離脱する。開始時とラストのキャプテンハーロックのカットインは原作OPの、攻撃中は同第1話の戦闘の再現である。''「これが海賊のやり方だ!」''。<br />
:コックピットのあるメカや戦艦ならまだしも、[[インベーダー]]や[[宇宙怪獣]]などの接触する事自体が危険な生物系の相手にも、お構いなしにハーロックは乗り込んで射撃する。演出と言えばそれまでだが、侵食されたりしないか心配になってしまう。<br />
:とは言え、これを[[機界新種]]に対して使っても、アルカディア号やハーロックが物質昇華されることはないので安心しよう。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;海賊戦法<br />
:第22話で追加される専用コマンド。全ての味方ユニットに精神コマンド「突撃」が掛かり、1ターンの間、全てのパイロットの命中と防御を20上げる。ただし、1つのマップにつき1度しか使えない。ユニットの特殊能力欄に記されないため、厳密には機体能力ではない特殊システム扱い。<br />
:ボス戦では精神コマンドで必中、閃きor不屈を使うのが定石となるので命中と防御が上がってもあまり意味はない為、終盤まで取っておくよりは序盤の接敵直前に使用して先制攻撃に使うのが得策か。ボス戦時にシャッフル同盟拳のような撃ちづらい非P武器の補助に使うという手もある。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]<br />
:<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;2L<br />
:<br />
<br />
=== カスタムボーナス ===<br />
;移動力+1。全ての武器の攻撃力+200。<br />
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;おれたちの船出<br />
:OPテーマ。限定版は歌付き。<br />
<!-- == 対決・名場面 == --><br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;スペースウルフ<br />
:1人乗りの艦載機。ハーロックやトチロー、正などが乗る。<br />
;無人攻撃機<br />
:三角翼の無人攻撃機。第18話で登場。<br />
;クイーン・エメラルダス号<br />
:エメラルダスの乗艦で、共闘することが多い。<br />
;デスシャドウ号<br />
:ハーロックの以前の乗艦。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*鋭角艦首型、髑髏艦首型など、『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『銀河鉄道999』などの松本零士作品によって様々な種類の「アルカディア号」が存在する。現在はハーロックの乗艦としては「アルカディア号3番艦」とされる髑髏タイプが主流であり、TV版『宇宙海賊キャプテンハーロック』時に見られた鋭角型は「アルカディア号2番艦」「デスシャドウ号」などと呼ばれ、別の艦として設定されていることが多い。ちなみに「デスシャドウ号」の方は元々無限軌道SSXに登場するハーロックの以前の乗艦の名前でもあり、此方は鋭角型とは全く別のデザインであるなど非常にややこしい。なお原作漫画のアルカディア号は鋭角型で、デスシャドウ号はトチローの乗艦となっている<ref>原作ではトチローは故人、デスシャドウ号は惑星ヘビーメルダーにて彼の墓標代わりに艦首を下にして地面に突き立っているため形状は不明。</ref>。<br />
*『銀河鉄道999』では、[[ヤマト]]とクイーン・エメラルダス号や超時空戦艦まほろば(SRW未参戦)とともに、『それぞれの時間・空間で最強と呼ばれた四隻』と、メーテルに語られている。それを証明するように、『銀河鉄道999・エターナルファンタジー』(SRW未参戦)では、(メーテルたちの)ライバルの艦を鎧袖一触で粉砕していた。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
{{DEFAULTSORT:あるかていあこう}}<br />
[[Category:登場メカあ行]]<br />
[[Category:わが青春のアルカディア 無限軌道SSX]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%AD%A6%E9%97%98%E4%BC%9DG%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0&diff=332156
機動武闘伝Gガンダム
2019-08-21T11:12:44Z
<p>210.155.61.242: /* VXT三部作 */</p>
<hr />
<div>{{登場作品概要<br />
| 読み = <br />
| 外国語表記 = <br />
| 原作 = <br />
| 著者 = <br />
| 作画 = <br />
| 挿絵 = <br />
| 監督 = 今川泰宏<br />
| シリーズ構成 = 五武冬史<br />
| 脚本 = <br />
| キャラクターデザイン = 逢坂浩司<br />島本和彦(原案)<br />
| メカニックデザイン = 大河原邦男<br />カトキハジメ<br />山根公利<br />
| 音楽 = 田中公平<br />
| 制作 = サンライズ(第2スタジオ。現:ボンズ)<br />
| 放送局 = テレビ朝日<br />
| 配給元 = <br />
| 発売元 = <br />
| 掲載誌 = <br />
| 出版社 = <br />
| レーベル = <br />
| 配信元 = <br />
| 放送期間 = 1994年4月1日 - <br />1995年3月31日<br />
| 公開日 = <br />
| 発売日 = <br />
| 発表期間 = <br />
| 刊行期間 = <br />
| 配信開始日 = <br />
| 話数 = 全49話<br />
| 巻数 = <br />
| シリーズ = [[ガンダムシリーズ]]<br />
| 前作 = <br />
| 次作 = <br />
| 劇場版 = <br />
| アニメ版 = <br />
| 漫画版 = <br />
| 小説版 = <br />
| 初登場SRW = [[第2次スーパーロボット大戦G]]<br />
| 初クレジットSRW = <br />
| 備考 = <br />
| その他 = <br />
}}<br />
『'''機動武闘伝Gガンダム'''』はサンライズが制作したテレビアニメ。<br />
== 概要 ==<br />
いわゆるアナザーガンダムの始まりとなった作品で、[[宇宙世紀]]の歴史でない初のガンダムシリーズ。それまでの[[ガンダムシリーズ]]と大幅に異なった作風であり、当時は賛否両論に分かれた。当初は既存のガンダムシリーズとかけ離れた内容のために、旧来のファンが反発した結果、当初は視聴率的に伸び悩んだが、[[東方不敗マスター・アジア]]などインパクトの強いキャラクターの登場や格闘描写、そしてケレン味溢れるストーリーに、戦争・環境問題や家族愛などの深遠なテーマを盛り込んだ骨太な作風は、新規ファン層を取り込むことに成功した(なお、視聴率が上昇に転じた時期は東方不敗の登場とほぼ一致する)。<br />
<br />
この作品が制作されるきっかけになったのは、前作『[[機動戦士Vガンダム]]』でしばらくガンダムシリーズから降板する事になった富野監督の「次のガンダムは“ロボットプロレス”(ガンダム以前の、何ら脈絡も無くロボット同士で戦闘を行うロボットアニメの蔑称)にすること」という発言だとされる。富野氏自身のインタビューではその発言を認めている他、既存のガンダムのイメージを破壊するため、本作の監督に、仰々しさを逆手に取ったダイナミックな表現に定評があり、『[[聖戦士ダンバイン]]』『[[重戦機エルガイム]]』『[[機動戦士Ζガンダム]]』で富野氏のもとで演出などを担当していた今川泰宏氏を指名したことも証言している。<br />
<br />
現在では幾重にも組まれた世界観設定やロボットアニメとしてのお約束、さらには多数のマニア層のイメージなど数多くの呪縛とも言えるしがらみを抱えているガンダムシリーズにおいて唯一無二である'''ガンダムの固定観念を破壊'''するという一大ブレイクスルーを成し遂げ、現在まで続くいわゆる「アナザーガンダム」の道を切り開いた存在として確固たる地位を得ている。<br />
<br />
この作品により氏には「良い意味での原作クラッシャー」との評価が付くことになった。なおガンダムシリーズには否定的な意見を発する事の多い富野監督も、本作はかなり気に入っているらしく、スタッフとしてクレジットされていないものの、こっそり絵コンテを手伝ったり、後に監督する『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』に[[ターンX]]のシャイニングフィンガーなど随所に本作のパロディを挿入したりしている。<br />
<br />
本作のキャラクターデザインはVガンダムから続投の逢坂浩司氏によるものだが、あまりにVガンダムと世界観が違う作品のため、メインキャラクターについては漫画家の島本和彦氏がデザイン案として提供したものを元に、逢坂氏が改めてデザインする形をとった。デザイン協力として島本氏の名前がクレジットされているのはそのためである。<br />
<br />
2010年から2016年まで『月刊ガンダムエース』誌上にて今川監督が脚本を担当し、島本氏が作画を担当した漫画作品『超級!機動武闘伝Gガンダム』が連載されていた。内容も大元はあまり変わらないが細かい変化は多い。原作では無事に元に戻ったネオトルコのガンダムファイターが死亡したり、不治の病の妹と残り少ない余生を静かに一緒に過ごす、という終わり方をしたネオメキシコでのエピソードは'''妹がネオジャパンが開発した特効薬によって完治する'''というハッピーエンドになったりしている。<br />
<br />
=== スーパーロボット大戦への参戦 ===<br />
[[#余談]]の項においても触れられているが本作はスパロボにおいて扱い難い作品であると思われている節がある。実際参戦回数がそれなりに多いにも関わらずまともに原作ストーリーをなぞられたことはなく、デビルガンダム関連のいわば「ガンダムファイトと関係ない部分」のみの再現ばかりとなっている。実際の参戦作品も単発の作品に極端に偏っており王道シリーズとの縁は参戦回数の少なめな『[[機動新世紀ガンダムX]]』や『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』以上に薄い。<br />
<br />
上述の再現性の低さ故各国のガンダムファイターで登場するのはシャッフル同盟とアレンビー、マスターアジア、シュバルツ・ブルーダーが基本であり、他にデビルガンダム四天王として登場するジェントル・チャップマンとミケロ・チャリオット、ミケロと関わりがあったマーキロット・クロノスとチャンドラ・シジーマ、デビルガンダム最終決戦でアレンビーと共にガンダム同盟の中核となったキラル・メキレルのみとなっており、前半のサバイバルイレブンや決勝リーグで対戦したほとんどのファイターは未登場である。<br />
<br />
== ストーリー ==<br />
未来世紀60年、[[地球]]の覇権を賭けた代理格闘戦「第13回[[ガンダムファイト]]」。[[ドモン・カッシュ]]はネオジャパンコロニー代表として[[ガンダムファイト]]に参加する。だが、彼の真の目的は、科学者である父が造った「[[デビルガンダム]]」とそれを操る兄・キョウジを見つけて倒すことだった。<br />
<br />
== 登場人物 ==<br />
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/第2次G]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/F]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/F完結編]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/A]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/IMPACT]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/R]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/MX]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/J]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/A PORTABLE]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/学園]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/NEO]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/CC]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第2期]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/T]]<br />
<br />
=== [[ガンダムファイター]] ===<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:[[主人公]]。ネオジャパン代表。流派東方不敗の継承者にして、コロニー格闘技の覇者の証であるキング・オブ・ハートの紋章を持つ。<br />
;[[東方不敗マスター・アジア]]<br />
:ネオホンコン代表。第12回大会の優勝者。流派東方不敗の開祖で、ドモンの師匠。生身で[[デスアーミー]]を撃破する実力の持ち主。 先代キング・オブ・ハート。<br />
;[[チボデー・クロケット]]<br />
:ネオアメリカ代表。ボクシングのコロニーチャンプ。後のクイーン・ザ・スペード。<br />
;[[ジョルジュ・ド・サンド]]<br />
:ネオフランス代表。名門サンド家の当主であり、騎士。後のジャック・イン・ダイヤ。<br />
;[[サイ・サイシー]]<br />
:ネオチャイナ代表。少林寺再興が目標。後のクラブ・エース。<br />
;[[アルゴ・ガルスキー]]<br />
:ネオロシア代表。宇宙海賊の頭目で、現在は囚人。パワーファイトを得意とする。後のブラック・ジョーカー。<br />
;[[アレンビー・ビアズリー]]<br />
:ネオスウェーデン代表。宇宙軍少尉。幼少の頃からGFとしての英才教育を受けてきた。<br />
;[[シュバルツ・ブルーダー]]<br />
:ネオドイツ代表。ゲルマン忍法の使い手。ドモン達を叱咤激励する。<br />
;[[ミケロ・チャリオット]]<br />
:ネオイタリア代表。マフィアのボス。足技を得意とする。後のデビルガンダム四天王。<br />
;[[ジェントル・チャップマン]]<br />
:ネオイングランド代表。スナイパーで、第9~11回大会の優勝者。死後、デビルガンダム四天王として復活。<br />
;[[キラル・メキレル]]<br />
:ネオネパール代表。盲目の暗殺者。居合を得意としている。<br />
;[[チャンドラ・シジーマ]]<br />
:ネオインド代表。巨大なコブラを操り、オネエ系の言葉を使う。<br />
;[[マーキロット・クロノス]]<br />
:ネオギリシャ代表。4mの巨漢。優勝候補の一角といわれるほどの高い実力を持つ。<br />
;[[風雲再起]]<br />
:東方不敗の愛馬。馬ではあるが流派東方不敗を会得している。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;[[レイン・ミカムラ]]<br />
:[[ヒロイン]]。ネオジャパンのサポートクルーで、メカニック兼医師。ドモンとは幼馴染。<br />
;[[キョウジ・カッシュ]]<br />
:ドモンの兄。[[デビルガンダム]]を持ちだしたとされていたが…。<br />
;[[ライゾウ・カッシュ]]<br />
:[[ドモン・カッシュ|ドモン]]の父親で[[アルティメットガンダム]](後の[[デビルガンダム]])開発者。デビルガンダム暴走の責任で冷凍刑に処された。<br />
;[[ミカムラ博士]]<br />
:レインの父親。[[シャイニングガンダム]]や[[ゴッドガンダム]]の開発者。<br />
;[[ウルベ・イシカワ]]<br />
:ネオジャパンの軍人。元は第12回大会のネオジャパン代表。<br />
;[[ウォン・ユンファ]]<br />
:ネオホンコン首相。第13回大会の開催委員長。<br />
;[[シャリー・レーン]]<br />
:チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」のリーダー格。メカニック担当。<br />
;[[ジャネット・スミス]]<br />
:チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」の一人。メカニック担当。<br />
;[[バニー・ヒギンズ]]<br />
:チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」の一人。通信担当。<br />
;[[キャス・ロナリー]]<br />
:チボデーのサポートクルー「チボデーギャルズ」のサブリーダー格。医療担当。<br />
;[[レイモンド・ビショップ]]<br />
:ネオフランスのサポートクルー。サンド家の執事で、メカニック・マネージメント等を担当。<br />
;[[マリアルイゼ]]<br />
:ネオフランス元首の令嬢。ジョルジュに惹かれている。<br />
;[[恵雲]]<br />
:ネオチャイナのサポートクルー。サイシーのお目付け役。拳法僧。<br />
;[[瑞山]]<br />
:ネオチャイナのサポートクルー。サイシーのお目付け役。拳法僧。<br />
;[[ナスターシャ・ザビコフ]]<br />
:ネオロシアの軍人。<br />
;[[ストーカー]]<br />
:前回あらすじなどを語る解説役。本編には登場しない。<br />
;[[ゾンビ兵]]<br />
:デスアーミー等を駆るデビルガンダムの尖兵。<br />
<br />
=== 旧[[シャッフル同盟]] ===<br />
;[[ブラック・ジョーカー]] / トリス・スルゲイレフ<br />
:<br />
;[[クイーン・ザ・スペード]] / マックス・バーンズ<br />
:<br />
;[[ジャック・イン・ダイヤ]] / ナシウス・キルヒャ<br />
:<br />
;[[クラブ・エース]] / アラン・リー<br />
:<br />
<br />
== 登場メカ ==<br />
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/第2次G]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/F]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/F完結編]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/A]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/IMPACT]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/R]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/MX]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/J]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/A PORTABLE]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/学園]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/NEO]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/CC]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/OE]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第2期]]<br />
*[[メカ&キャラクターリスト/T]]<br />
<br />
=== [[シャッフル同盟]]の[[モビルファイター]] ===<br />
;[[シャイニングガンダム]]<br />
:ネオジャパンのガンダム。鎧武者のような外見をしており、ガンダムファイターの精神状態に応じてスーパーモードとなる。<br />
;[[ゴッドガンダム]]<br />
:ネオジャパンのガンダム。決勝大会用の機体。シャイニングの後継機で、より強力なハイパーモードとなる。<br />
:;[[ゴッドガンダム+風雲再起]]<br />
::<br />
:<br />
;[[ガンダムマックスター]]<br />
:ネオアメリカのガンダム。アメフト選手のような通常モードと、ボクサーのようなボクサーモードを持つ。<br />
;[[ドラゴンガンダム]]<br />
:ネオチャイナのガンダム。両腕が伸縮自在の龍となっており、拳法を得意とする。<br />
;[[ガンダムローズ]]<br />
:ネオフランスのガンダム。ナポレオン時代の騎士のような外見をしており、薔薇状のビットとサーベルが武器。<br />
;[[ボルトガンダム]]<br />
:ネオロシアのガンダム。秘密裏に捕獲した他国のガンダムの技術が使われ、屈指のパワーを誇る。<br />
<br />
=== その他の[[モビルファイター]] ===<br />
;[[ガンダムシュピーゲル]]<br />
:ネオドイツのガンダム。忍者のような機能を持つ強力な機体。<br />
;[[マンダラガンダム]]<br />
:ネオネパールのガンダム。釣鐘や数珠で構成されている。<br />
;[[コブラガンダム]]<br />
:ネオインドのガンダム。巨大なコブラを模している。<br />
;[[ゼウスガンダム]]<br />
:ネオギリシャのガンダム。ギリシャ神話のゼウスを模している。優勝候補の一角。<br />
;[[クーロンガンダム]]<br />
:ネオホンコンのガンダム。パイロットの東方不敗の動きを完全再現できるよう調整されている。後に[[マスターガンダム]]に変化。<br />
;[[ネロスガンダム]]<br />
:ネオイタリアのガンダム。脚部にビーム砲を内蔵。後に[[ガンダムヘブンズソード]]に変化。<br />
;[[ジョンブルガンダム]]<br />
:ネオイングランドのガンダム。パイロットのチャップマンに合わせ、長距離ライフルを装備している。後に[[グランドガンダム]]に変化。<br />
;[[ノーベルガンダム]]<br />
:ネオスウェーデンのガンダム。某美少女戦士のような外見を持つ。後に[[ウォルターガンダム]]に変化。<br />
<br />
=== [[デビルガンダム]] ===<br />
;[[デビルガンダム|デビルガンダム (第1形態)]]<br />
:アルティメットガンダムの名残を強く残す形態。<br />
;[[デビルガンダム (第2形態)]]<br />
:ギアナ高地などで見られた形態。<br />
;[[デビルガンダム (最終形態)]]・MA<br />
:最終形態の[[MA]]バージョン。巨大なガンダム顔から胴体が生えた状態。<br />
:;[[デビルガンダム (最終形態)]]・MS<br />
::最終形態の[[MS]]バージョン。二足歩行。<br />
:<br />
;[[デビルガンダムヘッド]]<br />
:『[[新]]』や『[[NEO]]』に登場。所謂[[ガンダムヘッド]]が更に肥大化したような形態。<br />
:触手の先端に巨大な[[デビルガンダム]]が取り付いている形状をしている。<br />
<br />
=== [[デビルガンダム]]軍団 ===<br />
;[[マスターガンダム]]<br />
:ネオホンコンのガンダム。[[クーロンガンダム]]が変化。<br />
:;[[マスターガンダム+風雲再起]]<br />
::<br />
:<br />
;[[ガンダムヘブンズソード]]<br />
:[[ネロスガンダム]]が変化。<br />
;[[グランドガンダム]]<br />
:[[ジョンブルガンダム]]が変化。<br />
;[[ウォルターガンダム]]<br />
:[[ノーベルガンダム]]が変化。<br />
;[[グランドマスターガンダム]]<br />
:デビルガンダムコロニー動力炉が変化。<br />
;[[デスアーミー]]<br />
:黄、青、緑の3種が登場。<br />
:;[[デスバーディ]]<br />
::飛行型。<br />
:;[[デスネービー]]<br />
::水中型。<br />
:;[[デスビースト]]<br />
::陸上型。<br />
:;[[デスマスター]]<br />
::マスターガンダムに擬態。<br />
:<br />
;[[ガンダムマックスター|ガンダムマックスターDG]]、[[ガンダムローズ|ガンダムローズDG]]、[[ドラゴンガンダム|ドラゴンガンダムDG]]、[[ボルトガンダム|ボルトガンダムDG]]<br />
:[[DG細胞]]に侵された[[シャッフル同盟]]の機体。<br />
<br />
=== 旧[[シャッフル同盟]]の[[モビルファイター]] ===<br />
;シャッフル・ジョーカー、シャッフル・クラブ、シャッフル・スペード、シャッフル・ダイヤ<br />
:ユニットアイコンのみの登場(『[[J]]』など)。<br />
<br />
=== [[モビルホース]] ===<br />
;[[風雲再起 (モビルホース)]]<br />
:<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;[[ライジングガンダム]]<br />
:ネオジャパンのガンダム。MSに近い機体であり、ファイターの技量に拠らない固定武装が充実している。<br />
;バトラーベンスンマム<br />
:ユニットアイコンのみの登場(『[[J]]』など)。<br />
<br />
=== SRWオリジナル ===<br />
;[[デビルガンダムOG|デビルガンダム (ゴステロ吸収)]]<br />
:『[[新]]』に登場する[[デビルガンダム]]。[[ゴステロ]]を吸収して更に進化した状態。<br />
:最終[[MS]]形態がベースだが、一回り巨大化し、背部から更に顔が生えたのが特徴。<br />
;[[デビルアクシズ]]<br />
:『[[64]]』に登場するデビルガンダム。デビルガンダムが[[アクシズ]]と融合した状態。<br />
;[[デビルウルタリア]]<br />
:『[[NEO]]』に登場するデビルガンダム。[[ウルタリア]]要塞全体がデビルガンダム化したもの。<br />
:MAP全体がデビルウルタリアといえるが、敵ユニットとしてはMAP中央のガンダム部分を指す。<br />
<br />
他、ユニットとしては登場しないが、デビルガンダムが[[ギガノス機動要塞]]を取り込んだ「デビル機動要塞」(『[[A]]』)、[[マスドライバー]]を取り込んだ「デビルマスドライバー」(『[[MX]]』)が施設として登場している。<br />
<br />
== 用語 ==<br />
;[[ガンダムファイト]]<br />
:各コロニーの代表者によって行われる[[モビルスーツ]]格闘戦。優勝したコロニーはその後4年間[[地球]]の支配権を得る。<br />
:スパロボに置いては長きに渡りマイナーな競技といった扱いだったが、『[[OE]]』で初めて代理戦争としてのガンダムファイトが再現された。<br />
;[[ガンダムファイト国際条約]]<br />
:[[ガンダムファイト]]においての規定上のルールの事。<br />
;[[ガンダムファイター]]<br />
:モビルファイター・ガンダムのパイロットを指す。<br />
;[[モビルファイター]]<br />
:ガンダムファイト用に開発された[[MS]]・[[MA]]を指す。<br />
;[[モビルホース]]<br />
:<br />
;[[モビルトレースシステム]]<br />
:<br />
;[[スーパーモード]]<br />
:<br />
;[[ハイパーモード]]<br />
:<br />
;[[シャッフル同盟]]<br />
:コロニー格闘技集団。その目的は「戦争平定」。<br />
;[[流派東方不敗]]<br />
:[[東方不敗マスター・アジア]]が創始した武術。<br />
;[[明鏡止水]]<br />
:<br />
;ガンダム・ザ・ガンダム<br />
:[[ガンダムファイト]]優勝者に贈られる称号。<br />
;[[DG細胞]]<br />
:「'''デビルガンダム細胞'''」の略。ナノマシン的な機能を持っており「自己進化」「自己再生」「自己増殖」の3大理論を実現する。<br />
<br />
== 楽曲 ==<br />
;オープニングテーマ<br />
:<br />
:;「FLYING IN THE SKY」(前期)<br />
::作詞・作曲・歌 - 鵜島仁文、編曲 - 鵜島仁文・樫原伸彦<br />
::『第2次G』『新』『F』『F完結編』『A(GBA版)』『64』『R』で採用。『T』限定版では原曲を収録。<br />
:;「Trust You Forever」(後期)<br />
::作詞・作曲・歌 - 鵜島仁文、編曲 - 鵜島仁文、岸利至<br />
::『IMPACT』『T』で採用。『T』限定版では原曲も収録。<br />
:<br />
;エンディングテーマ<br />
:<br />
:;「海よりも深く」(前期)<br />
::歌 - 彩恵津子<br />
:;「君の中の永遠」(後期)<br />
::歌 - 大山修司<br />
:<br />
;挿入歌<br />
:<br />
:;「勝利者達の挽歌」(第22話)<br />
::作詞 - 安藤芳彦、作曲・編曲 - 田中公平、歌 - 大山修司<br />
::『MX』でシャッフル同盟拳のBGMとして採用。『T』限定版では原曲を収録。<br />
:<br />
;劇中BGM<br />
:<br />
:;「最強の証~キング・オブ・ハート」<br />
::次回予告の曲。『MX』『J』『A(PSP版)』『NEO』『OE』で採用。<br />
:;「燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて~」<br />
::[[シャイニングガンダム]]の必殺技・シャイニングフィンガー使用時のBGM。『新』『F』『F完結編』『64』『A』『IMPACT』『R』『MX』『J』『T』で採用。<br />
:;「我が心明鏡止水~されどその拳は烈火のごとく~」<br />
::[[ゴッドガンダム]]の必殺技(爆熱ゴッドフィンガーや石破天驚拳など)のBGM。『新』『F』『F完結編』『64』『A』『IMPACT』『R』『MX』『J』『NEO』『OE』『T』で採用。スパロボではゴッドガンダムが関与する[[合体攻撃]]のBGMとしても採用。<br />
<br />
== 登場作と扱われ方 ==<br />
初参戦は『[[第2次G]]』であるが、『[[第4次スーパーロボット大戦]]』における[[ロボット大図鑑]]の[[テキサスマック]]の項で「G○ンダム」と伏字で名前が挙げられている。作品によっては、ドモン以外のシャッフル同盟のメンバーが登場しない作品もある他、原作終了後での参戦が多く、その場合は[[デビルガンダム]]が何らかの理由で復活したため、再び滅ぼすパターンとなる。<br />
ユニット能力は一部例外を除いてガンダム系でありながらスーパー系並の火力を発揮し、主役機のゴッドガンダムや隠しユニット故の強さを持つマスターガンダム以外でも他のガンダム系主役機並の火力を持たされている事が多い。<br />
『[[スーパーロボット大戦64]]』から登場した[[合体攻撃]]の恩柄を大いに受けている作品で、ゴッドガンダム単独の参戦である『NEO』や『OE』以外の作品で必ず採用されている。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]<br />
:初参戦。放送直後の参戦。つまりは放送期間中に開発されたということもあり、イベントなどにはかなり力が入っている。<br />
:[[シャッフル同盟]]の仲間たちは登場せず、シュバルツは登場するがシュピーゲルは登場しない。ウルベやウォンは登場しないのでその辺の役割は[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]が担っている。初の[[生身ユニット]]登場。<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]])<br />
:専用シナリオやイベントが多くかなり優遇されているが、同じような境遇の『[[新機動戦記ガンダムW]]』と異なりシャッフル同盟の仲間たちは相変わらず未登場。進め方によってはマスター・アジアとアレンビーを仲間にすることが可能。マスター・アジアを仲間にした場合のみ石破究極天驚拳を見ることができる。<br />
:[[ゴッドガンダム]]のハイパーモードの武器はドモンのレベルによって攻撃力が上昇する。<br />
:シュバルツと搭乗機のシュピーゲル、レインとライジングはスポット参戦。<br />
<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]<br />
:移植元の『[[COMPACT2]]』にはなかった作品。デビルガンダムを追って地球へ、裏切るマスター、そして黒幕にウルベと大筋は原作と同じだが、ドモンが最初からアレンビーと知り合いであるなど原作とは結構違う展開を見せる。<br />
:[[忍者]]繋がりで、シュバルツが[[飛影]]に救出されるイベントがある。エクセレンがドモンのファンで、一緒の部隊にいるキョウスケに彼のサインをねだるシーンもあるが、合流後の絡みは少ない。シャッフル同盟の仲間たちは未登場。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:進め方によっては[[東方不敗マスター・アジア|マスター・アジア]]とアレンビーを仲間にすることが可能。<br />
:マスター・アジアは『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』の[[四ッ谷博士]]と知り合いでありイベントがある。また、ドモンは『[[闘将ダイモス]]』の[[竜崎一矢]]との絡みが多い。シャッフル同盟のメンバーは登場する。<br />
:また、普通にプレイしていては気づきにくいが、レベルカンスト寸前ぐらいから武器の攻撃力が徐々に上昇するという仕様がある。<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:扱いとしては原作終了後。第8話でシャッフル同盟5人が一斉に参戦する。死んだはずのマスター・アジアが何者かによって甦り、敵として登場する。『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』とのクロスオーバーによるマスター・アジアの救出イベントがある。大半のMFが飛行可能になり(空Bではあるが)、使いにくかったユニットの性能が見直される、武器改造一括化で必殺技の強化が容易になる、など性能面では比較的優遇されている。<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:今作では他の作品に比べると、原作再現が少なく、ストーリーもマスター・アジアに勝った所で終了し、久々にレインの救出イベントが丸々カットされている。他作品とのクロスオーバーもやや希薄な上に、Gガン系ユニットも性能が弱体化しており、低い移動力は基より'''リアル系の装甲とスーパー系の運動性を併せ持つ'''、などと言われてしまうことも。本作ではSEED系ガンダム、[[エステバリス]]、[[ブレンパワード (兵器)|ブレン]]、[[テッカマン]]等の飛行可能、高移動力、高運動性の機体が豊富なため、相対的に見てGガンダム系の能力は乏しいと言える。もちろん手を加えれば使えるが、最も不遇な扱いかもしれない。<br />
:また、シャッフル同盟は5人強制出撃のシナリオがあるが、Gガンダム勢はどの分岐を選択しても[[主人公]]と同行するので、このゲームの「分岐時に別ルートに行ったパイロットのレベルは合流時に自軍パイロット上位16人の平均レベルになる」仕様を利用してのレベル上げができないという厄介な点がある。定期的に出撃させるか、新システムの[[交代]]を利用して、[[応援]]をかけた一撃で名有りパイロットを撃墜するなどしてレベルを上げておきたい。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦T]]<br />
:『NEO』以来約10年ぶりとなる据え置き機向けスパロボ参戦であり、B.B.スタジオ製タイトルへの参戦は当作品が初めてとなる(バンプレソフト時代を含めれば『R』以来)。シャッフル同盟の面々並びにアレンビーが『MX』以来、久々の登場となる。<br />
:原作終了参戦ながら、過去のSRW作品では曖昧にされがちであったガンダムファイトの存在が世界観の根幹に組み込まれているなど重要なウェイトを占め、シナリオ面についても原作のアフターストーリーとも言うべき展開を見せる。各監督に師弟関係があるためか『[[ガン×ソード]]』とのクロスオーバーがメインとなっている。<br />
:ユニットの性能面に関しては合体攻撃がシャッフル同盟拳以外全てオミット。そのほかの武装もかなりオミットされている。攻撃力こそ高いのだが、その分燃費面がかなり悪くなり継戦力が非常に低い。Ver.1.03でEセーブEXが追加されたことで若干マシにはなった。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[新スーパーロボット大戦]]<br />
:ラスボスとしてオリジナル形態の[[デビルガンダム]]が登場、[[東方不敗マスター・アジア|マスター・アジア]]が[[異星人]]など本作[[オリジナル設定]]が存在。またキョウジは悪人のままであるなど珍しい要素が多い。本作のモビルファイターは格闘攻撃(〇〇ストライク)時には専用の攻撃グラフィック及びやられモーションがカットインするなど、当時にしては戦闘アニメにかなり力が入れられている。<br />
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])<br />
:『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[オペレーション・メテオ]]の一環で[[デビルガンダム]]が投下されたり、『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』の[[アクシズ]]落としの際に、デビルコロニーならぬ[[デビルアクシズ]]になったり等、他の原作のコラボネタが多数。<br />
:ウルベが登場しないので事件の黒幕は『ガンダムW』の[[カーンズ]]。[[東方不敗マスター・アジア|マスター・アジア]]は仲間にならないがシュバルツは生き残るルートもある。<br />
:[[シャッフル同盟]]の仲間たちは本作が初登場で、[[合体攻撃]]でシャッフル同盟拳も登場。また本作のみ[[ゼウスガンダム]](マーキロット)と[[コブラガンダム]](シジーマ)も登場している。<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:扱いとしては原作終了後。完全廃棄されたはずの[[DG細胞]]が何者かによって修復改良されて、さらには倒したはずの四天王のミケロやチャップマンが登場し……というもの。今回の[[デビルガンダム]]は[[ギガノス帝国]]の[[マスドライバー]]に取り付く。今回はレイン、アレンビー、[[風雲再起]]に加え、音声付スパロボでは[[シャッフル同盟]]やキラルが初登場。多くのMFは飛行可能だが空の移動適応はBなため、飛ばすと移動力が半減してしまう点は注意。<br />
:作品間の絡みとしては、『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』や『[[闘将ダイモス]]』との絡みが多い他、ジョルジュが『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[ケーン・ワカバ]]の指南役になり、[[見切り]]を修得させるイベントもある。キャラクター、ユニット共に数が多いので、『[[お気に入り]]』システムの恩恵を受けやすい。<br />
;[[スパロボ学園]]<br />
:<br />
;[[スーパーロボット大戦NEO]]<br />
:本作唯一のリアル系。原作終了後設定で、登場するのはドモンとゴッドガンダム、DG細胞のみ。シャッフル同盟はおろか、東方不敗やレインすら出てこないという異色の参戦。ただし、ドモンの出番や[[デビルガンダム]]関連のエピソードは比較的に多め。また、久々に[[デビルウルタリア|スパロボオリジナル設定のデビルガンダム]]が登場する。<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:サービス開始当初からの参戦作品の1つ。本作ではマスター・アジアも味方として使用可能である他、シャッフル同盟、シュバルツ、アレンビーも登場。本作をモチーフとしたイベント「さらば師匠!デビルガンダム復活」も開催された。<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]<br />
:『NEO』と同じく、ドモン、ゴッドガンダム、DG細胞のみ登場。<br />
:GRを組めず[[サブパイロット]]もいないゴッドガンダムは性能上位とは言えず、他の何かがDG細胞に侵されるような展開も目立たないが、「ガンダムファイトの作法に則った決闘(代理戦争)」が戦闘システム上で行われたスパロボ史上初の作品となった。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:第2期参戦作品第2弾として2016年5月に追加参戦。<br />
:内容面では期間限定イベントでデビルガンダムネタが使われる傾向が強い。<br />
<br />
== 各話リスト ==<br />
本放送前に「プロローグ」と称した前夜祭特番を3週にわたって放送、ホストはタレントのマイケル富岡と内山信二が務めた。制作スケジュール遅延に対しての措置とされている。<br />
{| class="wikitable"<br />
!話数!!サブタイトル!!登場メカ!!備考!!再現スパロボ<br />
|-<br />
|特番1||プロローグ・I 誕生編||rowspan="3"|‐||rowspan="3"|プロモーション番組||rowspan="3"|-<br />
|-<br />
|特番2||プロローグ・II <ruby><rb>出発</rb><rt>たびだち</rt></ruby>編<br />
|-<br />
|特番3||プロローグ・III 飛躍編<br />
|-<br />
|第1話||<ruby><rb>G</rb><rt>ガンダム</rt></ruby>ファイト開始!地球に落ちたガンダム||[[シャイニングガンダム]]<br />[[ネロスガンダム]]|||||[[新]]<br />
|-<br />
|第2話||唸れ!夢を掴んだ必殺パンチ||[[ガンダムマックスター]]|||||<br />
|-<br />
|第3話||倒せ!魔神ドラゴンガンダム||[[ドラゴンガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第4話||いざ勝負!真紅のバラの貴公子||[[ガンダムローズ]]|||||<br />
|-<br />
|第5話||大脱走!囚われのガンダムファイター||[[ボルトガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第6話||闘えドモン!地球がリングだ||||||<br />
|-<br />
|第7話||来るなら来い!必死の逃亡者||||OP変更||<br />
|-<br />
|第8話||仇は討つ!復讐の宇宙刑事||||||<br />
|-<br />
|第9話||強敵!英雄チャップマンの挑戦||[[ジョンブルガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第10話||恐怖!亡霊ファイター出現||||||<br />
|-<br />
|第11話||雨の再会…フォーリング・レイン||||||<br />
|-<br />
|第12話||その名は東方不敗!マスター・アジア見参||[[デスアーミー]]<br />[[クーロンガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第13話||大ピンチ!敵は5大ガンダム||||||<br />
|-<br />
|第14話||衝撃!シャイニング・フィンガー敗れたり||||||<br />
|-<br />
|第15話||戦士の称号!さらばシャッフル同盟||||||<br />
|-<br />
|第16話||最強最悪!デビルガンダム現わる||||||<br />
|-<br />
|第17話||対決!謎の覆面ファイター||[[ガンダムシュピーゲル]]|||||<br />
|-<br />
|第18話||必殺技を盗め!美女軍団の大作戦||||||<br />
|-<br />
|第19話||激闘!ドラゴンガンダム対ボルトガンダム||||||<br />
|-<br />
|第20話||ジョルジュよ、悪夢を打ち砕け!||||||<br />
|-<br />
|第21話||決勝迫る!タイムリミット3日前||||||<br />
|-<br />
|第22話||戦士の絆!デビル包囲網を突破せよ||||||<br />
|-<br />
|第23話||宿命の戦い!ドモン対デビルガンダム||||||<br />
|-<br />
|第24話||新たなる輝き!ゴッドガンダム誕生||[[ゴッドガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第25話||決勝開幕!ガンダムファイター大集合||[[ガンダムヘブンズソード]]<br />[[グランドガンダム]]<br />[[ウォルターガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第26話||新必殺技!爆熱ゴッド・フィンガー!!||||OP・ED変更||<br />
|-<br />
|第27話||頑張れドモン!友に捧げた大勝利||||||<br />
|-<br />
|第28話||狙われたドモン!殺し屋ファイターの必殺剣||[[マンダラガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第29話||試合放棄!?恋にドキドキサイ・サイシー||||||<br />
|-<br />
|第30話||美少女ファイター!デンジャラス・アレンビー||[[ノーベルガンダム]]|||||<br />
|-<br />
|第31話||ピエロの幻惑!怒れガンダムマックスター||||||<br />
|-<br />
|第32話||危険な罠!ネロスガンダムの大逆襲||||||<br />
|-<br />
|第33話||地獄からの使者!チャップマン復活||||||<br />
|-<br />
|第34話||立てドモン!嵐を呼ぶタッグマッチ||||||<br />
|-<br />
|第35話||決着の時!豪熱マシンガンパンチ||||||<br />
|-<br />
|第36話||騎士の誇り!奪われたガンダムローズ||||||<br />
|-<br />
|第37話||真・流星胡蝶剣!燃えよドラゴンガンダム||||||<br />
|-<br />
|第38話||ドモン対アルゴ!突撃ボルトガンダム||||||<br />
|-<br />
|第39話||石破天驚拳!決闘マスター・アジア||||||<br />
|-<br />
|第40話||非情のデスマッチ!シュバルツ最終決戦||||||<br />
|-<br />
|第41話||バトルロイヤル開始!復活のデビルガンダム||||||<br />
|-<br />
|第42話||強襲四天王!ガンダムヘブンズソード||[[ライジングガンダム]]||||<br />
|-<br />
|第43話||獅王争覇!グランドガンダム迎撃作戦||||||<br />
|-<br />
|第44話||シュバルツ散る!ドモン涙の必殺拳||||||<br />
|-<br />
|第45話||さらば師匠!マスター・アジア暁に死す||||||<br />
|-<br />
|第46話||レインの危機!デビルガンダムふたたび||||||<br />
|-<br />
|第47話||デビルコロニー始動!大進撃シャッフル同盟||||||<br />
|-<br />
|第48話||地球SOS!出撃ガンダム連合!!||||||<br />
|-<br />
|第49話||<ruby><rb>G</rb><rt>ゴッド</rt></ruby>ガンダム大勝利!<br />希望の未来へレディ・ゴーッ!!||||||<br />
|}<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<br />
=== [[DVD]] ===<br />
<br />
==== DVD BOX ====<br />
<amazon>B00006LPL4</amazon><amazon>B00006LPL5</amazon><amazon>B00006LPL6</amazon><br />
==== DVD ====<br />
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<br />
== 余談 ==<br />
*主役機のデザインを担当した大河原邦男氏が、そのNGデザインのいくつかを再構成したのが次作『[[新機動戦記ガンダムW]]』の[[ウイングガンダム]]であると証言している。最終盤に登場したガンダム連合の中にはウイングガンダムや[[V2ガンダム]]などの[[ガンダムタイプ|歴代ガンダム]]、果ては[[ダイターン3]]や[[ザンボット3]]まで混ざっていた。<br />
*寺田Pがマンネリ化を防ぐためか参戦は『[[スーパーロボット大戦64]]』で最後にするとコメントしていたこともあり、一時期再参戦が絶望視されていた時期があった。その後ファンからの要望があったためか、『[[スーパーロボット大戦A|A]]』で久々に参戦を果たす事ができた。<br />
*参戦当時スパロボを制作していたウィンキーソフトの話によると、「Gガンダム?嫌です。あれは今までのガンダムとは違う」という答えが出たという話もあった。この時は結果的に参戦を果たしたものの、『Gガンダム』はスパロボスタッフにとって使いにくい素材なのではないかと思われていた背景もある。<br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:機動武闘伝Gガンダム]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:きとうふとうてんGかんたむ}}<br />
[[category:登場作品]]<br />
[[category:ガンダムシリーズ|*きとうふとうてんGかんたむ]]<br />
[[Category:機動武闘伝Gガンダム|*きとうふとうてんGかんたむ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5&diff=332155
ドモン・カッシュ
2019-08-21T10:55:39Z
<p>210.155.61.242: /* TV版 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Domon Kasshu]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|機動武闘伝Gガンダム}}<br />
| 声優 = {{声優|関智一|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|島本和彦}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|逢坂浩司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br>[[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 地球人(ネオジャパン)<br />
| 性別 = 男<br />
| 生年月日 = 未来世紀39年7月24日<br />
| 星座 = 獅子座<br />
| 身長 = 180cm<br />
| 体重 = 78kg<br />
| 年齢 = 20歳<br />
| 血液型 = O型<br />
| 所属 = {{所属 (人物)|ネオジャパン}}<br />
| 役職 = [[役職::ガンダムファイター]] <br />
| 特技 = 武道([[流派東方不敗]])<br />
}}<br />
'''ドモン・カッシュ'''は『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の[[主人公]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
ネオジャパンの[[ガンダムファイター]]。コロニー格闘技の覇者にして[[シャッフル同盟]]「キング・オブ・ハート」の称号を持つ。<br />
少年時代のドモンは周囲から優秀な兄・キョウジと比べられ、劣等感を抱えた暗い少年だったという。そんな日々に耐えかねてシャトルに密航する形で家出を試みるも、不幸にもシャトルを武装した宇宙海賊にハイジャックされ、窮地に立たされてしまう。しかし、そこに居合わせた格闘家の圧倒的な武を以て助け出され九死に一生を得る。その格闘家こそドモンが師と仰ぐことになる伝説の格闘家[[東方不敗マスター・アジア]]であった(『超級!』では、家族と共に訪れたギアナ高地で一人はぐれて、ピューマに襲われそうになったところを東方不敗に叱咤激励されてピューマを倒したことが弟子入りのきっかけとなっている)。<br />
<br />
10歳の頃から東方不敗マスター・アジアに師事して[[流派東方不敗]]を学んでいたが、10年間の修行を終え自宅に戻ったとき、母は死に、兄・[[キョウジ・カッシュ]]は[[デビルガンダム]]を奪って逃走、父は責任を問われ永久冷凍刑になっていた。父の汚名を晴らすために、ネオジャパン代表のガンダムファイターになり、地上へ逃亡したデビルガンダムを追って大会に参加した。最終的にはデビルガンダムを討ち果たして第13回大会の優勝者となり、またパートナーのレインと結ばれるという大団円を迎える。<br />
<br />
しかしそこに至る道は決して平坦なものではなく、苦難の連続であった。まず、戦いに至る過程が上述の通り悲劇的である上、自分の家族をバラバラにした元凶であるウルベに騙されて[[地球]]に逃げ延びた兄を両親の仇と思い込まされ、彼とデビルガンダムへの憎しみを戦いの糧として地球へ赴き、兄弟同士で争いあうこととなる。また、新宿において最も尊敬する人物であった師匠・東方不敗と再会するも、彼の変貌を目の当たりにしたドモンは師とも拳を交えざるを得なくなる。最終的には実の兄であるキョウジとそのクローンである[[シュバルツ・ブルーダー]]、そして師である東方不敗をも自身の拳で葬りさることになってしまう。<br />
<br />
しかしそんな彼も[[ガンダムファイト]]の戦いの中で、多くの仲間と出会い、友情を育みながら成長していく。最初はその境遇のひどさから無口で粗暴な面が目立っていたが、シャッフル同盟の仲間の支えやシュバルツの教えもあり精神的な成長を遂げ、ギアナ高地での修行では[[明鏡止水]]の境地を会得。怒りと憎しみで戦うことの愚かさを理解したドモンは、その手にかける直前ではあったものの、兄と師の真の想いを受け止め、和解に至っている。<br />
<br />
元々彼は熱い正義感を持つ漢であり、他人から助けを求められた時は断るような素振りを見せつつも、結局助けてしまうような情に厚い性格である。そのため、当初から非社交的な性格にもかかわらず他の[[シャッフル同盟]]のメンバーからも意外と頼りにされており、これらの一連の過程を経て成長を遂げた後には、名実共に同盟のリーダー格となった。<br />
