ジョージ・グレン

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ジョージ・グレン(George Glenn)

機動戦士ガンダムSEED』世界において初めて誕生したコーディネイター。そのため『ファーストコーディネイター』と呼ばれている。
わずか17歳で大西洋連邦のMITの博士課程を修了。オリンピックで銀メダル(短距離走のように見える)を獲得、アメリカンフットボールのスター選手にして、海軍だけでなく空軍のエースパイロットとしても活躍。その他、理工学の分野でも若くして様々な業績を挙げ、世界中から万能の天才として注目される。

しかし、木星探索に出発する際に自らが遺伝子調整を受けた人間『コーディネイター』である事を告白。さらに遺伝子操作の詳細なマニュアルを地上に向けて公開した。この行動について、『オリンピックで銀メダル・産まれて初めての接戦の末に敗北・誰かと競い合う喜びに目覚め、同類を欲したのではないか』という推論がある。
結果、長きに渡るナチュラルとコーディネイターとの対立を生み出してしまう。

後述の台詞から、発言の真意は「いつか現れるであろう新人類と人類との架け橋になるように自分に続く者が増えて欲しいために告白した」とされているが、この時に真意を説明しなかった事が対立を生み出したともされている。

C.E.53年に自身がコーディネイターでない事に悲観したナチュラルの少年により射殺される。
しかし、奇跡的に脳髄は損傷を受けていなかったため、脳死に至る前に脳髄を冷凍保存され保管装置『G・Gユニット』に保管されていた。

その後、紆余曲折の末にロウジャンク屋組合の手にわたり、プロフェッサーにより蘇生。リ・ホームのメインコンピューターと接続されたことによりキャプテンG・G(ジョージ・グレン)として生まれ変わった。
ちなみに、蘇生したことについては、世界規模の混乱を防ぐべく、厳重に秘匿されているため、一般的には全く知られてはいない。また、身体はホログラムとなっている。

ナチュラル、コーディネイター問わず高いカリスマを持っているが、実際の性格は一般の見解とは裏腹に極めて陽気かつお調子者であり、尊敬していた樹里リーアムを失望させてしまっている。

登場作品と役柄

SEEDSEED DESTINYが出る作品ではほぼ必ず名前だけが語られている。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦W
初登場作品。『ASTRAY』の設定を受け、キャプテンG・Gとしても登場。かつて木連を訪れており、現在でも木連の人々から「正義の人」「伝道師」と讃えられ、偉人として尊敬されている。
本作では木連ゲキ・ガンガー3のディスクを渡した張本人だということが語られているが、これには意外なオチがある。
ゲーム中ではリ・ホームのサブパイロット。メインでないのが口惜しい…。

人間関係

ラウ・ル・クルーゼ
直接の関係はないが、『SEED』14話では彼の生い立ちをモノローグで語った。
ロウ・ギュール
ジョージ・グレン曰く『真のコーディネイター』(後述)。
山吹樹里
熱烈なファンだったが、グレンのはっちゃけぶりを見て大きく失望。「グレン様じゃない」とまで言い出してしまった。
リーアム・ガーフィールド
尊敬していたが、やはりはっちゃけぶりを見て幻滅してしまっている。
プロフェッサー
彼女の手によって蘇生され、以後、リ・ホームを共に運用する。
モンド
『ジョージ・グレン友の会』のメンバー。『G・Gユニット』を保管していた。
蘊・奥
Wでは彼が『友の会』の人物(モンドなのかは不明)からG・Gユニットを預かっていた。
パトリック・ザラ
直接の関わりは無いが、『W』では、自分達コーディネイターをナチュラルに代わる新人類と豪語する姿勢に呆れ、コーディネイターのメンタリティにまるで進化が見られていないと、増長したコーディネイターの代表格として扱われた。もっとも、コーディネーターの技術を理想論だけで無思慮にバラ撒いたのがナチュラル・コーディネーター差別の遠因なので、「お前が言うな」と言う面もある。

