「ベルゼルート」の版間の差分

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今作ではベルゼルートにラースエイレムキャンセラーが存在しないためラースエイレムに対して全く無力となっており、これは後継機のベルゼルート・ブリガンディになっても変わらない。
 
今作ではベルゼルートにラースエイレムキャンセラーが存在しないためラースエイレムに対して全く無力となっており、これは後継機のベルゼルート・ブリガンディになっても変わらない。
  
地球側で作られたという設定の為、フューリー側(の反同化計画派)からは「紛い物」と唾棄されている他、最大出力モードには特に名称が設定されていない。
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地球側で作られたという設定の為、フューリー側(の反同化計画派)からは「紛い物」と唾棄されている。
 
 
 
本作でも大破するが、バスター・アーマーを装着するのは操縦系統が1号機から移植された2号機[[ベルゼルート・ブリガンディ]]に変更された。
 
本作でも大破するが、バスター・アーマーを装着するのは操縦系統が1号機から移植された2号機[[ベルゼルート・ブリガンディ]]に変更された。
  

2016年8月6日 (土) 20:36時点における版

ベルゼルート(Bellzelute)

フューリーの技術を用いて、アシュアリー・クロイツェル社で造られた人型機動兵器。遠距離射撃戦用に特化した武装を持ち、運動性に優れた機体。反面装甲は脆く、一撃の被弾が命取りとなりかねない。パイロット1人でも問題なく操縦可能だが、設計上はサイトロン制御兼火器管制(主人公)と操縦管制(サブパイロット)の2人用。

機体色は青・白・オレンジ系が中心となった明るめの配色。パーツ各部の起伏がかなり激しく、傍目にはアンバランスな機体構造をしている。中でも脚部の、極限まで厚みをそぎ落とした細い、というより薄い板とでも形容できる脛の部分が目を引く。主武装は、エネルギー弾と実体弾を撃ち分けられる大型狙撃銃『オルゴンライフル』。

マン・マシン・インターフェースとして『サイトロン・コントロール・システム』を採用しており、サイトロンと呼ばれる素粒子によってパイロットの操作情報を機体に伝達している。この操作補助技術はパイロット自身にサイトロンに対する適応能力を要求するが、その機体制御補助力は高く、全く機動兵器の操縦経験がない人間でもある程度の操縦をこなせる。ただし、このシステムは適応者を1人乗せないと機能しない。

動力は、大気中の『オルゴン』を動力源とし、制御してエネルギーとする(と推測される)『オルゴン・エクストラクター』。オルゴンは物質化することが可能。さらに物質化した状態で形成機から放出、或いは形成機へのエネルギー供給を断ち切ると、形状を維持しきれなくなって崩壊し莫大なエネルギーを放出する。ベルゼルートをはじめとしたフューリーの機体動力は、この特性を用いて制御されていると思われる。

スーパーロボット大戦J

スーパーロボット大戦J』に登場する、初期主人公機のひとつ。

『ラースエイレムキャンセラー』と呼ばれる装置が機体コアに組み込まれており、フューリーの騎士機『ラフトクランズ』に装備されている時間制御装置『ラースエイレム』を無効化する。フューリーとの戦闘においてベルゼルートは必須の存在となる。

後に大破し、機体に強化改修を施して追加アーマーを着用可能になったベルゼルート・ブリガンディ(ゲーム中表記は『B・ブリガンディ』)へと改造される。

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ

本作ではカルヴィナが本機のテストパイロットを務めていたという設定。フューリーの技術をアシュアリー・クロイツェル社に供与したエ=セルダ・シューンら同化計画派にとっては、ヴァウーラとの三度目の戦いに備えてフューリーと地球の技術的融合を模索するための機体でもあった模様。

空中及び宙間戦闘用の機体のため、細い脚部はテスラ・ドライブとミサイルランチャー、ランディング・ギアを組み合わせたものであり、歩行用のものではない。

今作ではベルゼルートにラースエイレムキャンセラーが存在しないためラースエイレムに対して全く無力となっており、これは後継機のベルゼルート・ブリガンディになっても変わらない。