<br />
また、デビルガンダムに取り込まれたレインを救い出すために敢行した、ロボットアニメ史に残る劇的な[[告白シーン]]に代表されるように、叫びの一つ一つが熱いことでも有名。<br />
<br />
ファイティングスーツは黒地のシンプルに胸部に日本の日の丸のマークが描かれた物を着用。怒りのスーパーモード発動時には赤色に、明鏡止水発動後は金色になる。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
参戦初期の作品では基本的に原作をなぞる展開が多い。概ね、「[[デビルガンダム]]に関する情報と引き換えに戦力を提供する」といった流れになる。序盤は上記の未熟で粗暴かつ自分勝手な性格から色々と問題を引き起こしつつも、その後はマスターとの激戦や修行といった原作通りの重要イベントを経つつ、他作品のキャラクターとのクロスオーバーも経ながら人間的に成長していくといった描写が多くなっている。<br />
<br />
『[[スーパーロボット大戦R|R]]』や『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』、『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』のように原作終了後という設定で登場するケースも多く、その場合は大概は他組織(主にオリジナル勢)によって復活し、利用されている[[デビルガンダム]]を倒すために参入するという展開になっている。この際には既に精神的に成長を遂げており、かつ武闘家としての実績を備えた状態での登場となるため、後進に道を示す人生の先輩としての落ち着きを備えており、原作をなぞる展開の場合とは対照的な性格になっている。<br />
<br />
どちらの場合でも原作での年相応なコミカルな面は押さえられており、顔グラフィックも仏頂面や怒り、叫び面ばかりが多く笑顔も不敵な感じのものとなっている。<br />
子供に好かれるのは原作通りだが、コミカルな面が抑えられている影響で決勝リーグなどで見せた柔らかい接し方は少なく、ぶっきらぼうな態度が多い。<br />
<br />
なお、作品によってはマスター・アジアが味方として復帰し、師匠との和解・共闘が実現する場合もあるので、ある意味SRWで救われた人物の一人であるともいえる。<br />
<br />
=== [[旧シリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦G]]<br />
:初登場作品。石破天驚拳を修得する為にはイベントを発生させる必要があるが、修得すればラスボスを一撃で倒すことも可能。またドモン本人が[[生身ユニット]]としても登場するが、イベント内のみの出演で、戦闘はしない。<br />
;[[スーパーロボット大戦F]]<br />
:スーパー系ルートでは序盤で仲間になり、[[デビルガンダム]]との遭遇で一時離脱する(その後はリアル系と共通)。仙台で[[東方不敗マスター・アジア|マスター・アジア]]と出会った際に演武デモが流れ、その後は共に生身で[[機械獣]]と戦っている。それ以外にも超級覇王電影弾のデモが用意されているなど、イベントが豊富である。<br />
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]<br />
:石破ラブラブ天驚拳他多数のデモが用意された。二日酔いになるイベントがある。少々猪突猛進な点があり、レインが艦を降りたと聞き脱走を試みてシンジに諭される一幕も。<br />
:シャイニングガンダムからゴッドガンダムへの乗り換えは本作で実現。[[2回行動]]の習得レベルも現実的なものであり、ハイパーモードが発動すれば十分な活躍が見込める。また、地上編に限り彼のレベル次第で師匠を仲間にすることが可能。詳細は[[隠し要素/F・F完結編]]を参照。<br />
<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』には登場していなかったが、リメイクに伴いナデシコと共に追加参戦。本作では[[集中]]を覚えず[[見切り]]習得も遅め、更に乗機がさほど強くないので第1部では苦労する。ちなみに、さり気なく据え置き機では本作でしか見れない戦闘シーンや合体技がある。新規音声が収録されているが、以前のものより声が少し高くなっている。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦A]]<br />
:ゲーム序盤に地球に降下してきたデビルガンダムを追って現れ、情報提供と引き換えに[[ロンド・ベル]]に協力することに。『[[闘将ダイモス]]』の主人公・[[竜崎一矢]]とは同じ格闘家として絡みが多く、当初こそ[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]に恋い焦がれる一矢を批判して喧嘩になったが、自身の精神的な成長もあり、良き友人となる。<br />
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]<br />
::格闘、技量、防御が高く、さらにスーパーモード時は能力が上がる。<br />
::エースボーナスは「気力上限200」という、彼の初参戦作品である『[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]』を再現した能力になっている。<br />
;[[スーパーロボット大戦R]]<br />
:過去編からの登場。同じ声繋がりか、『[[機動戦艦ナデシコ|ナデシコ]]』の[[白鳥九十九]]を銃弾から守るシーンがある(このため九十九は、本作では無条件に生存する)。<br />
:[[信頼補正]]に恵まれており、Gガンダムの全てのキャラとデフォルトで信頼ポイントが100である。<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:相変わらず[[格闘]]、[[技量]]が突出している。ただし、本作のGガンダム系のユニットは総じて「スーパー系の運動性にリアル系の装甲」と言われるような[[能力]]値のため、結果ドモン自身も使い勝手が悪い。<br />
:他作品との絡みも[[Dボゥイ]]と絡むぐらいで少ない。<br />
:その一方、九十九の提案で行われた上映会で[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]を見た時には感動していたり、ガイが復帰しない場合にガイが言うはずだった台詞の一部をドモンが担当したり、一回だけだがイザークとの[[戦闘前会話]]が用意されているなど、声優ネタが散見される。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦T]]<br />
:今回も原作終了後。『IMPACT』以来17年ぶりに音声が新規収録されている。<br />
:序盤から加入し、実質的に'''部隊のリーダー格として描かれる。'''自身の経験故に[[テンカワ・アキト|アキト]]や[[ヴァン]]など復讐に生きる男たちに対してかつての自分を重ね、その行方を見守り導きながら、彼らによって自分もまた迷いを乗り越えていく。度々現れる東方不敗の真意を掴んだ時、ガンダム・ザ・ガンダムたる自分に課せられた使命を自覚。師と共に拳を打ち合い、全宇宙に『真のガンダムファイト』を届けた。<br />
:エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「格闘アップ」。<br />
:[[闘争心]]EXを修得させた上で、[[ファクトリー|フォースブースト]]、ドモンの[[エースボーナス]]とゴッドガンダムのカスタムボーナスが全て噛み合うことで、出撃時に気力150になる。その為、強化パーツ「プラーナコンバーター」との相性が抜群に良い。攻撃力が高くボスキラーに適していることもマッチしている。気力限界突破を修得させると更に良いだろう。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[新スーパーロボット大戦]]<br />
:声が入り、戦闘時に[[カットイン]]が入るようになった。本作はドモンが[[魂]]を覚える数少ない作品なのだが、残念なことにシャイニングフィンガーもゴッドフィンガーも石破天驚拳も遠距離武器扱いなので、その高い近距離攻撃力を全く活かせない。機体性能と本人の命中回避の数値は高いので、[[集中]]をかけて突っ込み、雑魚を蹴散らす切り込み隊長として扱う戦法が効果的(もっとも、雑魚相手なら集中はさほど必要ないと思われる)。能力が高いのは前述の通りだが、海マップと[[SPT]]だけは注意しよう。なお、前述の喉の酷使の影響からか、この作品でのドモンの声には若干のかすれが聞いて取れ、声の似た別人のようにも聞こえる。<br />
:;[[新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク]]<br />
::フリーバトルに登場。<br />
;[[スーパーロボット大戦64]]<br />
:ほぼ原作通りなので『[[スーパーロボット大戦F|F]]』などと同じ。本作ならでは見所は[[衝撃のアルベルト]]などとの生身一騎討ち。また[[ブラッド・スカイウィンド|スーパー系男主人公]]でプレイするとライバルとの一騎討ちに邪魔立て無用と[[マーチウィンド]]の面々に釘を刺す場面も。原作途中であるが、ホーロー虫の話をして、レイン及びシャッフル同盟から突っ込まれるコミカルな場面も。全員ランタオ島での戦いでは彼がマスターに止めを刺さないと、師匠の真意が最後まで分からず呟く。終盤の[[デビルアクシズ]]との戦いでは、突入隊として出撃する。<br />
;[[スーパーロボット大戦MX]]<br />
:原作終了後の設定で登場。[[熱血]]を覚えるのが早く、[[ゴッドガンダム]]の火力も高い事から、中盤のボスキラーとして活躍する。『[[スーパーロボット大戦A|A]]』と同様にダイモスの[[竜崎一矢]]と絡みがあり、双方とも原作終了後設定の故か、既に良き友人・[[ライバル]]となっている。また、過去のデビルガンダム事件で傷を負った[[ヒューゴ・メディオ|ヒューゴ]]を気遣ったり、自分に憧れる[[出雲銀河|銀河]]を時に叱咤し、時に導く良き兄貴分となるなど、人間的に大きく成長した姿を見せた。音声の新規収録が行われていないため、[[支援攻撃]]や「石破天驚ゴッドフィンガー」などの台詞は過去の台詞や[[DVE]]などを編集したものになっている。「シャッフル同盟拳」の音声は今作で初披露された。<br />
;[[スパロボ学園]]<br />
:[[ゴッドガンダム]]のパイロットデータとしての参戦。なお、本作ではGガン枠は彼のみである。<br />
;[[スーパーロボット大戦NEO]]<br />
:原作終了後の設定で登場し、デビルガンダム事件終結後に表舞台から姿を消して[[DG細胞]]の行方を追っているという設定。今作のGガン枠は彼一人であり、シャッフル同盟やレインはプレイヤー部隊とは別行動で戦っている。<br />
:DG細胞を利用しようとしている[[エルンスト機関]]を危険視しているほか、DG細胞同様に人の手に余る[[ゲッター線]]も危険視して[[早乙女研究所]]まで足を運び、同じく格闘家の竜馬と親交を深めたりもしている。<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:[[シャイニングガンダム]]、[[ゴッドガンダム]]に搭乗。<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]<br />
:第二章から登場。原作終了後の設定で登場し、レインと結婚したことが語られるが、DG細胞の行方を追うためにコネクトのエージェントとなりドキドキスペースへと赴いている。常人では意思の疎通が不可能な[[ミューカス]]の殺意を感じ取る場面も。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:2016年5月から追加参戦。本作では師匠にやや存在感を食われている節があるが、イベントでの登場頻度や原作再現は割と多い。<br />
:2018年3月のイベント「帝都遙かなり」にてΩスキル搭載のゴッドガンダムが登場。演出で喋るようになった。<br />
:同年7月のイベント『銀河を創る想像力!』において、'''ことぶきつかさ氏による[[漫画]]「いけいけ!僕らの[[機動戦士Vガンダム|Vガンダム]]」収録の「アッガイファイト」について触れられていると思しきモブの台詞がある'''。<br />
<br />
=== 関連作品 ===<br />
;[[スーパーヒーロー作戦]]<br />
:デビルガンダムを破壊するためひたすらに追い、目的を同じくするイングラム達とも協力せず過去に飛ばされても1機で追い続けたが、レインに諭され協力することに。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
ここでは[[生身ユニット]]としてのドモンについて解説する。<br />
<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;パンチ<br />
:<br />
;キック<br />
:<br />
;突進<br />
:<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[陸]]<br />
:<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;SS<br />
:<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
[[格闘]]及び[[技量]]・[[防御]]が高い。反面、[[命中]]・[[回避]]はガンダム系パイロットにしては低めであった。しかし、近年ではバランス調整がされ、通常のガンダム系パイロットに近くなってきている。<br />
<br />
また、他のシャッフル同盟及びマスター・アジアにも同様のことが言えるが気力が規定まで上がると'''[[スーパーモード]]'''(または、'''[[ハイパーモード]]''')になり、全能力が底上げされる。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
[[集中]]、[[熱血]]、[[気合]]など有用なものを揃える。そして、原作最終回の告白を反映してか、最後に[[愛]]を修得することが多い。なお[[愛]]の採用されていない『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』や『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では、「流派東方不敗は王者の風よ!」ということからか[[追風]]を覚える。<br />
<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]<br />
:'''[[ド根性]]、[[熱血]]、[[必中]]、[[気合]]、[[集中]]、[[愛]]<br />
:この他、イベントでのみ自分に[[補給]]を使用する。<br />
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦64|64]]<br />
:'''[[熱血]]、[[ひらめき]]、[[気合]]、[[加速]]、[[集中]]、[[愛]]<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]<br />
:'''[[ド根性]]、[[加速]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[見切り]]、[[愛]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]、[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]<br />
:'''[[根性]]、[[ひらめき]]、[[集中]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[愛]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[根性]]、[[集中]]、[[不屈]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[愛]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[ド根性]]、[[集中]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[愛]]'''<br />
;[[新スーパーロボット大戦|新]]<br />
:'''[[熱血]]、[[集中]]、[[加速]]、[[ド根性]]、[[気合]]、[[魂]]<br />
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]<br />
:'''[[集中]]、[[気合]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[加速]]、[[愛]]<br />
;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[愛]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]<br />
:'''[[熱血]]、[[気合]]、[[追風]]、[[集中]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]<br />
:'''[[気合]]、[[熱血]]、[[追風]]、[[不屈]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]<br />
:'''[[熱血]]、[[不屈]]、[[ド根性]]'''<br />
:;パイロットパーツ装備時<br />
::'''[[直感]]、[[不屈]]、[[激闘]]'''<br />
:;最終決戦版<br />
::'''[[気合]]、[[愛]]、[[激励]]+'''<br />
;[[スーパーロボット大戦T|T]]<br />
:'''[[不屈]]、[[直感]]、[[加速]]、[[気迫]]、[[魂]]、[[愛]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦64|64]]<br />
:'''[[切り払い]]L7'''<br />
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]<br />
:'''[[明鏡止水]]、[[底力]]L9、[[闘争心]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A|A]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[切り払い]]L6、[[カウンター]]L6'''<br />
;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[切り払い]]L6、[[カウンター]]L6、[[インファイト]]L9'''<br />
;[[スーパーロボット大戦R|R]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[防御]]L3、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L1、[[カウンター]]L5'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[カウンター]]、[[スーパーモード]]、[[明鏡止水]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L1、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[新スーパーロボット大戦|新]]<br />
:'''[[明鏡止水]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]<br />
:'''[[明鏡止水]]、[[底力]]L9、[[切り払い]]L9、[[支援攻撃]]L4'''<br />
;[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]、[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]<br />
:'''[[明鏡止水]]、[[底力]]、[[闘争心]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦T|T]]<br />
:'''[[明鏡止水]]、[[底力]]L7、[[闘争心]]L3、[[見切り]]L2'''<br />
:明鏡止水は第30話まで「???????」と表示される。<br />
<br />
=== [[エースボーナス]] ===<br />
;[[気力]]上限200<br />
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』で採用。<br />
;気力(初期気力+5、気力最大値+10)<br />
:『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』、『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』で採用。<br />
;出撃時に気力+10、特殊スキル「明鏡止水」発動時、格闘武器の与ダメージ1.1倍<br />
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。明鏡止水の解禁までは効果の半分が死んでいる。<br />
<br />
== パイロットBGM ==<br />
;「FLYING IN THE SKY」<br />
:前期OPテーマ。歌詞の中に「永久(とわ)」というフレーズがあるが、後期EDテーマの「君の中の永遠(えいえん)」に同じ意味で使われている。前期が悲しい過去へのドモン、後者が愛を誓う未来のドモンという対照的に扱われている。製作スタッフが曲作りに予め打ち合わせたと思われる。<br />
;「燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて」<br />
:決め技「シャイニングフィンガー」での選曲。ヴァイオリンとの旋律によりドモンの過去を引き立たせる熱い曲。<br />
;「Trust You Forever」<br />
:後期OPテーマ。歌詞はこれまでのドモンの歩みを振り返ると共に、多くの仲間との出会いを経て、人間的に成長したドモンのことを歌っている。ポップス系で前期とは印象が違う。<br />
;「我が心 明鏡止水~されどその掌(て)は烈火の如く」<br />
:決め技「ゴッドフィンガー」での選曲。此方はポップス系で纏めており、一段とテンションが上がる熱い曲。<br />
;「最強の証~キング・オブ・ハート」<br />
:次回予告やドモンが相手との対峙の際の選曲。<br />
;「勝利者達の挽歌」<br />
:第24話で流れた[[シャッフル同盟]]との共闘での選曲。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
=== 家族 ===<br />
;[[キョウジ・カッシュ]]<br />
:兄。彼が[[デビルガンダム]]に操られていたことは終盤まで気付かなかった。<br />
;[[ライゾウ・カッシュ]]<br />
:父親。永久冷凍刑に処されていたが、後に解放されて対[[デビルガンダム]]戦でドモンにアドバイスをした。<br />
;ミキノ・カッシュ<br />
:母親。作中では故人。雰囲気や風貌がレインに酷似している。SRWでは未登場だが『[[スーパーヒーロー作戦]]』に登場している。<br />
<br />
=== ネオ・ジャパン ===<br />
;[[レイン・ミカムラ]]<br />
:幼馴染みで、[[ガンダムファイト]]におけるパートナー。ドモンの不在時にはガンダムを操縦することもある。初期の頃は何かと喧嘩が絶えず紆余曲折をたどるが、最後は告白によって見事に彼女のハートを射止めた。<br />
;[[ミカムラ博士]]<br />
:レインの父。シャイニングガンダムやゴッドガンダムの開発者。デビルガンダム事件に深く関わっており、その事を悔いてライゾウを冷凍刑から解放する等の贖罪を行った。<br />
;[[ウルベ・イシカワ]]<br />
:父の潔白を証明するために尽力してくれた味方に思えたが、真の姿は今回の事件を引き起こしカッシュ家を崩壊に追いやった黒幕。彼とミカムラ博士にキョウジが家族を裏切ったと騙され、デビルガンダムを手に入れる為の片棒を担がされていた。終盤で本性を現した彼に、ドモンは「死んでもらう」と発言するほど怒りを爆発させる。<br />
;カラト議長<br />
:SRW未登場。ネオジャパンのガンダムファイト委員長。俗物であり、戦績が振るわないドモンをガンダムファイト期間中でありながらルール無視でネオジャパンコロニーに連れ戻す等、当初はドモンにとって「自分の足を引っ張る敵より厄介な身内の獅子身中の虫」という扱いであったが、コロニーデビルガンダム始動時には市民の避難を最優先にするなど、人命の安全を第一に優先する主義を持つ側面があり、その事を知ったドモンから「案外いい首相になるかも」と称賛されている。<br />
<br />
=== [[ガンダムファイター]] ===<br />
;[[東方不敗マスター・アジア]]<br />
:ドモンの師匠であり、もう一人の父親とも言うべき存在。後に[[デビルガンダム]]の手先と知り袂を分かつが、互いに情を断ち切れずにいた。ガンダムファイト最終決戦では彼と戦い、勝利。死の間際に和解し、かつての師弟関係を取り戻した。<br />
:なお、SRWではフラグを満たせば生存することが多く、その場合仲間になりドモンとの[[合体攻撃]]が出来るようになる。<br />
;[[チボデー・クロケット]]<br />
:新生[[シャッフル同盟]]の一人。最大のライバル。決勝大会においてドモンと他の[[シャッフル同盟]]がバトルロイヤルで拳を交えることが決まると、ドモンとの決着を望む[[シャッフル同盟]]全員の総意を代弁した。<br />
;[[サイ・サイシー]]<br />
:新生シャッフル同盟の一人。彼から「アニキ」と慕われ、纏わりつかれる。決勝大会における対決では、シャッフル同盟の中で最もドモンを追い詰めた。<br />
;[[ジョルジュ・ド・サンド]]<br />
:新生[[シャッフル同盟]]の一人。ドモンとは当初こそ手段を選ばずガンダムファイトを仕掛けてきたため蔑視していたが、ファイト後は常に協力関係を築いており、お互い助け合うこともあった。<br />
;[[アルゴ・ガルスキー]]<br />
:新生[[シャッフル同盟]]の一人。生身では胸にドモンのパンチを受けてもビクともしないほど頑丈であり、返り討ちにされてしまった。ドモンとの[[ガンダムファイト]]で戦いに喜びを見出した。<br />
;[[シュバルツ・ブルーダー]]<br />
:ドモンを手助謎の男。その正体は[[DG細胞]]によって生み出された兄・キョウジのコピー[[アンドロイド]]。<br />
;[[アレンビー・ビアズリー]]<br />
:ゲームセンターでドモンと遭遇し、格闘ゲームで互角に渡り合う。その後彼女はドモンに恋心を抱くことに。が、ドモンにはレインというはっきりしたパートナーがいたため三角関係までは至らず。<br />
;[[キラル・メキレル]]<br />
:ガンダムファイト前に彼に暗殺されそうになるが、ドモンとのファイトにより改心する。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
;[[風雲再起]]<br />
:[[東方不敗マスター・アジア]]の愛馬。マスターの死後、ドモンに引き継がれる。<br />
;ベルチーノ警部<br />
:SRW未登場。ネオイタリア警察の警部でガンダムファイトを忌み嫌っているが、ガンダムファイトからローマの町を守ってくれたドモンには感謝していた。<br />
:『超級!機動武闘伝Gガンダム』では後述のハン老人のポジションも担う形で出番が増えており、ドモンから(あくまでも護身術程度としてだが)流派東方不敗を伝授されている。<br />
;[[マリアルイゼ]]<br />
:ジョルジュとのガンダムファイトを目論んだ際、利害が一致したため狂言誘拐を謀る。脅迫状がフランス語だったために見破られてはいたが。<br />
;ハン<br />
:SRW未登場。ジャンク船で孫たちと暮らしている老人。決勝戦の際、ネオジャパンの用意したホテルが気に入らないため、彼のジャンク船に下宿させてもらっていた。彼の助言に救われたこともある。スパロボに出てくるホーロー虫の話は、彼がドモンに助言する際に出てきたもの(ちなみにホーロー虫は彼のデタラメである)。<br />
;ミン、ホイ<br />
:SRW未登場。ハンの孫の姉弟。彼らにとっては兄貴分といえる態度で接していた。<br />
;アキノ曹長<br />
:SRW未登場。ネオジャパンのガンダムファイトスタッフ。レインがクルーを辞めた際、レインに代わりゴッドガンダムの整備を務めるが、ドモンは殆ど相手にしていなかった。<br />
;ユウゴ・カガミ<br />
:流派東方不敗を受け継ぐ弟子。SRW未登場。愛機は[[ゴッドガンダム]]の後継機と思われる「ハイパーゴッドガンダム」。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ====<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦R|R]]』では、[[ネオ・ジオン]]の[[ニュータイプ]]研究所に囚われた彼を救出するべく、[[シャッフル同盟]]のメンバーや[[ガロード・ラン|ガロード]]と共に、NT研へ潜入した。<br />
:『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では、[[デビルガンダム]]事件の時にガンダム連合の一員として参加していた設定(過去の話なので、残念ながらゲーム中ではその姿を見ることはできない)。寺田Pによれば、この時ガンダム連合には同作に参戦していない[[コウ・ウラキ]]や[[シロー・アマダ]]も参加していたとの事。<br />
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]」では、彼の戦線復帰を歓迎し、本調子を取り戻す為にガンダムファイトを行う。<br />
;[[カミーユ・ビダン]]<br />
:格闘技を得意としたり出自の家庭に問題を抱えた者繋がりなのか、絡みが非常に多い。<br />
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では、[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]と[[ロザミア・バダム|ロザミア]]両名が死亡してしまい、塞ぎ込んで暫くは出撃不能となってしまった彼を、ドモンなりの叱咤激励の意味で殴り合いを行い、彼を再起させた。<br />
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では、お互い強化人間の事で悩んで神経質になり揉めたりするも、息はピッタリであった。<br />
:『R』では、[[ネオ・ジオン]]の[[ニュータイプ]]研究所に囚われた彼を救出するべく[[シャッフル同盟]]のメンバーや[[ガロード・ラン|ガロード]]と共に、NT研へ潜入した。<br />
;[[バーナード・ワイズマン]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では[[G-3ガンダム]]と[[シャア専用ザク]]を入手した事で大はしゃぎする彼の喜びように若干、引き気味ながらも苦笑する。<br />
<br />
==== アナザーガンダムシリーズ ====<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:『[[新スーパーロボット大戦|新]]』では彼と[[ガンダムファイト]]をする事に。<br />
;[[ルクレツィア・ノイン]]<br />
:『R』では、[[GEAR]]本部のある星見町付近に[[デビルガンダム]]がいたのに、すぐ情報をキャッチできなかった[[プリベンター]]の情報収集能力の甘さをプリベンターのメンバーである彼女に皮肉った。<br />
;[[カーンズ]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では彼が[[デビルガンダム]]事件の黒幕であるため、仇敵である。<br />
;[[ザイデル・ラッソ]]<br />
:『R』では、[[マイクロウェーブ送信施設]]で彼と遭遇した際に、自分達に銃を向けた彼から銃を取り上げた。<br />
;[[D.O.M.E.]]<br />
:『R』では、[[マイクロウェーブ送信施設]]で彼から師に非道な行いをした[[デュミナス]]に「悪意がない」という事を伝えられ激昂した。<br />
<br />
==== ガンダムSEEDシリーズ ====<br />
;[[イザーク・ジュール]]<br />
:中の人繋がり。『[[スーパーロボット大戦J|J]]』で共演。同作ではほとんど絡まないのだが、『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』や『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』ではドモンを意識した台詞がいくつか見られる。また、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では頻繁に[[ガンダムファイト]]ネタを振られていた。<br />
;[[ムルタ・アズラエル]]<br />
:『J』では[[デビルガンダム]]事件の元凶が[[ブルーコスモス]]であるため、ある意味仇敵でもある。また、[[火星]]の人間や[[異星人]]の混血児を[[コーディネイター]]と同類と言い放つ彼をガキ呼ばわりして彼の怒りを買う。<br />
<br />
==== その他ガンダムシリーズ ====<br />
;[[イオリ・セイ]]、[[レイジ]]<br />
:『X-Ω』のイベント「銀河を創る想像力!」では彼らとガンダムファイトを繰り広げ、シナリオ終盤には[[アンチスパイラル]]との決戦に駆け付ける。<br />
;[[コウサカ・チナ]]<br />
:『X-Ω』のイベント「銀河を創る想像力!」ではかつて彼女とガンダムファイトで引き分けた仲であり、彼女との再戦に闘志を燃やしている。また、彼女からは「ドモンくん」と呼ばれている。<br />
;[[ラルさん]]<br />
:『X-Ω』のイベント「銀河を創る想像力!」では旧知の仲。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[ケーン・ワカバ]]<br />
:『MX』では[[京都]]にてマイヨとの面会に臨む彼をベガと共に護衛し、撤退の際には共に[[ワルキューレ (電童)|ワルキューレ]]に同乗。<br />
;[[マイヨ・プラート]]<br />
:『MX』では[[京都]]にてケーンやベガと共に彼と対面し、彼の動揺を読み取った。彼の信念を認める場面もある。<br />
;[[アオイ・ワカバ]]<br />
:『A』では、[[ギガノス帝国]]に捕えられていた彼女が[[レイン・ミカムラ|レイン]]と面識があったため、レインが彼女に漏らしていた苦悩を彼女から伝えられ、[[デビルガンダム (最終形態)|デビルガンダム]]に生体コアとして取り込まれたレインが、心を閉ざし自分を避ける真意を知る。<br />
;[[テンカワ・アキト]]、[[ミスマル・ユリカ]]<br />
:『R』では、[[かぐらづき]]で[[木連]]との和平交渉の会見が行われるに当たって、地球側の代表である[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の護衛として彼らと同行する。<br />
:『T』においてはアキトが親友の一人となり、復讐鬼と化した彼にかつての自分の姿を重ね、対北辰に対する戦法を伝授。実質的に弟子ともいえる人物になった。<br />
;[[ホシノ・ルリ]]<br />
:『MX』では彼女とベガと共に[[アマテラス]]に赴く。そして[[ワルキューレ (電童)|ワルキューレ]]に同乗。<br />
;[[ダイゴウジ・ガイ]]<br />
:中の人繋がり。何度か共演し、作品によっては尊敬されることも。<br />
;[[白鳥九十九]]<br />
:やはり中の人繋がり。『R』では彼の窮地を救った。<br />
;[[タカスギ・サブロウタ]]<br />
:『MX』ではデビルガンダム事件でのドモンの告白に感動していた。<br />
;[[北辰]]<br />
:『R』では、和平交渉の場で本性を現し、生身で襲い掛かってきた彼と刃を交える。ちなみに[[東方不敗]]を生存させると超級覇王電影弾で北辰たちを圧倒する。<br />
;[[草壁春樹]]<br />
:『R』では九十九目掛けて草壁が放った凶弾を掴み、'''投げ返す'''という衝撃的かつファンの溜飲を盛大に下げてくれる神業で草壁を撃退する。<br />
;[[ブールーズ・ゴウト]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』ではコネクトに雇われた彼にドキドキスペースまで運んでもらっている。また、[[デスアーミー|化け物]]が現れても逃げずにドモンの帰還を待っていた彼に感心し、信頼のおける相手と認めて「DG細胞の噂を調べて自分に報告してほしい」を依頼している。<br />
;[[ゲイナー・サンガ]]、[[レントン・サーストン]]<br />
:共にドモンと同じく想い人に一世一代の愛の告白をした事で有名な他作品の主人公たち。<br />
:『X-Ω』のイベント「轟き叫べ!愛の名を!」では三人揃ってどこかへ行ってしまった想い人達を捜して行動を共にしており、シュバルツの助言を受けて共に修行をしたり、サッカーに興じたりしながら想い人を捜し続け、最終的には三人揃って再会が叶う。<br />
;[[エウレカ]]<br />
:『X-Ω』のイベント「轟き叫べ!愛の名を!」ではデビルガンダム事件の終結以来、彼女から「恋愛の伝道師」と呼ばれ尊敬されている。<br />
;[[エンブリヲ]]<br />
:『X-Ω』のイベント「永遠の歌に花束を」にて敵対。太正時代の帝都を向かおうとする彼を阻止しようとするが彼に痛覚を50倍に操作される責め苦に苦しめられ、[[イヌイ・アサヒ|アサヒ]]、[[ツナシ・タクト|タクト]]、[[ソゴル・キョウ|キョウ]]達と共に次元の狭間に幽閉されてしまうが、シナリオのクライマックスに脱し帝都でのエンブリヲとの決戦に駆け付ける。<br />
;[[ジョルディ・ボーダー]]、[[ダバ・マイロード]]<br />
:『X-Ω』のイベント「男よ、その手でつかめ!」では[[マーダル軍]]や[[レナード・テスタロッサ|レナード]]達を相手に共闘。宗介やガロードも交えて、自分と同じように愛する女性を助け出す為に戦う彼らを人生の先輩として引っ張っていく。<br />
<br />
=== スーパー系 ===<br />
==== ダイナミック系 ====<br />
;[[兜甲児]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦F|F]]』では序盤からの付き合いになり、仲が良い。<br />
;[[デューク・フリード]]<br />
:『MX』では自軍入りした[[牧葉ひかる|ひかる]]への対応や、[[モルス|親友]]との戦いに迷いを見せる彼へ助言し、覚悟を促す。<br />
;[[バレンドス親衛隊長]]<br />
:『MX』での決戦時、親友同士を戦わせるという彼の姑息な姦計に、かつての[[ウルベ・イシカワ|ウルベ]]と同質の卑劣さを感じ、激怒する。<br />
;[[神隼人]]<br />
:『MX』に於ける[[百鬼帝国]]との最終決戦では、先んじて[[科学要塞島]]内部に侵入していた彼と合流し、[[ロム・ストール|ロム]]を交えた3人で中枢部の破壊活動を行う。<br />
;[[流竜馬 (OVA)]]<br />
:『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』では同じ格闘家という事もあり、彼と友人同士となっている。彼はドモンと手合わせしたいと願っていたが、その時ドモンは早乙女博士に[[ゲッター線]]の危険性について問い詰める事で頭がいっぱいだった為、その申し出を断ってしまい、対決は実現せず。彼の拳を本物と認めており、彼を『竜の戦士』と称する。<br />
:『T』では実はガンダムファイト日本代表を争う間柄だったが、彼の投獄により彼とのガンダムファイトはご破産となってしまっていた。<br />
;[[神隼人 (OVA)]]<br />
:『NEO』では場合によってはゲッターを止めると宣言した際、彼に殴りかかられるも、その拳を受け止める。<br />
;[[早乙女博士 (OVA)]]<br />
:『NEO』では[[ゲッター線]]を危険視して彼に対して問い詰めるも、上手く答えをはぐらかされてしまう。<br />
<br />
==== その他のスーパー系 ====<br />
;[[コロス]]<br />
:『A』では、メガノイドとの最終決戦で、彼女が自分たちだけでなく[[木連]]も相手にしなければならないと息巻いて正念場だと腰を据える彼女を見て、他のメガノイドとは格が違うという事を一目で見抜いた。<br />
;[[コマンダー・ミレーヌ]]<br />
:『A』では、[[メガノイド]]を言うに事を欠いて「'''ガラクタ'''」呼ばわりして挑発した事で、彼女を激昂させる事に。<br />
;[[竜崎一矢]]<br />
:『A』と『MX』で共演。ともに愛に生きる格闘家繋がり故に良き友人、良きライバルといった感じの関係。ただ、原作初期の雰囲気があった『A』序盤では刺々しい関係であり、殴り合いとなる。逆に原作終了後の『MX』では一矢達の初登場の際、彼らがピンチに陥っていたところにドモンが駆けつけるというシチュエーションだった。ちなみに一度戦った際は引き分けたらしい。<br />
;[[三輪防人]]<br />
:『A』では初めて彼と出会った際に、ブライトがドモンを「コロニーから駆けつけてくれた有志」と嘘の紹介をした為、大喜びしてドモンを激励してくれた。<br />
;[[アラン・イゴール]]<br />
:『J』では彼から[[ゴッドガンダム]]を届けられている。<br />
;[[ロム・ストール]]<br />
:『IMPACT』と『MX』で共演。IMPACTでは絡みはあまりないが、『MX』では意気投合し、[[百鬼帝国]]との最終決戦では[[神隼人|隼人]]を交えた3人で暴れまわった。<br />
;[[バグ・ニューマン]]<br />
:『IMPACT』では彼の揮う天空宙心拳・電磁毒手刀について詳細を知っていたらしく、その旨を皆へと解説する。<br />
;[[碇シンジ]]<br />
:彼に対して兄貴分として接することも多い。『F完結編』ではレインを追う為に脱走しようとした際、彼に諭される場面も。『MX』でもロムと共に彼の成長を認めて後押ししている。<br />
;[[衝撃のアルベルト]]<br />
:『64』では彼と生身で死闘を演じる場面も見られる。アルベルトの側はライバルの[[東方不敗マスター・アジア|マスター・アジア]]の弟子であるドモンの実力を認めている。<br />
;[[ギル・バーグ]]<br />
:『IMPACT』にて激突。一時は彼の戦士としての誇りにシンパシーすら感じていたが、それが単なる逆恨みに裏打ちされたものである事を知った時には、その矮小なプライドを容赦無く斬り捨てた。<br />
;[[アイザック・ゴドノフ]]<br />
:『NEO』にて[[早乙女研究所]]の用心棒として雇われた際、[[DG細胞]]の情報と交換で[[ゲッター線]]の情報を提供する。<br />
;[[出雲銀河]]<br />
:『R』と『MX』で共演。一ファンとして尊敬されており、困惑していた。が、銀河達が誘拐された際は真っ先に救出に行く事を表明している。<br />
;[[ベガ]]<br />
:『MX』では彼女と共にケーンやルリの護衛に赴く場面もあり、彼女の[[ワルキューレ (電童)|ワルキューレ]]に二度同乗している。<br />
;[[吉良国進]]<br />
:『MX』ではデビルガンダム事件でのドモンの告白に感動していた。<br />
;[[アルテア]]<br />
:『R』では、[[アルテア#スパロボシリーズの迷台詞|彼の指摘]]に対して、唯一反論していた。『MX』では洗脳されていた頃の彼とは[[ライバル]]関係で、彼の洗脳が解けた後もお互いを認め合う関係である。<br />
;[[Dボゥイ]]<br />
:『J』で共演。共に家族を討つ宿命を持つ繋がりで、「たとえミユキを失い、家族を敵に回すとしても戦う事をやめてしまったら生きてはいられない」と評し、後に記憶を失ってなおもラダムとの戦いを望む[[Dボゥイ]]の覚悟を汲んで後押しする場面がある。<br />
;[[アデュー・ウォルサム]]<br />
:『NEO』にてグラチェスに敗北した彼を立ち直らせ、その後は打倒グラチェスを決めたアデューの特訓に付き合っている。<br />ちなみに、彼とは[[NEO]]で共演する以前に、あるドラマCDで共演した事がありレインとの新婚生活を邪魔された。『OE』では彼のミストロットを使って[[リューナイト・ゼファー|ゼファー]]を召喚しようとした。<br />
;[[マグナムエース]]<br />
:『NEO』では共に戦士としてもスポーツマンとしても誇り高い人物という事もあり、お互いを認め合う間柄となる。<br />
;[[竹尾ワッ太]]<br />
:『新』の地上編で、共に大空魔竜隊に同行する。この頃は他のメンバーには常に不愛想に振舞うドモンだが、彼とは一緒にゲームセンターに行くシーンがある。<br />
;[[大神一郎]]<br />
:『X-Ω』にて共演。ドモンも'''彼への信頼度が上がった'''人間の一人となっている。<br />
;[[神崎すみれ]]<br />
:『X-Ω』にて買い物につき合わされた上に、「赤と紫どちらの服がいいか」と聞かれるが…<br />
;[[桐島カンナ]]<br />
:『X-Ω』にて、互いに武術者という間柄なためか、良き稽古相手となる。<br />
;[[ヴァン]]<br />
:『T』における親友の一人。愛する女性のために復讐に自身の全てを捧げる彼を昔の自分と重ね、彼と共に戦いその復讐を助けると共に、時には友として、時には兄貴分として接していく。ドモンの生き様もまた彼に大きな影響を与えており、彼からは憧れの漢として尊敬の念も抱かれている。<br />
:『X-Ω』のイベント「愛の果てに…」でも共闘し、『Gガンダム』のストーリーが原作途中の時系列であるこちらではドモンが彼の生き様と愛に大きな影響を受ける事になる。<br />
;[[ラッキー・ザ・ルーレット]]<br />
:『T』にて敵対。かつてのレインへの一世一代の告白を彼に揶揄される。<br />
;[[ファサリナ]]<br />
:『T』ではカギ爪の男に与しレインを拉致した因縁の相手。<br />
;[[カギ爪の男]]<br />
:『T』では自身の師匠との間にも浅からぬ因縁を持ち、[[DG細胞]]とレインを野望のために利用しようと企てる因縁の大敵の一人。<br />
;[[デボネア]]<br />
:『T』ではデビルガンダム事件の真の元凶でもある因縁の大敵の一人。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[マサキ・アンドー]]<br />
:『第2次G』・『F』では[[サイバスター]]に同乗して目的地(『第2次G』では[[新宿]]、『F』では[[仙台]])に先行しようとするが、結局遠回りになってしまった。『F完結編』では[[ギアナ高地]]にて[[デビルガンダム]]に襲われた際、甲児と共にドモンの窮地に駆けつけている。<br />
;[[リュウセイ・ダテ]]<br />
:『新』や『スーパーヒーロー作戦』にて共演。時には彼に叱咤される場面もあった。<br />
;[[イングラム・プリスケン]]<br />
:『スーパーヒーロー作戦』にて共闘。<br />
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]<br />
:『スーパーヒーロー作戦』にて激突。[[デビルガンダム]]とウルトラ一族の力で超神ゼストとなった男。<br />
;[[ブラッド・スカイウィンド]]<br />
:同じ格闘家同士であり、拳で語り合う仲。彼が[[カーツ・フォルネウス|カーツ]]との一騎討ちに臨んだ際は仲間たちに「手出しは無用」と告げている。<br />
;[[エクセレン・ブロウニング]]<br />
:『IMPACT』では彼女はドモンのファンである。<br />
;[[ラウル・グレーデン]]<br />
:『R』では未来世界での事が原因でクワトロに殴りかかった彼を昏倒させ、制止した。<br />
;[[デュミナス]]<br />
:『R』では自分の目的の為にマスター・アジアを甦らせ、デビルガンダムのコアとして利用したデュミナスに対して怒りを露にした。<br />
;[[ヒューゴ・メディオ]]<br />
:『MX』では当初は過去の[[クライ・ウルブズ]]壊滅の一件から、本心ではドモンに非がない事を理解しつつも「ドモンがもっと早くデビルガンダムを片づけていたら」と一瞬内心多少の恨みを覗かせるが、それでもドモンがデビルガンダム事件によって数々の悲劇に見舞われた事も知っている為「ドモンを恨むのはお門違い」と怒りを表に出すことは無く、後にわだかまりも解けている。<br />
;[[アルベロ・エスト]]<br />
:ヒューゴ同様、過去の事である因縁がある。<br />
;[[エルデ・ミッテ]]<br />
:[[デビルガンダム]]と同種の存在と化した[[AI1]]を使い、己の歪んだ欲望を満たそうとする狂人。ドモンも彼女の歪んだ欲望と狂気を真っ向から否定した。<br />
;[[キャオス・レール]]<br />
:理由はどうあれ、[[DG細胞]]を利用しようとする彼女のやり方を、ドモンは認めなかった。しかし、彼女が自分の過ちを認めて反省し、謝罪した際には、ドモンも快く彼女を許している。<br />
;[[ラルヴァ]]<br />
:『NEO』において[[DG細胞]]を世界の破滅の為に用いようとした存在。最終決戦では、平穏な世界を築く為に全ての知的生命体を抹殺しようとする彼のやり方をかつて[[東方不敗マスター・アジア|師匠]]を論破した時と同じように論破し、否定した。<br />
;[[草薙征士郎]] <br />
:『OE』では武道を志す者として尊敬されており、ドモンも彼の実力を認めている。<br />
;[[サイゾウ・トキトウ]]、[[サギリ・サクライ]]<br />
:『T』では[[弓弦之助|弓首相]]の依頼を受けてドモンをサポートすべく[[火星]]に出向いており、いち早くドモン達の戦いに同行する。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== TV版 ===<br />
;「そこのお前! この男を知っているか?」<br />
:兄キョウジの写真を見せて尋ねる際のセリフ。『[[スーパーロボット大戦F|F]]』ではよりによって[[あしゅら男爵]]に尋ねる。<br />
;「出ろぉぉぉ! ガンダァァァァム!」<br />
:「○○○ガンダァァァァム!」の○の所は「シャイニング」、後に「ゴッド」に変わった。<br />
:『[[スーパーロボット大戦F|F]]』以降の音声付の作品では初登場時に、[[DVE]]で叫ぶ。『[[スーパーロボット大戦T|T]]』では専用グラフィックが付いた。<br />
;「俺のこの手が光って唸る、お前を倒せと輝き叫ぶ!」<br />
:必殺シャイニングフィンガーの前口上。第3話から登場し、第4話以降発動前の台詞として定着した。<br />
;「喰らえ! 愛と、怒りと、悲しみのぉ!!」<br />
:シャイニングフィンガーソードの前口上。意外にも「シャイニングフィンガーソード!」と叫んだのは初回のみ。以降は「シャイニングフィンガー」で通している。<br />
;「俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利をつかめと轟き叫ぶ!」<br />
:爆熱ゴッドフィンガーの前口上。決勝大会でのシャッフル同盟との直接対決では後半の台詞を相手が引き継ぐ。<br />
;「ヒィィィトォ! エンドッ!!」<br />
:爆熱ゴッドフィンガーで相手を爆砕する時の台詞だが、ゴッドスラッシュタイフーンや石破天驚ゴッドフィンガーの時にも叫んでいる。<br />
;「ガンダムファイト国際条約第1条! 頭部を破壊された者は失格となる!」<br />
:第1話。[[ミケロ・チャリオット]]の[[ネロスガンダム]]にシャイニングフィンガーを決めた瞬間に叫んだ。視聴者にガンダムファイトの何たるかを分かりやすく伝えた台詞。<br />
;「フッ……チボデー・クロケット、ナイスガイ」<br />
:第2話。チボデーとの戦闘後に彼を評して。<br />
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』ではブラッドに対して使われている。<br />
:『T』ではチボデーへの[[特殊戦闘台詞|特殊援護台詞]]に採用されている。<br />
;「男は負けた時の事は考えないモンだろ…」<br />
:第9話。ガンダムファイト3連覇を成し遂げたネオイングランドの英雄チャップマンに、単身ケンカを売るドモン。向こう見ずここに極まれり、といったところか。<br />
;「し、師匠……お会いしとうございましたぁっ…!」<br />
:師匠である東方不敗マスター・アジアと再会した際、号泣しながら。この時のドモンは母が殺され、父は冷凍刑、兄は両親の仇と思い込んでおり、泣きつく事が出来る相手がいなかったので師匠と再会出来たのが本当に嬉しかったのであろう。マスターの方もそんなドモンの心中を察してか、優しく「男子たるもの何を涙する?」と問いかける。それが師弟を別つものと知らずに…。<br />
;「でも、俺のシャイニングガンダムも強いですよ」<br />東方不敗「うん? こいつ、大きな口を叩くようになりおって!」<br />両者「あはははははは!」<br />
:マスターにクーロンガンダムを「古いものだがまだまだ使えるぞ」と見せられた際に。あまりのドモンの明るさに、レインも「あんなに楽しそうなの初めて」とやや複雑そうな様子を見せる。<br />
;「見損なったぜジョルジュ! 4人掛かりで狙い撃ちとはな! お前が誇りにする騎士道は、どこへ消えた!?」 <br />「サイ・サイシー! 少林寺の再興は、どうする気だ!?」 <br />「アルゴ! お前の海賊仲間は、見捨てる気か!?」 <br />「チボデー! 悪魔の手先になるのが、お前の夢だったのか!?」<br />
:DG細胞に洗脳されたガンダムファイター達を正気に戻すために問いかける。<br />
;「キョウジ…何がおかしい……何がおかしいぃぃッ!!」<br />「いいか!貴様のおかげで母は死に、父は冷凍刑!俺は貴様を追ってきてこのザマだ!貴様に笑われる筋合いは無い!俺は貴様を許せん…!貴様を叩き潰してやるッ!!」<br />
:第23話より、ギアナ高地に現れたデビルガンダムの傍らに立ち、高笑いを響かせるキョウジに対して。ドモンにとってデビルガンダムとキョウジは、家族を崩壊させたのみならず、師であるマスター・アジアを悪に染めた原因ともなったことで怒りが爆発した。<br />
;「肘打ちぃ!裏拳!正拳!とおりゃああああ!」<br />
:シュバルツのサポートで真のスーパーモードを体得し、再びマスターと対決して。手も足も出なかったそれまでと一転、拳の連打でマスターを滅多打ちにする。<br />
:SRWでは格闘戦での汎用戦闘台詞として採用。<br />
;「キョウジ…いや、兄さん!もう終わらせるよ…!」<br />
:マスターを退け、デビルガンダムと向かい合った際の台詞。憎んでいたキョウジを兄さんと呼び直すなど、わだかまりを清算しようとする様子がうかがえる。<br />
;「うるさい! あんたの都合なんか聞いていられるか! 俺はいつまでもあんたの弟子でなければ、オモチャでもない! 言いたい事があったらはっきり言ってみろォッ!!」<br />
:ギアナ高地にて、デビルガンダムを破壊され怒り狂うマスター・アジア。恨み節とともにドモンを打ちのめすが、ドモンはこれを上記の台詞で一蹴する。<br />
;「東方不敗…そのまま寝ていろ…!」<br />「お前と遊んでいるヒマはない!俺はネオホンコンへ…行くッ!!」<br />
:ギアナ高地編クライマックス。しぶとく再生し、行かせはせんとばかりに立ちはだかるマスターガンダムに対して。頭部を掴み地面に叩き付けつつ、バックファイアで引導を渡した。<br />
