「GEAR戦士電童」を編集中
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{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Gear Fighter Dendoh]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Gear Fighter Dendoh]] |
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童}} | | 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童}} | ||
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| 分類 = [[分類::GEAR (兵器)|GEAR]] | | 分類 = [[分類::GEAR (兵器)|GEAR]] | ||
| 全高 = 24.5 m(バイザーオープン時25 m) | | 全高 = 24.5 m(バイザーオープン時25 m) | ||
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;【疾風撃走脚時】 | ;【疾風撃走脚時】 | ||
:999 km/h | :999 km/h | ||
− | | 開発 = | + | | 開発 = アルクトス |
| 所属 = {{所属 (メカ)|GEAR}} | | 所属 = {{所属 (メカ)|GEAR}} | ||
| 乗員人数 = 2名 → 最低1名 | | 乗員人数 = 2名 → 最低1名 | ||
| パイロット = [[パイロット::出雲銀河]]<br />[[パイロット::草薙北斗]] | | パイロット = [[パイロット::出雲銀河]]<br />[[パイロット::草薙北斗]] | ||
+ | | デザイン = {{メカニックデザイン|阿久津潤一}} | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 惑星「アルクトス」の伝説に存在した[[GEAR (兵器)|GEAR]]。青と白を基調とした機体色をしている。 | |
− | + | アルクトスがガルファの反乱によって滅ぼされた際に、まだ幼かった[[ベガ]]と共に[[地球]]に避難し、現在は[[GEAR]]の管理下にある。アルクトスで造られたこと以外は全く不明だが、どうも自意識を持っているらしい。兄弟機に[[騎士GEAR凰牙]]がある。 | |
戦闘時はギアコマンダーと呼ばれるインストーラで起動コマンドをインストールすることで頭部のバイザーが開き、パイロットの動きをトレースする方式で戦う。操縦者は本来2人必要だが、中盤以降は特殊な改造を施すことで1人乗りも可能となった。両手両足には計4基のタービン「ハイパープラズマドライブ」が装備されている。コマンドをインストールしてこれらを回転させることで様々なアクションや技を繰り出す。 | 戦闘時はギアコマンダーと呼ばれるインストーラで起動コマンドをインストールすることで頭部のバイザーが開き、パイロットの動きをトレースする方式で戦う。操縦者は本来2人必要だが、中盤以降は特殊な改造を施すことで1人乗りも可能となった。両手両足には計4基のタービン「ハイパープラズマドライブ」が装備されている。コマンドをインストールしてこれらを回転させることで様々なアクションや技を繰り出す。 | ||
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=== 電子の聖獣([[データウェポン]]・インストール形態) === | === 電子の聖獣([[データウェポン]]・インストール形態) === | ||
原作では形態というよりは武器として扱われていたが、スパロボでは[[変形]]扱いとなっている。 | 原作では形態というよりは武器として扱われていたが、スパロボでは[[変形]]扱いとなっている。 | ||
+ | 『武器として扱われていた』という描写をそのままスパロボで再現した場合、武器が非常に多くなるうえ、各データウェポンの持つ特殊能力を全て使えてしまうので、恐らくはそのあたりのバランスを考えての扱いだろう。 | ||
;[[電童・ユニコーンドリル]] | ;[[電童・ユニコーンドリル]] | ||
− | : | + | :右腕にユニコーンの頭部を装着した形態。ドリルによる格闘攻撃を得意とする。特殊能力は[[バリア]]の一種『ファイヤーウォール』。一番最初に入手したデータウェポンで、使用頻度が高い。 |
;[[電童・レオサークル]] | ;[[電童・レオサークル]] | ||
