「オーバーマン キングゲイナー」の版間の差分

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:もう一つの[[地球]]がほとんどキングゲイナーのそれだが、シナリオの再現度は低い。後半では[[ヤーパンの天井]]が[[日本]]に飛ばされるという事態が発生する(もっとも戦争で荒廃していたが)。『Z』とは違い、頻繁に[[宇宙]]での出撃があるので適正の低いキンゲ機体には[[強化パーツ]]のスラスターモジュール系は必須である(今作は地形適正の変動率が非常に大きいため。軽く[[集中]]を掛けるほどの違いがある)。ただ『K』ではキングゲイナー以外にも[[神魂合体ゴーダンナー!!|ゴーダンナー]]や[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイド]]等作品ごとに宇宙適正が低い機体が多いので、強化パーツが足りなくなるというジレンマも。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===

2015年12月6日 (日) 22:24時点における版

概要

破壊された地球環境を回復させるために、人類は過酷な環境の中にいくつものドームポリスを建設して移り住んだ。それから長い時がたち、環境は十分に回復しているのだから故郷に帰ろうという「エクソダス」運動が起こるようになる。しかし体制の恩恵にあずかっている者たちにとっては市民を閉じ込めておく方が利権をむさぼれるため、様々な理屈によってエクソダスは禁じられていた。

『OVERMAN キングゲイナー』は、シベリア・ウルグスクの住民たちがかつての故郷ヤーパン(日本)を目指してエクソダスする際の物語である。

ゼロ年代の富野由悠季監督を代表する作品の一つで、その明るい作風は「白富野」というスラングで呼ばれることも多い。制作時に、ライバルとして監督が『クレヨンしんちゃん』に言及したことも有名である。

ストーリー

時代は地球環境が悪化した未来。シベリアのドームポリス「ウルグスク」に住む少年ゲイナー・サンガは、ドームポリスからの脱出「エクソダス」に反対していた両親を殺され、そのショックから家に引き籠もりオンラインゲームに没頭するという孤独な毎日を送っていた。

久しぶりに学校に登校したある日、ゲイナーは唐突に現れたシベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。その容疑とは自らの忌み嫌う「エクソダス」の共謀だった。

メダイユ公爵邸内の牢獄でエクソダス請負人のゲイン・ビジョウと出会い、共に脱獄する道を選んだゲイナーは、屋敷内で謎のオーバーマンを目にするのであった。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ヤーパンの天井

ゲイナー・サンガ
主人公エクソダスに反対していた両親をヤーパンの天井に殺され、そのショックで引き篭もりになりオンライン対戦ゲームに没頭していたが、ある日登校した際にエクソダス予備軍の疑いで投獄される。
ゲイン・ビジョウ
OPEDでもゲイナーより先に登場するもう一人の主人公。「黒いサザンクロス」の名前で知られるエクソダス請負人。
サラ・コダマ
ゲイナーのクラスメイト。ガウリ隊所属。
ベロー・コリッシュ
ゲイナーのクラスメイト。ガウリ隊所属。
ヒューズ・ガウリ
ウルグスクの自警団「ガウリ隊」の隊長で、ヤーパン・エクソダスの中心人物の一人。
アデット・キスラー
元シベ鉄警備隊「ヤッサバ隊」の一員だったが、なし崩しでエクソダスに参加。
ママドゥ・アザフ
高校教師兼メカニック。
アナ・メダイユ
ウルグスクの統治者・メダイユ公爵家の末娘。ゲインに連れ去られ「人質」にされる。
リュボフ・スメッタナ
アナ姫の家庭教師。
リンクス
アナ姫のペット。リンクリンナリンスの三匹をまとめて指す。
コナ・マダヤ
メカニックのリーダー格。少女みたいな風貌だが27歳。
ガッハ・ヴィゲル
ヤーパンのエクソダスを指揮する「五賢人」の一人で最年長。顔のペイントが特徴的。
ペルハァ・ペイ
ヤーパンのエクソダスを指揮する「五賢人」の一人で、多くの飲食店を経営している女性。五賢人の中では最も腹黒さが描写されている人物。
シトラン・ピィ
ヤーパンのエクソダスを指揮する「五賢人」の一人で、医師。
マンマン・ドワットン
ヤーパンのエクソダスを指揮する「五賢人」の一人。貴族でメダイユ公の元側近。

シベリア鉄道警備隊

ヤッサバ・ジン
シベリア鉄道警備隊「ヤッサバ隊」を率いる。
ケジナン・ダッド
ヤッサバ隊の隊員。エンゲやジャボリと組んで行動することが多い。
エンゲ・ガム
ヤッサバ隊の隊員。
ジャボリ・マリエーラ
ヤッサバ隊の隊員。
カシマル・バーレ
シベリア鉄道の「氷の運行部長」。定刻通りの運行に異常にこだわる。
キッズ・ムント
シベリア鉄道公社総裁。
シンシア・レーン
キッズ・ムントが育ててきたオーバーマン乗りで、天才的センスの持ち主。