:スパロボでは『IMPACT』以降、「お前と遊んでいるヒマはない!」の部分が汎用台詞として採用されている。<br />
;「シャイニングガンダム…。すまない、時間が無いんだ…!」<br />「こうなったらイチかバチかだ…!このロープの反動を使えば!例え地球の裏側だろうと間に合うはずだ!…いけぇぇぇッ!!」<br />
:そのままの勢いで成層圏まで一気に飛翔し、地球に張り巡らされているリングロープの反動で一気に加速。ドモンは一路ネオホンコンを目指す。<br />
;「そう!シャイニングガンダムよ、俺とお前とゴッドガンダムは、正しく三位一体なのだ!」<br />
:第25話より。これまでのシャイニングガンダムの戦いを回想しつつ感謝を捧げ、そのデータと魂はゴッドガンダムに受け継がれた事を確信する。<br />
;「ならば!俺は宣言してやろう!お前に打ち勝つためにもリーグ戦を全勝で勝ち抜くと!」<br />
:生きていた東方不敗の「東西南北中央不敗」宣言に対し、言い返した全勝宣言。この台詞は蔑ろにされた他国のガンダムファイター達の闘志にも火をつける事になる。<br />
;「俺たち、友達だろ!?」<br />「心配するな。俺の身体は、そんなにヤワじゃない!」<br />「お前も今のうちに身体を鍛えておけ。そうすれば、今度こそガンダムを乗りこなせるかもしれないぞ!」<br />
:27話でコブラガンダムに勝った後、自分を騙してガンダムに無断搭乗したことを詫びるチャンとホイに語りかけたセリフ。彼らに高さを合わせて穏やかに語りかけ、主犯のチャンには助言を送るなど、ドモンの人間としての成長が見られた瞬間でもある。<br />
;「チボデー! お前が一度に10発のパンチを打つならば、俺は10体のガンダムになって受け止める!」<br />
:チボデーの新必殺技「豪熱マシンガンパンチ」を「分身殺法・ゴッドシャドー」で受け止めて言い放った台詞。Gガンダムだからこそ通用してしまう無茶苦茶な理屈のひとつ。<br />
;「なら…今楽にしてやろう! ヒィィィィィトォ!! エェェェェェェェェェェン…」<br />
:第37話のドラゴンガンダム戦にて。両腕を失い、ゴッドフィンガーを受けながらも死力を尽くして向かってくるサイ・サイシーに対して。直後にネオチャイナ総帥による水入りが入る。監督曰く「ドモンは本気でサイ・サイシーを殺そうとしている」とのこと。命を賭して戦う相手への格闘家としての礼儀とも言えるが、当時のムックには「大人気ない」と指摘されていた。ただヒート・エンドの「エンド」を長々と叫んでいる辺り、ドモンも無意識に悩んでいたのかもしれない。<br />
;「そんな……じゃあ俺はそんな事も知らずにこの一年間兄さんを追いかけていたなんて……」<br />
:シュバルツからデビルガンダム暴走の真相を明かされて。兄が全ての元凶と教え込まれていただけにショックを受ける。『超級!』ではこの場面で「レインを巻き込んでしまった事」や「多くのファイターを地獄に落としてまで戦ってきた事」を言及するなど、ドモンの絶望がより深いものになっていた。<br />
;「ならどうして!最初に出会った時に、本当の事を言ってくれなかったんだ!!」<br />
:事件の真相を知るシュバルツに泣きそうになりそうな顔で問い詰めて。もっともネオ・ドイツ所属であるシュバルツが事件の真相を語っても信用できるはずもなく、彼が仮面を外して素顔を晒していれば間違いなく怒りに任せて殴っていたのは想像に難くないが、『超級』だと初対面時に「兄さんじゃないのか?」と突っ込んでいたりする。<br />
;「あんた兄さんだ…間違いなく俺の兄さんだ!」<br />
:シュバルツが自分や父のために心を鬼にして正体を隠し続けていた事を知って。<br />
;「そんな…! 嫌だ!! ''僕には出来ない!!''」<br />
:デビルガンダムのコックピットに入ったシュバルツが、キョウジごと自分を吹き飛ばせと叫んだ時の台詞。普段の一人称は「俺」だが、この場面のみドモンの一人称が「僕」なのはドモンの声優、関智一氏のアドリブであり、台本には通常通り「俺」と書かれていたが、ドモンの心の弱さを表現するために採用された。ドモンは普段と家族に対する言葉遣いが異なるが、本来の彼の性格を表しているのかもしれない。<br />
;(…ッ!こ…これは…拳から深い悲しみが伝わってくる…東方不敗の拳が…拳が泣いている…!?)<br />「な、何故だ!?」<br/>(俺の心に悲しみが響く…そうだ…己の拳は己の魂を表現するものだと教えてくれたのはこの人だ…ならばぁ!これが東方不敗の魂の叫びなのか…!?)<br />
:ゴッドフィンガーとダークネスフィンガーがぶつかり合う中、右手の拳から東方不敗の意識が流れ込む。しかし、そこから感じられたのは悪意や欲望でもなく、すべてに絶望したかのような悲しみの感情だった。その真実を知ったドモンに動揺が広がる。<br />
;「…東方不敗、あんたは間違っている!」 <br />「何故ならばあんたが抹殺しようとする人類もまた、天然自然の中から生まれた物…いわば地球の一部! それを忘れて、何が自然の、地球の再生だ! そう、共に生き続ける人類を抹殺しての理想郷など…愚の骨頂!!」<br />
:地球の再生のために人類を滅ぼそうとするマスター・アジアに対してドモンが辿りついた答え。地球を愛するマスターに対してハッキリと「人類も地球の自然の一部」と言い切り、師を越えた初めての瞬間でもある。余談であるが、宇宙世紀のガンダムシリーズでシャアが提唱した「地球のために人類を一度粛清しなければならない」という考え方に対する、明確な答えとも言える。このセリフを聞いた時のシャアの反応が見たいものである。<br />
:また、これは深く見れば「Gガンダム」を監督した今川氏の師匠であり、ガンダムシリーズの生みの親でもある「逆襲のシャア」の製作した当時の富野由悠季氏の思想に対する、弟子の今川なりの返答だったのかもしれない。<br />
:『T』ではGガン原作終了後なのでシャアがこのセリフを直接聞くシーンはないが、逆シャアは原作終了前という時間軸を考えるとシャアがアクシズ落としを行なわず、人類の為にあえて悪役を演じて団結させようとしたのはこのセリフを聞いていたからなのかもしれない。<br />
;東方不敗「美しいな……」<br />ドモン「はい…とても美しゅうございます…!」<br />東方不敗「ならば!」<br />両者「流派・東方不敗は!」<br />ドモン「王者の風よ!」<br />東方不敗「全新!」<br />ドモン「系裂!」<br />両者「天破侠乱!」<br />両者「'''見よ! 東方は、紅く燃えている!!'''」<br />ドモン「……っ! …師匠? 師匠……! ぅぅっ、師匠ぉ…! 師匠ぉぉぉぉぉぉぉ!!」<br />
:第45話「さらば師匠!マスター・アジア暁に死す」のラストシーン。マスター・アジアとドモンが交互に発言し、最後は同時に地平線の彼方に昇る朝日を見つめて叫ぶ。ドモンの「人類も地球の一部」という言葉で自分の過ちに気付いたマスターと、師を越えながらも自分の手で葬ることになってしまったドモン。この言葉を最後に[[ガンダムシリーズ]]屈指の名キャラクターとなったマスター・アジアは舞台から去ることとなる。ハッキリ言ってGガンダム作中で'''最も熱く、最も泣けるシーン'''であり、見たことの無い人は必見。朝日に向かってドモンは号泣し、ラストカットには漢文で上記の台詞が添えられる。今川監督は製作時にこのシーンの絵コンテを切った際、「完」と書いてしまったという逸話が残っている。ドモンの「美しゅうございます…!」という台詞回しやBGM、そして彼の絶叫とともに道を違えた2人がそれぞれの考え方で守ろうとした美しい地球の夜明けの光景で〆られるなど、全てが熱い。<br />
;東方不敗『何がガンダムファイトだ! 何が理想的な戦争よ! 我が身を痛まぬ勝利が何をもたらす! 所詮はただのゲームぞ!』<br />ドモン「うっ、師匠の言う通りだ……ガンダムファイトとは一体何なんだ! 俺たちファイターがこの一年で得た物は何なんだ!」<br />
:優勝パレードで沸き立つ観客達を見て。マスター・アジアに対し答えを出したドモンだが、他人の功績や周囲の熱で浮かれ、他者の痛みや苦しみなどまるで知らない顔をしている人々を見て、マスターの言っている事も実は間違ってはいなかったという事を悟ってしまう。この辺りはGガンダムが取り扱っているテーマの難しさを表しているとも言える(まあドモンが東方不敗に対し異を唱えたのは「人類抹殺という結論に対して」なのだが)。<br />
:『T』ではこの疑問に対し、東方不敗は『人々に勇気を与えるため』という結論に至り、ドモンもその答えにたどり着いている。<br />
;「うるさい! 俺はもう自由のはずだ! なんなら優勝も放棄してやろうか…!」<br />
:優勝パレードの中、大喜びでこれからのことを話しに来たカラト委員長に苛立って。<br />
;「ウォン! 所詮貴様はファイターに非ず! 俺を倒すことは無理ッ!」<br />「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて地獄に堕ちろぉっ!」<br />
:レインの元へ向かう時に邪魔をした[[ウォン・ユンファ]]に対し、この言葉で切り捨てた。ドモンがレインへの気持ちをはっきり「恋」と認識していることも重要かもしれない。そしてウォンはその言葉通りモビルホース[[風雲再起]]に蹴られて最期を迎える。<br />
;「住民の心配が先に立ってるなんて、あんた、意外といい首相になるかもしれんな!」<br />
:デビルガンダムコロニーの動力部へ向かう中、カラト委員長がコロニーの住民の安全を確保するために頑張っているのを通信越しに知って。嫌な権力者にしか見えないカラト委員長が実はいい人だったことが判明するシーンだが、人類の危機の中で折り合いが悪い相手の長所に気づき、素直に褒める余裕があるドモンにも注目したい。幾多のガンダムファイトを乗り越えた彼がいかに人間的に成熟したかが分かるシーンである。<br />
;「俺はもう失いたくない! かけがえのない人々を! 皆と生きてきた、この世界を!!」<br />「師匠が教えてくれた! 母なる大地、あの青い地球こそ、最高の命なのだと!!!」<br />
:グランドマスターガンダムに圧倒され、絶体絶命のドモンたちシャッフル同盟は、師匠や家族の魂に励まされ…。<br />
;ドモン「うるさい!おまえはもうウルベではないっ!デビルガンダムそのものだっ!」<br />ジョルジュ「そう、諦めてはいけません!」<br />チボデー「例えこの身が砕けようともぉ!」<br />アルゴ「どうなろうと悔いはない!」<br />サイシー「同じ時を分け合った、仲間とならば!」<br />五人『だから、こいつを倒そう!!みんなで!!』<br />
:デビルガンダムから得た力を誇示し、シャッフル同盟を圧倒するウルベ。しかし、ドモンら五人の絆と魂はその程度で折れるようなものではなかった。そして…。<br />
;五人『この魂の炎!極限まで高めれば!倒せないものなどぉぉぉ!無いッ!!』<br />『俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利をつかめと轟き叫ぶ!!』<br />『ばぁぁぁぁくねつッ! シャッフル!どぉぉぉぉめいけぇぇぇんっ!!』<br />
:気力を取り戻したドモン達は、この決め台詞と共に起死回生の究極奥義シャッフル同盟拳を放ち、ウルベ諸共グランドマスターガンダムを一撃で粉砕する。なお、スパロボでは特定の区切りごとに一人ずつ台詞を言うが、実はこれはスパロボ独自のアレンジで、原作ではこのように全員同時に叫び台詞も違う。その為、叫びのシーンはスパロボ程長くない。<br />
:『T』でようやく原作通りに5人同時に叫ぶようになった。<br />
;「レイン、聞こえるか? レイン!」<br />「返事はしなくてもいい、ただ聞いていてくれればいい…」<br />「ミカムラのおじさんは逝ってしまったよ…全て自分が悪かったと言い残してね」<br />「でも、そんな事はもういいんだ! …いいんだよ。それとも、その事で俺がお前を責めるって思っているのか?」<br />「なぁ、俺達はこの一年間、一体何をしてきたんだ? 俺達のこの一年間は一体何だったんだ…?」<br />「まだ何も答えなんて出てないじゃないか。憶えてるか? あの時、母さんの墓前で十年ぶりに会った俺達は、上の連中に無理やりガンダムファイトを押し付けられて、何もわからないまま、地球というリングに放り出された」<br />「俺は、無我夢中で闘った! でも、終わってみれば、周りは素知らぬ顔で後のことしか考えちゃいない。でもそれで、俺達の一年が終わってしまっていい訳がないだろ…?」<br />「確かに、俺はガンダムファイトに勝った。でもそれは全て、お前がいつも一緒に居てくれたお陰なんだ」<br />「そうだよ、お前と俺とで闘ってきた勝利なんだ。だから、これからも一緒じゃなくちゃ意味が無くなるんだ…!」<br />「なあレイン。決勝の朝、俺は言ったよな。優勝したらお前に聞いてほしい事があるって。俺は、闘う事しかできない不器用な男だ。だから、こんな風にしか言えない…」<br />「俺は、お前が…」<br />「お前が…」<br />「お前が好きだぁぁあ!!! お前が欲しいぃぃぃ!!! レイィィィン!!!!」<br />
:最終話にて。ドモン・カッシュ一世一代の愛の告白にして、Gガンダム屈指の長台詞。ちなみにコミックボンボンの漫画版では「俺はきみが好きだ! ずっと俺のパートナーでいてくれ!」と、割と普通な告白だった。『MX』や『T』においては、一度[[デビルガンダム]]と戦った際にこの台詞を言っていたらしく、周囲には『恥ずかしい告白』として語り草になっている。<br />
:なお、この台詞のためにゴッドガンダムのコックピットから出てきた際、'''デビルガンダムのビームを素手で打ち払って回避している'''。師匠も大概だが弟子も大概である。が、ここまで「Gガンダム」を見続けてきた視聴者ならば今さらこんな事ぐらいで驚く者など一人もいないだろう。<br />
:『T』では原作終了後のため、[[ラッキー・ザ・ルーレット|ラッキー]]からこのセリフに関してからかわれる場面が存在する。更に、終盤にはレインが囚われたデビルガンダム用の特殊戦闘セリフとしても最後の数行が使用され、新録ボイスでの告白が聞ける。'''2度目の告白となる'''。<br />
;ドモン「さあ、最後の仕上げだ!」<br />レイン「ええ!」<br />ドモン&レイン「二人のこの手が真っ赤に燃える!」<br />ドモン「幸せ掴めと!」<br />レイン「轟き叫ぶ!」<br />ドモン&レイン「ばぁぁぁぁくねつッ! ゴッド! フィンガー!」<br />ドモン「石!」<br />レイン「破!」<br />ドモン&レイン「ラァァァブラブ! 天驚けぇぇぇぇん!!!」<br />
:デビルガンダムの呪縛から解き放たれたレインと想いを確かめ合った後、なおも襲い掛かるデビルガンダムに対して2人で愛の最終奥義『石破ラブラブ天驚拳』を放った際の台詞。技名・台詞の内容・技の演出は傍目から見ればかなり突っ込みどころ満載なのだが、ここまで「Gガンダム」を見続けてきた視聴者ならばこのシーンで笑う者など一人もいないだろう。またドモン役の関智一氏、レイン役の天野由梨氏双方とも「まったく違和感なく演じられた」と発言している。<br />
:しかし、自身の最終奥義をこのような形に改変された師匠がこの場に立ち会っていたらどのような顔をしただろうか…?実際にスパロボでは立ち会う事もできる作品もあるが、特に何もリアクションはないが。<br />
;「さあ、帰ろう。兄さんとシュバルツと、師匠の愛した地球へ!」<br />
:最終回、レインと共に地球へ帰る際の台詞。この台詞を最後に『Gガンダム』の物語は幕を閉じる。<br />
<br />
=== 漫画版 ===<br />
;「こいつもデビルガンダムの犠牲者か‥‥」<br />
:『コミックボンボン』版Round4「VS.ボルトガンダム ガンダムローズ」より。DG細胞に感染したファラオガンダム4世を倒した後コクピットの中を見て。父と母、そして自分に続いて兄キョウジとデビルガンダムの犠牲となったダハールを見たドモンの顔は悲痛に満ちていた…。<br />
;「‥‥あなたには命を投げうってまで次の世代に希望をつないだ彼らの心がわからないのですか‥‥」<br />
:『コミックボンボン』版Round5「シャッフル同盟VSマスターガンダム連合」より。DG細胞に感染したチボデーたちを救うために命を燃やし尽くしたシャッフル同盟を嘲笑うマスター・アジアに対して。そしてドモンはマスターと決別し、怒りのスーパーモードを発動させる。<br />
;「オレには兄がいた 何をやってもかなわなかった――オレは世界一の兄をこえてみたかったのさ」<br />
:『コミックボンボン』版Round8「美少女ファイター・アレンビー」より。ウォンに何故武道家になったのかと問われて。TV版でこそなかったものの、兄・キョウジに対する深い尊敬とコンプレックスが垣間見える台詞。とは言え、この時のドモンは穏やかな笑顔であり、憎悪の対象且つ「何をやってもかなわなかった」兄へのコンプレックスを笑い話に出来るくらいには払拭できたようである。<br />
;「みよ‥‥東方は――赤く燃えているう~~!!」<br />
:『コミックボンボン』版Round12「東方は赤く燃えている!」より。師匠との最後の戦いを終え、新宿で再会してから最初で最後の流派東方不敗の掛け合いを行うが、最後の一文を言う前にマスター・アジアは静かにこの世を去っていた。燃えるような朝陽の中、師の亡骸を抱いたドモンの慟哭が響き渡る…。<br />
;「街を守るためにわざと受けたわけじゃ…ないんだからなああああーっ!!!!」<br />
:『超級!』第1話より、街を守るためにわざとミケロの攻撃を受けた後に自ら否定。言い回しが完全にツンデレのそれである。<br />
;(だが、こうやって男と2人で酔いつぶれるまでカラオケなんかやったらダメだぞ!!)<br />(俺だからいいけどな!! 何もせずに部屋まで運んでやるが…他の男はみんなろくでもない奴ばかりだからな!!!)<br />
:『超級!』第6話、カラオケでハメを外し泥酔したレインを「お姫様ダッコ」で運びつつ、彼女の迂闊さを嗜めた独白。<br />
;「ダハールの執念だ…ダハールの執念を…キョウジが…利用してああなっているのだ…」<br />「ガンダムファイターの闘志を…キョウジの科学が…もてあそんでいる…」<br />「なぜ…なぜあそこまで…なぜあそこまで!!」<br />「それでなくても…死を覚悟して…チャップマンのように…全ての生命を賭けファイターは闘っている!!」<br />「それを…死してもなお…よみがえらせて闘わせる必要があるのか!?」<br />
:『超級!』第11話、ネオエジプト代表、ファラオガンダム4世とドラゴンガンダムの戦いにて。過去の英雄の無念や闘志、それを歪めた形で操るDG細胞。頭部を破壊されようと何度も自己再生を繰り返し、ドラゴンガンダムの前に立ち塞がる。ドモンはその様子に怒りを募らせ…。<br />
;「ファイターに死に場所すら与えないつもりか!? キョウジ!!」<br />「貴様!! 何様のつもりだあああっ!!!?」<br />
:その怒りが頂点に達した時、ドモンは怒りの叫びと共にシャイニングガンダムを呼び出す…。この時のシャイニングは呼び出した時からスーパーモードとなっていた。<br />
;「マックスター…じゃねえ!!」<br />「ドラゴンガンダム…じゃねえ!!」<br />「ガンダムローズ…じゃねえ!!」<br />「ボルトガンダム…じゃねえ!!」<br />
:『超級!』第32話、ネオホンコンへ向かうゴッドガンダムを襲撃する謎の4つの光。ドモンは「相手をするしかないのか」と身構えるも新たに4つの光がドモンを護るように追いついてくる。明らかになったその姿を見てドモンは驚愕する。シャッフルの仲間達も自分と同じように、新たな力を手に入れていたのだ。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
;「へぇぇ、一つご挨拶でも…」<br />
:第29話にて。[[サイ・サイシー]]がセシル・ボルガー(SRW未登場)という少女と仲良くしているのを目撃した際の台詞。この時の表情と言い方からして明らかに挨拶という名の冷やかしをする気であり、ドモンが単なる無愛想な男ではないことがうかがえる1コマ。顔の崩れ具合もあいまって非常に可笑しい。結局、側にいたレインに止められてしまう。<br />
;「こんな奴らは足一本で充分だ!」<br />
:同じく第29話にて。チンピラたちの相手をするためにゴッドガンダムを呼び、明鏡止水の境地で繰り出したのが足掛け。相手がロボットに乗っていたとはいえ、色々と無駄遣いな気が…。<br />
;「その時は! 俺はあの世で腐っててぇぇぇぇっ!! 腐敗だッ!!」<br />
:ドラマCDにて、テキトーに量産された「不敗」のオオトリ。…意味も字も全く違ってしまっている。<br />
;「あぁっ! マスター・アジア! やはりさっきからグダグダ言ってたオヤジは、貴様だったんだな!?」<br />
:ドラマCDにて、拡声器まで持ち出して注意してきたマスター・アジアに反応して。しかし随分な言い様である…。<br />
;「トゥアッ! ドモンパァァァァンチ!!」<br />
:上述の台詞の後、当然ながらマスターと殴り合いの火花を散らすドモン。これはその際に飛び出した新技(?)の叫びである。なお、[[機動戦士ガンダム00|後のシリーズ]]のドラマCDでも、自分の名前を冠したパンチを繰り出した[[グラハム・エーカー|人]]がいたりする。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== 旧シリーズ ===<br />
;「っつ~…だからって いきなりなぐるか? ふつー」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]』第12話「その名は東方不敗」より。オリファーからデビルガンダムの情報を見せてもらい、早速現地に向かおうと[[ラー・カイラム]]の中でシャイニングガンダムを呼び出そうとして、レインに止められた後の台詞。どっちも大概であるが、ガンダムを呼び出したらブリッジが滅茶苦茶になっていたであろう。<br />
;「さあ、シャイニングのデータをゴッドに移す作業を始めよう。俺の…いや、俺達のシャイニングを休ませてあげるんだ」<br />
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』「ギアナ高地の修行」より。[[ギアナ高地]]での[[デビルガンダム]]、[[東方不敗]]との激闘の末、今まで負担をかけてきた[[シャイニングガンダム]]が遂に動かなくなってしまう。この台詞の前のシーンではドモンは「ずっと一緒に戦ってきたシャイニング以外のMFに乗るつもりは無い」と発言していることから、[[シャイニングガンダム]]に対する思い入れが分かる場面である。<br />
;ドモン「ウソだ! それではどうしてあなたの拳はそんなに、悲しみに満ちているんだ!」<br />
;マスター「ドモン‥‥お前‥‥」<br />
;ドモン「己の拳は己の心を表現するものだと教えてくれたのは、あなただ! 師匠! あなたはずるい! どうして一人ですべてを背負うのですか! 俺はそんなに頼りない弟子なのですか!」<br />
:同上完結編より「悪魔と呼ばれたガンダム」にて、東方不敗の加入条件を満たした時のセリフ。<br />
:直前の自問を直に師匠に問うたことによって、かろうじて悲劇は回避できた。東方不敗は自分を超え、自分の嘆きを理解してくれた愛弟子を心の底から喜んだであろう。<br />
:そして最終話で幻の必殺技を放つ場面が来るとは初見プレイヤーは思いもしなかったであろう。<br />
:なお、原作では前述の通り「己の魂を表現」だが、本作では一貫して「己の心を表現」となっている。<br />
;「馬鹿野郎!!貴様は男だろう!?男なら立て、立って戦え!!そして二度と同じ過ちを犯さないようにしろ!!それが男だッ!!!」<br />
:フォウとロザミアを失いふさぎ込んだカミーユを見かねて叱咤した際のセリフ。仇と誤解していた兄・キョウジ(シュバルツ)を討たざるを得なかった自分と向き合ったからこそ言葉にも重みが増す。直後レインの失踪を知ったドモンではあったがルートによっては前述したカミーユとの殴り合いで冷静さを取り戻す。<br />
=== COMPACTシリーズ ===<br />
;「…なぜ…なぜあんたは、変わっちまったんだ…」<br />「俺の! 俺の師匠は、人類の抹殺など望む人ではなかった!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第1部地上激動編最終話「激動の地上を制する者」より。マスター・アジアをドモン以外が倒した場合の台詞。<br />
;「祈りか…だが命ある限りは、己の力で道を開くのみ!」<br />
:『IMPACT』第3部銀河決戦篇第4話「白熱の終章」より。[[ガンドール]]自爆のカウントダウンが始まり、各機フルスピードで[[ディラド星]]からの脱出を試みるも、数名のパイロットが運を天に任せる心境を吐露する中、ドモンはあくまで己のスタンスを貫き通す。<br />
;「武道家は拳で語り、剣士は刃で語る…ということか。師匠…ならば俺とあんたは…」<br />
:『IMPACT』第3部銀河決戦篇第20話「復讐鬼たち」より。[[ブルー・ジェット|ジェット]]と[[グローバイン]]の和解を見届けつつ、マスター・アジアへと思いを馳せる。尤もフラグ次第で、この後戻ってくるのだが…。<br />
;「…真の戦士ならば、戦いを通して互いの心が響き合うもの! ロールたちが命を助けようとした理由もわからん貴様に、戦士の誇りなどないっ!」<br />
:『IMPACT』第3部銀河決戦篇第83話「復讐鬼たち」より。序盤で倒されたギル・バーグがサイボーグとして復活した後の場面。倒される寸前に自身を助けようとしていたロール達に屈辱を感じていた彼を非難した。<br />
;「そうだ…これだけの事をするんだ。拳で語らなければ、俺達の心には届かん!」<br />
:『IMPACT』第3部銀河決戦篇隠しシナリオ最終話「メビウスの宇宙を越えて」より。[[サザビー]]を駆り、あくまで徹底抗戦の構えを見せる[[シャア・アズナブル|シャア]]の強固な意思に、ドモンも覚悟を決める。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
==== [[スーパーロボット大戦A|A]]([[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]]) ====<br />
;(攻め続ければ負けん。だが、この正拳は…当たればやられる…!)<br />
:第5話「二人の艦長」or「ロンド・ベルvsナデシコ」より。[[竜崎一矢|一矢]]との第一ラウンドにて。MSを素手で砕けるはずのドモンが一撃でやられる可能性のある拳の威力とは……。タフネスは人間の限界を超えていない(限りなくそれに近いだろうが)ということかもしれないが、この場面、一矢はドモンの攻撃について「'''一発貰えば倒れるまで'''攻撃を受け続けることになる」と評しているため、'''一矢はMSを素手で砕くドモンの拳を一発貰ったくらいなら倒れない'''事になる……。<br />
;「フッ。戦場でラブロマンスとは、余裕だな」<br />
:第6話「去る者、追われる者」or「ロミオとジュリエット」にて、[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]といちゃつく一矢に放った一言で、これが原因でまた喧嘩になりそうになる。しかし、その後のドモンを考えると……。<br />
;「連邦の服を着て、ここまで忍び込むとはいい度胸だ! だが…シャイニングガンダムが出られなかったのはお前にとって運がなかったな!」<br />
:同じく第6話。トリントン基地にて、ガンダム試作2号機を奪取せんと潜入したガトーと対峙して。これで奪取は阻止できると思えたが…。<br />
;「ふん、女々しいな。わめいたところで、どうにかなるものではないだろう」<br />
:第16話「操り人形たち」or「マリオネット」より、[[ギガノス帝国|ギガノス軍]]の秘密工場に囚われている[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]と[[ロザミア・バダム|ロザミィ]]を助けようと焦るあまり、[[ブライト・ノア|ブライト]]を急かす[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]に対してついた悪態。この後、ナーバスになっていたカミーユは当然激怒し一触即発の状態となり、[[レイン・ミカムラ|レイン]]や[[ジョルジュ・ド・サンド|ジョルジュ]]、[[サイ・サイシー]]に呵責されるもの、俺は悪くないと言わんばかりだんまりを決め込む。[[アレンビー・ビアズリー|アレンビー]]を助けられなかった不甲斐ない自分の姿をカミーユに見たのだろう。自分だって飛び出してアレンビーをすぐにでも助けたいのを必死で我慢してるのに、そばで焦りながらも急かすカミーユの姿は見聞きするに堪えられず、悪態でもつかなきゃやってられなかったのである。しかし、この後…。<br />
;「…!?」<br />
:同じく第16話。カミーユがニュータイプとしての能力と勘で、「アレンビー…ビアズリー?」と彼が知ってるはずのないアレンビーの名前を呟き、ドモンがアレンビーの事で悩み苦しみながらもジッとこらえていた事を、減らず口からピリピリしていた事の本質を見抜かれたのを目の当たりにし驚愕した時の台詞。超人のような格闘能力を持つドモンも、まさか自分の考えている事が読まれてしまった事には驚きを隠せなかった。なお、周囲にいたレインや[[シャッフル同盟]]のメンバーたちもこれには混乱を余儀なくされた。<br />
;「師匠は、また旅立たれてしまった」<br />
:EDにて、フラグを成立させてマスター・アジアを仲間にしていた場合、[[四ッ谷博士]]から彼の去就を尋ねられて。<br />…ただ、この後の会話が皆、妙にしんみりした雰囲気のものとなっており、単に「放浪の旅に出た」という意味なのか、それとも「天へと旅立った」という意味なのかは不明である。事実、マスター・アジアは重い病に侵されて余命少ない状態のため、後者の意味でもおかしくはない。<br />
<br />
==== [[スーパーロボット大戦R|R]] ====<br />
;「やれやれ、天狗になったガキってのは手におえんな」<br />
:第9話「炸裂!バイパーウィップ」のシナリオデモにて、[[GEAR戦士電童|電童]]のパイロットに選ばれ[[データウェポン]]の[[ユニコーンドリル]]も手に入った事で自信過剰となって、増長するあまり[[神勝平|勝平]]や[[一文字號|號]]に喧嘩をふっかける[[出雲銀河|銀河]]の姿を傍目で見ながら呟いた台詞。デビルガンダムとの戦いの中で、自分にも似た様な時期があったのか感慨深げに眺めていた。<br />
;「ここにデビルガンダムが現れるのもわからなかった。[[プリベンター]]の情報収集能力というのも、たかがしれているようだな」<br />
:第11話「私の愛馬は凶暴です」シナリオエンドデモにて。戦闘が終わった後、アレンビーをラウンドナイツのメンバーに紹介し、東方不敗が[[デスピニス]]によって遺体に[[DG細胞]]を植え付けられ蘇生。デビルガンダムのパイロットにされた経緯を聞かされた後、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]に対して吐き捨てた皮肉。今回ばかりはノインも反論はせず、黙って聞き入れた。<br />
:EW本編でも[[マリーメイア軍]]の決起をプリベンターが未然に防げなかったのを考えると、ドモンの言うように緊急時の対応力には難のある組織のようではある。<br />
;「待て! お前は矛盾しているぞ。地球人を容赦なく殺すお前たちはどうなんだ!?」<br />
:第21話「黒騎士と母の秘密」で物語開始前の事件を含む地球人が今まで行ってきた所業を痛烈に非難した[[アルテア]]に対して。尤も、当のアルテアは自身も悪である事を自覚しており、地球人という巨悪を滅ぼすために自身も悪になると述べていた。<br />
;「和平に見せかけて暗殺とは、随分なことをするじゃないか。ええ!?」<br />
:第32話「僕らが求めた戦争だ」で、[[かぐらづき]]において行われた地球と[[木連]]による和平交渉の席で、[[地球圏統一国家]]の代表として出席した[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]の護衛として、[[テンカワ・アキト|アキト]]や[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]に加え、[[シャッフル同盟]]のメンバーや[[アレンビー・ビアズリー|アレンビー]]、マスター・アジア、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]、[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]、[[破嵐万丈|万丈]]と共に同席した際に、木連側が和平を結ぶ上で無茶苦茶な条件(地球圏の武装放棄、財閥の解体、政治理念の転換という実質上の無条件降伏)を提示した時に、反論した[[白鳥九十九|九十九]]を木連側代表の[[草壁春樹|草壁]]が射殺しようとした時に'''素手で銃弾を受け止めて'''叫んだ台詞。人間技ではないことをやってのけた事に草壁も驚きを隠しきれず、この後弾は草壁の方に投げ返される……。<br />
<br />
==== [[スーパーロボット大戦J|J]] ====<br />
;「奴はそれほど弱くないはずだ。身内を[[相羽ミユキ|失おうが]][[相羽シンヤ|敵に]][[相羽ケンゴ|なろうが]]、戦うのを止めたら生きてなどいられん」<br />
:第35話「慟哭の空」より。ドモンによるDボゥイ評。デビッドからは「ドモンも吹っ切るまで時間がかかったんだから察してやれ」と言われるが…。<br />
;「だからこそ言っている。もう一つ、俺に言えるのは・・共の存在が奴を支える。共に戦った仲間がいる限り、奴は絶望したりしない。必ずな」<br />
:同上。逆に自分の経験からこの言葉を返す。事実、Dボゥイは物語後半でこのドモンの言葉通りの展開を迎える事になる。<br />
;「貴様の覚悟、しかと承知した」<br />「その覚悟があれば、何も言うことはないだろう。家族を失い、肉親を敵に回す宿命は、最後まで背負いきるしかないだろうからな」<br />「だが、お前には仲間がいる。仮にお前が忘れてしまってもだ」<br />
:第44話ラダム討伐に向かうルート「螺旋の邂逅」より。[[Dボゥイ]]が記憶を失いながらも[[ラダム]]との決着を自らの手で付ける事を望んだ際に。この時のドモンは間違いなくキョウジを殺した自身と兄弟を殺さなくてはならない[[Dボゥイ]]の境遇を重ね合わせて見ていたはずである。<br />
;「Dボウイ…いや、アイバ・タカヤ。苦しむのはよせ。お前が弟を、その呪縛から解放してやったんだ」<br />ブレード「ドモン・カッシュ…俺は…」<br />「ああ。お前は良くやった」<br />
:第45話ラダム討伐に向かうルート「闇と死の運命」より。[[Dボゥイ]]が[[ラダム]]に操られた弟を倒した際に。既にドモンも兄であるキョウジをDG細胞から解放する為に葬った事を考えると、再びそんな争いを見せられたドモンの心境も複雑だったと思われる。<br />
;「…不覚にも、心が震えた」<br />
:第44話和平交渉に向かうルート「どこにでもある「正義」」より。九十九の持ってきたゲキ・ガンガーの総集編を見た際に。やはり[[ダイゴウジ・ガイ|中の人的に]]、通じるところがあるのだろうか。<br />
;「もうやめておけ、アカツキ、こいつはガキだ、言い聞かせたところで無駄だろう」<br />「ガキだと言ったんだ。ひっぱたかれないとわからんらしい」<br />
:第47話宇宙に残るルート「終末の光 前編」より。上段は[[ナチュラル]]以外の人間を認めないアズラエルと交渉しようとしたアカツキに対して。下段はその言葉に過剰反応したアズラエルを真っ向から断じた時のもの。<br />
;「ムルタ・アズラエル、どうした! 口ほどのことはないな!」<br />アズラエル「黙れ! お前程度の奴が僕を侮辱して、どうなるか見ていろ!」<br />「面白い! 貴様の曲がった根性、この拳で叩き直してやる、来いっ!」<br />
:同上。アズラエル(正確には[[ドミニオン]])との戦闘前会話。もっとも狂気にまで染まりあがったアズラエルの捻じくれひん曲がった性根が、ドモンの拳で更生できるかと言うとかなり怪しいところである。<br />
<br />
=== VXT三部作 ===<br />
==== [[スーパーロボット大戦T|T]] ====<br />
;「闘志よ!今こそ燃え上がれ!」<br>「忌まわしき宿命を超える!」<br>「我が心、明鏡止水…」<br />
:Tで新たに採用された戦闘台詞。すべて挿入BGM名にちなんだ台詞となっている。「我が心、明鏡止水…」は当然明鏡止水習得後に追加される。<br />
;「聞こえるか、ヴァン! 俺はやったぞ!」<br>「俺は俺自身を越えた! お前はどうだ、ヴァン!?」<br>「応えろ、ヴァン! お前の戦いを俺に見せろ!」<br />
:『T』第30話。ギアナ高地で明鏡止水を超える『無我無一・明鏡止水』の境地に達したドモンが叫ぶ。声を受け、迷いの最中にいたヴァンはついに悟り、愛と復讐心をもって神の名を戴くヨロイと共に再起するのであった。<br />
;「レイン…俺と一緒に死のう」<br />
:精神制御を受けた状態でデビルガンダムに取り込まれ、以前のように助け出すことは理論上不可能とされてしまったレインに向けて。ゴッドガンダムで全エネルギーを放出したまま突入し、内部から自爆を試みようとする。だが、そこに駆けつけ異を唱えたのは、ドモンが最も見守ってきた黒衣の復讐者だった…。<br />
;「俺は心のどこかでDG細胞を恐れていた。それにお前が再び取り込まれ、世界がその恐怖に包まれようとしている今…」<br>「互いの家族の罪を償うため、俺達二人の生命を差し出す必要があると思っていた」<br>「だが、ヴァンやみんなが俺の弱さを叩きのめしてくれた…」<br>「レイン…俺はお前と共に生きたい」<br />
:意識のないレインへ語りかけ。ヴァンやアキト、鉄也、スパイク、凱、光……これまでリーダー役として引っ張り支えてきた仲間達に今度は自分が背中を押され、遂に迷いを乗り越える。<br />
;「カギ爪を倒せ、ヴァン。それが俺達全員の望みだ」<br>ヴァン「それでいいのか?」<br>「ああ、そのために今日まで俺達はお前と共に戦ってきたんだ」<br />
:トチローから皆に借りを返す件を冗談交じりで投げられ困惑するヴァンに、T3の総意を代表して伝える。もはや、彼が復讐を成し遂げる事こそT3の本懐なのだから。<br />
;「ファサリナと言ったな…お前はさっきまでの俺と同じだ」<br>「勝手に結論を出して、一人で悲観する…」<br>「二人の問題は二人で解決するんだ。そうしなければ幸せはやってこない」<br />
:ミハエルを先に撃墜した場合、誰よりも彼の愛を望みながら過去のしがらみに囚われ諦めているファサリナに向けて。レインの拉致など今まで散々煮え湯を飲まされ続けてきたファサリナすら愛に苦しんでいるなら導こうとする姿は、まさに「愛の王様」と比喩されたキング・オブ・ハート。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
==== [[スーパーロボット大戦64|64]] ====<br />
;「フッ……[[ブラッド・スカイウィンド]]、ナイスガイ」<br />
:スーパー系第13話B-1「その名は草間大作」より、「ガンダムモドキなどと比べてほしくないね」とアースゲインを自慢するブラッドに決闘を挑むドモンだが、敵の襲撃により決闘を中断されてしまう。しかしながら、敵を退けた後、両者は互いの健闘を讃え合うのだった。なお、このドモンの台詞に対するブラッドの台詞は「あんたもな、ドモン・カッシュ。気に入ったぜ」。<br />
;「やめとけ、ブラッド。しょせん拳の心が、わからぬ者にはいってもムダだ」<br />
:上の会話の後、ブライトは独断で決闘した二人を叱る。反論しようとするブラッドに対し、ドモンはこの台詞で彼を静止する。<br />
;(師匠……いったい何があったのですか……。厳しい修行を通じて武闘家の魂を教えてくれたのは師匠ではありませんか……)<br />
:第19話ラスト、[[マスター・アジア]]の変心に苦悩する時に。<br />
;「そんなことができるか。こいつは奴と決着をつける必要がある。己のすべてを込めた拳を、奴にたたき込み、とことんやりあう必要がな。 でなければ、どうにもならん」<br />
:スーパー系第32話B「決着の時」より。カーツの電文を受け、最後の決闘に挑むブラッドを静止しようとするレインに対し、ドモンはこの台詞で遮り、彼に持てる力を出し切るように言う。<br />
;「……東方不敗……あんたはいったい何をしたかったんだ…………師匠……」<br />
:ランタオ島にてマスターへの会話イベントを起こさず、他のキャラで撃墜した場合の台詞。最後まで師匠と分かり合えなかったことへの悲哀が感じられる。資金目当てで幸運持ちのキャラで撃墜してこれを見たプレイヤーも多いかもしれない。<br />
<br />
==== [[スーパーロボット大戦MX|MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]) ====<br />
;「目先の事実にとらわれていたら、その背後にある真実を見抜くことは出来ん…俺はそのことをシュバルツ・ブルーダーから学んだ」<br />
:第20~22話「二つの顔を持つ男」で自軍に参入してきた[[秋津マサト|マサト]]と[[氷室美久|美久]]を、唯ひとり擁護する[[デューク・フリード|デューク]]に同意して発した台詞。マサトらへ批判的なスタンスを取っていたチボデーも、シュバルツの名を出したドモンの心境を察して押し黙る。<br />
;(だが、あの少年の目は……似ている……キョウジ兄さんの影だった、シュバルツに……)<br />
:その直後のモノローグ。マサトの姿からドモンが想起したのは、やはりシュバルツ。だが、この時彼が見たのは、シュバルツがキョウジの人格を他人にコピーした存在であるという事実であった。<br />
:事実、この時のマサトの中にはゼオライマーを介してインプットされたマサキの人格が存在していた。<br />
;「生まれた星や種族は違えど、お前達なら背中を預ける事が出来よう」<br />「お前の拳は信義に値する。共に戦おう、ロム・ストール…」<br />
:第29話「冥王、暁に出撃す」(『PORTABLE』では「ゼオライマー、暁に出撃す」)より、[[マグネイト・テン]]と合流したクロノス族一行を、上述の台詞で「仲間」として迎え入れる。スポット参戦時に於けるロムの戦いぶりから、早くも絶大な信頼を寄せている。<br />
;「許せ、ドラゴノザウルス…お前も本当は海の底で静かに暮らしたかったのかも知れない…」<br />「だが、お前が牙を剥く以上、俺達はそれを受けて立たねばならない!」<br />
:「決戦!大海獣」より。怪物化したとは言え、天然自然が生み出した生命体である[[ドラゴノザウルス]]に人類のエゴを詫びつつ、使命を果たすべく立ち向かう。<br />
;「…真実を知らぬまま友や肉親と戦う辛さ…俺にはよくわかるからだ」<br />
:第38話(『PORTABLE』では第39話)「かつて誓った平和のために」より。[[モルス]]への説得を行おうとするデュークのフォロー役を買って出た際、そこまで親身になる理由を問う[[剣鉄也|鉄也]]へ上述の台詞で返答する。<br />
;「巨大な堤もアリの一穴に崩れる! 要塞の力に慢心した時、お前の敗北は決まっていた!!」<br />
:第42話(『PORTABLE』では第43話)「神よ、百鬼のために泣け」に於ける[[ブライ大帝]]との戦闘前会話。科学要塞島を過信した彼の敗因を突きつける。<br />
;「なら、後は遅れた分を取り戻せばいい。…お前や俺達自身の力でな」<br />
:『MX』第53話(『PORTABLE』では第54話)「魂のルフラン」より。ロムと共にシンジの成長を認め、彼を後押しして。<br />
<br />
==== [[スーパーロボット大戦NEO|NEO]] ====<br />
;「残酷な運命だがやるしかない! 涙をこらえて友を撃て!!」<br />
:第21話B「涙をこらえて友を撃て!!」にて[[ドラゴナイト|魔竜戦士]]に変貌してしまった[[真一]]を攻撃できずにいる[[大牙剣|剣]]に対して。[[キョウジ・カッシュ|兄]]と[[東方不敗マスター・アジア|師匠]]をこの手に掛けてしまったドモンが言うとかなり重みがある台詞である。なお、『'''涙をこらえて友を撃て'''』は『獣神ライガー』原作第8話のサブタイトルでもある。<br />
;「また会おう。流竜馬…竜の戦士よ」<br />
:EDにて、一人旅に出る竜馬を見送った際に笑顔と共に彼に送った言葉。『竜の戦士』とは『[[新ゲッターロボ]]』の主題歌『DRAGON』の歌詞に由来するものと思われる。<br />
<br />
==== [[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]] ====<br />
;「フッ…わかってないな、カミナ。貸せ、俺が手本を見せてやる」<br>「すぅぅぅ…ハァァァッ!」<br>「でろぉぉぉぉっ! リューナイトォォッ・ゼファァァッ!」<br />
:メイン8話-2「邪竜海賊」にて。[[アデュー・ウォルサム|アデュー]]のミストロットを借りて[[リューナイト・ゼファー]]を呼び出してみようとするがうまくいかない[[カミナ]]を見て。ちなみにガンダム呼び出し時の指パッチンSE付き。さすがにDVEはない。<br />
:気迫は十分だが召喚できず、アデューから[[リュー]]自身が選んだ人間にしか召喚できないと教えられ「'''なんだと!?'''」と本気で驚いている。この後[[藤原忍|忍]]から、カミナと二人して滑ってしまったと突っ込まれ「何事も全力でやれば気持ちいいものさ、お前達もやってみたらどうだ」と返す茶目っ気を見せている。<br />
:なおドモン役の関智一氏とカミナ役の小西克幸氏は同じ劇団の座長と副座長という関係にあり、この二人がやらかす一幕もある種の[[声優ネタ|中の人ネタ]]という気もしなくはない。<br />
;「つかみ取れ、セイシロウ。それはお前が引き継ぐべき剣だ」<br />
:敵母艦級の体内からセイシロウの父であるクサナギ隊長が遺した剣が発見され、奪い返すよう促す。また『引き継ぐべき剣』はこの回のサブタイトルでもある。<br />
;「全員が持てる力のすべてを懸けて正々堂々と戦っている…これぞ、まさに真剣勝負!これが…ガンダムファイトだぁ!」<br />
:「仮面の下の決意」にて、審判として[[アムロ・レイ|アムロ]]達の戦いを観戦しながら。セリフの間にはそれぞれSEが挟まる。<br />
:SRWで初めて代理戦争としての[[ガンダムファイト]]が再現されたこともあってか、凄く嬉しそうである。ドモン的には'''正統ジオン側にガンダムが[[ジオング|い]][[トールギス|な]][[スサノオ|い]]'''事はどうでもいいらしい(もっとも、トールギスはウイングガンダムゼロの前身となった機体で、スサノオも広義ではガンダムタイプの機体なのだが)。というより「Gガンダム」世界の[[ガンダムタイプ#機動武闘伝Gガンダム|『ガンダム』の定義]]により、その機体たちはガンダムファイトを行ったこの瞬間に「ガンダム」となったのである。<br />
<br />
==== [[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]] ====<br />
;「まさか、ハイパーモードか!?」<br />
:[[ガンダムF91|F91]]のバイオコンピュータ発動を目の当たりにして。<br />
<br />
== スパロシリーズの迷台詞 ==<br />
;「おまえも ガンダムファイターなら ひとりできりぬけてみせろ。いくぞ レイン」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦G|第2次G]]』第2話「ウーイッグの悲劇」より。[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]とDCの戦端が開かれる直前、唐突に現れて双方にキョウジの写真を見せて問いただし、収穫がないことが分かるとこの台詞をウッソに残してそのまま去っていった。残されたウッソは「ガンダムファイターって…なんだ?」と戸惑いを隠せなかった。<br />
;「このゴッドガンダムを、ただのガンダムだと思うなぁ!」<br />
:『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』および『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』でのユニット選択時の台詞(初出は『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』の戦闘台詞)。これだけならありきたりな台詞なのだが『NEO』はそもそも[[ガンダム|ただのガンダム]]が存在せず、『OE』の場合はガンダムよりも先にゴッドガンダムがロールアウトされているため色々と突っ込みたくなる台詞となっている。<br />
:「Gガンダム」世界のガンダムはガンダムファイト用の機体のことなので、「ゴッドガンダムはガンダムファイトに優勝したガンダム・ザ・ガンダムだ」というような意味なら間違ってはいないかもしれない。<br />
;「俺は…お断りだあああああ!!」<br />
:バレンタインイベントにて。なにがお断りなのかと言うと、「ドモンが[[レイン・ミカムラ|レイン]]にプレゼントするチョコ」を準備すること。原作において[[告白シーン|一矢以上にすごい告白]]をしたのだが、これにおいては完全に冷静さを失っている。<br />
;(ち、違う…。絶対にこれは個人的な興味だ…)<br />
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』エーストークより。インタビューでラミィに「これも私の仕事なんです」と言われ、レインへの愛の告白について聞かれた際の反応。この後どう答えたのかは不明。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[シャイニングガンダム]]<br />
:前半のサバイバルイレブンでの乗機。<br />
;[[ゴッドガンダム]]<br />
:後半の決勝大会での乗機。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*ドモンが常に身に着けている鉢巻はマスター・アジアが武器として使用した事があるが、'''この時だけ異様に長くなっていた'''。<br />
*コミックボンボン増刊号に掲載された後日談漫画『機動武闘伝Gガンダム外伝“ザ・ネクスト・ジェネレーション”』では、流派東方不敗を受け継ぐ次世代ガンダムファイター、ユウゴ・カガミの師匠として登場している。<br />
*コミカライズ『超級!機動武闘伝Gガンダム』では(作品自体が作者の島本和彦氏のテイストに染め上げられていることもあるが)ドジを踏むシーンが多くなっており、アニメと比べてだいぶ丸い性格となっている。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B001AFTNP2</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:ドモン・カッシュ]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:ともん かつしゆ}}<br />
[[category:登場人物た行]]<br />
[[category:ガンダムシリーズの登場人物]]<br />
[[category:生身ユニット]]<br />
[[category:機動武闘伝Gガンダム]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88&diff=332087
クロウ・ブルースト
2019-08-20T09:58:20Z
<p>210.155.61.242: /* 余談 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Crow Brust]]<br />
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]<br />
*{{登場作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z}}([[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|破界篇]] / [[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]])<br />
*{{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z}}([[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇|連獄篇]] / [[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]])<br />
| 声優 = {{声優|うえだゆうじ|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|河野さち子}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br>[[主人公]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 異名 = [[異名::100万Gの男]]<br />
| 種族 = [[種族::地球人]]<br />
| 性別 = [[性別::男]]<br />
| 年齢 = [[年齢::22]]歳<br />
| 所属 = [[ブリタニア・ユニオン]](特殊部隊[[ファイヤバグ]]・隊員ナンバー69)→フリーランス→スコート・ラボ(テストパイロット)→[[次元獣]]バスター([[ZEXIS]])→[[Z-BLUE]]<br />
| 資格 = [[スフィア・リアクター]](揺れる天秤)<br />
}}<br />
'''クロウ・ブルースト'''は『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]』及び『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]』の[[主人公]]。<br />
== 概要 ==<br />
高校卒業後、父親との対立から実家を飛び出し、[[ブリタニア・ユニオン]]軍に入隊するが、所属した特殊部隊「[[ファイヤバグ]]」のあまりに非人道的な任務に嫌気が差し退役。無職の時、事業失敗後に病死した父親の莫大な借金を相続する事となり、その返済に窮した挙げ句、スコート・ラボに雇われブラスタのテストパイロットになった。<br />
<br />
『破界篇』の物語後半で『揺れる天秤』の[[スフィア]]を所持する[[スフィア・リアクター]]の1人である事が明らかになり、十二のスフィア争奪戦の運命にも巻き込まれていく事になるが、シリーズ全体を通して'''[[借金|借金返済]]'''という非常に個人的な理由で世界の平和を脅かす敵と戦っていくことになる(世界の平和も一応理由の一つではあり、「借金と引き換えには出来ない」と述べてもいる)。<br />
<br />
=== 人物 ===<br />
クールを気取っているが義理人情を重んじる[[性格]]で、熱い激情を心に秘めている。一方で外見や言動は本人の本質とはかけ離れており、ストーリー上では「軽くていい加減な男」と度々誤解を受けている。<br />
<br />
上記の経緯から、事情が事情だけに[[ZEXIS]]に参加した後も事あるごとに金がらみの発言をしており、倹約のために食事を水だけで済ます、「おごり」と聞くと途端に極上の笑顔になるなど、「ケチ」「守銭奴」そのものな行動も目立つ<ref>そもそも彼の負う借金は、過失や確認怠慢によるとはいえギャンブルなどの身から出た錆ではない(相続した借金はともかく、強化費用や戦闘行為による損害などは組織で賄ってもいいレベルである)。</ref>。ただ、金銭の要求も仕事の対価としてのみであったり、請求された費用を律儀に払うなど、金銭の授受に関しては愚直なまでに誠実である。<br />
<br />
なお、前述の通り大変な守銭奴であるが、同時に「犯罪はしない主義」とも公言しており、誘拐や強盗など汚い手段を用いた金儲けは決してしない<ref>頭の中でそうした事を思案したことはあるが、「そのくらい」であり、ソレを実行に移そうとしない。</ref>など、金にはうるさいが強欲な金の亡者では決してなく、ファイヤバグで表舞台に出ない裏の仕事をこなしてきたためか、名誉や名声にもさして興味は無い。<br />
<br />