地球側で作られたという設定の為、フューリー側(の反同化計画派)からは「紛い物」と唾棄されている。 本作でも大破するが、バスター・アーマーを装着するのは操縦系統が1号機から移植された2号機ベルゼルート・ブリガンディに変更された。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
ゲーム開始時に選択できる機体の一機。他の機体を選択した場合は登場しない。ユニットの地形適応はAACAで、最初から飛行可能。水中以外ならどの地形でも問題なく戦える。初期移動力も7と高め。1周目から統夜とカルヴィナのどちらを乗せても、機体との相性問題はない。改造段階はベルゼルート・ブリガンディへ引き継がれる。運動性を上げて敵機の命中率を0%にすると、敵から避けられるため、反撃戦法を取るなら程々に回避力を抑えることになる(『集中』込みで命中率0%の場合は攻撃される)。逆にこの仕様を利用すれば、安全に敵機を集めてマップ兵器の餌食にする戦法も取れてしまう。サブパイロットは運動性と最大射程がアップするボーナスを持つカティアか、攻撃力ボーナスを持ち『必中』を使えるテニアが候補となる。メルアはボーナスの相性が良くなく、集中を覚えるまではサポート能力に不安がある。
武器名は全てインターミッションで変更可能。攻撃手段は全て射撃系で統一されている。ミサイルランチャー以外の武器は隠し属性として『PS装甲無効化』属性をもつ。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
今回はカルヴィナ専用機(アル=ヴァンの憶測ではトーヤでも操縦が可能である事を示唆する台詞があるものの、トーヤは乗り換え自体不可能)。サイトロンコントロールに適応したフューリーの人間を必要とする点は変っていない。
なお、宇宙ルート第1話では、相手の正体を判断するためにカルヴィナが「ベルゼバイン」という偽名を使った。ヒュッケバイン系列を意識してのネーミングだろうか。
性能そのものはガチのリアル系。運動性が高めな一方で装甲は僅か700と目を疑う程脆い為、不意の被弾で落とされないよう注意。PTやAMと同様に換装武器を装備する事が可能だが、デフォルト武装の時点で遠近隙の無い構成である為、無理に搭載する必要は無い。若干射程が不足しているものの「全体攻撃」も保有。
最適な組み合わせはカティアとメルアの二人。ファーストパートナーであるテニアは防御系のコマンドがないため、ベルゼルートとの相性は一枚落ちる。

装備・機能

武装・必殺武器

ミサイルランチャー
両脚部に内臓したミサイルを放射する(弾数は左右8の計16弾)。J射程は2-6で弾数は8発。切り払い撃ち落としの対象。
MD』の射程は1~7で弾数は20発。
ショートランチャー
左右の腰部にラックされた二挺のビームガン。ライフルとの合体機能をもつ。P属性・射程1-4で弾数は10発。
オルゴン・ライフル
実弾・ビームの撃ち分けの他ビームソードをも形成する事も可能な、レンジを選ばない万能の大型狙撃銃。背面部にマウント可能。同じような構成のヴァイスリッターの「オクスタン・ランチャー」と比較されることがある。ゲームの射程は正反対(実弾兵器の方が長射程)だが、当時のハードでは「Bモード」の次弾(バスター・モードからブレード・モード)を演出表現できなかっただけだろう。
ハードの差異で文字数の制約が解除された為か、各種武装の名称も変更されている。
オルゴンライフルN / オルゴン・ライフル(Nモード)
実弾を射出するNモード。射程は3-8に弾数は6とゲーム上の性能はかなり極端である。
オルゴンライフルB / オルゴン・ライフル(Bモード)
Bは『Buster』と『Blade』の双方を指す。『J』から『OG』まで続く射程の短さは『射撃から斬撃に続く連続攻撃』を演出表現できなかった名残か。
オルゴンライフルA / オルゴン・ライフル・アブソリュート
オルゴンモード(高出力モード)を発動させて放つ本機の必殺技。この場合のアブソリュートとは「絶対」ではなく「制約の解除」を指す。
二丁のショートランチャーをオルゴンライフルの上下部に連結させクロスボウと成し、結晶化した鏃状のオルゴンの塊を射出する。マップ兵器も有り。
OGでは突進射撃⇒二挺拳銃連射⇒クロスボウのコンビネーション攻撃になった。本作では地球製である事を意識しているのか、モード移行がフューリー製の機体とは異なり、オルゴンの結晶もやや不安定な形状になっている。

特殊能力

銃装備
撃ち落としを発動する。
オルゴン・クラウド
『J』では後継機の能力だったが、『OGMD』では初期装備。気力120以上で全属性ダメージを1200軽減するバリア能力になっている。

移動タイプ

上記の通り、脚部は補助的な機能しか持たないため、陸の適応はB止まりの空戦型の機体である。

サイズ

M
標準的な大きさ。後継機でも変化はない。

カスタムボーナス

射撃兵器の攻撃力+200

機体BGM

「Fate」
男主人公時のデフォルトBGM。
「Revenger」
女主人公時のデフォルトBGM。

関連機体

ベルゼルート・ブリガンディ
大破した本機を回収した、後継機。
クストウェル
グランティード
ヴォルレント
本機と同じJの前半の主人公機体。