ロンドンIMA (セント・レーガン)

アスハム・ブーン
特務大尉。隊を率いてエクソダス阻止とゲイン捕獲をもくろむ。
ザッキ・ブロンコ
アスハムの部下。

その他

ミイヤ・ラウジン
大人気の歌姫で、史上始めてエクソダスを行ったミイヤの名を受け継ぐことから、エクソダス運動の象徴とみられている。と言っても、本人は自由奔放な人物であり、単にやりたいことをやっているだけである。
ルプル・ウォン・ダラ
ミイヤのマネージャーで、金勘定にうるさい。奔放なミイヤに振り回される事が多く、愚痴が多い。
メダイユ公
ドームポリス・ウルグスクの統治者。
カリン・ブーン
アスハムの妹。兄に溺愛されている。
エイファ
ヤッサバが知り合った辻占いの娘。
マルチナ・レーン
シンシアの祖母。『Z』では何故かキャラクター事典に収録されない。『K』ではシンシアと一切絡まない。
XAN

登場メカ

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

オーバーマン

キングゲイナー
エンペランザ
ラッシュロッド
ゴレーム
パワーゴレーム
アンダーゴレーム
ブラックメール
ジンバ
緑、赤(サラ搭乗時)が登場。
プラネッタ
リオンネッター
メックスブルート
ドミネーター
ブラック・ドミ
ブリュンヒルデ
オーバーデビル
ゲイナーB(ブラック)
XAN-斬-
本編未登場。『Zスペシャルディスク』で初めて映像化される。

シルエットマシン

ガチコ
ゲインが搭乗。
パンサー
ガウリ隊が使用。防御重視の機体。
ドゴッゾ
シベリア鉄道が使用。
ドーベック
ドゴッゾが力不足になったために開発されたシベリア鉄道の新鋭機。ライトブルー、赤、ダークグルーンが登場。

他、シルエットマンモス、総裁専用列車チェルノボーグがユニットアイコンのみ登場。

用語

オーバーマン
シルエットマシン
オーバースキル
フォトンマット
エクソダス
ドームポリス
ヤーパンの天井
シベリア鉄道公社
略称はシベ鉄。正式名称はシベリア鉄道公社
シベリア鉄道警備隊

楽曲

オープニングテーマ
「キングゲイナー・オーバー」
作詞:井荻麟、作曲:田中公平、歌:福山芳樹
2000年代前期の作品なのに歌詞に主役機の名を連呼したり、キングゲイナーやサラやアナがゴーゴーダンスするというある意味斬新なOP。敵オーバーマンのラッシュロッド、ゴレーム、アンダーゴレームも踊っている。
『Z』『K』『第2次Z』で採用。
エンディングテーマ
「Can you feel my soul」
作詞:いのうえひでのり 作曲・編曲:岡崎司 歌:秘密楽団マボロシ
『Z』『K』で採用。
挿入歌
「ミイヤの祭り」
『Z』で採用。
「デビルズ・アイシング」
『Z』で採用。
劇中BGM
「ガウリ隊の隊列」
『K』で採用。

登場作と扱われ方

ガウリ、ベロー、アデットは原作ではオーバーマンに乗れなかったが、SRWシリーズでは敵オーバーマン(ラッシュロッドゴレームアンダーゴレーム『K』、メックスブルート『Z』、ドミネーター『K』)に乗り換えが可能。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
ランドルートではシナリオの中心となる。世界観から『ザブングル』とよく絡む。中盤では本作の語り草となっている告白イベントが再現された。
スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
XAN-斬-が登場。
第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
オープニング戦闘デモではサラ小隊(本作ではトライバトルシステムは無い)の合体攻撃がメインで主人公のゲイナーが援護攻撃の役で登場。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
もう一つの地球がほとんどキングゲイナーのそれだが、シナリオの再現度は低い。後半ではヤーパンの天井日本に飛ばされるという事態が発生する(もっとも戦争で荒廃していたが)。『Z』とは違い、頻繁に宇宙での出撃があるので適正の低いキンゲ機体には強化パーツのスラスターモジュール系は必須である(今作は地形適正の変動率が非常に大きいため。軽く集中を掛けるほどの違いがある)。ただ『K』ではキングゲイナー以外にもゴーダンナーゾイド等作品ごとに宇宙適正が低い機体が多いので、強化パーツが足りなくなるというジレンマも。

単独作品

スパロボ学園
スーパーロボット大戦X-Ω

主要スタッフ

制作
サンライズ(井荻スタジオ)
監督
富野由悠季
シリーズ構成
大河内一楼
キャラクターデザイン
中村嘉宏
西村キヌ(カプコン)
吉田健一
メカニックデザイン
安田朗
山根公利
音楽
田中公平

商品情報

DVDBOX

DVD

書籍

コミック

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