要所要所で内面の熱さを垣間見せる。許せない悪事には心の底から怒り叫び、にじみ出る殺気を隠そうともしない<ref>調子に乗りぺらぺらと喋る[[アイム・ライアード|アイム]]を言葉少なに黙らせる場面もあった。</ref>。また、仲間と認めた相手には、たとえ相手が小学生であろうと「子供扱いは無しだ」と言ってお互い対等に接することを良しとし、心が折れてしまい自らの殻に閉じ篭るような者に対しては、自力で立ち直る事を願い敢えて突き放す厳格な面も持ち合わせているなど、節々で仲間を大切にする言動を見せている。そのため、金への執着をさて置けば、基本的には良識的で親しみやすい人物である。<br />
<br />
彼は事あるごとに「女嫌い」を主張しているが<ref>これはファイアバグの隊長、[[マリリン・キャット|マリリン]]が原因である事が再世篇で明かされた。</ref>、前作に登場した「[[レーベン・ゲネラール|レーベン]]」とは異なり、極端な「女性蔑視」や「女性差別」はしない。また、女性に対しても男性と同様にごく普通に接するため、彼が言うほど「女嫌い」というイメージも強くは無い。言うなれば「自分から進んで女性に接するようなことはしない」といった感じであり、ある版権キャラクターから「饅頭怖い」のようなものだと評された。しかし、『第2次Z』全編を通じて[[マルグリット・ピステール|3人]][[エスター・エルハス|の]][[トライア・スコート|女性]]に想いを寄せられ、『再世篇』での黒の騎士団ルートEDで「女嫌いを卒業する」という選択を選ぶと3人のうちのどちらかを選択させられる羽目になる。しかも『第3次Z連獄篇』でさらに[[クラヴィア・アーゴ|一人]]増えており、「女嫌い」を自称する割になぜか周囲に女性が多い。『連獄篇』での対応からすると、ゲーム的に言えば「無自覚のフラグメイカー」と言える。よくも悪くも、その一本筋の通ったブレない生き方が好感を呼ぶらしい。ユーザーの中でもすこぶる人気の高いキャラクターとしても知られ、借金キャラとしても定着しつつある。<br />
<br />
自分から背負った借金を返済する生活を送っているのはカルロスから「意志や主体性がなく、状況に流される事をどこかで望んでいる」ないし「'''何かに縛られなければ自分の存在を確かめる事が出来ない'''」事が『再世篇』で明かされた。これは『再世篇』で[[桃井いぶき]]に語った父への感謝の気持ちや、「揺れる天秤」のスフィア・リアクターとしての資質も関係しているかと思われる。<br />
<br />
戦闘時にはよく「ヘイルメリー」「グリーンライト」などアメフト用語を発する他、慣用句も使う。ただ、後者の方は間違えることが多い。<br />
<br />
作中でビール片手に模擬戦を観戦していることから、アルコールを嗜む(=飲酒する)模様。ただ、普段は金が無いため「第5のビールで我慢している」と言っている(この「第5のビール」が何を指すのか不明だが、昔の言葉で「水」の事を「鉄管ビール」という表現があったので、水の可能性がある)。『再世篇』においてランドが合流した際、連日彼と酒を酌み交わし、二日酔いに悩まされていたことから、ランドほどは酒に強くないことが窺える。また、このときクロウはランドからスフィアの情報を得るために飲み代を奢っており(結局大した情報は得られなかったが)、守銭奴である彼も必要に応じた投資は惜しみなく行うことが分かる。<br />
<br />
また、何だかんだで借金の返済能力自体は高く、どれだけ借りても(あるいは押し付けられても)その都度必ず全額返済している。[[破界事変]]以降は借金の返済に余裕を持っている節が有り、時偶無駄遣いを行っている場面が存在する。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]<br />
:本作の主人公。出番も多く、版権キャラとの絡みも多い。カットインではループタイのようなものが揺れる。能力値は全体的に高めで特殊技能も便利なものばかりなので文句なしに一軍として使っていける。乗機の主力攻撃「ACPファイズ」のデモが冗長なのが玉に疵か。<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]<br />
:本作でも主人公。また、[[PV|PV1]]のナレーションを務めている。なお、初登場は第15話と少し遅い。その時は借金を返し終えて気楽だったが、戦闘終了後、ブラスタの飛行による被害弁済のため、またしても「100万Gの男」に……。今回は自分のスフィアの核心に迫っていくが、自身の性格と、実にしょうもない方法で(本人にとっては死活問題だが)スフィアを克服することに。<br />
:EDではCDSの使い過ぎがトライアによって判明したため(トライア曰く「100万回使っていた」)、結局また100万Gの借金を抱えてしまい、やはり彼の借金生活は当分(原因を考えれば、下手すると'''一生''')終わりそうもない…。本当に最後まで報われない男である。ちなみに「ACPファイズ」のモーションは、『破界篇』に比べると大分高速化が図られている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:名前のみ登場。この時点では他の行方不明のメンバー達共々[[翠の地球]]に転移している。貧乏クジ同盟のエースと呼ばれ、再会を期する声がちらほら。ちなみに[[マリリン・キャット]]亡き後も[[ファイヤバグ]]は未だに活動しており、彼らに引導を渡す者(そして、「一文にもならない」と愚痴を言うであろう予想も含めて)として復活を期待されている。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]]<br />
:序盤はブラスタの「AX-55EAGLE」を装備したアクシオ・スコートSPに乗っている。ちなみにアクシオに搭乗する理由は'''CDSのせいで借金が増えるから'''という何ともクロウらしい理由。結局大破したアクシオに呼応して転送されたリ・ブラスタTの転送費のせいでまたもや大量の借金をこしらえる事になってしまったが。<br />
:今回も女嫌いは如何なく発揮されており、終盤では…。<br />
:なお、ランド、セツコと同じくデフォルトの顔グラは新規。これは、設定資料集の立ち絵を使用したものである。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]<br />
:参戦は宗介救出ルート第19話で、スフィア・リアクターの中では一番遅い。過去の借金を[[翠の地球]]での戦いで返済しきって、綺麗な体で参戦。更に頑張ったご褒美にCDSも使い放題になった(トロワが本気で驚いた)…まではよかったのだが、トライアによってまた100万Gの男に。自分で上がって他人に落とされるという、どこまでもプレイヤーの期待を裏切らない男である。<br />
:能力的には完全なオールラウンダーで、ヒビキを一回り強くしたレベル。デフォルトで援護攻撃を持ち、機体の方も移動後全体攻撃・長射程高火力武器・着弾点指定型MAP兵器と一通り揃っているためどこに配置しても活躍できる。エースボーナスを取得すればガロードに並ぶ稼ぎ頭となり得るのも強み。機体の方はかつてのR、Bの特性を受け継いだ反面この影響で『再世篇』よりも最大火力が下がっているのに注意。<br />
:ちなみに宗介救出ルート第20話で「崩壊方程式」、第22話で「王の愛は民のために」、終盤のクロウルート第43話で「無窮の闘神」とクロウが同行するルートでしか登録されないBGMが3曲もある。<br />
<br />
== パイロットステータス ==<br />
=== [[能力|能力値]] ===<br />
万能型な能力値で、リアル系並の命中・回避を持ち、攻撃面においても格闘・射撃共に高い。元特殊部隊ということからか技量も高めで地形適応もオールA。その技量を生かす為の精神コマンドである[[てかげん]]を覚えないのは、少し残念である。エースボーナスと合わせ、敵陣に突っ込んでクリティカル反撃で落としまくるのが鉄板か。天獄篇ではリ・ブラスタTの武器がP属性の格闘武器・非P属性の射撃武器に綺麗に分かれているため、スタイルに応じてどちらかを鍛えるといいだろう。<br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]<br />
:当然誕生日と血液型により変更可能。<br />
:;デフォルト<br />
::'''[[集中]]、[[直感]]、[[脱力]]、[[気合]]、[[直撃]]、[[魂]]'''<br />
::性格を反映してか、主人公キャラでは珍しく「脱力」を修得。また、「魂」のSP消費量も少なく、全体的にかなり有用で、ザコ戦とボス戦の両方で活躍できる。<br />
:;特殊誕生日<br />
::'''[[感応]]、[[集中]]、[[不屈]]、[[気迫]]、[[勇気]]、[[覚醒]]'''<br />
::消費こそ若干重めだが、有用なコマンドを揃える。完全回避のコマンドがないのが痛手。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]<br />
:'''[[集中]]+、[[直感]]、[[加速]]、[[脱力]]、[[魂]]'''<br />
:「集中+」と「加速」があるため、実はジェニオンの相方に最適。特にスズネが離脱している間はジェニオン側の「加速」が使えないため、重要度は上がる。それ以外だと「集中」を持たず、エースボーナスとMAP兵器が強力なガロードと組ませる手もある。<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
;[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]<br />
:'''[[強運]]、[[連携攻撃]]、[[援護攻撃]]'''<br />
:序盤から強力な援護攻撃が撃てるのはかなり心強い。シナリオ上は常に借金に悩まされている彼が、'''戦闘では強運でガンガン資金を稼いでいく'''のは何の因果か。<br />
:なお、彼もスフィア・リアクターだが、その証として定着しつつある「デフォルトでのSP回復」はこの時点では持っていない。『破界篇』では「揺れる天秤」が未覚醒、『再世篇』では初登場時にはまだ反作用を受けていない(=リアクターとして機能していない)という事情もあるが、それでも'''「???」ですら技能欄に存在していない(しかも代わりに存在する養成不可技能は強運)'''辺り、「借金>スフィアの呪縛」なクロウの運命を体現した設定と言えなくもない。ただし『再世篇』ではSP回復が後天技能になったことも少なからず影響しているので、あえて養成でSP回復をつけておくのも一興か。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]<br />
:'''[[SP回復]]、[[強運]]、[[援護攻撃]]'''<br />
:相変わらずの強運とともに、スフィア・リアクターの証である「デフォルトでのSP回復」を持つようになった。<br />
:また、『連獄篇』ではデフォルトで援護攻撃を持つ数少ない人物のため何かと重宝する。ヒット&アウェイと、ALL武器の燃費の重さを補うためEセーブは欲しい。あとは見切りやサポートアタックを。<br />
<br />
=== 固有[[エースボーナス]] ===<br />
;獲得資金+25% / 気力130以上で与ダメージ1.1倍<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』で採用。強運でただでさえ多かった獲得資金がさらに増加し、1.8倍にまで達するため、ザコ相手でもバンバン稼いでいける。さらに『再世篇』ではゴールドエンブレムをつければ何と'''3.6倍'''と幸運を超える補正が常時かかり、自軍きっての稼ぎ頭となる。ダメージ増も気力の条件さえ満たせば常時発動するので、非常に優秀なエースボーナスである。<br />
;所属チームの獲得資金、獲得Zチップ1.2倍<br />
:『天獄篇』、『連獄篇』ではこちら。稼ぎには非常に役立つが、獲得資金が'''若干減っている'''(1.728倍)。Zチップの獲得量が増えるのは素直にありがたいが連獄篇では効果が無い。<br />
:火力がダウンしたのが難点だが、チーム全体に適用されるのでサブ時でも活用できるのが利点。<br />
:Zチップの獲得量が上がるのは彼が守銭奴だから…と思われがちだが、「揺れる天秤」の特性とZチップの生成方法を考慮すると'''感情の起伏が関わっている'''事が大きい。<br />
<br />
== パイロットBGM ==<br />
;「CLOSE GAME LIFE」<br />
:ブラスタ搭乗時[[BGM]]。接戦の生活と訳せるが、返してはまた増える借金との戦いとも読むプレイヤーも。あながち間違っていない。<br />
;「THE UNBREAKABLE」<br />
:リ・ブラスタ搭乗時BGM。折れない意思と訳す。<br />
:『第3次Z』のオリジナルサウンドトラックのライナーノーツにて、2011年に発生した東日本大震災からの復興の願いも込めて作られた曲であることが語られている。<br />
;「REMORSE」<br />
:イベント用BGM。「CLOSE GAME LIFE」のバラードアレンジバージョン。深い後悔、自責の念と訳す。ファイヤバグ時代の自分の行為に対するものだろうか。<br />
;「崩壊方程式」<br />
:厳密には味方が大ピンチに陥った際の曲なのだが、クロウが出て来る作品では総じて'''借金激増の場面で使われる'''(しかも天獄篇では「戦鬼一口」「ALEEEEEET!!」がかかるので'''他の場面では使われない''')ので、その場面で覚えているユーザーも少なくない。崩壊、というフレーズからいろいろ察することのできる曲である。クロウからすれば溜まったものではないだろうが……<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
;[[借金]]<br />
:クロウ・ブルーストという男を語る上で欠かせない用語でありクロウの戦いの理由。常に借金返済に追われている第2次Zの裏テーマであり、『再世篇』では前作以上に物語に絡み、更にはリ・ブラスタを全力で運用する上で重大な役割を果たすことになる。クロウにとっては破界の王や至高神すら凌ぐ最大の敵と目されており、あろうことか'''見事返済してもさらに力を増して戻ってくる'''というどうあっても勝てない最悪の敵である。<br />
:『天獄篇』では'''借金返済が生きがいと語り、借金を負うのは体質であると言われた際に当たり前のように納得する'''など、冷静に考えると突っ込みどころ満載の境地に至っていた。<br />
;[[トライア・スコート]]<br />
:クロウ曰く「色々とがっかりなベッピンさん」。第1話においてブラスタの戦闘データを収集させる事を条件に、クロウの借金を肩代わりする。彼女に振り回されて悪態をついていることも多いが、嫌悪しているわけではない。<br />
;[[カルロス・アクシオン・Jr.]]<br />
:クロウ曰く「金持ちのボンボン」。トライアとは違ってやや嫌悪している(それでも[[ルキアーノ・ブラッドリー|蛇蝎の]][[ファイヤバグ|如く]][[アイム・ライアード|嫌って]][[マリリン・キャット|いる]]わけではない)。<br />
:再世篇ではスフィアの真なる覚醒の切っ掛けを作った。<br />
;[[エスター・エルハス]]<br />
:彼女の両親、友人の仇であるMDと呼ばれる次元獣討伐をクロウは10Gで請け負う。最初はクロウに対して辛辣に当たっていたが、クロウが[[ブラスタ]]のパイロットと知ってから次第に打ち解け、借金の査定をドラ等で盛り上げようとするコミカルな一面を見せてくれるようになるなどで、トライア共々腐れ縁のような関係となる。あからさまなので好意に対してはさすがに気付いているが、面倒事として基本的にアプローチはかわしている。<br />
;[[マリリン・キャット]]<br />
:ファイアバグ時代の隊長。あらゆる意味で徹底的にウマが合わず、彼女の事を「'''クソ女'''」と嫌悪している。しかし、彼女の死に際の言葉を聞いた時は驚愕してしまう事に。<br />
;[[次元獣ライノダモンMD]]<br />
:エスターの故郷の敵であり、自身も一度撃墜された宿敵として、特に因縁のある次元獣となる。<br />
;[[マルグリット・ピステール]]<br />
:ライノダモンMDを倒したことにより、彼女の恨みを買い執拗に狙われることに。展開次第ではクロウに諭され、共に元凶であるガイオウに立ち向かう事になる。『再世篇』ではクロウに対する感情が周囲にあからさまになり、当人は特に気にした様子は無かったがまんざらではないらしい。<br />
;[[シュバル・レプテール]]<br />
:サンクキングダムでの戦いでは彼に撃墜されて因縁が出来る。彼のアイムやガイオウへの態度を「犬」と呼んで軽蔑していたが、その態度が全て演技によるものであった事を知ってからはシュバルの生き様に敬意を評している。<br />
;[[ウェイン・リブテール]]<br />
:ターゲットとして狙われている。<br />
;[[ジェラウド・ガルス・バンテール]]<br />
:再世篇中盤あたりまでの宿敵的存在。幾度と無く交戦し、最終的には引導を渡す。彼の存在がクロウのスフィア覚醒を促し、また彼の死がユーサーを変えることとなった。<br />
;[[アイム・ライアード]]<br />
:「偽りの黒羊」のリアクター。スフィアを持つ者として、あらゆる手段で幾度となくつけ狙われる事となる。クロウは息を吐くように嘘を言う、目的のために非道な行為を働く彼をマリリンと同じように嫌悪している。<br />
;[[アサキム・ドーウィン]]<br />
:アイム同様、スフィアを持つ者として彼の標的となるが、最初の遭遇時はクロウがスフィアに覚醒する前であった為、ターゲットからは外される。『再世篇』では、スフィア・リアクターとして覚醒したクロウをターゲットと定め、更なる覚醒を促すために挑発する場面もある。<br />
;[[ガイオウ]]<br />
:『破界篇』・『再世篇』共に最終話では彼の言葉にクロウがどう返答するかにより、彼の強さが変わる。<br />
:『天獄篇』では選択肢次第でヴァイシュラバとして[[御使い]]に敗れ、インサラウムに流れ着いた頃の彼と出会う。また、クロウは「カルロスには悪いが、ヴァイシュラバの名の方が似合う」と思っていた。<br />
;[[ゼニトリー・マッセ]]<br />
:クロウの借金の取り立て人。クロウが陥った境遇には同情を示しつつも、金の事には容赦はしない。『再世篇』では飲み友達という関係に収まっており、「ゼニさん」「クロウちゃん」とお互いを呼んでいる。また、わざわざ戦場まで差し入れを持ってきたり、逆査定の手伝いをしたりと、借金返済自体には協力的である。さすがにクロウの極度な金運の悪さには、気の毒過ぎて良心が動いてしまうのかもしれない…。<br />
;[[シエロ・ビーター]]<br />
:『破界篇』では条件を満たすと登場し、クロウに強化パーツを託してくれる。<br />
:『連獄篇』では破界篇で出会っていたのが正史となっており、ランドとの会話の最中に思い返していた。<br />
;[[セツコ・オハラ]]、[[ランド・トラビス]]<br />
:「悲しみの乙女」と「傷だらけの獅子」のリアクター。『再世篇』で両者と初対面する。セツコとはエスターと仲が良いのに対して、ランドとクロウは元々性格が近い為に出会った後は酒を飲みあったりと仲が良い(しかしおっさん仲間扱いされると嫌がる)。おまけにスフィアの話を聞くためとはいえ'''酒をおごっている'''。ただし、初対面でいきなり撃墜されるという大災難が。<br />
:なお、セツコはあまりの借金額に彼に対してあからさまに幻滅していたが、多額の借金を背負っても落ち込む様子がない姿には感銘を受けていた。また、クロウが女嫌いを返上した際に「ZEXISにはいい女が多かった」と発言した際には'''思いっきり照れている'''。<br />
:ランドもセツコと共に借金を背負いまくるクロウには呆れているが、彼が何かに縛られていないと力を失うと言う事を理解している。しかし、「女嫌い」と言う自称に反して、'''次から次へと女性に想いを寄せられる'''事に関しては心底呆れかえっている。<br />
;[[ヒビキ・カミシロ]]<br />
:「いがみ合う双子」のリアクター。彼にとってクロウは心技体の「体」の師である。<br />
:白兵戦の試合をしたところ戦績はクロウの3勝1敗。<br />
;[[レーベン・ゲネラール]]<br />
:前作で死亡している彼と面識は無いが、同じく「女嫌い」を公言していたため[[ZEUTH]]メンバーからは何度か彼を引き合いに出される。しかし、彼と違ってクロウは人間嫌いではないためすぐに信頼される。<br />
;[[ユーサー・インサラウム]]<br />
:インサラウムの皇子にして「尽きぬ水瓶」のリアクター。『再世篇』におけるライバル。次元獣化したエスターを元に戻すために協力し合うなど、戦い以外における絡みもそれなりにある。彼がインサラウム再生の手段に戦いを選んだことだけは最後まで否定したが、「責任を本気で取ろうとした」と評するなど決して嫌ってはおらず、彼を愚弄したガイオウに対しては怒りを露わにした他、「出会い方が違えばもっといい関係になれた」と本気で悔いている。<br />
:彼の死後もその「愛」を体現したかのような生き様には大きな尊敬を抱いており、「生涯忘れない」と誓っている。出来れば違った出会いをしたかった、という思いを持っていたが、それを表したかのように天獄篇では条件次第でちょっとした出来事が起こる。<br />
;[[尸空]]<br />
:サイデリアルに属する「沈黙の巨蟹」のリアクター。生き様の相性が最悪(スフィアの相性が存在するかは不明)で、『第3次Z』における事実上のライバル。自身の在り様を乱し、感情を呼び起こすクロウの命を狙う。<br />
:実は互いに「'''折れない意志の力で生きている'''」同類。尸空がクロウを嫌うのは同族嫌悪に近いが、尸空の場合は理由はまだしもブレないクロウと違って「そうであらねばならない」立場のため、どちらかといえば渇望ありあまって嫌悪になってしまった印象がある。<br />
;[[クラヴィア・アーゴ]]<br />
:『連獄篇』にてのまさかのフラグ成立者4人目。ずっと後ろ向きに物事を考えていたがクロウの発言を受けて自身を取り戻し、好意を持つようになる。しかし当のクロウはその自覚は(案の定)全く無く、朴念仁な発言を受け幻滅されることに……。<br />
;[[アドヴェント]]<br />
:『連獄篇』では共闘するも違和感を覚えており、『天獄篇』にて「揺れる天秤」のサード・ステージ移行を経てその違和感は確信へと変わり、それが決別のきっかけとなる。<br />
;[[エルーナルーナ・バーンストラウス]]<br />
:サイデリアルに属する「欲深な金牛」のリアクター。優男のクロウは好みに合わず、力と力の真っ向勝負を好む彼女からするとスピードタイプのリ・ブラスタもそれほどそそる相手ではないらしい。クロウ自身も戦闘台詞では慎みの無い女はノーサンキューと語り、お互い相性が良くない。<br />
;[[バルビエル・ザ・ニードル]]<br />
:サイデリアルに属する「怨嗟の魔蠍」のリアクター。『連獄篇』にてクラヴィアを利用した彼には全力の敵愾心を向けている。<br />
;[[サルディアス・アクス]]<br />
:サイデリアルに属する「アンタレス」の副長。『連獄篇』では一時的に仲間であったが、バルビエル同様クラヴィアを利用した事から激しい怒りを抱いている。<br />
;[[次元将ヴィルダーク]]<br />
:『天獄篇』で対峙。ガイオウ同様に戦いに呑まれた彼のやり方を否定したが、自分と同じ血塗られた人生を送った次元将にある種のシンパシーも感じていた。<br />
<br />
== 版権作品との人間関係 ==<br />
=== スーパー系 ===<br />
;[[青山圭一郎]]<br />
:[[貧乏クジ同盟|貧乏クジ仲間]]として、彼とロックオンとは何かと絡む場面が多い。<br />
;[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]<br />
:熱海戦の後、共にブタ箱へ入れられた間柄。十蔵博士を失い、意気消沈する彼を励ました。<br />
;[[兜十蔵]]<br />
:[[くろがね屋]]の温泉で裸の付き合いをした間柄。クロウ曰く「粋な男」。<br />
;[[暗黒寺闇太郎]]<br />
:彼にテロリスト疑惑を掛けられ、甲児ともども拘束される。取調べの「様式美」として、大盛りのカツ丼を奢られる一幕も。クロウ曰く「やさぐれ刑事 不純派」。<br />
;[[ゲッターチーム]]([[流竜馬 (OVA)|流竜馬]]、[[神隼人 (OVA)|神隼人]]、[[巴武蔵 (OVA)|巴武蔵]])<br />
:年齢が近いからか彼等3人と仲がよい。竜馬からは借金の踏み倒し方を、隼人からは非合法な金の儲け方を伝授されそうになる。もちろん「犯罪はしない主義」をモットーとするクロウは両方断ったが。<br />
:隼人からは『再世篇』にてスフィアの反作用を「'''金の音を聞く事で防ぐ'''」と言うあまりにもくだらない対処法に本気で呆れてしまう。<br />
;[[桃井いぶき]]<br />
:父親に抱いていた幻想を自覚し、壁を乗り越えた事を祝福する意味で、とある秘密を彼女だけに打ち明ける。クロウ曰く、いぶきは「女じゃない。俺の戦友だ」との事だが、この言葉はいぶき本人には不愉快だったようだ。<br />
;[[ヨーコ・リットナー]]<br />
:[[ニア・テッペリン|ニア]]を敵視する彼女に不安を抱く。後に彼女がニアを見捨てる旨の発言を口にした際は厳しい態度でこれを制し、彼女自身の手で遺恨を拭い去るよう促した。<br />
;[[竹尾ワッ太]]<br />
:竹尾家で夕食をご馳走になる見返りとして、彼の宿題を手伝う契約を交わす。後にこれを反故にしようとするも、[[砂原郁絵|郁絵]]の機転で結局手伝う羽目に。<br />
;[[明神タケル]]<br />
:彼の下す判断に対し度々「甘い」と指摘するが、ネガティブな意味ではなくタケルの長所として逆説的に称賛するための表現である。<br />
;[[ロゼ]]<br />
:敵だった頃の彼女の頑なさを、[[マルグリット・ピステール|マルグリット]]のそれに重ね合わせて見ていた。<br />
;[[破嵐万丈]]、[[ロジャー・スミス]]<br />
:彼らと桂木桂から[[スフィア]]とアサキムの秘密について説明を受ける。なお、ロジャーには彼の職業が[[ネゴシエイター]]であることから、トライアから受けた新たな借金に関して助けを求める一幕もあった。<br />
;[[R・ドロシー・ウェインライト]]<br />
:「最低」の烙印を押されてしまう。<br />
<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[デュオ・マックスウェル]]<br />
:彼も原作では貧乏クジを引くことが多いためか、青山やロックオン同様絡む場面は少なからずある。[[アッシュフォード学園]]の学園祭に連れ立って遊びに行った時は、年下の彼にたかり呆れられる一幕も。<br />
:天獄篇では彼の未来を予言するような発言をする場面も…。<br />
;[[ロックオン・ストラトス]]<br />
:[[ガンダムマイスター]]の中では、年長者同士と言う事もあってか、特に彼とはウマが合うようである。気兼ね無く軽口を叩き合える仲だが、彼のテロリズムに対する凄まじい憎悪の念に言葉を失う事もしばしば。『再世篇』以降は彼の名言を受け継ぐ一人に。<br />
;[[ロックオン・ストラトス (2代目)]]<br />
:名前を継いだ覚悟を汲み、[[貧乏クジ同盟]]に引きずり込む。<br />
;[[刹那・F・セイエイ]]<br />
:彼のポーカーフェイスぶりに「普段から愛想良くしろ」と弄る事が多い。テロリストに拉致された[[マリナ・イスマイール|マリナ]]と[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]を救う為、ヒイロも交えた3人で敵アジトを急襲する任務にも就いている。<br />
;[[アレルヤ・ハプティズム]]<br />
:自身のボケに対してよく彼からも突っ込まれるが、ロックオンとは異なり辛辣なツッコミが多い。ちなみに(Zシリーズの設定では)ほぼ同世代。<br />
;[[ティエリア・アーデ]]<br />
:ハッタリで[[ソレスタルビーイング|CB]]加入の意志を口にした際、意外にも彼からの認証を受ける。尤も、ティエリアにしてみればブラスタのデータに興味を抱いたが故の判断だったらしいが。<br />
;[[チームトリニティ]]<br />
:彼らの存在には嫌悪感を抱いており、後半のCBルートでは自らが収集した彼らの居所のデータを「トリニティ打倒はZEXISメンバーの総意」としてスメラギ達に託した。<br />
;[[アリー・アル・サーシェス]]<br />
:彼の戦いを好む性格を次元獣以上に危険と見ている。再世篇では戦友であるロックオンの命を奪った仇敵として彼に怒りを爆発させた。<br />
;[[ヒイロ・ユイ]]<br />
:エリア11ルート序盤で彼から狙撃されるも即座に反撃し、相討ちとなる。軽口で誤魔化してはいたが、相当の深手を負っていた模様。<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:ヴォダラ宮における戦闘でアサキムに追い詰められたところを、彼の介入により難を逃れる。後に彼を「ガンダム先輩」と独自の敬称で呼ぶ。<br />
;[[コンロイ・ハーゲンセン]]<br />
:天獄篇では彼からスカウトを受けていた事が判明するが、割高の報酬を要求して匙を投げられてしまったことが明らかになる。<br />
<br />
=== リアル系 ===<br />
;[[ブールーズ・ゴウト]]、[[バニラ・バートラー]]、[[ココナ]]<br />
:エリア11ルート序盤、ヒイロとの銃撃戦で負傷したところを彼らに救われる。バニラとココナからはバトリングの選手としてスカウトされるも、クロウの守銭奴ぶりに両名とも匙を投げた。終盤では彼等の金貨ばら撒き作戦に飛び入り参加し、ストレスを発散させた。<br />
;[[シェリル・ノーム]]<br />
:潜入任務の際に彼女のサインを欲しがったが、特にファンというわけではなく、単に金目当てである。<br />
;[[レントン・サーストン]]<br />
:[[ランカ・リー|ランカ]]の送迎役を任された彼の護衛に就く。終盤では彼の決意を確かめる為に、敢えて諦観したような言葉を口にし、猛然と噛み付いてくる彼のリアクションから、その覚悟が揺るぎのないものである事を確信した。<br />
;[[桂木桂]]<br />
:[[破嵐万丈|万丈]]、[[ロジャー・スミス|ロジャー]]とともに彼からも[[スフィア]]や[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]の秘密についての説明を受ける。その後、彼から激励される。<br />
;[[ルキアーノ・ブラッドリー]]<br />
:経緯は不明ながら彼を激しく嫌悪している(後述)。<br />
;[[クルツ・ウェーバー]]<br />
:一目見た時から、同類認定していた。<br />
;[[レナード・テスタロッサ]]<br />
:彼の「世界をやり直す事」を目の当たりにし、[[聖インサラウム王国|インサラウム]]の救済をクロウが願ったことで、[[ガイオウ]]が出現する前のインサラウムへの扉を開くこととなる。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
;「それがどうした」<br />
:どんな正論や詭弁もこれにはかなわない。クロウの芯の強さを表している。後にエスターも影響されてこの台詞を言っている。<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』では[[御使い]]のしもべの脅威に[[ヒビキ・カミシロ|ヒビキ]]達が戦意を喪失する中、一人この言葉で闘志を維持していた。<br />
;「悪いな」<br />
:口癖の一つ。戦闘中に発することが多い。<br />
=== 戦闘台詞 ===<br />
;「[[分の悪い賭け]]は主義じゃない」<br />
:戦闘時に喋る台詞。実際、個人的にはあまり危ない橋を渡ったことはない。<br />
:ちなみにこの手の台詞を言うオリジナルキャラはクロウで[[キョウスケ・ナンブ|4]][[ジョシュア・ラドクリフ|人]][[カズマ・アーディガン|目]]となる(『[[無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ|無限のフロンティア]]』を加えると[[楠舞神夜|5人目]])。<br />
;「イチバチの[[ギャンブル]]は好きじゃない」<br />
:再世篇での「分の悪い賭けは主義じゃない」のアレンジ。<br />
;「仲間のためならロハでやるぜ!」<BR/>「仲間のためならエンヤコラだ!」<br />
:援護攻撃時。超のつく守銭奴であるが、同時に仲間のためなら苦労を惜しまない性格であることがわかる。<br />
;「グリーンライト! ここで決める!」<br />
:汎用台詞の一つ。「グリーンライト」とは「青信号」のことであり、クロウとしては「行くぜ!」と言っている。元々の意味は「実行の許可」で、それが転じて現代では「出撃せよ」という意味合いになっている。<br />
;「相変わらずの最低ぶりだな、お前らは…!」<BR/>「お前らの相手なら、これだ!」<BR/>「ここで返すぜ…!あの地獄の2年間で身につけたものを…!」<BR/>「消えろ、ファイヤバグ!」<BR>「先に地獄で待ってな…」<br />
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]]』第15話でFB隊員にACPファイズを使用した際のイベント戦闘台詞。<br />
;「お前らのやり方は、嫌って程知ってんだよ」<br />
:アクシオ・バーグラーの攻撃を回避した際の台詞。心底イラついたような低い声音であり、上記の台詞と合わせてとことんファイヤバグを嫌悪しているのが伺える。<br />
;「最低な奴らにやられたら、俺まで最低になっちまう!」<br />
:こちらは回避台詞。とことん嫌いらしい。<br />
;「器じゃねえんだよ、お前はよ…!」<br />
:[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]との戦闘台詞。人類を支配する神を気取った者に怒りを露わにしたような低い声音をしている。<br />
;「狙い撃つぜ、俺も…!」<br />
:リ・ブラスタBのクラッチ・スナイパーVX使用時。[[ロックオン・ストラトス|亡き友]]の言葉を受け継ぎ、標的を狙い撃つ。リ・ブラスタTではジ・アンブレイカブル・フルクラムに受け継がれている。<br />
;「リスク・オブ・マイ・ライフ…! くらいなっ!!」<br />
:リ・ブラスタBのアンブレイカブル・フルクラム使用時の台詞の一つ。背負うものあってこそ我が人生、ということなのか。実際問題、クロウが何か(主に借金)を背負わない場面はほとんどないが、逆に言えば「クロウ・ブルースト」という男を体現した言葉と言える。<del>間違ってもリスク・オブ・マイ・ライフを「借金人生」と意訳してはいけない</del><br />
:余談ではあるが、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』の[[楽曲/バンプレストオリジナル|マップBGM]]に「'''RISK OF MY LIFE'''」がある。<br />
;「ジャスト・ワン・チャンス! シュート!!」<br />
:こちらはリ・ブラスタRの場合。一撃にかける、というらしいといえばらしい攻撃だが、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』の楽曲にやはり「'''JUST ONE CHANCE'''」がある。さらに言えば、同曲が流れるのは「[[ヴァルザカード|エクサノヴァ'''シュート'''・オーバー]]」使用時、つまり必殺技使用時という共通点がある。<br />
;「天秤の支点は折れねえんだよ」/「折れねえんだよ、天秤の支点はな」<br />
:リ・ブラスタの必殺技の〆。何だかんだと言いつつ、着実にリアクターと化してきている。<br />
;「今度こそ引導を渡してやるぜ、アイム!」<BR/>「見せてやるぜ、カルロス!VXの全てを!」<BR/>「カルロス!お前への手向けだ!」<br />
:『再世篇』第45話「次元力」のイベント戦闘台詞。道を切り開いて逝ったカルロスに手向ける一撃――アンブレイカブル・フルクラム。揺らぎも迷いもない真っ直ぐな意志は「揺れる天秤」の力を限界まで引き出し、その力は「偽りの黒羊」を一撃の下に撃退した。<br />
:ちなみにこれらの台詞はこのイベント専用だが、実は後半の2つは'''他の台詞とランダム選択なのでどちらかが出ないことがある'''。<br />
;「俺の[[狙撃]]の腕も上がってるんだ…!」<br />
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇|連獄篇]]』より、アクシオ・スコートSPのクラッチ・スナイパー使用時。<br />
:また、連獄篇、[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]ともに、初登場シーンが狙撃であり、[[ロックオン・ストラトス|亡き戦友]]の意志が受け継がれていることが伺える。<br />
;「こいつでもやってみせるさ!」<br />
:『連獄篇』アクシオ・スコートSPのACPファイズ使用時の台詞の一つ。よく見るとブースターを細かく噴かして低空飛行を行っており、クロウの操縦技術の高さが窺える。<br />
;「呆れるほどに有効……かつ最高の戦術だぜ」<br />
:『天獄篇』でのSPIGOT-VXMのトドメ時。再世篇でマリリンとの因縁に決着がついた為か、ADWで見せていた、苦虫を噛み潰すような舌打ちはしなくなっている。<br />
;「俺の意志を力にする……!」<BR/>「撃ち抜け、リ・ブラスタ!」<br />
:『天獄篇』でのジ・アンブレイカブル・フルクラム使用時。前者がカットイン、後者が射撃時に入るのだが、実はヴィルダークに使うと一番最初に「見せてやるぜ、ヴィルダーク!」と特殊台詞が入り後がズレ込むため、後者の台詞がトドメ演出のカットインに入るというバグがある。<br />
<br />
=== 破界篇 ===<br />
;「フ…考えても仕方ねえな…。全財産で明日を占うか…コインを投げて、表が出たら、軍に戻る…。裏が出たら。それ以外の道を探す…。いくぞ…!」<br />
:第1話「100万Gの男」より。何もかを失い今後を'''全財産の1Gで占う際に'''。尤もその1Gも借金の形に[[ゼニトリー・マッセ|ゼニトリー]]に取られることになる。<br />
:ある意味全ての始まりであり、[[ファイヤバグ|最低野郎の集まり]]に戻らなかったことにもつながったため'''ゼニトリーの最大の功績とも取れるが…'''。<br />
;「言っとく。犯罪は俺の主義に反する」<br />
:同上。ゼニトリーに「軍で働くよりも、稼げる仕事を世話してやる」と言われての返答。[[主人公]]らしい一言だが、「借金の踏み倒しは犯罪じゃないのか?」とツッコミを入れられてしまう。<br />
:また、これ以外でもクロウは「○○は俺の主義じゃない/主義だ」という表現を割と使う。<br />
;「金は働けば返せるが、命は帰ってこないからな」<br />
:基本スタンスの一つ。守銭奴ではあるが、人の命は大事らしい。<br />
;「…しかし、いかにもアクシオンの機体だな。クセの無いマイルドな仕上がりだ」<br />
:第1話「100万Gの男」より。[[ブラスタ]]の第一印象。この時点ではリミッターをかけていた状態であり、直後に解除した時には「この機動性なら、俺流で戦える」と評した。<br />
;「好きでもなけりゃ、嫌いでもないさ。世界には必要なもんだと思ってる」<br />
:第2話「変わる世界」冒頭でトライアに「もしかして軍って存在が嫌いなのかい?」と問いかけられた際の返し。[[ファイヤバグ|一部]]を除いた軍は必要だと考えているようである。<br />
;「しかし、いいなあ、風呂ってのは…。こう気持ちがあったかくなる。世界中の人間が一緒に風呂に入れば、戦争なんてなくなるかもな」<br />
:第3話日本ルート「始動!マジンガー!」より。[[くろがね屋]]の[[シャワーシーン|温泉を満喫しながら]]何気に呟いた、奥の深い一言。<br />
;「…可愛い声を使っても無駄だぜ。俺は女は信用しない主義なんだ。特に美人はな」<br />
:第3話CB追跡ルート「戦火を呼ぶ流星」にて、トライアから猫なで声でからかわれるも、すましてこう切り返す。基本スタンスの一つだが、主に[[マリリン・キャット|昔の上官]]が原因。<br />
;([[ゲッターチーム]]と[[インベーダー]]ね…。どっちも危険な連中だぜ…)<br />
:第7話CB追跡ルート「出撃!!ゲッターロボ!」より。…とはいえ本作のゲッターチームは柄は悪いが、[[流竜馬 (OVA)|三]][[神隼人 (OVA)|人]][[巴武蔵 (OVA)|とも]]人情味があふれており、常識を踏みにじるような描写は少ない。<br />
;「強面の兄さんとデートとはな…[[マリリン・キャット|女]]嫌いのオレだが、マッチョが好みってわけじゃねえんだぜ…」<br />
:第9話「次元震」(ソレスタルビーイングルート経由時)より。故あってソレスタルビーイングに協力をしている時、単独での別行動を[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]に頼んで、[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]を監視役に付ける条件で許可をもらった際に。<br />
:女嫌いを公言して憚らないクロウだが、だからと言って[[グエン・サード・ラインフォード|男が好き]]というわけでもないようだ。どちらかというと「女に接するのは苦手」というべきか。<br />
;「駄目だ。あいつの考えにはついていけねぇ…」<br>「本当に合体したってのか?」<br />
:[[カミナ]]が行った[[グレン]]と[[ラガン]]の無理矢理やった[[合体]]の考えに追いついていらず、あきれていたが、本当に合体した[[グレンラガン]]の姿を見て驚きを表した。<br />
;「俺としては軍を辞めた後は退屈を親友に暮らすつもりだったんだがな」<br />
:第15話終了後の分岐にてのぼやき。何気ない台詞だが、このスタンスが自身と「揺れる天秤」のスフィアについての関係に影響を及ぼすとは(『破界篇』時点では)思わなかっただろう。<br />
;クロウ「これで一安心だ。青山がいなくなったら表部隊で貧乏くじを引く役は俺だけになっちまうからな」<br />青山「いつの間にか、お仲間認定とはな」<br/>クロウ「赤木の相棒をやってるんだ。否定はさせねえぜ」<br />
:『第2次Z破界篇』表部隊ルート第17話「夜の新宿大決戦」にて、青山を[[貧乏クジ同盟|同類認定]]した瞬間。<br />
;ティエリア「僕とヴェーダの分析を軽んじるのか?」<br/>クロウ「そんなものをぶっちぎるほどのナチュラルな悪党ってのがいるのさ。ありがたくない事にな…」<br />
:第21話「明かされる真実」において、ヴェーダの分析をも越える[[アイム・ライアード|アイム]]の悪意を評して。本人は[[ファイヤバグ|かつて所属していた部隊]]を指しているのだが、[[ソレスタルビーイング|相手が所属している組織]]にも'''[[イノベイド|ナチュラルな]][[アレハンドロ・コーナー|悪党]]がいる'''とはこの時点では知らなかった。<br />
;(アイム…。お前が何を考えているか知らねえが、俺にはやらなきゃならない事があるんだよ。親の借金返済の邪魔をするんなら、お前が何者だろうと容赦はしねえぜ…)<br />
:同上。この時点ではアイムを単なる障害としてしか考えていなかったクロウだが……。<br />
;「…ロクでもないが、嫌いじゃねえ」<br/>「過去の罪滅ぼしってわけじゃねえが、せっかくのZEXISだ…。少しはマシになるように出来る事はするさ」<br />
:第22話「リモネシア強襲」にて、ロックオンから「この世界は好きか?」と言われての返し。<br />
;「どこの世界でもお湯を沸かすのはヤカンを使う。ガンダムもそういうものかも知れねえぜ」<br />
:第25話宇宙ルート「新たな来訪者」より。[[ZEUTH]]の[[ガンダムタイプ|ガンダム]]と遭遇したときの台詞。[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]からは「納得できるような、納得できないような説明だね」と評された。要するに、「'''どこの世界でも強いモビルスーツというのはガンダムに行き着くのだろう'''」ということである。『第3次Z天獄篇』で明かされた[[真化]]に至る「火の文明」の象徴が[[ガンダムタイプ|『ガン』]][[ガンバスター|の名を持つ]][[アン・アーレス|マシン]]である事実を思えば、あながち的外れでもない。<br />
:余談だが、日清食品・カップヌードルのCMの中には、「[[ガンダム|RX-78 ガンダム]]がヤカンを持って立ち上がる」という内容のものが放送されたことがある。<br />
;「ああ。普段は第5のビールで我慢してるがな」<br />
:第26話国連協力ルート「集う力」より。[[ゲイン・ビジョウ|ゲイン]]から「ビールは好きか?」と聞かれて。現実世界の日本では「第5のビール」なるものは公的には存在していないため、おそらく現行の「第3のビール」のような、安価なビール風味の架空の[[食べ物・料理|飲料]]なのかもしれない。<br />
:また、1970年代の高度成長期に流行った日本語の中に「<ruby><rb>鉄管</rb><rt>てっかん</rt></ruby>ビール」という言葉がある。「鉄の管から出る液体」要は「水道水」の事なのだが、クロウの普段の食生活や老成した[[性格]]を考えると水の事をあえてこういう表現で言った可能性もある。<br />
;「ちょいと聞いたんだが、[[ZEXIS]]の中に[[ZEUTH]]の世界の同一人物がいるんだって?」<br />
:第28話「放浪のZEUTH」のシナリオデモより。クロウは前からこの話が気になっていたようだが、ZEUTHのメンバーから、[[セツコ・オハラ|セツコ]]の前例に倣った「[[異世界]]の同一存在の比較をしない」というルールを聞かされることに。<br />
;「レアデータ、ゲットだぜ!」<br />
:第25話宇宙ルート「新たな来訪者」より。[[バジュラ]]のデータを取ろうとして。クロウの担当声優であるうえだゆうじ氏が国民的人気アニメ『ポケットモンスター』にてタケシを演じている事に由来する[[声優ネタ]]。<br />
;「お前等のどアップはお釣りが来る程、荒いがとても治療にはならねえ」<br />
:第30話「ストレート・フルクラム」(国連協力ルート経由時)より。お見舞いに来たゲッターチーム(竜馬)が「お前の場合は荒治療がお似合いだ」と言われた時に返した言葉。どれだけ荒いのやら…。<br />
;「ああ…。色々とがっかりなベッピンさんだよ」<br />
:同上。[[青山圭一郎|青山]](ルートによっては[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]か[[玉城真一郎|玉城]])から[[トライア・スコート|トライア]]の事で「美人か?」と質問されて。<br />
;「自分の生命と他人の生命…。俺の答えは決まっている。そんな下らねえ選択をさせる奴をぶちのめす事だ!」<br />
:同上。[[アイム・ライアード|アイム]]に自分の生命とブラスタに搭乗している[[エスター・エルハス|エスター]]の生命に秤にかけられた際の台詞。クロウの強い意志から出た答えは、[[ブラスタ]]に搭載してある「揺れる天秤」を覚醒させる事となった。<br />
;「システマだよ。フ…昔取った杵柄ってやつさ」<br />
:第31話「対決!マーズとマーグ」より。ギシン星人相手に[[武術・格闘技|格闘術]]を披露し、竜馬に「合気道か?」と聞かれ。<br />
:ちなみに、「システマ」は20世紀の旧ソ連の特殊部隊で生み出されたロシアの格闘術の事で、源流は異なるが合気道に似た要素も持つ。元特殊部隊所属というクロウの設定を裏付けると共に、日本人でもあまり使わない難しい諺を正しく使っているのも驚き。<br />
:ついでに、『第2次Z再世篇』ではエスターが'''「故郷にロシュツキョウと呼ばれるおじさんがいた」'''と発言している事からもどうも[[ADW|この世界]]あるいは[[ブリタニア・ユニオン]]は、公用語が日本語であるらしい。<br />
;「俺だって育ててくれた親父に感謝してるさ。たとえ、クソ親父でもな。ま…勝手に死なれちまったんで礼も言えなかったがな」<br />
:第34話日本ルート「思い出の中の父」より。[[アイム・ライアード|アイム]]の仕掛けた罠を乗り越えた[[桃井いぶき|いぶき]]へ、父親の借金を相続放棄もせずに背負っている真意を語る。<br />
;「一人で何でも背負いこむんじゃねえ! お前だけがガンダムじゃねえんだ!」<br />
:第36話CBルート「託される意志」より。[[ガンダムスローネツヴァイ]]に乗り換えた[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]との戦闘中に[[ヴェーダ]]からのバックアップが無効になり、絶体絶命に追い込まれた[[刹那・F・セイエイ|刹那]]を叱咤した。<br />
;「アイム、俺を狙うなら、直接来い」<br>「仲間を狙うような汚い真似をするんじゃねえよ…!」<br />
:第三分岐の各ルートにて、仲間に対して精神的な揺さぶりをかけたアイムに激怒した場面。<br />
;「マッドなのはうちのチーフだけで十分なんだよ!」 <br />
:第40話「降臨!!真なる者!」に於ける[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]とのとの戦闘前会話。[[スフィア]]の存在に尋常ならざる反応を見せた早乙女博士の狂態ぶりに、トライアを引き合いに出して断固、拒絶する。<br />
;「これだから女って奴は油断ならない」<br />
:第42話[[宇宙]]ルート「想い重ねて、宇宙へ」より。よりにもよって[[オズマ・リー|オズマ]]の目の前で「[[早乙女アルト|アルト]]と[[ランカ・リー|ランカ]]が付き合っている」と暴露した[[エイーダ・ロッサ|エイーダ]]にの邪気の無さに対してのコメント。<br />
;「アニキは早死にする……なんて[[死亡フラグ|ジンクス]]はごめんだからな」<br>「ZEXISのアニキみたいなもんだろ? あいつは」<br />
:終盤のインターミッションでの一言。この時彼が指しているのは[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]のことで、ここまでに[[カミナ]]、[[マーグ]]と「アニキ」が二人も死んでいる。<br />
:だが、まさか、この発言が本当になるとはこの時、誰一人として予想していなかった。<br />
;クロウ「金ピカの機体とは反吐が出そうな成金趣味だぜ」<br>アレハンドロ「ZEXISにもそのような機体があるはずだが?」<br>クロウ「実力に裏打ちされたうちの[[ハリー・オード|グラサン]][[クワトロ・バジーナ|大尉達]]とてめえを同じだと思うんじゃねえよ」<br />
:[[アレハンドロ・コーナー|アレハンドロ]]との[[戦闘前会話]]。しかし、態度や思想はともかく、実はアレハンドロの[[技量]]はここまで言われるほど低くはない(少なくとも[[ガンダムマイスター]]クラス)。もっとも、少なくとも[[百式]]が金ピカなのは製作者の個人的な趣味であり、大尉は関係ないのだが。<br />
;「覚悟しろよ、[[裏切りイベント|裏切りの横取り野郎]]! 世の中、そんな簡単な儲け話なんざねえってことを骨身に教えてやるぜ!!」<br />
:同じくアレハンドロの戦闘前会話。世の真理であるとともに、クロウが言うと重みがある台詞…なのだが、直後に「その機体の外装をかっぱいでやる」と、見事に台無しにしてしまう。<br />
;「最期まで貧乏クジかよ…! 馬鹿野郎が!!」<br />
:ロックオンの戦死を知った際の一言。仲間にして親友であるロックオンの死に、彼はただ怒りと悲しみの感情をぶちまけるしかなかった…。<br />
;「その日が、いつか来るのはわかっていた……だけどよ……せめて、後少し……もう少しだけ後でもよかったじゃねえか……あと少しで世界は変わるっていうのによ……」<br />
:第48話「夜明けの鐘」のエンドデモにて、ロックオンの死に呆然とする一行の中で。世界の変革を見ないまま宇宙の闇に消えた「成層圏の狙撃手」を、クロウは心の底から嘆く。<br />
;「前座は黙ってろ」<br>「そこまでにしろよ、クズ野郎。お前の言葉なんざ、欠片も聞く気はねえんだよ」<br />
:第49話「虹」より。[[南極]]での最終戦で、毎度の如く力みすぎな前口上を述べる[[シュバル・レプテール|シュバル]]と、ベラベラ挑発してくるアイムを纏めて一蹴。クロウの静かな怒気にシュバルは気圧され、アイムは余裕の表情を醜く歪ませた。<br />
;「そんな判で押したような台詞で自分の心を誤魔化してんじゃねえよ!」<br>「わかっているのは本当はお前が嫌々戦っている事だけだ!」<br>「お前が本気で弟の仇を討ちたいって言うなら相手になる…! だが、こんな風に八つ当たりや欲求不満のはけ口の相手をするのは真っ平御免だ!」<br>「言葉に詰まるぐらいなら戦うのをやめろ!」<br>「このわからず屋がっ! これだから、女は嫌いなんだよ!!」<br />
:同上。マルグリットとの戦闘前会話。彼女が迷いを振り切れないまま無理矢理戦おうとしているのを、完全に見透かしていた。更に最後の一言から、この状況に対して、[[マリリン・キャット|自身の女嫌いの原因]]を想起する程ウンザリしているのが見て取れる。<br />
;「馬鹿を言ってんじゃねえ」<br>「主も友も弟もいない世界でも、まだお前がいる! 何かを失おうとお前は今、生きている! それだけで意味があるだろうが…!」<br>「俺の仲間は生命を懸けて、何かをやろうとした! その前で生命を無意味だなんて言うな!」<br />
:同上。マルグリットをシュバルより先に撃墜した時の台詞。「主も友も弟もいない世界など何の意味もない」と生きる事を諦めていた彼女を叱咤した。<br />
;「…お前の答えなんざ聞く気はねえ。どんな言い訳をしようとお前は俺の手で潰すと決めてる…! [[カミナ|自由を愛した男]]と[[ロックオン・ストラトス|平和を願った男]]…! そいつらの想いもお前にぶつける! 覚悟しやがれよ、アイム! 俺は初めて怒りのままに戦う!!」<br />
:同上。アイムとの戦闘前会話。度重なる虚偽と謀略によって、クロウの堪忍袋の尾は完全に切れ、生命を散らした二人の朋友の分までその力を最大限にまで発揮した。<br />
;(あばよ、アイム…。決着をつけられなかったのは心残りだがよ。地獄の鬼の前でお前の嘘がどこまで通用するか、試してみるんだな)<br />
:同上。[[アサキム・ドーウィン|アサキム]]に撃墜された後のモノローグ。だが、『第2次Z再世篇』では…。<br />
;「[[新帝国インペリウム|インペリウム]]が造る腐れた世界の支配者にそんなになりたいのかよ…! 馬鹿らしくて笑えもしねえ。[[次元獣]]の[[女王]]になりたいなんて馬鹿はとっとと消えな…!」<br />
:[[陰月]]での最終決戦で[[シオニー・レジス|シオニー]]の[[グレート・アクシオン]]と対峙した際に。<br />
:アイムに利用されただけのシオニーを「哀れなもんだ」と評しつつも、無意味な破壊と殺戮に加担し、世迷い事を言い続ける彼女を「馬鹿」と切って捨てる。<br />
;「ZEXISは平和ってゴールに着いた。ここからは一人一人のスタートだな」<br>「あばよ、俺の借金生活。明日からは自由と平和の始まりだ」<br />
:最終決戦で[[ガイオウ]]に勝利した後の台詞。しかし、それが束の間だった事を知ることは無かった。<br />
<br />
=== 再世篇 ===<br />
;「俺には金はないが、頼りになる仲間がいる。ZEXISは平和のために、俺は借金返済のために次々に現れる敵と戦い続けた」<br />
:[[PV]]におけるクロウのモノローグ。発言者がクロウでなければ「?」となっていただろう名(迷)台詞。<br />
;「ゲットレディ! 行くぜ!」<br />
:『再世篇』での第一声。この台詞と共に、エスターの危機に颯爽と駆けつけた。交戦時の汎用台詞でもあるが、ここでは[[DVE]]。また、システム設定の音量調節のサンプルボイスにも使用されている。<br />
;「ファイヤバグ…最低のクズ野郎共…。お前達は、まだその中で遊んでやがるのか! 他人の事を言えた義理じゃねえ…。だが、俺の前に現れた以上、この手でお前達を潰す…!」<br />
:第15話「マン・アズ・ビフォー」に於ける戦闘前会話。かつての因縁を前に、次元獣バスターは迷いなくブラスタを駆る。<br />
;「そりゃ一卵性双生児なんだから、似た役割を期待しちまうわな…だが、誤解すんなよ。俺はあいつの名前を継いだお前の覚悟の方に賭けてるんだ」<br>「その名を名乗れば、どうしたって兄さんと比べられるのはお前だってわかってたはずだろ? それでもロックオンを継いだお前とはいい付き合いが出来そうだって事だ」<br>「俺とお前は同じって事だよ。ニール・ディランディって男の事が好きだっていう点でな」<br />
:第16話「次元の心央」より。「ライルとの初対面の際に、兄と同じスナイパーとしての役割を求めた事に不快感を示したライルに対して。スナイパーとしての役を求めつつも、クロウは決してライルをニールと同一視しようとはせず、「ロックオン」の名を継いだライルの覚悟を見届けようとする。<br />