他作品との人間関係

タカスギ・サブロウタ
Wでは木連の人間である彼はジョージの事を偉大な人間で堅物の人格者であったと教わってきたため、その本人と出会って教わっていた彼の像とのギャップに驚いていた。
ダイゴウジ・ガイ
Wではゲキ・ガンガー3を「ガキ・ゲンガ」と呼ぶジョージに対して訂正を求めるが、逆にジョージに「ダキ・パンダ」と寒いギャグで返されてしまう。
獅子王凱
Wでは彼にギャグのセンスはマキ・イズミ以下だと言われてしまう。
カトル・ラバーバ・ウィナー
Wにて、ジョージの寒いギャグに愛想笑いしてくれた人。
ヒイロ・ユイトロワ・バートン
Wにて、ジョージの寒いギャグに愛想笑いすらしてくれなかった人達。尤もノインも言っているように、この二人に愛想笑いを求めるなど無理な話だが。
カズマ・アーディガン
Wではアプリカントとの初戦にて窮地に陥った彼に咄嗟にアドバイスをして、彼の窮地を救う。
壇闘志也
Z』では彼の発見した化石が切っ掛けでイオの開拓団に参加していることを語った。

名台詞

「僕はこの母なる星と、未知の闇が広がる広大な宇宙との架け橋。そして、人の今と未来の間に立つ者。調整者。コーディネイター」
「僕に続いてくれる者が居てくれることを、切に願う」
木星出発の際に地上に向けて発した言葉。しかし、結果として地上には混乱と長きに渡る戦乱を招いてしまうこととなった。
「そうだ!! キミも真の『コーディネイター』だよ!!」
『ASTRAY』において、自身は上記の発言を自分と同じ人類と新人類との架け橋となる仲間が増えてほしいと思ったために発言。しかしロウを見ていて、架け橋となる『コーディネイター』は遺伝子調整された人間だけに付けられるものではないことを悟る。
「生前の私に唯一欠けていたモノ、それが「笑い」のセンスだ」
「今度の旅ではそれをマスターしようと思っている」
進路を木星だと発言した後の迷言。何というか、無茶苦茶ノリがいい。
「暗殺されたが脳だけ生き残り ホログラムで復活した私が新たに獲得したポリシーとは…」
「『笑い』だ!!」
『ASTRAY R』での同様の一幕。こちらでは鼻眼鏡姿で鼻から吹き戻しは吹くわハトも飛ばすわともうメチャクチャである。

スパロボシリーズの名台詞

「木星で地球を追放された人達と出会った時には、私も随分と緊張していてねえ…気が動転して、彼らに間違えて『ガキ・ゲンガ』とかいうアニメのディスクを渡してしまったよ」
Wにて。本人の口から明かされる「ゲキ・ガンガー3伝道」の「真相」。何ともあんまりなその真相に、皆はショックを隠せなかったのであった…。…というか、何故そんなものを持ち歩いていたのか。
「私はそのような意味で君達に『コーディネイター』になって欲しいと言ったわけではない」
「間違いは正せばいい。そして、私は君達にこの世界の調整役となってもらえたいと考え…『コーディネイター』の言葉を送ったはずだ」
「世界はゆっくりとだが変わっていこうとしている。焦る事はないんだ、みんな」
Wの終盤、新・国連本部を急襲した火星の後継者達に対しての説得の台詞。ジョージからの説得の言葉は、ジョージを尊敬している彼らに本当の「正義」を思い出させ、間違いを正させるには十分すぎるものだった。ちなみに、さすがに火星の後継者の面々は遠い昔の先人であるジョージがまさか現代に蘇生したとは思ってもいないので、自分達に語りかけるジョージを彼の子孫だと思っていた。
「新たなる人類ね…。メンタリティはこの100年でまるで進化は見られないが」
Wのヤキン・ドゥーエ攻防戦にて。ジェネシスナチュラルを滅して今日この日を新たな人類たる自分達コーディネイターの輝かしい歴史の始まりにせんと意気込むパトリックの演説に呆れ果て口にした、皮肉や失望のこもった台詞。
「いや…私はもう死んだ人間だ。自分にも責任のあった木連相手ならともかく…もう彼らは彼らの意志で進んだ道の先を探すべきだろうね」
上記の台詞の後、プロフェッサーに「名乗り出て正体を明かして戦いを止めてみたら」と勧められての返答。ファーストコーディネイターであるジョージ自身のの言葉故、非常に重みがある。ちなみに「進んだ道の先」は同ステージのサブタイトルや『SEED』の最後のED曲である「FIND THE WAY」の歌詞の一節にもかかっている。だが、コーディネーターの技術をばら撒いて現状の遠因を作った彼に責任が無いとは言い切れないと思うのだが……。

搭乗機体

リ・ホーム
操縦コントロールを担当。