− | : | + | :右足にレオの頭部を装着した形態。蹴り技と併用することで威力を高める。特殊能力は敵の能力を解析する『ハイパースキャン』(MXでは[[偵察]]コマンドとして再現)。ユニコーンの次に入手したデータウェポンで、同時に装着しての使用機会が多かった(スパロボでは同時装着は今の所未再現だが)。 |
;[[電童・ドラゴンフレア]] | ;[[電童・ドラゴンフレア]] | ||
− | : | + | :左足にドラゴンを装着した形態。火炎攻撃による遠距離攻撃が可能。特殊能力はプログラム破壊能力を有する『クラッシュレイ』。 |
;[[電童・ガトリングボア]] | ;[[電童・ガトリングボア]] | ||
− | : | + | :胸部にボアの頭部を装着した形態。ガトリングガンによる射撃攻撃が可能。特殊能力は時間を止めて敵の動きを封じる『クロックマネージャー』。 |
;[[電童・バイパーウィップ]] | ;[[電童・バイパーウィップ]] | ||
− | : | + | :左腕にバイパーの頭部を装着した形態。先端部分をワイヤーで射出して鞭のように使用出来る。特殊能力は[[分身]]能力の一種『イリュージョンフラッシュ』。 |
;[[電童・ブルホーン]] | ;[[電童・ブルホーン]] | ||
− | : | + | :右腕にブルの頭部を装着した形態。角部分で格闘を行う。ユニコーンと装着部位が重複するため、最終回のデータウェポン全部乗せ形態時に唯一はぶられてしまった(放送終了後にバイパーと同時に左腕に装着された形態が公開された)。特殊能力は超重力で相手の動きを鈍らせる『オートプレッシャー』。 |
;[[電童・超獣王輝刃]] | ;[[電童・超獣王輝刃]] | ||
− | : | + | :輝刃の変形した輝刃ストライカーを所持した形態。他のデータウェポンとは違い、ボディの一部を武器とするのではなく丸ごと手持ち武器になっている。また特殊能力も存在しない。 |
;[[電童・フェニックスエール]] | ;[[電童・フェニックスエール]] | ||
− | : | + | :背中にフェニックスの翼を背負った形態。この翼で相手を切り裂くことも可能。特殊能力は毎ターンENが全回復する『インフィニットレイヤー』(原作では満タンのまま全く減らない、と描写されていた)。 |
=== 強化装備形態 === | === 強化装備形態 === | ||
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[[装甲]]はスーパー系にしては若干薄め。 | [[装甲]]はスーパー系にしては若干薄め。 | ||
− | + | セルファイター系のユニットによる「デンチ」コマンド以外の補給を基本的に受け付けない、ファイナルアタックを撃つとEN残量が必ず10まで減ってしまう等、EN周りで原作を再現した特殊システムが実装されている。ちなみに、ファイナルアタックはEN残量で威力が変化するが、EN最大状態での威力が高いわけではなく、単に'''EN最大状態で繰り出すのを100%のダメージ量として、EN残量に応じて威力にマイナス補正がかかる'''だけである。また、ファイナルアタックそのものの攻撃力も、他の機体と比べて特別に高いわけではなく、EN最大状態で撃っても標準的な必殺武器クラスの攻撃力に収まっている。その上、一度ファイナルアタックを使うとENが10まで減る為、『ファイナルアタックを使わずにザコを倒す』か、『EN最大のファイナルアタックでボスを倒す』といった具合に、しっかりと役割を与えて運用すると良い。 | |
アカツキの大太刀が手に入る終盤までは変形しての使用が多いが、MXでは燃費の関係でノーマル状態での運用も悪くない。本来はどの形態でも全ての特殊能力を使えるのだが、スパロボでは固有のもの(例、ファイアーウォールはユニコーンドリルのみ)しか使用不可能という制限がつけられている。また、2人乗りのときは基本的に銀河がメインパイロットになる(北斗はユニコーン、ドラゴン、バイパーのみ)。 | アカツキの大太刀が手に入る終盤までは変形しての使用が多いが、MXでは燃費の関係でノーマル状態での運用も悪くない。本来はどの形態でも全ての特殊能力を使えるのだが、スパロボでは固有のもの(例、ファイアーウォールはユニコーンドリルのみ)しか使用不可能という制限がつけられている。また、2人乗りのときは基本的に銀河がメインパイロットになる(北斗はユニコーン、ドラゴン、バイパーのみ)。 | ||
いずれの作品においても補給の関係で実質出撃枠を二枠使わなければならないのが最大の問題であるが、相方のセルファイター系が戦闘機タイプのユニットで移動力も問題なく扱いやすい部類で通常補給も可能であるのが救い。 | いずれの作品においても補給の関係で実質出撃枠を二枠使わなければならないのが最大の問題であるが、相方のセルファイター系が戦闘機タイプのユニットで移動力も問題なく扱いやすい部類で通常補給も可能であるのが救い。 | ||