;(自分の恋は不器用なのにな)<br />
:ルカとナナセに合わせるチャンスを作り、「自分だってキューピット役はできる」と言ったクランを茶化した。…が、この発言がエスターによって自身に跳ね返ってしまうことに。<br />
;「戦争なんだ…殺った、殺られたで恨み言を言う気はねえ…だがな…遊び気分で戦争をやってる奴に[[ロックオン・ストラトス|俺の大事な仲間]]を殺られたとなっちゃ腹の虫が収まらねえんだよ」<br>「覚悟しやがれよ、戦争屋! ZEXISを代表して俺があんたを潰してやる!!」<br />
:19話より。生存していた[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]が再度、遊び感覚で世界を混乱に陥れようとする様に激昂。怨敵へと照準を絞り込む。<br />
;「男の顔になったな」<br />
:「あなたは何もわかっていない」において、カミナシティをインベーターから守った後、時間のずれによって自分なみの青年に成長したシモンの再会に言ったセリフ。これだけだとなんでもないが、直後に「一度こういう台詞を言ってみたかった」とオチを付ける。元ネタは『北斗の拳』でケンシロウが成長したバットにかけた言葉であろう。<br />
;「もうたくさんだ! 人の自由を奪って平気な顔をしてる奴がでかい面してるのはよ!」<br />
:第25話において、「揺れる天秤」に取り込まれた際の台詞。彼の本音が見えてきている事が伺える。<br />
;「いや…そっちはいい。愚痴とアルコールで流しちゃいけねえ事ってのもある」<br />
:第25話クリア後、愚痴の相手を申し出たランドへの返し。<br />
;「ちっ…他人の事を言えた義理じゃねえが、さすがの俺もドン引きの放火魔だぜ…!」<br />
:中盤にて、ほぼ原作通りにアザディスタンを焼け野原に変えたサーシェスの行為に対して。「ファイアバグ」が「放火魔」という意味であることに引っかけた台詞。<br />
;「わかってんのかよ、アロウズは…軌道エレベーターをぶっ壊して、どんだけの被害が出るのかを…タワーの修復、破片落下の被害からの復興…何より、死んだ人間はいくら金を積んでも戻ってこねぇってのによ!! いい加減にしろよ、腐れが!! 何が治安維持だ!! 何が恒久和平だってんだ!!」<br />
:「ブラック・アヴェンジャー」「散り行く光の中で」より。人道も倫理も無視し、己を守るばかりのアロウズに、ついにクロウの怒りが爆発する。<br />
;「決めた。やっぱり、食は全ての生活の基本だ。依頼を受けることにする」<br />
:「銀河をステージに」クリア後のトライアとの通信で依頼を受けた場合。「腹が減っては戦はできぬ」とはよく言ったものである。<br />
;「決めた。ちゃんとした昼飯は惜しいが、依頼は断ることにする。いざとなったら、[[ジロン・アモス|ジロン]]や[[アポロ]]と一緒に狩りでもして食いつなぐさ」<br />
:こちらは依頼を断った場合。どちらにせよ食べ物に関してはやはり人の子らしく執念を見せる。なお、クロウは冗談めかして言ってはいるが、狩りをして食べ物を調達したほうが砂糖水よりかは栄養のある食事が出来るような気もしないでもない。<br />
;「通称、ブリタニアの吸血鬼。[[エリア11]]もロクでもない奴を輸入したもんだぜ」<br />
:エリア11にて、[[ナイトオブラウンズ]]の一人である[[ルキアーノ・ブラッドリー|ルキアーノ]]と対峙して。「輸入」とルキアーノを物のように扱うあたりに、彼への嫌悪が見て取れる。<br />
;「驚いたぜ。吸血鬼殿が[[ナイトオブラウンズ]]になっていたとはな」<br />
:上記のセリフの後、ルキアーノとの戦闘前会話にて。このセリフから、ルキアーノがラウンズになる以前も相当の凶事を働いていることが推測される。<br />
;「…俺に、その言葉を否定する権利はねぇさ。俺はご察しの通りの人間だからな。だがな、好き嫌いで言わせてもらえば、あんたは圧倒的に後者だぜ!」 <br>「やれるもんならやってみな!こうして敵味方に分かれた以上、心置きなくあんたを潰せるってもんだぜ!」<br />
:同様にルキアーノとの戦闘前会話から。クロウを元ファイヤバグと見抜き、「クズ」と罵倒した彼に対し、その言葉を甘んじて受けつつも激しい敵意を向ける。「心置きなくあんたを潰せる」と言い放つあたり、彼に対する相当な嫌悪が見て取れるが、過去に何があったのだろうか?<br />
;「何だよ、この悪役オールスターは!?」<br />
:「遺根!くろがね屋の一番長い日!」において、ゼウスの片腕を求めて、くろがね屋に集まるピグマン子爵、ニア、コーウェンとスティンガー、ゲシュタルトのメタールといったスーパー系の悪役の集合を見て驚きの一言。<br />
;「こんな事ぐらいで、あいつがやってきた事が帳消しになりにはしないってのによ…なのに、こっちのの覚悟も何もお構いなしで最後まで好き勝手やりやがって…」<br/>「こんな俺の生命を救うためによ…! 馬鹿野郎が! 自己満足で俺に返せない借りを背負わせやがって!!」<br />
:「次元力」より。ZONEの機能停止を引き替えに落命したカルロスに対して怒りと哀しみの咆哮をあげた…。だがこれが「揺れる天秤」を完全に覚醒させる切っ掛けとなった。<br />
;「…あいつはあいつなりにケジメをつけた。許す必要もない。褒め称える必要もない。だけど、時々思い出してやろうぜ。カルロス・アクシオン・Jrって金持ちがいた事をよ」<br/>「あいつが何を目的で生きていたかはわからなかったが、あいつなりに何かを変えたかったのは間違いない。俺達もやろうぜ。このロクでもないが、嫌いにもなれない世界のためによ」<br />
:第47話「死線!総攻撃Dr.ヘル」にて、エスターとの会話中にカルロスの死を再確認して。<br />
;「変わってねえな…いや、むしろ強くなってる」<br>「全ては変わっていく…人も、世界も、時代も…」<br />
:同話より、病み上がりの身体に鞭打ち、ウェインとの最終決戦に挑むエスターの成長を認めつつ感傷的に呟く。<br />
;「手を出すな」<br>「・・・そういう道をカレンもスザクも・・・俺達も選んだんだ」<br />
:第49話「ゼロとルルーシュ」より。スザクを追い詰めるカレンを止めようとしたアルトに対しての静止。その後シンからカレンはスザクを止めをさすかもしれないに対して、自分達ZEXISも、カレンやスザクも戦う道を選んだ現実を突き出す。<br />
;「待てよ、おい・・・。ゼロの言い分ってやつも一応は・・・」<br />
:第49話「ゼロとルルーシュ」にて、黒の騎士団ルートが成立しなかった場合。徹底的にゼロを排除しようとする扇たちを落ち着かせようとしたが、玉城から「これは俺たちの問題」だと聞く耳持たずになってしまう。<br />
;「あいつを信じられないっていうお前の言う事も理解できるけどよ・・・あいつを信じたいって気持ちがあるのなら、まずは話を聞いてみようぜ」<br>「俺は、もっととんでもない嘘つき・・・それも悪意の塊みたいな奴を知ってるんでな」<br />
:同上。黒の騎士団ルートが成立した場合。ロジャーやヒイロ、キリコがゼロを信じていることに動揺する扇に対して。2行目はエスターから「お前はゼロを信じるのか!?」と驚き現した際に。実際ゼロのギアスによって、次元獣にされたエスターが元に戻る手がかりを掴めたことから、クロウもゼロを信じている模様。<br />
;「咎を受けるのは全てを終わらせてからだ…そういうスタンスでいこうぜ」<br />
:黒の騎士団ルート第50話「超合集国決議第壱号」のIMにて、ルルーシュに対して。志半ばにして散った[[ロックオン・ストラトス|親友]]の言葉を引用し、彼なりのやり方で激を入れる。<br />
;エスター「変わり身の早い奴!」<br>クロウ「気持ちの切り替えの上手い奴…って言ってやれよ」<br />
:上記の後、最後までゼロの続投に難色を示し、その後あっさり意見を翻した玉城に対するやり取り。<br />
;「まさか。金は欲しいが、名声には興味ない」<br />
:黒の騎士団ルート第51話「戦乱のピースクラフト」において、[[OZ]]の[[ゼクス・マーキス|ライトニングバロン]]から[[ホワイトファング]]の首領となり、ついには地球連邦の代表に就任した[[ミリアルド・ピースクラフト]]の姿を「順調な出世」と評し、ロックオンから「羨ましいのか?」と問われた際の返し。なかなかにカッコいい、なおかつ彼らしい言い方ではあるが、直後にアレルヤに「決め台詞のつもりだろうけど、格好良くないよ」と一刀両断されてしまい、結局台無しに…。<br />
;「お前さ…。俺と話す時、[[ハレルヤ|もう一つの人格]]出てない?」<br />
:…で、上記のアレルヤのツッコミの後の台詞がコレである。さすがにここまでバッサリと一刀両断されてしまってはボヤきたくなるのも無理は無い。なお、これらのやり取りからクロウは金にはうるさいが、立身出世や名声には無頓着な人間であることがわかる。<br />
;「黒の英知を手にした暗黒の支配者…。どうやら、俺もあんた等も似たような境遇らしいな。だが、俺はお前達のような下衆に堕ちる気はねえ…! せっかく力を手にしたんだから、もうちょっとマシな事に使わせてもらう! 借金返済や悪党退治とかな!」<br />
:第54話「絶望の世界」より。[[ズール皇帝|ズール]]or[[ムゲ・ゾルバドス|ムゲ]]と戦闘した時の会話。確かにそっちの方がよっぽどマシだろう。<br />
;「仇は討ったぜ、ロックオン。…お前は喜ばねえかも知れねえがな」<br />
:終盤のネオ・プラネッツでの戦いにて、サーシェスの戦死を見届け、亡き戦友を偲ぶ。<br />
;「負けを理由にするんじゃねえよ。誰かの自由や平和を奪う以外の方法で、お前達には何かが出来たはずだぜ」<br/>「お前は尽きぬ水瓶に相応しい男だ。だが、俺はお前のやり方を認めない」<br/>「借りた金は、きちんと働いて返すしかねえんだよ。盗んだ金で返そうなんてのはナシなのさ」<br />
:最終話でユーサーに対して。戦う以外の方法に目が向かなかったユーサーを糾弾し、信念は認めつつも自分なりの言い回しでそのやり方を否定する。<br />
;(あばよ、ユーサー……あばよ、次元将ガイオウ……お前らは強かったが、それをも上回る強敵が地球で俺を待っている)<br />(待ってろよ、借金……地球に帰ったら、今度こそ決着をつけてやるぜ)<br />
:ガイオウ撃破後のモノローグ。ファイヤバグ、ブリタニア・ユニオン、インベーダー、Dr.ヘル、イノベイド、バジュラ、バアル、インサラウム、次元将……ZEXISとして色々な敵と戦って来たクロウだが、やはり彼にとって最強の敵は借金らしい(しかも、'''勝率は0''')。<br />
;「ZEXISは、いい女が多かったからな…[[マリリン・キャット|ふらりと入ったラーメン屋の一杯がまずかった]]からって、世界中のラーメンを否定する事はないか…」<br />
:黒の騎士団ルートEDにて、女嫌いを返上した時の台詞。そもそもクロウの女嫌いの原因は度を超えて破綻したマリリンの「人格」であって「異性」そのものを特に嫌悪しているわけではない(積極的に関わりたくはない、というレベル)ので、当然の帰結と言えなくもない(そういう意味では自身の過去のトラウマが原因で「異性」そのものを嫌悪する[[レーベン・ゲネラール|レーベン]]とは大いに異なる)。<br />
:ところでクロウにラーメンを引き合いに出させた辺り、ライターはやはり[[テンカワ・アキト|同じ声でラーメンが得意な料理人]]を意識しているのだろうか。確かにあの男もとある事件以降'''味覚がダメ'''(女嫌い)になっているが……。<br />
;(尽きぬ水瓶、ユーサー・インサラウム……お前の愛は実を結んだようだぜ……)<br />
:<br />
;「さて…いくら浮いたかな。その額によっては、街外れで小さな喫茶店を始めるなんてのも悪くない…裏通りに小さな事務所を構えて、小粋な私立探偵なんてのもいいな…」<br />
:ラストの査定時。この時は資金が戻ってくるとばかり思っていたクロウだったが、彼に待っていたのは'''やはり借金だった'''。<br />
:また、「私立探偵」「貧乏」「クロウ」ということで[[大十字九郎|とあるロボットゲームの主人公]]のパロディなのではないかという声もあったが、'''[[スーパーロボット大戦UX|次の版権スパロボ]]で[[機神咆吼デモンベイン|その作品]]が初参戦となった'''。果たして偶然なのか一種の前振りだったのか……。<br />
:なお、[[HEROMAN|同時参戦した作品]]の[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|主人公]]はコーヒーショップでアルバイトをしている。<br />
:また、『天獄篇』のEDにおいても暫くは戦いの兆しも無くなった世界で、私立探偵をやろうかと考えている。<br />
;「悪いな、エスター。俺は借金を返すまで、他の事にうつつを抜かす余裕はねえのさ」<br />
:クロウ当人は借金返済をつかの間の出来事として捉えているが、他人から見れば、割に合わない上に予想外の理由(押し付けに近い)で借金が増え続ける以上、それは一生に等しい。借金とクロウは切っても切れない、一生縛られる宿命にあるのだろう…。<br />
<br />
=== 連獄篇 ===<br />
;「…俺はパスする。こういう研究熱心な女に付き合うとろくな事にならないのは経験済みだ」<br />
:第6話「脱走者」にて、クラヴィアを連れていくことに難色を示す。実際、その判断は[[アン・アーレス|間違っているとは言い難かった。]]<br />
;セツコ(…口には出さないけど、ランドさんとクロウさんも感じているはず…)<br/>ランド(絶望の未来…。この先に待っている戦いは今までとは比べものにならないもんだ…)<br/>クロウ(俺達とスフィアの戦い…それの決着の時も、そう遠くねえだろうな…)<br />
:エピローグにて。リアクター三人は最後の戦いへの決意を固めて時獄と天獄を繋ぐ戦いは幕を終える。<br />
<br />
=== 天獄篇 ===<br />
;「面白い…生意気な若造の鼻っ柱をへし折ってやるか」<br />
:宗介救出ルート第21話。ヒビキがジークンドーの使い手と知り、仕合を提案する。そこで例によってヒビキが煽るが、クロウは大人の余裕で受け流す。実際この後の仕合では4勝1敗で勝ち越しており、有言実行したことになる。<br />
;「それがどうした! 俺はまだ戦えるぜ!」<br />
:宗介救出ルート第21話にて、黒いアンゲロイと[[エル・ミレニウム]]の増援に心折れる一行の中で叫ぶ。状況がどうだろうと場所がどこだろうと折れない意志は、「揺れる天秤」に戦意を点し続ける。しかし、その時……。<br />
;「…丁度いい。Dトレーダーで何か花束みたいなものはあるか?」<BR/>「それを頼む。墓参りに手ぶらってのも格好がつかないしな」<BR/>「…死んじまったら、敵も味方も、過去の恨みも関係ねえ。花ぐらい手向けさせてもらうさ」<br />
:その話のトレーダーにて。一行が飛ばされた先は火星。そこは再世戦争の決着の地であり、クロウにとって因縁深い者達が眠る場所。[[マリリン・キャット|かつての上官]]が、[[ガイオウ|未来をかけて戦った男]]が。そして、[[ユーサー・インサラウム|祖国と民に殉じた幸福の王子]]が眠っている……。<br />
;「…悔しさが男をつくる。惨めさが男をつくる。悲しさが男をつくる…そして、強大な敵こそが、真におまえを偉大な男にしてくれる…。…昔の戦争の撃墜王の言葉だ」<br />
:「リアクターの先輩として何か与える」ということでヒビキに送った言葉。実在する第二次世界大戦のドイツのエース、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの格言を送ったものの、ヒビキは既に父親からその言葉を聞いており、被ってしまった。<br />
;(見てるかよ、ユーサー…。お前の愛したみんなは、今でもお前のことを愛してるぞ)<BR/>(お前の水瓶は尽きることなくインサラウムの民達を潤している。だから、後の事は安心して俺達に任せとけ)<br />
:宗介救出ルート第22話「再会の火の星」のシナリオデモにて、[[アークセイバー団員]]と会話をして。<br />
;「やっぱりな。一目見た時から、俺もあいつの素質には気付いていた。口ではどうこう言いながら、面倒見のいい性格にムッツリ系の相棒…おまけに声が実にいい」<br />
:クルツについて。案の定の同類認定である。こうして、満場一致で[[貧乏クジ同盟]]に一人が加わることとなった。<br />
;「傷だらけの獅子のスフィアは、痛みに耐えることで力を発動させる……なのに、そのリアクターのあんたが忍耐を忘れて、すぐに怒りを爆発させてたらダメだろうが」<br />
:ガンレオンの力を引き出しきれず悩むランドへの指摘。<br />
;「ランドの若返りのためにも、諸先輩方の力を借りようと思ったまでですよ」<br />
:中央大陸ルート第29話「猛攻のストラウス」にて、「傷だらけの獅子」の力を引き出せず行き詰るランドへの手助けとして「ミッション・スプリング」を発動した際に。集められたメンバーは[[オットー・ミタス|オットー]]、[[コンロイ・ハーゲンセン|コンロイ]]、[[柿小路梅麻呂|柿小路]]、[[厚井鉄男|厚井]]、[[アストナージ・メドッソ|アストナージ]]、[[田中司令]]、[[イアン・ヴァスティ|イアン]]、大杉、[[カシオ・タカシロウ|カシオ]]、[[神隼人 (OVA)|隼人]]、[[車弁慶 (OVA)|弁慶]]と見事に「オッサン」で固められていたが、'''シャア(33)とアムロ(29)も呼ばれており'''少なからずショックを受けていた。<br />
;「来るんじゃねえ」<BR/>「悪いな、アドヴェント…。俺は誰かにお守りをされるのはやっぱり好きじゃねえのさ」<BR/>「俺は自分の力で前に進んでみせる!」<br />
:共通ルート第30話「闇の中の真実」にて。ヒビキのピンチに現れ割って入ろうとしたアドヴェントを制止、この啖呵と共に自らの「折れない意思」を見せつける。<br />
;「ブレてるぜ、尸空!!」<br />
:同じく第30話。上記のやりとりで感情を乱した尸空に対して。<br />
;「…なあ…恋は盲目って言葉を知ってるか?」<br/>「俺達は直感や感情に頼りすぎて、冷静さを欠いているのかもしれねえ…」<br />
:同じく第30話エンドデモ。アドヴェントの言葉を信じきっているZ-BLUEメンバーに対して。<br />
:クロウのこの言葉により他の自軍メンバーもアドヴェントに対し懐疑心を抱き始め、決別へと繋がる事となる。<br />
;「どんな任務も完遂する凄腕特殊部隊から、極悪非道の傭兵部隊になり今じゃアマルガムの下請けとはな!堕ちたもんだな、ファイヤバグ!あの世でマリリンが泣いてるぜ!」<br />
:第36話「世界への挑戦」より、FB隊員と対峙した時のセリフ。ファイアバグも最初から歪んでいたわけではなかったのだろうか?<br />
;(惚れた女をおいて逝っちまうとはよ…。つくづく貧乏くじ体質だぜ、クルツよぉ…)<br />
:メリダ島ルート第40話。MIAとなった(実際は生きてたが)クルツに[[ロックオン・ストラトス|かつて共に戦い、戦火に散った親友]]を重ね、心の中で哀悼の意を捧げる。<br />
;「ここまで次々と得体の知れない敵が出てくると、いくら借金返済のネタでもうんざりだぜ」<BR/>(そうなると借金のない世界ってのを夢見ちまうな……と言いたいところだが、そんな張り合いのない世界は御免だ。俺がやり直しを望むとしたら……)<br />
:共通ルート第42話「炎」での初戦闘時。借金のない世界を「張り合いがない」という理由で却下する辺り、完全に「'''リスク・オブ・マイ・ライフ'''」と化している。<br />
:世界をやり直す力を手にしたとして、自分は何をやり直すか? クロウの思考に浮かんだのは、[[聖インサラウム王国|再世の聖王国]]であった。そして……。<br />
;「結局、どうやっても俺の知るマルグリットやユーサーのインサラウムは救えねえってことだ……」<br />
:クロウルート第43話「永遠の聖王国」にて。Z-BLUEがカオス・コスモスと化した宙域から飛ばされたのは、何とガイオウが襲来する直前のインサラウム王国。Z-BLUEという存在が現れた時点で可能性が分岐したため、この世界は再世戦争には繋がらない別の世界になったという話を聞き、ただ失われた聖王国を偲ぶ。<br />
;(次元将ヴァイシュラバ……あいつもあいつなりのやり方で根源的災厄と戦っていくんだろうな……あばよ、次元将ガイオウ……カルロスには悪いが、お前にはヴァイシュラバの名のほうが合ってるぜ……そしてさよならだ……聖王国よ、永遠なれってな……)<br />
:姿を現したものの、インサラウムに牙を剥かず去っていった[[ガイオウ|次元将ヴァイシュラバ]]を見送り、自分達も元の世界へ転移する中、かつての強敵と永遠の聖王国に思いを馳せる。<br />
:ちなみに、この世界でアークセイバーに遭遇した際、クロウだけリ・ブラスタに乗って外にいたためにアークセイバーに目撃されており、Z-BLUEが去った後ではその気迫から'''「破界の王」と呼ばれることになってしまった'''。<br />
;「尸空は虚無を力とする……だがそれは、本来なら人間の中にあって決して外に出てこない部分だ」<BR/>「そいつはある意味、死と同じだからな」<BR/>「どうやら、尸空や尸刻は死んだ人間の魂を導く力を持った種族だったらしい」<BR/>「だからこそ、普通の人間では到達できない虚無のスフィアを発動できたんだろう」<br />
:「閃光! 次元の果て!」における「虚無」についての語り。今ひとつわかりづらい「沈黙の巨蟹」の発動キーたる「虚無」とは、人の中にある死の本能とでもいうべき感情のようだ。なお、死の本能とはフロイトが提唱した精神分析学における概念の一つ(英語ではデストルドーと呼ばれる)で、これの発露が自傷行為や自殺とされる。<br />
;「頼むぜ、相棒。お前がいなけりゃ、俺は借金を返す当てがねえ」<br />
:第56話にて、真化融合時の台詞。こう決めるクロウであったが直後の戦いでは…(後述)<br />
;クロウ「ペットは飼い主に似る…。その言葉通りだったな」<BR/>セツコ「他人を見下す事しか出来ないあなたは御使いと同じです…」<BR/>ランド「あばよ。そっちがその気なら、俺達は戦う事をためらうつもりはねえからな」<br />
:同じく56話。同話で初登場した[[真徒]]が撃破された時の会話。<br />
;「自己満足でやるべきことを見失った男ってのは哀れなもんだな」 ※希望ルート<br/>「見ちゃいられねぇな。自己満足でやるべきことを見失った男ってのは」 ※絶望ルート<br />
:第57話において間違っていると分かっていても、御使いを打倒するためにあくまでリヴァイヴ・セルによる疑似的な真化融合で臨もうとするヴィルダークに向かって突きつけた言葉。<br />
:確かにその通りであるし、シーン的にもばっちり決まっている。…クロウ自身が'''借金を返すことに終始してその先の人生設計が目下何もない人'''という事実に目を瞑れば、だが。<br />
;「俺もガイオウもあいつも、手の平は血まみれだ。そんな俺に奴等をどうこういう資格はねえ…」<br/>「俺があいつと違う所と言ったら、周りに恵まれていたぐらいだろうな…」<br />
:第57話終了後のDトレーダーのZチップボーナス会話にて。最後の次元将との戦いを終えたクロウの追憶の台詞。<br />
:この後、そんな彼を[[トライア・スコート|支]][[エスター・エルハス|え]]、彼に[[マルグリット・ピステール|救われ]]、彼に[[貧乏クジ同盟|共感する]]仲間達が挙って迎えに来る。<br />
;「いくらお金を積まれても、お断りだ!」<br />
:第59話「邪神降臨」より。[[ズール皇帝|邪]][[宇宙魔王|神]][[ハーデス神|連合]]からスフィア・リアクターだけは仲間にしてやろうと言われたのに対して。彼にとってこれ以上無い程の拒絶の言葉。<br />
;「借金なんてものがなくてもスフィアの力を引き出せるんなら、お前の方がリアクターに向いてたかも知れねえな……」<br />
:ネオ・ズリエル撃破時。例え神話の果てへ到達しても借金と縁が切れない、それがクロウ・ブルーストという男である。<br />
;「頑張っちゃいたが、お前の嘘なんざあのアイムに比べれば、可愛いもんだぜ」<br />
:ネオ・マルダキエル撃破時。全くもってその通りと言える。<br />
;「お前の口先だけの愛じゃ、何も救えねえんだよ」<BR/>(尽きぬ水瓶、ユーサー・インサラウム……俺は、お前とお前の愛を一生忘れない……)<br />
:ネオ・ガムビエル撃破時。祖国と民のために己の全てを投げ出した、最後の聖王……その生き様と、死してなお国を潤す「尽きぬ水瓶」の如き愛は、ライバルであった「揺れる天秤」の心にも確かに刻まれていた。<br />
;「虚無ってのは空っぽとは違う。その中には確かに自分ってものが存在する。人形じゃ、尸空の代わりは勤まらないってことだ」<br />
:ネオ・ムリエル撃破時。何も持たない人形の空虚と、死を背負いながら生きる尸空の虚無とは似て非なるものであった。<br />
;「人形が何に反逆するって言うんだよ……悪いが、ヴィルダークはお前の10倍は手ごわかったぜ」<br />
:ネオ・アドナキエル撃破時。アドヴェントの操り人形の「反抗心」など、全てを捨て去ってでも御使いを倒そうとしたヴィルダークの意地の前ではただの言葉に過ぎない。<br />
;「世界は変わったってのに、俺は変わらない……か」<BR/>(だが、悪くない気分だ)<BR/>(希望溢れる未来と平和……無限の可能性があるのなら、100万Gの借金だって返せるだろうさ……いつになるかはわからないがな……)<br />
:エンディングにて。どこまで行っても、100万Gの男の「リスク・オブ・マイ・ライフ」は健在である。これを返したとして、今度はいくら背負うのだろうか…。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
守銭奴かつ、色々とキマらない二枚目半な性格ゆえか、迷台詞には事欠かない。<br />
<br />
;「マジで!?」<br />
:主に借金絡みの話題で何度も口にする。<br />
<br />
=== 戦闘台詞 ===<br />
;「くそったれ!止まれ、修理費カウンター!」<br />
:中破時の台詞。ヒットポイントもクロウに言わせると、こんな身も蓋もない名称になってしまうのかもしれない。<br />
;「くそぉぉっ! これじゃマジで破産だ!」<br />
:撃墜時の台詞。乗機の撃墜=破産と考えているあたり、さすがは守銭奴と言うべきか…。<br />
;「まずい! チーフの鬼の形相が目に浮かぶ!」<br>「くっ! 三途の川にキツネのお面の鬼がいる!」<br />
:被弾時の台詞。やはりトライアに尻に敷かれているようだ…。<br />
;「金があれば、心に余裕もできるのさ」<br>「今の俺はサラリーマンだ! お仕事、お仕事っと!」<br>「ま、当たっても経費で修理するがな」<br>「いいさ。このくらいのダメージなら経費で落ちる」<br>「借金がないから、心に余裕があるのさ」<br>「修理費2000ってところか? 俺の金じゃねえけど」<br>「いいもんだよな、自由ってのは!」<br>「いかん、いかん。心に余裕を持ち過ぎた」<br>「う~ん…さすがに撃墜はシャレにならねえ」<br />
:再世篇15話「マン・アズ・ビフォー」限定の戦闘台詞の数々。非常に余裕であるが、この後の展開や破界篇の立ち回りを考えると笑ってしまう。また、後に彼に似た[[サイゾウ・トキトウ|サラリーマン]]が出演している。<br />
;「フ…コインが、いい音で鳴いてるぜ」<br />
:SPIGOT-VXMでのトドメ時。カッコよく決めているようだが台詞の中身が…。<br />
;「わかってんのかよ!? 修理費を払うのは俺なんだぜ!!」<br />
:被弾時。文面だけだと普通だが、ほとんど悲鳴である。<br />
<br />
=== 破界篇 ===<br />
;「…金が無い…」<br />
:第1話「100万Gの男」より。『破界篇』におけるクロウの第一声がいきなりこれである。しかも[[ゼニトリー・マッセ|借金取り]]に追いかけられているという非常にみっともないシーンでもある。<br />
;「お前の取り立ての100万Gは返済された。俺から持ってった1Gを返せ」<br />
:同上。戦闘終了後ゼニトリーが去ろうとした際にこれである。この後「1Gを笑う奴は1Gに泣くんだよ」と続くが、まさかこの後に'''長く続く借金返済生活に陥るとは考えもしなかった…'''。<br />
;「先走んな、刹那…! また俺がお守りを押し付けられる! お守り手当てが認められなかった以上、勝手されると困るんだよ!」<br />
:第6話ソレスタルビーイングルート「遠い平和へ」より。暴走する刹那のお守りをロックオンから押し付けられていたクロウは、ついにスメラギに手当てを要求したようである。<br />
;「俺…やっぱり、地獄に落ちたか…」<br>「魔女と小鬼がいやがる…。やっぱり、借金を返さなかったのが原因か…」<br />
:第9話「次元震」より。ライノダモンMDとの初戦闘で敗北した後に医務室で目が覚めた時の台詞。「魔女」はトライア、「小鬼」はエスターの事を指している。なお、エスターからは生きていたことを喜ばれたため、トライアからは身体を張ったジョークも不発といわれた。<br />
;クロウ(くそっ…! こんな立場じゃなかったら、サインをもらえるのによ!)<br>[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]](お前…ああいうの好きなのか?)<br>クロウ(いや、売り払って借金の足しにするためだ)<br />
:第11話フロンティア船団ルート「オン・ユア・マークス」より。突如[[地球]]圏に出現した[[超長距離移民船団]]の実態を探るために[[アイランド1]]に潜入した際、超有名アイドルである[[シェリル・ノーム]]に偶然遭遇して。即座に[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]から「だと思ったぜ」と突っ込まれた。しかも、ここにいなかったメンバーからも後で「どうせ金目当てにサイン欲しがったんだろ」と見透かされた。<br />
;「せっかくのイベントだからな。盛り上がり所に投資を惜しまないのは俺の主義だ」<br />「ゲストのグレン団リーダー、[[カミナ]]さん、この勝負、どう見ます?」<br />
:第17話表部隊ルート「夜の新宿大決戦」より。[[ダイ・ガード]]・[[マジンガーZ]]・[[トライダーG7]]と[[飯塚]]の駆る[[コクボウガー]]との模擬戦の際、ビールにホットドッグというまるでスポーツ観戦でもするかのようなノリで現れた際に。当然、[[クラン・クラン|クラン]]や[[弓さやか|さやか]]から呆れられた。その後、まるでスポーツの実況のようなノリでカミナに解説を振るなど、やりたい放題である。<br />
;「な、何だ? 俺はメガネの女とコンタクトレンズの女と裸眼の女は苦手なんだよ」<br />
:同上。[[株式会社21世紀警備保障|21世紀警備保障]]技術部主任の百目鬼初登場の時、彼女に声を掛けられたクロウの返し。つまりは女性全般である。<br />
;「そっちの世界じゃどうか知らないが、俺はまだ22歳…いわゆるヤングだぜ」<br />
:[[神勝平|勝平]]から言動を「おっさん臭い」と言われて。クロウは22歳にしてはたしかにやや老成している部分があるし、なにより「ヤング」という言い回し自体が最早死語である。<br />
;「ひゃくきゅうじゅうきゅうまんんんんっ!」<br>「あ…あいあういあ、うあああええ」<br />
:[[トライア・スコート|トライア]]から、せっかく返した借金が初期の頃から倍増した199万Gになったと聞いた際の驚愕。その際、BGMが'''次元震動発生時に流れる「崩壊方程式」'''に急変し、クロウは開いた口が塞がらなくなるという状況に…。<br />
;「ひ!」<br />
:エスターとの会話時、一方的に喋る[[エスター・エルハス|エスター]]から「黙って聞け!」と一喝されて。ちなみに[[シオニー・レジス|某国の外務大臣]]も似たような悲鳴をあげている。<br />
;「…俺は金を貸したつもりが、いつの間にかとんでもない額を借りていた。頭がどうにかなりそうだった…。詐欺とか、マルチ商法だとか、そんなチャチなもんじゃ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を…」<br />
:第31話「対決!マーズとマーグ!」より。借金を返し終わったと思ったら、ブラスタの改修費用として借金が倍になったことに対して。ネットでもよく改変して使われている『ジョジョの奇妙な冒険』の台詞のパロディである。<br />
;「あんた、ネゴシエイターなんだろ。何とかしてくれないか?」<br>「プロの口からも死亡宣告かよ…」<br />
:同上。トライアに嵌められて借金が当初の倍になった際にロジャーに対して。しかし、「契約が成立している以上、どうにも出来ない」と返答されてしまった。<br />
;「ありがとう。最低の褒め言葉だ」<br />
:第35話ソレスタルビーイングルート「悪意の矛先」より。クロウの経歴を知っているロックオンに「ファイヤバグの自分を撃つのか」と言い、その彼から「バカは的にはしない」と言われた際の台詞。刹那が直前に言った台詞のパクリである。<br />
;「金だ! 金だーっ! ひゃっはああああああああああっ!!」<br />
:第35話エリア11ルート「炎」より。[[キリコ・キュービィー|キリコ]]を救うため、彼から貰い受けた30万Gをばら撒こうとする[[ブールーズ・ゴウト|ゴウト]]らに「自分にもやらせろ」と言い、'''非常にいい笑顔'''で思いっきりその金をばら撒きながら。多額の借金で縛られていた反動で完全にぶっ壊れる。なお、その後全部ばら撒いたと見せかけて、ゴウトらと同様ちゃっかり着服していたことが発覚する。が、大した額ではなかったのか、それとも指摘されて律儀に返したのか、借金の額に変動はない。<br />
;「借金を考えると胃が痛くなる」<br />
:第38話「果たされる約束」シナリオエンドデモより。[[スフィア・リアクター]]の代償を知っている[[ZEUTH]]メンバーから体の不調がないかと訊ねられての回答。周囲からは当然のようにあっさりと「異常無し」と納得された。<br />
;「ついでだ! その機体の外装をかっぱいで借金の足しにしてやるぜ!」<br />
:名台詞項のアレハンドロとの戦闘前会話の〆がこれ。最後の最後で台無しにしてしまう事に…。<br />
;「…世界は変わるっていうのに、俺は変わらない…くっそぉぉっ! また借金生活なのかよぉぉぉっ!!」<br />
:エンディングで、トライアから新たな借金を告げられた後の台詞。この言葉と動揺で、破界篇の幕は閉じられた(再世篇初登場時の状況から、この借金はすぐに返せたか、トライアの冗談だったかのどちらかと思われる)。さらに再世篇でもこの台詞がシメ。だが借金がなくなったら、今度は命綱であるCDSが使えなくなる可能性があり、事実上リ・ブラスタに乗れない。どこまで行っても、苦労人…。プレイヤーにとってはハッピーエンドだったが、クロウにとってはこれ以上ないバッドエンドである。<br />
<br />
=== 再世篇 ===<br />
;「ひゃくまんんんっ!!」<br>「もしもし、ゼニさん?」<br>「金…貸してくんないか?」<br />
:第15話「マン・アズ・ビフォー」より。自身のミスにより、またもや借金を背負うハメになりゼニトリーに救援要請。破界篇と同じ立ち位置に収まってしまい、余裕のなくなる生活を送る羽目に。余裕のあった台詞の数々がまとめて吹っ飛び、金を第一に考える生活が再び始まった。<br />
;「どうなってんだよ、チーフ!? あいつ、そこまで給料もらってんのか!? ヒイキだ! エコヒイキだ! 労働基準監督署に訴えてやる!」<br />
:第16話「次元の心央」より。「金持ち」の座に返り咲いたカルロスとの身分の格差に愕然。「自分よりバカ高い給料が支払われている」と早合点し、駄々っ子の如く大いに喚き散らす。…のだが、実際にはそんな事は無く、ラボから出ている給料は大差無いらしい(カルロスが再び「金持ち」になったのは自身の金策の功績)。そもそも借金を返済しながらのクロウと[[アクシオン財団]]を解体したが借金を背負っていないカルロスでは返済の分だけクロウの方が少ないのは確実だが…。<br />
;「いいねぇ、若いってのは」<br />
:第18話「アッシュフォード・ラプソディ」にて、[[アッシュフォード学園]]のキューピッドの日に盛り上がる生徒達やZEXISメンバーを眺めて。そういうクロウはこの時点で23歳のハズなので、世間では若造呼ばわりされる世代なのだが、[[ファイヤバグ]]時代の経験で精神年齢だけおっさんレベルになっているらしい。<br />
;クロウ「悪いな、エスター。俺はオデコに触られると借金が増える病気にかかってるんだ」<br>青山「ちなみに、その症状は全身に転移してる」<br>ロックオン「おまけに不治の病らしいぜ」<br>クロウ「うるさいよ、お前等…!」<br />
:同上。エスターにオデコを狙われて。ちなみに二人の声は三木眞一郎氏。ステレオで冷やかされていたのだろう。ちなみにこの時のクロウの顔グラは専用のもの。<br />
;「儲け話…」<br />
:「白と黒と」でベックが退却する時に発したであろう、この単語に反応して。エスターから「反応するな、クロウ!」と怒られ、ドロシーに「最低」呼ばわりされてしまう。<br />
;(まずい…! 藪をつついてアナコンダ!)<br />
:第21話宇宙ルート「伝説の歌声」より。クランを茶化した発言がエスターによって自身に跳ね返った時のリアクションがこれ。デュオから「そんなんだから借金を背負うんだ」と言われてしまう。<br />
;「ありがとうよ。心が和む音色だぜ…」<br />
:コインの落ちる音色をBGMに査定タイムを迎えて。コインを落としているエスターからは「いい笑顔」と喜ばれる。<br />
;「やったぜ! 大スクープだ! この撮影データは高く売れるぞ!!」<br />
:宇宙ルート23話にて、バサラの歌に惹かれて現れた[[銀河クジラ]]「バーラエナ」をしっかり撮影してのリアクション。「銀河の奇跡も、あんたにかかればメシの種かよ」と呆れ半分にからかわれることに。<br />
;「…言ってる事は当たってる。だが、言葉だけでも貧乏と言われるとやはりへこむのさ…」<br />
:第31話「ジ・アンブレイカブル」より。「『器用'''貧乏'''』な戦い方じゃこの先やっていけない」とトライアに言われた際、怒ったかのような表情を見せたと思ったらこの反応。直後に自分を「'''器用'''な俺」と言っているところからも金銭関係に関しては非常にナーバスなことが改めてわかる。<br />
;「金!」<br />
:同上。コインの落ちる音を無意識的に察知する彼は、揺れる天秤のスフィアの一つの物事に強く執着するという副作用に対し、無意識的に察知できる金の音で自分の心を繋ぎとめるという大変バカバカしい方法でスフィアを克服することに成功する。<br />
:だが裏を返せば、このような方法でしかスフィアに対応できないということであり、さらに共鳴者が守銭奴のクロウであったからこそ実現した方法である。「揺れる天秤」の危険さを暗に示したエピソードでもあるが、クロウの金に対する執着心が原因で全くと言っていいほど気にされていない。<br />
;「にひゃくまんんんんんっ!!」<br />
:同上。足長お兄さんが債権を放棄してくれたのも束の間、またしても恐るべき借金を背負うハメになってしまった。同じ場所で同じ相手に告げられ、恐らくプレイヤーも絶句したであろう。音楽はまたも'''「崩壊方程式」'''。前作より悲惨な光景になっている。<br />
:なお、トライア曰く「半分はラボで負担した」との事で、つまり元の改造費は400万だったという事になる。さすがにそんな額を背負わせては戦意まで喪失しかねないと判断したのだろうか。…尤も、[[次元獣ダモン (エスター)|エスター]]の件があるので、仮に借金400万背負う事になっても降りなかっただろうが。<br />
;「あ、あの…私の大切な人…発言は?」<br />
:同上。リ・ブラスタ改造費200万Gの支払請求を突き付けるトライアへ、一縷の望みを懸けて縋り付くが現実は非情であった。<br />
;「また信じられない事が起こった…。足長お兄さんのおかげで奇跡が起きたと思ったら、また借金が増えてた…」<br />
:同上。トライアに言い負かされて再契約が成立した後の台詞。破界篇と同じ場所でほぼ同じ借金額を背負っての台詞だが続きを[[貧乏クジ同盟]]仲間の[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]と[[青山圭一郎|青山]]に潰されることになる。<br />
;「フ……そうおだてるなって」<br />
:結局、「また返すだけだ」と開き直った後、桂から「よ、守銭奴!」と言われて。褒め言葉ではないのだが…。<br />
:何となくだが、[[ヴァルストークファミリー|「セコイ」と「逃げ足」が褒め言葉の一家]]に通じるものが。<br />
;「別に馴れ初めを聞いてるわけじゃねえよ…!」<br />
:「メメントモリ攻略戦」のIMにて、ロックオンとアニューの話で盛り上がる一同の中、[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]の天然発言に対して。普段とは逆に、クロウがツッコミを入れる。<br />
;クロウ「大人は責任を果たすものさ」<br>ワッ太「その前に借金しないことの方が立派な大人としちゃ大事だと思うけどな」<br />クロウ「…ぐうの音も出ねえ」<br />
:「明日へのあがき」のエンドデモにて。しかし、再世篇でクロウが借りようと思って借りたのは15話の100万Gで、後は知らない間に増えていたもの。それでも背負い込むあたり、根は律儀なのか?<br />
;「…昼食が出るようになる」<br />
:「銀河をステージに」クリア後のトライアとの通信で、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]から[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]の監視役として[[エリア11]]に同行する依頼があったことを話し、彼女から依頼を受けた場合の報酬を聞かれて。直後、トライアも「値切られたもんだね」と苦笑していたが、当のクロウは借金の足しにするべく'''昼食を砂糖水にしている'''という赤貧生活真っ只中のため、「(依頼を受けた場合)戦闘中に目を回す事もなくなる」と真剣であった。<br />
;「頼むぜ、母さん。すぐに食えるものを待ってる」<br />
:上記の一連のやり取りの後、「気が向いたら補給物資を送ってやる」と言うトライアに向けて言った即興のボケ。まるで親に食料を無心する苦学生である。<br />
;「いいなぁ…やっぱり俺…スコート・ラボじゃなく、あっちに就職すべきだったかも…」<br />
:「父ちゃんから受け継いだもの」にて。見事なチームワークで目標金額をゲットした[[竹尾ゼネラルカンパニー]]の功績を目の当たりにして、羨望のあまり呟いた一言。<br />
;「で、で、でもよ…! か、か、金はもう使っちまったんだぜ!」<br />
:直後のエンドデモで、[[株式会社21世紀警備保障|21世紀警備保障]]から賄賂として振り込まれた200万Gを、竹尾GCの面々がシャトルの改造資金に充てた事を聞いてのリアクション。自分が使った訳でもないのに大いに狼狽。本編でも滅多に見られない取り乱しっぷりである。<br />
;「お前が見たがっていたもの……こいつが借金すら帳消しにした俺の生き様だ」<br />
:「次元力」にて、アンブレイカブル・フルクラムでアイムを一蹴し、亡きカルロスに向けた一言。主人公機の最強武器解禁というシリアスかつ燃えるイベントなのだが、どこまでもブレない。<br />
;(借金返済……)<br />
:「BEYOND」(ゼロ・レクイエムルート)、「革新」(黒の騎士団ルート)より。[[リボーンズガンダム]]を前に、戦う理由を思う面々の中で、先陣を切ったクロウの理由がこれ。尤も、原作の時点で[[刹那・F・セイエイ|ツッコミどころ満載の]][[ティエリア・アーデ|台詞が飛び出すシーン]]なのでさほど違和感はないが。<br />
;「邪魔なのはあんたの方だぜ、グレイス・オコナー。この俺でさえ、彼女たちのプライベート映像で小銭を稼ごうとするのを自重したってのによ。みんなの歌姫を野望の道具にしたあんたは許されないんだよ!」<br />
:グレイスとの戦闘前会話。ランカとシェリルを利用したことに怒っているのは確かなのだが、'''それは普通に考えてもマズい。'''結局のところ、「犯罪は主義に反する」からか考えただけで終わった模様。<br />
;「デュオ、ロックオン! いつも心に貧乏クジを忘れるなよ!」<br />
:エンディングの別れ際にデュオとライルに対して。いいのかそんなんで。<br />
:なお、時獄篇では仲間達の記憶が封印され、クロウも忘れられていたが、貧乏クジ同盟は[[クルツ・ウェーバー|同類]]を見ると記憶に引っ掛かりを覚えるくらいには印象に残っていた。<br />
;「!!!」<br>「そんな…」<br>(クライマックス前に最大のピンチかよ…)<br />
:黒の騎士団ルートのEDにて、女嫌いを返上をした後、エスターとマルグリット、トライアのどれかを選べと言われた時のリアクション。尤も、'''それ以上のピンチ'''が彼自身に降りかかってくるのだが。<br />
:ちなみに、エスターかトライアを選ぶと歯切れの悪さからその場しのぎか無難を選択したとバレるが、マルグリットのみ真面目な態度で選んでおり、やはりまんざらではないらしい(尤も、この場にマルグリットがいないためだが)。ちなみに返上しなかった場合はこの会話は発生せず、パーティーでの選択肢の後の台詞が変わる。<br />
<br />
=== 連獄篇 ===<br />
;「金の心配はいいぜ。さっきのは俺の腕を見せるためのデモンストレーション…つまり、ロハだ。だから、なにとぞ契約の方を…」<br />
:第4話「天秤の皿の上」にてデイモーンを狙撃した後。「'''金の心配はしなくて良い'''」という、クロウらしくないセリフだが、後半のセリフで台無し。<br />
;「さっきの30%オフってのは、何としてもしらばっくれてやるぜ!」<br />
:同上。散々、自分から割引で請け負うと言っておきながらこれである。<br />
;「お前はチーフを過小評価してる。あの人は、想像以上にしたたかだぜ。どれだけ警戒しても、あの手この手で俺に借金を背負わせやがるからな!」<br />
:第14話のガドライトとの戦闘前台詞。実際に少し前に'''リ・ブラスタTの転送に料金が付くこと'''を知らされたため説得力が大きい。<br />
<br />
=== 天獄篇 ===<br />
;「ど、ど、ど、どうなってんだよ!? データを送った時に借金は全額返済だって言ったじゃねぇかよ!」<br />
:ドヤ顔決め込んで、全額返済を自慢したのも束の間。鬼の哭く街で告げられた新たなる「100万Gの借金」。そしてプレイヤーの耳に当たり前のように鳴り響く'''「崩壊方程式」'''。必要経費じゃないのかと反論するが、録画であるにも関わらず丸め込まれたクロウは決意を新たに接戦の生活に挑むのだった。<br />
;「ただの借金持ちじゃない……高額債務者だ」<br />
:宗介に「ただの借金持ちではないということか」と言われたのを受けて。そこで開き直ってどうする。なお、中盤で世界をやり直す話になった時、借金のない世界を考えて「そんな張り合いのない世界はゴメンだ」と考えている辺り、もはや人生の一部と化している模様。<br />
;「フ……じゃあ、将来はお前も莫大な借金を背負うことになるだろうな」<br />
:クルツを無事に貧乏クジ同盟認定したその続きで、今度はデュオに対して。'''後の事を考えると全く笑えない上に、カレンがヒルデに「真っ先に泣きつきに来るだろうから気を付けろ」と警告している。'''<br />
;「行くぜ、尸空! お前の虚無でも、俺の借金返済の意志は呑み込めねえってことを教えてやる!」<br />
:第48話での尸空との戦闘前会話より。地球の未来をかけた大一番でもとことんブレない。<br />
;「俺にだって恥の意識があるんだよ!」<br />
:第48話で[[次元将ヴィルダーク|ヴィルダーク]]に戦う前に戦う理由を問われるが、クロウは言葉を濁した挙げ句、半ばヤケクソのようにこの台詞を叫ぶ。連獄篇でもそうだが、さすがのクロウも戦う理由が酷く個人的なもの…「借金返済」とは言いにくいようである。もし言ったらヴィルダークはどんな反応を晒すことになっただろうか。<br />
;クロウ「…耳が痛いお話で…」<br/>トライア「台無しだよ、あんたの存在は」<br />
:宇宙怪獣との決戦前のブリーフィングで、絶望的な戦いにも臆せず立ち向かうZ-BLUEの強さをスズネが「'''何の見返りもなくても'''ずっと戦ってきた精神のたまもの」と評した隣での夫婦漫才。<br />
;「ちょっと待てよ、相棒! そう景気よくCDSを発動させると後が怖いって!わかってる!俺達の力を一つにすれば、怖いものは何もねぇ! 借金を除いてな!」<br />
:[[リ・ブラスタT]]と真化融合を果たした直後の戦闘開始前のセリフ。<br />
:リ・ブラスタが「景気よく」と言うほど'''自らの意志で'''CDSを稼働させているようだが中でどんなことになっているのだろうか。そして、締めは相変わらずの平常運転。そもそも、もう反作用を気にしなくていいと思われるのに、'''未だCDSが稼働中'''なのはなぜか。まあ、単純にそれに気づいていないか外していないだけなのだろうが。<br />
;「礼は砂糖水でいいか?」<br />
:第60話「永遠へ」にて、アサキムとの決戦を前にリアクター達のフォローを買って出ようとする面々に対して。クロウなりに恩義を感じているのだろうが、砂糖水はないだろう。<br />
;「行っとくぜ、アドヴェント。俺は1Gを返すことで1G分の自由を取り戻している……借金返済は俺にとって未来に進む行為だ! それがチャラになるってことは俺の未来が潰されることと同じなんだよ!」<br />
:[[至高神Z]]との戦闘前会話。アドヴェントはこの理屈に対して'''本気で困惑していた'''。<br />
;「行こうぜ、リ・ブラスタ! 因果をも歪める敵の撃墜データで残額一挙返済だ!」<br />
:その〆。神話の果てに到達しようが、サード・ステージに至ろうが、神を前にしようが、最後の最後までブレない男である…。<br />
;「女難に貧乏くじ…いい方向に成長しているな」<br />
:ボーナスシナリオ「強きことは美しき哉Ⅱ」より、女性陣から針の筵となるヒビキに対し。とりあえずお前は何を言っている。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[ブラスタ]]<br />
:対[[次元獣]]用の人型機動兵器。破界篇にて搭乗。たびたび「相棒」と呼ぶなど、機体に対しての愛着も強いようだ。<br />
;[[リ・ブラスタR]] / [[リ・ブラスタB]]<br />
:ブラスタの後継機。Rは格闘戦用、Bは射撃戦用となっている。<br />
;[[アクシオ]]・スコートSP・VRマキシマ<br />
:破界篇にてブラスタの修理中で出撃できない際に一時的に搭乗。名前に『[[ボトムズシリーズ|青の騎士ベルゼルガ物語]]』に登場するAT「ゼルベリオス・VRマキシマ」を連想させるものがあるが、これはファンサービスの類と思われる。ちなみに、このアクシオはブラスタの改造をそっくり継承しているので、改造の程度によってはスコートSPの名に恥じないスペックを持つ。<br />
;アクシオ・スコートSP・VRマキシマII<br />
:再世篇にて一時的に搭乗。こちらは[[エスター・エルハス|エスター]]が[[ブラスタEs|愛機]]に乗る前に練習機として使用していたアクシオ・ナイトバードをベースにした機体という事もあり、スペックがさらに上がっている…が、[[ファイヤバグ]]が使う[[アクシオ・バーグラー]]と武装やカラーリングまで同じだったためか[[ファイヤバグ]]と浅からぬ因縁のあるクロウには不評だった模様。<br />
;[[アクシオ・スコートSP]]<br />
:連獄篇にて搭乗。バーグラー同様の黒いカラーリングだが、最大の特徴はブラスタの武器であるAX-55EAGLEを装備していること。<br />
;[[リ・ブラスタT]]<br />
:連獄篇及び天獄篇にて搭乗。RとBを統合したブラスタの最終完成型。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*100万Gの借金を背負っているクロウだが、愛機ブラスタのフル改造に必要な費用は93万5千である。ただし、ゲームの資金単位がGであると明言されてないので、この比較は間違いの可能性がある(本作に限らず、スパロボの資金単位は旧シリーズの「クレジット」以外は基本的に設定されていない)。<br />
**ちなみに1Gは硬貨になっており、『破界篇』冒頭でクロウが今後を決めるためにコイントスを行う場面がある。<br />
**100万Gは破界篇のゼニトリーの「宝くじの1等を2、3回当てなきゃ、届かない額」と言う発言がある。現実における日本の宝くじであれば概ね5億円前後であるが、この時は[[ブリタニア・ユニオン]]のシカゴ郊外に居るため、アメリカ基準の宝くじ(1等が5億ドル以上がザラで、だいたい日本の100倍以上高額。ただし税金も高い)基準で考えると100倍程度高額の可能性もある。ただ、いくらなんでも個人が何百億円も借金したり、それをゼニトリーが簡単に建て替えたりする事は非現実的であるため、やはり現代の日本円基準と考えるのが妥当だろう。<br />
*借金苦の悲哀が頻繁に描かれることから、ネット上では憐憫の情と親しみを込めて「'''苦労さん(クロウさん)'''」の愛称で呼ばれている。<br />
**また、借金キャラとしてあまりに有名になったせいか同じバンダイナムコゲームズの『テイルズオブエクシリア2』の主人公、ルドガー・ウィル・クルスニクが'''2000万ガルドの借金'''(こちらは序盤は移動を制限されるがゆえに返さないとストーリーが進まないわ、取り立てられるわでプレイヤーに実害があるが、完済できずともクリアは可能だし、やりこめば完済できる)を負うと公表されたやいなや、ファンからはクロウと対比される羽目になった。しかし、ルドガーは割と序盤からある意味クロウより不幸な目に遭う。ルドガーの声優が[[トビー・ワトソン|ちゃっかり死を暗示されていた男]]と同じなのは何の因果か。<br />
**さらに、名前と貧乏つながりで[[大十字九郎]]と対比されることも。<br />
*スパロボシリーズとして『第2次Z破界篇』の次に発売された『[[魔装機神II]]』では[[マサキ・アンドー|マサキ]]が'''自分でも知らない内に貯金が7億になっていた'''という知らない間に借金が増えていたクロウと真逆の展開を迎える。しかも、マサキはこの貯金を'''知らない間に手にした金だからと全て[[アンティラス隊]]の運用に寄付してしまった'''。クロウからすれば信じ難い話であろう。<br />
**過去作に目を向けると『W』のヴァルストーク・ファミリーは度々倒産の危機に陥いる点ではクロウと似ているが、何故か借金だけはしていないという点では真逆。これもクロウの反応を見てみたいものである。<br />
**[[スーパーロボット大戦T|T]]の主人公は[[サイゾウ・トキトウ|男]][[サギリ・サクライ|女]]ともに、ブレない、儲け話に飛びつく、女性に好意を持たれまくるとクロウによく似ているが、所属の特務三課は危機に陥る事は多々あれど借金はしていない。<br />
*脱線ネタだが、日本の法律では'''借金を相続する必要がない'''。相続自体をなかったことにするか、相続分で返済できる額のみ借金と資産を相続するかを選択可能。<br />
**借金の相続理由については「クソ野郎でも親父は親父」「借金の肩代わりは養育料の返済」とのこと。やはり、なんだかんだで根は律義なようだ。<br />
**アメリカの法律に従うならば残っていた財産が借金返済に充てられて、借金が100万G余ったと解釈できる。実際、第1話で「家財道具売り払って~」という旨の台詞があったことからこの線が濃厚だろう。にしても、因果な男である…。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references/><br />
<br />
{{バンプレストオリジナル}}<br />
{{DEFAULTSORT:くろう ふるうすと}}<br />
[[Category:登場人物か行]]<br />
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物か行]]<br />
[[Category:第2次スーパーロボット大戦Z]]<br />
[[Category:第3次スーパーロボット大戦Z]]<br />
[[Category:Zシリーズ]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB&diff=332084
ワース・ディーンベル
2019-08-20T09:45:00Z
<p>210.155.61.242: /* VXT三部作 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Warth Deenbell]]<br />
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}<br />
| デザイン = {{メカニックデザイン|八房龍之助}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = オート・ウォーロック<br />
| 原型機 = [[ディーンベル]]<br />
| 所属 = [[魔従教団]]<br />
| パイロット = [[パイロット::セルリック・オブシディアン]]<br />
}}<br />
'''ワース・ディーンベル'''は『[[スーパーロボット大戦X]]』の[[登場メカ]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[セルリック・オブシディアン]]専用にカスタマイズされた[[ディーンベル]]。[[アル・ワース]]の名を冠しており、[[魔従教団]]の象徴と言える機体。<br />
<br />
漆黒のボディーを有し、胸や両肩にある「腕を交差させた胸像」を思わせるパーツが特徴的。<br />
<br />
通常のディーンベルにある魔力増幅のリミッターが外されており、パイロットの魔力をダイレクトに増幅するので、セルリックの高い魔力も合わさって強大な力を誇る。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}<br />
:本作のオリジナル系中ボス機体だけあり、中盤以降から交戦機会は数多い。シナリオが進むごとに強化されていき、第49話または第50話に登場するタイプはHP回復(大)を持つ上、最大射程が以前より1上がっている。<br />
:防御を中心に総合性能は高く、特殊能力も多いため苦戦は必至。多くの場合は主人公を追撃してくるため、[[ゼルガード]]を囮にすることで対策を立てやすくなる。<br />
:最終話では両ルート共通でラスボスによる量産型が出てくるが、ルートごとでパイロットの違いこそあれど各種パラメータ弱体化が目立つうえ、'''耐久力に至っては通常の[[ディーンベル]]より低い'''ため苦戦はしない。撃破数を調整してラスボスの気力を必要以上に揚げないように留意したい。<br />
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}<br />
:エキスパンション・シナリオの地上ルート第7話にて中ボスとして登場。<br />
:エキスパンション・シナリオ第13話では通常ルートでは10体、激闘ルートでは5体に増殖する。しかし、HPは10万程度で、装甲もそれほど高くないので、エキスパンション・シナリオ全体から見れば弱い部類に入る。ここまで来た自部隊であれば魂or熱血+スマッシュヒットの必殺技を2~3発ぶち込んでやるだけで倒せるだろう。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;奔流の弐拾陸式/弐拾捌式/参拾式:TORRENT<br />
:MAP兵器。<br />
;雷撃の弐拾陸式/参拾式/参拾弐式/参拾肆式:TONITARS<br />
:七つの魔法陣を展開し、ビーム状の雷撃を放つ。<br />
;消滅の弐式/参式/肆式/伍式:EXHALT<br />
:多数の魔法陣を展開し、対象を覆って消滅させる奥義。<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;[[シールド防御]]、[[ジャミング機能]]、[[HP回復]](小/中/大)、[[EN回復]](中)、[[オールキャンセラー]]、[[指揮系統中枢]]<br />
:これでもかと言わんばかりに、てんこ盛りのラインナップ。最終話でラスボスが召喚する機体は数が数なので、流石に指揮系統中枢を持たない。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[陸]]<br />
:<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:<br />
<br />
=== カスタムボーナス === <br />
;照準値+30。マップ兵器を除く全ての武器の射程+3。<br />
:<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;[[ディーンベル]]<br />
:原型機。<br />
<br />
{{バンプレストオリジナル}}<br />
{{DEFAULTSORT:わあす ていいんへる}}<br />
[[Category:登場メカわ行]]<br />
[[Category:バンプレストオリジナルの登場メカわ行]]<br />
[[Category:スーパーロボット大戦X]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB&diff=332083
ワース・ディーンベル
2019-08-20T09:43:08Z
<p>210.155.61.242: /* VXT三部作 */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Warth Deenbell]]<br />
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}<br />
| デザイン = {{メカニックデザイン|八房龍之助}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = オート・ウォーロック<br />
| 原型機 = [[ディーンベル]]<br />
| 所属 = [[魔従教団]]<br />
| パイロット = [[パイロット::セルリック・オブシディアン]]<br />
}}<br />
'''ワース・ディーンベル'''は『[[スーパーロボット大戦X]]』の[[登場メカ]]。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[セルリック・オブシディアン]]専用にカスタマイズされた[[ディーンベル]]。[[アル・ワース]]の名を冠しており、[[魔従教団]]の象徴と言える機体。<br />
<br />
漆黒のボディーを有し、胸や両肩にある「腕を交差させた胸像」を思わせるパーツが特徴的。<br />
<br />
通常のディーンベルにある魔力増幅のリミッターが外されており、パイロットの魔力をダイレクトに増幅するので、セルリックの高い魔力も合わさって強大な力を誇る。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
=== VXT三部作 ===<br />
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X}}<br />
:本作のオリジナル系中ボス機体だけあり、中盤以降から交戦機会は数多い。シナリオが進むごとに強化されていき、第49話または第50話に登場するタイプはHP回復(大)を持つ上、最大射程が以前より1上がっている。<br />
:防御を中心に総合性能は高く、特殊能力も多いため苦戦は必至。多くの場合は主人公を追撃してくるため、[[ゼルガード]]を囮にすることで対策を立てやすくなる。<br />
:最終話では両ルート共通でラスボスによる量産型が出てくるが、ルートごとでパイロットの違いこそあれど各種パラメータ弱体化が目立つうえ、'''耐久力に至っては通常の[[ディーンベル]]より低い'''ため苦戦はしない。撃破数を調整してラスボスの気力を必要以上に揚げないように留意したい。<br />
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦T}}<br />
:エキスパンション・シナリオの地上ルート第7話にて中ボスとして登場。<br />
:エキスパンション・シナリオ第13話では通常ルートでは10体、激闘ルートでは5体に増殖する。しかし、HPは10万程度で、装甲もそれほど高くないので、エキスパンション・シナリオ全体から見れば弱い部類に入る。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
;奔流の弐拾陸式/弐拾捌式/参拾式:TORRENT<br />
:MAP兵器。<br />
;雷撃の弐拾陸式/参拾式/参拾弐式/参拾肆式:TONITARS<br />
:七つの魔法陣を展開し、ビーム状の雷撃を放つ。<br />
;消滅の弐式/参式/肆式/伍式:EXHALT<br />
:多数の魔法陣を展開し、対象を覆って消滅させる奥義。<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;[[シールド防御]]、[[ジャミング機能]]、[[HP回復]](小/中/大)、[[EN回復]](中)、[[オールキャンセラー]]、[[指揮系統中枢]]<br />
:これでもかと言わんばかりに、てんこ盛りのラインナップ。最終話でラスボスが召喚する機体は数が数なので、流石に指揮系統中枢を持たない。<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[陸]]<br />
:<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:<br />
<br />
=== カスタムボーナス === <br />
;照準値+30。マップ兵器を除く全ての武器の射程+3。<br />
:<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;[[ディーンベル]]<br />
:原型機。<br />
<br />
{{バンプレストオリジナル}}<br />
{{DEFAULTSORT:わあす ていいんへる}}<br />
[[Category:登場メカわ行]]<br />
[[Category:バンプレストオリジナルの登場メカわ行]]<br />
[[Category:スーパーロボット大戦X]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB&diff=331345
イザーク・ジュール
2019-08-12T10:49:16Z
<p>210.155.61.242: /* SEED DESTINY */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Yzak Jule]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}}<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED ASTRAY}}<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}} <br />
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|関智一|機動戦士ガンダムSEED,機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|平井久司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦α}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 地球人([[コーディネイター]])<br />
| 性別 = 男<br />
| 生年月日 = [[C.E.]]54年8月8日<br />
| 年齢 = 17歳⇒19歳(DESTINY時)<br />
| 身長 = 175cm⇒177cm(DESTINY時)<br />
| 体重 = 66kg⇒56kg(DESTINY時)<br />
| 星座 = 獅子座<br />
| 血液型 = O型<br />
| 髪色 = 銀<br />
| 瞳の色 = 薄い青<br />
| 出身 = [[プラント]]・マティウス市<br />
| 所属組織 = [[ザフト]]<br />
| 所属部隊 = [[クルーゼ隊]] → ジュール隊<br />
| 役職 = クルーゼ隊隊員(赤服)→ジュール隊指揮官(白服)→最高評議委員警備隊隊員<br />
| 趣味 = 民俗学<br />
}}<br />
'''イザーク・ジュール'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』および『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の登場人物。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===<br />
[[クルーゼ隊]]の一員。[[プラント]]最高評議会議員のエザリア・ジュールを母に持つ。<br />
<br />
[[ヘリオポリス]]で奪取した[[デュエルガンダム]]のパイロットになる。<br />
<br />
プライドが高く、高圧的で勝気だが、根は熱血漢。<br />
<br />
隊の中では、[[ディアッカ・エルスマン]]とは仲が良く、[[アスラン・ザラ]]に[[ライバル]]心を抱き、彼と衝突することが多いが、憎らしくも認めているところもある。また、アスランと仲の良い[[ニコル・アマルフィ]]に対しても何だかんだで仲間意識を抱いてはいる。<br />
<br />
[[キラ・ヤマト]]の乗る[[ストライクガンダム]]の攻撃で顔に傷を負った事でストライクを憎悪し、執拗に狙うようになるものの、悉く辛酸を舐めさせられる(SEED世界の医療技術であれば顔の傷は消せるのだが、屈辱を忘れないために傷を残していた。SEED DESTINYでは過去を振り切った象徴として、この傷を消している)。<br />
<br />
ニコルが戦死した際には、怒りと悲しみを見せ、打倒ストライクを新たにするも、次の戦闘でアスランとディアッカがMIA(戦闘中行方不明)になってしまう。アスランとは程無く再会を果たし、ネビュラ勲章を授与され、特務隊として、新たな任務に付く為に[[プラント]]へ帰還するアスランに対して、『今度は俺が部下にしてやる。それまで死ぬんじゃないぞ』と、不器用な彼らしい激励の言葉を送った。<br />
<br />
[[ナチュラル]]を蔑視していたが、オペレーション・スピットブレイクとパナマ攻略戦における連合・ザフト両軍の蛮行を目撃した事と、コロニー・メンデルにおいて死んだと思われていたディアッカとの再会と対話を経て、戦争の大局を見据える目を開眼させると同時に、ナチュラルに対する蔑視の言動も無くなっている。小説版ではこの辺りのイザークの考えの変化が細かく描かれており、プラントを守る為にあえてアスランやディアッカと違う道を進む事を選ぶ。<br />
<br />
[[ヤキン・ドゥーエ戦役|第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]においてはジュール隊の隊長となるが、母エザリアの配慮から後方部隊に配置された。その結果、キラやアスランと共にプラントを核攻撃から守る最終防衛線として活躍する。<br />
<br />
悪役と設定されていたためか、物語開始当初は威勢はいいがチームメイトのアスランには事ある毎に突っ掛かり、キラに敗退を繰り返す(更に彼の目の前で後述の凶事を犯す)など、嫌味な一面が強調されており、SEED版の[[ジェリド・メサ]]とでもいうようなキャラだった。イザーク役を担当した関智一氏の熱演や、女性ファンからの人気により、最後までそれなりの活躍をするキャラクターに出世したのは有名な逸話である。<br />
<br />
意外なことに趣味は民俗学という設定があるが、一部のゲームを除き、この設定が使われる事は少ない。没シナリオではこの設定を活かした「[[オーブ]]潜入時に御守りを買い、それを仲間たちに渡す」というシチュエーションもあった。このシナリオは後に彼が率いる『ジュール隊』の隊員に御守りを渡すという形で採り上げられている。<br />
<br />
ビームサーベルしか決定打にならない相手である[[フォビドゥンガンダム]]を、アサルトシュラウドを盾に突撃し、接近戦に持ち込んで撃破するという功績を挙げている。他にも、薬物の副作用により半ば暴走していた[[レイダーガンダム]]を、[[バスターガンダム]]の武装を借りて撃墜し、[[地球連合軍]]核攻撃部隊であるピースメーカー隊の旗艦ドゥーリットルを撃沈するという戦果を挙げている。[[SEED]]を発動した状態で[[フリーダムガンダム]]に乗っていたキラですら苦戦していた3機の新型Gの内の2機を撃破した事により、ファンからは『作中で最も強いパイロット』を推す声も少なくない。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] ===<br />
ときた洸一氏による漫画ではロウ達がオーブへ立ち寄った際などで度々顔を見せている。<br />
<br />
電撃ホビーマガジン連載のフォトストーリー『ASTRAY B』ではパナマ攻略戦の際に[[ジャン・キャリー]]と交戦した事が語られている。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===<br />
『DESTINY』では白服に昇格。前作終了後は一時政界にいたが、ジュール隊に復帰。また、前作で誤って民間人を殺してしまった件については前作終盤の活躍と[[ギルバート・デュランダル]]の取り成しのおかげで刑を受けずにすんだ…といっても、劇中の描写だとイザークの責任を問えるものだったかは微妙だが。<br />
<br />
[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)|青いスラッシュザクファントム]]で奪取されたセカンドステージの[[MS]]相手に互角以上の戦いを見せる。後半からは[[グフイグナイテッド (イザーク専用)|白いグフイグナイテッド]]に搭乗。[[ディアッカ・エルスマン]]がいるせいか、この頃は近接戦闘装備を選んでいる。彼もまた徐々にデュランダルの方針に疑問を抱くようになり、最終的にはディアッカと共にキラ達に協力した。その後は政界に復帰した。<br />
<br />
小説版ではイザークの心境がかなり細かく描かれており、アスランの脱走を知ってデュランダルへの疑念を隠そうとしないディアッカに対して、「ヤツは脱走者だ。この状況で俺達が騒いでどうする!」と本心ではデュランダルを疑いながらも、ジュール隊を預かる隊長という立場上(しかも、かつてアスランと共にザフトと敵対した経緯があるディアッカをメンバーにしている)は大きな動きを取れない苦しい位置を強いられていることを吐露している。<br />
<br />
なお、2作続けて近接戦闘向きの機体を操っているが、アカデミーの成績によると生身のイザークは射撃の方が得意分野である。しかし漫画では卒業前の合同シミュレーションで「男なら剣だろうが!」という発言もしている。アスランへの対抗心がそうさせているという説もある。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
どの作品でも仲間になるが、原作でキラ側につくのが遅かったためか、正式加入するのが中盤で原作再現が終わるK以外は常に終盤であるのが痛い。おまけにディアッカは無条件で仲間になるのに対し、イザークは条件付きであることが多い。<br />
<br />
能力自体は携帯機のSEEDチームでは[[キラ・ヤマト|キラ]]、[[アスラン・ザラ|アスラン]]、[[シン・アスカ|シン]]に次ぎ、[[叢雲劾|劾]]、[[カナード・パルス|カナード]]と対等の能力と[[魂]]……と、明らかに優遇されているのだが、参戦の遅さがそれを帳消しにしている。また参戦がほぼ毎回原作シナリオ終了後のため原作での[[フォビドゥンガンダム]]を撃墜する場面は今のところ第3次αを除けば自力再現が不可能となっている。なお、魂を覚える作品では絶対に[[必中]]を覚えないという特徴もある。本人の能力の高さの割りに搭乗できる機体が他のMSに比べると火力不足という点も問題である。DESTINY名義ではデフォルト乗機が大概グフイグナイテッドなのでなおさら火力不足が目立ってしまう。<br />
<br />
原作では突撃戦法で高い戦果を挙げていたのが反映されてか、彼の搭乗機はいずれもP属性の武器が優秀である。特に、格闘武器の攻撃力が高く設定されている事が多い。<br />
<br />
また、イザークを演じる関智一氏が演じた[[ドモン・カッシュ|ドモン]]の影響か、[[声優ネタ]]が多いのが特徴。ある意味ディアッカとは別の形で優遇されていると言える。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:セレーナ編の序盤と、ルートとフラグ、ディアッカの撃墜数次第で終盤で仲間になる。気性が荒い者同士、一時期[[ザフト]]にいた[[張五飛|五飛]]と絡む場面が多い。[[隠し要素/第3次α|隠し要素]]で仲間になる際に諸悪の元凶だったクルーゼと対峙し、キッパリと決別する。なお、キラから傷の事を謝られた。原作にあったシャトル撃墜のシーンは、フラグを立てた場合、イザークから[[一般兵]]へと変更される(おそらく、後に仲間になった時に遺恨を残さない為だと思われる)。<br />
:[[集中]]を覚えず、[[ド根性]]を覚えるという、スーパー系な[[精神コマンド]]が特徴。ちなみに、ディアッカが[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]の尻に敷かれてる事を「情けない」と思っている。強力な小隊長能力「反撃時の攻撃力+20%」を生かすなら愛機のデュエルは全体攻撃が無く、使いづらいので[[ラゴゥ]]に乗せてやるといい。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Z]]<br />
:説得次第で専用の[[グフイグナイテッド (イザーク専用)|グフ]]と共に仲間になる。仲間にならない場合はメサイア攻防戦でアスランのやり方を見ると言い残して撤退して出番が終わる。隊長としての責任もあるからか、精神コマンドが昔ほどスーパー系では無くなった。が、[[気合]]と[[気迫]]が被っているのが痛い。また、α3などにあった大幅な[[改造]]引き継ぎもないために(機体と武器は3段階改造済み)仲間にしても倉庫番の事が多い。[[乗り換え]]で[[インパルスガンダム]]に搭乗できる為、使うならこちらに乗せた方が良い。能力もほぼレイの上位互換といって差し支えない。パートナーであるディアッカは参戦しなかった事が悔やまれる。しかしながら終盤のみ仲間になる割には、SEEDキャラ(原作では殆ど絡まなかったシン、レイ、ルナマリアなど)への特殊援護台詞やシロッコやギンガナム、エーデルやジ・エーデルなどの他作品のボスキャラクターへの特殊戦闘台詞も割りとたくさん用意されているので存在感は薄くはない。<br />
:;[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]<br />
::シークレットエピローグでは再結成された[[ZEUTH]]に参加。小隊長として活躍させるつもりならインパルスに乗せると良い。<br />
:<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:今回はNPCとしてディアッカと共に顔見せでの登場。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:宇宙ルート第48話の冒頭でスポット参戦した後、本当にいつの間にか仲間になる。特に仲間になったとも言われないのに、次の話で何気なく会話に入ってて驚いたプレイヤーも多いと思われる。[[コーディネイター]]技能を持ち、能力も優秀。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:[[声優ネタ]]で何度も[[ガンダムファイト]]に巻き込まれる。ルートとディアッカの[[説得]]、そしてフラグ次第で終盤ノイ・ヴェルターへ合流し仲間になる。仲間にしなかった場合は後でスポット参戦する。[[魂]]を持ち、[[コーディネイター]]技能を差し引いてもバランスの取れた高い能力を誇る(意外にもディアッカより[[射撃]]が高い上に、[[格闘 (能力)|格闘]]も同値)……が、[[必中]]が無いという欠点がある。そのため育成するつもりなら命中を最優先に。初登場時は顔グラが傷無しのもので、しばらくすると傷有りに、EDでは再び傷無しの顔グラに変化する。<br />
;[[スーパーロボット大戦K]]<br />
:珍しく仲間になるのが早く、[[説得]]の有無に関わらず中盤で自軍参入。説得するとディアッカともどもその場で即仲間入りするが、[[強化パーツ]]や[[資金]]のことを考えると撃墜した方がお得。専用グフは2段階改造済みだが、同じタイミングで手に入るハイネ機は3段階改造済みなのでちょっと見劣りする。能力的には結構良く、今回も魂を覚え、必中を覚えない。能力の高さを活かしてルナマリアからインパルスを奪うか、ムウから[[アカツキ]]を奪うのも手である。白服という事もあってか、[[ザフト]]からの出向組の中では彼がザフトメンバーの代表をしていると思われる。<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:序盤、[[ユニウスセブン]]破砕の際に専用の[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)|ザク]]に搭乗しスポット参戦する。その後はプラントの守備に就いていたのか相棒のディアッカと比べると出番は少ない。終盤原作同様の流れで[[LOTUS]]に合流する。今回は魂を覚えなくなったためパンチ力にかけるが、相変わらず能力はそのものは高く、さらに白服であることから指揮レベルが2まで上昇するためサポート役としては優秀。乗せる機体は前作同様インパルスでもいいが、格闘の高さを活かしてそのまま格闘ボーナスがある専用グフに乗せてもいいし、愛がある人ならかつての愛機[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエル]]に乗せてやってもいい。DESTINY名義での参戦でデュエルが手に入るのは現時点ではこの作品のみである。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]<br />
:ディアッカ共々影が薄い。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:「W」以来の『SEED』設定の彼が登場する。シナリオが進むと『DESTINY』設定に変化する。<br />
:今作ではキラに顔に傷をつけられず、ジュール隊にニコルとディアッカの2人が参加するという展開となる。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:デュエルガンダムに搭乗している。<br />
<br />
== パイロットステータス設定の傾向 ==<br />
<!-- === [[能力|能力値]] === --><br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
スーパー系に近い攻撃的な精神コマンドが最大の特徴で、他のSEED系があまり覚えない根性系・気合系の精神コマンドを習得する。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
:'''[[熱血]]、[[不屈]]、[[ド根性]]、[[必中]]、[[気迫]]、[[直撃]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[闘志]]、[[熱血]]、[[ド根性]]、[[気合]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[ド根性]]、[[熱血]]、[[闘志]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦K|K]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[根性]]、[[熱血]]、[[闘志]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[闘志]]、[[気迫]]、[[熱血]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]<br />
:'''[[集中]]、[[気合]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[気迫]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]](セレーナルート序盤時)<br />
:'''[[底力]]L6、[[戦意高揚]]、[[切り払い]]L3、[[気力+ (ダメージ)]]'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
:'''[[底力]]L6、[[戦意高揚]]、[[切り払い]]L3、[[気力+ (ダメージ)]]、[[援護攻撃]]L3'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[カウンター]]、[[指揮]]L1、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[カウンター]]、[[底力]]L6、[[援護攻撃]]L3、[[指揮官|指揮]]L1、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[戦意高揚]]、[[ブロッキング]]、[[指揮官]]L3'''<br />
<br />
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===<br />
;'''反撃時の攻撃力+20%'''<br />
:[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦Z|Z]]でのもの。<br />
;'''反撃時の攻撃力+10%'''<br />
:こちらは[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]でのセレーナルート序盤限定版。能力が通常時よりもダウンしている。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===<br />
;エザリア・ジュール<br />
:母親。イザークの事を溺愛しており、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、戦地に赴く息子の身を案じて後方に配置させた。<br />
:ドラマCDではいつまでも彼女を作らぬ我が子が実はホモなのではないか?と疑われた事で見合いさせようと見合い相手のバーチャル&声は自分で吹き替えという色々とはっちゃっけたママっぷりを見せる。<br />
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]<br />
:上官。『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の黒幕であり、最終的には敵対関係になるが、原作では直接対決は無かった。SRWでは直接対決の機会がある。 <br />
;[[アスラン・ザラ]]<br />
:同僚かつ[[ライバル]]だが、ニコルの死後は不器用ながらも友情を示すように。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では自分達に相談もなしにデュランダルと戦う道を選んだアスランについて怒っていた(結局自分も協力するのだが)。<br />
;[[ディアッカ・エルスマン]]<br />
:同僚かつ親友。性格的に馬が合う。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では、イザークは彼の為に裏で根回しをして、自分の隊の副官に任じた。とはいえSEEDでは同じ赤服だったのに、DESTINYではイザークは隊長クラスの白服、ディアッカは除隊後再入隊のためヒラの緑服に降格という格差に。<br />
;[[ニコル・アマルフィ]]<br />
:同僚。当初はその穏やかさを「軟弱」と軽んじていたが、いざとなれば躊躇なく冷徹に行動する様を見て認識を改めた。以降は仲間として信頼し、彼の死には涙し激昂した。<br />
;[[ミゲル・アイマン]]<br />
:同僚。原作では死んだが、[[スーパーロボット大戦W|W]]では部下にする。<br />
;[[アンドリュー・バルトフェルド]]<br />
:ディアッカと共に一時的に指揮下に入る。その際、顔の傷について「戦士が消せる傷を消さないのは、それに誓ったものがあるから」と見抜かれた。<br />
;[[シホ・ハーネンフース]]<br />
:イザーク率いるジュール隊のメンバー。『SEED』及び『SEED DESTINY』にも登場しているが、喋らないので、完全な背景キャラ。イザークに好意を持っているらしい。イザークは彼女の戦い方を『鳳仙花のようだ』と評したが、ハーネンフース(Hahnenfuss)はドイツ語で「(ヨーロッパの)金鳳花」である。<br />
;アイザック・マウ<br />
:ジュール隊のメンバー。[[ザフト]]からのオブザーバーとしてマーシャンに同行し、隊を離れた。『SEED DESTINY』にも登場しているがシホと同じく背景キャラ。ちなみにおまけ4コマにて、アグニスとナーエの様子を見てイザークとディアッカの姿をダブらせていた。SRW未登場。<br />
;[[ラクス・クライン]]<br />
:本編での絡みはないが、小説版では彼女のファンの一人だという事が判明している。それ故に彼女が脱走した際には信じられないと考えていた。<br />
;[[キラ・ヤマト]] <br />
:顔に傷をつけた仇敵だが、最後は共闘する。<br />
:[[第3次α]]においてはキラから直接謝罪を受け、それに対して憎悪が氷解している事を伝える。Wではいずれ決着を付けたいと思ってるようだが、優柔不断なキラに発破をかける事も。<br />
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]<br />
:第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で(結果的に)[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の壁を越え、危機を救った。その後顔見知りになったらしく、『SEED DESTINY』でイザークに反応する場面がある。<br />
;[[シャニ・アンドラス]]<br />
:最終決戦で彼の[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]を撃破。<br />
;[[クロト・ブエル]]<br />
:最終決戦でディアッカと共に彼の[[レイダーガンダム|レイダー]]を撃破。<br />
;[[エル]]<br />
:彼女ら民間人が脱出艇に乗っているとは知らず、誤って殺害してしまう。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===<br />
;[[シン・アスカ]]<br />
:原作ではあまり絡みは無かったが、Zではイザークが仲間に加わった後、彼の熱血ぶりに感心すると同時に驚く場面があった。<br />
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]<br />
:原作では絡みはなかったが、Lでは部下。尤もイザークはハイネ自身に指摘されるまで、彼に遠慮して敬語で話していた。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] ===<br />
;[[ジャン・キャリー]]<br />
:パナマ攻防戦で戦っていたが、グングニールでジャンが戦闘不能になった際に見逃した。<br />
;[[ロウ・ギュール]]<br />
:デュオほどではないが、[[ガンダムファイト]]ネタを振ってくる。原作でも彼と出会っているが、お互い覚えてはいない。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:[[第3次α]]では、当初は彼と敵対し[[αナンバーズ]]のエースという事から、打倒に執念を燃やす。<br />
;[[カミーユ・ビダン]]<br />
:[[第3次α]]では、当初は彼と敵対し相手が[[ナチュラル]]故に、憎悪を剥き出しにしたところ[[ニュータイプ]]である彼から自分の心を感じ取られ、ナチュラルと[[コーディネイター]]の溝が簡単に埋まるものではないと痛感させられる。<br />
;[[パプテマス・シロッコ]]<br />
:[[Z]]における最大の敵の一人。戦闘の際にも専用の特殊台詞がある。<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:中の人が同じ。[[スーパーロボット大戦J|J]]にて一度だけ対戦前に[[ガンダムファイト]]を申し込まれるが、絡みはこれだけ。<br />
;[[デュオ・マックスウェル]]<br />
:[[スーパーロボット大戦W|W]]にて何度もガンダムファイトを挑まれる。<br />
;[[張五飛]]<br />
:[[第3次α]]において、お互いに好戦的な性格である事から衝突し、[[ライバル]]になった。<br />
;[[ギム・ギンガナム]]<br />
:Zにて[[ターンX]]に乗る彼に向かって「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」とを発言。これも[[ガンダムファイト]]ネタである。<br />
;[[ミハイル・コースト]]<br />
:Wでは部下。<br />
;[[スウェン・カル・バヤン]]<br />
:Kでは[[ブルーコスモス]]だった彼の部隊参加に難色を示す。とは言っても、「ブルーコスモスだった彼が自分達コーディネイターと共に戦う事が出来るのか」という点で難色を示しており、イザーク自身は共闘には肯定的だった。<br />
<br />
==== リアル系 ====<br />
;[[相良宗介]]<br />
:同じ声繋がりで頭部を破壊されそうになる。これも[[ガンダムファイト]]ネタである。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[セレーナ・レシタール]]<br />
:[[第3次α]]において、[[ザフト]]に潜入した彼女を警戒していた。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== SEED ===<br />
;「あれだ……。クルーゼ隊長の言ったとおりだな」<br />
;ディアッカ「突けば慌てて巣穴から出てくるって?」<br />
;「やっぱり間抜けなもんだ。ナチュラルなんて」<br />
:1話より。本編初台詞。多数の同僚たちと共にヘリオポリスに潜入し、ジンの攻撃を受けた地球連合軍が新型機動兵器「G」を運び出すところを望遠鏡で眺めながら。<br />
:この時はまだザフトのエリート部隊として戦場に出て以来苦戦した経験も無かったため、コーディネイター特有のナチュラルに対する蔑視感情が大きく感じさせる台詞となっている。<br />
;「自業自得です。中立とか言っといてさ」<br />
:ヘリオポリスに対する再攻撃のためにジンにD装備(重爆撃仕様)を換装している場面で。ニコルはヘリオポリスに甚大な被害が出ることを懸念しているが、イザークは条約違反をした相手ということもあり、バッサリと切り捨てている。<br />
:初期の嫌味なエリートキャラをイメージした台詞だと思われるが、物語後半の彼の性格を考えるとむしろ違和感を感じる人も多いかもしれない。<br />
;「痛い…痛い…痛い…!」<br />
:[[キラ・ヤマト|キラ]]の反撃を受け、顔に傷を負わされた際の苦痛の叫び。この傷は彼の未熟さと屈辱の証として、彼の容姿のみならず、苛烈な性格の最大の特徴となった。とはいえ、真に深かったのは身体よりも精神的な傷のように見える。<br />
;「煩いッ! さっさと誘導しろ…」<br />
;(ストライクめぇ…アサルトシュラウドが貴様を撃つ!)<br />
:第12話。顔に傷を負った後、アサルトシュラウドを装備したデュエルに初めて乗り込んだ時の台詞。この時はかなり無理をしており、「まだ安静に…」と止めた医官を跳ね除け、誘導員からも「止せイザーク! お前はまだ…」と止められたが、頭に血が上りすぎたイザークには全く聞切れなかった。<br />
:ただ残念なことに追加された武装は実弾オンリーなためストライクには効果が薄い。<br />
:小説版ではこの場面で彼のストライクに対する激しい対抗意識が描写されており、自身の能力に絶対の自信を持っていたが故にナチュラルに敗北した事実(実際はナチュラルではなく[[スーパーコーディネイター]]だったが)が受け入れられず激しい憎悪を抱いてしまった事が分かる。<br />
;「出てこいストライク…でないと…でないと傷が疼くだろうがぁあああ!」<br />
:第13話。戦場で自身に傷を負わしたストライクを探している時の台詞。<br />
;「逃げ出した腰抜け兵がぁ!!」<br />
:同上。シャトル狙撃時の台詞。イザークは知らなかったが実際は兵士ではなく避難民を乗せたシャトルであり、キラが守り続けた少女・[[エル]]も搭乗していた。ストライクと交戦している最中の凶事の為、キラも目撃しており、彼に深い傷を残した<ref>漫画版REではストライクを狙ったミサイルの流れ弾による誤射に変更されている。</ref><ref>民間人の脱出の通告をしていなかった地球連合側の非も大きいが、大気圏突入中という混乱の最中であった事とNジャマーによる通信障害が激しい状態で通信可能だったのかは疑問</ref>。<br />
:後に「SEED DESTINY」でイザークの回想により彼自身はあのシャトルに乗っていたのが民間人だったと知ってしまった様であり、罪の意識を感じている描写がある。またこれが元で「民間人への不当な虐殺行為」の罪で処刑されかけたが、デュランダルによって弁護された。<br />
;「こいつら!足場さえ…うわぁ!」<br />
:21話。砂漠地帯でバルトフェルド隊とアークエンジェルとの戦闘中に痺れを切らしてレセップスから飛び出したが、キラの様に機体OSを弄って砂地に合わせる事は出来なかった。<br />
:そのため完全に身動きが取れなくなり、レジスタンスのミサイル装甲車に一方的に嬲られるという醜態を晒す羽目に。<br />
;「くそぉ!!くそっくそっくそっくそっくそ!くそぉぉ!!くそ!っこの!…」<br />
;「何故あいつが死ななきゃならない!こんなところで!ええ!?」<br />
:第30話。ニコルが死亡した後、更衣室で怒りをぶつけるイザークの台詞。この台詞の後にアスランとケンカになりかけるもディアッカの仲裁で落ち着きを取り戻し、ストライクへの復讐を涙ながらに誓うのだった。この様子から口ではニコルを臆病者と罵りながらも実際は大事な仲間として見ていたという、イザークの根底の優しさが垣間見える台詞と言える。<br />
;「今度は俺が部下にしてやる!…それまでに死ぬんじゃないぞ」<br />
:第34話。ストライク撃破の功績で[[FAITH]](ただし当時は[[FAITH]]と言う名称はなく単にザフト特務隊)に認定され、隊を抜けることになったアスランに対してかけた言葉。ニコルが死に、ディアッカも行方不明だった状況でイザークがこれ以上仲間を失いたくなかった事が伺える。尤も、アスランもザフトを離れてしまっており、さらに小説版ではアスランに対して明確に失望している。<br />
:『第3次α』では[[DVE]]となった。<br />
;「うわぁぁぁっ!? ……がぁっ……あっ?」<br />
;「あいつ……何故……?」<br />
:第35話。<br />
:アラスカ戦の途中で突然現れたフリーダムとの交戦に入り、フリーダムからコクピットにビームサーベルの横薙ぎを食らいかけた彼は死を覚悟する。しかし[[キラ・ヤマト|フリーダムのパイロット]]は何故かコクピットを避け、両脚を切断するに留める。その上トドメを刺さず、「早く脱出しろ!」と呼びかけ去って行った。<br />
:彼が不可解に思ったフリーダムの行動の意図、ひいてはそのパイロットの正体、そしてこれがガンダムSEEDという物語に於いて重要視される'''「憎しみの連鎖を断つ行為」'''だった事を知るのはもう少し先である。<br />
<br />
;「動けない敵を撃って、何が面白い…」<br />
:第37話。パナマ戦にて、グングニールによって[[ストライクダガー]]が動かなくなった連合軍に対して虐殺を始めた自軍に対して。上述の通り、シャトルを撃った彼自身にも当てはまる言葉だが、小説版ではこの発言の後、虐殺を行う友軍とストライクを追っていた頃の自分を重ねてしまい、[[コーディネイター]]の優位性に疑問視するきっかけとなった。<br />
:PS2ゲーム『終わらない明日へ』のミッションモード「いかずちの戦場」では'''「敵の足元につけ込み、姑息な兵器で軍配を上げるやり方…アラスカでのあいつ等と我が軍…何ら変わらない!」'''と続けて吐き棄てる。<br />
;「ストライク……!!…バスター!?」<br />
;「貴様っ!! よくもディアッカの機体でっ!!」<br />
:第44話より。エターナル追撃任務中、コロニーメンデル内でストライクとバスターと遭遇した際の台詞。<br />
:小説版ではストライク追撃の際に遂に帰投しなかったディアッカをイザーク本人内心諦めていたが、それでも機体を失って連絡が取れない状態になっているのではと希望を捨てきれていなかった。<br />
:しかし、目の前にストライクと共にバスターが現れたことで「アークエンジェルのナチュラル共がディアッカを殺して、その機体を我が物顔で乗り回している」と早合点してしまい、激しい憎しみに駆り立てられている。<br />
;「ディアッカ…本当に貴様なのか…?」<br />
;ディアッカ「ああ…そうさ」<br />
;「…それが何故、ストライクと共に居るッ!? どういうことだ貴様ッ! 生きていてくれたのは嬉しい。…が、事と次第によっては貴様でも許さんぞぉッ!」<br />
:同話より。上記の後、バスターから死んだと思ったディアッカ本人に呼び掛けられた際の反応。<br />
:死んだと思っていた当人に突然呼び掛けられ、しかもニコルを殺したストライクと行動を共にしているという状態であるため、流石に困惑した模様。<br />
;「くっ…そいつをよこせ!」<br />
:最終話。暴走しながら襲いかかってきた[[レイダーガンダム]]に対して、[[バスターガンダム]]の長射程狙撃ライフルを借りた時の台詞。<br />
;「こんなやつにぃぃっ!」<br />
:レイダーを撃墜した際の台詞。スペシャルエディションではプロヴィデンスと戦闘する前のバスターがレイダーを撃墜するため、この台詞を口にしない。<br />
<br />
=== SEED ASTRAY===<br />
;「ち…やるか」<br />
:オーブ潜入時にロウ達から道を聞かれて。当然、オーブの地理を知るはずもなく正体がバレないように手を挙げようとしたがアスランに制止され上手く誤魔化された。<br />
:小説版『SEED』でもこの場面は描かれており、(勘違いではあるが)平和ボケしたオーブ国民たちの様子に怒りを覚えていた。<br />
;「なんだと、この裏切り者め!」<br />
:パナマ戦の際にジャン・キャリーから自分はコーディネイターであると聞かされて。一部ゲームでもこの場面が再現されている。<br />
<br />
=== SEED DESTINY ===<br />
;「貴様ぁ! こんなところで何をやっている!?」<br />
;「うるさい! 今は俺が隊長だ。命令するな! 民間人があぁぁぁ!!」<br />
:第6話、相変わらず口うるさいアスランに放った台詞。クルーゼ隊時代に自身を差し置いてアスランが隊長に任命されたことをまだ根に持っているのかもしれない。しかし、憎まれ口を叩きながらもアスラン、ディアッカと共に[[シン・アスカ|ルーキー]]が驚嘆するほどの腕前とチームワークで敵を圧倒していく。<br />
;「笑い事ではないわ!」<br/>「実際大変なことだぞ!これは!ただ連合と戦うより遙かに!」<br/>「少しは自分でも考えろ!その頭はただの飾りか!ふん!」<br />
:DESTINY中盤、デュランダル議長によってロゴスの存在が暴露され、'''「ロゴスの商品の不買運動でもするんじゃないか」'''と茶化したような会話をしている年上の副官クラスに対して、こう怒鳴りつけた。<br />
:ただでさえ、議長の方針に疑問を感じ、苛つき始めているのに、年上の部下がこんなのんきな会話をしているのでは無理もないと言える。ディアッカからは'''「お前の頭は今に爆発するぜ?」'''と言われてしまうが…。<br />
;「あれは、ザフトの船だ!」<br />
:DESTINY終盤、大方の人が予想していたであろう離反。小説版ではこの台詞のフォローがなされており、イザークは生真面目な性分故にこういう大義名分を付けたとの事。また、ジュール隊の部下達を反逆者にしないための方便とする説もある。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
[[ドラマCD]]『機動戦士ガンダムSEED featuring SUIT CD』では、本編とは打って変わってコミカルな言動を多く見せている。<br />
;「どうせ俺の母はヒラの評議員で、アカデミーの総合成績は2番だし、婚約者はいねぇよ!」<br />
:ドラマCD5巻にてディアッカにアスランの身分(アカデミー首席卒業で父親は国防委員長で婚約者はラクス・クライン)を言われた際に思わず突っかかる。アスランに対してのライバル心剥き出しの台詞(というより5巻全体に渡ってライバル心剥き出しである)。<br />
:ちなみに母親のエザリア・ジュールはプラント最高評議会にも出席しているザラ派ナンバー2とも言うべき大物議員であり、決してヒラではないのだが……。<br />
;「絵に歌なんて俺だって苦手だバカ野郎!!」<br />
;「あぁ! 楽器ならまだちょっとは出来るからそっちの方で勝負してくれって言っといてくれ! …って一体何でそんな話になるっ!? 大体そんなモンでどうしろってんだ!?」<br />
:同じくドラマCD5巻。ディアッカからアスランが絵と歌が苦手と教えてもらい、それをイザークへと教えるが逆ギレし、さらにノリツッコミである。<br />
;「クッソォォ!! あの野郎~~!! クッソオオオオオオオオ!!」<br />
:ドラマCDラスト。遂にチェスでアスランに勝利するも、爽やかな顔で勝利を祝われ手まで差し出された事でイザークの怒りに余計に火に油を注いでしまった。何とも面倒くさい性格である…。<br />
:ちなみにアスランは自室にてこっそりと悔しがっていたというオチが付いた。<br />
;「さっき取れたついでにしほにあげようかと思って持ってたんだ。」<br />
:ガンダムエース連載中の『SEED CLub 4こまえーす』の一説。卒業式恒例の第二ボタンの事で、その内容は文の通り。いつもの彼らしからぬ穏やかなセリフとなっている。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== αシリーズ ===<br />
'''[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]'''<br />
;「この戦いが一人の男によって操られていた事は聞いた…」<br />「決まっている! プラントの未来を一人の人間のエゴによって決められてたまるか!」<br />
:第51話「終わらない明日へ」より。ジェネシス内部での決戦に駆けつけて、クルーゼと対峙して。<br />
;「フン……この傷は以前の愚かな俺への戒めのようなものだ。全ての決着がついてから消すつもりだ」<br />
:第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。キラと初めて直接出会い、彼と和解して。<br />
<br />
=== Zシリーズ ===<br />
;「ストライクだと!ええい、古傷がうずくようだ!」<br />
:Zの43話で、現れた[[ストライクガンダム]](実際は[[ストライクルージュ]])を目撃した時。<br />
;「自分が正しいと思うのなら、なぜ言葉でそれを語らない! 力で意志を通そうと言うのなら、こちらも力で当たるだけだ!!」<br />
:Zの終盤でアスランと戦闘した時の台詞。<br />
;「お前達が[[デスティニープラン]]の犠牲者だとしても!」<br/>「自分の価値を信じられないお前達は、腰抜けだっ!!」 <br />
:Zにて[[フロスト兄弟]]相手の[[特殊戦闘台詞]]。さり気に「腰抜け」というSEED時代を思わせる言葉を用いている。<br />
;「プラントと地球を引っ掻き回した女狐め!許さんぞ!」<br />
:Zにて[[エーデル・ベルナル]]との特殊戦闘台詞。<br />
;「ジ・エーデル!貴様を討たねばプラントに未来はない!!」<br />
:Zにて[[ジ・エーデル・ベルナル]]との特殊戦闘台詞。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
'''[[スーパーロボット大戦J|J]]'''<br />
;「モビルファイターごときで俺が止められるかぁぁぁーっ!!」<br />
:第17話「ウィスパード 前編」におけるドモンとの[[戦闘前会話]]。所謂声優ネタ。<br />
'''[[スーパーロボット大戦W|W]]'''<br />
;「くっ…!なぜ、こいつはこうも俺にG同士で戦わせたがるんだ!?」<br />
:第2部第41話「想いと力、その向かう先」でアラスカ戦にてまたしてもデュオに[[ガンダムファイト]]を挑まれて。<br />
;「貴様!この俺にG同士のファイトを挑む気か!?」<br />
:第2部第45話(火星ルート)「生まれ落ちた悪意」における宗介との戦闘前会話。デュオやロウに散々[[ガンダムファイト]]を挑まれたせいか、とうとうイザークからこんなことを言い出すハメに。もちろん[[アーム・スレイブ]]はガンダムではないので[[ガンダムファイト]]とは言えない。しかも、宗介も律儀に「頭部」を破壊しようとする。<br />
;「…それにこの傷をつけてくれた男の帰還も見たいしな」<br />「俺はそれほど子供ではない。…あいつと決着をつけるのは全ての戦いが終わってからだ」<br />
:第2部第51話(プラントルート)「進んだ道の先」で[[ノイ・ヴェルター]]に加わる際の台詞。<br />
;「クルーゼ隊長…いや、ラウ・ル・クルーゼ!プラントと地球の戦いを裏から操っていたお前は絶対に許さん!」<br />「その通りだ!この変わり始めている世界をお前の闇に包ませるものか!」<br />
:第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」おけるクルーゼとの戦闘前会話。<br />
'''[[スーパーロボット大戦L|L]]'''<br />
;「俺達の任務はザフトの援護だ」<br />「だから、ミネルバとエターナルの援護に入るんだ!あれはザフトの艦だからな!」<br />
:第33話「選ばれた未来」にて、[[LOTUS]]の援護に入る際のセリフ。実にイザークらしい物言いでディアッカも「全く、お前って奴は…」と零していた。<br />
;「デュエルとバスターもある。足手まといにはならんつもりだ。」<br />
:同じく第33話にて仲間になる際、デュエルとバスターの入手フラグを満たしているとこの台詞を言う。<br />
;「デュエルもまだまだ現役だ!」<br />
:Lでデュエル搭乗時の専用台詞。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[デュエルガンダム]]<br />
:[[ヘリオポリス]]内で強奪した4機のGのうちの1機。<br />
:;[[デュエルガンダム アサルトシュラウド]]<br />
::[[キラ・ヤマト|キラ]]の搭乗する[[エールストライクガンダム|エールストライク]]との交戦によって損傷したデュエルに追加装甲『アサルトシュラウド』を装備させた機体。<br />
:<br />
;[[ディン]]<br />
:小説版においてパナマ攻略戦の際に搭乗。デュエルの修復が間に合わなかったものと思われる。<br />
;[[ザクファントム]]<br />
:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』における最初の搭乗機。青く塗装された機体に搭乗。<br />
:;[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)]]<br />
::近接戦闘用のウィザードを装備した状態。水色に塗装されている。<br />
:;[[ブレイズザクファントム]]<br />
::一部ゲーム等で換装。<br />
:<br />
;[[グフイグナイテッド (イザーク専用)]]<br />