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=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦R]] |
− | : | + | :初出演作品。全ての[[武器]]が[[EN]]を消費する。強化パーツのプロペラントタンク、スーパーリペアキット、ソーラーパネルは装備できないが、[[戦艦]]からのスーパーリペアキットを受けることでENを回復することは可能。欠点の装甲を通常形体より上昇させ、バリアも持つユニコーンドリルが早くから使用できる。ファイナルアタックは輝刃のもの以外、全て移動後使用不可・長射程タイプ。また、ファイナルアタックの表記上の攻撃力は固定だが、EN残量により内部でマイナス修正がかかるようになっている。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦MX]] |
− | :上記より燃費は良好で、疾風三連撃は無消費P属性で使い勝手がいい。その代わりデータウエポン装着時に通常形態の武器が使用不可能になった。特殊能力は[[変形]] | + | :上記より燃費は良好で、疾風三連撃は無消費P属性で使い勝手がいい。その代わりデータウエポン装着時に通常形態の武器が使用不可能になった。特殊能力は[[変形]]によってファイヤーウォール、イリュージョンフラッシュ、EN回復MAX(インフィニットレイヤー)に加えクロックマネージャー、偵察、オートプレッシャーが使いわけられるようになった。また、レオとバイパーのファイナルアタックは移動後使用可に変更されている。だがやはり[[装甲]]が少々薄いのは相変わらずのため、パイロットが銀河一人の時は北斗の[[精神コマンド]]「[[鉄壁]]」やバリア・分身を持つデータウエポンが使えないので前線には行かない方が無難。 |
− | + | :各種ファイナルアタックの威力がEN残量依存なのはRと変わらないが[[天のゼオライマー|冥王]]や[[バイカンフー|ロム兄さん]]を始めとする錚々たる顔ぶれが揃うMXにおいては悲しいかな威力は平凡。EN残量で表記上の攻撃力も下がっていくため、ガス欠状態では通常武器以下の攻撃力という情けないことになることも。 | |
− | :各種ファイナルアタックの威力がEN残量依存なのはRと変わらないが[[天のゼオライマー|冥王]]や[[バイカンフー|ロム兄さん]] | + | :本作の難易度が低いのであまり気にならないのが救いだが冷静に性能だけ見れば、豊富な特殊能力も変形しなければ使えない、補給方法が特殊、補給しなければ戦えば戦うほど最強武器の威力が下がっていく、最強武器の燃費が劣悪等々アカツキの大太刀やフェニックスエールが追加される最終盤でなければ趣味の域を出ないユニットと言える。…[[電童・ガトリングボア|反則級の特殊武器を持った形態]]に変形すれば話は別だが。シナリオの再現度が高いため、強制出撃が多く放置するわけにもいかないというのも困りもの。 |
:終盤で[[アルテア]]が仲間になると再び二人で乗ることになる。そのため電童は'''北斗と銀河の二人揃って乗ってこそ真の強さを発揮する機体'''といえるだろう。 | :終盤で[[アルテア]]が仲間になると再び二人で乗ることになる。そのため電童は'''北斗と銀河の二人揃って乗ってこそ真の強さを発揮する機体'''といえるだろう。 | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
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;剛腕粉砕撃 | ;剛腕粉砕撃 | ||
− | : | + | :腕のタービンを回しながらの拳打。 |
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;旋風三連撃 | ;旋風三連撃 | ||
− | : | + | :正拳突き、足払い、フックと繋ぐコンビネーション。2段目の攻撃は、敵が空中の場合は回し蹴り。ちなみにMXだと「疾風三連撃」。 |
− | ;: | + | ;疾風激走脚 |
− | : | + | :脚部のタービンを回して地上を高速走行する。 |
+ | :ゲームでは回転脚への繋ぎ。原作では使用はしているものの技名の表示はアイキャッチでしか使われなかった。 | ||
;旋風回転脚 | ;旋風回転脚 | ||
:脚のタービンを回して蹴り上げる。単体の技としては未登場。 | :脚のタービンを回して蹴り上げる。単体の技としては未登場。 | ||
;爆砕重落下 | ;爆砕重落下 | ||