:DESTINY後半の搭乗機。パーソナルカラーである白に塗装した[[グフイグナイテッド]]。近接戦闘に特化した武装を装備している。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の監督である福田己津央氏は、「当初の構想ではイザークはあそこまで熱血漢なキャラクターとしてイメージしたのではなかったのだが、次第に声を担当した関智一氏の演技に引かれていった。その結果、役者の演技の方を尊重して、劇中におけるイザークの[[性格]]が変わっていった」とコメントしている。<br />
**事実、物語当初のイザークは冷静で嫌味な言動も多いなど初期設定の名残を伺わせている。<br />
**また、福田監督は「当初の予定では、関智一氏に[[トール・ケーニヒ]]役のキャスティングしようかと考えていた」とも語っている。<br />
*イザーク・ジュールは、'''[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムSEED』において[[ラストボス]]として登場する'''。<br />
**ちなみに、上記のソフトにおけるイザークの登場ステージ([[アラスカ基地]])では、プレイ中に[[サイクロプス]]発動まで5分のタイムリミットが設定される。したがって、'''制限時間(実質的には残り時間約2、3分)以内にイザークが駆るデュエルガンダム アサルトシュラウドを撃破しなければならない'''。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B00081MXRY</amazon><amazon>B000BQSS6G</amazon><amazon>B000EHQXKA</amazon><amazon>B0002UANOG</amazon><amazon>B000T0A5U6</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:イザーク・ジュール]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:いさあく しゆうる}}<br />
[[Category:登場人物あ行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]<br />
[[Category:機動戦士ガンダムSEED]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB&diff=331344
イザーク・ジュール
2019-08-12T10:48:09Z
<p>210.155.61.242: /* SEED DESTINY */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Yzak Jule]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}}<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED ASTRAY}}<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}} <br />
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|関智一|機動戦士ガンダムSEED,機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|平井久司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦α}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 地球人([[コーディネイター]])<br />
| 性別 = 男<br />
| 生年月日 = [[C.E.]]54年8月8日<br />
| 年齢 = 17歳⇒19歳(DESTINY時)<br />
| 身長 = 175cm⇒177cm(DESTINY時)<br />
| 体重 = 66kg⇒56kg(DESTINY時)<br />
| 星座 = 獅子座<br />
| 血液型 = O型<br />
| 髪色 = 銀<br />
| 瞳の色 = 薄い青<br />
| 出身 = [[プラント]]・マティウス市<br />
| 所属組織 = [[ザフト]]<br />
| 所属部隊 = [[クルーゼ隊]] → ジュール隊<br />
| 役職 = クルーゼ隊隊員(赤服)→ジュール隊指揮官(白服)→最高評議委員警備隊隊員<br />
| 趣味 = 民俗学<br />
}}<br />
'''イザーク・ジュール'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』および『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の登場人物。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===<br />
[[クルーゼ隊]]の一員。[[プラント]]最高評議会議員のエザリア・ジュールを母に持つ。<br />
<br />
[[ヘリオポリス]]で奪取した[[デュエルガンダム]]のパイロットになる。<br />
<br />
プライドが高く、高圧的で勝気だが、根は熱血漢。<br />
<br />
隊の中では、[[ディアッカ・エルスマン]]とは仲が良く、[[アスラン・ザラ]]に[[ライバル]]心を抱き、彼と衝突することが多いが、憎らしくも認めているところもある。また、アスランと仲の良い[[ニコル・アマルフィ]]に対しても何だかんだで仲間意識を抱いてはいる。<br />
<br />
[[キラ・ヤマト]]の乗る[[ストライクガンダム]]の攻撃で顔に傷を負った事でストライクを憎悪し、執拗に狙うようになるものの、悉く辛酸を舐めさせられる(SEED世界の医療技術であれば顔の傷は消せるのだが、屈辱を忘れないために傷を残していた。SEED DESTINYでは過去を振り切った象徴として、この傷を消している)。<br />
<br />
ニコルが戦死した際には、怒りと悲しみを見せ、打倒ストライクを新たにするも、次の戦闘でアスランとディアッカがMIA(戦闘中行方不明)になってしまう。アスランとは程無く再会を果たし、ネビュラ勲章を授与され、特務隊として、新たな任務に付く為に[[プラント]]へ帰還するアスランに対して、『今度は俺が部下にしてやる。それまで死ぬんじゃないぞ』と、不器用な彼らしい激励の言葉を送った。<br />
<br />
[[ナチュラル]]を蔑視していたが、オペレーション・スピットブレイクとパナマ攻略戦における連合・ザフト両軍の蛮行を目撃した事と、コロニー・メンデルにおいて死んだと思われていたディアッカとの再会と対話を経て、戦争の大局を見据える目を開眼させると同時に、ナチュラルに対する蔑視の言動も無くなっている。小説版ではこの辺りのイザークの考えの変化が細かく描かれており、プラントを守る為にあえてアスランやディアッカと違う道を進む事を選ぶ。<br />
<br />
[[ヤキン・ドゥーエ戦役|第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]においてはジュール隊の隊長となるが、母エザリアの配慮から後方部隊に配置された。その結果、キラやアスランと共にプラントを核攻撃から守る最終防衛線として活躍する。<br />
<br />
悪役と設定されていたためか、物語開始当初は威勢はいいがチームメイトのアスランには事ある毎に突っ掛かり、キラに敗退を繰り返す(更に彼の目の前で後述の凶事を犯す)など、嫌味な一面が強調されており、SEED版の[[ジェリド・メサ]]とでもいうようなキャラだった。イザーク役を担当した関智一氏の熱演や、女性ファンからの人気により、最後までそれなりの活躍をするキャラクターに出世したのは有名な逸話である。<br />
<br />
意外なことに趣味は民俗学という設定があるが、一部のゲームを除き、この設定が使われる事は少ない。没シナリオではこの設定を活かした「[[オーブ]]潜入時に御守りを買い、それを仲間たちに渡す」というシチュエーションもあった。このシナリオは後に彼が率いる『ジュール隊』の隊員に御守りを渡すという形で採り上げられている。<br />
<br />
ビームサーベルしか決定打にならない相手である[[フォビドゥンガンダム]]を、アサルトシュラウドを盾に突撃し、接近戦に持ち込んで撃破するという功績を挙げている。他にも、薬物の副作用により半ば暴走していた[[レイダーガンダム]]を、[[バスターガンダム]]の武装を借りて撃墜し、[[地球連合軍]]核攻撃部隊であるピースメーカー隊の旗艦ドゥーリットルを撃沈するという戦果を挙げている。[[SEED]]を発動した状態で[[フリーダムガンダム]]に乗っていたキラですら苦戦していた3機の新型Gの内の2機を撃破した事により、ファンからは『作中で最も強いパイロット』を推す声も少なくない。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] ===<br />
ときた洸一氏による漫画ではロウ達がオーブへ立ち寄った際などで度々顔を見せている。<br />
<br />
電撃ホビーマガジン連載のフォトストーリー『ASTRAY B』ではパナマ攻略戦の際に[[ジャン・キャリー]]と交戦した事が語られている。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===<br />
『DESTINY』では白服に昇格。前作終了後は一時政界にいたが、ジュール隊に復帰。また、前作で誤って民間人を殺してしまった件については前作終盤の活躍と[[ギルバート・デュランダル]]の取り成しのおかげで刑を受けずにすんだ…といっても、劇中の描写だとイザークの責任を問えるものだったかは微妙だが。<br />
<br />
[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)|青いスラッシュザクファントム]]で奪取されたセカンドステージの[[MS]]相手に互角以上の戦いを見せる。後半からは[[グフイグナイテッド (イザーク専用)|白いグフイグナイテッド]]に搭乗。[[ディアッカ・エルスマン]]がいるせいか、この頃は近接戦闘装備を選んでいる。彼もまた徐々にデュランダルの方針に疑問を抱くようになり、最終的にはディアッカと共にキラ達に協力した。その後は政界に復帰した。<br />
<br />
小説版ではイザークの心境がかなり細かく描かれており、アスランの脱走を知ってデュランダルへの疑念を隠そうとしないディアッカに対して、「ヤツは脱走者だ。この状況で俺達が騒いでどうする!」と本心ではデュランダルを疑いながらも、ジュール隊を預かる隊長という立場上(しかも、かつてアスランと共にザフトと敵対した経緯があるディアッカをメンバーにしている)は大きな動きを取れない苦しい位置を強いられていることを吐露している。<br />
<br />
なお、2作続けて近接戦闘向きの機体を操っているが、アカデミーの成績によると生身のイザークは射撃の方が得意分野である。しかし漫画では卒業前の合同シミュレーションで「男なら剣だろうが!」という発言もしている。アスランへの対抗心がそうさせているという説もある。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
どの作品でも仲間になるが、原作でキラ側につくのが遅かったためか、正式加入するのが中盤で原作再現が終わるK以外は常に終盤であるのが痛い。おまけにディアッカは無条件で仲間になるのに対し、イザークは条件付きであることが多い。<br />
<br />
能力自体は携帯機のSEEDチームでは[[キラ・ヤマト|キラ]]、[[アスラン・ザラ|アスラン]]、[[シン・アスカ|シン]]に次ぎ、[[叢雲劾|劾]]、[[カナード・パルス|カナード]]と対等の能力と[[魂]]……と、明らかに優遇されているのだが、参戦の遅さがそれを帳消しにしている。また参戦がほぼ毎回原作シナリオ終了後のため原作での[[フォビドゥンガンダム]]を撃墜する場面は今のところ第3次αを除けば自力再現が不可能となっている。なお、魂を覚える作品では絶対に[[必中]]を覚えないという特徴もある。本人の能力の高さの割りに搭乗できる機体が他のMSに比べると火力不足という点も問題である。DESTINY名義ではデフォルト乗機が大概グフイグナイテッドなのでなおさら火力不足が目立ってしまう。<br />
<br />
原作では突撃戦法で高い戦果を挙げていたのが反映されてか、彼の搭乗機はいずれもP属性の武器が優秀である。特に、格闘武器の攻撃力が高く設定されている事が多い。<br />
<br />
また、イザークを演じる関智一氏が演じた[[ドモン・カッシュ|ドモン]]の影響か、[[声優ネタ]]が多いのが特徴。ある意味ディアッカとは別の形で優遇されていると言える。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:セレーナ編の序盤と、ルートとフラグ、ディアッカの撃墜数次第で終盤で仲間になる。気性が荒い者同士、一時期[[ザフト]]にいた[[張五飛|五飛]]と絡む場面が多い。[[隠し要素/第3次α|隠し要素]]で仲間になる際に諸悪の元凶だったクルーゼと対峙し、キッパリと決別する。なお、キラから傷の事を謝られた。原作にあったシャトル撃墜のシーンは、フラグを立てた場合、イザークから[[一般兵]]へと変更される(おそらく、後に仲間になった時に遺恨を残さない為だと思われる)。<br />
:[[集中]]を覚えず、[[ド根性]]を覚えるという、スーパー系な[[精神コマンド]]が特徴。ちなみに、ディアッカが[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]の尻に敷かれてる事を「情けない」と思っている。強力な小隊長能力「反撃時の攻撃力+20%」を生かすなら愛機のデュエルは全体攻撃が無く、使いづらいので[[ラゴゥ]]に乗せてやるといい。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Z]]<br />
:説得次第で専用の[[グフイグナイテッド (イザーク専用)|グフ]]と共に仲間になる。仲間にならない場合はメサイア攻防戦でアスランのやり方を見ると言い残して撤退して出番が終わる。隊長としての責任もあるからか、精神コマンドが昔ほどスーパー系では無くなった。が、[[気合]]と[[気迫]]が被っているのが痛い。また、α3などにあった大幅な[[改造]]引き継ぎもないために(機体と武器は3段階改造済み)仲間にしても倉庫番の事が多い。[[乗り換え]]で[[インパルスガンダム]]に搭乗できる為、使うならこちらに乗せた方が良い。能力もほぼレイの上位互換といって差し支えない。パートナーであるディアッカは参戦しなかった事が悔やまれる。しかしながら終盤のみ仲間になる割には、SEEDキャラ(原作では殆ど絡まなかったシン、レイ、ルナマリアなど)への特殊援護台詞やシロッコやギンガナム、エーデルやジ・エーデルなどの他作品のボスキャラクターへの特殊戦闘台詞も割りとたくさん用意されているので存在感は薄くはない。<br />
:;[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]<br />
::シークレットエピローグでは再結成された[[ZEUTH]]に参加。小隊長として活躍させるつもりならインパルスに乗せると良い。<br />
:<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:今回はNPCとしてディアッカと共に顔見せでの登場。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:宇宙ルート第48話の冒頭でスポット参戦した後、本当にいつの間にか仲間になる。特に仲間になったとも言われないのに、次の話で何気なく会話に入ってて驚いたプレイヤーも多いと思われる。[[コーディネイター]]技能を持ち、能力も優秀。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:[[声優ネタ]]で何度も[[ガンダムファイト]]に巻き込まれる。ルートとディアッカの[[説得]]、そしてフラグ次第で終盤ノイ・ヴェルターへ合流し仲間になる。仲間にしなかった場合は後でスポット参戦する。[[魂]]を持ち、[[コーディネイター]]技能を差し引いてもバランスの取れた高い能力を誇る(意外にもディアッカより[[射撃]]が高い上に、[[格闘 (能力)|格闘]]も同値)……が、[[必中]]が無いという欠点がある。そのため育成するつもりなら命中を最優先に。初登場時は顔グラが傷無しのもので、しばらくすると傷有りに、EDでは再び傷無しの顔グラに変化する。<br />
;[[スーパーロボット大戦K]]<br />
:珍しく仲間になるのが早く、[[説得]]の有無に関わらず中盤で自軍参入。説得するとディアッカともどもその場で即仲間入りするが、[[強化パーツ]]や[[資金]]のことを考えると撃墜した方がお得。専用グフは2段階改造済みだが、同じタイミングで手に入るハイネ機は3段階改造済みなのでちょっと見劣りする。能力的には結構良く、今回も魂を覚え、必中を覚えない。能力の高さを活かしてルナマリアからインパルスを奪うか、ムウから[[アカツキ]]を奪うのも手である。白服という事もあってか、[[ザフト]]からの出向組の中では彼がザフトメンバーの代表をしていると思われる。<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:序盤、[[ユニウスセブン]]破砕の際に専用の[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)|ザク]]に搭乗しスポット参戦する。その後はプラントの守備に就いていたのか相棒のディアッカと比べると出番は少ない。終盤原作同様の流れで[[LOTUS]]に合流する。今回は魂を覚えなくなったためパンチ力にかけるが、相変わらず能力はそのものは高く、さらに白服であることから指揮レベルが2まで上昇するためサポート役としては優秀。乗せる機体は前作同様インパルスでもいいが、格闘の高さを活かしてそのまま格闘ボーナスがある専用グフに乗せてもいいし、愛がある人ならかつての愛機[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエル]]に乗せてやってもいい。DESTINY名義での参戦でデュエルが手に入るのは現時点ではこの作品のみである。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]<br />
:ディアッカ共々影が薄い。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:「W」以来の『SEED』設定の彼が登場する。シナリオが進むと『DESTINY』設定に変化する。<br />
:今作ではキラに顔に傷をつけられず、ジュール隊にニコルとディアッカの2人が参加するという展開となる。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:デュエルガンダムに搭乗している。<br />
<br />
== パイロットステータス設定の傾向 ==<br />
<!-- === [[能力|能力値]] === --><br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
スーパー系に近い攻撃的な精神コマンドが最大の特徴で、他のSEED系があまり覚えない根性系・気合系の精神コマンドを習得する。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
:'''[[熱血]]、[[不屈]]、[[ド根性]]、[[必中]]、[[気迫]]、[[直撃]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[闘志]]、[[熱血]]、[[ド根性]]、[[気合]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[ド根性]]、[[熱血]]、[[闘志]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦K|K]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[根性]]、[[熱血]]、[[闘志]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[闘志]]、[[気迫]]、[[熱血]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]<br />
:'''[[集中]]、[[気合]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[気迫]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]](セレーナルート序盤時)<br />
:'''[[底力]]L6、[[戦意高揚]]、[[切り払い]]L3、[[気力+ (ダメージ)]]'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
:'''[[底力]]L6、[[戦意高揚]]、[[切り払い]]L3、[[気力+ (ダメージ)]]、[[援護攻撃]]L3'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[カウンター]]、[[指揮]]L1、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[カウンター]]、[[底力]]L6、[[援護攻撃]]L3、[[指揮官|指揮]]L1、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[戦意高揚]]、[[ブロッキング]]、[[指揮官]]L3'''<br />
<br />
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===<br />
;'''反撃時の攻撃力+20%'''<br />
:[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦Z|Z]]でのもの。<br />
;'''反撃時の攻撃力+10%'''<br />
:こちらは[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]でのセレーナルート序盤限定版。能力が通常時よりもダウンしている。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===<br />
;エザリア・ジュール<br />
:母親。イザークの事を溺愛しており、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、戦地に赴く息子の身を案じて後方に配置させた。<br />
:ドラマCDではいつまでも彼女を作らぬ我が子が実はホモなのではないか?と疑われた事で見合いさせようと見合い相手のバーチャル&声は自分で吹き替えという色々とはっちゃっけたママっぷりを見せる。<br />
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]<br />
:上官。『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の黒幕であり、最終的には敵対関係になるが、原作では直接対決は無かった。SRWでは直接対決の機会がある。 <br />
;[[アスラン・ザラ]]<br />
:同僚かつ[[ライバル]]だが、ニコルの死後は不器用ながらも友情を示すように。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では自分達に相談もなしにデュランダルと戦う道を選んだアスランについて怒っていた(結局自分も協力するのだが)。<br />
;[[ディアッカ・エルスマン]]<br />
:同僚かつ親友。性格的に馬が合う。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では、イザークは彼の為に裏で根回しをして、自分の隊の副官に任じた。とはいえSEEDでは同じ赤服だったのに、DESTINYではイザークは隊長クラスの白服、ディアッカは除隊後再入隊のためヒラの緑服に降格という格差に。<br />
;[[ニコル・アマルフィ]]<br />
:同僚。当初はその穏やかさを「軟弱」と軽んじていたが、いざとなれば躊躇なく冷徹に行動する様を見て認識を改めた。以降は仲間として信頼し、彼の死には涙し激昂した。<br />
;[[ミゲル・アイマン]]<br />
:同僚。原作では死んだが、[[スーパーロボット大戦W|W]]では部下にする。<br />
;[[アンドリュー・バルトフェルド]]<br />
:ディアッカと共に一時的に指揮下に入る。その際、顔の傷について「戦士が消せる傷を消さないのは、それに誓ったものがあるから」と見抜かれた。<br />
;[[シホ・ハーネンフース]]<br />
:イザーク率いるジュール隊のメンバー。『SEED』及び『SEED DESTINY』にも登場しているが、喋らないので、完全な背景キャラ。イザークに好意を持っているらしい。イザークは彼女の戦い方を『鳳仙花のようだ』と評したが、ハーネンフース(Hahnenfuss)はドイツ語で「(ヨーロッパの)金鳳花」である。<br />
;アイザック・マウ<br />
:ジュール隊のメンバー。[[ザフト]]からのオブザーバーとしてマーシャンに同行し、隊を離れた。『SEED DESTINY』にも登場しているがシホと同じく背景キャラ。ちなみにおまけ4コマにて、アグニスとナーエの様子を見てイザークとディアッカの姿をダブらせていた。SRW未登場。<br />
;[[ラクス・クライン]]<br />
:本編での絡みはないが、小説版では彼女のファンの一人だという事が判明している。それ故に彼女が脱走した際には信じられないと考えていた。<br />
;[[キラ・ヤマト]] <br />
:顔に傷をつけた仇敵だが、最後は共闘する。<br />
:[[第3次α]]においてはキラから直接謝罪を受け、それに対して憎悪が氷解している事を伝える。Wではいずれ決着を付けたいと思ってるようだが、優柔不断なキラに発破をかける事も。<br />
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]<br />
:第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で(結果的に)[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の壁を越え、危機を救った。その後顔見知りになったらしく、『SEED DESTINY』でイザークに反応する場面がある。<br />
;[[シャニ・アンドラス]]<br />
:最終決戦で彼の[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]を撃破。<br />
;[[クロト・ブエル]]<br />
:最終決戦でディアッカと共に彼の[[レイダーガンダム|レイダー]]を撃破。<br />
;[[エル]]<br />
:彼女ら民間人が脱出艇に乗っているとは知らず、誤って殺害してしまう。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===<br />
;[[シン・アスカ]]<br />
:原作ではあまり絡みは無かったが、Zではイザークが仲間に加わった後、彼の熱血ぶりに感心すると同時に驚く場面があった。<br />
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]<br />
:原作では絡みはなかったが、Lでは部下。尤もイザークはハイネ自身に指摘されるまで、彼に遠慮して敬語で話していた。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] ===<br />
;[[ジャン・キャリー]]<br />
:パナマ攻防戦で戦っていたが、グングニールでジャンが戦闘不能になった際に見逃した。<br />
;[[ロウ・ギュール]]<br />
:デュオほどではないが、[[ガンダムファイト]]ネタを振ってくる。原作でも彼と出会っているが、お互い覚えてはいない。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:[[第3次α]]では、当初は彼と敵対し[[αナンバーズ]]のエースという事から、打倒に執念を燃やす。<br />
;[[カミーユ・ビダン]]<br />
:[[第3次α]]では、当初は彼と敵対し相手が[[ナチュラル]]故に、憎悪を剥き出しにしたところ[[ニュータイプ]]である彼から自分の心を感じ取られ、ナチュラルと[[コーディネイター]]の溝が簡単に埋まるものではないと痛感させられる。<br />
;[[パプテマス・シロッコ]]<br />
:[[Z]]における最大の敵の一人。戦闘の際にも専用の特殊台詞がある。<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:中の人が同じ。[[スーパーロボット大戦J|J]]にて一度だけ対戦前に[[ガンダムファイト]]を申し込まれるが、絡みはこれだけ。<br />
;[[デュオ・マックスウェル]]<br />
:[[スーパーロボット大戦W|W]]にて何度もガンダムファイトを挑まれる。<br />
;[[張五飛]]<br />
:[[第3次α]]において、お互いに好戦的な性格である事から衝突し、[[ライバル]]になった。<br />
;[[ギム・ギンガナム]]<br />
:Zにて[[ターンX]]に乗る彼に向かって「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」とを発言。これも[[ガンダムファイト]]ネタである。<br />
;[[ミハイル・コースト]]<br />
:Wでは部下。<br />
;[[スウェン・カル・バヤン]]<br />
:Kでは[[ブルーコスモス]]だった彼の部隊参加に難色を示す。とは言っても、「ブルーコスモスだった彼が自分達コーディネイターと共に戦う事が出来るのか」という点で難色を示しており、イザーク自身は共闘には肯定的だった。<br />
<br />
==== リアル系 ====<br />
;[[相良宗介]]<br />
:同じ声繋がりで頭部を破壊されそうになる。これも[[ガンダムファイト]]ネタである。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[セレーナ・レシタール]]<br />
:[[第3次α]]において、[[ザフト]]に潜入した彼女を警戒していた。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== SEED ===<br />
;「あれだ……。クルーゼ隊長の言ったとおりだな」<br />
;ディアッカ「突けば慌てて巣穴から出てくるって?」<br />
;「やっぱり間抜けなもんだ。ナチュラルなんて」<br />
:1話より。本編初台詞。多数の同僚たちと共にヘリオポリスに潜入し、ジンの攻撃を受けた地球連合軍が新型機動兵器「G」を運び出すところを望遠鏡で眺めながら。<br />
:この時はまだザフトのエリート部隊として戦場に出て以来苦戦した経験も無かったため、コーディネイター特有のナチュラルに対する蔑視感情が大きく感じさせる台詞となっている。<br />
;「自業自得です。中立とか言っといてさ」<br />
:ヘリオポリスに対する再攻撃のためにジンにD装備(重爆撃仕様)を換装している場面で。ニコルはヘリオポリスに甚大な被害が出ることを懸念しているが、イザークは条約違反をした相手ということもあり、バッサリと切り捨てている。<br />
:初期の嫌味なエリートキャラをイメージした台詞だと思われるが、物語後半の彼の性格を考えるとむしろ違和感を感じる人も多いかもしれない。<br />
;「痛い…痛い…痛い…!」<br />
:[[キラ・ヤマト|キラ]]の反撃を受け、顔に傷を負わされた際の苦痛の叫び。この傷は彼の未熟さと屈辱の証として、彼の容姿のみならず、苛烈な性格の最大の特徴となった。とはいえ、真に深かったのは身体よりも精神的な傷のように見える。<br />
;「煩いッ! さっさと誘導しろ…」<br />
;(ストライクめぇ…アサルトシュラウドが貴様を撃つ!)<br />
:第12話。顔に傷を負った後、アサルトシュラウドを装備したデュエルに初めて乗り込んだ時の台詞。この時はかなり無理をしており、「まだ安静に…」と止めた医官を跳ね除け、誘導員からも「止せイザーク! お前はまだ…」と止められたが、頭に血が上りすぎたイザークには全く聞切れなかった。<br />
:ただ残念なことに追加された武装は実弾オンリーなためストライクには効果が薄い。<br />
:小説版ではこの場面で彼のストライクに対する激しい対抗意識が描写されており、自身の能力に絶対の自信を持っていたが故にナチュラルに敗北した事実(実際はナチュラルではなく[[スーパーコーディネイター]]だったが)が受け入れられず激しい憎悪を抱いてしまった事が分かる。<br />
;「出てこいストライク…でないと…でないと傷が疼くだろうがぁあああ!」<br />
:第13話。戦場で自身に傷を負わしたストライクを探している時の台詞。<br />
;「逃げ出した腰抜け兵がぁ!!」<br />
:同上。シャトル狙撃時の台詞。イザークは知らなかったが実際は兵士ではなく避難民を乗せたシャトルであり、キラが守り続けた少女・[[エル]]も搭乗していた。ストライクと交戦している最中の凶事の為、キラも目撃しており、彼に深い傷を残した<ref>漫画版REではストライクを狙ったミサイルの流れ弾による誤射に変更されている。</ref><ref>民間人の脱出の通告をしていなかった地球連合側の非も大きいが、大気圏突入中という混乱の最中であった事とNジャマーによる通信障害が激しい状態で通信可能だったのかは疑問</ref>。<br />
:後に「SEED DESTINY」でイザークの回想により彼自身はあのシャトルに乗っていたのが民間人だったと知ってしまった様であり、罪の意識を感じている描写がある。またこれが元で「民間人への不当な虐殺行為」の罪で処刑されかけたが、デュランダルによって弁護された。<br />
;「こいつら!足場さえ…うわぁ!」<br />
:21話。砂漠地帯でバルトフェルド隊とアークエンジェルとの戦闘中に痺れを切らしてレセップスから飛び出したが、キラの様に機体OSを弄って砂地に合わせる事は出来なかった。<br />
:そのため完全に身動きが取れなくなり、レジスタンスのミサイル装甲車に一方的に嬲られるという醜態を晒す羽目に。<br />
;「くそぉ!!くそっくそっくそっくそっくそ!くそぉぉ!!くそ!っこの!…」<br />
;「何故あいつが死ななきゃならない!こんなところで!ええ!?」<br />
:第30話。ニコルが死亡した後、更衣室で怒りをぶつけるイザークの台詞。この台詞の後にアスランとケンカになりかけるもディアッカの仲裁で落ち着きを取り戻し、ストライクへの復讐を涙ながらに誓うのだった。この様子から口ではニコルを臆病者と罵りながらも実際は大事な仲間として見ていたという、イザークの根底の優しさが垣間見える台詞と言える。<br />
;「今度は俺が部下にしてやる!…それまでに死ぬんじゃないぞ」<br />
:第34話。ストライク撃破の功績で[[FAITH]](ただし当時は[[FAITH]]と言う名称はなく単にザフト特務隊)に認定され、隊を抜けることになったアスランに対してかけた言葉。ニコルが死に、ディアッカも行方不明だった状況でイザークがこれ以上仲間を失いたくなかった事が伺える。尤も、アスランもザフトを離れてしまっており、さらに小説版ではアスランに対して明確に失望している。<br />
:『第3次α』では[[DVE]]となった。<br />
;「うわぁぁぁっ!? ……がぁっ……あっ?」<br />
;「あいつ……何故……?」<br />
:第35話。<br />
:アラスカ戦の途中で突然現れたフリーダムとの交戦に入り、フリーダムからコクピットにビームサーベルの横薙ぎを食らいかけた彼は死を覚悟する。しかし[[キラ・ヤマト|フリーダムのパイロット]]は何故かコクピットを避け、両脚を切断するに留める。その上トドメを刺さず、「早く脱出しろ!」と呼びかけ去って行った。<br />
:彼が不可解に思ったフリーダムの行動の意図、ひいてはそのパイロットの正体、そしてこれがガンダムSEEDという物語に於いて重要視される'''「憎しみの連鎖を断つ行為」'''だった事を知るのはもう少し先である。<br />
<br />
;「動けない敵を撃って、何が面白い…」<br />
:第37話。パナマ戦にて、グングニールによって[[ストライクダガー]]が動かなくなった連合軍に対して虐殺を始めた自軍に対して。上述の通り、シャトルを撃った彼自身にも当てはまる言葉だが、小説版ではこの発言の後、虐殺を行う友軍とストライクを追っていた頃の自分を重ねてしまい、[[コーディネイター]]の優位性に疑問視するきっかけとなった。<br />
:PS2ゲーム『終わらない明日へ』のミッションモード「いかずちの戦場」では'''「敵の足元につけ込み、姑息な兵器で軍配を上げるやり方…アラスカでのあいつ等と我が軍…何ら変わらない!」'''と続けて吐き棄てる。<br />
;「ストライク……!!…バスター!?」<br />
;「貴様っ!! よくもディアッカの機体でっ!!」<br />
:第44話より。エターナル追撃任務中、コロニーメンデル内でストライクとバスターと遭遇した際の台詞。<br />
:小説版ではストライク追撃の際に遂に帰投しなかったディアッカをイザーク本人内心諦めていたが、それでも機体を失って連絡が取れない状態になっているのではと希望を捨てきれていなかった。<br />
:しかし、目の前にストライクと共にバスターが現れたことで「アークエンジェルのナチュラル共がディアッカを殺して、その機体を我が物顔で乗り回している」と早合点してしまい、激しい憎しみに駆り立てられている。<br />
;「ディアッカ…本当に貴様なのか…?」<br />
;ディアッカ「ああ…そうさ」<br />
;「…それが何故、ストライクと共に居るッ!? どういうことだ貴様ッ! 生きていてくれたのは嬉しい。…が、事と次第によっては貴様でも許さんぞぉッ!」<br />
:同話より。上記の後、バスターから死んだと思ったディアッカ本人に呼び掛けられた際の反応。<br />
:死んだと思っていた当人に突然呼び掛けられ、しかもニコルを殺したストライクと行動を共にしているという状態であるため、流石に困惑した模様。<br />
;「くっ…そいつをよこせ!」<br />
:最終話。暴走しながら襲いかかってきた[[レイダーガンダム]]に対して、[[バスターガンダム]]の長射程狙撃ライフルを借りた時の台詞。<br />
;「こんなやつにぃぃっ!」<br />
:レイダーを撃墜した際の台詞。スペシャルエディションではプロヴィデンスと戦闘する前のバスターがレイダーを撃墜するため、この台詞を口にしない。<br />
<br />
=== SEED ASTRAY===<br />
;「ち…やるか」<br />
:オーブ潜入時にロウ達から道を聞かれて。当然、オーブの地理を知るはずもなく正体がバレないように手を挙げようとしたがアスランに制止され上手く誤魔化された。<br />
:小説版『SEED』でもこの場面は描かれており、(勘違いではあるが)平和ボケしたオーブ国民たちの様子に怒りを覚えていた。<br />
;「なんだと、この裏切り者め!」<br />
:パナマ戦の際にジャン・キャリーから自分はコーディネイターであると聞かされて。一部ゲームでもこの場面が再現されている。<br />
<br />
=== SEED DESTINY ===<br />
;「貴様ぁ! こんなところで何をやっている!?」<br />
;「うるさい! 今は俺が隊長だ。命令するな! 民間人があぁぁぁ!!」<br />
:第6話、相変わらず口うるさいアスランに放った台詞。クルーゼ隊時代に自身を差し置いてアスランが隊長に任命されたことをまだ根に持っているのかもしれない。しかし、憎まれ口を叩きながらもアスラン、ディアッカと共に[[シン・アスカ|ルーキー]]が驚嘆するほどの腕前とチームワークで次々敵機を撃墜していく。<br />
;「笑い事ではないわ!」<br/>「実際大変なことだぞ!これは!ただ連合と戦うより遙かに!」<br/>「少しは自分でも考えろ!その頭はただの飾りか!ふん!」<br />
:DESTINY中盤、デュランダル議長によってロゴスの存在が暴露され、'''「ロゴスの商品の不買運動でもするんじゃないか」'''と茶化したような会話をしている年上の副官クラスに対して、こう怒鳴りつけた。<br />
:ただでさえ、議長の方針に疑問を感じ、苛つき始めているのに、年上の部下がこんなのんきな会話をしているのでは無理もないと言える。ディアッカからは'''「お前の頭は今に爆発するぜ?」'''と言われてしまうが…。<br />
;「あれは、ザフトの船だ!」<br />
:DESTINY終盤、大方の人が予想していたであろう離反。小説版ではこの台詞のフォローがなされており、イザークは生真面目な性分故にこういう大義名分を付けたとの事。また、ジュール隊の部下達を反逆者にしないための方便とする説もある。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
[[ドラマCD]]『機動戦士ガンダムSEED featuring SUIT CD』では、本編とは打って変わってコミカルな言動を多く見せている。<br />
;「どうせ俺の母はヒラの評議員で、アカデミーの総合成績は2番だし、婚約者はいねぇよ!」<br />
:ドラマCD5巻にてディアッカにアスランの身分(アカデミー首席卒業で父親は国防委員長で婚約者はラクス・クライン)を言われた際に思わず突っかかる。アスランに対してのライバル心剥き出しの台詞(というより5巻全体に渡ってライバル心剥き出しである)。<br />
:ちなみに母親のエザリア・ジュールはプラント最高評議会にも出席しているザラ派ナンバー2とも言うべき大物議員であり、決してヒラではないのだが……。<br />
;「絵に歌なんて俺だって苦手だバカ野郎!!」<br />
;「あぁ! 楽器ならまだちょっとは出来るからそっちの方で勝負してくれって言っといてくれ! …って一体何でそんな話になるっ!? 大体そんなモンでどうしろってんだ!?」<br />
:同じくドラマCD5巻。ディアッカからアスランが絵と歌が苦手と教えてもらい、それをイザークへと教えるが逆ギレし、さらにノリツッコミである。<br />
;「クッソォォ!! あの野郎~~!! クッソオオオオオオオオ!!」<br />
:ドラマCDラスト。遂にチェスでアスランに勝利するも、爽やかな顔で勝利を祝われ手まで差し出された事でイザークの怒りに余計に火に油を注いでしまった。何とも面倒くさい性格である…。<br />
:ちなみにアスランは自室にてこっそりと悔しがっていたというオチが付いた。<br />
;「さっき取れたついでにしほにあげようかと思って持ってたんだ。」<br />
:ガンダムエース連載中の『SEED CLub 4こまえーす』の一説。卒業式恒例の第二ボタンの事で、その内容は文の通り。いつもの彼らしからぬ穏やかなセリフとなっている。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== αシリーズ ===<br />
'''[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]'''<br />
;「この戦いが一人の男によって操られていた事は聞いた…」<br />「決まっている! プラントの未来を一人の人間のエゴによって決められてたまるか!」<br />
:第51話「終わらない明日へ」より。ジェネシス内部での決戦に駆けつけて、クルーゼと対峙して。<br />
;「フン……この傷は以前の愚かな俺への戒めのようなものだ。全ての決着がついてから消すつもりだ」<br />
:第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。キラと初めて直接出会い、彼と和解して。<br />
<br />
=== Zシリーズ ===<br />
;「ストライクだと!ええい、古傷がうずくようだ!」<br />
:Zの43話で、現れた[[ストライクガンダム]](実際は[[ストライクルージュ]])を目撃した時。<br />
;「自分が正しいと思うのなら、なぜ言葉でそれを語らない! 力で意志を通そうと言うのなら、こちらも力で当たるだけだ!!」<br />
:Zの終盤でアスランと戦闘した時の台詞。<br />
;「お前達が[[デスティニープラン]]の犠牲者だとしても!」<br/>「自分の価値を信じられないお前達は、腰抜けだっ!!」 <br />
:Zにて[[フロスト兄弟]]相手の[[特殊戦闘台詞]]。さり気に「腰抜け」というSEED時代を思わせる言葉を用いている。<br />
;「プラントと地球を引っ掻き回した女狐め!許さんぞ!」<br />
:Zにて[[エーデル・ベルナル]]との特殊戦闘台詞。<br />
;「ジ・エーデル!貴様を討たねばプラントに未来はない!!」<br />
:Zにて[[ジ・エーデル・ベルナル]]との特殊戦闘台詞。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
'''[[スーパーロボット大戦J|J]]'''<br />
;「モビルファイターごときで俺が止められるかぁぁぁーっ!!」<br />
:第17話「ウィスパード 前編」におけるドモンとの[[戦闘前会話]]。所謂声優ネタ。<br />
'''[[スーパーロボット大戦W|W]]'''<br />
;「くっ…!なぜ、こいつはこうも俺にG同士で戦わせたがるんだ!?」<br />
:第2部第41話「想いと力、その向かう先」でアラスカ戦にてまたしてもデュオに[[ガンダムファイト]]を挑まれて。<br />
;「貴様!この俺にG同士のファイトを挑む気か!?」<br />
:第2部第45話(火星ルート)「生まれ落ちた悪意」における宗介との戦闘前会話。デュオやロウに散々[[ガンダムファイト]]を挑まれたせいか、とうとうイザークからこんなことを言い出すハメに。もちろん[[アーム・スレイブ]]はガンダムではないので[[ガンダムファイト]]とは言えない。しかも、宗介も律儀に「頭部」を破壊しようとする。<br />
;「…それにこの傷をつけてくれた男の帰還も見たいしな」<br />「俺はそれほど子供ではない。…あいつと決着をつけるのは全ての戦いが終わってからだ」<br />
:第2部第51話(プラントルート)「進んだ道の先」で[[ノイ・ヴェルター]]に加わる際の台詞。<br />
;「クルーゼ隊長…いや、ラウ・ル・クルーゼ!プラントと地球の戦いを裏から操っていたお前は絶対に許さん!」<br />「その通りだ!この変わり始めている世界をお前の闇に包ませるものか!」<br />
:第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」おけるクルーゼとの戦闘前会話。<br />
'''[[スーパーロボット大戦L|L]]'''<br />
;「俺達の任務はザフトの援護だ」<br />「だから、ミネルバとエターナルの援護に入るんだ!あれはザフトの艦だからな!」<br />
:第33話「選ばれた未来」にて、[[LOTUS]]の援護に入る際のセリフ。実にイザークらしい物言いでディアッカも「全く、お前って奴は…」と零していた。<br />
;「デュエルとバスターもある。足手まといにはならんつもりだ。」<br />
:同じく第33話にて仲間になる際、デュエルとバスターの入手フラグを満たしているとこの台詞を言う。<br />
;「デュエルもまだまだ現役だ!」<br />
:Lでデュエル搭乗時の専用台詞。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[デュエルガンダム]]<br />
:[[ヘリオポリス]]内で強奪した4機のGのうちの1機。<br />
:;[[デュエルガンダム アサルトシュラウド]]<br />
::[[キラ・ヤマト|キラ]]の搭乗する[[エールストライクガンダム|エールストライク]]との交戦によって損傷したデュエルに追加装甲『アサルトシュラウド』を装備させた機体。<br />
:<br />
;[[ディン]]<br />
:小説版においてパナマ攻略戦の際に搭乗。デュエルの修復が間に合わなかったものと思われる。<br />
;[[ザクファントム]]<br />
:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』における最初の搭乗機。青く塗装された機体に搭乗。<br />
:;[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)]]<br />
::近接戦闘用のウィザードを装備した状態。水色に塗装されている。<br />
:;[[ブレイズザクファントム]]<br />
::一部ゲーム等で換装。<br />
:<br />
;[[グフイグナイテッド (イザーク専用)]]<br />
:DESTINY後半の搭乗機。パーソナルカラーである白に塗装した[[グフイグナイテッド]]。近接戦闘に特化した武装を装備している。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の監督である福田己津央氏は、「当初の構想ではイザークはあそこまで熱血漢なキャラクターとしてイメージしたのではなかったのだが、次第に声を担当した関智一氏の演技に引かれていった。その結果、役者の演技の方を尊重して、劇中におけるイザークの[[性格]]が変わっていった」とコメントしている。<br />
**事実、物語当初のイザークは冷静で嫌味な言動も多いなど初期設定の名残を伺わせている。<br />
**また、福田監督は「当初の予定では、関智一氏に[[トール・ケーニヒ]]役のキャスティングしようかと考えていた」とも語っている。<br />
*イザーク・ジュールは、'''[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムSEED』において[[ラストボス]]として登場する'''。<br />
**ちなみに、上記のソフトにおけるイザークの登場ステージ([[アラスカ基地]])では、プレイ中に[[サイクロプス]]発動まで5分のタイムリミットが設定される。したがって、'''制限時間(実質的には残り時間約2、3分)以内にイザークが駆るデュエルガンダム アサルトシュラウドを撃破しなければならない'''。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B00081MXRY</amazon><amazon>B000BQSS6G</amazon><amazon>B000EHQXKA</amazon><amazon>B0002UANOG</amazon><amazon>B000T0A5U6</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:イザーク・ジュール]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:いさあく しゆうる}}<br />
[[Category:登場人物あ行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]<br />
[[Category:機動戦士ガンダムSEED]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB&diff=331343
イザーク・ジュール
2019-08-12T10:40:48Z
<p>210.155.61.242: /* 登場作品と役柄 */</p>
<hr />
<div>{{登場人物概要<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Yzak Jule]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}}<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED ASTRAY}}<br />
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}} <br />
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|関智一|機動戦士ガンダムSEED,機動戦士ガンダムSEED DESTINY|SRW=Y}}<br />
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|平井久司}}<br />
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦α}}<br />
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場人物概要<br />
| タイトル = プロフィール<br />
| 種族 = 地球人([[コーディネイター]])<br />
| 性別 = 男<br />
| 生年月日 = [[C.E.]]54年8月8日<br />
| 年齢 = 17歳⇒19歳(DESTINY時)<br />
| 身長 = 175cm⇒177cm(DESTINY時)<br />
| 体重 = 66kg⇒56kg(DESTINY時)<br />
| 星座 = 獅子座<br />
| 血液型 = O型<br />
| 髪色 = 銀<br />
| 瞳の色 = 薄い青<br />
| 出身 = [[プラント]]・マティウス市<br />
| 所属組織 = [[ザフト]]<br />
| 所属部隊 = [[クルーゼ隊]] → ジュール隊<br />
| 役職 = クルーゼ隊隊員(赤服)→ジュール隊指揮官(白服)→最高評議委員警備隊隊員<br />
| 趣味 = 民俗学<br />
}}<br />
'''イザーク・ジュール'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』および『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の登場人物。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===<br />
[[クルーゼ隊]]の一員。[[プラント]]最高評議会議員のエザリア・ジュールを母に持つ。<br />
<br />
[[ヘリオポリス]]で奪取した[[デュエルガンダム]]のパイロットになる。<br />
<br />
プライドが高く、高圧的で勝気だが、根は熱血漢。<br />
<br />
隊の中では、[[ディアッカ・エルスマン]]とは仲が良く、[[アスラン・ザラ]]に[[ライバル]]心を抱き、彼と衝突することが多いが、憎らしくも認めているところもある。また、アスランと仲の良い[[ニコル・アマルフィ]]に対しても何だかんだで仲間意識を抱いてはいる。<br />
<br />
[[キラ・ヤマト]]の乗る[[ストライクガンダム]]の攻撃で顔に傷を負った事でストライクを憎悪し、執拗に狙うようになるものの、悉く辛酸を舐めさせられる(SEED世界の医療技術であれば顔の傷は消せるのだが、屈辱を忘れないために傷を残していた。SEED DESTINYでは過去を振り切った象徴として、この傷を消している)。<br />
<br />
ニコルが戦死した際には、怒りと悲しみを見せ、打倒ストライクを新たにするも、次の戦闘でアスランとディアッカがMIA(戦闘中行方不明)になってしまう。アスランとは程無く再会を果たし、ネビュラ勲章を授与され、特務隊として、新たな任務に付く為に[[プラント]]へ帰還するアスランに対して、『今度は俺が部下にしてやる。それまで死ぬんじゃないぞ』と、不器用な彼らしい激励の言葉を送った。<br />
<br />
[[ナチュラル]]を蔑視していたが、オペレーション・スピットブレイクとパナマ攻略戦における連合・ザフト両軍の蛮行を目撃した事と、コロニー・メンデルにおいて死んだと思われていたディアッカとの再会と対話を経て、戦争の大局を見据える目を開眼させると同時に、ナチュラルに対する蔑視の言動も無くなっている。小説版ではこの辺りのイザークの考えの変化が細かく描かれており、プラントを守る為にあえてアスランやディアッカと違う道を進む事を選ぶ。<br />
<br />
[[ヤキン・ドゥーエ戦役|第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]においてはジュール隊の隊長となるが、母エザリアの配慮から後方部隊に配置された。その結果、キラやアスランと共にプラントを核攻撃から守る最終防衛線として活躍する。<br />
<br />