− | : | + | :空高く飛び上がり、上空から敵に向けて重力に任せて落下し、質量によって相手を粉砕する。 |
− | : | + | :MXでは(激走脚)→回転脚→重落下の連続技。 |
+ | ;波動龍神撃 | ||
+ | :水中において両腕のタービンを回し、水流の渦を発生させて相手にぶつける。 | ||
+ | :本来水中用の技のはずなのだが何故か海適正が低い。 | ||
;飛翔烈風波 | ;飛翔烈風波 | ||
− | : | + | :SRW未採用。両腕のタービンを回し、竜巻を発生させて相手にぶつける。波動龍神撃の地上版。 |
− | : | + | :地形適正を考えるとSRWで使われているのはこちらの可能性もある。 |
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;閃光雷刃撃 | ;閃光雷刃撃 | ||
− | : | + | :両腕の回転するタービンから発生した雷撃を放ちながら機体を回転させ、広範囲の敵を薙ぎ払う。ゲーム中での扱いは[[マップ兵器]]。Rでは自機中心に射程5と中々の性能を持ち、[[鉄壁]]や[[地中]]移動と併用すれば敵一掃も充分可能だったが、MXでは射程2と有効範囲が大幅に減ってしまった。 |
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;アカツキの大太刀 | ;アカツキの大太刀 | ||
− | : | + | :単体最強武器である大太刀。形状は両手持ちの直刀。フェニックスエールを基本とするガルファへのアンチプログラムであり、刀身を構成するのは6体のデータウェポン。 |
− | : | + | :最強武器でありながら各種ファイナルアタックと異なり必殺技用BGMがかからないことに不満を漏らすプレイヤーも見られるが、実は原作再現になっている。 |
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;自転ファイナルアタック(正式名称不明) | ;自転ファイナルアタック(正式名称不明) | ||
:漫画版オリジナル技。地球の自転で脚部のタービンを回しながら連続で放つファイナルアタック。ガルファ皇帝との戦いにおいて、電童のエネルギーが尽きかけた際、銀河の発言からヒントを得た北斗が思いついて実行。この技でガルファ皇帝を追い詰めていき、織絵を救出後、皇帝を太陽に投げ飛ばして倒した。 | :漫画版オリジナル技。地球の自転で脚部のタービンを回しながら連続で放つファイナルアタック。ガルファ皇帝との戦いにおいて、電童のエネルギーが尽きかけた際、銀河の発言からヒントを得た北斗が思いついて実行。この技でガルファ皇帝を追い詰めていき、織絵を救出後、皇帝を太陽に投げ飛ばして倒した。 | ||
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=== [[合体攻撃]] === | === [[合体攻撃]] === | ||
;疾風双連撃 | ;疾風双連撃 | ||
− | : | + | :騎士GEAR凰牙と共に旋風三連撃を繰り出し、爆砕重落下でトドメを刺す[[合体攻撃]]。銀河の1人乗りの時のみ北斗の乗る凰牙との連携で使用可能 |
− | : | + | :・・・なのだが、R及びMX第34話では二人乗り電童の状態でアルテアの乗る凰牙との使用が可能。 |
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=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
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== 機体BGM == | == 機体BGM == | ||
;「W-Infinity」 | ;「W-Infinity」 | ||
− | : | + | : |
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== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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;[[騎士GEAR凰牙]] | ;[[騎士GEAR凰牙]] | ||
:兄弟機。 | :兄弟機。 | ||
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
<amazon>B004A15JH4</amazon> | <amazon>B004A15JH4</amazon> | ||
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