悪役と設定されていたためか、物語開始当初は威勢はいいがチームメイトのアスランには事ある毎に突っ掛かり、キラに敗退を繰り返す(更に彼の目の前で後述の凶事を犯す)など、嫌味な一面が強調されており、SEED版の[[ジェリド・メサ]]とでもいうようなキャラだった。イザーク役を担当した関智一氏の熱演や、女性ファンからの人気により、最後までそれなりの活躍をするキャラクターに出世したのは有名な逸話である。<br />
<br />
意外なことに趣味は民俗学という設定があるが、一部のゲームを除き、この設定が使われる事は少ない。没シナリオではこの設定を活かした「[[オーブ]]潜入時に御守りを買い、それを仲間たちに渡す」というシチュエーションもあった。このシナリオは後に彼が率いる『ジュール隊』の隊員に御守りを渡すという形で採り上げられている。<br />
<br />
ビームサーベルしか決定打にならない相手である[[フォビドゥンガンダム]]を、アサルトシュラウドを盾に突撃し、接近戦に持ち込んで撃破するという功績を挙げている。他にも、薬物の副作用により半ば暴走していた[[レイダーガンダム]]を、[[バスターガンダム]]の武装を借りて撃墜し、[[地球連合軍]]核攻撃部隊であるピースメーカー隊の旗艦ドゥーリットルを撃沈するという戦果を挙げている。[[SEED]]を発動した状態で[[フリーダムガンダム]]に乗っていたキラですら苦戦していた3機の新型Gの内の2機を撃破した事により、ファンからは『作中で最も強いパイロット』を推す声も少なくない。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] ===<br />
ときた洸一氏による漫画ではロウ達がオーブへ立ち寄った際などで度々顔を見せている。<br />
<br />
電撃ホビーマガジン連載のフォトストーリー『ASTRAY B』ではパナマ攻略戦の際に[[ジャン・キャリー]]と交戦した事が語られている。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===<br />
『DESTINY』では白服に昇格。前作終了後は一時政界にいたが、ジュール隊に復帰。また、前作で誤って民間人を殺してしまった件については前作終盤の活躍と[[ギルバート・デュランダル]]の取り成しのおかげで刑を受けずにすんだ…といっても、劇中の描写だとイザークの責任を問えるものだったかは微妙だが。<br />
<br />
[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)|青いスラッシュザクファントム]]で奪取されたセカンドステージの[[MS]]相手に互角以上の戦いを見せる。後半からは[[グフイグナイテッド (イザーク専用)|白いグフイグナイテッド]]に搭乗。[[ディアッカ・エルスマン]]がいるせいか、この頃は近接戦闘装備を選んでいる。彼もまた徐々にデュランダルの方針に疑問を抱くようになり、最終的にはディアッカと共にキラ達に協力した。その後は政界に復帰した。<br />
<br />
小説版ではイザークの心境がかなり細かく描かれており、アスランの脱走を知ってデュランダルへの疑念を隠そうとしないディアッカに対して、「ヤツは脱走者だ。この状況で俺達が騒いでどうする!」と本心ではデュランダルを疑いながらも、ジュール隊を預かる隊長という立場上(しかも、かつてアスランと共にザフトと敵対した経緯があるディアッカをメンバーにしている)は大きな動きを取れない苦しい位置を強いられていることを吐露している。<br />
<br />
なお、2作続けて近接戦闘向きの機体を操っているが、アカデミーの成績によると生身のイザークは射撃の方が得意分野である。しかし漫画では卒業前の合同シミュレーションで「男なら剣だろうが!」という発言もしている。アスランへの対抗心がそうさせているという説もある。<br />
<br />
== 登場作品と役柄 ==<br />
どの作品でも仲間になるが、原作でキラ側につくのが遅かったためか、正式加入するのが中盤で原作再現が終わるK以外は常に終盤であるのが痛い。おまけにディアッカは無条件で仲間になるのに対し、イザークは条件付きであることが多い。<br />
<br />
能力自体は携帯機のSEEDチームでは[[キラ・ヤマト|キラ]]、[[アスラン・ザラ|アスラン]]、[[シン・アスカ|シン]]に次ぎ、[[叢雲劾|劾]]、[[カナード・パルス|カナード]]と対等の能力と[[魂]]……と、明らかに優遇されているのだが、参戦の遅さがそれを帳消しにしている。また参戦がほぼ毎回原作シナリオ終了後のため原作での[[フォビドゥンガンダム]]を撃墜する場面は今のところ第3次αを除けば自力再現が不可能となっている。なお、魂を覚える作品では絶対に[[必中]]を覚えないという特徴もある。本人の能力の高さの割りに搭乗できる機体が他のMSに比べると火力不足という点も問題である。DESTINY名義ではデフォルト乗機が大概グフイグナイテッドなのでなおさら火力不足が目立ってしまう。<br />
<br />
原作では突撃戦法で高い戦果を挙げていたのが反映されてか、彼の搭乗機はいずれもP属性の武器が優秀である。特に、格闘武器の攻撃力が高く設定されている事が多い。<br />
<br />
また、イザークを演じる関智一氏が演じた[[ドモン・カッシュ|ドモン]]の影響か、[[声優ネタ]]が多いのが特徴。ある意味ディアッカとは別の形で優遇されていると言える。<br />
<br />
=== [[αシリーズ]] ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]<br />
:セレーナ編の序盤と、ルートとフラグ、ディアッカの撃墜数次第で終盤で仲間になる。気性が荒い者同士、一時期[[ザフト]]にいた[[張五飛|五飛]]と絡む場面が多い。[[隠し要素/第3次α|隠し要素]]で仲間になる際に諸悪の元凶だったクルーゼと対峙し、キッパリと決別する。なお、キラから傷の事を謝られた。原作にあったシャトル撃墜のシーンは、フラグを立てた場合、イザークから[[一般兵]]へと変更される(おそらく、後に仲間になった時に遺恨を残さない為だと思われる)。<br />
:[[集中]]を覚えず、[[ド根性]]を覚えるという、スーパー系な[[精神コマンド]]が特徴。ちなみに、ディアッカが[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]の尻に敷かれてる事を「情けない」と思っている。強力な小隊長能力「反撃時の攻撃力+20%」を生かすなら愛機のデュエルは全体攻撃が無く、使いづらいので[[ラゴゥ]]に乗せてやるといい。<br />
<br />
=== [[Zシリーズ]] ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Z]]<br />
:説得次第で専用の[[グフイグナイテッド (イザーク専用)|グフ]]と共に仲間になる。仲間にならない場合はメサイア攻防戦でアスランのやり方を見ると言い残して撤退して出番が終わる。隊長としての責任もあるからか、精神コマンドが昔ほどスーパー系では無くなった。が、[[気合]]と[[気迫]]が被っているのが痛い。また、α3などにあった大幅な[[改造]]引き継ぎもないために(機体と武器は3段階改造済み)仲間にしても倉庫番の事が多い。[[乗り換え]]で[[インパルスガンダム]]に搭乗できる為、使うならこちらに乗せた方が良い。能力もほぼレイの上位互換といって差し支えない。パートナーであるディアッカは参戦しなかった事が悔やまれる。しかしながら終盤のみ仲間になる割には、SEEDキャラ(原作では殆ど絡まなかったシン、レイ、ルナマリアなど)への特殊援護台詞やシロッコやギンガナム、エーデルやジ・エーデルなどの他作品のボスキャラクターへの特殊戦闘台詞も割りとたくさん用意されているので存在感は薄くはない。<br />
:;[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]<br />
::シークレットエピローグでは再結成された[[ZEUTH]]に参加。小隊長として活躍させるつもりならインパルスに乗せると良い。<br />
:<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]<br />
:今回はNPCとしてディアッカと共に顔見せでの登場。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦J]]<br />
:宇宙ルート第48話の冒頭でスポット参戦した後、本当にいつの間にか仲間になる。特に仲間になったとも言われないのに、次の話で何気なく会話に入ってて驚いたプレイヤーも多いと思われる。[[コーディネイター]]技能を持ち、能力も優秀。<br />
;[[スーパーロボット大戦W]]<br />
:[[声優ネタ]]で何度も[[ガンダムファイト]]に巻き込まれる。ルートとディアッカの[[説得]]、そしてフラグ次第で終盤ノイ・ヴェルターへ合流し仲間になる。仲間にしなかった場合は後でスポット参戦する。[[魂]]を持ち、[[コーディネイター]]技能を差し引いてもバランスの取れた高い能力を誇る(意外にもディアッカより[[射撃]]が高い上に、[[格闘 (能力)|格闘]]も同値)……が、[[必中]]が無いという欠点がある。そのため育成するつもりなら命中を最優先に。初登場時は顔グラが傷無しのもので、しばらくすると傷有りに、EDでは再び傷無しの顔グラに変化する。<br />
;[[スーパーロボット大戦K]]<br />
:珍しく仲間になるのが早く、[[説得]]の有無に関わらず中盤で自軍参入。説得するとディアッカともどもその場で即仲間入りするが、[[強化パーツ]]や[[資金]]のことを考えると撃墜した方がお得。専用グフは2段階改造済みだが、同じタイミングで手に入るハイネ機は3段階改造済みなのでちょっと見劣りする。能力的には結構良く、今回も魂を覚え、必中を覚えない。能力の高さを活かしてルナマリアからインパルスを奪うか、ムウから[[アカツキ]]を奪うのも手である。白服という事もあってか、[[ザフト]]からの出向組の中では彼がザフトメンバーの代表をしていると思われる。<br />
;[[スーパーロボット大戦L]]<br />
:序盤、[[ユニウスセブン]]破砕の際に専用の[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)|ザク]]に搭乗しスポット参戦する。その後はプラントの守備に就いていたのか相棒のディアッカと比べると出番は少ない。終盤原作同様の流れで[[LOTUS]]に合流する。今回は魂を覚えなくなったためパンチ力にかけるが、相変わらず能力はそのものは高く、さらに白服であることから指揮レベルが2まで上昇するためサポート役としては優秀。乗せる機体は前作同様インパルスでもいいが、格闘の高さを活かしてそのまま格闘ボーナスがある専用グフに乗せてもいいし、愛がある人ならかつての愛機[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエル]]に乗せてやってもいい。DESTINY名義での参戦でデュエルが手に入るのは現時点ではこの作品のみである。<br />
<br />
=== Scramble Commanderシリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]<br />
:ディアッカ共々影が薄い。<br />
<br />
=== 単独作品 ===<br />
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]<br />
:「W」以来の『SEED』設定の彼が登場する。シナリオが進むと『DESTINY』設定に変化する。<br />
:今作ではキラに顔に傷をつけられず、ジュール隊にニコルとディアッカの2人が参加するという展開となる。<br />
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]<br />
:デュエルガンダムに搭乗している。<br />
<br />
== パイロットステータス設定の傾向 ==<br />
<!-- === [[能力|能力値]] === --><br />
<br />
=== [[精神コマンド]] ===<br />
スーパー系に近い攻撃的な精神コマンドが最大の特徴で、他のSEED系があまり覚えない根性系・気合系の精神コマンドを習得する。<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
:'''[[熱血]]、[[不屈]]、[[ド根性]]、[[必中]]、[[気迫]]、[[直撃]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[集中]]、[[ひらめき]]、[[闘志]]、[[熱血]]、[[ド根性]]、[[気合]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[ド根性]]、[[熱血]]、[[闘志]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦K|K]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[根性]]、[[熱血]]、[[闘志]]、[[魂]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦L|L]]<br />
:'''[[集中]]、[[不屈]]、[[闘志]]、[[気迫]]、[[熱血]]'''<br />
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]<br />
:'''[[集中]]、[[気合]]、[[不屈]]、[[熱血]]、[[気迫]]'''<br />
<br />
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]](セレーナルート序盤時)<br />
:'''[[底力]]L6、[[戦意高揚]]、[[切り払い]]L3、[[気力+ (ダメージ)]]'''<br />
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]<br />
:'''[[底力]]L6、[[戦意高揚]]、[[切り払い]]L3、[[気力+ (ダメージ)]]、[[援護攻撃]]L3'''<br />
;[[スーパーロボット大戦J|J]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[カウンター]]、[[指揮]]L1、[[援護攻撃]]L2、[[援護防御]]L2、[[コンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦W|W]]<br />
:'''[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[コーディネイター]]、[[カウンター]]、[[底力]]L6、[[援護攻撃]]L3、[[指揮官|指揮]]L1、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''<br />
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]]<br />
:'''[[底力]]L7、[[戦意高揚]]、[[ブロッキング]]、[[指揮官]]L3'''<br />
<br />
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===<br />
;'''反撃時の攻撃力+20%'''<br />
:[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]、[[スーパーロボット大戦Z|Z]]でのもの。<br />
;'''反撃時の攻撃力+10%'''<br />
:こちらは[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]でのセレーナルート序盤限定版。能力が通常時よりもダウンしている。<br />
<br />
== 人間関係 ==<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===<br />
;エザリア・ジュール<br />
:母親。イザークの事を溺愛しており、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、戦地に赴く息子の身を案じて後方に配置させた。<br />
:ドラマCDではいつまでも彼女を作らぬ我が子が実はホモなのではないか?と疑われた事で見合いさせようと見合い相手のバーチャル&声は自分で吹き替えという色々とはっちゃっけたママっぷりを見せる。<br />
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]<br />
:上官。『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の黒幕であり、最終的には敵対関係になるが、原作では直接対決は無かった。SRWでは直接対決の機会がある。 <br />
;[[アスラン・ザラ]]<br />
:同僚かつ[[ライバル]]だが、ニコルの死後は不器用ながらも友情を示すように。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では自分達に相談もなしにデュランダルと戦う道を選んだアスランについて怒っていた(結局自分も協力するのだが)。<br />
;[[ディアッカ・エルスマン]]<br />
:同僚かつ親友。性格的に馬が合う。『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では、イザークは彼の為に裏で根回しをして、自分の隊の副官に任じた。とはいえSEEDでは同じ赤服だったのに、DESTINYではイザークは隊長クラスの白服、ディアッカは除隊後再入隊のためヒラの緑服に降格という格差に。<br />
;[[ニコル・アマルフィ]]<br />
:同僚。当初はその穏やかさを「軟弱」と軽んじていたが、いざとなれば躊躇なく冷徹に行動する様を見て認識を改めた。以降は仲間として信頼し、彼の死には涙し激昂した。<br />
;[[ミゲル・アイマン]]<br />
:同僚。原作では死んだが、[[スーパーロボット大戦W|W]]では部下にする。<br />
;[[アンドリュー・バルトフェルド]]<br />
:ディアッカと共に一時的に指揮下に入る。その際、顔の傷について「戦士が消せる傷を消さないのは、それに誓ったものがあるから」と見抜かれた。<br />
;[[シホ・ハーネンフース]]<br />
:イザーク率いるジュール隊のメンバー。『SEED』及び『SEED DESTINY』にも登場しているが、喋らないので、完全な背景キャラ。イザークに好意を持っているらしい。イザークは彼女の戦い方を『鳳仙花のようだ』と評したが、ハーネンフース(Hahnenfuss)はドイツ語で「(ヨーロッパの)金鳳花」である。<br />
;アイザック・マウ<br />
:ジュール隊のメンバー。[[ザフト]]からのオブザーバーとしてマーシャンに同行し、隊を離れた。『SEED DESTINY』にも登場しているがシホと同じく背景キャラ。ちなみにおまけ4コマにて、アグニスとナーエの様子を見てイザークとディアッカの姿をダブらせていた。SRW未登場。<br />
;[[ラクス・クライン]]<br />
:本編での絡みはないが、小説版では彼女のファンの一人だという事が判明している。それ故に彼女が脱走した際には信じられないと考えていた。<br />
;[[キラ・ヤマト]] <br />
:顔に傷をつけた仇敵だが、最後は共闘する。<br />
:[[第3次α]]においてはキラから直接謝罪を受け、それに対して憎悪が氷解している事を伝える。Wではいずれ決着を付けたいと思ってるようだが、優柔不断なキラに発破をかける事も。<br />
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]<br />
:第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で(結果的に)[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の壁を越え、危機を救った。その後顔見知りになったらしく、『SEED DESTINY』でイザークに反応する場面がある。<br />
;[[シャニ・アンドラス]]<br />
:最終決戦で彼の[[フォビドゥンガンダム|フォビドゥン]]を撃破。<br />
;[[クロト・ブエル]]<br />
:最終決戦でディアッカと共に彼の[[レイダーガンダム|レイダー]]を撃破。<br />
;[[エル]]<br />
:彼女ら民間人が脱出艇に乗っているとは知らず、誤って殺害してしまう。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===<br />
;[[シン・アスカ]]<br />
:原作ではあまり絡みは無かったが、Zではイザークが仲間に加わった後、彼の熱血ぶりに感心すると同時に驚く場面があった。<br />
;[[ハイネ・ヴェステンフルス]]<br />
:原作では絡みはなかったが、Lでは部下。尤もイザークはハイネ自身に指摘されるまで、彼に遠慮して敬語で話していた。<br />
<br />
=== [[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]] ===<br />
;[[ジャン・キャリー]]<br />
:パナマ攻防戦で戦っていたが、グングニールでジャンが戦闘不能になった際に見逃した。<br />
;[[ロウ・ギュール]]<br />
:デュオほどではないが、[[ガンダムファイト]]ネタを振ってくる。原作でも彼と出会っているが、お互い覚えてはいない。<br />
<br />
== 他作品との人間関係 ==<br />
=== [[ガンダムシリーズ]] ===<br />
;[[アムロ・レイ]]<br />
:[[第3次α]]では、当初は彼と敵対し[[αナンバーズ]]のエースという事から、打倒に執念を燃やす。<br />
;[[カミーユ・ビダン]]<br />
:[[第3次α]]では、当初は彼と敵対し相手が[[ナチュラル]]故に、憎悪を剥き出しにしたところ[[ニュータイプ]]である彼から自分の心を感じ取られ、ナチュラルと[[コーディネイター]]の溝が簡単に埋まるものではないと痛感させられる。<br />
;[[パプテマス・シロッコ]]<br />
:[[Z]]における最大の敵の一人。戦闘の際にも専用の特殊台詞がある。<br />
;[[ドモン・カッシュ]]<br />
:中の人が同じ。[[スーパーロボット大戦J|J]]にて一度だけ対戦前に[[ガンダムファイト]]を申し込まれるが、絡みはこれだけ。<br />
;[[デュオ・マックスウェル]]<br />
:[[スーパーロボット大戦W|W]]にて何度もガンダムファイトを挑まれる。<br />
;[[張五飛]]<br />
:[[第3次α]]において、お互いに好戦的な性格である事から衝突し、[[ライバル]]になった。<br />
;[[ギム・ギンガナム]]<br />
:Zにて[[ターンX]]に乗る彼に向かって「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」とを発言。これも[[ガンダムファイト]]ネタである。<br />
;[[ミハイル・コースト]]<br />
:Wでは部下。<br />
;[[スウェン・カル・バヤン]]<br />
:Kでは[[ブルーコスモス]]だった彼の部隊参加に難色を示す。とは言っても、「ブルーコスモスだった彼が自分達コーディネイターと共に戦う事が出来るのか」という点で難色を示しており、イザーク自身は共闘には肯定的だった。<br />
<br />
==== リアル系 ====<br />
;[[相良宗介]]<br />
:同じ声繋がりで頭部を破壊されそうになる。これも[[ガンダムファイト]]ネタである。<br />
<br />
=== [[バンプレストオリジナル]] ===<br />
;[[セレーナ・レシタール]]<br />
:[[第3次α]]において、[[ザフト]]に潜入した彼女を警戒していた。<br />
<br />
== 名台詞 ==<br />
=== SEED ===<br />
;「あれだ……。クルーゼ隊長の言ったとおりだな」<br />
;ディアッカ「突けば慌てて巣穴から出てくるって?」<br />
;「やっぱり間抜けなもんだ。ナチュラルなんて」<br />
:1話より。本編初台詞。多数の同僚たちと共にヘリオポリスに潜入し、ジンの攻撃を受けた地球連合軍が新型機動兵器「G」を運び出すところを望遠鏡で眺めながら。<br />
:この時はまだザフトのエリート部隊として戦場に出て以来苦戦した経験も無かったため、コーディネイター特有のナチュラルに対する蔑視感情が大きく感じさせる台詞となっている。<br />
;「自業自得です。中立とか言っといてさ」<br />
:ヘリオポリスに対する再攻撃のためにジンにD装備(重爆撃仕様)を換装している場面で。ニコルはヘリオポリスに甚大な被害が出ることを懸念しているが、イザークは条約違反をした相手ということもあり、バッサリと切り捨てている。<br />
:初期の嫌味なエリートキャラをイメージした台詞だと思われるが、物語後半の彼の性格を考えるとむしろ違和感を感じる人も多いかもしれない。<br />
;「痛い…痛い…痛い…!」<br />
:[[キラ・ヤマト|キラ]]の反撃を受け、顔に傷を負わされた際の苦痛の叫び。この傷は彼の未熟さと屈辱の証として、彼の容姿のみならず、苛烈な性格の最大の特徴となった。とはいえ、真に深かったのは身体よりも精神的な傷のように見える。<br />
;「煩いッ! さっさと誘導しろ…」<br />
;(ストライクめぇ…アサルトシュラウドが貴様を撃つ!)<br />
:第12話。顔に傷を負った後、アサルトシュラウドを装備したデュエルに初めて乗り込んだ時の台詞。この時はかなり無理をしており、「まだ安静に…」と止めた医官を跳ね除け、誘導員からも「止せイザーク! お前はまだ…」と止められたが、頭に血が上りすぎたイザークには全く聞切れなかった。<br />
:ただ残念なことに追加された武装は実弾オンリーなためストライクには効果が薄い。<br />
:小説版ではこの場面で彼のストライクに対する激しい対抗意識が描写されており、自身の能力に絶対の自信を持っていたが故にナチュラルに敗北した事実(実際はナチュラルではなく[[スーパーコーディネイター]]だったが)が受け入れられず激しい憎悪を抱いてしまった事が分かる。<br />
;「出てこいストライク…でないと…でないと傷が疼くだろうがぁあああ!」<br />
:第13話。戦場で自身に傷を負わしたストライクを探している時の台詞。<br />
;「逃げ出した腰抜け兵がぁ!!」<br />
:同上。シャトル狙撃時の台詞。イザークは知らなかったが実際は兵士ではなく避難民を乗せたシャトルであり、キラが守り続けた少女・[[エル]]も搭乗していた。ストライクと交戦している最中の凶事の為、キラも目撃しており、彼に深い傷を残した<ref>漫画版REではストライクを狙ったミサイルの流れ弾による誤射に変更されている。</ref><ref>民間人の脱出の通告をしていなかった地球連合側の非も大きいが、大気圏突入中という混乱の最中であった事とNジャマーによる通信障害が激しい状態で通信可能だったのかは疑問</ref>。<br />
:後に「SEED DESTINY」でイザークの回想により彼自身はあのシャトルに乗っていたのが民間人だったと知ってしまった様であり、罪の意識を感じている描写がある。またこれが元で「民間人への不当な虐殺行為」の罪で処刑されかけたが、デュランダルによって弁護された。<br />
;「こいつら!足場さえ…うわぁ!」<br />
:21話。砂漠地帯でバルトフェルド隊とアークエンジェルとの戦闘中に痺れを切らしてレセップスから飛び出したが、キラの様に機体OSを弄って砂地に合わせる事は出来なかった。<br />
:そのため完全に身動きが取れなくなり、レジスタンスのミサイル装甲車に一方的に嬲られるという醜態を晒す羽目に。<br />
;「くそぉ!!くそっくそっくそっくそっくそ!くそぉぉ!!くそ!っこの!…」<br />
;「何故あいつが死ななきゃならない!こんなところで!ええ!?」<br />
:第30話。ニコルが死亡した後、更衣室で怒りをぶつけるイザークの台詞。この台詞の後にアスランとケンカになりかけるもディアッカの仲裁で落ち着きを取り戻し、ストライクへの復讐を涙ながらに誓うのだった。この様子から口ではニコルを臆病者と罵りながらも実際は大事な仲間として見ていたという、イザークの根底の優しさが垣間見える台詞と言える。<br />
;「今度は俺が部下にしてやる!…それまでに死ぬんじゃないぞ」<br />
:第34話。ストライク撃破の功績で[[FAITH]](ただし当時は[[FAITH]]と言う名称はなく単にザフト特務隊)に認定され、隊を抜けることになったアスランに対してかけた言葉。ニコルが死に、ディアッカも行方不明だった状況でイザークがこれ以上仲間を失いたくなかった事が伺える。尤も、アスランもザフトを離れてしまっており、さらに小説版ではアスランに対して明確に失望している。<br />
:『第3次α』では[[DVE]]となった。<br />
;「うわぁぁぁっ!? ……がぁっ……あっ?」<br />
;「あいつ……何故……?」<br />
:第35話。<br />
:アラスカ戦の途中で突然現れたフリーダムとの交戦に入り、フリーダムからコクピットにビームサーベルの横薙ぎを食らいかけた彼は死を覚悟する。しかし[[キラ・ヤマト|フリーダムのパイロット]]は何故かコクピットを避け、両脚を切断するに留める。その上トドメを刺さず、「早く脱出しろ!」と呼びかけ去って行った。<br />
:彼が不可解に思ったフリーダムの行動の意図、ひいてはそのパイロットの正体、そしてこれがガンダムSEEDという物語に於いて重要視される'''「憎しみの連鎖を断つ行為」'''だった事を知るのはもう少し先である。<br />
<br />
;「動けない敵を撃って、何が面白い…」<br />
:第37話。パナマ戦にて、グングニールによって[[ストライクダガー]]が動かなくなった連合軍に対して虐殺を始めた自軍に対して。上述の通り、シャトルを撃った彼自身にも当てはまる言葉だが、小説版ではこの発言の後、虐殺を行う友軍とストライクを追っていた頃の自分を重ねてしまい、[[コーディネイター]]の優位性に疑問視するきっかけとなった。<br />
:PS2ゲーム『終わらない明日へ』のミッションモード「いかずちの戦場」では'''「敵の足元につけ込み、姑息な兵器で軍配を上げるやり方…アラスカでのあいつ等と我が軍…何ら変わらない!」'''と続けて吐き棄てる。<br />
;「ストライク……!!…バスター!?」<br />
;「貴様っ!! よくもディアッカの機体でっ!!」<br />
:第44話より。エターナル追撃任務中、コロニーメンデル内でストライクとバスターと遭遇した際の台詞。<br />
:小説版ではストライク追撃の際に遂に帰投しなかったディアッカをイザーク本人内心諦めていたが、それでも機体を失って連絡が取れない状態になっているのではと希望を捨てきれていなかった。<br />
:しかし、目の前にストライクと共にバスターが現れたことで「アークエンジェルのナチュラル共がディアッカを殺して、その機体を我が物顔で乗り回している」と早合点してしまい、激しい憎しみに駆り立てられている。<br />
;「ディアッカ…本当に貴様なのか…?」<br />
;ディアッカ「ああ…そうさ」<br />
;「…それが何故、ストライクと共に居るッ!? どういうことだ貴様ッ! 生きていてくれたのは嬉しい。…が、事と次第によっては貴様でも許さんぞぉッ!」<br />
:同話より。上記の後、バスターから死んだと思ったディアッカ本人に呼び掛けられた際の反応。<br />
:死んだと思っていた当人に突然呼び掛けられ、しかもニコルを殺したストライクと行動を共にしているという状態であるため、流石に困惑した模様。<br />
;「くっ…そいつをよこせ!」<br />
:最終話。暴走しながら襲いかかってきた[[レイダーガンダム]]に対して、[[バスターガンダム]]の長射程狙撃ライフルを借りた時の台詞。<br />
;「こんなやつにぃぃっ!」<br />
:レイダーを撃墜した際の台詞。スペシャルエディションではプロヴィデンスと戦闘する前のバスターがレイダーを撃墜するため、この台詞を口にしない。<br />
<br />
=== SEED ASTRAY===<br />
;「ち…やるか」<br />
:オーブ潜入時にロウ達から道を聞かれて。当然、オーブの地理を知るはずもなく正体がバレないように手を挙げようとしたがアスランに制止され上手く誤魔化された。<br />
:小説版『SEED』でもこの場面は描かれており、(勘違いではあるが)平和ボケしたオーブ国民たちの様子に怒りを覚えていた。<br />
;「なんだと、この裏切り者め!」<br />
:パナマ戦の際にジャン・キャリーから自分はコーディネイターであると聞かされて。一部ゲームでもこの場面が再現されている。<br />
<br />
=== SEED DESTINY ===<br />
;「貴様ぁ! こんなところで何をやっている!?」<br />
;「うるさい! 今は俺が隊長だ。命令するな! 民間人があぁぁぁ!!」<br />
:第6話、相変わらず口うるさいアスランに放った台詞。クルーゼ隊時代に自身を差し置いてアスランが隊長に任命されたことをまだ根に持っているのかもしれない。<br />
;「笑い事ではないわ!」<br/>「実際大変なことだぞ!これは!ただ連合と戦うより遙かに!」<br/>「少しは自分でも考えろ!その頭はただの飾りか!ふん!」<br />
:DESTINY中盤、デュランダル議長によってロゴスの存在が暴露され、'''「ロゴスの商品の不買運動でもするんじゃないか」'''と茶化したような会話をしている年上の副官クラスに対して、こう怒鳴りつけた。<br />
:ただでさえ、議長の方針に疑問を感じ、苛つき始めているのに、年上の部下がこんなのんきな会話をしているのでは無理もないと言える。ディアッカからは'''「お前の頭は今に爆発するぜ?」'''と言われてしまうが…。<br />
;「あれは、ザフトの船だ!」<br />
:DESTINY終盤、大方の人が予想していたであろう離反。小説版ではこの台詞のフォローがなされており、イザークは生真面目な性分故にこういう大義名分を付けたとの事。また、ジュール隊の部下達を反逆者にしないための方便とする説もある。<br />
<br />
== 迷台詞 ==<br />
[[ドラマCD]]『機動戦士ガンダムSEED featuring SUIT CD』では、本編とは打って変わってコミカルな言動を多く見せている。<br />
;「どうせ俺の母はヒラの評議員で、アカデミーの総合成績は2番だし、婚約者はいねぇよ!」<br />
:ドラマCD5巻にてディアッカにアスランの身分(アカデミー首席卒業で父親は国防委員長で婚約者はラクス・クライン)を言われた際に思わず突っかかる。アスランに対してのライバル心剥き出しの台詞(というより5巻全体に渡ってライバル心剥き出しである)。<br />
:ちなみに母親のエザリア・ジュールはプラント最高評議会にも出席しているザラ派ナンバー2とも言うべき大物議員であり、決してヒラではないのだが……。<br />
;「絵に歌なんて俺だって苦手だバカ野郎!!」<br />
;「あぁ! 楽器ならまだちょっとは出来るからそっちの方で勝負してくれって言っといてくれ! …って一体何でそんな話になるっ!? 大体そんなモンでどうしろってんだ!?」<br />
:同じくドラマCD5巻。ディアッカからアスランが絵と歌が苦手と教えてもらい、それをイザークへと教えるが逆ギレし、さらにノリツッコミである。<br />
;「クッソォォ!! あの野郎~~!! クッソオオオオオオオオ!!」<br />
:ドラマCDラスト。遂にチェスでアスランに勝利するも、爽やかな顔で勝利を祝われ手まで差し出された事でイザークの怒りに余計に火に油を注いでしまった。何とも面倒くさい性格である…。<br />
:ちなみにアスランは自室にてこっそりと悔しがっていたというオチが付いた。<br />
;「さっき取れたついでにしほにあげようかと思って持ってたんだ。」<br />
:ガンダムエース連載中の『SEED CLub 4こまえーす』の一説。卒業式恒例の第二ボタンの事で、その内容は文の通り。いつもの彼らしからぬ穏やかなセリフとなっている。<br />
<br />
== スパロボシリーズの名台詞 ==<br />
=== αシリーズ ===<br />
'''[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]'''<br />
;「この戦いが一人の男によって操られていた事は聞いた…」<br />「決まっている! プラントの未来を一人の人間のエゴによって決められてたまるか!」<br />
:第51話「終わらない明日へ」より。ジェネシス内部での決戦に駆けつけて、クルーゼと対峙して。<br />
;「フン……この傷は以前の愚かな俺への戒めのようなものだ。全ての決着がついてから消すつもりだ」<br />
:第52話「世界の中心でアイを叫んだけもの」より。キラと初めて直接出会い、彼と和解して。<br />
<br />
=== Zシリーズ ===<br />
;「ストライクだと!ええい、古傷がうずくようだ!」<br />
:Zの43話で、現れた[[ストライクガンダム]](実際は[[ストライクルージュ]])を目撃した時。<br />
;「自分が正しいと思うのなら、なぜ言葉でそれを語らない! 力で意志を通そうと言うのなら、こちらも力で当たるだけだ!!」<br />
:Zの終盤でアスランと戦闘した時の台詞。<br />
;「お前達が[[デスティニープラン]]の犠牲者だとしても!」<br/>「自分の価値を信じられないお前達は、腰抜けだっ!!」 <br />
:Zにて[[フロスト兄弟]]相手の[[特殊戦闘台詞]]。さり気に「腰抜け」というSEED時代を思わせる言葉を用いている。<br />
;「プラントと地球を引っ掻き回した女狐め!許さんぞ!」<br />
:Zにて[[エーデル・ベルナル]]との特殊戦闘台詞。<br />
;「ジ・エーデル!貴様を討たねばプラントに未来はない!!」<br />
:Zにて[[ジ・エーデル・ベルナル]]との特殊戦闘台詞。<br />
<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
'''[[スーパーロボット大戦J|J]]'''<br />
;「モビルファイターごときで俺が止められるかぁぁぁーっ!!」<br />
:第17話「ウィスパード 前編」におけるドモンとの[[戦闘前会話]]。所謂声優ネタ。<br />
'''[[スーパーロボット大戦W|W]]'''<br />
;「くっ…!なぜ、こいつはこうも俺にG同士で戦わせたがるんだ!?」<br />
:第2部第41話「想いと力、その向かう先」でアラスカ戦にてまたしてもデュオに[[ガンダムファイト]]を挑まれて。<br />
;「貴様!この俺にG同士のファイトを挑む気か!?」<br />
:第2部第45話(火星ルート)「生まれ落ちた悪意」における宗介との戦闘前会話。デュオやロウに散々[[ガンダムファイト]]を挑まれたせいか、とうとうイザークからこんなことを言い出すハメに。もちろん[[アーム・スレイブ]]はガンダムではないので[[ガンダムファイト]]とは言えない。しかも、宗介も律儀に「頭部」を破壊しようとする。<br />
;「…それにこの傷をつけてくれた男の帰還も見たいしな」<br />「俺はそれほど子供ではない。…あいつと決着をつけるのは全ての戦いが終わってからだ」<br />
:第2部第51話(プラントルート)「進んだ道の先」で[[ノイ・ヴェルター]]に加わる際の台詞。<br />
;「クルーゼ隊長…いや、ラウ・ル・クルーゼ!プラントと地球の戦いを裏から操っていたお前は絶対に許さん!」<br />「その通りだ!この変わり始めている世界をお前の闇に包ませるものか!」<br />
:第2部第54話「忘れえぬ思い出を胸に」おけるクルーゼとの戦闘前会話。<br />
'''[[スーパーロボット大戦L|L]]'''<br />
;「俺達の任務はザフトの援護だ」<br />「だから、ミネルバとエターナルの援護に入るんだ!あれはザフトの艦だからな!」<br />
:第33話「選ばれた未来」にて、[[LOTUS]]の援護に入る際のセリフ。実にイザークらしい物言いでディアッカも「全く、お前って奴は…」と零していた。<br />
;「デュエルとバスターもある。足手まといにはならんつもりだ。」<br />
:同じく第33話にて仲間になる際、デュエルとバスターの入手フラグを満たしているとこの台詞を言う。<br />
;「デュエルもまだまだ現役だ!」<br />
:Lでデュエル搭乗時の専用台詞。<br />
<br />
== 搭乗機体 ==<br />
;[[デュエルガンダム]]<br />
:[[ヘリオポリス]]内で強奪した4機のGのうちの1機。<br />
:;[[デュエルガンダム アサルトシュラウド]]<br />
::[[キラ・ヤマト|キラ]]の搭乗する[[エールストライクガンダム|エールストライク]]との交戦によって損傷したデュエルに追加装甲『アサルトシュラウド』を装備させた機体。<br />
:<br />
;[[ディン]]<br />
:小説版においてパナマ攻略戦の際に搭乗。デュエルの修復が間に合わなかったものと思われる。<br />
;[[ザクファントム]]<br />
:『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』における最初の搭乗機。青く塗装された機体に搭乗。<br />
:;[[スラッシュザクファントム (イザーク専用)]]<br />
::近接戦闘用のウィザードを装備した状態。水色に塗装されている。<br />
:;[[ブレイズザクファントム]]<br />
::一部ゲーム等で換装。<br />
:<br />
;[[グフイグナイテッド (イザーク専用)]]<br />
:DESTINY後半の搭乗機。パーソナルカラーである白に塗装した[[グフイグナイテッド]]。近接戦闘に特化した武装を装備している。<br />
<br />
== 余談 ==<br />
*『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の監督である福田己津央氏は、「当初の構想ではイザークはあそこまで熱血漢なキャラクターとしてイメージしたのではなかったのだが、次第に声を担当した関智一氏の演技に引かれていった。その結果、役者の演技の方を尊重して、劇中におけるイザークの[[性格]]が変わっていった」とコメントしている。<br />
**事実、物語当初のイザークは冷静で嫌味な言動も多いなど初期設定の名残を伺わせている。<br />
**また、福田監督は「当初の予定では、関智一氏に[[トール・ケーニヒ]]役のキャスティングしようかと考えていた」とも語っている。<br />
*イザーク・ジュールは、'''[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムSEED』において[[ラストボス]]として登場する'''。<br />
**ちなみに、上記のソフトにおけるイザークの登場ステージ([[アラスカ基地]])では、プレイ中に[[サイクロプス]]発動まで5分のタイムリミットが設定される。したがって、'''制限時間(実質的には残り時間約2、3分)以内にイザークが駆るデュエルガンダム アサルトシュラウドを撃破しなければならない'''。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
<amazon>B00081MXRY</amazon><amazon>B000BQSS6G</amazon><amazon>B000EHQXKA</amazon><amazon>B0002UANOG</amazon><amazon>B000T0A5U6</amazon><br />
<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:イザーク・ジュール]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:いさあく しゆうる}}<br />
[[Category:登場人物あ行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]<br />
[[Category:機動戦士ガンダムSEED]]</div>
210.155.61.242
https://srw.wiki.cre.jp/w/index.php?title=%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0&diff=331342
ストライクノワールガンダム
2019-08-12T10:35:37Z
<p>210.155.61.242: /* 携帯機シリーズ */</p>
<hr />
<div>{{登場メカ概要<br />
| タイトル = ストライクノワール<br />
| 外国語表記 = [[外国語表記::Strike Noir]]<br />
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]<br />
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER}}<br />
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br />
| 分類 = [[分類::モビルスーツ]]<br />
| 生産形態 = 試作機<br />
| 型式番号 = [[型式番号::GAT-X105E]]<br />
| 全高 = [[全長::17.72 m]]<br />
| 重量 = [[重量::90.51 t]]<br />
| 動力 = [[動力::バッテリー]]<br />
| 装甲 = [[装甲材質::ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]<br />
| 開発 = アクタイオン・インダストリー社<br />
| 所属組織 = {{所属 (メカ)|地球連合軍}}<br />
| 所属部隊 = {{所属 (メカ)|ファントムペイン}}<br />
| パイロット = [[パイロット::スウェン・カル・バヤン]]<br />
}}<br />
<br />
{{登場メカ概要<br />
| タイトル = スペック<br>(ノワールストライカー)<br />
| 分類 = [[分類::ストライカーパック]]<br />
| 型式番号 = [[型式番号::AQM/E-X09S]]<br />
}}<br />
'''ストライクノワールガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』の[[登場メカ]]。<br />
== 概要 ==<br />
アクタイオン・インダストリー社などが開発した[[地球連合軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。ストライクE(後述)にノワールストライカーを装着した状態である(他のストライカーパック、例えばI.W.S.P.を装着した場合は「ストライクE I.W.S.P.」と呼称する)。<br />
<br />
ノワールストライカーはストライクE専用に開発されたストライカーパックで、[[ストライクガンダムI.W.S.P.|I.W.S.P.]]の発展型である。これ自体が[[VPS装甲]]製で、実弾に対する防御力が高いが、生産性が極めて低い故に完全に組み上げられたノワールストライカーはきわめて少数で、生産された個数そのものも二桁に満たない(当初はこの機体で使用されている1つのみという設定だったが、マスターグレードでのキット化の際に少量生産されたと設定が変更されている)。なお、通常装甲を採用した仕様もあった模様。同時期にアクタイオンで生産されたプロトアストレイにノワールストライカーを装着した機体も確認されている。「ノワール(Noir)」はフランス語で「黒」の意。<br />
<br />
=== GAT-X105E ストライクE ===<br />
[[ストライクガンダム|ストライク]]を実戦データに基づき強化改修した機体。「E」は「強化型」を意味する(Enhanced、エンハンスド)の頭文字。元になったストライクは『SEED』の大戦後、地球連合軍第81独立機動群「[[ファントムペイン]]」が複数企業の技術協力の下推進したエースパイロット用カスタマイズMS開発計画「アクタイオン・プロジェクト」に基づき再生産された機体。<br />
<br />
見た目の違いは機体色と肩のスラスター、頭部デザイン程度だが、VPS装甲になったほか、中身はブラッシュアップを繰り返され総合性能は格段に向上している。肩のスラスター増設により従来のストライカーパックがそのまま使えないのでアナザータイプが開発された。<br />
<br />
ストライクE単体及び他の装備ではSRW未登場。<br />
<br />
外伝『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』ではルカス・オドネル専用の機体も確認されている。<br />
<br />
=== 劇中での様相 ===<br />
[[ファントムペイン]]のホアキン隊によって運用され、多数の[[ザフト]][[MS]]を撃墜したが、トロヤステーションでの[[スターゲイザーガンダム]]との戦闘で損傷した上、スターゲイザーもろとも太陽方面へ飛ばされて大破。地球圏に帰還するスターゲイザーに残りのエネルギー全てを与えた後、放棄された。<br />
<br />
== 登場作品と操縦者 ==<br />
=== 携帯機シリーズ ===<br />
;[[スーパーロボット大戦K]]<br />
:[[ガイアガンダム]]と[[フォースインパルスガンダム]]を足して2で割ったような性能。<br />
:スウェン専用機。最初は敵機として登場するが、後でスウェンと共に自軍に配備される。性能としては綺麗に纏まっているが、いかんせん搭乗パイロットのスウェンがナチュラルなので未改造だとすぐさま息切れを起こす。しかも乗り換え出来ない(この為、キラをかつての愛機の強化型に乗せるといった遊びもできない。キラ自身が乗り換えできないというのもあるが)ためパイロットの足を引っ張ってしまっている。火力自体はスターゲイザーとどっこい。[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]・[[インフィニットジャスティスガンダム|∞ジャスティス]]、[[デスティニーガンダム|デスティニー]]の主役ガンダム3羽烏と[[アカツキ]]に最大攻撃力と最大地形適応が大きく引き離されているのも泣ける。バリア無効コンボ武器のフラガラッハ3は燃費がよく、単体で見れば優秀なのは間違いないので、使うならスウェンの[[コンボ]]を養成し雑魚散らしを任せたい。<br />
<br />
== 装備・機能 ==<br />
=== 武装・[[必殺武器]] ===<br />
==== 本体武装 ====<br />
;M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器<br />
:頭部に2門装備された近接防御機関砲。[[ダガーL]]などに装備されている物と同型。敵機への威嚇や牽制、ミサイル迎撃などに使われる。<br />
;EQS1358 アンカーランチャー<br />
:掌と足裏に内蔵されたワイヤーアンカー。ワイヤーは特殊高分子物質製で、モビルスーツを振り回しても千切れる事はない。<br />
;M8F-SB1 ビームライフルショーティー<br />
:アーマーシュナイダーの代わりに腰部に2挺装備された武装。通常のビームライフルより威力は低いが、接近戦での取り回しと連射性は良好。<br />
<br />
==== ノワールストライカー ====<br />
;MAU-M3E4 2連装リニアガン<br />
:ノワールストライカーのウイング内側に装備された実弾兵装。[[エグザス]]に装備されていた物の発展型で、威力や連射性、省電力化を重視した改良が施されている。射程も長く、遠距離戦も可能。<br />
;MR-Q10 フラガラッハ3ビームブレイド<br />
:ノワールストライカーのウイング外側にマウントされた対艦刀。ビームエッジを内蔵しており、PS装甲にも対応可能。<br />
:性能的には[[ガイアガンダム|グリフォン2]]と[[デスティニーガンダム|アロンダイト]]のいいとこ取りで、破格の低燃費であるためお世話になる。<br />
;EQS1358 アンカーランチャー<br />
:ノワールストライカーの中央部に内蔵。本体のものと同じ物。<br />
<br />
==== オプション装備 ====<br />
;57mm高エネルギービームライフル<br />
:[[ストライクガンダム|ストライク]]の物と同型。劇中では確認されていないが、時折装備する事があったらしい。<br />
;57mm高エネルギービームライフル<br />
:こちらは[[デュエルガンダム|デュエル]]の物と同型。信頼性が高く、愛用するパイロットは少なくない。劇中では2丁装備して出撃していた。<br />
:;175mmグレネードランチャー<br />
::ビームライフルの銃身下部に装備されている武装。<br />
<br />
=== [[特殊能力]] ===<br />
;剣装備、銃装備<br />
:[[切り払い]]、[[撃ち落とし]]を発動。<br />
;[[VPS装甲]]<br />
:<br />
<br />
=== 移動タイプ ===<br />
;[[空]]・[[陸]]<br />
:[[飛行]]可能。<br />
<br />
=== [[サイズ]] ===<br />
;M<br />
:<br />
<br />
== 機体BGM ==<br />
;「STARGAZER~星の扉」<br />
:<br />
<br />
== 関連機体 ==<br />
;[[ストライクガンダムI.W.S.P.|ストライクI.W.S.P.]]<br />
:原型機とも言える機体。ノワールストライカー完成前は、実際にI.W.S.P.を装着しての試験運用が行われていた。<br />
:『Δ ASTRAY』では実戦において使用する場面もあった。<br />
;[[ブルデュエルガンダム|ブルデュエル]]<br />
:同計画で開発されたデュエルの強化発展型。<br />
;[[ヴェルデバスターガンダム|ヴェルデバスター]]<br />
:同計画で開発されたバスターの強化発展型。<br />
;ネロブリッツ<br />
:同計画で開発されたブリッツの強化発展型。<br />
;ロッソイージス<br />
:同計画で開発されたイージスの強化発展型。<br />
;アストレイノワール<br />
:『DESTINY ASTRY B』に登場するMS(SRW未登場)。とある事情からアクタイオンでストライクノワールと同時期に再生産されたプロトアストレイの同型機に、ノワールストライカーを装備した機体である(この為背面のオプション用プラグを連合のストライカー規格用に変更されている)。ビームライフルショーティーには日本刀の刀身が取り付けられたソードピストルへと改装されており、通常の日本刀と同様の感覚で使用でき、ストライクノワール以上の近接戦に特化した機体となっている。なおノワールストライカーはVPS装甲でアストレイの装甲はオリジナル同様の発泡金属であるが、パイロットであるダンテ・ゴルディジャーニのイメージカラーが黒であるため、機体が黒く塗装されておりストライクノワール同様にノワールの名を冠している。<br />
;アストレイノワールD<br />
:『DESTINY ASTRY B』に登場するMS(SRW未登場)。上述のノワールの改修機でノワールストライカーの代わりにデスティニーRシルエットを装備した機体。<br />
:Dはダンテのイニシャルであるが、パイロットのエルザによって肩のパーソナルマークの上に自らのイニシャルである「E」の文字を書かれており二人の機体であることを示している。<br />
<br />
== 商品情報 ==<br />
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<br />
== 資料リンク ==<br />
*[[GUNDAM:ストライクノワール]]<br />
<br />
{{ガンダムシリーズ}}<br />
{{DEFAULTSORT:すとらいくのわあるかんたむ}}<br />
[[Category:登場メカさ行]]<br />
[[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]]<br />
[[Category:機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]</div>
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